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川崎駅西口大宮町
K A W A S A K I - E K I N O I S M H I I Y G A U C C H H I O 川崎駅西口大宮町 景観計画特定地区 景観形成方針・基準 平成12年1月28日 川崎市都市景観条例第10条第1項及び第3項の 規定に基づく都市景観形成地区指定の告示 平成12年2月15日 川崎駅西口大宮町都市景観形成協議会の認定 平成12年5月2日 川崎市都市景観条例第12条第1項、第2項及び 第6項の既定に基づく都市景観形成地区の方針及 び基準の告示 平成12年6月1日 同施行日 平成16年4月 方針、基準の変更 平成16年6月1日 同施行日 平成19年12月19日 景観法に基づく景観計画特定地区への移行 平成20年7月1日 同施行日 まちづくり局 計画部 景観・まちづくり支援課 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地 TEL 044-200-3025 目次 はじめに 1 景観計画特定地区の範囲 2 エリア区分と段階的な基準運用 3 景観形成の方針 都市景観の形成に関する基本目標 4 建築物、工作物、広告物、公共施設などに係る 都市景観の形成に関する方針 4 景観形成のための行為の制限 景観形成要素の分類 5 共通事項 6 7 7 8 9 12 12 12 届出の手続きについて 13 建築物のデザイン 広場のデザイン ブリッジのデザイン 道路のデザイン 広告物のデザイン あかりのデザイン みどりのデザイン 川崎市景観計画に定める良好な景観の形成のための「行 為の制限」を、本パンフレットにおいては「基準」と表 記します。 K A W N I S O M A H I S A K I G Y A I U C - E C K H H I 川崎駅西口大宮町 I O はじめに はじめに 川崎駅西口周辺地域は、現在計画が進行している 観形成のマスタープランとして「川崎市景観計画」 住宅市街地整備総合支援事業などにより地区の総合 を策定しました。 的な整備が進められており、川崎市の表玄関として この景観計画では、地域の景観の形成を先導して 都市イメージを決定する重要な広域拠点地域であり いく地区や、本市の景観の骨格の一部を構成する重 ます。 要な地区等を、「景観計画特定地区」として位置付 特に大宮町地区では、平成11年12月に再開発地 け、より積極的な景観の形成を図るものとしており、 区計画などの都市計画決定を行い、拠点的な整備が これを受けて大宮町地区について、都市景観形成地 進行していることから、都心地区にふさわしい良好 区から景観計画特定地区に移行いたしました。 な街なみ景観の形成を図るため、平成12年1月に都 このパンフレットは、景観形成方針・基準に定め 市景観条例に基づく都市景観形成地区に指定いたし られた地区の景観づくりの考え方や、建築物、工作 ました。 物、公共施設の具体的なデザインの基準などの内容 その後、平成16年に景観法が制定され、本市にお を解説し、当地区のまちづくりをご理解いただくた いても、平成19年12月に景観法の規定に基づき、景 めに作成したものです。 平成20年7月 川崎駅西口大宮町 1 景観計画特定地区の範囲 K A N I O W A S S H M I A K I G Y A I - U E C C K I H H I O 川崎駅西口地区は、既に川崎市の 玄関口として成熟した東口に対 中幸町 4丁目 し、これからまちづくりが進めら れる新しい都心地区です。 中幸町 3丁目 堀川町 ラゾーナ川崎プラザ 至 品川 川崎町田線(西口通り) 東口では「明るさ、清潔さ、優し 川崎駅前西口広場 西口駅前広場 JR川崎駅 さ」をテーマとし、白、ステンレ ミューザ川崎 スなどの明るく輝くイメージで り) 電通 (市 田線 町渡 南幸 イクス川崎 ザ・タワー 口ではもう少し暖かみのある色 彩や素材を使って、「豊かさの感 じられる落ちついた街なみづく り」を目指しています。 