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日産リバイバルプラン - Nissan Global
日産リバイバルプラン 1999年10月18日 東京 リバイバルプラン概要 はじめに I) 診断 ¦ 過去の業績: 統計資料 ¦ 過去の業績: 分析および可能性 II) リバイバルプラン ¦ 策定方法 ¦ 主な内容 ¦ 効果 III) 必達目標 まとめ 1999年の沿革 3月27日: 5月28日: 6月25日: 6月25日: 7月 1日: 9月 1日: 10月18日: ルノーとの資本提携に調印 資本受入完了 株主総会が取締役を選出 取締役会がCEO, COO, EVP, SVPを任命 新組織始動 17 人のルノー管理職が日産に赴任 リバイバルプラン発表 リバイバルプラン概要 はじめに I) II) III) 診断 ¦ 過去の業績: 統計資料 ¦ 過去の業績: 分析および契機 リバイバルプラン ¦ 策定手法 ¦ 主な内容 ¦ 効果 必達目標 まとめ 1988/1998年 グローバルシェア 7.0% 6.4 6.2 6.2 シェア (% market share) 6.5% 6.6 6.0% 6.1 5.8 5.8 5.7 5.5 5.5% 5.2 4.9 5.0% 4.5% 4.0% 88 89 90 91 92 93 94 (calendar year Jan-Dec) 暦年( 1-12月) 95 96 97 98 1988/1998年 グローバル生産台数 3.2 3.02 3.06 2.96 百万台 (million units) 3.0 2.8 615,000台減 3.08 2.81 2.74 2.68 2.73 2.74 2.75 2.6 2.46 2.4 2.2 88 89 90 91 92 93 94 (fiscal year April - M ar) 年度( 4-3月) 95 96 97 98 1988/1998年 国内シェア 26% 23.6 23.7 シェア (% market share) 24% 23.4 23.2 22.4 22.2 21.4 22% 20% 18.6 17.7 17.8 17.2 18% 16% 16.7 17.4 16.1 21.8 20.0 20.4 15.5 15.4 20.4 19.7 16.3 14.7 Total Market 全体シェ ア 14% 13.3 Ex. M ini's 軽除く 12% 88 89 90 91 92 93 94 95 96 (fiscal year april-march -- 99 first half results) 年度( 4-3月)*99年は上半期実績 97 98 99* 収益状況 1988 - 1999年度当期利益 3.0 赤 字 2.0 1.0 % 0.0 -1.0 -2.0 -3.0 -4.0 88 89 90 91 92 93 (fiscal year) 年度 94 95 96 97 98 99e 有利子負債額(除く販売金融) 3 (trillio n yen) ( 兆円) 2.5 2 1.5 1 0.5 0 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 リバイバルプラン概要 はじめに I) II) III) 診断 ¦ 過去の業績: 統計資料 ¦ 過去の業績: 分析および可能性 リバイバルプラン ¦ 策定手法 ¦ 主な内容 ¦ 効果 必達目標 まとめ 日産リバイバルプラン 過去の業績不振の原因: 1) 利益追求の不徹底 2) 顧客指向性の不足 3) 機能、地域、職位横断型業務の不足 4) 危機意識の欠如 5) 共有ビジョンや共通の長期計画の欠如 →再生の可能性大 日産リバイバルプラン 日産再生に向けての強固な基盤 ¦ 国際的な認知と海外展開 ¦ 世界最先端の生産技術 ¦ 特定分野での世界最高レベルの先進技術 ¦ ルノーとの提携 ¦ 優秀な人材 リバイバルプラン概要 はじめに I) 診断 ¦ 過去の業績: 統計資料 ¦ 過去の業績: 分析および可能性 II) リバイバルプラン ¦ 策定方法 ¦ 主な内容 ¦ 効果 III) 必達目標 まとめ 日産リバイバルプラン 策定方法: ¦ 9つのCFT( Cross Functional Team) ¦ 7月5日のエグゼクティ ブコミティにて決定 事業の発展 ¦ 購買 ¦ 製造 ¦ 研究開発 ¦ 組織と意志決定プロセス ¦ 販売・マーケティング ¦ 一般管理費 ¦ 財務コスト ¦ 車種削減 ¦ 日産リバイバルプラン 策定: ¦ 日・ 米・ 欧の200名が直接関与 ¦ 2,000件のアイデアを検証 ¦ 400件のアイデアをエグゼクティブコミティに提案 ¦ 10月18日の取締役会にて承認 リバイバルプラン概要 はじめに I) II) III) 診断 ¦ 過去の業績: 統計資料 ¦ 過去の業績: 分析および可能性 リバイバルプラン ¦ 策定方法 ¦ 主な内容 ¦ 効果 必達目標 まとめ 日産リバイバルプラン - 事業の発展 目標:利益ある成長 活動: ¦ 新商品の投入 日産リバイバルプラン - 事業の発展 目標:利益ある成長 活動: ¦ 新商品の投入 ¦ 自動車関連事業の展開 ¦ ブランド アイデンティティの確立と強化 ¦ リード タイムの短縮 事業の発展 リードタイムの短縮 ¦ 車両/パワートレインの開発期間 ¦ 受注から納車までの期間 ¦ 新車発売時期の地域間較差 日産リバイバルプラン - 事業の発展 目標:利益ある成長 活動: ¦ 新商品の投入 ¦ 自動車関連事業の展開 ¦ ブランド アイデンティティの確立と強化 ¦ リード タイムの短縮 ¦ ルノ ーとの提携 日産リバイバルプラン - 購買戦略 目標:3年間で20%のコスト削減(およびその早期実現) 100 (cosr baseline) コストベース 95 - 8% 90 - 7% 85 - 6.5% 80 75 FY99 FY00 FY01 年度 FY02 日産リバイバルプラン - 購買戦略 目標 : 3年間で20%のコスト削減(およびその早期実現) 活動 : ¦ 部品・素材の集中購買化 ¦ グローバル購買戦略にサービスを含める ¦ サプライヤー数の削減 1999/2002年 サプライヤー数の比較 サプライヤー数 (group suppliers) 50% Reduction in Number of Suppliers サプライヤー数50%削減 1,145 600 1999 2002 日産リバイバルプラン - 購買戦略 目標:3年間で20%のコスト削減(およびその早期実現) 活動: ¦ 部品・素材の集中購買化 ¦ グローバル購買戦略にサービスを含める ¦ サプライヤー数の削減 ¦ 競争力のあるグローバルサプライヤーとのパートナーシップ ¦ 「仕様削減と標準化」への挑戦 ¦ ルノーとの提携 1999/2002 年 1999/2002年 日産のグローバル生産 目標: 最適生産効率/最適 コストの達成 活動: 車両組立・ ユニット生産能力の適正化 ¦ 1999/2002年における 国内生産能力 Capacity at 3,500h/yr. 年間生産能力3,660時間 Capacity at 4,400h/yr. 年間生産能力4,400時間 (fully loaded 2-shifts) ( 2直体制での理論上max時間) 100% 3.0 率 働 稼 2.0 77% 50% 53% 1.0 2 .0 0 2 .4 0 30% 削減 1.65 1.67 0.0 0% 1999 1999r 2002 1999/2002年における 国内生産能力 Capacity at 3,500h/yr. 年間生産能力3,660時間 Capacity at 4,400h/yr. 年間生産能力4,400時間 (fully loaded 2-shifts) ( 2直体制での理論上max時間) 100% 3.0 率 働 稼 2.0 82% 50% 53% 1.0 2.00 2.40 1.65 1.67 0% 0.0 1999 1999r 2002 日産リバイバルプラン - 生産 車両組立工場閉鎖: ¦ 村山工場 ¦ 日産車体京都工場 ¦ 愛知機械港工場 日程: 2001年3月 2001年3月 2001年3月 ユニット工場閉鎖: ¦ 久里浜工場 ¦ 九州ユニット工場 日程: 2002年3月 2002年3月 1999/2002年 日産のグローバル生産 目標:最適生産効率/最適コストの達成 活動: m m 車両組立・ユニット生産能力の削減 生産組織の合理化・簡素化 M ar Su ch/C nn ub y/A e lm er P a re s Bl ea P ue rim b er ird a/ Ce G 20 firo /I3 C 0 re S /Ma w ky xi Ce line ma dr /La ic u G rel Ce lor dr ia w i Ce c G dr lor ic ia G C lor im i a a/ Pr Q4 es 5 id en t Si l Fa via ir W lad Av ing y en ro i r ad Pr ai R' r ne St ie s Te sa ag rra /P ea re no sa /C g ar av S e an er /E na lgr an d Sa fa Ci ri vi li a Da n ts un 1999年 日産の国内生産体制 愛知機械 日車京都 7 6 日車湘南 九州 栃木 村山 追浜 5 4 3 2 1 0 7工場 24プラットフォーム 4 工場 * 上記に加えてシビリアンの少量生産を現在の日産車体京都工場の一部で継続 /I3 0/ M re ax C w rra 15 プラットフォーム ra nd D at su n a Sa n fa ri av lg ar /E C no e na ag re es Se Pr im a C ed FF ric -L G lo ria C ed ric G lo ria FR -L Av en ir Pr ai rie iro Te ef 追浜 C 栃木 SM B 2002年 日産の国内生産体制 7 6 日車湘南 九州 5 4 3 2 1 0 2004年 日産の国内生産体制 7 6 日車湘南 九州 5 4 栃木 3 2 追浜 1 4 工場 12 プラットフォーム * 上記に加えてシビリアンの少量生産を現在の日産車体京都工場の一部で継続 M CV LL RL -L CV CV dS Ol dM Ol SM L -L FR -L FF B 0 1999/2002年 日産のグローバル生産 目標:最適生産効率/最適コストの達成 活動 m m m 車両組立・ユニット生産能力の削減 生産組織の合理化・簡素化 グローバルレベルでの管理によるコスト削減: m m 物流 m ベストプラクティス m ベンチマーキング F.M.S.