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2010 年11月05日のプレスリリースをダウンロード

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2010 年11月05日のプレスリリースをダウンロード
Sanofi‐aventis Press release 本資料は、サノフィ・アベンティス(フランス、パリ)が 10 月 28 日(現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に翻訳・編集し、
11 月 5 日に配信するものです。本資料の正式言語はフランス語・英語であり、その内容および解釈については両言語が優先します。
2010年度第3四半期:売上と1株当たり事業利益1が回復
2010 年度 前年同期比
(調整前)
第 3 四半期
前年同期比
(為替レート変 2010 年度年初
動の影響を除 から 9 カ月間
く)
前年同期比
(調整前)
前年同期比
(為替レート変
動の影響を除
く)
純売上高
€7,821m
+5.7%
-1.7%
€22,989m
+4.8%
+0.9%
事業純利益 1
€2,472m
+8.9%
-2.2%
€7,377m
+8.7%
+6.0%
€1.89
+8.6%
-2.3%
€5.65
+8.7%
+6.0%
1 株当たり事業利益 1
当グループの業績をわかりやすく示すため、損益計算書について説明します。事業純利益 1 は、GAAP(一般会計原則)に調整
を加えた財務指標です。2010 年度年初から 9 カ月間の連結損益計算書については、付録 8 に記載しています。事業純利益か
ら連結純利益への調整については、付録 7 に記載しています。2010 年度年初から 9 カ月間の連結純利益は、前年同期の 40
億 5,600 万ユーロに対し、50 億 3,000 万ユーロでした。2010 年度年初から 9 カ月間の連結 1 株当たり利益は、前年同期の
3.11 ユーロに対し、3.85 ユーロでした。
サノフィ・アベンティスグループの 2010 年度第 3 四半期業績について、サノフィ・アベンティス最高経営責任者(CEO)のク
リストファー・A・ヴィーバッハーは、「第 3 四半期には、Jevtana®を米国で順調に発売し、また lixisenatide と teriflunomide
に関して肯定的な第 III 相臨床試験結果を得ました。一方、米国で Lovenox®のジェネリック医薬品が市場投入されました。
有利な為替変動も、第 3 四半期業績に追い風になりました。厳しいコスト管理と成長プラットフォームの好業績を受けて、グ
ループは、2010 年度の見通しを若干上方修正しました。さらに、最近、ジェンザイム社の買収を目指して公開買付を開始
しました」と述べています。
2010 年度第 3 四半期の業績
米国における Lovenox®など、いくつかの製品でジェネリック医薬品との競合の影響を受けているにもかかわらず、
全体的な売上高 2 が回復。有利な為替変動により、調整前の売上高に好影響
中南米(24.5%増)とロシア(22.2%増)に牽引され、新興市場 3 での売上高が 13.0%増加し、グループ売上高の
29.6%を占める
コンシューマー・ヘルスケア(45.8%増、内部成長は 9.5%)とジェネリック医薬品(18.9%増)の売上高が大幅伸長
季節性インフルエンザワクチンの好調な売上高を受けて、ワクチンの売上高が 8.9%増(新型インフルエンザ A 型
(H1N1)ワクチンを除くと 14.7%増)。米国で Fluzone HD®を順調に発売
糖尿病領域の売上高が 6.7%増の 10 億 9,700 万ユーロとなり、グループ売上高の 14%を占める
米国で順調に Jevtana®を発売し、3 カ月間でグループの予想を上回る 4,100 万ユーロの売上高を達成。Multaq®
販売国が 23 カ国に
純売上高に占める営業経費の割合が前年同期の 38.1%から 37.5%へ改善
2010 年度第 3 四半期に 1 株当たり事業利益 1 が前年同期比(調整前)で 8.6%増、為替レート変動の影響を除く
と 2.3%減
〒163-1488 東京都新宿区西新宿 3-20-2 東京オペラシティタワー
www.sanofi-aventis.co.jp
変革(Transformation)プログラム
グループの 5 つの成長プラットフォームが連結売上高に占める割合が 58%に成長(前年同期は 50%)
コスト削減が軌道に乗り、2008 年度のコストベースと比較して、2010 年末までに 12 億ユーロ以上の削減効果を達
成する見込み(為替レート変動の影響を除く)
研究開発の成果:lixisenatide(糖尿病)および teriflunomide(多発性硬化症)に関して肯定的な第 III 相臨床試験
結果を発表。デング熱ワクチンと 4 価インフルエンザワクチンが第 III 相に移行
2010 年度見通しの修正
サノフィ・アベンティスは、重大な予期せぬマイナス要因が発生しない限り、2010 年度の 1 株当たり事業利益 1 を
2009 年度 4 比±0%から 2%増(為替レート変動の影響を除く)と予測します。この見通しには、米国における
Ambien CR®のジェネリック医薬品との競合、米国と EU で Taxotere®(タキソテール)のジェネリック医薬品が市場
投入される可能性、および米国で Lovenox®の売上高がさらに目減りする可能性が考慮されています。
(1)財務指標の定義については、付録 9 をご参照ください。(2)特に指定のない限り、純売上高の増加は為替レートの変動影響を
除いて算出しています(定義は付録 9 を参照)。(3)定義については、9 ページをご参照ください。(4)2009 年度の 1 株当たり事業
利益は 6.61 ユーロ(定義は付録 9 を参照)。
Page 2 of 28 2010 年度第 3 四半期および年初から 9 カ月間の純売上高
特に指定のない限り、当プレスリリースの売上高伸長データは為替レート変動の影響を排除して 1 算出しています。
2010 年度第 3 四半期におけるサノフィ・アベンティスの純売上高は、前年同期比(調整前)5.7%増の 78 億 2,100 万ユー
ロとなりました。為替レートの変動(主に米ドル、日本円、ブラジル・レアル、およびオーストラリア・ドルに対するユーロ安)に
より、7.4 ポイントの好影響を受けました。為替レート変動の影響を排除し、グループ構成の変更(特に、Chattem 社を連結
したこと)を考慮した場合、純売上高は 1.7%の減少となりました。グループ構成の変更と為替レート変動の影響を排除した
場合、第 3 四半期における純売上高は 3.0%の減少となりました。
2010 年度年初から 9 カ月間の純売上高は、4.8%増(調整前)の 229 億 8,900 万ユーロでした。為替レートの変動(主に
対ユーロでの米ドル、ブラジル・レアル、日本円、オーストラリア・ドル、およびカナダ・ドルの上昇)により、3.9 ポイントの好影
響を受けました。為替レート変動の影響を排除し、グループ構成の変更(特に、Chattem 社、Zentiva 社、Oenobiol 社、
Shantha 社を連結したこと)を考慮した場合、純売上高は 0.9%の増加となりました。グループ構成の変更と為替レート変動
の影響を排除した場合、年初から 9 カ月間の純売上高は 1.2%の減少となりました。
主な成長プラットフォーム(付録 5 を参照)
2010 年度第 3 四半期におけるグループの成長プラットフォームが連結売上高に占める割合は、前年同期の 50%から
58%に増加しました。年初から 9 カ月間については、成長プラットフォームが連結売上高に占める割合は、前年同期の
46%から 53%に増加しました。当社の 6 番目の成長プラットフォームにあたる動物用医薬品は、第 3 四半期に 6 億 6,700
万ドル(8.8%増)、年初から 9 カ月間に 20 億 5,800 万ドル(3.8%増)の売上高(非連結)を達成しました。
医薬品事業
第 3 四半期における医薬品事業の純売上高は、米国で Lovenox®のジェネリック医薬品が市場投入されたこと、米国で
Eloxatin®のジェネリック医薬品の在庫額が減少したこと、また欧州で Plavix®(プラビックス)のジェネリック医薬品との競合が
発生していることを受けて、3.5%減の 65 億 9,500 万ユーロとなりました。年初来の純売上高は、1.2%減の 200 億 7,100
万ユーロでした。
主力製品 5
®
Lantus (ランタス)
Apidra®(アピドラ)
Amaryl®(アマリール)
糖尿病領域合計
Lovenox®
Taxotere®(タキソテール)
Plavix®(プラビックス)
Aprovel®
Eloxatin®
Multaq®
Jevtana®
2010 年度
前年同期比
2010 年度
前年同期比
第 3 四半期
(為替レート変動
年初から 9 カ月間
(為替レート変動の
(単位:100 万ユーロ)
の影響を除く)
(単位:100 万ユーロ)
影響を除く)
900
45
121
+6.7%
+23.5%
+3.9%
2,616
128
355
+9.2%
+24.0%
+8.7%
1,097
+6.7%
3,197
+9.4%
589
537
505
337
120
46
41
-26.1%
-4.9%
-30.4%
+8.0%
-43.5%
+223.1%
-
2,224
1,666
1,578
1,002
280
109
41
-5.1%
-1.9%
-26.3%
+6.1%
-70.9%
+707.7%
-
糖尿病領域の第 3 四半期の純売上高は、6.7%増の 10 億 9,700 万ユーロとなりました。世界トップクラスの糖尿病ブランド
である Lantus® (ランタス)は、6.7%増の 9 億ユーロの純売上高を記録しました。米国での売上高は、5.9%増の 5 億
5
製品別連結純売上高の地域的分布については、付録 2 をご参照ください。
Page 3 of 28 5,300 万ユーロでした。これは、米国の医療制度改革に関連した増加と在庫額の減少を反映したものです。新興市場
6
の
売上高は 7.3%増の 1 億 2,800 万ユーロ、西欧諸国の売上高は 5.0%増の 1 億 7,000 万ユーロでした。米国では、9 月
末時点(2010 年 9 月 IMS NPA)で、Lantus®(ランタス)の新規処方に対する SoloSTAR®(ソロスター)の貢献度が 32.4%
(前年同期比 7.5 ポイント増)に達しました。
BGStar®および iBGStarTM は、サノフィ・アベンティスとパートナーの AgaMatrix 社が共同開発した初の血糖測定器(BGM)
です。BGStar®と iBGStarTM は、簡単・便利・正確な血糖管理と、糖尿病の患者さんの日常生活における意志決定支援とを
統合し、糖尿病の患者さんがより多くの情報を得た上で糖尿病関連の決定を下し、自らの責任で生活できるようにすること
を目指しています。BGStar®については CE マークと 510K の承認を取得しており、米国での iBGStarTM の申請は 2010 年
度第 4 四半期を予定しています。グループは、BGStar®と iBGStarTM を 2011 年度第 1 四半期に米国(iBGStarTM)、ドイツ、
フランスで提供したいと考えています。また、欧州では 2011 年度、アジアと中南米では 2012 年度に提供開始を予定して
います。
超速効型インスリンアナログ製剤である Apidra®(アピドラ)の第 3 四半期純売上高は、新興市場での好業績に支えられ、
23.5%増の 4,500 万ユーロとなりました。
Lovenox®の第 3 四半期純売上高は、26.1%減の 5 億 8,900 万ユーロとなりました。米国では、7 月末に競合するジェネ
