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こちら - JCFN

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こちら - JCFN
支援会ニュース
2012 年 1 月発行
主の恵みはとこしえまで ( 詩篇 118:1)
<第 4 号>
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巻 頭 言
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私たちは年のあらたまりに際してこれまで引きづって負と思われる物事が好転するこ
とを願い、また、好転の兆しへの期待感があります。今も、被災地の方々が抱えている
いろんな多くの課題に解決の道筋がつけられていくことを祈って参りたいと思います。
さて、昨年の JCFN 20周年を機に支援会レターを発行し「源流をたどる」というテー
マで、JCFN に初期の頃からかかわってくださっておられる方々を中心にお証を頂いて
おります。
私は高校と大学2年まで山岳部で山を登っていて、実家から真正面に見える岩木山
(1625m)は四季を通じていろんな登り方を楽しみ、その中で沢登りは変化に富んで好
きでした。登り口の大きな沢を登るにつれてだんだんと水量が少なくなり、やがて水が
なくなる地点に辿りつきます。その手前が源です。ここから尾根からの湧き水や雨水な
どが交じあって下り、裾野への流れとなり集落を潤します。
明治初期、勝海舟に勧められてアメリカに来た元サムライが NY でクリスチャン教育
者と出会い、ミシガン州ホーランドのホープカレッジに来ました。そこで回心を経験、
8年間の学びの後に帰国。その人物の一人は日本で青年女子教育や YMCA 創設に大きく
関わった木村熊二です。彼は今で言うリターニーでした。
源流探訪の意義の一つは、スピリットを垣間見る楽しみではないかと思っています。
「すべて主に寄り頼む者はさいわいである。」詩篇2篇12節
2012 年 1 月 ミシガン州
三上洋輔
支援会事務局
「JCFN とスタンフォード
聖書に親しむ会」
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岡谷重雄
国家公務員
「ようこそ、岡谷さん!」サンフランシス
コ空港でドイツ語なまりの日本語で出迎え
てくださったのは、昔日本で宣教師をされ
ていたラスコー先生であった。1991年
当時、300世帯も日本人が留学していた
スタンフォード大学でラスコー先生は留学
生伝道をしている団体の指導者であった。
留学が決まり、渡米する前にラスコー先
生と連絡がとれて、先生がわざわざ迎えに
来てくださったのである。ペラペラ妙にお
喋りする1歳の長男を連れて、詰めるだけ
一杯の手荷物とともに、疲労と不安を抱い
て初めてカリフォルニアの地を踏んだ私た
ち家族にとって、先生はとても心強くまさ
に主からの助けに見えた。私たちがスタン
フォード聖書に親しむ会に溶け込んでいっ
た最初の瞬間である。
スタンフォード聖書に親しむ会はこの先
生のおかげで、学内日本人会に浸透してい
た。初めの日本人会では大勢の企業派遣留
学生を前に聖書に親しむ会を先生が案内し、
ゴルフレンジやゴルフコースにでて日本人
を見つけては伝道をし、聖書に親しむ会は
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支援会ニュース
異様なまでにめだっていた。キャンパス内
のあちらこちらにも案内が出され、近隣の
教会のアメリカ人も日本人を紹介してくれ
ていた。近隣の日本人教会の方々も応援に
来てくださっていた。私たちはキャンパス
内の家族寮に住んでいだので、聖書に親し
む会の拠点のようになり、週に何度か集会
が行われるようになった。
心に残るのは、チラシをみてこられた金
さんという男性が3か月の滞在の間に我が
家の夜の家庭集会にいつも通われ、決心だ
昨年、20周年記念イベントの一つとして
「アーバナ会の会報第一号」をご希望の方に
PDF ファイルで提供させて頂きました。<
続きは3ページ下段>
「素晴らしい JCFN」
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オピー加代子
JCFN と の 出 会 い
は1992年だった
と 思 い ま す。 当 時、
私たちはコロラド州
けをずっと留保していたのに、帰る直前に
デンバーに住んでお
