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大 分 県 支 部 - 東京歯科大学同窓会
東京歯科大学同窓会会報 目 第３４７号 次 巻 頭 言…………………………………………………１ お知らせ……………………………………………２∼３ VOICE …………………………………………………４ 理事会のうごき……………………………………５∼６ 保 険……………………………………………７∼１０ 学 術……………………………………………１１∼１３ 母校だより…………………………………………１４∼１６ 父兄会だより………………………………………１７∼１８ 支部のうごき………………………………………１８∼２６ クラス会だより……………………………………２７∼３０ OB 会・グループ・サークルだより ……………３１∼３２ 逝去会員・追悼……………………………………３３∼３４ 庶務日誌…………………………………………………３４ へんしゅうこうき………………………………………３５ （表紙 野村 淳） 今 は 昔 市川における運動会 ４年のとき 卒業アルバム・私のアルバムから 蜂 和 会 （昭和１２年卒） 若さに溢れたこのコラムは何時も 楽しく読んでいたが，半世紀以上前 の卒業アルバムもその中に割り込ん でみたいと思う。 から「代返」などは全く出来ない仕 療のときには，器材の準備や治療の 組みであった。 介助をしているが，その間にインス ２年の時の昭和９年の５月に，校 トラクターの指示に従って足踏エン 歌制定８周年記念というのがあっ ジンで切削をしたり，印像採得や洗 蜂和会は昭和８年に入学したクラ て，作曲者の山田耕作さんがあの講 浄などをしたりしていた。また口腔 スで，今では全国に９０歳以上のシー 堂で指導しているスナップがアルバ 外科などでは時として，珍しいケー ラカンスが２１人いる。 ムに載っている。また補綴の実習で スなどではもよりの数人の学生を集 お互いに石膏印像を採りあっている めて観察させることなどもあった。 スナップも載っている。 いわゆるクリニカル・クラークシッ 学生時代には，今では伝説上の人 物になっている血脇校長， 奥村鶴吉， 花澤 鼎，遠藤至六郎というような 昭和１１年，病院実習の始まろうと 先生方がマイク無しで１７０人に講義 する時，例の二・二六事件が起こっ をしていた。講義の時は学生の座席 ている。 プと呼ばれる臨床実習の進め方で あった。 ４年生の時の１１月に，市川にグラ は１２列に並んだ指定席で，それは４ 臨床実習では矯正科とレントゲン ンドが出来て，初めて運動会が行わ 年間変らなかったから，座席番号７５ 科は当番制であったが，保存，補 れたが，この時蜂和会ではクラス全 番であった私などはどの先生も右上 綴，口腔外科は初めに一人の患者さ 員で白いエプロンとスカートをはい 方１０度の角度で講義を聴いていた。 んを必ず学生とインストラクターが て，幼稚園の仮装をして遊戯などを 講義の出欠は，講義中に教務課の ペアーで配当され，その治療の終る 行ったこともカレッジライフの思い 人が新幹線の車掌のように，机間を まで担当するというシステムであっ 出のスナップとなっている。 通りながら空席をチェックしていた た。何時も学生はその患者さんの治 （榊原悠紀田郎 記） 校歌指導をする山田耕作（昭和９年） 補綴実習の印象採得 臨床実習（指導者と学生のペアー） 患者の示説 巻 頭 言 臼田前日歯会長の誕生に際しては，東歯同窓会と日大 との強い友好関係のなかで５年前その誕生を見ました。 時代はバブル経済崩壊以後，医療費抑制の大波はすでに １０年を越す長期にわたり，その間，総医療費にしめる歯 この難局だからこそ 科の割合は１１％から８％を割り込むまでに縮小され， 加えてその小さなパイを分けあう新設の歯科医療機関の 急増は目を見張るものでした。会員は明日の見えない閉 塞感に不安をつのらせ，日々苦しい医院経営を余儀無く されていたのです。会員の可処分所得はすでに半減して おり，この際強い指導力のあるリーダーの出現を心から 望んでおりました。そうして実現した臼田執行部の誕生 渉外担当常任理事 は，多くの会員からの期待とともに迎えられました。あ 増 田 進 致 る意味で歯科医の生活闘争の結果であったと言いかえる ことが出来ます。もち論，だからと言ってこの度の不法 行為を正当化しようなどと毛頭思いませんし，その誕生 に少なからず関わった者の一人としてその責任は免れる ものではありません。ただ，事件を語ろうとするからに は，その背後にある原因を，当時の歯科界の追いつめら れた状況を無視して語ることは出来ないと思うのであり ます。 「名前とは何でしょう。私たちがバラと呼んでいるも のは他のどんな名前で呼ばれても甘い香りに変わりない はず」 。これは，シェークスピアの戯曲， 「ロミオとジュ リエット」のなかでジュリエットが発した言葉です。 一方，それを受けて哲学者土屋賢二氏は，はたして 「キ ムチナットウクサヤオヤジノクツシタ」という名前でも 昨年の日歯事件に絡んでの贈収賄，業務上横領，政治 バラの香は同じだろうか，とまさに哲学的問いかけをし 資金規制法違反の容疑で起訴された前日歯会長臼田貞夫 ています。 「同じであり同じでない」ということでしょ 被告人に対する判決が，５月３１日東京地裁で行なわれま うか。バラはバラと呼ばれているからバラにふさわしく した。 あり続けているのでしょうし，一刻も努力をおこたるこ 冒頭，岡田雄一裁判長は臼田被告に対して「懲役３ となくかぐわしい香りを発し続けているからこそ，バラ はバラたらしめているのだろうと思います。 年，執行猶予５年」の判決を言い渡したのち，判決理由 歯科界１１０年の歴史のなかで東京歯科大学同窓会は常 を詳細に説明するなかで「国民からの信用を損なった責 任はきわめて重い」と断罪しました。 に業界の盟主として，いかなる困難な時代にもリーダー 一方，この判決を受けて日歯井堂会長は，日本歯科医 シップを発揮して来ました。東歯が東歯たるゆえんであ 師会としては，この度の判決を深く受け止め，今後二度 ります。私は，今日のような難局だからこそ，輝かしい とこのような不祥事を起こさないことを誓い，公正，清 母校の歴史を荷なっている一員だということを今一度思 廉を旨とし，より一層公益法人日本歯科医師会の社会的 い起こし，日々の診療そして患者さんをいとおしんでい 役割を果して参りますと表明しました。 きたいと思います。バラの香りのように。 1 お 知 ら せ 理事会より ● 日本歯科医師会の選挙規則が改正され，来年３月に行われます日歯会長選挙は代議員と新し く選出される選挙人の投票によって行われます。選挙人は本年１０月末日までに都道府県歯で 決定されます。同窓会では都道府県支部長に支部会員５０名以上の支部においては少なとも１ 名以上の選挙人を出してほしい旨，お願いいたしました。会員諸先生には特段のご理解とご 協力をお願いいたします。 同窓会事業・行事 ● 第３４回同窓会主催全国ゴルフ大会 と き ところ 平成１７年９月８日（木） 埼玉県霞ヶ関カンツリー倶楽部 ● 平成１７年度東京歯科大学同窓会評議員会・定時総会 と き ところ 平成１７年１１月１９日（土） 如水会館（千代田区一ツ橋２丁目） ● TDC 卒後研修セミナー２００５プログラム ベーシックセミナー №６「患者さんとながくかかわるために∼かかわりの一歩は記録から・ 記録の活用・患者説明・経過観察の第一歩∼」 フォローアップセミナー №７「ここはどうするの？MTM∼MTM・解決の糸口∼」 №８「こんな時どうするの？フラップオペレーション∼フラップ オペレーション・成功の秘訣∼」 問い合わせ先：東京歯科大学同窓会学術部 Tel.０３−５２７５−１７６１ ９月１１日 （日） １０月２日 （日） １１月１３日 （日） 地域支部連合・支部関係 ● 地域支部連合会長の交替 平成１７年１月１日交替 東北地域支部 !畑 研佑 氏（４６卒） 前連合会長 鈴木 貞雄 氏（１９． ９卒） 平成１７年１月１日交替 近畿地域支部 高橋 義弘 氏（３９卒） 前連合会長 吉田 朔也 氏（３５卒） ● 支部長交替 平成１７年６月１日交替 牛 込 支 部 臼井 久雄 氏（４０卒） 前支部長 鈴木 禎 氏（４１卒） 平成１７年５月２８日交替 前支部長逝去に伴い平成１６年９月２１日より支部長代行 福島県支部 遠藤 義弘 氏（３７卒） 前支部長 小森谷 豊 氏（４１卒） 平成１７年７月５日交替 十 勝 支 部 和田 大海 氏（５０卒） 前支部長 市之川正孝 氏（４６卒） 母校関係行事・案内 ● 第２８０回東京歯科大学学会総会 平成１７年１０月１５日 （土） 於：東京歯科大学千葉校舎 １６日 （日） 於：東京歯科大学水道橋校舎 （火） 正午 ※詳細は１６ページをご覧ください。 演題締切：平成１７年８月３０日 2 お知らせ トピックス ● 平成１７年度「特色ある大学教育支援プログラム」に本学が選定 文部科学省の平成１７年度「特色ある大学教育支援プログラム」に本学が申請したプログラムが選 定されました。 文部科学省が２００３年度から発足させた「特色ある大学教育支援プログラム」とは，大学教育の さまざまな分野にわたる全国の国公私立大学（短大を含む）の取り組みから特色ある優れたものを 選定し，将来の日本の高等教育の改善に活用するためのものです。 本年度は，全体で４１０件の申請があり，４７件が選定されました（採択率１１． ４％） 。 本学は「主として教育課程の工夫改善に関するテーマ」で，平成１２年度以来のカリキュラム改善 と評価方法の取組みを中心として申請し，書類審査ならびにヒアリング審査を経て採択されまし た。採択校には文部科学省から４年間にわたり補助金が交付される予定です。 （取組名称） 「IT 環境でのグローバル エ バ リュエーション」 （取組の概要） 本学では伝統的な講座制の下 に，科目担当者による単位認定が 行われ，学生の総括的評価がなさ れてきた。全人的歯科医師の育成 を目指した教育が謳われる今日， この科目の独立性が，学生の総合 的な歯科医学の知識の把握と系統 的インテグレーションの妨げとな るだけでなく，教育評価の一元的 な管理を不可能としてきた。そこ で，平成１０年からカリキュラムの すべての段階に，構造化された IT 環境を構築することによって，よ り質の高い歯学教育の実践を目指 すと共に，独自に開発された問題 作成システムにより試験問題を データベースとして大学が管理す ることで教育評価の一元的な管理 を可能とし，６年間を通して一貫 した学生の総括的評価を行ってい る。このような構造化された IT 環境を基盤とした学習評価をグ ローバルエバリュエーションと名 付けている。 この取組は，教職員が一体と なって組織的に実施され，教育の 質を保証する上で大きな成果をあ げている。 日本経済新聞 ２００５年（平成１７年）７月２３日付 3 Ｖ Ｏ Ｉ Ｃ Ｅ 日頃のおつき合い 中国地区代表理事 松 井 一 成 日歯会長選挙規則の改正が６月３０ 業の保険指導を受ける前，３ヶ月以 ら歯科の知識ばかりでなくボラン 日の日本歯科医師会臨時代議員会に 内が特に大切で理想的かと思いま ティア活動の大切さ，業界内での活 おいて決定しました。各都道府県歯 す。 動の大切さ，積極性を教育していく では会員１００名に１名の割合で，本 岡山県支部では，新年会・総会， 年１０月までに，選挙人を選出する事 毎月１４日の月例会，２ヶ月に一度は 卒後，同窓の子弟の動向は掴みや になります。医政に自分の意志を反 研修会（学術講演会，会員発表，新 すいですが，そうでない方々が，ど 映させるのに大切な選挙でもあり， 商品紹介，保険講習会，学術以外の この病院，学校に残られたか，どこ 同窓の結束を問われる場ともなりま 研修等）夏には在校生激励会，家族 に就職されたのか動向はわからな す。同窓や他校の先生方の協力や信 参加の夏のキャンプ，ミカン狩り， い，新卒業生の動向を確実につかみ 頼を得るには日頃の付き合いが大切 ゴルフコンペ２回，支部旅行，忘年 卒業当初から同窓で良かったという です。 会と自由参加ながら，良い付き合い 思いをしていただきながら，同窓と 先の７月２日の中国地区連合会の が出来ています。近年は若手の参加 しての役割を協力していただいてい 懇親会の席でも若い先生方をこうし も多く益々結束が堅くなっていると く中で結束ができ，ファミリー的な た会合に参加させるのにはどうした 感じています。 結束が育ってゆくのではないかと思 ことも大切だと思います。 らよいかとのことで話題となり，支 同窓会，県歯会，日歯での活動と 部内に同窓が開業したとか，帰って いろんな役が回ってきます。