リック医薬品が市場投入されたことを受けて、47.3%減の 2 億 5,500 万ユーロでした。Lovenox®の米国外における第 3 四
半期の売上高は、2 桁成長を記録した中南米と東欧を含む新興市場(8.3%増の 1 億 2,900 万ユーロ)に支えられ、
Lovenox®全体の 56.7%を占める 4.6%増の 3 億 3,400 万ユーロとなりました。Lovenox®の年初来の売上高は 5.1%減の
22 億 2,400 万ユーロであり、その 45.8%(7.6%増の 10 億 1,800 万ユーロ)が米国外で計上されました。
Taxotere®(タキソテール)の第 3 四半期の純売上高は、4.9%減の 5 億 3,700 万ユーロとなりました。米国における同製品
の売上高は、13.8%減の 1 億 9,100 万ユーロとなりました。西欧諸国では、Taxotere®(タキソテール)の売上高は、化合物
特許が保護されない諸国(スペイン、ポルトガル、デンマークなど)でジェネリック医薬品が市場投入されたことを反映し、
5.2%減の 1 億 8,500 万ユーロとなりました。新興市場では、中東地域で好業績を記録し、13.9%増の 9,800 万ユーロと 2
桁成長を達成しました。2010 年度年初から 9 カ月間の Taxotere®(タキソテール)の売上高は、1.9%減の 16 億 6,600 万
ユーロでした。
2010 年 9 月 27 日、米国デラウェア州地方裁判所は、Taxotere®(タキソテール)をめぐる特許紛争に関し、サノフィ・アベン
ティスに不利な判決を下しました。これらの訴訟では、米国における Taxotere®(タキソテール)の化合物特許(2010 年 5 月
に失効)についての異議申し立ては行われませんでした。米国では、Taxotere®(タキソテール)は小児独占期間によって
2010 年 11 月 14 日まで保護されます。また欧州では、Taxotere®(タキソテール)の化合物特許が 2010 年 11 月に失効し
ます。
米国での Jevtana®(cabazitaxel)発売は、グループの期待を上回る成功を達成し、3 カ月未満で 4,100 万ユーロの売上高
を計上しました。この新規抗がん剤の Jevtana®は、ドセタキセルを含む前治療を受けた転移性ホルモン治療抵抗性前立腺
がん(mHRPC)の患者さんの治療用として、優先審査を経て 6 月 17 日に米国食品医薬品局(FDA)より承認を取得し、7
月 19 日に米国で発売されました。Jevtana®は、これらの患者さん向けに承認された最初にして唯一の治療薬です。欧州で
は、2011 年度上半期に欧州医薬品審査庁の医薬品委員会(CHMP)の意見が発表される見通しです。
新興市場において、グループは、2011 年にブラジルと韓国で、2012 年にトルコと南アフリカで Jevtana®を発売する予定で
す。ロシアでは、第 3 四半期に登録書類を提出しました。前立腺がんの一次治療における第 III 相臨床試験の登録は
2011 年度第 1 四半期、小細胞肺がんの第二選択薬における第 II 相臨床試験は 2011 年度上半期に開始される予定で
す。年末までに、第 I 相試験が日本で開始される見通しです。
6
北米、西欧諸国、日本、オーストラリア、ニュージーランドを除く各国
Page 4 of 28 Eloxatin®の第 3 四半期の純売上高は、43.5%減の 1 億 2,000 万ユーロとなりました。Eloxatin®の一部のジェネリック医薬
品に関連した米国での特許侵害訴訟で和解したことを受けて、2010 年 6 月 30 日、当該ジェネリック医薬品メーカーは、米
国での未承認ジェネリック医薬品の販売を中止しました。第 3 四半期にジェネリック医薬品の在庫額が減少したにもかかわ
らず、米国の売上高は 2010 年度第 2 四半期の 2,900 万ユーロに対して 5,600 万ユーロとなりました。2012 年 8 月 9 日
付で、これらのジェネリック医薬品メーカーは、当該特許が失効する前に、ライセンスに基づき oxaliplatin のジェネリック製
品の販売を承認される見通しです。Eloxatin®の年初来の売上高は、70.9%減の 2 億 8,000 万ユーロでした。
非永続性心房細動の患者さんにおける心血管系の理由による入院を減少させるという臨床ベネフィットを持つ初の抗不整
脈薬である Multaq®の第 3 四半期の純売上高は、4,600 万ユーロであり、そのうち 3,500 万ユーロが米国で計上されまし
た。Multaq®の年初から 9 カ月間の売上高は 1 億 900 万ユーロであり、そのうち 8,600 万ユーロが米国で記録されました。
Multaq®は、第 3 四半期にスペインとイタリアで発売され、10 月 25 日の週よりフランスでも提供されています。
8 月、欧州心臓病学会(ESC)による心房細動管理ガイドラインが新たに公開され、うっ血性心不全の NYHA クラス III/IV ま
たは不安定なうっ血性心不全の NYHA クラス II の患者を除く、すべての発作性および持続性心房細動患者における第一
選択治療薬として、洞調律の維持に Multaq®を使用することが推奨されました。また、心血管系の理由による入院を減少さ
せることを目的として抗不整脈薬が推奨されたのは、今回が初めてです。
7 月、米国で PALLAS スタディの登録が開始されました。この試験は、永続性心房細動の患者さん 1 万人以上を対象とし、
主要心血管有害事象の軽減を目的として、Multaq®の臨床的有効性を評価する大規模試験です。
Plavix®(プラビックス)/Iscover®の世界的プレゼンス 1
第 3 四半期における Plavix®(プラビックス)の世界的プレゼンスは、欧州でのジェネリック医薬品との競合のため、5.5%減
の 17 億 5,000 万ユーロとなりました。同製品は、日本(34.3%増の 1 億 3,400 万ユーロ)と中国(35.9%増の 5,800 万
ユーロ)で好業績を記録しました。米国では、9.1%増の 11 億 9,000 万ユーロの売上高を達成しました(純売上高はブリス
トル・マイヤーズ スクイブ社<以下、BMS 社>に連結)。
2010 年度年初から 9 カ月間の Plavix®(プラビックス)の売上高は、3.2%減の 51 億 6,500 万ユーロでした。米国(11.4%
増の 34 億 5,200 万ユーロ)、日本(40.0%増の 3 億 6,200 万ユーロ)、中国(37.4%増の 1 億 6,000 万ユーロ)での好業
績は、ジェネリック医薬品との競合による欧州での減少(50.2%減)によって、一部相殺されました。
2010 年 10 月 19 日、米国地方裁判所は、2006 年に Apotex 社が Plavix®(プラビックス)の特許を侵害したジェネリック医
薬品のマーケティングと販売を行ったことによる損害に経費と金利を加えた額として、4 億 4,200 万ドルを認めました。地方
裁判所の決定に対して、Apotex 社が上訴する可能性があり、現時点では、サノフィ・アベンティスと BMS 社がこの損害賠
償を受け取ることができるかどうかを合理的に評価することはできません。
Plavix®(プラビックス)/Iscover®の世界的プレゼンス:地域的分布
2010 年度
第 3 四半期
(単位:100 万ユーロ)
前年同期比
(為替レート変動の
影響を除く)
2010 年度
年初から 9 カ月間
(単位:100 万ユーロ)
前年同期比
(為替レート変動の
影響を除く)
欧州
183
-55.2%
650
-50.2%
米国
1,190
+9.1%
3,452
+11.4%
377
+13.5%
1,063
+16.2%
1,750
-5.5%
5,165
-3.2%
その他
合計
Aprovel®/Avapro®/Karvea®の世界的プレゼンス 1
Aprovel®の第 3 四半期の売上高は、0.3%増の 5 億 2,700 万ユーロとなりました。日本のパートナー企業に対する有効成
分の販売により、「その他」の国の業績が支えられました。新興市場における同製品の連結売上高は、堅調な成長を達成し
1
財務指標の定義については、付録 9 をご参照ください。
Page 5 of 28 ました(10.9%増の 9,200 万ユーロ)。2010 年度年初から 9 カ月間の Aprovel®の売上高は、1.6%増加しました。新興市
場における期中の連結売上高は、9.7%増の 2 億 6,800 万ユーロとなりました。
Aprovel®/Avapro®/Karvea®の世界的プレゼンス:地域的分布
2010 年度
第 3 四半期
(単位:100 万ユーロ)
前年同期比
(為替レート変動の
影響を除く)
2010 年度
年初から 9 カ月
(単位:100 万ユーロ)
前年同期比
(為替レート変動
の影響を除く)
欧州
230
-4.9%
719
-3.4%
米国
131
-9.5%
396
-2.5%
その他
166
+21.2%
468
+15.9%
合計
527
+0.3%
1,583
+1.6%
その他の医薬品
Ambien®ファミリーの第 3 四半期の純売上高は、9.4%減の 2 億 1,800 万ユーロ(米国における Ambien CR®は 1 億 600
万ユーロ)となりました。日本では、市場トップクラスの睡眠薬である Myslee®(マイスリー)が当期も好業績を達成し、売上高
は 13.9%増の 6,400 万ユーロでした。Ambien®ファミリーの年初から 9 カ月間の売上高は、6 億 5,900 万ユーロ(米国に
おける Ambien CR®の 3 億 3,400 万ユーロを含む)となりました。2010 年 10 月 13 日に、FDA は Ambien CR® 6.25 mg
のジェネリック医薬品を承認し、Ambien CR® 12.5mg のジェネリック医薬品を仮承認しました。日本における Myslee®(マイ
スリー)の期中の売上高は、14.8%増の 1 億 7,300 万ユーロに達しました。
Allegra®(アレグラ)の第 3 四半期の純売上高は、23.4%減の 1 億 3,600 万ユーロでした。日本における同製品の業績
(9.9%増の 7,200 万ユーロ)は、米国における Allegra® D-12 のジェネリック医薬品との競合(Allegra®<アレグラ>フラン
チャイズの米国売上高は 55.3%減の 3,700 万ユーロ)によって打ち消されました。
2010 年度年初から 9 カ月間の同製品の売上高は、26.4%減の 4 億 5,500 万ユーロでした。日本における Allegra®(アレ
グラ)の期中の売上高は、5.3%減の 2 億 6,000 万ユーロとなりました。3 月末、米国で Allegra®のスイッチ OTC 薬に関す
る申請を提出しました。同製品は、2011 年度第 1 四半期より発売される見込みです。
Copaxone®の第 3 四半期の純売上高は 4.2%増の 1 億 2,500 万ユーロ、年初から 9 カ月間の純売上高は 9.2%増の 3
億 8,700 万ユーロでした。北米での Copaxone®の売上に対して Teva 社からサノフィ・アベンティスに支払われるロイヤリ
ティは、2010 年度第 1 四半期末で終了しました。
コンシューマー・ヘルスケア事業
コンシューマー・ヘルスケア事業の第 3 四半期の売上高は、45.8%増の 5 億 7,600 万ユーロとなりました。これは、堅調な
内部成長(グループ構成の変更と為替レート変動の影響を排除した場合は 9.5%増)と買収(Chattem 社、Oenobiol 社、
Nepentes 社)の貢献を反映したものです。この業績は、ロシア、ポーランド、中南米をはじめとして、41.0%増(グループ構
