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ついに刊行 待望の 初版「抗体カタログ」 抗体だけで約83,000種の グライコバイオロジー 商品を掲載しています。 生命科学の第3の鎖 抗体のコスモ・バイオが 抗体カタログを発行しました。 ご希望の方は下記までご連絡ください 。 ※ホームページからもご請求いただけます。 Glycobiology ●CONTENTS ■一次抗体 サイトカイン/ケモカイン/成長因子/ CD/細胞表面/接着分子/チャンネル /レセプター/アポトーシス関連/細胞 周期調節因子/転写調節因子/癌マー カー/神経/細胞骨格/細胞外基質/ 細胞内シグナル伝達/ホルモン/酵素・ 酵素基質/ウイルス/細菌/化学物質 /アレルギー物質/薬物/凝固線溶関 連/リポタンパク/血清タンパク/レク チン/ペプチド/アミノ酸/糖/脂質/ 核酸/タグ物質/標識酵素/蛍光物質 ■二次抗体■汎用試薬■サンタクルズ 社 推奨プロトコール& Q&A集付き 中 布 配 酵素 糖鎖構造解析/糖鎖機能解析/標準品 エンドグリコシダーゼ/エキソグリコシダーゼ/ GAG構造解析用酵素/GPIアンカー検出 糖脂質&リポ多糖 お願い 及び 注意事項 ●希望販売価格…本号に記載の価格は、2004年10月1日現在の価格です。価格は予告なしに改定される場合がありますので、 ご注文の際ご確認ください。 なお、表示価格には消費税は含まれておりません ●使 用 範 囲…本号に掲載の商品は、全て「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用等としては使用しないよう、十分ご注意ください。 取扱店 糖タンパク質 ガングリオシド/血液型物質/リポ多糖 レクチン プロテオグリカン レクチン/レクチン染色キット/ レクチン固定化アガロース グリコサミノグリカン&プロテオグリカンの検出/ グリコサミノグリカン&プロテオグリカン コスモ・バイオ株式会社 〒135-0016 東京都江東区東陽2丁目2番20号(東陽駅前ビル) Tel. 営業部 03-5632-9610 03-5632-9620 Fax. 03-5632-9619 URL http://www.cosmobio.co.jp 多糖 標準物質及び関連物質/ 細胞壁分解酵素/細胞壁分解酵素抗体/ シクロデキストリン及び誘導体 糖転移酵素& 糖タンパク質プロセッシング 糖転移酵素/糖タンパク質プロセッシング阻害剤/ グリコシダーゼ基質 コスモ・バイオ株式会社 2004.08.01 www.cosmobio.co.jp 総 説 ――生命科学の第3の鎖 図2 図6 N-結合型糖鎖の3つのサブグループ ガングリオシドの生合成経路 東京大学名誉教授 財団法人 野口研究所顧問 薬学博士 木幡 陽 ■■ 糖鎖生物学とは 多細胞生物によって作り出される多くのタンパク質には糖鎖が うなピラノース型以外にフラノース型ともなり得ます。それゆえ、 Gal→Manという二糖構造ではじつに16の異性体構造をとり得る 共有結合しており、糖タンパク質と呼ばれています。しかし糖タ ことになるわけです。さらに、鎖の単位を3つに増やした場合に、 ンパク質糖鎖の構造研究は難しく、糖タンパク質の糖鎖部分の 核酸やタンパク質では個々の単位を規定すればやはり1つの構造 機能面の問題はタンパク質研究の長い歴史の間で、無視されて しか作り得ません。対照的に、糖鎖は三糖以上では枝分かれ構 きました。 造を形成し得るため、糖鎖の異性体の数は幾何級数的に増えて 後述するように構造が多様であることが糖鎖の構造研究を困 参ります。このように、糖鎖は核酸やタンパク質には見られない、 難にしてきた主な原因ですが、これに加えて糖タンパク質の糖鎖 少数のユニットを使って多様な構造を作り出すという性質を備え 構造の研究を難しくしているもう1つの要因があります。多くの糖 ています。 タンパク質は1分子あたり1本以上の糖鎖を持っています。また、 1本しか糖鎖を持っていない場合でも、糖鎖の生合成機構には核 酸やタンパク質のように鋳型が介在しないため、糖鎖構造には (a) 複合型 (b)高マンノース型 (c)混成型 四角で囲んだ部分は全てのN-結合型糖鎖に共通なトリマンノシルコア構造。破線で囲んだ部分は高マンノース 型糖鎖の共通七糖コア構造。外側の構造により、糖鎖の多様性が生まれる 図7 図3 図1 糖鎖の構成 広くミクロ不均一性が認められております。こうしたことから糖タ ンパク質糖鎖の構造を研究するためにはそれぞれの糖鎖をまず 分離する必要があります。 ガラクトース グリコサミノグリカンの分類とその ミクロ不均一性。ヒアルロン酸を 除き、ウロン酸のC-5のエピマー 化とN -結合型あるいはO -結合型 硫酸化(○数字で示した部分) は ミクロ不均一性の原因となる マンノース 複合糖質研究への関心は、1960年代はじめに報告されたヒト 血液の抗原決定基の解明や細菌の抗原変換現象の分子的背景の ■■ 2 複合糖質とは 解明により大いに高まりました。さらに、糖タンパク質や糖脂質 生体内の糖鎖の多くはタンパク質や脂質と結合した複合分子 の糖鎖が多細胞生物で営まれている細胞間認識のシグナルとし として存在しており、複合糖質の名で総称されております。哺乳 て重要な役割を果たしていることが多くの細胞生物学的研究で 類に見出される複合糖質の脂質はその大半がセラミド(アミノ基 コアに加え、α-マンノース残基のみを含みます。このグループの 示唆され、生物学者らがこの研究分野に一層興味を持つように に脂肪酸が結合したスフィンゴシン)で、これに糖鎖の結合した 糖鎖にはManα1-6(Manα1-3)Manα1-6(Manα1-3)Manβ1- なりました。 糖脂質はスフィンゴ糖脂質の名で呼ばれております。 4GlcNAcβ1-4GlcNAc(図2の破線で囲まれた部分) という七糖が 糖とタンパク質が結合した糖タンパク質の糖鎖はおおまかに 共通の母核として含まれております。混成型糖鎖は複合型と高マ ンパク質糖鎖の機能研究に拍車をかけております。この遺伝子 N-結合型糖鎖とO-結合型糖鎖に大別されます。糖タンパク質の ンノース型の両方の特徴を併せ持っていることからそう呼ばれて 組換え技術は、生体内に少量しか含まれていない有用な生理活 中には後述するように通常の糖タンパク質とは異なった幾つかの います。1つあるいは2つのα-マンノシル基が、高マンノース型の場 性を持ったタンパク質を大量に得るために盛んに使われて参り 特徴を持った一群の分子があり、プロテオグリカンの名で呼ばれ 合と同様にトリマンノシルコアのManα1-6腕と結合し、複合型糖 ました。しかし、細菌を宿主として産生された、糖鎖を持たない ております。プロテオグリカンの糖鎖の構造研究法は通常の糖タ 組換え体タンパク質の多くが期待された生物活性を発現しなか ンパク質の糖鎖の構造解析法と異なっており、また糖鎖の機能 ったことから、改めて糖鎖部分の研究の重要性が認められるよう もかなりユニークなジャンルを形成していますので、糖鎖生物学 になりました。 の世界では便宜上、一般の糖タンパク質とは異なる研究領域と 結合(バィセクテイングGlcNAcと呼ばれる)の有無は、複合型や して取り扱われております。 混成型糖鎖の構造の多様性に寄与しています。 ■■ 3 複合糖質の糖鎖構造に見出された法則性 構造を含んでおります。この多様性は、主に2つの要素で作り出 また20世紀の終わりに進められた遺伝子工学の発展も、糖タ “糖鎖生物学”というのは、こうした生命科学研究分野の動向 複合型糖鎖の様々な構造を形成するための2つの主要な要素 (a) 複合型糖鎖の分岐 (b)複合型糖鎖に見られる様々な外側部分の糖鎖構造 図4 指して確立された1つの科学研究分野であります。 通常糖タンパク質に見られるN-結合型糖鎖は10個以上の単糖 スの結合の有無、またβマンノシル残基のC-4位へのβ-GlcNAcの されます。まず図3(a)に示すように、トリマンノシルコアに1個か 残基からなり、表現される構造の多様性も理論的に莫大なものと ■■ 1 序章 マンノシルコアの還元末端に位置するGlcNAcのC-6位へのフコー 3つのN-結合型糖鎖サブグループの間で、複合型が最も多様な に基づいて複合糖質の糖鎖に含まれる生物情報の解明や、さら にこれらの情報を生物学の知見を増やすために用いることを目 鎖の側鎖と同じものがコアのManα1-3腕に結合しています。トリ ら5個の側鎖がそれぞれ異なる結合位置で結合しており、一、二、 なります。実際に、もし私たちがそのような多くの異性体を研究対 三、四、または五本側鎖糖鎖を形成します。三本側鎖の複合型 O-結合型糖鎖に見られるコア構造 核酸やタンパク質とは異なり、糖鎖においてはじつに多様な 象としなければならないとしたら、糖鎖構造の生物学的情報を決 構造が少数の単糖単位によって形成されます。今、A-Bという鎖 定していくのはほとんど不可能に近いと思われます。しかし幸い の最小単位について考えてみましょう。核酸の場合、Aをアデニ なことに、糖タンパク質の様々な糖鎖構造に対する研究により、N- ル酸、Bをグアニル酸とすると、このAとBによって作られる構造 結合型糖鎖の中には共通の母核構造が含まれており、可変領域 岐型、及び2、6分岐型三本側鎖糖鎖と呼ばれます。これらの N- はただ1つです。タンパク質の場合もまた、バリン (A) とセリン (B) が構造の中で限られていることが判明して参りました。 アセチルグルコサミン(GlcNAc)残基の上に、図3(b)に示される 図5 糖鎖には、GlcNAcβ1-4(GlcNAcβ1-2)Manα1-3あるいは GlcNAcβ1-6(GlcNAcβ1-2)Manα1-6のどちらかを含む2つの 異性体が見つかっています。これらの異性体はそれぞれ2、4分 糖タンパク質の N- 結合型糖鎖は全て共通母核構造としてMan ような様々な側鎖構造が形成されることが判明しており、それら 多くの異性体構造が形成され得ることになります。例えばAが α1-6(Manα1-3)Manβ1-4GlcNAcβ1-4GlcNAcを持ち、これは は多くのグリコシルトランスフェラーゼやスルフォトランスフェラー Gal(ガラクトース)、BがMan(マンノース) と仮定しましょう。図1 トリマンノシルコアと呼ばれています。トリマンノシルコアに付加し ゼ の 協 調 的 な 働きによって 形 成 され ます。バ イセクティング に示すように、GalはManのC-2、C-3、C-4、C-6位の4つの水酸基 た糖残基の構造と部位に基づいて、N-結合型糖鎖は3つのサブグ GlcNAcは常に非還元末端として存在しており、さらに伸長され に結合できることから、4つの異性体構造が形成され得ます。ま ループに分類されます(図2)。このうち複合型糖鎖はトリマンノシ ないこともまた重要な点です。異なる本数に分岐した構造と たガラクトシル残基はαとβのアノメリックな2つの立体配置をと ルコア以外にはマンノース残基を含みません。側鎖部分の還元末 様々な側鎖の組み合わせにより、非常に多くの異なるタイプの糖 ることができるため、この点をふまえると形成し得る異性体の構 端にはGlcNAc残基が存在し、トリマンノシルコアの2つのα-マンノ 造は8つになります。さらに、ガラクトース残基は図1に示したよ シル残基と結合しています。高マンノース型糖鎖はトリマンノシル で作られる構造はただ1つです。しかしながら、糖鎖の場合では、 鎖構造が生み出されます。ほとんどの糖タンパク質において、ト 動物のスフィンゴ糖脂質に見られる主要四糖コア構造 リマンノシルコアの還元末端のN-アセチルグルコサミン残基のC-6 総 説 位に結合したα-フコシル残基もまた他の糖によって伸長すること 吸器官を裏打ちする粘膜上皮細胞の多くは、ムチンと呼ばれる粘 はありません。しかしながら、例えばタコのロドプシンの混成型 性の糖タンパク質を分泌します。これらの糖タンパク質は様々な 糖鎖のフコシル残基にはそのC-4位にβ-ガラクトシル基が結合し 病原菌やウイルスの侵入から粘膜表面を保護する働きをしており ていることが判明しております。 ます。図8cに示すように、ムチンは短い糖鎖をたくさん持ってい パターンを調べるとほとんど同一であります。すなわち糖鎖が多 N-結合型糖鎖とは対照的に、O-結合型糖鎖は構造上の規則性 がそれほど高くありません。現在までにO-結合型糖鎖は図4に示 すようにその構造から6つのクラスに分類されています。この中 でコア-5ならびにコア-6を持ったO-結合型糖鎖は限られた数の糖 タンパク質にのみ見つかっています。 これまでに糖鎖分子の異なる200種類以上のスフィンゴ糖脂質 が哺乳類の組織から単離されています。これらスフィンゴ糖脂質 のほとんどは、図5に示すような四糖コア構造によって5つに分類 されております。これらの主要なグループに加えて、三糖、二糖、 またガラクトースを共通コアとする少数のグループも発見されて いますが、これらのスフィンゴ糖脂質が形成される生合成機構は、 まだ十分に解明されていません。 図6はガングリオシドの生合成経路を略図にしたものです。ガ ングリオシドとは、シアル酸残基を含むスフィンゴ糖脂質に対する 一般的名称です。図6に紹介したガングリオシドの構造は十分解 明されていますが、生合成過程については、いくつかについて はまだ確立されていない部分があります。 プロテオグリカンは糖鎖がタンパク質コアに結合したものであ るので本来糖タンパク質と見なされるべきものなのですが、通 常の N- 結合型糖鎖や O- 結合型糖鎖よりもはるかに長い(100∼ 200単糖残基からなる)構造を持ち、この糖鎖はグリコサミノグリ カンの名で総称されております。また、ウロン酸や硫酸等、陰イ オン性の残基を多く持っているのもグリコサミノグリカンの特徴 の1つです。グリコサミノグリカンのもう1つの特徴は、二糖の繰 り返し構造が基本構造となっている点で、この二糖の構造に基 づき、グリコサミノグリカンは長い間、ヒアルロン酸、コンドロイチ ン4硫酸、コンドロイチン6硫酸、デルマタン硫酸、ヘパラン硫酸、 そしてケラタン硫酸という6つの異なるグループに分類されてき ました。しかしながら、グリコサミノグリカンの詳細な構造研究 が進められた結果、多くのミクロ不均一性が糖鎖に生じているこ とが判明して参りました。こうした知見から、コンドロイチン4硫 酸、コンドロイチン6硫酸とデルマタン硫酸の識別が一層困難とな り、現在では図7に示すような4つのグループに分類されるように なっています。 て、これらはポリペプチド部分全体に分布、あるいはクラスター 様であるにもかかわらず、その比率が一定しているのです。興味 ■■ 4 複合糖質の糖鎖の機能的役割 図10 L-セレクチンのリガンド構造 化して分布しています。また、ほとんどの細胞表面レセプターは のフコース残基の有無によって、他に例を見ない程高い不均一 性を持つ糖鎖を含んでいます(図11)。この複雑な性質の存在に もかかわらず、正常ヒト血清から精製されたIgGサンプルの糖鎖 深いことに、リウマチ性関節炎を持つ患者の血清から精製した 原形質膜に結合した糖タンパク質です。それらはポリペプチド 分であることが、エキソグリコシダーゼ群やエンドグリコシダーゼ IgGサンプルでは、ガラクトース残基の顕著な欠損が起こってお 部分に含まれる疎水性アミノ酸クラスター部分によって脂質二重 による消化の2つのサブユニットの折りたたみと会合に及ぼす影 ります。このリウマチ性関節炎患者におけるガラクトースの欠損 層に結合していて、糖鎖は細胞外に伸長したポリペプチド部分 響を調べた20年前の研究で明らかにされています。 現象は、血清糖タンパク質の中でIgGの糖鎖に限られております。 に結合しています(図8b)。こうした構造の多様性の故に、タンパ ク質の糖鎖の機能的役割は単純ではなく、大きく2つのグループ この現象はリウマチ性関節炎患者のB細胞においてβ-ガラクトシ 4-2 免疫システム ルトランスフェラーゼのUDPガラクトースへの親和性が低下する 免疫学の最近の研究により、細胞性、及び体液性免疫システム ことにより誘導されます。興味深いことにStreptococcus 6646K 1つはタンパク質に物理化学的な性質を与えるために働くこ が、免疫担当細胞群を相互に結びつけている複雑なネットワー βガラクトシダーゼ消化によってガラクトースを除いたヒトIgGサ と、そしてもう1つは様々な分子認識現象のシグナルとして働くこ クによってコントロールされていることがわかっています。可溶 ンプルは、補体C1qとFcレセプターの結合が著明に低下します。 とです。 性の免疫性因子や炎症因子に刺激されて、白血球がお互いに結 一方、脱ガラクトース化されたIgGでは、プロテインAへの結合は 合しあい、また他のタイプの細胞(血小板、血管内皮細胞など) と 減少しません。これらの結果は、IgG分子の機能が糖部分の成 も結合します。こうした細胞間の相互作用は組織形成の際に見 熟度の度合いの違いによって修飾されうることを示しています。 に分類することができます。 シグナルのリガンドとしての複合糖質糖鎖の代表的な機能的役 割をいくつか、次の節から紹介します。 られるような永久的な細胞接着とは異なって、短時間にすみや 4-1 糖タンパク質ホルモン 4つの糖タンパク質ホルモンが様々な哺乳類に見出されており ます。それらのうち3つは脳下垂体前葉から作り出されます。つ かにかつ一時的な結合を形成します。したがって、そのような相 以上に紹介したデータは、糖鎖生物学の知見の集積が今後の 免疫学の発展に必要不可欠なものであることを示しています。 互作用は活性化された細胞の表面に一時的に出現する接着分子 によって仲介されているものと思われます。 4-3 受精 まりルトロピンとフォリトロピンは脳下垂体前葉の性腺刺激細胞か セレクチン群は、血管内からリンパ系へのリンパ細胞の移行を促 哺乳動物の受精は、受精能を獲得した精子が卵管で成熟卵子 ら、チロトロピンは脳下垂体前葉の甲状腺刺激細胞から作り出さ す機構を解明しようという研究によって発見されました。この中で と出会った時にはじまります。哺乳類の卵子はZP(透明帯) と呼 れます。一方、絨毛性ゴナドトロピン(図9)は胎盤の栄養芽細胞 L-セレクチンは白血球の表面に発現していて、末梢リンパ球のホー ばれる層で覆われており、このZPは発達しつつある卵胞におい で作られます。これらのホルモンは、全てαとβという異なる2 ミングにおいて重要な役割を果たしていると考えられています。そ て卵母細胞で合成され、分泌されます。ZPは精子による種特異 つのサブユニットが非共有結合してできております。これら4つ のリガンドは最近、図10に示すようなシアリル-6-スルホ-LeXである 的認識の発現、多精受精の阻止、また胚盤胞段階まで分化する の糖タンパク質ホルモンのαサブユニットは、全て同じ動物種間 ことが明らかにされました。P-セレクチンは、活性化された血小板 受精卵の保護等の役割を果しています。 で共通のアミノ酸配列を持っていますので、標的細胞に結合する や巨核球、及び血管内皮細胞の表面に発現してきて、白血球の更 これらホルモンの特異性は長い間βサブユニットによって生み出 新の初期段階や活性化された血小板の好中球、単球、NK-細胞、 されると考えられて参りました。しかしながら、4つの糖タンパク 幾つかのT-リンパ球のサブセット等への接着に重要な役割を演じ 端にα-ガラクトシル基を含むZP3のO-結合型糖鎖が精子のレセ 質性ホルモンの N- 結合型糖鎖の構造解析により、これらのホル ています。P-セレクチンのリガンドはより複雑で、標的細胞表面糖タ プターとして働くことも報告されています。また、精子の原形質膜 モンのαサブユニットは異なる糖鎖を持っていることが判明しま ンパク質のポリペプチド部分の硫酸化チロシン残基と糖鎖のシアリ に結合したβ-ガラクトシルトランスフェラーゼが、ZP糖タンパク した。さらに、酵素処理あるいは化学的処理によって得られた糖 ルLeX残基が認識構造として働いています。また、単球や好中球の 質の糖鎖と相互作用することによって精子と卵子の結合を仲介 鎖を除去したヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)が、糖鎖を持った 結合を仲介する膜介在糖タンパク質が、血管内皮細胞の表面に発 するということも報告されております。後者の仮説は、β-ガラク ものよりもより強固に標的細胞に結合するにもかかわらずホルモ 見されました。E-セレクチンと呼ばれるこの糖タンパク質は恒常的 トシルトランスフェラーゼと相互作用すると予想される非還元末 ン活性を発現しないことが判明しています。故に糖タンパク質 に内皮細胞上に発現しているわけではなく、サイトカインの働きで活 端N-アセチルグルコサミン残基を豊富に含むN-結合型及びO-結 ホルモンのN-結合型糖鎖はこれらホルモンの生理活性発現にお 性化された内皮細胞上に速やかに誘導されてきます。それ故、E- 合型糖鎖がブタZPに見つかっているという事実によって、間接的 いて重要な役割を果たしているものと考えられます。実際、4個 セレクチンは動物体内において炎症部位に単球や好中球を集める に支持されています。 あるN-グリコシル化部位のうち1カ所のみをノックアウトしたhCG という重要な役割を果たしています。細胞のE-セレクチンへの接着 非還元末端にN-アセチルグルコサミンを含むN-結合型糖鎖の の生物活性の比較研究により、αサブユニットのAsn52のN-グリ には、その細胞表面に存在する膜糖タンパク質のNeu5Acα2- 存在は、またマウスの精巣細胞の表面糖タンパク質においても認 マウスにおいて、ZPはZP1、ZP2、ZP3と呼ばれる三種の糖タ ンパク質から構成されていることが判明しています。非還元末 複合糖質糖鎖の構造的特徴についての情報が蓄積してくるに コシル化がホルモン活性の発現に必須であることが示されてい 3Galβ1-3あるいは4(Fucα1-4あるいは3)GlcNAcβ1-残基がリガ められています。混成型糖鎖のManα1-6(GlcNAcβ1-2Manα つれて、それらの機能的役割が判明するようになりました。複合 ます。この系の研究で示されたもう1つの重要な知見として、α ンドとして働いております。 1-3)Manβ1-4GlcNAcβ1-4GlcNAc基へのプロセシングにとって 糖質は多細胞生物の細胞の内外に広く分布しています。さらに、 サブユニットのAsn78に付いたN-結合型糖鎖の除去が、明らかに 天然の糖タンパク質の細胞間メディエーターの多くはT-細胞と すでに述べたように1つの糖タンパク質やプロテオグリカンの分 βサブユニットとの会合を減少させたという事実があります。β B-細胞のネットワークをコントロールする役割を持つことがわかっ アウトしたマウスでは雄の不妊が起こることが知られています。 子構築は極めて多様です。図8には3つの典型的な糖タンパク質 サブユニットの2つのN-グリコシレーション部位への糖鎖付加は、 ています。これらのメディエーターに糖鎖がリガンドとして働き、 この六糖構造は複合型糖鎖部分のコア部分を構築する中間体で の分子構造が示してあります。2つの異なる型の糖タンパク質が αサブユニットとの会合に必須ではありませんが、Asn30のグリ それらの情報伝達を引き起こすことがわかりつつあります。 また、 すが、不妊現象は精子形成細胞が糖鎖の変化によりセルトリ細 細胞外に分泌されております。多くの血清糖タンパク質は、1分 コシル化の排除はβサブユニットが細胞から分泌されるのを阻 ヒトの組換え体IL-1βがGPIアンカーの糖部分を認識することも 胞に接着できなくなり、このために精巣から精巣上体へ未成熟 子あたり1から数本の糖鎖を持っています(図8a)。消化器官や呼 害します。これらの結果は、hCGのN-結合型糖鎖がそれぞれの 報告されました。一方、IL-2が高マンノース型の糖鎖を認識する 段階で放出されてしまうことにより起こります。胚細胞とセルトリ サブユニットの正しい立体構造を作るために重要であるというこ ことも報告されております。 細胞の接着を阻害する糖ペプチドの構造を研究することにより、 図8 とを示すものといえます。hCGの4つのN-結合型糖鎖結合部位そ 免疫グロブリンG(IgG)は体液性免疫において主要な役割を 図12に示す精子形成細胞上の九糖が2つの細胞の接着に関わっ れぞれにN-アセチルグルコサミン残基が少なくとも1つ存在するこ 果たしています。この分子は数ある血清糖タンパク質の中でも ていることが発見されました。セルトリ細胞にこの九糖と特異的 とが2つのサブユニットの正しい折りたたみ構造を保つために十 変わっていて、二本側鎖糖鎖しか持ちませんが、側鎖部分の2つ に結合するレセプターが存在するか否かが今後に残された研究 のガラクトース残基、バイセクティングGlcNAc残基ならびに根本 課題となっています。 図9 糖タンパク質の構造多重性 (a) 血清糖タンパク質 (b)原形質膜糖タンパク質 (c)ムチン 白丸は単糖、太線はポリペプチド鎖を表す 必要なαマンノシダーゼIIxをコードする遺伝子Man2a2をノック hCGの構造。水平のラインはポリペプチド鎖、枝はN-結合型糖鎖、四角はO-結合型糖鎖を表す 図11 図12 ヒトIgGのN-結合型糖鎖を脱シアル酸 後の1番大きなものの構造。下線を付 した単糖残基の有無によって糖鎖の 多様性が作り出される 生殖細胞とセルトリ細胞の接着を阻害する糖ペプチドの構造 総 説 4-4 組換え体糖タンパク質 ての多くのグリコサミノグリカンの部分糖鎖が発見されつつありま 素のAサブユニットの浸入を導きます。このAサブユニットは細胞 糖質糖鎖についても多く開発されるなら、複合糖質糖鎖の時空 すでに説明したように、遺伝子工学的技術を使って多くの糖タン す。血液凝固物は健常な血管壁では形成されないので、幾つかの 内でアデニル酸シクラーゼを活性化することにより、コレラトキシ 間的変動も組織化学的により的確に検出されるようになりましょ パク質が様々な動物細胞株を宿主として用いて調製されています。 抗凝固物質が血管壁内面に含まれている可能性が考えられます。 ンの生理学的効果を発現します。この発見後、幾つかの他の細 う。またこれらの抗体の中には、レクチンのみではカバーしきれ しかしながら、様々な哺乳動物の腎臓や肝臓から精製されたγグ ヘパリナーゼ溶液を血流に導入すると抗凝固活性が顕著に減少 菌毒素が特定のガングリオシドと結合することが報告されていま ないような糖鎖群を検出することができるような抗体カラムの作成 ルタミルトランスペプチダーゼの糖鎖構造の比較研究によって証明さ するという観察に基づいて、内胚葉におけるヘパリン様糖鎖の存 す。しかしながら、これらの毒素の結合特異性はまだコレラトキ に役立つようなものも現れてくるのではないかと期待されます。 れたように、臓器特異的ならびに種特異的な違いが糖タンパク質糖 在が示唆されてきています。実際、ヘパラン硫酸プロテオグリカンと シンのようにはよく確立されていません。 鎖に生じています(図13) 。加えて、使用されている細胞株がある程 呼ばれる通常のヘパリンプロテオグリカンのコアとは異なるコアタン 度悪性化した細胞であることが多いために、組換え体糖タンパク質 パク質を持つものが、ウシとラットの動脈から得られた内胚葉細胞 125 の糖鎖に癌性糖鎖の出現が見られることも多いのです。 あまりにも特殊で紙数も足らないために本稿では触れませんでし スフィンゴ糖脂質は薄層クロマトグラフィーによって分離できます。 たが、糖鎖のマススペクトロメトリーの最近の発展は目覚ましく、現 I標識した細菌あるいはウイルスの懸濁液をあらかじめ糖脂質を 在知られているN-結合型糖鎖を全て同定することがタンデムマス を培養することによって作り出されております。他の候補となる抗凝 分離した薄層上にのせ、一定時間後に緩衝液で洗浄することによ を用いることで可能だと言われております。したがってタンデムマス こうしたことから、組換え体糖タンパク質の糖鎖は、ポリペプチド 固因子としては、内胚葉の表面に見つかったトロンボモジュリンが り、細菌あるいはウイルスと結合するスフィンゴ糖脂質をラジオオー 測定に適した効果的な糖鎖の分画法が開発されるならば、糖鎖の 構造が同じであっても、用いられた細胞のタイプにより多様な構造 あります。このタンパク質はトロンビンと結合して、そのフィブリン凝 トグラフィーで検出することができます。この技術を使って12種類以 自動分析装置の開発もあながち夢ではなくなると思われます。 を示すことになります。実際、ヒトIFN-β1のコード遺伝子を導入し 固活性を抑制します。トロンボモジュリン/トロンビン複合体はまた、 上の細菌と、14種類のウイルスと結合する糖鎖構造の解明が報告 多数の糖転移酵素やレクチンの遺伝子がクローニングされ、その た異なる細胞株により産生された3つの組換え体IFN-β1と天然の プロテインCを活性化することによって血液凝固Va因子とVIIa因子 されております。興味深いことに、細菌によって認識される幾つか タンパク質の性質や特異性が解明されつつあります。これらの研究 ヒトIFN-β1のN-結合型糖鎖の比較構造研究により、複合型糖鎖 の分解を亢進させます。こうした機構により、トロンボモジュリンは の構造は非還元末端ではなく糖鎖の内部に位置しています。 により、近い将来において酵素やレクチンの三次構造の解明が進 を同じ本数だけ持っているにもかかわらず、糖鎖構造が異なるとい トロンビンの過剰な生産状態から組織を保護しています。コンドロ 哺乳動物細胞の分化におけるスフィンゴ糖脂質の糖鎖の機能 められ、タンパク質による糖鎖の特異的な認識の立体的な分子的背 うことが判明しました。この違いは糖鎖の分岐型構造及び側鎖部 イチナーゼABC消化によって、トロンボモジュリンがコンドロイチン 的役割が主にガングリオシドについて報告されてきています。ヒ 景も解明されるものと思われます。早くから炎症治療薬開発の糸口 分の分子構造の両方に起こっています。したがって幾つかの組換 硫酸を持つことが見出されました。フィブリン凝固のトロンビン依存 ト前骨髄球性白血病細胞株であるHL-60のガングリオシドのパタ を与えるものとして期待され、ベンチャー企業を中心に開発が進め え体糖タンパク質の生物活性を比較研究することで、糖鎖の機能 性抑制の活性は、トロンボモジュリンをコンドロイチナーゼABCで処 ーンが、ジメチルスルホキシドにより誘導された顆粒球とホルボ られながら挫折を繰り返して来たセレクチンを巡る問題も、こうした を解明することが期待できます。例えば糖鎖パターンの異なる幾つ 理することによって顕著に減少し、トロンビン依存性のプロテインC ールエステルによって誘導された単球とでそれぞれに異なった 研究の発展により新しい局面の展開を見せるかもしれません。 かの組換え体ヒトエリスロポエチンのin vivoにおける活性の比較 の活性化には効果を及ぼさないという結果は、興味深い発見です。 変化をすることが知られています。ガングリオシドGM3はマクロ 一方、糖転移酵素群のクローニングに伴ってこれら酵素群の発 研究によって、この物質の生物活性が四本側鎖糖鎖対二本側鎖糖 この情報は近い将来新しいオリゴ糖鎖の薬剤を開発するうえで効 ファージ様細胞への分化によって著しく増加しますが、一方ネオ 現の調節機構が解明できるのではないかとの期待が高まっていま 鎖の比率ときれいに相関することが判明しております。 果的に使われるものと思われます。 ラクトシリーズのガングリオシドは顆粒球への分化によって増加 す。すでに糖鎖の癌性変化の問題に関するこれまでの研究で、糖 します。これらの興味ある知見は、その後GM3を培地に添加す 鎖の構造変化と糖転移酵素群の発現パターンが必ずしも一致しな ると、HL-60細胞を単球に分化させ、ネオラクトシリーズのガング いことが指摘されております。この問題の解明には、糖転移酵素の リオシドを加えると細胞の顆粒球への分化を誘導するというさら 細胞内器官への分布状態を含めた電顕組織化学的な研究が進め に興味ある展開を見せております。 られる必要があります。こうした研究の進展によって、4-1に述べた 図13 4-6 軟骨形成 軟骨は細胞外マトリクスを豊富に含む組織です。軟骨の重量の 約50%がアグリカンと呼ばれるプロテオグリカンによって占められてい ような糖タンパク質の糖鎖部分の成熟に対するポリペプチド部分の ます。アグリカンのコア部分の構造はそのcDNAのクローニングに成 功したことにより解明されました。致死劣性変異マウス (cmd/cmd) 様々な哺乳動物種の腎臓及び肝臓から精製されたγグルタミルトランスペプチダーゼの主要糖鎖構造 すでにこの総説で述べたように、複合糖質の糖鎖が生物界で演じ す。この変異マウスの胚の骨格は同一週齢の正常マウスと比べて ている機能的役割がいろいろと明らかにされはじめております。今後 性とも言えます。しかし、4-2でも述べたように、IgGのN-結合型糖 大きく異なっています。すなわち肢は非常に短く、変形しています。こ はどのような複合糖質と結びついている具体的な糖鎖が、どのような 鎖に見られる異常なまでの高いミクロ不均一性の存在が、この分 の変異マウスの遺伝子の研究により、アグリカンのコアタンパク質の 機能と直接に関係しているかが解明される時代が到来するでしょう。 子の機能発現に糖鎖が重要な役割を果たしていることを予想させ 生合成に遺伝的欠損を起こしていることがわかりました。正常マウ すでにこれまでの研究で複合糖質の糖鎖を的確に研究する技 る糸口ともなって参りました。すでに本稿で紹介したガラクトース除 スから得られた間葉細胞を培養すると、細胞外マトリクスを豊富に 術は確立されていると言えますが、まだ誰でも手軽に糖鎖構造 去IgGで認められる生理活性の変化に続いて、最近N-結合型糖鎖 含む小結節を形成します。これら小結節内の細胞は球状です。 を解析するというわけには参りません。今後、糖鎖生物学が広く の根本のフコースを除いたIgGが、フコースを持つIgGに比べて抗 cmdマウスからの間葉細胞の培養でもまた小結節を形成します。し 発展していくためには、より使いやすく速やかで感度の良い分析 体依存性細胞傷害活性が大きく上昇することが確認され、抗体医 法が確立される必要があります。核酸やタンパク質のシークエン 薬開発分野で注目を集めております。今後ミクロ不均一性を持って 型や大きさの細胞のクラスターとなっています。アグリカンを培養液に サーの開発が分子生物学やタンパク質工学の発展に大きく寄与 いる天然の糖タンパク質の中から、均一な糖鎖を持った糖タンパク 加えると、cmdマウス由来の細胞も正常マウス由来の細胞を培養し して来たことは論を待ちませんが、糖鎖の世界でもこのような機 質を抽出していくことにより、それぞれに異なる生理活性を持った て得られたものと同じような小結節を形成することができます。この 器分析の開発が待ち望まれております。しかしすでに本稿でも 医薬を作り出していくことも可能となりましょう。 見かけ上正常化した小結節を抗アグリカン抗体と抗II型コラーゲン 触れたように、1本の鎖から構成されている核酸やタンパク質と 抗体を用いて免疫組織化学的に観察すると、これらの2つの分子が 違って、枝分かれ構造を持った糖鎖の自動分析器を開発するに 正常細胞によって形成された小結節の場合と同じように細胞外マト は、根本的な発想の転換が要求されます。 リクス内に共存していることが示されました。培養cmd細胞中のフィ 現在知られている様々な糖鎖分画手段を振り返ってみますと、 田薬品研究所入所。1967年、米国NIH Visiting Scientist。1971年、神戸大学医学部教 られます。レクチンとは糖に親和性を示すタンパク質の総称で、 それらの中には特定の大きな糖鎖構造を認識するものがかなり 研究に新たな時代を開いています。ヘパリンは抗血液凝固因子と 添加によって正常レベルに抑制されることが判明しました。アグリカ あり、これらを組み合わせることにより、以後の糖鎖構造を容易 して70年以上も前に同定されました。最近、図14に示すヘパリン ンを前もってコンドロイチナーゼABCで処理すると、こうした修復能 にするグル−プ分けが可能となるものと期待できるからです。 が低下しました。これらのデータはプロテオグリカンが軟骨の組織形 ことが明らかにされ、このグリコサミノグリカンの抗凝固活性の分子 成に本質的な役割を果たしていることを示すものです。 機構が解明されました。この発見を契機として、生理活性物質とし 4-7 糖脂質の糖鎖 1933年、北海道根室市に生まれる。東京大学医学部薬学科卒業。薬学博士。1958年、武 授。1982年、東京大学医科学研究所教授。1991年、同研究所所長。この間1985年から ロネクチンの異常な蓄積が小結節に見られました。このcmd細胞に 分子に含まれる五糖構造がアンチトロンビンに特異的に結合する 著者プロフィール 木幡 陽(こばた あきら)先生 不溶化レクチンカラムを用いた糖鎖分画法に大きな期待が寄せ おける異常なフィブロネクチンの蓄積もまた、培地へのアグリカンの アンチトロンビンIIIに結合するために必須なヘパリンの最小単位。 R'=硫酸基あるいはアセチル基 R''=水素あるいは硫酸基 図で下線を引いた4つの硫酸基が結合に必須である 糖タンパク質の糖鎖に見られるミクロ不均一性は、この分子の属 かしながらこれらの小結節は細胞外マトリクスを欠いていて、様々な グリコサミノグリカンの詳細な構造の解明が、プロテオグリカンの 図14 調節のメカニズムも明らかになるのではないかと期待されます。 はアグリカンの機能的役割の研究に用いられた効果的なモデルで ブロネクチンのmRNAのレベルは正常の4∼8倍でした。またフィブ 4-5 血液凝固 ■■ 5 糖鎖研究の今後の展望 近年、田井ら(Glycoconjugate J., 10, 303, '93; Pure Appl. Chem., 69, 1903-1910, '97)が特異性の高い糖鎖認識抗体の作成 3年間、米国Fogarty Scholar-in-residence、 1986年、ニュージーランドAuckland Foundation 招聘教授を務める。1994年東京大学名誉教授。同年より (財)東京都老人総 合研究所所長。2000年東京都老人総合研究所名誉所長。2000年から2003年まで生化 学工業株式会社・顧問。2003年から(財)野口研究所顧問。 ●その他の役職/1990年学術審議会専門委員、航空電子等技術審議会専門委員、ならびに 東京都臨床医学総合研究所評議員。1992年医薬品副作用被害救済研究振興基金研究支 援事業専門委員、ならびに「複合糖質生産利用技術」プロジェクト総合調査委員会委員。 1997年産業技術審議会評価部会委員。1998年長寿科学総合研究推進委員会専門委員。 技術を開発し、これらの抗体を用いて脳内のガングリオシドの分 ●学会活動/国際複合糖質連合日本代表(1999年まで)。2000年国際複合糖質連合会会 布を組織化学的に調べた結果、各種のガングリオシドの局所的 長。Archives of Biochemistry and Biophysics及びGlycobiologyのExecutive 1971年に、脳のガングリオシドがコレラトキシンと結合し、培 分布が従来考えられていたよりもはるかに特異的であることが明 EditorならびにCarbohydrate Research及びCarbohydrate ChemistryのEditorを 養細胞に対する毒性をブロックするということが発見されました。 らかになりました。こうした知見は脳のガングリオシドの機能的 後に、GM1がこの阻害効果の発現に関して主要な分子であるこ 役割の解明に大きな期待を抱かせるとともに、発生や疾病に伴う とが明らかになりました。実際、細胞の原形質膜に存在する 糖鎖の構造変化の研究にこうした抗体が効果的に活用されると GM1は、コレラトキシンのレセプターとして働き、細胞内への毒 いう期待を抱かせるものであります。このような抗体が他の複合 務める。1998年より日本生化学会名誉会員。1999年より日本糖質学会ならびに日本 分子腫瘍マーカー研究会名誉会員。2000年日本医用マス学会功労会員。 ●受賞/1961年度日本薬学会奨励賞「ミルクヌクレオチドの比較研究」、1985年度東レ 科学技術賞「糖タンパク質糖鎖の微量構造決定法の開発とその応用」、1992年度日本薬 学会賞「糖タンパク質N-結合糖鎖の糖鎖生物学的研究」。同年米国化学会よりClaude S. Hudson賞、日本学士院賞を受ける。 第1章 コスモバイオニュース 2004年特集号 目次 特集 グライコバイオロジー 糖タンパク質 生命科学の第3の鎖 Glycoprotein 総説 東京大学名誉教授 財団法人 野口研究所顧問 グライコバイオロジー 東京大学名誉教授 財団法人 野口研究所顧問 薬学博士 薬学博士 木幡 陽 木幡 陽 N-結合型オリゴ糖鎖 Glycobiology 第1章 糖タンパク質 7 糖鎖構造解析 8 8 9 11 11 脱糖鎖 糖鎖標識 糖鎖精製 糖鎖のHPLC分析 糖鎖機能解析 SPECIAL ISSUE Glycobiology CONTENTS 糖固定化ゲル BSA-結合オリゴ糖/ネオ糖タンパク質 糖鎖結合解析プレート 標準品 糖タンパク質糖鎖標準品 糖タンパク質標準品 13 13 14 15 16 16 21 第2章 糖脂質&リポ多糖 ガングリオシド ガングリオシド抗体 ガングリオシド スフィンゴ糖脂質 血液型物質 血液型物質抗体 血液型物質 リポ多糖 リポ多糖抗体 リポ多糖 22 22 22 22 25 25 25 26 27 27 27 第3章 プロテオグリカン グリコサミノグリカン&プロテオグリカンの検出 グリコサミノグリカン&プロテオグリカン 28 28 30 第4章 多糖 標準物質及び関連物質 植物多糖 細胞壁分解酵素 細胞壁分解酵素抗体 シクロデキストリン及び誘導体 32 32 32 33 33 33 第5章 酵素 エンドグリコシダーゼ エキソグリコシダーゼ GAG構造解析用酵素 GPIアンカー検出 34 36 38 42 43 第6章 レクチン 産業技術総合研究所 糖鎖工学研究センター 糖鎖構造解析チーム チーム長 平林 淳 [参考]糖結合特異性 レクチン レクチン 血液型特異的レクチン レクチン染色キット レクチン染色キット レクチンセット レクチン固定化アガロース 44 46 48 48 50 51 51 51 52 第7章 糖転移酵素&糖タンパク質プロセッシング 糖転移酵素 糖転移酵素 アフィニティレジン 糖タンパク質プロセッシング阻害剤 グリコシダーゼ基質 53 54 54 54 55 58 全てのN-結合型糖鎖は共通母核として、Manα1-6(Manα 1-3)Manβ1-4GlcNAcβ1-4GlcNAcという五糖構造を持 ち、この構造は “トリマンノシルコア” と呼ばれています。このト リマンノシルコアに結合する糖残基の構造と部位に基づき、N結合型糖鎖は図1に示されるようにさらに大きく3つのグルー プに分類されます。複合型糖鎖はトリマンノシルコア以外の部 分にはマンノース残基を含みません。GlcNAcを還元末端に持 つ外側の糖鎖(側鎖と呼ぶ) は、 トリマンノシルコアに含まれる2 つのα-マンノシル残基に直接に結合しています。またトリマン ノシルコアの根本のN-アセチルグルコサミン残基のC-6位につ いたα-フコシル残基の有無と、β-マンノシル残基のC-4位に 結合したβ- N -アセチルグルコサミン残基(バイセクテイング GlcNAcと呼ぶ)の有無によって構造の多様性が生み出されて います。高マンノース型糖鎖はトリマンノシルコアにα-マンノシ ル残基のみが結合したものです。このグループに属する糖鎖は トリマンノシルコアにさらに2残基のαマンノースが結合した Manα1-6(Manα1-3)Manα1-6(Manα1-3)Manβ14GlcNAcβ1-4GlcNAcという七糖を共通の構造として持っ ています。3つめのグループは混成型と呼ばれ、複合型と高マ ンノース型のグループの両方の特徴を併せ持っています。すな わち、高マンノース型の場合のようにトリマンノシルコアのMan α1-6腕に1から2個のα-マンノシル残基が結合しており、複合 型に見られる側鎖がコアのManα1-3腕に結合しています。 