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取 扱 説 明 書 - 東北海道いすゞ自動車

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取 扱 説 明 書 - 東北海道いすゞ自動車
≪自動車用薬液噴射装置≫
大型・
大型・中型トラック
中型トラック用
トラック用
型式 : C L - □ □ 0 0 7
取 扱 説 明 書
はじめにお読みください
東北海道いすゞ自動車株式会社
1.はじめに
クリンフット取扱説明書
はじめに
こ の 度 、 自 動 車 用 薬 液 噴 射 装 置 《 ク リ ン フ ット 》 を お 買 い 上 げ い た だ き 、 あ
りがとうございます。
こ の 取 扱 説 明 書 には 、 薬 液 噴 射 装 置 の 正 しい 取 扱 方 法 と 注 意 事 項 に つ
いて記 載 してあります。
この取 扱 説 明 書 をご一 読 の上 、つねに最 良 の状 態 で正 しく安 全 にご使 用
下 さい。
お読 みになった後 はいつでも取 り出 せるように保 管 し、わからないことがあ
ったときにお読 み下 さい。
取 扱 説 明 書 を紛 失 された場 合 は、お買 い上 げの販 売 店 にご注 文 下 さい。
尚 、品 質 ・性 能 向 上 のため、部 品 の変 更 を行 う場 合 があります。
その際 、本 書 の内 容 と一 部 異 なる場 合 がありますのでご了 承 下 さい。
保 証 について
キッ ト の 各 部 品 の 品 質 保 証 は 東 北 海 道 い す ゞ 自 動 車 株 式 会 社 が 行 い ま す 。
無 償 修 理 期 間 はキット購 入 後 1年 間 とさせていただきます。
取 り付 け作 業 にかかわる部 分 の品 質 保 証 はその作 業 を実 施 したところで行
ってください。
― 1 ―
2.目次
クリンフット取扱説明書
1.はじめに
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
2.目 次
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
3.取り扱い上の注意
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
4.《クリンフット》の特長
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
5.各部の名称と働き
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
6.使用していないときは
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
7.使用前の準備
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
8.薬液の噴射
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
9.一日の作業の後に
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
10.日常のお手入れ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
― 2 ―
3.取扱上の注意
クリンフット取扱説明書
注 意 事 項 について
この取扱説明書では特に重要と考えられる取扱上の注意事項について次のように表
示しています。
危 険
注 意 事 項 を守 らないと、死 亡 または重 傷 を負 うことになる
操 作 手 順 や状 況 を示 します。
警 告
注 意 事 項 を守 らないと、死 亡 または重 傷 を負 う危 険 性 が
ある操 作 手 順 や状 況 を示 します。
注 意
注 意 事 項 を守 らないと、怪 我 を負 う恐 れのある操 作 手 順
や状 況 を示 します。
重 要
注 意 事 項 を守 らないと、機 械 の損 傷 や故 障 の恐 れがある
操 作 手 順 や状 況 を示 します。
― 3 ―
4.《クリンフット》の特長
クリンフット取扱説明書
本 装 置 の特 徴
本装置は、運転席に乗ったままスイッチを操作して車を少し動かすだけで、各タイヤに
薬液を噴射することができるため、自動車のタイヤ消毒作業が軽減できます。
車両の圧縮空気を薬液の噴射に利用しているため、新たな動力が必要ありません。
本 装 置 の用 途
自 動 車 のタイヤを消 毒 するための薬 液 を空 気 圧 で噴 射 する装 置 。
本 装 置 の仕 様
タンク容 量
約 38リットル
タンク長
タンク直 径
タンク材 質
54cm
32cm
ステンレス
タンク最 大 許 容 圧 力
タンク重 量
1MPa
約 20kg
噴射能力
6輪 車 用
10輪 車 用
使用薬液
毎 分 約 10リットル噴 射
毎 分 約 13リットル噴 射
消毒用薬剤
重 要
塩 素 系 の薬 剤 は本 装 置 の腐 食 を早 めるだけではなく、車 体 やタイヤにも
悪 影 響 を及 ぼす恐 れがありますので、できるだけ使 用 しないでください。
