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企業運転者教育のご案内
企業運転者教育のご案内 はじめに 貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 平素は格別のご高配を賜わり厚く御礼 申し上げます。 とりわけ、安全運転管理者をはじめとする社員のみなさまにおかれましては、 地域の交通安全に日々ご尽力をいただいておりますことに重ねて御礼申し上げます。 さて、昨今、社会の交通事故防止に対する意識が向上し、各企業にその防止施策が強く 求められています。 最近では、一般消費者の「企業への好感度」や「商品イメージの確保」 を重視し、イメージダウンの元凶の一つとして交通安全教育を通して事故を排除し、地域住民 との共存や地域の貢献などのために交通安全活動の先頭に立っている企業も多くみられる ようになりました。 そこで、「交通事故のリスクマネジメント」(=交通事故が発生しないように管理する)の一環 として、社員さまに「安全運転に必要な能力の維持と向上」を図るべく、また、「より安全な行 動のとれる運転者」として交通社会で活躍すべく、当校の交通安全教育をご紹介させていた だきます。 本提案は、貴社の交通事故によるさまざまな損失の回避に必ずや貢献するものと確信して おります。何卒ご検討のうえ是非とも採用賜わりますようお願い申し上げます。 CONTENTS 1. 交通安全教育の必要性 ─ 交通統計から 1 2. 運転者教育カリキュラム (1) 運転適性検査 ─ 性格特性を診る 3 (2) 運転操作検査 ─ 動作能力を診る 4 (3) 実技診断(基本編) ― 操作力を診る 5 (4) 実技診断(応用編) ― 行動力を診る 6 (5) 交通法令テスト ─ 法規知識を診る 7 (6) ケーススタディー ― 事故メカニズムを考える 7 (7) 緊急回避体験 ― 自然の力を考える 8 (8) その他 8 ・ 応急救護処置講座 ・ 日常点検講座 ・ シートベルトコンピンサー体験 3. 当校の業務内容と沿革 [参考資料 1 運転適性検査診断表] [参考資料 2 運転操作検査診断表] [参考資料 3 実技診断(基本編)成績表] [参考資料 4 実技診断(応用編)観察表] [参考資料 5 交通法令テスト成績表] 9 1.交通安全教育の必要性 ─ 交通統計から 企業にとって交通事故により貴重な人材を失うことは大きな痛手であり、特に、業務中に起こした事故によって社会的責任が糾弾され、 企業の存続さえも問われることは、最近の多くの事例が物語っています。そこで、これらのリスクを回避するには、初任運転者について は早期に総合的かつ体系的な交通安全教育を施し「将来の交通事故の芽を摘むこと」が肝要であり、さらに、事故惹起運転者には「個人 の特性に応じた再教育」が必要です。 業務中と通勤中の交通事故 死亡者1日平均 714.7 人 負傷者1日平均 722.8 人 が全国で発生! 死傷者数は、 全交通事故の約20%! <参考>業種別にみた業務中・通勤中の交通事故の発生状況 ― 交通統計より ◎交通統計を集計した結果、業務中に死亡した者は 779 人(交通事故全死亡者 9,066 人のうち 8.6%)、通勤中に死亡した者は 931 人(同 10.3%)、計 1,710 人(同 18.9%)です。また、業務中に 負傷した者は 110,806 人(交通事故全負傷者 1,155,697 人のうち 9.6%)、通勤中に負傷した者は 153,732 人(同 13.3%)で、計 264,538 人(同 22.9%)です。 死傷者態様 業種 職 バス・タクシー 業 トラック 運 転 その他 者 小計 公務員・公団・公庫等 農業・林業・漁業・鉱業 建設業 製造業 卸業・小売業 飲食店業 金融業・保険業・不動産業 運輸・通信・電気通信・ 電気・ガス・水道業 サービス業 外国人・不明・その他 合 計 死者数(人) 業務中 通勤中 16 4 212 24 11 1 239 30.7% 29 3.1% 11 1.4% 28 3.0% 70 9.0% 22 2.4% 114 14.6% 135 14.5% 39 5.0% 159 17.1% 79 10.1% 68 7.3% 8 1.0% 51 5.5% 7 0.9% 8 0.9% 38 4.9% 43 169 21.7% 364 5 0.6% 24 779 