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最新モバイルソリューション

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最新モバイルソリューション
日本情報通信学会
東京支部シンポジウム
企業におけるモバイルソリューションの実際
株式会社チェンジ
髙橋 友憲
Copyright CHANGE Co., Ltd. 2014 All Rights Reserved.
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株式会社チェンジのご紹介
【参考】弊社プロフィール
弊社のミッションと事業内容
Change
People
 大手IT企業/SI事業者様向
けの人材開発サービス
 現場の強さを決める優秀な
“係長”を日本に量産
商号:
株式会社チェンジ
設立:
2003年4月10日
本店所在地: 東京都港区虎ノ門 3-17-1
TOKYU REIT虎ノ門ビル 6階
資本金: 4,850万円
 大手企業/ベンチャー企業向
Change
けのコンサルティングサービ
ス
Business
 日本企業の強みであるオペ
レーションを再強化
Change
Japan
 大手企業の成長戦略を
実現するサービス
 日本の秀逸なビジネス
モデルを新興市場に移管
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従業員数:約60名(2014年10月)
事業領域:
 人材開発サービス事業
 コンサルティング事業(主にモバイル領域)
 日系企業の海外ビジネス展開支援事業
<Good関連事業について>
日本国内唯一のGood Technologyの代理店であり、
モバイル活用コンサルティングとともにGood製品群を展開。
2014年4月より国内唯一(世界7社)のGood Professional Service
Providerの認定を取得。グローバルトップレベルの技術力で
Good製品群の導入、構築、サポートを提供中。
2
弊社のモバイルソリューション事業
 弊社は、現場での使いやすく、利用が促進されることを目的に、アプリケーション開発にとどまらず、コンサルコンサル
ティングメニューとして「iOS端末導入全体のご支援」「スマートデバイス向けセキュリティポリシーの策定支援」
「BYOD推進支援」など様々な面でお客様のモバイルソリューションを支援させていただいており、アプリケーション開発
においてもユーザー視点に重きをおいたアプリケーション開発を得意としております。
弊社支援メニュー
特徴
(A) モバイル
アプリケーション開発
 要件定義~全体テストまで、デザインワークを
含めて一貫して対応します
 これまでのBPRコンサルティングの経験を活
かして、業務改革をともなう案件にも対応可能
です
 業務設計から一貫して対応可能
 業務理解に基づくUIへの徹底したこだ
わり
 日本国内最大級の開発実績
(B) モバイル端末導入
支援コンサルティング
 モバイル端末の導入に際して、改革領域/テー
マの特定、用途開発、端末の調達、構成プロ
ファイル設計、MDM選定、キッティングなどの
導入フェーズから、運用までトータルでご支援
いたします
 モバイル端末導入の意思決定事項を
整理
 導入から運用までの一貫支援
(C) スマートデバイス
向けセキュリティポリシー
策定コンサルティング
 スマートデバイスの導入効果を損なわないよう
にするために、利便性と堅牢性のバランスをと
り、最適なポリシーの作成を支援します
 大手セキュリティベンダとの強力な
パートナーシップ
 国内有数の豊富なコンサルティング
実績
(D) モバイル
ソリューション導入支援
 Good for Enterpriseに代表されるモバイルソ
リューションの導入をご支援します。
 Mobile Iron、CLOMO等も扱っております。
 米国Good社をはじめ、各社との強力
なパートナーシップ
 日本での大規模導入実績
弊社 Good製品関連サービスのWebサイト = http://www.change-jp.com/consulting/good_for_enterprise.html
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モバイルソリューション導入事例
 各業界のトップ企業様へ多数の導入をしております。
金融機関
A社様
 他製品の乗換
政府系保険
E社様
 他製品の乗換
総合商社
I社様
 他製品の乗換
金融機関
B社様
 他製品の乗換
製薬メーカー
F社様
 他製品の乗換
総合商社
J社様
 他製品の乗換
金融機関
C社様
 グローバル展開
製造メーカー
G社様
 グローバル展開
製造メーカー
K社様
 新規導入
 グローバル展開
金融・保険
D社様
 他製品の乗換
 BYODの展開
総合商社
H社様
 BYODの展開
 グローバル展開
建設・製造
L社様
 他製品の乗換
 BYODの展開
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Agenda
1. 企業におけるモバイルのこれまで
2. 企業にとってモバイルソリューションとは
3. 企業におけるIT施策
4. モバイルソリューションの価値
5. アプリケーション導入の観点
6. これからのモバイルソリューション
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日本情報通信学会
東京支部シンポジウム
企業におけるモバイルソリューションの実際
1. 企業におけるモバイルのこれまで
2. 企業にとってモバイルソリューションとは
3. 企業におけるIT施策
4. モバイルソリューションの価値
5. アプリケーション導入の観点
6. これからのモバイルソリューション
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企業におけるモバイルのこれまで
 ふた昔前、企業における「モバイル」は何であったか?