α-フコシル残基とバィセクティングGlcNAcの有無はまた混成 型糖鎖の構造の多様性を生み出しています。 3つのN-結合型糖鎖の間で、複合型が最も多様な構造をとっ ています。この多様性は、主に2つの要因によります。すなわち、 図2aに示すように、 トリマンノシルコアに1から5個の側鎖がそ れぞれ異なる結合様式で結合しており、一、ニ、三、四、及び五 本側鎖糖鎖を形成しています。三本側鎖糖鎖にはGlcNAcβ14(GlcNAcβ1-2)Manα1-3 残基を含むものとGlcNAcβ 1-6 (GlcNAcβ1-2) Manα1-6残基を含むものとの2つの異 性体があります。これらの異性体はそれぞれ2、4分岐型、なら びに2、6分岐型三本側鎖糖鎖と呼ばれます。図2bに示したよ うに様々な側鎖構造が複合型糖鎖に見出されており、年々新し い構造がつけ加えられています。異なる本数の側鎖に分岐した 構造と様々な構造の側鎖の組み合わせによって、非常に多くの 異なるタイプの糖鎖構造が生み出されます。 O-結合型オリゴ糖鎖 N-結合型糖鎖とは対照的に、O-結合型糖鎖は構造上の規則 性があまり高くありません。全体としての共通構造は見出され ておらず、いくつものコアが母核として見出されております。こ れまで、O-結合型糖鎖は図3に示すように、コアの違いに基づ いて少なくとも4つのグループがあると分類されていました。 そ の 後 、G l c N A c β 1 - 6 G a l N A cコアとG a l N A c β 1 3GalNAcコアを持つO-結合型糖鎖が特定の幾つかの糖タン パク質において見つかっています。糖鎖はほとんどがSerある はThr残基にGalNAcを介して結合していますが、最近になっ てフコースやマンノース等を介した結合も見つかって参りまし た。また、ペプチド骨格にGlcNAcやフコース等が1残基のみ 結合しているような構造も発見されています。 図1 N-結合型糖鎖の3つのサブグループ (a) 複合型 (b)高マンノース型 (c)混成型 四角で囲んだ部分は全てのN-結合型糖鎖に共通なトリマンノシルコア構造。破線で 囲んだ部分は高マンノース型糖鎖の共通七糖コア構造。外側の構造により、糖鎖の 多様性が生まれる。 図2 複合型糖鎖の様々な構造を形成するための2つの主要な要素 (a) 複合型糖鎖の分岐 (b)複合型糖鎖に見られる様々な外側部分の糖鎖構造 図3 O-結合型糖鎖に見られるコア構造 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 7 糖タンパク質 糖鎖構造解析 糖鎖構造解析フローチャート 糖タンパク質 フリーグリカン + 不純物 糖 鎖 構 造 解 析 ①グリカンの遊離 標識グリカン + 標識試薬 フリーグリカン ②グリカンの精製 標識グリカン チルグルコサミンにα1,3-結合でフコース残基が付加してい る場合、糖鎖の遊離はうまくいきません。そのような時はNグリコシダーゼAが効果的です(本キットには含まれておりま せん。37ページをご参照ください)。しかしこの酵素はシア ル酸を持つ糖鎖の遊離には不適でもあります。 N- 結合型糖鎖を遊離させるには、タンパク質部分を変性さ せることでその効率を大幅に向上させることができます。NグリコシダーゼFは少なくとも3日間は活性を保持し、タンパ ク質部分に影響を与えることはありません。 糖タンパク質脱糖鎖キット ④標識後の精製 ③蛍光標識 N-結合型糖鎖を効果的に切断します。 ヒドラジン エンドグリコシダーゼ(36ページ∼) LudgerClean E 精製カートリッジ (11ページ) 標準品(16ページ∼) 糖鎖標識キット (9ページ) LudgerClean S 標識後グリカン精製 カートリッジ(11ページ) 使用目的 各種グリコシダーゼにより、糖タンパク質からN-結合型糖 鎖を完全に遊離させます。 脱糖鎖 糖タンパク質脱糖鎖キット 脱 糖 鎖 糖タンパク質糖鎖を完全に切断します。 部分を回収したいのであれば適した方法とはいえません。より 穏 や か な 化 学 的 方 法 として 、例 え ば T F M S( t r i f l u o romethanesulfonicacid)法がありますが、糖鎖の遊離が不 完全に終わってしまったり、部分的にタンパク質の分解が起こ ってしまいます。酵素的方法では、このタンパク質分解が起こ らずに、糖鎖を完全に遊離させることができます。 構成内容 使用目的 糖タンパク質の N -結合型糖鎖と単純 O -結合型糖鎖を完全 に脱離させます。必要な酵素や試薬を全て揃えたキットです。 特長 ・中性pH条件で反応は1回だけです。 ・タンパク質部分の変性/非変性両条件でのプロトコールです。 ・タンパク質部分の分解(degradation)が起こりません。 ・ポリシアル酸を含むO-型糖鎖も除去できます。 1 ・N-Glycanase ® PNGase F ・Sialidase A TM ・O -Glycanase ® ・Denaturation Solution (2% SDS & 1M β-mercaptoethanol) ・Detergent Solution ・Bovine Fetuin Control ・5×Incubation Buffer ※コンポーネントは単品商品としても 販売しております (第5章酵素欄ペー ジ参照) 。 原理 糖タンパク質から糖鎖を遊離させるには、化学的手法と酵素 的手法があります。ヒドラジン分解(化学的)では、N-結合型糖 鎖も O -結合型糖鎖も両方遊離させることができますが、同時 にタンパク質部分も破壊してしまいます。それ故、タンパク質 Option 品名 脱糖鎖キットプラス Deglycosylation Plus Cosmo Bio News 3 4 5 6 構成内容 ・β-1-4-ガラクトシダーゼ(3U/F)20E ・グルコサミニダーゼ(40U/F)20E / Special Issue Glycobiology ・糖タンパク質のタンパク質部分を損傷せずに、糖鎖を完全 に遊離させます。 ・必要な酵素、緩衝液が全て揃っています。 原理 構成内容 ・N-グリコシダーゼF(5,000U/F) ・エンド-α-N-アセチルガラクトサミニダーゼ ・α2-3,6,8-ノイラミニダーゼ ・β1,4-ガラクトシダーゼ ・β-N-アセチルグルコサミニダーゼ ・ウシフェチュイン コントロール ・5×反応溶液 ・脱変性溶液 ・Triton X-100 品名 酵素処理によるウシフェチュインの脱糖鎖 Lane 1/分子量マーカー Lane 2/ウシフェツイン(変性) (DBF) Lane 3/DBF+N-グリコシダーゼF(3時間インキュベーション) Lane 4/DBF+N-グリコシダーゼF+シアリダーゼA(3時間) Lane 5/DBF+N-グリコシダーゼF+シアリダーゼA+エンドO-グリコシダーゼ(3時間) Lane 6/ウシフェチュイン(未変性)+N-グリコシダーゼF+シア リダーゼA+エンド-O -グリコシダーゼ,(3日インキュベーション) メーカー 品番 PZM GK-80110 包装 1 kit 脱 糖 鎖 N-結合型糖鎖を遊離させるには、N-グリコシダーゼFが最 も効果的です。しかし、アスパラギン残基に結合したN-アセ メーカー CBC 糖タンパク質 脱糖鎖キット Glycoprotein Deglycosylation Kit 品番 362280 包装 1 kit 希望販売価格 ¥98,000 糖 鎖 標 識 糖鎖標識 ・セットの試薬は全て使いきり(1セット6-18サンプル用) 。 ・標識専用の装置や大型機器も必要ありません。 ・標識は下図の4種類を用意しました。 糖鎖標識キット 標 識 構 造 励起波長 蛍光波長 分子量 もう糖鎖標識に大型機器は必要ありません! 希望販売価格 ¥99,000 2-AA 320nm 420nm 137 382or445nm 525nm 278 295nm 352nm 94 320nm 420nm 137 HZN COOH 使用目的 O 糖鎖を遊離させた還元末端のアルデヒド基に、還元アミノ 化反応によって蛍光物質あるいは発色団を導入します。標識 をすることによって、分子サイズの増幅、酸・アルカリに対 する安定性を向上させます。また、HPLC、MS、電気泳動、 TLC等の分析における検出手段として有効です。 脱糖鎖キットプラス O -結合型糖鎖の遊離に、糖タンパク質脱糖鎖キット(品番 GK-80110)と併せてご利用いただけます。 酵素法による脱糖鎖キット中のO-グリカナーゼ及びシアリ ダーゼを使用する際に、このキットの酵素がより大きな共通 O-結合型糖鎖構造を効果的に除去します。 N-結合型糖鎖とは異なり、O-結合型糖鎖は通常のO-グリコ シダーゼによって認識されうる共通コア構造を持ちません。 しかしながら一般にはGal-β1-3GalNAc-Ser/Thrというコ ア構造がO-結合型糖鎖において見られます。このアシアロ化 あるいはシアロ化された一般的なO-結合型二糖誘導体は、脱 糖鎖キットに含まれるようなシアリダーゼとO-グリカナーゼ の組み合わせによって除去されます。 8 品名 脱糖鎖キット Enzymatic Deglycosylation Kit 2 特長 糖 鎖 構 造 解 析 この上図のような大きな糖鎖やβ1-4結合ガラクトース残基や N-アセチルグルコサミン残基を含む類似構造物のアシアロある いはシアロ誘導体を除去するためには、β1-4ガラクトシダーゼ とN-アセチルグルコサミニダーゼの追加使用が必要となります。 この脱糖鎖プラスキットはこのような大きなO-結合型糖鎖の 除去に必要な酵素を供給します。これらの酵素はN-結合型糖 鎖が O -結合型糖鎖より大過剰に存在する場合には N -結合型 糖鎖も分解してしまう可能性がありますので、O-結合型糖鎖 を除去する前にN-グリカナーゼで糖タンパク質をインキュベ ートすることをお勧めします。 包装 1 pack 希望販売価格 ¥54,000 N NHZ 2-AP N 特長 ・操作が簡単です! ・セット試薬を順次混ぜ合わせ、糖鎖サンプルと反応させる だけ(次ページ操作方法参照)。 2-AB HZN CONHZ O O N H+ OH NHAc 品番 GK-80115 N HZN RO HO メーカー PZM AA-Ac OH O RO Mutarotation Glycan - closed ringform Dye Label N O O O NHAc Amination Glycan - open ringform RO HO Reductant OH OH N N NHAc Schiff's Base OH OH O Reduction RO HO N O N NHAc ② Labeled Glycan ① グリカン標識反応: ①The amino group of the dye label couples with the open ring form of the glycan to form a Schiff's base. ②The Schiff's base is reduced to give a stable glecan-label conjugate. Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 9 糖タンパク質 糖鎖構造解析 糖鎖精製 操作方法 糖鎖精製カートリッジ 糖 鎖 構 造 解 析 試料から塩や界面活性剤 を除き、糖鎖を精製する 糖 鎖 標 識 サンプルを溶解する DMSOに酢酸を加えた溶 液を標識体に加える 標識体溶液を還元溶液に 加え、 これを糖鎖に加える 減圧遠心などで乾燥する インキュベートする (65℃、3時間) 標識キットを選択する 1セット分のアンプルを 取り出して開ける ・LudgerClean E10カートリッジ 電気的相互作用を利用したクリーンアップ カートリッジは二次元多孔性グラファイ トカーボン樹脂製です。サンプル水溶液 中の塩や界面活性剤等は流出除去され、 そのあと樹脂にトラップされた糖鎖を有機 水溶性混合溶液で溶出、回収します サンプルのロスを最小限に抑えます! 脱糖鎖、標識を行った標識糖鎖溶液中にはしばしば塩、タ ンパク質、ペプチド、また標識時の過剰な試薬が残存してお り、質量分析や高感度分析を行う際にはこれら分子を取り除 く必要があります。従来糖鎖の精製には、ゲルろ過等が行わ れてきましたが、もうそのような手間のかかる操作は必要あ りません! Ludger社のカートリッジを使えば、簡便に糖鎖 が精製でき、しかもサンプルのロスを最小限に抑えます!! 糖鎖精製カートリッジで標 識後糖鎖を精製する 原理 ・LudgerClean Sカートリッジ 疎水性相互作用を利用したクリーンアップ 還元アミノ化の際の過剰な標識試薬を 取り除きます。カートリッジには疎水性の糖 鎖吸着ディスクを用い、標識糖鎖をトラップ させて遊離標識体等の非糖鎖物質を取り 除きます ※糖鎖精製カートリッジについては、11ページをご参照ください。 使用目的 ・各種標識体 ・DMSO ・酢酸 ・シアノ水素化ホウ素ナトリウム 品名 内容 オリゴ糖や単糖のHPLC、電気泳動によるプロフ 2-AA 糖鎖標識キット 2-AA (2-aminobenzoic Acid) Glycan Labeling ァイリングに有効です。また、従来用いられている 2-AB(2-Aminobenzamide) と比較し高い蛍光効 Kit 果がありMALDI-MS分析でより安定してお使いい ただけます。 比較的新しいプローブです。HPLC、やMALDIAA-Ac 糖鎖標識キット AA-Ac (3- (acetylamino)-6-aminoacridine) MSによるオリゴ糖鎖のプロファイリングに大変有 効です。Aminde N1カラムはAA-Ac標識の糖鎖 Glycan Labeling Kit 分析に最適です。 2-AP標識糖鎖に関しては数多くの分析例があり、 2-AP 糖鎖標識キット 二次元電気泳動マッピング等、確立された構造解 2-AP (2-aminopyridine) Glycan Labeling Kit 析法があります。HPLC、MALDI-MS、LC-MS、 等幅広い分析法に有効です。 糖タンパク質の分析に最も広く使用されている蛍 2-AB 糖鎖標識キット 2-AB (2-aminobenzamide) Glycan Labeling Kit 光標識体の1つです。2-ABの標識条件は数多く 報告されておりますが、このキットの標識条件は Bigge et al(1995) に基づいています。 メーカー LUD 品番 LT-KAA-A2 包装 2 set (12∼36回分) 希望販売価格 ¥87,000 LUD LT-KAAC-A2 2 set (12∼36回分) ¥104,000 LUD LT-KAP-A2 2 set (12∼36回分) ¥87,000 LUD LT-KAB-A2 2 set (12∼36回分) ¥87,000 品名 LudgerClean E10 カートリッジ LudgerClean E10 Cartridges LudgerClean S カートリッジ LudgerClean S Cartridges メーカー LUD LUD N1アミドHPLCカラム AA-Ac標識の糖鎖分析に最適です。 内容 al. 1982. Biochemistry 21, 978; Bayer, E.A., et al. 1978. Methods Enzymol. 62, 308. 強固なアミドポリマーでコートされた粒子が充填されてお り、高濃度有機溶媒条件下で糖鎖と結合します。糖鎖は溶媒 の濃度勾配に従って分離、溶出されます。 AA-Ac標識糖鎖(9ページ参照)の分析に最適ですが、他の 標識糖鎖の分析にもお使いいただけます。 品名 ビオチン-XX-ヒドラジド Biotin-XX-Hydrazide ビオチン-X-ヒドラジド Biotin-X-Hydrazide 10 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology スペーサー 13原子 メーカー CBC 品番 203110 包装 50 C 希望販売価格 ¥36,200 6原子 CBC 203190 50 C ¥16,000 希望販売価格 ¥48,000 ¥40,000 仕様 粒径 5Hm particle size with 80 angstrom prores and polymeric amide coating.4.6×250mm カラム容量 4.2F 流速 適正流速=0.4∼1.0F/min 最大許容流速=1.2F/min カラム圧 許容最大圧力=2250pis (150kg/cm2) pH範囲 2.0∼7.5 温度 測定温度=30℃ カラム適用温度範囲=10∼80℃ 溶媒 Typical solvent systems for glycan analysis include gradients of acetonitrile(aq)and buffers containing ammonium formate, pH 4.4. サンプル Filter samples to 0.2Hm then dry using a centrifugal evaporator. 平衡化 Re-dissolve in 5∼50E of the starting buffer (i.e. the solvent ixture used at the very start of the HPLC gradient) then inject. If possible, inject the sample soon after dissolution to minimize problems with sample precipitation in high organic solvent conditions. (品番:203110) オリゴ糖のビオチン化試薬 Leary, J.J., et al. 1983. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 80, 4045; Hoffman, K., et 包装 6 each 6 each 糖鎖のHPLC分析 蛍光標識やUV標識糖鎖のHPLC分析及び精製 使用目的 糖タンパク質の酸化型糖をビオチン標識するために使用し ます。ビオチンと目的のリガンドとの間にスペーサーを挿入 することにより、立体障害を緩和します。 品番 LC-E10-A6 LC-S-A6 ※他にも精製用カラム商品がございますのでお気軽にご照会ください。 使用目的 品名 糖 鎖 精 製 ・LudgerClean E10カートリッジ 糖鎖を酵素消化させたあとの精製に使用します。 ・LudgerClean Sカートリッジ 糖鎖に標識をした後の精製に使用します。 (8ページフローチャート参照) 構成内容 Topics 糖 鎖 構 造 解 析 N1アミドHPLCカラム LudgerSep N1 Amide HPLC Column ※詳細はお問い合わせください。 メーカー LUD 品番 LS-N1 包装 1 each 希望販売価格 ご照会 ※他にもHPLC分析用カラム商品がございますのでお気軽にご照会ください。 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 11 糖 鎖 の H P L C 分 析 糖タンパク質 糖鎖構造解析 Topics 糖 鎖 構 造 解 析 メーカー:PZM FACEシリーズ、ただ今リニューアル中! 糖固定化ゲル ・精密度は充填ゲル1Fあたり5∼10Hmol ・100mMグリシン塩酸pH2.5あるいは100mM水酸化ナ トリウム、6Mグアニジン塩酸で再生してください。 ・オートクレーブ可能 糖鎖アフィニティ樹脂 FACEシリーズとは…… (Fluorophore Assisted Carbohydrate Electrophoresis) 各種酵素処理により切り出した糖鎖サンプルを簡便な電気 泳動技術を用いて分離し、UV照射により糖鎖バンドを高感 度観察・撮影、また定量も可能です。 ・N -及びO -結合型オリゴ糖鎖プロファイリング ・N -結合型糖鎖シーケンシング ・単糖組成分析 等に最適です! これまでご愛用いただいていたFACEシリーズが、新しく なって生まれ変わります。どうぞご期待ください。 詳細はお気軽にお問い合わせください。 糖鎖を固定化したアフィニティクロマト グラフィー 使用目的 グリコシダーゼ、グリコシルトランスフェラーゼ、レクチ ン、抗糖質抗体の精製に適しています。 内容 糖鎖ゲルは、マトリクスに共有結合した特異的糖鎖に親和 性を持つタンパク質(レクチン等)の選択的吸着に有用です。 ゲルに吸着しなかった分子を洗い流し、適切な緩衝液を用い て特異糖で溶出します。ゲルは繰り返し使用可能です。 形状 特長 糖 固 定 化 ゲ ル 20%エタノールに懸濁しています。 ・糖残基が25原子のスペーサーを介してアミド結合によりア ガロースマトリクスに結合 品名 Galα1,3-Gal-Agarose Galα1,4-Gal-Agarose Galα-Agarose Galβ-Agarose リンケージ アミド アミド アミド アミド 糖質アフィニティアガロース 糖鎖認識分子の精製に効果的! 使用目的 糖鎖機能解析 糖鎖は、糖と糖が直鎖あるいは分岐型に結合してできた物 質で、結合様式は極めて多様です。例えばグルコースが2つつ ながってできる二糖には11通り、3つつながってできる三糖 では176通りの可能性があり、異なる糖残基間であればさら にこの可能性は広がります。この構造の多様性の故に、生体 内には極めて複雑な情報伝達、識別の仕組みができています。 糖鎖が機能性を持つには、主に2通りの機構があります。 1つは多糖またはオリゴ糖が細胞機能、生理作用を持ってい る物質に取り込まれる機構であり、植物の病原菌からの感染 防御機構が代表例です。もう1つは、糖鎖自身が生理物質や 細胞間の相互作用に関与する機構です。この機構では、糖タ ンパク質や糖脂質、プロテオグリカン等、複合糖質と総称さ れる分子形態で作用します。複合糖質は、糖鎖が結合してい るコア分子の違いを基準に、糖脂質、糖タンパク質、プロテ オグリカンに分類されますが、このコア分子の違いは、その 複合糖鎖が細胞膜表面に分布するか、細胞外に分泌されてマ トリクスを作るか、血液や体液中を流動するかとうい運命を 決める重要な違いです。複合糖質は、血液型物質に代表され るように生物学的にも医学的にも意味深いものが多く、糖鎖 が持つであろうバイオシグナルの解読は今や重要な研究テー マです。糖タンパク質における糖鎖の役割については、細胞 間や細胞とウイルス、細菌、細胞外物質等とのシグナル伝達 に働いたり、受精に関わったり、基礎医学的にも興味の対象 として、表に示すように多方面に研究されています。特にそ 糖 鎖 機 能 解 析 12 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology メーカー CBC CBC CBC CBC 品番 215364 215365 215363 215366 包装 2F 2F 5F 5F 希望販売価格 ¥29,800 ¥29,800 ¥44,800 ¥49,800 内容 ゲルには各種糖鎖が共有結合しており、ゲルを充填したカ ラムにサンプルを通すことで、目的の糖鎖認識物質をトラッ プすることができます。トラップした分子は、阻害糖により 溶出されます。ゲルの洗浄が適切な過程で行われていれば、 ゲルは何度でも再利用可能です。糖質ゲルに結合し得る糖鎖 認識分子の量は、精製される分子の分子量や使用する糖質の 親和性に大いに依存します。 糖質ゲルは、マトリクスに共有結合した特異的な糖質に親 和性を持つタンパク質の選択的吸収試薬としてお使いいただ けます。 の生理物質、免疫関連物質としての機能については未解明の 部分が多く残されています。 糖鎖の構造と機能、あるいはその局在を解明して医療に役 立てる試みが進められています。糖鎖の機能する場に酵素を 加える、あるいは機能性糖質を導入したり、逆に取り除くこ とで、糖鎖によるシグナルを変化させて症状の改善を図る等、 応用は多方面に広がります。逆の観点からは、構造がわかれ ばその機能性物質を大量に発現あるいは合成することがで き、その機能を有効に利用することも期待されています。 このようにグライコバイオロジーは、創薬のターゲッティ ングの1つとして、今後ますます注目される分野となるので はないでしょうか。 生体内における糖タンパク質糖鎖 物理化学的性質への寄与 ・溶解性 ・高次構造の維持 ・電荷 ・抗凍結性 ・安定性 ・タンパク質分解酵素耐性 ・粘性 ・ペプチド部分の抗原性の隠蔽 品名 2-Iminobiotin Gel Dextran Sulfate Gel Fuco gel Gal NAc II Gel Gal NAc III Gel GalNAc Gel GlcNAc Gel Heparin Gel Lacto Gel Malto Gel Manno Gel Melibo Gel α-Fuco Gel α-Galacto Gel α-Glc NAc Gel α-Gluco Gel α-Manno Gel β-Fuco Gel β-Galacto Gel β-GlcNAc Gel β-Gluco Gel β-Glucuro Gel β-Manno Gel βThiogalacto Gel リンケージ エーテル エーテル イミドエステル エーテル エーテル エーテル エーテル エーテル エーテル エーテル イミドエステル イミドエステル イミドエステル イミドエステル イミドエステル イミドエステル イミドエステル イミドエステル メーカー EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY 品番 CG-094-2 CG-092-5 CG-001-5 CG-006-5 CG-007-5 CG-002-5 CG-003-5 CG-091-5 CG-004-5 CG-010-5 CG-005-5 CG-009-5 CG-030-5 CG-032-5 CG-028-5 CG-035-5 CG-040-5 CG-031-5 CG-034-5 CG-029-5 CG-037-5 CG-038-5 CG-041-5 CG-043-5 包装 2F 5F 5F 5F 5F 5F 5F 5F 5F 5F 5F 5F 5F 5F 5F 5F 5F 5F 5F 5F 5F 5F 5F 5F 希望販売価格 ¥37,000 ¥10,000 ¥27,000 ¥28,000 ¥27,000 ¥50,000 ¥21,000 ¥12,000 ¥20,000 ¥17,000 ¥22,000 ¥22,000 ¥30,000 ¥23,000 ¥21,000 ¥23,000 ご照会 ¥30,000 ¥23,000 ¥25,000 ¥25,000 ¥27,000 ご照会 ご照会 識別作用 ・細胞と細胞、ウイルス、細菌、細胞外物質等の相互作用 ・分化増殖 糖 鎖 機 能 解 析 ・自己と非自己の識別 ・受精 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 13 糖タンパク質 糖鎖機能解析 品名 Galactosylated-BSA Galactosylated-BSA Galactosylated-β-O-BSA GalNAc-β (1, 4) Gal-β-O-BSA Glucosylated-BSA Glucosylated-BSA Glucosylated-BSA Glucosylated-β-O-BSA Mannosylated-α-O-BSA Man-α (1, 6) Man-α-O-BSA Man-α (1, 6) Man-α-O-BSA N-Acetylgalactosaminylated-β-O-BSA N-Acetylglucosaminylated-BSA N-Acetylglucosaminylated-BSA N-Acetylglucosaminylated-β-O-BSA 3'-Sialyl 3-fucosyllactose-BSA 3'-Sialyl Lewis x-BSA Lewis x-BSA 糖質ゲルキット 糖 鎖 機 能 解 析 カラムに充填済みの糖鎖ゲルセット 使用目的 糖結合ゲル-アフィニティクロマトグラフィー用にお使い いただけます。数種類の糖タンパク質ゲルがカラムに充填済 みの商品です。 品名 糖鎖ゲルキット1 Carbohydrate Gel Kit#1 糖鎖ゲルキット2 Carbohydrate Gel Kit#2 構成内容 α-L-Fucose、N-Acetylgluco-samine、N-Acetylgalactosamine、Lactose、 Mannoseの5種類の各ゲル1Fのセット α-L-Fucose、N-Acetylgluco-samine、N-Acetylgalactosamine、Lactose、 Mannoseの5種類及びFetuin、Bovine Submaxillary Mucinの糖タンパク質2 種類の各ゲル1Fのセット 品番 CGK-001 包装 1 kit 希望販売価格 ¥36,000 EY CGK-002 1 kit ¥50,000 - 6種類の糖をセットにしました。 品名 種々の糖鎖との相互作用を解析できます。 使用目的 メーカー 品番 包装 希望販売価格 EY CIK-001 1 kit ¥17,000 その純度を評価すること、そして大量に合成できることです。 レクチン結合研究を含め、様々な用途にお使いいただけます。 BSA結合 オリゴ糖鎖/ ネオ糖タンパク質 内容 糖鎖認識物質との結合解析に ネオ糖タンパク質は、化学的に合成された糖タンパク質で、 in vitroでタンパク質の糖の特定部分が共有結合しています。 使用目的 ネオ複合糖質を用いることの利点は、糖鎖構造を知ること、 品名 Blood Group A Trisaccharide-BSA Blood Group B Trisaccharide-BSA Galactose α1,3-Galactose-BSA Lewis x-BSA Linear B-2 Trisaccharide-BSA N-Acetyllactosamine-BSA Sialyl Lewis x-BSA α1,3α1,6-Mannotriose-BSA 品名 Fucosylated-BSA Fucosylated-BSA Fucosylated-BSA Gal α (1, 4) Gal β (1, 4) GlcNAc-β-O-BSA Gal α (1, 4) Gal β (1, 4) GlcNAc-β-O-BSA Gal β (1, 3) GalNAc-β-O-BSA Galactosylated-BSA Cosmo Bio News 希望販売価格 ¥33,000 ¥36,000 ¥37,000 ¥59,000 ¥31,000 ¥43,000 ¥36,000 ¥37,000 ¥37,000 ¥58,000 ¥56,000 ¥37,000 ¥13,000 ¥33,000 ¥37,000 ¥45,000 ¥98,000 ¥38,000 ・100Eに対応するウェル表面まで、糖をコートしてあります。 ・感度や再現性に悪影響する等のバッファーへの脱離は GlycoWell TM を用いることで避けることができます。そ の安定性と再現性のため、HTSによる糖認識タンパク質の スクリーニングにも適しています。 ・8℃で約14カ月安定です。 ・マイクロプレートを調整するために、高価な糖脂質や糖タ ンパクを用意する必要がありません。 ・プレートは透明な96ウェルです。 糖鎖をリガンドとする物質との相互作用の研究、糖認識分 子の検出が行えます。 抗体 検出(抗体等) 特長 BSA-結合オリゴ糖鎖/ネオ糖タンパク質 14 包装 1F 1C 1F 1F 1C 1F★ 1C 1F 1F 1F 1F 1F 1C 1F 1F 100 B 100 B 100 B ★印の商品には別サイズ品もございます。ご参照ください。 糖認識生体分子の結合解析プレート GlycoWell TM ・0.1M α-Lactose ・0.1M D-Mannose ・0.1M N -Acetylglucosamine ・0.05M N -Acetylglucosamine ・0.1M Melibiose ・0.05M α-L-Fucose 阻害糖キット Carbohydrate Kit 品番 CCG-0003-10 FNP-03-1 CCG-1002-10 CCG-1016-10 NP-02-1 CCG-0002-10 FNP-02-1 CCG-1001-10 CCG-1003-10 CCG-1014-20 CCG-1014-10 CCG-1018-10 FNP-05-1 CCG-0005-10 CCG-1013-10 GKBSA-116 GKBSA-126 GKBSA-127 糖鎖結合解析プレート 構成内容 阻害糖キット ネB オS 糖A タ結 ン合 パオ クリ 質ゴ 糖 鎖 / メーカー EY メーカー EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY PZM PZM PZM / Special Issue Glycobiology スペーサー 10原子 10原子 10原子 14原子 10原子 14原子 14原子 10原子 メーカー CBC CBC CBC CBC CBC CBC CBC CBC 品番 202760 202768 345524 434632 436200 110160 565952 444044 標識 非標識 FITC ゴールドコロイド粒子 ゴールドコロイド粒子 ゴールドコロイド粒子 ゴールドコロイド粒子 非標識 メーカー EY EY EY EY EY EY EY 品番 NP-04-1 FNP-04-1 CCG-0004-10 CCG-1010-20 CCG-1010-10 CCG-1011-10 NP-03-1 包装 250 B 250 B 250 B 250 B 250 B 250 B 100 B 250 B 包装 1C★ 1C 1F 1F 1F 1F 1C★ 希望販売価格 ¥48,800 ¥44,200 ¥41,800 ¥48,800 ¥47,500 ¥36,000 ¥52,800 ¥39,000 ・GlycoWell TM は糖とウェルをアミド結合で化学的に結合 しています。 ・糖は16∼18原子のスペーサーを介して結合しており、生 体内のエピトープに近い状況を提供することで、糖とタン パク質等の相互作用を研究するのに適しています。 品名 N-Acetyl(blank)固定プレート Galabiose 固定プレート Globotetraose 固定プレート Globotriose 固定プレート GM3 固定プレート Sialyl Lewis X 固定プレート α-D-Gal 固定プレート α-D-GalNAc 固定プレート α-D-Man 固定プレート α-L-Fuc 固定プレート α-Neu5Ac 固定プレート β-D-Gal 固定プレート β-D-GalNAc 固定プレート β-D-Glc 固定プレート β-D-GlcAc 固定プレート β-D-Man 固定プレート β-Lactose 固定プレート β-Maltose 固定プレート β-LacNAc 固定プレート 固定化糖 N-Acetyl (blank) Galabiose Globotetraose Globotriose GM3 Sialyl Lewis X α-D-Gal α-D-GalNAc α-D-Man α-L-Fuc α-Neu5Ac β-D-Gal β-D-GalNAc β-D-Glc β-D-GlcAc β-D-Man β-Lactose β-Maltose β-N-Acetyllactosamine 糖 鎖 機 能 解 析 ネB オS 糖A タ結 ン合 パオ クリ 質ゴ 糖 鎖 / - 糖 固 定 化 ゲ ル 標識 ゴールドコロイド粒子 FITC ゴールドコロイド粒子 ゴールドコロイド粒子 非標識 ゴールドコロイド粒子 FITC ゴールドコロイド粒子 ゴールドコロイド粒子 ゴールドコロイド粒子 ゴールドコロイド粒子 ゴールドコロイド粒子 FITC ゴールドコロイド粒子 ゴールドコロイド粒子 非標識 非標識 非標識 相互作用のある タンパク質等 糖質 スペーサ ウェル メーカー LDB LDB LDB LDB LDB LDB LDB LDB LDB LDB LDB LDB LDB LDB LDB LDB LDB LDB LDB 品番 SW-00-001 SW-02-003 SW-04-001 SW-03-002 SW-03-001 SW-04-002 SW-01-007 SW-01-001 SW-01-009 SW-01-005 SW-01-004 SW-01-006 SW-01-002 SW-01-008 SW-01-003 SW-01-010 SW-02-001 SW-02-002 SW-02-004 包装 5×1 pack 1 pack 1 pack 1 pack 1 pack 1 pack 1 pack 1 pack 1 pack 1 pack 1 pack 1 pack 1 pack 1 pack 1 pack 1 pack 1 pack 1 pack 1 pack 希望販売価格 ¥20,800 ¥17,800 ¥22,800 ¥17,800 ¥22,800 ¥26,800 ¥9,800 ¥15,800 ¥9,800 ¥15,800 ¥15,800 ¥9,800 ¥15,800 ¥9,800 ¥9,800 ¥15,800 ¥9,800 ¥9,800 ¥17,800 希望販売価格 ¥31,000 ¥36,000 ¥41,000 ¥75,000 ¥59,000 ¥43,000 ¥31,000 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 15 糖 鎖 結 合 解 析 プ レ ー ト 糖タンパク質 標準品 Di-sialylated, bi-antennary complex-type N-glycan 糖タンパク質糖鎖標準品 非標識&2-AB(2-アミノベンズ アミド)標識 オリゴ糖鎖 糖 鎖 機 能 解 析 ・クロマトグラフィー分離システムの標準品として ・構造/高次構造解析の標準品として ・ネオ糖ペプチドとネオ糖タンパク質を準備するためのペプ チド、あるいはタンパク質へのアタッチメントとして ・抗糖鎖抗体やレクチンの結合特異性の特徴づけに ・細胞表面結合研究用に ・糖鎖結合タンパク質を単離する際のアフィニティーリガン ドとして ・グリコシルトランスフェラーゼやグリコシダーゼの精製や アッセイの基質として ・抑制、あるいは刺激機能の細胞生物学的研究用に ・非標識糖鎖は、9ページの糖鎖標識キットを用いてご自由 に標識してお使いいただけます。 ■コア構造 糖 タ ン パ ク 質 糖 鎖 標 準 品 4'-β-mannosyl chitobiose 6-α-fucosyl chitobiose 6-α-fucosyl GlcNAc ●略語 MNN ●分子量 581 ●由来 ウシフェチュイン 非標識品 メーカー 品番 包装 希望販売価格 20 B ★ PZM GKR-002100 ¥45,000 2-AB標識品 品番 − ●略語 N2F ●分子量 571 ●由来 合成 非標識品 メーカー 品番 包装 100 B PZM GKR-002001 希望販売価格 ¥51,000 2-AB標識品 品番 − ●略語 NF ●分子量 367 ●由来 ブタサイログロブリン 非標識品 メーカー 品番 包装 希望販売価格 20 B PZM GKR-001001 ¥83,000 2-AB標識品 品番 − LUD Chitobiose Octaacetate 2-AB標識品 品番 − 希望販売価格 ¥13,000 2-AB標識品 品番 − ●略語 M3N2 ●分子量 367 ●由来 ブタサイログロブリン 非標識品 メーカー 品番 包装 希望販売価格 20 B PZM GKR-002300 ¥90,000 2-AB標識品 品番 GKSB-101 ●分子量 676.6 非標識品 メーカー TRC Conserved trimannosyl core Conserved trimannosyl core, substituted with fucose 包装 100 C 標 準 品 Asialo-, agalacto-, bi-antennary complex-type N-glycan ●略語 NGA2 Glycan(NGA=NA2グリカンのagalacto-構造) ●分子量 1317 非標識品 メーカー 品番 包装 希望販売価格 純度 由来 90∼95%(H-NMR、 ヒトフィブリ PZM GKC-004300 20 B ★ ¥90,000 クロマト、もしくは電 ノーゲン 気泳動にて) > 9 0 %( N M Rと − LUD CN-NGA2-10U 10 B ¥71,000 HPLCにて) Pentasaccharide core complex-type N-glycan ●略語 M3N2 Glycan ●分子量 911 非標識品 メーカー 品番 包装 LUD CN-M3N2-20U 20 B 希望販売価格 純度 ¥84,000 >90% (NMRと HPLCにて) 由来 2-AB標識品 品番 GKSB-301 2-AB標識品 品番 A2Fファミリーグリカン Di-sialylated, core-fucosylated bi-antennary complex-type N-glycan 品番 C315000 2-AB標識品 品番 GKSB-312 ★印の商品には別サイズ品もございます。ご参照ください。 希望販売価格 ¥45,000 包装 100 B 20 B CN-A2-20U 希望販売価格 純度 由来 90∼95%(H-NMR、 ヒトフィブリ ¥98,000 クロマト、もしくは電 ノーゲン 気泳動にて) >90%(NMRと − ¥102,000 HPLCにて) ●略語 NA2 Glycan(NA2=A2グリカンのasialo-下部構造) ●分子量 1788 非標識品 2-AB標識品 品番 メーカー 品番 包装 希望販売価格 純度 由来 10 B ヒトフィブリノーゲン GKSB-304 PZM GKC-024300 ¥44,000 >90% 20 B >90%(NMRとHPLCにて) − LUD CN-NA2-20U ¥63,000 Chitobiose 品番 GKR-002000 包装 10 B Asialo-, bi-antennary complex-type N-glycan Mono-sialylated, core-fucosylated bi-antennary complex-type N-glycan 非標識品 メーカー PZM ●略語 A2 Glycan ●分子量 2224 非標識品 メーカー 品番 PZM GKC-224300 ●略語 A1F Glycan ●分子量 2079 非標識品 メーカー 品番 包装 PZM GKC-124301 20 B ●略語 A2F Glycan ●分子量 2370 非標識品 メーカー 品番 包装 PZM GKC-224301 10 B LUD Asialo-, bi-antennary complex-type N-glycan ●略語 M3N2F ●分子量 1057 ●由来 ブタサイログロブリン 非標識品 2-AB標識品 品番 メーカー 品番 包装 希望販売価格 10 B GKSB-102 PZM GKR-002301 ¥62,000 ★印の商品には別サイズ品もございます。ご参照ください。 ■N-結合型糖鎖 N-結合型オリゴ糖は、ペンタサッカライド、トリマンノシルコア(Man3GlcNAc2) (N-結合型コア)により定義され、それらは ペプチド鎖上でアスパラギン(Asn)残基に結合しています。このコアは、異なる枝分かれパターンや糖残基の付加により多様化 します。 