こうし 疎遠な仲で急に大役や委員になっ きたとかの情報が入ったならば，単 た役を快く受けて頂くには日頃から てほしい，同窓だから協力しろとい に知っているというだけでなく，支 のおつき合いがあってはじめて協力 われてもうまくいくものでないと思 部長や同級生，近くの同窓が直ぐに が得られるのだろうと思います。選 います。同窓として先輩として十分 コンタクトをとり，例会に誘う，ス 挙協力にしろ，立候補をお願いする なおつき合いができていてはじめて タディグループに入れる，困ってい にしろ同窓だからだけでは，時には 協力が得られ，外部からは結束が堅 ることや支部情報を与え，孤立感を 全面協力できない日頃のおつき合い いと評価されるのだと思います。そ 感じさせないで，何時でも同窓が見 もあります。同窓が同窓としての無 れには，卒後の個人情報の的確な把 守っている，協力してくれる，助け 理をお願いしたり，協力をお願い出 握が必要であり，同窓会本部と支部 てくれるということを実感させ，支 来るには日頃からの親密な付き合い とクラス会の情報の連携を緊密にす 部活動に組み入れてゆくことが大切 の中から得られるものだろうと思っ る連絡網のようなものが必要でない だと言うことになりました。新規開 ています。そのためには，在学中か かと思います。 4 います。 理事会のうごき 更なる財政の健全化ヘ 平成１６年度監査報告を承認 第２回理事会において４月２２日に開かれた平成１６年度の監査の報告が高原常任監事 より行われた。同決算が適性に処理されているとの報告を承認した。来年度も更なる 財政の健全化が必要となる見通しである。 & 高齢会員から会費免除辞退の申し出がある場合は 第２回理事会 ご厚意をお受けすることを了承。 ' 平成１７年度夏季期末手当を支給することを報告， 平成１７年５月１４日（土）午後４時 於 熱海・三平荘 了承。 ( 平成１６年度東京歯科大学同窓会決算書について常 出席 嘱託２名を含め２８名 議長 池田副会長 任監事および監事から監査の結果，適性に処理され ていたことを報告，了承。 ) 平成１６年度東京歯科大学同窓会決算書の資料に基 会長挨拶 事情により一年遅れた移動理事会であるが，会議にお づき科目ごとに収支内容を説明，了承。 * 東京都歯科医師会会長を任期満了で退任された いては充分に協議し，懇親会ではこれまでの労苦を癒し 交流を密にするよう挨拶。 貝塚雅信氏に感謝の意を述べた。 + 学術講演会助成金の支出について１件報告。 黙 , 学術講演会講師派遣交通費の支出について１件報 祷 新潟県支部・金子裕一氏他１１名のご逝去を悼み，謹ん 告。 で哀悼の意を表した。 - TDC 卒後研修セミナー２００５は４月９日開講，順 会務報告 . ７月９日に卒後研修セミナー３０周年記念フォーラ 調に行われていることを報告。 " 平成１７年４月１３日から１２月１９日までの日程につい ムを，また，１０日には３０周年記念シンポジウムを開 て報告。 催するので多数参加されたいことを依頼。 # 支部長交替について報告。 / ７月３０・３１日に本会主管で第１８回全国歯科大学同 $ 支部長退任時の感謝状ならびに記念品を旧支部長 窓・校友会学術連絡会を開催することを報告。 0 １０月１６日開催の東歯学会は学術部委員が協力して １名に贈呈したことを報告。 % 平成１７年春の叙勲で次の会員が受章の栄誉に浴さ 血脇記念ホールにおいて開催するので多数の参加を れたので祝意を表した。 呼びかけるよう依頼。 瑞宝中授章 加藤 繁次氏（千葉県・推薦会員） 1 歯科学報編集等について学術部委員が協力する。 瑞宝中授章 石川 達也氏（東京都・昭３０卒） 2 東京歯科大学同窓会１１０周年アンケートの回答に 瑞宝小授章 宮下 智也氏（愛知県・昭３６卒） ついて，支部長あて協力依頼の文書送付を了承。 旭日双光章 黒河 成海氏（広島県・昭２３卒） 3 平成１７年度逝去会員は５月１２日現在で累計５５名， 旭日双光章 飯田 正一氏（佐賀県・昭３５卒） 規定により弔慰共済金を贈呈したことを報告。 旭日双光章 渡邊 修志氏（長崎県・昭３５卒） 4 罹災共済金を１件支給したことを報告。 瑞宝双光章 酒井惣一郎氏（神奈川県・昭２０． ９卒） 5 ４月１９日に厚生部委員会を開催し，緊急時歯科医 瑞宝双光章 江場 浩司氏（山形県・昭２７卒） 瑞宝双光章 !田 師派遣制度について検討中であることを報告。 6 第３４回同窓会主催全国ゴルフ大会について報告。 恬氏（滋賀県・昭２９卒） 5 理事会のうごき , ９月９日に社会保険指導者研修会が開催される。 $ 上野理事・東京 また終了後に情報交換会を開催することを報告。 ・東京都歯科医師会役員に選出された本会会員につ - 業者に作成依頼している会員名簿及び会費納入管 いて報告。 理システムは長期にわたって使用でき，セキュリ ・東京都歯科医師連盟会長に本会会員・大曽根正史 ティーについても万全を期せるように現在最終調整 氏が選出されたことを報告。 中であることの報告。 ・６月１４日開催の「東歯保険関係懇談会」の案内を . 個人情報保護法施行に伴い，同窓会名簿及び同窓 配付して多数参加されたいことを依頼。 % 山田理事・信越 会 HP における「個人情報の利用目的」を明記し なければならないことから，現在委員会で検討中の ・信越地域支部連合会会長の交替について報告。 これら資料を次回理事会に配付したい事を報告。 ・６月２５日に新潟県支部総会を，また，９月１７日に 信越地域支部連合会総会をそれぞれ開催すること 各地域選出理事報告 を報告。 " 藤森理事・北海道 & 喜田理事・東海 ・北海道地域支部連合会会長が交替したことを報 ・９月１８日に東海地域支部連合会総会を開催するこ 告。 とを報告。 ' 前田理事・北陸 ・８月２０日に北海道地域支部連合会９０周年式典・祝 賀会を開催することを報告。 ・６月２５日に北陸地域支部連合会総会を開催するこ ・９月１８日に北海道地域支部連合会総会を開催する とを報告。 ( !田理事・近畿 ことを報告。 # 関谷理事・関東 ・１１月２３日に近畿地域支部連合会総会を開催するこ ・９月３日に関東地域支部連合会総会を開催するこ とを報告。 ) 松井理事・中国 とを報告。 ・緊急時歯科医師派遣制度実施時期についての質問 ・７月２日に中国地域支部連合会総会を開催するこ がなされた。 とを報告。 * 久保田理事・四国 担当よりの回答： 近々学長，病院長に協力を依頼し，再度検討 ・５月２１日に四国地域支部連合会総会を開催するこ するので当分時間を要する。 とを報告。 + 江崎理事・九州 ・学術講演会の講演者と演者リストの有無，また， 講演者への謝礼の基準についての質問がなされ ・６月１８日に九州地域支部連合会支部長会を，１０月 た。 ８日に九州地域支部連合会総会をそれぞれ開催す 担当よりの回答： ることを報告。 ①例年支部長に協力を依頼しアンケートを実 施しており，過去の講演者と演題のリスト 協議事項 " 同窓会費および共済負担金納入延期願いについて を保有している。 ②各地域に学術ネットワークを設置し，学術 １件承認。 # 平成１８年度執行部各部の事業計画および予算要求 に関する事項について対応できるようにし 書を７月３１日までに提出することで承認。 ている。 ③講演者への謝礼については各支部の事情も $ 大学から東歯学会と歯科学報編集等について臨床 あるのでそれぞれに対応していただきた 医である本会会員と共同で作業を行いたいとの要望 い。 があり，目下学術部がこれに対応しているが，学術 部委員も人員的に限られているので増員の方向で検 討，協議の結果人事案件であるので会長に一任する ことで了承。 6 保 険 「個人情報保護法に関する Q & A」 本年４月より施行された個人情報保護法は，５０００件 を超える個人情報を保有する医療機関において「個人情 報の保護に関する法律」及び厚生労働省が作成した「医 療・介護関係事業者における個人情報の適切な取り扱い のためのガイドライン（以下ガイドラインと略す） 」に 沿った対応をしなければいけません。そこで一般の歯科 医院で対応しなければいけないことはいったい何なの か？どんなことに気をつけたらよいかを Q & A 形式で まとめてみました。また，現在東京歯科大学千葉病院で 使われている，個人情報に関する資料と「開示申請書」 を掲載いたしましたので，ご参考にしていただければと 思います。 ⑤本人からの個人データ開示に対する対応 ⑥個人データの訂正及び利用停止 ⑦情報収集の理由の説明，苦情へ対応 Ｑ５ 歯科医院で取り扱う個人情報とはどんなものです か。 Ａ：氏名，生年月日，その他の記述等により特定の個 人を識別できるものすべてを指します。具体的に は，診療録，処方箋，手術記録，検査所見記録， エックス線写真，歯科衛生士業務記録，歯科技工 指示書，紹介状，調剤録などです。この他にも事 業を行う上で入手した従業員や取引業者の社員等 の個人情報についても対象となります。 Ｑ１ 取り扱う個人情報の数が少ない歯科医院は個人情 報保護法の対象外ですか。 Ａ：個人情報保護法では，取り扱う個人のデータ数が 過去６ヶ月以内に１度も５０００件を越えたことが ない小規模事業者は，個人情報事業者としての義 務等は課せられません。しかし，ガイドラインで は小規模事業者である歯科医院に対しても，ガイ ドラインを遵守する努力義務が求められています。 Ｑ６ 歯科医院で院内掲示が必要なものはどのようなも のですか。 Ａ：①個人情報保護に関する考え方や方針，②個人情 報の利用目的，③個人データの開示手順や個人情 報の取り扱いに関する規程，④苦情への対応と体 制，等が必要です。 Ｑ７ 個人情報の利用範囲に関して，患者一人一人に同 意を求めなくてはいけませんか。 Ａ：院内掲示及びパンフレット等を渡しておけば問題 ありませんが，診療前に「掲示を見ていただけま したか？」 「お考えが変わった場合には，遠慮な くお申し出下さい」などと意思確認することが望 ましいと思われます。 Ｑ２ 個人情報取り扱い件数が５０００件以下の歯科医院 は，個人情報保護法の罰則等の対象となりません か。 Ａ：罰則，行政処分は受けません。しかし，小規模事 業者だからといって情報の不適切な取り扱いによ り，権利を侵害した場合，民事責任を逃れられる わけではありません。 Ｑ８ 民間の保険会社からの問い合わせについてどう対 応するべきですか。 Ａ：患者本人の同意を得ずに回答してはいけません。 Ｑ３ 個人情報保護法の施行前から所有している個人情 報も法律の対象になりますか。 Ａ：個人情報の取得時期に関わらず，保有している個 人情報はすべて対象となります。つまり，歯科医 院においては保存しているカルテ等の数が５０００ 件を超えていれば対象となります。なお，法令で 規定されている保存期間を経過したカルテ等につ いても，保存していれば対象となります。 Ｑ９ 職場からの問い合わせについてどう対応するべき ですか。 Ａ：職場から，患者の病状や回復の見込みに関する問 い合わせがあった場合，患者本人の同意を得ずに 回答してはいけません。 Ｑ１０ 警察から患者に関する問い合わせを受けた場合ど う対処すればよいでしょう。 Ａ：令状がある場合は全面的に協力しなければいけま せん。令状がなく任意の場合には，協力する義務 はありません。任意協力でありながら，同意を得 ずに提出した場合には損害賠償を請求される可能 性もあります。 Ｑ４ 個人情報保護法に伴い歯科医院では行わなければ いけないことは何ですか。 Ａ：以下の事を行う必要があります。 ①個人情報の利用目的の特定とその通知 ②個人情報の適正な取得と正確性の確保 ③個人データの安全管理措置 ④個人データの第三者への提供の制限 7 保 険 Ｑ１１ 企業検診や区民検診を受託しましたが，結果を企 業の担当者に通知することは個人情報保護に違反 しないでしょうか。 Ａ：この場合は個人データを委託元に提供することに ついて，本人の同意が得られているものと考えら れます。 Ａ：カルテに記載されている情報の中には，患者と医 師双方の個人情報という二面性を持っている部分 があります。しかし，そもそもカルテ全体が患者 保有の個人データであることから，患者本人から の開示の求めがある場合に，その二面性があるこ とを理由に，カルテの全部または一部を開示しな いことは出来ません。 Ｑ１２ 他の医療機関から過去の診察結果等について照会 があった場合の対応はどのようにすればよいので しょうか。 Ａ：患者の同意の上での照会であることが確認できれ ば，診療情報を提供しても問題ありません。 Ｑ１９ カルテ開示を請求された場合，必ずしなければい けませんか？ Ａ：基本的には患者本人から開示が求められた場合に は，開示を拒否できません。