(Flexible Manufacturing System)の採用拡大 日産リバイバルプラン 販売費および一般管理費 目標 : 販売費および一般管理費の20%削減 活動 : m ブランドパワーの向上によるインセンティブの削減 m グローバル化による広告費の削減 m 販売網のスリム化 日産リバイバルプラン 販売費および一般管理費 販売網のスリム化 m 国内販売網の再編 m m m 営業所数の10%削減 m 営業時間の延長 m ビジネスセンターの設置( バックオフィスの統合) 北米リージョナル組織のスリム化 m m リージョナルオフィスのスリム化 欧州ディーラー網の再編 m m 子会社ディーラー数の20%削減 ルノーとの提携による共通ハブおよびバックオフィスの設置 E−ビジネス分野でのカーポイントとの提携 日産リバイバルプラン 販売費および一般管理費 目標 : 販売費および一般管理費の20%削減 活動 : m ブランドパワーの向上によるインセンティブの削減 m グローバル化による広告費の削減 m 販売網のスリム化 m 固定費の削減 m 日産リバイバルプラン 財務コストの削減 目標 : 財務管理の強化 財務コストの削減 活動 : ¦ グローバルレベルでの財務業務の集中化 ¦ グローバル財務管理 /リスクマネージメントの実現 ¦ グローバルレベルでの会計、資金、キャッシュ管理の構築 ¦ 戦略的な株式保有の取りやめ ¦ 不動産、有価証券および自動車関連以外の資産の売却 ¦ 30%の在庫削減 ¦ ルノーとの提携 日産リバイバルプラン 研 究 開 発 目標 : 研究開発能力の有効活用 活動 : ¦ グローバルレベルでの組織の集中化 ¦ サプライヤーと共同でコスト削減活動の推進 ¦ “Nissan 333” プログラム ¦ コアテクノロジーへの資源の集中化 ¦ ルノーとの提携 日産リバイバルプラン 組 織 目標 : 地域別組織からグローバル組織への変革 活動 : ¦ ¦ 世界本社の設立 ¦ 全体戦略 ¦ 企画 ¦ 全体管理 ¦ ブランドマネージメント グローバルレベルでの機能別管理 ¦ 開発 ¦ 財務 ¦ 購買 ¦ 人事 ¦ 製造システム 日産リバイバルプラン 組 織 目標 : 地域別組織からグローバル組織への変革 活動 : ¦ 機能横断性と収益指向を実現のため、 プログラム・ダイレクター を任命 実績重視型評価制度: ボーナス、ストックオプション 制度を2000年に実施 ¦ 実績重視型昇進制度 ¦ リバイバルプラン概要 はじめに I) II) III) 診断 ¦ 過去の業績: 統計資料 ¦ 過去の業績: 分析および可能性 リバイバルプラン ¦ 策定方法 ¦ 主な内容 ¦ 効果 必達目標 まとめ 日産リバイバルプラン 日産グループ従業員数 148 150 140 従業員数の 14%削減 (21,000人 ) 旧連結基準での 従業員数 131 132.4 130 新連結基準での 従業員数 120 110 Apr 99 年99 4月 Apr 99年99 4月 (99年度は季節従業員とパートタイマー含む) •自然減 •パートタイマー 採 用、フレックスタイム の適用拡大 •事業売却に伴う 異動 •早期退職 見込み 127 FY 02 2002 年度 日産リバイバルプラン 効 果 人員削減 : ¦ グローバルレベルで21,000人 内 訳 ¦ 製造 4000 人 ¦ 日本国内ディ ラー 6500 人 ¦ 一般管理 6000人 ¦ 事業売却による異動 5000人 ¦ 開発 (500人) 日産リバイバルプラン 効 果 影響額: ¦ 99 年度での引当金*計上額 2000億円 * 資産減および社会コストをカバーするための引当金 日産リバイバルプラン コスト削減効果 : 1兆円 現状のコスト構造 コスト削減の内訳 その他 3% 100 研究開発 3% 製造 11% 75 その他 製造 10% 2% 販売費及び 一般管理費 23% 50 購買 60% 25 0 販売費及び 一般管理費 28% 購買 60% リバイバルプラン概要 はじめに I) 診断 ¦ 過去の業績: 統計資料 ¦ 過去の業績: 分析および可能性 II) リバイバルプラン ¦ 策定方法 ¦ 主な内容 ¦ 効果 III) 必達目標 まとめ 日産リバイバルプラン 必 達 目 標 収益目標 2000年度 黒字化 2002年度 営業利益 > 4.5% 有利子負債額 (除く販売金融) (兆円) (trillion yen) 33 2.5 2 1.5 50 % 削 減 1 0.5 0 89 90 91 92 93 ¥/ドル換算レートは\110/$を便宜的に使用 94 95 96 97 98 99 02 target 02年度目標 リバイバルプラン概要 はじめに I) 診断 ¦ 過去の業績: 統計資料 ¦ 過去の業績: 分析および可能性 II) リバイバルプラン ¦ 策定方法 ¦ 主な内容 ¦ 効果 III) 必達目標 まとめ 日産リバイバルプラン