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平成28年度~平成30年度 第7次中期計画 農業振興計画

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平成28年度~平成30年度 第7次中期計画 農業振興計画
目次
はじめに… …………………………………………………………………………………………… 1
Ⅰ.計画の趣旨
1.中期計画の策定について……………………………………………………………… 2
2.中期計画と農業振興計画の統合について… ………………………………… 2
Ⅱ.計画の振り返り
1.平成 25 年度~平成 27 年度 3 カ年計画の振り返り… ……………………… 3
2.平成 23 年度~平成 27 年度農業振興計画の振り返り… …………………… 7
Ⅲ.現状分析
1.外部環境
(1)農業関係について……………………………………………………………… 10
(2)人口動態等について…………………………………………………………… 14
2.内部環境… ……………………………………………………………………………… 15
3.組合員アンケート… ………………………………………………………………… 17
Ⅳ.JA東京中央の目指すべき姿……………………………………………………… 21
Ⅴ.第 7 次中期計画
1.全体の取り組み(基本目標 1 ~ 4)(最重要方策)………………………… 22
2.各事業部門の取組み
(1)指導事業………………………………………………………………………… 30
(2)購買事業………………………………………………………………………… 31
(3)販売事業………………………………………………………………………… 31
(4)宅地等供給事業………………………………………………………………… 32
(5)信用事業………………………………………………………………………… 32
(6)共済事業………………………………………………………………………… 33
(7)経営管理部門…………………………………………………………………… 34
Ⅵ.施設整備基準……………………………………………………………………………… 35
Ⅶ.総合財務計画・総合損益計画……………………………………………………… 37
はじめに
JA東京中央は、平成 8 年 4 月の 6 JAによる合併により発足し、本年度は第 20
回目の総代会を迎えることとなりました。合併以後、組合員の皆さまの事業利用に
より年輪を重ねるように各事業が成長し、組合員資本を増強することができました。
これもひとえに組合員の皆さまの協同活動へのご理解とご協力の賜物と厚く御礼申
し上げます。また、平成 27 年度には組合員アンケートを実施させていただき、多く
の項目にもかかわらず、ご回答いただきましたことを重ねて感謝申し上げます。
さて、1980 年代後半の顕著な地価上昇においても、生業として農業を営む農業者
の懸命な努力によりこの地域に農業・農地が存続してきました。時代は移り「豊か
な生活」から「豊かなくらし」に価値を見出す住民が多くなってきたこともあり、農
業者の揺るぎない想いが改めて脚光を浴びることになりました。しかしながら税制
面の影響を受け、営農努力や想いだけでは税金を支払うことは出来ず、農地を転用
する農家が増えましたが、それは小規模ながらも営農を継続するため、そして地域
社会の発展を支えるための方策であったと言えます。
そのような中、平成 27 年 4 月に都市農業に追い風が吹きました。それは都市農業
振興基本法の制定です。都市農業が新鮮な農産物の供給、防災空間の確保、良好な
景観の形成、国土・環境の保全、農業体験の場の提供など多様な機能の発揮により、
都市住民のくらしを支える社会的基盤として認められたのです。都市政策上でも都
市農地の位置付けを「宅地化すべきもの」から「あるべきもの」へ大きく転換し、持
続可能な都市を形成するうえで農地は重要な機能を果たすものとして捉えることに
なりました。
これらの背景を踏まえて、当JAでは「都市農業を守るJA」
「地域の『食』を守
るJA」
「組合員のくらしを守るJA」という目指すべき姿を掲げ、JAの総合力を
発揮し、この地域に「農の流れ・人の流れ・資金の流れ」を創造してまいります。そ
の具体的方策として、平成 28 年度から 30 年度までの 3 年間で行う内容を第 7 次中
期計画として策定しました。
第 7 次中期計画の策定では、地区別意見交換会でのご意見や部会からの意見要望
及び多くの組合員の皆さまのアンケート結果を重要な基礎資料とし、その内容を反
映させた第 7 次中期計画をもとに、組合員の皆さまとJA役職員が結束し「自己改
革の実践~『農』と『相談』でつながるJAづくり~」をさらなる協同の力で実践
していく所存でありますので、一層のご指導並びにご支援を賜りますようお願い申
し上げます。
東京中央農業協同組合
代表理事組合長 城田 恒良
1
Ⅰ.計画の趣旨
1.中期計画の策定について
当JAでは平成 8 年の合併後、
平成 10 年度より中期計画(3 ヵ年計画)の策定を行っており、
平成 28 年度より第 7 回目の中期計画策定となります。今回より、当JAがどの時期に何を実
践してきたかを管理するために第 7 次中期計画という名称にて管理してまいります。
平成 26 年度には「農協改革に係る報告会」
、
平成 27 年度には「地区別意見交換会」を実施し、
組合員の皆さまから多くのご意見をいただきました。また、皆さまのご協力のもと「組合員ア
ンケート」を実施し、JAに対する満足度や期待についてご回答をいただき、それらを今回の
計画に反映いたしました。
平成 27 年 12 月開催の「第 31 回JA東京大会」をもとに、
外部・内部環境分析結果を考慮し、
当JAの方向性について徹底的に議論を行い、各事業の基本戦略・実行方策の基礎となる「目
指すべき姿」を策定しました。その「目指すべき姿」を長期的な経営構想とし、今後 3 年間で
実践する内容を「第 7 次中期計画」にまとめました。
中期計画の実践にあたっては、工程表を用いて進捗状況の管理と適宜改善を行いながら、組
合員の皆さまにとって利用価値の高いJAづくりを目指します。
2.中期計画と農業振興計画の統合について
当JAでは、農業振興計画を平成 18 年より 5 ヵ年計画として作成を開始しました。平成 23
年 6 月の第 15 回総代会にて改訂を行い、平成 28 年度より新たな農業振興計画を制定すること
になります。しかしながら、現在の都市農業や農業者の課題を考慮しますと、それらの課題は
農業対策のみでは対応しきれないために、JAの総合事業を持って都市農業の振興と農業者の
支援を実践していくという考えから、
「中期計画」と「農業振興計画」を一本化することとい
たしました。
《計画策定のプロセス》
《基本理念から日々の業務までの関係図》
JA 東京大会
組合員アンケート
地区別意見交換会
農協改革に係る報告会
長期的な
経営構想
目指すべき姿
詳細は
21ページに記載
中期計画・農業振興計画
単年度計画
日々の業務
DO
ACTION
CHECK
第7次中期計画
(農業振興計画)
PLAN
目指すべき姿
2
基本理念
Ⅱ.計画の振り返り
1.平成 25 年度~平成 27 年度 3 ヵ年計画の振り返り
第 1 号議案 持続可能な農業の実現
《農地を次代に継承する政策と税制の確立》
青壮年部を中心として都市農業保全の農政活動を継続
的に実施した結果、平成 27 年 4 月に都市農業振興基
本法が成立し、農政活動において大きな成果となりま
した。また、毎年東京都農業祭が開催される 11 月 2
日を「都市農業の日」に制定しました。今後は都市農
業振興基本計画をもとに、都市農業者の営農環境の整
備を目的に都市農地に関する税制面のあり方等を要望
していきます。
都市農地の保全の重要性を広く地域住民に理解しても
らうために「『都市農地を守ろう』アグリフェスタ」
を杉並区、世田谷区との協働事業として平成 24 年度
から実施しています。来場者アンケート結果によると、
「都市の中には農地が必要だ」という回答を多くいた
だきました。
《都市農業の多面的な機能を活かした農のある地域づくり》
杉並区では行政の補助事業を活用し、組合員の圃場
9 ヵ所に「防災兼用農業用井戸」を設置しました。日
常の営農に活用するとともに災害発生時に都市農地の
持つ防災機能を発揮することを地域住民に周知するた
めに看板を設置しています。
《次代へつなぐ新規就農者対策の強化》
営農指導員研修(3 年間のカリキュラム)修了生のレ
ベルアップと新規就農者支援を目的とした「農業基本
塾」をスタートしました。平成 28 年度以降も行政に
よる農業塾とともに「農業基本塾」を充実させ、新規
就農者支援を実施します。
Ⅱ.計画の振り返り 3
Ⅱ
計画の振り返り
テーマ:「
『次代へつなぐ協同』-協同組合の力で農業と地域を豊かに-」
《ファーマーズマーケット等を核とした「地産地消」強化》
(単位:万円)
ファーマーズマーケット売上推移(受託)
10,800
10,579
10,600
10,400
10,200
る「美味しさ」
・
「安全・安心」な農産物や「品質」
・
「日
くらしに貢献しています。
9,800
9,600
成 26 年度に 1 億円を突破しました。地域住民が求め
持ち」にこだわった花卉類の販売が地域住民の豊かな
10,009
10,000
ファーマーズマーケット 2 店舗では、受託販売高が平
9,542
9,400
9,200
9,000
H25年度
H26年度
H27年度
田園調布支店では、毎週農産物の販売ブースにて即売を開催し
ています。地元住民から新鮮な地元農産物が購入できるといっ
た喜びの声をいただいています。また、地元農業者の結束の場
として、そして農業者と地域住民との交流の場として大いに機
能しています。
第 2 号議案 豊かで暮らしやすい地域社会の実現
《女性パワーの積極的な位置付け》