ただし開示すること により，本人又は第３者の生命，身体，財産その 他の権利利益を害するおそれがある場合や，事業 者の業務の適正な実施に著しい支障を及ぼすおそ れがある場合，また他の法令に違反することとな る場合については，全部又は一部を開示しないこ とが出来るとされています。 Ｑ１３ 患者を紹介してくれた医療機関に，患者の氏名の 入ったお礼状を葉書で出しました。これは個人情 報保護法に違反していますか。 Ａ：患者の了解を得るか，紹介元に診療経過あるいは 結果の回答を返すことを掲示しておくことが必要 です。 Ｑ２０ 患者の代理人から患者本人の委任状を提出の上， 保有個人データの開示の求めがあった場合，本人 の意思が明らかであるとみなしてよいでしょう か。 Ａ：開示の求めを行った者及び開示するデータの範囲 等について，本人の意思の確認をすることが必要 です。個人情報保護法及び政令においては，法定 代理人や本人が委任した代理人が開示等の求めを することが出来るとされていますが，ガイドライ ンではこのような代理人による開示等の求めが あった場合について，当該代理人の求めが本人の 意思によるものであるかを慎重に確認することを 求めています。 Ｑ１４ 患者の家族であれば，どの家族に病状を説明して もよいでしょうか。 Ａ：家族も第３者として扱われますので，予め誰に説 明するかについて患者本人の同意があることが望 ましいです。 Ｑ１５ 電話での応答は本人といえどもいちいちその本人 であることの確認をしなければいけないというこ とですが，どのような確認をすればよいのでしょ うか。 Ａ：ID 番号，氏名，生年月日等の確認が必要です。 機微な情報の話はしないほうがよいでしょう。 Ｑ２１ 保有個人データの開示に当たっては，どのような 方法で開示すべきでしょうか。 Ａ：開示の方法は，書面の交付又は求めを行った者が 同意した方法によることとされています。した がってカルテのコピーを渡すのではなく，面談し て伝えるということも可能かと考えます。実際の 患者からの開示に対しては，開示請求書を制作し ておき書面で請求してもらい，それに対応したほ うがよいでしょう。 Ｑ１６ 家族，親族からの電話の問い合わせの場合，どの ような確認をすればよいのでしょうか？ Ａ：患者の承諾がない限り，電話での対応はしないほ うがよいでしょう。患者の登録している電話番号 に折り返し電話してから話すほうがよいでしょ う。 Ｑ１７ 外来の呼び出しについて氏名で呼び出す事にも制 限が加わりますか。 Ａ：患者の間違えをなくすために氏名を呼ぶことは差 し支えありません。ただし，望まない患者は，そ の旨申し出ていただければ対応することを，明示 することが望ましいでしょう。 Ｑ２２ 個人情報の開示に関して手数料が徴収できること になっていますが， 「実費を勘案して合理的であ ると認められる」金額の具体的な範疇を教えてく ださい。 Ａ：常識的な範囲内であれば，医療機関ごとに決める のがよいでしょう。人件費，諸費用は請求しても よいでしょう。しかし，きわめて高額にするとい う場合には，開示を妨げていると判断されかねま せん。 Ｑ１８ カルテには患者についてのデータもあれば，それ に対しての医師が行った判断や評価も書かれてい ます。その面ではカルテは医師の個人情報とも言 うことが出来るのではないでしょうか。 8 資料提供・東京歯科大学千葉病院 保 9 険 保 険 資料提供・東京歯科大学千葉病院 10 学 術 卒研リポート２００５ 臨床実技セミナー フラップオペレーションの実技 ―再生医療の入り口― ６月４日 （土） ，５日 （日） 血脇記念 ホールにおいて今年３回目の卒研セ ミナーが開催されました。この前夜 はワールドカップアジア最終予選日 本対バーレーン戦が行われ，明け方 近くまでサッカーを見てから出席し た受講者も多かったようです。スラ イドでの講義中にはずいぶん苦労？ されている方がいました。ところで 臨床実技セミナー「フラップオペ レーションの実技」は今年で５回目 になります。エムドゲインなどが追 加され内容も充実してきています。 また何よりも学術部委員会にノウハ ウが蓄積されてきています。 学術部委員会によれば「歯周外科 の基本であるフラップ手術をやって みたい，やっているが上手くできな いという方を対象に，切開・縫合か ら術後管理にいたるまで，また初心 者が陥りやすいミスなども多くの症 例やビデオでその手技と勘所を解説 いたします。また実習では，ブタ顎 骨を使用して，切開方法，デブライ ドメント，歯肉弁の取り扱い方法， 各種縫合法などを体感していただ き，Open flap curettage と Apically positioned flap の術式をマス ターしていただきます。 」という豊 富な内容です。二日間のうち土曜の 午後に講義，日曜日にブタの下顎骨 を使用した実習というセミナーでし た。他の臨床実技セミナーと同様に 少人数のグループに別れ，丁寧な指 導を受講者は受けていました。ブタ の下顎骨を前に根をつめ息を殺して 受講者は取り組み，まさに息が詰ま るような真剣な雰囲気でした。取材 している私まで息苦しさを感じるほ どの熱意を感じました。 フラップは再生医療の入り口 フラップオペレーションをほとん どやらない会員もいらっしゃること と思いますが，そのような先生方に 歯周病の山田 了教授が強調されて いたことを三つ是非お伝えいたした いと思います。 １． 「フラップは再生医療の入り 口，フラップを確実にできなければ ２１世紀これからますます広がってい く再生医療の入り口に立つことがで きない。 」再生医療の多数の臨床例 もスライドで出されていました。深 い骨縁下ポケットであった部位に見 事に骨の再生を起こしているもので した。術式では出血が止まったきれ いな骨欠損の環境下での歯根膜の存 在がフラップに限らず再生療法にお いても重要なことを説明されていま した。 ２． 「将来，糖尿病をなおすため に歯周病をなおす，心臓病をなおす ために歯周病をなおす，そして全身 をなおすために口腔をなおす，その ような時代にこれからなっていく。 このための有力な武器としてフラッ プオペレーションがある。 」 ３． 「これからの歯科医師過剰時 代の差異化を図る上で再生医療は重 要な流れになっていくと思わ れ 11 る。 」従ってこの臨床実技セミナー もこれからさらに重要性を増してい くのではないかと思います。 フラップオペレーションの熟練 最初のうちはフラップが一度でき ると，どんな症例でもできるような 気になってしまいがちです。しかし 実際は開いて閉じるような比較的簡 単な症例から， 「これはどうしよ う？」という様々な難しい症例に出 会います。今年１１月にはフォロー アップセミナー「こんな時どうする の？フラップオペレーション・フ ラップオペレーション成功の秘訣」 が開催されます。これからフラップ を行い壁にぶつかったときにはご活 用くださいという内容だそうです。 フラップオペレーションの臨床実 技セミナーが終了し， 「先生また行 く？」 「また行こう」という会話が 聞こえていました。このフォロー アップセミナーを帰り際に申し込む 姿が見られました。熱心な先生が沢 山いらっしゃると感じるのは，私の 「怠け心」のせい？か………。 （取材・広報部 三友和夫） 学 術 卒研リポート２００５ フォーラム 歯科医としての生涯研修 ∼榊原悠紀田郎先生と共に語る∼ ７月９日 （土） 「歯科医としての生 会では昭和４４年に阪大同窓会 PG が の時代背景から，今何が起こってい 涯研修」榊原悠紀田郎先生と共に語 最初に始め，本学同窓会では昭和５０ るのかを臨床観察することから教え ると題して３０周年記念卒研セミナー 年から実施され，３０周年を迎えたの られ，８０年代後半から医療が量から が開催された。天野 恵同窓会長の である。 質に変化し，これまでを観るとこれ ご挨拶の後，演台に立たれた榊原先 １４：３０∼１５：１０ からが観え， 「歯科医の生涯研修」 生は昭和１２年に我校を卒業され齢９１ 「教育現場から見た は臨床研修が主役になるべきで，教 才になりますが，半世紀以上も生涯 生涯研修とは」 えられ与えられる研修が一次研修な 研修に関われており，情熱を持った 石井拓男先生 ら，患者から学ぶのが二次研修で， 臨床研修の必修化は，医師におい 二次研修の記録を集め報告し合うこ １３：００∼１４：３０ ては昭和４３年から実施されている とが大切である。T. D. C 卒研のこ 「いわゆる卒後研修の が，平成１８年４月から歯科医師法に れからとして，１． 知識より体験実 歴史と変遷」 定められた臨床研修が歯科において 習，２． アウトプットの場の提供，３． お話しが印象的でした。 榊原悠紀田郎先生 も必修となる。今後も研修施設の指 症例と臨床研修の長期経過を後輩に この中で，研修とは「ある分野で 定，指導医の要件，研修プログラ 伝える と結び，話の中で「体験は その仕事を進めてゆくための学習」 ム，管理委員会等諸問題が山積して 後日よみがえる」の言葉が頭に残っ を意味し，一生勉強してゆくことが おり，国民の信頼に応える医療・歯 た。 重要なことであると述べられた。受 科医療についての全国的なレベルで 続いて鼎談に入りその中で研修 講者に当日配布された資料を元に， の体制の確立が必要となる。望まれ はお話しを聞く会ではなく話し合う 歯科医学専門学校の臨床実習科コー る歯科医師像を実現するため各大学 ものであり，お互いに発表しあい評 スの発足の中で「臨床実習科−BDS でもカリキュラムを改変中である。 価しあうことを改めて学んだ。 コース」は大正１４年３月から週３回 平成２５年頃から新しい歯科医が姿を 診療後夜７時から９時まで，保存， 現わすと期待をしている。 ていだん １７：３０より会場をドームホテルに 移し懇親会に入った。席上石川前学 外科，補撤，継続架工科，矯正科の １５：１０∼１５：５０ 長が挨拶の中で， 「本日は歯科界の 合計７０回行われ，７０年以上昔の先生 「私の生涯研修」 歴史，立前，真髄を聞かせて頂き大 方が良く研修された事が分かった。 宮地建夫先生 研修もポストグラジュエートや臨床 ３０余年に亘る臨床経験から学んだ 実習等様々な表現があり，大学同窓 ことから話が進み，先生の卒業前後 12 変有意義でした」と述べられ，和気 藹々の中閉会した。 （取材・広報部 黒澤珍介） 学 術 卒研リポート２００５ シンポジウム 高齢社会から求められているもの…そして歯科界の今 ２００５年７月１０日 （金） ９時３０分より ます。多くの職種との連携の中から 東京歯科大学水道橋校舎，TDC ビ 真の治療の形が見えてくると力説さ ル２F の血脇記念ホールにおいて， れました。噛んで食べるって生きて 東京歯科大学同窓会主催による標記 る気がする。こうした患者さんの声 シンポジウムが開催されました。 が更なる発展のエネルギーになる。 コメンテーターに横浜市開業の そして，私達自身が医療人としての 加藤塾（全国訪問歯科研究会）を主 手応えを喜びならが素敵な人生を送 宰する加藤武彦先生をお迎えし， るために，今地域ケアがとても大切 加藤先生に所縁のある，現在地域で に思えると締めくくりました。 らい噛めることを確認しなさい。こ 活躍されている歯科医師，衛生士， 光銭裕二（こうせん ゆうじ） れは加藤塾の合い言葉のようなもの 関連職種の方々７名がシンポジスト 昭和５４年日本歯科大学新潟歯学部 ですが，地域口腔ケアにおいて歯科 として日頃の活動や考え方を発表さ を卒業され，昭和５９年函館市に開 医師，歯科衛生士の役割を考えると れました。 業。 き，さらに発展させ，口に関わる地 糟谷政治（かすや まさはる） 石井静香（いしい しずか） 治療ケアはもちろん，リハビリ 域のセーフティネットワークの構築 テーションにも目を向け，毎日患者 が重要であるといいます。 口腔ケア， 東京歯科大学を１９７１年に卒業さ さんと接している介護職，医療従事 口腔リハビリは高齢者に多い誤飲性 れ，現在浜松市で開業されている先 者，家族の協力がなければ効果は期 肺炎を予防し，全身病の予防や痴呆 生は歯科衛生士による口腔ケアを実 待できない。ここでも連携の必要性 を防ぎます。こういった様々な治療 践し，現在施設のケアワーカーに指 を強調されました。さらに死を迎え 効果を紹介し，全国レベルでのネッ 導をしてその充実を目指していま ようとしている人生最後の時期，口 トワーク構築を熱く語りました。 す。関連する他業種の人々とのチー 腔機能を出来るだけ引き出し，生き 黒岩恭子（くろいわ きょうこ） ムワークによるケアの重要性を力説 る意欲を引き出すために関わって， １９６４年日本女子衛生短期大学を されました。そして普通に訪問診療 初めて生涯を通した歯科医療が完成 卒業され，１９７０年神奈川歯科大学 をする歯科医師が増えてくれる事を すると話されました。 