成の変更と為替レート変動の影響を排除した場合は 20.5%増)の 2 億 7,700 万ユーロの純売上高を達成した新興市場に
よって牽引されました。9 月には、ポーランドの医薬品・スキンケア化粧品メーカーである Nepentes 社の買収が完了しまし
た。これによって、新興市場におけるコンシューマー・ヘルスケアの基盤が強化されます。米国では、コンシューマー・ヘル
スケア事業が 2 桁の内部成長(グループ構成の変更と為替レート変動の影響を排除した場合は 10.1%増)を達成しました。
コンシューマー・ヘルスケア事業の年初来の売上高は、50.8%増(グループ構成の変更と為替レート変動の影響を排除し
た場合は 9.5%増)の 16 億 4,500 万ユーロとなりました。
Page 6 of 28 ジェネリック医薬品事業
第 3 四半期のジェネリック医薬品事業の純売上高は、フランスの Clopidogrel Winthrop®の売上高に牽引され、18.9%増
(グループ構成の変更と為替レート変動の影響を排除した場合は 17.3%増)の 3 億 9,000 万ユーロとなりました。新興市
場の売上高は、ブラジルとロシアの好業績に支えられ、8.1%増加しました。年初から 9 カ月間の売上高は、堅調な内部成
長と 2009 年度に完了した買収により、53.0%増(グループ構成の変更と為替レート変動の影響を排除した場合は 22.1%
増)の 11 億 1,400 万ユーロとなりました。
動物用医薬品事業
2009 年 9 月 18 日付でサノフィ・アベンティスの完全子会社となったメリアル社は、フロントライン ® ファミリーの好業績
(14.0%増)に牽引され、第 3 四半期に 8.8%増(前年同期比<調整前>6.5%増)の 6 億 6,700 万ドルの純売上高を計
上しました。コンパニオンアニマル・フランチャイズの売上高は、米国でのフロントライン®ファミリーの成長が欧州でのフロント
ライン®ブランドジェネリック医薬品の影響を相殺し、11.1%増となりました。家禽および反芻動物セグメントは引き続き成長
を達成し、売上高はそれぞれ 15.9%増、9.1%増となりました。
メリアル社の年初来の純売上高は、家禽部門(14.3%増)の売上と、口蹄疫ワクチンの売上に後押しされた獣医公衆衛生
部門(11.6%増)の売上に牽引され、3.8%増(前年同期比<調整前>4.9%増)の 20 億 5,800 万ドルを記録しました。コ
ンパニオンアニマル・フランチャイズの売上高は、2.5%増の 14 億 300 万ドル、産業動物フランチャイズの売上高は、6.7%
増の 6 億 5,500 万ユーロとなりました。
3 月、サノフィ・アベンティスは、動物用医薬品分野におけるグローバルリーダー企業の創設に向けて、メリアル社と、メルク
社の動物用医薬品事業部門であるインターベット/シェリング・プラウ社を統合するオプションを行使しました。メルク社とサ
ノフィ・アベンティスの折半出資となるこの新たな合弁会社の Merial Intervet 社は、最終合意が成立し、米国、欧州、および
その他の国における独占禁止審査を通過し、通例の取引完了条件が満たされることが条件となります。取引は、2011 年度
第 1 四半期に完了する見通しです。
メリアル社とインターベット/シェリング・プラウ社を統合するというオプションが行使されたことを受けて、サノフィ・アベンティ
スは、IFRS 第 5 号に従い、今後もメリアル社からの利益を「メリアル社の持分利益」という独立項目で計上することにしました
(メリアル社の売上高は非連結)。 ワクチン事業
ヒト用ワクチン事業の第 3 四半期の連結純売上高は、基本となる業績が好調なことを反映し、8.9%増(新型インフルエンザ
ワクチンの売上高を除くと 14.7%増)の 12 億 2,600 万ユーロとなりました。新興市場における第 3 四半期の純売上高は、
すべてのフランチャイズが 2 桁成長を達成したことを受けて、35.2%増の 3 億 2,200 万ユーロとなりました。ヒト用ワクチン
事業の年初来の連結純売上高は、18.2%増の 29 億 1,800 万ユーロでした。
季節性インフルエンザワクチンの第 3 四半期の売上高は、米国で Fluzone®の需要が堅調に推移し、価格の好影響を受け
たことに加え、米国の高齢者セグメントで Fluzone® High Dose IM が順調に発売されたことに牽引され、39.8%増の 4 億
4,800 万ユーロとなりました。インフルエンザワクチン全体の年初から 9 カ月間の売上高は、季節性インフルエンザワクチン
の売上高(32.8%増の 5 億 6,000 万ユーロ)を含め、98.6%増の 10 億 1,200 万ユーロでした。
ポリオ・百日咳・インフルエンザ菌 b 型(ヒブ)による感染症の予防ワクチンの第 3 四半期の純売上高は、公共部門からの受
注時期の影響もあり、米国での Pentacel® の売上高減少(16.6%減の 7,500 万ユーロ)が Pentaxim® の継続的な成長
(27.1%増の 4,700 万ユーロ)によって一部相殺され、4.4%減の 2 億 3,600 万ユーロとなりました。ポリオ・百日咳・インフ
ルエンザ菌 b 型(ヒブ)による感染症の予防ワクチンの年初来の純売上高は、4.1%減の 7 億 1,900 万ユーロでした。
Page 7 of 28 Menactra®の第 3 四半期の売上高は、米国市場で競合するワクチンが投入され、キャッチアップ(接種もれ対象者)接種が
減少したにもかかわらず粘り強さを見せ、4.3%減の 1 億 9,200 万ユーロとなりました。Menactra®の年初来の純売上高は、
9.0%減の 3 億 7,200 万ユーロでした。
成人用ブースターワクチンの第 3 四半期の売上高は、米国での Adacel®の好業績(39%増)に牽引され、24.8%増の 1 億
4,600 万ユーロとなりました。成人用ブースターワクチンの年初来の売上高は、2.3%増の 3 億 3,200 万ユーロでした。
トラベラーズワクチンおよびその他風土病用ワクチンの第 3 四半期の純売上高は、狂犬病ワクチンの好業績に支えられ、
26.4%増の 9,700 万ユーロとなりました。年初から 9 カ月間の純売上高は、16.9%増の 2 億 9,000 万ユーロとなりました。
ワクチン事業の連結売上高
2010 年度
(単位:100 万
ユーロ)
前年同期比
(為替レート変動
の影響を除く)
2010 年度
年初から 9 カ月間
(単位:100 万
ユーロ)
前年同期比
(為替レート変動
の影響を除く)
480
+18.8%
1,012
+98.6%
448
+39.8%
560
+32.8%
32
-62.4%
452
-
236
-4.4%
719
-4.1%
219
-1.0%
443
-8.4%
146
+24.8%
332
2.3%
97
+26.4%
290
+16.9%
48
-22.6%
122
-22.5%
1,226
+8.9%
2,918
18.2%
第 3 四半期
インフルエンザワクチン(Vaxigrip®と
Fluzone®を含む)
-季節性インフルエンザワクチン
-新型インフルエンザワクチン
ポリオ・百日咳・インフルエンザ菌 b 型(ヒ
ブ)による感染症予防ワクチン(Pentacel®と
®
Pentaxim を含む)
髄膜炎菌性髄膜炎・肺炎ワクチン
(Menactra®を含む)
成人用ブースター(追加接種)ワクチン
(Adacel®を含む)
トラベラーズワクチンおよびその他風土病
用ワクチン
その他のワクチン
合計
第 3 四半期に、欧州におけるメルク社との合弁会社であるサノフィパスツール MSD(サノフィ・アベンティスに非連結)は、前
年同期比(調整前)で 14.0%減の 3 億 100 万ユーロの純売上高を計上しました。Gardasil®の売上高は、前年同期比(調
整前)17.5%減の 6,300 万ユーロでした。サノフィパスツール MSD の年初来の純売上高は、キャッチアップ(接種もれ対象
者)接種減少による、Gardasil®の売上減少(前年同期比<調整前>39.5%減の 1 億 8,500 万ユーロ)を反映し、前年同期
比(調整前)20.8%減の 6 億 6,300 万ユーロとなりました。
Page 8 of 28 地域別純売上高
2010 年度
(単位:100 万ユーロ)
前年同期比
(為替レート変動
の影響を除く)
2010 年度
年初から 9 カ月間
(単位:100 万ユーロ)
前年同期比
(為替レート変動
の影響を除く)
米国
2,499
-6.2%
6,859
-6.8%
西欧諸国*
2,188
-11.2%
6,851
-8.3%
新興市場**
2,314
+13.0%
6,874
+21.3%
-東欧およびトルコ
672
+4.9%
1,980
+14.0%
-アジア
513
+9.3%
1,482
+13.2%
-中南米
683
+24.5%
2,104
+46.7%
-アフリカ
221
+11.2%
637
+7.6%
-中東
199
+28.0%
587
+25.3%
その他***
820
+8.1%
2,405
+7.8%
-日本
523
+7.5%
1,584
+8.8%
7,821
-1.7%
22,989
+0.9%
第 3 四半期
合計
* フランス、ドイツ、英国、イタリア、スペイン、ギリシャ、キプロス、マルタ、ベルギー、ルクセンブルク、ポルトガル、オランダ、
オーストリア、スイス、スウェーデン、アイルランド、フィンランド、ノルウェー、アイスランド、デンマーク
** 北米、西欧諸国、日本、オーストラリア、ニュージーランドを除く各国
*** 日本、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド
新興市場の純売上高は、堅調な内部成長(グループ構成の変更と為替レート変動の影響を排除した場合は 12.6%増)を
受けて当期も大幅伸長を達成し、13.0%増の 23 億 1,400 万ユーロとなりました。グループ全体の第 3 四半期の純売上高
に占める割合は 29.6%でした。この業績は、主にブラジル(19.4%増の 3 億 700 万ユーロ)、ロシア(22.2%増の 1 億
7,000 万ユーロ)、メキシコ、および中東に牽引されたものです。中国の売上高は、Plavix®(プラビックス)の好業績に支えら
れ、8.3%増の 1 億 7,800 万ユーロとなりました。ロシアの大幅伸長にもかかわらず、東欧とトルコの売上高は、2009 年度
末にトルコで実施された価格引き下げの影響を受け、4.9%増にとどまりました。中南米の売上高は、ワクチン事業と医薬品
事業でのプラス傾向を反映し、24.5%増の 6 億 8,300 万ユーロとなりました。中東の売上高は、ワクチン事業に牽引され、
28.0%増の 1 億 9,900 万ユーロとなりました。
新興市場における年初から 9 カ月間の純売上高は、2 桁台後半の内部成長(グループ構成の変更と為替レート変動の影
響を排除した場合は 17.0%増)と買収(主に東欧の Zentiva 社とブラジルの Medley 社)の影響を受けて、グループ全体の
純売上高の 29.9%を占める 21.3%増の 68 億 7,400 万ユーロでした。期中に、ブラジル、ロシア、中国は、内部成長(ブラ
ジルでの新型インフルエンザ A 型(H1N1)ワクチンの売上高を含む)と第 1 四半期の売上高に対する買収(ブラジルは
Medley 社、ロシアは Zentiva 社)の影響を受けて、それぞれ 78.2%増(10 億 2,200 万ユーロ)、34.1%増(5 億ユーロ)、
14.5%増(4 億 8,200 万ユーロ)の大幅成長を達成しました。
日本は、Plavix®(プラビックス)の成功(34.3%増の 1 億 3,400 万ユーロ)に支えられ、第 3 四半期に 7.5%増の 5 億
2,300 万ユーロの売上高を達成しました。日本における年初来の売上高は 8.8%増の 15 億 8,400 万ユーロであり、そのう