20 B CN-A2F-20U 希望販売価格 純度 > 9 0 %( N M Rと ¥90,000 HPLCにて) 由来 希望販売価格 純度 由来 ¥62,000 9 0 ∼ 9 5 %( H - ブタサイロ NMR、クロマト、 グロブリン もしくは 電 気 泳 動にて) − ¥102,000 >90%(NMRと HPLCにて) ●略語 NA2F Glycan(NA2F=A2Fグリカンのasialo-下部構造) ●分子量 1788 非標識品 メーカー 品番 包装 希望販売価格 純度 由来 PZM GKC-024301 10 B ¥75,000 9 0 ∼ 9 5 %( H - ブタサイロ NMR、クロマト、 グロブリン もしくは 電 気 泳 動にて) LUD CN-NA2F-20U 20 B ¥105,000 − > 9 0 %( N M R と HPLCにて) Asialo-, agalacto-, core-fucosylated bi-antennary complex-type N -glycan ●略語 NGA2F Glycan(NGA2F=NA2Fグリカンのagalacto-構造) ●分子量 1463 非標識品 メーカー 品番 包装 希望販売価格 純度 由来 PZM GKC-004301 10 B ¥82,000 9 0 ∼ 9 5 %( H - ウシサイロ NMR、クロマト、 グロブリン もしくは 電 気 泳 動にて) LUD CN-NGA2F-20U 20 B ¥125,000 >90%(NMRと − HPLCにて) 2-AB標識品 品番 2-AB標識品 品番 GKSB-313 2-AB標識品 品番 GKSB-305 2-AB標識品 品番 GKSB-302 A2ファミリーグリカン Mono-sialylated bi-antennary complex-type N-glycan ●略語 A1 Glycan ●分子量 1933 非標識品 メーカー 品番 PZM GKC-124300 包装 希望販売価格 20 B ¥98,000 純度 90∼95% (H-NMR、 クロマト、もしくは電 気泳動にて) 由来 2-AB標識品 品番 − GKSB-311 ※2-AB標識品は、全てプロザイム社(略号:PZM)製、¥30,000/100 pmol です。 A3ファミリーグリカン Tri-sialylated, tri-antennary complex-type N -glycan ●略語 A3 Glycan ●分子量 2881 非標識品 メーカー 品番 PZM GKC-335300 LUD CN-A3-20U 包装 10 B 20 B 希望販売価格 純度 ¥62,000 ∼90% ¥67,000 >90% (NMRと HPLCにて) 由来 ウ シ フェ チュイン − 2-AB標識品 品番 GKSB-314 ※2-AB標識品は、全てプロザイム社(略号:PZM)製、¥30,000/100 pmol です。 16 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 17 糖 タ ン パ ク 質 糖 鎖 標 準 品 糖タンパク質 標準品 Asialo-, tri-antennary complex-type N -glycan NA3 is a the asialo-substructure of A3 glycan ●略語 NA3 Glycan ●分子量 2007 非標識品 メーカー 品番 包装 PZM GKC-035300 20 B 標 準 品 LUD Asialo-, agalacto-, tri-antennary complex-type N -glycan 糖 タ ン パ ク 質 糖 鎖 標 準 品 20 B CN-NA3-20U Oligomannose N -linked oligosaccharide with 8 mannosyl residues 希望販売価格 純度 由来 ¥60,000 90∼95% (H- ウシフェチュ NMR、クロマ イン ト、もしくは電 気泳動にて) − >90%(NMRと ¥71,000 HPLCにて) ●略語 NGA3 Glycan(NGA3=NA3グリカンの下部構造) ●分子量 1521 非標識品 メーカー 品番 包装 希望販売価格 純度 由来 PZM GKC-005300 20 B ★ ¥80,000 90∼95% (H- ウシフェチュ NMR、クロマ イン ト、もしくは電 気泳動にて) − >90%(NMRと LUD CN-NGA3-20U 20 B ¥79,000 HPLCにて) 2-AB標識品 品番 GKSB-308 LUD Oligomannose N -linked oligosaccharide with 9 mannosyl residues 2-AB標識品 品番 GKSB-307 Hybrid-type N -glycan with bisecting N-acetyl-glucosamine LUD Asialo-, agalacto-, tetra-antennary complex-type N-glycan 20 B CN-NA4-20U ●略語 NGA4 Glycan ●分子量 1724 非標識品 メーカー 品番 包装 PZM GKC-006300 20 B LUD CN-NGA4-20U 20 B 希望販売価格 純度 由来 ¥105,000 90∼95% (H- ヒトα1-酸性 NMR、クロマ 糖タンパク質 ト、もしくは電 気泳動にて) − >90%(NMRと ¥95,000 HPLCにて) 20 B 20 B CN-MAN9-20U 希望販売価格 純度 由来 ¥69,000 90∼95% (H- ブタサイログ NMR、クロマ ロブリン ト、もしくは電 気泳動にて) − ¥95,000 >90%(NMR とHPLCにて) 希望販売価格 純度 由来 >90%H-NMR ブ タ サ イ ロ ¥62,000 グロブリン ¥77,000 >90%(NMR とHPLCにて) 2-AB標識品 品番 GKSB106 標 準 品 2-AB標識品 品番 GKSB107 ハイブリッド型グリカン A4ファミリーグリカン 希望販売価格 純度 由来 ¥90,000 90∼95% (H- ヒトα1-酸性 NMR、クロマ 糖タンパク質 ト、もしくは電 気泳動にて) > 9 0 %( N M Rと − ¥93,000 HPLCにて) CN-MAN8-20U ●略語 Man-9 Glycan ●分子量 1884 非標識品 メーカー 品番 包装 PZM GKM-002900 10 B LUD ★印の商品には別サイズ品もございます。ご参照ください。 Asialo-, galactosylated, tetra-antennary complex-type N -glycan ●略語 NA4 Glycan ●分子量 2373 非標識品 メーカー 品番 包装 PZM GKC-046300 20 B ●略語 Man-8 Glycan ●分子量 1722 非標識品 メーカー 品番 包装 PZM GKM-002800 10 B 2-AB標識品 品番 GKSB-310 ●略語 Hybrid Type Glycan ●分子量 1884 非標識品 メーカー 品番 包装 20 B PZM GKH-003510 20 B LUD CN-HYBRID-20U 希望販売価格 ご照会 ¥128,000 純度 由来 2-AB標識品 品番 GKSB-111 − その他グリカン Asialo-, galactosylated biantennary, core-substituted with fucose and with bisecting GlcNAc ●略語 NA2FB ●分子量 1991 非標識品 メーカー 品番 PZM GKC-024311 2-AB標識品 品番 GKSB-309 Asialo-, agalacto-, biantennary, core-substituted with fucose and with bisecting GlcNAc ●略語 NGA2FB ●分子量 1667 非標識品 メーカー 品番 PZM GKC-004311 包装 20 B 希望販売価格 純度 ¥128,000 90∼95% (HNMR、クロマ ト、もしくは電 気泳動にて) 由来 ヒツジIgG 2-AB標識品 品番 GKSB-306 包装 20 B 希望販売価格 純度 ¥135,000 90∼95% (HNMR、クロマ ト、もしくは電 気泳動にて) 由来 ヒツジIgG 2-AB標識品 品番 GKSB-303 ■中性O -結合型 オリゴ糖鎖 3'-Sialyl-3-fucosyllactose オリゴマンノースファミリーグリカン Oligomannose N -linked oligosaccharide with 5 mannosyl residues ●略語 Man-5 Glycan ●分子量 1235 非標識品 メーカー 品番 包装 PZM GKM-002500 10 B LUD Oligomannose N -linked oligosaccharide with 6 mannosyl residues 20 B ●略語 Man-6 Glycan ●分子量 1398 非標識品 メーカー 品番 包装 PZM GKM-002600 20 B LUD Oligomannose N -linked oligosaccharide with 7 mannosyl residues CN-MAN5-20U CN-MAN6-20U 20 B ●略語 Man-7 Glycan ●分子量 1560 非標識品 メーカー 品番 包装 PZM GKM-002700 10 B LUD CN-MAN7-20U 20 B 希望販売価格 純度 由来 90∼95% (H- ブタサイログ ¥44,000 NMR、クロマ ロブリン ト、もしくは電 気 泳 動にて) グリカン存在 の ∼ 7 7 %は HPLCにより Man-5です。 − > 9 0 %( N M R ¥69,000 とHPLCにて) 希望販売価格 純度 由来 ¥71,000 90∼95% (H- ブタサイログ NMR、クロマ ロブリン ト、もしくは電 気泳動にて) − ¥69,000 >90%(NMR とHPLCにて) 希望販売価格 純度 由来 ¥81,000 90∼95% (H- ブタサイログ NMR、クロマ ロブリン ト、もしくは電 気泳動にて) − ¥95,000 > 9 0 %( N M R とHPLCにて) 2-AB標識品 品番 GKSB103 Difucosyllacto-N-hexaose 2-AB標識品 品番 GKSB104 2-AB標識品 品番 GKSB105 ●略語 3'-S,3-FL ●分子量 780 ●由来 ヒトミルク 非標識品 メーカー 品番 包装 100 B PZM GKAD-00116 希望販売価格 ¥33,000 ●略語 DFLNH (a) ●分子量 1365 ●由来 ヒトミルク 非標識品 メーカー 品番 包装 100 B PZM GKAD-00131 希望販売価格 ¥38,000 Lacto-N-difucohexaose I ●略語 LNDFH I ●分子量 1000 ●由来 ヒトミルク of secretor individuals 非標識品 メーカー 品番 包装 希望販売価格 2C PZM GKAD-02010 ¥65,000 Lacto-N-difucohexaose II ●略語 LNDFH II ●分子量 1000 ●由来 ヒトミルク particularly of non-secretor individuals 非標識品 メーカー 品番 包装 希望販売価格 0.5 C PZM GKAD-00511 ¥68,000 Lacto-N-fucopentaose III ●略語 LNFP III ●分子量 854 非標識品 メーカー 品番 PZM GKAD-00508 包装 0.5 C 希望販売価格 ¥53,000 ※2-AB標識品は、全てプロザイム社(略号:PZM)製、¥30,000/100 pmol です。 ※2-AB標識品は、全てプロザイム社(略号:PZM)製、¥30,000/100 pmol です。 18 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 19 糖 タ ン パ ク 質 糖 鎖 標 準 品 糖タンパク質 標準品 Lacto-N -hexaose 標 準 品 ●略語 LNH ●分子量 1073 ●由来 ヒトミルク 非標識品 メーカー 品番 包装 0.5 C PZM GKAD-00523 Lacto-N -neohexaose ●略語 LNnH ●分子量 1073 ●由来 ヒトミルク 非標識品 メーカー 品番 包装 1C PZM GKAD-01024 Lacto-N -tetraose 糖 タ ン パ ク 質 糖 鎖 標 準 品 糖タンパク質標準品 希望販売価格 ¥75,000 希望販売価格 ¥120,000 ●略語 LNT ●分子量 708 ●由来 ヒトミルク (type1鎖を含む) 非標識品 メーカー 品番 包装 希望販売価格 2C PZM GKAD-02004 ¥53,000 ■シアル酸付加O -結合型 オリゴ糖鎖 3'-Sialyllactose ●略語 3'-SL ●分子量 634 ●由来 ヒトミルクと尿 非標識品 メーカー 品番 包装 2C PZM GKAD-02012 希望販売価格 ¥65,000 3'-Sialyl-N -acetyllactosamine ●略語 3'-SLN、2-AB 標識品は品番#GKSB-203(30,000/100pmols) ●分子量 675 ●由来 尿 非標識品 メーカー 品番 包装 希望販売価格 1C PZM GKAD-01014 ¥45,000 6'-Sialyllactose ●略語 6'-SL ●分子量 634 ●由来 ヒトミルク 非標識品 メーカー 品番 包装 2C PZM GKAD-02013 6'-Sialyl-N-acetyllactosamine Di-sialyl-lacto-N-tetraose LS-Tetrasaccharide a LS-Tetrasaccharide b LS-Tetrasaccharide c ●略語 6'-SLN ●分子量 675 ●由来 尿 非標識品 メーカー 品番 PZM GKAD-01015 包装 1C 希望販売価格 ¥75,000 ●略語 LST a ●分子量 999 ●由来 ヒトミルク 非標識品 メーカー 品番 包装 1C PZM GKAD-01017 希望販売価格 ¥135,000 品名 2-AAグルコースホモポリマー標準物質 20 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 内容 2-AA 標準物質パック(フェチュイング リカンライブラリーとRNase Bグリカ ンライブラリーの各7.5nmoles、A1、 A2、NA2の各250pmoles) − メーカー PZM 品番 GKSA-200 包装 1 set GKSA-503 7.5 B 品番 112251 178196 178251 230734 869031 341506 341573 341576 341578 362199 362225 374805 499643 528175 528240 539515 609310 609312 616397 692455 単位 1C 100 B ★ 1C★ 1C★ 100 B 1A 1A 100 C 500 C ★ 1C 100 B 50 C 500 C ★ 120 unit 1C★ 1C 100 C 1C 100 C ★ 1C 品番 GKI-4503 包装 200 B 希望販売価格 ¥14,600 ¥17,300 ¥16,300 ¥7,300 ¥16,000 ¥25,000 ¥28,800 ¥5,800 ¥18,800 ¥42,000 ¥49,800 ¥8,800 ¥33,600 ¥43,400 ¥77,300 ¥27,800 ¥19,800 ¥15,100 ¥11,000 ¥24,000 ※糖タンパク質標準品は他にも多数取り扱いがございます。ご照会ください。 ★印の商品には別サイズ品もございます。ご参照ください。 分析スタンダード品 使用目的 HPLC分析等のスタンダードとしてお使いいただけます。 品名 グルコースホモポリマースタンダード Glucose Homopolymer Standard シアル酸リファレンスパネル Sialic Acids Reference Panel Topics 内容 少なくとも23のグルコースユニットが含まれます。 メーカー PZM 6種類のシアル酸(Neu5Gc、Neu5Ac、Neu5,7Ac2、 Neu5Gc,9Ac、Neu5,9Ac2、Neu5,(7/8)9Ac3) を含みます。 PZM GKRP-2503 5×1.25 nmol 希望販売価格 ¥45,000 ¥60,000 哺乳動物細胞用 発現ベクター pCruz TM 希望販売価格 ¥135,000 希望販売価格 ¥195,000 希望販売価格 ¥60,000 ・GFPシステム(品番sc-5046)は、生細胞におけるタンパ ク質の局在化や遺伝子発現のモニタリングに最適です。 翻訳後修飾の解析に! 特長 ・7種類の融合タンパク質タグを用意していますので、発現タ ンパク質の検出と精製が容易です。 ・サイトメガロウイルス(CMV)哺乳類発現プロモーター、N 末端に融合タンパク質タグ、フレキシブルなマルチプルク ローニングサイト(MCS) 、PolyAシグナル、T7プロモータ ープライマー結合部位を持っています。 ・選択用マーカーとして、カナマイシンとネオマイシンが使用 できます。 ・Oriを持っているので安定な複製ができます。 ・ポジティブコントロールとしてpCruz LacZが入っています。 品名 PZM メーカー CBC CBC CBC CBC CBC CBC CBC CBC CBC CBC CBC CBC CBC CBC CBC CBC CBC CBC CBC CBC ∼リコンビナント糖タンパク質の発現には哺乳動物細胞を!∼ 2-AA(2-アミノ安息香酸)標識 オリゴ糖鎖 2-AA標準パック 種由来 Human serum Human plasma Human plasma Human urine Human urine Bovine fetal/serum Bovine plasma Human Human Human Human − Bovine Submaxillary Gland Human Human Platelets Human Bovine Thyroid Gland Human Thyroid Human Porcine Ovary 希望販売価格 ¥65,000 希望販売価格 ¥90,000 ●略語 LST c ●分子量 999 ●由来 ヒトミルク 非標識品 メーカー 品番 包装 2C PZM GKAD-02019 品名 α1-Acid Glycoprotein α1 Antichymotrypsin α1 Antitrypsin Chorionic Gonadotropin Chorionic Gonadotropin Fetuin Fibrinogen Fibrinogen Fibrinogen, Plasminogen-Depleted α2-HS-Glycoprotein β2-Glycoprotein 1 Hemocyanin Mucin Plasminogen Platelet Membrane Glycoproteins, IIbIIIa Prothrombin Thyroglobulin Thyroglobulin Transferrin, Holo Zonae Pellucida Topics ●略語 DSLNT ●分子量 1290 ●由来 ヒトミルク 非標識品 メーカー 品番 包装 2C PZM GKAD-02020 ●略語 LST b ●分子量 999 ●由来 ヒトミルク 非標識品 メーカー 品番 包装 1C PZM GKAD-01018 糖鎖分析の標準物質として使用できます。 ¥30,000 pCruz 09 TM 発現ベクター pCruz 22 TM 発現ベクター pCruz 41 TM 発現ベクター pCruz GFP TM 発現ベクター pCruz HA TM 発現ベクター pCruz His TM 発現ベクター pCruz Myc TM 発現ベクター 図1 ベクターマップ メーカー SCB SCB SCB SCB SCB SCB SCB 図2 ベクターのリーディングフレーム (A、 B、C) 品番 sc-5040 sc-5041 sc-5042 sc-5046 sc-5045 sc-5044 sc-5043 包装 1 system 1 system 1 system 1 system 1 system 1 system 1 system Cosmo Bio News 希望販売価格 ¥42,000 ¥42,000 ¥42,000 ¥42,000 ¥42,000 ¥42,000 ¥42,000 / Special Issue Glycobiology 21 標 準 品 糖 タ ン パ ク 質 標 準 品 第2章 Asialo GM1 糖脂質&リポ多糖 ●種由来 Human ●純度 ≧98% ※1 ●CAS番号 71012-19-6 ●分子量 1255.6 メーカー 品番 包装 1C CBC 345747 希望販売価格 ¥56,600 Glycolipid and Lipopolysaccharide 東京大学名誉教授 財団法人 野口研究所顧問 Asialo GM2 薬学博士 木幡 陽 糖脂質はその名からもわかるように、分子内に水 溶性糖鎖と脂溶性基の両方を含みます。中でも代表 的なものはスフィンゴ糖脂質と呼ばれ、脂質部分が セラミドで構成されています。糖鎖分子の異なる 200以上のスフィンゴ糖脂質が哺乳類組織から単離 されています。それらスフィンゴ糖脂質のほとんど はガングリオシドと呼ばれる神経に特徴的な分子 で、図1に示すような四糖コア構造によって5つに分 類されます。これらの主要なグループに加えて、特 殊な構造の三糖、二糖、またガラクトースを共通母 核とする少数グループも発見されています。これら のスフィンゴ糖脂質形成の生合成ネットワークはま だ完全に解明されていません。 図1 ガングリオシドの生合成経路 GD1a 包装 0.1 C 希望販売価格 ¥72,400 ●種由来 Bovine ●形状 Ammonium Salt ●純度 ≧98% ※1 ●分子量 1872.2 メーカー 品番 包装 1C CBC 345736 希望販売価格 ¥17,600 GD1a ●種由来 Bovine ●形状 Disodium Salt ●純度 ≧98% ●CAS番号 12707-58-3 ●分子量 1882.1 メーカー 品番 包装 希望販売価格 1C★ ALX 302-007-M001 ¥22,900 GD1b ●種由来 Bovine ●形状 Disodium Salt ●CAS番号 19553-76-5 ●分子量 1882.1 メーカー 品番 包装 1C ALX 302-009-M001 希望販売価格 ¥34,200 ●種由来 Human ●純度 >98% ●分子量 1838 メーカー 品番 IBL 05-521461B 包装 50 B 希望販売価格 ¥29,000 ●種由来 Human ●純度 ≧98% ※1 ●分子量 1838.1 メーカー 品番 CBC 345742 包装 1C 希望販売価格 ¥50,400 ガングリオシド シアル酸を含む糖脂質であるガングリオシドは、神経組織に豊富に存在し、そのほとんどは細胞膜表面に局在しています。シア ル酸の結合位置の違いにより分類されます。 ●純度 ≧98% ●CAS番号 35960-33-9 ●分子量 1093.5 メーカー 品番 ALX 302-015-MC01 GD1b ガングリオシド抗体 ガ ン グ リ オ シ ド 品名 Anti Asialo GM1 Anti Asialo GM1 Anti Asialo GM2 Anti GD2 Anti GD2 Anti GD2 Anti GD3 Anti GD3 Anti GD3 Anti GD3 Anti GD3 Anti GM3 Anti GM1 ガ ン グ リ オ シ ド 抗 体 Anti GM1 免疫動物アイソタイプ クローン − Rabbit − Rabbit − Rabbit 4G12 Mouse IgG3κ 14.2Ga Mouse IgG2a 9P14G Mouse IgG3 R24 Mouse IgG3 110.14F9 Mouse IgG3 MB3.6 Mouse IgG3 4F6 Mouse IgG3 4F6 Mouse IgG3κ M2590 Mouse IgMκ SWC3 Mouse IgG1 Rabbit − 交差種 BOV MS BOV − HU − BOV HU HU − − − BOV, GT, SHP, POR, EQ, FEL, CAN, Ferret, Mink, Hu BOV 適用 IF, IHC CTOX, FUNC, FC, IHC (f), IP ELISA WB, ELISA IHC, IF, FC ELISA, WB ELISA, WB ELISA, IHC (f), IHC (p) IHC, IF, FC WB, ELISA ELISA, IP, WB, IHC (f) − IF, IHC メーカー BGN CL BGN ACM CMN COV CBC CBC CMN ACM COV NBT VMR IF, IC CBC 品番 0755-0004 8955 0755-0208 AB6216 MAB2052 9P14G 345756 371440 MAB2053 AB6217 9P24F M101 DH-59B 包装 100 E ★ 1F 1F 1F 100 B 1F 50 E 100 E 100 B 1F 1F 0.5 F ★ 0.1 C 345757 100 E 希望販売価格 ¥90,000 ¥147,000 ¥59,000 ¥75,000 ¥47,000 ¥59,000 ¥39,800 ¥49,800 ¥47,000 ¥75,000 ¥60,000 ¥25,000 ¥16,000 GD1b GD2 ●種由来 Human ●純度 ≧98% ※1 ●CAS番号 65988-71-8 ●分子量 1649 メーカー 品番 包装 50 B IBL 05-521462 希望販売価格 ¥29,000 ●種由来 Human ●純度 ≧98% ※1 ●CAS番号 65988-71-8 ●分子量 1675.9 メーカー 品番 包装 500 B CBC 345743 希望販売価格 ¥63,100 ●種由来 Bovine ●形状 Diammonium Salt ●純度 ≧98% ※1 ●分子量 1577.0 メーカー 品番 包装 1C CBC 345752 希望販売価格 ¥38,000 ¥44,400 ★印の商品には別サイズ品もございます。ご照会ください。 GD2 ガングリオシド Ganglioside Mixture 1) Asialo GM1 ●種由来 Bovine ●形状 Ammonium Salt ●純度 ≧98% メーカー 品番 CBC 345717 ●純度 ≧98% ●CAS番号 71012-19-6 ●分子量 1254.1 メーカー 品番 ALX 302-013-MC05 ガ ン グ リ オ シ ド 包装 25 C 包装 0.5 C ★ 希望販売価格 ¥39,800 希望販売価格 ¥35,200 1) 18% GM1、55% GD1a、10% GT1b、2% その他ガングリオシド ★印の商品には別サイズ品もございます。ご照会ください。 22 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology GD3 ※1:TLCにて精製、※2:HPTLCにて精製。 ★印の商品には別サイズ品もございます。ご照会ください。 Cosmo Bio News ガ ン グ リ オ シ ド / Special Issue Glycobiology 23 ガ ン グ リ オ シ ド 糖脂質&リポ多糖 ガングリオシド GD3 ガ ン グ リ オ シ ド ●種由来 Bovine ●形状 Disodium Salt ●純度 ≧98% ●CAS番号 62010-37-1 ●分子量 1470.8 メーカー 品番 包装 希望販売価格 1C ALX 302-010-M001 ¥62,000 GD3 ●種由来 Human ●純度 >95% ●分子量 1545 メーカー 品番 IBL 05-521463 GD3 H4NOOC CH2OH OH HO AcNH O HO H4NOOC CH2OH HO CH2OH OH CH2OH O O O O O OHO O-Ceram ide AcNH OH OH HO GQ1b ●種由来 Bovine ●形状 Tetrasodium Salt ●CAS番号 68652-37-9 ●分子量 2508.6 メーカー 品番 包装 0.1 C ★ ALX 302-012-MC01 GT1b 包装 50 B ●種由来 Bovine ●純度 ≧99% ※1 ●分子量 1577 ●形状 Diammonium Salt メーカー 品番 包装 100 B CBC 345752 希望販売価格 ¥27,000 GM1 ●種由来 Bovine brain ●形状 Ammonium Salt ●純度 ≧98% ●CAS番号 37758-47-7 ●分子量 1563.9 メーカー 品番 包装 希望販売価格 1C CBC 345724 ¥14,900 GM1 ●種由来 Human ●純度 >98% ※2 ●分子量 1547 メーカー 品番 IBL 05-521464 GM2 GM2 GM3 包装 50 B 希望販売価格 ¥21,000 ●種由来 Bovine ●形状 Sodium Salt ●CAS番号 319600-01-2 ●分子量 1406.7 メーカー 品番 包装 1C ALX 302-003-M001 希望販売価格 ¥49,700 ●種由来 Human ●純度 >98% ※2 ●分子量 1385 メーカー 品番 IBL 05-521465 希望販売価格 ¥29,000 包装 50 B ●種由来 Bovine ●形状 Ammonium Salt ●純度 ≧98% ●分子量 1198.5 メーカー 品番 包装 500 B CBC 345733 ガ ン グ リ オ シ ド ●種由来 Bovine ●形状 Ammonium Salt ●純度 ≧98% ※1 ●分子量 2180.5 メーカー 品番 包装 1C CBC 345744 希望販売価格 ¥25,500 ●種由来 Bovine ●形状 Trisodium Salt ●CAS番号 59247-13-1 ●分子量 2195.3 メーカー 品番 包装 1C★ ALX 302-011-M001 希望販売価格 ¥31,100 希望販売価格 ¥11,700 GT1b ガ ン グ リ オ シ ド 希望販売価格 ¥31,100 ※1:TLCにて精製、※2:HPTLCにて精製。 ★印の商品には別サイズ品もございます。ご照会ください。 ガ ン グ リ オ シ ド スフィンゴ糖脂質 品名 C2 Ceramide C4 Ceramide C6 Ceramide C8 Ceramide C14 Ceramide C16 Ceramide C18 Ceramide C20 Ceramide 内容 N -Acethyl-D-sphingosine N -Butyl-D-sphingosine N -Hexanoyl-D-sphingosine N -Octanoyl-D-sphingosine N -Myristoyl-D-sphingosine N -Palmitoyl-D-sphingosine N -Stearoyl-D-sphingosine N -Eicosanoylsphingosine CAS番号 3101-57-6 − 124753-97-5 − − 24696-26-2 24696-26-2 − メーカー TRC TRC TRC TRC TRC TRC TRC TRC 品番 C262500 C262550 C262600 C262700 C262800 C262900 C263050 C263120 包装 5 C★ 5C 5 C★ 5C 5C 5C 5C 5 C★ 希望販売価格 ¥9,000 ¥11,000 ¥9,000 ¥9,000 ¥9,000 ¥11,000 ¥13,000 ¥18,000 包装 1F 500 E 0.5 F ★ 0.5 F 2F 1F 1F 200 B ★ 0.5 F 1F 1F 1F 1F 1F 1F 5F★ 1F 1F 1F 0.5 F 2F 5F★ 0.5 F 0.5 F 2F 希望販売価格 ¥76,000 ¥61,000 ¥56,000 ¥22,000 ¥52,000 ¥36,000 ¥36,000 ¥47,000 ¥56,000 ¥51,000 ¥51,000 ¥36,000 ¥51,000 ¥36,000 ¥56,600 ¥34,000 ¥47,000 ¥36,000 ¥51,000 ¥22,000 ¥52,000 ¥34,000 ¥22,000 ¥22,000 ¥56,000 ★印の商品には別サイズ品もございます。ご照会ください。 ス フ ィ ン ゴ 糖 脂 質 希望販売価格 ¥29,000 血液型物質 GM3 ●種由来 Bovine ●形状 Sodium Salt ●CAS番号 54827-14-4 ●分子量 1157.5 メーカー 品番 包装 1C ALX 302-006-M001 希望販売価格 ¥53,800 赤血球膜上には糖鎖が存在し、この糖鎖構造の違いによって血液型が決定されます。 血液型物質抗体 GM3 GM4 GQ1b ●種由来 Human ●純度 >95% ●分子量 1236 メーカー 品番 IBL 05-521466 包装 50 B 希望販売価格 ¥24,000 ●種由来 Human ●純度 ≧98% ※1 ●分子量 1019.4 メーカー 品番 CBC 345748 包装 500 B 希望販売価格 ¥63,100 ●種由来 Bovine ●形状 Ammonium Salt ●純度 ≧98% ●分子量 2488.7 メーカー 品番 包装 100 B CBC 345754 希望販売価格 ¥29,600 ※1:TLCにて精製、※2:HPTLCにて精製。 ★印の商品には別サイズ品もございます。ご照会ください。 24 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 品名 Anti Blood Group A Anti Blood Group A Anti Blood Group A Anti Blood Group A Anti Blood Group A Anti Blood Group A Anti Blood Group A Anti Blood Group A Anti Blood Group A Anti Blood Group A Anti Blood Group A, B, O Anti Blood Group A1B Anti Blood Group A1B Anti Blood Group ABH Anti Blood Group B Anti Blood Group B Anti Blood Group B Anti Blood Group B Anti Blood Group B Anti Blood Group H Anti Blood Group H Anti Blood Group H Anti Blood Group H Anti Blood Group H Anti Blood Group H 種由来 Human Human Human Human Human Human Human Human Human Human Human Human − Human Human Human Human Human − Human Human Human Human Human Human 免疫動物 Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse − − Mouse Mouse Mouse Mouse − Mouse − Mouse Mouse Mouse − Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse 抗体クラス (クローン) IgM (Wb/1HLk) IgG1 (B480) IgM (81 FR 2.2) IgM (B45.1) IgM (BRIC 66) IgM (HE-193) IgM (HE-195) IgM (HE-24) IgG1 (B480) IgM IgM IgM (HE-24) IgM IgM (HE-10) IgM IgM (3E7) IgM (HE-29) IgM (HEB-29) IgM IgG1 (B389) IgG1 (BRIC 231) IgM (92 FR A2) IgM (B376) IgM (B393) IgM (BRIC 39) 適用 Agg. ELISA, IHC (f), IHC (p) IHC (p), ELISA IHC (p) Agg. IHC (p), RIA, ELISA Agg. Agg. IHC (f), IHC (p), ELISA IHC (p) IHC (p) Agg., IHC (p) − Agg., IHC (p) ELISA, IB, IHC IHC (f), IHC (p) IHC (p) Agg., IHC (p) IHC (p) IHC (p) Agg. IHC (f), IHC (p) IHC (f), IHC (p) IHC (f), IHC (p) Agg. 品番 OBT-1016 AB8683 V1085 V3251 1355-1007 MNS-MON2044 MNS-MON2045 1355-0980 V1085 AB2521 AB2523 MNS-MON2041 AB2525 MNS-MON2040 202769 046D 1355-2004 MNS-MON2042 AB2524 V7025 1355-4067 047D V7023 V7022 1355-4037 メーカー OBT ACM BMD BMD BGN MNS MNS BGN BMD ACM ACM MNS ACM MNS CBC BMD BGN MNS ACM BMD BGN BMD BMD BMD BGN Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 25 血 液 型 物 質 血 液 型 物 質 抗 体 糖脂質&リポ多糖 血液型物質 品名 Anti Blood Group H Anti Blood Group H Anti Blood Group Kp Anti Blood Group Lu Anti Blood Group M Anti Blood Group N Anti Blood Group Rh Related Anti Blood Group RhE Anti Blood Group Tn Anti Blood Group Wr Anti Lewis a Anti Lewis a Anti Lewis a Anti Lewis a Anti Lewis a Anti Lewis b Anti Lewis x Anti Lewis y Anti Lewis y Anti Sialosyl Lewis a Anti Sialosyl Lewis a Anti Sialosyl Tn Antigen Anti Sialosyl Tn Antigen Anti Sialosyl Tn Antigen Anti Sialosyl Tn Antigen Anti Sialyl Lewis a Anti Sialyl Lewis a Anti Sialyl Lewis a Anti Sialyl Lewis a Anti Sialyl Lewis a Anti Sialyl Lewis x Anti Sialyl Lewis x Anti Sulfo Lewis a Anti Tn Antigen Anti Tn Antigen(FITC標識) Anti TRA185, Blood Group antigen 血 液 型 物 質 血 液 型 物 質 抗 体 血 液 型 物 質 リポ多糖 種由来 Human Human Human Human Human Human Human Human Human Human Human Human Human Human Human Human Human Human Human − − Human Human Human − Human Human Human − − Human − − Human Human Human 免疫動物 − Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Murine Mouse Mouse Mouse 抗体クラス (クローン) IgM (HE-182) IgM (92 FR A2) IgG1 (BRIC 203) IgG1 (BRIC 108) IgG1 (6A7) IgG1 (BRIC 15) IgG1 (BRIC 69) IgM (COE) IgG1 (BRIC 111) IgG2a (BRIC 14) − (C151) IgG1 IgG1 (PR5C5) IgG1 (B369) IgM IgM (C1015) IgM IgM (121SLE) IgM (B358) − IgG1κ (B35.1) IgG1κ (B35.2) IgMκ (HBTn-1) IgG1 (258-11413) IgG1 (KM231) IgM (1025, 63, 7) (121 SLE) IgM (121 SLE) IgM (KM93) (258-12767) IgM (F2) IgMκ (B1.1) IgG1κ (B36.1) IgG1 (TRA-1-85) 適用 Agg., IHC (p), ELISA, RIA IHC (f), IHC (p) Agg. Agg. IF, Agg. IF IP Agg. Agg., IHC Agg. ELISA, IHC (p), WB − ELISA, IB, IHC IHC (p) IHC (p), ELISA ELISA, IB, IHC ELISA, IB, IHC − ELISA, IB, IHC IHC (p), IF, ELISA IHC (p), ELISA − IHC (p), WB, ELISA IHC (p), IB, ELISA − IHC IHC (p), WB, FC, ELISA, Blocking, RIA IHC ELISA, IHC (p) IHC, IHC (p), EIA IHC (p), WB, FC, ELISA, Blocking − IF, FC, ELISA, IHC (f), IHC (p) IHC (p), WB, ELISA IF, FC, WB, IHC (f) WB, IP, FC 品番 MNS-MON2043 AB8684 1355-7507 1355-8607 1355-9007 1356-0007 1356-4607 1356-4307 1356-5007 1356-8507 AB3967 104-01 434627 CBL205 V7019 434629 434631 207-04 434636 5648-8059 V7020 613802 V1139 V1140 MOB224 M2-M10-258-11413 MAB2095 T-1303 AB3982 CBL253 MAB2096 M2-M11-258-12767 MNS-MON1154 V1053 FM015 MAB4385 メーカー MNS ACM BGN BGN BGN BGN BGN BGN BGN BGN ACM CAG CBC CMN BMD CBC CBC CAG CBC BGN BMD CBC BMD BMD DBS OEM CMN BMA ACM CMN CMN OEM MNS BMD BMD CMN 包装 1F 500 E 2F 2F 2F 2F 2F 2F 2F 2F 100 B 1C 1F 100 B 0.5 F 1F 1F 1C 1F 100 B 0.5 F 500 E 0.5 F 0.5 F 1F 100 B 100 B 500 test 100 B 100 B 100 B 100 B 1F 0.5 F ★ 100 B 100 B 希望販売価格 ¥36,000 ¥61,000 ¥52,000 ¥52,000 ¥52,000 ¥52,000 ¥56,000 ¥52,000 ¥52,000 ¥52,000 ¥61,000 ¥133,000 ¥56,600 ¥27,000 ¥20,000 ¥56,600 ¥56,600 ¥133,000 ¥56,600 ¥41,000 ¥20,000 ¥49,800 ¥26,000 ¥26,000 ¥27,000 ¥85,000 ¥37,000 ¥86,000 ¥79,000 ¥48,000 ¥61,000 ¥27,000 ¥86,000 ¥79,000 ¥37,000 ¥36,000 リポ多糖(リポポリサッカライド、LPS)は、グラム陰性菌表層のペプチドグリカンを取り囲む外膜の主成分で、親水性の多糖 部分と疎水性のリピドAから成ります。