卒業，１９７５年神奈川県茅ヶ崎市に 願っていると結ばれました。 堺 千代（さかい ちよ） 開業し現在に至る。 石井静香さんは１９９４年名古屋デ 現在，函館おしま病院勤務，ホス 先生は在宅往診の経験を通し，啖 ンタル衛生士学院を卒業され，糟谷 ピスケア認定看護師として活躍され を取る器具，口の中の異物を取る器 先生と共に施設の訪問口腔ケアをし ています。人生最後を迎えようとし 具，口腔リハビリのための器具など ながら，衛生士としての活動の報告 ている方たちが入所しているホスピ を考案し，これらを駆使して，患者 をされ，歯科医師と衛生士，施設の ス病棟の看護のなかで口腔内の乾 さんの治療，リハビリ，家族の指導 職員とのチームワークがケアの質を 燥，舌苔，口 臭，口 内 炎，カ ン ジ を実践されています。 高める事を報告されました。 ダ，疼痛，味覚障害のケアが歯科医 前半の最後に石川前学長はこう発 足立 融（あだち あきら） 師指導のもとで行われ，患者さんの 言された。 「介護，訪問診療は機械 昭和５９年東京歯科大学を卒業，平 苦痛を取り除き，壮快感，食への欲 的にではなく，愛情を持ってされな 成元年鳥取県境港市に開業され，平 求，容姿に至るまできめ細かいケア ければならない。 」 成１７年ワイエイデンタルクリニック が行われている様を話されました。 を開設。 米山武義（よねやま たけよし） 訪問歯科診療の現状に疑問を抱 き，介護・看護からのニーズに答え る歯科治療を目指して活動されてい 昭和５４年日本歯科大学歯学部を卒 業され，現在静岡県に開業。 義歯を作ったらその場で噛んでも 13 高齢社会から求められているもの を考える時，我々の学ぶべきことが いかに多くあるかを問い掛けるシン ポジウムでした。 （取材・広報部 野村 淳） 母 校 だ よ り 母 校 の 今 東京歯科大学千葉病院歯科麻酔科 リラックス治療外来 慢性の痛み・しびれ外来（ペインクリニック） 東京歯科大学歯科麻酔学講座 教授 平成１７年度から，千葉病院には１１ 一 戸 達 也 静脈内鎮静法下での治療が難しい しれません。 の専門外来が開設されました。その そこで，精神鎮静法（おもに静脈 ような患者様（小児を含む）の場合 うち，歯科麻酔科には「リラックス 内鎮静法）によってこのような不安 には，全身麻酔下の歯科治療も積極 治療外来」 「 ，慢性の痛み・しびれ外来 を除去または軽減し，快適な環境下 的に行っています。年間約１５０例の （ペインクリニック） 」 ， 「障害者歯科 で歯科治療を受けていただく場を提 全身麻酔が行われ，そのうちの８０％ 外来Ⅰ」が設置されました。今回 供するのが， 「リラックス治療外来」 程度は日帰りで行っていますので， は， 「リラックス治療外来」と「慢性 です。水道橋病院には「リラックス 入院の必要がありません。 の痛み・しびれ外来 （ペインクリニッ 歯科治療外来」が先行して設置され 歯科恐怖症や異常絞扼反射のある ク） 」についてご紹介いたします。 ていますが，千葉病院でもこの度， 患者様でご苦労されている同窓の先 患者様のご紹介だけでなく，患者 名乗りを上げることになりました。 生方は，是非ご一報ください。 「お 様についてのご相談も，お気軽にご 東京歯科大学では昭和４０年代後半 昼寝の間に歯科治療」を合い言葉 連絡ください。千葉病院歯科麻酔科 に，中久喜 喬名誉教授と金子 譲 に，安全で快適な歯科治療を提供い 外来の直通電話は，０４３−２７０−３９０２ 学長が我が国で最初の静脈内鎮静法 たします。 です。 を実施し，その後も数多くの症例を 経験してきました。現在では，千葉 ２．慢性の痛み・しびれ外来（ペ 病院は年間約１， ５００例の静脈内鎮静 インクリニック） 安全性が医療の基本であることに 法を行っています（図１，２） 。こ 慢性の痛み・しびれ外来（ペイン 疑いの余地はありませんが，これに れは，他の歯学部と比べると，５∼ クリニック）は，三叉神経痛や顔面 加えて快適性があって初めて，患者 １０倍という圧倒的な症例数です。患 神経麻痺はもちろん，顎関節症の筋 様の満足できる医療が提供できるの 者様の年齢層も１０歳代から８０歳代ま 痛（筋・筋膜痛症候群：MPDS） ， ではないでしょうか。国際基準であ でと幅広くなっています （図３） 。 「リ 帯状疱疹など様々な口腔顎顔面部の る ISO９００１：２０００では，QA（Qual- ラックス治療外来」で担当する患者 痛みや運動・知覚麻痺を治療の対象 ity Assurance：品 質 保 証）と CS 様は，高血圧症などの有病者や脳貧 としています（表１） 。また，抜髄 （Customer Satisfaction：顧 客 満 血症状・過換気症候群・異常絞扼反 や抜歯後に臨床的には特別な異常所 足）が謳われており，医療において 射（嘔吐反射）などの歯科恐怖症の 見を認めないにもかかわらず，持続 も極めて重要な概念だと考えます。 方々ですが，ミダゾラムやプロポ する灼熱痛や拍動痛を訴える場合， 例えばインプラント治療のように， フォールなど様々な薬剤を使い分 慢性難治性疼痛の一種である com- １．リラックス治療外来 いかに医療者側が高品質の医 療 け，常に快適な環境で歯科治療を受 plex regional pain syndrome（CR- （QA）を提供したとしても，患者 けていただけるように努力していま PS）という神経因性疼痛を発症し 様の不安や痛みを我慢させたまま処 す（図４） 。特に最近は，異常絞扼 ていることがあり，これも治療の対 置を行ったのであれば，患者様の十 反射のある患者様がかなり増加して 象です。加えて，最近増加している 分な満足（CS）は得られないかも います。 のが，下顎智歯の抜歯後やインプラ 14 母校だより ント手術後の下歯槽神経・舌神経麻 は， 「発症したらともかく速やかに ります。医原性疼痛や麻痺の場合， 痺の症例です。これらの症例は，単 専門的治療を行う」ことです。痛み 後で医事紛争にもつながりかねませ に神経麻痺が持続するばかりでな も麻痺も，治療開始が早いほど多く ん。是非，速やかにご紹介くださ く，神経損傷の状況によっては，後 の症例で予後が良好ですが，慢性化 い。当外来のスタッフが総力をあげ に CRPS へと発展し，単純な麻痺 した状態では治療が極めて困難にな て対応いたします。 と思われた状態が異常なビリビリ感 （dysesthesia）を伴う痛みへと変化 表１ ペインクリニックの適応 してしまうこともあります。 これらの患者様に対して，星状神 経節ブロックを含む神経ブロックや トリガーポイント注射，ドラッグ チャレンジテストに基づく投薬治療 など，様々なペインクリニックの専 門的治療を年間２， ０００例近く行って います（図５−８） 。 ペインクリニックで重要なこと 図１ 静脈内鎮静法の実施風景 図２ 精神鎮静法症例数の推移 図３ 静脈内鎮静法患者の年齢分布 図４ 静脈内鎮静法患者の内訳 図５ 帯状疱疹患者に対する星状 神経節ブロック 図６ 筋・筋膜痛症候群患者に対 するトリガーポイント注射 図７ ペインクリニックの症例数 図８ ペインクリニックの診療内容 15 母校だより 「東京歯科大学学会」水道橋校舎で開催 第２８０回東京歯科大学学会総会 第１日目 ２００５年１０月１５日（土） 於：千葉校舎 第２日目 ２００５年１０月１６日（日） 於：水道橋校舎血脇記念ホール ※ 評議員会・総会は１０月１５日（土）１２：３０∼１３：３０に千葉校舎「第１会場」で開催します。 第２日目プログラム １０：００∼１２：００ 延世大学校歯科大学との共同シンポジウム「口腔顎顔面領域における骨形成と再生の最前線」 （同時通訳付） 座 長 金子 譲 先生（東京歯科大学学長） 朴 亨植（Hyung Sik Park）先生（延世大学校歯科大学口腔外科学教授） 演 者 東 俊文 先生（東京歯科大学口腔科学研究センター分子再生研究室講師） 「成人幹細胞の有用性−成人幹細胞の展望とその実用化における問題点−」 演 者 李 基竣（Kee Joon Lee）先生（延世大学校歯科大学矯正学助教授） 「頭蓋縫合形成における遺伝子機能の変化」 演 者 山田 了 先生（東京歯科大学歯科保存学第二講座教授） 「歯周組織再生治療における骨形成」 演 者 金 昌成（Chang Seong Kim）先生（延世大学校歯科大学歯周療法学助教授） 「各種生体材料を rhBMP のキャリアーとして用いた時の骨形成」 １３：００∼１３：５０ Keynote Lecture 「口腔癌治療の最前線」 座 長 柴原 孝彦 先生（東京歯科大学口腔外科学講座教授） 演 者 丹沢 秀樹 先生（千葉大学大学院医学研究院臨床分子生物学講座教授） １４：００∼１７：００ インプラントシンポジウム「インプラントの臨床的疑問と最近の知見」 座 長 宮地 建夫 先生（東京都開業） 椎貝 達夫 先生（東京都開業，東京歯科大学臨床教授） 矢島 安朝 先生（東京歯科大学千葉病院口腔インプラント科助教授） 問題提示 藤関 雅嗣 先生（東京都開業） 関根 秀志 先生（東京歯科大学口腔健康臨床科学講座口腔インプラント学分野講師） 提示症例 １．インプラント周囲炎とインプラント周囲骨の変化に関する症例 ２．天然歯と連結したインプラントの骨結合が喪失した症例 ３．下顎無歯顎患者に対して即時荷重を試みた症例 コメンテーター 中川 井上 堀田 石原 吉成 荒瀧 種昭 孝 宏巳 和幸 正雄 友彦 先生（慶應義塾大学医学部歯科口腔外科教授） 先生（東京歯科大学臨床検査学研究室教授） 先生（東京歯科大学口腔健康臨床科学講座歯科補綴学分野助教授） 先生（東京歯科大学微生物学講座助教授） 先生（東京歯科大学歯科理工学講座助教授） 先生（東京歯科大学千葉病院口腔インプラント科講師） 16 父兄会だより 会長就任挨拶 新会長 吉 田 昊 哲 会長退任挨拶 前会長 ! 本 健 昨年の平成１６年度父兄会総会にお きまして年間行事の日程の都合から 変則的ではありますが，!本前会長 と本年度より会長をお引き受けいた します私の２期の会長が選出されま した。ここに改めまして第５９代父兄 会会長新任のご挨拶をさせて頂きま す。 皆様には既にご承知の通り，東京 歯科大学父兄会は戦後の混乱期に学 生の就学に対し，物心両面にわたっ て応援，援助すべく発足した伝統あ る会です。この名を汚さぬように誠 心誠意務めてゆく所存であります。 よろしくお願い申し上げます。我々 父兄の願いは只々，子どもたちが社 会に受け入れられる立派な歯科医師 に育ってくれることのみでありま す。昨年度第１１０期の卒業生の国家 試験合格率は本学の教職員の方々の 格別のご努力で例年のごとく全国２９ 歯科大学の中でも最上位にランクさ れました。しかし，年々国家試験そ のものの難度もますます高くなって おります。そして厚生労働省からの 通達で平成１８年度より本格的な研修 医制度もスタートすることが決まっ ております。御覧になられていた方 も多かったと思いますが，先日も NHK 特集で医科の研修医がマッチ ングによって長野県佐久市の病院に 赴任し，医師として育ってゆく様子 がドキュメンタリーとして放送され ておりましたが，併せて受け入れ側 の病院の苦悩も紹介されておりまし た。本学も同様，これに向けた受け 入れ準備について井出学監より縷々 ご説明をいただきましたが，本学と してはこの制度に伴ったカリキュラ ムの変更，施設の拡充等，体制の大 改革を迫られているようです。我々 父兄会といたしましても今後，最大 限のお手伝いが必要になるのではな いかと考えます。つきましては同窓 会の皆様には次世代を担う若き同窓 のおかれております現状にご理解を 深めていただきますようにお願い申 し上げるとともにご支援，ご協力を 切にお願いいたしまして新任のご挨 拶に代えさせていただきます。 平成１７年３月末日をもちまして， 任期満了となり退任いたしました。 昨年７月の父兄会定時総会におきま して，父兄会会長を拝命いたしてよ り約９ヶ月間ではありましたが，大 過なくその大任を果たすことができ ました。名誉会長の金子学長を始 め，参与の先生方，修学指導関係の 方々のご高配，ご指導の賜物と心よ り御礼を申し上げます。また天野 恵同窓会会長を始め，理事の皆様と くに平成１６年８月に行われました臨 床研修医セミナーに際しましては， 学術部委員の皆様の御協力，御支援 を頂きました事に深く感謝申し上げ ます。 本年も４月には，１１４名の学生が 無事卒業し，同窓となりました。 歯科医療界は，未だ多くの諸課題 を抱え，明るい兆しも見えない厳し い状況にありますが，同窓の皆様に おかれましては，将来の歯科医療界 を担って行く若い後輩に，御指導， 御鞭撻下さいますよう御願い申し上 げます。 