ち 3 億 6,200 万ユーロ(40.0%増)が Plavix®(プラビックス)によって記録されました。
米国の売上高は、Lovenox®のジェネリック医薬品の影響、Eloxatin®のジェネリック医薬品の在庫額減少、および医療制度
改革を反映し、6.2%減の 24 億 9,900 万ユーロとなりました。米国の年初来の売上高は、6.8%減の 68 億 5,900 万ユーロ
でした。
西欧諸国の第 3 四半期の売上高は、Plavix®(プラビックス)のジェネリック医薬品との競合と、政府の価格圧力の影響を受
けて、11.2%減の 21 億 8,800 万ユーロとなりました。この地域におけるグループの年初来の売上高は、8.3%減の 68 億
5,100 万ユーロでした。
Page 9 of 28 研究開発パイプライン:見通しが改善
7 月 29 日の研究開発の最新情報の後、有望なワクチンプロジェクトが第 III 相に進み、2 型糖尿病における lixisenatide と
多発性硬化症における teriflunomide に関していくつかの肯定的な第 III 相臨床試験結果が発表されたことにより、ポート
フォリオの品質と見通しが改善しました。
現時点のサノフィ・アベンティスのポートフォリオは、臨床開発段階に 55 のプロジェクトがあり、そのうち 16 は第 III 相にある
か、または保健当局に承認申請を既に行っています。前回公表した 2010 年 7 月 29 日以降の研究開発ポートフォリオの
主な進展について説明します。
2 つのワクチンが第 III 相に移行しました。
デング熱に対するワクチン
4 価季節性インフルエンザワクチン
1 つの化合物が第 II 相に移行しました。
SAR245409/XL765:乳がんにおける PI3K および mTOR(哺乳類のラパマイシン標的タンパク質)を阻害す
る経口薬(Exelixis 社とのパートナーシップによる)
5 つの化合物が第 I 相ポートフォリオに追加されました。
SAR566658:固形がんにおいて評価を実施中の DS6 抗体を標的とするモノクローナル抗体
SAR101099:糖尿病性腎症における長時間作用型ウロテンシン II 拮抗剤
SAR302503/TG101348:現在、骨髄増殖性疾患の患者の治療薬として開発中のヤヌスキナーゼ 2 の強力
な阻害剤(TargeGen 社の買収による)
SAR114137:疼痛(変形性関節症および末梢神経因性疼痛)の管理薬として開発予定のカテプシン S/K 阻
害剤
SAR100842:腎線維症治療薬の LPA-1、LPA-3 受容体拮抗剤
9 月 30 日に開催されたインベスター・リレーションズによるテーマ別セミナーで、ドセタキセルを含む前治療を受けた転移
性ホルモン治療抵抗性前立腺がん(mHRPC)患者以外における Jevtana®の開発プログラムが発表されました。前立腺が
んの一次治療における第 III 相臨床試験の登録は 2011 年度第 1 四半期、小細胞肺がんの第二選択薬における第 II 相
臨床試験は 2011 年度上半期に開始される予定です。日本では、第 I 相試験が年末までに開始される見通しです。
また、期中に、いくつかの肯定的な第 II 相および第 III 相臨床試験の結果が発表されました。
9 月の欧州糖尿病学会(EASD)において、1 日 1 回投与の GLP-1 受容体作動薬である lixisenatide の有効
性と安全性を評価する第 III 相臨床試験プログラム(GetGoal MONO スタディ)の最初の成績として、2 型糖
尿病患者を対象とした単独療法試験の結果が発表されました。試験から、lixisenatide により、血糖コントロー
ルが有意に改善し、明確な食後血糖コントロールに対する効果が得られることがわかりました。また、この治
療薬の安全性プロファイルが許容範囲であることも確認されました。
9 月末、lixisenatide を基礎インスリンと併用した場合の有効性と安全性を評価する GetGoal プログラムの別
の試験(GETGOAL L-ASIA スタディ)の重要な結果が発表されました。この試験結果から、lixisenatide と基
礎インスリン(スルホニル尿素薬の併用の有無を問わない)の併用によって、血糖コントロールが有意に改善
することが明確に示されました。また、2 型糖尿病患者において lixisenatide の安全性に関する懸念は見ら
れないことも確認されました。 GetGoal 第 III 相臨床試験プログラムの今後の結果は、2011 年度第 2 四半期
に発表される予定です。
9 月、サノフィ・アベンティスと Regeneron 社は、転移性結腸直腸がん患者における aflibercept(VEGF
Trap)に関する第 III 相臨床試験である VELOUR スタディが、有効性や安全性に関する懸念のために修正
を加えることなく、予定どおり完了まで継続されることを発表しました。この決定は、計画されていた中間解析
Page 10 of 28 後の独立データモニタリング委員会(IDMC)の勧告に基づいて下されたものです。サノフィ・アベンティスと
Regeneron 社の経営陣と社員には、中間解析結果は公開されません。試験の最終結果は、2011 年度下半
期に発表される予定です。
10 月、欧州臨床腫瘍学会(ESMO)において、iniparib(BSI-201)に関する第 II 相ランダム化臨床試験の最
終結果が発表されました。この結果から、iniparib(BSI-201)とゲムシタビン/カルボプラチンを併用した場合、
転移性トリプルネガティブ乳がん(mTNBC)患者の全生存期間が有意に改善し、高い臨床反応が得られるこ
とが確認されました。Iniparib は現在、mTNBC において第 III 相にあり、FDA への段階的申請が可能な
ファーストトラック審査の対象に指定されています。この適応に関する申請には、第 III 相の最終結果が含ま
れ、米国では 2011 年度第 1 四半期、EU では 2011 年度第 2 四半期を予定しています。
10 月、再発性多発性硬化症(RMS)の治療薬として開発中の新規経口疾患修飾薬である teriflunomide に
関する 2 年間の第 III 相 TEMSO スタディの結果が欧州多発性硬化症治療・研究会議(ECTRIMS)で発表さ
れました。この試験では、teriflunomide のいずれの用量(7 mg と 14 mg)でも、試験の主要評価項目である
年間再発率がプラセボと比較して有意に 31%低下しました(p≦0.0005)。障害進行のリスク(12 週間持続)
も、用量 14 mg では有意に 30%低下し(p=0.02)、7 mg では数値上 24%低下しました(p=0.08)。どちら
の用量についても、teriflunomide は十分な忍容性を示しました。RMS 患者においては、TEMSO スタディに
加え、TOWER スタディ(プラセボとの比較)および TENERE スタディ(インターフェロン β-1a との比較)の 2
件の第 III 相臨床試験が進行中です。また、早期多発性硬化症または最初のエピソードからなる症候群
(CIS)における第 III 相試験の TOPIC スタディも実施されています。インターフェロン β の補助療法としての
teriflunomide を評価する第 III 相試験の TERACLES スタディは、2010 年末に開始される予定です。
第 3 四半期に、サノフィパスツールは、Adacel®(学童・成人ブースターワクチン・Tdap)の第 III 相試験(小児における 5 回
目のジフテリア・破傷風・百日咳三種混合ワクチンの追加接種)を中止し、4 種混合ワクチンである Quadracel®(ジフテリア・
破傷風・百日咳三種混合不活化ポリオワクチン)に置き換える決定を下しました。Quadracel®は Pentacel®と同じ技術プラッ
トフォームを使用していることから、米国の予防接種スケジュールに適合しています。
大規模な腹部手術を予定している患者において、静脈血栓塞栓症と全死亡を予防する semuloparin(AVE5026)の有効
性と安全性を実薬と比較するために実施された SAVE-ABDO スタディは、有効性に関する主要評価項目を達成しませんで
した。この試験では、semuloparin の安全性プロファイルは、整形外科手術に関して完了した試験で観察されたものと一致
しており、十分な忍容性を示しました。SAVE-ABDO スタディの総合的なデータは、来たる第 52 回米国血液学会議(ASH)
での発表用として提出済みです。臨床腫瘍分野における semuloparin に関する SAVE-ONCO 第 III 相プログラムについて
は、症例登録が完了、計画どおり進行しており、2011 年度に結果が発表される予定です。
9 月、サノフィ・アベンティスは、重症下肢虚血において血管新生療法の NV1FGF を評価する第 III 相 TAMARIS スタディが
主要評価項目を達成しなかったことを発表しました。
9 月 30 日にインベスター・リレーションズによるテーマ別セミナーで発表したとおり、慢性リンパ性白血病における alvocidib
の開発は中止されました。サノフィ・アベンティスは現在、インスリン抵抗性改善薬の SAR176975/PN2034 に関して、前臨
床試験における観察事項を評価するとともに、追加的な前臨床試験を実施しています。
パートナーシップと買収に関して、以下を完了しました。
9 月、サノフィパスツールは、in vitro ヒト免疫系モデルの開発、製造、販売を行う米国の株式非公開バイオ
テクノロジー企業である VaxDesign 社の買収に関して、拘束力のある契約を締結しました。VaxDesign 社が
開発した Modular IMmune In-vitro Construct(MIMICR®)は、サノフィパスツールにおけるワクチン候補物
質の評価にとって大きな意味を持つでしょう。すなわち、第 I 相臨床試験に先立つ前臨床段階で開発の続
行・中止を決定する際に、MIMICR®は重要な「フィルター」としての役割を担うことになります。
当四半期に、特定の病態の白血病、リンパ腫、およびその他の血液がんや血液疾患の治療薬としてキナー
ゼ阻害剤を開発する米国のバイオファーマ企業である TargeGen 社の買収を完了しました。
Page 11 of 28 学術界との協同に関して、以下を完了しました。
10 月、ハーバード大学との研究提携を発表しました。この提携の目的は、基礎・応用研究を通じてヒューマ
ンヘルス分野の知識を発展させ、がん、糖尿病、炎症などの複数の治療領域で生物医学的トランスレーショ
ナルリサーチに重点を置いて、ハーバード大学とサノフィ・アベンティスの科学的交流を促進することです。
薬事関係では、期中にいくつかのマイルストーンを達成しました。
8 月上旬、米国で Taxotere®(タキソテール)の単一バイアル製剤(20 mg および 80 mg)が承認されました。
9 月、神経因性の排尿障害の治療用として、米国で Xatral®の小児独占期間が承認されました。
10 月、心房細動における Plavix®(プラビックス)の使用に関する申請に対し、FDA から Complete Response
Letter(CRL)を受領しました。現在、今後の段階について評価を進めているところです。
当社は、研究中の Clostridium difficile ワクチン候補について、FDA からファーストトラック審査指定を受けて
います。
Page 12 of 28 2010 年度第 3 四半期に売上高と 1 株当たり事業利益 1 の
回復を達成(為替レート変動の影響を除く)
事業純利益 1
第 3 四半期におけるサノフィ・アベンティスの純売上高は、前年同期比(調整前)で 5.7%増(為替レート変動の影響を排除