川崎駅西口大宮町景観計画特定 ヴィルクレール 川崎タワー アーベインビオ 川崎3 大宮町 丸井 川崎ルフロン ブリリアタワー川崎 市営大宮町住宅 よって建物の高さや壁面線の位 東芝 キヤノン 柳町工場 置が定められ、2階部分にも歩行 日航ビル アーベインビオ 川崎2 アーベインビオ 川崎1 柳町 地区の範囲は、再開発地区計画に 川崎駅東口 JR 東 海 道 本 線 街なみが形成されていますが、西 [ 仮 称 ] 大 宮 中 幸 町 線 日本IBM 西武 日進町 NTT DoCoMo 川崎ビル 者用通路の立体的なネットワー 心としてのまちの骨組みが検討 されています。 公団サンスクエア川崎 サンスクエア川崎 景観形成方針・基準ではこれま 京 浜 急 行 本 線 クを形成することなど、新たな都 日進町 での検討を踏まえ、新しい川崎市 の顔となる街なみづくりを推進 至 横浜 します。 景観計画特定地区の範囲 ブリリアタワー川崎 ヴィルクレール 川崎タワー アーベインビオ 川崎3 イクス川崎 ザ・タワー 川崎 町田 線 市営大宮町住宅 ミューザ川崎 アーベインビオ 川崎2 南幸町 渡田線 アーベインビオ 川崎1 川崎駅前 西口広場 [仮称]大宮中 幸町線 JR川崎駅 JR東海道本線 先行整備エリアの街なみ整備イメージ 2 川崎駅西口大宮町 K A W N I S M S H I A K I G Y A I - U E C C K H H I エリア区分と段階的な基準運用 I O エリア区分 川崎駅前西口広場 川崎町田線 JR川崎駅 [ 仮 称 ] 大 宮 中 幸 町 線 エリア区分の考え方 [仮称]大宮中幸町線を中心として、西側を住 居系エリア、東側を業務・商業系エリアとし、 それぞれの特性にあった景観形成を目指しま す。 □住居系エリアの特性 ・住居を中心とした建築物とオープンスペー スや豊かな緑により、新たなコミュニティを 本 線 形成する都市居住空間づくりが求められま ・周辺街区との景観の連続性に配慮が必要で 線 田 渡 町 幸 JR 南 東 海 道 す。 す。 □業務・商業系エリアの特性 ・川崎駅西口に直結するため、新しい街の顔と しての象徴性と賑わいのある空間づくりが 景観計画特定地区 求められます。 N 住居系エリア ・線路側からの視線に対する配慮が必要です。 ・川崎駅西口周辺地区の今後の開発計画に配 業務・商業系エリア 慮する必要があります。 段階的な基準運用の考え方 段階的整備計画 大宮町地区では段階的に整備が行われるため、 川崎駅前西口広場 川崎町田線 景観形成基準においても弾力的な運用が求めら JR川崎駅 ミューザ川崎 ヴィルクレール アーベインビオ 川崎タワー 川崎3 アーベインビオ 川崎1 ・既に事業内容が具体化している先行整備エリ アは、川崎駅に近いため、都心性の強い景観 づくりが必要です。 ・周辺地区を含めた川崎駅西口の景観を先導し ます。 道 本 アーベインビオ 川崎2 ・景観形成方針及び景観形成基準が適用されま 海 市営大宮町住宅 線 田 渡 町 幸 南 ブリリアタワー川崎 れます。 □先行整備エリアの特性 [ 仮 称 ] 大 宮 中 幸 町 線 線 イクス川崎 ザ・タワー JR 東 O A す。 □後発整備エリアの特性 ・事業内容が未定の後発整備エリアは、景観形 成方針と景観形成基準のうち、道路のデザイ ンとブリッジのデザインが適用され、建築物 景観計画特定地区 先行整備エリア 後発整備エリア N に関わる基準などについては、今後検討を行 いますが、その際、先行整備エリアとの連続 性と調和に配慮するものとします。 川崎駅西口大宮町 3 景観形成の方針 K A N I O W A S M S H I A K I G Y A I - U E C C K H H I I O 都市景観の形成に関する基本目標 ● 豊かな文化に育まれた地区にふさわしい「落ちつきと知性」が 感じられる街なみづくり ● 川崎駅西口の表玄関にふさわしい「風格と象徴性」が感じられ る街なみづくり ● 年月とともに成熟する地区にふさわしい「暖かさと深み」が感 じられる街なみづくり 落ちつきと知性 風格と象徴性 温かさと深み ゆっくりとした 迎賓性を愛でる 余韻を感じさせる 速度の街へ! 