訪ねてきた初対面の摂ちゃんに「金ちゃん、
りました。日本人教
帰りの飛行機が落ちたら天国いけへんで。
会が建て上げられる
今が最後のチャンスやで。
」と半ば脅迫めい
と言うことを友人か
た説得に応じ決心し、日本に帰ってから信 ら聞き、地域の日本人の方々と関わり始め
仰生活を続けられたことである。
ていました。その頃、ディック ダースト
JCFN の最初のデンバー会議にも家族で ン先生から「アーバナ会」のことを聞いた
参加した。全米の同じような日本人集会の と思います。それは日本人の大学生を中心
群れと心を一つにして祈り与えられたミッ とした若い人たちへの伝道のネットワーク
ションステートメントの文言は忘れてし の組織だと聞いて、本当に素晴らしいこと
まったが、キーワードは equip だったと思 だと思いました。アーバナ会を始めるため
う。兄弟を助ける、備えさせる、建てあげ に一生懸命、奔走し、働いておられた黒田
るの意味があったと思う。私たち家族はラ 摂さん、津倉さん、小助川さん、鈴木直子
スコー先生やその他の主にある方々によっ さん、こうした皆さんのあの頃の様子を今、
て、生活、信仰を equip されていったが、 思い出しています。考えてみれば、その夏
奇しくも、私たちも大勢の方々と関わりを の小さな修養会が記念すべき第一回だった
もち、その方々が救われ、日本で信仰生活 のですね。中野美雪さんと話したのも覚え
につながるための equip のわざに導かれて ています。
いった。JCFN とはその equip をしあうネッ
その後、立派にきちんとした組織となり、
トワークである。世界全体に広がる同胞日 法人化、フルタイムのスタッフが備えられ、
本人に向けられた神様のこの時代でのご計 多くのデンバーに住んでいた学生さん達が
画であると私は確信する。
入れ替わり、立ち替わり、ボランティアを
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していました。会報の発送業務を「発狂」
業務だなどと言って、大笑いしながら、夜
を徹して仕事をされていた多くの皆さんの
姿を何年も見守ってきました。
当時は私の子供たちが小さかったので、
あまり手伝えなかった事を申し訳なく思っ
ています。他の州から JCFN のためのお客
さんがあるときに、宿泊先、滞在先として
我が家を提供できた事くらいがせめてもの
お役に立てたことでした。ヤードセールも
楽しかったです。
JCFN のスタッフの皆さんは山積みになっ
ている仕事の傍らで、デンバー在住の日本
人留学生の皆さんや、当時、デンバー市内
にあった帝京大学の学生さんたちにも良く
伝道して下さっていました。助けの手を差
し伸べるだけでなく、一緒にスキーに行っ
たり、旅行したりとまるで家族のような友
情の絆を作りあげておられました。素晴ら
しい働きでした。
そして、JCFN のオフィスもカリフォルニ
アに移転の運びとなり、私たちも2003
年からバージニア州ウィリアムズバーグに
住んでいます。小さな町で日本人も多くは
ありませんが、2005年からはワシント
ン DC から上原隆牧師を我が家へお招きし、
家庭集会を持っております。
若い日本人の学生の皆さんがアメリカで
福音に触れることの大切さと、それを携え
て日本へ帰国する素晴らしさは日本におけ
る宣教、伝道にとって、どれほど素晴らし
い主の証しとなることでしょうか。JCFN
の発足の姿を見させて頂けた事を主に心か
ら感謝しております。
JCFN の働きが主にますます用いられ、日
本での宣教のために大きく、大きく、用い
られますようにと願ってやみません。
支援会ニュース
トピックス
す で に ご 案 内 さ し 上 げ て お り ま す が、
A l l N a t i o n s Re t u r n e e s C o n f e r e n c e
2012(ANRC 12) が 11 月 22 日~ 25 日に
静岡県掛川市にありますヤマハ・リゾート”
つま恋” で行われます。JCFN はこれまでの
2回の大会同様に協力団体としてできる限
りのサポートをいたします。
あわせて今年は 2007 年よりアメリカで
開催して参りましたリーダー訓練会 (WIT)
をはじめて日本で BBWIT(ブリッジビル
ダー Whatever It Takes)として2回開催
します。
BBWIT12 のキャンプへ日本各地域で帰
国者のフォローアップに関わっておられる
方々に呼びかけています。またここでの学
びを ANRC12 での奉仕にいかせるようにと
