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起きてはいけない事態が 発生した場合にすべきこと 起きては
AUTUMN • 2000 起きてはいけない事態が 発生した場合にすべきこと 障害復旧における幾つかの概念 SAN SOLUTIONS TM VERITAS SANPointTM Control SANの秘めたる可能性を実現する パワフルな集中管理ツール NEW! TM VERITAS BackupExecTM V8.5 For Windows NT/Windows 2000 サーバ版/アドバンスド・サーバ版 NEW! TM VERITAS NetBackup ProfessionalTM V3.0 C A S E S T U DY 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント 「bitmusic」 リポート B U S I N E S S W I T H O U T I N T E R R U P T I O N ™ ごあいさつ ベリタスソフトウェア株式会社 代表取締役社長 上村 美喜男 10月22日より26日、本年で4回目を迎えましたユーザカンファレンス−ベリタスビジョンを 米国ラスベガスにて開催いたしました。今年は日本より約100名近い皆様のご参加を賜りました こと、改めて御礼申し上げます。全世界からは2000人以上のお客様にお集まりいただき大変盛況 なものとなりました。ベリタス製品に関する非常に高い関心と熱気を感じるカンファレンスでした。 本ユーザカンファレンスにおいて、会長兼CEOでありますマーク・レスリー(Mark Leslie) を始め経営陣からベリタスの現状そして今後の戦略についてご紹介させていただきました。ここにおきまして、私よりカンファ レンスのご報告も兼ねまして、ベリタスのビジョンをご紹介してまいります。 ベリタスは、常に革新的なテクノロジーで業界をリードし て参りました。1991年 ジャーナルファイルシステム/論理 年で3.9億ドルの研究開発費を投じる予定です。 ボリューム管理を開発、1993年 三層構造アーキテクチャの ベリタスは、ストレージ管理及びバックアップという製品 バックアップソリューションを開発、1995年 クラスターボ 提供だけでなくさらに前進し、データ・アベイラビリティを リュームマネジャー(UNIX)、1997年 オラクルユーザに 実現する統合ソリューションの提供をめざします。企業にと 管理とパフォーマンスを同時にもたらすQuickI/O、1998 って最も重要なものはデータであるといっても過言ではあり 年 業界最大32ノードSAN(Storage Area Network)対応 ません。データを収集し、それをうまく活用することが成功 クラスタリングソリューションVERITAS Cluster Server、 への鍵となります。データはマーケットでの成長を、コスト 1999年 ハードウェアに異存しないディザスタ・リカバリ・ソリ の削減を、顧客満足を、可能にする礎なのです。このデータ ューションなどの新テクノロジーを発表してまいりましたが、 へのアクセスを失うことによるビジネスの中断は莫大な損失 これらは既に数多くのユーザにお使いいただいております。 を招きます。 昨年のユーザカンファレンスでは、注目されるデータセント ベリタスは、お客様を成功に導くために、データへの24時 リックなコンピューティング環境であるSANに対してV とい 間365日のアクセスを実現し、確実に守りそして管理する製 う新たなコンセプトを発表し、この1年の間に製品化してまい 品、そして検討から運用までのあらゆる段階において優れた りましたが、本年はそれをさらにVERTEX−サーバフリーバ サービスの提供を目指します。 3 ックアップとして進化させ発表しました。また、カンファレン 2000年の大きな話題のひとつにIBMとの提携がありました。 スでは、SAN環境にてベリタス製品をお使いの多くのお客様 これは、ボリューム管理/ファイルシステムをはじめとしたベ から発表していただくセッションがありました。これも私ども リタス製品をAIX、Montereyにおいても提供していくという のビジョンそして実行力を示すものと自負しております。 ものです。SUN、HPプラットフォームに加えて、IBMのプラ このような技術力が高く評価され、アナリストからは本会 ットフォームにてもベリタス製品がお使いいただけるようにな 計年度2000年は11億ドル以上の売上が予測されておりま ります。ベリタスは既にWindows NT/Windows 2000マー す。実際の数字をみましても、本年第3四半期(2000年7 ケットにも数多くの製品をインプリメントしております。異 月1日から9月30日まで)の売上は3億1,720万ドルで、昨 機種混合のエンタープライズ環境における、統一されたデー 年同期の売上1億8,340万ドルに対して73%の増加となり タストレージ管理ソリューションを提供できるのはベリタス ました。弊社は、2000年末には5000人の従業員を抱え、 だけなのです。 103個所のオフィスをもつ、グローバルカンパニーとなります。 このような高い成長率を支える技術革新を継続するため に、SANテストセンターであるiLab(米国), データストレ 1 ージ管理ソリューション・ファンドを設立し、さらに今後5 Autumn 2000 • VERITAS Voice TABLE OF CONTENTS DISASTER RECOVERY PLAN Autumn • 2000 起きてはいけない事態が発生した場合にすべきこと 障害復旧における幾つかの概念 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3 SPECIAL SECTION VERITAS Voice Autumn 2000 Vol.3 VERITAS Voiceは、 お客様とベリタスソフ トウェアをつなぐ季刊情報誌です。お客様の 声、ベリタスソフトウェアの声を盛り込んだ 有意義な情報誌にしたいと考えております。 Comments or Questions VERITAS Voiceへのご質問・ご感想は、 [email protected]まで、お送り下 さい。 レプリケーションとは? エンタープライズの障害リカバリ・プランニングにおけるクリティカルな要素. . . . . . . . . . . . 5 ビジネス・クリティカルなデータのアベイラビリティを向上させる レプリケーション・ソリューションの選択 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6 災害時リカバリにハイアベイラビリティを実現(Part.1) Brooks Graham氏へのインタビュー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10 SOLUTIONS VERITAS NetBackupTM バージョン3.4の新リリース DataCenterおよびBusinesServerTMが登場 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12 VERITAS NetBackup ProfessionalTM 分散クライアントデータのための中央集中バックアップと簡単リカバリを実現 . . . . . . . . . . 15 VERITASとIBMがAIX/Monterey用の ストレージ管理ソリューションを提供する合意書に署名 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18 編集・デザイン ベリタスソフトウェア株式会社 VERITAS Software Corporation CASE STUDY 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント「bitmusic」. . . . . . . . . . . . . . 19 SAN SOLUTIONS 印刷・製作 VERITAS SANPointTM Control 株式会社 行電サービス SANの秘めたる可能性を実現するパワフルな集中管理ツール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21 発行日 NEW PRODUCTS 2000年12月1日 VERITAS Backup ExecTM V8.5 For Windows NT/Windows 2000 サーバ版/アドバンスド・サーバ版 . . . . . . . 23 発行人 ベリタスソフトウェア株式会社 マーケティング本部 VERITAS NetBackup ProfessionalTM V3.0 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24 VERITAS PARTNER 〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル TEL. 03-5532-8220 FAX. 03-5532-0887 日本ストレージ・テクノロジー株式会社 www.veritas.com/jp C サン・マイクロシステムズ株式会社 SAN環境をインテリジェントに管理するテクノロジ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 25 ストレージ・テクノロジーのSANソリューション . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26 Copyright 2000 VERITAS Software Corporation. All rights reserved. VERITAS, VERITAS SOFTWARE, VERITAS ロゴ,Business Without Interruption, VERITAS The Data Availability Companyおよびベリタス製品は、米国および各国のVERITAS Software Corporation の商標または登録商標です。 その他の会社名、製品名等は、それぞれ各社の商標または登録商標です。 ※製品の仕様・性能等は予告なく変更する場合がありますので、ご QUESTIONS & ANSWERS Ask the Doctor 専任のテクノロジドクターが、オペレーティングシステム、 Windows 2000、SANに関する読者の質問にお答えします . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27 PRESS Press Release . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29 了承ください。 STAFF INTERVIEW ベリタスソフトウェアのスタッフをご紹介いたします . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 30 EVENT REPORTS Event Reports . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 31 EDUCATION ベリタスソフトウェアは、 BT Global Challenge ヨットレースのスポンサ ーとして参加しています。 ベリタス教育サービス VERITAS Education Services . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 32 VERITAS VISION ® VERITAS VISION 2000TM リポート . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 33 コラム 価値のある情報 Autumn 2000 • VERITAS Voice 2 DISASTER RECOVERY PLAN 起きてはいけない事態が 発生した場合にすべきこと 障害復旧における幾つかの概念 会社によっては、ほんの2,3時間のダウ ンタイムが数百万ドルの収益損失を意味す を見直し、障害対策が適切であることを確 認する必要があります。 る場合もあります。たとえば、小売仲買業 By Cathy Won, Senior Solutions Marketing Manager e-ビジネスの飛躍的な発展に伴い、e-ビ の場合、Contingency Planningによれば 障害復旧のプランニングは、会社にとっ 時間毎に650万ドルが失われます。これに て起きる可能性のある障害すべてに対応す は、将来的な収益損失による影響は含まれ るための包括的なプランを作成することで ていません。企業は、ビジネスの継続性と す。一般的に、保護を手厚くすればリスク クリティカルなデータを保護し、起きる可 が減少することは事実ですが、コストは増 能性のある障害すべての影響を最小限にし 大します。リスクのアセスメントと効率的 て、リソースを広範囲に利用するために、 な保護はコストに関係するため、評価され データを損失する可能性のあるイベントへ る必要があります。保護を必要とする企業 の対応を計画する必要があります。 にとって、最大の投資が必ずしも最大の見 返りをもたらすとは限りません。では、障 ジネスに関連するデータも劇的に増大して 良い障害復旧計画における重要な目的に います。このため、より徹底した障害リカ バリのプランニングが要求されるようにな は、以下のものがあります。 ってきました。通常、障害復旧の計画は、 ▼ 経済的な損失を最小限にする 火災、地震、洪水などの天災からの保護で ▼ 障害が起きた場合の安全で順序正しい復 あると考えられています。我々は、もっと 3 害復旧のプランニングは、どこで、どのよ うに開始するべきなのでしょう? バックアップとリカバリがすべての障害 旧計画を提供する 復旧計画の基本であることは、疑いようが も一般的な障害は以下のような身近な場所 ▼ 会社の資産を保護する ありません。企業は、最新のバックアッ で起こることを忘れがちです。 ▼ 障害中の意志決定を最小限にする プ・テープのコピーがオンサイトに保管さ ▼ コンピュータおよびインターネット犯罪 ▼ 特定の重要人物への依存を少なくする れ、バックアップ・テープは最小限の努力 ▼ コンピュータ・ウイルス ▼ もっともクリティカルなアプリケーショ でオフサイトに保管されていることを保証 ▼ 停電 ンとデータを判別する される必要があります。ベリタスのバック ▼ 通信およびネットワークの障害 ▼ ハードウェアまたはソフトウェアの故障 ▼ アップおよびリカバリ製品ファミリはテー ここで重要なのは、リスクを評価および プ複製機能を持ち、バックアップ・テープ 人的エラー 調整しながら、適切な量の保護を計画する のコピーを2つ提供することによって、1つ 障害は短時間でビジネス・ゴールを崩壊 ことです。また、変化するニーズに適応で はマイナーな障害用にオンサイトに保管し、 させ、会社の生命力を完全に破壊する可能 きるように、柔軟性の高いツールを持つこ もう1つをサイト障害に備えてオフサイト 性があります。会社は突然に、業務の遂行 とも大切です。現在では、急速な成長に適 に保管できるようにします。このため、オ 力、収益、顧客からの信頼、競争力、その 応するために会社のコンピューティング環 フサイトのテープ・ストレージのプランニ 他の面で影響を受けます。Contingency 境が短期間で劇的に変化するのは珍しいこ ングがより簡単になります。これ以外にも、 Planningの記事によれば、米国労働省は、 とではありません。調査は、ビジネス・プ ベリタスのバックアップおよびリカバリ製 障害を経験した会社の43%はその後再オー ランニングのサイクルが、3から5年のサイ 品ファミリは、他のバックアップおよびリ プンすることはなく、29%が2年以内にク クルから1年以内のサイクルへ変化したこ カバリ製品には見られない強力な機能を多 ローズしていると報告しています。 とを示しています。企業は定期的にニーズ く提供しています。たとえば、 “VERITAS Autumn 2000 • VERITAS Voice DISASTER RECOVERY PLAN NetBackupTM”には、より速いリカバリ・ イ」を保持して、障害が起きた時点でのリ リング機能が設定された複製サイトを持つ テープおよびgnu/tarフォーマットの汎用 カバリを可能とするために、現在、多くの ことにより、稼動し続けることができます。 テープを生成するための、テープの非多重 会社がデータのレプリケーション・ツール あるサイトのクラスタからのオペレーショ 化機能が含まれています。gnu/tarフォー を導入している理由です。たとえば、 ンは、複製されたデータを持つ他のクラス マットのテープを生成するテープ・コピー VERITAS Volume Replicator とVERITAS タ化されたサイトにフェイルオーバできま 機能により、VERITAS NetBackupをイン File Replicator を使って、どのデータベ す。これは、どのロケーションでも、単独 ストールしていないシステムに対しても、 ースもシームレスに複製することができま のサーバ故障またはすべてのサーバを巻き ファイルのリカバリが可能となります。デ す。これらの製品はLANまたはWANを介 込む問題からデータが保護されていること ータ管理者は、UNIX用のgnu/tarフォーマ したデータ・レプリケーションをサポート を意味します。 ットのテープを使うことにより、センシテ しているため、サイトに障害が起きた場合、 ィブな時にNetBackupのインストレーシ 複製されたデータを十分に離れた場所へ保 ベリタスは、世界的なエンタープライズ ョンを実行する必要なしに、ファイルのリ 管することができます。ベリタスのレプリ から、中小企業の単独デスクトップやラッ カバリを迅速に行なうことができます。さら ケーション技術の長所は、専用ネットワー プトップまで、すべてのタイプのデータ損 に、Windows NT/2000システムに対して クを使用しないこと、および特定ベンダの 失に対する保護ソリューションを用意して は、NetBackupおよびVERITAS Backup ストレージ・ハードウェア・プラットフォ います。完全なベリタスソリューションを ームに依存しないことです。 採用することの主な利点としては、インテ Exec TM 両 方 の“ Intelligent Disaster TM TM グレーションが完全であること、一緒に使 Recovery ”(IDR)機能が、「ベアメタ TM ル・リストア」を実行する最高のソリュー ミッション・クリティカルなアプリケーシ うことにより別々の製品が実際にお互いを ションを提供します。IDRはオペレーティ ョンのデータ保護を最大限にするために、レ 強化すること、VERITAS File Systemお ングシステムおよびデータのリカバリを1 プリケーションとクラスタリングを組み合わ よびVolume Managerを含む強固な基盤を つのプロセスとして自動化することにより、 せたものが、どのような種類の障害に対して もとにしていることなどが挙げられます。 サーバのリカバリに必要なステップを50% も最大の効果を発揮します。VERITAS ベリタスソリューションは完全にスケーラ 削減して、ストリームライン化されたアプロ Cluster Server は、あるマシンが故障し ブルで、システムおよびビジネス・ニーズ ーチを可能とします。 た場合、別のサーバが故障したサーバのオ に合わせて成長する、障害に強いソリュー ペレーションを引き継ぐことを保証するフ ションを可能とします。ベリタスの開発者 障害復旧のプランニングにおける重要項 ェイルオーバ機能を持っています。レプリ はヘテロジニアス環境を常に念頭に置いて 目の1つに、どのアプリケーションとデー ケーションと組み合わせることにより、複 いるため、ハードウェア・プラットフォー タがもっともクリティカルであるかを判断 製されたデータが存在する別のサーバにア ムに対する依存性はありません。中央集中 することがあります。このため、起きる可 プリケーションをフェイルオーバさせるこ および自動化された管理用ツールと直感的 能性のあるデータ損失のタイプを分析する とができます。ユーザは問題が起きたこと なインタフェースの連携により、障害発生 ことが必要です。たとえば、ミッション・ さえ気が付かないでしょう。VERITAS 時に重要人物が存在するかしないかへの依 クリティカルなビジネス・アプリケーショ Cluster Serverは最大32のマシンを階層 存度が減少します。これは明らかに、完全 ンのほとんどは、ビジネス遂行の中心とな 式にフェイルオーバする機能を提供します。 な障害リカバリのプランニングにおける目 る情報を含む巨大なデータベースに依存し これは、アプリケーションのリソース・グ 標の1つです。スマートな障害復旧計画は、 ています。これらのデータベースのアベイ ループの監視および移行にも適用できます。 コンピューティング・オペレーションとビ TM ジネス自体が継続できることを保証しなけ ラビリティが失われることは許されません。 伝統的なバックアップおよびリカバリ手段 最後に、真のWANソリューションとして、 ればならない時にさらに問題が発生しない の多くは、ミッション・クリティカルなア VERITAS Global Cluster Manager が ように、その時点で利用可能であると思わ プリケーションが使用する巨大データベー サイト障害時のクラスタ間フェイルオーバ れるスキルをベースにする必要があります。 