街へ! 街へ! 息のつける 彫りの深い 見て見られて 安心感のある街へ! 空間を持つ街へ! 育つ街へ! エイジング※して 記憶に残る 人間の尺度による 成熟する街へ! 風景のある街へ! 皮膚感覚の街へ! 自然が聞こえる 歳時記の豊かな 即興性のある 街へ! 街へ! 変化を楽しむ街へ! まちづくりの目標 (まちづくり12箇条) この地区が新しいまちの顔とな るための目指すべき方向性を定 めます。 ※ エイジング:時の経過と共に味わいの増すこと。 建築物、工作物、広告物、公共施設などに係る都市景観の形成に関する方針 ● 人工地盤や公開空地のネットワークにより、潤いのある緑空間 や、新たな都市活動を誘発する広場空間を形成する。 ● スケールの大きな街区構成の中に、ひだ ※や影を感じさせる ヒューマンスケール※の街なみを形成する。 ● 段階的な整備に対応し、居住空間と業務・商業空間が呼応しな がら、共に成熟する街なみを形成する。 ※ ひだ:布のもつ柔らかい表情のように、曲線や凹凸によって変 化のある表情とすること。 ※ ヒューマンスケール:人の五感によって容易に把握でき、違和 感のない規模や空間。 4 川崎駅西口大宮町 K A W N I S O M A H I S A K I G Y A I U - E C C K I H H 景観形成のための行為の制限 I O 景観形成要素の分類 景観形成要素を7つに分類し、それぞれのデザイ ン基準を定めます。エリアの特性によって景観 形成の方向性が異なる場合には、各々のエリア ごとに景観形成のための行為の制限を定めます。 建築物のデザイン 広告物のデザイン 建築物は街なみを構成す 駅前の賑わいを演出する る主要な要素として、壁 広告物により、街の個性 面構成、色彩・素材など をつくります。 のルールを定め、魅力あ る街なみをつくります。 広場のデザイン あかりのデザイン 建築物 ペデストリアンデッキ※ 光の強さ、色、位置など による立体的で回遊性の に配慮し、街区の特性に 高い歩行者空間を活かし、 合わせたあかり景観をつ 多様な滞留空間 ※や新た くります。 な都市活動の場をつくり ます。 ブリッジのデザイン みどりのデザイン 建築物基壇部の連続的な 再開発によるオープンス 街なみと調和したシンプ ブリッジ 広場 ペースを活かし、潤いの ルなデザインとし、回遊 感じられる、まとまりの 性の高い歩行者空間をつ あるみどり景観をつくり くります。 ます。 道路 道路のデザイン 景観のベースとなる道路 空間は洗練された風格の あるデザインとし、歩行 ※ ペデストリアンデッキ:歩行者 が安全で効率よく移動できるよ う立体的に造られた通路。(人工 地盤) ※ 滞留空間:歩行者を引き込むよ うなオープンスペース的な空間。 者に優しい道路空間をつ くります。 川崎駅西口大宮町 5 景観形成のための行為の制限 K A N I O W A S S H M I A K I G Y A I - U E C C K H H I I O 建築物のデザイン 壁面の構成 複層の壁面構成により、変化のある豊かな表情 をつくります。 高 層 部 +45m ●基準 中 層 部 □ 基壇部は旧レンガ倉庫のイメージを踏襲した デザインとし、ひだ、回廊などを用いて奥行 +15m きの感じられる多様な表情をつくる。 基壇部 (デッキレベル) (地上レベル) □ 中高層部の壁面は単調なイメージにならない +6m GL ように、フレームなどで変化をつける。 ※ 高さはおおよその目安です。 □ 高層建築物は、基壇部と中高層部のデザイン を切り替えるなど、圧迫感を軽減するように 配慮し、単調なデザインにならないようにす る。 □ 建築物の付帯施設や設備は建築物と一体にデ ザインするか、または、緑化などで修景する。 