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通院中の慢性疾患患児の日常生活

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通院中の慢性疾患患児の日常生活
原
著
通 院中 の 慢 性 疾 患 患 児 の 日 常生 活
一 学 校生活 お よ び療養行 動の 実際と 気持 ち
田
武
丸
外 来 通 院 を 続 けて
る 慢 性 疾 患 患児 ( 糖 尿 病
い
悪性腰痛
,
に 在 籍 す る 小 学 4 年 生 か ら高 校 3 年 生 を 対 象 と し て
患 に よ る特徴を知 る
こ
とが 明 らか に な
た
。
慢 性疾患患児 は
,
こ
1
・
っ
,
腎疾 患
,
J
,
-
淳
子
●
兼
松
百合子
光
恵
●
中
村
伸
枝
( 千 葉 大 学 看 護 学 部)
内
田
雅
代
( 長 野 県 看 護 大 学)
L 、疾 患
気管支噂息
,
・
古
て ん か ん の 6 疾患)
,
で
学 校 生 宿 や 療 養 行動 を 含 む 日 常 生 活 の 実 際 と 気 持 ち を知 り
と を 目 的 と し て 質 問 紙 調 査 を行
6 疾 患 あ わ せ て 2 2 0 名 か ら の 回 答 を得
た。
っ
日常生活 に お い て 清潔習慣の 実施率 が高く
普通 校
,
さ らに疾
,
分 析 し た 結果
,
以下
,
そ の 他 疾 患 管 理 に 必 要 な 日常 生活 行 動 の 実施 率が
,
佳 由理
谷
高か
の
っ
た。
2
学 校生活 に おい て
・
悪性腫療患 児や 腎疾患患児 は欠席 日数が多く
,
じ経 験 を す る こ と が 困難 で あ
3
たが
い
療 養 行動 4 項 目 ( 食 事
,
運動
,
たが
,
食事
,
・
施度 も比較的高 か
が 多か
5
検査
っ
て い
注射
,
・
っ
h
s c
ol
o
lif e
:
c
lf- c a
s
,
理解 して く れ る人 と して は
っ
た
、
に
e
h
r e
n
i c a ll y ill
r
ac
o
r
p
い
ては
い
親 友が 多
,
,
莱
,
友 人 と の 違 い や 否 定 的 な 気持 ち を表 現 す る 患 児
自立 し た 行 動 が と れ て
,
へ
の
適 応 を促 進 す る た め に
c
hil d r e n
学校 生括
,
の
へ
参 加 状 況 を 把 握 す る と と も に 患児 の
。
際と そ の 気持 ち を知 り
,
,
さ ら に 疾患 に よる 特徴 を知 る。
ti c e
.
研 究方法
これま で
:
千 葉県 内の 大学病 院
国立 病 院
小 児専門病院
,
お よ び 三 重 県 内 の 大 学 病 院 の 各 専 門外 来 に 定 期 的 に 通 院
外来通院や 短期間
中の 糖尿病
入 院治 療 を 受 け な が ら 日 常 生 活 を 送 る 患 児 が 増 加 し て
て んかんの
1
い る
)
いた
2)
学習
の
学校生括 を 中心 と し た 日常
,
校 3 年生 を 対象 と し た
研究方法
へ
も多 い と 思 わ れ る
の
。
我々 は
,
慢性疾患
適応 を促進 する た め の 援助方法を 検
ま ず通院 中の 患児 の 生活 の 実態を 知り
本研 究 に 取り組ん だ
研究目 的
つ
い て
調査 に 先立 ち
,
患児 の 外来受診
,
っ
て い る慢性疾患
学校生 活や 療養行動 を含 む 日常生活 の 実
千 葉 看 護 学 全 会 誌 V O L 3 N o 1 1 9 97 6
.
.
.
,
ち な ど を問 う も の で
。
いの
方法
・
質 問紙
の
へ
,
先行研 究
た。
質 問 紙 は学 校 生 括
そ れ に 対 する気持
,
結果
3)
4
)
5)
,
所要時間等
関 する質 問紙
,
に
基 づ き作
記入 は原 則 と し て 患児自身 に よ る
家族 に 対 し て
その 他患児 の 病歴
研究参加
待 ち 時間を利用
必要 に 応 じ て 研究者 が 説明 を加え た
に
,
診察
っ
の
き添 う
に付
の
や 療 養 行 動 を 含 む 日常 生 活 の 実 際 と
添
外来通院 を続 けな が ら社会生活 を送
気 管 支瑞 息
,
。
同意 が 得 ら れ た 対 象 に 対 し て
成した
。
心疾 患
,
家族 な ら び に 患児本人 に 研究 の 趣 旨を説 明し
と と し,
患児 に
:
腎疾患
し て 質問紙 に よる 調査を お こ な
,
.
,
普 通 校 に 在 籍 す る 小学 4 年 生 か ら 高
,
こと
討す る に あ た り
,
同年代 の 友
,
患児 で
の
患児 の 社会生活
た い と考 え
て
悪性腫癌
,
さ ま ざ ま な療養行動 を実 施 し っ づ け て い く
,
困難 な
,
っ
機会 が保 障さ れ る こ と は健全 な
成長発 達 に 不可欠 で あ る が
に は
,
学齢期 に ある患児 に と
に
ふ れあ いや
生活 の 中で
,
慢性疾患患児 の 中で も
特
。
人との
64
養護教諭
長期入院 を余儀 な
くされて
Ⅱ
で
身体 の ため に必要 と考え る患児 が 多く
,
な い こ とが 多 い た め に療養行動 の 必要性が 理 解 で きず
対象
近年 の 医療 の 進歩 に 伴 い
の
つ
腎疾 患 患児 で は
は じめ に
.