スのリカバリを処理するためには時間がか 機能を提供します。企業のミッション・ク また、十分に試行されていなくてはいけま かり過ぎます。これが、もっともクリティ リティカルなアプリケーションは、世界中 せん。 カルなデータの最新の「ホット・スタンバ のどのロケーションにおいても、クラスタ TM Autumn 2000 • VERITAS Voice 4 SPECIAL SECTION レプリケーションとは? エンタープライズの障害リカバリ・プランニングに おけるクリティカルな要素 データ損失に起因する弊害から企業を守 は独自の戦略を導入して管理することを選 必要とするフルレプリケーションの代替策の るために、多くのエンタープライズが障害対 ぶと思われます。サイト全体に係わらない障 ほとんどは、コピーされたデータやプロセ 応プランを作成してきました。これらのプラ 害に備え、ローカルレベルでのデータのハ スで使用可能なハードウェアが限定される ンには、データ保護および障害発生後のリ イアベイラビリティを実現するために、障害 ため、レプリケーションと同じレベルの完全 カバリについての詳細なステップが含まれ リカバリプランには、信頼性の高いクラス 性とデータの保全性を提供することはでき ていました。データのリカバリが成功した場 タリングおよびデータミラーリング戦略も含 ません。 合、複製されたデータと完全な保全性を持 める必要があります。 つ、完璧なデータ・ソースが存在するものと 今回は、ベリタスのレプリケーションとク 見なされます。リカバリで使用されるデータ レプリケーションが標準の業界プラクティ ラスタリングに関する専門家のリーダのイン は、完全に最新のもので、欠損が無く、エ スとなってきていることは間違いありませ タビューとともに、ベリタスが提供するレプ ラーも無いものでなくてはなりません。ま ん。障害リカバリプランにおける役割だけで リケーション製品について説明します。次回 た、オペレーションの連続性を中断すること なく、レプリケーションは分散ファイルシス はインタビューの続きと、ベリタスのソリュ なく、実行し続けられるようにする必要があ テムへの追加アクセスやオフホストのデー ーションについて、より詳しくお話する予定 ります。障害の影響を受けないように、リカ タプロセッシングにも対応します。ガートナ です。 バリ用データは基本となるデータ・ストレー ーグループは「2000年の終わりまでに、 ジから距離的に離れたロケーションに複製 大規模エンタープライズにおける構内およ および保管すると良いでしょう。この目的で び広域シャドーイングとミラーリング技術の 外部のデータ・ストレージ・プロバイダと契約 使用率は現在の5%未満から25%まで増加 している企業もありますが、ほとんどの企業 する」と見込んでいます。多大な労働力を ベリタスは、VERITAS Cluster Server用のエージェントを提供し てローカルおよび広域(VERITAS Global Cluster Manager経由で) * フェイルオーバの両方を処理させ ることにより、レプリケーショ ン・サービスが常に使用可能であ ることを保証します。 * * 近日中に国内出荷予定 5 Autumn 2000 • VERITAS Voice SPECIAL SECTION ビジネス・クリティカルなデータの アベイラビリティを向上させる レプリケーション・ソリューションの選択 By Matt Fairbanks, Product Manager, Replication Products プリケーション・ソリューションは、指定 って、データがソースに書き込まれた順 された間隔でデータを同期化させたり、同 番通りにターゲットにも書き込まれるこ ベリタスソフトウェアは多数のソフトウ 期的または非同期的に継続してレプリケー とを保証します。 ェアベースのレプリケーション・ソリュー ションを提供することができます。この区 ションを提供しており、業界リーダとして、 別には重要な違いがあります。 ▼ スケジュールされたレプリケーション 継続的なレプリケーションが理想的とは 言えない場合もあります。ベリタスのレ ファイルおよびボリューム管理における専 同期的レプリケーション プリケーション製品は、予め定義された スのレプリケーションは、柔軟性の高い構 同期的レプリケーション環境では、ホス 間隔で変更データを同期化する、スケジ 成、簡単な管理、市販のストレージハード トシステムでの書き込み操作が完了する ュールされたレプリケーションも提供し ウェアが使用できることなど、その他の方 前に、データがターゲットに書き込まれ ています。これは、データ発行やオフホ 法に比べて多くの長所を持っています。 なくてはなりません。これによって、い ストプロセッシングのインプリメンテー ここではベリタスが提供するレプリケー つの時点でもターゲットはソースとまっ ションなど、色々なタイプのレプリケー ション・ソリューションについて説明し、 たく同じデータを持つことになり、考え ションに便利です。 一般的なレプリケーションの概念について られ得る最高レベルのデータの保全性が 簡単に紹介します。 保証されます。ただし、同期的レプリケ データレプリケーションは様々な目的で ーションはソースシステムのパフォーマ 使用されます。お客様が選択するソリュ ンス遅延を引き起こす可能性があり、こ ーションは、レプリケーションのニーズ 一般的に言えば、データのレプリケーシ れはソースとターゲット間のネットワー によって変わります。レプリケーション ョンとは、データをソースからターゲット ク接続が低速の場合は特に顕著になりま に共通するアプリケーションには、以下 サーバへコピーして、そのデータの同期化 す。ソリューションの中には、同期的お のようなものがあります。 を維持することです。 よび非同期的な操作を組み合わせて、問 門性を展開しています。ソフトウェアベー ▼ レプリケーションのタイプ ▼ ▼ レプリケーションの使用 障害リカバリ 題が起きた場合はダイナミックに非同期 代替サイトにクリティカルなデータの最新 レプリケーションのオプションを判別す 的レプリケーションに切り替え、通信の コピーを維持します。基本サイトに障害が る方法の1つとして、提供されているレプ 問題が解決された時に同期的レプリケー 起きた場合のみ、アクティブになります。 リケーション構成とレプリケーションタイ ションに戻すものもあります。 ▼ オフホストプロセッシング 非同期的レプリケーション クリティカルなデータを第2のサーバに 「構成」とは、幾つのソースマシンが幾 非同期的レプリケーションを使う場合、 移動します。バックアップ、レポーティ つのターゲットに複製されるかを示します。 ソースシステムは処理を進める前にター ング、テストなど、実働データを必要と 1対1のレプリケーションがもっとも簡単で ゲットシステムからの確認を待つことは するけれど実働システムのパフォーマン すが、多くの製品が1対複数、複数対1、さ ありません。製品はデータを待ち行列に スに影響を与える操作を第2のサーバか らに複数対複数の構成までをサポートして 入れ、ネットワークが使用可能な時にシ ら実行します。 います。 ステム間の変更バッチを送信します。非 プを比較することがあります。 ▼ ▼ Follow-the-sun処理 レプリケーションのタイプは、プログラ 同期的レプリケーションをサポートする グローバルエンタープライズをサポート ムがどのようにして2つのシステム間でデ ベリタスソリューションは、保全性を維 するために、クリティカルなデータのロ ータを最新のものに保つかを示します。レ 持するために、ジャーナリング機能を使 ーカル・コピーを維持します。 Autumn 2000 • VERITAS Voice 6 SPECIAL SECTION ▼ コンテンツ配布 VERITAS Storage ReplicatorTM クが使用可能になるまで、キューに入れら 分散サイトから中央サイトへ(地域のセー for Windows NT れます。非同期レプリケーションは最高の ルスサーバから本社へなど)データをコピ ▼ 大規模NT環境向けの、柔軟性が高く管 パフォーマンスを提供します。 「ソフト同期 ーします。また、複数のサーバがデータ 理が容易なNTベースのレプリケーショ 化」モードでは、レプリケーションは通常 の共有プールをダイナミックに更新でき ン・ソリューションです。 の環境では同期に実行されますが、ネット ワークが一時的に止まった場合は非同期に る機能を提供します。 VERITAS Volume Replicator ほとんどのソリューションが、これらの 実行されるようになります。いずれの場合 VERITAS Volume Replicator V3.0は、 も、レプリケーションは進行中で継続的お よび透過的なアクティビティです。 アプリケーションの1つまたは複数を非常に シームレスな広域アベイラビリティ、サイト移 うまく解決しますが、すべてを簡単にサポ 行および障害リカバリの基盤を提供します。原 VERITAS Volume Managerの基盤の上 ートできるソリューションはごく少数です。 因が天災、サイト障害または計画されたサイト に構築され、VERITAS Cluster ServerTMお 移行のどれであっても、コンピューティングオ よびVERITAS Global Cluster ManagerTM ペレーションを最小限(またはゼロ)のダウンタ と統合されたVolume Replicatorは、ロー イムでシームレスに移動させる機能が、現在の カルおよび広域のハイアベイラビリティと ベリタスソフトウェアは多数のレプリケ マーケットで競争する上で必要不可欠となって 障害リカバリを対象とする、パワフルで統 ーション・ソリューションを提供していま います。VERITAS Volume Manager に統合 合された完全なソリューションの一部分と す。これらの製品は、サポートされている さ れ た 機 能 で あ る VERITAS Volume なっています。 プラットフォームやソフトウェアの使用目 Replicatorは、すべてのIPネットワークを介 的によって異なります。今回は、以下の製 してリモートロケーションへデータの信頼性、 1、1対複数、複数対1を含む多様なレプリ 品を紹介します。 効率性および一貫性を持ってミラー化すること ケーション構成をサポートします。 ベリタスの レプリケーション・ソリューション TM VERITAS Volume Replicatorは、1対 により、最大限のビジネス継続性を提供します。 VERITAS Volume Replicator データの現在性とアベイラビリティがもっとも 主な考慮点: VERITAS Volume Managerをベースとす 重要な環境では、Volume Replicatorはスト ▼ る、強力で柔軟性の高いレプリケーション・ レージに依存しない、真の障害リカバリを提供 ルで発生し、ソフトウェアに対して透過 ソリューションです。 *今後出荷開始予定 する、洗練された柔軟性の高いソリューション 的で、構成に柔軟性があります。また、 です。 ローパーティションに保管されたデータ TM * ▼ VERITAS File Replicator TM * ▼ レプリケーションは論理ボリュームレベ Solarisプラットフォーム上で真の両方向 Volume ReplicatorはVERITAS Volume レプリケーションを提供する、汎用のフ Managerのモジュールとして実行され、論 ァイルシステムレプリケーションツール 理ボリュームレベルでデータを複製します。 です。 *今後出荷開始予定 これは、関係するアプリケーションに対し ワーク、LANまたはWANで働き、複製 て、レプリケーションが完全に透過的であ されたネットワーク内の最大32ノード ることを意味します。データが複製された をサポートします。 ボリュームに書き込まれる度に、VERITAS ベースなど、すべてのタイプのデータを サポートしています。 ▼ ▼ Volume ReplicatorはすべてのIPネット Volume Replicatorはすべてのシステム Volume Replicatorは自動的にそれを1つま 上で、常にデータのアベイラビリティを たは複数のサイトへ、構成に従って送信し 保証します。 ます。 Volume Replicatorは同期および非同期 レプリケーションの両方を提供します。同 最大限のアベイラビリティとデータ保護の目的で、 クリティカルな情報を障害から安全なサイトに複製 します。 7 Autumn 2000 • VERITAS Voice VERITAS Volume Replicatorの 推奨される使用法 期レプリケーションを使う場合、最初の書 柔軟性の高い構成とデータ保全性の強調 き込みはデータの複製が成功するまでコミ により、Volume Replicatorは最新の状態 ットされません。非同期レプリケーション でのデータレプリケーションを必要とする では、レプリケーション操作はネットワー ソリューションにとって理想的です。 SPECIAL SECTION ▼ ▼ ▼ ▼ 障害リカバリ VERITAS File Replicatorを使う場合、複製 VERITAS Cluster Serverと統合した場 会社は複製サイトを地理的に離れた場所 されたファイルシステムはすべて、常に第2の 合は、強化された障害リカバリおよびフェ で維持し、障害またはその他の問題が起 システムでマウントされ、使用可能になります。 イルオーバのオプションが追加されます。 きた場合は自動的にそのサイトへアプリ 完全に同期化されたレプリケーションは、すべ レプリケーションはトランスポートレイ ケーションをフェイルオーバすることが ての参加ノードが常に完全に最新であることを ヤから独立しており、ユーザおよびアプリ できます。 保証します。VERITAS File Replicatorは、真 ケーションに対して完全に透過的です。 オフホストプロセッシング の両方向レプリケーションを提供すること File Replicatorはローカルのファイルシス 24時間365日の操作要件を持つクリテ ができる唯一の製品です。これは、2つの テムおよびリモートのNFSにマウントされ ィカルなシステムを複製することによ ノードによる構成では、両方のシステムが たファイルシステムをサポートします。 り、管理者は本番システムのパフォーマ 互いに、複製されたデータセットを完全な ンスに影響を与えることなく、レポーテ 保全性を持って読み書きできることを意味 このソリューションを考慮する場合の注意点: ィング、テストまたはバックアップを実 します。File Replicatorは単独のマスター ▼ 行できます。 ノードと複数の読み取り専用ターゲットで ルで働くため、ローパーティションを使 Follow-the-sun処理 構成することも可能です。 うデータベース等のアプリケーションは File Replicatorはファイルシステムレベ グローバルエンタープライズは、しばし この製品は、「read-one、write-all」プ ば、地理的に離れたサーバが同じデータ ロトコルを使ってファイルの共有を実行し を共有するようにして、ローカル・シス ています。すべての読み取りはローカルシ で、最大限のデータ保全性と同期化を提 テムのパフォーマンスを最適化していま ステムから発生しますが、書き込みはファ 供します。ただし、ネットワークパフォ す。Volume Replicatorを使うことによ イルシステムを共有するすべてのノードに ーマンスが低速の場合、レプリケーショ り、複製されたデータで世界中をカバー 分散されます。継続的なレプリケーション ンのソースに対する書き込みが遅くなり することができます。 用に構成された場合、これらの書き込みは ます。このため、このソリューションは システムのメンテナンス 同期的(データは、ソースにおける書き込み 高い帯域幅を持つ、信頼性の高いネット Volume Replicatorを使って、継続的な オペレーションが完了する前にすべてのノ ワーク構成で最も効果を発揮します。 アベイラビリティ用の環境を作成すること ードに書き込まれます)に実行されます。こ ができます。たとえば、実働サーバ上でシ れにより、すべてのノードに渡るデータの が、共有ファイルシステムに多くのシステ ステムメンテナンスのタスクを実行する 保全性が保証されます。 ムがアクティブに書き込むと、ネットワー サポートしていません。 ▼ ▼ レプリケーションは継続的および同期的 この製品は複数のノードをサポートします File Replicatorは複製されたシステムが クトラフィックが増大し、すべてのシステ 常に同一であることを保証しますが、管理 ムのパフォーマンスに影響を与えます。多 者が一定の期間だけレプリケーションを 数の書き込みアクティビティでファイルシ 「オフ」に設定することもできます。これは、 ステムを共有している場合は、パフォーマ コンテンツ配布および複製されたファイル ローカルテストやバックアップを実行する ンスを最適化するためにノード数を制限す システム用には、VERITAS File Replicator 場合、または通信に問題が起きた場合に便 ることが最善の方法です。 V3.0が、最大限のアベイラビリティとロー 利です。レプリケーションが再開された時、 ド調整を可能にするために複数のWebとフ File Replicatorは変更内容を判別し、変更 ァイルサーバを完全に同期化し、マウント されたデータだけを再同期化するため、ネ File Replicatorは、ファイルシステムを するための完璧なツールです。File ットワークトラフィックを最小限にするこ 複製するための、インプリメンテーション Replicatorは、分散サーバがローカルまた とができます。 が簡単なソリューションです。この製品に 間、アプリケーションを複製されたシステ ム上にロールすることができます。 VERITAS File Replicator はワイドエリアネットワークを通じてファ VERITAS Volume Managerお よ び イルシステムを共有できるようにする、 VERITAS File Systemはいずれも必須コン Solarisオペレーティングシステム用の、数 ポーネントではありませんが、これらと統合 少ない真のファイルシステムレベルのレプリ することにより、パフォーマンスとアベイラ ケーション・ソリューションの1つです。 ビリティが更に強化されます。 File Replicatorの推奨される使用法 は幾つかの重要な利用方法があります。 Autumn 2000 • VERITAS Voice 8 SPECIAL SECTION ▼ ▼ ▼ コンテンツ配布 よびターゲットシステム間の構成可能なマ Storage Replicator for Windows NTを データをリモートサイトへ複製すること ッピングを使用して、ファイル、ボリュー 考慮する場合の注意点: により、データ配布におけるローカルお ムまたはディレクトリを複製することがで ▼ よびリモートユーザの読み取りパフォー きます。この製品は、1対1(標準)、複数対 マンスが増大します。 1(統合)、1対複数(配布)の3種類のレプリ 障害リカバリ ケーション構成をサポートしています。 これは、Windows NTのみを対象とする ソリューションです。 ▼ レプリケーションはルールベースで、詳 細な構成が可能です。 Storage Replicator for Windows NT 障害が起きた場合、複製されたデータは Storage Replicator for Windows NT すべて、ネットワーク内の複製されたサ が複製を開始する時、最初にターゲットに のコンソールにより、ネットワーク上の イトのどこからでもアクセスすることが ファイルをコピーすることによって、ソー どこからでも、レプリケーションジョブ できます。 スおよびターゲットシステムを同期化しま を監視および管理することができます。 ファイルの共有 す。システムが同期化された後は、ターゲ File Replicatorは複数のホストが同じフ ットサーバへ変更されたデータを書き込む、 ーラブルなソリューションで、複製され ァイルシステムのデータを共有できるよ 継続的な非同期的レプリケーションが実行 たネットワーク上の最大1000ノードま うにします。 されます。継続的なレプリケーションは、 でをサポートします。 ▼ ▼ Storage Replicator 2.0は高度にスケ インバウンドおよびアウトバウンドのジャ VERITAS Storage Replicator for Windows NT VERITAS Storage Replicator V2.0は、 ーナルを使用します。これは、ソースシス Storage Replicator for Windows NTの テム上での書き込み遅延が発生せず、ネッ 推奨される使用法 トワーク障害が起きた場合も回復が可能で ▼ Windows NT環境に強力で信頼性の高いデ あることを意味します。継続的なレプリケ Storage Replicator for Windows NT ータレプリケーションを提供します。デー ーションを選択しないで、定期的なスケジ の1対複数のレプリケーション機能によ タ配布の自動化、障害保護、複数から1つ ュールに従ってシステムの同期化を行なう り、定期的に複数のリモートサイトへデ へのバックアップ集中化等、要件がどれで ようにすることもできます。 