100.0% 931 4.6% 小計 20 236 12 268 15.7% 39 2.3% 92 5.4% 249 14.6% 198 11.6% 147 8.6% 59 3.5% 15 0.9% 81 39.1% 533 2.6% 29 100.0% 1,710 4.7% 業務中 12,817 8,126 1,974 22,917 20.7% 4,895 4.4% 1,513 1.4% 12,479 11.3% 7,713 7.0% 13,698 12.4% 1,839 1.7% 4,027 3.6% 5,878 31.2% 34,535 1.7% 1,312 100.0% 110,806 5.3% 負傷者数(人) 通勤中 1,114 2,052 706 3,872 2.5% 9,689 6.3% 1,051 0.7% 14,929 9.7% 27,921 18.2% 14,857 9.7% 5,055 3.3% 3,312 2.2% 4,958 31.2% 66,664 1.2% 1,424 100.0% 153,732 3.2% 小計 13,931 10,178 2,680 26,789 14,584 2,564 27,408 35,634 28,555 6,894 7,339 10,836 43.4% 101,199 0.9% 2,736 100.0% 264,538 参考:就業者数 (万人) 10.1% 5.5% 214 1.0% 331 10.4% 653 13.5% 1,321 10.8% 1,181 2.6% 293 2.8% 248 4.1% 3.3% 5.1% 10.1% 20.5% 18.3% 4.5% 3.8% 449 7.0% 38.3% 1,718 1.0% 39 100.0% 6,446 26.7% 0.6% 100.0% <参考>運転経験別にみた交通死亡事故発生状況 ― 交通統計より ◎運転経験が 5 年未満の運転者が第一当事者となった死亡事故件数を集計しました。 事故 100 経験年数 200 300 400 (件) 経験の浅い運転者による交通事故 329 件(5.4%) 369 件(5.7%) 1 年 未 満 1 年 以 上 2 年 未 満 265 件(4.3%) 302 件(4.6%) 2 年 以 上 3 年 未 満 241 件(3.9%) 255 件(3.9%) 3 年 以 上 4 年 未 満 運転経験が5年未満の 運転者が、全死亡事故の 約25%を負担! 200 件(3.3%) 217 件(3.3%) 4 年 以 上 5 年 未 満 219 件(3.6%) 237 件(3.6%) …2005 年 …2004 年 交通事故をくりかえす運転者 <参考>事故多発者の存在 ― T社の場合 ◎勤務時間、走行距離、車種、用途など全く同じ条件で運転作業に従事している現職務経験が 2 年以上の運転者が、業務中に起こした 2 年間の交通事故件数を集計しました。 構成比 20 40 60 80 100 (%) ┌3 人(5.2%) 運 転 者 数 8人 (13.8%) (計 58 人) 17 人 (29.3%) 13 人 (22.4%) 17 人 (29.3%) ┌13 件(11.9%) 運転者の約20%が、 事業所での全交通事故の 約50%を負担! 事 故 件 数 (計 109 件) 19 件 (17.4%) …6~7 回 33 件 (30.3%) …4~5 回 44 件 (40.4%) …2~3 回 …1 回 …0 回 2.運転者教育カリキュラム 当校の運転者教育は、次に掲げる講習内容から各企業様の目的に合うプログラムを選択していただくオーダーメイド方式です。 (1) 運転適性検査 ─ 性格特性を診る OD式安全性テスト(25 分~50 分) 交通事故の原因の約 9 割は運転者にあり、ヒューマンエラー(見落としや操作不良など) が事故の最大原因となっています。運転者は様々な環境(道路、天候、他車、人、標識など) から発信される情報を認知し、その情報の持つ意味を瞬時に判断して運転操作へと連携させ ていますが、その繰り返しが運転行動となります。 この検査では、 「注意力」 ・ 「判断力」 ・ 「決断力」 ・ 「動作の安定性」など運転に必要な情報処 理能力と、 「情緒の安定性」 ・ 「衝動性」 ・ 「暴発性」 ・ 「自己中心性」などの情動面、性格面、心 の健やかさ、遵法意識などから不安全行動に結びつきやすいパーソナリティーを診断します。 