担任 に次 い
,
。
Ⅲ
I
参加度 が低 い な ど友人 と同
た。
学 齢期 にあ る慢性疾患患児 の 社 会生活
W O R DS
・
内 服 ( 吸 入))
気 持ちを重視 した看護援助 の 必要 性が 示唆 され た
K E Y
る人
運動共 に制限 の 掛
病 名 を知 ら さ れ て
,
な い 場合が 多 か
・
の
。
て ん か ん 患児 は
・
い
6
た
っ
っ
とを知
こ
て ん か ん患 児で は い ずれも少な か
,
体 育 の 授業や 行事 へ
,
。
学 校生括 に お い て患児 の 病気 の
・
く挙 げ られ て
4
た
っ
家族構成
,
調査時 の 病 状
。
ま た付 き
家族 の 健康状態
へ
,
の
こ
通院
,
記入 を依 頼 し た
治療処方等 に
つ
。
い て
診療記録 な ら び に 主治医か ら情報 を得 た
日常生活 に お け る ス ト
状況 な ど に
トの
,
)
た
6
い て の
周 囲の 人か ら の
,
実態調査 を 実施 し
そ れ ぞ れ健康児 と の 比較 を 行 い
い て は
つ
つ
体験
レ ス
同時 に 患児 の
。
サ ポ
家族背景 で は
め
ー
自営業 や
,
パ
そ の 結果 に
で
,
別 に 報告 し
時 間 は60 分 以 内 が 7 5 %
7)
っ
。
統計 を 用い
:
得 ら れ た回答 に
て
分析 を行
いて は
つ
疾患 ごと に 記述
,
結
.
内訳を 表1
生8 2 名
,
:
。
高 校 生72 名
,
腎疾患
,
占め
一
,
次
計2 2 0 名 の 対 象 を 得 た
腎疾 患4 7 名 で あ
い で
っ
糖尿 病 が
。
悪 性 腫 痘 で は 白 血 病1 9 名
腎 炎 が 各11 名 で あ り
性 疾 患 が2 2 名
,
ネ フ
,
,
ロ
た。
悪性 リ
ー
ゼ
い た
。
腫
ン パ
症候 群
・
心疾患 で は川崎病 な どの 後 天
,
は
が多か
心 房 中 隔 欠 損 な ど の 先 天 性 疾 患 が1 1 名 で
に
た。
外来通 院
験 し て おり
1 年 間 で 最 も長 か
っ
た入院期間 は
中9 名 が 2 週 間以内 で あ
名 は 1 か月以 上
,
ま た て ん か ん 患児 で は入院経験
い た。
者は2 名の みで あ
日常生 活上
っ
た。
起床時 間は 6 時か ら 7 時台 が最 も
:
就寝 時 間 は ば ら つ き が 大 き か
,
気をっ けて
,
い る こと に つ い て
計
示 し た11 項 目 の 実 施 状 況 を 質 問 し た と
小 学 生
16
5
66
は毎 日 入浴
中 学 生
18
20
14
4
ll
15
82
う が い や 手洗 い をす る
高 校 生
23
7
25
4
7
6
72
な い よう に 気 を っ け る で あ
計
51
36
47
26
34
26
220
み ると
・
シ ャ ワ
入浴
,
た。
( 人数)
糖尿病
n
-
51
≡
■
■
ri
妊屈
,
n
-
36
腎疾患
n
-
47
噂息
n
-
26
心疾患
n
-
34
てんかん
n
-
26
李鵬
-
-
-
-
-
-
1
2
10
1
4
1
0
1 か月 に1 回
2 か月 に1 回
45
ll
44
6
2
2
0
0
0
2
2
3
0
8
0
12
16
19
0
0
0
0
13
0
3
0
2
2
0
2
1 年に 2
4 回
1 年に 1 回
-
無回答
7
0
0
0
0
気持 ち ( 重複 回答)
身体 の た め に必要
何と もな い
仕方が な い
勉強 が遅 れ る
友達と 違う の で 嫌
め ん どう
つ
らい
い
や
その他
8
田
6
12
3
ll
9
2
13
0
12
23
12
7
4
6
14
3
6
0
が い
・
( 5 位)
べ
る ( 5 位)
4
2
2
3
5
0
0
1
2
0
2
0
2
0
2
0
0
1
2
2
・
っ
っ
心疾患 患児
,
る ( 4 位)
手 洗 い ( 3 位)
などがあ
たが
て いる
,
( 3 位)
い
の
早 期治 療
鳴息患児 の 帰宅後
,
た。
っ
っ
ま た悪性腫疾
た。
で あ
っ
(表4)
い る患
児 は3 9 %
,
名と
学習塾 に
た。
:
最近 1 年間 の 総欠席 日 数
腎 疾 患 患 児47 名 中14 名 と 喋息 患 児2 6 名 中1 3 名 は 1 週
間か ら 3 か月
上欠席 し て
つ
習 い 事 を して
い て
虫歯
の
ア ル バ イ ト を し て い る 患 児 は1 0
患 児 は34 %
学校生活 に つ
は
,
っ
糖尿病 患児
,
手洗
・
患 児 は全 項 目 の 実 施 率 が60 % 以 上 で あ
少なか
実施率 で あ
悪性腫癌患児 の 帰 宅後 の う
べ
学外活動 と し て
2
・
と け が や 出血 の な い よ う に す る
と何 で も よ く食
の うがい
通
け が や 出血 し
,
の
腎疾 患 患 児 の 帰 宅 後 の う が い
,
帰宅後
,
疾患別 に 上位 5 項 目を
全 体 で も8 5 % か ら95 %
,
手 洗 い ( 4 位)
( 3 位)
,
2
た。
に
上位 5 項 目
,
お よ び 歯磨き は い ず れ も1
ー
と 無 理 を し な い ( 4 位)
1 週間 に1 回
1 か月 に 2 回
っ
っ
表3
,
歯 磨き をす る
,
め を短 く切 る
つ
,
こ ろ
そ の 他疾患管 理 に 関連す る も の と し て
何 で もよく食
の
を浴 び る
ー
シ ャ ワ
・
位を 占 めて お り
頻度 と外来通 院に対 する 気持 ち
ま た最近
。
腎疾 患 患 児 の 1 8 名 中 9
,
18
外来通院の
対す る気持 ち
い と答え た患児
悪 性 腫 疾 患 児15 名 中 7 名 は 3 か 月 以 上
入 院を経験 して
の
たが
っ
喋息
表2
長
,
糖 尿 病 患 児 で は13 名
,
8
腎疾患
に
入 院が 6 回 に わ た る患児 も い た
,
9
_
てんカ坑
回が 大部分
最近 1 年間 に 入院 を経
,
1.0
糖尿病
屈-F
悪性
腎 疾 患 患 児1 4 名 は 勉 強 が 遅 れ る と 答 え て
,
悪 性 腫 疾 患 児 の 3 6 名 中1 5 名 は
た0
■
≡
に1
患 児 は年間数回
心疾患
■
,
1 か 月 に 2 回 が1 0 名 と 最 も
,
っ
多 く89 % を 占 め て い た が
患 児の背 景
患児 自身の 外来通院頻
必要 あ る い は仕方 が な
日 常生 活 に つ い て
表1
%
通院 に 要 する
,
に よりさま ざまで
てんかん の
心 疾患や
% を占
い た。
た。
っ
たが
っ
た。
頻度 は疾患
受診 が 多か
際の
の
身体 の た め
,
ま た 糖尿
方 気 管 支 鳴息 で は 小 学 生 が 69 % を 占 め て
,
中学
,
患 児 で は 中 高 生 が80 か ら83 % を
腎 疾 患 で は 慢 性 腎 炎1 6 名
,
Ig A
あ
,
た患 児の 疾患 お よ び年齢別 の
っ
6 疾 患 あ わ せ て 小 学 生66 名
て んかんの
,
お も な疾患 は
10 名
対象 と な
示した
に
51 名 と 最 も多 く
柄
期休暇
果
っ
い が5 2
い る 母 親 は5 2
糖 尿 病 や 腎 疾 患 の 患 児 は月
,
を 占め て い た。
対象の 背景
で あ
腫疾患児 は過 に 1 回が 7 名
頻度 が高く
た。
っ
含 め て 仕事 を して
外 来 通 院 方 法 は 車 利 用 が5 7 %
度 を表 2 に 示 した。
分析 方法
Ⅳ
トを
ー
,
あ
た。
患 児 を含 む 2 人 き ょ う だ
,
,
悪性 腫 疾 患 児 で
い た。
糖尿病 や て
ん かん の
も参加す る患児 の 割 合が 高か
内容
に よ り参加
する が14 名
,
は3 6 名 中1 1 名 が 3 か 月 以
っ
たが
瑞息患児
千葉看護学会 会誌 V O
L
.