平成１７年度，新会長に就任されま した吉田会長は，学識豊かなばかり でなく，円満なお人柄であり，父兄 会の円滑な運営をされるのにふさわ しい方であると存じます。新会長を 中心とした新執行部の今後のご活躍 を期待いたしますとともに，同窓会 の皆様のさらなるご支援をお願いい たします。 17 父兄会だより 平成１７年度 理 東京歯科大学父兄会役員名簿 会 事 岡 本 裕 子 新 潟 県 〃 深 水 千枝子 富山・石川・福井県 山 崎 宣 夫 吉 田 敏 男 長 吉 田 昊 哲 〃 藤 関 雅 嗣 山 梨 県 小 林 正 仁 副 会 長 大久保 信 男 〃 臼 田 準 長 野 県 小 池 平一郎 〃 小 山 捷 三 〃 間 滋 夫 常務理事（庶務）大 野 〃 〃 監 誠 青 木 栄 夫 〃 顧 常務理事（会計）上 田 祥 士 〃 事 問 〃 鈴 木 伸 宏 岐 阜 県 後 藤 成 隆 江里口 彰 静 岡 県 西 原 和 行 安 井 晃 愛 知 県 夫 馬 敏 男 高 市 武 三 重 県 辻 ! 本 健 京都府・滋賀・奈良県 立 木 佐々木 高 憲 孝 健 大阪府・兵庫・和歌山県 四 宮 敬 司 常務理事（貸与）今 村 嘉 宣 鳥取・島根県 伊 藤 楯 樹 市ノ川 正 孝 岡 山 県 木 村 秀 仁 父兄会協力委員一覧 常務理事（傷害）腰 原 偉 旦 北 海 道 常務理事（広報）須 田 青 森 県 波多野 潤 一 広島・山口県 弓 井 敏 郎 岩手・宮城県 鈴 木 篤 徳島・香川県 川 上 清 一 寛 秋 田 県 奈 良 周 彦 高知・愛媛県 二 宮 〃 小 鹿 典 雄 山 形 県 豊 田 博 巳 福岡・佐賀県 白 谷 元 治 〃 長 野 恭 輔 福 島 県 三 科 正 見 長 崎 県 渡 部 哲 夫 〃 岡 田 孝 枝 茨 城 県 中 澤 昭 一 熊 本 県 矢毛石 陸 男 〃 東 郷 幹 夫 栃 木 県 井 上 清 志 大 分 県 池 田 信 治 〃 三 友 和 夫 群 馬 県 石 岡 豪 一 宮 崎 県 若 林 慎 二 〃 佐久間 研 次 埼 玉 県 小 谷 隆 一 鹿児島・沖縄県 鬼 丸 " 久 〃 理 呂 事 希 英 美 西 宮 隆 支部のうごき ● ● 掲示板 ＊この掲示板は，同窓会ホームページ http：//www.tdc-alumni.jp にも掲載されています。 日程等，決まり次第，できるだけ早めにお知らせください。 印刷，発行日の都合上，会報に載せられない場合がありますが，その場合は同窓会ホームページに 掲載されますので，ご了承ください。 事業種目 日 時 演題及び講師 又は事業内容 学術講演会 平成１７年 ９月２日（金） 午後７時 「歯科における医療訴訟の実際」 学術講演会 平成１７年 ９月１８日（日） 「歯科医師による救命救急処置を めぐる現状」 角藤和久弁護士 （第二東京弁護士会所属） 金子 譲教授 （東歯大歯科麻酔学講座） 学術講演会 平成１７年 １０月２２日（土） 午後２時 「最新クラウンブリッジにおける 印象から合着まで」 会 場 主 連 絡 催 先 外部より 参加可否 渋谷支部 連絡先 学術担当：笹間康弘 TEL ０３−３３２０−００８８ 同窓会員 東海地域支部連合会 名古屋マリオネット 連絡先 アソシアホテル 愛知県支部学術担当： 名古屋市中村区名駅 １−１−４ 牧野健司 TEL ０５２−５８４−１１１１ TEL・FAX ０５２−８３７−４３６１ 同窓会員 島根県支部 連絡先 学術担当：多田 宏 TEL ０８５２−２５−５５１５ FAX ０８５２−２５−２３３６ 同窓会員 歯科関係 社団法人渋谷区歯科医師 会館 渋谷区渋谷３−６−２ TEL ０３−３４００−９２８０ 島根県歯科医師会館 松江市南田町１４１−９ TEL ０８５２−２４−２７２５ 佐藤 亨教授 （東歯大歯科補綴学第二講座） 18 支部のうごき 事業種目 日 時 演題及び講師 又は事業内容 学術講演会 平成１７年 １０月２２日（土） 午後５時 「歯科領域における移植・再生医 療」（…私たちが行っている培 養口腔粘膜移植・凍結保存歯移 植・骨延長などを中心に…） 会 場 主 連 絡 催 先 宮城県支部 宮城県歯科医師会館 連絡先 仙台市青葉区国分町 １−５−１ 学術担当：島 和雄 TEL ０２２−２２２−５９６０ TEL ０２２−７１１−８０２０ FAX ０２２−２６６−６９５７ 齋藤 力教授 新潟大学大学院医歯学総合研究科 顎顔面再建学講座組織再建口腔外 科学分野 学術講演会 平成１７年 １０月２２日（土） 「医療処理の実際」 北村 一先生 （日本歯科医師会 医療安全対策委員） グランドヒル市ヶ谷 新宿区市谷本村町４−１ TEL ０３−３２６８−０１１１ 東京地域支部連合会城西 ブロック・担当支部牛込 連絡先 支 部 長：臼井久雄 TEL ０３−３２６０−７４４８ FAX ０３−３２６０−４５４６ 外部より 参加可否 支部会員 同窓会員 歯科関係 支部会員 学術講演会 平成１７年 １０月２９日（土） 「口腔感染症と抗菌薬のはなし」 学術講演会 平成１７年 １１月１２日（土） 午後６時３０分 ∼８時 「歯周病の見方が変わるバ イ オ 多摩地区歯科医師会 フィルムの話」 （バイオフィル 連合会事務所 ムと全身疾患について） 小金井市本町５−１２−１４ スプリングビル３F 石原和幸助教授 TEL ０４２−３８１−８５２５ （東歯大微生物学講座） 北多摩支部 連絡先 支 部 長：沼澤 博 TEL ０４２４−６５−８８４１ 学術講演会 平成１７年 １１月２０日（日） 「口臭治療の臨床」 三重県歯科医師会館 津市桜橋２−１２０−２ TEL ０５９−２２７−６４８８ 三重県支部 連絡先 学術担当：金子 淳 TEL ０５９−２３２−２８４５ FAX ０５９−２３２−２９１７ 支部会員 同窓会員 歯科関係 学術講演会 「食育」 平成１７年 １１月２３日（祝日） 田村哲彦先生 午後２時 （東医食治研究会会長） 琵琶湖ホテル 滋賀県大津市浜町２−４０ TEL ０７７−５２４−７１１１ 近畿地域支部連合会 連絡先 滋賀県支部学術担当： 尾松素樹 TEL・FAX ０７７−５２２−３２１０ 支部会員 同窓会員 学術講演会 平成１７年 １２月３日（土） 古名屋ホテル 甲府市中央１−７−１５ TEL ０５５−２３５−１１５７ 山梨県支部 連絡先 学術担当：三木正夫 TEL ０５５−２２２−１７７７ FAX ０５５−２２２−０１７７ 一般も可 グランベール岐山 岐阜市柳ヶ瀬通６−１４ TEL ０５８−２６３−７１１１ 岐阜県支部 連絡先 学術担当：国島真希子 TEL ０５８−２６２−６６１１ FAX ０５８−２６３−８５３２ 同窓会員 報徳会館 （報徳二宮神社内） 小田原市城内８−１０ TEL ０４６５−２３−３２４６ 神奈川西湘支部 連絡先 学術担当：堀内守和 TEL ０４６５−２２−４５２０ FAX ０４６５−２４−１２８６ 支部会員 同窓会員 坂本春生助教授 （東海大学医学部附属 八王寺病院口腔外科） 森山貴史講師 （東歯大水道橋病院保存科） 「歯科医師会と協力して行ってい る口腔癌検診」 神奈川相北支部 ホテル センチュリー 相模大野 連絡先 相模原市相模大野３−８−１ 支 部 長：村山正之 TEL ０４２−７６７−１１１１ TEL・FAX ０４６−２２４−５７８０ 柴原孝彦教授 （東歯大口腔外科学講座） 学術講演会 平成１７年 １２月４日（日） 午前１１時 「口腔外科疾患と病診連携」 学術講演会 平成１７年 １２月１０日（土） 午後６時 ∼７時 （仮題） 「接着歯学について」 兼松宣武教授 （朝日大学歯学部口腔外科） 諸星裕夫先生 （東歯大・支部同窓会員） 19 支部会員 同窓会員 支部会員 同窓会員 歯科関係 支部のうごき 中国地域支部連合会 の歴史と現在』と題して金子学長に 講演をお願いした。座長は渡辺 治 平成１７年７月２日，第６０回国体開 支部の報告と協議事項が承認され 先生，年輩の先生方にとっては，懐 催予定の地『晴れの國岡山』 ， 「アー た。大学関係三役のいならぶこの機 かしい写真や珍しい写真を多数ご披 クホテル岡山」に母校より井上 裕 会に各県支部より学校，同窓会本部 露頂きました。 「歯科医師である前 理事長，金子 譲学長，同窓会本部 に対する要望や意見も多数だしてい に人でたれ」 ， 「高雅学風徹千古」の より天野 恵会長，中根俊吾常任理 ただき，聴いていただいた。連合会 東歯の校風，血脇イズムといわれる 事をお迎えし中国５県から８６名計９１ 会長の佐藤先生より当日資料として ものが何時，いかにして獲得，発生 名の出席を得て開催された。前日ま 岡山県における東歯の会員数の経年 したかをしめされました。そして現 では，梅雨というのにまったく雨が 的推移と県歯会員に占める割合。か 在大学の置かれている現状と環境， 無く渇水対策として取水制限がはじ つて県歯の与党としての勢力を誇っ 他歯科大学との比較，今後の大学の まっていた。早朝より突然の県北方 ていた東歯の会員数も地元岡大歯学 目指すもの目的・目標を淡々とした 面の大雨で山陽と山陰を結ぶ伯備線 部出身者の台頭により，今では第三 口調の中に自信と信念を示していた が不通。鳥取・島根の先生方の到着 勢力となり岡大出身者に後するよう だき参加者一同は，大学の将来に対 が危ぶまれたが２，３便程度の遅 になってしまった，このことは，地 して非常にたのもしいものを感じつ れで無事到着され予定時間通りの開 元に歯科大を持つ県の宿命で仕方な つ，感銘深く拝聴しました。懇親会 催となった。総会は当番県岡山の いことであろう。同窓はファミリー は岡山県支部の近常良孝先生の乾杯 佐藤一夫先生の司会進行で始まり， として協力しあい助け合っていきた の発声で開催され，同窓会特有の和 中国地域支部連合会会長佐藤征紀先 いと結んだ。次期当番県広島の高橋 気あいあいの雰囲気で宴は盛り上が 生の歓迎挨拶，井上 裕理事長， 潤一郎支部長より引き受けの挨拶が り，最後に全員一体となって校歌斉 金子 譲学長より最近の大学の近況 あり総会を終了した。記念写真撮影 唱し，次期当番県広島の高橋潤一郎 報告，天野 恵会長，中根俊吾常任 後，岡山は，高山紀斎先生の生誕の 支部長の万歳三唱，連合支部長の閉 理事より同窓会本部への協力に対す 地でもあり，毎年ご命日には，県歯 会の辞でお開きとなった。今回は特 る御礼と本部各部の活動報告をして 会館内にある胸像前でご供養させて に若い先生方の参加の多かったのも いただいた。ついで議長に岡山県４４ いただいている。そんなことから， 特徴的でありました。 年卒の緒形 毅先生を選出し，各県 今回の記念講演は， 『東京歯科大学 20 （松井一成 記） 支部のうごき 青 森 県 支 部 た。副支部長松山陽一先生の閉会の 辞の後，同ホテル内で懇親会が開か 平成１７年度同窓会の定時総会及び !畑研佑先生，監事に佐藤甚弥先 れお酒が廻るにつれて各々のテーブ 学術講演会が，３月５日 （土） 午後３ 生・櫻田守利先生が満場一致で再選 ルも大変賑やかになり，恒例となり 時から，ホテル青森に於いて開催さ されました。次いで同窓会員の先生 ました校歌斉唱に移り学生時代に れた。司会を常任理事本田富彦先生 方による学術講演に移り，田端克行 戻った気持ちで各先生方が精一杯に にお願いし，副支部長工藤幸男開会 先生・久米田俊次先生・長内幸一先 声をはり上げて歌い，総会を無事終 の辞に始まり，支部長!畑研佑先生 生より日常我々開業医が頭を悩ます 了致しました。其の後殆どの先生方 の挨拶に次いで，来賓としてお迎え レセプトに対しての諸々の問題点や が二次会場に場所を移動しました事 した県歯会長清藤勇也先生，同窓会 解釈の仕方のポイントを丁寧にお話 を報告して終ります。 より出席頂きました常任理事大井 しいただき大変有意義な講演会でし （工藤幸男 記） 基道先生よりそれぞれ来賓の御挨拶 終了後，新入会員の紹介に移り，弘 前出身の佐藤雄大先生 （平成８年卒） の紹介がありました。総会の議長に 住吉辰郎先生が選出され，昨年ご逝 去された跡地敏夫先生・板垣正太郎 先生に一同黙祷を捧げました。次い で各報告議事に移り，受章報告があ り，黒田雅行先生（瑞宝双光章） ， 佐 藤 甚 弥 先 生（厚 生 労 働 大 臣 表 彰） ，松山陽一先生（厚生労働大臣 表彰） ，櫻田守利先生（日本歯科医 師会会長表彰）以上４名の先生方の 報告がありました。各報告議事も無 事終了し役員改選に移り，支部長に 秋 田 県 支 部 平成１５年度会計決算報告および平成 １７年度事業計画，平成１７年度会計予 （土） 午後２時よ 平成１７年５月１４日 部長が挨拶され来賓に対するお礼と 算の上程があり，満場一致で承認可 り秋田キャッスルホテルに於いて３３ 本支部会員のご子息２名の国家試験 決されました。 名の支部会員出席のもと１６年度支部 合格にお祝いを述べられました。 