第 32 回東京都家の光大会の記事活用体験発表にて杉
並中野地区女性部が「仲の良さを『チーム力』として」
をテーマに発表を行い、みごと最優秀賞を受賞しました。
《地域におけるJAの機能発揮》
東日本大震災の発生から 5 年を迎えた平成 28 年 3 月 11 日に購
買店舗で販売している煎餅の一斗缶を再利用したロケットス
トーブ(簡易炊き出し器具)を製作しました。都市農業の役割
のひとつである災害時の防災拠点として、地域住民に温かい食
事が提供できるように炊き出し訓練を行いました。これからは、
組合員の皆さまにもロケットストーブ作りを呼びかけていきます。
4
《支店を拠点としたJA地域くらし計画の展開》
各支店にて計画し、支店を拠点とした活動を全支店で実施しま
した。中でも指導者も参加者も組合員で構成する「家庭菜園の会」
や支店窓口付近で「野菜の販売」を行う活動など「農」を中心
しい活動を展開し、地域住民の都市農業の理解醸成に努めてい
きます。
《組合員・利用者視点での総合力の発揮》
JAバンクアグリエコサポート基金を活用した食農教
育定期貯金を募集し、「親子わくわく農業体験」を群
馬県及び千葉県の圃場にて実施し、子ども・保護者合
わせてのべ 100 名の方々にご参加いただきました。J
Aの総合事業の展開により、これまでと異なるアプ
ローチにて農業理解の醸成に努めました。
第 3 号議案 経営基盤強化
《JA経営基盤強化方策》
正組合員加入者
(単位:件)
女性
男性
45
40
10
35
30
実施し、3 年間で相続加入を除き、のべ 40 件(うち
女性 10 名)の正組合員新規加入及び資格変更に及び
ました。引き続き経営基盤強化のために加入促進運動
を実施していきます。
25
8
20
平成 25 年度より正組合員の加入促進運動を継続的に
30
15
10
4
5
9
17
0
H25年度
H26年度
H27年度
《次世代への取り組み》
次世代への支援として「婚活交流会」を他JAとの共
同開催と単独開催を含め毎年実施しました。なお、平
成 27 年度開催につきましては 1 組のご成婚の運びと
なりました。
Ⅱ.計画の振り返り 5
計画の振り返り
としたJAらしい取り組みが展開されました。今後も、JAら
Ⅱ
《経営管理の高度化》
当JAを取り巻く環境を踏まえ、これからのJAの方
基本理念
向性を「目指すべき姿」としてまとめました。策定に
目指すべき姿
あたっては、地区別意見交換会(124 名参加)や組合
員アンケート(1,979 名回答)等をもとにしており、
今後 3 年間で実施する具体的方策を「第 7 次中期計画」
中期計画
としてまとめました。
単年度計画
日々の業務
第 4 号議案 都民理解の醸成
《広報活動体制の強化》
日本農業新聞への掲載みだし段数は年々増加しており
日本農業新聞 出稿実績
350
322
312
300
200
平成 28 年度より、准組合員向け広報誌と地域向け情
249
250
171
ます。
190
182
報誌の発行を実施し、都市農業やJAの理解醸成に努
めていきます。
150
100
50
0
H25年度
出稿数(単位:本)
H26年度
H27年度
みだし段数(単位:段)
平成 27 年度には、「都市農業キラリ存在感」と題した
記事が東京都日本農業新聞大会で優秀賞に選ばれまし
た。
組合員の営農による地域貢献を紙面を通じて発信して
います。今後は他メディアへのプレスリリースを実践
していきます。
《効果的な広報活動を推進するための戦力的対応》
平成 27 年 4 月にフェイスブック開設し、情報発信の
範囲を拡大しました。新しい層への都市農業、都市農
地理解の醸成に向けて今後も情報発信していきます。
6
2.平成 23 年度~平成 27 年度農業振興計画の振り返り
(1)農業生産の拡大と改善
①安全で新鮮な農産物の提供では、消費者から強く要望されていることから、農薬の安全講習
に高まり実践されました。
②土作りの推進においては、病害虫の発生畑に総合防除を進めました。しかし土地利用の高度
化から土壌病害虫の発生が増加しました。そのため、27 年度より「土づくり事業」の取り
組みを始めました。
③東京都エコ農産物認証制度やIPM技術(総合的病害虫管理)は、普及推進を行いましたが
拡大には至りませんでした。
④農業技術の改善では、普及センターと連携して各地域の青壮年部や生産部会等の展示圃で枝
豆の抑制栽培やブロッコリーの早春出荷等の新作物や作型が検討されました。
⑤小規模農家の農業継続に向けた支援強化として、大田地区では店舗前に「野菜直売ブース」
を新設することで地区農業者の生産意欲が向上されました。また、家庭菜園愛好者を集め講
習会を開催するなど、他金融機関との競争に勝つため、JAの強みを生かした良い事例とな
りました。
⑥学校給食の出荷は、杉並地区では区やJAが積極的に動き協力して実施しましたが、世田谷
地区ではJAの連携があまり積極的に行えませんでした。学校との関係は給食をはじめ、出
前授業や学校農園など農業を一緒に考えてもらうべく「JAと学校」を大きくとらえて対応
する戦略を練る必要があります。
⑦付加価値の高い農業の推進においては、伝統野菜の「馬込半白キュウリ」
、
「馬込大太三寸人
参」と「城南小松菜」等はJAが独自に 3 年間採種活動を行い種子保存できました。ブラン
ド化や 6 次産業化については具体的な取り組みには至りませんでした。
⑧営農指導員の強化では、その必要性を感じ平成 25 年度から営農指導員育成研修を始めまし
た。しかし、目標である「体制の確立」までには届きませんでした。これからは営農指導を
担当する職員を明確にし、JAが農業経営や技術改善を力強く進める必要があります。
⑨経済センター職員の能力向上は営農指導員育成研修において一部行われ、今後も継続してい
きます。
(2)多様な販売と流通体制の強化
既存の直売施設に加え、平成 26 年度に田園調布支店でも小さなスペースで農産物直売を始
めました。近年ではABCクッキングスタジオへの食材提供やマルシェなど世田谷区以外への
販路を広げてきました。
①新たな販路拡大による地場産農産物の売上は伸びています。安全・安心な新鮮野菜の需要が
多いことから、さらなる販路拡大に取り組みます。
②ファーマーズマーケット 2 店舗の運営は、近隣に農産物直売所が開店したことや品揃え等の
理由から来店客数及び売上が落ち込んできています。最盛期の過剰出荷による売れ残りや端
境期の出荷量不足対策が求められています。出荷者も減少していることから総合的対策が必
要です。
③ファーマーズマーケット千歳烏山では、出荷者の食材とエーコープ商品等を使ったセミナー
Ⅱ.計画の振り返り 7
Ⅱ
計画の振り返り
会の開催や、生産履歴記帳の徹底が図られてきました。一部地域を除き生産者の意識は非常
を開催し、消費者へ販売拡大活動をおこなってきました。これからも、この取り組みをおこ
なう必要があります。
④生産履歴記帳については、提出率が年々上がっています。100%になるまで生産者への呼び
かけが必要です。
(3)意欲ある担い手の育成と確保
青壮年部活動と「せたがや農業塾」を中心に進められ、
「農業基本塾」が新たなスタイルと
して登場し、これをJA東京中央オリジナル事業として勧めるメリットは大きいものがあります。
①スタイルが確立した「せたがや農業塾」は第 8 ~ 9 期を重ねています。また新たに、JA独
自の全地区統一の勉強しながら交流が図れる場の設定を求められました。
②認定・認証農業者制度が世田谷区で導入され、農業者自身の経営見直しに役立ちました。杉
並区でも今年度の導入が決まりました。次期計画では積極的な制度活用に向けた農家支援を
行い、農業者の経営安定を図る必要があります。
③営農指導員研修受講生がその研修結果を確かめ確実にするため、新規就農者向けの「農業基
本塾」を平成 26 年度から開催しました。当JAオリジナルの事業です。これにより、農業
への理解と意欲向上を図り、仲間意識を互いに持つことができ、将来の屋台骨となるJAと
組合員の信頼関係を築くことを目的としています。
④高齢農業者への支援としては、
田園調布支店の毎月 1 回の野菜栽培講習会が開催されました。
また、高齢農業者への営農支援では営農支援課の機械による支援が行われ、支援事業件数も
増加しました。
(4)地域住民と連携した住民参加型農業の推進
都市にあるJAとしては住民と歩む農業を意識することが、ますます重要となりました。
①農業の教育的機能として、学校教育や社会教育、社会福祉との連携は、農家が個人的に役割
を果たす場面が多く見られましたが、JAが積極的に戦略性を持って関わることは出来ませ
んでした。引き続き今後の課題として検討をすすめます。
②農業イベントは「農業感謝まつり」
、三者協働イベント「都市農地を守ろうアグリフェスタ」
を成功させてきました。
③JA広報誌「まごころ」は平成 24 年に創刊され、正組合員向けとして充実した内容となり
ました。今後は、JAの存在をより理解していただくため、准組合員・地域住民や一般の人
向けの広報誌の発行が求められています。また、
農業新聞への記事の投稿はもちろんですが、
一般新聞や雑誌など多様なマスメディアの活用もこれからの課題となっています。
(5)農地保全と農地有効利用
農地保全については、JAグループと行政との連携を強く持った課題であり、組織振興課が
対応し、有効利用の現場での対応は営農支援課の課題です。
①農地は基本的には生産の場としての意識醸成を図ることになっていましたが、高齢化や異常
気象から作業遅れや手入れが行き届かない場所がありました。農業委員会とJA(営農支援
課)が協力を深め、
このような未利用農地を減少させる具体的な方策が必要となっています。
②営農支援課の支援事業は本年開始 5 年目となり各地区で認知され利用も高まってきました。
8
③営農支援課と資産管理課との連携による相続発生時の迅速な協力体制を構築し、組合員に喜
ばれました。今後もJAの強みとしてさらなる連携強化を図っていきます。