ータまたはアプリケーションを「発行」 あっても、VERITAS Storage Replicatorは Storage Replicator for Windows NT Windows NTプラットフォームにおけるど はネットワーク帯域幅を保護します。たと んなに要求の多いレプリケーションジョブ えば、Storage Replicatorは変更されたデ Storage Replicator for Windows NT のニーズも満たすことが可能です。複数の ータを分析し、変更されたファイルが1メ の複数対1のレプリケーション機能によ システムにまったく同一のファイルを複製 ガバイトより小さい場合は、ファイル全体 り、複数のリモートサーバのデータを1 するニーズは、Webの負荷調整が必要な環 を複製します。ファイルが1メガバイト以 つのシステムに統合して、ローカルにバ 境、ソフトウェア配布、または複数の物理 上の場合、Storage Replicatorは変更され ックアップを実行することができます。 的ロケーションからアクセスされる必要の た8Kデータブロックだけを書き込みます。 地域的なセールスシステムから本社シス あるファイルサーバなどに見られます。伝 同期化プロセスがネットワークに影響を与 テムへ定期的にデータを複製するよう 統的なテープによるバックアップおよびリ えないようにするために、製品が使用する な、その他のタイプのデータ統合も可能 ストアというシナリオに固有の、データの 帯域幅を管理者が制限することもできます。 です。 損失やアベイラビリティの制限があっては することができます。 ▼ ▼ バックアップの統合 データ保護 Storage Replicator for Windows NT ならないサイトに対しても、Storage Storage Replicator 2.0は、Windows Replicatorのようなリアルタイムのレプリ NT 4.0 Serverオペレーティングシステム の1対1のレプリケーション機能により、 ケーション・ソリューションは、サイト全 をサポートしています。Windows 2000 オフサイトのロケーションにクリティカ 体がアクセス不能な状態でも最大限のデー のサポートは、今後のリリースで計画され ルなデータの最新レプリカを維持するこ タのアベイラビリティを保証する完璧なツ ています。(この製品は、以前のリリースで とができます。 ールです。 はReplication Execと呼ばれていました。) Storage Replicator for Windows NT は非常に柔軟性が高く、ユーザはソースお 9 データ配布 Autumn 2000 • VERITAS Voice SPECIAL SECTION 災害時リカバリに ハイアベイラビリティを実現 2号連載 Part.1 Brooks Graham氏へのインタビュー Brooks Grahamは、VERITAS Cluster アプリケーション・アベイラビリティ、サービ Server 、および当社のレプリケーションに関 ス・アベイラビリティなどの分野にテクノロジと 連する全製品の、総合製品/テクノロジ・エヴァ リソースを提供することに焦点を絞っています。 TM らの需要が巻き起こっているのです。 Voice:お客様の環境のすべてのアプリケーショ ンに、このレベルの配慮が必要なのでしょうか。 ンジェリストであり、教官であり、アドバイザ でもある、ワールドワイドの責任者です。彼は、 Voice:その他の要望よりも、災害時リカバ BG:その質問に対する答えは、もちろん、通常 顧客企業のさまざまに異なる環境に接すること リ・ソリューションを緊急に必要としているタ は不要だということになります。ちょっとした から得た豊富な経験と洞察力を持っています。 イプのお客様はいらっしゃいますか。 努力で、企業は、保護しなければならない主要 かつてはベリタスコンサルティングサービス組 BG:DRは新しい概念でないことは確かです。 なアプリケーションやサービスを迅速に判断す 織の一員として、ベリタスのハイアベイラビリ 概念的には、私たちが新しく発明したものは何 ることができます。コア・アプリケーションが ティ製品をベースとしたお客様用のソリューシ もありません。メインフレーム環境では、DRソ 依存していないその他のアプリケーションは、 ョンに焦点を絞った仕事をしていました。ベリ リューションはもう30年以上も利用されてきま 従来のバックアップ/リカバリ方式、例えばテー タスのレプリケーション製品部門の製品マネー した。その上でさらに言うなら、一般に保護の プやオフサイト・ボールト(保管庫)などの対 ジャであるMatt Fairbanksが、VERITAS 対象となるのは、ミッション・クリティカルな 応で、簡単に保護することができます。 Voiceのインタビューアを務めます。 存在、あるいはミッション・クリティカルさえ VERITAS Voiceインタビューア:以下 Voice も超える存在と判断されるアプリケーションや コア・アプリケーションが依存している小さい Brooks Graham氏:以下 BG サービスです。ニューエコノミー社会のビジネ アプリケーションです。通常、このようなアプ Voice:ベリタスでは、災害時リカバリ スの中には、アプリケーションが会社の存在そ リケーションは、最上位層のアプリケーション (Didaster Recovery:DR)をどのように定義 のものの中核になっているようなビジネスもあ と同じレベルの保護を与える必要があります。 しているのでしょうか。 しかし、ここでよく見過ごしてしまうのが、 ります。 特に、電子商取引き革命と共に、アプリケー Voice:いろいろなアベイラビリティとDRの概 HA)とは何かを定義しましょう。HAは、長時 ションはビジネスそのものであるという認識が 念が大分理解できたのですが、ベリタスソリュー 間のダウンタイムを招くような障害がローカ 一般に拡がりました。システムの機能が停止し、 ションは具体的にはどのようなものでしょうか。 ル・コンポーネントに発生しても、その障害か 世間の注目を集め、マスコミで広く騒がれると BG:適正なソリューションを適正な場所にとい らすぐに回復して稼働し続けることができる能 いう事件がいくつか起きた結果、企業は各自の うベリタスの伝統を守って、私たちは3段階の 力です。アプリケーションの観点から言えば、 コア・エレメントの保護を真剣に検討するように ソリューションを提供しています。まず、手始 DRは、ローカル障害から保護するだけでなく、 なりました。ほんの短い間の機能停止さえ、と めはローカル環境です。 データセンタ内部で回復できないアプリケーシ きには一面のトップ記事になることもあります。 第1段階としては、十分に確立された堅固な ョンまたはサービスの保護にまで、このHAの能 したがって、DRとビジネス継続のためのソリ 基礎製品があります。ストレージ・コンポーネ 力を拡張したものです。これらのサービスを別 ューションに対する大きな需要が経済のあらゆ ントに対してアベイラビリティを提供する のサイトにマイグレートしてビジネスオペレー る分野から沸き起こったのも、不思議ではあり VERITAS Volume ManagerTMおよびVERITAS ションを再開できるようにする能力が、災害時 ません。すでにDRについて準備を整え理解もし File System、比類のないHAおよびクラスタリ リカバリと呼べるものです。 ている産業界や金融界のような確立し成熟した ング・サービスを提供してアプリケーションと 言うまでもなく、DRというのは膨大な範囲を 組織から、この種の問題に初めて取り組もうと サーバのローカル・アベイラビリティを維持す 含むトピックです。私たちは、ベリタスが強固 しているまだ株式公開にもほど遠いような小さ るVERITAS Cluster Serverがこれに該当し 性を証明済みの分野、つまりストレージ管理、 いドットコムのビジネスまで、あらゆる方面か ます。 BG:まず、ハイアベイラビリティ(高可用性、 Autumn 2000 • VERITAS Voice 10 SPECIAL SECTION 第2段階は、アプリケーション環境とデータ たは通信設備が機能を停止した場合まで、広い リアにまで至るものとして認識しています。彼 を物理的に別のサイトに移動するためのもので 範囲のさまざまなできごとが含まれます。必ず らは、ビジネス上の不測の事態に対処するため す。VERITAS Volume Replicator は、アプ しもすべてのサイト障害が物理的な大惨事を伴 のストラテジを計画し作成するときには、価値 リケーション環境を最大32のリモート・ロケー っているわけではなく、むしろ、長時間の通信 の高いサービスを提供することができます。 ションにリモートにミラーリングするための、 の中断が起き、それが原因でどこか特定のサイ 効率的で堅固な方法を提供します。環境全体の トのアプリケーションが無効になってしまうと Voice:災害時リカバリの実施状況を見直そう 完全なミラーを作成することによって、 いう場合が多くあります。ベリタスの災害時リ としている企業に対して、アドバイスをお願い VERITAS Volume Replicatorは、災害時リカ カバリ・ストラテジは、広い範囲のサイト障害 します。 バリのための最適な基盤をお届けします。 からお客様を保護するものです。 BG:どのアプリケーションが重要かを評価する TM このDRソリューションの最後の層を形成する 11 お客様はよくいらっしゃいますが、それと合わ のは、VERITAS Global Cluster Manager Voice:強力なソリューションのようですね。 せて重要なことは、ダウンタイムやデータ喪失 (GCM)でしょう。これは、サイト固有のベリ この種の製品を配置する場合にお客様が直面す の許容度などの基準をアプリケーション単位で タスコンポーネント、つまりCluster Server、 る現実的な問題は、どのようなものですか。 定義することです。 Volume Manager、File Systemなどを利用し BG:実際には、それほど複雑なものではないの テクノロジ・ソリューションを選択するとき て、ミッション・クリティカルなアプリケーシ ですよ。多くのお客様は、当社のアプローチの は、そのテクノロジが、単に1セグメントのITオ ョンに対するグローバルな管理とシームレスな 3分の2まではすでに実際に採用していらっしゃ ペレーションに留まらず、さらに規模や領域を アプリケーション・サイトのマイグレーション います。例えば、レプリケーションという分野 拡大できるものであることを確認してください。 を提供します。 を 見 て み ま し ょ う 。 VERITAS Volume データのレプリケーションだけでは十分ではあ 例えば、クリティカルなOracleデータベース Replicatorは、すでに定評のあるVERITAS りません。低レベルのストレージのリソース管 は、VERITAS Cluster Serverを使用すること Volume Managerテクノロジをベースとしてい 理から完全なサイトアプリケーション管理まで でアベイラビリティが非常に高くなり、 ます。したがって、ほとんどのお客様は、 のすべての範囲にわたる、統合されたテクノロ VERITAS Volume Replicatorを使用すること Volume Replicatorがどのように機能するかを ジセットを含むソリューションは、お客様に最 で、ストレージ環境全体のレプリケーションま すでによくご存じです。ローカルクラスタリン も堅固なソリューションを提供してくれること たはミラーをリモートロケーションに作成する グも、周知のテクノロジです。3番目の、往々 でしょう。ビジネスの継続性を確保するために、 ことができます。CPUまたはチップの不良や、 にして忘れ去られてしまう最後のものが、グロ 環境内の条件に適したレベルの、適切なツール その他のコンポーネント障害によるローカル障 ーバル管理とマイグレーションです。 とテクノロジを選択してください。 TM 害 が 発 生 し た 場 合 は 、 VERITAS Cluster ローカルなハイアベイラビリティを災害時リ Serverが、ローカル処理で、フェイルオーバ・ カバリ環境にまでもっていくという問題には、 マシンにアプリケーション・リソース・グルー 通常、リソースの割り当てと計画という作業が めします。お客様の多くは、災害時リカバリの プを高速にマイグレートすることができます。 含まれます。計画については、いくら力説して ための予算を組んでいます。しかし、よくある これによって、Oracleはサイトでの稼働を継続 も十分とは言えません。計画抜きでは、最高の ことですが、何かが起こって手遅れになって初 することができ、ユーザへのインパクトはまっ テクノロジであっても、それが最も必要になっ めて、災害時リカバリを最優先にしなければな たくないか、またはあったとしても最小限に抑 た肝心のときに役たたずの代物になってしまう らないことに気付くのです。 えることができます。サイト全体に障害が発生 こともあるからです。事実、たくさんのコンサ した場合でも、VERITAS Global Cluster ルタントサービスが、その業務の中核として、 Managerは、アプリケーションのレプリケーシ 災害時リカバリやビジネス上の不測の事態に対 ョンが別のサイトにあることを認識しているの 処する計画に関してお客様のお手伝いをしてい 注:Volume Replicator, File Replicator, で、該当のサービスをセカンダリ・サイトにシ ます。ベリタスは、数社のDRサービスプロバイ GCMの各製品は、今後の出荷を予定してお ームレスにマイグレートします。 ダと共同で、それらのプロバイダのお客様のた ります。 サイト障害には、データセンタが消えて「煙 めのベリタスアプローチのてこ入れ作業を進め の立ち上っている穴だけが地面に残っている」 ています。これらのプロバイダは、DRを、デー 状態になるような事故から、地域の供給電力ま タセンタから諸設備、電力、さらにはカフェテ Autumn 2000 • VERITAS Voice 最後に、この対策を最優先にすることをお勧 次号 Vol.4 Winter 2001 に続く SOLUTIONS TM VERITAS NetBackupTM バージョン3.4の新リリース DataCenterおよびBusinesServerTM が登場 Cindy Guiles / Glen Simon Senior Product Marketing Managers る企業でヘテロジニアスなLANを新規に配 いが可能なマルチストリームから、単一 置する場合にも理想的です。 のテープドライブまで、ご使用のハード ウェアの定格の最大スループットを引き 21世紀に向けての企業データ保護 VERITAS NetBackup TM 主要機能 DataCenter 出します。FlashBackupにより、ファ 無限のスケーラビリティ イルシステムのボトルネックを克服し、 は、今日の業界におけるデータ保護製品と 中央集中の管理と制御、ハイパフォーマン 非常に高速のバックアップ/リカバリを して持ち得る限りの最も広範囲にわたる機 スなテクノロジ、フレキシブルな4層アー 達成します。 能を提供し、テラバイト単位のデータを管 キテクチャの採用により、NetBackupは、 理する、最大規模の最も過酷な条件の企業 近代的なデータセンタの増大するニーズ データベースエージェントというテクノ に対しても、他の追随を許さないパフォー に苦もなく適応します。 ロジの採用により、アプリケーションの プラットフォームからの独立性 アベイラビリティを犠牲にすることな けします。NetBackup DataCenterは、 すべての主要なUNIX系列のシステム、 く、安全で信頼性の高い保護をミッショ グローバル2000に数えられる最も要求条 Windows NT/2000、Macintosh、 ンクリティカルなデータベースに提供し 件の厳しいデータセンタや企業キャンパス Linux、その他多数の、事実上すべての ます。非常に効率よく設計されているた にとって理想的です。最新のロボティック ポピュラーなコンピューティングプラッ め、バックアップオペレーション中は スとSANテクノロジ、3層アーキテクチャ トフォームを保護します。UNIXサーバ CPUを限界まで活用することができま を利用して、NetBackup DataCenterは、 またはWindows NT/2000サーバで、 す。ハードウェアベースのスプリットミ かつてはメインフレームでしか実現できない バックアップデバイスのホストとして機 ラーテクノロジおよびスナップショット と考えられていた数段階の集中ストレージ管 能し、最適のパフォーマンスを達成しま テクノロジ、またはFlashBackupTMと組 理を可能にしました。対応できるプラットフ す。そして、プラットフォームに関係な み合わせた場合は、完全に透過的なバッ ォームおよびアプリケーションは他に類を見 く、同様のパフォーマンスと機能が得ら クアップオペレーションを提供します。 ないほど広範囲にわたり、NetBackup れます。 マンス、管理性、スケーラビリティをお届 DataCenterは、どのような環境にも適応 ▼ ▼ ▼ ▼ 透過的で中断のないバックアップ 最新のストレージハードウェアを利用 中央集中のポリシーベースの管理 NetBackup DataCenterは、主要ベン し、企業内のどこに格納されているデータ 中央コンソールが、直観的なインタフェ ダ提供のすべての最新ロボットテクノロ でも保護することができます。 ースを使用できる単一の管理ポイントを ジとテープテクノロジをサポートすると 提供するので、一人一人のバックアップ 同時に、SCSI接続およびファイバチャ 管理者が今までよりはるかに多数のサー ネル接続もサポートしています。SCSI は、現在はまだ少数のUNIXシステムまた バを効率よく管理することができます。 またはSANを介してテープライブラリの は Windows 2000/NTシステムしか保有 企業全体規模のバックアップオペレーシ リソースを動的に共有したり、NDMPオ していないけれども将来さらに成長すると ョンを自動化して、複数のサーバを介し プションを使用することで、NAS(ネッ 考えられる、比較的小規模なネットワーク て何千人ものユーザに対して実施できる トワーク接続ストレージ)システムまた (または部門)に適した、ハイパフォーマン ようにし、すべてのストレージデバイス は大型ストレージアプリケーションをロ の管理を統合することができます。 ーカルに保護することができます。 VERITAS NetBackup BusinesServer ▼ TM スのバックアップ/リカバリ用ソリューショ ンです。NetBackup BusinesServerは、 リモートオフィスや、拡張の途中段階にあ ▼ 比類のないパフォーマンス 最大32の異なるデータソースの取り扱 Autumn 2000 • VERITAS Voice 12 SOLUTIONS れに接続されているクライアントのバッ は、FlashBackupバックアップを使用して クアップは、別のMedia Serverに転送で 論理リストアを実行することができます。 きます。 FlashBackupは、その他のUNIXオペレー 第3の層は、サーバとワークステーショ ティングシステムおよびWindows 2000 量を処理できるように設計されている製品 ンをバックアップするクライアントエー でもまもなく利用可能になる予定です。 はきわめて少数です。かつてはメインフレ ジェントの層です。通常、この層には最 ームの独占的な領域でしたが、新しいデー 大数の個別マシンが含まれますが、必ず タセンタは、企業がビジネスクリティカル しも最大のデータが含まれているわけで Shared Storage OptionTM(SSO)で提 なアプリケーションを実行する大規模な はありません。Media Serverもクライ 供されるものです。SSOは、個々のテープ UNIXサーバとNT/2000クラスタを囲ん アントも、Master Serverから集中管理 ドライブ(スタンドアロンまたはロボット・テ で構築されます。 することができます。 ープ・ライブラリ内の)を複数のVERITAS 複数のNetBackup Master Server、また NetBackupサーバ間で動的に共有できる NetBackupには4つの層で構成されるア は広域にわたる分散環境(あるいはその両 ようにした、業界初のヘテロジニアスな ーキテクチャがあり、これが高機能のメデ 方)を集中管理する必要がある組織のため SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク) ィア管理および正真正銘の高速と組み合わ TM に、ベリタスは、Global Data Manager ソリューションです。ドライブは、スイッ されて、最大規模のデータセンタのシステ for NetBackupを備えた第4の層を作成し チ、ハブ、マルチプレクサなどのハードウ ムでさえも処理できる能力を実現します。 ました。Global Data Managerは、企 ェアを介して、各ホストに接続されます。 業内のすべてのNetBackupストレージ SSOを使用すると、個々のドライブを特定 第1の層は、NetBackup Master Server ドメインを中央で管理し集中制御する機 のサーバに固定的に接続する必要がなくな で構成されます。