3
患児 で は体育 に
い
心疾患患児 で は
,
で は体調 に よ る が
N
α1
19 97 6
.
65
日 常 生 活 上 気 を つ け て い る こ と ( は い と答 え た 人 数)
表3
6 疾患
220
糖尿病
☆ 1 59
30
規則正 しい 生活 をす る
1 21
29
23
27
好き 嫌 い
1 32
32
24
27
ll
26
31
項
目
n
帰宅後
う が い や手 洗い をす る
,
な く 何 で も 良く 食 べ る
け が や 出血 し な い よ う に 注 意 す る
無理 を した り
睡 眠 を充 分 に と る
毎 日入ぬo
シ
-
n
☆
☆ 1 40
疲 れ た り しな い よ うに する
,
-
を浴 び る
n
☆
30
☆
20
24
22
48
☆
37
歯磨き をきちん とす る
☆ 196
☆
44
虫 歯 を早 め に 治療 す る
128
☆
35
にき び を
106
☆
-
☆
息
噂
47
n
38
☆
心疾 患
26
-
てんかん
34
n
20
22
☆
1串
17
-
n
26
-
19
10
24
☆
14
18
21
37
15
19
14
29
13
21
17
☆
19
☆
34
☆
41
☆
24
☆
31
25
☆
35
☆
18
☆
23
☆
32
☆
43
☆
24
☆
31
☆
☆
31
13
☆
29
☆
20
22
14
13
☆
19
24
☆
15
22
一
ぶ した り虫刺 さ れをか か な い
つ
n
29
☆
-
腎疾患
36
131
☆ 153
ワ
ャ
つ
-
・1 2 9
☆ 202 .
r
め を短 く 切
☆
25
て おく
つ
悪性腫癌
51
21
17
☆
表4
学校生活
へ
の
上位 5 項目
:
参 加状 況 と 気 持 ち
( 人 数)
6 疾患
n
糖尿病
220
-
n
-
51
悪性腫癌
n
-
36
腎疾 患
n
-
47
噂
n
息
心疾患
26
-
n
てんかん
34
-
26
-
n
通 学 状況
毎日
1 週間 に数 日
は とん ど行 つ て い な い
20 2
43
30
44
25
34
2
2
0
0
0
0
9
1
6
0
1
1
0
0
E]
12
21
23
14
10
8
3
5.
3
1
0
26
過 去1 年間 の 欠席 日数
1 週間未満
1 週間
1 か月
1 19
25
17
1 か月未満
57
16
6
3 か 月未満
10
0
1
14
2
ll
1
0
0
0
126
43
18
ll
15
19
20
37
2
6
12
0
15
2
37
5
5
12
12
0
3
14
1
7
5
0
0
1
147
33
17
39
18
21
19
40
3
5
24
1
7
0
-
-
3 か 月以上
体育 へ
の
参加状況
つ も参加
内容に よ つ て 参加
体調 に よ つ て 参 加
い つ も見学
い
ク ラ ブ活動参加者
行事
*
の
へ
参 加制限 あり
学校生 活に 対す る気持ち
た の しい
108
21
21
21
16
17
12
お も しろ い
ふ つ う
77
10
14
18
10
20
5
58
14
10
15
10
5
つ
ま らな い
14
3
0
5
4
1
3
3
つ
らい
6
0
0
0
0
2
4
い
や
5
2
0
0
1
2
17
5
1
0
7
1
1
2
3
0
0
1
0
1
1
特にな し
その他
*
12 名
ま た 悪 性 腫癌 患 児1 1 名 と 腎疾 患 患 児2 4 名 は 内 容 や
,
体調 に よ る と して お り
,
腫疾患児 と 腎疾患患児が それ ぞ れ 7 名
悪性腫疾患児 は
たなか
っ
た。
ク ラ ブ活動
ま た 学校行事
児 は2 4 名 と 多 く
66
,
,
激
しい
ら れ て い た。
も見 学 と 答 え た 患 児 は 悪 性
い っ
へ
,
5 名 で あ
っ
た。
参 加 が1 7 名 と 半 数 に 満
へ
の
の
参加制 限が あ る 腎疾患患
運動 を伴 う もの
千葉看護学 会会誌 V O L 3 N o 1
.
.
へ
の
1 9 97 6
.