④生産緑地へ追加指定する組合員もおり、申請への協力と作付ける作物の選択や土壌改良相談
性が出てくることも予想されるため、正確な情報の収集と生産者への伝達が必要となってき
ます。
⑤農地の多面的利用として、防災井戸の設置に協力しました。引き続き都市の農地の多様な機
能のPRに努めていきます。
Ⅱ.計画の振り返り 9
Ⅱ
計画の振り返り
に的確に対応しました。都市農業振興基本法等を踏まえて、さらに小さな農地の維持も可能
Ⅲ.現状分析
1.外部環境
(1)農業関係について
①管内農業の状況
【農家戸数・農地面積・年齢】
当JA地域は、現在農家戸数 518 戸(大田区 12 戸、世田谷区 340 戸、杉並区 150 戸、中
野区 16 戸)と平成 22 年より 68 戸減少し、農地面積は 146.8ha(大田区 2.9ha、世田谷区
94.0ha、杉並区 45.7ha、中野区 4.2ha)と平成 22 年より 23.7ha 減少しています。戸数、面積
とも平成 17 年から平成 22 年の減少率より鈍化しています。経営規模別の農業経営体数は、
50a 未満が 76.1%を占め平均経営面積は 28.3a で、面積が小さい農家が多くなっています。
農業者の平均年齢は、63.3 歳であり、販売農家の 6 割が 60 歳以上で、70 歳以上が最も多
く 35%を占めており、農業者の高齢化は続いています。
農地の分散や狭小化、農地と住宅の隣接などの不利な条件の中で営農となっています。
【生産状況】
農業生産物は、単一経営農家においては露地野菜が農産物全体の 63.5%(コマツナ、ジャ
ガイモ、ブロッコリー、ダイコン、キャベツなど)と最も多くを占め、特に消費地に近い有
利性を生かした栽培がなされています。
果樹類は、16.3%(クリやブドウ等)
、花卉類は 15.3%(シクラメン、切り花、花壇苗等)
の簡易施設を利用して、少量多品目型の集約的な農業が営まれています。
管内の農業を歴史的状況にみると、東京を代表する伝統的な野菜を中心として高い技術を
誇ってきました。世田谷区では「大蔵大根」をはじめ、
「下山千歳白菜」
「安藤小松菜」
、大
田区では「馬込半白節成胡瓜」
、
「馬込大太三寸人参」
、杉並区では「高井戸節成胡瓜」が少
量生産されています。再度この伝統野菜を復活しようとする動きが出てきました。
【流通・販売】
販売状況については、年間販売額が 200 万円未満の農家が 72.1%と約 7 割を占めます。販
売先は、消費者に直接販売する割合が最も多く 75.6%を占め、市場出荷の割合が少なくなっ
ています。このことから、生産も一層少量多品目になっています。
JA東京中央は、ファーマーズマーケットを 2 店舗開設し、田園調布支店脇の直売ブース
を設置するなど農業者が出荷できる体制を作りました。しかしながら平成 22 年からの 5 年
間で販売者は農業者減少に伴い 3 割減少し、ファーマーズマーケットへの出荷者も減少して
いるため魅力あるファーマーズマーケットへの抜本的対策が必要となっています。
都市の利点を活かした近隣スーパー等との直接取引や学校給食への提供、商店との連携に
よる出荷等を行い、農業本来の食の供給機能を果たしていきます。
【地域住民とのふれあい農業】
地域住民のニーズに対応し、区民農園も多く設置され、区民の余暇の場として活用されて
いますが、組合員によるふれあい農園、体験農園等の都市ならではのサービス提供型の農業
経営も活発に展開されています。また、農業感謝まつり・農産物即売会・食育等の行事も積
極的に行い、農業への親しみと理解を得られるよう努めています。
このように、当JA地域内においては、大都市部にありながらも地域住民へ「食」を供給
10
し続け、いまだに進む都市化、農地面積の減少、人口増等の「環境」変化に対応した新たな
都市農業に取り組み続けています。
②管内農業の主なデータ
表 1 農家戸数
22 年
586
382
173
16
15
27 年
518
340
150
16
12
全地域
世田谷区
杉並区
中野区
大田区
※表 1、2 は各区への調査依頼結果です
単位:ha
17 年
201.0
136.3
56.4
4.3
4.0
22 年
170.5
112.7
50.7
4.0
3.1
27 年
146.8
(130.4)
94.0
(91.0)
45.7
(34.8)
4.2
(2.3)
2.9
(2.3)
※( )内の数字は農地面積に含まれる生産緑地面積
図 2 販売農家の年齢層別農業就業人口
図 1 販売農家男女別農業就業人口の推移
(単位:人)
女性
900
男性
15~29 歳
30~39 歳
40~49 歳
50~59 歳
60~69 歳
70 歳以上
18
800
700
600
398
500
250
400
22 年
40
60
119
27 年
37
53
104
125
227
224
300
200
400
339
100
309
189
18
0
17 年
22 年
0%
27 年
20%
図 3 経営耕地面積規模別農業経営体
0.3ha 未満
0.3ha 以上
~0.5 未満
22 年
144
27 年
125
0%
132
0.5ha 以上
~1.0 未満
1.0ha 以上
~1.5 未満
109
104
20%
40%
54
60%
果樹類
50~100 万円
100~200 万円
200~300 万円
300~500 万円
500 万円以上
22 年
87
80
88
32
33
29
99
27 年
77
71
72
29
35
21
100%
0%
20%
その他
40%
60%
図 6 販売形態
400
148
35
33
9
33
31
10
20%
40%
60%
80%
100%
69
71
36
268
261
150
205
100
50
0%
JA直売所
300
200
129
100%
市場出荷
350
250
27 年
80%
庭先販売
500
450
22 年
100%
168
80%
花き・花木
80%
0~50 万円
図 5 農業経営組織別経営体(単一経営)
露地野菜
60%
図 4 農産物販売金額規模別農業経営体
1.5ha 以上
~2.0 未満
68
40%
90
0
17 年
59
30
22 年
27 年
※図 1 〜 6 は 2005 年、2010 年、2015 年世界農林業センサス東京都調査結果報告によるデータ
です
Ⅲ.現状分析 11
Ⅲ
現状分析
全地域
世田谷区
杉並区
中野区
大田区
表 2 農地面積
単位:戸数
17 年
679
446
195
20
18
③管内農業の課題
1.農業生産の拡大と改善
引き続き、当JAにおいて最も重要な項目として取り上げます。
1)安全で新鮮な農産物の提供は、消費者から強く要望されていることから、農薬の安全講
習会の開催を続けていきます。また、
「JA版農業電子図書館」を導入し農業者の相談に
的確に対応していきます。
2)土作りの推進は、生産安定に寄与する基本であることから、
「土づくり事業」を進めてい
きます。
3)農業技術の改善では、各地域の青壮年部や生産部会等を通じ、新作物や作型の検討を進
めます。小規模農家の農業継続に向けた支援では、農業者の生産意欲が増加するような
多種な方策を提案していきます。
4)高齢農業者への農作業補助では営農支援課の機械を十分に活用して支援を行なっていき
ます。
5)営農指導員の強化は、明確に位置づけていきます。また、農業者からの相談に的確に対
応するため、農業技術獲得、経済センター職員の能力向上も図っていきます。
2.農業者の所得増大にむけた多様な販売と流通体制の強化
農業者の所得増大に向け、
合併メリットを活かした出品体制の構築、
ファーマーズマーケッ
トの活性化をするとともに、新たな販路を広げていきます。
1)ファーマーズマーケット 2 店舗の運営については、最盛期の過剰出荷による売れ残りや
端境期の品揃え不足対策とあわせて出荷者減少への総合的対策に取り組みます。
2)ファーマーズマーケットの来店客に旬の食材を使ったセミナーの開催や、レシピの提供
等を行います。
3)学校給食や行政との連携により新たな販路拡大に取り組みます。
4)生産履歴記帳については、出荷者とコミュニケーションをとり提出率 100%を目指します。
3.意欲ある担い手の育成と確保
青壮年部活動と「せたがや農業塾」を中心に進め、新たに導入した「農業基本塾」をJA
東京中央オリジナル事業として推進します。
1)「せたがや農業塾」を基本として、新たに担い手が勉強しながら交流が図れる場を構築し
ていきます。
2)認定・認証農業者制度は、農業者自身の経営見直しに役立ちました。これからも積極的
に導入を支援していきます。
3)営農指導員の育成も目的とした、新規就農者と一緒に学ぶ「農業基本塾」は、当JAオ
リジナルの事業として継続していきます。
4.地域住民と連携した住民参加型農業の推進
都市にあるJAとしては住民と歩む農業を意識することが、ますます重要となりました。
家庭菜園愛好者を集め講習会を開催するなど、JAの強みを生かした活動をしていきます。
1)農業の教育的機能として、学校教育のため給食をはじめ、出前授業や学校農園など農業
12
を一緒に考えてもらうべく「JAと学校」を大きくとらえて対応します。社会教育、社
会福祉との連携は、地域の要望要請に耳を傾け、地域に愛されるJAを確立するため、
外部対応できる部門や部署を立ち上げ、 何を何処まで関わるべきか考えることが必要と
なっています。
2)農業イベントは「農業感謝まつり」
、
「都市農地を守ろうアグリフェスタ」を継続します。
3)JA広報誌「まごころ」を正組合員向けとしてさらに充実させます。今後は、JAの存
在をより理解していただくため、准組合員・地域住民向けの広報誌の発行にも取り組み
ます。農業新聞への記事の投稿を増やすとともに、
一般新聞や雑誌など多様なマスメディ
アの活用もこれからの課題となっています。
5.農地保全と農地有効利用
農地保全については行政との連携が必要不可欠です。
1)農地保全のために、農業委員会とJA(営農支援課)との連携を強化します。