Master Serverの役割 能を提供します。これを使用することで、 るので、ドライブを共有し、ハードウェア は、クライアントのバックアップのスケ システム管理者やデータベース管理者 リソースをこれまでより効率よく利用でき ジューリングやトラッキングなどのアク は、NetBackupのあらゆる側面を掌握 るようになります。したがって、企業は、 ションの「頭脳」として働くことです。 し管理することができます。また、企業 周辺機器に対する投資を一層有効に活用す 複数のクライアントからのデータをバッ 内のどこであってもNetBackupストレ ることができます。 クアップするために、Master Serverに ージドメインを監視する能力が得られる は、1つまたは複数のテープデバイスま ので、一貫性のあるポリシー管理を促進 たはテープライブラリを接続することが することができます。 スケーラブルな4層アーキテクチャ オープンシステム環境でバックアップと リカバリを実行する製品は何百とあります。 しかし、新しいデータセンタでそのデータ ▼ ▼ ▼ 13 企業内のデータが複数のロケーションに分 障害からの回復 NetBackupには、プライマリバックア できます。 ▼ もう1つの画期的なコンセプトは、 ップからのフルリカバリまたは部分リカバ 画期的なテクノロジ リを実行する機能だけでなく、オフサイト 散していたり、データウェアハウスなど NetBackup DataCenterには、従来型の のようなデータ集約型のアプリケーショ バックアップとリストアの定義を塗り替える ンを運用している場合は、Media Server 幾つかのバックアップオプションがあります。 をインプリメントすることができます。 その最初のオプションはFlashBackupで 完全なUNIXおよびWindows NT/2000 Media Serverは、ネットワークを介して す。管理者は、このオプションを使用して、 ソリューション 他のクライアントをバックアップするだ Sun Solaris環境またはHP-UX環境でUFS、 NetBackup DataCenter 3.4は、UNIX けでなく、大型のアプリケーションをロ JFS、またはVERITAS File System に割 環境とWindows NT/2000環境の両方に、 ーカルにバックアップします。Media り当てられたデータに対して「スナップシ 同じ機能とパフォーマンスを直観的なグラ Serverは、Master Serverまたは別の ョット」バックアップを実行することがで フィカル・ユーザ・インタフェースと組み Media Serverと同じテープライブラリを きます。FlashBackupでは、一貫性のある 合わせて提供できる、唯一のソリューショ 共有することも、専用のテープデバイス 物理的な特定時刻バックアップを実行でき、 ンです。お客様は、バックアップサーバの を使用して稼働することもできます。 論理バックアップに関連するオーバヘッド プラットフォームを選択する場合に、 Media Serverに障害が起きた場合は、そ はまったく発生しません。ただし、管理者 UNIXサーバでもWindows NT/2000サー Autumn 2000 • VERITAS Voice TM シナリオでアプリケーションまたはサーバ 全体を回復する機能もあります。 SOLUTIONS バでも、あるいはその組み合わせでも自由 のための第一級のデータ保護ソリューショ に選択でき、それによってスケーラビリテ ンです。 NetBackup BusinesServer 3.4は、こ れまで同様、基本サーバパッケージで、サ ィや使いやすさが損なわれることはまった ーバ自体のほかに最大4つのクライアント NetBackup BusinesServerは、使いや をバックアップすることができます。さら すいJavaのGUIインタフェースを使用して にBusinesServer 3.4には、オプションの NetBackup BusinesServerは バックアップ/リカバリのジョブを構成、監 クライアント拡張パックが追加されました。 理想的な価格/パフォーマンス比を実現 視、制御する能力をお客様に提供します。 これを使用すると、追加の4つのクライア NetBackup BusinesServerは、小規模 BusinesServerは、実質上すべてとも言え ントをバックアップできるので、合計で最 から中規模のUNIXインストレーションおよ るポピュラーなコンピューティングプラッ 大8つのリモートクライアントのバックア びヘテロジニアスなインストレーションのた トフォームに対するクライアントサポート ップが可能になります。 めに設計された、パフォーマンスと魅力的な を備えていると同時に、主要なリレーショ 価格ポイントを組み合わせた最初のバックア ナルデータベースに統合できるフレキシビ ップ/リカバリ用ソリューションです。ウィ リティも備えています。 くありません。 NetBackup BusinesServer 3.4は、オ プションエージェントとしてLotus Notes をサポートしています。NetBackup ザード方式のNetBackup BusinesServer 用GUIは、UNIXベースのソリューションに NetBackup BusinesServerは、UNIXワ BusinesServer 3.4には、ネットワーク接 は通常は見られない直観的なインタフェー ークグループまたはヘテロジニアスなワーク 続ストレージ市場のお客様をサポートする スを提供します。価格、パフォーマンス、 グループにとって、理想的なデータ保護ソリ ために、NDMPエージェントオプションも 使いやすさと三拍子そろった組み合わせを ューションです。その直観的なGUIは、管理 追加されています。 提供するNetBackup BusinesServerは、 コストの低減に役立ちます。また、一貫性の 小規模から中規模のUNIXインストレーシ あるグローバルなデータ保護ストラテジの一 ョンおよびヘテロジニアスなインストレー 部として、VERITAS Global Data Manager ションや、リモートオフィスロケーション で集中管理することができます。 VERITAS Global Data Manager VERITAS Global Data Managerは複数の ドメインを管理します。 NetBackup DataCenter Storage Domain NetBackup BusinesServer NetBackup DataCenter Storage Domain NetBackup BusinesServer Autumn 2000 • VERITAS Voice 14 SOLUTIONS VERITAS NetBackup ProfessionalTM 分散クライアントデータのための 中央集中バックアップと簡単リカバリを実現 By Christophe Bertrand, Senior Product Marketing Manager ンの原動力となるリモートおよびモバイルワ 布、および「ベアメタル」リストア用の ークステーションのニーズに合わせて特に設 CDイメージの作成を、中央サイトで行 立ち入ったことをお尋ねしますが、お使 計された、クライアントシステム用の総合的 うことができます。 いのラップトップのデータを前回バックア なバックアップ/リカバリ用ソリューション ップしたのは、いつですか。どれくらいの です。VERITAS NetBackup Professionalは、 ライアントにインストールします。クラ 頻度でバックアップしていますか。もしあ IT部門にとっては、スケーラビリティに富ん イアントソフトウェアは、自動バックア なたのラップトップが今日盗まれてしまっ だアーキテクチャを駆使して中央リポジトリ ップを実行し、リカバリのために たとしたら、単にハードウェアを失うとい への分散バックアップを管理し自動化するた NetBackup Professional Serverに接 うだけでなく、多くの重要なビジネスデー めの、完璧とも言えるツールとなります。ユ 続します。 タも失ってしまう結果になりませんか。あ ーザに対しては、NetBackup Professional なたが他の多くのプロフェッショナルと同 は、ダイヤルアップ回線かネットワーク接続 低オーバヘッド、低帯域幅で、効率の高い 様なら、ご自分のモバイルラップトップの を通じて世界中のどこからでも利用できる、 データ保護 データをバックアップすることを、あまり 高速で簡単なバックアップとオンラインリカ NetBackup Professionalは、バックア 最優先にはしていないことでしょう。ラッ バリの手段を提供します。NetBackup ップとして書き込む情報の量が最小限ですむ プトップコンピュータやリモートデスクト Professionalを使用することで、お客様は、 ので、帯域幅が小さい場合でも十分な効果を ップコンピュータがインストールされた社 企業内のどこにあってもクライアントのデー 発揮します。分散ワークステーションに常駐 会的基盤が拡大するにつれて、盗難に会う タを保護できる、トータルなバックアップ/ しているデータの多くは、実質的には同じも 機会や、別の理由でデータを失う機会も増 リカバリ用ソリューションを手に入れること ので、例えば最新バージョンのMicrosoft 加します。 ができます。NetBackup Professionalは、 OfficeTMや社長からの最近のメモなどです。 デスクトップやモバイルワークステーシ ョン上のデータは、お客様の組織にとって ▼ クライアントソフトウェアは、個々のク テクノロジ分野への投資総額の低減に大きく 貢献します。 この上なく貴重なデータの場合もあります。 そのようなデータは、何時間も、あるいは VERITAS NetBackup Professionalには、 何週間もの労働の結果であり、それに代わ 以下の3つの主要コンポーネントがあります。 るものを用意することは不可能なこともあ ▼ ライアントからの接続を直接受け入れ 速度が遅いと、何日分もの生産性を失う結 て、バックアップデータベースを管理し 果にもつながります。モバイルユーザには、 ます。NetBackup Professional Server その重要なデータを守るための簡単で高速 は、Windows 2000、Windows NT、 なバックアップと、これまた簡単で高速の またはUNIX(次期バージョン)のサー リカバリが必要であり、場合によっては完 バ上で実行することができます。 が必要です。 VERITAS NetBackup ProfessionalTM は、重要なフィールドベースのオペレーショ 15 NetBackup Professional Serverは、ク ります。さらに悪いことには、リカバリの 全に新しいシステムにまで回復できる方策 Autumn 2000 • VERITAS Voice ▼ 管理システム(Webコンソール) Internet Explorer 4.0 Netscape Navigator 6.0 Administrationコンソールでは、複数の 管理システム(Windowsコンソール) Windows 2000 Windows NT 4.0 Windows 95/98 Windows NT/2000 サーバ クライアント サーバの管理と構成を中央で集中して行 うことができます。システム管理者は、 クライアントソフトウェアの構成と配 Windows 2000 Professional Windows NT 4.0 Workstation Solaris* *次期バージョン の場合 リモート クライアント Windows 2000 Professional Windows NT 4.0 Workstation Windows 95/98 SOLUTIONS NetBackup Professionalは、共通ファイ す。クライアントソフトウェアでは、オプショ 接続しないユーザまたはダイヤルアップ回 ルや共有ファイルのデータベースを維持して ンで、すべてのバックアップを、NetBackup 線により接続するユーザは、迅速かつ簡単 います。そして、1つのアプリケーションま Professional Serverに送信する前に暗号化 な方法で、手動バックアップを行うことが たはドキュメントの1000個のコピーをバッ し圧縮することができます。サーバは、すべ できます。そして、Microsoft Explorerと クアップする代わりに、1個だけをデータベ ての変更を結合するので、最新バージョンの 統合することで、エンドユーザが学習しや ースに書き込んで、残りについては、その共 ファイルの完全性とデータの保全性が保証さ すく、リストアプロセスでのファイル選択 有コピーを指し示す「論理」バックアップを れます。また、ファイルのリバースデルタバ 操作ができるだけ簡単になるように工夫し 作成します。NetBackup Professionalで ージョンもサーバに格納されているので、前 ました。さらに、基本データストリームだ は、各システムに固有のファイルのみをバ バージョンのファイルにアクセスすることも けでなく代替データストリームもバックア ックアップするという方法をとるので、バ できます。 ップすることで、Windows 2000環境に おけるデータ保全性を強化しています。 ックアップの時間も量も大幅に少なくなり VERITAS NetBackup Professional ます。一般に、システムの最初のフルバック は、IT部門、エンドユーザ、エンタプライ 「ベアメタル」リストアをサポートするため アップは、保護対象のファイルシステムの合 ズ管理など、幅広いコミュニティのデータ には、システム管理者は起動可能ディスケ 計サイズの10%以下を転送することで、対 保護とアベイラビリティのニーズに十分に ットとCD-ROMのセットを各システムごと 処することができます。オープン中のファイ 応えることができます。 に作成します。システム管理者は、これら のリソースをあらかじめ配置しておくこと ルさえも、NetBackup Professionalで保 護することができます。さらに、万一 エンドユーザには、簡単バックアップと高 も、緊急事態が発生したときにオンデマン NetBackup Professionalサーバに障害が 速リカバリを提供 ド方式で提供することもできます。したが 生じたとしても、リストアが必要なデータ データを独自にバックアップしリストア って、この方法で、システムがまったく新 が非常に少ないので、リカバリの時間が短 するために必要なすべてのツールをエンド しくなった場合でさえも、完全なシステム 縮されるという利点もあります。 ユーザに提供することは、ベリタスの開発 リストアを行う能力をユーザに与えること 者にとって非常に重要な課題でした。 ができます。必要なときにこのCDとディス 2回目以降のバックアップでは、NetBackup NetBackup Professionalを使用すれば、 クを併用することで、ユーザは、まったく Professionalは増分バックアップを適用し、 ネットワークに接続しているときに実行さ 新規のシステムからでも完全なシステムリ 変更されたデータだけを書き込みます。これ れる自動バックアップを、ユーザがスケジ カバリを行うことができます。リカバリ全 で、バックアップの時間と量がさらに減少しま ュールすることができます。断続的にしか 体のプロセスは高速で簡単なので、MISの サポートがなくてもエンドユーザが自分で 簡単に行うことができます。 NetBackup Professional Server ◆ 単一インスタンスストア ◆ CD-ROMからの「ベアメタル」リストア ◆ 10,000人のユーザをサポート 毎日のシステムのスナップショット サポートされるオペレーティングシステム環境: ◆ ◆ ◆ ◆ Windows 2000 Professional Windows NT 4.0 Workstation Windows 2000 Server Windows 2000 Advanced Server Windows NT 4.0 Server Solaris 7および 8* NetBackup Professionalクライアント ソフトウェアは、NetBackup Professional Serverに接続して、現在のシステムのオン *次期バージョン の場合 ライン「スナップショット」を作成します。 これにより、新しい固有ファイルおよび変 WAN/LAN ワークグループまたは エンタープライズ NetBackup Professional Client Windows 95 Windows 98 リモートクライアント ◆ 変更されたブロックのみを送信 ◆ ユーザ主導のリカバリ ◆ 単一ファイルのリストアまたは 全体のリストア ◆ データの暗号化と圧縮 ダイアルアップ 接続 インターネット 接続 更されたデータがリポジトリに書き込まれ、 現在の日付におけるシステムの情報が記録 されます。一貫性のあるスナップショット が得られるため、ユーザは、個々のファイ ルまたはシステム全体を特定の日の状態に 回復することができます。 Autumn 2000 • VERITAS Voice 16 SOLUTIONS 高速でリスタート可能なバックアップ タンスストレージには、各システムに共通 ユーザが開始するバックアップとリストア するファイルは1回格納されるだけです。 に関するユーザ権限をプロファイルレベル データだけをバックアップに書き込み、す したがって、1つのサーバ当たりのユーザ で制御できるだけでなく、特定のファイル べての伝送データを圧縮するため、バック が1,000人を超える場合、データリポジト または特定タイプのファイルをバックアッ アップをきわめて高速で効率的に実行でき リ用として必要なディスクストレージの容 ププロセスの対象から除外することができ ます。不安定な通信リンクが原因でバック 量は、一般に90%以上減少します。クライ ます。使いやすいウィザードが、ステップ アップが中断されるのはよくあることです。 アントは、バックアップセットを計算し、 単位の手順説明をシステム管理者に提供し そのような場合でも、接続が回復すれば、 データを圧縮することにより、サーバのリ ます。 中断された位置からバックアップが再開さ ソースを解放してさらに多くの並行バック 管理コンソールでは、複数のサーバ、ク れます。 アップができるようになります。ITスタッ ライアントプロファイルの管理、および フは、 「スロットル」機能を使用して、並行 個々のNetBackup Professional Server バックアップの数を制限することにより、 またはバックアップデータリポジトリの状 1つまたは複数のファイルのリストアが ネットワーク効率を最大限に高めることが 況と動作を示す、集中管理ビューを利用す 必要な場合、ユーザは、電話回線やネット できます。このソリューションでは、複数 ることができます。このコンソールから、 ワーク接続を利用して、どこからでもリス のNICカードと追加プロセッサをサポート システム管理者はすべてのクライアントマ トアを行うことができます。しかも、日中 するので、企業の成長に合わせて規模を拡 シンとNTリポジトリを制御することができ でも夜間でも都合のよいときに、ITスタッ 大することができます。 ます。また、クライアント別、クライアント NetBackup Professionalは変更された セルフサービスのリカバリ グループ別、インストレーション全体につい フの手を借りずにリストア作業を行うこと ができます。自分で実行できる24時間 365日対応のリカバリモデルは、切れ目の 使いやすいWindows NTベースのグラフ ないサービスに対して日々高まりつつある ィカルインタフェースまたはWebベースの ユーザの期待に添うものです。 コンソールを利用して、クライアントソフ ファイルの除外 て、保護対象のユーザデータの量とタイプに 関する統計を調べる監視/報告ステーション としても、コンソールを使用できます。 トウェアの配布から、リカバリCDの作成や 切れ目のないビジネスのための事前の対策 集中管理レポートの作成に至るまで、中央 を可能にするデータ保護ツール 暗号化した伝送とセキュアなリポジトリ 集中型のバックアップ管理を容易に行うこ により、バックアップの本質的な安全性は とができます。クライアントソフトウェア 企業の保護状況を監視し報告するための効 確保されていますが、ユーザはさらに、セ を配置する必要のあるWindows 95、98、 果的なツールを駆使して、ストレージの必 キュリティ上の理由により、または一時デ NT、または2000のクライアントには、ネ 要量、バックアップのスケジューリング、 ータのバックアップを回避するために、特 ットワーク上の共有フォルダからソフトウ ユーザまたはグループのプロファイル、個 定のファイルをバックアップ対象から除外 ェアを配置することができます。クライア 人やグループの保護状況など、さまざまの することもできます。 ントプロファイルを使用することにより、 保護関連パラメータについて、タイムリー システム管理者は、論理的なカテゴリに基 な決定を行うことができます。 ビジネススタッフおよびITスタッフは、 づいてユーザをグループ化したり、特定の システム管理者は、傾向分析機能が提供 NetBackup Professionalが、リモートク タイプのデータを保護したり、特定のスケ するビジュアルゲージを使用して、サーバ ライアントのバックアップの市場における最 ジュールと優先順位を割り当てることがで リポジトリの成長率を判断することができ もスケーラブルなソリューションであるとい きます。