旧レンガ倉庫 デザイン基準に沿った建物 色相の範囲 ●基壇部の色相 全エリア共通 R∼YR R 色彩・素材 周辺街区との調和に配慮しながら、建築物の個性 を表現するものとします。 住居系エリア 落ち着き、深み、暖かみの感じられる材料、色彩 とします。 YR RP Y P GY PB G B ●中高層部の色相 業務・商業系エリア R∼Y 住居系エリア R∼Y BG 業務・商業系エリア 先進性の感じられる素材や、複数の素材の組み合 わせにより、賑わいの演出を行います。 明度、彩度の範囲(2.5YRの場合) ●基準 明 る い □ 住居系エリアの中高層部の基調色はマンセル 明度 値※で色相R∼Y、明度6∼8.5、彩度3以下、業 務・商業系エリアの中高層部の基調色はマンセ ル値で色相R∼Y、明度5∼8.5、彩度4以下と し、色相は基壇部と調和したものとする。 □ 建築物基壇部の基調色は、マンセル値で色相 R∼YR、明度3.5∼6.5、彩度5以下とする。 □ アクセント的に用いられる色彩や、石材など の自然素材、およびガラス、金属などの単色 で表せない質感のあるものについては、上記 のマンセル値によらずに判断するものとする。 ●中高層部の色彩 業務・商業系エリア 明度5∼8.5、彩度4以下 住居系エリア 明度6∼8.5、彩度3以下 暗 い 9.5 9 8.5 8 7.5 7 6.5 6 5.5 5 4.5 4 3.5 3 2.5 2 中高層部の推奨値 ●基壇部の色彩 各エリア共通 明度3.5∼6.5、 彩度5以下 基壇部の推奨値 N 1 淡い 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 彩 度 鮮やか ※ 印刷のため実際の色と異なる場合があります。 ※ マンセル値:様々な色を記号化して表したもの。マンセル値では赤や黄色といった色の種類(色相)、色の暗さや明るさ(明度)、強い色 や淡い色などの色の鮮やかさ(彩度)の3つの指標で色を表す。 ※ 先行整備された街区との調和に配慮し、中高層部は明度6∼8、彩度2∼3、基壇部は明度3.5∼5、彩度2∼5を推奨する。 6 川崎駅西口大宮町 K A W N I S O M A H I S A K I G Y A I - U C E C K H H I 景観形成のための行為の制限 I O 広場のデザイン 外構部やペデストリアンデッキの構成により、 新しい都市活動に対応した多様な広場空間をつ くります。 住居系エリア 道路と外構部が一体となった奥行きの感じられ る景観をつくります。 業務・商業系エリア アート性の感じられる広場 多様な滞留空間 新しい都市活動の舞台としての多様な広場空間 をつくります。 ●基準 □ ベンチなどのストリートファニチュア※は建 築物やデッキと一体的なデザインとする。 □ 建築物の附属施設や設備類は建築物と一体的 にデザインするか、又は緑化などで修景する。 □ デッキの舗装は歩きやすいものとし、歩行者 動線の節目となる部分には、歩行者が憩える 場を設ける。 道路と一体的な外構部 アート性の感じられるベンチ □ ストリートファニチュアなどの景観要素の配 置やデザインによりアート性の感じられる景 観をつくる。 □ 遊具などは、街なみと調和した色彩、素材な どに配慮したデザインとする。 シンボル性の高い エレベーターシャフト デッキと 一体的な デザイン ※ ストリートファニチュア:屋外環境に必要とされる工 作物類。例えば、サイン、街路照明、車止め、柵など。 ブリッジ ブリッジのデザイン 街区をつなぐブリッジにより、回遊性の高い立 体的な歩行者空間をつくります。 ●基準 □ エレベーターシャフトや階段はシンボル性の 高いデザインとする。 □ 住居系のエリアと業務・商業系のエリアを結 ぶブリッジは、シンプルで洗練されたデザイ ンとする。 □ 同一エリア内の街区を結ぶブリッジは、デッ キと一体的なデザインとする。 