 ひと昔前、企業における「モバイル」は何であったか?
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携帯電話~スマートデバイスへの流れ
 キーワードベースでこれまでの流れを振り返ってみましょう。
1G
2G
3G
4G
(アナログ)
(デジタル)
(IMT-2000)
(IMT-Advanced)
5G
?
サービスブランドが
主流のキーワード
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キーワードが
通信技術にシフト
スマートデバイス
全盛後に初めて
迎える次世代通信
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スマートデバイスとは?
 企業における定義を考えてみましょう。
“業務”の視点
における機能
通信モジュール
(必要な通信が可能である)
業務上必要な機能が行えるデバイスに通信モジュールが内蔵されており、
そのデバイス単体で一定の業務機能が完結することができうるデバイス
※様々な定義がありますし上記が厳密に正しくない場合もあります。一つの考え方、もしくは“話題のスコープとしての定義”としてあらかじめご了承ください。
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嵐が吹き荒れた3G時代
 現在の4Gに入るまで、3G時代はモバイルの世界にとって嵐が吹き荒れた
時代といっても過言ではありません。
通信方式
ブランド
通信周波数帯
コンテンツサービス
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日本情報通信学会
東京支部シンポジウム
企業におけるモバイルソリューションの実際
1. 企業におけるモバイルのこれまで
2. 企業にとってモバイルソリューションとは
3. 企業におけるIT施策
4. モバイルソリューションの価値
5. アプリケーション導入の観点
6. これからのモバイルソリューション
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企業にとってモバイルソリューションとは
 「ソリューション」とはよく使われる言葉ですが、実際には何でしょうか。
「ソリューション」の範囲は広い
大切なのは「ユーザー視点」
「ユーザー」は3種類
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3種類のユーザー
 企業の視点で考える場合、ユーザーには少なくとも下記の3種類があり、
それぞれの視点は異なります。
3種類のユーザー
ユーザー毎の観点
企業全体
 企業全体に照らして有効なソリューションか?
 自社のイメージと反しないか?
 自社の事業にとってプラスになると感じるか?
導入主管
 全社に受け入れられるソリューションか?
 検討、導入、運用が自組織で賄えるか?
 将来にわたっての導入効果が現実視できるか?
エンド
ユーザー
 使いやすいものか?(業務にプラスか?)
 得るものがあり、失うものがないか?
 導入により負担が増えるリスクを感じないか?
