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北海道総合行政情報ネットワーク マイクロ無線設備更新整備工事 実施

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北海道総合行政情報ネットワーク マイクロ無線設備更新整備工事 実施
北海道総合行政情報ネットワーク マイクロ無線設備更新整備工事
実施設計委託業務 特記仕様書
I
総 則
1 目 的
この仕様は、北海道総合行政情報ネットワークマイクロ無線設備の更新整備工事に係る実施設計委託
業務の処理に必要な事項を定めるものである。
2 準拠法令等
(1)
業務の処理に当たっては、電気事業法、電気通信事業法、電波法その他関係法令を遵守するもの
とする。
(2)
契約書及びこの仕様に記載されていない事項は、北海道建設部測量調査設計業務等共通仕様書又
は、国土交通省大臣官房技術調査課電気通信施設設計業務共通仕様書によるものとする。
(3)
契約図書等に相違がある場合又は、疑義が生じた場合、受託者は業務担当員に書面により報告し、
その指示を受けなければならない。
(4)
関係官庁等に対して許認可届出が生じる場合は、必要な書類作成及び手続きについて、受託者が
委任又は、承認を受けて代行すること。
(5)
一般社団法人電波産業会(ARIB)への照会相談業務委託(回線設計、混信計算等)については、本
委託業務の対象外とする。
3 管理技術者
(1)
受託者の道内の業務拠点に、技術士(総合技術監理部門(電気電子部門)
)又は、シビルコンサル
ティングマネジャー(電気電子部門)の何れかの資格を保有する技術者が2名以上在籍していること。
(2)
受託者は本設計業務の管理技術者として、前項に記載の資格の何れかを保有する者を定め、委託
者に通知すること。
(3)
管理技術者は、契約図書に基づき設計業務に関する技術上の管理を行うこと。
(4)
管理技術者は、業務担当員が指示する関連のある設計業務等の受託者と十分協議の上、相互に協
力し、業務を実施すること。
(5)
管理技術者は、屋外における設計業務に際しては、使用人等に適宜、安全対策、環境対策、衛生管
理、地元関係者に対する対応等の指導及び教育を行うとともに、設計業務が適正に遂行されるように、
管理及び監督すること。
(6)
管理技術者は、照査技術者に規定する照査結果の確認を行わなければならない。
4 打合せ及び記録
打合せは次の時期に行い、打合せ記録を作成すること。
(1) 業務着手時
(2)
業務担当員又は、管理技術者が必要と認めた時
(3)
成果品納入時
5 業務委託の場所
北海道札幌市中央区北3条西6丁目 北海道本庁舎
II
業務処理計画
業務処理計画書は業務の目的・主旨を把握の上で、業務内容を確認し、次の事項を記載するものとす
る。
(1)
業務概要及び実施方針
(2)
業務工程
(3)
業務組織計画
(4)
打合せ計画
(5)
成果品の品質を確保するための計画
(6)
成果品の内容、部数
(7)
使用する主な図書及び基準
(8)
連絡体制(緊急時含む)
(9)
使用する装置等
(10) 照査計画
(11) その他必要事項
III
設計条件等
1 業務目的
「北海道総合行政情報ネットワークマイクロ無線設備更新整備工事 基本設計書」に基づき、IPマイク
ロ無線設備の更新及び管理設備等の改修工事の発注に必要な実施設計を行い、経済的かつ合理的に工事
の費用を予定するための資料を作成することを目的とする。
なお、本ネットワークが災害時に使用することを認識し、設計に当たっては、信頼性や費用対効果及
び関連システムとの整合性に配慮するものとする。
2 業務内容
(1)
設計条件等の決定
ア
基本設計書及び貸与図書の把握の外、必要に応じ現地調査等を行い、設計条件及び設計上の基
本的条件について、確認・整理の上決定する。
イ
工事現場に係る法令、規制等の調査を行い、必要な申請、届出等を確認・整理する。
ウ
整理した条件等に基づき、ネットワーク全体に係る概要整理を行い、ネットワーク概念図、装
置構成概念図等を作成し、報告書として提出すること。
(2)
ネットワーク設計
設計は、決定した条件等に対して、次の事項を基準とし実施する。
ア
マイクロ無線設備によるネットワークの適正化
イ
広域イーサネットとの相互自動迂回接続
ウ
データセンタからサブデータセンタへの切替制御
エ
データ経路及びトラフィックの監視・制御
オ
IPアドレス付与計画
(3)
設備設計
設計は決定した条件等に対し、次の設備構成毎に実施する。
ア
設備構成
①
マイクロ無線設備
②
ネットワーク設備
