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Tery news vol.40 カンジダ治療
Teryʼ’s news Vol.40 2015.10.25 毎⽉月25⽇日発⾏行行 腸内カンジダとは カンジダとは⼈人に常在している真菌です。カンジダは通常存在していても害を及ぼしません。 ですが、慢性のストレス、免疫⼒力力が低下するような状態、⻑⾧長期間の抗⽣生剤の使⽤用、⻑⾧長期間のステ ロイド製剤の使⽤用、重⾦金金属蓄積などによってカンジダが病原性をもつと、厄介な感染症を引き起 こします。 カンジダ感染症で有名なのは⼝口腔内カンジダ、⾷食道カンジダ、⼥女女性の膣カンジダです。 膣カンジダは⼥女女性の⽅方が疲労状態になったり、免疫⼒力力が低下したり、抗⽣生剤の内服によって膣を 守っている防御作⽤用の善⽟玉菌を破壊したりすることで、カンジダが異異常繁殖する疾患です。 その他、多くのカンジダ感染は「免疫⼒力力の低下」が⼤大きな原因ということです。 カンジダが腸内で異異常繁殖する疾患を腸内カンジダと⾔言います。ストレスによる免疫低下や⾷食事 の内容の偏り、善⽟玉菌や⾷食物繊維の不不⾜足などによって腸にカンジダ菌が増えると様々な症状を引 き起こします。 腸内カンジダの原因 腸内カンジダの症状 ü ストレス ü 下痢痢・便便秘・ガス・腹部膨満感 ü 免疫⼒力力低下 ü 胸焼け・胃もたれ・⼝口臭 ü 精製糖の摂り過ぎ ü 副⿐鼻腔炎や中⽿耳炎を繰り返す 砂糖・アルコール・ジュース・ケーキ・ス ü だるさ・慢性疲労 ナック・果物・キャンディー・アイスクリー ム・⽩白いパン・パスタなど ü うつ・めまい・ふらつき・頭痛 ü 抗⽣生物質(善⽟玉菌を死滅させる) ü ステロイド・ピル・消炎鎮痛剤 ü 冷冷え ü 胃酸不不⾜足 ü むくみ ü 消化酵素不不⾜足 ü 蕁⿇麻疹・肌トラブル・かゆみ ü ⾷食物繊維不不⾜足 ü ⾍虫刺刺されが治りにくい ü ⽔水分不不⾜足 ü ⾷食後の眠気とだるさ ü ü アレルギー⾷食材の摂取 ü アレルギーや⾃自⼰己免疫性疾患 慢性関節リウマチなどの膠原病 重⾦金金属 ü グルテン不不耐症 ü ü ü ü ü ü 考えがまとまらない・頭がもやもや 過敏性腸炎 ü 発達障害 アルコール ü ⽢甘いものやパンが無性に欲しくなる 悪いあぶら ü PMS(⽉月経前症候群)・⽉月経不不順 保存量量などの添加物 ü 尿尿路路の症状(頻尿尿・尿尿漏漏れ) 間違ったダイエット 〜~カンジダの悪循環〜~ カンジダは副⿐鼻腔炎やニキビなどを引き起こします。その治療療のために抗⽣生剤を⻑⾧長く繰り返し服 ⽤用するとさらに腸の善⽟玉菌が破壊されカンジダは悪化します。そして腸内環境が悪化するので⾷食 事アレルギーや腸からの栄養吸収低下が起こり、栄養状態が悪くなるため免疫⼒力力低下の原因にな り、慢性疲労やその他の多くの症状を引き起こします。 オーソモレキュラー(栄養療療法)の治療療を⾷食事やサプリメント、点滴などで⾏行行ってもあまり改善 がみられない場合に、この腸内カンジダ感染症が深く関与していることがあります。そして、腸 内カンジダは重⾦金金属との共存があると⾔言われており、重⾦金金属も様々な不不快な症状の原因となりま すので、カンジダの除菌を⾏行行いカンジダが⽣生息しにくい⾷食⽣生活・ライフスタイルにすることが⼤大 切切です。 カンジダの治療療に⼀一番⼤大切切なのは⾷食事療療法です。 ü 精製糖質除去 砂糖、チョコやクッキー、ケーキ、アイスクリームなどの洋菓⼦子・和菓⼦子、⽩白⽶米、⽩白いパン、 菓⼦子パン、パスタやラーメンなどの麺類、糖度度の⾼高い果物、ジュースや⽸缶コーヒー、清涼飲料料 ⽔水(ジュース、スポーツドリンク)、ドライフルーツなど ü グルテンカゼイン除去 パスタ、パン、麺類など⼩小⻨麦を使った⾷食材(グルテン)や⽜牛乳、チーズ、ヨーグルトなど乳製 品(カゼイン)など ü トランス脂肪除去 マーガリン、ショートニング、加⼯工油脂、ファットスプレッド、スナック菓⼦子、クッキー、植 物油脂、シチューやカレーなどのルー、インスタント⾷食品、レトルト⾷食品、ファストフード、 チョコレート、アイスクリーム、古いあぶらなど ü ω-‐‑‒6系脂肪を減らす サラダ油、紅花油、コーン油など ü ω-‐‑‒3系脂肪を増やす 亜⿇麻仁油やエゴマ油、シソ油、EPA、DHAなど ü 避けるべき物 加⼯工⾷食品、カフェイン、殺⾍虫剤、抗⽣生剤、過剰な糖分、精製された塩分、アスパルテーム・ アセスルファムカリウムなどの⼈人⼯工(合成)⽢甘味料料、防腐剤、着⾊色料料、⾷食品添加物、⾷食品の残 留留農薬、輸⼊入⾷食品のポストハーベスト、⽔水銀が多く蓄積する⼤大きな⿂魚(マグロやクジラ等)ア ルコール(特に糖度度の⾼高いビールや⽇日本酒、紹興酒や⽢甘いカクテルなど) その他に注意すること l 同じものばかり⾷食べ続けるのはやめて、栄養が偏らないようにバランスよく⾷食べましょう。 l よく噛んで⾷食べましょう。 l 質の良良い⽔水分をしっかり摂りましょう(浄⽔水器など)。 l ストレスを減らし、過労や睡眠不不⾜足を回避しましょう。 ⾷食事療療法と併せて、抗カンジダ療療法を⾏行行う場合は医師にご相談ください。