の願いをもっています。もちろん BBWIT へ
の参加の有無にかかわらず ANRC12 での奉
仕は可能ですし、ANRC12 への参加の有無
にかかわらず BBWIT での学びは可能です。
■日時:2 月 24 日(金)~ 25 日(土)、
26 日(日・オプション)
■場所:TEAM センター
東京都三鷹市下連雀 3-6-20
■問い合わせ: [email protected](中村)
日本ではじめての試みですが、アメリカ
では WIT はリーダー育成に用いられている
と思います。よき機会になればと願ってい
ます。 <2ページ上段よりの続き>
「アーバナ会の会報第一号」を JCFN サイ
トの<リソース提供>に収納しておりま
すので、ご希望の方はダウンロードでき
ます。 ご利用ください。
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支援会ニュース
経済的ご支援について
マッチングファンドレイズ
JCFN は、特定の教会教団には属さない福音
的超教派の活動で、運営と活動の費用は、任
意自由献金でまかなわれています。費用面の
大きな括りは、事務所維持管理費、活動費、
そして主事の人件費です。経済的な面での継
続的なご支援につきしまして、ぜひ、今後と
もご協力のほど、何とぞよろしくお願いしま
す。ありがとうございます。
JCFN は昨年11月より今年3月30日
までの期間で 20 周年記念マッチングファ
ンドレイズ・キャンペーンを行なっていま
す。マッチングファンドレイズとは、皆様
がご献金される額と同額が外部から篤志家
によって同額献金されて献金額が 2 倍に
なるというもので、A さんが$100 をご献
金されますと、この$100 にマッチする
$100 が外部から献金され、結果として A
さんの$100 は$200 の貢献という形にな
ります。
また、私の神は、キリスト・イエスにある
ご自身の栄光の富をもって、あなたがたの
必要をすべて満たしてくださいます。
( ピリピ人への手紙 4:19 )
■オンライン献金(クレジット)をご利用し
ての献金:日米共通です。詳しくは JCFN サ
イトのトップメニューバー<オンライン献金
>をご参照ください。
よりユーザーフレンドリーなウェブサイ
ト構築、データベース化の促進などを含め
た情報インフラ整備と昨秋アメリカ本部に
就任しました三木事務主事の任期2年間に
かかわる人件費等の一部とあわせ合計4万
ドルの必要を覚えています。ご協力頂けれ
ば誠に幸甚です。
■応募方法:チェック、またはクレジッ
トカード。(1)チェックの場合:チェック
のメモ欄に「MF」と記入の上、JCFN 宛(P.O.
Box 17982, Irvine, CA 92623-7982)に
お送りください。(2)クレジットカードの
注: JCFN は、内国歳入法第 501 条 (c)
場 合:www.jcfn.org/donation よ り「 指
(3) に該当する免税団体(tax-exempt
定先あり」を選び、献金額とその他の必要
organization)であり、すべての献金は課税
項目をご記入ください。先に進んだページ
控除(tax deductable)の対象となりますので、 で「その他、特別献金」を選び、
「指定用途」
課税控除の領収書と発行すると同時に、次回
に「MF」とご記入ください。 の献金用の封筒を送付させて頂いています。
■米国での場合:小切手の宛先を JCFN でお
願いします。P.O. Box 17982, Irvine, CA
92623-7982
■日本での場合
*郵便振替
1)ATMあるいは郵便局窓口にて振替用
紙を利用:加入者名:JCFN/口座番号:
00100- 8- 565348 または、2)自動送金システム:お手持ち
の郵便貯金の口座から、毎月ご指定の金額を
自動的に JCFN の口座に送金。
*銀行振込:みずほ銀行九段支店 店番号 532 口座番号 1161342
口座名:JCFN 代表 後藤満喜
[ JCFN ダイヒョウ ゴトウマキ]
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編集後記
あけましておめでとうございます。年が
あけて JCFN は21年目以降の歩みに踏み
出しています。新しく直面する様々な状況
があるものと思っています。引き続きご支
援のほど何とぞよろしくお願いします。
三上洋輔 (事務局)
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