...

平成23年度茨城県『障害者雇用に関するアンケート』調査結果

by user

on
Category: Documents
1

views

Report

Comments

Transcript

平成23年度茨城県『障害者雇用に関するアンケート』調査結果
平成23年度茨城県『障害者雇用に関するアンケート』調査結果
<調査概要>
1 調査目的:県内企業の障害者雇用に関する状況を把握し、今後の障害者に対する就労支援並びに企業
に対する障害者の雇用支援をより効果的に推進することを目的に実施。
2 調査時点:平成23年8月1日時点の状況
3 調査期間:平成23年8月~10月
4 調査主体:茨城県保健福祉部障害福祉課
5 調査方法:調査票を郵送等により配布及び回収(障害者就業・生活支援センターに委託)。
6 調査票送付先:1,097 社(平成 22 年 6 月 1 日現在の県内に本社のある従業員規模 56 人以上の企業 )
7 回答数:704 社(回収率 64.2%)
Ⅰ
障害者雇用の状況
問1 職員採用の決定権限はどこにありますか。
(グラフ 1)
・主に本社で採用する企業が8割。
問2
これまで障害者を雇用したことがありますか。
(グラフ 2)
・現在雇用している企業が7割。雇用経験のない企業が 1 割半。
問3
雇用している(したことがある)障害者の主な障害種別は何ですか。
(グラフ 3)
・身体障害者は8割半、知的障害者は 3 割、精神障害者は1割の企業で雇用経験がある。
グラフ1.職員採用の決定
グラフ2.障害者の雇用経験
職員の区
分により
異なる
12%
主に各支
店等
11%
グラフ3.障害種別ごとの雇用経験
雇用経験な
し, 110社,
16%
身体障害者
2年以上前
に雇用, 66
社, 9%
知的障害者
1年以内ま
で雇用, 20
社, 3%
主に本社
77%
84.3
27.7
精神障害者
現在雇用中,
505社,
72%
12.0
その他の障害者
N=701社
N=693社
1.3
N=704社
0
20
40
60
80
100 (%)
問4 障害者の雇用を進める際、主に相談したところはどこですか。
(グラフ4)
・ハローワークに 5 割、学校に2割、障害者就業・生活支援センターに1割の企業で相談。
・特に相談窓口を利用しない企業も4割。
問5 障害者を雇用して良かったことはありますか。(グラフ 5)
・
「障害者理解が深まった」、
「戦力となっている」
、
「従業員の刺激になる」、
「思いやりの気持ちが生ま
れた」が100社以上。
グラフ4.障害者雇用の相談先
グラフ5.障害者を雇用してよかったこと
ハローワーク
54%
学校(特別支援学校、高等学校など)
19%
障害者就業・生活支援センター
9%
いばらき就職(・生活総合)支援センター
4%
茨城障害者職業センター
4%
障害者福祉施設
3%
県・市町村
2%
障害者の団体
1%
厚生労働省茨城労働局
1%
その他
(2)障害者雇用の経験
特にない
227社
179社
真面目・一生懸命さが他の従業員の刺激になる
133社
従業員の間で思いやりの気持ちが生まれた
21社
地域住民や関係機関との交流が図られた
11社
業務内容の再構成等により効率化が図られた
職場の雰囲気が良くなった
5社
20社
その他
2%
37%
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
・7割の企業が「現在雇用している」状況。
N=592社
280社
障害者に対する理解が深まった
戦力となって働いてもらえている
106社
特にない
0社
50社
100社 150社 200社 250社 300社
問6 障害者を採用する際に重視する主なポイントは何ですか。
(グラフ 6)
・
「障害の程度」
、「就労意欲」は 400 社以上、「障害種別」
、「スキル・経験」を 100 社以上。
問7 採用する際に配慮した点はありますか。(グラフ 7)
・
「労働条件や健康管理に関すること」が非常に多く、
「家族・関係機関との連携」や「支援制度の利用」
は 100 社を下回る。
グラフ6.障害者を採用する際に重視するポイント
グラフ7.障害者を採用する際に配慮した点
障害の程度
433社
就労意欲・前向きな姿勢
障害種別
年齢
支援機関・学校等のサポート
公的支援(助成金等)の対象となるか
Ⅱ
73社
雇用障害者の援助者を配置
62社
42社
ジョブコーチ等支援制度の活用
54社
49社
障害者に対応した機器・設備等の導入や改良
36社
バリアフリー化など職場環境の改善
30社
24社
その他
14社
その他
特にない
16社
特になし
0社
74社
ハローワーク等関係機関との連携づくり
65社
手帳の有無
94社
家族・保護者との連絡体制づくり
155社
家族等の理解
137社
障害特性の理解等のための社内研修等の実施
187社
業務スキル・経験
399社