2)営農支援課と資産管理課との連携により、総合JAならではの部門協力として、力を発
揮していきます。
3)生産緑地へ追加指定する組合員へは、申請への協力と作付ける作物の選択や土壌改良に
協力していきます。都市農業振興基本法等を踏まえ、正確な情報の収集と生産者への伝
達をおこないます。
4)農地の多面的利用は、植木の緑地空間、花の景観、散策ルートづくり、災害時の緊急避
難場所や食糧供給の場等、引き続き広報活動を強化して、PRしていきます。
上記に対応する施策については、22 ページより第 7 次中期計画として記載しております。
Ⅲ.現状分析 13
Ⅲ
現状分析
また、各地域のイベントにも積極的に参加していきます。
(2)人口動態等について
管内の総人口は増加傾向にありますが、平成 32 年度を境に減少が予想されます。市場が縮
小し、各種取引残高の減少および相続による資産流出増加の恐れがあります。
人口の年齢構成は 60 歳以上の構成割合が増加傾向にあり、管内において高齢化が進んでいま
す。世代交代による新規就農者の増加、年金振込み口座の獲得機会増加、相続・遺言信託・資
産管理などの相談、介護・医療共済を中心とした生命総合共済獲得機会の増加が期待されます。
地区別の人口推移と見込み
世田谷区の人口の推移
大田区の人口の推移
単位:千人
単位:千人
704
710
700
704
693
699
690
680
670
690
676
666
659
660
650
640
630
H17
H22
H27
549
560
540
529
895
545
535
520
500
522
463
460
H22
310
H27
H32
H37
H42
H47
H52
(見込み)
(見込み)
(見込み)
(見込み)
(見込み)
中野区の人口の推移
315
313
307
300
290
485
480
877
300
505
440
890
858
単位:千人
310
898
841
H17
320
900
877
H32
H37
H42
H47
H52
(見込み)
(見込み)
(見込み)
(見込み)
(見込み)
杉並区の人口の推移
単位:千人
910
900
890
880
870
860
850
840
830
820
810
292
283
271
280
260
250
420
240
H17
H22
H27
H32
H37
H42
H47
H52
(見込み)
(見込み)
(見込み)
(見込み)(見込み)
H17
H22
H27
H32
H37
H42
H47
H52
(見込み)(見込み)(見込み)(見込み)(見込み)
※平成 27 年度までは国勢調査、
平成 27 年度からは、
未来人口データ 2015 ~ 2040 年を使用(国
立社会保障・人口問題研究所)
住宅着工件数(東京都)
単位:戸
150,000
144,562
140,862
140,000
142,417
141,978
H26年
H27年
130,700
130,000
119,858
120,000
110,000
100,000
108,416
H21年
H22年
H23年
※国土交通省 住宅着工統計、新設住宅の戸数
14
H24年
H25年
2.内部環境
(1)組合員数について
組合組織の基盤である組合員 1 万 2 千人の多様な期待に応えるとともに、組合員の積極的な
活動参加を促し、組合組織を活性化する必要があります。
14,000
13,000
12,000
11,000
12,439
12,590
12,800
1,909
1,881
10,530
H22 年度
12,453
12,722
1,886
1,890
1,889
正組合員
10,709
10,914
10,563
10,833
准組合員
H23 年度
H24 年度
H25 年度
H26 年度
10,000
9,000
8,000
7,000
6,000
5,000
(2)組合員の平均年齢について
性 別
正組合員
准組合員
合 計
男 性
69 歳
66 歳
67 歳
女 性
78 歳
70 歳
71 歳
平 均
72 歳
68 歳
69 歳
※平成 28 年 3 月末現在
(3)職員数について
職員数はゆるやかな増加傾向にあります。
単位:人
350
職員数の推移
330
333
316
317
14
16
H22 年度
H23 年度
345
347
348
324
325
313
21
22
35
H24 年度
H25 年度
H26 年度
300
250
200
職員
(常勤嘱託含む)
150
100
50
0
パート・派遣
(4)店舗の老朽化について
昭和 56 年以前の新耐震基準以前の店舗は以下のとおりです。
所有店舗
賃借店舗
6 店舗
2 店舗
※詳細については、35 ページのⅥ.施設整備基準に記載しております。
Ⅲ.現状分析 15
現状分析
Ⅲ
単位:人
(5)事業総利益の推移について
当JAの事業総利益の約 90%を信用事業及び共済事業にて獲得しています。
120.0%
100.0%
80.0%
60.0%
73.5%
73.5%
75.5%
76.2%
16.6%
16.2%
72.9%
40.0%
20.0%
16.0%
16.0%
0.8%
0.9%
0.0%
-20.0%
11.0%
10.4%
-1.0%
0.8%
8.2%
-1.4%
-1.3%
7.9%
15.5%
0.7%
0.6%
12.0%
-1.2%
-1.2%
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
H26年度
■信用事業
73.5%
73.5%
75.5%
76.2%
72.9%
■共済事業
16.0%
16.0%
16.6%
16.2%
15.5%
■購買事業
0.9%
0.8%
0.8%
0.7%
0.6%
■販売事業
■宅地等供給事業
■指導事業
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
10.4%
11.0%
8.2%
7.9%
12.0%
-1.0%
-1.4%
-1.3%
-1.2%
-1.2%
当JAの収益の中心は信用事業であり、続いて共済事業です。当JAが都市農業の振興
につながる活動を行うには、このふたつの事業から生まれる収益が支えとなります。
16
3.組合員アンケート
平成 27 年度に実施しましたアンケートでは、多くの設問設定の中でご回答いただきありが
とうございました。回収させていただいた結果については、第 7 次中期計画や各種事業展開の
中で参考とさせていただきます。
また、返信いただけなかった理由についても検討し、皆さまから必要とされるJAとなるべ
(1)アンケートの概要
項 目
第 1 回目アンケート
第 2 回目アンケート
調査時期
平成 27 年 4 月 27 日~ 5 月 8 日
平成 27 年 6 月 22 日~ 30 日
調査方法
郵送配布郵送回収法(一部手渡し)
同左
調査枚数
555 件
9,009 件
回収件数
72 件
1,979 件
回収率
13%
22%
組合員の皆様の声を広く集めるため、 第 1 回目アンケートにていただきまし
内 容
JA東京中央に対する「好きな点」と た「好きな点」と「嫌いな点」をもと
「嫌いな点」について率直なご意見を に設問項目を設定し、満足度を 10 点
いただきました。
満点にて実施しました。
(2)アンケート回収の詳細
組合員区分
(単位:名)
(参考)1 回目
年齢区分※ 1
調査票発送数
高齢層
1,147
332
29%
15%
281
77
27%
24%
高齢層
5,494
1,244
23%
7%
若中年層
2,087
326
16%
3%
9,009
1,979
22%
正組合員
若中年層
准組合員
合計
Ⅲ
現状分析
く、組織としての成長に活かしてまいります。
回収件数
回収率
回収率
※ 1:高齢層は 60 歳以上、若中年層は 60 歳未満
Ⅲ.現状分析 17
(3)満足度について
融資
手数料
金利
商品
利便性
訪問
高齢層 5.74
5.56
5.85
5.81
6.83
7.94
6.84
6.59
若中年層 5.78
5.91
5.74
6.06
6.61
8.08
6.98
高齢層 5.80
5.59
5.80
5.81
7.03
7.83
若中年層 5.66
5.80
5.81
5.37
6.55
事業別・組合員別・年齢層別
正組合員
信用・
事業管理
事業
准組合員
正組合員
共済事業
准組合員
正組合員
販売事業
(消費者側)
准組合員
販売事業
正組合員
(生産者側)
正組合員
購買事業
准組合員
貯金
金利
雰囲気
・印象
組織
活動
6.83
7.53
6.54
6.06
6.69
7.05
7.72
6.73
6.76
6.47
6.74
7.45
7.86
6.62
6.32
6.69
手間感 対応力 信頼感
粗品
掛金
贈答品
価格
品質
農作物の
販売
-
-
-
-
5.88
-
-
-
-
6.25
5.76
-
-
-
-
7.47
5.25
5.44
-
-
-
-
高齢層
-
-
-
6.46
6.84
7.77
6.86
6.58
6.86
7.32
6.54
6.06
6.35
-
-
-
若中年層
-
-
-
6.13
6.61
7.85
6.98
6.75
7.08
7.47
6.73
5.88
5.91
-
-
-
高齢層
-
-
-
6.23
7.03
7.68
6.76
6.49
6.76
7.09
6.25
5.76
6.33
-
-
-
若中年層
-
-
-
6.35
6.55
7.66
6.62
6.40
6.70
7.11
5.25
5.44
6.37
-
-
-
高齢層
-
-
-
5.73
5.91
-
6.49
-
-
7.07
6.54
-
-
6.17
6.90
-
若中年層
-
-
-
6.67
5.89
-
6.13
-
-
7.46
6.73
-
-
6.88
7.87
-
高齢層
-
-
-
6.05
6.06
-
6.58
-
-
6.82
6.25
-
-
6.07
6.74