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それぞれの時代での企業メリット/デメリット
 それぞれの時代で企業が求めたメリット/デメリットを考えてみましょう。
1G
メリット
外出中に連絡がつく
外出中に発信できる
デメリット
高コスト
大きく重い機器
限られたエリア
2G
費用が下がり始める
携帯メール実現
データ通信聡明期
モデムとしての活用
エリア狭め
ナローコンテンツ
業務システムへの
直接接続は不可能
3G
4G
価格競争激化
定額制の一般化
通信容量UP
エリア充実
業務システムへの
接続が実現
買い手市場
大容量通信実現
インターネット接続
リッチコンテンツ
セキュリティ機能搭載
セキュリティが課題
外部アクセスの
ためのコスト増大
シャドーITの横行
情報漏洩リスク増大
SNS等,新リスク出現
デバイス管理が必須
それぞれのGenerationで企業が得られたメリットは大きいが、
デメリットの増大も同等以上のスピードで増え続けている。
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日本情報通信学会
東京支部シンポジウム
企業におけるモバイルソリューションの実際
1. 企業におけるモバイルのこれまで
2. 企業にとってモバイルソリューションとは
3. 企業におけるIT施策
4. モバイルソリューションの価値
5. アプリケーション導入の観点
6. これからのモバイルソリューション
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企業におけるIT施策
 企業におけるIT施策には大きなジレンマがあります。
起こしたい
イノベーション
(狙うメリット)
X
負わねばならない
リスク/負担
そして「防守先行」な判断に陥るケースがとても多い
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「負わねばならないリスク/負担」の例
 過去のPC導入を振り返ると下記のようなリスクや負担があります。
1人1台のPCを配置
PCをノート型へ変更
 ハードウェアの購入コスト
 デスクトップに比較して高価格
 ソフトウェアライセンス費用
 故障率UP
 操作習熟のための支援が大変
 周辺機器数増大、管理工数
 消費電力増大
 持出管理負担増大
 台帳管理工数増大
 持出対応の暗号化措置等の工数増大
 ヘルプデスク工数の激増
 コンプライアンス教育が大変
 ネットワーク費用の増大
 組織的な情報漏洩リスク対策の負担
 不就業時間の増大
 通信手段の配備
 通信コストの増大
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「防守先行」である例
 これまであった実際の「過剰防守」のモバイル導入の例です。
例①:PC用の環境に“ただアクセスできるだけ”
社内ExchangeへのモバイルアクセスにiPadを導入。
しかし「ただOutlook Web Accessを解放しただけ」のため、果てしな
く使いにくく、パフォーマンスも良くなく、結局活用されていない。
<原因>セキュリティの考慮やソリューション選定が「守る/防ぐ先行」
例②:パスワード要件が厳しすぎ
モバイルから社内システムにアクセスするためにモバイルを導入。
紛失リスクや情報漏洩リスクを勘案して、パスワードの複雑性を設計。
企業ガイドラインに沿うためには仕方がない、という判断をした。
結果、パスワードが増え、モバイルのUIでは入力が非常に煩雑なパス
ワード設定を強要することとなり、活用が進まない。
<原因>ユーザー視点やデバイス仕様の考慮が欠如した要件検討/決定
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「防守先行」にならないために
 実際の検討/導入で意識すべき代表的なポイントがあります。
ポイント
現場で気をつけるべき事項
目的に立ち返る
 そもそもの「目的は何か」を第一に進める
 技術や仕様で“できること”を検討するのではな
く“実現したい価値”を見失わない
ユーザー視点
“ちょうど良い”
を追い求める
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 導入側視点ではなく“エンドユーザー視点”
 技術視点ではなく、人間の視点
 現場への価値を意識(×負担 〇便利)
 ちょうど良い ⇒ 使いやすい
 使いやすい ⇒ 活用される
 活用される ⇒ 期待効果が出る
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日本情報通信学会
東京支部シンポジウム
企業におけるモバイルソリューションの実際
1. 企業におけるモバイルのこれまで
2. 企業にとってモバイルソリューションとは
3. 企業におけるIT施策
4. モバイルソリューションの価値
5. アプリケーション導入の観点
6. これからのモバイルソリューション
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モバイルソリューションの価値とは?
 実際にモバイルソリューションの価値を享受するのも、価値を創りだして
いくのも、実はエンドユーザーであると言えます。
 「防守先行」「技術先行」になってしますと、この主役であるエンドユー
ザーに期待した価値連鎖が起こらない事態になりかねません。
 しかし企業で導入するようなシーンでは、下記のような観点が価値を左右
します。
コスト
端末
通信
アプリ
端末の費用
保守費用
メンテ費用
耐用年数
機能
デザイン
使いやすさ
標準UI/UX
選択肢有無
WiFi
3G/LTE
契約形態
キャリア
接続性
既成/開発
専用/汎用
UI/UX
業務連携度
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日本情報通信学会
東京支部シンポジウム
企業におけるモバイルソリューションの実際
1. 企業におけるモバイルのこれまで
2. 企業にとってモバイルソリューションとは
3. 企業におけるIT施策
4. モバイルソリューションの価値
5. アプリケーション導入の観点
6. これからのモバイルソリューション
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企業における2つのアプローチ
 大きく分けて、下記の2つのアプローチがあります。
既存のITシステムの
モバイル化/対応
非ITで行っている
業務のモバイル化
PC等ではIT化されており、
既に利用され、浸透している
システムをモバイルでも使え
るようにする(対応)
もしくは完全にモバイル化し
てしまうアプローチ
紙による伝票作業や、冊子
配布による情報伝達など、
IT化されていない業務をモ
バイル化するアプローチ
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既存ITシステムからのモバイルを考える
 既にITシステム化されていると「モバイル化が一見簡単そう」に見えます。
 しかし、ユーザーインターフェイス(UI)、ユーザーエクスペリエンス(UX)の
観点を大事にしないモバイル化/対応は失敗します。
 いかにUI/UXの観点で「モバイルへの最適化を行うか」が重要です。
UIの観点
UXの観点
< いかに物理的制約を超えて最適化するか >
< いかにモバイルワーク現場に最適化するか >
 モバイル画面の物理的制約への対応
 屋内&デスクでの作業ではなくなる
 PCより小さい画面への適用
 日中の太陽光下で見えるか?
