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食品区分の追加の検討について

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食品区分の追加の検討について
第1回 特別用途食品制度に関する検討会
資料4
食品区分の追加の検討について
平成28年2月9日
消費者庁食品表示企画課
特別用途食品の基本的な考え方
〇健康増進法の目的である「国民の栄養の改善その他の国民の健康の増進を図るた
めの措置を講じ、もって国民保健の向上を図ること」を達成できるようにするため、栄
養療法に用いて、栄養の改善を図るものである。
〇基本的許可基準(病者用食品)
・食品の栄養組成を加減し、又は特殊な加工を施したものであって、医学的、栄養学
的見地からみて特別の栄養的配慮を必要とする病者に適当な食品であることが認め
られるもの。
・特別の用途を示す表示が、病者用の食品としてふさわしいもの。
・適正な試験法によって成分又は特性が確認されるもの。
〇概括的許可基準(病者用食品)
・指示された使用方法を遵守したときに効果的であり、しかもその使用方法が簡明で
あること。
・品質が通常の食品に劣らないもの。
・利用対象者が相当程度に広範囲のものであるか、又は病者にとって特に必要とされ
るもの。
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平成21年改正時の考え方
〇総合栄養食品を病者用食品に位置付け
口腔障害、通過障害、意識障害などにより通常の食事がとれない場合でも、効率よくたんぱく
質等の栄養成分と熱量を摂取することができ、腸管を利用することから生理的な栄養補給がで
きること、長期の使用でも栄養成分の欠乏が起こり難いこと等から、在宅療養も含め病者の栄
養管理に適するものということで病者用食品に追加された。
〇栄養強調表示と病者用単一食品の関係を整理
低ナトリウム食品、低カロリー食品、高たんぱく質食品等については、平成8年より栄養表示
基準において表示ができるようになっており、特別用途食品の代替的な機能を果たし得ることか
ら、栄養強調表示が可能な食品は許可対象から除外された。
〇病者用組合せ食品は宅配栄養指針による管理
病者用組合せ食品は、主として熱量をコントロールしたものとなっているが、宅配食品等栄養
指針に基づいた宅配食品の提供という方法によって適切な栄養管理を図ることが期待できるこ
とから、許可対象から除外された。
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食品区分の追加について①
<病者用食品について>
課題等
論点
許可基準型として位置付ける食品区分の考え
方として、対象となる食品の特性を栄養強調表
示等で表すことができないものとされてきた。
栄養強調表示は、生活習慣病の予防が重要な
国民的課題となる中、ナトリウム摂取量の減少
等への取組について、病者に限定するのではな
く、広く国民への健康・栄養政策として対応する
ために設定されているが、特別用途食品と栄養
強調表示の棲み分けをどう考えるか。
疾病別の規格の考え方として、疾病の状態(急 疾病別かつ状態別の栄養・食事療法が異なる
性期、慢性期等)により、栄養・食事療法が異な が、どう考えるか。
ることから、許可基準型として規格を定める場
合は、疾病別かつ状態別にエビデンスに基づい
た区分が必要になる。
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食品区分の追加について②
<とろみ調整食品について>
課題等
論点
現行制度において、とろみ調整食品の申請が
あった場合、病者用食品として個別評価型で対
応を検討することになる。
病者用食品とする場合、対象者を病者に限定
する必要があるが、対象者をどう考えるか。
上記の場合、申請する食品そのものが医学的、
栄養学的見地からみて特別の栄養的配慮が必
要な病者に適当な食品であることが認められる
必要がある。
「食品の栄養組成を加減し、又は特殊な加工を
施したものであって、医学的、栄養学的見地か
らみて特別の栄養的配慮を必要とする病者に
適当な食品であることが認められるもの」の考
え方について、どう考えるか。
とろみ調整食品は、単体で摂取するものではな
く他の食品と組み合わせて使用するものである
ことから、どう考えるか。
とろみ調整食品については、利用者による粘度
調整が必要である。
概括的許可基準には、「使用方法が簡明である
こと」とされており、利用者等が調整することに
ついて、どう考えるか。
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