労働条件や健康管理に対すること
423社
100社
200社
300社
400社
500社
16社
99社
0社
100社
200社
300社
400社
500社
今後の障害者雇用等の意向
問8 今後、障害者を新規に採用(又は増員)するお考えはありますか。(グラフ 8)
・新たな雇用を検討していきたいとする企業が6割。
問9 採用に踏み切れない主な理由は何ですか。
(グラフ9)
・
「担当業務の選定が難しい」が特に多く、
「従業員自体の増員が困難」、
「法定雇用率を満たしている」
、
「設備が不十分」、
「サポート職員を置く余裕がない」が多い。
問 10
今後、障害者の職場実習の受入意向はありますか。(グラフ10)
・受入意向のある企業(「ある」又は「検討したい」)が5割。
グラフ8.今後の障害者雇用の意向
グラフ9.障害者雇用(増員)に踏み切れない理由
具体的に
考えてい
きたい,
112社,
16%
予定はな
い, 275
社, 40%
検討して
いきたい,
306社,
44%
N=693社
担当業務の選定が難しい
168社
従業員自体の増員が困難
104社
法定雇用率を満たしている
87社
障害者に対応した設備等が不十分
61社
障害者をサポートする職員を置く余裕がない
60社
障害者ができる仕事がわからない
23社
以前雇用したが続かなかった
従業員の理解を得ることが難しい
11社
4社
障害者の接し方がわからない 2社
その他
グラフ1 0 .障害者の職場実習の受入意向
0社
ある, 86
社, 12%
ない, 365
社, 53%
検討した
い, 240
社, 35%
N=691社
24社
50社
100社
150社
200社
Ⅲ
制度の周知状況及び企業が求めるサポート
問 11
障害者雇用に係る企業に対する支援制度等を知っていますか。(グラフ 11)
・特定求職者雇用開発助成金(賃金補填の助成金)やトライアル雇用は7~8割の企業で周知。
・他にも雇用促進に有効な助成金等がさまざまあるにも関わらず、周知が進んでいない。
助成金:雇用納付金制度に基づく調整金等(雇用率に応じた報奨金等)(6割)
雇用納付金制度に基づく助成金(作業環境整備の助成金等)(5割)
制度:「ジョブコーチ」(5割)、
「職場支援従事者配置助成金」
(4割)、
「委託訓練事業」
(3割半)
相談窓口:
「茨城障害者職業センター」(6割)、
「障害者就業・生活支援センター」
(5割)
グ ラ フ 11. 雇 用 助 成 金 等 の 周 知 状 況
【 支 】 障害 者 就職 面 接 会
196社
【 金 】 特定 求 職 者雇 用 開発 助 成 金
【 金 】ト ラ イア ル 雇 用
【 金 】雇 用 納付 金 制 度に 基 づ く調 整 金・ 報 奨 金
【 窓 】 障害 者 職 業セ ン ター の 利 用
426社
150社
422社
84社
【 窓】 障 害者 就 業 ・生 活 支 援セ ン ター の 利 用
52社
【 金 】 ファ ー ス トス テ ップ 奨 励 金
45社
335社
310社
活 用 した こと が
ある
344社
320社
357社
243社
【 支】 委 託訓 練 事 業 20社
【他】その他支援
306社
312社
26社
【窓】相談窓口
292社
336社
【支】支援制度
【金】助成金
277社
368社
【 金】 雇 用 納付 金 制 度に 基 づく 助 成 金 20社
【 金 】 職場 支 援 従事 者 配置 助 成 金
214社
361社
38社
【支 】 ジ ョブ コ ーチ の 派 遣
126社
400社
60社
57社
77社
活 用 した こと は
な い が知 って い
る
430社
228社
450社
よ く わか らな い
【 金 】精 神 障害 者 等 ステ ッ プ アッ プ 雇用 奨 励 金 4社
【 他】 職 場実 習 受 入
209社
123社
0%
問 12
485社
74社
20%
498社
40%
60%
80%
100%
障害者雇用を拡大していく上で、どのようなサポートが有効だと思いますか。(グラフ 12)
・「障害者の職務能力等の適正な把握」が圧倒的に多い。障害者雇用をなお一層促進する上で、支援
機関等においては、職場実習や職務能力の評価を通じ、企業にその能力等を伝えていくことが重要。
グラフ12.企業が求めるサポート
526社
障害者の職務能力等の適正な把握
196社
各種助成金等の拡大
183社
障害者福祉施設・学校等での就労訓練の充実
147社
雇用障害者に対する就労面でのサポート・助言
122社
障害者の雇用管理や就業環境整備に関する助言
ハローワークにおける障害者の職業紹介等の充実
113社
担当業務の選定や開発に対する相談
111社
雇用障害者の生活面でのサポート・助言
100社
他の従業員に対する障害者の啓発・研修のサポート
その他
0社
86社
12社
100社
200社
300社
400社
500社
600社
Fly UP