定時総会閉会後，柴原孝彦教授に 総会が開催されました。大学より口 続いて柴原孝彦教授より大学の近 よる「やってはいけない処置と見落 腔外科学講座の柴原孝彦教授を来賓 況報告をしていただき，本学の精神 としてはいけない粘膜疾患」という としてお迎えし，本学の現状をお話 である「歯科医師である前に人間た 演題の学術講演が行われました。 いただきました。 れ」のもと，最先端の歯科医学教育 的確かつ安全な治療を導く為の準 総会は中村嘉夫総務司会のもと の現状と抜群の国家試験の合格率を 備として口腔外科領域での偶発症と 中村 勤副会長による開会の辞に始 比較検討したものを説明され，また その病態の精確な把握と適切な対策 まり，故金内洋一先生，故堀部清元 千葉病院で新設された口腔インプラ 方法。口腔癌の早期発見方法など日 先生（元東北地域支部連合会会長， ント科の診療室，設備等をスライド 常臨床に即した内容を精力的な口調 元支部長）両ご逝去会員に黙祷が捧 で提示していただきました。総会は で話され，もっと聞きたいと思った げられました。その後，高橋昭一支 会務報告，監査報告，議事に移り， 程，有意義な講演でした。 21 支部のうごき 記念写真撮影の後，太田 晃元支 部長の乾杯のもと懇親会が開宴しま した。本支部は女性会員も多く，華 やかにまた同窓ならではの和気藹々 とした雰囲気の中で幾つもの輪が出 来，終始和やかに時間が過ぎまし た。 五味武一元支部長の閉会の辞の 後，秋田美人で有名な川反で二次会 が行われ，久方に会った同級生と話 が尽きない一日でした。 （清水隆夫 記） 福 島 県 支 部 続いて，顕彰会員として原 雄一 会員（いわき支部：平成１６年５月７ 平成１７年５月２８日 （土） 郡山市ホテ の黙祷，遠藤義弘支部長代行による 日県知事表彰） ，鈴木与志昭会員（い ル・ハマツにて同窓会本部より関 挨拶があり，続いて関 泰忠常任理 わき支部：平成１６年１１月２７日厚生労 泰忠常任理事，大学より藥師寺 仁副 事より詳細な同窓会本部報告があ 働大臣表彰）に記念品が贈呈され 学長，保存学第一講座主任中川寛一 り，特に同窓会創立１１０周年に当た た。 教授を来賓として迎え，９１名中５４名 りアンケートに協力の要請があっ 引き続き議事に入り，議長には の会員が出席のもと平成１７年度東京 た。また藥師寺 仁副学長よりスラ 中村秀勝会員が選出され，佐藤和彦 歯科大学福島県支部総会が開催され イドを用いて大学の近況と来年度か 会員の会計担当常務理事，並びに た。 ら始まる研修医制度についての詳細 遠藤支部長代行の正式な支部長就任 な報告が行われた。 の挨拶が行われた。続いて入江専務 入江専務司会のもと，物故会員へ 22 支部のうごき による１６年度庶務報告， 収支決算， １６ イルの臨床応用」の学術講演がなさ れの会員はホテルで飲み続ける者， 年度本部同窓会評議員会並びに総会 れ，手用リーマーを習った世代には 夜のネオンに消えていく者それぞれ 報告があり，平成１７年度の事業計画 大変興味が沸く内容で，根管治療は で，詳細は定かではなかった。 案，収支予算案が大いに議論し承認 古くて新しいという言葉が印象的で され，無事総会が終了した。 あった。 峰カントリークラブに於いて１９名参 休憩後，保存学第一講座主任教授 記念撮影の後にホテルにおいて懇 中川寛一先生より，演題として「根 親会が行われ，ビンゴゲームでおお 管形成の基本とニッケルチタンファ いに盛り上がった。その後，それぞ 埼 玉 県 支 翌日２９日 （日） ，ゴルフ大会が宇津 部 加のもと開催され，渡辺琢也会員が 優勝した。 （渡辺洋二郎 記） 増田紀男支部長の挨拶につづき来賓 紹介に移った。紹介後，東京歯科大 平成１７年度支部総会 ディングシステムの進歩によって， 学学長代理平井義人先生，東京歯科 従来の窩洞形態にこだわらなくて良 大学同窓会会長代理馬橋亟男先生， ホテルサンルート熊谷でとりおこな いと説明された。これによって感染 埼玉県歯科医師会監事竹井正章先生 われた。総会に先立ち，午後３時よ 象牙質の削去は基本であるが，最小 にご挨拶いただいた。その後，三門 り学術講演が行われた。講演会は， 限の窩洞形態にとどめることができ 雅文議長により開会宣言が行われ， 東京歯科大学保存修復学講座主任教 ると述べられた。大臼歯部への充! 議事は円滑に進行し可決成立した。 授，平井義人先生によって「最近の に関しては金属より物性が劣るの 次に，議長を森山和郎副議長に交代 コンポジットレジン修復」―M・I で，窩洞部位に注意を要するとのこ し，協議事項に移った。総会は滞り の考え方―というタイトルでコンポ とであった。 なく進行し，井原信一副支部長の挨 （日） ， 今年度の総会は，７月１０日 ジットレジンの変遷について詳しい 講演会終了後，大塚信郎幹事長の 説明がなされた。また，コンポジッ 司会で，総会が行われた。開会は， 懇親会は，大井誠一庶務部長の司 トレジン修復において不可欠なボン 成田賢二副支部長によって行われ， 会によって始められた。小林裕明開 23 拶で終了した。 支部のうごき 催地区幹事の開会につづき，来賓挨 科医師会理事より挨拶をいただい よって校歌斉唱が行われた。閉会 拶を，埼玉県立大学教授高久 悟先 た。懇親会は和やかな雰囲気の中経 は，塩野眞史副支部長により行わ 生よりいただいた。 乾杯は， 春山良夫 過し，カラオケなどで一時を楽しん れ，懇親会は無事終了した。 開催地区郡市会長によって行われ開 だ。懇親会も終わりに近づき，小竹 宴となった。途中埼歯の用事で後か 佑前支部長に中締めのご挨拶をいた らお見えになった斉藤秀子埼玉県歯 だき，門平忠一郎ソングリーダーに 川 崎 支 部 （橘田博純 記） 紺野義之，林 尚徳，大塩美樹子， 川越元久 ６月２５・２６日の両日にわたり，熱 アカデミックでありながら臨床実感 海「金城館」において，平成１７年度 の湧く，とても興味あるお話しで 川崎水橋会学術研修旅行が行われ あっという間の９０分であった。 た。 講演終了後は，温泉につかり汗を 本年は，母校より臨床検査学研究 流し，懇親会を開始した。ここでも 室松坂賢一助教授をお招きして，午 松坂先生を囲み，和気あいあいとし 後４時より「骨のリモデリングと歯 た雰囲気で，講演の質問なども飛び 科インプラント」と題する講演が行 出しながら，盛会のうちにお開きと われた。 なった。翌日は，朝食後各自自由解 はじめに，あまり聞き慣れない “臨 散となった。 床検査学研究室”では病理診断，金 出席者：川越武久，中川宏明，原島 属アレルギー，味覚異常，ドライマ 稔，鹿野晃生，島 重夫， 古賀克隆， ウスなどの検査を行っているという 関 暁 子，作 間 敏 信，松 本 純， 紹介があった。 玉置義克，山口一美，松村照代， つづいて，骨の構造についての基 本的なおさらいと，ハバース管とハ バース層板がリモデリングの場であ るということを図示しながら説明が あった。リモデリングは外形に変化 がなく内部で吸収添加が行われてお り，２年ですべての骨が入れ替わる とのことである。したがって，安定 した骨とはリモデリングを繰り返し ても外形の変化がないものであると 強調された。 また，インプラントについては， “骨がインプラントを被包している 状態”であるという言葉が鮮烈な印 象として残った。さらには，骨形成 に関する骨芽細胞の制御など最先端 の研究を披露していただいた。大変 24 （川越元久 記） 支部のうごき 滋 賀 県 支 部 総会終了後は，懇親会に移り，同 窓の親睦を深めた。宴の中で東京歯 平成１７年６月１２日 （日） 午後３時よ 報告があり，承認された。次いで平 科大学予科逍遥歌「夕日は沈み」 り，滋賀県大津市の「琵琶湖ホテ 成１７年度の事業計画に入り，平成１７ を，この逍遥歌を歌った経験のある ル」にて滋賀県支部総会が会員２３名 年１１月２３日（祝日）に滋賀県支部が 先生の音頭で合唱した。この逍遥歌 の参加を得て開催された。尾松素樹 当番で開催する「第５８回東京歯科大 の作詞者島野（旧姓横山）達也先生 理事の司会で高橋義弘支部長の挨拶 学近畿連合同窓会」の開催要項につ （昭２８卒）は滋賀県支部の同窓会員 と新役員の紹介の後，平成１６年秋に いて協議した。会場を滋賀県大津市 である。また，午前中に行ったゴル 瑞宝双光章を叙勲された岡野"一郎 の琵琶湖ホテルとし，今回は学術講 フコンペの優勝者中瀬一輝先生の表 先生（昭２７卒）および平成１７年春に 演を企画し，東医食治研究会会長 彰が行われた。最後に記念撮影を行 瑞宝双光章を叙勲された!田 恬先 田村哲彦先生を講師としてお招きし い閉会となった。 生に滋賀県支部同窓会より記念品の て 「食育」 をテーマに講演をして頂く 贈呈があった。また，前支部長の ことで準備を進めることになった。 （尾松素樹 記） 住井泰之先生（昭３４年）に感謝状と 記念品の贈呈を行った。 次いで，議事に入り藤居正博理事 より平成１６年度の事業報告および 中村 忠理事より平成１６年度の会計 鳥 取 県 支 部 会をおこない，同窓会より江里口先 生をお招きして現況のお話，子弟の 学術講演会および総会が，去る平 て，明日からの臨床にとの意気込み 在校生の割合，保険診療のてびきの 成１７年５月７日 （土） ホテルサンルー を感じた講演会でした。引き続き総 おはなし，と同窓生は昔も今も，フ ト米子にて，開催された。大学よ り，保存学第一講座の中川寛一教授 をお招きして，＜根管形成の基本と ニッケルチタンファイルの臨床応用 ＞と題して，日常診療のスピード化 と確実なエンド治療を行うよう，皆 に分かりやすく講演していただき， その後，Ｋ３を使用して，実習をし ながら，ポイント，ポイントについ て的確な指導をしてもらいました。 参加者も （同窓・２６名 他校・８名） ２ 時間３０分の間，眠る暇なく聞き入っ 25 支部のうごき レンドリーな診療またフレンドリー い，時期的にまつばがには終わりま な付き合いをして地域医療に携わっ したがハイブリッド蟹とよばれる蟹 そのときの，スナップ写真を掲載 ている様子を語っていただきまし に堪能してもらい，今朝，定置網で しておきます。懐かしい笑顔がある た。その後は勉強で硬くなった頭を 獲れた大きなマサバを，さしみと， かもしれません。 ほぐそうと，飲んで食べてのドン しめさばにと，地元ならではの食材 ちゃん騒ぎの懇親会になりました。 を味わっていただき，ほんのひと時 江里口先生の奥様にも出席してもら の間でしたが，昔に返って当時のこ 大 分 県 支 部 とに花を咲かせた夜でした。 （高野淳人 記） す事ができました。 翌１７日には別府ゴルフ倶楽部にて 平成１６年度定時総会 スティングにやや緊張気味だった先 親睦ゴルフコンペが開催され，吉澤 平成１７年４月１６日 （土） 別府湾ロイ 生方もワインと料理がすすむにつ 健介先生が優勝されました。 ヤルホテルに於いて，会員１８名参加 れ，互いに話もはずみ，和やかな雰 のもと，平成１６年度定時総会が開催 囲気の中たいへん楽しい時間を過ご されました。 松本恭宜理事の進行のもと，大塚 亨支部長の挨拶に続き，会務報告及 び会計現状報告の後，平成１６年度会 計歳入歳出の件は全員一致で承認さ れました。 記念撮影の後，本年は例年と趣向 を変え講演会と懇親会を兼ねて別府 湾ロイヤルホテルのシェフソムリエ の小川貞夫氏を講師に迎えて，ワイ ンについてのお話を聞きながらフラ ンス料理を頂くという夕食会を行い ました。 小川さんにはシャンパンと白ワイ ン，赤ワインをそれぞれ数種類ずつ 料理に合わせて選んで頂きそれぞれ の味や香りの楽しみ方，またいいワ インの見分け方など，日頃何となく 口にしていたワインを数倍も楽しめ るようになるお話をしていただきま した。最初は慣れないワインのテイ 26 （小野 聡 記） クラス会だより "################# 五 十 鈴 会（昭和２５年卒） 一 会（昭和２８年卒） 期 八 紫 会（昭和３５年卒） 富 巳 会（昭和４０年卒） 水 真 会（昭和５８年卒） と き ところ と き ところ と き ところ と き ところ と き ところ 平成１７年１０月２０日（木） 米沢駅 １２：００ 平成１７年１０月２２日（土） 午後６時 総会・懇親会 東京ステーションホテル 平成１７年１０月８日（土）総会・懇親会 ホテル日航東京 平成１７年１１月２６日（土） 東京ドームホテル 平成１７年１０月２９日（土） 熱 海 "################# クラス会開催日程 "################################################ "################################################ １０月号は１１０周年記念号となります。