した場合は 1.7%減)の 78 億 2,100 万ユーロとなりました。「その他収益」は、米国での Plavix®(プラビックス)の業績とドル
高の好影響を受けて、17.7%増の 4 億 3,800 万ユーロとなりました。
売上総利益は、前年度比 3.8%増の 59 億 6,500 万ユーロとなりました。為替レート変動の影響を排除した場合、売上総利
益は 4.4%減少しました。特に米国での Lovenox®のジェネリック医薬品との競合の影響とヘパリンの原料価格の上昇により、
純売上高に対する売上原価の比率は 1.9 ポイント上昇して 29.3%となりました。
研究開発費は、変革プログラムにより、6.4%減(前年同期比<調整前>の場合、2.2%減)の 10 億 8,500 万ユーロとなり
ました。全体的な減少は、社内での研究開発費の削減と研究開発パートナーシップに関する費用の増加を反映しています。
純売上高に占める研究開発費の割合は、前年同期比で 1.1 ポイント減少し、13.9%となりました。
販売費および一般管理費は、1.0%増(為替レート変動の影響を排除した場合)となりました。これには、買収の影響、米国
での Jevtana®の発売コスト、Multaq®の世界展開コスト、米国における Lantus®(ランタス)の販売促進の強化が含まれます。
前年同期比(調整前)では、第 3 四半期の販売費および一般管理費は、主に対米ドルでのユーロ安により、8.4%増の 18
億 5,100 万ユーロとなりました。純売上高に占める販売費および一般管理費の割合は、前年同期比で 0.5 ポイント増加し、
23.6%となりました。
その他の当期営業収益(費用控除後)は、北米での Copaxone®の売上に対して Teva 社から支払われた 9,500 万ユーロ
を含む前年同期の 8,600 万ユーロに対し、3,900 万ユーロとなりました。これらの支払いは、2010 年度第 1 四半期末で終
了しました。
関連会社持分利益(メリアル社を除く)は、24.3%増の 2 億 9,200 万ユーロとなりました。米国での Plavix®(プラビックス)の
業績とドル高の好影響により、Plavix®(プラビックス)および Avapro®に関する提携の下で、BMS 社の管理地域からの税控
除後利益に占める当グループの持分が 27.0%増の 2 億 5,900 万ユーロとなりました。サノフィパスツール MSD からの貢
献も増加しました。
メリアル社からの事業純利益は、前年同期の 5,900 万ユーロに対し、1 億 1,600 万ユーロでした(2009 年度第 3 四半期の
データには、2009 年 7 月 1 日から同年 9 月 17 日はメリアル社からの事業純利益の 50%、それ以降は 100%が含まれま
す)。
非支配持分純利益は、52.6%減の 5,400 万ユーロとなりました。欧州でクロピドグレルのジェネリック製品との競合が激化し
た結果、サノフィ・アベンティスの管理地域から BMS 社に支払われる税控除前利益は、58.2%減の 4,600 万ユーロとなりま
した。
事業営業利益は、7.1%増(為替レート変動の影響を排除した場合は 3.4%減)の 34 億 2,200 万ユーロとなりました。純売
上高に占める事業営業利益の割合は、0.6 ポイント増加し、43.8%となりました。純売上高に占める営業費用の割合が(0.6
ポイント減の 37.5%に)低下したことにより、純売上高に対する売上原価の割合が上昇した影響が緩和されました。
純財務費用は、買収に関連して純負債が増加した結果、前年同期の 6,900 万ユーロに対し、1 億 2,700 万ユーロとなりま
した。
実効税率は、1994 年の米仏租税条約の新プロトコルを反映し、前年同期比 1 ポイント減の 28%となりました。
1
財務指標の定義については付録 9、事業純利益から当社株主に帰属する連結純利益への調整については付録 7 をご参照く
ださい。
Page 13 of 28 事業純利益 1 は、8.9%増(為替レート変動の影響を排除した場合は 2.2%減)の 24 億 7,200 万ユーロとなりました。純売
上高に占める事業純利益 1 の割合は、前年同期比で 0.9 ポイント改善し、31.6%となりました。
1 株当たり事業利益 1(EPS)は、1.89 ユーロとなりました。これは、前年同期の 1.74 ユーロから 8.6%の増加(為替レート変
動の影響を排除した場合は 2.3%の減少)に相当します。
2010 年度年初から 9 カ月間に 1 株当たり事業利益 1 の 6%伸長を
達成(為替レート変動の影響を除く)
事業純利益 1
2010 年度年初から 9 カ月間におけるサノフィ・アベンティスの純売上高は、前年同期比(調整前)4.8%増(為替レート変動
の影響を排除した場合は 0.9%増)の 229 億 8,900 万ユーロとなりました。グループの成長プラットフォームにより、期中に
おけるジェネリック医薬品との競争の影響が相殺されました。「その他収益」は、米国での Plavix® (プラビックス)の成長
(11.4%増)とドル高の好影響を受けて、15.0%増の 12 億 3,600 万ユーロとなりました。
売上総利益は、2.6%増(為替レート変動の影響を排除した場合は 1.1%減)の 178 億 4,800 万ユーロとなりました。純売
上高に対する売上原価の割合は、ジェネリック医薬品との競合と買収の影響により、2.2 ポイント上昇し、27.8%となりました。
研究開発費は、為替変動の影響を排除した場合は 4.5%減(前年同期比<調整前>では 2.8%減)の 32 億 7,500 万
ユーロとなりました。純売上高に占める研究開発費の割合は、前年同期比で 1.2 ポイント減少して 14.2%となりました。変
革プログラムに従って社内での医薬品の研究開発費を削減したことにより、社外での研究開発費とワクチン分野での支出
の増加(為替変動の影響を排除した場合は 4.5%増)が十分に相殺されました。
販売費および一般管理費は、為替変動の影響を排除した場合は 0.5%減(前年同期比<調整前>では 3.3%増)の 55
億 1,000 万ユーロとなりました。この減少は、買収した会社に伴う追加的な営業費用も含んでおり、変革プログラムによって
達成されたものです。期中に米国および西欧諸国の営業社員数を縮小し、一般管理費を削減しました。純売上高に占める
販売費および一般管理費の割合は、0.3 ポイント減の 24.0%となりました。
その他の当期営業収益(費用控除後)は、前年同期の 3 億 6,600 万ユーロに対し、1 億 3,500 万ユーロとなりました。北米
での Copaxone®の売上に対する Teva 社からの支払い(2010 年度第 1 四半期末で終了)は、前年同期の 2 億 5,800 万
ユーロに対し、8,900 万ユーロでした。このデータには、ヘッジ方針に起因する為替差損(前年同期は為替差益)が含まれ
ています。
関連会社持分利益(メリアル社を除く)は、Plavix®(プラビックス)および Avapro®に関する提携の下で、BMS 社の管理地域
からの税控除後利益に占める当グループの持分が 22.7%増の 7 億 3,400 万ユーロとなったことを受けて、21.6%増の 7
億 8,300 万ユーロとなりました。
メリアル社からの事業純利益は、前年同期の 1 億 8,900 万ユーロに対し、3 億 6,600 万ユーロとなりました(当社の持分は
2009 年 9 月 18 日に 50%から 100%に増加しました)。
非支配持分純利益は、欧州でクロピドグレルのジェネリック製品との競合から影響を受けた結果、41.6%減の 2 億 200 万
ユーロとなりました(サノフィ・アベンティスの管理地域から BMS 社に支払われる税控除前利益は 44.4%減の 1 億 8,300
万ユーロとなりました)。
事業営業利益は、6.3%増(為替レート変動の影響を排除した場合は 3.7%増)の 101 億 4,500 万ユーロとなりました。純
売上高に占める事業営業利益の割合は、0.6 ポイント増加し、44.1%となりました。
1
財務指標の定義については付録 9、事業純利益から当社株主に帰属する連結純利益への調整については付録 7 をご参照くだ
さい。
Page 14 of 28 純財務費用は、買収に関連した純負債の増加を反映し、前年同期の 1 億 8,300 万ユーロに対し、2 億 6,700 万ユーロと
なりました。このデータには、2010 年度第 1 四半期に計上した Novexel 社株式の売却益 4,700 万ユーロも含まれていま
す。
事業純利益 1 は、8.7%増(為替レート変動の影響を排除した場合は 6.0%増)の 73 億 7,700 万ユーロとなりました。純売
上高に占める事業純利益 1 の割合は、1.2 ポイント改善し、32.1%となりました。
1 株当たり事業利益 11(EPS)は、5.65 ユーロとなりました。これは、前年同期の 5.20 ユーロから 8.7%の増加(為替レート変
動の影響を排除した場合は 6.0%の増加)に相当します。
事業純利益から連結純利益への調整(付録 7 を参照)
2010 年度年初から 9 カ月間の事業純利益と連結純利益間の主な調整項目は、以下のとおりです。

研究開発活動の継続的な変革とフランスにおける化学製品およびバイオテクノロジー生産設備に関連した 4 億 9,200
万ユーロの事業再編費用(うち 3 億 200 万ユーロが第 3 四半期に計上)

買収へのパーチェス法の適用により、公正価値で再評価した買収企業の在庫額の減少から生じる損失、2,400 万
ユーロ(うち 200 万ユーロが第 3 四半期に計上)。この項目によって、グループにキャッシュ面の影響が生じることはあ
りません

買収企業(主にアベンティス:23 億 4,700 万ユーロ)および取得した無形固定資産(ライセンス・製品:1 億 4,900 万
ユーロ)へのパーチェス法の適用に関連した無形資産に対する償却費、26 億 8,100 万ユーロ。第 3 四半期の無形資
産に対する償却費は 8 億 7,900 万ユーロであり、そのうち 4,800 万ユーロが取得した無形固定資産(ライセンス・製
品)に関連していました。この項目によって、グループにキャッシュ面の影響が生じることはありません

Shan5®を含む特定製品に関連した 2 億 7,900 万ユーロの減損(うち 1 億 7,100 万ユーロが第 3 四半期に計上)。こ
の項目によって、グループにキャッシュ面の影響が生じることはありません

上記項目から生じた 11 億 6,300 万ユーロの税効果(無形資産に対する償却費から生じた繰延税金 8 億 9,500 万
ユーロ、買収企業の在庫額の減少から生じた繰延税金 800 万ユーロ、および減損から生じた繰延税金 9,300 万ユー
ロから構成される)。第 3 四半期の税効果は、無形固定資産に対する償却費から生じた繰延税金 2 億 9,500 万ユー
ロと減損から生じた繰延税金 6,000 万ユーロを含め、4 億 5,900 万ユーロでした

「関連会社持分利益」(メリアル社を除く)に含まれる、主に無形固定資産の償却に関連した 2,200 万ユーロ(税控除
後)の戻入(うち 700 万ユーロが第 3 四半期に計上)、およびメリアル社に関する 1,400 万ユーロ(税控除後)の戻入
(主に在庫額の減少に関連)。これらの項目によって、グループにキャッシュ面の影響が生じることはありません
純負債
2010 年度年初から 9 カ月間の営業活動からの純キャッシュ(事業再編費用控除前)は 77 億 3,000 万ユーロであり、それ
を資本支出(8 億 9,400 万ユーロ)、サノフィ・アベンティスが支払った配当(31 億 3,100 万ユーロ)、事業再編費用(7 億
ユーロ)、期中に実施した買収のための財源に充当するとともに、負債を若干削減しました。これらの買収は、引受債務(主