任意の数のユーザをグループ化し るので、ストレージ要件を監視し、先見的 う点には、疑いの余地はありません。弊社の たり1つのプロファイルに割り当てたりで な計画を立てることができます。 テスト結果は、NetBackup Professional きるので、構成と配置が簡素化されます。 とその新しいプロプラエタリ・データベー このプロファイル化によりクライアント保 てテープデバイスに頼っている他のソリュー スが10,000以上のクライアントをサポー 護ポリシーが確立されるので、管理者やユ ションに比べて、VERITAS NetBackup トできることを示しています。 ーザがさらに手を加えなくても、均質な自 Professionalは、現在利用できる最もコス 動化された保護が適用されます。管理者は、 ト効率の高いソリューションと言えます。 スケーラビリティと低帯域幅 NetBackup Professionalの単一インス 17 中央サイトでの集中管理 Autumn 2000 • VERITAS Voice 手動でバックアップを管理したり、主とし SOLUTIONS と が AIX/Monterey用のストレージ管理 ソリューションを提供する合意書に署名 ベリタスは、先ごろ、AIX/Montereyオ データのアベイラビリティと保護のための 置やインテリジェント・ディスクアレイの ペレーティングシステムをサポートするこ ソリューションから、さまざまな利点を得 提供元であるサードパーティのマーケット とでIBMと業務契約を締結したことを発表 ることができます。ベリタステクノロジに にもあてはまるので、お客様がお選びいた しました。この合意の一部として、ベリタ より、IBM AIX/Monterey環境のパフォー だけるサードパーティ製品も今以上に豊富 スは、VERITAS Volume Managerおよび マンスと信頼性の向上が見込まれています。 になります。 VERITAS File Systemも含め、そのスト これらのオペレーティングシステムにベリ レージ管理ソリューションの完全なセット タス製品を利用できるようになることで、 をAIX/Monterey for IBM POWERおよび IBMのお客様がそのビジネス要件に合わせ AIX/Montereyに新たに移植されるベリタ Intel IA-64プロセッサベースのシステムに てデータセンタやコンピューティング環境 スソリューションをお客様にご利用いただ 移植し、最適化します。 をさらにカスタマイズするための選択肢と ける時期を発表する予定です。 今年の後半には、IBMとベリタスは、 機会が一段と拡がります。これはテープ装 この合意は、IBM AIXオペレーティング システムとベリタス製品とが緊密に結び付 くもので、パフォーマンスの向上をもたら し、管理の容易性とアベイラビリティを実 現する、統合されたエンドツーエンドのスト レージ管理機能をIBMユーザに提供します。 IBM社のエンタプライズ システムズ グル ープのUNIXソフトウェア部門Ross Mauri 副社長は、次のように語っています。 「AIX/Monterey用のベリタスソリューショ ンのアベイラビリティは、当社のお客様に、 クリティカルなデータのアベイラビリティ を維持する助けとなるストレージ管理のた めの選択肢を提供するものとなるでしょう。 これらのソリューションが加わることで、 AIX/Montereyオファリングのセットは業 界第一級のUNIXプラットフォームとして の地位を不動のものにすることでしょう。 」 AIX/Montereyはエンタプライズ・コン ピューティング・マーケットでは重要な地 位にあるオペレーティングシステムです。 お客様は、ヘテロジニアスなコンピューテ ィング環境において、ベリタスが提供する Autumn 2000 • VERITAS Voice 18 CASE STUDY Success Stories in e-business Using VERITAS Software Featuring 株式会社 ソニー・ミュージックエンタテインメント bitmusic http://bit.sonymusic.co.jp/ インターネット音楽配信システムのサクセスストーリー ベリタスソフトウェアを採用したソニー・ミュージックエンタテインメント THE CUSTOMER ソニー・ミュージックエンタテインメント (SME)は1999年12月20日、大手レコ インターネットを通じて購入したい音楽 新譜とともに、季節に応じた楽曲のセレク ード会社として世界で初めてインターネッ データをパソコンにダウンロードして楽し ションやアーティストごとの名曲集などを ト音楽配信サービス『bitmusic』を開始 むことができるインターネット音楽配信サ 企画しながら、コンテンツを充実させてい しました。2000年9月現在で300タイト ービス。ソニー・ミュージックエンタテイ きたいと思っています」と、今後さらに ル以上の楽曲をラインアップし、月間約1 ンメント(SME)がこの分野で、大手レコ 『bitmusic』ならではの商品企画に力を入 万5,000曲の配信実績を誇っています。 ード会社としていち早く音楽配信専用サイ ト『bitmusic』を立ち上げたのは、インタ THE CHALLENGE ーネット上で不正にコピーされた音源の流 『bitmusic』の運営を支えるシステムに要 通が広がる前に、健全な音楽配信を実現さ 求されるのは、24時間365日連続稼働し せる必要があると考えたからでした。 て高度なアクセスを保持できる高可用性お よび高信頼性、さらに日々拡張を続けるビ ジネスに対応できるスケーラビリティです。 THE SOLUTION VERITAS Cluster ServerTM THE ADVANTAGE VERITAS Cluster Server(VCS)はミ ッション・クリティカルな『bitmusic』 のシステムの中核技術として採用されてい としての手応えは十分にあります。今後も れていく計画です。 相乗効果を生み出すCDと音楽配信 安心して利用できるシステムが サービス運営の大前提 新譜をCDの発売と同時にインターネッ 『 bitmusic』 の ビ ジ ネ ス 全 体 を 統 括 す る トでも配信することにより、音楽データの 『bitmusic』推進部の長嶺徹氏はこう語っ 違法な流布を抑えて正常な流通システムを ています。「音楽そのものをコンテンツとし つくり上げようという狙いが発端の て提供するレコード会社として、IT革命に 『bitmusic』ですが、一方でCDショップな どう対処していくか。それを考えた時にま ど既存の流通機構との棲み分けも業界全体 ずやらなければならなかったのはアーティ の大きなテーマとなっています。インター ストたちの著作権を守り、インターネット ネットで手軽に音楽を購入できるようにな 上で正当な音楽流通の仕組みを定着させる れば、CDが売れなくなるのではないかと懸 ことでした」。いわばSMEは、こうした業 念されているからです。しかし、この点に 界全体としての使命を果たすべく、先陣を ついて長嶺氏はこう反論しています。 切ってインターネット音楽配信ビジネスに 「最近になってCDと音楽配信は、商品の性 豊富な導入実績を誇り、業界初のSAN対応 挑戦したのです。そしてサービス開始から 質そのものが異なるものではないかと実感 ソリューションとして、先進のクラスタリ 約9カ月経った現在、そうした『bitmusic』 しています。というのは、CD購入者ほど音 ング・テクノロジーを実現するVCSが、 の意義は着実に浸透し、多くの音楽ファン 楽配信の利用率が高いといった傾向が、私 『bitmusic』にとって最も大切な、楽曲を の支持を獲得しつつあります。サービス開 たちの調査で明らかになってきたからです。 購入する消費者の“安心感”の獲得にしっ 始当初は46タイトルだった楽曲のラインア ひょっとすると、音楽配信はCDを拡販する かりと貢献し続けています。 ップも、今では300タイトル以上にのぼり ためのプロモーション的な役割を担ってい ます。配信対象の楽曲は、シングルCDで発 るのではないかという気がしています」。つ 売される新譜を中心に一部旧譜も含まれて まり、音楽配信はCDを浸食するものではな ます。 19 います。長嶺氏によると、「新しいサービス インターネット上の正当な音楽流通に向けて 先陣を切ったSMEの『bitmusic』 Autumn 2000 • VERITAS Voice CASE STUDY く、むしろ相乗効果を期待できるというの うした待ち時間にストレスを感じないよう ステムであることを私たちに意識させない です。「この点は重要なポイントなので、さ なレスポンスタイムにも十分配慮する必要 ほど、きちんと稼働していることがVCSの らに詳しく調べていきたいと思っています」 があります」というのが最大の要件となっ 素晴らしいところだと思います」と高く評 と長嶺氏も今後の分析に力を入れる考えです。 て い ま す 。 さ ら に 鈴 木 氏 は 、「 現 在 、 価しています。さらに鈴木氏はこう語って このようにビジネスの観点でさまざまな 『bitmusic』の利用実績は月間約1万 います。「今後のシステム拡張については、 広がりが期待できる『bitmusic』ですが、 5,000曲ですが、私たちとしてはこれが月 当面瞬時に1万曲のダウンロードの要求が 運営にあたっては大前提となる要件があり 間ではなく1日1万5,000曲、さらに あっても耐えられるような仕組みづくりを ます。この点について長嶺氏はこう語って 『bitmusic』として月間100万曲を超える 照準に据えています。『bitmusic』の利用 います。「いくらコンテンツが良くても、配 ようなスケールに拡大していきたいと考え がさらに拡大して、サーバのクラスタ構成 信サービスそのものがお客様にとって快適 ています。そうなるとシステムとしては、 を増設しないともたないぐらいに発展させ かつ安心して利用できる仕組みでないと普 こうした利用増加に対応できるスケーラビ ていきたいですね」。『bitmusic』の今後の 及はおぼつきません。その意味では、 リティも不可欠となってきます」と語って 発展が、VCSのさらなる可能性をも引き出 います。 してくれそうです。 『bitmusic』を支えるシステムは今のところ まったく問題なく稼働しており、多くのア つまり、『bitmusic』を支えるシステム クセスにも対応できています。このシステ に要求されるのは、高可用性、高信頼性、 ムをもとにお客様に安心して利用していた そしてスケーラビリティ―とりわけこの だけるサービスを提供し続けることが、私 3つの要件が不可欠となっているのです。 たちの大事な責務だと肝に銘じています」。 “新しいサービスとしての手応えは十分にあります。” 株式会社ソニー・ミュージック エンタテインメント bitmusic推進部 長嶺 徹 氏 “システムダウンが許されないミッション・クリテ ィカルなシステムですから、クラスタリングによる 二重化構成を実現するのは必須でした。 ” 株式会社ソニー・ミュージック エンタテインメント ネットワークコンテンツ部 企画制作課 3つの要件をVCSでクリア クラスタシステムを意識させないVCS 鈴木 伸行 氏 そこでSMEが、こうした3つの要件が不 可欠な『bitmusic』のシステムの要となる ソリューションとして採用したのが VERITAS Cluster Server(VCS)です。 可用性の確保がVCS選択の決め手に 今回のシステム構築を担当した新日本製鐵 VCSによってコンテンツを提供する2台の ネットワークシステムソリューション部の サーバが1台のディスクを共有する仕組み 高木誠氏は、「『bitmusic』のシステムでは で、これらがあたかも1つのシステムであ アベイラビリティをいかに確保するかが最 では利用者にとって快適かつ安心できる るかのように統合して運用されるクラスタ 大の命題でした。アベイラビリティの確保 システムの要件とは、具体的にどのような リング環境を実現しています。VCSを選ん といっても、例えばコンテンツを保持しな ことなのでしょうか。『bitmusic』のシステ だ理由について鈴木氏は、「とにかくシステ いようなキャッシュサーバならばいろいろ ム運用を担当するネットワークコンテンツ ムダウンが許されないミッション・クリテ と方法はありますが、コンテンツを供給す 部企画制作課の鈴木伸行係長によると、「ま ィカルなシステムですから、クラスタリン るサーバにおいてアベイラビリティを確保 ず24時間365日連続稼働して高度なアク グによる二重化構成を実現するのは必須で するには、VCSによるソリューションが最 セスを保持できる高可用性および高信頼性 した。クラスタリング環境を実現する方法 適だと考えました」と語っています。 が不可欠です。万一システムが停止してし はいろいろありますが、システムインテグ まうと、お客様に信用してもらえなくなり レータである新日本製鐵さんの推薦のもと、 います。「グラフィカルなインターフェース ますし、ややもすれば『bitmusic』だけで VCSが『bitmusic』のシステムに最適だ により、クラスタ化されたサーバそれぞれ なく、お客様が購入されようとしていた楽 と判断しました」と語っています。 の動作状況が非常に把握しやすいのが大き 『bitmusic』を支えるシステムに要求される ハイアベイラビリティ、高信頼性、スケー ラビリティ また、VCSの利点についてもこう語って 曲のアーティストに対しても、悪い印象を そしてサービス開始から約9カ月経った な特長です。また、エージェントと呼ばれ 持ってしまいかねません。また、稼働して 現在、鈴木氏はVCSについて「正直に言っ るサービス監視機能も容易なスクリプトで いてもサイトが混み合っていてなかなか購 てVCSの存在そのものを全く意識していま 組まれているため、カスタマイズをはじめ 入できないとか、音楽データのダウンロー せん。というのはこれまで不具合なくシス として柔軟性に富んだ対応ができることも、 ドに時間がかかり過ぎるのも禁物です。こ テムが稼働しているからです。クラスタシ 重要なポイントでした。」 Autumn 2000 • VERITAS Voice 20 SAN SOLUTIONS VERITAS SANPointTM Control SANの秘めたる可能性を実現する パワフルな集中管理ツール *本製品は来年Q1に国内出荷を予定しております Gina Kieslich, Senior Product Marketing Manager, SAN Management で、すべての装置を単一点から管理する機 ータボリュームに至るまで検出(ディスカ 能を提供します。 バ)できるので、データストレージ管理者 は、投資に対する見返りが即座に得られる ベリタスは、ハードウェアプラットフォー ことに気付くことでしょう。SANPoint データ中心の管理により、 ムにまったく依存しないため、パートナシッ Controlは、ワールドワイドな名称、ファ 管理性が強化されコスト管理も向上 プの改善強化という面で独自の地位を確立 ームウェアのレベル、ステータス、相互接 SAN(Storage Area Network)を配置 し、すべてのSANレイヤにわたり、あらゆ 続ベンダ、ポート数、モデル、バージョン することにより、ストレージ統合によるコ る方向への掛け橋を築く道を提供できるよう 番号、その他多数の詳細情報を取り込むこ スト管理、データのアベイラビリティ向上、 に な り ま し た 。 VERITAS SANPoint とができます。SANPoint Controlを使用す パフォーマンスの向上、オンラインおよび Controlは、ハードウェアに拘束されない るシステム管理者は、資産タグ番号、物理的 オフラインデータのシームレスな管理を始 SAN管理が可能な設計になっているのに加 なロケーション、インストール日時、連絡担 めとして、数々の利点が約束されます。 え、モジュラアーキテクチャが採用されて 当者情報、その他さまざまの、無限数のカス SAN配置の成功は、企業の複雑なSAN環 いるため、新しく登場する標準やデバイス タムデバイス属性を定義する能力を手中に収 境をどれだけ手際よく管理できるかにかか 用のサポートを追加することも簡単です。 めることができます。SANPoint Control っています。SANの利点を活用して、デー には、すべてのSAN機器に関する詳細なイ タストレージリソースの使用状態を最適化 広範囲をカバーする自動SANディスカバリ し、システム所有の総コスト(TCO)を低 SANPoint Controlは自動的に、包括的 減させるという醍醐味は、データマネージ に、しかも正確にSANコンポーネントをデ ンベントリ報告機能が含まれています。切 り離されたデバイスも消えてしまわずに、 元の接続場所に表示されています。 ャがSANを完全に制御する力を駆使できて 初めて実感できるものです。 VERITAS SANPoint Controlは、今日の 業界で利用可能なすべてのSAN接続デバイ スの自動ディスカバリ、ビジュアル化、およ びゾーニング管理のための集中管理ツールと して、業界随一の高機能と使いやすさを誇っ ています。SANPoint Controlは、ベリタス の画期的なV3 テクノロジと既存の業界標準 を利用して、ヘテロジニアスなSANに、初 のドラッグアンドドロップ方式のゾーニング 機能を提供します。SANPoint Controlは、 VERITAS Volume ManagerTM のユニーク なストレージ仮想化機能をベースとして構 築されていて、論理装置(LUN)から相互 接続ホストおよびSAN接続ホストに至るま 21 Autumn 2000 • VERITAS Voice システム管理者は、VERITAS SANPoint Controlを使用して、スイッチがポート5でホストに接続している ことを確認し、問題が発生しているHBAに関する情報をリアルタイムで入手できます。そして、ゾーンにテー プドライブを追加することで、ストレージリソースを割り当て直すことができます。 SAN SOLUTIONS 中央でのSANのビジュアル化 名前も含めて、すべて表示されます。総合 アルタイムイベントビューアに直接進むか、 SANPoint Controlのコンソールには3 サーチ機能は、50通り以上の検索基準を使 ウィザードを立ち上げるだけで簡単に進め つのパネルがあり、それらが互いに調和し 用して、ツリーには表示されないデバイス ることができるので、日常のSAN管理が簡 て機能します。ユーザは、これらのパネル でも迅速に検出することができます。検索 素化されます。タスクパッドは、コンソー に、ファブリック全体、ストレージデバイ 基準には、ワールドワイド名、ベンダ名、 ルから直接起動することもできます。デバ ス、相互接続、またはホストと関連付けて、 シリアル番号、ポートID、その他多数の情 イスのステータスを監視するリアルタイム 情報を細部に分け入って表示することがで 報が含まれています。 イベントビューアを使用して、広範囲にわ たり、先見的な管理機能を活用することが きます。メインパネルには、SANの接続状 態の全体像をリアルタイムで示すトポロジ 便利さを一層強化するために、SANPoint マップが表示されます。SANナビゲーショ Controlでは、SANスイッチベンダから提 の混乱を避けるために、別の「ティアオフ」 ンにより、概要ウィンドウの特定のエリア 供される相互接続管理ツールまたはその他 ウィンドウに表示されます。 へのズームイン、問題の分離、ビューのカ のエレメントマネージャを連動して起動で スタマイズが容易にできます。便利で使い きるようになっています。また、システム VERITAS Volume Managerとの統合で やすい統合ツールチップにより、アイコン 管理者は、任意のテルネットデバイスにテ SANの完全ビジュアル化を実現 またはパスの上にマウスを移すだけでデバ ルネット接続して、コマンドラインからそ イスおよび相互接続パスを簡単に確認する のデバイスを直接管理することもできます。 できます。イベントは、その他のタスクと VERITAS SANPoint ControlとVERITAS Volume Managerとを組み合わせて使用す ることにより、どのホストに対しても、ま ことができます。トポロジマップにデバイ スがいつでも正しくグループ化されるよう 中央集中の、ユーザフレンドリで だゾーニングしていないリソースを割り当 に、システム管理者はエンクロージャ(囲い 非常に効率的なゾーン管理 てたり、ストレージを動的に割り当てるこ 込み条件)を定義して、正しいデバイスマッ VERITAS SANPoint Controlにより、 とができるようになります。したがって、 プを維持することができます。SANPoint データマネージャは、ストレージゾーンを リソースの統合と配置が必要に応じてでき Controlには、Enclosure Wizard(エンクロ 単一のコンソールから集中的に定義、作成、 るようになります。 ージャウィザード)があり、ユーザ定義の および管理できるので、ストレージリソー エンクロージャに従ってデバイスを動的に スにアクセスできるホストを指定のホスト SANの保全性を完全に守る 効率よくグループ化することができます。 のみに限定できます。