各クラス奮ってご投稿願います。 クラス会名一覧（生存者の所在が確認されている昭和２年卒以降） 更 生 会 昭和２年卒 五十二期会 昭和２２年卒 志 学 会 昭和４２年卒 爽 翔 会 昭和６２年卒 更 始 会 ３ いづみ会 ２３ 晃 和 会 ４３ 新 葉 会 十 四 会 ４ いとし会 ２４ 福 祉 会 ４４ 平 成 会 平成元年卒 珊 瑚 会 ５ 五十鈴会 ２５ ひとは会 ４５ 百 樹 会 ２ 昭 二 会 ６ いそむ会 ２６ 飛 翔 会 ４６ 朋 友 会 ３ 三 辰 会 ７ 千 秋 会 ２７ 七十七期会 ４７ 紫 雲 会 ４ 四 海 会 ８ 一 期 会 ２８ シチヤ会 ４８ 出 藍 会 ５ 昭 伍 会 ９ 二 期 会 ２９ 七十九期会 ４９ 鶴 雲 会 ６ 鹿 鳴 会 １０ ! 驥 会 ３０ 八 輪 会 ５０ 百 期 会 ７ 七 星 会 １１ 四 期 会 ３１ 正 和 会 ５１ 新 翠 会 ８ 蜂 和 会 １２ 五 期 会 ３２ 八十二期会 ５２ 翔 仁 会 ９ 昭 久 会 １３ 六 喜 会 ３３ 八 実 会 ５３ 燦 和 会 １０ 天 心 会 １４ ジーベン会 ３４ 弥 生 会 ５４ 参 謝 会 １１ 仁 蜂 会 １５ 八 紫 会 ３５ 翔 蜻 会 ５５ 千 成 会 １２ 燦 志 会 １６ 久 喜 会 ３６ 水 公 会 ５６ 百 祿 会 １３ 堅 久 会 １６年１２月 十 期 会 ３７ 黎 明 会 ５７ リーベン会 １４ 一 志 会 １７年９月 歯 士 会 ３８ 水 真 会 ５８ 白 夜 会 １５ 二 六 会 １８年９月 十二期会 ３９ 破 竹 会 ５９ 貴 生 会 １６ 十 六 会 １９年９月 富 巳 会 ４０ 三 春 会 ６０ 志士の会 １７ 五十一期会 ２０年９月∼ 踏 志 会 ４１ 彗 星 会 ６１ ２１年１０月 27 ６３ クラス会だより 燦 志 会 昭和１６年３月卒 登れなかったことは是も幹事として 残念でした。 平成１７年度のクラス会を５月１１日 −１３日，２泊３日の日程で行いまし た。午後３時すぎホテルパシフィッ ク東京に全員集合して１年ぶりにお 互いの健康を祝い合いました。 雨宮彦一君が出迎えて下さり元気な 両君の姿に一同喜びあいました。 開館当時ミレーの「種をまく人」 来年又皆さんとお会い出来る事を 楽しみに日々を過ごしたいもので す。 「夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い」な （安藤 正 記） ど話題でしたが，シャガールの作品 当日の総会は座長に井上良和君を 選び物故された野村益朗，進藤貞義 も相当数あり甲府のミュージアムの レベルの高さを知らされました。 両君のご冥福をお祈りし黙祷を捧げ 午後富士吉田の鐘山苑に落着き夜 ました。庶務会計報告に続いて会の は盛り沢山な料理と宮下君の手品で 今後の処理については結論の出ない 最後の夜を楽しみました。宴なかば まま，とり敢えず明年度の担当幹事 雨宮君の次女静子様がご挨拶にみえ に就いては，今年に続いて矢島， 全員にお土産品を届けて頂き一同恐 安藤の両名に，そして会運営につい 縮しました。翌朝出発前一同庭園を ては従来通り東京幹事会に一任。ま 散策しましたがホテルが誇る二万坪 た弔意に関しては弔文のみと，以上 の庭園には各種の躑躅が見事に咲き で総会を終り続いて本年もまた徳 競っていて庭の緑を染めておりまし 島，神戸，鳥取の遠路からのご参加 た。 を頂き，また群馬，埼玉の皆さんと 昨夜の雨で霧のため富士五合目に 共に楽しい夕食会を持つことが出来 ました。 翌１２日ホテルをあとに山梨観光に 出発，途中談合坂 SA で小憩後， 塩山の名刹惠林寺を訪れましたが昔 ぜん 「安禪は必ずしも山水をもちいず， 心頭を滅却すれば火も自ずから凉 し」と織田勢に攻められた僧侶１１０ 数人が楼上で入滅した故事もさる事 ながら境内は塵ひとつない身の引き 締まる思いでした。 甲府にはいって信州の宮下堯人君 が合流され，県立美術館では地元の 一 期 会 昭和２８年卒 ていただきたいのです。ご提案をお 寄せ下さい。 全員集合！ 〈赤レンガ駅舎へ〉 １０月２２日 （土） P. M.６：００ 東京歯科大学予科一期生として， 入学してから来年は６０年になりま す。 「入学から６０年」に相応しい何 かを遺すべく会員諸兄に知恵を絞っ 28 （西山 巖 記） クラス会だより 五十二期会 昭和２２年卒 りにとの声も多くなりました。 出席者……写真左から小倉，伊藤 東京例会 （水） ，午後１２時 平成１７年５月２５日 半より，於 渋谷中華「一番」 。 はとなり，赤坂迎賓館，国会議事堂 孝，三 輪，山 本 一 成，ゲ ス ト， などが挙げられ，この件につき早速 山崎，田熊，田熊夫人，山，酒匂 小倉幹事が関口泰子夫人を通して， 訃 報 議事に入る前に，早めに来着の 関口昌一参議院議員に連絡していた 新潟県上越市の永井孝之輔君，３ 山崎幹事長の紹介でアメリカ の だき協力の応諾を得られています。 月２０日逝去とのことで，三輪君から ファーマネックス社のバイオフォト 例会も個々の生活状態を考慮し， ニックスキャナーによる健康診断の 平日の昼間軽い薬膳料理程度の集ま 級の弔慰金をお届けしました。 （酒匂睦夫 記） 提 案 が あ り，同 道 の デ ィ ス ト リ ビューターの丁寧な説明を聞き納 得。これは週刊新潮誌３月２４日号新 潮健康大学で紹介された「ラマン分 光法」による青色レーザーを手掌に 照射３分で栄養健康状態の分析提示 を行うもので，最善値の田熊君他 皆々安心できる範囲の成績で何より と安堵した次第。 続いて議事本題に入り，来年には 皆８０才になる，そこで５月末位に平 日都内で気楽な昼食会を開き，泊ま りの方にはその用意をと。 そして，一寸珍しい所の見学など い と し 会 昭和２４年卒 生は，被害が殆ど無かったとご報告 を受けております。 平成１６年１１月６日 （土） ，東京ドー 改めて再認識させられました。終 平成１７年に入り，６月２０日，長井 ムホテルに於いて，いとし会懇親会 わって，一同，理事長室でお茶を頂 君の御世話で新橋・古今亭に於いて を開催しました。当日は，水道橋校 き，三 々 五 々 ド ー ム ホ テ ル に 集 幹事会を開き，今年の総会は１２月３ 舎に於いて，野口英世と東京歯科大 合，６時から総会。当日急用のため 日（土）に決定致しました。場所， 学展が１０月３１日（日）から１１月６日 ３名欠席，２８名にて開会。挨拶，報 時間等詳細は，追って皆様に直接ご （土）まで一週間，１階エントラン 告，協議とスムーズに進行。閉会に 通知致します。有意義な一日に致し スホールで催されており，１１月６日 堀 将君の御世話で記念写真撮影， たいと計画しておりますので，いま は最終日ということで，井上理事 終わって懇親会，適当にアルコール しばらくお待ち下さい。尚，今年か 長，熱田学校法人常任理事のご配慮 が入り，舌の回転が良くなった所 ら栃木県の井上純一郎君，神奈川県 で，母 校，高 添 一 郎 名 誉 教 授 の で，全員が近況並びに友人の消息を から斎藤 久君，杉之内芳郎君が， 「野口英世と東京歯科大学」という 報告し合って，和やかなうちに，名 いとし会幹事としてご協力戴けるこ 記念講演を，午後２時∼３時３０分ま 残を惜しみ乍ら，来年の再会を約束 とになりましたので，ご報告致しま で，血脇ホールにて聴講させて戴き して９時過ぎに閉会しました。 す。 ま し た。高 添 先 生 の 名 講 演 で， 尚，新潟県中越地方を襲った大地 野口英世博士の並々ならぬ努力と， 震，不幸中の幸いと申しますか皆川 偉大な医学者であったと言うことを 君，目黒君，長束君，大溪君の４先 29 （杉山邦夫 記） クラス会だより 十 期 会 昭和３７年卒 の学友は悩むことなく，７８５段の石 段を上り詰めた。来年の東北での再 平成１７年度の十期会徳島総会は， 会員３７名，同伴者７名，合計４４名の 英徳君が，また会員の死亡共済金制 会を誓い，多くの会員は高松空港に 度の廃止がそれぞれ決定した。 て別れを惜しんだ。 参加を得て，去る５月２１日（土）ル ６時３０分より本館２階『海天』に 嬉しかったことは，この１年間は ネッサンスリゾートナルトで開催さ て記念写真撮影に続き，懇親会を 逝去者がいなかった事。来年も元気 れた。 盆子原君の乾杯の音頭で開宴，畳の でお会い出来ます様に。 当日はグランディ鳴門ゴルフクラ 落ち着いた雰囲気の中，突如勇壮な 残念ながら今回出席できなかった ブ９時３０分スタートのゴルフ組と鳴 太鼓の７人衆と共に老若男女による 会員には，来年東北で会えることを 門観光組に別れ，スタート。観光組 余興の阿波踊りが始まり，保存会会 今から楽しみにしています。 は大型観光バスで阿波十郎兵衛屋敷 長の手ほどきを受けて会場総立ちに 最後になりましたが，企画から始 の３００年の伝統を誇る阿波人形浄瑠 なり，全員で楽しんだ。盛り上がっ まり最後までお世話くださっ た 璃に涙し， 「わら家」で活鯛料理『鯛 た２時間は瞬く間に過ぎ，野間君の 神原，賀川両君をはじめ，ご協力を 丸』を食しその後，残念ながら渦潮 音頭で校歌斉唱で幕を下ろした。 頂いた多くの方々に心より感謝致し ます。 は見物出来なかったが，大鳴門橋遊 二次会は９時より南館１階『フル 歩道「渦の道」から足下を眺め，大 フル』にて全員が参加し，時の経つ 出席者同伴組：石井，小倉，金山 塚国際美術館では館内専門の分かり のも忘れて，楽しかった思い出から （公） ，小 室，中 井，野 間，羽 田， やすい案内で「陶板名画」を堪能 悩みごとの相談まで語らい，徳島の し，予定通りホテルに到着。 夜を楽しんだ。 初鹿，山内，飯塚 単身組：安藤，岩淵，梅田， 梅津， ５時半より合同幹事会を，また６ 翌日は朝のうちは小雨に見舞われ 賀 川，勝 田，神 原，岸 田，木 村， 時より総会を８階マジイルームにて たが，讃岐観光へ。四国霊場１番札 佐々木，笹本，清野（比） ，土屋， 賀川君の司会で開催，安藤会長の挨 所霊山寺，屋島・四国民家博物館を 花上，堀江，盆子原，前田（都） ， 拶，神原君による経過報告と歓迎挨 見学し，讃岐手打ちうどんで腹を満 松 山，皆 葉，茂 木，八 木，矢 内， 拶，飯塚の庶務報告，皆葉君の会計 たし，地元のガイドさんの話術に引 山崎（頼） ，山脇 報告と進み，協議では新会長に山内 き込まれながら金刀比羅宮へ。数名 30 （飯塚正人 記） OB 会・グループ・サークルだより 平成１７年度（第２９回）全国同窓囲碁大会開催さる 平成１７年度（第２９回）全国同窓囲 月２０日発刊の週間碁にはその盾がカ 笑ははずみ各先生の囲碁への想いと 碁大会は快晴に恵まれた４月２４日 ラー写真で紹介された。懐かしくご 近況報告で幕を閉じた。 （日） 市ケ谷の日本棋院会館で行われ 覧になられた先生方も多いと思う。 た。試合開始に先立ち昨年１２月に亡 ところで大会は例年のごとく九 くなられた加藤正夫九段日本棋院理 州，神戸，新潟，長野，静岡等々各 事長のご冥福を祈り黙とうが捧げら 地から強豪が参加され３組に分かれ れた。 来年は３０回の記念大会。４月９日 （日） を予定しています。 （高橋一祐 記） 参加者氏名（順不同） て熱戦が展開された。また指導碁は 下井 進，林 良克，神谷昭夫， 加藤九段はこの囲碁大会の顧問で 白岩先生の計らいで前女流最強位の 落合 武，白岩良一，小泉正之， あり，かけがえのない存在でした。 鈴木 歩３段にお願いをした。私も 安達和夫，石橋 彬，柳原正義， 時の名人，本因坊のタイトル保持者 挑戦させて頂いたが，序番でちょっ 平野和夫，福島大平，福島史郎， でありながら気軽にわれわれの大会 となめた手を打ったのがいけなかっ 山 崎 晃，森 国 和，森 山 和 夫， に来て指導碁を打って頂いた。その た。美形特有のしなやかな指からの 滝 沢 博 之，福 山 達 郎，羽 柴 聡， 飾らない人柄は誰からも愛されご逝 強烈パンチ。アッという間に壊滅。 池 原 洸，大 橋 勲，橋 本 岩 男， 去は痛惜の極みで言葉に言い表せな 女流棋士は恐ろしい。今後はもっと 高橋一祐 い無念さがある。名人位獲得のお祝 慎重にとの反省です。大会は終始熱 いにその棋譜を盾にして贈った時は 戦でしたがその中を勝ち抜かれ 何よりも嬉しいプレゼントと喜んで 大橋，落合，林の３先生が優勝され くれたのが思い出される。先日，奥 た。おめでとう御座います。 様からその盾を日本棋院の記念資料 懇親会はアルカディアで開催。囲 室に飾ってよいかとの連絡がありわ 碁をはなれ鈴木女流棋士の華やかな れわれは光栄ですとお答えした。６ 雰囲気。ワインの香りにつつまれ談 31 OB会・グループ・サークルだより 画像診断研修会発足 （歯科放射線学講座 OB 有志による） 近年，歯科における画像診断は目覚ましい進歩を遂げ した。