③
音声交換設備
④
運用管理設備
⑤
(サブ)データセンタ設備
イ
システム設計
各設備の機能を検討整理の上、次により設計を実施する。
(4)
①
装置構成及び各装置の仕様・台数
②
広域イーサネットとの冗長化構成
③
グラフィック等によるデータの可視化
電源装置の設計
設計は、決定した条件等に対して、次の事項を基準とし実施する。
ア
直流電源方式から交流電源方式への変更
イ
無停電電源装置(UPS)の仕様・台数
ウ
発動発電装置のオーバーホール等
(5)
工事等の設計
新設装置の設置、接続、不要装置の撤去、既存システム等との接続、設定変更等の設計を行う。
なお、不要となり、売却が困難な装置の廃棄処分については、廃棄物処理法など関係法令を遵守
し、次の事項を明確にして設計を行うものとする。
ア
廃棄する装置及び数量
イ
産業廃棄物の種類
ウ
産業廃棄物処理施設の把握
(6)
他システム接続設計
次のデータをマイクロ無線回線にて伝送する設計を実施する。
ア
河川テレメータシステム
イ
道庁行政情報ネットワークシステム(既設の多重化装置に接続しているシステムに限る)
ウ
固定無線アクセスシステム(FWA)による国との接続
(7)
設計図等
上記(1)から(6)の設計に基づき、設計図等を作成する。
ア
イ
ウ
設計図
①
付近見取り図・配置図
②
機器配置平面図
③
電源線系統図・平面図
④
通信ケーブル系統図・平面図
⑤
中継方式図及び装置構成図
⑥
移行計画図及び既設撤去図
⑦
MDF・IDF収容図及び付け線図
⑧
その他業務担当員が指示する図面
更新設備(付帯装置含む)仕様等の資料作成
①
基本設計書に基づく更新設備(付帯装置含む)仕様等
②
整備過渡期における設備仕様等
③
北海道総合行政情報ネットワーク既設設備との接続
更新整備事業完了時、整備過渡期における構成の検討及び概念図作成
①
平面図・機器配置図・回線構成図・電源系統図・通信系統図等
②
各装置の運用情報及び保守情報等
エ
概算工事費の算定
設計図等に基づき算出した概略数量から、概算工事費を算定する。
なお、予算事務に係る各年度毎の概算工事費を平成28年9月までに情報提供すること。
①
数量算出要領
当該業務において、数量の算出を行う場合は「土木工事数量算出要領」を参考とすること。
また、これに定めのない事項については、業務担当員と協議すること。
②
工事積算基準等
当該業務の設計図書は、北海道建設部が制定した積算基準等を参考に作成すること。
③
その他諸経費等
無線局開設、回線設計及び混信計算等、運用に必要な項目を整理し計上すること。
3 報告書作成
業務の成果として、設計図面、数量計算書、概算工事費算出内訳書、報告書等を作成すること。
(1)
電子納品
ア
当該業務は、北海道建設部制定の「情報共有・電子納品運用ガイドライン」(以下「ガイドラ
イン」という。)に基づき、業務書類を電子成果品で納品する業務である。
イ
電子納品の対象書類は、「ガイドライン」を参考にして業務担当員との協議により決定するこ
と。
(2)
要領・基準
電子納品は、
「ガイドライン」に基づき実施するほか、特に記載のない事項については国土交通省
の各規定類等によること。
(3)
電子納品実施に伴う環境整備
ア
受託者は、電子納品の実施にあたり、必要なハード環境及びソフト環境を保有すること。
イ
受託者は、当該業務の契約締結後「ガイドライン」に基づき、「着手時の協議チェックシー
ト」により利用ソフトや、電子納品対象書類等について業務担当員と協議すること。
(4)
成果品
ア
当該業務の設計図面、数量計算書、概算工事費算出内訳書、報告書等は原稿(紙製本)1部及
び電子納品対象書類は、電子媒体(CD-R等)により1部を電子成果品保管帳に格納して提出する
こと。
なお、詳細については「ガイドライン」によること。
イ
(5)
ア
電子納品対象書類以外の書類については、共通仕様書に基づき提出すること。
その他
電子納品及び情報共有の実施にあたり疑義が生じた場合は、業務担当員と十分協議すること。
イ 「情報共有・電子納品運用ガイドライン」は、北海道建設部建設政策局建設管理課ホームページ
に公表をしている。
IV
貸与成果品
当該業務の履行に当たって、次の資料を貸与する。
(1)
北海道総合行政情報ネットワーク整備工事完成図書(平成 7、8、9 年度作成)
(2)
北海道総合行政情報ネットワーク概要説明資料(平成 10 年度作成)
(3)
北海道総合行政情報ネットワーク更新整備工事(平成 24 年度作成)
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