に Chattem 社:16 億 4,000 万ユーロ)やライセンス・製品への支出(2 億 2,400 万ユーロ)を含め、総額 19 億 5,800 万
ユーロの株式の取得から構成されます。また、グループは株式の買い戻しに 3 億 2,100 万ユーロを投じました。その結果、
2010 年 9 月 30 日付の純負債は、36 億 3,000 万ユーロでした(金融派生商品を考慮した 89 億 4,500 万ユーロの負債、
1
財務指標の定義については付録 9、事業純利益から当社株主に帰属する連結純利益への調整については付録 7 をご参照くだ
さい。
Page 15 of 28 53 億 1,500 万ユーロの現金および現金等価物を控除)。2009 年 12 月 31 日時点の純負債は、41 億 2,800 万ユーロ(金
融派生商品を除外した場合は 41 億 3,500 万ユーロ)でした。
2010 年度の見通し
サノフィ・アベンティスは、重大な予期せぬマイナス要因が発生しない限り、2010 年度の 1 株当たり事業利益 1 を 2009 年
度
4
比±0%から 2%増(為替レート変動の影響を除く)と予測します。この見通しには、米国における Ambien CR®のジェ
ネリック医薬品との競合、米国と EU で Taxotere®(タキソテール)のジェネリック医薬品が市場投入される可能性、および米
国で Lovenox®の売上高がさらに目減りする可能性が考慮されています。
以上
1
4
財務指標の定義については、付録 9 をご参照ください。
2009 年度の 1 株当たり事業利益は 6.61 ユーロ(定義は付録 9 を参照)。
Page 16 of 28 付録
付録一覧
付録 1: 2010 年度第 3 四半期および年初から 9 カ月間の製品別連結純売上高
付録 2: 2010 年度第 3 四半期および年初から 9 カ月間の地域別・製品別連結純売上高
付録 3: 事業セグメント別連結純売上高
付録 4: 動物用医薬品の純売上高
付録 5: 成長プラットフォームの純売上高
付録 6: 2010 年度第 3 四半期および年初から 9 カ月間の損益計算書
付録 7: 事業純利益から当社株主に帰属する連結純利益への調整
付録 8: 2010 年度第 3 四半期および年初から 9 カ月間の連結損益計算書
付録 9: GAAP(一般会計原則)と異なる財務指標の定義
Page 17 of 28 付録 1:2010 年度第 3 四半期および年初から 9 カ月間の製品別連結純売上高(単位:100 万ユーロ)
前年同期比
(グループ構成の変動
2010 年度
前年同期比
第 3 四半期
(為替レート変動
前年同期比
要因と為替レート変動
純売上高
の影響を除く)
(調整前)
の影響を除く)
Lantus®(ランタス)
900
+6.7%
+15.7%
+6.7%
Apidra®(アピドラ)
45
+23.5%
+32.4%
+23.5%
+3.9%
+17.5%
Amaryl®(アマリール)
Insuman®
糖尿病領域合計
121
-3.1%
31
-3.1%
+3.9%
-3.1%
1,097
+6.7%
+15.8%
+6.7%
Lovenox®
589
-26.1%
-21.2%
-26.1%
Plavix®(プラビックス)
505
-30.4%
-23.9%
-30.4%
®
Taxotere (タキソテール)
537
-4.9%
+2.1%
-4.9%
®
337
+8.0%
+12.7%
+8.0%
®
120
-43.5%
-37.8%
-43.5%
46
+223.1%
+253.8%
+223.1%
Aprovel
Eloxatin
Multaq®
Jevtana
®
Stilnox /Ambien®/Ambien CR®/Myslee®
(マイスリー)
41
®
218
-9.4%
+2.3%
-9.0%
Allegra®(アレグラ)
136
-23.4%
-11.7%
-20.8%
Copaxone®
125
+4.2%
+5.9%
+5.1%
Tritace®
103
-7.5%
-3.7%
-4.8%
93
+8.8%
+16.3%
+8.8%
Depakine®
®
Xatral
®
Actonel
Nasacort®
その他の製品
72
-6.9%
0.0%
-6.9%
58
-12.9%
-6.5%
-12.9%
42
-18.8%
-12.5%
-18.8%
1,510
-1.2%
+4.6%
+1.0%
コンシューマー・ヘルスケア
576
+45.8%
+57.8%
+9.5%
ジェネリック医薬品
390
+18.9%
+29.1%
+17.3%
医薬品合計
6,595
-3.5%
+3.8%
-4.7%
ワクチン
1,226
+8.9%
+17.2%
+7.6%
7,821
-1.7%
+5.7%
合計
2010 年度
-3.0%
前年同期比
年初から
前年同期比
9 カ月間の
(為替レート変動
前年同期比
要因と為替レート変動
純売上高
の影響を除く)
(調整前)
の影響を除く)
Lantus®(ランタス)
2,616
+9.2%
+12.9%
+9.2%
Apidra®(アピドラ)
128
+24.0%
+28.0%
+24.0%
Amaryl®(アマリール)
355
+8.7%
+14.5%
+8.7%
98
0.0%
0.0%
0.0%
3,197
+9.4%
+13.2%
+9.4%
Insuman
®
糖尿病領域合計
®
Lovenox
(グループ構成の変動
2,224
-5.1%
-2.8%
-5.1%
Plavix (プラビックス)
1,578
-26.3%
-23.1%
-26.3%
Taxotere®(タキソテール)
®
1,666
-1.9%
+1.3%
-1.9%
®
1,002
+6.1%
+9.0%
+6.1%
Eloxatin®
280
-70.9%
-68.5%
-70.9%
109
+707.7%
+738.5%
+707.7%
Aprovel
®
Multaq
Jevtana®
Stilnox®/Ambien®/Ambien CR®/Myslee®
(マイスリー)
41
659
-3.9%
-0.2%
-3.8%
Allegra®(アレグラ)
455
-26.4%
-23.0%
-24.5%
Copaxone®
387
+9.2%
+10.9%
+10.8%
Tritace®
314
-7.0%
-4.3%
-5.0%
Depakine®
277
+7.8%
+13.1%
+7.8%
Xatral®
225
-2.2%
0.0%
-1.8%
Actonel®
182
-15.1%
-8.5%
-15.1%
Nasacort®
146
-14.9%
-13.1%
-14.9%
その他の製品
4,570
-0.8%
+2.5%
+1.4%
コンシューマー・ヘルスケア
1,645
+50.8%
+60.5%
+9.5%
ジェネリック医薬品
1114
+53.0%
+64.1%
+22.1%
医薬品合計
20,07
1
-1.2%
+2.6%
-3.4%
ワクチン
2,918
+18.2%
+22.3%
+16.5%
合計
22,98
9
+0.9%
+4.8%
-1.2%
Page 18 of 28 付録 2:2010 年度第 3 四半期および年初から 9 カ月間の地域別・製品別連結純売上高(単位:100 万ユーロ)
医薬品
2010 年度第 3 四半期
純売上高
前年同
前年同
前年同
期比(為替
期比(為替
期比(為替
比(為替
レート変動
レート変動
レート変動
レート変動
前年同期
西欧
の影響を除
の影響を除
新興市
の影響を除
その
諸国
く)
米国
く)
場
く)
他
く)
Lantus®(ランタス)
170
+5.0%
553
+5.9%
128
+7.3%
49
+25.8%
Apidra®(アピドラ)
17
+13.3%
15
+16.7%
10
+50.0%
3
+100.0%
10
-23.1%
2
0.0%
55
25
-7.4%
-
糖尿病領域合計
222
+2.3%
570
Lovenox®
184
+2.2%
131
Amaryl®
(アマリール)
Insuman®
6
+6.1%
199
255
-47.3%
129
-63.1%
55*
-5.3%
166
185
-5.2%
191
-13.8%
98
Aprovel®
203
-5.2%
13*
Eloxatin®
11
-44.4%
56
Multaq®
9
35
Plavix®
(プラビックス)
Taxotere®
(タキソテール)
Jevtana
®
92
-58.2%
38
+146.2%
0
-19.0%
17
の影響を除
54
+4.7%
+50.0%
-
-100.0%
+10.9%
106
+13.2%
+8.3%
21
+5.9%
153
+26.0%
+10.9%
-0.7%
63
+2.0%
+10.5%
29
+127.3%
-17.1%
15
+16.7%
+13.9%
1
41
Stilnox®/Ambien®/
Ambien CR®/Myslee®
(マイスリー)
Allegra®(アレグラ)
15
0.0%
121
65
+10.6%
+6.7%
4
-25.0%
37
24
+10.5%
71
+9.1%
115
+3.6%
-
5
0.0%
5
+25.0%
Tritace®
44
-8.3%
-
50
0.0%
9
-33.3%
Depakine®
37
0.0%
-
52
+14.6%
4
+33.3%
Xatral
16
-11.1%
36
17
Actonel®
24
-24.2%
-
5
-16.7%
29
148
-2.0%
88
ジェネリック医薬品
103
+21.2%
22
253
その他
628
-5.1%
173
+3.1%
544
2,084
-11.4%
1,722
-10.5%
1,992
Copaxone
®
®
Nasacort®
コンシューマー・
ヘルスケア
医薬品合計
2010 年度年初から 9
カ月間の
-55.3%
-5.6%
-22.9%
+6.7%
3
-66.7%
24
-4.5%
10
+14.3%
6
0.0%
2
0.0%
63
+47.2%
+8.1%
12
+33.3%
+5.6%
165
-10.1%
+9.9%
797
+10.7%
277
+41.0%
前年同
前年同
前年同
前年同
期比(為替
期比(為替
期比(為替
期比(為替
レート変動
レート変動
西欧
の影響を除
の影響を除
新興
の影響を除
その
諸国
く)
米国
く)
市場
く)
他
く)
Lantus®(ランタス)
512
+6.1%
1,601
+7.8%
371
+16.0%
132
+26.7%
Apidra®(アピドラ)
49
+19.5%
46
+12.5%
26
+41.2%
32
-15.8%
5
-33.3%
166
純売上高
Amaryl®
(アマリール)
®
レート変動
+19.4%
レート変動
の影響を除
7
+200.0%
152
+6.8%
80
-2.4%
-
18
+20.0%
-
-100.0%
糖尿病領域合計
673
+4.5%
1,652
+7.8%
581
+18.0%
291
+16.0%
Lovenox®
584
+7.2%
1,206
-13.4%
373
+7.4%
61
+13.3%
508
-55.2%
164*
-4.1%
493
413
+30.1%
563
-5.4%
630
-1.6%
302
171
+2.0%
Insuman
Plavix®
(プラビックス)
Taxotere®
(タキソテール)
®
626
-3.6%
30*
Eloxatin®
34
-47.6%
93
Multaq®
20
Aprovel
86
Jevtana®
Stilnox®/Ambien®/
®
®
Ambien CR /Myslee
(マイスリー)
Allegra®(アレグラ)
-87.0%
+1.3%
+2.5%
268