SAN環境におけるゾ 層構造のセキュリティ ーン管理には、通常、多数のベンダから提 SANPoint Controlには3種類のツリー SANPoint Controlには、許可のないユー 供される新しいツールについての学習や、 ザがSAN設定にアクセスできないようにす ビューがあり、それぞれを使用して、SAN プロプラエタリなテルネットの実行が必要 るための、2層構造のセキュリティモデルが ファブリック、ホストとストレージ間の接 になります。SANPoint Controlには、ゾ 組み込まれています。システム管理者とオペ 続、または個別デバイスの、3種類の特定 ーンの作成または変更を簡単に行うことが レータが、それぞれにとって必要なアクセス 管理エリアに焦点を当てて表示することが できるZone Wizard(ゾーンウィザード) 権を持つことができるように、SANPoint できます。SANPoint Controlのインタフ が組み込まれています。 Controlには、administrator(システム管 理者)とuser(ユーザ)の2つのモードの ェースは、選択状況をトポロジマップに反 映し、ファブリック全体、ホスト、または SANPoint Controlを最初に立ち上げた デバイスをハイライトします。システム管 ときにシステム管理者が目にするのは、 理者は、これらのアイテムがSANの中のど SANPoint Control Taskpad(SANPoint こに物理的に位置しているのかを、即座に Controlタスクパッド)です。このポップ 見ることができます。属性テーブルには、 アップ画面で、共通のSAN管理機能、例え 選択したアイテムに関する詳細情報が、ホ ばゾーンの作成、ゾーンの変更、ストレー スト、デバイス、デバイスまたはホストの ジエンクロージャの作成、リアルタイムの ポートのうちで、ゾーン化されていないも イベントの表示などの機能を、高速で起動 の、ゾーン化されたもの、未接続のものの することができます。これらの操作は、リ セキュリティアクセスがあります。 Autumn 2000 • VERITAS Voice 22 NEW PRODUCTS Windows NT/Windows 2000環境を確実に保護する世界標準バックアップ・ソリューション For Windows NT/Windows 2000 サーバ版/アドバンスド・サーバ版 主な特長 ▼ Microsoftが最初に認定したWindows NTお よびWindows 2000対応のデータ保護アプ ▼ レージ・バックアップ・ソリューションです。今や第6世代となったBackup Execは、運 リケーション。 用効率を向上する容易な操作、および企業の様々な運用にフレキシブルに対応する「ネット 経験豊富な管理者には機能が充実したバック ワーク・バックアップ・ソリューション」であり、Windows NTサーバ環境を保護する アップ/リカバリツールを提供する一方で、 専門知識のあまりないユーザにも使いやすい インタフェースとウィザードを装備。 ▼ VERITAS Backup Execは、Windows NT 4.0およびWindows 2000に対応したスト データベース/インターネット・アプリケー ションのオンライン保護、複数のバックアッ プ・サーバの集中管理、障害発生時の復旧、 「確実」でかつ「信頼性の高い」ソリューションとして採用されております。 ウィザード形式の操作により、専門的な知識をあまり必要とせず、主な操作を簡単にでき ると同時に、システム管理者にはバックアップをフルに運用できる環境を提供します。 独自のBackup Exec Assistant画面により、バックアップ/リストアの起動、システム およびストレージ・エリア・ネットワーク 構成設定、ジョブ・スケジューリング等の実行効率を向上します。また、集中管理機能によ (SAN)のサポートを実現するためのエージ り、複数のBackup Execサーバ・グループを効率よく運用/管理することが可能です。ネ ェントとオプションをすべて提供。 ットワーク規模でのスケジューリング機能は、1台のコンソールからのバックアップの自動 実行を可能にします。Backup Execは、拡張するネットワーク、常に変化するネットワー ク構成に対応する柔軟性・拡張性を発揮するための、さまざまなオプションおよびエージェ ントを提供しており、ハイパフォーマンス、高信頼性、そして企業にとって最適なデータバ ックアップソリューションを提供しております。業界をリードするバックアップ・ソリュー ションであるBackup Execは、重要なデータを保護することで、企業の技術面への投資効 率を画期的に増大させ、システム保有コストを大幅に削減します。 Backup Execのエクスプローラライクなインタフェー スは、操作の容易性を提供します。 製品の特長 Exchange 2000およびSQL Server 2000の機能をアドオンとしてサポート Microsoft Exchange 2000およびSQL Server 2000の「オンライン・バックアップ」機能を毎日のバック アップ作業に組み込みます。 Windows 2000完全対応 「当社が信頼できるサプライヤーであるベリタス ソフトウェアを、当社のバックアップ管理とデータ 保護をすべくワールドワイドの標準として採用した のは、ベリタス社のWindows NTおよびWindows 2000への継続的かつ積極的な取り組み姿勢を評価 しているからです。ネットワークの全般的なデータ 保護、集中管理、自動バックアップ/リカバリなど、 VERITAS Backup Execは、当社の貴重なデータ を保護するためにかかるコスト削減に貢献してくれ るでしょう。」 Arne Josefsberg General Manager, ITG Microsoft アクティブ・ディレクトリ、分散ファイルシステム(DFS) 、NTFSの新構造およびシステム・コンポーネント など、Windows 2000に完全対応。 ウイルス対策機能強化 バックアップの実行前に圧縮形式のファイル(ZIP形式)を含める全てのファイルのウイルス・スキャン。また、 ウイルスの検出時には、検出ファイルからのウイルスの除去を実行。 優れたユーザインターフェースおよびウィザード 専門知識のあまりないユーザでも簡単に使え、かつネットワークの専門家にも十分満足のいくパワーを発揮。 オートローダサポート機能標準装備 バックアップ効率を最大に高め、管理負担を軽減。1台のドライブを搭載するオートローダサポート機能を標準 装備。 (スロット数は無制限)2台以上のドライブを搭載するオートローダは、Library Expansionオプション (別売オプション)にて、効率のよい大容量データバックアップを実行することが可能。 バックアップ・パフォーマンスの最適化 ベリタス独自のエージェント・アクセラレータ技術が生んだ、分散プロセッシングおよびソース圧縮により、 ネットワークのトラフィック、そしてバックアップに要する時間を短縮しパフォーマンスを向上。 (別売オプシ ョン) Network Attached Storage(NAS)のサポート ネットワークに接続されたNASドライブ(Windows NT / Windows 2000ベースのNAS)内のデータを保 護します。 ストレージエリアネットワーク(SAN)対応 SAN共有デバイスオプション(SAN Shared Storage Option) (別売)を使用することにより、SAN環境上 ファイバーチャネル接続された個々のテープドライブやライブラリを、Backup Execサーバ間でダイナミック に共有使用することが可能。バックアップ/リストア実行時の、自動ドライブ割り当て。テープドライブ利用の 効率性が向上し、バックアップ運用にかかるコスト削減。 23 Autumn 2000 • VERITAS Voice NEW PRODUCTS デスクトップとモバイルラップトップ用データ保護ソリューション VERITAS NetBackupファミリ NetBackup Professional 3.0は、データセン タにソリューションを提供するVERITAS スプレッドシート、ワードプロセシング、プレゼンテーション、電子メール、インターネ ットなどを使用し、中央のサーバにあるアプリケーションやデータベースにアクセスをする NetBackupファミリのデスクトップ用の製品で、 ユーザにとっては、デスクトップPCやモバイルラップトップが必須の状況になっており、 VERITAS NetBackup DataCenter 、 VERITAS またそれらが業務上不可欠になっております。データへのダメージ、消失、盗難などが発生 TM NetBackup BusinesServerTM、VERITAS NetBackup ProfessionalTMの各コンピューティングプラットフ すると、生産性が落ち、ビジネスチャンスを逃し、顧客満足度にも悪影響を及ぼすことにな ォームのすべての構成設定と配置に対する自動化 ります。IT管理者は実際のビジネスを駆動する中央サーバの保護に焦点を合わせていて、 されたデータ保護を提供します。 個々のデスクトップやモバイルラップトップのリカバリは、手動による当面の問題に限った 手順に頼っています。中央のアプリケーションやデータベースサーバ用に開発された厳密で 「最良の実施策」は、個人が毎日の活動を行い頼りとしているプラットフォームには適用さ れず、また効果もありません。 今や、VERITAS NetBackup ProfessionalTMの登場で、企業は、分散して配置された デスクトップやモバイルラップトップのバックアップとリカバリが自動的にできる包括的な データ保護を簡単に実施できるようになりました。このテクノロジは、ハードディスクに割 り当てられたプログラム、ファイル、データの多くが企業全体にわたって複製されているこ VERITAS NetBackup Professionalは、デスクトッ プやモバイルラップトップのための自動バックアップ 機能を提供します。 とを認識することができます。そして、ほとんどのドキュメント、プレゼンテーション、ス プレッドシート、電子メール、およびその他のWindowsオブジェクトは変更されていない という事実、また更新される場合は、1ページだけ、あるいはプレゼンテーションの一部だ けに影響する可能性があるだけだという事実を利用しています。このテクノロジは、 Microsoft Windowsと統合され、ディレクトリや個々のファイルの、リカバリのための自 動化された中断のないバックアップと、直観的なMicrosoftエクスプローラのインタフェー スを提供します。また、必要な時間とハードウェアの量を最小限に押さえる一方で、大量の デスクトップやモバイルラップトップの保護を管理しやすくするためのコントロール機能 を、中央のシステム管理者に提供します。 eビジネス用ソフトウェアのリーディングプロバ イダのPrimusは、開発チームが価値のある何物に も代えがたいデータを保護することが特に重要であ ると信じています。時間的制約の厳しい環境では、 バックアップ作業は時としてなおざりにされがちで す。しかし、ベリタスソフトウェアの柔軟性に富ん だリモートおよびモバイル保護のソリューション は、簡単で高速のバックアップ/リカバリを我社の ワークフォースに提供してくれました。 John Surprenant Systems Administrator Primus 製品概要 ◆ デスクトップやモバイルラップトップを簡単にかつ自動的に保護 ◆ Windowsのプログラム、アプリケーション、データに対する、一貫性があり信頼性の高いリカバリが可能 ◆ デスクトップやラップトップの紛失、盗難、または損傷に対処できる、自動化された「ベアメタルリカバリ」 (災害復旧) ◆ 数台から数千台の範囲のデスクトップとモバイルラップトップを保護 ◆ データ圧縮により最適化されたストレージ、ブロックレベルの増分バックアップ、共通ファイルの単一イン ◆ 複数のNetBackup Professional Serverを1つの共通のWindowsまたはWebのシステム管理インタフェー ◆ 機密情報を適切に処理する暗号化バックアップ スタンスストア スから集中管理 Autumn 2000 • VERITAS Voice 24 VERITAS PARTNER SAN環境を インテリジェントに 管理するテクノロジ サン・マイクロシステムズ株式会社 ストレージ営業本部 プロダクト・マーケティング部 アドバイザリー 津賀山 光博 サン・マイクロシステムズ いうのがJiro技術の考えかたです。特にSAN ジネスを展開している企業にとって、シーム 社では、真のSAN時代に向け 環境の高度で分散されたシステムでの使用を レスなスケーラビリティに加え連続的な可用 て相互接続性だけではなく、 想定しており、ネットワークに接続された 性の確保が不可欠です。Sun StorEdge T3 ストレージ管理の自動化まで 様々なデバイスの情報をSun StorEdge array for the Enterpriseでは、ディスク TM を視野に入れたネットワーク・テクノロジ Management Consoleから管理します。 ドライブ、電源/冷却装置、インターコネク ーを開発、ストレージ業界を巻き込むかた Jiro技術が今までと大きく異なる点は、単に ト・カード 、RAIDコントローラの4つの ちでその技術の普及に努力しております。 情報を集めるだけではなく、Sun StorEdge コンポーネントすべてが冗長化されていま その技術をサンではJiro と呼んでいます。 Management Consoleであらかじめ決め す。障害が起きた場合の保守も簡単で、シ られたポリシーに従い、Jiro Stationが ステムを中断することなく障害箇所の交換 様々なデバイスと連携を取り、自動的にポ が可能です。これらの可用性に加え、デー に付随する各種システムの管理も複雑化し リシーに沿った仕事をするという点です。 タパスと独立した管理パスの確保により信 ます。ディスクアレイ、サーバ、データベ Sun StorEdge Management Console 頼性も向上します。 また、GUIベースの管 ース、ルータ等新しいデバイスが追加され は、それぞれのリソースの状態、構成ポリ 理ツールSun StorEdge Component る度に、管理するアプリケーションはこれ シー、自己診断、容量情報の集中管理が可 Managerを使用して、ネットワーク上にあ らを認識する必要があります。ところが従 能です。これにより、管理者にかかる負荷 るストレージ・システムの構成、監視、診 来ではストレージ管理の業界標準となるイ の軽減をサンは一つのチャレンジとして捉 断、制御を集中管理することができます。 ンフラが整っていなかったため、こうした えています。 TM ネットワークが高度化するに従い、これ ベリタスソフトウェア社との 新しい管理アプリケーションの開発や複数 のデバイスのサポートには時間と手間がか ネット・エコノミーに向けた かっていました。そこでJiro技術では、こ 新世代ストレージ サンはストレージ管理ソフトウェア分野 うしたネットワーク機器のインテリジェン Sun StorEdge製品に新しく加わった において長期に渡りベリタスソフトウェア トな管理サービスを実現し、プラットフォ Sun StorEdge T3アレイは、業界標準の 社と密接なパートナーシップを築いてきま ームに依存しない業界標準の開発環境を提 ファイバ・チャネル技術を採用したハード し た 。 VERITAS NetBackupを 始 め 、 技術の原理に基づくJiro ウェアRAID製品です。この新シリーズには Volume Manager、File Systemはサンの は、ストレージ・ネットワークなどの複雑 用途別に ワークグループ向けおよびエンタ ストレージ戦略上、非常に重要な製品です。 な分散環境を接続・管理する画期的なアー ープライズ向けの2つのモデルがあります。 エンタープライズ・コンピューティング市 キテクチャです。 そのスケーラビリティは極めて高く、163 場において信頼性の高いストレージ管理ソ Jiro技術は、ストレージ管理の自動化、簡 ギガバイトから最高169テラバイトまで拡 フトウェアを提供し続けるベリタスソフト 素化、集中化を可能とする技術です。インタ 張することができます。システムの成長に合 ウェア社とは、今後、より一層緊密なパー 、WBEM、 わせて簡単に拡張可能なモジュラー型のビル トナーシップを築いていくことでしょう。 SNMP、CIM、SCSI enclosure standard、 ディング・ブロック方式を採用、モジュール RMIなどの業界標準のインターフェース技術 を積み重ねることで、容量に比例して可用性 を利用しています。このような規格を集合さ や性能も同様に向上する、総合的なスケーラ せ、その情報をベースに相互運用させようと ビリティが得られます。ネットワーク上でビ 供します。Java TM ーフェースはJava、Jini 25 パートナーシップ TM Autumn 2000 • VERITAS Voice VE WRIIN TD AO SW PA S R2T0N 00 ER ストレ ー ジ・テ クノロジ ー の SANソリューション 日本ストレージ・テクノロジー株式会社 マーケティング本部 フィールド・マーケティング・スペシャリスト 西村 学 ストレージ・テクノロジー会社概要 あります。オープンなSAN構築により、ユ 有バックアップおよび階層管理ソリューシ 日本ストレージ・テクノロジー株式会社は ーザーは既存投資を最大限に活用すること ョンは、多くのお客様のストレージ問題を 米国 コロラド州に本社を置くストレージ・ が可能となります。StorageTekは、ファ 解決して参りました。 テクノロジー・コーポレーションの日本法人 イバ・チャネルのようにユーザーがまだ不慣 またVERITAS NetBackup Shared として1978年に設立されました。 れな技術を、LANフリー・バックアップとい Storage Option(SSO)は、StorageTek StorageTekのブランド名で知られてお ったSAN利用技術を検証済みソリューショ のLANfree バックアップ・ソリューション りますストレージ・テクノロジー・コーポレ ンという形で提供することによって、オープ として検証された最初のソフトウエアでも ーションは1969年の設立以来、ストレー ン・システム・ユーザーのバックアップ問題を あります。こうしたソリューションは ジを核とした事業を展開しており、自動テ 解決しております。さらにStorageTekで StorageTekとVERITAS社の緊密な協力関 ープ・ライブラリー・システムや仮想ディス は、独自の仮想技術をSAN上に提供し、異 係の中で実現されています。さらに本社間 クアレイ・サブシステム、仮想テープ・スト 機種混在環境におけるストレージ資源共有 同士の協力関係に加えて、日本国内のお客 レージシステム等の独自の“仮想技術”に 機能やデータ管理機能を実現する製品を開 様のご要望にお応えするために日本ストレ 基づく先進的な製品を製造販売してきまし 発しております。この製品によって各サー ージ・テクノロジー本社内のコンピーテンシ た。また、近年ではメインフレーム向けス バーからは、SAN上の仮想テープや仮想デ ーセンターにVERITAS製品を用意して検証 トレージで培った技術を活かしたオープン ィスクに接続するだけで、ストレージを共 テストの実施等を行っております。今後弊 システム向けの高速・高性能・高信頼性テー 有利用することができます。こうした 社ではより小規模な自動カートリッジ・ライ プ・ライブラリー製品やディスクアレイ製品 StorageTekの仮想技術によって異機種間 ブラリー装置を発売して行く予定ですが、 を提供しています。 混在環境のSAN利用技術が大きく進展しま 従来同様VERITASとの協力関係を継続しな さらにStorageTekでは、いち早くオー す。将来的にはこの新製品上で、サーバー がらより多くのお客様のご要望に答え、お プンで、インテリジェントな、またインテ レス・バックアップ等のデバイス間データ・ 客様のビジネスの発展に貢献して参ります。 グレイティッドされたSANを提唱しており コピーといったSANサービスも実現されま ます。オープンなSANの仕様策定、SAN すので、サーバーをSANに接続しさえす 上での仮想技術を活かしたインテリジェン れば、SAN上で各種の スの提供、検証済みSANソリューションの ストレージ管理サービ 提供といった取り組みを通じて、 スを利用できるように StorageTekでは“デジタル情報の爆発” なる日もそれほど遠い に直面するお客様にストレージ管理ソリュ わけではありません。 StorageTek の SAN製品群 SAN製品群 ーションをお届けしています。 VERITASとの協力 ストレージ・テクノロジーのSAN 従来よりStorageTek StorageTekのSANの基本的な考え方は、 のテープ・ライブラリー オープンなSANの構築およびSAN利用技 とVERITAS NetBackup 術を提供することによって、ユーザーのス やStorage Migrator トレージ管理の問題を解決していくことに の組み合わせによる共 Autumn 2000 • VERITAS Voice 26 QUESTIONS & ANSWERS Ask the Doctor バを採用する大手企業が増えるにつれて、 きます。レプリケーションソリューション 製造コストが下がり、テクノロジは小型の は、複数のサイトで(実際、お望みの場合 サーバまで浸透することになります。