-
若中年層
-
-
-
6.63
5.93
-
6.67
-
-
6.69
5.25
-
-
6.62
7.24
-
高齢層
-
-
-
-
5.75
-
6.16
6.22
6.37
6.92
6.54
-
-
-
-
5.90
若中年層
-
-
-
-
5.93
-
6.34
6.37
6.77
7.40
6.73
-
-
-
-
5.98
高齢層
-
-
-
5.10
6.37
-
6.48
6.22
6.37
7.00
6.54
6.06
-
5.31
6.67
-
若中年層
-
-
-
5.35
5.95
-
6.39
6.37
6.77
7.20
6.73
5.88
-
4.68
6.98
-
高齢層
-
-
-
-
5.75
-
6.16
6.22
6.37
6.92
6.54
-
-
-
-
5.90
若中年層
-
-
-
-
5.93
-
6.34
6.37
6.77
7.40
6.73
-
-
-
-
5.98
※満足度を 1 ~ 10 までの 10 段階評価にてご回答いただきました。
※評点 6.67 以上(10 段階評価の上位 3 分の 1 以上)に色づけしています。
(評価の高かった項目、改善の余地のある項目)
信用・資産管理・共済・営農・販売・購買の全事業において、JA・JA職員の「雰囲
気・印象」に関する評価は高い結果となりました。また、信用・共済事業での「訪問」
「信
頼感」においても高い結果となりました。
一方で、営農・購買・販売の営農経済事業をはじめ信用事業・共済事業においてJA職
員の「対応力」について改善の余地が見られる結果であり、相談力等の強化を早急に対応
すべき課題です。
18
(4-1)JAに対する期待について【正組合員】※複数回答
件数 178
160
114
120
IT化支援
目的別サークルの組織化
米・味噌・茶等の生活品
企画外品の販売先の提案
広報・ホームページ
経営指導
新規販売先の提案
農業体験
遊休農地の活用
農政活動
生活センター
食育教育
総合事業性
技術的営農指導
家庭菜園の支援
地産地消に向けた取り組み
店舗・ATMの営業時間
肥料・農薬等の取扱い商品
企画外品の販売先の提案
米・味噌・茶等の生活品
目的別サークルの組織化
IT化支援
36 15
広報・ホームページ
経営指導
新規販売先の提案
農業体験
遊休農地の活用
農政活動
生活センター
食育教育
総合事業性
技術的営農指導
家庭菜園の支援
59
49
39
34 12 48
20 7
70
51
28
生産資材価格
組合員向けイベント
直売所
職員の訪問
店舗・ATMの営業時間
地産地消に向けた取り組み
5
税務相談
融資対応
金利
相続対策・相談
資産管理・資産運用の相談
土地の有効活用、不動産管理
㈱JA東京中央セレモニーセンター(葬祭業)
職員の専門知識
介護
不動産賃貸管理
共済商品
肥料・農薬等の取扱い商品
4
34
115
135
108
117
117
108
生産資材価格
組合員向けイベント
直売所
職員の訪問
職員の専門知識
介護
不動産賃貸管理
共済商品
㈱JA東京中央セレモニーセンター
(葬祭業)
土地の有効活用、不動産管理
資産管理・資産運用の相談
231
246 242
240
6
6
8
8
20
25 25 21
20 19 17
15 14 12 11 10
9
36 36 33
40
43
55
58
60
66
74
80
153
160
179
現状分析
85
100
3
税務相談
融資対応
金利
相続対策・相談
件数
308
330
316
500
450
400
350
300
250
200
150
100
50
0
771
800
Ⅲ
130 129 127
140
8
0
166
180
「相続対策・相談」、「金利」、「融資対応」
、
「税務相談」
、
「資産管理・資産運用の相談」
が上位をしめています。正組合員の皆さまのJAに対する期待は、くらし(資産やライフ
イベント)に関する相談を通じた課題解決であると考えます。
(4-2)JAに対する期待について【准組合員】※複数回答
「金利」
、
「相続対策・相談」については正組合員と同様ですが、
「介護」及び「直売所」
が准組合員の皆さまの期待であり、ライフイベントや農産物に対する期待が大きいことが
わかりました。
Ⅲ.現状分析 19
(5)農業者が直面している課題
件数
150
128
100
86
86
46
50
25
16
9
9
農地不足
経営
ノウハウ
不足
0
税制対策
農地の保全
人手不足
栽培技術・
経験不足
販路開拓
その他
農業者が直面している課題は、
「税制対策」
、
「農地の保全」であり、営農指導から販売
までの営農支援だけでは農業者の期待には応えられないことが浮き彫りになっております。
(6)対処すべき主な課題
1)農業者が安心して営農ができる環境を整備すること。
2)准組合員をはじめとする地域の方々に直売所等を通じ、農産物を供給すること。
3)職員の対応力や相談力を強化し、組合員のくらし(資産・ライフイベント)をサポー
トすること。
20
Ⅳ.JA東京中央の目指すべき姿 当JAは、
「相談」を軸に事業を強化し、
「農」を軸に地域とつながることで「都市農業を守
るJA」「地域住民の『食』を守るJA」「組合員のくらしを守るJA」を目指します。
中でも、今回の中期計画においては、JAの強みである「食」と「農」を通じ、地域に貢献
する農業振興モデルの構築を最重要方策のひとつに盛り込みました。
なお、信用事業・共済事業・宅地等供給事業は、営農経済事業においてJAが本来の役割を
たすものとして位置付けています。
【JA東京中央の目指すべき姿】
○都市農業を守るJA
⇒農業者の営農環境の整備を図り、持続可能
な都市農業を実現します
○地域住民の「食」を守るJA
⇒安全で新鮮な農産物や農の多様な機能を地
域住民に提供します
地域住民の
都市農業を
「食」を
守るJA
守るJA
○組合員のくらしを守るJA
⇒組合員の資産やライフイベントの課題解決
を相談を軸にサポートします
組合員の
くらしを
守るJA
【実現のために第 7 次中期計画を策定】
第 7 次中期計画の基本目標
基本目標 1
「農業者の所得増大を支える営農環境の整備」
基本目標2
基本目標1
基本目標 2
「地域貢献活動による都民理解の醸成」
地域住民の
都市農業を
「食」を
守るJA
守るJA
基本目標 3
「組合員と共に歩む組織づくり」
基本目標 4
基本目標3
組合員の
くらしを
守るJA
「自己改革の実践を支える経営基盤の強化」
基本目標4
Ⅳ.JA東京中央の目指すべき姿 21
Ⅳ
JA東京中央の目指すべき姿
果たしていくために必要な「自己改革の実践を支える経営基盤の強化」という重要な役割を果
Ⅴ . 第 7 次中期計画
1.全体の取り組み(基本目標 1 ~ 4)
(最重要方策)
基本目標 1:農業者の所得増大を支える営農環境の整備
農業者の営農を全力でサポートするために営農経済部門を強化し、農業者の所得増大を
図ります。また営農の根底にある農業政策や税制措置について都市農業者の期待に応えら
れるよう都市農業振興基本法に基づき、関係団体や行政と連携した農政運動により営農環
境の整備に努めます。
1.都市農業振興に向けた取り組み
農業者ニーズを把握し、営農指導機能を強化するとともに生産・販売指導の充実や、食の安
全・安心対策に取り組み、都市農業の振興を行います。
また、都市農業振興基本法の成立を追い風に、組合員がよりよい営農活動を発展させられる
よう、農業政策や税制措置を含めた諸制度の確立を求めるとともに、都市農業の多様な機能を
発揮できる体制を整備・拡充します。
(1)営農指導機能の強化
①営農を支えるための農家台帳の整備
②営農渉外活動の強化(TAC活動の強化)
③生産力を高める土づくり事業の推進
④農業塾の開設による新規就農者支援
⑤営農経済職員の育成強化
(2)都市農業振興に向けた農政活動
①JA東京グループ・行政・農業委員会との連携強化による税制改正に向けた農政運動
2.都市農業の特徴を活かした多様な販路による販売力強化
大都市「東京」の立地を活かし、地域住民・企業・団体と連携し、様々な販路やニーズに応
えるために「地産地消への取り組み」
・
「特色ある農産物づくり」
、
さらに「地方農畜産物の販売」
など販売力を強化し、農業者の所得増大を図ります。
(1)ファーマーズマーケット等を拠点とする販売力強化
①合併メリットを活かした出品体制の構築
②JA産地間連携による販売商品の充実
農業者所得の増大
(2)新たな販路の拡大
(3)安全・安心な農産物の提供
販売力の強化
②行政と連携した販路の拡大
営農指導の強化
①新規直売スペースの設置の検討
営農環境の整備
①生産履歴記帳の徹底
②放射線量検査・残留農薬検査の継続実施
22
税制改正に向けた農政活動
基本目標1: 農業者の所得増大を支える営農環境の整備(工程表)
最重要項目
基本
重点
目標 1 実施分野
最重点方策
具体的重点方策
工程表
業績評価指標・
目標値
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
6 月:素案完了
(第 1 次整備)
7 月:運用開始
(第 2 次整備 12 月完了)
3 月:完了
適宜改訂
適宜改訂
②営農渉外活動の強化 訪問件数 40 件 / 月
6 月:活動方針決定
7 月:活動開始
継 続
継 続
(1)
営農指導機能の
③生産力を高める土 受託件数 5 件 / 年
強化
づくり事業の始動(H 29 年度より)
12 月:実施要領の
完成
1 月:始動開始
受託件数 5 件
受託件数 5 件
①営農を支えるため
12 月:整備完了
の農家台帳の整備
2.都市農業の特徴を活かした多様な販路による販売力強化
開設準備完了
開 設
継 続
育成プログラム運
⑤営農経済職員の育
用開始(H 29 年
成強化
より)
12 月:プログラム
策定完了
1 月: プ ロ グ ラ ム
運用開始
継 続
継 続
①JA東京グループ・
行政ヒアリング 行政・農業委員会
(2)