 スマートフォンはさらに小さい
 立ったままの操作を考慮してる?
 モバイル操作系への対応
 片手操作?両手が使える?
 モバイルは多くがタッチ操作
 電源の無い現場で利用時間は十分?
 標準のUI採用が良いとは限らない
 イメージ重視 or 質実剛健?
など
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など
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非IT業務からのモバイルを考える
 非ITからのモバイル化はハードルが高いと考えられがちですが、必ずしも
そうではありません。
 重要な事は「目的に対して愚直に要件を詰める」ことです。
 多くの場合、目的となるのは「スムーズな移行」や「利用/活用を促進する
こと」です。
例①:数字の入力UI
例②:紙帳票のUI
iPadでは標準UIはキーボード
or ドラムロールであるが、
この2種のUIはいずれも非IT
では馴染みがなく、非効率。
UI/UXの観点では「電卓型」
の操作系をあえて作成するこ
とが推奨される場合がある。
デバイスは多くの場合標準UI
やレイアウトを持っているが、
非ITからのアプローチでは
「あえて紙と同じレイアウト」
を操作系として採用するケース
もある。利用者の活用シーンの
UXを最優先した選択といえる。
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日本情報通信学会
東京支部シンポジウム
企業におけるモバイルソリューションの実際
1. 企業におけるモバイルのこれまで
2. 企業にとってモバイルソリューションとは
3. 企業におけるIT施策
4. モバイルソリューションの価値
5. アプリケーション導入の観点
6. これからのモバイルソリューション
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これまでのモバイルソリューションの印象
 コンサルティングを提供していて多く聞くこれまでのモバイルの考えです。
これまでのモバイルの考え
ありがちな観点
モバイルは
PCの代替
 PCと同じことはできないが、小さい&軽い
 PCより能力は劣るが安価で通信もできる
 使いにくいのはユーザーに我慢してもらおう
モバイルの目的
=ペーパーレス
 印刷を禁止して印刷コストを下げる
 モバイルなら情報流出防止が簡単にできそう
 冊子で配るよりはユーザーも助かるはず
モバイルは
データ入力向き
 外出先、移動中でも入力できて便利
 入力中心なら処理能力が低くても耐えられる
 パソコンキーボードが苦手でも直観的
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これからのモバイルソリューション
モバイルの活用は「IT非武装地帯」への適用が鍵
“データ”には質量や体積はない(この活用が鍵)
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まとめ
つまるところ、最終的に扱うものは「データ」である
「データそのもの」が価値を生むのではなく「どう使うか」である
つまり「データ」も「モバイル」も道具にすぎない
「道具」は“いつでも”“どこでも”簡単に必要なものが
取寄せられるようになっているべき
理想は取寄せ感覚なく「必要な全てがいつも手中にある」状態
そのために「何をしたいのか」「どうなったらいいのか」を
把握して愚直に取り組むことが望む価値に向かう道筋
Copyright CHANGE Co., Ltd. 2014 All Rights Reserved.
29
ご清聴ありがとうございました。
Change People,
Change Business,
Change JAPAN.
株式会社チェンジ 髙橋 友憲
E-mail : [email protected]
Copyright CHANGE Co., Ltd. 2014 All Rights Reserved.
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