リポ多糖は多くのバクテリオファージのレセプターとなり、また強力な内毒素を含むため、 古くから多くの研究が行われています。 リ ポ 多 糖 構成内容 リポ多糖(LPS)抽出キット ・溶出バッファー 100F ・精製バッファー 80F 少量のバクテリア細胞からも 抽出できます! 使用目的 少量のバクテリア細胞からもLPSの抽出を可能にした、迅 速で簡便なキットです。 リ ポ 多 糖 抗 体 特長 ・ホットフェノール水抽出法です。 ・迅速で簡便な方法です。 品名 メーカー INB リポ多糖抽出キット LPS Extraction Kit 品番 17141 17142 包装 100 test 200 test 希望販売価格 ¥32,000 ¥59,000 リ ポ 多 糖 ★印の商品には別サイズ品もございます。ご照会ください。 リポ多糖抗体 血液型物質 品名 3'-Sialyl Lewis x 3'-Sulfated Lewis a 3'-Sulphated Lewis x, Methyl Glycoside 4'-Sulphated Lewis x, Methyl Glycoside Blood Group A Trisaccharide Lewis a Lewis a, Methyl Glycoside Lewis a, Trisaccharide, Methyl Glycoside Tetrabenzylether Lewis x Lewis x Lewis x, 4-Methylumbelliferyl glycoside Lewis x, Methyl Glycoside Lewis y N -Acetylgalactosamine α1-O-Serine Sialyl Lewis a Sialyl Lewis x Sialyl Lewis x, Methyl Glycoside STn Epitope STn Epitope, N-acetate T Antigen, p-NitrophenylT Antigen, α-Benzyl Glycoside ★印の商品には別サイズ品もございます。ご照会ください。 メーカー PZM PZM TRC TRC PZM TRC TRC TRC PZM TRC TRC TRC TRC CBC TRC TRC TRC TRC TRC CBC CBC 品番 GKAD-00126 GKAD-00147 S699250 S699300 GKAD-00141 L394000 L394500 L394625 GKAD-00127 L395000 L395600 L395500 L397500 110153 S397500 S410000 S410500 S687000 S687050 575303 575301 包装 100 B 1C★ 1C 1C 5C 1C 1C 1C★ 100 B 1C 1C 1C 1C 2C 1C 1C 1C 1C 1C 5C 10 C 希望販売価格 ¥23,000 ¥71,000 ¥79,000 ¥79,000 ¥188,000 ¥22,000 ¥22,000 ¥15,000 ¥18,000 ¥22,000 ¥32,000 ¥22,000 ¥22,000 ¥56,600 ¥32,000 ¥32,000 ¥32,000 ¥38,000 ¥38,000 ¥63,100 ¥41,000 品名 Anti Chlamydia LPS Anti Chlamydia LPS Anti Chlamydia LPS Anti Chlamydia LPS Anti Chlamydia LPS Anti Chlamydia Trachomatis LPS Anti Chlamydia Trachomatis LPS Anti Chlamydia Trachomatis LPS Anti E. coli (O157) LPS Anti E. coli (O157) /H7 (LPS) Anti Francisella Tularensis LPS Anti Francisella Tularensis LPS Anti Francisella Tularensis LPS Anti Francisella Tularensis LPS Anti Legionella pneumophila LPS Anti Legionella pneumophila LPS Anti Legionella pneumophila LPS Anti LPS core Anti LPS/KDO Anti Moraxella bovis LPS Anti Moraxella bovis LPS Anti Pseudomonas mallei LPS Anti Pseudomonas mallei LPS Anti Salmonella O-Antigens (LPS GpA, B, D; 0-12 Ag) Anti Salmonella O-Antigens (LPS GpA; 0-2 Ag) Anti Salmonella O-Antigens (LPS GpA; core) Anti Salmonella O-Antigens (LPS GpB; 0-4 Ag) Anti Salmonella O-Antigens (LPS GpB; 0-4 Ag) Anti Salmonella Typhimurium LPS Anti Salmonella Typhimurium LPS 免疫動物 Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Goat Mouse Mouse Mouse Rabbit Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse Mouse 抗体クラス クローン IgG2a (111-15160) IgG2b (213-11504) IgG3 (213-10034) IgG3 (213-10035) − − IgG2a (823113) IgG2 (1316561) IgG3 (1316501) − IgG2a (FB11) IgG3 (265-10014) IgG3 (T14) IgG3 (T4E1014) IgG3 (2F10) IgG1 (2F10) − IgG2a (WN1 222-5) IgM (20) (0G4/1) IgG IgG1 (3D11) − IgG1 (D:10D9H) IgG1 (A:10B10G) IgG1 (SA:5D12A) IgG1 (B:10F12A) IgG1 (B:1B7D) IgG1 (1E6) IgG1 (243122) 適用 − − − − − IF EIA IF, ELISA IF, IP − IF, ELISA − IF, ELISA − EIA − ELISA Neu WB, EIA IF ELISA WB, ELISA ELISA, WB IHC IHC IHC IHC IHC − − メーカー OEM OEM OEM OEM OEM COR COR COR COR IBL CMN OEM CMN AIC BTR AIC ACM HCB HCB BGN CMN AIC ACM BTR BTR BTR BTR BTR AIC COR 品番 M2-V07-111-15160 M2-V07-213-11504 M2-V07-213-10034 M2-V07-213-10035 M2-V07-027-10347 CR2099GP CR2099M CR2104M CR1295M 13-6400 MAB8267 M2-V74-265-10014 MAB8268 G3-T4E1014 3L15 HG1-LP1 AB2054 HM6001 HM2045 6323-5006 MAB950 G1-PM1 AB10011 3SO22 (H) 3SO22 (A) 3SO22 (B) 3SO22 (E) 3SO22 (C) G1-S1 CR8016M 包装 1C 200 B 200 B 200 B 1C 1C 1C 100 B 100 B 50 B 100 B 1C 100 B 200 B ★ 1F 200 B ★ 100 B 100 B 1F 100 E 100 E 500 B 100 B 1F 1F 1F 1F 1F 200 B ★ 1C 希望販売価格 ¥66,000 ¥53,000 ¥53,000 ¥53,000 ¥51,000 ¥87,000 ¥80,000 ¥80,000 ¥80,000 ¥31,000 ¥50,000 ¥51,000 ¥50,000 ¥29,000 ¥91,000 ¥43,000 ¥80,000 ¥51,000 ¥44,000 ¥43,000 ¥27,000 ¥62,000 ¥80,000 ¥99,000 ¥99,000 ¥99,000 ¥99,000 ¥99,000 ¥39,000 ¥103,000 ★印の商品には別サイズ品もございます。ご照会ください。 リポ多糖 品名 LPS LPS LPS LPS LPS 26 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 種由来 E.Coli E.Coli O111:B4 E.Coli O55:B5 Salmonella minnesota Re595 Salmonella typhimurium メーカー SCB CMN CBC CBC CBC 品番 SC-3535 LPS25 437625 437629 437650 包装 10 C 1C 5C 5C 5C Cosmo Bio News 希望販売価格 ¥5,000 ¥6,000 ¥25,500 ¥25,500 ¥25,500 / Special Issue Glycobiology 27 第3章 プロテオグリカン コンドロイチン硫酸 検出キット Proteoglycan 各種コンドロイチン硫酸関連酵素が セットになっています。 東京大学名誉教授 財団法人 野口研究所顧問 薬学博士 木幡 陽 プロテオグリカンは糖鎖がタンパク質コアに結合したもの であるため糖タンパク質と見なされてもよいのですが、一般 の糖タンパク質には見られない特徴を含むことから、プロテ オグリカンの名で区別されています。この群の分子は通常の N -結合型糖鎖や O -結合型糖鎖よりもずっと長い(100∼ 200)単糖残基からなる、グリコサミノグリカンと総称され る糖鎖を持っています。また、ウロン酸や硫酸等、陰イオン 性の残基を多く持っています。さらに、糖鎖は二糖の繰り返 し構造が基本構成となっています。この二糖の構造の違いに 基づいて、グリコサミノグリカンは長い間、ヒアルロン酸、コ ンドロイチン4硫酸、コンドロイチン6硫酸、デルマタン硫酸、 ヘパラン硫酸、そしてケラタン硫酸という6つの異なるグル ープに分類されてきました。しかしながら、グリコサミノグ リカンの構造に対する詳細な研究により、多くのミクロ不均 一性が糖鎖に生じていることがわかるにつれ、コンドロイチ ン4硫酸、コンドロイチン6硫酸とデルマタン硫酸の識別が困 難となり、現在は図1に示すように4つのグループに分類さ れています。 品名 コンドロイチン硫酸検出キット Chondroitin Sulfate Detection Kit ヒアルロン酸(HA) ELISAキット ヘパリンELISAキット in vitroで低分子量ヘパリンもしくは 未分画ヘパリンを定量できます ヘパリンはウロン酸とアミノグリコシドからなるグリコサ ミノグリカンです。分子量∼16kDaの未分画ヘパリンと、分 子量4∼8kDaの様々な部位で脱重合している低分子量ヘパ リンは、ともに抗凝血剤として使用することができます。 使用目的 ヒアルロン酸を迅速定量! 図1 グリコサミノグリカンの分類とそのミクロ不均一性。ヒアルロン酸を除き、ウロン 酸のC-5のエピマー化とN-結合あるいはO -結合硫酸化(○数字で示した部分) はミクロ不均一性の原因となる グナルが反比例的に減少する競合法でヘパリン量を測定しま す。まずヘパリンをコートしたウェル上でサンプルを酵素標 識検出試薬と混合します。サンプル中のヘパリンはプレート 上のヘパリンと酵素標識検出試薬の結合で競合します。サン プル中のヘパリン濃度は標準曲線より求めることができます。 構成内容 ・ヘパリンコート96穴プレート ・低分子量(LMWH)スタンダード(10B/F)または未分画 ヘパリン(UFH)スタンダード(10B/F) ・酵素標識 検出用試薬 ・標識試薬 希釈液 ・TMB溶液 ・反応停止溶液(0.5m H2SO4) ・10×濃縮洗浄液 ・スタンダード希釈液、TMB Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 測定対象 尿中の低分子型ヘパリンを測定 ヒアルロナン(HA)は、高分子量(1000∼5000kDa)の 陰イオン性多糖で、グルクロン酸アセチルグルコサミンの二 糖の繰り返しで構成されています。このキットは、細胞上清 培養液もしくは、ヒトや動物の液状サンプル(血液、血清、尿、 diffusate、滑液)中のHAレベルを in vitroで測定できる定 量ELISAです。HA-ELISAは競合法で、得られた比色シグナ ルはサンプル中に含まれるHA量に反比例します。はじめに、 アッセイ用サンプルに検出試薬を添加し、ELISAプレートに 加えます。その後、プレートに結合したHA検出試薬を検出す るために、酵素標識抗体と比色検出試薬を用います。サンプ 品名 ヒアルロン酸ELISAキット Hyaluronan [HA, Hyaluronic Acid] ELISA プロテオグリカン プロファイリング キット MultiGene-12 TM スタンダード サンプル A . 0 B/F B . 0.03 B/F C. 0.1 B/F D. 0.3 B/F E . 1.0 B/F F . 3.0 B/F G. 10.0 B/F H. ブランク ヘパリンELISAキットはin vitroで低分子量ヘパリンもし くは未分画ヘパリンを酵素免疫測定法で定量するキットで す。このアッセイではHRPで標識したヘパリン結合タンパク 質を使用して直接ヘパリンを測定します。 ヘパリンELISAは、サンプル中のヘパリン量が多いほどシ 28 メーカー ICN 品番 320251 包装 1 kit 希望販売価格 ¥133,700 ル中のHA濃度を、HAの既知量の標準曲線を用いて決定する ことができます。 50∼1,600nA/F 構成内容 内容 ヘパリン濃度 品名 低分子量ヘパリン (LMWH)ELISAキット Heparin (LMW)、ELISA 低分子量ヘパリン (LMWH)ELISAキット Heparin (LMW)、ELISA 未分画ヘパリン (UFH)ELISAキット Heparin (UFH)、ELISA 未分画ヘパリン (UFH)ELISAキット Heparin (UFH)、ELISA ・Condroitinase ABC (Proteus vulgaris) E.C.4.2.2.4 ・Condroitinase AC II (Arthrobacter aurescens) E.C. 4.2.2.5 ・Condro-4-Sulfatase (Proteus vulgaris) E.C.3.1.6.9 ・Condro-6-Sulfatase (Proteus vulgaris) E.C.3.1.6. 10 測定範囲 グリコサミノグリカン&プロテオグリカンの検出 プグ ロリ テコ オサ グミ リノ カグ ンリ のカ 検ン 出& 構成内容 ・インキュベーションプレート ・HA ELISAプレート ・HA標準物質(3.2B/F) ・検出試薬 ・基質バッファー コントロール ・基質(粉末状) A. ブランク B. 1600 nA/F ・反応停止液 C. 800nA/F D. 400nA/F ・洗浄液(10×) E. 200nA/F F. 100nA/F ・酵素 G. 50 nA/F H. Zero HA ・希釈液 サンプル インキュベーションプレート メーカー ECL 品番 K1200 包装 1 kit 希望販売価格 ¥170,000 ・綿密にデザインされた遺伝子特異的プライマーがセットに なっています。 構成内容 関連遺伝子をRT-PCRにより 一度に解析可能! ・ReactionReady TM PCR マスターミックス ・MultiGene-12 TM プライマーストリップ 使用目的 含まれる遺伝子 このキットは、12連PCRチューブの各チューブ内に12種 類の関連遺伝子特異的プライマーが各々入ったストリップが 8本入っています。 AGC1, CSPG2/ 3/ 4/ 5/ 6, PRG1/ 2/ 3/ 4, SDC2, GAPDH ヘパリンELISAプレート 特長 メーカー LST 品番 K1800 包装 1 kit 希望販売価格 ¥182,000 血清、血漿中の低分子型ヘパリン を測定 尿中の未分画ヘパリンを測定 LST K2000 1 kit ¥182,000 LST K1900 1 kit ¥182,000 血清、血漿中の未分画ヘパリンを 測定 LST K2100 1 kit ¥182,000 ・一度の分析で、11種類の関連遺伝子をプロファイルでき ます。 ・同時に異なるサンプルを8個まで処理できます。 品名 プロテオグリカン プロファイリングキット MultiGene-12 TM MultiGene12 RT-PCR Profiling Kit Human Proteoglycan Gene Family I メーカー SPA 品番 PH-057A 包装 1 kit Cosmo Bio News 希望販売価格 ¥94,000 / Special Issue Glycobiology 29 プグ ロリ テコ オサ グミ リノ カグ ンリ のカ 検ン 出& プロテオグリカン グリコサミノグリカン&プロテオグリカン 構成内容 二糖類標準物質セット プグ ロリ テコ オサ グミ リノ カグ ンリ カ ン & ・△Di-0S ・△Di-4S 各2Cの白色粉末 ・△Di-6S △:不飽和グルクロノシル-β-3-N -アセチルヘキサミン 不飽和二糖類のセットです。 純度 ≧95% 品名 メーカー ICN 二糖類標準物質セット Standard Disaccharide Kit 品番 320271 包装 1 kit 希望販売価格 ¥82,800 品名 Heparin Zinc Lithium Heparin, Biotiylated Heparin, Biotlnylated Heparin, Deaminated Heparin, De-N-Sulfated Heparin, FITC Heparin, Low Molecular Weight Heparin, Low Molecular Weight Heparin, Periodated Hyaluronic Acid Hyaluronic Acid Hyaluronic Acid Hyaluronic Acid Hyaluronic Acid Hyaluronic Acid Hyaluronic Acid, FITC 形状 − − − − − − − − − Potassium Salt Potassium Salt Sodium Salt − − − − 種由来 − Porcine − − − − Porcine − − Human Human Streptococcus Human Human HUman Bovine CAS番号 − − − − − − − − − − − − − 9004-61-9 − − メーカー CEL CBC CEL CEL CEL PSI CBC ICN CEL BGN CBC CBC ICN ICN ICN CBC 品番 ZL-03083 375054 BH-03231 DH-03253 PD-03243 16092 375097 194114 PO-03263 5030-0002 385902 385908 151268 100735 362421 385906 包装 1A★ 10 C 10 C ★ 1A★ 1A★ 10 C 250 C 10 C ★ 1A★ 100 C 100 C 500 C 100 C ★ 10 C ★ 100 C 10 C 希望販売価格 ¥18,000 ¥24,000 ¥32,000 ¥14,000 ¥30,000 ¥27,000 ¥26,000 ¥4,700 ¥14,000 ¥27,000 ¥18,800 ¥26,000 ¥10,900 ¥3,200 ¥32,200 ¥36,000 ★印の商品には別サイズ品もございます。ご照会ください。 プロテオグリカン 不飽和 Dermat/ Hyaluro 二糖類 セット 品名 Aggrecan Aggrecan Rec Interglobular Domain [Aggrecan-IGD1] Decorin Neurocan Proteoglycan Proteoglycan 1 Proteoglycan 1 Proteoglycan 2 Proteoglycan 2 Proteoglycan 2 Proteoglycan 2 使用目的 HPLC分析用としてデザインされています。 共通の構造を持つ不飽和の二糖鎖6種類 がセットです。 構成内容 ・△Di-HA ・△Di-0S ・△Di-4S ・△Di-6S ・△Di-UA2S ・△Di-diSB 各250B △:不飽和グルクロノシル-β-3-N -アセチルヘキサミン 品名 不飽和 Dermat/Hyaluro 二糖類 セット Unsaturated Dermato/Hyarluro-Disaccharide Kit メーカー ICN 品番 320291 包装 1 kit 希望販売価格 ¥179,900 誌面スペースの都合上、抗体商品リストは省略しておりま すが、コスモ・バイオでは、右記グリコサミノグリカン&プ ロテオグリカンに対する抗体を多数取り扱っております。詳 グリコサミノグリカン 30 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 形状 − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − Lithium Salt Sodium Salt Sodium Salt Ammonium Salt Calcium Salt Potassium Salt Zinc Salt − − − − − − Lithium salt Lithium salt Sodium Salt Sodium Salt Sodium Salt 種由来 CAS番号 − − − − − − − − − Bovine − − − Sturgeon notochord − Shark − Shark − − − Porcine − − 54328-33-5 Porcine − − − Chicken − − − − − − − − − − − Porcine − Porcine − Bovine − − − − − − − − − − − − − − − − − − − Human − − − − − − − − − Porcine メーカー CEL CEL ICN ICN CBC CEL ICN ICN ICN CEL CBC CEL ICN PZM CMN CEL CEL CEL CEL CEL CBC CBC CBC ICN ICN ICN ICN CEL CEL CEL CEL ADI ERL CEL ICN LKT ICN CEL 品番 HB-03183 BY-03186 320311 320221 230687 CS-03033 970561 970551 970571 AS-03551 263301 DS-03121 194108 GKGAG-0521 CC117 HO-03101 HQ-03301 HR-03401 HT-03201 HS-03011 374858 375095 375093 194110 194112 194683 194118 HA-03063 HC-03043 AH-03571 AD-03561 4232 HCII HL-03073 101929 H1658 101931 PH-03003 包装 1A★ 1D★ 4×1 unit 4×5 unit 10 A 1A★ 10 C 100 C 100 C 10 F ★ 250 C 10 C ★ 5C★ 5C 100 B 10 C ★ 10 C 10 C 10 C 10 C ★ 100 k.unit 100 k.unit ★ 100 k.unit 250 C ★ 250 C ★ 10 k.unit ★ 250 C ★ 1A★ 1A★ 10 F ★ 10 F ★ 100 B 0.25 C ★ 1A★ 100 k.unit 1A 100 k.unit 1A★ 希望販売価格 ¥7,000 ¥96,000 ¥166,100 ¥128,300 ¥11,200 ¥2,000 ¥55,400 ¥20,300 ¥56,700 ¥109,000 ¥55,400 ¥7,000 ¥4,500 ¥17,000 ¥40,000 ¥41,000 ¥38,000 ¥38,000 ¥38,000 ¥4,000 ¥9,800 ¥9,700 ¥13,700 ¥16,500 ¥5,500 ¥5,200 ¥5,500 ¥14,000 ¥10,000 ¥53,000 ¥109,000 ¥156,000 ¥89,000 ¥11,000 ¥4,800 ¥10,000 ¥1,900 ¥8,000 Topics メーカー BGN CMN GT CMN ICN BGN ISL BGN BGN ISL ISL 品番 0195-8080 CC1890 2143 AG270 971501 7870-6160 126-5753 7870-6200 7870-6180 126-5757 126-5755 包装 50 B 50 B 100 B 10 B 1C 50 B 50 B 50 B 50 B 50 B 50 B 希望販売価格 ¥16,000 ¥62,000 ¥53,000 ¥31,000 ¥37,400 ¥16,000 ¥20,000 ¥16,000 ¥16,000 ¥20,000 ¥20,000 細は、抗体百科あるいは弊社ホームページ上“商品検索”をご 参照ください。 抗体 標準品 品名 Benzalkonium Heparin Benzalkonium Heparin In IPA Chondroitin AC I Lyase Chondroitin AC II Lyase Chondroitin Sulfate A Chondroitin Sulfate A Chondroitin Sulfate A Chondroitin Sulfate C Chondroitin Sulfate D Dermatan Carbozone AD Dermatan Sulfate Dermatan Sulfate Dermatan Sulfate I DUA-GalNAc Chondroitin Sulfate Disaccharide Extracellular Chondroitin Sulfate Proteoglycans Heparan Fraction 1 Heparan HQ Heparan HR Heparan Sulfate Heparan Sulfate Heparin Heparin Heparin Heparin Heparin Heparin Heparin Heparin Ammonium Heparin Calcium USP/EP/JP Heparin Carbozone AH Heparin Carbozone AS Heparin Cofactor II Heparin Cofactor II Heparin Lithium Heparin Lithium salt Heparin sodium Heparin Sodium salt Heparin Sodium USP/EP/JP 種由来 Human Human Human Chicken Bovine Human Biglycan (4-17) Biglycan (4-17) Human (316-329) Human Decorin (6-19) (316-329) (6-19) Decorin Aggrecan、Cartilage Proteoglycan、CD138、Chondroitin 4 Sulfate、Chondroitin 6 Sulfate、 Chondroitin Sulfate Proteoglycan、Decorin、Fibromodulin、Heparan Sulfate Proteoglycan、 Heparan Sulfate Proteoglycan Perlecan、Heparin、Heparin Cofactor 2、Hyaluronic Acid、 Keratan Sulfate、Link protein、Neurocan、NG2 Chondroitin Sulfate Proteoglycan、Perlecan、 Proteoglycan、Proteoglycan 1、Proteoglycan 2、Proteoglycan δ Di 0S、Syndecan-4 (Ser179)、 Phospho-Specific、Thrombin Heparin Cofactor 2 Complex、Versican リンクプロテイン抗体 軟骨型プロテオグリカンの多くはヒアルロン酸と結合した巨大会合体を作ることが知られていますが、この結合をより強 固なものとする役目を果たすのがこのリンクプロテインです。 品名 Anti Link Protein 種由来 rat 種交差 Hu,BOV,POR,CH K,RAB,RAT,CAN メーカー IBL 品番 01-20048 包装 25 B Cosmo Bio News 希望販売価格 ¥50,000 / Special Issue Glycobiology 31 プグ ロリ テコ オサ グミ リノ カグ ンリ カ ン & 第4章 細胞壁分解酵素 多糖 微生物はタンパク質分解酵素だけではなく糖質分解酵素も菌体外に分泌します。アミラーゼやセルラーゼがその典型例で、ま た他に細胞壁分解酵素を分泌するものとしてはリゾチームやペクチナーゼ等があります。 Polysaccharide 多糖は多数の単糖がグリコシド結合によって脱水縮合した 高分子化合物です。単糖とは異なり多糖は無味で、甘味を持 ちません。また、溶解度の点においても単糖とは異なり、分 子の大きさや枝分かれ構造の有無等によりますが、一般に水 に難溶なものが多いのも特長です。 多糖は高等植物や海藻中に多く存在し、また動物や微生物 中にも広く分布しています。多糖の代表的な機能としては、 1)セルロース等による植物の骨格形成、2)ヘパリンによる 血液の抗凝固作用、3)きのこ等の子実体の持つ抗癌作用等 があります。また、多糖は工業的な用途にも幅広く使われて いて、シクロデキストリンがその典型例です。 多糖の構造は、分子内の糖結合様式や順序が規則正しく繰 り返されるものが多く、構造解析には酸加水分解や部分加水 分解、メチル化分析やスミス分解等の手法が多く用いられて いる他、最近では質量分析やNMR測定等の物理的手法が盛 んに使用されています。 EC番号 EC3.2.1.4 EC3.2.1.4 EC3.2.1.4 EC3.2.1.4 EC3.2.1.4 EC3.2.1.4 EC3.2.1.132 EC3.2.1.17 EC3.2.1.17 EC3.2.1.17 EC3.2.1.17 EC3.2.1.17 − − EC3.2.1.15 − − − 品名 Cellulase Cellulase Cellulase Cellulase Onozuka R-10 Cellulase Y-C Cellulysin Cellulase Chitosanase, N174 Lysozyme Lysozyme Lysozyme Lysozyme Lysozyme Lysozyme Choloride Lysozyme VI (Muramidase) Macerase Pectinase N-Acetylmuramidase (Mutanolysin) Isoamylase Pllulanase (α-Dextrin 6-Glucanohydrolase) 種由来 Aspergillus niger Trichoderma viride Trichoderma viride Trichoderma viride Trichoderma viride Trichoderma viride Streptomyces Chicken egg white Chicken egg white Chicken egg white Chicken egg white Egg White Chicken egg white Chicken egg white Rhizopus Streptomyces globisporus Pseudomonas amyloderamosa Klebsiella pneumoniae (Aerobacter aerogenes) メ−カ− NBL SER ICN SER ICN CBC CBC SER BGN CBC AMR ICN ICN ICN CBC ICN HBL HBL 品番 86259 16426 152337 16419 320961 219466 220477 28262 5790-5302 4403 0663 363234 100832 195303 441201 320941 EN102 EN201 包装 希望販売価格 1 kA ¥34,000 10 A ★ ¥7,000 500 C ★ ¥15,900 2.5 A ★ ¥10,000 10 A ¥52,800 50 k.unit ★ ¥17,300 10 unit ¥32,000 2.5 A ¥8,000 5A ¥34,000 1A★ ¥5,500 5A★ ¥8,000 5A ¥36,800 1A★ ¥5,200 1A★ ¥5,300 10 k.unit ★ ¥18,800 10 C ¥119,500 1C ¥10,000 1A ¥4,800 標 準 物 質 及 び 関 連 物 質 細 胞 壁 分 解 酵 素 ※上記リストの他に、ヒト由来のLysozyme抗体商品もございます。弊社ホームページ(www.cosmobio.co.jp)上の“商品検索”をご利用ください。 ★印の商品には別サイズ品もございます。ご照会ください。 標準物質及び関連物質 細胞壁分解酵素抗体 植物多糖 標 準 物 質 及 び 関 連 物 質 細胞壁を構成する成分には大きく分けて多糖類、タンパク質、リグニンの3つがあります。これらのうちの多糖類はさらにセル ロース、酸性多糖類(ペクチン)、及び中性多糖類(ヘミセルロース)の3つに分けられます。 品名 Carboxymethyl Starch, DS=0.3 Carboxymethyl Starch, DS=1.0 Starch (Smithies) Starch Tosylate, DS=0.5 Starch Tosylate, DS=1.0 Starch Tosylate, DS=1.8 Starch, Soluble GR Carboxymethyl Cellulose Carboxymethyl Cellulose Carboxymethyl Cellulose Carboxymethyl Cellulose with high degree of substitution, DS=2.0 Carboxymethyl Cellulose with high degree of substitution, DS=2.4 Carboxymethyl cellulose with nonstatistical distribution of substituents Carboxymethyl cellulose, DS=0.5 Carboxymethyl cellulose, DS=1.0 Carboxymethyl cellulose, DS=1.8 Hydroxyethyl cellulose, MS=2.0 Methyl cellulose with high degree of substitution Methyl cellulose, DS=1.8 tert.-Butyl-Dimethylsilyl Cellulose triethanolamin and cellulose Trimethylsilyl cellulose, DS=1.5 Trimethylsilyl cellulose, DS=2.8 β Glucan β-1, 3-Glucan, Hydrate Amylose Amylose EX-I Amylose EX-III Inulin Inulin Pullulan 植 物 多 糖 由来詳細 − − − − − − Corn − − − − − − − − ー − − − − − − − Saccharomyces cerevisiae Alcaligenes faecalis − Corn Corn − − − CAS番号 − − 9005-25-8 − − − 9005-84-9 − − − − − − − − − − − − − − − − 9041-22-9 − − − − − 9005-80-5 − メ−カ− JNA JNA SER JNA JNA JNA CBC ICN ICN ICN JNA JNA JNA JNA JNA JNA JNA JNA JNA JNA SER JNA JNA CBC ACS ICN HBL HBL SER PFA HBL 品番 STC-101S STC-102S 35370 STC-103S STC-104S STC-105S 569379 101278 150561 150560 CEL-129S CEL-130S CEL-111S CEL-127 CEL-108 CEL-128 CEL-122 CEL-117 CEL-116 CEL-131 45070 CEL-103S CEL-104S 346210 YSPC3055 100669 AM-101 AM-103 26362 I-101 (C) PU101 ★印の商品には別サイズ品もございます。ご照会ください。 Topics 高純度糖類&機能性糖類のご紹介 株式会社 林原生物化学研究所(略号:HBL)より自信を持っておすすめします! 純度99.9%以上 アスコルビン酸2-グルコシド/マルチトール/マルトース/トレハロース 等 機能性糖類 ツラノース/ニゲロース/コージビオース/モノグリコシル・ヘスペリジン 32 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 包装 希望販売価格 10 A ★ ¥6,200 10 A ★ ¥9,400 100 A ★ ¥16,000 10 A ★ ¥37,400 10 A ★ ¥39,000 10 A ★ ¥48,400 100 A ★ ¥3,600 500 A ★ ¥8,800 500 A ★ ¥8,400 500 A ★ ¥8,400 10 A ★ ¥15,600 10 A ★ ¥18,700 10 A ★ ¥39,000 100 A ¥26,500 100 A ¥31,200 100 A ¥42,100 100 A ¥20,300 100 A ¥79,600 100 A ¥31,200 10 A ¥71,800 100 A ¥6,000 10 A ★ ¥29,600 10 A ★ ¥34,300 25 C ¥25,000 1A ¥20,000 1A★ ¥5,900 10 A ¥50,000 10 A ¥50,000 25 A ★ ¥10,000 1 kA ¥152,000 10 A ¥6,000 品名 Anti Cellulase Anti Cellulase Anti Cellulase Anti Lysozyme Anti Lysozyme Anti Lysozyme Anti Lysozyme Anti Lysozyme Anti Lysozyme Anti Lysozyme Anti Lysozyme Anti Lysozyme Anti Lysozyme 種由来 Trichoma viride Trichoma viride Trichoma viride Chicken Chicken Chicken Chicken Chicken egg white Chicken egg white Chicken egg white Chicken egg white Chicken egg white Egg White 免疫動物 Rabbit Rabbit Rabbit Rabbit Rabbit Rabbit Rabbit Rabbit Rabbit Rabbit Rabbit Rabbit Rabbit 標識 − Biotin − Biotin HRP − − − − Biotin − − − 適用 IP, ELISA, WB, IHC, FM, IEP, RID, IB IP, ELISA, WB, IHC, FM, IEP, RID, IB IP, ELISA, WB, IHC, FM, IEP, RID, IB IB, IHC, ELISA IB, IHC, ELISA IB, IHC, IP, ELISA IB, IHC, ELISA,IP IP, ELISA, WB, IHC, FM, IEP, RID, IB IP, ELISA, WB, IHC, FM, IEP, RID, IB IP, ELISA, WB, IHC, FM, IEP, RID, IB WB, IP, ELISA, IEP WB, ELISA, IP ELISA, WB, IP メーカー NOR NOR NOR RKL RKL RKL RKL NOR NOR NOR CMN ACM PSI 品番 NE165/PAB NE165/BIO NE165/7S 200-4672 200-4372 200-4172 100-4172 NE098/7S NE098/PAB NE098/BIO AB1223 AB391 23742 包装 1C 1F 10 C 10 C 20 C 50 C 2F 10 C 1C 1F 25 C 100 E 5C メーカー SMD HBL KOD KOD SMD SMD CBC HBL CBC HBL 品番 A-DMCD CD-161 22729-0250 22728-0050 B-DMCD B-TMCD 239760 CD-171 239762 CD-181 包装 1A 100 A 25 A 5A★ 5A 1A 25 A ★ 100 A 250 C ★ 10 A 希望販売価格 ¥69,000 ¥46,000 ¥12,000 ¥23,000 ¥29,000 ¥23,000 ¥14,000 ¥10,000 ¥66,000 ¥41,000 ¥17,000 ¥39,000 ¥14,000 シクロデキストリン及び誘導体 シクロデキストリンはグルコース残基がα-1,4結合してい て、末端がない環状分子です。環状構造の内部は疎水性、一 方外部(分子表面)はOH基を多く持ち、親水性の性質を持ち ます。