一例 は3つ以上のサイトで)データを最新状態 を挙げれば、家庭にDVDプレーヤを持って に保つ機能を提供し、GCMがクラスタを監 いる人がたくさんいますが、これはファイ 視します。問題が検出されると、個々のク 専任のテクノロジドクターが、オペ バでアンプに接続されています。つまり、 ラスタ内のサーバ間でなくクラスタ間で、 レーティングシステム、Windows 今でさえすでに、家庭の中でこのテクノロ アプリケーションに対する制御をやり取り 2000、SANに関する読者の質問に ジを目にしているわけです。将来はどうな することができます。データはすでにレプ お答えします。 るかと言えば、サーバ内部のデバイスもフ リケーションされているので、新しいサイ ァイバ接続が可能になり、その後は、ファ トではアプリケーションが迅速に処理を開 イバハブまたはファイバスイッチを使って 始できます。 外部ストレージをサーバに接続するだけで、 ベリタスは、IBMとの合意に達したこと ユーザが専用のSANを構築できるようにな をつい先頃発表しました。もうすでに提 るでしょう。 SANには、データのアベイラビリティと いう点で大きな利点があります。誰でもコ *GCM/レプリケーション製品の出荷状況については、 担当営業にお問い合わせ下さい。 この提携は、もう10年近くも私たちが追 スト効率のよいクラスタリングを利用でき ベリタスでは、ASP(アプリケーション い求めてきたものです。VERITAS Volume る世界が現実のものになり、アレイやテー サービスプロバイダ)業界をどのように Managerと VERITAS File Systemを プライブラリなどのようなデバイスの使用 見ているのですか。これは運用ビジネス AIX/Montereyに乗せることによって、HP- 効率もよくなります。 モデルですか。また、これらのカスタマ をサポートしていますか。 UX、Solaris、およびMicrosoft Windows NTも含め、大半のオープンシステムでこれ 私は、レプリケーションについて理解して らが利用できるようになるのです。IBMは、 いるし、クラスタリングが何かも知ってい ASP(アプリケーションサービスプロバ わが社の製品がまだ利用可能になっていなか ます。この2つの方式を一緒に機能させた場 イダ)市場は、現在非常な勢いで成長して った最後の主要UNIX系製品のメーカです。 合について、少し教えていただけますか。 いるマーケットです。これらのカスタマは、 それぞれ独自のカスタマを持っているので、 したがって、IBMの後援を得てこの最後のプ レプリケーションをクラスタリングと結合 データのアベイラビリティが重要な鍵とな することで、多くの場合に適用可能なソリュ ります。それ以上に、リソースの利用を効 ーションが生まれますが、最も目立っている 率化でき、今までより高水準のアベイラビ 加えて、いずれはベリタスの他の製品も のは災害時リカバリのためのソリューション リティを提供できるようになれば、そのよ このプラットフォームで利用可能になる予 でしょう。この場合に言う災害とは、サーバ うなASPは将来への貢献度が非常に高くな 定です。今後の発表に注目してください。 の障害ということではありません(これは通 ると言えます。ASPは、成長に対応できる 常のクラスタリングで対処できます)。サイ アーキテクチャを提供することも必要です。 SANは将来もっと一般性のあるものにな ト全体が全滅するような災害のことです。こ ベリタス製品を使用することで、ASPはこ ると思いますか。それとも大規模ネット のような場合、できるだけ速く、業務を元の のすべてを現実に達成できるのです。 ワークや大企業のためのソリューション 稼働状態に戻す必要があります。これは、 のままなのでしょうか。 VERITAS Global Cluster Manager(GCM) ラットフォームにベリタス製品を乗せること は、わが社の大きな目標でした。 一般的なものになると思います。ファイ 27 法は、オフホストバックアップなど、他の 分野でも利用することができます。 携していると思っていましたが、そうで はなかったのですか。 GCMをレプリケーションとを併用する方 Autumn 2000 • VERITAS Voice ベリタスは、提携のSIパートナを通じて、 をベリタスのレプリケーションソリューシ ASPが必要な計画を立てるお手伝いをする ョンと組み合わせて配置することで達成で ことができます。 QUESTIONS & ANSWERS 「loveバグ」 (「I love you」ウイルス) ードの携帯電話、またはその他の、今はま だくとともに、ぶつかった問題もすべて報 とその変種はベリタスにどのような影響 だ考えもつかないような粋な小道具を使っ 告していただくということが条件です。こ を及ぼしたでしょうか。 て、データに一層頻繁にアクセスしようと れはちょっと聞くと大変な作業のように思 することでしょう。したがって、このすべ えるかもしれませんが、実際にはそうでも 世界中の皆さんと同様、我々も影響を被 てのデータとそれに依存する人々を考える ありません。しかも、新製品を最初に使用 りました。幸いなことに、我々には優れた と、アベイラビリティの重要性は今日より するユーザの1人になれるのです。相談窓 IS&T部門があり、この特定のウイルスに対 さらに高くなります。 口にはシステムエンジニアが待機していて、 インストールと監視プロセスのお手伝いを 抗するワクチンを開発し、できあがると同 します。これらのシステムエンジニアは、 時にメールサーバに接種しました。もちろ この状況に対応するためには、それをバ ん、すべてのビルのドアにこのウイルス発 ックアップしアベイラビリティを維持する 発生した問題を迅速に解決するためにサポ 生を警告する掲示を、しかも午前6時まで ための新しいパラダイムが必要になるでし ートとエンジニアリングの両方にアクセス に出したことは言うまでもありません。実 ょう。つまるところ、レプリケーションは、 することができます。 際にEメールを開いてしまった人に対して 階層ストレージ管理と並んで、重要なテク は、優れたバックアップポリシーを提供で ノロジになります。このアベイラビリティ きるので、データの喪失はほとんどなく、 は、今後もSANを使用して使用可能にされ、 トレーニングコースもたびたび開催してい あったとしてもほんのわずかでした。 拡張されるでしょうが、ハードウェアとソ ます。これらのコースはエンジニアリング フトウェアの両面で新しいテクノロジの躍 および製品管理部門との合同で開催される このウイルスが我々すべてに与えた教訓 進があり、それに比べると今日の最新のソ もので、ユーザの皆様がわれわれの間に混 は、災害は必ずしも地震や台風とは限らな リューションが骨董品のように見える日が じって開発に参加し、製品とその製品で実 いこと、最もありふれた日常の中から簡単 くることは請け合いです。 現して欲しいと思う機能にご意見を反映さ 新機能を身につけていただくための特別 せる機会ともなります。 に発生し得るものであるということでしょ う。この発生により世界中のビジネスが被 ベータプログラムに登録するにはどうす った被害額は70億ドルに達すると報告され ればいいでしょうか。 ています。実に、これだけの金額が浪費さ れたのです。したがって、この種のできご ベータプログラムは、新製品、および既 とへの対策を立てること、ラップトップも 存の製品の新バージョンを完成させるため 含めたすべてのコンピュータのための簡単 に実行するものです。いつの時点をとって なバックアップストラテジを計画すること みても、会社の中ではベータプログラムが は、重要な第一歩です。 常に行われています。 データのアベイラビリティに関するビジネ ベータプログラムは、製品のリリース時 スは10年後にはどうなるとお考えですか。 点までに、より一層優れた製品を作り上げ るための助けとなるように設計されていま 分かっていたら、それについて独自の本 す。これには、見つかった小さい問題を修 を書いています。が、残念ながら私には分 正したり、新機能を明確にしたり、使いや かりません。ただ、データが信じられない すくしたりする目的も含まれています。し ぐらい膨大な量に達するだろうということ たがって、我々が求めているのは、製品を だけは分かります(10年前に今のデータの (プロダクションシステム以外のシステム 量を予測できたかどうか、考えてみてくだ に)インストールし、それを積極的に使用 さい) 。しかも、人々は、道路から、家庭か してくださる人々です。さらに言うなら、 ら、PDA(携帯情報端末)WAP(ワイヤ よい点についても悪い点についても、お考 レス・アプリケーション・プロトコル)モ えをありのままにフィードバックしていた Autumn 2000 • VERITAS Voice 28 PRESS Press Release 下:VERITAS Backup Exec V8.5)を発 表しました。 VERITAS Backup Exec V8.5オプシ ョンのMicrosoft Exchange Serverエージ ェントは、Microsoft Exchange Serverの アクセス性を高めるために、Exchange 5.0、Exchange 5.5、およびExchange 2000 Serverの全コンポーネントに関し て、完全なオンラインバックアップおよ びリストア機能を提供します。また、 個々のメッセージ及びメールボックス、 そして関連する埋め込みオブジェクトを リストアできるようにしたため、柔軟性 は一段と高まっています。 Exchange Serverデータベースの保護を 定期的に計画されたネットワークバック アップ・ルーチンに組み込むことにより、 VERITAS Backup Exec V8.5 Microsoft Exchange Serverエージェントはオンラ インでのデータ損失を最小限に抑え、し かも日常の業務を止めることはありません。 このMicrosoft Exchange Serverエージェ ントは、ストレージ・グループ内での 個々のデータベースと同様に、単一の Exchange 2000 Server内で複数のメッセ ージ・データベース(MDB)を保護する という柔軟性を備えています。また、メ ッセージ・データベース・リロケーション機 能を用いて、Microsoft Exchange Server エージェントは、どのようなデータベー スでも別のサーバやストレージ・グルー プへ移動させることができるので、ファ イルのリストアにおけるスケーラビリテ ィが増します。 VERITAS Backup Exec V8.5のその他の 機能は次の通りです。 ベリタスソフトウェア、デスクトップ及 びモバイル・ラップトップ向けに拡張性 の高いデータ保護ソリューションを発表 ベリタスソフトウェア 高性能なデータ保護機能を有 するVERITAS NetBackup Professionalを発表 【2000年10月11日 東京発】 ベリタスソフトウェア株式会社は、日本語 版VERITAS NetBackupTM Professional V3.0を発表しました。この製品は、デス クトップやモバイル・ラップトップに格納 される基幹業務データ量の増加という現状 に対応したデータ保護のための新ソリュー ションです。管理も容易な同ソフトウェ ア・ツールには、最先端技術を駆使してデ スクトップやモバイル・ラップトップに保 存された貴重なデータを保護する機能が搭 載されています。 VERITAS NetBackup Professionalは、 高い拡張性を備えたパフォーマンス指向の 製品であり、複数のVERITAS NetBackup Professionalサーバーを管理するWebベ ース・コンソールなどの多彩な管理機能を 備えています。また、マイクロソフト社の Windows Explorer と統合することができ、 新しい Windows 2000 Professional プラ ットフォームにも対応しています。 VERITAS NetBackup Professionalを使 用することによって、システム管理者は、中 央の一ヶ所で、バックアップ/回復作業を計 画し、管理し、監視することができます。 さらに、モバイル・ラップトップ・ユーザ 向 け と し て 、 VERITAS NetBackup Professionalには、ユーザがLANに接続 するまでバックアップを延期するオプショ ▼ ンや、ダイヤルアップ接続またはISP接続 を使用して接続したのちに重要なファイル ▼ やディレクトリを自動的にバックアップす ▼ るオプションが用意されています。 ベリタスソフトウェア、業界初のMicrosoft Exchange 2000対応バックアップおよび リカバリ・ソリューションを発表 ベリタスソフトウェアはマイクロソフトのExchange 2000発売開始に合わせ、唯一のWindows 2000認 定済みバックアップ及びリカバリ・ソフトウェアで同 製品をサポート 【2000年10月20日 東京発】 ベリタスソフトウェア株式会社は、Microsoft Exchange Server 2000に対応した日本 語 版 VERITAS Backup Exec T M for Windows NT/Windows 2000 V8.5(以 29 Autumn 2000 • VERITAS Voice ▼ ▼ ▼ インフォメーション・ストア(IS)およびディレ クトリ・サービス(DS)に完全対応 オートローダやライブラリなどのテープ装置に完 全対応 柔軟な作業スケジューリング Exchange ServerメッセージングAPI(MAPI)を バックアップとリストアに利用 VERITAS Backup Exec Intelligent Disaster RecoveryTM オプションとの統合 マイクロソフト・クラスタ・サービス(MSCS) 環境におけるクラスタ・フェイルオーバに対応 SAN 共有デバイスオプションによるストレージ・ エリア・ネットワーク(SAN)の対応 ベリタスソフトウェア、 73%増の3億1,720万ドルの売上達成 記録的な第3四半期の業績を発表 【2000年10月23日カリフォルニア州マウンテンビュー発】 ベリタスソフトウェア・コーポレーショ ンは、第3四半期(2000年7月1日から 9月30日まで)の業績を発表しました。 同社の本年第3四半期の売上は3億 1,720万ドルで、昨年同期の売上1億 8,340万ドルに対して73%の増加とな りました。また、買収会計を含まないプ ロフォーマの純利益は、前年同期の 3,890万ドルに対して81%増の7,030 万ドルとなりました。今期の1株当りの プロフォーマ純利益は、前年同期の9セ ントに対して78%増の16セントという 記録的なものになりました。 「ベリタスソフトウェアは、この2000年 度の第3四半期において、またもや画期的 な業績を達成することができました。」「さ らに、あらゆるチャネルや地域において、 データの保護、ファイルやボリュームの管 理、クラスタリングやデータ・レプリケー ションなど、データのアベイラビリティを 高める当社のすべての製品に対して需要が あります。その結果、現在のベリタスソフ トウェアの業績は、年間の収益で12億ド ルを超えるペースとなっており、また過去 4四半期の売上の合計は10億ドルを超え ています。」(ベリタスソフトウェア 会長 兼CEO、マーク・レスリー) ベリタスソフトウェア、先進バックアップ・ ソ リ ュ ー シ ョ ン に よ り Microsoft SQL Server 2000を総合的にサポート デスクトップからデータセンターに至るまでVERITAS Backup ExecTM およびMicrosoft SQL Serverエージ ェントがMicrosoft SQL Server 2000をサポート 【2000年10月24日 東京発】 ベリタスソフトウェア株式会社は、 Microsoft SQL Server 2000への対応 を可能にするMicrosoft SQL Serverエー ジェントを発表しました。 VERITAS Backup Exec V8.5は、ベリ タスソフトウェアの主要なバックアップ・ ソリューションであり、Microsoft SQL ServerエージェントによってMicrosoft SQL Server 2000に移行した顧客に対 して、その基幹業務データをオンラインで 完全かつ確実に保護することが可能です。 オンライン・ビジネスやインターネットを 活用したe-コマースが急速に拡大する中 で、バックアップ・サーバやSQL Server に格納されている重要データを集中的に管 理する必要性が生じています。VERITAS Backup Exec V8.5及びMicrosoft SQL Serverエージェントによって、この必要 性を満たすデータ保護ソリューションを配 備することができます。 STAFF INTERVIEW ベリタススタッフインタビュー ── ベリタスソフトウェアの社員をご紹介いたします。 本格的なコンサルティング 業務を手がけるのが夢 石井 明 ハードメーカー出身のSEが多いベリタスにあって、これは珍しいの だそうです。 そのベリタスの印象を聞くと、 「日本の市場ではベリタスの知名度はまだ低いけれど、業界のなかでは 知る人ぞ知る存在。製品の品質は抜群ですね。それに、ソフトを作成 技術本部 する際の着眼点がユニークです。市場に同じような製品があっても、 Windowsソリューショングループ それをソフトとして実現するためのアーキテクチャーが他社より優れ システムズエンジニア ている。しかも、できあがったソフトは簡単に使える。そういう意味 で、すべての製品を自信をもってお客さまに勧めることができます。 石井さんは、入社2年目のシステムエンジニアです。Windowsソリ ューショングループで、主に代理店の営業支援、テクニカルサポート などを担当しています。 それが、社員としては一番嬉しいですね」 では、転職して正解でしたね、と水を向けると……。 「もちろんです。弊社は未だ小さい会社ですし、とても自由な社風で、 「具体的な仕事の内容はさまざまです。出荷前の製品の性能評価なども やりたいことが自由にやれる。それに、レベルの高い知識を要求され 行いますし、新製品やニューバージョンが出たときにはセミナーやデ ますから、日々進化していくテクノロジーを自分のものにしていくと モンストレーションの講師も引き受けます。ここ1年ほど、Windows いう知的好奇心を満足させることもできます。知識の探求、深耕を楽 関係の新製品ラッシュが続いたので、出番は多かったですね」 しみながら仕事がこなせるこの環境が、とても気に入っています」 ベリタス本社の技術部門と密接に連携しつつ、必要な情報を、いか 今後の抱負については、「日本ではまだ本格的なコンサルティングサ にタイムリーにかつ的確に代理店やエンドユーザーの担当者に伝えて ービスを、ベリタスは手がけていない。いずれ、この分野も強化され いくか。そこがSEとしての腕の見せどころであり、ベリタス本社の技 ることになりますが、その時にチャンスがあれば、コンサルティング 術陣とも太いパイプを築いて万全を期しているとか。 にも参加したいと考えています」と、話してくれました。 その石井さんは、ベリタスのSEのなかでは異色の経歴の持ち主。 「コンピュータ業界に身を置いて10年になリますが、一貫してソフト ゴルフに誘われて断ったことがないというほどのゴルフ好き。仕事 で熱くなった頭を冷やすにはゴルフが一番なのだそうです。 ウェア畑を歩いてきました」 設立時の人員は、北村さんを含めて四人。当時、世界にネットワーク を展開しつつあったベリタスグループ全体でも約100人にすぎませんで した。それが今、日本法人は70人、ベリタスグループ全体では4000人 3つの“S”を駆使してお客さまに 最高のソリューションを提供する を超えるまでに社員数が増えています。 北村 晃 「正直いって、こんなに短期間にここまで成長するとは予想だにしません 技術本部 でした」と、北村さん。 北村さんの目下の仕事は、UNIX系のファウンデーションやクラスタ エンタープライズソリューショングループ に関するプリセールス時の技術サポート。ファウンデーションでは、フ シニアシステムズエンジニア ァイルシステムやボリュームマネージャといった製品を担当しています。 ベリタスではこのように、プロダクト別にSEがついており、その一人 として営業部隊からの要請に応じて出動します。 北村さんの“SE観”はユニークです。 「SEのSはシステムのSの他、セールスのS、サービスのSも意味している」 かつて北村さんが在籍していた会社はベリタスのパートナーでもあり ました。それだけにパートナーサイドの気持ちや不満といったものもよ くわかるとか。その頃の経験を反面教師として日々の業務にいそしんで いるそうです。 というのが持論で、そのすべての“S”を駆使して、パートナーと協力 「業務の内容からいえば、現在はトレーナーとしての比重が比較的高いの しながらお客さまに最高のソリューションを提供する。それがベリタス ですが、いずれはそこから脱却してお客さまに総合的なコンサルティン SEの究極の目標だ、というのです。 「ミッションクリティカルな分野の製品で導入にあたって、お客さまの評 価もシビアである。このためにも、パートナーのSEの方たちとのコミュ ニケーションが欠かせません。また、共にスキルアップしていくことも グサービスを提供できるようにしていきたい。そして、多くの顧客から “この問題については北村さんに聞けばわかる”と、頼りにしてもらえる ような存在になりたい」北村さんの近い将来の目標だそうです。 技術に対するあくなき探究心とパートナーとのコ・ワークを大切にし、 大事な役割です。