社員様に診断結果[参考資料 1]を示し、客観的に自己の性格特性を知っていただきより自発 的な安全運転への意識を高めるとともに、今後の運行管理の資料として御社担当者様に管理 者用診断結果をお渡しします。 (全体講習) (2) 運転操作検査 ─ 動作能力を診る 運転操作・動体視力検査(25 分) 運転操作検査機を用い、動作機能面を診断します。 1. 単純反応検査 運転に必要な基本的反射動作能力の検査で、反応の速さ、反応の正確さ、反応のばらつき を測定します。 2. 選択反応検査 状況の変化がある中での、反応の速さ、正確さ、ばらつきを測定します。 3. ハンドル操作検査 注意力とその持続性、ハンドル操作の巧みさの検査で、追従の速さと正確さ、練習効果、 注意の配分を測定します。 4. 注意配分複数作業検査 注意の集中と分散機能の検査で周辺誤反応、反応の速さ、ばらつき、ハンドル操作を検査 します。 また、動体視力検査をあわせて実施し、若年運転者には過信しやすい自己の動作能力を知る 材料として、習熟運転者には加齢とともに低下する現在の動作能力を知る材料として、診断結 果[参考資料 2]をお渡しします。 (班別講習( (3) 実技診断(基本編) ― 操作力を診る 校内コース走行(50 分~100 分) (班別講習( 教習車(中型貨物車・普通乗用車)または、社用車で校内コースを走行し、安全運転に欠か せない基本的なテクニックと法規走行が身に付いているかを「運転免許試験実施基準」に準じ て採点することによって診断します。 まずは、課題コースや採点基準について説明を行い、約 20 分間の完熟走行後に採点を実施 します。なお、採点は 100 点満点からの減点方式で行い得点から次の評価を行います。 ・ 80 点以上 80 点未満 → 適(運転によく適している) ・ 70 点以上 80 点未満 → 良(運転に適している) ・ 60 点以上 70 点未満 → 可(注意が必要である) ・ 50 点以上 60 点未満 → 監(監督が必要である) ・ 50 点未満 80 点未満 → 訓(再訓練が必要である) また、社員様が具体的に結果を省みることができるよう「いつ」 、 「どこで」 、 「なにが」、 「ど うしたのか」を示した運転診断成績表[参考資料 3]をお渡しします。 ○ 走行課題 ・周回カーブ ・交差点の通行 ・踏切の通行 ・坂道の通行 ・横断歩道の通行 ・障害物設置場所の通行 ・クランク、S 字の通過 ・後退(方向変換、縦列駐車) (4) 実技診断(応用編) ― 行動力を診る 路上コース走行(50 分~100 分) (班別講習( 教習車(普通乗用車)で近隣の事故ハザード地点を含めた市街地を走行し、走行中の各場面 について「起こりうる危険の予測」や「より危険の尐ない運転行動」について実習を行います。 また、自らが運転するだけでなく、同乗し他者の運転行動を観察しながら次の評価を運転診 断観察表[参考資料 4]に記入していただきます。 ・ ヒヤリ・ハットしたところ → × ・ 気配りの足りないと感じたところ → △ ・ 自分の運転と違うところ → ? ・ 感心したところ → ○ なお、実習後には観察表に基づいて「なぜそうしたのか?(しなかったのか?)」などを意 見交換(ディスカッション)し、特に同じ場面でも人によって大きく意識が異なる「危険に備 えた速度」や「適切な走行ポジション」についての認識を深めます。 ○ 走行課題 ・幹線道路、生活道路での走行 ・交差点の通行(右左折・信号通過・一時停止場所) ・横断歩道の通過 ・路端への停止及び発進 ・転回等 (5) 交通法令テスト ─ 法規知識を診る 学習システム「武蔵」 (25 分~50 分) (班別講習( 交通法規を知っておくこと。それもプロドライバーとしては欠かすことが出来ない知識で す。 「知っているつもりである」、 「守っているつもりである」との誤りやすい法令の知識につ いて確認します。 解答は正誤式で専用パソコンを用いて実施します。なお、80 点以上を合格とし、誤った問 題の解説とともに成績表[参考資料 5]をお渡しします。 (6) ケーススタディー ― 事故メカニズムを考える 距離や速度の判断・死角特性等(25 分~50 分) 人の感覚(距離感や速度感)は思い込みや錯覚によって騙されることがあることを体験し、 「右直事故」等のメカニズムを検証します。