都市農業振興に
1回 / 年
との連携強化によ
向けた農政活動
農業委員会等意見交
る税制改正に向け
換 1回 / 年
た農政運動
4 行政区ヒアリング
1 回 / 年 農業委員会等意見交換
1回/年
4 行政区ヒアリング
1 回 / 年 農業委員会等意見交換
1回/年
4 行政区ヒアリング
1回/年
農業委員会等意見交換
1回 / 年
検討・協議
実 施
継 続
検討・協議
実 施
継 続
①合併メリットを活
H 29 年度 新出
(1)
フ ァ ー マ ー ズ かした出品体制の 品体制開始
マーケット等を 構築
拠点とする販売
②JA産地間連携によ
力強化
進捗により設定
る販売商品の充実
①新規直売スペース
の設置の検討
実 施
検討・協議
実 施
継 続
②行政と連携した販
路の拡大
実 施
検討・協議
実 施
継 続
①生産履歴記帳の徹底
記帳率 100%
実 施
継 続
継 続
実 施
実 施
継 続
継 続
(2)
新たな販路の拡大
(3)安 全・安心な農
産物の提供
②放射線量検査・残
留農薬検査の継続
実施
Ⅴ . 第 7 次中期計画 23
Ⅴ
第7次中期計画
1.都市農業振興に向けた取り組み
農業者の所得増大を支える営農環境の整備
④農業塾の開設によ H 28 年度:開設準備
る新規就農者支援 H 29 年度:開設
基本目標 2:地域貢献活動による都民理解の醸成
「食と農を基軸として地域に根ざした協同組合」として、地域とのつながりを強化し、地
域の活性化にJAが一翼を担います。また、地域貢献活動を通じて、都市農業を身近に感
じてもらえるよう、広報活動を強化し、都民理解の醸成を図ります。
1.食料・農業・地域・JAの理解醸成に向けた取り組み
広報活動を重要な経営戦略と位置づけ、都民に都市農業に重要性を理解醸成するために、食
料・農業・地域や、それを支えるJAの活動について情報発信を強化します。また、JAの役
職員一人ひとりが組織の内外に自らの言葉で食料・農業・地域とそれを支えるJAの取り組み
を伝えられるよう、
「日本農業新聞」や「家の光」皆読運動等を通じて意識の醸成を図り、情
報発信に努めます。
(1)広報活動における情報発信機能の強化
①都市農業を地域に知ってもらうための地域向け情報誌の発行
②農業者の情報発信(マスコミへのPR)をサポートする体制の構築
(2)支店や地区活動を通じた情報発信による都民理解の醸成
①移動販売や無人販売機を利用した農産物販売によるJA認知度アップ
②都市農業のPRのためのJAイベントや地域イベント開催
③地区を拠点にした活動による地域とのつながりづくり
2.学校給食への取り組み
都市農業の理解醸成には、農にふれあうことが大切です。管轄内小・中学校等の給食に農産
物を提供や食農教育を通じ、都市農業に対する理解の促進を図ります。
(1)学校給食出荷を支える体制づくり
②行政との調整機能
イベント
学校給食
都民理解の醸成
24
情報発信
子ども
②食育支援ができる職員の育成
JA
①食育授業を実施する生産者の支援
農業者
(2)食農教育を支える体制づくり
情報・農産物
地域住民
①食材配送の支援
基本目標2:地域貢献活動による都民理解の醸成(工程表)
最重要項目
工程表
業績評価指標・
目標値
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
年2回
10 月創刊号
年 2 回発行
年 2 回発行
実 施
実 施
継 続
継 続
実 施
実 施
継 続
継 続
(2)
支店や地区活動
②都市農業のPRの
を通じた情報発
ためのJAイベン
信による都民理
トや地域イベント
解の醸成
開催
実 施
実 施
継 続
継 続
③地区を拠点にした
活動による地域と
のつながりづくり
実 施
実 施
継 続
継 続
①食材配送の支援
実 施
検討・協議
実 施
継 続
②行政との調整
実 施
検討・協議
実 施
継 続
実 施
検討・協議
実 施
継 続
進捗により設定
検討・協議
実 施
継 続
最重点方策
具体的重点方策
①都市農業を地域に
知ってもらうため
の地域向け情報誌
(1)
広報活動におけ の発行
る情報発信機能
②農業者の情報発信
の強化
(マスコミへのPR)
をサポートする体
制の構築
①移動販売や無人販
売機を利用した農
産物販売によるJA
認知度アップ
(1)
学校給食出荷を
支える体制づくり
①食育授業を実施す
(2)
食農教育を支え る生産者の支援
る体制づくり ②食育支援ができる
職員の育成
Ⅴ . 第 7 次中期計画 25
Ⅴ
第7次中期計画
2.学校給食への取り組み
地域貢献活動による都民理解の醸成
1.食料・農業・地域・JAの理解醸成に向けた取り組み
基本
重点
目標 2 実施分野
基本目標 3:組合員と共に歩む組織づくり
JAは組合員と徹底した話し合いを行い、多様化した組合員ニーズを把握し、組合員事
業利用の拡大を図るとともに、地域農業と協同組合の理解を深める活動を展開します。そ
のうえで、組合員組織や支店の活性化等により組合員参画の「場」をつくり、段階的に組
合員の意思反映・運営参画をすすめます。これにより、組合員のアクティブ・メンバーシッ
プ※ 1 を確立し、JAの組織基盤を強化します。
1.組合員のアクティブ・メンバーシップの確立
組合員とともに今後のJAのあるべき姿を描いていきます。また、組合員が積極的にJAの
事業や活動に参加する「アクティブ・メンバーシップ」を確立し、組合員の「期待」を把握し、
「理念」を共有しながら、よりよいJA運営を行います。
(1)多様な組織基盤強化に向けた取り組み
①青壮年部・女性部・生産部会・資産管理部会等の意見を反映する仕組みづくり
(2)都市農業を支える准組合員との関わり強化
①准組合員向け広報誌の発行を通じた食育イベント・税務相談会・研修会等開催の情報発信
《アクティブ・メンバーシップ》
運営参画
意見を反映する仕組みづくり
意思反映
組合員の積極的な参加
事業利用・組織活動・支店活動
※ 1:アクティブ・メンバーシップとは
組合員が地域農業と協同組合の理念を理解し、
「わがJA」意識を持ち、積極的に事業利用と協同活
動に参加すること。事業利用や協同活動への参加は、個々の組合員のニーズや考え方により、多様な関
わり方を前提としています。
26
基本目標3:組合員とともに歩む組織づくり(工程表)
最重要項目
基本
重点
目標 3 実施分野
最重点方策
具体的重点方策
工程表
業績評価指標・
目標値
①青壮年部・女性部・
生産部会・資産管
理部会等の意見を 座談会の実施
反映する仕組みづ
くり
(2)
都市農業を支え
る准組合員との
関わり強化
①准組合員向け広報
誌の発行を通じた H 28 年度:1 回発行
食育イベント・税 H 29 年度:2 回発行
務相談・研修会の H 30 年度:2 回発行
発信
平成 29 年度
平成 30 年度
実施
実施
実施
8 月:創刊号発行
年 2 回発行
年 2 回発行
Ⅴ
第7次中期計画
1.アクティブ・メンバーシップの確立
組合員と共に歩む組織づくり
(1)
多様な組織基盤
強化に向けた取
り組み
平成 28 年度
Ⅴ . 第 7 次中期計画 27
基本目標 4:自己改革の実践を支える経営基盤の強化
自己改革の着実な実践に向け、経営資源を効果的に配分し経営基盤を一層強化します。
また、組合員からの期待に応えるため、各事業の相談力向上を重点課題とし、組合員の
くらしを守る事業展開を図ります。
1.JA経営基盤強化方策の展開
事業を行うにあたり、安定的な経営基盤の確保に向けた経営基盤強化方策を策定・展開し、
財務強化、収益拡大を図ります。また、自己改革を実践するための体制を整備し、自己改革を
着実に取り組みます。
(1)地域に即したJA経営基盤強化方策の展開
①組合員との懸け橋である組織振興業務の強化
②営農経済部門への投資を可能にするための信用・共済事業の収益力強化
③㈱JA東京中央セレモニーセンターとの連携による新規事業開発
④事業利用分量配当制度の導入
⑤他事業との連携及び地区横断的な資産管理担当者の連携
(2)JAの業務執行体制等の強化
①役員の構成や定数の再構築
②経営執行体制の検討
(3)JA経営の健全性向上
①コンプライアンス態勢の強化
②余裕資金運用管理態勢の強化
(4)相続・事業承継相談業務の位置づけの明確化
①総合顧客管理システムの活用による組合員データの整備
②相談能力向上につながる組織体制整備
③遺言信託普及の強化
(5)人材の育成
①多角的な視点による採用活動
②持続的な専門能力向上を目的とした人事配置
(6)施設の整備
①相談機能・訪問体制の強化を目的とした地域特性を踏まえた施設整備
②投資を可能とする施設整備による固定費の削減
28
基本目標4:自己改革の実践を支える経営基盤の強化(工程表)
最重要項目
基本
重点
目標 4 実施分野
最重点方策
具体的重点方策
工程表
業績評価指標
・目標値
平成 29 年度
平成 30 年度
①組合員との懸け橋 基本目標1「営農経
である組織振興業 済職員の育成」と同
務の強化
時進行
実 施
継 続
継 続
②営農経済部門への
投資を可能にする
ための信用・共済
事業の収益力強化
実 施
継 続
継 続
検討・協議、実施
継 続
継 続
検討・協議
実 施
継 続
実 施
継 続
継 続
検討・協議
定款変更
実 施
〃
検討・協議
定款変更
実 施
実 施
実 施
継 続
継 続
実 施
実 施
継 続
継 続
6月:ドラフト完成
7月:運用開始
継 続
継 続
検討・協議
実 施
継 続
実 施
継 続
継 続
①多角的な視点によ
継続実施
る採用
実 施
継 続
継 続
②持続可能な専門能
力向上を目的とし 施設整備と同時進行
た人事配置
実 施
継 続
継 続
実 施
(1)
地域に即した ③㈱JA東京中央セ
H 28 年 度: 検 討・
JA経営基盤
レモニーセンター
協議
方策の展開
との連携による新
H 29 年度:実施予定
規事業開発
H 28 年 度: 検 討・
④事業利用分量配当
協議
制度の導入
H 29 年度:実施予定