参 加を 禁 じ
重複回答
:
学校生活 に 対 する 気持 ち は
し ろ い と答 え た患児 が
多か
っ
全体 と し て 楽 し い
,
たが
一
,
方
ど否 定 的 な 気 持 ち を あ げた 患 児 も い た 。
の
人間関係 に
つ
い て
( 表5 )
は,
っ
いや な
,
学校生活 の 中 で
こ と を知
病気 の
る 人 と し て 担 任 を あ げ た 患 児 が 最 も多 く
らい
おも
,
,
次い
で
っ
て い
親友や
病気 を理 解 して くれ る人 と し て
養護教諭を あ げて
い た。
ら
担任
養護 教 諭 が 多 く あ が
気の
こ と を知
,
ん
患児 は
親友
,
,
て い る 人』 に
っ
こ と を知
病気 の
,
を あ げた以外 は
周囲
,
に
っ
病気
解 し て くれ る人 共 に 少 なか
くい
比
っ
べ
て
少なか
た。
っ
て い る人 と して1 1
の こと
た。
を知
っ
くい
っ
『病
,
て
て んか
糖尿病
た患児 が大部分 を 占め て い た。
次い
学校 生活 の 中で
*
*
病 気の
こ
とを知
51
-
n
べ
た。
っ
腎疾患
喋息
47
-
n
心疾患
26
-
n
指示 が あ
い て
つ
てんかん
34
-
n
-
n
26
て い る人
つ
28
14
37
17
25
ク ラ ス 全員
17
2
19
12
12
2
担任
養護教諭
校長 先 生
そ の他
44
22
38
E]
31
ll
38
12
34
15
24
5
17
ll
ll
4
10
1
0
2
1
0
3
2
26
ll
35
13
23
5
7
3
6
5
7
1
30
18
27
17
28
6
30
ll
25
8
23
3
8
ll
4
0
9
0
0
1
2
0
2
4
こ
。
指示が あ る と
実施 度 は時 々 守 る も
親友
病気 の
医師 か らの
,
て に
食事 に
,
,
人 間関係
36
-
n
腎疾 患4 7 名 中29 名 で あ
で
の
悪性腫痘
糖尿病
項目す
で は
項 目別
運動
,
る と 答 え た 患 児 は 糖 尿 病 が5 1 名 中41 名 と 最 も割 合 が 高 く
て い る と答 え
表5
い た。
項目 を あげ
っ
患 児 自 身 の 認 識 を 確認 し た
,
で は4
噛息
・
疾患 の 治療 に 伴
:
行動 と し て 食 事
い
の 4
内 服 ( 吸 入)
腎疾 患
・
答 え た患児 が
うま
,
注射
,
・
指示が あ る か 否か を質 問 し
理
・
表7)
,
毎 日実施 しな けれ ば な らな
検査
名が 担任
て い る人
友人 と の 関係 は
て い るあ るい はまあまあうま
っ
て い たが
っ
療養行動 に つ いて ( 表 6
7
と を理 解 し て い る 人
親友
ク ラ ス 全員
担任
養護教諭
校長先生
その他
友人関係
うまく い つ て い る
ま あま あう まく い つ て い る
あま り うま くい つ て い な い
26
26
30
19
23
13
20
9
ll
7
10
10
4
0
3
0
1
2
*
表6
療養行動 の 種類
疾
患
指示 が あ るも の
*
療 養 行 動 の 実 際 と気 持 ち
食
糖尿 病 悪 憾
n
-
51
n
-
36
41
6
食事
一
事
腎疾患
n
-
47
検査
・
運
噛息
n
運動
・
26
-
-
34
n
-
51
n
36
-
a
-
動
心 疾 患 糖 尿 病 悪性腫痘 腎 疾 患
n
重 複 回答
:
-
47
鳴息
n
26
-
検
査
心 疾 患 てんかん 糖 尿 病 腎疾 患
n
-
34
n
-
26
n
51
-
n
-
噂息
47
n
-
26
29
6
5
10
13
36
3
18
1
40
27
7
3
実
い
22
4
9
3
2
23
7
18
2
9
1
37
17
施
23
3
13
2
2
16
4
13
1
7
0
1
6
2
皮
時々 守 る
は と ん ど守 ら な い
5
0
6
1
1
3
2
1
0
2
0
4
2
気
身体 の た め に必要
23
4
21
4
4
3
3
26
1
12
1
23
18
4
拷
簡単
2
1
1
0
1
5
0
2
0
1
0
4
8
0
ち
何 とも な い
10
2
7
0
2
8
3
5
0
3
0
7
9
1
lヨ
垂
仕方が な い
難しい
ll
4
13
2
1
0
4.
16
1
3
0
8
8
2
3
0
3
0
0
0
0
4
0
1
0
0
1
0
複
回
面倒
12
1
4
0
0
0
0
1
0
3
0
17
8
4
2
0
4
0
0
0
2
7
■】
2
0
1
3
0
答
つ
1
0
友達 と違 うの で 嫌
らい
その他
l 己l
*
も守 る
つ
:
8
0
0
0
3
12
0
1
0
1
2
0
7
0
0
2
2
2
0
4
0
2
1
0
患 児 自身 の 回 答 に よ る
千 葉看護学全会誌 V O L 3
.
No 1
.
19 97 6
.
67
表7
療養行動
の
療養行動 の 実際 と気持 ち
種類
疾
往射
一
注
糖尿病
患
指示 が ある もの
悪性腫 癌
51
-
n
射
n
43
内
.
47
-
n
ll
40
言 わ れ なく て も自分で 飲む
8
家族 に 言 わ れ て 飲 む
家 の 人 が 準備 す る
4
その他
*
内服 ( 吸 入) -
服 ( 吸 入)
腎疾 患
36
-
・
瑞息
-
n
心疾患
26
26
てんかん
34
-
n
26
-
n
15
26
36
9
10
2
2
ll
0
2
3
2
0
3
1
2
12
32
自立度
忘れる
とが あ るもの
こ
25
21
14
18
一
気 持 ち ( 重 複 回 答)
身体 の た め に 必要
24
7
34
18
9
1
1
7
2
3
簡単
何 と もな い
7
5
4
5
6
仕方 が な い
ll
1
18
8
3
7
難 しい
1
0
3
1
0
0
面倒
8
2
12
7
6
6
友達 と違 うの で い や
1
0
3
0
らい
2
0
6
2
0
3
その他
1
0
2
0
0
3
つ
*
たが
っ
は と ん ど守 ら な い と 答 え て お り
食
たい
こ と に対
す る気持 ち は
え た患児 が最 も多く
多か
たが
っ
次い
,
,
そ の 理 由と して も
,
の ために
身体
仕方が な い
で
っ
い た。
指
必要 と答
腎疾 患 患 児 8 名 は
,
友達 と違 う の
,
と
何ともない が
,
い
注射
・
で
嫌 等 否 定 的 な 気 持 ち も表 現 し て
内 服 ( 吸 入)
は
る と答 え た患児 の 割合 が最 も高 く
患児 は全員 で あ
家族 に 言わ れ
り
で お
,
っ
た。
て ん か ん患
指 示 が あ る と 答 え た 患 児 の 割 合 は 腎疾 患
つ
,
た。
,
その他マ ラ ソ
,
内容 で あ
っ
た。
れ ない理由に
等
い
,
い た。
い て は
つ
の
方
疾患
の
,
,
で
の
指示が無くな
い」
いの で
,
と述
が
,
,
,
指示 を守
,
面倒
,
,
いや
つ
っ
っ
た の ち も
た て ん かん 患児
べ
制限があ る
と 述 べ た心疾患患児 もい た。
い たが
マ
こ とが うれ
指示を 守る こ と に 対
糖尿病患児 は何 と もな い
,
簡単と 答え て
腎疾患患児や 心疾患患児 で は身体 の た め に 必要
と の 答 え が 多く
,
腎疾患患児 は さ ら に 仕方 が な い
千葉看 護学会会誌 V O
L
.
