...

Monthly Monthly Tax Column Column

by user

on
Category: Documents
18

views

Report

Comments

Transcript

Monthly Monthly Tax Column Column
<2013 年 2 月>
Monthly Tax Column
今月のテーマ
平成24年分の所得税の確定申告について
テーマの解説
(1)所得税の確定申告をする必要がある方は次のような方になります。
)所得税の確定申告をする必要がある方は次のような方になります。
① 給与所得がある方
(イ) 給与の収入金額が2,000万円を超える。
(ロ) 給与を1か所から受けていて、総所得金額(給与所得、退職所得を除く)の合計
額が20万円を超える。
(ハ) 給与を2か所以上から受けていて、年末調整をされなかった給与の収入金額と、
総所得金額(給与所得、退職所得を除く)との合計額が20万円を超える。
(ニ) 同族会社の役員やその親族などで、その同族会社から給与のほかに、貸付金の利
子、店舗・工場などの賃貸料、機械・器具の使用料などの支払いを受けているも
の。
(ホ) 給与について、災害減免法により源泉徴収税額の徴収猶予や還付を受けた。
(ヘ) 在日の外国公館に勤務する方や家事使用人の方などで、給与の支払を受ける際に
所得税を源泉徴収されないこととなっているもの。
② 公的年金等に係る雑所得のみの方
公的年金等に係る雑所得の金額から所得控除を差し引いた結果、残額がある方は確定申告
が必要です。
ただし、公的年金の収入金額が400万円以下である場合には、所得税の確定申告は必要
ありません。(また、所得税の確定申告書の提出が不要の場合であっても、還付を受ける
ための申告書を提出することができます。)
③ 退職所得がある方
退職所得については、一般的に退職金の支払いの際に支払者が所得税を徴収する源泉徴収
だけで所得税の課税は済まされます。ただし、外国企業から受け取った退職金など源泉徴
収されないものについては確定申告が必
収されないものについては確定申告が必要です。
(2)所得税の還付申告をすることができる給与所得者は次のような方になります。
)所得税の還付申告をすることができる給与所得者は次のような方になります。
確定申告の必要のない給与所得者でも「雑損控除」
「医療費控除」
「寄付金控除」
「住宅借入
金等特別控除(年末調整で控除を受けている場合を除く)」などで源泉徴収された税金があ
る場合には還付を受けるための還付申告をすることができます。
1
2月の税務スケジュール
2/1
・平成24年分贈与税の申告開始日(平成25年2月1日から平成25年3月15日ま
で)
2/12 ・平成25年1月分の源泉所得税の納付
・平成25年1月分の源泉
2/18 ・平成24年分所得税の確定申告開始日(平成25年2月18日から平成25年3月
15日まで)
2/28 ・12月決算法人の確定申告(法・消・事・住・事所)申告・納付期限
月決算法人の確定申告(法・消・事・住・事所)申告・納付期限
・6月決算法人の中間申告(法・消・事・住)
月決算法人の中間申告(法・消・事・住)、予定納税 申告・納付期限
・3,6,9,12月決算法人
月決算法人、個人事業者の課税期間3カ月ごと短縮にかかる消費税確定
の課税期間3カ月ごと短縮にかかる消費税確定
申告 申告・納付期限
・法人、個人事業者の課税期間
法人、個人事業者の課税期間1カ月ごとの短縮にかかる消費税確定申告
カ月ごとの短縮にかかる消費税確定申告 申告・納
付期限
・消費税の年税額400万円超の3
・消費税の年税額400万円超の3,6,9月決算法人、個人事業者の3カ月ごとの中間
月決算法人、個人事業者の3カ月ごとの中間
申告、予定納税 申告・納付期限
・消費税の年税額が4,800万円超の
消費税の年税額が4,800万円超の11,12月決算法人を除く法人・個人事業者
12月決算法人を除く法人・個人事業者
の1月ごとの中間申告(10
の1月ごとの中間申告(10月決算法人は2か月分)
予定納税 申告・納付期限
・固定資産税(都市計画税)の第4期分の納付
税務情報
世界の間接税率の平均は 15.50%
15.50
法人税率は 0.09%低下の 24.43%
%
KPMG インターナショナルが発表した「2012
インターナショナルが発表した「
年世界法人税・間接税調査」では、ここ数
年、各国は、歳入を高めるために間接税率を引き上げる一方、国外からの投資を促進する
ために法人税率を引き下げようとする傾向にあると指摘
ために法人税率を引き下げようとする傾向にあると指摘しています。今回は、
。今回は、130 ヵ国を
対象に 2012 年末時点の情報に基づいて作成されています。
年末時点の情報に基づいて作成されてい
今回の調査によると、世界の間接税率の平均値は 0.17%上昇して 15.50%となり、
15.50
なか
でもアフリカとアジアでは、それぞれ 14.17%から 14.57%、11.84%から
%から 12.24%へと著
しく上昇しています。
一方、世界の法人税率の平均値は、
方、世界の法人税率の平均値は、2012 年 1 月から 12 月末までに 0.09%低下して
24.43%となり、また、2013
2013 年の予算案に法人税率の引下げが盛り込まれている国もある
ため、さらなる低下が見込まれてい
ため、さらなる低下が見込まれています。
2012 年において法人税率の最高は「アメリカ合衆国」の 40%、
%、続いて「日本」の 38.01%。
また、法人税を有する国のうち、
「モンテネグロ」の法人税率が9%で最も低く、
「セルビ
ア」、「キプロス」、「パラグアイ」、「カタール」などの国々が 10%で続く。間接税率につ
%で続く。間接税率につ
いては、「ハンガリー」が 27%で最も高く、次いで「アイスランド」が
27
いで「アイスランド」が 25.5%、
「スウェ
ーデン」、
「デンマーク」、
「ノルウェー」、
「クロアチア」が 25%で続いてい
%で続いています。対して、
間接税の最低税率は「アルバ」の 1.5%、次いで「日本」
%、次いで「日本」、
「カナダ」、
「イエメン」、
「ナイ
ジェリア」などの国々の5%が続
ジェリア」などの国々の5%が続きます。
2
Fly UP