この性質により、水に溶けにくいもの(疎水性物質。 例:悪臭・薬剤・芳香剤)を内部に包接し、自身の疎水性によっ て水に溶解させることができます。つまり水に不溶あるいは 難溶だったものを内部に閉じ込めることにより、結果的に水 に溶解させることができるのです。 品名 Dimethyl-α-Cyclodextrin α-Cyclodextrin α-Cyclodextrin, hydrate β-Cyclodextrin, hydrate Dimethyl-β-Cyclodextrin Trimethyl-β-Cyclodextrin β-Cyclodextrin β-Cyclodextrin γ-Cyclodextrin γ-Cyclodextrin 分子量 1141.19 972.85 − − 1331.4 1429.57 1135 1135 1297.2 1297.14 CAS番号 − − 51211-51-9 68168-23-0 − − 7585-39-9 7585-39-9 17465-86-0 17465-86-0 希望販売価格 ¥8,000 ¥16,000 ¥32,100 ¥2,500 ¥9,000 ¥5,000 ¥8,800 ¥8,000 ¥7,600 ¥16,000 ★印の商品には別サイズ品もございます。ご照会ください。 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 33 細 胞 壁 分 解 酵 素 抗 体 シ ク ロ デ キ ス ト リ ン 及 び 誘 導 体 第5章 酵素 Enzyme 東京大学名誉教授 財団法人 野口研究所顧問 薬学博士 木幡 陽 複合糖質の糖鎖構造の研究をするためにはそれぞれの糖鎖 を単離しなければなりません。糖タンパク質の糖鎖は大きく 分けて O -結合型糖鎖と N -結合型糖鎖の2種類に分類されま す。O-結合型(ムチン型糖鎖とも呼ぶ)はポリペプチド鎖中の セリン(Ser)あるいはトレオニン(Thr)残基の水酸基と結合 したN-アセチルガラクトサミン(GlcNAc)残基をその還元末 端 に 持 って い ま す。こ の よ う な 糖 鎖 は 、1M N a B H 4 と 0.05N NaOH溶液(NaBH4−NaOH) 中で16時間48℃ で糖タンパク質を加温することにより、オリゴ糖アルコール として遊離させることができます。オリゴ糖アルコールのNアセチルヘキソサミン残基からアセチル基をヒドラジン分解 によって取り除き、ついで 14 Cあるいは 3 H標識の無水酢酸 で再N-アセチル化を行うことで、アイソトープ標識のオリゴ 糖アルコールを得ることができ、これは分画して構造解析を 行う際に大変に役に立ちます。 もう1つの糖タンパク質糖鎖であるN-結合型糖鎖は、ポリ ペプチド残基中のアスパラギン(Asn)にアミド基を介して結 合しています。N-結合型糖鎖は全て還元末端に N -アセチル グルコサミン(GlcNAc)残基を持っています。これらの糖鎖 は、無水ヒドラジン中で80∼100℃で8∼10時間、無水状 態で糖タンパク質を加熱する(ヒドラジン分解)ことにより定 量的に少糖として遊離してきます。遊離した少糖中のN-アセ チルヘキソサミン残基のいくつかのアセチル基はヒドラジン 分解により除去されてしまいますが、少糖画分をN-アセチル 化することで、もとに戻すことができます。これらの少糖は、 [ 3 H]NaBH 4 で還元させることで 3 H標識したオリゴ糖アル コールに定量的に転換できますし、様々な方法で蛍光基を導 入することができます。またメカニズムは明らかになってい ませんが、O -結合型糖鎖は、より穏やかなヒドラジン分解 (60℃、5時間)条件下で遊離することが知られています。こ の処理は O -結合型糖鎖を還元末端を保持した少糖に転換す るのに効果的で、構造研究に先立って還元末端を標識するこ とができます。 いくつかの生物由来のN-グリカナーゼ(グリコペプチダー ゼ)が市販されています(37ページ)。これらの酵素は糖タン パク質のGlcNAc→Asn結合を加水分解的に切断し、アスパ ラギン酸(Asp)残基をポリペプチド鎖に残します。遊離した 少糖のグリコシルアミン残基は自動的に少糖部分とアンモニ アとに加水分解されます。この触媒作用で、酵素は全ての糖 タンパク質N-結合型糖鎖を、ポリペプチド部分を破壊するこ となく遊離させることができます。 N-結合糖鎖に作用するいくつかのエンド-β-N-アセチルグ ルコサミニダーゼ(以後エンドという)が報告されました。こ れらの酵素は、加水分解的にN-結合型糖鎖の還元末端に位置 するN,N'-ジアセチルキトビオース部分を水解切断します。し たがって、これらの酵素は糖タンパク質のほとんど全ての糖 鎖をそのままの状態で、ポリペプチドのN-アセチルグルコサ ミン残基あるいはFucα1→GlcNAc残基から遊離させるこ とができます。これらの酵素のうち、いくつかは市販されて おり、それぞれに異なる基質特異性を持っております(表1) 。 エンドDはManα1→3Manβ1→4GlcNAcという構造を基 質として認識します。この三糖の中のαマンノシル残基は非常 に重要で、C-4位以外の部位が他の糖で置換されると基質と なりえません。エンドHはManα1→3 Manα1→6 Manβ 1→4GlcNAcという四糖構造を必要とします。この場合も、 34 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 非還元末端のαマンノシル残基は最も重要な糖残基で、C-2 位以外の水酸基に他の糖残基が結合すると、この酵素(エンド H)活性に対して抵抗性を示すようになります。エンドC II は M a n α 1 → 3 M a n α 1 → 6( M a n α 1 → 3 )M a n β 1 → 4GlcNAcという枝分かれ五糖に特異的に働きます。この五 糖の2つの末端αマンノシル残基はそれぞれ何も置換されて いないか、あるいはC-2位のみに他の糖残基が付加している 形でなければなりません。一方、これらの酵素のアグリコン特 異性はゆるく、GlcNAc、Fucα1→6GlcNAc、GlcNAc→ Asn、Fucα1→6GlcNAc→Asn等に結合した糖鎖を切断し ます。エンドH以外の酵素はまた N -アセチルグルコサミニト ールやFucα1→6N -アセチルグルコサミニトール基に結合 した糖鎖も遊離することができますが、加水分解効率は前述 の4つの残基に結合したものに比べてあまりよくありません。 最近、また別のエンド-β- N -アセチルグルコサミニダーゼで あるエンドMがカビの一種Mucor hiemalisの培養液中で発 見され、この酵素はほとんどのN-結合型糖鎖を切断すること で注目されています。この酵素はまた水解活性のみならず、 糖転移活性を持っていて、グライコテクノロジーの発展に将来 有用なものとなると期待されております。興味深いことに、こ の酵素はGlcNAcβ1-Asnだけでなく通常のN-結合型糖鎖の 結合には見出されないGlcNAcβ1-Gln残基にもN-結合型糖 鎖を転移させることができます。 表1に示す酵素以外にもいくつかのエンドグリコシダーゼ が発見され、糖鎖研究に有用なものとして使われています。 表1 エンドグリコシダーゼの構造要求性 垂直の破線は加水分解の部位を示す Rは水素あるいは糖を示す エンド-α-N-アセチルガラクトサミニダーゼは加水分解的に Galβ-1-3GalNAcα1-Ser(あるいはThr)から GalNAcα 1-Ser(あるいはThr)結合を切断する酵素で、O-グリカナー ゼという名前で市販されています(36ページ)。また、様々 な異なる基質特異性を持つエンド-β-ガラクトシダーゼが細 菌から発見されています。Streptococcus pneumoniae 由来のエンド-β-ガラクトシダーゼはGalNAcα1-3(Fucα 1-2)Gal残基とGalα1-3(Fucα1-2)Gal残基をII型の血液 型A型とB型活性糖鎖からそれぞれ遊離させます。この酵素 はすでに赤血球表面の糖タンパク質性血液型物質の研究に有 効な試薬として使われています。Escherichia freundii由来 とBacteroides fragilis由来のエンド-β-ガラクトシダーゼ は 加 水 分 解 的 に 複 合 糖 質 の 糖 鎖 に 含 ま れ る( G a l β 1 4GlcNAcβ1-3)n基(N-アセチルラクトサミノグリカンと 呼ぶ)のβガラクトース結合を切断します。E. freundii 由来 の酵素は直鎖型と分岐型の両方のN-アセチルラクトサミノグ リカンのβガラクトシル結合を切断しますが、一方B. fragilis 由来の酵素は-GlcNAcβ1-6(-GlcNAcβ1-3)Galβ14GlcNAc基のβガラクトシル結合は分解できません。また Clostridium perfringens の培養液から精製された別のエ ンド-β-ガラクトシダーゼは、複合糖質糖鎖の非還元末端に 位置するGalα1-3Galβ1-4GlcNAc残基からGalα13Galを遊離させます。この酵素の糖鎖構造特異性は強く、B 型血液型抗原決定基は加水分解されません。 エンドシアリダーゼがバクテリオファージK1から精製され ております。このエンドシアリダーゼは、α2-8結合のシアル 酸であるN-アセチルノイラミン酸ポリマーとN-グリコリルノ イラミン酸ポリマーの両方を加水分解します。この酵素はOアセチル化されたN-グリコリルノイラミン酸ポリマーや四糖 より小さなオリゴマーを加水分解することはできません。 表1に示した基質特異性をもとにして、エンドグリコシダ ーゼは糖鎖の構造研究に非常に有効に使われて参りました。 例えば、エンドHは全ての高マンノース型糖鎖を切断します が、複合型糖鎖は切断しません。それ故、この酵素はN-結合 型糖鎖のこれら2種のサブグループの識別に効果的です。エ ンドDはR→GlcNAcβ1→2Manα1→6(Manα1→3) Manβ1→4GlcNAcβ1→4GlcNAcとManα1→6(R→ GlcNAcβ1→2Manα1→3)Manβ1→4GlcNAcβ1→ 4GlcNAcという2種の異性体糖鎖の識別に効果的です。前 者の構造はエンドD酵素により切断されますが、後者は切断 されません。 スフィンゴ糖脂質は動物組織に主に見られる糖脂質です。 全てのスフィンゴ糖脂質は1分子あたり1本だけ糖鎖を持っ ているので、1つのスフィンゴ糖脂質に対する糖鎖構造研究 は比較的容易に進められます。1つのスフィンゴ糖脂質はそ れでもまだ異なる分子の混合物ですが、この混合状態は分子 のセラミド部分を特徴づける構造的な不均一性の結果による ものです。この複雑な状況を緩和するために、グリコセラミ ダーゼが用いられており、この酵素はスフィンゴ糖脂質の糖 鎖部分をそのままの状態で少糖として遊離させます。遊離さ れた少糖は前述したような適当な方法を用いて標識すること ができます。 すでに述べたことですが、プロテオグリカンの糖鎖は独特 で、グリコサミノグリカンと呼ばれています。プロテオグリ カンの多くのグリコサミノグリカンはSer残基に結合してい て、還元末端のGalβ1-3Galβ1-4Xyl基を通してポリペプ チド部分の Ser-Gly-X-GlyのSer残基に結合しています。そ れ故、これらの糖鎖は、O -結合型糖鎖の部分で説明したよう なNaBH4 - NaOH処理により、多糖としてほぼ定量的に遊 離させることができます。遊離された多糖の構造は、その後 適当なエンドグリコシダーゼを使って部分的に糖鎖のグリコ シド結合を切断しながら分析されます。酵素の中では、表2に 示すようないくつかのエリミナーゼが効果的にプロテオグリ カンの詳細構造を分析するのに用いられています。図1に示 表2 バクテリアのエリミナーゼ 表3 エリミナーゼ消化によりグリコサミノグリカンから遊離された不飽和二糖 図1 連鎖球菌性ヒアルロニダーゼによるヒアルロン酸の加水分解 すように、全ての酵素はグリコサミノグリカンのアミノ糖-ウ ロン酸残基の結合を切断し、表3に要約した様々な二糖構造 を作り出します。表2の酵素はそれぞれ基質特異性が異なり ます。例えば、コンドロイチナーゼABCは硫酸化GalNAcβ 1-3GlcAと硫酸化GalNAcβ1-3IdoAの両方を切断します。 これに対し、コンドロイチナーゼACは硫酸化GalNAcβ13IdoAは切断しません。反対に、コンドロイチナーゼBは硫 酸化GalNAcβ1-3IdoAのみを切断します。コンドロイチナ ーゼCはSO 4 -6GalNAc1-3GlcA結合を切断しますが、SO 4 -6 (SO 4 -4)GalNAcβ1-3GlcAは切断しません。表3に 示した二糖群はHPLCにより完全に分離され、約0.5nmolの サンプルで定量できるので、コンドロイチン硫酸、ヒアルロ ン酸、ヘパリン、ヘパラン硫酸の分子構造は、それらの構造 不均一性を含め、詳細に解析することができます。 最近、プロテオグリカンの糖-ペプチド結合部分を切断する エンドβ-キシロシダーゼとエンドβ-ガラクトシダーゼが軟 体動物の中腸腺から単離されました。これら酵素はGalβ1Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 35 酵素 3Galβ1-4Xyl基を含む全てのグリコサミノグリカンを還元 末端部分で切断するので、その還元末端に3 H標識あるいは蛍 光基をつけ、プロテオグリカンの研究の有用なツールとして 使うことができます。 少糖の構造解析 少糖の単糖シークエンスは逐次エキソグリコシダーゼ消化 により決定されます。特定のエキソグリコシダーゼのグリコ ン特異性は極めて高く、特定の単糖を糖鎖の非還元末端から 切断するので、少糖の還元末端に導入した放射活性や蛍光基 は還元末端の標識単糖1つになるまで、糖鎖に付加されたま まで残ります。幾つかのエキソグリコシダーゼはかなり細か いアグリコン特異性を持っていて、それぞれの単糖の配列だ けでなく結合部位までそれらの酵素を用いることで決定でき ます。例えばStreptococcus pneumoniae から精製され たβ-ガラクトシダーゼはGalβ1-4GlcNAc結合を切断する ことができますが、Galβ1-3GlcNAcやGalβ1-6GlcNAc を切断することはできません。それ故、この酵素は多くの複 合糖質に存在するGalβ1-4GlcNAc結合の決定に効果的で す。Bacillus fulminans 由来のα-L-フコシダーゼはFucα 1-2N-アセチルラクトサミン残基のフコ−ス残基のみを切断 します。また、Almond emulsin 由来の酵素はLe x とLe a 抗 原決定基のフコ−ス残基を遊離しますが、他のα-フコシル結 合は切断できません。これに対し、海産腹足類の肝膵臓由来 の酵素は、全てのα-フコシル結合を切断できます。したがっ て、適切なα-L-フコシダーゼの組み合わせを用いることで、 遊離するα-フコシル残基の結合位置までも決定することが できます。異なるアグリコン特異性を持つ2つのα-マンノシ Aspergillus saitoi の菌糸体から発見されました。 ダーゼが、 このうちα-マンノシダーゼIは、Manα1-2Man結合のみを 切断します。それ故に、この酵素はManα1-6(Manα1-3) Manα1-6(Manα1-3)Manβ1-4GlcNAcβ1-4GlcNAc に異なった数のManα1-2残基が結合している高マンノース 型糖鎖群の同定に極めて有効です。A. saitoi から発見され たもう1つの酵素であるα-マンノシダーゼIIは、R-Manα16(Manα1-3)Manβ1-基からマンノース残基を1つ遊離で きますが、Manα1-6(R-Manα1-3)Manβ1-基からはマ ンノースを遊離できません。それ故、この酵素は複合型糖鎖 における側鎖部分の結合位置を決めるうえで有効です。 これまで説明した分析技術に加えて、少糖の完全な構造決 定には時に応じてメチル化分析が必要となります。少糖の過 ヨウ素酸酸化による生成物の分析を行うスミス分解という方 法も少糖の研究に有用です。また、NMRやFAB-MSのよう な物理的方法も糖鎖の構造解析に有用な技法として盛んに用 いられるようになりました。 Endoglycosidase F3 エ ン ド グ リ コ シ ダ ー ゼ Endoglycosidase H N-Glycosidase A O-Glycanase ●別名/O-Glycosidase ●別名/●Endo-O-Glycosidase ●EC番号− 詳細 ●由来詳細 Recombinant, E.Coli ●形状/溶解性 20mM Tris HCl pH7.5, containing 25mM NaCl ●特異性 タンパク質あるいはペプチド部分のSerあるはThr残基 からのGalβ1-3GalNAcを遊離させる。 Endoglycosidase D ●別名/Endo D ●EC番号3.2.1.96 詳細 ●種由来 Streptococcus pneumonia ●形状/溶解性 凍結 乾燥品(安定剤;BSA) ●夾雑酵素活性 α-、β-ガラクトシダー ゼ、α-L-フコシダーゼ、プロテアーゼ、β-N-アセチルグルコサミニ ダーゼ<1% 品番 324716 包装 50 mU 希望販売価格 ¥50,600 SC-29084 25 mU ¥39,000 メーカー 品番 包装 希望販売価格 PZM GK80090 40 mU ¥66,000 N-Glycanase N-Glycanase-PLUS メーカー 品番 包装 希望販売価格 ICN 321281 0.1 U ¥47,700 Ceramide Glycanase Endoglycosidase F1 Endoglycosidase F2 36 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology ●別名/Endo F1 ●EC番号3.2.1.96 詳細 ●由来詳細 Recombinant ●形状/溶解性 20 mM TrisHCl、pH7.5の溶液に溶解。 ●夾雑酵素活性 プロテアーゼは 検出されず。 ●特異性 N-結合型もしくは遊離のオリゴマンノー スとハイブリッドを開裂するが、複合体のオリゴ糖は開裂しない。 ●比活性 ≧16 units/C protein メーカー 品番 包装 希望販売価格 CBC 324725 0.7 U ¥50,400 ●別名/Endo F2 ●EC番号3.2.1.96 詳細 メーカー ●由来詳細 Recombinant ●形状/溶解性 25 mM NaCl、 10 mM 酢酸ナトリウム、pH4.5の溶液に溶解。 ●夾雑酵素活性 N-アセチルグルコサミニダーゼ、α-、β-ガラクトシダーゼ、α-マ ンノシダーゼ、ノイラミニダーゼ、プロテアーゼは検出されず。 CBC ●特異性 N-結合型もしくは遊離のオリゴマンノースと二本鎖オリ ゴ糖複合体を、糖タンパク質から解離する。 (pH6.0以上で酵素活 性なし) ●比活性 ≧20 units/C protein 品番 包装 希望販売価格 Ceramide Glycanase 324726 0.2 U ¥50,400 品番 包装 希望販売価格 CBC 324727 0.2 U ¥50,400 品番 包装 希望販売価格 SC-29077 1U ¥32,000 メーカー 品番 包装 希望販売価格 PZM GKE-5002 0.2 U ¥92,000 品番 包装 希望販売価格 362180 5 mU ¥52,600 メーカー 品番 包装 希望販売価格 PZM GKE-5003 0.1 U ¥30,000 メーカー 品番 包装 希望販売価格 PZM GKE-5006A 0.1 U ★ ¥73,000 メーカー 品番 包装 希望販売価格 PZM GKE-5010B 0.4 U ★ ¥297,000 品番 包装 希望販売価格 219484 5U ¥33,000 品番 GK50410 包装 2.5 U 希望販売価格 ¥78,000 詳細 メーカー ●種由来 E. coli ●形状/溶解性 50 mM リン酸ナトリウム、 25 mM EDTA、0.1% アザイド (w/v) の溶液に溶解。 ●至適pH SCB pH5-6.(pH7で不活性化) ●特異性 高マンノース型のN-グリカ ンを加水分解する。 ●比活性 40 units/C enzyme protein N-Glycanase ●EC番号3.2.1.97 詳細 メーカー ●由来詳細 Streptococcus pneumoniae, Recombinant CBC ●形状/溶解性 20 mM Tris、350 mM NaCl、安定剤にBSA、 pH7.5の溶液に溶解。 ●至適pH pH6.0-7.6 SCB ●特異性 Gal1->3GalNAc from O-glycans メーカー Endoglycosidase H エンドグリコシダーゼ Endo-α-N-acetylgalactosaminidase ●別名/Endo F3 ●EC番号3.2.1.96 詳細 ●由来詳細 Recombinant ●形状/溶解性 20 mM TrisHCl、pH7.5の溶液に溶解。 ●夾雑酵素活性 プロテアーゼは 検出されず。 ●特異性 N-結合型もしくは遊離の、二本鎖、三 本鎖複合体及びMan3GlcNAcオリゴ糖を、糖タンパク質から解離 する。 ●比活性 ≧30 units/C protein ●別名/Endo H ●EC番号3.2.1.96 詳細 ●種由来 Recombinant, E.Coli ●形状/溶解性 50mM Sodium phosphate pH7.0, containing 25mM EDTA and 0.05% sodium azide ●キトビオースあるいはN-結合型糖鎖のコアからN-アセチルグル コサミン残基を遊離。 ●別名/PNGase A; Glycopeptidase A ●EC番号3.5.1.52 詳細 メーカー ●種由来 Almond ●形状/溶解性 50 mM クエン酸/リン 酸バッファー、50%グリセロール、pH5の溶液に溶解。 ●夾雑酵 素活性 α-、β-ガラクトシダーゼ、β-グルコシダーゼ ≦0.1%。 プロテアーゼは検出されず。 ●至適pH pH4.0-6.0 ●特異性 α-1、3-結合コアフコースを含むグリコペプチドから、 CBC N-グリカン鎖を開裂する (GlcNAcとアスパラギン間を開裂する) ●参考文献 Fan, J.-Q., and Lee, Y.C. 1997. J. Biol. Chem. 272, 27058; Altmann, F., et al. 1995. Glycoconj. J. 12, 84; Takahashi, N., and Nishibe, H. 1978. J. Biochem. 84, 1467. ●比活性 500 mU/C protein ●別名/PNGase F, N-Glycosidase F ●EC番号3.5.1.52 詳細 ●由来詳細 Chryseobacterium [Flavobacterium] meningosepticum ●形状/溶解性 20 mM Tris-HCl、50 mM NaCl、50% グリセロール、pH7.5の溶液に溶解。 ●別名/rPNGase F ●EC番号3.5.1.52 詳細 ●種由来 Flavobacterium meningosepticum ●由来詳細 Recombinant, E.Coli ●形状/溶解性 20 mM Tris-HCl、50 mM NaCl、1 mM EDTA、pH7.5の溶液に溶解。 ●至適pH pH8.6(範囲:pH7.5-9.5) ●比活性 10 units/C ●別名/rPNGase F, conc. ●EC番号3.5.1.52 詳細 ●種由来 Flavobacterium meningosepticum ●由来詳細 Recombinant, E.Coli ●形状/溶解性 20 mM Tris-HCl、50 mM NaCl、1 mM EDTA、pH7.5の溶液に溶解。 ●至適pH pH8.6(範囲:pH7.5-9.5) ●比活性 10 units/C ●別名/Endoglycosylceramidase ●EC番号3.5.1.52 詳細 メーカー ●由来詳細 Macrobdella decora ●形状/溶解性 50 mM酢 酸バッファー、pH6.0の溶液に溶解。 ●夾雑酵素活性 α-N-ア セチルグルコサミニナーゼ、α-フコシダーゼ、β-ガラクトシダーゼ、 β-グルコシダーゼ、α-、β-マンノシダーゼは検出されず。 ●特異性 多糖類鎖がβグルコシル結合によってセラミドに結合 CBC している、 様々なスフィンゴ糖脂質から、 完全な形の多糖類鎖を 加水分解する最大活性には界面活性剤(0.1% sodium cholate) が必要。D- and L-PDMP(Cat. No. 513100) で阻害される。 ●比活性 ≧10 units/C protein ●別名/Endoglycosylceramidase ●EC番号3.5.1.52 詳細 ●由来詳細 Marobdella decora、ヒル メーカー PZM ★印の商品には別サイズ品もございます。ご照会ください。 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 37 エ ン ド グ リ コ シ ダ ー ゼ 酵素 エンドグリコシダーゼ α1-3, 4-Fucosidase Endoglycoceramidase II, active エ ン ド グ リ コ シ ダ ー ゼ ●別名/EGCase ACT ●EC番号3.2.1.123 詳細 メーカー ●形状/溶解性 20 mMリン酸ナトリウム、pH7.0の溶液に溶解。 ●夾雑酵素活性 α-、β-N-アセチルガラクトサミニダーゼa、βN-アセチルグルコサミニダーゼ、α-、β-ガラクトシダーゼ、ノイラ CBC ミニダーゼは検出されず。 ●特異性 様々な酸性及び中性スフ ィンゴ多糖類鎖の、オリゴ糖とセラミド間の結合を切断する。 ●種由来 Flavobacterium heparium ●形状/溶解性 凍結 乾燥品 ●夾雑酵素活性 コンドロイチンリアーゼ活性あり ICN ●至適pH pH7 ●比活性 1.5 units/C protein ■;N-Acetylglucosamine ○;Mannose ▲;Glucose △;Fucose ●;Garactose ◆;N-Acetylneuraminic Acid 品番 包装 希望販売価格 324722 0.1 U ¥65,500 190103 0.1 U ¥71,000 詳細 メーカー ●由来詳細 Xanthomonas ●形状/溶解性 25 mM、20 mM Tris-HCl、pH7.5の溶液に溶解。 ●夾雑酵素活性 N-アセチル グルコサミニダーゼ、α-、β-ガラクトシダーゼ、ノイラミニダーゼ、 CBC プロテアーゼは検出せず。 ●特異性 糖複合体から、非還元末 端フコースのα1、3-、α1、4-結合を加水分解する。 ●比活性 ≧400 mU/C protein ●由来詳細 Almond meal ●形状/溶解性 凍結乾燥品 (50mM酢酸ナトリウム、3 C/F BSA、pH5.0より) ●至適pH PZM pH5.0 ●特異性 非還元末端フコース3残基の1-3、もしくは1-4 結合を開裂する。 ●比活性 >1.5 U/C ;Ceramide α1, 6-Fucosidase α-Galactosidase エ キ ソ グ リ コ シ ダ ー ゼ β1-2, 3, 4, 6-N-Acetylglucosaminidase 希望販売価格 GKX-5001 100 mU ¥98,000 メーカー 品番 包装 希望販売価格 CBC 110116 1U ¥49,800 PZM α1-3, 6-Galactosidase GKX-5003 5U ¥38,000 品番 包装 希望販売価格 321241 0.5 U ¥60,800 GK80050 1.6 U ¥78,000 品番 包装 希望販売価格 α1-3, 4, 6-Galactosidase 詳細 ●由来詳細 Xanthomonas ●形状/溶解性 25 mM NaCl、20 mM Tris-HCl、pH7.5の溶液に溶解。 ●夾雑酵素活性 β-ガラ クトシダーゼ、β-ヘキソサミニダーゼ、α-、β-マンノシダーゼ、ノイラミ ニダーゼ、プロテアーゼは検出せず。 ●特異性 末端Gal-GlcNAc 二糖鎖構造のガラクトースにα-1、2-結合している、全ての非還元末 端フコースを加水分解する。 ●比活性 ≧0.4 unit/C protein メーカー 詳細 ●由来詳細 Xanthomonas manihotis ●形状/溶解性 液状 20mM Tris HCl pH7.5, containing 50mM NaCl, 0.1mM EDTA, 0.006% sodium azide and 100B/F bovine serum albumin ●特異性 複合型糖鎖から非還元末端のα1-2結合フコース残 基を遊離。 メーカー 品番 包装 希望販売価格 PZM GK80170 4 mU ¥78,000 詳細 ●種由来 Bovine ●由来詳細 腎臓 ●形状/溶解性 凍結乾燥品 20mM sodium citrate/phosphate pH6.0, containing 250B/F bovine serum albumin ●特異性 N -結合型糖鎖とO-結合型糖鎖からα1-2、3、4、6結 合フコース残基を遊離。 メーカー 品番 包装 希望販売価格 PZM GKX-5006 500 mU ¥52,000 CBC 344822 5 mU 5 mU ¥49,800 GKX-5019 100 HU ¥75,000 メーカー 品番 包装 希望販売価格 CBC 344826 50 mU ¥50,400 品番 包装 希望販売価格 198930 100 U ¥60,900 品番 包装 希望販売価格 345797 25 U ¥37,000 品番 包装 希望販売価格 GKX-5007 10 U ¥50,000 ●EC番号3.2.1.22 ●EC番号3.2.1.22 ●EC番号3.2.1.22 ●EC番号3.2.1.23 詳細 メーカー ●種由来 Escherichia coli ●形状/溶解性 凍結乾燥品 CBC ●比活性 ≧600 units/C protein ●形状/溶解性 50mM PBS、50%グリセロール、pH7.0、 BGN 0.02% チメロサール、BSAの溶液に溶解。ビオチン標識。 ●種由来 Escherichia coli ●形状/溶解性 凍結乾燥品 BGN (防腐剤フリー) ●比活性 818 U/C ●由来詳細 Jack bean ●形状/溶解性 凍結乾燥品 PZM ¥50,400 α1, 2-Fucosidase II / FUCase II 344824 詳細 メーカー ●由来詳細 Green coffee bean ●形状/溶解性 凍結乾燥品(100 mM リン酸ナトリウム、250 B/F BSA、pH6.5より) ●夾雑酵素活性 (37℃で 18時間、0.2 CのResorfin標識カゼインと酵素をインキュベート後)プロテアー ゼは検出せず。 (対応するpNPグリコシドとインキュベートすることにより)α-、 β-フコシダーゼ、α-、β-マンノシダーゼ、β-ガラクトシダーゼ、β-N-アセチル PZM ヘキソサミニダーゼ、α-N-アセチルガラクトサミニダーゼ、α-、β-グルコシダ ーゼ、β-キシロシダーゼは検出せず。 ●特異性 (適用によって条件が異 なる。)非還元末端のα結合ガラクトース残基をグリカンから遊離する時は、オ リゴサッカライドの濃度は一般に、100 mMクエン酸/リン酸ナトリウム、 pH6.0中に40μM、酵素濃度は5 U/F ●比活性 30 U/C β-Galactosidase ●EC番号3.2.1.51 希望販売価格 詳細 メーカー ●由来詳細 Recombinant ●形状/溶解性 50 mM リン酸ナ トリウム、pH7.5の溶液に溶解。 ●夾雑酵素活性 プロテアーゼ は検出されず。 ●特異性 糖複合体と糖タンパク質から、非還元 CBC 末端ガラクトースのα1、3-結合及びα1、6-結合を加水分解する。 生細胞のように、pHが中性かそれ以上の条件下では、α-結合ガラ クトースの除去に特に効果的。 ●比活性 ≧30 units/C protein ●EC番号3.5.1.52 詳細 メーカー ●由来詳細 T. cornutus 肝臓 ●形状/溶解性 凍結乾燥品 ●比活性 ∼50 units/C(β-N-アセチルグルコサミニダーゼ) 、 ICN ∼10 units/mg(β-N-アセチルガタクトサミニダーゼ) ●種由来 Streptococcus pneumonia PZM ●由来詳細 Recombinant, E.Coli α1, 2-L-Fucosidase 包装 ●EC番号3.2.1.30 詳細 ●由来詳細 Streptococcus pneumoniae Recombinant ●形状/溶解性 175 mM NaCl、20 mM Tris-HCl、pH7.5の溶 液に溶解。 ●夾雑酵素活性 エンド-α-N-アセチルガラクトサ ミニダーゼ、α-、β-ガラクトシダーゼ、ノイラミニダーゼ、プロテ アーゼは検出せず。 ●特異性 糖複合体からN-アセチルフルコ サミンのβ1-2、 3、4、 6結合を加水分解する。N-アセチルグルコ サミン残基は解離しない。 ●比活性 ≧85 units/mg protein ●由来詳細 Jack bean β-N-Acetylhexosaminidase / HEXase I 品番 包装 詳細 メーカー ●由来詳細 Trichoderma reeseiz ●形状/溶解性 凍結乾燥品 ●夾 雑酵素活性 β-N-アセチルガラクトサミニダーゼ、β-N-アセチルグルコサミニダ ーゼ、α-L-アラビノフラノシダーゼ、α-L-アラビノピラノシダーゼ、β-セロビアー ICN ゼ、α-、β-グルコシダーゼ、α-、β-L-フコシダーゼ、α-、β-マンノシダーゼ、α-、 β-キシロシダーゼ≦0.1%、β-ガラクトシダーゼ<0.15% ●特異性 ガラクト オリゴサッカライドとガラクトナンナン中の末端D-ガラクトシル残基を開裂する。 ●EC番号3.2.1.49 詳細 メーカー ●種由来 Chicken ●由来詳細 肝臓 ●形状/溶解性 凍結乾燥品 100mM sodium citrate/phosphate pH40. containing 250B/F bovine serum albumin PZM ●特異性 糖タンパク質及び糖脂質から末端α1-3結合N-アセチ ルガラクトサミン残基を遊離。またGalNAc-Ser/Thrを切断。 品番 ●EC番号3.2.1.51 詳細 ●由来詳細 Chryseobacterium meningosepticum ●形状/ 溶解性 25 mM NaCl、20 mM Tris-HCl、pH7.5の溶液に溶解。 ●夾雑酵素活性 β-N-アセチルグルコサミニダーゼ、α-、β-ガ ラクトシダーゼ、ノイラミニダーゼ、プロテアーゼは検出せず。 ●特異性 N-結合型オリゴサッカライドのN-アセチルグルコサミ ン核から、分岐した非還元末端のα1、6-結合フコース残基を加水 分解する。 ●比活性 ≧1.5 units/C protein エキソグリコシダーゼ α-N-Acetylgalactosaminidase ●EC番号3.2.1.51 β1-3, 4, 6-Galactosidase 品番 包装 希望販売価格 345788 5C ¥19,800 4600-1604 200 B ¥29,000 4600-1704 2.5 kU ¥47,000 GKX-5012 5U ¥55,000 品番 包装 希望販売価格 GKX-5013 0.5 U ¥55,000 メーカー 品番 包装 希望販売価格 CBC 345804 2U ¥49,800 品番 包装 希望販売価格 345795 500 mU ¥55,400 ●EC番号3.2.1.23 詳細 メーカー ●種由来 Bovine ●由来詳細 精巣 ●特異性 糖複合体 と糖タンパク質から、ガラクトースの非還元末端のβ1、3-、β1、 PZM 4-、β1、6-結合を加水分解する。 β1-3, 6-Galactosidase ●EC番号3.2.1.23 詳細 ●由来詳細 Recombinant ●形状/溶解性 25 mM NaCl、20 mM Tris-HCl、pH7.5の溶液に溶解。 (滅菌済み) ●夾雑酵素活性 N-アセチ ルグツコサミニダーゼ、α-ガラクトシダーゼ、α-マンノシダーゼ、ノイラミニ ダーゼ、プロテアーゼは検出せず。 ●特異性 糖複合体と糖タンパク質 から、ガラクトースの非還元末端のβ1、3-、β1、6-結合を加水分解する。 ●比活性 ≧75 units/C protein α1-2, 3, 4, 6-Fucosidase β1, 3-Galactosidase ●EC番号3.2.1.23 詳細 メーカー ●形状/溶解性 50 mM NaCl、20 mM Tris-HCl、100 mM EDTA、 pH7.5の溶液に溶解。 ●特異性 オリゴサッカライド中の末端ガラク CBC トース残基のβ1、3結合を開裂する。β1、3-結合に対して、β1、6-結 合よりも100倍、β1、4-結合よりも500倍の動力学的な優先性を持つ。 38 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 39 エ キ ソ グ リ コ シ ダ ー ゼ 酵素 エキソグリコシダーゼ β1, 4-Galactosidase エ キ ソ グ リ コ シ ダ ー ゼ Sialidase N ●EC番号3.2.1.23 詳細 ●種由来 Streptococcus pneumonia ●特異性 ガラクトースの非還元末端のβ1,4結合を加水分解 する。 メーカー 品番 包装 希望販売価格 PZM GKX-5014 200 mU ¥46,000 詳細 ●由来詳細 Recombinant in Pichia pastoris メーカー PZM 品番 GKSPE-181 包装 90 U 希望販売価格 ¥79,000 詳細 ●由来詳細 Aspergillus saitoi メーカー PZM 品番 GKX-5009 包装 50 U 希望販売価格 ¥62,000 β1, 6-Glucanase ●EC番号3.2.1.18 詳細 ●由来詳細 Newcastle disease virus, Hitchner B1 Strain Sialidase T メーカー PZM 品番 GKX-5017 包装 100 mU 希望販売価格 ¥59,000 メーカー 品番 包装 希望販売価格 PZM GKX-5018 2U ¥33,000 メーカー PZM 品番 GKX-5020 包装 0.5 U 希望販売価格 ¥37,000 メーカー 品番 包装 希望販売価格 PZM GKX-5021 1.6 U ¥81,000 品番 包装 希望販売価格 480706 50 mU ¥19,800 480707 250 mU ¥49,800 品番 包装 希望販売価格 480708 500 mU ¥49,800 メーカー 品番 包装 希望販売価格 CBC 480717 1U ¥23,500 メーカー 品番 包装 希望販売価格 CBC 480716 250 mU ¥49,800 品番 包装 希望販売価格 684274 500 mU ¥50,400 ●EC番号3.2.1.18 詳細 ●種由来 Salmonella typhimurium ●由来詳細 Recombinant, E.Coli α-Mannosidase Sialidase V ●EC番号3.2.1.18 詳細 ●由来詳細 Vibrio cholerae α-Mannosidase / MANase VI 詳細 ●由来詳細 Xanthomonas manihotis, expressed in E.coli メーカー PZM 品番 GK80070 包装 8 mU 希望販売価格 ¥78,000 Sialidase I ●EC番号3.2.1.18 詳細 ●種由来 Clostridium perfringens ●由来詳細 Recombinant, E.Coli α1-2, 3-Mannosidase ●EC番号3.2.1.24 詳細 ●由来詳細 Recombinant, E.Coli ●形状/溶解性 50 mM NaCl、20 mM Tris-HCl、100 mM EDTA、100 C/F BSA、0.02% NaN3、pH7.5の溶液に溶解。 ●夾雑酵素活性 β-N-アセチルグルコサミニダーゼ、α-フコシダーゼ、α-、βガラクトシダーゼ、β-グルコシダーゼ、β-マンノシダーゼ、プロ テアーゼは検出せず。 ●特異性 オリゴサッカライドから末端 マンノース残基のα1、2-、α1、3-結合を開裂する。 α1, 6-Mannosidase メーカー 品番 包装 希望販売価格 α2, 3-Neuraminidase CBC 444119 100 U 詳細 メーカー ●由来詳細 Macrobdella decora Recombinant ●形状/ 溶解性 20 mM リン酸バッファー、10% グリセロール、pH7.0の 溶液に溶解。 ●夾雑酵素活性 セラミドグリカナーゼ、α-、 β-ガラクトシダーゼ、β-ヘキソサミニダーゼ、α-、β-マンノシダ CBC ーゼ、プロテアーゼは検出せず。●特異性 複合体オリゴサッカ ライドから、N-アセチルノイラミン酸のα2、3-結合を加水分解す る。 ●比活性 ≧4 units/C protein ●由来詳細 Streptococcus pneumoniae ●形状/溶解性 25 mM NaCl、20 mM Tris-HCl、pH7.5の溶液に溶解。 ●夾 雑酵素活性 N-アセチルグルコサミニダーゼ、α-フコシダーゼ、 α-、β-ガラクトシダーゼ、α-、β-マンノシダーゼ、プロテアー CBC ゼは検出せず。 ●特異性 糖複合体と糖タンパク質から、非 分岐シアル酸の非還元末端の、α2、3結合を加水分解する。 ●比活性 ≧120 units/C protein ¥43,200 ●EC番号3.2.1.24 詳細 メーカー ●由来詳細 Xanthomonas, Recombinant ●形状/溶解性 50 mM リン酸ナトリウム、100 mM SnCL2、pH7.5の溶液に溶 解。 ●夾雑酵素活性 N-アセチルグルコサミニダーゼ、α-、 β-ガラクトシダーゼ、ノイラミニダーゼ、プロテアーゼは検出せ CBC ず。 ●特異性 N -結合型オリゴサッカライドの保存されたマ ンノシルキトビオース核の、β-結合型核マンノースへの非還元末 端非分岐α-1,6結合マンノースの結合を加水分解する。 ●比活性 ≧750 mU/C protein 品番 包装 希望販売価格 444123 10 mU ¥27,000 α2-3, 6-Neuraminidase Neuraminidase Sialidase ●別名/Neuraminidase ●EC番号3.2.1.18 詳細 ●由来詳細 Arthrobacter ureafaciens Sialidase S / NANase I 包装 希望販売価格 PZM GKX-5015 1U ¥58,000 メーカー 品番 包装 希望販売価格 Sialidase C / NANase II 1U EY EC-32118-1 1U ¥16,000 メーカー PZM 品番 GKX-5011 包装 1U 希望販売価格 ¥60,000 メーカー 品番 包装 希望販売価格 PZM GK80020 1U ¥78,000 メーカー 品番 包装 希望販売価格 PZM GK80030 1U ¥81,000 メーカー PZM 品番 GK80040 包装 1U 希望販売価格 ¥71,000 ●EC番号3.2.1.18 詳細 ●種由来 Vibrio cholerae ●形状/溶解性 154 mM NaCl、50mM 酢酸ナトリウム、9 mM CaCl2、25 C/F HSA、 pH5.5の溶液に溶解。 (保存剤フリー) ●至適pH pH5.5 ●特異性 様々なガングリオシド、 糖タンパク質、 ムコ多糖、 オ リゴ糖、 多糖における、 末端N-アセチルノイラミン酸のO-ketosidic α2、3-、 α2、6-、 α2、8-結合を加水分解する。 酵素活 性にはカルシウムが必要。 ●参考文献 Galen, J.E., et al. 1992. Infect. Immun. 60, 406; Tomlinson, S., et al. 1992. Glycobiology 2, 549. ¥89,800 α2-3, 6, 8, 9-Neuraminidase ●EC番号3.2.1.18 詳細 ●由来詳細 Clostridium perfringens Recombinant ●形状/溶解性 25 mM NaCl、20 mM Tris-HCl、pH7.5の溶 液に溶解。 ●夾雑酵素活性 N-アセチルグルコサミニダー ゼ、α-フコシダーゼ、α-、β-ガラクトシダーゼ、α-、β-マ ンノシダーゼ、プロテアーゼは検出せず。 ●特異性 糖複合 体と糖タンパク質から、全てのシアル酸の非還元末端残基を 加水分解する。 ●比活性 ≧100 units/C protein β1, 2-Xylosidase ●EC番号3.2.1.18 詳細 ●由来詳細 Arthrobacter ureafaciens / Special Issue Glycobiology 321381 ●EC番号3.2.1.18 詳細 ●種由来 Clostridium perfringens ●由来詳細 Recombinant, E.Coli Sialidase A / NANase III ICN α2-3, 6, 8-Neuraminidase ●EC番号3.2.1.18 詳細 ●種由来 Streptococcus pneumoniae ●由来詳細 Recombinant, E.Coli Cosmo Bio News 品番 ●EC番号3.2.1.18 詳細 ●種由来 Streptococcus ●形状/溶解性 凍結乾燥品 ●夾雑酵素活性 プロテアーゼ、α-、β-マンノシダーゼ、-Nアセチルグルコサミニダーゼ、α-、β-アセチルガラクトサミニダ ーゼ、α-、β-グルコシダーゼ、-キシロシダーゼ、-L-フコシダー ゼ、-N-アセチルノイラミン酸アルドラーゼは検出せず。 ●至適pH pH6.5 ●特異性 α-2-3結合シアル酸、α-2-6結 合シアル酸、α-2-8結合シアル酸(コロミン酸) を開裂する。 ●比活性 ≧50 units/C ●夾雑酵素活性 -ガラクトシダーゼ<0.05%、-N-アセチルグ ルコサミニダーゼ<0.1% 40 メーカー ●EC番号3.2.1.18 詳細 メーカー ●由来詳細 Clostridiuum perfringens ●形状/溶解性 25 mM NaCl、20 mM Tris-HCl、pH7.5の溶液に溶解。 ●夾雑 酵素活性 N-アセチルグルコサミニダーゼ、α-フコシダーゼ、 α-、 β-ガラクトシダーゼ、 α-、 β-マンノシダーゼ、 プロテ CBC アーゼは検出せず。 ●特異性 糖複合体と糖タンパク質か ら、 非分岐シアル酸の非還元末端の、 α2、3-及びα2、6-結 合を加水分解する ●比活性 ≧250 units/C protein β-Mannosidase 詳細 ●由来詳細 Helix pomatia ●形状/溶解性 凍結乾燥品 20mM sodium citrate/phosphate pH6.0, containing 0.5C/F bovine serum albumin ●特異性 非還元末端のβ1-4結合マンノース残基を遊離。 ●EC番号3.2.1.18 ●EC番号3.2.1.37 詳細 メーカー ●由来詳細 Xanthomonas ●形状/溶解性 25 mM NaCl、 20 mM Tris-HCl、 pH7.5の溶液に溶解。 ●夾雑酵素活性 β-N-アセチルグルコサミニダーゼ、 α-フコシダーゼ、 α-、 β-ガ ラクトシダーゼ、 α-マンノシダーゼ、 プロテアーゼは検出せず。 CBC ●特異性 N-結合型オリゴサッカライドのβ-マルトースにβ1、2結合した末端キシロースを加水分解する。最大活性には、 反応液 中に5mMの塩化カルシウムが必要。α1、3-結合マンノースの除 去が必要 ●比活性 ≧20 units/C protein Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 41 エ キ ソ グ リ コ シ ダ ー ゼ 酵素 GAG構造解析用酵素 Chondroitinase ABC GPIアンカー検出 ●EC番号3.2.1.18 詳細 ●種由来 Proteus vulgaris ●由来詳細 Recombinant, E.Coli G A G 構 造 解 析 用 酵 素 メーカー 品番 包装 希望販売価格 PZM GK80300 5U ¥57,000 GPIアンカー(glycosyl-phosphatidylinositol anchor)は多くの細胞膜タンパク質の膜結合に必要な糖脂質です。真核生物 の細胞に広く分布しており、GPIアンカー型タンパク質は細胞接着、補体制御因子、コートタンパク質等として広い機能を持って います。 PI-PLC (Phosphatidylinositol-specific Phospholipase C) Heparinase 詳細 ●種由来 Flavobacterium heparium ●形状/溶解性 凍結 乾燥品 [<1 C/vial BSA] ●至適pH pH7.0 ●特異性 2-Osulfo-L-イドン酸へのα-グルコサミニド結合部位でのヘパリンを 脱離する。 ●参考文献 Ototani, N., Kikuchi, M., and Yoshizawa, Z., Carbohyd. Res., 88, 291, 1981; Linker, A., and Hovingh, P., Carbohydr. Res., 127, 75, 1984. ●比活性 133 units/C protein Heparinase I Hyaluronidase 品番 包装 希望販売価格 ICN 321411 0.1 U ¥86,900 メーカー PZM 品番 GKGAG-5001 包装 0.1 U 希望販売価格 ¥33,000 メーカー 品番 包装 希望販売価格 ●EC番号3.2.1.35 詳細 ●種由来 Sheep ●由来詳細 精巣 ●形状/溶解性 凍 結乾燥品 ●至適pH pH4.5-6.0 ●分子量 55,000 Da ●特異性 ヒアルロン酸を分解するエンドグリコシダーゼは、コ ンドロイチン、コンドロイチン-4-硫酸、コンドロイチン-6-硫酸エ ステル及びヒアルロン酸中の1、4結合を加水分解する。 ●参考文献 Merck Index 13, 4777; Lokeshwar, V.B., et al. 2002. J. Biol. Chem. 277, 33654; Borders, C.L., and Raftery, M.A. 1968. J. Biol. Chem. 243, 3756. ●ユニット定義 1ユ ニットは国際標準規格(International Standard preparation)の 1ユニットと同じ濁度の減少を引き起こすのに必要な酵素量。 Hyaluronidase Topics CBC 38594 100 kU メーカー 品番 包装 希望販売価格 PZM GKGPI-02A 5U ¥36,000 Cross Reacting Determinant(CRD)抗体 ¥25,500 使用目的 この抗体は糖タンパク質上でPI-PLCが十分に働くことに より生じたCRDエピトープを認識します。 ●EC番号3.2.1.35 詳細 ●種由来 Bovine ●由来詳細 精巣 ●形状/溶解性 凍 結乾燥品 ●分子量 61,000 Da ●参考文献 Merck Index 13, 4777; Lokeshwar, V.B., et al. 2002. J. Biol. Chem. (In Press); Humphrey, I.H. 1957. Bull. WHO 16, 291. Hyaluronidase メーカー 品番 包装 希望販売価格 CBC 385931 100 kU ¥22,000 メーカー 品番 包装 希望販売価格 CBC 389561 100 U ¥17,300 メーカー 品番 包装 希望販売価格 BGN 5031-0054 250 kU ¥20,000 メーカー 品番 包装 希望販売価格 BGN 5030-9954 1 vial ¥16,000 構成内容 ・抗CRD抗体 ・ポジティブコントロール(s-VSG:可溶性) ・ネガティブコントロール(mf-VSG:膜型) ●EC番号4.2.2.1 詳細 ●由来詳細 Streptomyces hyaluronlyticus nov. sp. ●形状/溶解性 凍結乾燥品 ●特異性 ヒアルロン酸の分 解を触媒し、Δ4、5不飽和四糖と六糖を生成する ●参考文献 Merck Index 13, 4777; Baker, J.R., et al. 2002. Biochem. J. 365, 317; Mogelerskii, M.S. 1964. Fed. Proc. 23, T559. ●比活性 ≧2000 TRU/C protein ●ユニット定義 1TRU (Turbidity Reducing Unit) は ヒアルロン酸を50%加水分解す るのに必要な酵素量で、 pH6.0、60℃、30分間に濁度を50%減 少させることによって定義される Hyaluronidase 種由来:T. brucei 免疫動物:Rabbit メーカー PZM 品番 GKGPI-01 包装 100 B 希望販売価格 ¥89,000 ●EC番号3.2.1.36 詳細 ●種由来 Sheep ●由来詳細 精巣, Native ●分子量 55 kDa ● 参 考 文 献 Humphrey, J.H. (1957), Bull Wld.Hlth.Org., 16, 291 ●比活性 ≧90% 1130 units/C ●ユニット定義 The amount of enzyme which causes a reduction in turbidity under specified conditions similar to that caused by one unit of an international standard. Hyaluronidase ●EC番号3.2.1.36 詳細 ●種由来 Bovine ●由来詳細 精巣, Native ●分子量 55 kDa ●比活性 90% 315 units/C protein ●ユニット定 義 The amount of enzyme that liberates one micromole of N-acetylglucosamine per minute at 37℃ and pH4.0 Keratanase ●EC番号3.2.1.103 詳細 ●特異性 ケラタン硫酸の、硫酸化されていないガラクトースの β-ガラクトシド結合を加水分解する。 Cosmo Bio News メーカー ●EC番号4.2.2.7 詳細 ●由来詳細 Flavobacterium heparinum 42 詳細 ●由来詳細 Bacillus thuringiensis expressed in B. subtilis ●形状/溶解性 25 mM Tris-酢酸バッファー、50% グリセロ ール、0.01% アザイド、pH 7.4の溶液に溶解。 ●至適pH pH7-7.4 ●分子量 34,000 Da ●特異性 ホスファチジル イノシトールのホスホジエステル結合を加水分解して、1、2ジア シルグリセロールとミオイノシトールサイクリック1、2リン酸 を生 成する。最近のPI-PLCは、GPI膜アンカータンパク質に結合し ているGPI結合に対しても作用する。トリパノソーマに見られる GPI特異的分解ホスホリパーゼとは異なり、イノシトールのアシル 化は、この酵素活性を阻害します。 ●ユニット定義 1ユニットはpH7.5、37℃、1分間に1 μmolの ホスファチジルイノシトールを加水分解するのに必要な酵素量で あるが、実際には、膜結合画分からのアセチルコリンエステラー ゼ活性を測定することにより決定した。 ●EC番号4.2.2.7 / Special Issue Glycobiology メーカー 品番 包装 希望販売価格 ICN 320321 10 U ¥86,500 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 43 G P I ア ン カ ー 検 出 第6章 レクチン Lectin 産業技術総合研究所 糖鎖工学研究センター 糖鎖構造解析チーム チーム長 平林 淳 レクチンの定義 レクチンとは糖に親和性を示すタンパク質の総称で、一般 に抗体や酵素を除くものとされます。また、レクチンは赤血 球凝集活性に代表されるように、一般に多量体として存在し、 実質的に複数の糖結合部位を持つことが多くなります。しか し、その定義は糖鎖研究の発展と共により拡張の方向に進ん でいます。例えば、シグレックと呼ばれるシアル酸に特異的 な動物レクチンは免疫グロブリンスーパーファミリーに属し ますが、明らかに抗体とは異なる役割を担っています。また、 多くの酵素にはレクチンファミリーと相同なドメインが含ま れており、糖認識に関わっている場合が知られています。さ らに、インターロイキンや繊維芽細胞成長因子(FGF)受容体 などのサイトカイン関連タンパク質に糖認識力が備わってい ることが近年示されるに及び、旧来の定義の見直しが迫られ ています。レクチンの定義はともかく、糖鎖認識を介した生 命現象がここまで幅の広いものだったことは、決して驚くべ きことではありません。なぜなら、糖鎖はあらゆる生物のあ らゆる細胞を覆っているのですから。 古典的レクチンと新興レクチン レクチンの分類は簡単な糖による「親和性」に基づく分類 (ガラクトース特異的、マンノース特異的等)、動物レクチ ン・植物レクチンなど「起原」に基づく分類、可溶性・膜結合 性等「物性」に基づく分類等が古くから行われてきました。し かし、より客観的な分類等は「分子構造」に基づくものでしょ う。今までに知られているレクチン家系は以下に示すように 10種類以上に及びます。ゲノム生物学と糖鎖生物学の発展 により今後さらにその数は増え、おそらく20∼30種くらい のレクチン家系が見つかるでしょう。今までに知られている 代表的なレクチンの立体構造を(図1)に示します。 この中で、C-型レクチン、ガレクチン、シグレック(I型レ クチンの1種)、アネキシン等は主として細胞外で機能すると 考えられる古典的レクチンです(ただし、ガレクチンとアネ キシンについては異論があります)。一方、最近糖結合能が 証明されたIL-2, IL-18, TNF-α等のサイトカイン類は新興レ クチンとして枚挙することができます。さらに、細胞内で糖 タンパク質の品質管理や移送に関わるカルネキシン・カルレ ティキュリン、ERAD関連マンノース結合型レクチン(M型レ クチン)、ユビキチンリガーゼ、ERGIC、VIP36も、古くか ら知られるマンノース6リン酸受容体とならび細胞内で機能 するレクチンとして注目を浴びています。 レクチンの特性と機能:なぜ「甘い」のか レクチンは抗体とならび古くから細胞表面の状態を探る貴 重なツール(道具)として用いられてきました。しかし、レク チンの性能(結合力と特異性)を抗体と比べた時、信頼性に 欠けるという言葉を細胞科学研究者の口からよく耳にしま す。それは1つにはレクチンの結合力が弱いことによります。 例えば、典型的な抗原・抗体反応における解離定数は10-8 M 以下ですが、レクチン・糖鎖間の解離定数は10-4∼10-5 Mで あることが多く、10-6 Mより低いことはごくまれです。これ は、反応後の洗浄操作により結合が解離してしまう可能性を 意味します。また、レクチンは特殊な構造の糖鎖にだけ親和 性を示すのではなく、ある一群の糖鎖に比較的ゆるやかな親 和性を示します。抗体もある程度の交叉反応を起こしますが、 レクチンの糖鎖に対する親和性が極めてファジーであること はレクチンを用いた組織染色やアフィニティー精製の際は注 意しなければなりません。このことはレクチンを道具として 使うことの限界を示しています。しかし、そのような「甘い」 レクチンの本来の機能とは何なのでしょうか。生体では弱く て群特異的とも言える特異性を上手に使っているのではない でしょうか。そのからくりはまだよくわかっていませんが、 もともと「弱い」ということは「解離」のために必要な要素な のかもしれません。抗体では抗原に強く結合し、これを排除 するという使命がありますが、レクチンの中には生物が自己 細胞の組織化やシグナル伝達のための仲介役として持ってい るものが多く、一定の仕事を終えた後はその場を離れる必要 があります。また、大きな細胞集団中での選別には早い結 合・解離が必要です。弱いことには充分意味があるのだと言 えます。 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology レクチンと生理機能 以上述べてきたように、レクチンの性質で最も重要なのは 糖鎖に対する特異性ですが、これだけでレクチンの機能は規 定できません。どの細胞のどの時期にレクチンが発現するの か、その時のパートナー分子(糖タンパク質、糖脂質等)が何 で、どのような状態で相互作用するのか、 「ラフト」のような 特殊な構造上でそれらは会合するのか、またその相互作用の 結果どのようなシグナルが核へ伝えられるのか。おそらくこ のようなシグナルの流れが各細胞、各レクチンによって調節 され、多様な生物シグナルが多層的にしかもバランスよく伝 搬され、生物は恒常性を維持しているのでしょう。 糖鎖やレクチンが感染等、ヒトにとっては悪い方向に使わ れることがあります。しかし、これとて、糖鎖やレクチンの 存在がもはや特殊ではなく、また生物の進化史上決して新し いことではなく、綿々と積み重ねてきた生物進化の仕業であ るとすれば、私たちは、まずその現実を理解し、それに対す る方策をとるべきでしょう。レクチンを知ることは生命を知 ることにつながっています。 参考文献・URL Essentials of Glycobiology (Eds. Varki, A., Esko, J., Freeze, H., Hart, G., and Marth, J.) Cold Spring Harbor Laboratory Press, New York, 1999 Introduction to Glycobiology (Taylor, M.E., and Drickamer, K.) Oxford University Press, Oxford, 2003 GlycoWord(糖質科学のことば) : http://www.glycoforum.gr.jp/science/word/wordJ.html 著者プロフィール 糖鎖プロファイリングにおけるレクチン 平林 淳 (ひらばやし じゅん) 先生 ●略歴 レクチンを用いて複雑な糖鎖構造を相互識別しようという 試みが最近幾つかの研究室でなされています。この目的の1 つには、複雑で、しかも多くが混合物として存在する糖鎖(糖 タンパク質、糖脂質、プロテオグリカンなど形態も様々)を構 造決定するのは容易ではなく、できるだけ感度高く、迅速に 構造解析したいからです。また、そのためには完全な構造決 定にたどり着く必要がない場合も多いでしょう。これを糖鎖 プロファイリングと呼びますが、糖鎖プロファイリングを行 うためには既知糖鎖に対するデータベースが必要となりま す。例えば、ある糖鎖構造に対しいくつかのレクチンとの親 和性(解離定数など)を割り当ててやるとその糖鎖独自のコー ドができあがるので、それを既知の糖鎖に対するデータベー ス上で探してやれば、比較的簡単に糖鎖構造を同定ないし推 定することができるはずです。この時、もしレクチンが抗体 のようにたった1つの構造に対してのみ結合を示したとする と10のレクチン(抗体)を用いても10の糖鎖構造しか相互 識別できません。これに対し、個々のレクチンが段階を持っ 44 ていくつかの関連する糖鎖に親和性を示すとすると、これら レクチンが識別できる糖鎖構造はきわめて大きな種類になり ます(図2) 。 実際に私たちはフロンタル・アフィニティ・クロマトグラ フィー(図3)という方法を使って100種類以上の糖鎖とレク チン間の相互作用を網羅的に調べていますが、レクチンとの 親和性パターンが全く同じになる糖鎖はほとんどなく、言わ ば糖鎖が固有のコードを持っていることが示されています。 東北大学理学部卒業 東北大学大学院理学研究科修士課程修了 東北大学理学部より学位取得 (理学博士) 帝京大学薬学部助手・講師 2002年11月産業技術総合研究所糖鎖工学研究 センター糖鎖構造解析チーム チーム長 2003年9月香川医科大学 (現 香川大学) 総合生 命科学実験センター糖鎖機能解析研究部門 客員 教授 現在に至る ●主たる研究テーマ レクチンの構造・機能・進化に関する研究 レクチンを用いた糖鎖の構造解析技術 (グライコプロテオミクス、フロンタルアフィニティ ークロマトグラフィー、レクチンアレイなど) の開発 ガレクチンの生理機能解析 ●学会活動 日本生化学会、日本糖質学会 (評議員) 、日本薬学会、日本化学会、 日本生物物理学会 (分野別専門員) 、日本蛋白質科学会など ●専門分野 糖鎖生物学、生化学 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 45 レクチン [参考]糖結合特異性 略号 AAA ABA ACA AIA, Jacalin Allo A AMA APA APP ASA BDA BPA CA CAA Calsepa CCA Con A Suc Con A CPA CSA DBA DGA DSA, DSL ECA EEA GHA GNA GS-I GS-II HAA HHA HMA HPA IAA IRA LAA LAL LBA LcH LEA LFA Lotus A LPA MAA, MAM, MAL MIA MNA-G MNA-M MOA MPA NPA OSA PAA PEA, PSA PHA-E, PHA-L PHA-M, PHA-P Phaseolus vulgaris sp. PMA PNA PTA PTA PWM, PWA RCA-I ※1 RCA-II ※1 RPA RTA SBA SHA SJA SNA SRA SSA, SHA STA TKA TL TML UDA UEA-I UEA-II VAA ※1 VFA VGA VRA VVA (mannose) VVA WFA WGA Suc WGA 糖 結 合 特 異 性 学名 Anguilla anguilla Agaricus bisporus Amaranthus caudatus Artocarpus integrifolia Allomyrina dichotoma Arum maculatum Abrus precatorius Aegopodium podagraria Allium sativum Bryonia dioica Bauhinia purpurea Colchicum autumnale Caragana arborescens Calystega sepium Cancer antennarius Canavalia ensiformis Canavalia ensiformis Cicer arietinum Cytisus scoparios Dolichos biflorus Dioclea grandiflora Datura stramonium Erythrina cristagalli Eunonymus europaeus Glechoma hederacea Galanthus nivalis Griffonia simplicifolia Griffonia simplicifolia Helix aspersa Hippeastrum hybrid Homarus Americanus Helix pomatia Iberis amara Iris hybrid Laburnum alpinum Laburnum anagyroides Phaseolus lunatus Lens culinaris Lycopersicon esculentum Limax flavas Lotus tetragonolobus Limulus polyphemus Maackia amurensis Mangifera indica Morus nigra Morus nigra Marasmius oreades Maclura pomifera Narcissus pseudonarcissus Oryza sativa Perseau americana Pisum sativum Phaseolus vulgaris Phaseolus vulgaris Phaseolus vulgaris sp. Polygonatum mulitiflorum Arachis hypogaea Psophocarpus tetragonolobus Psophocarpus tetragonolobus Phytolacca americana Ricinus communis I Ricinus communis II Robinia pseudoacacia Trifolium repens Glycine Max Saliva sclarea Sophora japonica Sambucus nigra Sarothamnus scoparius Saliva sclarea Solanum tuberosum Trichosanthes kirilowii Tulipa sp. Tritrichomonas mobilensis Urtica dioica Ulex europaeus Ulex europaeus Viscum album Vicia fava Vicia graminea Vigna radiata Vicia villosa Vicia villosa Wisteria floribunda Triticum vulgare Triticum vulgare ※1 戦略物質のため、取り扱い不可。 46 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 英名 Fresh Water Eel Mushroom Amaranthin Brazil Jackfruit Japanese Rhinoceros Beetle Lords and Ladies Tubers Jequirity Bean Ground Elder Garlic White Bryony Camel's Foot Tree Meadow Saffron Pee Tree Hedge Bindweed Rhizomes California Crab Jack Been Jack Bean Chick Pea, Ceci Bean Scotch Broom Horse Gram − Jimson Weed Coral Tree Spindle Tree Alehoof, Ground Ivy Snowdrop − − Garden Snail Amaryllis American Lobster Edible Snail Rocket Candytuft Dutch Iris Scotch Alburnum Gold Chain Lima Bean Lentil Tomato Garden Slug Asparagus Pea Horseshoe Crab Maackia Mango Black Mulberry Black Mulberry Fairy ring campignon Osage Orange Daffodil Rice Avocado Garden Pea Red Kidney Bean Red Kidney Bean Black Bean Common Solomon's Seal Peanut Winged Bean Winged Bean Pokeweed Castor Bean Castor Bean Black Locust White Clover Soybean Salvia Japanese Pagoda Tree Elderberry − Salvia Potato Tianhuafen, China gourd Tulip − Stinging Nettle Gorse, Furze Gorse, Furze Mistletoe Fava Bean, Broad Bean − Mung Bean Hairy Vetch Hairy Vetch Japanese Wisteria Wheat Germ Wheat Germ 和名 淡水ウナギ レクチン マッシュルーム レクチン ヒモゲイトウレクチン ブラジルジャックフルーツ レクチン カブトムシレクチン アルム レクチン プレカトリビーン レクチン エゾボウフウレクチン ニンニクレクチン ホワイトブリオニーレクチン ムラサキソシンカレクチン コルチカム レクチン オオムレスズメレクチン ヒロハルガオレクチン カリフォルニア蟹 レクチン タチナタマメレクチン スクシニル タチナマメレクチン ヒヨコマメレクチン エニシダ (金雀枝) レクチン ホースグラム レクチン チョウセンアサガオレクチン エリスリナ/テイゴ レクチン ガマズミ (スイガラ科) レクチン カキドオシレクチン スノードロップ レクチン バンデリアマメレクチン バンデリアマメレクチン カタツムリレクチン アマリリス (ヒガンバナ科) レクチン アメリカロブスターレクチン 食用カタツムリレクチン ビターキャンディタフト、マガリバナ レクチン ダッチアイリス レクチン キバナフジ レクチン キングサリレクチン ライマメレクチン ヒラマメ/レンズマメレクチン トマトレクチン キイロナメクジ レクチン アスパラガス・ピーレクチン アメリカカブトガニレクチン イヌエンジュレクチン マンゴーレクチン ブラックマルベリーレクチン ブラックマルベリーレクチン シバフタケ レクチン オーセージオレンジ レクチン ラッパズイセン レクチン アジアイネレクチン アボカド レクチン エンドウレクチン インゲン レクチン インゲン レクチン ブラック・ビーン レクチン − ピーナッツ レクチン シカクマメレクチン シカクマメレクチン アメリカヤマゴボウ/洋種ヤマゴボウレクチン リキヌス/カスタービーン レクチン リキヌス/カスタービーン レクチン ニセアカシア レクチン シロツメクサ レクチン ダイズ レクチン サルビア・ホルミナム レクチン シダレエンジュレクチン エルダベリーレクチン − バチカンクラリーセージ レクチン ジャガイモ レクチン キカラスウリレクチン チューリップ レクチン トリコモナス レクチン イラクサ/ネトル レクチン ハリエニシダ レクチン ハリエニシダ レクチン ヤドリギ レクチン ソラマメレクチン − マング・ビーン レクチン ヘアリーベッチ レクチン ヘアリーベッチ レクチン ノダフジ レクチン コムギ胚芽 レクチン スクシニル コムギ胚芽 レクチン α-Man β-Man α-Glc β-Glc α-GlcNAc β-GlcNAc α-Gal β-Gal α-GalNAc β-GalNAc α-Fucose Sialic Acid + + + オリゴ糖鎖結合能 Gal (β1, 3) GalNAc + Gal (β1, 3) GalNAc α-D-Galactose β-D-Galactosides Lactose Not yet determined Galβ1-3GalNAc (T antigen)>LacNAc>Lactose>β-D-Galactose N-acetyl-D-galactosamine>Lactose>>Galactose Not yet determined N-acetyl-D-galactosamine>Lactose>Melibiose N-acetyl-D-galactosamine Lactose>N-acetyl-D-galactosamine>Galactose N-acetyl-D-galactosamine (CAA-I) Not determined (CAA-II) + + ? + ? + + + + + ? + + + ? + Not yet determined + + ? + + ? + + + + + + + + + + + Not yet determined Lactose GalNAc(α1, 3)GalNAc Not inhibited by simple sugars. Human IgM and bovine fetuin are potent inhibitors. N-acetyl-D-galactosamine>>Lactose, Melibiose>Galactose Terminal α-N-acetyl-D-galactosamine GlcNAc (β1, 4) GlcNAc oligomers; Gal (β1, 4) GlcNAc Gal (β1, 4) GlcNAc Chitotriose>Chitobiose>N-acetyl-D-glucosamine N-acetyllactosamine>Lactose>N-acetyl-D-galactosamine>Galactose Not inhibited by simple sugars. Man (α1, 3) Man Mannose α(1, 3) mannose. High concentrations of mannose (>0.2M) can also be used as an inhibitor. α-D-Galactoside and α-linked galactose oligosaccharides. N-acetyl-D-galactosamine is an inhibitor of the A subunit, only. N-acetyl-D-glucosamine N-acetyl-D-galactosamine>>N-acetyl-D-glucosamine Not yet determined + + + + + 9-O-acetyl sialic acid and 4-O-acetyl sialic acid α-metyl-mannopyranoside>α-D-Mannose>α-D-Glucose>α-N-acetyl-D-glucosamine + + + + 9-O-Ac-NeuAc>4-O-Ac-NeuAc Branched Mannoses + + + + Not yet determined N-acetylneuraminic acid, N-acetyl-D-galactosamine N-acetyl-D-galactosamine Nominally, N-Acetylgalactosamine, but not inhibited by simple sugars. GlcNAc (β1, 4) GlcNAc N-acetyl-D-glucosamine (nominally), LAA-I. β-Galactosides, LAA-II. GalNAc (α1, 3) [Fuc- (α1, 2) ] Gal (β→ Branched Mannoses with α-Fucose as determinent GlcNAc (β1, 4) GlcNAc oligomers N-acetyl-D-galactosamine D-Mannose and D-Glucose. A fucose linked α (1, 6) to the core GlcNAc of N-linked glycopeptides is an important determinant for lectin activity. ※2 N-acetylneuraminic acid and N-glycolylneuraminic acid. α-L-fucose, Le (x) (Galβ1, 4[Fucα1, 3] GlcNAc) N-acetylneuraminic acid and N-glycolylneuraminic acid. Sialic acid α(2, 3) galactose. High concentrations of lactose are also inhibitory. Not determined + + Fuc (α1, 2) Gal (β1, 4) [Fuc (α1, 3) ] GlcNAc + + + + ? + + + NANA (α2, 3) Gal Gal (β1, 3) GalNAc Not yet determined GlcNA c (β1, 4) GlcNAc oligomers ? + Branched Mannoses with α-Fucose as determinent Gal (β1, 4) GlcNAc (β1, 2) -Man (α1, 6→ Gal (β1, 4) GlcNAc (β1, 2) -Man (α1, 6→ ? + + + + + + + + Lactose Lactose + GalNAc (α1, 3) Gal Lactose>β-D-Galactose Galactose, Lactose N-acetyl-D-galactosamine, Lactose Oligomers of β (1, 4) -linked N-acetyl-D-glucosamine, N-acetyllactosamine. Galactose, Lactose GalNAc, Lactose Not inhibited by simple sugars. 2-deoxyglucose Terminal α- and β-N-acetyl-D-galactosamine. SBA also reacts with galactose. GalNAc (β1, 6) Gal NANA (α2, 6) Gal/ GalNAc N-acetyl-D-galactosamine>galactose. NANA α (2, 6) galactose or NANA α (2, 6) GalNAc are the best inhibitors. N-acetyl-D-galactosamine =Lactose>Galactose. GlcNAc (β1, 4) GlcNAc oligomers Lactose GalNAc, Gal, Fucose Both lectins are nominally specific for N-acetyl-D-galactosamine. Lectin activity is only slightly inhibited by the monosaccharide. [GlcNAcβ (1, 4)] 3 GlcNAc> [GlcNAcβ (1, 4) ] 2 GlcNAc>GlcNAcβ (1, 4) GlcNAc Lactose>β-D-Galactose N-acetyl-D-galactosamine>Lactose>Galactose. + + + + + + Not yet determined Fuc (α1, 2) Gal (β1, 4) -GlcNAc L-Fuc (α1, 2) Gal (β1, 4) -GlcNAc + + + + + + Branched Mannoses with α-Fucose as determinent Gal( β1, 3) GalNAc (α-O-clustered + + + ? ? + + + α-D-galactose. Melibiose [Galα (1, 6)Glc] is a more potent inhibitor, as is T. disaccharide [Galβ1, 3GalNAc] Monnose oligomens Not determined Metyl-D-mannopyranoside, D-Mannose. Not inhibited by simple sugars. Not inhibited by simple sugars. N-acetyl-D-galactosamine>>lactose>melibiose, galactose, sialic acid. Gal (β1, 3) GalNAc Not yet determined Not yet determined + + 阻害糖/溶出糖 α-L-Fucose β-D-Galactose (nominally). The lectin recognizes the structure Gal-GalNAc-serine (or threonine) + + Not yet determined GalNAc (α1, 3) Gal GalNAc (α1, 6) Gal GlcNAc (β1, 4) GlcNAc Oligomers of β (1, 4) -linked N-acetyl-D-glucosamine α-L-Fucose GlcNAcβ (1, 4) GlcNAc β-D-Galactose (nominally). The lectin recognizes the structure Gal-GalNAc-serine (or threonine) Mannose>Glucose>N-acetyl-D-glucosamine. Not inhibited by simple sugars. Reacts with clusters of O-linked Galβ(1, 3) GalNAc. α-D-Galactose Mannose N-acetyl-D-galactosamine N-acetyl-D-galactosamine>>Lactose>Galactose GlcNAcβ(1, 4) GlcNAcβ(1, 4) GlcNAc>GlcNAcβ(1, 4) GlcNAc>GlcNAc>>sialic acid (Neu5Ac)>>GalNAc. ※2 N-acetyl-D-glucosamineβ (1, 4) N-acetyl-D-glucosamine oligomers up to 4 carbohydrate units. The N-acetyl-D-glucosamine residues do not need to appear consectively. Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 47 糖 結 合 特 異 性 レクチン レクチン 品名 レクチン IAA 使用方法例 ●組織化学的検出 レクチンは、特定の糖鎖構造を認識するタンパク質で、 植物由来のものが多く発見されておりますが、一方で動物 組織由来のレクチンも近年次々に報告されています。糖結 合特異性が明らかなレクチンにより、特定の糖鎖が細胞や 組織、臓器のどこに発現しているかを in situ で調べるこ とができます。 ●レクチンブロット 簡易的に糖鎖構造を推定する方法の1つとして、レクチ レ ク チ ン ンブロットがあります。糖タンパク質試料を電気泳動し、 ニトロセルロース膜等に転写したあと、このニトロセルロ ース膜に対して種々の糖分解酵素を作用させたりレクチン と反応させることで、その糖タンパク質の持つ糖鎖構造を 推定できます。 ●アフィニティクロマトグラフィー レクチンは特定の糖または糖鎖と特異的に結合します。 その結合能を利用して、レクチン固定化カラムは特異的糖 鎖を持つ分子の精製に、また糖固定化カラムはレクチンの 精製にと、お互いの相互作用分子の分離精製を簡便に行う ことができます。 