パートナーのバックには私たちメーカーのSEがついて お客さまに満足していただきたいという強い思い。その二つを大切にし おり、私たちの背後には米国本社の開発部門やトラブルシューテイング ている北村さんなら、目標は意外に早くかなえられるのではないでしょ 部門が控えている。そういう構図で、互いに補完しあって最適なソリュ うか? ーションを実現するわけです」 Autumn 2000 • VERITAS Voice 30 EVENT REPORTS Event Reports 21世紀の開発者に捧げる Oracle8i デベロッパーカンファレンス 金融ITのすべてをお見せします 『FIT21 金融国際情報技術展』に出展 NECソリューションソフト 内覧会に出展 ─ International Financial Information Technology Fair ─ 『iDevelop2000 Tokyo』の展示コーナーに出展 2000年9月11日(月)─12日(火) パシフィコ横浜 2000年9月20日(水)∼22日(金) 東京国際フォーラム 2000年10月 5日(木)─ 6日(金) NEC関西ビル(大阪) 主催:日本金融通信社 2000年10月12日(木)─13日(金) NEC本社ビル(東京) 共催:金融ジャーナル社/コンピューター ベイスト 主催:日本オラクル株式会社 マネジメント カレッジ VERITAS Database Edition for Oracleの 金融業界の展示会においてベリタスソフ Windows NT/Windows 2000世界標準 ご紹介およびハイアベイラビリティとパフ トウェアのソリューションをご紹介。当日 バックアップソリューションであるBackup ォ ー マ ン ス の 向 上 を 実 現 す る VERITAS は日本ストレージ・テクノロジー様のご協 Execを中心に、ベリタスのデータストレ Volume ManagerとVERITAS File System、 力をいただき、デモンストレーションおよ ージ管理ソリューションを展示しました。 I/Oパフォーマンスの飛躍的向上を実現す びプレゼンテーションを行いました。 実際にお客様に接していらっしゃる販売店 るQuick I/Oをワンパッケージにした統合 当日は終日盛況でした。 の皆様から大変有意義な質問やご意見をた 製品をご紹介しました。 くさん頂戴いたしました。 DLTtapeソリューションセミナー ベリタスバックアップ・ストラテジーセミナー 「効果的なストレージ構築と最新バックアップ 手法の提案」にてセミナー開催 あなたのPCは万全ですか? VERITAS Backupファミリーに クライアントデータ保護ソリューション新登場 2000年10月11日(水) ウェスティンホテル東京 2000年10月17日(火) 明治記念館(元赤坂)蓬莱の間 「ベリタスが提供する最適なストレージ管 新製品「VERITAS NetBackup Professional 理とデータバックアップソリューション」 およびVERITAS NetBackup V3.4J」の発表と と題し、ベリタスが提供する信頼性の高い ともに、ベリタス社が考える戦略的バック SAN/NAS環境のソリューションおよびオ アップのあり方をご説明しました。 ンラインバックアップなどのストレージ管 理ソリューションをご紹介しました。 31 主催:NEC 地域ソリューション統括部 Autumn 2000 • VERITAS Voice 当日は約200名のご参加をいただき、積 極的な質疑応答が行われました。 EDUCATION ベリタス教育サービス VERITAS Education Services 教育センターでは現在、日本で需要の高い らの反応は良く、満足された受講生が多くい 対象コース: 製品の技術トレーニングを提供しています。 らっしゃいました。本コースは今後も継続 2001年1月から3月開催分の全コース カリキュラムの開発は米国を中心に進められ して開催の予定です。 申込期間: 開催月により申込の締め切りが異なります。 ており、日本ではそれらを日本語化して使用 しています。これまでに4コースが日本語化 21世紀キャンペーンのご紹介 2001年1月開催分 2000年12月15日まで され定期開催されており、それ以外にも特別 2000年問題に揺れた1999年、あれから 2001年2月開催分 2001年 1月15日まで コースとして英語版でのトレーニングが外国 早1年が過ぎようとしています。その後、皆 2001年3月開催分 2001年 2月15日まで 人インストラクタにより開催されています。 様方のストレージの管理はいかがでしょう 受講料金: か?来年は21世紀、新たな100年の到来で 弊社トレーニングガイド、ホームページ等に掲 す。教育センターでは、 「21世紀キャンペー 載の受講料金から20%割引となります(別途 「Cluster Server」の上級編である「Advanced ン」として「期間限定20%特別割引キャン 消費税が加算されます) 。 VERITAS Cluster Server」です。このコー ペーン」を用意しました。ぜひともこの機会 他の割引との併用はできませんが、割引率の スでは、クラスタ環境で必要なエージェント をお見逃しなくお申込みください。 高い方を優先いたします。 最近新しくメニューに加わったコースは、 の作成方法やトラブルシューティングなど、 より実践的な項目に絞り込んで教えていま す。英語での開催でしたが、受講された方か トレーニングスケジュール 通常コーススケジュール 最新のトレーニング情報は(追加コース、残席情報等)は、 弊社ホームページで定期的に更新されますのでご覧下さい。 VERITAS NetBackup VERITAS Volume Manager コースコード:TC-NBU-UNX 3日間 価格:225,000円 定員12名 コースコード:TC-VM 3日間 価格:240,000円 定員12名 2000年12月20日(水)∼22日(金) 2000年12月13日(水)∼15日(金) 2001年 1月10日(水)∼12日(金) 2001年 1月29日(月)∼31日(水) 2001年 2月 5日(月)∼ 7日(水) VERITAS Cluster Server コースコード:TC-CS 3日間 価格:240,000円 定員12名 VERITAS Backup Exec for Windows NT コースコード:TC-BE-NT 2日間 価格:125,000円 定員10名 2001年 1月17日(水)∼19日(金) 満席 2001年 2月14日(水)∼16日(金) 2000年12月 4日(月)∼ 5日(火) 2000年12月18日(月)∼19日(火) 2001年 1月15日(月)∼16日(火) 2001年 2月 8日(木)∼ 9日(金) お問い合わせ先 教育センター 〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル トレーニングは午前10時開始、午後5時半ごろ終了予定となっております。 価格には消費税が含まれておりません。 上記クラスの開催場所: ベリタスソフトウェア株式会社 教育センター TEL: 03-5532-8190 FAX: 03-5532-8191 e-mail: [email protected] www.veritas.com/jp/services/edu Autumn 2000 • VERITAS Voice 32 e-commerce SAN Continuous Access Clustering ® VERITAS VISION 2000TMリポート ベリタスの次世代ストレージ/ データ保護ソリューション 2000年10月22日から26日の5日 間、米国ネバダ州ラスベガスにおいて、 米国ベリタスソフトウェアのユーザー・ ® カンファレンス「VERITAS VISION 2000TM」が開催された。本稿では、ベ リタスの次世代データ保護ソリューショ ン「VERITAS VERTEX initiative」の 概要を中心に、同カンファレンスのリポ ートをお届けする。 IDGジャパン 月刊サンワールド編集部 大塚恵美 ド・ザンダー氏がゲスト・ス 発の進捗状況に応じて今後、段階的に発表さ ® ピーカーとしてステージに上 れていくことになる。今回、VERTEX 2000TMカンファレンスは、eビジネスの興隆 がり、サンとベリタスの緊密 Initiativeの第1フェーズとして発表されたの によって、大容量データを高速に転送可能な な協業関係や、今後予想される は、スナップショット・バックアップ製品の ストレージ・ソリューションが注目を集めて インターネットの変化などについて 「VERITAS NetBackup FlashBackup」と いることもあり、16カ国から2,200名以上 語った。 「 NetBackup for Oracle Advanced BLI 16カ国から2,200名以上が参集 今回で4回目を迎えたVERITAS VISION の開発者、パートナー企業、ユーザーらが集 一方、展示会場では、ベリタスのパートナ A g e n t 」。 加 え て 、 S A N 環 境 で V E R I T A S まった。予想をはるかに上回る来場者数を記 ー・ベンダーをはじめ、ストレージ関連ベン NetBackup 4.0の機能を拡張する「VERITAS 録した今回のカンファレンスの盛況振りに、 ダー各社がブースを設営し、会期中は多数の NetBackup ServerFree Agent」や、ハードウ 関係者は対応に追われていたようだ。 来場者で賑わった。各社のブースでは、現在、 ェア・ベースのスナップショット・ソリューシ 市場で大きな注目を集めているSAN ( Storage Area Networks) や NAS ョン「HP Surestore E Business Copy XP」 などに対するサポートなどが発表された。 (Network Attached Storage)に対応した ネットワーク・ストレージ製品や、ストレージ 管理ソフトウェアのデモなどが行われていた。 ベリタスソフトウェアCEO、 マーク・レスリー氏 カンファレンスのオープニング・イベントとな ベリタスは今回のカンファレンスで、同社 る初日の基調講演では、ベリタスのCEO(最 の主力製品「VERITAS NetBackup」の新バ 高経営責任者)、マーク・レスリー氏が登壇し、 ージョン4.0の発表に加え、次世代のデータ保 スナップショット・バックアップは「凍結 データ・アベイラビリティに対するビジョン 護ソリューション・スイート「VERITAS イメージ(Frozen Image)」とも呼ばれ、バ カンファレンスの会場 VERTEX Initiative」 を 正 式 発 表 し た 。 ックアップや障害回復を行うためにシステム 「PCコンピューティングからeビジネス・ VERTEX Initiativeは、異種プラットフォーム 状態のある瞬間のデータ・コピーを取得し、 コンピューティングまで、あらゆるレンジにお 混合環境のハードウェア/ソフトウェアに対し 保存する技術である。同技術を使用すること いてコンピューティングが進展していくなか、 て強力なデータ・バックアップ・ソリューシ で、あらゆるシステム環境において、デー データ保護の重要性は高まる一方である。われ ョンを提供する製品群で、「VERITAS Volume タ・バックアップ時間の大幅な短縮や、サー われは、各種のソフトウェア/ハードウェア、 Manager」と「VERITAS File System」で培 バにかかる負荷の軽減といった効果を実現す 今後さらなる普及が期待されるモバイル端末な われた同社の独自技術が組み込まれている。 ることができるようになる。 ど、ネットワーク上に存在するあらゆる形態の ベリタスの発表によると、VERTEX Initiative NetBackup ServerFree Agentは、SAN データを安全にバックアップするソリューショ は、“頂上”という意味を持つ製品名が示すよ 環境においてアプリケーション・サーバやデ うに、ストレージ管理およびデ ータベース・サーバを介することなく、バッ の話を中心に、同社の戦略を語った。 ンを提供していく」(レスリー氏)。 ータ・バックアップ分野のリ クアップ・データを直接テープ・ストレージ 調講演では、 ーディング・ベンダーである などのバックアップ・デバイスへ転送する機 米国サン・マ 同社の集大成となるソリュー 能を提供する。同製品は、NetBackup 4.0の イクロシステ ション・スイートとして位置 拡張機能として2001年1月に提供される予定 2日目の基 ムズの社長兼 展示会場 33 次世代データ保護ソリューション 「VERTEX Initiative」の概要 づけられている。 である。 COO(最高執 ベリタスの次世代バックアップ・ソリュー そして、2000年第3四半期での発表を予定 行責任者)エ ションの根幹となるVERTEX Initiativeは、開 しているVERTEX Initiativeの第2フェーズで Autumn 2000 • VERITAS Voice Manageability High Availability Storage Management Data Protection Business Without Interruption は、サポートするプラットフォーム/製品が アントの増大を考えると、今後、分散データ さらに拡充される。ベリタスによれば、EMC をより高速処理を可能とするアプローチを採 VISION をはじめサン、HP、コンパック、IBMなどの 用していくことになる。これは帯域幅の問題 したストレージ関連ベンダーは、 ハードウェア、マイクロソフトの「SQL だけでなく、待ち時間を限りなく短縮させる ますます大容量化・複雑化 Server」、「Exchange」 ための対処である」(サンのネットワーク・ス するデータを安全に管 などのソフトウェア、 トレージ部門副社長、ロン・ロイド氏) 理するために、どのよ 2001年11月開催予定の次回「VERITAS ® 2001TM」で、ベリタスをはじめと さらに各種SAN対応 「われわれも分散ストレージ環境が広く普 うな新技術/ソリュー デバイスのプラット 及すると信じている。帯域幅、待ち時間の短 ションをわれわれに提 フォームのサポートが 縮という課題の他に、データのレプリケーシ 示してくれるのか、今か 予定されているという。 ョン技術についても注目する必要がありそう ら楽しみである。 また、第1フェーズで登場 だ」(マイクロソフトのグローバル・パートナ するNetBackup ServerFree Agentの新バ ーズ・エンタープライズ&パートナー部門ジ ージョンのリリースも計画されている。 ェネラル・マネジャー、ベン・ファシ氏) 「企業のシステムが拡張されていくにつれ、 SAN環境を巡って活発な議論を展開 関連リソース ●VERITAS VERTEXイニシアティブのWebページ http://www.veritas.com/us/products/vertexinitiative/ 管理者はスタッフの人材不足、高価なストレ ●VOS(ベリタス、オラクル、サン)イニシアティブのWebサイト ベリタスは、カンファレンスに参加した主 ージ製品の確保などで苦悩するケースが増え http://www.vosinitiative.com/ 要パートナー・ベンダー(サン、コンパック、 ていくことになる。われわれが提供するSAN ●VOSイニシアティブによるJEC設立発表のプレスリリース HP、IBM、EMC、マイクロソフト、オラク 対応製品やストレージ管理ソフトは、彼らに http://www.veritas.com/us/aboutus/pressroom/ ルなど)から1名ずつ代表者を集め、カンファ 確かな解決策を提示することができる。また、 2000/00-05-22-0.html レンス参加者からの質問に答えていくという SANの普及は、管理サービス業者の登場など、 特別パネル・セッションを用意した。ベンダ 新たな経済効果を生み出す可能性を持ってい ーの代表者たちは、時には相手をファースト る」(ベリタス上級副社長ピーター・レバイン氏) ネームで呼び合いながら、各々の立場から、 SANに対する見解を述べ合った。 その一部を紹介しよう。以下は「SANを取 り巻く環境は今後どのように変化するのか」 他にも、「われわれのゴールは、『Anyone, Anytime, Anywhere, Anydevice』である」 「SANがいまだ完全に標準化され ていない原因は、ベンダー各 という質問に対し、SANの標準化仕様策定に 社がそれぞれ主張する“スタ 関わるベンダー同士が“ビジョンを共有する” ンダード”を無理に繋げよう という目標のもとに述べられた意見である。 としているからではないだろう 「帯域幅が無制限になるのが現実味を帯び か」といった意見が出され、ベンダ てくる。また、分散コンピューティングがさ ーの代表者たちは、SANの標準化に向けての らなる注目を浴びるはずだ。その際、情報リ 協力体制を再確認することとなった。 ソースを中央集中的に効率的に管理すること で、経済効果を高めることが要求される。さ 10月23日(月)ベラジオホテル内で日 * * * らに、高可用システムのニーズがさらに高ま ることになるだろう」(EMCの上級副社長、ジ 日本特別セッションを開催 ! 本からの参加者対象に日本特別セッション を開催しました。B2Bソリューションとサ 今回のカンファレンスでのベリタスの一連の ービスを世界中に提供しているARIBA社や 発表や、パートナー・ベンダー各社が出展した インターネットを使用した新しいメッセー (EMCのロスニー氏からの『モジュール型 多数の製品/ソリューションは、SAN/NASが ジングサービスを提供しているCritical のストレージ製品をラインアップしているサ 実現するサーバ・フリー型ストレージ・ソリュ Path社等のシステム管理者の方々を招き、 ンは?』との指名に対して)「当然、サンのス ーションの本格開花を参加者に強くアピールす 各社のビジネスの中でどのようにベリタス トレージは分散型データを含め るものであった。また、携帯電話やPDAなどモ の製品を有効活用いただいているかをご講 たあらゆるタイプのデータ バイル・デバイスの話題も多く登場し、ヘテロ 演いただきました。 を安全に格納することがで ジニアスな環境で多様なデータを高速・安全に パートナーの皆様からも積極的な質問をい きる。携帯電話をはじめ 保護するソリューションに対する重要性も再認 ただき、有意義なセッションとなりました。 とするモバイル・クライ 識することとなった。 ェームス・ロスニー氏) Autumn 2000 • VERITAS Voice 34 COLUMN 価値のある情報 秋の夜長、頬を撫でる風が涼風から冷風へと移り行く季節。さすがに先送りに して来た夏の終わりの思い出の整理もつかないままでは、クリスマスも年末年始 の旅行もない。素敵な月夜、時間はたっぷりある。不器用な自分でも今夜なら苦 手な整理整頓が出来そうな気がする。 失敗も反省もファイルを再度確認の上、削除済みフォルダやごみ箱アイコンへ 落としてゆく。ストン、ストン、次第に心のデスクトップがすっきりし、大切なファイルだけがシェイ プアップされて誇らしげに並んでゆく。 心の問題はさておき、ビジネス上本当に大切なファイルを見極めるのは大変難しい。情報の豊富な時 代、情報の正しい取捨選択が出来るかどうかで、情報の恩恵を受けられるか、情報に躍らされるかが決 まってくる。携帯電話のiモードも、片手でプチプチやれば、簡単にインターネットにアクセス出来る。 情報はいつでもそこにある。便利で気軽だが、検索にあたっては、しっかり的を絞っていかないと、標 的がどんどん情報の大海原へ飲み込まれてしまう。まして、日本はアメリカに比べるとまだまだインタ ーネットへのアクセス料金が高い。せっかく大切な情報を得ようとしたのに、それをゲット出来ないば かりか経費だけがかさんでしまう事になりかねない。 ところが、“的絞り検索”に慣れすぎて、人間関係にまでこの方法を適用してしまってはいけない。 友人検索のキーワードに年令やら社会的地位やらをやたらに条件を打ち込んでしまうと歪んだ結果が出 てしまう。感性だけをキーワードに検索の幅を緩やかに広げてゆくと、宝の山の様な友人達に恵まれる。 こればかりは、溢れるほど多彩な情報に埋もれている方が明らかに人生は豊かになる。いずれにしても、 我々が本当に「価値のある情報」に辿り着くのは、そう簡単な事ではないのである。 ■残すところ今世紀も1ヶ月を切ってしまいました。いつもでした ら今年もあと残すところ…というところですが、何か特別な思いが する年末です。新しいミレニアムの始まりにわくわくするようなイ ベントを控えた方が多いのではないでしょうか…? この時期、今年の1年を振り返る時間もなく師走という字のごとく あっという間に日々が過ぎていきますが、そんな日常の中でもわず かでもいいから時間を取り、立ち止まって、やり残したことを進め たり、来年の目標など立てたいと思う今日この頃です。 VERITAS Voiceともども、来年もどうぞ宜しくお願い申し上げま す。ますます充実した誌面作りを、とスタッフ一同頑張って参ります。 目の前に迫った新しい時代が、皆様にとって輝かしい未来でありま すように……。 〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル TEL. 03-5532-8220 FAX. 03-5532-0887 www.veritas.com/jp (編集担当) 編 集 後 記 001201-7K