また、トラックの車両特性(視認性や死角、内輪 差やオーバーハング)を再確認し、 「巻き込み事故」等の防止策を検討します。 その他、飲酒体験ゴーグルを装用して校内コースを走行し、飲酒が運転者に与える影響を経 験します。 (全体講習) (7) 緊急回避体験 ― 自然の力を考える パイロンスラローム・急制動体験等(25 分) 安全の限界を学びます。ロックブレーキの危険性やロック解除、ノンロックブレーキを体験 するほか、ABS 装着車ではその正しいブレーキのかけ方を体験し、常に余裕のある運動方法の 重要性を学びます。また、カーブ等で車両の限界を超えたときの車の挙動(積荷への影響等) を観察します。 ○ 走行課題 ・パイロンスラローム ・周回カーブの等速走行(40km/h) ・急制動体験 ・緊急回避訓練等 (8) その他 応急救護処置講座(50 分~100 分) 日常点検講座(25 分~50 分) シートベルトコンビンサー体験(25 分) 「バイスタンダー(bystander)の役割」 、事故現 場にいる運転者が何を施したかによってその負傷 者の運命は大きく左右されます。「応急救護処置」 、 これも企業運転者として身に付けておきたい知識 のひとつです。 その他、クルマのトラブル対処法やシートベルト の効用体験など。 (班別講習( 3.当校の沿革 昭和 12 年 11 月:「兵庫県自動車学院」を創立、明石市と西宮市に教場を開設 昭和 19 年 17 月:兵庫県交通安全協会に経営を委託、県警本部交通課長が学長に就任 昭和 22 年 15 月:内務大臣より自動車取締令による技倆証明書発行学院に指定 昭和 24 年 11 月:兵庫県公安委員会より道路交通取締令による「自動車練習所」に指定 昭和 25 年 12 月:「兵庫県自動車学校」と改称 昭和 26 年 13 月:兵庫県知事より学校法人に認可 昭和 30 年 17 月:姫路市本町 68 番地公会堂(現姫路市民会館)東空地に「姫路教場」を開設 昭和 31 年 17 月:県警交通課より学校運営を学校自体に復元し、「姫路練習所」と呼称変更 昭和 32 年 14 月:姫路練習所を神姫バス市川工場内に移転 昭和 32 年 11 月:現在地に姫路練習所校舎を建設し、「姫路分校」と名称を変更して発足 昭和 36 年 13 月:兵庫県公安委員会から道路交通法による「指定自動車教習所」に指定 [西宮本校・指定第 1 号] [明石校・指定第 2 号] [姫路校・指定第 3 号] 昭和 43 年 14 月:学科教習の科目に「安全運転の知識」が導入 昭和 45 年 18 月:模擬運転装置と無線指導装置による技能指導を開始 昭和 48 年 14 月:普通免許に係る技能検定に路上検定が導入 平成 13 年 11 月:オートマチック車限定普通免許に係る教習を開始 平成 14 年 14 月:「高齢者講習」を開始 平成 15 年 12 月:姫路校の新校舎が完成、同校舎で教習を開始 平成 20 年 14 月:「原付講習」を開始 平成 22 年 11 月:兵庫県公安委員会から普通自動二輪車に係る 「 指定自動車教習所 」 に指定 おわりに 従業員の起こし交通事故は、従業員自らが加害者や被害者になるだけでなく、企業から貴 重な人材や労働力を一瞬にして奪い、特に業務中や通勤中に起こした事故は、企業の社会 的信頼を一夜にして失墜させ、交通事故がもたらす損失は計り知ることができません。 その現状から、各企業さまの交通安全対策は、従来の「交通事故処理型」から『社員さまの 保護と社会的責任の遂行』の両面を考慮した「交通事故防止型」へと移り変わりつつあります。 是非ともこれを契機に御社の「交通安全対策の礎」として本提案をご採用賜りますよう宜しくお 願い申し上げます。本提案が御社の益々の発展に寄与する一助となれば幸いです。 敬具 [参考資料 1] 運転適性検査診断表 ご本人様用 御社管理様用 診断結果から受診者個々の特徴や性格などから、普段の 指導のコツなどを提示し、より効果的な安全管理や安全教 育に「マネジメント・ツール」としてご活用いただけます。 ドライバーご自身へ、過大評価しやすい自己の運転行動 の「再発見(気付き)」を促すことで、交通事故に繋がる危険 運転を予防します。 立場の違う二者からの積極的に働きかけることで、双方向 からの事故防止を目指します。 [参考資料 2] 運転操作検査診断表 [参考資料 3] 実技診断(基本編)成績表 [参考資料 4] 実技診断(応用編)観察表 [参考資料 5] 交通法令テスト成績表