IRA LAA LAL LBA LcH ※2 LcHA LcHA+B LcHB 品名 AAA Unlabelled [EY]L-4901-1 ¥29,000/1 C [EY]L-5001-1 ABA ¥13,000/1 C [EY]L-8201-5 ACA ¥15,000/5 C AIA, Jacalin [EY]L-6301-5 ¥10,000/5 C AlloA レ ク チ ン AMA APP ASA BDA BPA CA CAA Calsepa CCA ConA SucConA CPA CSA DBA DGA DSA DSL ECA EEA GHA GNA GS-I GS-IA 4 GS-IB 4 GS-II HAA HHA HPA 48 ALP [EY]LA-4901-1 ¥45,000/1 C [EY]LA-6301-1 ¥31,000/1 C [EY]LA-6401-1 ¥86,000/1 C [EY]L-8012-1 [EY]LA-8012-1 ¥18,000/1 C ¥32,000/1 C [EY]L-8003-1 [EY]LA-8003-1 ¥21,000/1 C ¥37,000/1 C [EY]L-8007-1 [EY]LA-8007-1 ¥18,000/1 C ¥32,000/1 C [EY]L-8002-1 [EY]LA-8002-1 ¥21,000/1 C ¥37,000/1 C [EY]L-2501-5 [EY]LA-2501-1 ¥15,000/5 C ¥35,000/1 C [EY]L-8004-1 [EY]LA-8004-1 ¥21,000/1 C ¥37,000/1 C [EY]L-6701-1 [EY]LA-6701-1 ¥10,000/1 C ¥31,000/1 C [EY]L-8011-1 [EY]LA-8011-1 ¥32,000/1 C ¥54,000/1 C [EY]L-7201-1 [EY]LA-7201-1 ¥80,000/1 C ★ ご照会/1 C [EY]L-1104-250 [EY]LA-1104-1 ¥9,000/250 C★ ¥31,000/1 C [EY]L-1102-25 ¥12,000/25 C [EY]LA-6601-1 [EY]L-6601-1 ¥10,000/1 C ¥31,000/1 C [EY]LA-3201-1 [EY]L-3201-1 ¥7,000/1 C ¥33,000/1 C [EY]L-1201-5 [EY]LA-1201-1 ¥33,000/1 C ¥15,000/5 C [EY]L-9002-1 ¥43,000/1 C [EY]LA-5701-1 [EY]L-5701-5 ¥20,000/5 C ¥31,000/1 C [CBC]431770 ¥21,000/5 C [EY]LA-5901-1 [EY]L-5901-5 ¥31,000/1 C ¥32,000/5 C [EY]LA-4201-1 [EY]L-4201-5 ¥33,000/1 C ¥15,000/5 C [EY]L-9003-1 ¥27,000/1 C [EY]L-7401-5 [EY]LA-7401-1 ¥15,000/5 C ¥37,000/1 C [EY]L-2401-5 [EY]LA-2401-1 ¥12,000/5 C ¥31,000/1 C [EY]L-2401A-1 ¥36,000/1 C [EY]L-2401B-1 ¥83,000/1 C [EY]L-2402-5 [EY]LA-2402-1 ¥15,000/5 C ¥33,000/1 C [EY]L-3801-5 [EY]LA-3801-1 ¥39,000/5 C ¥37,000/1 C [EY]L-8008-1 [EY]LA-8008-1 ¥18,000/1 C ★ ¥32,000/1 C [EY]L-3601-1 [EY]LA-3601-1 ¥15,000/1 C ¥33,000/1 C Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology Biotin [EY]BA-4901-1 ¥33,000/1 C [EY]BA-5001-1 ¥16,000/1 C HRP [EY]H-4901-1 ¥38,000/1 C [EY]H-5001-1 ¥31,000/1 C [EY]H-8201-1 ¥37,000/1 C [EY]H-6301-1 ¥22,000/1 C [EY]H-6401-1 ¥78,000/1 C [EY]H-8012-1 ¥32,000/1 C [EY]H-8003-1 ¥37,000/1 C [EY]H-8007-1 ¥32,000/1 C [EY]H-8002-1 ¥37,000/1 C [EY]H-2501-1 ¥28,000/1 C [EY]H-8004-1 ¥37,000/1 C [EY]H-6701-1 ¥31,000/1 C [EY]H-8011-1 ¥54,000/1 C FITC [EY]F-4901-1 ¥33,000/1 C [EY]F-5001-1 ¥20,000/1 C [EY]F-8201-2 ¥14,000/2 C [EY]BA-6301-1 [EY]F-6301-2 ¥8,000/1 C ¥10,000/2 C [EY]BA-6401-1 [EY]F-6401-1 ¥74,000/1 C ¥72,000/1 C [EY]BA-8012-1 [EY]F-8012-1 ¥23,000/1 C ¥22,000/1 C [EY]BA-8003-1 [EY]F-8003-1 ¥25,000/1 C ¥25,000/1 C [EY]BA-8007-1 [EY]F-8007-1 ¥23,000/1 C ¥21,000/1 C [EY]BA-8002-1 [EY]F-8002-1 ¥25,000/1 C ¥25,000/1 C [EY]BA-2501-2 [EY]F-2501-2 ¥12,000/2 C ¥12,000/2 C [EY]BA-8004-1 [EY]F-8004-1 ¥25,000/1 C ¥25,000/1 C [EY]BA-6701-1 [EY]F-6701-1 ¥16,000/1 C ¥16,000/1 C [EY]BA-8011-1 [EY]F-8011-1 ¥39,000/1 C ¥36,000/1 C [EY]BA-7201-1 [EY]F-7201-1 ¥80,000/1 C ご照会/2 C [EY]BA-1104-5 [EY]H-1104-2 [EY]F-1104-5 ¥7,000/5 C ¥16,000/2 C ★ ¥7,000/5 C [EY]BA-1102-5 [EY]H-1102-2 [EY]F-1102-5 ¥9,000/5 C ¥17,000/2 C ★ ¥10,000/5 C [EY]BA-6601-1 [EY]H-6601-1 [EY]F-6601-1 ¥20,000/1 C ¥31,000/1 C ¥20,000/1 C [EY]BA-3201-1 [EY]H-3201-1 [EY]F-3201-1 ¥12,000/1 C ★ ¥27,000/1 C ¥16,000/1 C [EY]BA-1201-1 [EY]H-1201-1 [EY]F-1201-2 ¥10,000/1 C ¥27,000/1 C ¥15,000/2 C RITC [EY]R-4901-1 ¥33,000/1 C [EY]R-5001-1 ¥20,000/1 C [EY]R-8201-2 ¥16,000/2 C [EY]R-6301-2 ¥10,000/2 C [EY]R-6401-1 ¥63,000/1 C [EY]R-8012-1 ¥20,000/1 C [EY]R-8003-1 ¥25,000/1 C [EY]R-8007-1 ¥20,000/1 C [EY]R-8002-1 ¥25,000/1 C [EY]R-2501-2 ¥16,000/2 C [EY]R-8004-1 ¥25,000/1 C [EY]R-6701-1 ¥16,000/1 C 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¥31,000/1 C Cosmo Bio News [EY]GP-2301-15 ¥27,000/1 F [EY]GP-1901-15 ¥41,000/1 F / Special Issue Glycobiology 49 レ ク チ ン レ ク チ ン レクチン レクチン 品名 TKA Unlabelled [EY]L-5601-5 ¥25,000/5 C レクチン染色キット ALP [EY]LA-5601-1 ¥31,000/1 C TKL [EY]L-8001-1 ¥21,000/1 C [EY]L-8005-1 UDA ¥21,000/1 C UEA-I ※2 [EY]L-2201-5 ¥22,000/5 C [EY]L-2200-C-100 UEA-I+II ¥12,000/100 C [EY]L-2202-5 UEA-II ¥39,000/5 C [EY]L-4801-2 VFA ¥31,000/2 C [EY]L-4400-2 VGA ¥8,000/2 F [EY]L-6501-1 VRA ¥14,000/1 C [EY]L-4603-1 VVA ¥16,000/1 C [EY]L-3101-1 WFA ¥8,000/1 C WGA ※2 ※3 [EY]L-2101-5 ¥10,000/5 C ★ [EY]L-2102-5 SucWGA ¥14,000/5 C TL レ ク チ ン レ ク チ ン [EY]LA-8001-1 ¥37,000/1 C [EY]LA-8005-1 ¥37,000/1 C [EY]LA-2201-1 ¥33,000/1 C Biotin [EY]BA-5601-1 ¥12,000/1 C [CBC]431803 ¥47,000/1 C [EY]BA-8001-1 ¥25,000/1 C [EY]BA-8005-1 ¥25,000/1 C [EY]BA-2201-2 ¥22,000/2 C HRP [EY]H-5601-1 ¥27,000/1 C [EY]BA-2202-2 ¥27,000/2 C [EY]BA-4801-1 ¥26,000/1 C [EY]BA-4400-2 ¥20,000/2 F [EY]BA-6501-1 ¥25,000/1 C [EY]BA-4601-1 ¥10,000/1 C ★ [EY]BA-3101-1 ¥12,000/1 C [EY]BA-2101-2 ¥14,000/2 C [EY]BA-2102-2 ¥12,000/2 C [EY]H-2202-1 ¥41,000/1 C [EY]H-4801-1 ¥31,000/1 C [EY]H-4400-2 ¥37,000/2 F [EY]H-8001-1 ¥37,000/1 C [EY]H-8005-1 ¥37,000/1 C [EY]H-2201-1 ¥33,000/1 C FITC [EY]F-5601-1 ¥12,000/1 C RITC [EY]R-5601-1 ¥12,000/1 C TXRD [EY]T-5601-1 ¥13,000/1 C [EY]F-8001-1 ¥25,000/1 C [EY]F-8005-1 ¥25,000/1 C [EY]F-2201-2 ¥22,000/2 C [EY]R-8001-1 ¥25,000/1 C [EY]R-8005-1 ¥25,000/1 C [EY]R-2201-2 ¥22,000/2 C [EY]T-8001-1 ¥25,000/1 C [EY]T-8005-1 ¥25,000/1 C [EY]T-2201-2 ¥31,000/2 C [EY]F-2202-2 ¥39,000/2 C [EY]F-4801-1 ¥26,000/1 C [EY]F-4400-2 ¥21,000/2 F [EY]F-6501-1 ¥25,000/1 C [EY]H-4601-1 [EY]F-4601-2 ¥33,000/1 C ¥12,000/2 C [EY]H-3101-1 [EY]F-3101-1 ¥29,000/1 C ¥12,000/1 C [EY]H-2101-05 [EY]F-2101-5 ¥16,000/0.5C ★ ¥14,000/5 C [EY]H-2102-1 [EY]F-2102-2 ¥25,000/1 C ¥12,000/2 C [EY]R-2202-2 ¥39,000/2 C [EY]R-4801-1 ¥26,000/1 C [EY]T-2202-2 ¥38,000/2 C [EY]T-4801-1 ¥25,000/1 C [EY]R-6501-1 ¥25,000/1 C [EY]R-4601-2 ¥14,000/2 C [EY]R-3101-1 ¥16,000/1 C [EY]R-2101-5 ¥14,000/5 C [EY]R-2102-2 ¥14,000/2 C [EY]T-6501-1 ¥26,000/1 C [EY]T-4601-2 ¥18,000/2 C [EY]T-3101-1 ¥20,000/1 C [EY]T-2101-2 ¥16,000/2 C [EY]T-2102-2 ¥21,000/2 C GCP(粒径15nm)※1 [EY]GP-5601-15 ¥37,000/1 F [EY]GP-8001-15 ¥37,000/1 F [EY]GP-8005-15 ¥37,000/1 F [EY]GP-2201-15 ¥27,000/1 F Topics [EY]LA-4601-1 ¥31,000/1 C [EY]LA-3101-1 ¥33,000/1 C [EY]LA-2101-1 ¥28,000/1 C [EY]GP-4801-15 ¥39,000/1 F [EY]GP-4601-15 ¥39,000/1 F [EY]GP-3101-15 ¥37,000/1 F [EY]GP-2101-15 ¥26,000/1 F [EY]GP-2102-15 ¥39,000/1 F レクチンプロトコールのおしらせ 使用目的 血液凝固試験用 50 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology ・100テスト用デバイス(5ストリップまたは2個パック) ・異なるレクチン3種類(凍結乾燥レクチン-Goldが各0.5F) ・溶解バッファー ・洗浄バッファー ・プロトコール メーカー EY 品番 IC-LG001-5 IC-LG001-10 IC-LG001-15 包装 1 kit(各5バイアル) 1 kit(各10バイアル) 1 kit(各15バイアル) 希望販売価格 ¥68,000 ¥105,000 ¥156,000 ※その他Instant CHECK TM シリーズもございます。ご照会ください。 レクチン染色キット 品名 メーカー レクチンゴールド 染色キット EY Lectin-Gold Staining Kit ●構成内容 1C pure Limax flavus (LFA), 5C each of Canavalia ensiformis (Con A) and Triticum vulgae (WGA), 1F each of Horseradish Peroxidase、Ovomucoid, Fetuin, Arachis hypogaea (PNA), Dolichos biflorus (DBA), and Ulex europaeus (UEA-I), all labeled with 15nm colloidal gold, 10F each of the required inhibitory carbohydrates for each lectin, appropriate buffers, and 1 Silver Enhancement Kit. 品番 LGS-01 包装 1 kit メーカー EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY 品番 B-1201-2 B-2401-2 B-2402-2 B-3801-2 B-3601-2 B-3301-2 B-1701-2 B-1601-2 B-2301-2 B-3401-2 B-2901-2 B-3501-2 B-2201-2 B-4401-2 B-4601-2 包装 2F 2F 2F 2F 2F 2F 2F 2F 2F 2F 2F 2F 2F 2F 2F 希望販売価格 ¥5,000 ¥6,000 ¥6,000 ¥12,000 ¥15,000 ¥19,000 ¥6,000 ¥10,000 ¥5,000 ¥19,000 ¥5,000 ¥19,000 ¥7,000 ¥8,000 ¥9,000 品名 レクチン染色キット Unconjugated Lectin Kit(PNA/ Con A/ DBA/ SBA/ BPA/ WGA/ UEA-I/ GS-I/ GS-II/ MPA) レクチン染色キット Unconjugated Lectin Kit(PNA/ Con A/ DBA/ SBA/ BPA/ WGA/ UEA-I/ GS-I/ GS-II/ MPA/ LPA) FITC標識レクチン染色キット FITC Labeled Lectin Kit(PNA/ Con A/ DBA/ SBA/ BPA/ WGA/ UEA-I/ GS-I/ GS-II/ MPA) FITC標識レクチン染色キット FITC Labeled Lectin Kit(PNA/ Con A/ DBA/ SBA/ BPA/ WGA/ UEA-I/ GS-I/ GS-II/ MPA/ LPA) HRP標識レクチン染色キット Peroxidase Labeled Lectin Kit(PNA/ Con A/ DBA/ SBA/ BPA/ WGA/ UEA-I/ GS-I/ GS-II/ MPA) HRP標識レクチン染色キット Peroxidase Labeled Lectin Kit(PNA/ Con A/ DBA/ SBA/ BPA/ WGA/ UEA-I/ GS-I/ GS-II/ MPA/ LPA) RITC標識レクチン染色キット RITC Labeled Lectin Kit(PNA/ Con A/ DBA/ SBA/ BPA/ WGA/ UEA-I/ GS-I/ GS-II/ MPA) RITC標識レクチン染色キット RITC Labeled Lectin Kit(PNA/ Con A/ DBA/ SBA/ BPA/ WGA/ UEA-I/ GS-I/ GS-II/ MPA/ LPA) フェリチン標識レクチン染色キット Lectin Kit(PNA/ Con A/ DBA/ SBA/ BPA/ WGA/ UEA-I/ GS-I/ GS-II/ MPA/ LPA) レクチン マクロビーズ キット Lectin Macrobeads Kit レ ク チ ン セ ッ ト メーカー EY EY EY 品番 LK-001A LK-001 LK-002 包装 1 kit/各0.5 C 1 kit/各1 C 1 kit/各1 C 希望販売価格 ¥27,000 ¥43,000 ¥68,000 EY EY EY FLK-001A FLK-001 FLK-002 1 kit/各0.5 C 1 kit/各1 C 1 kit/各1 C ¥43,000 ¥68,000 ¥93,000 EY EY EY HLK-001A HLK-001 HLK-002 1 kit/各0.5 C 1 kit/各1 C 1 kit/各1 C ¥94,000 ¥169,000 ¥194,000 EY RLK-001 1 kit/各1 C ¥68,000 EY RLK-002 1 kit/各1 C ¥93,000 EY ILK-002 1 kit ¥230,000 EY LMK-001 1 kit ¥143,000 ■レクチン抗体 品名 Anti Con A Unlabelled [EY]AL-1104-2 ¥24,000/2 F [EY]AL-1201-2 Anti DBA ¥24,000/2 F [EY]AL-2401-2 Anti GS-I ¥24,000/2 F [EY]AL-2402-2 Anti GS-II ¥24,000/2 F [EY]AL-3601-2 Anti HPA ¥24,000/2 F [EY]AL-1401-2 Anti LcH ¥24,000/2 F Anti PHA-E [EY]AL-1802-2 ¥24,000/2 F Anti PHA-L [EY]AL-1801-2 ¥24,000/2 F [EY]AL-2301-2 Anti PNA ¥24,000/2 F ALP [EY]AAL-1104-1 ¥26,000/1 F [EY]AAL-1201-1 ¥26,000/1 F [EY]AAL-2401-1 ¥26,000/1 F [EY]AAL-2402-1 ¥26,000/1 F [EY]AAL-3601-1 ¥26,000/1 F [EY]AAL-1401-1 ¥26,000/1 F [EY]AAL-1802-1 ¥26,000/1 F [EY]AAL-1801-1 ¥26,000/1 F [EY]AAL-2301-1 ¥26,000/1 F Biotin [EY]BAL-1104-2 ¥27,000/2 F [EY]BAL-1201-2 ¥27,000/2 F [EY]BAL-2401-2 ¥27,000/2 F [EY]BAL-2402-2 ¥27,000/2 F [EY]BAL-3601-2 ¥27,000/2 F [EY]BAL-1401-2 ¥27,000/2 F [EY]BAL-1802-2 ¥27,000/2 F [EY]BAL-1801-2 ¥27,000/2 F [EY]BAL-2301-2 ¥27,000/2 F HRP [EY]HAL-1104-1 ¥21,000/1 F [EY]HAL-1201-1 ¥21,000/1 F [EY]HAL-2401-1 ¥21,000/1 F [EY]HAL-2402-1 ¥21,000/1 F [EY]HAL-3601-1 ¥21,000/1 F [EY]HAL-1401-1 ¥21,000/1 F [EY]HAL-1802-1 ¥21,000/1 F [EY]HAL-1801-1 ¥21,000/1 F [EY]HAL-2301-1 ¥21,000/1 F FITC [EY]FAL-1104-2 ¥26,000/2 F [EY]FAL-1201-2 ¥26,000/2 F [EY]FAL-2401-2 ¥26,000/2 F [EY]FAL-2402-2 ¥26,000/2 F [EY]FAL-3601-2 ¥26,000/2 F [EY]FAL-1401-2 ¥26,000/2 F [EY]FAL-1802-2 ¥26,000/2 F [EY]FAL-1801-2 ¥26,000/2 F [EY]FAL-2301-2 ¥26,000/2 F レ ク チ ン 染 色 キ ッ ト 希望販売価格 ¥166,000 レクチンセット 血液型特異的レクチン 血液型特異性 Anti-A 1 Anti-B Anti-T k Anti-A Anti-A Anti-M (M+N) Anti-A Anti-0 (H) Anti-T Anti-T + Cad Anti-B Anti-Tn Anti-0 (H) Anti-N Anti-A 構成内容 レ ク チ ン 染 色 キ ッ ト ・免疫ろ過アフィニティクロマトグラフィを使った独自の迅 速測定法です。 品名 インスタントチェックレクチンゴールド テストキット TM InstantCHECK Lectin-Gold Test Kit コスモ・バイオでは、EY社が推奨しておりますレクチンプロトコール(日本語版)を弊社ホームページ上“技術情報”欄 (http://www.cosmobio.co.jp/product/tech.asp)にてご紹介しております。どうぞご参照ください! 内容:一般的なプロトコール&トラブルシューティングガイド ・アルカリフォスファターゼ及びペルオキシダーゼ(HRP)酵素活性の分析方法 ・レクチンゲルの使用方法についての一般的なプロトコールとトラブルシューティングガイド ・ビオチン標識・蛍光(FITC、TRITC、TexasRed ® )標識・アルカリフォスファターゼ標識・ペルオキシダーゼ(HRP)標識 レクチンの使用方法 品名 DBA GS-I GS-II HAA HPA IAA LBA Lotus PNA SHA SJA SSA UEA-I VGA VVA 免疫ろ過アフィニティクロマトグラフィを 用いた迅速測定! 特長 [EY]LA-2202-1 ¥47,000/1 C [EY]LA-4801-1 ¥33,000/1 C ※1 ゴールドコロイド標識品は、粒径15nmの他に、5、10、20、30nmのものもございます。ご照会ください。 ※2 PE標識品もございます。 ※3 PC標識品もございます。 ★印の商品には別サイズ品もございます。ご照会ください。 血 液 型 特 異 的 レ ク チ ン Instant CHECKTM シリーズ ・デジタルイメージアナライザー等を使用し定量することが できます。 RITC [EY]RAL-1104-2 ¥26,000/2 F [EY]RAL-1201-2 ¥26,000/2 F [EY]RAL-2401-2 ¥26,000/2 F [EY]RAL-2402-2 ¥26,000/2 F [EY]RAL-3601-2 ¥26,000/2 F [EY]RAL-1401-2 ¥26,000/2 F [EY]RAL-1802-2 ¥26,000/2 F [EY]RAL-1801-2 ¥26,000/2 F [EY]RAL-2301-2 ¥26,000/2 F Cosmo Bio News TXRD [EY]TAL-1104-2 ¥26,000/2 F [EY]TAL-1201-2 ¥26,000/2 F [EY]TAL-2401-2 ¥26,000/2 F [EY]TAL-2402-2 ¥26,000/2 F [EY]TAL-3601-2 ¥26,000/2 F [EY]TAL-1401-2 ¥26,000/2 F [EY]TAL-1802-2 ¥26,000/2 F [EY]TAL-1801-2 ¥26,000/2 F [EY]TAL-2301-2 ¥26,000/2 F / Special Issue Glycobiology 51 レクチン レクチン染色キット 第7章 品名 Unlabelled [EY]AL-2003-1 Anti RAC (Ricin αChain) ¥24,000/1 F [EY]AL-1301-2 Anti SBA ¥24,000/2 F [EY]AL-2901-2 Anti SJA ¥24,000/2 F [EY]AL-4701-2 Anti STA ¥24,000/2 F Anti UEA-I [EY]AL-2201-2 ¥24,000/2 F [EY]AL-3101-2 Anti WFA ¥24,000/2 F Anti WGA [EY]AL-2101-2 ¥24,000/2 F レ ク チ ン 染 色 キ ッ ト ALP Biotin [EY]AAL-1301-1 ¥26,000/1 F [EY]AAL-2901-1 ¥26,000/1 F [EY]AAL-4701-1 ¥26,000/1 F [EY]AAL-2201-1 ¥26,000/1 F [EY]AAL-3101-1 ¥26,000/1 F [EY]AAL-2101-1 ¥26,000/1 F [EY]BAL-1301-2 ¥27,000/2 F [EY]BAL-2901-2 ¥27,000/2 F [EY]BAL-4701-2 ¥27,000/2 F [EY]BAL-2201-2 ¥27,000/2 F [EY]BAL-3101-2 ¥27,000/2 F [EY]BAL-2101-2 ¥27,000/2 F HRP [EY]HAL-1301-1 ¥21,000/1 F [EY]HAL-2901-1 ¥21,000/1 F [EY]HAL-4701-1 ¥21,000/1 F [EY]HAL-2201-1 ¥21,000/1 F [EY]HAL-3101-1 ¥21,000/1 F [EY]HAL-2101-1 ¥21,000/1 F FITC [EY]FAL-1301-2 ¥26,000/2 F [EY]FAL-2901-2 ¥26,000/2 F [EY]FAL-4701-2 ¥26,000/2 F [EY]FAL-2201-2 ¥26,000/2 F [EY]FAL-3101-2 ¥26,000/2 F [EY]FAL-2101-2 ¥26,000/2 F RITC TXRD [EY]RAL-1301-2 ¥26,000/2 F [EY]RAL-2901-2 ¥26,000/2 F [EY]RAL-4701-2 ¥26,000/2 F [EY]RAL-2201-2 ¥26,000/2 F [EY]RAL-3101-2 ¥26,000/2 F [EY]RAL-2101-2 ¥26,000/2 F [EY]TAL-1301-2 ¥26,000/2 F [EY]TAL-2901-2 ¥26,000/2 F [EY]TAL-4701-2 ¥26,000/2 F [EY]TAL-2201-2 ¥26,000/2 F [EY]TAL-3101-2 ¥26,000/2 F [EY]TAL-2101-2 ¥26,000/2 F ※免疫動物は全てウサギです。 ※この他にも多数取り扱いがございます。ご照会ください。 レクチン固定化アガロース 精製は、適当なバッファーを用いて、未結合の物質を洗い流して目的の糖質を溶出します。その後バインディングアッセイに用 いることができる活性化糖質を得るために透析を行います。ゲルの適切な洗浄が精製の過程で行われていれば、何度も再利用可 能です。 レ ク チ ン 固 定 化 ア ガ ロ ー ス 品名 AAA ABA ACA AIA Allo A AMA APP ASA BDA BPA CA CAA Calsepa CCA Con A Suc Con A CPA CSA DBA DSA ECA EEA GNA GS-I GS-I A 4 GS-II HAA HHA HPA IRA LAL メーカー EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY 品番 A-4901-2 A-5001-2 A-8201-1 A-6301-5 A-6401-1 A-8012-1 A-8003-1 A-8007-1 A-8002-1 A-2501-2 A-8004-1 A-6701-2 A-8011-1 A-7201-2 A-1104-5 A-1102-5 A-6601-2 A-3201-2 A-1201-2 A-5701-2 A-5901-2 A-4201-2 A-7401-1 A-2401-2 A-2401B-2 A-2402-2 A-3801-2 A-8008-1 A-3601-2 A-8010-1 A-8101-1 包装 2F 2F 1F 5F 1F 1C 1F 1C 1F 2F 1F 2F 1F 2F 5F 5F 2F 2F 2 F★ 2F 2F 2F 1F 2F 2F 2F 2F 1F 2F 1F 1F 希望販売価格 ¥45,000 ¥28,000 ¥37,000 ¥28,000 ¥111,000 ¥38,000 ¥27,000 ¥38,000 ¥27,000 ¥28,000 ¥27,000 ¥31,000 ¥54,000 ご照会 ¥10,000 ¥20,000 ¥28,000 ¥31,000 ¥25,000 ¥28,000 ¥20,000 ¥21,000 ¥18,000 ¥17,000 ¥121,000 ¥21,000 ¥37,000 ¥38,000 ¥47,000 ¥38,000 ¥27,000 品名 LBA LcH A LcH A+B LEA Lotus LPA MAA MPA NPA PEA, PSA PHA-E PHA-L PMA PNA PWM, PWA SBA SJA SNA-I SNA-II STA TKA TL UDA UEA-I UEA-II VFA VVA WFA WGA Suc WGA メーカー EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY EY 品番 A-1701-2 A-1402-2 A-1401-2 A-7001-2 A-1601-2 A-1501-2 A-7801-1 A-3901-2 A-8006-1 A-2701-2 A-1802-2 A-1801-2 A-8009-1 A-2301-1 A-1901-2 A-1301-2 A-2901-2 A-6802-1 A-6803-1 A-4701-2 A-5601-2 A-8001-1 A-8005-1 A-2201-2 A-2202-2 A-4801-2 A-4601-2 A-3101-2 A-2101-2 A-2102-2 包装 2F 2F 2F 2F 2F 2F 1 F★ 2F 1F 2F 2F 2F 1F 1 F★ 2F 2F 2F 1 F★ 1 F★ 2F 2F 1F 1F 2F 2F 2F 2F 2F 2F 2F 希望販売価格 ¥28,000 ¥35,000 ¥9,000 ¥32,000 ¥33,000 ¥39,000 ¥25,000 ¥33,000 ¥27,000 ¥21,000 ¥24,000 ¥22,000 ¥38,000 ¥14,000 ¥20,000 ¥21,000 ¥31,000 ¥12,000 ¥12,000 ¥26,000 ¥25,000 ¥27,000 ¥27,000 ¥24,000 ¥39,000 ¥31,000 ¥25,000 ¥27,000 ¥17,000 ¥20,000 ★印の商品には別サイズ品もございます。ご照会ください。 レクチンプレート り, 末端グルコース残基またはマンノース残基を持つ糖タン パク質やオリゴ糖のキャプチャーに有効なキットです。 特長 使用目的 透明ポリスチレンプレートにCon Aが共有結合されてお 品名 Con A 透明ポリスチレンプレート 52 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology ・ALP標識やHRP標識のような比色検出に適しています。 ・プレートの物理的及び光学的特性は、共役化学物質によっ て影響されません。 メーカー CBC 品番 234590 包装 1 プレート (96 wells) 希望販売価格 ¥9,500 糖転移酵素&糖タンパク質プロセッシング Glycosyltransferase and Glycoprotein Processing 東京大学名誉教授 財団法人 野口研究所顧問 薬学博士 木幡 陽 複合糖質の糖鎖の形成に関わるグリコシルトランス フェラーゼ群とその他酵素群のクローニング 複合糖質の糖鎖は、様々なグリコシルトランスフェラーゼの 協調的な働きによって形成される二次的遺伝子産物でありま す。したがって糖鎖の生合成の調節は、様々なグリコシルトラ ンスフェラーゼの発現、それらの基質特異性、また特異的組織 内の局所的発現によって行われております。 グリコシルトランスフェラーゼの基質特異性の重要性は、Nアセチルガラクトサミニルトランスフェラーゼという血液型A型 抗原決定基の形成にあずかる酵素の研究によってはじめて示 されました。この酵素(以下、A酵素と略) はアクセプターとして Fucα1-2Gal残基の存在を必要とします。それ故、A-酵素は N-アセチルガラクトサミンをGalβ1-3GlcNAc基(I型鎖) ある いはGalβ1-4GlcNAc基(II型鎖) に転移させることができず、 フコースが付加されてはじめて働くことができます。この現象 は糖タンパク質や糖脂質の糖鎖において共通に認められます。 ところで、図1に示すようにLeb抗原決定基は、必要とされ るFucα1-2Gal残基を持っているにもかかわらず、A-酵素の アクセプターになることができません。それ故、図1に示した A・Leb構造はH-、A-そしてLe-酵素の逐次作用によってのみ 作り出されます。 この生合成機構において、A-酵素とLe-酵素は同じ基質糖鎖 に対して競合します(図1のH) 。したがって、最終的に形成され るであろう糖鎖パターンは特定の組織に発現する2つの酵素 の相対的な活性によりコントロールされています。 分子生物学の発展は、遺伝子クローニング時代の扉を開け ました。2001年までに、様々な動物種から、合計110以上 のグリコシルトランスフェラーゼがクローニングされました。 糖鎖のアノメリック構造を含む単糖それぞれの結合様式は、特 定の酵素により形成されると長い間信じられてきました。しか し、これまでに得られたデータでは、1つの単糖の結合様式が 複数のグリコシルトランスフェラーゼによって形成されている ことがわかって参りました。例えば、少なくとも6つのα-フコ シルトランスフェラーゼがII型糖鎖からGalβ1-4(Fucα1-3) GlcNAc基を作り出すことがわかっております。この発見が糸 口となって、広く動物体内に生じているLex抗原決定基が、異 なる器官では異なるα-フコシルトランスフェラーゼによって 作られているという事実が明らかになりました。 似たような状況はGalβ1-4GlcNAc残基を形成するβ-ガ ラクトシルトランスフェラーゼの場合でも認められ、少なくと も7つの異なるβ-ガラクトシルトランスフェラーゼがこの二糖 グループの形成を触媒することがわかっています。 興味深いもう1つの例が、O-結合型糖鎖の形成において見 られます。これまで報告された多様なO-結合型糖鎖の構造研 究 から 得 た 知 見 を も とにして 、ポ リペ プ チド 鎖 に お け る GalNAcα1-Ser/Thr基の形成がO-結合型糖鎖の様々なコ アを形成する第1段階と考えられております。このGalNAc付 加を触媒するものとして少なくとも9つのポリペプチドα-Nアセチルガラクトサミニルトランスフェラーゼ(ppGalNAc Tase-T1∼T9)が哺乳類に存在することが2001年までに わかっています。さらにESTとゲノムデータベースの解析によ り、未発見のα-N-アセチルガラクトサミニルトランスフェラ ーゼが存在することが示唆されております。ノーザンブロット 解析によりppGlcNAcTase-T1とT2をコードしている転写 因子はほとんどのげっ歯類やヒトの組織に発現していること が確認されています。ppGlcNAcTase-T3は主としてヒトと マウスの精巣、腎臓、消化器官、生殖器官に見つかっています。 ppGlcNAcTase-T4転写因子はげっ歯類の舌下腺、胃、なら びに結腸に強く発現しています。ppGlcNAcTase-T7の組織 発 現 は p p G l c N A c T a s e - T 4 と 類 似 して い ま す。 ppGlcNAcTase-T6はヒトの胎盤と気管に強く発現していま す。ppGlcNAcTase-T5はマウスの舌下腺と結腸に豊富に 発現しています。ppGlcNAcTase-T9は主にマウスの舌下腺、 精巣、消化器官、泌尿生殖器に見られます。また、これらの ppGlcNAcTaseシリーズはマウスの発生段階で独特な空間 的、時間的なパターンで発現していることもわかっています。 哺乳動物の糖タンパク質においてはポリペプチドを構成し ているヒドロキシアミノ酸の一部分のみがGalNAcで置換さ れております。それ故、どのSerあるいはThrがO-結合型糖鎖 図1 A・Leb血液型決定基の生合成経路 図2 様々な哺乳動物種の腎臓及び肝臓から精製されたγグルタミルトランスペプチダーゼの主要糖鎖構造 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 53 糖転移酵素&糖タンパク質プロセッシング 糖タンパク質プロセッシング阻害剤 で修飾されうるかということを知るためには、酵素学的背景を 解明することが重要と考えられてきました。クローン化された 遺伝子を発現させて得たppGlcNAcTase群の動力学的特性 の研究により、それら酵素のうち、多くがポリペプチド部分に 対して異なる基質特異性を持っていることが判明しました。加 えて、様々な組織において異なったppGlcNAcTaseの発現パ ターンが認められます。それ故、ムチン型のO-グリコシル化の 開始がこれまでに予想されていたよりはるかに複雑な制御機 構によって進められていることがわかってきました。 これまで説明した証拠に基づいて、グリコシルトランスフェ ラーゼの臓器特異的な発現の存在が浮上しております。異な る臓器におけるあるグリコシルトランスフェラーゼの異なる発 現機構の解明は、γ-グルタミルトランスペプチダーゼの研究 により証明されたような(図2)タンパク質の臓器特異的グリ コシル化現象の酵素的背景を明らかにするものとして、重要な ターゲットとなるでしょう。 糖タンパク質アクセプターのポリペプチド部分の構造を含 むグリコシルトランスフェラーゼの基質特異性の詳細な研究は また、同一細胞によって作り出される2種の糖タンパク質に異 なる糖鎖パターンが見出だされることが多いという問題の解 決にも重要であります。hCGにおいて示されたような部位特 異的なグリコシル化現象もまた、これらの研究により明らかに されるものと期待されます。 糖タンパク質プロセッシング阻害剤 糖転移酵素 byMerck 糖転移酵素 品名 β1, 4-Galactosyltransferase ●別名/N-Acetyl-β-D-glucosamine-β1,4-Dgalactosyltransferase; β1,4-GalT ●EC番号2.4.1.38 糖 転 移 酵 素 α1, 2-Mannosyltransferase, Catalytic Domain ●別名/ManT; Mnt1p ●EC番号2.4.1.- α2, 6- (N) -Sialyltransferase ●別名/β-D-Galactosyl-β1,4-N-acetyl-β-D-glucosamine-α2,6-sialyltransferase; α2,6-NST ●EC番号2.4.99.1 糖 転 移 酵 素 α2, 3- (N) -Sialyltransferase ●別名/β-D-Galactosyl-β1,3/4-N-acetyl-β-Dglucosamine-α2,3-sialyltransferase; α2,3-NST ●EC番号2.4.99.5 α2, 3- (O) -Sialyltransferase ●別名/β-D-Galactosyl-β1,3-N-acetyl-β-Dgalactosamine-α2,3-sialyltransferase; α2,3OST ●EC番号 2.4.99.4 ア フ ィ ニ テ ィ ー レ ジ ン 詳細 メーカー ● 由 来 Bovine milk, Recombinant, Spodoptera CBC frugiperda ●形状/溶解性 75 mM NaCl、10 mM TrisHCl、2.5 mM MgCl 2、500μM β-メルカプトエタノール、 50%グリセロール, pH7.5の溶液に溶解 ●奨励反応バッファ ー 50 mM MOPS、20 mM MgCl 2、500 μM β-メルカプ トエタノール、50%グリセロール、pH7.5 ●ドナー基質(品 番) CBC #670111 ●分子量 38,000 ●比活性 ≧ 1U/mg protein ●由来 Saccharomyces cerevisiae , Recombinant, CBC E.Coli ●形状/溶解性 50 mM Tris-HC、5mM MgCl 2 , 500 μM DTT、50%グリセロール、pH7.6の溶液に溶解 ●奨励反応バッファー 50 mM MOPS、10 mM MnCl 2、 0.1% TRITON ® X-100、pH7.4 ●ドナー基質(品番) CBC #371450 ● 分 子 量 50,000 ● 比 活 性 ≧ 100mU/C protein ●由来 Rat liver, Recombinant, Spodoptera frugiperda CBC ●形状/溶解性 250 mM NaCl, 50 mM MES、500μM β-メルカプトエタノール、50%グリセロール、pH6.2の 溶液に溶解 ●奨励反応バッファー 50 mM MOPS, pH7.4, 0.1% TWEEN ® 80, 0.5C/F BSA ●分子量 41,000 ●比活性 ≧1U/C protein ●由来 Rat liver, Recombinant, Spodoptera frugiperda CBC ●形状/溶解性 75 mM NaCl, 10 mM BES、2.5 mM MgCl2、500μM β-メルカプトエタノール、50%グリセロー ル、pH6.0の溶液に溶解 ●奨励反応バッファー 50 mM MOPS, 0.1mg/ml BSA、0.25%TRITON® X-100、pH7.4 ● 分子量 39,000 ●比活性 ≧1U/C protein ●由来 Rat liver, Recombinant, Spodoptera frugiperda CBC ●形状/溶解性 250 mM NaCl、50 mM MES, 500 μM β-メルカプトエタノール、50%グリセロール、pH6.0の溶液 に溶解。 ●奨励反応バッファー 50 mM カコジル酸ナトリ ウム、0.1% TRITON® CF-54、pH6.0 ●分子量 40,000 ● 比活性 ≧1U/C protein 品番 345650 包装 1U 希望販売価格 ¥27,000 444125 100 mU ¥39,800 566222 100 mU ¥41,800 566218 100 mU ¥21,000 566227 100 mU ¥21,000 アフィニティレジン 品名 Glycosyltransferase Affinity Gel - CDP Glycosyltransferase Affinity Gel - GDP Glycosyltransferase Affinity Gel - UDP 54 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 詳細 メーカー ●用途 シアリルトランスフェラーゼの精製: 結合 CBC ●奨励条件 10 mM MES、25%グリセロール、pH6.8 ●溶出条件 0-1.0 M NaCl (Linear salt gradient) ●用途 フコシルトランスフェラーゼの精製: 結合 CBC ●奨励条件 10 mM MgCl 2 、 10 mMカコジル酸ナトリウム、 20%グリセロール、pH6.8 ●溶出条件 0-1.5 M NaCl (Linear salt gradient) ●用途 ガラクトシルトランスフェラーゼの精製: 結合 CBC ●奨励条件 25 mM MnCl 2 、25 mM MOPS、0.1 mM DTT、pH7.4 ●溶出条件 25 mM EDTA、150 mM TrisHCl、0.1 mM DTT、5 mM N-アセチルグルコサミン、pH8.4 品番 362309 包装 5F 希望販売価格 ¥49,800 362311 5F ¥49,800 362314 5F ¥49,800 N -結合型オリゴ糖鎖の生合成は2つの異なった反応経路で 進められます。第一の反応経路はオリゴ糖鎖の組み立てが開始 される小胞体(ER) で起こります。GlcNAc、マンノース、グルコ ースが逐次脂質性のキャリヤーである、 ドリコールリン酸に付加 され、タンパク質 へ の オリゴ 糖 の 添 加に関 係 する中 間 体、 Glc3Man9(GlcNAc)2-PP-ドリコールを作り出します。この第 一反応の最終段階で14糖がリン脂質からタンパク質上の糖鎖 付加部位であるAsn-X-Ser(Thr)中のアスパラギン残基に転 移します。この14糖のタンパク質への転移は翻訳と同時に起こ ります。つまり、タンパク質が合成され、ERの内腔へ挿入され るのにつれて起こります。 オリゴ糖がタンパク質へ転移されるとタンパク質鎖の合成 の完了を待たずに、オリゴ糖の修飾あるいはトリミングが始ま ります。この反応は最初のプロセシング酵素であるグルコシ ダーゼIの作用によってERで始まり、最も外側のα1、3-結合 グルコース1個が取り除かれてGlc2Man9(GlcNAc)2-タンパ ク質を生成します。次にグルコシダーゼIIが2個のα1、2-結 合グルコースを取り除いてMan 9(GlcNAc)2-タンパク質を 生成します。グルコシダーゼIIは糖タンパク質合成中にも作用 するようですが、主にはタンパク質合成の完了後に作用してい るものと思われます。実際、以下に示すようにグルコシダーゼI とIIはタンパク質の折りたたみにおいて重要な役割を果たして います。またERに存在するマンノシダーゼIは1個のα1,2-結 合マンノースを取り除いてMan8(GlcNAc)2-タンパク質を生 成します。この酵素のプロセシングやターゲッティングに関す る 意 義 は 不 明 で す。M a n 8( G l c N A c )2 あ るい は M a n 9 (GlcNAc)2構造を持った糖タンパク質は次にゴルジ体に移さ れてさらにトリミングが進められます。 ゴルジ体のcis部位は4個以下のα1、2-結合マンノースを取 り除いてMan5(GlcNAc) 2-タンパク質を生成するマンノシダー ゼI活性(細胞によっては数個の異なるマンノシダーゼI活性を有 することがある) が含まれています。この際、タンパク質によって は4個に満たないマンノース残基しか取り除かれないことがあり ます。以上に述べた以外のマンノシダーゼ活性が種々のα-結合 のマンノース残基を取り除くことが報告されてはいますが、これ ら酵素の機能についてはいまだよくわかっていません。タンパ ク質 がゴ ルジ 体 の c i s 部 から中 間 部 へ 移 動するにつ れて、 GlcNAcTIと呼ばれているGlcNAc転移酵素がUDP-Gl cNA cから G l c N A c を α 1 、3 - 結 合 マンノース 腕 に 付 加して GlcNAcMAn5(GlcNAc)2-タンパク質を形成します。付加さ れたGlcNAcは明らかにマンノシダーゼIIという別のマンノシダ ーゼに対するシグナルとして働き、さらに中間部ゴルジ体でα1、 6-分岐からα1、3-とα1、6-結合のマンノースを取り除いて 2-タンパク質を生成します。この6糖 GlcNAcMan3(GlcNAc) は複合型糖鎖の形成に重要な中間体です。というのはゴルジ体 のtrans部に移ると様々な糖転移酵素によってガラクトース、シ アル酸、L-フコースと共に別のGlcNAc残基がさらにこのタンパ ク質に加えられて多様な複合型糖鎖が作り出されるからです。 ERのグルコシターゼ群には、幾つかの阻害剤が発見されて いるが、動物細胞によってはこの阻害を避けて迂回させ、なお N-結合オリゴ糖を複合型鎖へと処理できる別の経路を持って います。この迂回経路にはエンドマンノシダーゼと呼ぶ新しい ゴルジ酵素が関与しています。このエンドマンノシダーゼはグ ルコース含有高マンノースオリゴ糖のGlcα1-2Manα1-2Man 残基を加水分解します。このエンドマンノシダーゼはグルコー スが残基のついたオリゴ糖によく作用し、Glcα1、2Manと Man8GlcNAc2-タンパク質を生成します。 品名 詳細 メーカー 2, 3-Dehydro-2-Deoxy-N-Acetylneuraminic Acid, ●分子量 313.2 ●溶解性 H2O(1mM)●阻害様式 細 CBC Sodium Salt 菌、ウイルス、哺乳類のノイラミニダーゼの阻害剤です。遷 移状態アナログとしてノイラミニダーゼの触媒部位に結合す ることによって作用すると考えられています。 (Ki=4μM) p-Aminophenyl-β-D-thiogalactopyranoside ●分子量 287.3 ●溶解性 Aqueous buffers ●阻害様式 CBC E. coli. βガラクトシダーゼの阻害剤。アガロースとのコン ジュゲートが可能であり、タンパク質精製に使用することが できます。肝細胞からアシアロ糖タンパク質受容体を精製す るために使用されています。 Australine ●分子量 225.7 ●溶解性 EtOH, MeOH or H2O ●阻害 CBC ●別名/(1R,2R,3R,7S,7aR) -3-Hydroxymethyl- 様式 ポリヒドロキシピロリジジン系アルカロイド、α-グル 1,2,7-trihydroxypyrrolizidine コシダーゼ、アミログルコシダーゼ、グルコシダーゼ-Iを阻害 します。グルコシダーゼ-Iに対して活性を示すがグルコシダ ーゼ-IIには活性を示さないはじめてのグルコシダーゼ阻害剤 です。グルコシダーゼ-Iステップにおける糖タンパク質プロ セッシングを阻害することによって、Glc3Man7-9(GlcNAc) 2-オリゴ糖を含む糖タンパク質の蓄積を誘発します。α-、 β-ガラクトシダーゼ、β-グルコシダーゼ、またはα-、β-マ ンノシダーゼに対しては阻害作用を示しません。 CBC Benzyl-2-Acetamido-2-Deoxy-α-D-galactopyra- ●分子量 311.3 ●溶解性 EtOH or hot MeOH ●阻害様 式 様々な細胞株におけるO-結合型グリコシル化の阻害剤 noside として使用されます。また、HT-29細胞における2,3(O)-シア ●別名/Benzyl-α-GalNAc リルトランスフェラーゼ及び糖タンパク質輸送の阻害剤とし ても使用されています。本品は、N-アセチル-β-グルコサミ ニルトランスフェラーゼの基質です。 (+)-Brefeldin A ●分子量 280.4 ●溶解性 MeOH FMT ●別名/1,6,7,8,9,11a,12,13,14,14a-Decahydro1,13-dihydroxy-6-methyl-4H-cyclopent[f]oxacyclotridecin-4-one 品番 252926 包装 10 C 希望販売価格 ¥27,800 164604 250 C ¥16,000 189422 1C ¥15,000 200100 100 C ¥25,000 B Cosmo Bio News 1C★ 0¥3,000 / Special Issue Glycobiology 55 プ糖 ロタ セン ッパ シク ン質 グ 阻 害 剤 プ糖 ロタ セン ッパ シク ン質 グ 阻 害 剤 糖転移酵素&糖タンパク質プロセッシング 糖タンパク質プロセッシング阻害剤 品名 (+)-Brefeldin A プ糖 ロタ セン ッパ シク ン質 グ 阻 害 剤 詳細 ●阻害様式 小胞体(ER) からゴルジ体へのタンパク質の移 動を、エンドサイトーシスまたはリソソーム機能に影響を及ぼ さずに、特異的かつ可逆的に抑制します。本品は、HDLを 介したコレステロール流出の阻害剤です。40 nA/F未満の 濃度において、様々な哺乳類細胞株におけるゴルジ複合体 の分解及びERの膨潤を誘発します。ADPリボシル化因子に 対するグアニンヌクレオチド交換タンパク質であるBIG1及び BIG2の活性を阻害します。 Brefeldin A Bromoconduritol (mixture OF Isomers) N- (n-Butyl) deoxygalactonojirimycin ●分子量 219.3 ●溶解性 MeOH or H 2O ●阻害様式 強力かつ選択的なα-D-ガラクトシダーゼ阻害剤です。 ●分子量 255.7 ●溶解性 H2O ●阻害様式 アルキル化 N-Butyldeoxynojirimycin, Hydrochloride ●別名/N-Butyl-DNJ, HCl; NB-DNJ, HCl イミノ糖、非ホルモン性、セラミド特異的グルコシル転移酵 素及びER-α-グリコシダーゼ-I、IIの阻害剤です。糖タンパ ク質のフォールディングを妨げることで広いスペクトラムを持 つ抗ウイルス活性を示します。また、可逆的に哺乳類の雄の 不稔性を引き起こします。細胞増殖は阻害しません。 ●分子量 219.3 ●溶解性 MeOH or H2O N-Butyldeoxynojirimycin, Hydrochloride ●分子量 189.2 ●溶解性 H2O ●阻害様式 複数のβCastanospermine ●別名/(1S,6S,7R,8aR)- Tetrahydroxyoctahydroindolizine グルコシダーゼ及びα-グルコシダーゼ( N -結合型糖タンパ ク質プロセッシングに関与するものを含む) に対する植物ア ル カロイド 系 阻 害 剤 で す。生 成 するオリゴ 糖 は 、主 に Glu3Man7-9(GlcNAc)2です。本品は、内皮細胞の移動及 び基底膜の浸潤を阻害します。抗ウイルス作用を示します。 通常は1-10B/Fの濃度で使用します。 Castanospermine Conduritol A Conduritol B Conduritol B Epoxide ●阻害様式 哺乳類、巻貝類、スイートアーモンド、及び酵母 におけるα-グルコシダーゼ活性を阻害します。培養ニューロ ン内のグルコセレブロシダーゼに対する、不可逆的かつ強力 な特異的阻害剤です。酵母由来α-グルコシダーゼ及びウサ ギ腸管スクラーゼ-イソマルターゼ複合体に対しても阻害作用 を示すことが明らかになっています。 Conduritol D 2-Deoxy-D-Galactose ●分子量 164.2 ●溶解性 H2O ●阻害様式 ヘキソース アナログ、ラットガングリオシドGM2及びGD3中の通常はガ ラクトースが占める位置に取り込ませることができます。2デオキシ-D-ガラクドースは、フコシル化の阻害剤として作用 することが示唆されています。また、Anadarin Pレクチン (ベ ニハマグリ由来のガラクトシル結合レクチン)の競合的溶出 にも使用されています。 2-Deoxy-D-Glucose ●分子量 164.2 ●溶解性 H2O ●阻害様式 グルコース の非代謝性誘導体。グルコース担体によってヒト赤血球内に 輸送されます。ヘキソキナーゼの間接的阻害剤です。ドキソ ルビシン誘導体アポトーシスの発現率を低下させることが報 告されています。 Deoxyfuconojirimycin,Hydrochloride ●分子量 183.6 ●溶解性 Aqueous buffers and H2O. ●別名/DFJ; 1,5-Dideoxy-1,5-imino-L-fucitol, HCl Degas solutions prior to solubilization. ●阻害様式 ヒト 肝α-フコシダーゼに対する強力かつ特異的な競合的阻害剤 です(Ki=10nM) 。 Deoxygalactonojirimycin, Hydrochloride 1-Deoxymannojirimycin 1-Deoxymannojirimycin, Hydrochloride ●阻害様式 高マンノース型から複合型へのオリゴ糖鎖の 変換を抑制する、特異なα-マンノシダーゼ-I阻害剤です。 Deoxymannojirimycin, Hydrochloride 1-Deoxynojirimycin ●阻害様式 特異的グルコシダーゼ阻害剤。N-結合型グリ 1-Deoxynojirimycin, Hydrochloride カン生合成において前駆体Glc3Man9-GlcNAc2から連続し た3つのグルコース残基を除去する酵素であるトリミンググル コシダーゼ-I及びIIに特異性を示します。 Deoxynojirimycin Deoxynojirimycin, Hydrochloride ●分子量 177.2 ●溶解性 Aqueous buffers and H2O Deoxynojirimycin,N-Methyl●別名/N-Methyl-1,5-dideoxy-1,5-imino-D-glucitol; MdN ●阻害様式 アスパラギン結合型糖タンパク質の正常なプ ロセッシングを阻害することによって、グルコシダーゼ-Iを阻害 します。グルコシダーゼ-IIに対しては阻害作用を示しません。 ●分子量 866.1 ●溶解性 DMSO. Further dilute with Concanamycin A aqueous buffers just prior to use. ●阻害様式 液胞型H + ●別名/Folimycin ATPase(V-型)の高感度かつ高特異性阻害剤(Ki=20pM) 。 リソソーム及びゴルジ体等のオルガネラの酸性化を阻害し ます。また、ウイルスエンベロープの糖タンパク質の表面発 現を阻害しますが、その合成は阻害しません。細胞内タンパ ク質転座の研究に有用です。細胞生存率分析において、数 多くの細胞株に対して細胞毒性を示します。 プ糖 ロタ セン ッパ シク ン質 グ 阻 害 剤 56 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology メーカー CBC LKT AFR AGS TRC TRC CBC CBC TRC CBC TRC TRC TRC TRC CBC TRC TRC CBC 品番 203729 B6816 BW8425 B-1009 B682500 B690500 203994 203996 B691000 218775 C185000 C645000 C665000 C666000 234599 C667000 D237000 259580 包装 1C 5C 5C 10 C 20 C 5C 5C 10 C 10 C 1C 10 C 10 C 100 C 100 C 100 C 10 C 1A 1A 希望販売価格 ¥13,200 ¥20,000 ¥40,000 ¥26,000 ¥17,000 ¥23,000 ¥32,900 ¥42,600 ¥24,000 ¥8,500 ¥20,000 ¥19,000 ¥19,000 ¥22,000 ¥44,200 ¥23,000 ¥10,000 ¥22,800 1A ¥8,800 259541 D236000 5A 10 C ¥25,500 ¥22,000 TRC AGS CBC D236500 D-1155 260575 10 C 1C★ 5C ¥32,000 ¥8,000 ¥22,000 TRC AGS CBC D240000 D-1157 260684 10 C 1C★ 1C ¥19,000 ¥8,000 ¥8,800 CBC 25972 CBC TRC TRC TRC CBC D245000 D245005 457228 10 C 10 C 5C ¥22,000 ¥24,000 ¥33,100 品名 詳細 メーカー ●溶解性 DMSO ●阻害様式 フリンの触媒座位に結合 CBC してその活性を遮断するペプチジルクロロメチルケトン。こ の性質により、ウイルス糖タンパク質を高い特異性で開裂し て阻害し、ウイルス複製を遮断する物質としての使用が可能 となります。フリンによるMT5-MMPの切断を阻害し、MT5MMPの活性化を阻止することが報告されています。また、 BACE(β-座位APP開裂酵素) によるプロペプチドの開裂を 抑制することも示されています。 ●溶解性 H2O ●阻害様式 ポリD-アルギニン化合物で、 CBC Furin Inhibitor 2 強力で選択的、競合的なフリン阻害剤furin(Ki=106nM) 。 また高濃度ではサチライシン様前駆タンパク質転換酵素4 Subtilisin-like proprotein convertase 4(PACE 4) (Ki= 580nM)及びプロホルモン転換酵素1 prohormone convertase 1(PC 1) (Ki=13μM)も阻害する。プロホルモン 転換酵素2 prohormone convertase 2(PC 2)活性に対して は、促進作用を持つ。D型アミノ酸ペプチドの方が、L型ペ プチドよりもin vivoでの分解に体制を持っている。 Hexokinase II VDAC Binding Domain Peptide ●溶解性 DMSO ●阻害様式 ヘキソキナーゼhexokiCBC nase II(HXK 2)のN末15アミノ酸ペプチド。選択的に VDAC(voltage dependent anion channel) に結合し、ミト コンドリアに結合しているHXK2を完全に解離させる。ミトコ ンドリアリッチのHeLa細胞で100μMで作用する。 Hexokinase II VDAC Binding Domain Peptide, ●溶解性 H2O ●阻害様式 Hexokinase II VDAC結合ド CBC メインペプチド(CBC #376815)の細胞透過性アナログ。ホ Cell-Permeable メオboxタンパク質アンテナペディアの細胞内侵入ドメイン をN末メチオニンに融合したもの。HeLa細胞で100μMで完 全にHXK2をミトコンドリアから解離移行させる。単独では Baxの移行やチトクローム c 放出には影響しない。しかし、 Bax依存性のアポトーシス誘導剤インドメタシンと併用すると チトクロームC放出性を上げ、アポトーシスを誘導する。 ●分子量 232.2 ●溶解性 Hot H2O(25C/F) TRC Kifunensine CBC ●阻害様式 マンノシダーゼ-Iの強力なアルキロイド阻害剤。 マンノシダーゼ-II及び小胞体のα-マンノシダーゼは阻害しま せん。 ●分子量 215.7 ●溶解性 MeOH or H2O TRC Mannostatin A, Hydrochloride CBC ●阻害様式 ゴルジ体内でのマンノシダーゼ-IIプロセッシン グを、Swainsonine(CBC #574775) よりも高い効率で遮断 する、強力なグリコシダーゼ阻害剤です。Mannostatin Aは、 C57Bl/6マウスのB16/F10細胞の転移活性を低下させること が証明されています。 Monensin, Methyl Ester ●分子量 684.9 ●溶解性 Ethanol and methanol(100 CBC mM)●阻害様式 モネンシンの中性類似体。イオン選択 性電極に用いるイオン選択性の調製に有用です。 ●阻害様式 ポリエーテルの抗生物質で、1価のカチオンと LKT Monensin, Sodium Salt 安定な複合体を形成することで膜透過性をさまたげ、Na + イオノフォアとして作用します。糖タンパク質の分泌を阻害し ます。HDLのコレステロールエステル化能を阻害します。副 腎クロム親和性細胞からのカテコールアミン分泌を誘導す ることが報告されています。 Nikkomycin Z ●分子量 495.2 ●溶解性 H2O ●阻害様式 キチンシン CBC ターゼを競合的に阻害して、細胞壁におけるキチンの生合成 を阻害する抗生物質。UDP-N-アセチルグルコサミンと構造 上の類似を示します。 DL-threo-PDMP, Hydrochloride ●分子量 427.0 ●溶解性 EtOH ●阻害様式 PDMPは CBC ●別名/1-Phenyl-2-decanoylamino-3-morpholi- 脳グルコシルトランスフェラーゼの天然スフィンゴ脂質基質 no-1-propanol, HCl に極めて似ており、この酵素の強力かつ競合的な阻害剤と して作用します。神経突起の成長を妨げ、培養NIH/3T3細胞 の糖脂質合成を阻害します。 ●分子量 173.1 ●溶解性 CHCl3 or H2O ●阻害様式 CBC Swainsonine TRC ●別名/8αβ-Indolizidine-1α,2α,8β-triol; 可逆的なリソソームα-マンノシダーゼの活性部位阻害剤。マ (1S,2S,8R,8aR)-Trihydroxyindolizidine ウスモデルにおいて、腫瘍成長を阻害し、転移を防ぎます。高 マンノースの複合型オリゴ糖へのプロセッシングを妨げます。 ●阻害様式 N結合型グリコシル化を阻害し、N -グリコシ Tunicamycin LKT ド・タンパク質-糖質結合の形成を妨げるヌクレオシド系抗生 FMT 物質。グラム陽性菌、酵母、真菌及びウイルスに対し、in AGS vitroで活性を示します。ヒトTリンパ芽球状細胞上に機能的 CBC なトロンビン受容体が発現するのを阻害します。また、細胞 のトロンビン誘導性Ca 2+ 動員を阻害します。 Furin Inhibitor 品番 344930 包装 1C 希望販売価格 ¥21,600 344931 1C ¥19,500 376815 1C ¥21,900 376816 1C ¥40,300 K450000 422500 1C 1C ¥21,000 ¥42,600 M166500 444042 1C 1C ¥32,000 ¥50,400 475897 100 C ¥20,500 M5753 1A ¥9,000 481995 5C ¥23,000 513100 50 C ¥29,800 500 B 1C ¥9,800 ¥17,000 5C 10 C 10 C 10 C ¥17,000 ¥16,000 ¥20,000 ¥22,500 574775 S885000 T8153 TU T-1016 654380 ★印の商品には別サイズ品もございます。ご照会ください。 CBC AGS 344085 C-1057 10 B 100 B ¥18,800 ¥54,000 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 57 プ糖 ロタ セン ッパ シク ン質 グ 阻 害 剤 プ糖 ロタ セン ッパ シク ン質 グ 阻 害 剤 糖転移酵素&糖タンパク質プロセッシング 糖タンパク質プロセッシング阻害剤 ■4-Methy Other Substrates グリコシダーゼ基質 プ糖 ロタ セン ッパ シク ン質 グ 阻 害 剤 ■4-Methylumbelliferyl Substrates 品名 4-Methylumbelliferyl Lewis x Trisaccharide 4-Methylumbelliferyl-α-DGalactopyranoside 4-Methylumbelliferyl-β-DGalactopyranoside 4-Methylumbelliferyl-α-DGlucopyranoside 4-Methylumbelliferyl-β-D-Glucuronide 4-Methylumbelliferyl-α-DMannopyranoside 4-Methylumbelliferyl 2-Acetamido-2Deoxy-β-D-Galactopyranoside 4-Methylumbelliferyl 6-sulfo-N-acetylβ-D-Glucosaminide, Potassium Salt グ リ コ シ ダ ー ゼ 基 質 4-Methylumbelliferyl-N, N', N''-triacetyl-β-Chitotrioside 4-Methylumbelliferyl-N-acetyl-α-DGlucosaminide 4-Methylumbelliferyl-N-acetyl-β-DGlucosaminide 別名 Galβ1, 4(Fucα1, 3)GlcNAc-4-MU; 4-Methylumbelliferyl-2-acetamido2-deoxy-3-O-(α-L-fucopyranosyl)4-O-(β-D-galactopyranosyl)-β-Dglucopyranoside 4-MU-α-D-Gal 分子量 687.7 4-MU-β-D-Gal 338.3 4-MU-α-D-Glc 338.3 − 4-MU-α-D-mannoside 溶解性 − メーカー TRC 品番 L395600 包装 1C 希望販売価格 ¥32,000 50 C ¥22,100 1A ¥6,000 474426 100 C ¥15,400 TRC BIS M334550 M-5730 100 C 1A ¥14,000 ご照会 − TRC M333530 100 C ¥12,000 497.5 DMF, EtOH or MeOH CBC 454428 25 C ¥18,900 785.8 DMSO CBC 474550 5C ¥27,800 379.4 MeOH, DMSO (10 C/F) and DMF (10C/F) − CBC 474500 5C ¥16,700 SER 29662 50 C ¥6,000 Aqueous buffers and H2O − CBC 474422 TRC M333050 CBC − 338.32 MeOH; dissolves slowly in H2O − − GalNAc1-β-4MU 379.4 4-Methylumbelliferyl-6-sulfo-2acetamido-2-deoxy-β-D-glucopyranoside, K 4-Methylumbelliferyl-β-D-N, N', N''-triacetylchitotriose 4-Methylumbelliferyl-2-acetamido-2-deoxy-α-D-glucopyranoside 4-Methylumbelliferyl-2-acetamido-2-deoxy-β-D-glucopyranoside 338.1 379.4 5-Bromo-4-Chloro-3-Indolyl-β-DGlucuronic Acid, Sodium Salt 5-Bromo-4-Chloro-3Indolylphosphate, Disodium Salt 別名 D-Salicin Phenolphthalein-β-D-Glucuronide, Sodium salt CPRG, Na 別名 分子量 607.4 吸収波長 − 溶解性 H2O (20 C/F) メーカー CBC 品番 220588 包装 250 C 希望販売価格 ¥17,000 FA-Penn, TEA 437.5 − CBC 345107 100 C ¥13,200 2-(2-Carboxyethylthio)-propyl α-D-galactopyranoside 2-(2-Carboxyethylthio)-ethyl βD-galactopyranoside 2-(Hydroxymethyl)phenyl-β-Dglucopyranoside − 326.4 − 50 mM Phosphate buffer, pH 7.5 H2O CBC 345644 5C ¥17,300 312.3 − H2O CBC 345645 5C ¥17,300 286.3 − H2O CBC 559302 10 A ¥8,500 516.4 − − SER 32075 50 C ¥12,000 ■4-Methy 4-Methy Donor Substrates 品名 Adenosine 3-Phosphate 5Phosphosulfate GDP-α-D-Mannose, Disodium Salt GDP-β-L-Fucose, Disodium Salt UDP-α-D-Galactose, Disodium Salt UDP-α-D-Glucose, Disodium Salt ■4-Methy 5-Bromo-4-Chloro-3-Indoyl Substrates 品名 5-Bromo-4-Chloro-3-Indolyl-α-D-NAcetylneuraminic Acid, Sodium Salt 5-Bromo-4-Chloro-3-Indolyl-α-DGalactopyranoside 5-Bromo-4-Chloro-3-Indolyl-β-DGalactopyranoside 5-Bromo-4-Chloro-3-Indolyl-α-DGlucopyranoside 5-Bromo-4-Chloro-3-Indolyl-β-DGlucopyranoside 5-Bromo-4-Chloro-3-Indolyl-β-DGlucuronic Acid, CHA Salt 品名 Chlorophenolred-β-D-galactopyranoside, Sodium Salt 6-β-Furylacryloylamidopenicillanic Acid, Tea Salt α-D-Gal, 2-(2-Carboxyethylthio)propyl β-D-Gal, 2-(2-Carboxyethylthio)-ethyl UDP-α-D-Glucuronate, Trisodium Salt UDP-α-D-N-Acetylgalactosamine, Disodium Salt UDP-α-D-N-Acetylglucosamine, Disodium Salt 別名 溶解性 H2O 分子量 531.0 メーカー CBC 品番 118410 包装 希望販売価格 2C★ ¥15,000 Guanosine-5'-diphosphate-α-D-mannose, 2Na Guanosine-5'-diphosphate-β-Lfucose, 2Na UDP-Gal; Uridine-5'-diphosphogalactose, 2Na UDPG; Uridine-5'-diphosphoglucose, 2Na; UDP-Glc − H2O (50 C/F) 649.3 CBC 371450 10 C ★ ¥7,900 H2O (≧10 C/F) 633.3 CBC 371443 5C★ ¥37,400 H2O 610.3 CBC 670111 10 C ★ ¥6,900 H2O 610.3 CBC 670120 250 C ¥15,400 H2O 647.2 CBC 670124 100 C ¥17,800 H2O (50 C/F) H2O (50 C/F) 651.3 651.3 CBC CBC 670105 670107 5C 50 C ¥25,700 ¥12,800 PAPS, 4Li UDP-GalNAc, 2Na UDP-GlcNAc, 2Na ★印の商品には別サイズ品もございます。ご照会ください。 − 分子量 559.6 吸収波長 − 溶解性 − メーカー TRC 品番 B682300 α-X-Gal 408.6 − − ICN 193921 X-Gal 408.6 − − TRC B682350 − 408.6 − CBC X-Glc 408.6 615 nm DMSO (5C/F), DMF (5C/F) − X-GlcA; X-Gluc; BCIG; BCI-βD-glucuronide; BCI-glucuro; Xglucuro; CHA-X-Gluc BCIG; BCI-β-D-glucuronide; BCIGlucuro; X-Glucuro; X-GlcA, Sodium X-Phos, Sodium; BCIP, Sodium 521.8 615 nm 444.6 包装 5C 希望販売価格 ¥22,000 5C ¥4,600 1A ¥34,000 203781 25 C ¥21,000 ICN 193923 1C ¥2,100 − TRC B682380 10 C ¥14,000 − − BTI 10017 25 C ¥43,000 370.4 − − ICN 150042 50 C ¥5,500 溶解性 メーカー 品番 487600 CBC Dissolve one tablet in 5 ml of of 10 mM diethanolamine, pH 9.5 containing 0.5 mM MgCl 2 to prepare a 1 C/Fstock solution. 487655 CBC H2O 487052 CBC − 包装 1 each ■4-Methy Nitrophenyl Substrates 58 品名 p-Nitrophenyl Phosphate, Disodium Salt, Tablets 別名 pNPP, Sodium 分子量 371.2 吸収波長 − p-Nitrophenyl Phosphate, DiTris Salt p-Nitrophenyl-2-acetamido-2-deoxyβ-D-glucopyranoside p-Nitrophenyl-α-L-Fucopyranoside o-Nitrophenyl β-D-Galactopyranoside o-Nitrophenyl β-D-Galactoside p-Nitrophenyl-α-D-Galactopyranoside p-Nitrophenyl-α-D-Glucopyranoside p-Nitrophenyl-β-D-Glucopyranoside p-Nitrophenyl-β-D-Glucuronide p-Nitrophenyl-α-D-Maltopentaoside p-Nitrophenyl-α-D-Maltoside p-Nitrophenyl-α-D-Maltotetraoside p-Nitrophenyl-α-D-Xylopyranoside p-Nitrophenyl-β-D-Xylopyranoside T Antigen, p-Nitrophenyl- pNPP, Tris − 461.4 − 405-410 nm − pNP-α-L-fucoside o-NPG o-NPG pNP-α-D-Gal; PNPG − − − PG5 PG2 PG4 Xyl1-α-PNP pNP-β-D-Xyl Galβ1, 3GalNAcα-PNP 285.3 301.2 − 301.3 − − − 949.9 463.4 787.7 271.2 271.2 504.4 − 405 nm − − − − − − − − − − − Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology − − − − − − − H2O H2O (40 C/F) H2O − − H2O or aqueous buffers TRC SBA BAC TRC TRC CBC TRC CBC CBC CBC TRC TRC CBC N503525 0203-01 M-1620.0005 N503600 N503650 487507 N503700 487526 487542 487528 N509000 N509050 575303 希望販売価格 ¥21,800 5A 1A ¥7,100 ¥21,600 250 C 500 C 5A 1A 5A 1A 100 C 10 C 50 C 10 C 100 C 50 C 5C ¥19,000 ¥16,000 ¥10,000 ¥12,000 ¥21,000 ¥9,800 ¥8,000 ¥9,500 ¥9,800 ¥6,300 ¥19,000 ¥19,000 ¥63,100 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 59 プ糖 ロタ セン ッパ シク ン質 グ 阻 害 剤 グ リ コ シ ダ ー ゼ 基 質 メーカー紹介 Corporate Infomation メーカー紹介 コスモ・バイオでは、ユニークな糖研究試薬を開発・ 製造するメーカーの商品を、 たくさん取り扱っております!! ここではその一部を ご紹介します。 糖質科学の分野にも力を入れています。 レクチンならおまかせください! プロザイム社 EY社 Prozyme,Inc. http://www.prozyme.com./ EY Laboratories,Inc. http://www.eylabs.com/ 注 目 商 品 プロザイム社は、タンパク質と酵素の製造及び供給会社 として研究者のニーズを満たすことを目標に掲げていま す。そのために、研究者との相談、トレーニング、コミュ ニケーション、チームワークを大 切にしながら、サービスや加工、 商品の価値と品質を改良しつづけ ています。また、研究者との強い パートナーシップを築き、フレキ 取 り 扱 い 商 品 略号:PZM EY社は、はじめて基礎研究用のレクチン及びレクチン ● Glyko®商品 略号:EY ● レクチン グライコバイオロジー研究用酵素、 標識試薬を紹介し、今日では標識レクチン試薬のサプライ 約100種類のレクチンを取り揃え、様々な標識レクチンも 糖鎖構造解析、糖鎖機能解析、標準品 等 ヤーとして世界で名の知られた会社となっています。 多数販売しています。またレクチン染色キットや抗体もご ● PhycoLink ® 用意しています。 Activated Phycobiliproteins 抗体標識、ハイスループット&フローサイトメトリー用試薬。 会社概要 ● PhycoLink ® 精製キット&PerCP標識キット 等 ● 糖キットとネオ糖タンパク質 グライコバイオロジー、イムノロジー、マイクロバイ オロジー分野での研究ニーズを満たす試薬の製造 ● PhycoPro TM Phycobiliproteins ● シビリティーを高め、計画性を改 R-Phycoerythrin, cross-linked Allophycocyanin, 良することで商品販売開始時期を Allophycocyanin & C-Phycocyanin 早め、製造コストを削減する努力 ● ビオチン結合タンパク質 をしています。 Streptavidin, Streptavidin-plus R - Streptavidin-Agarose ポイント-オブ-ケア(POC)を提供する視覚化及び定 量(yes/no)用の迅速かつシンプルな診断薬キット ● 6種類の糖が揃っているキットとネオ糖タンパク質(非標識 品&ゴールドコロイド標識品) ● 抗体関連商品 の製造 アフィニティ精製免疫グロブリン抗体をはじめとして、アフィ 研究やヘルスケア、環境産業向けの定量アッセイ用ポー ニティクロマトグラフィ用固層化抗体、アビジン&ビオチン タブル機器の製造 抗体キット、ゴールドコロイド結合モノクローナル抗体等、多 数取り揃えています。 ジョー・ウェグスタイン社長 E.J.(Jo) Wegstein, President ● その他 アフィニティクロマトグラフィー用固定化タンパク質、プロテ インA&プロテインG、ゴールドコロイド試薬、ゴールドコロ 新規の糖鎖工学技術開発に挑んでいます。 ルージャー社 イド試薬キット、髄膜炎菌関連抗体、菌同定試薬 等 Ludger Ltd. http://www.ludger.com/ ご要望がございましたら弊社商品取扱代理店、 下記カタログ ルージャー社は、オックスフォードの東地区バイオビジ または弊社ホームページ上カタログ請求欄よりご請求ください。 配布中! ネスセンターにラボを構え、1999年に設立された糖生物 学とプロテオミクスに関するテクノロジーに特化したメー カーです。バイオテクノロジーや製薬分野に一連の糖生物 学関連商品を提供し、新規の糖鎖工学分野におけるR&Dに 目下力を注いでいます。 現在のR&D計画として(1)プロテオミクス研究におけ るグリコシル化の高感度解析、ハイスループットスクリー ニング用高度技術の開発、 (2)薬剤ターゲティングを進め ています。 イギリス・オックスフォードにある ルージャー社社屋 ま た 、ル ー ジ ャ ー 社 は 新 規 の 糖 鎖 工 学 技 術 で D T I ダリル・フェルナンデス社長 Dr.Daryl Fernandes Chief Executive Smart Awardを受賞し、DTI LINK助成金を受けて、複合 糖グリコシル化の迅速なフィンガープリンティング技術の 開発を進めています。 タンパク質の翻訳後修飾研究がますます進み、 「グリコシ レクチンカタログ 取 り 扱 い 商 品 略号:LUD ル化」研究が重要になっていくと予想される今日において、 ● グリカン標準物質 新規技術開発の分野で目が離せない重要なメーカーの1つ ● クロマトグラフィーの分離及び解析試薬 となるでしょう。 ● グリカンやグリコペプチドの発色及び蛍光タギング Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology ゴールドコロイドカタログ ● 複合糖質のマススペクトル解析試薬 ● 複合等質由来グリカン 等 60 アフィニティクロマトグラフィー カタログ ※コスモ・バイオでは、本特集号で誌面スペースの都合上掲載できなかったその他糖試薬 (単糖・二糖・リン酸化糖・硫酸化糖・アミノ糖等) も多数販売しております。弊社ホームページ上“商品検索”をご利用ください。 Cosmo Bio News / Special Issue Glycobiology 61