3
No 1
.
19 9 7 6
.
,
つ
ら
少数 な が ら面倒だ
,
あげた患児 も い た。
の
っ
,
っ
た
嫌だ
,
指示を 守 る
,
面倒等で あ
する意見 が あ る
一
方で
,
ピ
ー
,
つ
,
学校 や 外出先
こと に
対 す る 気持 ち は
た。
ま た簡単
,
,
,
そ
,
何ともな
友達 と違 う の
で
嫌
。
糖 尿 病 患 児 の 40 名 が 血 糖
,
ロ
フ
ー
を あ げて い た。
,
瑞
実施 で き
腎疾患患児 で は
た 指 示を 守 る こ と に 対す る気
ー
他 の 療 養 行 動 と 同様 に 身 体 の た め に 必 要 と す る
患 児 が 最 も多 く
た。
ク
忘
た等否定 的な 理 由を
っ
らい
。
た等 を挙 げて い た
っ
糖尿病患児 で は面倒
か り忘 れ る が 多か
持ちは
っ
い た
,
な い 理 由と し て
か
,
,
薬 を飲ん
腎疾 患 患 児 の 2 7 名 が 尿 検 査 や 体 重 測 定 を あ げ
,
息患児 で は 7 名 が
う
っ
,
家庭 で 実施 する 検査と して
っ
か り忘 れ た
時間が な か
等否定 的な表現 も見 られ た
測定
て
っ
外 で は身体の た め に 必要 が最 も多く
他仕方 が な い
い と
児 で は2 6 名 中1 5 名 が
を忘れ た こ と が ある患 児 は多く
持参する の を 忘 れ た
て ん か ん患児 以
友達 と 同 じ よ う に し た い 等 を挙
参 加 しな
「 体育 は好 き で はな
する気 持ち は
たが
っ
患児 で は運動が 好き
水泳 禁止
,
「 水泳 は苦手 な の
し い」
に
激 し い 運動 を避 け る等 の
糖 尿 病 患 児 は 時 間が な い
,
体調が 良 い
一
や水 泳
ン
実施度 は い ずれ も高か
ま た他
,
て しま う
げて
瑞息患児 で は
,
っ
て ん か ん患児 で は発症後間 もな い 1 名が 水泳 を
挙げ
,
心疾 患3 4 名 中1 8 名 で あ
糖尿病以外 は い ずれ も制限 で あり
ラ ソ ン
嫌
いで
てんかん
内1 1 名 は 何 の 薬 か 知 ら な い ま ま 服 用 し て
れ る 理 由と し て 大部分 は う
い て
喋息患児と
,
て か ら あ る い は用意 して も ら
注 射 や 内 服 ( 吸 入)
つ
い た。
療養 行動 4 項目中 で 指示が あ
,
運動 に
が4 7 名 中36 名 と 最 も多 く
68
腎疾 患 患 児 で は 6 名 が
糖 尿 病 患 児1 2 名 は 面 倒
,
3
ら い と答 え て い た。
つ
や
,
友達 と 同 じ よ う に し た い 等 を挙 げて
,
示 を守 る
2
患児 自身の 回答に よ る
:
合 わ せ る と概 ね 良好 で あ
べ
6
,
っ
。
糖尿病患児 で は面倒 と答え る患児 も多
Ⅴ
考
1
.
療養行動 に
察
日 常生活 につ い て
.
日常 生活習慣
入浴 や歯 磨き
,
等清 潔習慣 の 実施率が 高 く
い
保健 指導の 中 で 強調 さ れ て
い る
心疾患患児
,
うが い
,
手洗
,
これ らはい
ずれ も学校 の
内容 で あ
た。
,
性 腫 癌 患 児 の 感 染 予 防 と 出血 予 防
防と 疲労を 避 け る
っ
そ の 他悪
腎疾患患児 の 感染予
,
合併症予防等
の
それぞ
,
は
,
あ く ま で も患 児 自身
,
と も考え ら れ た。
不要 に な
運動す る
生 じて
学 校生括 に 対 し て は全体 と して 楽
しい
お もし ろ い
,
等
て
っ
好で あ る 様子 が伺 わ れ た
,
少数な が ら つ ま ら な
い と
嫌
述
ら い 等 の 否定 的な 気持 ちや 友人関係 の 悪 さ を
つ
,
た患児 も い た。
べ
て い るこ ととの
ロ
ル
ー
今 回 の 調 査 結果 の み で は
関係 は 明 らか で はな
が う まく い く こ と に より
活全般 に 積極 的に な れ る
8
)
日常生活 に 関 する ス ト
りす る可能性 が あ る
7
レ ス
)
を も つ 患児 に 対 し て は
レ ス
疾患を も
,
疾患 の
コ ン
慢性疾患 で あ る こ と
,
を 生 み 出す だ け で は な く
を 生 じさ せ たり
て い るのか に
t=
,
増強 さ せ た
,
た。
っ
て い
く必要が あ る と思 わ れ
ことを
知
,
を送 る患児 に と
重要 な サ ポ
ら れ る。
っ
て
今 回の 調査結果 で は
く れ る人 と も に 担任が 多く
げら れ て い た 。
親
,
友人
,
,
っ
て い る人
中村 ら は
ー
知
,
次い
,
ト源 と な る こ と が
て い る人
っ
で
トと
慢性疾患患児
もの
ト調査 で は
,
の ア ン ケ
け
かえ
,
っ
精神的 な ス ト
,
さ れ
9)
一
,
特 に 学校 生
。
協力は
・
,
ク ラスメ
し か し慢 性 疾 患 患 児 を も つ 親
作
の
の
て
行事
レ
ス を経
へ
の
参加制限や 特別扱 い 等 を受
験する こ と も あ る こ と が報告
方担任教諭や 養護教諭
不安等 と と もに
援 助 や 患 児 自身
10)
る
は
,
など
,
へ
の
,
へ
へ
の
調査 で は
,
疾患 に
ク ラ スメ
ー
トの理
,
発
解 を促 すた め
精 神的 な援助 に 悩 む姿 が報告 さ れ
学 校 関係 者 の 理 解 や 協 力 を 促 し て
い
くた めに