人工地盤と一体化したブリッジの デザイン 歩きやすくシンプルな舗装デザイン □ ブリッジの舗装は歩きやすいものとし、異な る素材やパターンがぶつかる場合には境界の デザインに配慮する。 川崎駅西口大宮町 7 景観形成のための行為の制限 K A N I O W A S M H I S A K I G Y A I - U C E C K H H 道路のデザイン 風格ある街なみのベースとして、洗練されたシ ンプルなデザインを基調とするとともに、バリ アフリーの観点から誰もが歩きやすい歩道空間 をつくります。 ●基準 □ 歩道部舗装は、洗練されたシンプルなイメー ジを表現するパターンとし、自然の色や素材 感のある材料とする。 □ 異なる舗装材がぶつかる部分では、境界のデ 敷地内空地 ザインに配慮する。 □ 歩車道境界部は、開放感のあるデザインとす る。 □ ベンチ、車止めなどのストリートファニチュ 歩 道 建 築 物 アは道路空間と調和したデザインとする。 □ ストリートファニチュアやポール類の色彩は、 原則としてダークグレー色※を基調とする。 □ 敷地内空地と歩道部の舗装は一体的なデザイ 壁面線 敷地境界線 歩車道境界線 ンとし、マンホール蓋、みぞ蓋などは周辺の 舗装と調和したデザインとする。 敷地内空地と歩道部舗装の一体的なデザイン ※ ダークグレー色:マンセル値無彩色N3程度とする。 8 川崎駅西口大宮町 敷地と歩道の一体的な整備 歩道と一体化したマンホール シンプルな街路灯 シンプルなデザインのポール類 I I O K A W N I S O A H M I S A K I G Y A I U - E C C K H H I 景観形成のための行為の制限 I O 広告物のデザイン 広告物の位置と種類 街なみと調和する質の高いデザインの広告物な 屋上広告塔 壁面広告物 (ビル名称) どにより、街の賑わいを積極的に演出します。 住居系エリア 落ち着きのある景観と調和した広告物とします。 高 層 部 業務・商業系エリア 賑わいを演出する優れたデザインの広告物とし ます。 +45m ●基準(共通事項) 壁面広告物(箱型) 中 層 部 懸垂幕 壁面後退 突出広告物 □ できる限り基壇部に集約して設置する。 □ 歩行者の通行を妨げる位置に設置してはなら ない。 +15m 基壇部 デッキレベル 基壇部 地上レベル フラッグ 壁面広告物 (帯状) 窓面広告 突出広告物 (吊下式) +6m □ 建築物のフレームを活かした配置とする。 □ 高彩度色※を使用する場合は広い面積に使用 することを避け、アクセントカラーとして効 果的に使用する。 GL(地上レベル) 道路 □ 基壇部ではレンガ系の外壁に調和したデザイ 壁面広告物 (帯状) ンとする。 独立広告物 □ 回廊内は、本基準を適用しない。 □ 点滅型の広告物は原則として禁止する。 基準となる壁面線の位置 中・高層部 基準壁面線 敷地 境界線 基壇部 基準壁面線 バ ル コ ニ ー ※ 高彩度色:マンセル値による各色相の最高彩度の 2/3以上の値の彩度とします。 ※ 壁面線からの突出は基準壁面線からの突出幅としま す。 ※ この他、屋外広告物には川崎市屋外広告物条例など による規制があります。 壁面後退 デッキレベル 庇 回廊 ※ 回廊内の広告物は本基準の制限を受けませんが、屋外広告物条 例などの対象になります。 川崎駅西口大宮町 9 景観形成のための行為の制限 K A N I O W A S M H I S A K I G Y A I - U E C C K H H 広告物の詳細基準 ●屋上広告塔 壁面広告物 □ 原則として屋上広告物を設置してはならない。 突出幅 ただし、基壇部デッキ上において建築物と 一体的なデザインとした場合などは、緩和す ることができる。 ●壁面広告物 □ 高層部はビル名称に限り設置することができ る。 □ 建築物と調和したデザインとし、できる限り 切文字式 柱型の間など に設置されている 場合は柱の前面からの 距離を突出幅とみなします。 ※大きさや取り付け 位置に制限はありません 切り文字式とする。 □ 壁面線より0.4m以上突出してはならない。 