+9.9%
78
+61.9%
108
-17.4%
45
+8.3%
1
2
41
42
-8.9%
389
-9.9%
51
177
+14.1%
0.0%
14
-13.3%
116
66
+15.4%
259
-6.1%
Copaxone®
360
+9.1%
-
13
+9.1%
14
+10.0%
Tritace®
143
-5.3%
-
147
-2.1%
24
-37.5%
Depakine®
111
+0.9%
-
155
+14.1%
11
0.0%
Xatral®
51
-13.6%
118
52
0.0%
4
-66.7%
Actonel®
81
-22.1%
-
72
-11.0%
29
+4.5%
Nasacort®
22
-4.3%
101
19
-14.3%
4
0.0%
Page 19 of 28 -56.2%
+6.4%
-17.4%
コンシューマー・
ヘルスケア
ジェネリック医薬品
その他
医薬品合計
479
+3.2%
234
772
311
+23.6%
63
707
1,995
-2.7%
508
+5.3%
1,551
6,617
-8.6%
5,431
-7.3%
5,731
* BMS 社が管理する米国法人に対する有効成分の販売
Page 20 of 28 160
+30.3%
+55.8%
33
+52.9%
+2.7%
516
-8.7%
+13.9%
2,292
+7.6%
+54.0%
ワクチン
2010 年度第 3 四半期
純売上高
前年同期比
前年同期比
(為替レート変動の
(為替レート変動の
前年同期比
前年同期比
新興市場 (為替レート変動の影
(為替レート変動の
西欧諸国
影響を除く)
米国
影響を除く)
16
+7.1%
116
-18.5%
107
+39.2%
-3
65
-4.4%
314
+25.2%
98
+16.3%
3
1
-75.0%
174
-10.1%
38
+117.6%
6
-16,7%
15
-15.8%
115
+32.9%
12
+83.3%
4
-20.0%
3
0.0%
22
25.0%
62
+28.3%
10
+28.6%
4
0.0%
36
-27.3%
5
0.0%
3
0.0%
104
-7.2%
777
+5.0%
322
+35.2%
23
-41.9%
ポリオ・百日咳・インフルエンザ菌 b 型
(ヒブ)による感染症予防ワクチン
インフルエンザワクチン*
髄膜炎菌性髄膜炎・肺炎ワクチン
成人用ブースター(追加接種)ワクチン
トラベラーズワクチンおよびその他風
土病用ワクチン
その他のワクチン
ワクチン合計
その他
響を除く)
影響を除く)
-145.5%
* 季節性および新型インフルエンザワクチン
2010 年度年初から 9 カ月間の
純売上高
前年同期比
前年同期比
(為替レート変動の
(為替レート変動の
前年同期比
前年同期比
新興市場 (為替レート変動の影
(為替レート変動の
西欧諸国
影響を除く)
米国
影響を除く)
50
-20.7%
342
-13.9%
289
+11.6%
38
114
+67.6%
326
+12.7%
555
+266.7%
17
+30.0%
4
-50.0%
351
-12.3%
77
+18.8%
11
0.0%
41
-12.8%
254
+3.4%
27
+36.8%
10
-20.0%
15
+36.4%
62
+7.1%
182
+19.7%
31
+13.0%
10
-72.7%
93
-11.8%
13
+22.2%
6
0.0%
234
+1.8%
1,428
-4.7%
1,143
+75.7%
113
+12.8%
ポリオ・百日咳・インフルエンザ菌 b 型
(ヒブ)による感染症予防ワクチン
インフルエンザワクチン*
髄膜炎菌性髄膜炎・肺炎ワクチン
成人用ブースター(追加接種)ワクチン
トラベラーズワクチンおよびその他風
土病用ワクチン
その他のワクチン
ワクチン合計
その他
響を除く)
影響を除く)
+25.9%
* 季節性および新型インフルエンザワクチン
付録 3:事業セグメント別連結純売上高(単位:100 万ユーロ)
医薬品事業
ワクチン事業
合計
2010 年度
2009 年度
2010 年度
2009 年度
2010 年度
2009 年度
第1
第1
第2
第2
第3
第3
四半
四半
四半
四半
四半
四半
期
期
期
期
期
期
6,441
6,480
7,035
6,726
6,595
944
627
748
712
7,385
7,107
7,783
7,438
2010 年度
2009 年度
年初から
年初から
9 カ月間
9 カ月間
6,354
20,071
19,560
1,226
1,046
2,918
2,385
7,821
7,400
22,989
21,945
付録 4:動物用医薬品の純売上高(単位:100 万ユーロ)
前年同
2010 年度
2010 年度
2009 年度
期比(為替
年初から
年初から
前年同期比
第 3 四半期
第 3 四半期
レート変動の
9 カ月間の
9 カ月間の
(為替レート変動
純売上高
純売上高
影響を除く)
純売上高
純売上高
の影響を除く)
278
248
+14.0%
875
834
+4.1%
ワクチン
196
192
+5.6%
596
552
+7.0%
アベルメクチン
119
113
+4.7%
370
363
-1.0%
フロントライン などのフィプロニル
2009 年度
®
製品
その他
合計
74
73
+6.1%
217
212
+2.6%
667
626
+8.8%
2,058
1,961
+3.8%
Page 21 of 28 付録 5:成長プラットフォームの純売上高(単位:100 万ユーロ)
2010 年度
2010 年度
前年同期比(為替レート変
第 3 四半期
動の影響を除く)
2,314
+13.0%
6,874
+21.3%
1,516
+5.6%
4,378
+8.5%
糖尿病
1,097
+6.7%
3,197
+9.4%
ワクチン
1,226
+8.9%
2,918
+18.2%
576
+45.8%
1,645
+50.8%
新興市場 1/2
糖尿病、ワクチン、CHC を除く新
興市場
コンシューマー・ヘルスケア(CHC)
新製品
3
成長プラットフォーム合計
1
年初から
9 カ月間
前年同期比(為替レート
変動の影響を除く)
87
-
150
-
4,502
+12.6%
12,288
+16.7%
北米、西欧諸国、日本、オーストラリア、ニュージーランドを除く各国
2
新興市場における糖尿病、ワクチン、コンシューマー・ヘルスケア事業の売上高を含む
3
Multaq と Jevtana を指す。Fluzone High Dose ワクチンを含めると、新製品の純売上高は 2010 年度第 3 四半期に 1 億 2,800 万ユーロに達した
®
®
®
当社の 6 つ目の成長プラットフォームである動物用医薬品の売上高(非連結)は、2010 年度第 3 四半期に 6 億 6,700
万ドル(前年同期比 8.8%増)、2010 年度年初から 9 カ月間に 20 億 5,800 万ドル(前年同期比 3.8%増)に達しました。
Page 22 of 28 付録 6:2010 年度第 3 四半期および年初から 9 カ月間の損益計算書
2010 年度第 3 四半期
(単位:100 万ユーロ)
純売上高
その他収益
売上原価
純売上高に占める割合
売上総利益
純売上高に占める割合
研究開発費
純売上高に占める割合
販売費および一般管理費
純売上高に占める割合
その他の当期営業収益/費用
医薬品
2010 年度 2009 年度
第 3 四半 第 3 四半
期
期
ワクチン
2010 年度 2009 年度
前年度比 第 3 四半 第 3 四半
期
期
6,595
6,354
+3.8%
1,226
1,046
+17.2%
7,821
7,400
+5.7%
429
364
+17.9%
9
8
+12.5%
438
372
+17.7%
(1,843)
(1,643)
+12.2%
(451)
(385)
+17.1%
(2,294)
(2,028)
+13.1%
(27.9%)
(25.9%)
(36.8%)
(36.8%)
(29.3%)
(27.4%)
5,181
5,075
78.6%
79.9%
(954)
(977)
+2.1%
(2.4%)
784
669
63.9%
64.0%
(131)
(131)
(10.7%)
(12.5%)
(144)
(120)
(14.5%)
(15.4%)
(1,707)
(1,586)
(25.8%)
(25.0%)
(11.7%)
(11.5%)
54
100
10
(8)
関連会社持分利益*
交換するために保留しているメリアル事
業からの純利益
267
213
25
20
非支配持分純利益
(53)
事業営業利益
純売上高に占める割合
財務収益(費用)
その他
グループ合計
2010 年度 2009 年度 2010 年度 2009 年度
前年度比 第 3 四半 第 3 四半 第 3 四半 第 3 四半 前年度比
期
期
期
期
+7.6%
+17.2%
-
(1)
+20.0%
(1)
(25)
116
(114)
2,788
2,711
42.3%
42.7%
544
430
44.4%
41.1%
+26.5%
法人税
法人税率**
事業純利益
純売上高に占める割合
1 株当たり事業利益***
* 税控除後
** 税引前事業利益、関連会社、メリアル社、非支配持分に基づいて算出
*** 2010 年度第 3 四半期の 13 億 480 万株、前年同期の 13 億 570 万株という期中平均発行済み株式数に基づく
Page 23 of 28 90
5,744
77.6%
(1,085)
(1,109)
(13.9%)
(15.0%)
(1,851)
(1,707)
(23.6%)
(23.1%)
(6)
39
86
2
292
235
59
116
59
(54)
(114)
(1)
+2.8%
5,965
76.3%
53
3,422
3,194
43.8%
43.2%
(127)
(69)
(823)
(855)
28.0%
29.0%
2,472
2,270
31.6%
30.7%
1.89
(単位:
ユーロ)
1.74
(単位:
ユーロ)
+3.8%
(2.2%)
+8.4%
+7.1%
+8.9%
+8.6%
2010 年度年初から 9 カ月間
(単位:100 万ユーロ)
純売上高
その他収益
売上原価
純売上高に占める割合
売上総利益
純売上高に占める割合
医薬品
2010 年度 2009 年度
年初から 年初から
9 カ月間 9 カ月間
ワクチン
2010 年度 2009 年度
前年度比 年初から 年初から
9 カ月間 9 カ月間
その他
グループ合計
2010 年度 2009 年度 2010 年度 2009 年度
前年度比 年初から 年初から 年初から 年初から 前年度比
9 カ月間 9 カ月間 9 カ月間 9 カ月間
20,071
19,560
+2.6%
2,918
2,385
+22.3%
22,989
21,945
+4.8%
1,215
1,052
+15.5%
21
23
(8.7%)
1,236
1,075
+15.0%
(5,374)
(4,747)
+13.2%
(1,003)
(881)
+13.8%
(6,377)
(5,628)
+13.3%
(26.8%)
(24.3%)
(34.4%)
(36.9%)
(27.8%)
(25.6%)
15,912
15,865
1,936
1,527
17,848
17,392
79.3%
81.1%
66.3%
64.0%
77.6%
79.3%
(378)
(352)
(3,275)
(3,369)
(13.0%)
(14.8%)
(14.2%)
(15.4%)
(5,510)
(5,334)
(24.0%)
(24.3%)
+0.3%
+26.8%
研究開発費
純売上高に占める割合