昨年，佐野 司先生が後任の主任教授に就任さ ており，デジタル画像処理の普及に加え，CT 画像の歯 れ，教室が新体制で稼働を始めました。そこでこれを機 科臨床への応用が日常的になりつつあります。母校放射 に，教室の協力を得て OB 有志により画像診断研修会 線科には，コンピュータ画像処理装置，超音波装置，CT を発足する運びとなりました。 装置，MRI 装置が設備され，さらに歯科用コーンビー 幹事は （敬称略） ，太田淑子 （１９７９年卒） ，小林 顕 （１９８１ ム CT 装置の試用が始まりました。恩師の前主任教授 年卒，幹事代表） ，野島春夫 （１９８３年卒） ，榎本恭子 （１９８６ である黒柳錦也名誉教授は常々，生体の観察は３Ｄ画像 年卒） ，上野博康（１９８９年卒，事務局担当）です。 であるべきと，説いておられますが，チェアーサイドの 今後，全６回程度の予定で，CT 検査，MRI 検査， モニターで３Ｄ画像を見ながら診療することも遠い未来 超音波検査の，画像の読み方，適応・不適応症例，実症 ではなくなりつつあります。私ども歯科放射線学講座 例供覧などについて開催する予定です。どなたでも参加 OB の間ではかねてより，そうした最新の画像診断につ 歓迎いたします。第１回は下記の通りですので，お気軽 いて研修を行いたいとの希望がありましたが，黒柳先生 にお申し込みください。 の定年退任と重なって，具体化する時期を失しておりま 第１回画像診断研修会 ２００５年１０月２８日（金）午後７時３０分∼午後９時 東京歯科大学水道橋病院２階会議室 会費：３， ５００円（終了後の懇親会会費別） 「歯科用コーンビーム CT の展開」 ―インプラント治療への応用，新規導入など，臨床現場との関わりを中心に― １．歯科用コーンビーム CT の原理および医科用 CT との違い ２．歯科用コーンビーム CT の撮影方法 ３．歯科用コーンビーム CT の臨床応用 講師：東京歯科大学歯科放射線学講座主任教授 同 佐野 司 先生 助手 西川慶一 先生 東京歯科大学千葉病院放射線科技師長 光菅裕治 先生 問い合わせ・参加申し込み： 画像診断研修会事務局（うえの歯科医院内） Tel/Fax：０４３−２０７−５１５０ E-mail ：hiro_ue@bolero. plala. or. jp または，東京歯科大学歯科放射線学講座（担当：和光 衛） Tel ：０４３−２７０−３９６２ Fax ：０４３−２７０−３９６３ E-mail：wakoh@tdc. ac. jp 32 逝 去 会 員 下記の会員が逝去されました。ここに謹んで哀悼の意を表し心からご冥福を お祈り申し上げます。 （敬称略・届出順） ●昭 ３３ 卒 世田谷支部 ● 昭１ ７．９卒 神奈川相北支部 ●昭 ２ ７ 卒 山形県支部 ● 昭１ ９．９卒 北信支部 ●推 薦 世田谷支部 ●昭 １ ６ 卒 山口県支部 ●昭 ４ ９ 卒 深川支部 ●昭 ２ ９ 卒 北多摩支部 ●昭 ４ １ 卒 札幌支部 ●昭 ５ ７ 卒 本所支部 ●昭 ２ ４ 卒 埼玉県支部 ● 昭１ ６． １２卒 愛媛県支部 重 藤 信（７１歳） 〒１５４−００１７ 世田谷区世田谷２−２５−１４ 島 田 恒 夫（８４歳） 〒２２９−１１０１ 相模原市相原６−５−２４ 江 場 浩 司（７４歳） 〒９９９−３７０１ 東根市東根甲５３０ 小宮山 豊（８１歳） 〒３８９−０６０１ 長野県埴科郡坂城町坂城６３８５ 秋 山 誠一郎（８３歳） 〒１５７−００７１ 世田谷区千歳台２−１９−８ 高 田 政 勝（８７歳） 〒７５５−００３１ 宇部市常盤町２−７−１０ 湯 本 仁 雄（５７歳） 〒１３６−００７６ 江東区南砂２−４−２５−１１２５ 金 丸 和 夫（７７歳） 〒１８１−０００１ 三鷹市井の頭３−２０−２ 中 井 孝 光（６７歳） 〒０６４−０８０７ 札幌市中央区南七条西７丁目 蒲 亜 朗（４７歳） 〒１３０−００１４ 墨田区亀沢２−８−１４−１００３ 下 平 秩（７６歳） 〒３３２−００１７ 川口市栄町３−１２−５−１０３ 若 林 忠 雄（８７歳） 〒７９９−３１１４ 伊予市灘町１６９ １７．６． １５ １７．７．２ １７．７． １２ １７．７． １２ １７．７． １４ １７．７． １５ １７．７． ２４ １７．７． ２４ １７．７． ２５ １７．７． ２５ １７．７． ２９ １７．８．１ 追 小林崇志君を悼む 平成１７年６月 １３日，小林崇志 君がご逝去され た。享年７０歳。 東歯大受験の 折，大学事務室 前で初めて会 い，旅館の同室 の仲間となり大学受験。 入学後は同クラス，同郷の友人と して親しくしていただいた。 学生時代は，自動車クラブ，合唱 部などに所属し，スキー，スケート も堪能。 悼 八紫会（昭和３５年卒） 卒業後，勤務医の経験後，郷里愛 知県半田市の父君の診療室でご開 業。 兄弟５人全て歯科医師のご家族 で，ご尊父と３人の弟氏とご長男は 東歯大卒。お子は一女二男。 元気な頃は，クラス会の出席組の 一人で，大型カメラで写真を撮って くれて，卒後のアルバム作成時にも 提供してくれた。開業後は，スケー トと社交ダンスが趣味。 控えめながら，頼まれれば実直に 仕事をしてくれた。年に２回くらい は「おーい元気か」とご自宅をお訪 33 ねしていたが寂しい限りだ。 数年前に脳外科の手術を受けた が，診療に復帰され，動作がやや緩 慢ながら，学術講演会などにも出席 され前向きな意欲をみせていた。 昨年１１月に自宅の階段から落下し 意識不明となり入院中だった。 通夜には，櫻井，長谷川，市野， 竹内，大橋が，告別式には，友人を 代表して大橋が参列しお別れをし た。謹んでご冥福を祈ります。 合掌 （大橋俊樹 記） 追 悼 泉地耕太君を偲ぶ 耕太さん 尊敬してます。 思いは伝わって いますよね。 表参道， 青山， 渋谷，チョット いい女には声か けてましたね。 成功率はあまり高くなかったけど， それは熊本から出てきたばかりの垢 抜けない自分と無愛想な裕太のせい で，よく怒られましたね。すんまっ せんでした。しびれるような毎日で した。肩で風を切ってつるんで歩い てました。何も恐くなかったです。 芸能人だろうが，モデルだろうが， 臆することなく平等，公平に声をか ける耕太さんは，鬼気迫るものがあ りました。すさまじくカッコよかっ たです。 ケンカはいつも口火をきるのは 耕太さんで，駅，ディスコ，田舎の ダンスホール，あの始まる前の一瞬 の緊張感がたまりませんでした。勝 ち負けは問題ではなかったけど世の 中には上には上がいるというのが結 論だったと思います。 短気だけれど，あのどうしようも 庶 ７月 １） 理事会 ７月１３日 （水） ２） 委員会 ７月１日 （金） ４日 （月） ５日 （火） ６日 （水） ７日 （木） １１日 （月） １２日 （火） １４日 （木） １５日 （金） １９日 （火） ２０日 （水） ２２日 （金） ２２日 （金） ２５日 （月） ２６日 （火） ３） 出 張 ７月２日 （土） 弥生会（昭和５４年卒） 務 日 なく優しい瞳，輝く人懐っこい瞳を 皆覚えているはずです。 耕太さんは自分の数少ない心でつ るんだ本当の友です。そして耕太さ んにとって自分もそうです。同じ時 代を生きれたことを誇りに思ってい ます。 カッコ良すぎるよ耕太さん。生き 様も死に様も。 悲しくも辛くもありませんけど， チョット寂しいです。 今度会えるのを心から楽しみにし ています。 （中西久人 記） 誌 ４） 事 業 ７月９日 （土） 卒後研修セミナー［フォーラム （№４） ］ １０日 （日） 卒後研修セミナー ［シンポジウム （№５） ］ ３０日 （土） 第１８回全国歯科大学同窓・校友会学術連 絡会 ３１日 （日） 第１８回全国歯科大学同窓・校友会学術連 絡会 第５回常任理事会 学術部委員会（学術連絡会準備委員会） 情報部委員会 学術部委員会（プログラム委員会） 厚生部委員会 学術部委員会（運営委員会） 広報部委員会（会報編集） 学術部委員会（プログラム委員会） ゴルフ委員会（実行委員会） 学術部委員会（運営委員会） 学術部委員会（学術連絡会運営委員会） 学術部委員会（学術部研究委員会） 学術部委員会（学術連絡会運営委員会） 学術部委員会（運営委員会） 学術部委員会（企画委員会） 学術部委員会（学術部情報委員会） 中国地域支部連合会総会（岡山県支部担当） 天野会長，中根常任理事，松井理事出席 学術講演会 講師・金子 譲教授 （母校） １０日 （日） 埼玉県支部総会 馬橋常任理事出席 学術講演会 講師・平井義人教授 （母校） １６日 （土） 群馬県支部総会 学術講演会 講師・金子 譲教授 （母校） 34 ８月 １） 委員会 ８月４日 （木） １２日 （金） １９日 （金） ２２日 （月） ２３日 （火） ２４日 （水） ２５日 （木） ２９日 （月） ３０日 （火） ３１日 （水） ２） 出 張 ８月２０日 （土） 広報部委員会（１１０周年記念小委員会） 学術部委員会（プログラム委員会） 学術部委員会（研修委員会） 学術部委員会（企画委員会） 学術部委員会（運営委員会） 広報部委員会（会報企画） 学術部委員会（研修会） 学術部委員会（運営委員会） 保険部委員会 学術部委員会（運営委員会） 北海道地域支部連合会９０周年記念式典・ 祝賀会 天野会長，高原常任監事出席 ２０日 （土） 宮崎県支部総会 学術講演会 講師・井出吉信教授 （母校） ◆投 稿規定 ! 原稿締切り 原稿の締切りは，奇数月の１０日までとし，原則 として翌月発行の会報に掲載いたします。 " 投稿様式 投稿は原稿用紙に横書きとし，便箋などの使用 はご遠慮ください。ワープロ使用の場合は１行 １６字で設定して下さい。写真はピントのあった ものを，大きいサイズ（２L など）で，集合写 真のみでなく，スナップなども添えて下さい。 # 投稿字数 ① 「すいどうばし」欄（随想，詩，短歌，時評な ど） は，１編１， ６００字程度 ② 「支部のうごき」 「クラス会だより」は，本文 ◆ へんしゅうこうき のみの場合１， ６００字程度。写真が入る場合，３ 段抜き９００字，２段抜き４００字，１段抜き２００字 減らして下さい。 ③ 「追悼」は，５００字程度 $ ご投稿いただいた原稿は原則として原文のまま 掲載いたします。ただし，広告・宣伝と思われ る投稿はお断りいたします。また，紙面の都合 により加筆削除等お願いすることがありますの で，ご了承下さい。 なお， 掲載については委員会にご一任いただきます。 % 写真等の返却 写真等は，原則として返却いたしませんが，特 に貴重な写真などの場合は，その旨書き添えて 下されば返送いたします。 ★ 国会は連日郵政問題ばかりやっているみたいで他にやることないのかとはだれも が感じることではないでしょうか。ひとつことに夢中になると全体が見えなくなる のは国会議員も同じなのでしょう。ひところ大問題であった HIV についての報道 はほとんど目にすることがありませんが，日本でも年々感染者は増加していて解決 どころか政策的には放置されひろがり放題とか。アスベストによる健康被害につい ては連日報じられています。歯科技工ではごく当たり前に使われていましたが，危 険性を指摘されるようになって代替え品に切り替えが始まったのは大分以前のこと です。 ★ 「非喫煙者が喫煙者と共に１日１時間を同室で過ごすことは，アスベストを含有 」 する建物で２０年間を過ごすよりも，肺がんを発症する確率が１００倍近く高い。 Sir Richard Doll，１９８５（先日逝去された世界で最も沢山の方の命を救った医師） ★ 健康増進法が施行され，今春 WHO によるタバコ規制枠組み条約が発効し，世 界的にタバコは人類の抱える最大の健康破壊因子であることが制度的にも確認され ました。年間５００万人の超過死亡の原因である喫煙について日本歯科医師会も禁煙 宣言を発したところですが先生方の現場ではいかがでしょうか。 ★ 次号では同窓会１１０周年特集ページが組まれます。これからの同窓会，歯科界を 見通す一助になればと願っています。 （林 量一） 広報部委員会 広報担当理事 大井 基道 委員長 小林 伯男 副委員長 野村 淳 林 量一 委 員 黒澤 珍介 河田 英司 臼田 準 三友 和夫 尾﨑 圭子 平成１７年８月２０日 印刷 平成１７年８月２５日 発行 発行人 編集人 東京歯科大学同窓会会報 第３４７号 同窓会ホームページアドレス 大 井 基 道 小 林 伯 男 東京歯 科 大 学 同 窓 会 〒１０１‐００６１ 東京都千代田区三崎町２−９−１８ 電 話（０３）５２７５−１７６１ http://www.tdc-alumni.jp ＦＡＸ（０３）３２６４−４８５９ 印刷所 一 世 印 刷 株 式 会 社 〒１６１‐８５５８ 東京都新宿区下落合２−６−２２ 電 話（０３）３９５２−５６５１（代） 35