医療 側 の よ り 積 極 的 な 介 入 が 必 要 と 思 わ れ た
。
,
必要 と思 わ れ た
。
いて
入 院の 機会 が 多
,
こ と か ら欠席 日数 が多 い
て い る様子 が伺 わ れ
体育 の 授業
,
ク ラ ブ活 動
,
の
へ
参加
日常生活全般 に 注意 を 行 き
関 する
推察 さ れ た
。
ス
ス の
高さ
病名告知 が な さ れ な
こ と を知
っ
6)
。
て い る
っ
たが
7)
に つ なが
て い る
っ
療 養 行 動 に 対 し て も否 定 的
,
い こ とが
ま た患児 自身 に
た。
っ
多い ためか
周 囲 に 病気 の
,
人や 理 解 し て く れ る人 が少 な
親 や 医療者等 か ら の サ ポ
,
共
ト レ ス と
しか し友人関係 や学校生活 に 対 す る
な気持 ち は は と ん ど表現さ れ なか
い
状況 で
強く感 じ て
トを
ー
今 回 の 調 査 対 象 は外 来 通 院 児 で あ り 比 較 的病 状
が安定 して い る 患児 で はあ
たが
っ
大 き い 治療 を 経験 し て お り
の
こ と が多 い と思 わ れ
疾患 に 関す る ス
,
ト▲レ
気 持 ち は い ず れ も肯 定 的 で
い
,
ずれ も入院や 苦痛
外来 通院 しな が ら学校生
,
括 を送 れ る 現状 に 対 し て 満足 を感 じて い る た め と も考 え
られ た。
病気 が あ る こ と を学校 に 知 らせ
関す る知識不足 や患児個別 の 病状 に 関す る情報不足
へ
ー
関 係 を 調 整 し て い く 上 で も欠 か せ な
。
ー
たために
の
ある と考 え る
で
こ とが
い た
)
む し ろ 患 児 の 気 持 ち を把 握 し
,
,
渡 らせ
教師等周囲 の 人 か ら の 理解 や 協力 を感 じ
6
療養行動 の 実施状況 の み
,
養上の 指示 の 実施率 が 高く
はあ
,
仕方
,
ま た清潔 や感染予 防を 中心 と し た 日常生活行動 や 療
慢 性 疾 患 患 児 は健 康 児 に 比 し
担 任 や 養護 教諭 の 理 解
,
考え
理 解 して
・
養護教諭 や 親友が 挙
な が ら生 活 し て い る こ と を 報 告 し て い る
括の 中で は
理解してく
慢性疾患 をか か え な が ら学校生括
も
友人 と の 違 い を 実感す る
,
に 日常生活 に
・
く
自分
が な い と あき
が 少な い 等学校生括 に お い て 友人 と行動 を共 に する 機会
日常生活
注目 し て 関わ
運動嫌
連動 制限が
,
,
も見 学 し て い る 患 児 が 多 い
,
患児 の 周 囲に 病気 の
い
っ
病 状の 変化 と と もに
れ る人 が多 い こ と は
て
を い
こ
友人 と の 違 い を気 に か け つ ら
,
ことが
く入院期間が 長 い
が 少な く
っ
実際
,
対す る気持 ち で は
悪性腫疾患児 は外来受 診頻度が 高 い
慢性疾患
,
たり
疾患 に よ る特徴 に つ
.
,
o
.
2
トして い
こ と が報告 さ れ て お り
中 心 を 占 め る 学 校生 括 に 対 し て ど の よ う な気 持 ち を も
の
ト
っ
に と らわ れ る の で はな く
ー
,
や必要
,
ながり
つ
いなが ら
感 じ たりす る患児 も お り
サ ポ
学校生括 を含 む 日常生
,
ことや
は疾患 に 直接関係 し た ス ト
い が;
っ
こと に
必要 と思
らめ の 気持 ち を持
,
対 する 不安 に
指示 を守 る
い た。
身体 に と
の
友 人 関 係 も 比 較 的良
い
1 1)
も運 動 し よ う と し な い 者 も い る 等 の 問 題 も
て
っ
,
しか し
で あ るた め
患児
連動制 限 は
ま た 幼少時か ら の
ことに
肯定的な 気持 ちが 表現 さ れ て お り
。
い ない
指 示 の 有 無 や 内容 と 実 施 状 況 と の 間 に は 相 違 が あ る
の
施 率が 高く
る 様子が 伺わ れ た。
認識 に よ る も の
1 2)
以 上の 連動制限 を実施 して い る患児 もい る な ど
い や
日常生活 の 中に 健康習慣と し て 根 づ い て い
必要 な
に
し か し今 回 の 調 査 結 果
い た。
の
食事や 運動 に 関す る指示 を 認識 し て
れ の 疾患 に 関連 し て 指導 さ れ て い る と 思わ れ る項目 の 実
,
全体 と し て 疾患 の 治療
い て は
指示 は比較的良く守 られ て
中で は
の
つ
腎疾 患 患 児 は 体 育 の 授 業
へ
の
参 加度が 低く
,
参加 制限 の あ る患児 が半数 を 占め る等
の
く
規制が 多 い こ と が推測 さ れ た.
特 に 食事
,
,
る
7
)
。
ス
学校生括 の 中で
,
ー
ジ が 強 く,
高さ
ト レ ス の
こう し
に つ なが
療養上 の 指示を 守れ な い 理 由や指示 を守 る
対 す る気持 ち に は
,
の
へ
ま た 療 養 上 の 指 示 も多
運動 で は制 限の イ メ
た 状況が 腎疾患 患 児 の
行事
っ
て い
こと に
友人 と の 違 い を意識す る表現 や否定
的な 気持 ち を表現 する患児 が 多か
目 に 見 え る病気 で は な い た め
に
っ
た。 中島ら に よれ ば
周囲 の 人 の 理 解 を得 る
千 葉 看 護 学 会 会誌 V O L 3 N o 1 1 9 97 6
.