(2,897)
(3,016)
(14.4%)
(15.4%)
販売費および一般管理費
純売上高に占める割合
(5,080)
(4,937)
(428)
(395)
(25.3%)
(25.2%)
(14.6%)
(16.6%)
その他の当期営業収益/費用
222
283
8
(10)
(95)
93
135
366
関連会社持分利益*
交換するために保留しているメリアル事
業からの純利益
758
602
17
34
8
8
783
644
366
189
366
189
(202)
(346)
10,145
9,542
44.1%
43.5%
(267)
(183)
(2,501)
(2,573)
28.0%
29.0%
非支配持分純利益
(203)
(346)
事業営業利益
純売上高に占める割合
財務収益(費用)
8,712
8,451
43.4%
43.2%
(3.9%)
+2.9%
+7.4%
+8.4%
(1)
(2)
(2)
1
+3.1%
1,156
804
39.6%
33.7%
+43.8%
277
法人税
法人税率**
事業純利益
純売上高に占める割合
1 株当たり事業利益***
* 税控除後
** 税引前事業利益、関連会社、メリアル社、非支配持分に基づいて算出
*** 2010 年度年度年初から 9 カ月間の 13 億 550 万株、前年同期の 13 億 560 万株という期中平均発行済み株式数に基づく
Page 24 of 28 287
7,377
6,786
32.1%
30.9%
5.65
(単位:
ユーロ)
5.20
(単位:
ユーロ)
+2.6%
(2.8%)
+3.3%
+6.3%
+8.7%
+8.7%
付録 7:事業純利益から当社株主に帰属する連結純利益への調整
(単位:100 万ユーロ)
事業純利益
無形固定資産の償却
(1)
無形固定資産の減損
公正価値で再評価した買収企業の在庫
額の減少から生じる損失
事業再編費用
2010 年度
第 3 四半
期
2009
第 3 四半
期
前年度比
2010 年度
年初から
9 カ月間
2009 年度
年初から
9 カ月間
前年度比
2,472
2,270
+8.9%
7,377
6,786
+8.7%
(879)
(873)
(2,681)
(2,678)
(171)
(344)
(279)
(372)
(24)
(19)
(2)
(302)
(42)
(492)
(949)
459
423
1,163
1,346
無形固定資産の償却
295
285
895
882
無形固定資産の減損
60
124
93
134
8
4
167
326
税効果
公正価値で再評価した買収企業の
在庫額の減少から生じる損失
事業再編費用
上記の非支配持分帰属分
104
14
1
2
メリアル社買収の影響から生じる費用
38
(9)
(14)
(37)
関連会社に対する買収の影響から生じ
る費用
(7)
(6)
(22)
(21)
1,609
1,419
+13.4%
5,030
4,056
+24.0%
1.23
(単位:
ユーロ)
1.09
(単位:
ユーロ)
+12.8%
3.85
(単位:
ユーロ)
3.11
(単位:
ユーロ)
+23.8%
当社株主に帰属する連結純利益
1 株当たり利益
(2)
(1)
このうち、2010 年度年初から 9 カ月間には 1 億 4,900 万ユーロ、2010 年度第 3 四半期には 4,800 万ユーロが取得した無
形固定資産(ライセンス・製品)に関連する
(2)
2010 年度第 3 四半期の 13 億 480 万株、前年同期の 13 億 570 万株、および 2010 年度年初から 9 カ月間の 13 億 550
万株、前年同期の 13 億 560 万株という期中平均発行済み株式数に基づく
-
事業純利益から連結純利益への調整については、15 ページを参照
Page 25 of 28 付録 8:連結損益計算書
2010 年度
第 3 四半期
2009 年度
第 3 四半
期
2010 年度
年初から
9 カ月間
2009 年度
年初から
9 カ月間
7,821
7,400
22,989
21,945
438
372
1,236
1,075
売上原価
(2,296)
(2,028)
(6,401)
(5,647)
売上総利益
5,963
5,744
17,824
17,373
研究開発費
(1,085)
(1,109)
(3,275)
(3,369)
販売費および一般管理費
(1,851)
(1,707)
(5,510)
(5,334)
39
86
135
366
(879)
(873)
(2,681)
(2,678)
2,187
2,141
6,493
6,358
事業再編費用
(302)
(42)
(492)
(949)
有形固定資産および無形固定資産の減損
(171)
(344)
(279)
(372)
1,714
1,755
5,722
5,037
財務費用
(115)
(74)
(329)
(225)
財務収益
(12)
5
62
42
1,587
1,686
5,455
4,854
(364)
(432)
(1,338)
(1,227)
285
229
761
623
1,508
1,483
4,878
4,250
154
50
352
152
1,662
1,533
5,230
4,402
53
114
200
346
1,609
1,419
5,030
4,056
1.23
(単位:ユー
ロ)
1.09
(単位:
ユーロ)
3.85
(単位:ユー
ロ)
3.11
(単位:
ユーロ)
(単位:100 万ユーロ)
純売上高
その他収益
その他の当期営業収益/費用
無形固定資産の償却
事業再編費用、有形固定資産および無形固定資産の減
損、売却・訴訟に関わる損益を控除する前の営業利益
売却・訴訟に関わる損益
営業利益
関連会社持分利益を除く税引前利益
法人税
関連会社持分利益
交換するために保留しているメリアル事業を除く
(1)
純利益
交換するために保留しているメリアル事業からの
(1)
純利益
純利益
非支配持分純利益
当社株主に帰属する連結純利益
1 株当たり利益
(1)
(2)
IFRS 第 5 号(売却するために保留している固定資産および廃止事業)に従い、別途報告
(2)
2010 年度第 3 四半期の 13 億 480 万株、前年同期の 13 億 570 万株、および 2010 年度年初から 9 カ月間の 13 億 550 万株、
前年同期の 13 億 560 万株という期中平均発行済み株式数に基づく
26/28
付録 9:GAAP(一般会計原則)と異なる財務指標の定義
純売上高(為替レート変動の影響を除く)
「純売上高(為替レート変動の影響を除く)」での変化に言及する場合は、為替レート変動の影響が排除されていることを意
味します。
為替レートの影響は、前年同期に使用された為替レートで該当期間の売上高を再計算することによって、排除されます。
2010 年度第 3 四半期および年初から 9 カ月間の純売上高(調整前)から純売上高(為替レート変動の影響を除く)への
調整
2010 年度
第 3 四半期
7,821
(549)
7,272
(単位:100 万ユーロ)
純売上高
為替レートの影響
純売上高(為替レート変動の影響を除く)
2010 年度
年初から 9 カ月間
22,989
(848)
22,141
純売上高(グループ構成の変動要因を除く)
以下のとおり、前期の純売上高を修正することにより、グループ構成の変動の影響が排除されます。
買収の影響は、買収の対象となった企業から提供された売上高に関する情報に基づき、現在の期間(企業ま
たは製品の権利が取得された期間)に相当する、買収された企業または製品の前年同期部分の売上高を含
めることによって、排除されます。
同様に、企業または製品の権利を売却した場合には、該当する前年同期部分の売上高が排除されます。
連結方式の変更については、現在の期間に使用された方式に基づいて、前年同期部分が再計算されます。
Plavix®(プラビックス)/Iscover®、Avapro®/Aprovel®の世界的プレゼンス
製品の「世界的プレゼンス」に言及する場合、その製品の連結純売上高から提携企業の製品売上高を除外し、Plavix®(プ
ラビックス)/Iscover®(硫酸クロピドグレル)やAprovel®/Avapro®/Karvea®に関するBMS社との提携を通じて記録された単
独売上高を、提携パートナーから提供された情報に基づいて加えたものを意味します。
事業純利益
サノフィ・アベンティスは、IFRS 第 8 号の適用に対応して、GAAP(一般会計原則)と異なる新しい主要指標を発表します。
この「事業純利益」という指標は「特別項目を除いた調整後純利益」を置き換えるものです。
事業純利益は、当社株主に帰属する純利益から以下の項目を除外したものと定義されます。
無形固定資産の償却
無形固定資産の減損
買収に関連するその他の影響(関連会社買収の影響など)
事業再編費用*
固定資産の売却損益*
訴訟に関わる費用または引当金*
上記の各項目に対する税効果と主要な税務訴訟の影響
* 連結損益計算書の Note B.20.で定義されているとおり、事業再編費用と売却・訴訟に関わる損益の勘定科目で報告されます。
27/28
サノフィ・アベンティスについて
世界をリードする製薬企業の一社であるサノフィ・アベンティスは、医薬品の創薬発見・開発・販売を通じて、
人々の生活の質の向上に取り組んでいます。サノフィ・アベンティスは、パリ(Euronext:SAN)およびニューヨー
ク(NYSE:SNY)に上場しています。
サノフィ・アベンティスの今後の見通しに関する記述
当プレスリリースには、1995年民間有価証券訴訟改正法(修正を含む)でいう「今後の見通しに関する記述」が含まれています。
今後の見通しに関する記述とは、歴史的事実を述べるものではない記述です。これらの記述には、計画と予測ならびにそれらの
根拠となる前提、将来の財務結果、事象、事業、サービス、製品の開発および可能性に関する計画、目標、意向および期待に関
する記述、ならびに、将来の実績に関する記述が含まれます。一般的に、今後の見通しに関する記述は、「予想」、「期待」、「見
込み」、「予定」、「予測」、「計画」などの表現によって識別されます。サノフィ・アベンティスの経営陣はそのような今後の見通しに
関する記述に反映された予想を妥当と考えますが、投資家は今後の見通しに関する情報と記述がさまざまなリスクと不確実性の
影響を受けやすく、それらの多くが予測困難であり、通常サノフィ・アベンティスが制御できず、そのために実際の結果と進展が、
今後の見通しに関する情報と記述の中で表現された、暗示された、または予測されたものとは大幅に異なる可能性があることに
注意してください。そのようなリスクと不確実性には、研究開発、市販後を含む今後の臨床データおよび解析、薬剤・機器・生物
学的製剤などの製品候補について提出される申請の承認の是非および時期に関するFDAやEMAなどの規制当局の決定、なら
びにそのような製品候補の利用可能性や商業的可能性に影響を及ぼすラベリングその他の問題に関する当局の決定に付随す
る不確実性、製品候補が承認された場合に商業的に成功するという保証の欠如、代替治療薬の将来的な承認および商業的成
功とグループが外部成長の機会から利益を得る可能性に付随する不確実性、ならびにサノフィ・アベンティスの2009年12月31
日終了事業年度フォーム20-F年次報告書の「リスク要因」および「今後の見通しに関する記述」項目を含む、サノフィ・アベンティ
スが作成したSECおよびAMFに対する公の届け出の中で議論されているかまたは特定されているものが含まれます。サノフィ・ア
ベンティスは、適用法によって義務付けられている場合を除き、今後の見通しに関する情報または記述の更新または見直しを行
う義務を負うものではありません。
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