1.JA経営基盤強化方策の展開
自己改革の実践を支える経営基盤の強化
⑤他事業との連携及び
地区横断的な資産管
理担当者の連携
実 施
平成 28 年度:検討・
協議
①役員の構成や定数
平 成 29 年 度:定 款
(2)
JAの業務執行 の再構築
変更
体制等の強化
平成 30 年度:実施
②経営執行体制の検討
①コンプライアンス
態勢の強化
(3)
JA経営の健
全性向上
②余裕資金運用管理
態勢の強化
①総合顧客管理システ
ムの活用による組合 H 28.7 運用開始
員データの整備
(4)
相続・事業承
②相談能力向上につな
継相談
施設整備と同時進行
がる組織体制整備
③遺言信託普及の強化
(5)人材の育成
(6)施設の整備
A店:3件
B店:2件
①相談・訪問体制の
強化を目的とした 平成 28 年度:組合
地域特性を踏まえ 員協議
平成 29 年度:協議
た施設整備
結果に基づく整備
②投資を可能とする 平成 30 年度:協議
施設整備による固 結果に基づく整備
定費の削減
8月:ドラフト完成 協議結果に基づく整 協議結果に基づく整
9月:協議開始
備の実施
備の実施
Ⅴ . 第 7 次中期計画 29
Ⅴ
第7次中期計画
平成 28 年度
2.各事業の取組み
(1)指導事業
(基本戦略)
○農業振興計画と一体となった方策を実施します。
○組合員ごとの農業志向に合わせた営農指導・営農支援を行います。
○次世代(後継者)に対する営農指導を強化します。
○生産部会との関係を強化し、組合員のJA利用を増やします。
○農業体験、各拠点でのイベントを通じた都市農業理解醸成活動を実施します。
(最重要方策)
□営農を支えるための農家台帳の整備
□営農渉外活動の強化(TAC活動の強化)
□生産力を高める土づくり事業の推進
□営農経済職員の育成強化
□農業塾の開設による新規就農者支援
□安全安心な農産物の生産支援
◇生産履歴記帳の徹底
◇放射線量検査・残留農薬検査の継続実施
□JA東京グループ・行政・農業委員会との連携強化による税制改正に向けた農政運動(生
産緑地面積要件緩和等)
□組合員との懸け橋である組織振興業務の強化(部会活動支援による組織活動の活性化と部
員数の増加)
□青壮年部・女性部・生産部会・資産管理部会等の意見を反映する仕組みづくり(役員と部
会との座談会の開催等)
□都市農業のPRのため、JAイベントや地域イベントの開催
□食農教育を支える体制づくり
◇食育授業を実施する生産者の支援
◇食育支援ができる職員の育成
(重要方策)
□環境保全型農業・東京都エコ農産物認証制度の推奨
□次世代組合員組織設置の検討(大田地区、大森地区)
□日本農業新聞、家の光の皆読運動の実施
□組合員学習活動を通じたJA帰属意識の促進
□都市農業振興積立金の創設
30
(2)購買事業
(基本戦略)
○組合員ニーズに合わせた生産資材・生活資材を揃え、適正価格で供給します。
○他事業との連携で農協利用率を増加させ、利用者を増やします。
(重要方策)
□需要時期を先読みした生産資材・生活資材の品揃え
Ⅴ
□価格調査と戦略商品の一括仕入れによる仕入先との価格交渉
第7次中期計画
(3)販売事業
(基本戦略)
○農産物の販売力を強化します。
○魅力ある直売所づくりを行います。
○行政との連携などにより新たな販路を開拓します。
○農産物販売を通じた都市農業理解の醸成に努めます。
○農業者ニーズに合った販売方法を検討します。
(最重要方策)
□JA東京中央販売基本方針の策定
◇合併メリットを活かした出品体制の構築
◇JA産地間連携による販売商品の充実(消費地JAの役割発揮)
◇行政と連携した販路の拡大
◇学校給食出荷を支える体制づくり
◇食材配送の支援
◇行政との調整機能
◇直売スペース設置、移動販売や無人販売機を利用した農産物販売の検討
(重要方策)
□買取り販売の検討
◇供給過剰品目のJA買取り販売の検討
◇労働力不足を支援するための買取り販売の検討
◇買取り販売の実現に向けての品質基準の設定
◇買取り販売に向けた直売所運営方針の見直しの検討
□出荷者向け売上メール配信システムの活用
□販売奨励金制度導入の検討
□地域ブランド・江戸野菜のさらなるPR活動の推進
□特産品を使った加工品づくりの検討
Ⅴ . 第 7 次中期計画 31
(4)宅地等供給事業(資産管理)
(基本戦略)
○組合員の資産を守るため、遺言信託代理店業務を強化するとともに、貯金・貸出金・管
理不動産の流出防止に努めます。
○相談業務充実のために、職員全体の資質向上に努めます。
(最重要方策)
□遺言信託普及の強化(担当者の設置含む)※信用事業共通
□他事業との連携及び地区横断的な資産管理担当者の連携
□資産管理・資産運用など高度な専門性が要求される相談業務を通じて囲い込みを強化する
(信用・共済・宅地等供給共通)
(重要方策)
□資産管理の相談強化
◇職員向け遺言信託研修会の開催
◇遺言信託実践研修への派遣
(5)信用事業
(基本戦略)
○組合員の資産を守るために、貯金・貸出金の流出を防止します。
(守りの戦略)
○成長市場を開拓し、貯金・貸出金残高の拡大を目指します。
(攻めの戦略)
(最重要方策)
□遺言信託普及の強化(担当者の設置含む)※宅地等供給事業共通
□総合顧客管理システムの活用による組合員データの整備
□資産管理・資産運用など高度な専門性が要求される相談業務を通じて囲い込みを強化する
(信用・共済・宅地等供給共通)
□相談能力向上につながる組織体制整備
□ローンセンター業務の拡充
□金利運用基準の設定
□地区を拠点にした活動による地域とのつながりづくり
(重要方策)
□渉外担当者の積極的な訪問活動の実施
□部門横断的な同行推進
□農業体験・農産物商品付きの金融商品キャンペーン実施
□融資・税務の相談力強化
◇資産査定管理態勢の整備・定着に向けた研修会の開催、臨店指導の実施
◇貸出審査の態勢の強化に向けた研修会の開催、臨店指導の実施
◇職員向け相続税務研修会の開催
□事業継続計画に基づく大規模災害時の対応訓練の実施
32
(6)共済事業
(基本戦略)
○契約者へのフォローとして定期訪問を徹底し解約を予防します。
(守りの戦略)
○JA共済の保障内容の良さと商品の充実性を定期訪問等により適切に伝え、長期共済の
新規契約額を増加させ、現状の共済付加収入水準を確保します。
(転換中心からニュー
パートナー獲得へ)
(攻めの戦略)
(最重要方策)
◇守り:あんしんチェック活動(訪問)の取り組み
◇攻め:ニューパートナーへの訪問回数を増やす
□資産管理・資産運用など高度な専門性が要求される相談業務を通じて囲い込みを強化する
(信用・共済・宅地等供給共通)
(重要方策)
□新任LA・新任共済担当者に対する実務対応研修の実施
□利用者サービス向上のための共済業務効率化
◇掛金のキャッシュレス化の普及
◇新契約引受業務への取組み強化と共済金支払業務の迅速化
◇提案業務をペーパーレス化
◇タブレットの活用
◇自動車事故対応お客様満足度向上への取り組み
Ⅴ . 第 7 次中期計画 33
第7次中期計画
Ⅴ
□訪問体制の強化
(7)経営管理部門
(基本戦略)
○各事業の取り組みを支える活動を行います。
○自己改革を着実に実行するために経営資源を効果的に配分します。
(最重要方策)
<総務部 総務広報課>
□農業者の情報発信(マスコミへのプレスリリース)をサポートする体制の構築
□准組合員向け広報誌の発行を通じた食育イベント、税務相談会・研修会等開催の情報発信
□都市農業を地域に知ってもらうための地域向け情報誌の発行(准組合員向けも含む)
□組合員家族の組合加入の促進活動強化
<総務部 人事課>
□多角的な視点による採用活動
□持続的な専門能力向上を目的とした人事配置
<経営企画部>
□相談機能・訪問体制強化を目的とした地域特性を踏まえた施設整備
□投資を可能とする施設整備による固定費の削減
□余裕資金の運用拡充
□事業利用分量配当制度の導入
□役員の構成や定数の再構築
□経営執行体制の検討
□㈱JA東京中央セレモニーセンターとの連携による新規事業開発
<リスク管理室>
□コンプライアンス態勢の強化
□余裕資金運用管理態勢の強化
(重要方策)
<総務部 総務広報課>
□日本農業新聞、家の光の皆読運動の実施
□事業継続計画に基づく大規模災害時の対応訓練の実施
□環境保全活動による地域への貢献
<総務部 人事課>
□多様な雇用形態と福利厚生制度の充実
□農協運動者としてのJA役職員づくり(JA東京職員認証資格取得)
<監査室>
□内部統制整備・評価の強化を目的とした自主的研修会の開催
□会計監査人選任の検討
34
Ⅵ.施設整備基準
JA東京中央は平成 27 年度をもちまして合併(創立)20 周年を迎えました。現在まで組
合員や地域の皆さまの身近な存在としてご利用いただき安定した経営を行ってきました。
これからも安定的な経営を前提に、組合員の皆さまの期待に応えるには、当JAを取り巻
く環境変化に対応するために適時経営態勢を見直す必要があります。
(1)合併後の施設整備の経緯
年度
内容
支店数
6 JAによる合併によりJA東京中央創立
19 支店
平成 9 年
旧池上支店と堤方橋支店を統合し、池上支店へ
18 支店
六郷支店を矢口支店へ統廃合
平成 11 年
16 支店
山王支店を馬込支店へ統廃合
平成 16 年
池上支店を隣接する支店へ統廃合
15 支店
平成 28 年
現在に至る
15 支店
大田地区・大森地区組合員のご理解により合併後 10 年以内に 4 支店を廃止したことにより
経営の効率化(固定費の削減)を図ることができ、現在まで安定した経営を行うことができま
した。
(2)老朽化する店舗(昭和 56 年以前の新耐震基準以前の店舗)
№
店舗
建築年
経過年数
構造
備考
1
山野支店
S40. 9
51 年
鉄筋コンクリ
S46・51 増築、H15 改修工事
2
ラビス池上
S42. 3
49 年
鉄筋コンクリ
セレモニーセンターへ賃貸中
3
烏山支店
S45. 6
46 年
鉄筋コンクリ
H14 改修工事
4
矢口支店
S47. 5
44 年
鉄筋コンクリ
H13 改修工事、H26 一部改修