重 要
薬 液 が凍 結 してしまうような状 況 では本 装 置 はご使 用 になれません。
寒 冷 地 でご使 用 のお客 様 は冬 場 の使 用 は避 け、『寒 冷 地 での使 用 の
注 意 』(本 書 15ページ)に従 い、凍 結 防 止 の対 策 を充 分 に行 ってくださ
い。
― 4 ―
5.各部の名称と働き
クリンフット取扱説明書
取り付け方法や取り付け状態は車両ごとに異なります。そのことをご理解いただいた上
でお客様の車両と本書を比較して確認してください。
1.圧 縮 空 気 を車 両 から取 り出 す部 分
②
① プロテクションバルブ
自動車のエア圧が設定圧力より高いときだけ
バルブが開き、薬液タンクに圧縮空気を送り
ます。
設定圧力以下になったとき自動車の機能低
下を防止するため、薬液タンクへの圧縮空気
の送りを止めます。
①
② ストップ弁付ワンタッチ継手
写真 1
チューブを抜 くと、圧 縮 空 気 の流 出 が
とまります。 チューブが挿 さっている時 だけ、圧 縮 空 気 が流 れま
す。
― 5 ―
5.各部の名称と働き
クリンフット取扱説明書
2.薬 液 タンク周 辺
① 薬液タンク
耐 腐 食 性 のあるステンレス製 です。
容 量 は約 38リットルです。
② 3方バルブ
本 装 置 の使 用 中 は薬 液 タンクに圧
縮 空 気 を送 り込 みます。
(10ページ図 6)
また、薬 液 タンクから圧 縮 空 気 を排
出 するときに使 います。(8ページ図 1)
③
②
①
写真 2
③ 薬液注入口
ここから薬 液 を薬 液 タンクに入 れます。(9ページ図 5)
薬 液 はタンクに1割 程 度 の空 間 を残 すように入 れてください。
④
⑥
④ 薬液送出元栓バルブ
本 装 置 の使 用 中 は開 きます。薬 液 タン
クから薬 液 を送 り出 す元 栓 です。
(10ページ図 7)
⑤
写真 3
⑤ ドレンバルブ
薬 液 タンク内 に残 った液 体 を抜 くときに
開 きます。(13ページ図 10)
⑥ 薬液タンク液面ゲージ
薬 液 タンク内 の内 容 量 を確 認 できま
す。
⑦
⑦ ストレーナ
噴 射 ノズルの目 詰 まり防 止 用 のフィ
ルターです。定 期 的 に分 解 清 掃 して
ください。(14ページ図 11)
写真 4
― 6 ―
5.各部の名称と働き
クリンフット取扱説明書
3.電 磁 バルブ
噴 射 を制 御 するバルブです。
電 気 製 品 なので洗 車 するときに強 く水 を
かけないでください。
写真 5
4.噴 射 ノズル
薬 液 噴 射 専 用 の固 定 ノズルです。
タイヤ1本 毎 に1個 づつ配 置 してい
ます。万 一 詰 まったときは分 解 清 掃
してください。
(14ページ図 12)
写真 6
5.足 元 ノズル
足 回 り(靴 など)を消 毒 する噴 射 ノズルで
す。
写真 7
― 7 ―
6.使用していないときは
クリンフット取扱説明書
装 置 を使 用 していないときは薬 液 タンクの圧 力 を抜 いてください
3方 バルブのレバーを起 こして薬 液 タ
ンク内 の圧 縮 空 気 を抜 いてください。
(図 1)
注 意
圧 縮 空 気 が完 全 に抜 けて圧 力 が無 くな
るまでしばらく時 間 がかかります。
完 全 に抜 けるまで待 ってください。
図1
ゴミがたまらないようにキャップをしてく
ださい。(図 2)
図2
足 元 ノズル用 バルブは閉 じてください。
(図 3)
図3
― 8 ―
7.使用前の準備
クリンフット取扱説明書
1.薬 液 を注 入 する
① 薬 液 注 入 作 業 の前 に、3方 バルブのレバーが起 きていて、タンク
内 に圧 力 が残 っていないことを確 認 してください。
(8ページの図 1参 照 )
② ドレンバルブが閉 じていることを確
認 してください。(図 4)
③ 薬 液 注 入 口 を開 き、薬 剤 の取 扱
い指 示 に従 って作 った薬 液 を薬
液 タンクに注 入 します。(図 5)
薬 液 の量 はタンクに1割 程 度 の空
間 が残 る程 度 にしてください。
図4
注 意
薬 液 タンクが液 体 で満 たされたとき、薬
液 注 入 口 及 び3方 バルブから勢 いよく吹
き出 すことがあります。
図5
④ 薬 液 注 入 口 を閉 じます。
警 告
薬 液 の濃 度 は薬 品 で定 められている濃 度 を厳 守 してください。
必 要 以 上 に高 濃 度 の薬 品 は、薬 液 タンクやその他 の装 置 の腐 食 を早
めるだけでなく、人 体 や周 囲 の環 境 に対 して悪 影 響 を及 ぼします。
粉 末 の薬 剤 を使 う場 合
粉 末 の薬 剤 を水 に溶 かして使 う場 合 、溶 け残 りがストレーナや噴 射 ノ
ズルの目 詰 まりの原 因 になります。 別 の容 器 で薬 剤 を溶 かしてから
薬 液 タンクに入 れるようにしてください。
― 9 ―
7.使用前の準備
クリンフット取扱説明書
2.圧 縮 空 気 を薬 液 タンクに送 り込 む
3方バルブのレバーを倒し、圧縮空気を薬液
タンクに入れます。(図6)
図6
車 両 のエア圧 力 が低 いときはプロテクションバルブが閉 じていて圧 縮