0.1m以上 0.4m未満 □ 基壇部地上レベルにおいて壁面線より0.1m 0.1m未満 以上突出する場合は、地上から3.5m以下に 設置し、大きさは縦1.5m以下とする。なお、 この場合においても帯状の広告物については 縦0.9m以下とする。 高さ 1.5m以下 壁面より 0.1m以上突出するもの 壁面からの 突出幅が0.1m未満のもの ・地上から3.5m以下に設置す る ・埋め込み型、板型外照式など (照明は突出幅に含まない) ※大きさや取り付け位置に制限 はありません 帯状の広告物 高さ0.9m以下 壁面線 3.5m 以下 CONVENIENCE CONVENIENCE 0.4m 未満 ●突出広告塔 突出広告物 □ 高層部に設置してはならない。 □ 突出幅1.5m以下とし、箱形内照式の場合は 1.2m以下とする。 □ 箱形内照式の下端高さは地上から3.5m以上 地色 明度4 以下 とし、基壇部デッキレベルにおいてはデッキ レベルから2.5m以上とする。 □ 箱形内照式の表示面の地色は、原則としてマ K SA WA KAWEST ンセル値で明度4以下とする。 I m 1.2 10 川崎駅西口大宮町 KII SSAAK W WAA KKAAWEESSTT W m 1.5 m 1.5 箱型内照式 箱型内照式以外 箱型内照式以外 ・地上から3.5m以上に設 置する。 ・デッキレベルから2.5m 以上に設置する。 (切文字式など) (板型外照式など) I I O K A W N I S O M A S H I A K I G Y A I U C - E C K H H I 景観形成のための行為の制限 I O ●窓面広告物 窓面広告物 □ 高層部に設置してはならない。 店舗名称・会社名称 切文字式 掲示板型 ショーケース型 □ 窓面に店舗名称及び会社名称などを表示す る場合は、設置当該窓面積の1/2以下とする。 ただし、切り文字式とした場合や掲示板、ショ ーケースなどで表示する場合はこの限りでな い。 ●日除けテント 大きさに制限はありませんが、 デザインに配慮したものとします。 面積1/2以下 □ 日除けテントを設置する場合は、窓全面を覆 ってはならない。 日除けテント 日除テント 窓面を覆うテント □ 基壇部地上レベルに設置する日除けテントの 色彩は、原則としてマンセル値で明度4以下 とする。また、文字を入れる場合は文字高を ・明度4以下 0.2m以下とし、テント下端に記入するもの ・文字高 0.2m以下 とする。 ●独立広告物 基壇部地上レベルに 設置する場合 □ 高さ3mを超えて地上に設置する場合は幅1m 以下とする。 □ デッキ上に設置する場合は、高さ10m以下、 2.5m 10m 幅2.5m以下とする。 基壇部壁面線 □ 基壇部壁面線を越えてデッキ上に設置して はならない。 ●その他の広告物 □ 懸垂幕や大型印刷物などを設置する場合は 中層部以下とし、建築壁面とのバランスに配 ABC BLDG. 1m 慮したフレームを設置する。 □ フラッグなどは照明柱などと併せて積極的に 3m 設置し、まちの賑わいを演出する。 □ 自動販売機は、できる限り景観に配慮した色 ABC BLDG. 彩とする。 □ 映像表示などの新しいメディアを活用する場 地上設置 デッキ上設置 合は建築壁面とのバランスに配慮したものと ※ 基壇部壁面線を越えてデッキ上 し、賑わいの演出を行う。 に設置することはできません。 □ のぼり旗、立て看板は原則として禁止する。 ただし、周辺環境に配慮し、敷地内に設置す るもので、入居募集、または6ヶ月以内のも のは除く。 □ 可 動 式 広 告 物 は 高 さ 1.35m、幅 及 び 奥 行 0.6m以内とする。 彩りを与えるフラッグ 切り文字を使ったビル名 川崎駅西口大宮町 11 景観形成のための行為の制限 K A N I O W A S M H I S A K I G Y A I - U C E C K H H I I O あかりのデザイン 美しい夜間景観を創造し、都心の活気と居住空間の安らぎを共存させます。 