.
.
,
こ
69
と に 困 難 を 感 じ て い る 状 況 も報 告 さ れ て お り 1 3)
活 の 中 で 友人 と 行動 を共 に
得にく
で き な い こ と や周囲 の 理
い こ と に よ る ス ト レ ス は大きく
の に つ らい
等
の
す い と思 わ れ た
心で あるため
ネ
ル
ギ
療養上 の 指示 が多 い が
で
量 の 調整 と バ
ー
等
,
が
,
こ とに
つ
,
3)
負
,
ら い と感 じ て い
兼松 ら は
きな
で
こ と を報告 し て お り
い こ とに
て
も
ト レ ス を
感 じて
・
,
に つ い て は
身体
,
気持 ち を表現す る患児 が 多か
い た めに
患児 は
周 囲の 友 人 と異 な る
学齢期
対 す る 苦痛 の 大 き さ が
に
,
い こ と
ま た患 児自身 は病気 に
,
場合が 多 い
との
い を感 じ た り
人
い な い
違
ことか ら
,
つ
こと
外 来 受 診 や 内服 が 身
,
っ
Ⅶ
日常生活 の 中
自分 が 病 気 で あ る
体 の た め に 必要 と答 え た患児 は少 な か
い ない
場合 が 多か
,
患 患児
学校生活
た。
学齢期 の 慢
.
本研究 に お
としたため
もあ り
,
わ れ た。
,
い て は普
対象 と な
っ
患 児自身 に 病名 や病 態が 告 げら れ て
,
自分
,
に と
っ
て の
疾患 の 管理
に ふ さわ しい
規則正 し い
たり
っ
へ
の
っ
い
くた
病気 の 説 明が不可 欠 で あ る と考 え
ま た周囲 に 病気 の こ と を知
れ て い る人 が少 な か
,
生活 が送 れ なく な る可能性 が大
服 薬 や 定 期 的 な 受 診 を 継続 し て
患児本人
い
必要性 を 感 じ ら れ な い た
め に 療養行動 に お い て 自立 し た行動 が と れ な か
て い な い こ とが
っ
の
多
自立 し た 行
,
た。
社会生活
適応 を促
の
へ
参加状況 を把握 する と共
たこ とは
っ
て い る
人や 理 解 し て く
病名 を 知 らせ る
,
ことに
,
り なく病気
に つ い て
話 し合 え る機 会が 持 て
に は患児自身 が周
囲の 人 々
の理
解 を求 め て
い
親子 が
,
くこ とがで
論
以下 の
慢性疾患患児 は
,
施率が 高 か
,
こ とが
明 らか
にな
っ
た。
日常生活 に お い て 清潔習慣 の 実施
そ の 他 疾 患 管 理 に 必 要 な 日常 生 活 行 動 の 実
っ
た。
.
N α1
1 99 7 6
.
療養行動 の 多 さ等 に よ
共通す る問題や 疾患特有 の 問題を 抱え
れ
,
患児の 社会適応 を促進 して
い
て い る こ と が伺 わ
くた め に 重視 し な けれ
ば な ら な い 点を 知 る こ と が で きた。
今後 も
,
疾患 を抱え
な が ら 社 会 生 活 を 送 る 患 児 と 家族 に 対 し て
,
病状 の 変化
や 療養行動の 実施状況 を把握 する の み な ら ず
学校生活
,
状況や 患児の 気持 ち を視野 に お い た 援助方法 を検討 し
きたい
。
< 引用 文献>
1)
横 田 雅 史 : [ 1] 学 校 保 健 と そ の 背 景 7
教育
,
小児科臨床
49
,
,
増刊号
:
.
5 9 - 66
病気 療養 児
,
1 99 6
岡崎富男 : 医療 の な か で 考 え る 子 ど もの 権利
児の 教育を受け る権 利
小児 科診 療
,
,
5 9 ( 5)
:
入院
7 89
-
7 96 , 1 9 96
3)
兼松百合子
,
武市雅代
病 児の 療養生活上 の
千葉看護学会 会誌 V O L 3
い
学齢期 の 慢性疾患患児 に
2)
,
実施 し な け れ ば な らな
疾患別
,
規制 や制限
の
,
の
本研究 の 結果
学校生活 の 中で
,
さら
き る よ う援助 して い く こ と が必要 と思 わ れ た。
結
,
い る様子 が伺
たため
っ
た こと
っ
患児自身 の 病気 に 関す る
て い
70
た。
,
の
率が 高く
っ
理 解や 社会的 な偏見 の 問題等
る こ と1 5) 1 6) を 心 配 す る 家 族 の 思 い の 現 れ で あ り
1 )
の
運動共 に
,
る ス ト レ ス や 否定的 な気 持ち
よ り 誤 解 や 偏 見 等 に よ る 社 会 的不 利 益 を 被 る 可能 性 が あ
.