5
杉並中野支店
S47. 8
44 年
鉄骨造
H13 改修工事
6
高井戸支店
S55. 5
36 年
鉄筋コンクリ
H14 改修工事
(3)賃借店舗(金融店舗のみ)
№
店舗名
賃借開始年
経過年数
1
芦花支店
S52 年より
39 年
2
船橋支店
S53 年より
38 年
3
井荻支店
S60 年より
31 年
Ⅵ.施設整備基準 35
Ⅵ
施設整備基準
平成 8 年
施設整備基準
合併(創立)20 年を迎える中で、老朽化店舗への対応が喫緊の課題となっ
ています。また連続赤字金融店舗の発生等、対処すべき課題が顕在化してお
背 景
り、現在の外部環境や経営態勢では必要な収益を維持していくことが困難に
なるおそれがあります。
組合員や利用者及び職員の安全を守ることを前提とし、組合員の満足度向上
を図ることで健全な組合経営を維持継続するため、施設整備における基本的
な事項を定めます。
目 的
施設の集約等により職員の再配置を実施し、実務を通じた人材育成や固定費
の削減を行います。職員の相談能力の強化により組合員の抱える課題解決を
サポートするとともに、都市農業振興に向けた投資を実行します。
施 設
既存の金融店舗
整 備
現状維持、増改築、移設、用途変更、売却、賃貸、返却(賃借の場合)
○老朽化と財務健全性に基づく定量的な支店評価を行います。
定 義
○財務健全性が平均以下の支店に関する財務改善オプションを検討し、改善
が見込まれない場合は、用途変更・売却・賃貸・返却とします。
○組合員価値及び投資効果(将来キャッシュフロー)を考慮した施設整備オ
基 準
プションの選定を行います。
○定量的な支店評価、定性的な支店評価(支店間の距離、立地など)を考慮
した優先順位付け(A店を優先)を行います。
○施設整備実施後、3 年間は投資効果の見極め期間とします。
○上記が適用されない適用除外要件を設定します。
《施設整備後のイメージ》
施設整備
職員の再配置
施設の集約
36
効 果
人材育成
○相談能力の強化により組合員
の抱える課題解決をサポート
固定費削減
○都市農業振興に向けた投資
Ⅶ.総合財務計画・総合損益計画 《総合財務計画》
(単位:千円)
資 産
科目
負債及び純資産
平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度
科目
平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度
信用事業資産
377,235,736 385,584,654 394,149,321 信用事業負債
357,190,140 365,190,140 373,190,140
うち貸出金
153,500,000 160,000,000 166,000,000 うち貯金
357,000,000 365,000,000 373,000,000
うち預金
199,090,914 199,130,895 199,474,540
27,000,000
23,400,000
25,000,000
共済事業資産
288,999
288,950
288,950 共済事業負債
1,011,240
1,011,340
1,011,440
経済事業資産
27,966
30,470
28,170 経済事業負債
24,000
24,000
24,000
535,385
522,086
519,260 雑負債
638,450
641,282
638,122
固定資産
4,864,961
4,687,359
4,328,798 諸引当金
726,371
737,111
747,652
外部出資
7,295,094
7,376,094
7,457,094 負債の部合計
−
−
雑資産
繰延税金資産
合計
359,781,201 367,794,874 375,802,354
− 純資産の部合計
390,248,143 398,489,614 406,771,593 合計
30,466,942
30,694,740
30,969,238
390,248,143 398,489,614 406,771,593
《総合損益計画》
(単位:千円)
科目
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
信用事業総利益
3,284,025
3,286,085
3,324,426
共済事業総利益
780,440
780,590
780,740
購買事業総利益
41,103
41,103
41,103
販売事業総利益
19,310
20,754
22,421
359,000
359,000
359,000
指導事業収支差額
△ 74,835
△ 83,865
△ 93,935
事業総利益
4,409,043
4,403,667
4,433,755
事業管理費
3,858,034
3,855,394
3,870,234
事業利益
551,008
548,272
563,520
事業外損益
133,390
137,440
146,700
経常利益
684,398
685,712
710,220
特別損益
△ 16,960
−
−
税引前当期利益
667,438
685,712
710,220
法人税等合計
225,482
232,382
239,722
当期剰余金
441,956
453,330
470,498
宅地等供給事業総利益
※平成 28 年度よりFM取扱い仕入れ品については、購買事業勘定より販売事業勘定へ振り替
え処理を行う予定です。
Ⅶ.総合財務計画・総合損益計画 37
Ⅶ
総合財務計画・総合損益計画
うち有価証券
MEMO
MEMO
MEMO
本
店
〒157-0063
東 京 都 世 田 谷 区 粕 谷3-1-1
TEL03-3308-3181
FAX03-3308-5444
千
歳
支
店
〒157-0063
東 京 都 世 田 谷 区 粕 谷3-1-1
TEL03-3308-6661
FAX03-3308-6536
烏
山
支
店
〒157-0062
東京都世田谷区南烏山6-33-3
TEL03-3308-6666
FAX03-3308-1576
芦
花
支
店
〒157-0062
東京都世田谷区南烏山3-2-10
TEL03-3309–5151
FAX03-3309-8864
船
橋
支
店
〒156-0055
東 京 都 世 田 谷 区 船 橋1-9-12
TEL03-3427–5511
FAX03-3427-3361
田 園 調 布 支 店
〒145-0072
東 京 都 大 田 区 田 園 調 布 本 町7-4
TEL03-3721-6181
FAX03-3721-8179
矢
口
支
店
〒146-0095
東 京 都 大 田 区 多 摩 川1-22-1
TEL03–3759-8501
FAX03-3759-8735
馬
込
支
店
〒143-0025
東 京 都 大 田 区 南 馬 込5-28-8
TEL03-3775-1321
FAX03-3777-3291
店
〒146-0081
東京都大田区仲池上1-24-26
TEL03-3753-1676
FAX03-3753-9048
店
〒157-0067
東 京 都 世 田 谷 区 喜 多 見5-4-3
TEL03-3416-0101
FAX03-3416-0150
仲
池
砧
上
支
支
山
野
支
店
〒157-0073
東 京 都 世 田 谷 区 砧4-4-7
TEL03-3417-2371
FAX03-3416-5016
鎌
田
支
店
〒157-0077
東 京 都 世 田 谷 区 鎌 田3-18-5
TEL03-3709-1573
FAX03-3708-0927
城
西
支
店
〒166-0015
東 京 都 杉 並 区 成 田 東5-18-7
TEL03-3392-7271
FAX03-3392-7275
店
〒168-0072
東京都杉並区高井戸東3-22-11
TEL03-3331-5181
FAX03-3331-5122
店
〒167-0035
東 京 都 杉 並 区 今 川1-17-15
TEL03-3395-3361
FAX03-3395-3380
杉 並 中 野 支 店
〒167-0034
東 京 都 杉 並 区 桃 井2-3-4
TEL03-3399-8983
FAX03-3399-8914
ハウジング千歳店
〒157-0063
東 京 都 世 田 谷 区 粕 谷3-1-1
TEL03-3308-6011
FAX03-3308-6811
ハウジング馬込店
〒143-0025
東 京 都 大 田 区 南 馬 込5-39-3
TEL03–3777–5181
FAX03-3771-4086
ハ ウ ジ ン グ 砧 店
〒157-0067
東 京 都 世 田 谷 区 喜 多 見5-4-3
TEL03-3416-7965
FAX03-3416-5940
千歳生活センター
〒157-0063
東 京 都 世 田 谷 区 粕 谷3-1-1
TEL03-3308-6622
FAX03-3308-5611
砧地区生活センター
〒157-0077
東 京 都 世 田 谷 因 鎌 田3-18-5
TEL03-3708-2887
FAX03-3708-1198
杉並グリーンセンター
〒166-0004
東京都杉並区阿佐谷南3-13-2
TEL03-5349-8791
FAX03-3392-9580
ファーマーズマーケット
千
歳
烏
山
〒157-0062
東京都世田谷区南烏山6-28-1
TEL03-5313-7711
FAX03-5313–3525
ファーマーズマーケット
二
子
玉
川
〒157-0077
東 京 都 世 田 谷 区 鎌 田3-18-8
TEL03-3708-1187
FAX03-3708-1198
㈱JA東 京 中 央
セレモ二ーセンター
〒157-0061
東 京 都 世 田 谷 区 北 烏 山3-5-6
TEL03-5315-1717
FAX03-5315-2010
高
井
井
荻
戸
支
支
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