空 気 が入 ってきませんが、エンジンをかけてしばらくすると圧 力 が上 がり
プロテクションバルブが開 いて圧 縮 空 気 が薬 液 タンクに入 ってきます。
3.薬 液 元 栓 バルブが開 いていることを確 認 してください (図 7)
こ れ で 、 運転席の ス イ ッ チ を 入 れ れ ば 薬
液 が噴 射 されます。
噴射するときは周囲の安全に十分注意してく
ださい。
図7
― 10 ―
8.薬液の噴射
クリンフット取扱説明書
1.タイヤに薬 液 を噴 射 する
① 自動車を停止します。
② 自動車の周囲の安全を十分に確認します。
③ 運転席内の 《クリンフット》 のスイッチを入れます。
サイドミラーなどで薬液が噴射されていることを確認してください。
④ 自動車を動かします。タイヤが一回転以上回るように動かしてください。
通常大型車でタイヤが一回転するのには3m以上必要になります。
⑤ 自動車を停止します。
⑥ 運転席内の 《クリンフット》 のスイッチを切ります。
危 険
一般走行中は危険ですので絶対に使わないで下さい。
薬液は勢いよく噴射されます。周囲に人や車のいないことをよく確かめてからご使
用ください。
安全確認は薬液を噴射しながらタイヤ一回転分以上自動車を動かすことを考えて
十分に行ってください。
― 11 ―
8.薬液の噴射
クリンフット取扱説明書
2.足 元 ノズルで薬 液 を噴 射 する
① 足元ノズル用バルブを開くと薬液が噴射
します。(図8)
② 足回りの消毒が終わりましたら、バルブを
閉じます。
図8
万 が一 薬 液 が、誤 って目 や口 や鼻 に入 ったり皮 膚 に触 れてしまった
場 合 は、ご使 用 の薬 品 の指 示 に従 い速 やかに洗 い流 したり医 者 に診
てもらったりしてください。
― 12 ―
9.一日の作業の後に
クリンフット取扱説明書
薬 液 タンクに残 っている薬 液 を全 て抜 いてください
薬 液 タンクに薬 液 を残 したままにするとステンレス製 タンクでも腐 食 が
早 まります。 長 く安 全 にご使 用 いただくためにも作 業 のあとは薬 液 を
抜 いてください。
① 3方 バルブのレバーを起 こして薬 液
タンク内 の圧 縮 空 気 を抜 いてくだ
さい。(図 9)
注 意
圧 縮 空 気 が完 全 に抜 けて圧 力 が無 くな
るまでしばらく時 間 がかかります。
完 全 に抜 けてから次 の作 業 に進 んでくだ
さい。
警
図9
告
薬液タンク内に圧力が残っている状態で、薬 液 注 入 口 を 開 け な い で 下 さ い 。
圧 縮 空 気 や 薬 液 が 激しく吹き出し大変危険です。
② ドレンバルブを開 けて薬 液 タンク内
の液 を抜 いてください。(図 10)
薬 液 の廃 棄 は薬 剤 の取 扱 い指 示
に従 っておこなってください。
図10
― 13 ―
10.日常のお手入れ
クリンフット取扱説明書
1.薬 液 ストレーナの掃 除 は定 期 的 に行 ってください (図 11)
①薬 液 タンクの圧 力 を抜 きます。(8 ページ 図 1参 照 )
②ストレーナの入 り側 の継 手 を 2 面 幅 10mmのスパナで
押 しながらチューブを抜 きます。
③ストレーナ本体のねじをゆるめて分解しま
す。
④メッシュの部分を水洗いし、汚れや目詰まり
を取り除きます。
⑤ 洩れのない程度に締めてください。
強く締めすぎないように注意して下さい。
図11
目 詰 まりをおこしたまま使 用 を続 けると充 分 な薬 液 の噴 射 が行 えない
ばかりではなく、故 障 の原 因 にもなります。
2.噴 射 ノズルの掃 除 (図 12)
ノズルがつまったときは先 端 部 分 をゆ
るめて分 解 して掃 除 してください。
3.噴 射 ノズルの調 整
図12
ノズルを回 し、タイヤのトレッド幅 から薬 液 があまり飛 び出 さないよう
に調 整 してください
― 14 ―
10.日常のお手入れ
クリンフット取扱説明書
3.寒 冷 地 での使 用 の注 意
重 要
凍 結 の恐 れがある場 合 には、本 装 置 は使 用 できません。
下 記 の説 明 に従 い、凍 結 防 止 の対 策 を充 分 に行 ってください。
凍 結 のおそれのある場 合 使 用 をとりやめてください。
カラの状 態 の薬 液 タンクに不 凍 液 を入 れて噴 射 作 業 を行 っていただ
き(足 元 ノズルも)、装 置 全 体 に不 凍 液 を通 して下 さい。
4.長 期 間 使 用 しないとき
長 期 間 使 用 しないときは、装 置 内 の薬 をできるだけ洗 い流 してくださ
い。
タンクに真 水 を満 たしてから、全 部 を噴 射 して出 す作 業 (足 元 ノズル
も)を2、3度 行 えば良 いでしょう。
その後 、装 置 全 体 をカラの状 態 にして下 さい。
― 15 ―
クリンフット取扱説明書
東北海道いすゞ自動車株式会社 環境事業部
080-0010 帯広市大通南 7 丁目 8 番地
TEL (0155) 24-1219
最終改訂:
FAX (0155) 24-1233
2011 年 12 月
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