住居系エリア やわらかいあかりで落ち着きのある景観をつくります。 業務・商業系エリア 建築物内部からのもれあかりや、ライトアップなど、多様なあかりで賑わい の空間を演出します。 賑わいの感じられるあかり ●基準 □ 屋外空間では、色温度※の低いやわらかい光を基調とする。 □ 光源の位置や配光は、周辺街区への光害に配慮する。 □ 地区のシンボル施設や歩行者の主動線を顕在化させるあかりの計画を行う。 □ 原則として点滅する照明は使用しない。 ※ 色温度:色温度の低いものほど赤みをおびた光となり、 高いものほど青みをおびた光となる。 やわらかく落ち着きのあるあかり みどりのデザイン 多様な緑の演出により大規模な建築物の印象を和らげ、潤いのある屋外空間 をつくります。 住居系エリア 地域の緑のネットワークや、コミュニティの形成を支援する豊かな緑(都市 の森)を形成します。 業務・商業系エリア 都市活動を支援する多様な緑により、新しい都市の風景を創出します。 人工地盤の高低差の印象を和らげる緑 ●基準 □ 人工地盤などの構造物の印象を和らげる緑を活用する。 □ 広場などでは四季の変化を取り入れ、人々の活動の場を形成する。 □ 基壇部では、見下ろされる視点に配慮した緑の配置を行う。 □ 管理者は、植栽に対し、維持、管理に努めること。 共通事項 高木に配慮した建築物 □ 建築物の内部や地下など公共空間から眺望できない部分について行われ る行為には、この基準を適用しない。 □ 景観形成方針に合致し、かつ優れたデザインと認められるものについ ては、この基準によらず弾力的な運用を行うことが出来るものとする。 □ 後発整備エリアでは、景観形成基準については道路のデザイン及びブリ ッジのデザインの基準を適用する。 見下ろされることに配慮した緑 12 川崎駅西口大宮町 K A W N I S O M A S H I A K I G Y A I U - E K C C H H I 届出の手続きについて I O □ 建築物・工作物の新築、増築、改築、 届出が必要となる行為 移転、外観に係る修繕・模様替え、外 観の色彩の変更、広告物を掲出する 工作物の設置・変更などについては、 市に届出が必要になります。 □ 届出の時期についての規定はありま せんが、景観計画に基づく景観形成 方針には、建築物の配置、意匠等に 建築物,工作物の新築,増築,改築,移転 係る事項も含まれているため、建築 基準法の確認申請を行う前に届出を 行い、必要な事項について協議を行 うための十分な時間的余裕を確保す るようにしてください。 なお、景観法により届出受理後、30 日を経過した後でなければ、工事着 外観に係る修繕若し くは模様替え,外観 の色彩の変更 広告物を掲出する工作物の設置,変更若 しくは改造 工できません。 (景観法第18条第1項) 届出が除外となる行為 ・ 仮設的に設置するもの。 届出の手順 事前相談 ・ 高さ5m以下かつ面積が10m2以下 方針・基準との 整合をチェック 届出 市と協議 方針・基準との 整合をチェック 景川 観崎 形駅 成西 方口 針大 ・宮 基町 準 のもの。 ・ その他、市長が都市景観の形成に影 響を及ぼすおそれがないと認める行 為。 既存のものへの基準の適用について ・ 都市景観形成方針・基準の告示の日 に既に存する建築物、工作物、広告 物などで基準に適合しないもの(既 存不適格物件)については、現存す る状況のままで存置する限り、是正 助言・指導 義務は発生しません。 ・ 既存不適格物件を含む敷地内におい 確認申請等の法令上の手続きの開始, 工事などの着手 て新たに別の行為を行う場合につい ては、原則として新たに行う行為が 基準どおりであれば、その他の既存 不適格物件の是正義務は生じないも 着手届 ※ 外観の仕上げ 工事に着手しよ うとするとき のとします。 ・ 既存不適格物件の部分的な変更は、 改善が終了した時点で基準が満たさ 完了届 れる具体的な計画(改善計画)に基 づいて行うものとします。 川崎駅西口大宮町 13