へ
内服
・
友人 と の 違 い や否定的 な
た 患児数が 少な か
強さ
Ⅵ
食事
,
全体 と し て は学 校生括 に 適応 し て
の
こだわ
たが
比較的病 状の 安定 し た患児 が 多か
る時期 に あ る が
な い 状況 で は
る。
っ
注射
,
通 校 に 在 籍 す る 外 来 通 院児 を 対 象
単純比較 は で き な い が
,
,
終わ り に
の
。
養護教 諭
患児 で は い ず
患児 の 気持 ち を重視 した 看護援助 の 必要性 が示唆
,
性疾患患児 は療養行 動 の 主体 が親 か ら患児自身 に 移行 す
め に は
・
内服以 外 に は療 養上の 指示が なく学
を 意 識 す る 機 会 は少 な い と 思 わ れ
き い
て い る人
っ
必要 と考 え る患児
病 名を 知 らさ れ
,
に あ る慢性疾
進す る た め に
た。
っ
で
療養行動 の 必要性 が 理 解 で きず
動が とれ て
6)
検査
,
の ため に
実施度 も比較 的高か
て んかん
次い
に
て んかん
,
運動
,
,
5)
困難 で あ
た。
制限の 強 い 腎疾患患児 で は
い
活
っ
い たが
参加度が 低 い な
こ とを知
担任
,
の
へ
さ れ た。
患児 は
話されて
周囲
,
ことが
患児 の 病 気 の
療養行動4 項目 ( 食 事
が 多く
て はむ し ろ
腎疾患患児 に 対 する 運動
学校生 活 に お い
,
校 生 活 上 の 規 制 も少 な
の
体育 の 授業 や行事
校生活に お い て
( 吸 入))
。
て んかん
い て
い こ と に ス
,
行動 を と ら な けば な らな
伺われた
学
4)
指
,
に つ なが る
糖尿病患児 に お い
,
動 制限 と同様 に
悪性腫疾患児 や 腎疾患患児 は欠
,
友人 と 同 じ経験 を する
,
れ も少な か
い る患児 は い な い
患児 の 療養行動 に 対 す る気持 ち の 違 い
1 4)
,
い て
親 友が 多く挙げ ら れ て
指示 と
,
た が よく実施 され
っ
対 し て 否 定的 に 感 じ て
低血糖 の 際 に 捕 食
で
ど
療 養 行 動 の 種 類 の 多 さ よ り も む し ろ 指示 内 容 の 違 い
の と思 わ れ た。
る
席 日 数 が 多く
指示が 中
ラ ン ス の
ま た運 動も制限 で は な い た め
,
し て 認識 して い る患児 は少 なか
示 を守 る
な が りや
つ
学校生括 に お
理解 して く れ る人 と し て は
面 倒 と は感 じ て も 嫌
る患児 は少 な く
解を
。
エ
,
2)
療養行動 そ の も
,
否定的 な気持 ちを 抱く こ と に
糖尿病 は 腎疾患 と な ら ん
事療法 は摂 取
日常 生
,
ル
,
森
テ ィ ン に
淑江
,
永 田七穂
対 す る 気持 ち に
:
つ
糖尿
いて
,
日看科会誌
4)
武市雅 代
3 (2 )
,
16 - 17
:
兼松百合子
,
研 究費補助金 (
19 8 3
,
野 口 美和子
,
横田
,
碧
永
,
田七 穂 : 糖尿病児 の 療 養活動 の 自立 の 実 態と 母親 の か
かわり
5)
日看科会誌
,
兼 松百 合 子
談に
6)
い て
つ
伸枝
光恵
丸
,
杉本陽子
ト
7)
ス
8)
,
1 7( 1)
,
,
碧
丸
光恵
石 山宏 央
熱田
,
杉本陽子
,
55 (1 )
,
純
:
:
5 4 (1 )
9)
47
:
駒松仁子
晋三
54
,
55 - 6 0
55 (1 )
1 0)
内海 み よ 子
生活
l l)
7 5 - 81
:
,
小児 看護
兼松百合子
,
ス
ト レ
小 児保 健 研究
,
の
松下竹次
,
実 態調査第
に
-
二
,
報
江木
,
一幼稚
小 児保 健 研究
,
1 8 (8 )
内 田雅代
病 児 の 日常 生 活 の 実 態
,
:
ア レ ル ギ
9 62 - 9 66
:
,
,
平成 4
5
疾患患児 の 学校
19 95
,
中村 伸 枝
・
ー
皆川美紀
,
・
中 島光 恵
淳子
,
中 島光 恵
,
,
西
,
、
皆川美紀
,
内田雅代
1 4)
-
淳子
の
,
兼松百合子
,
つ
21 0 - 21 2
:
-
,
,
敦
村田
糖尿
中 島光 恵
,
5 74 - 5 75
山田哲也
:
武田
,
て んか んの
名 を知 らせ るか 否 か-
74
:
い て
つ
シ ャ ル サ ポ
ー
-
75
ー
1 9 93
,
皆川美 紀
,
宮本茂 樹
,
杉原茂孝
,
ソ
,
中村 伸 枝
,
生活適応 と 影響因子 に
:
ト レ ス
ス
,
内 田雅代
進
学会講演集
兼松百合子
,
日 看 科 会 誌13 ( 3)
,
,
中村 美 保
,
古 谷 佳 由 理 : 慢 性 腎疾 患 患 児 の 日 常
,
古谷佳 由理
武田
,
佐々 木望
,
,
,
新美仁男: 糖尿病 児
,
第40 回 日 本 小 児 保 健
19 9 3
病名告 知-
て ん か ん」
「
2 7 ( 8)
,
小児 内科
,
木 実谷哲史
,
:
140
の
-
病
143
,
1 9 95
1 6)
関
亨
の ア ン ケ
者 研究 「
:
19
-
L 疾患患児 の 日常生活 の 実 態 に
J
:
武 田淳 子
,
第24 回 目 看 会 集 録 - 小 児 看 護
山 田哲也
,
か ん 患 児 ( 者)
稲葉早苗
,
1 3)
今田
19 9 6
,
,
古谷
,
1 99 6
,
杉 本 陽子
,
トに つ い て
内田 雅代
,
,
兼 松百合子
,
生 活 の 実 態 一癖 義 行 動
井 口 光正 : 施設入
,
木原 良子
,
学 校 生 活 を 中心
・
い て
1 5)
川 崎病 既 往 児 と 家 族
:
サ ポ
ル
,
ー
19 95
,
井上ふ さ子
園 ( 保 育 園)
内 田雅 代
シ ャ
9
:
1 99 3
中村
,
慢性 疾患患児 の
院 を経験 した 瑞息児 の 学校生括状 況
-
古谷佳 由理
1 9 97
,
藤 津 隆夫
,
ソ
-
12 )
看護相
19 8 8
,
,
武 田淳子
,
1 01 4
の
武田 淳子
,
野 口 美和 子
,
40 - 47
:
兼松 百合子
,
小児 保健研究
,
1 01 1
:
横田
-
般 研究 C ) 研究成 果報告書
1 99 6
野郁子
19 85
,
慢性疾 患患児 と健康児 の
:
中村伸枝
佳 由理
l l( 8)
古 谷 佳 由理
,
日看科会誌
,
,
兼松百 合子
,
6 0 - 61
:
武市雅 代 : 小児糖尿病 外来で
,
小児看 護
,
中村美保
5 (2 )
,
一
ー
ト
の
学校生活上 の ガイ
調査 か ら -
34 4 - 34 8
,
ド ライ ン
て ん
一家族
へ
平 成 3 年度厚生 省心身障害
,
小 児慢 性疾 患 の ト
立 花泰夫:
,
ー
タ
ル
ケア
に
一
関す る研 究」
:
1 99 1
6 年度文部 省科
千葉 看護学会会誌 V O L 3
.
No 1
.
1 9 97 6
.
71
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