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P6300からP6350またはP6500からP6550
HP P6000 EVA アップグレー ド手順 － P6300 から P6350 または P6500 から P6550 本書について このドキュメントでは、HP P6300 EVA ストレージ システムを HP P6350 EVA ストレージシステムに、 または HP P6500 EVA ストレージシステムを HP P6550 EVA ストレージシステムにアップグレード に必要な手順を説明します。 最新のドキュメントについては、http:// www.hp.com/support/manuals (英語) にアクセス し、該当する製品を選択してください。日本語版が 用意されているマニュアルは以下から入手できます (http://www.hp.com/jp/manual (日本語))。 本書の内容は、将来予告なしに変更されることがあ ります。 HP 製品、またはサービスの保証は、当該 製品、およびサービスに付随する明示的な保証文に よってのみ規定されるものとします。 ここでの記載 で追加保証を意図するものは一切ありません。 ここ に含まれる技術的、編集上の誤り、または欠如につ いて、HP はいかなる責任も負いません。 保証に関して: この製品に対する保証の複写が必要な際は、保証内 容に関する次の Web サイトを参照してください。 http://www.hp.com/go/storagewarranty キットの内容 アップグレードキットには次のものが含まれます。 • 4 つの DIMM • 2 つのバッテリモジュール • アレイベースの管理モジュール • ベゼル • ３ つのラベル © Copyright 2012 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Printed in Puerto Rico はじめる前に 重要: このドキュメントに記載されている順 序で手順を実行する必要があります。 HP 部品番号: 5697-2110 2012 年 6 月 第1版 仮想ディスクおよび DR グループを含むストレージ システムが正常に動作していることを確認します。 *5697-2110* 適切な静電気防止のガイドラインに従ってくださ い。 アップグレードキットを検査し、その内容、さらに はご使用のストレージシステム向けの正しいキット であることを確認します。 HP P6000 Command View を使用して、コントロー ラーのキャッシュのサイズを確認し、それを記録し 1 ページ ます。 インストールの最後に、この情報を比較して 更新が成功したかどうかを確認してください。 管理およびコントローラーソフトウェア のアップグレード このアップグレードには、1.5 時間以上かかります。 その間、ストレージシステムをシャットダウンする 必要があります。 1. ハードウェアコンポーネントの外観は、本書に記載 されたものとは多少異なる場合があります。 重要: 新しい管理モジュールにインス トールされているのと同じバージョンに 必ずアップグレードしてください。 管理モジュールを交換します。 シャーシ背面のコントローラーの上に、管理モジュー ルがあります。 2. 注記: IP アドレスなどの構成情報を維持する には、電源を入れた状態でこの手順を実行し ます。 3. 2. 3. コントローラーソフトウェアを XCS 11001000 以降にアップグレードします。 続行する前にソフトウェアのアップグレードを 確認します。 手順については、『HP P6000 Command View イン ストールガイド』および『HP P6000 EVA 製品ソフ トウェア更新ガイド (XCS 11001000)』を参照して ください。 管理モジュールの取り外し 1. すべてのサーバーベースの管理アレイで、HP P6000 Command View をバージョン 10.1 以降 にアップグレードします。 Ethernet ケーブルをモジュールから取り外しま す。 モジュールのラッチを引き上げ、モジュールを わずかに引き出します。 図 1 「管理モジュー ルの取り外し」を参照してください。 片手をモジュールの下に置き、もう片方の手で モジュールをコントローラーエンクロージャー から引き出します。 アレイのシャットダウン HP P6000 Command View を使用してシャットダウ ンを順序どおり実行し、アップグレード対象のアレ イの電源をオフにします。 HP P6000 Command View から、次のように操作し ます。 1. [システムオプション]を選択します。 2. [システムのシャットダウン]を選択します。 3. 遅延時間を入力し、[電源切断]をクリックしま す。 4. プロンプトに従い、電源のオフを完了します。 図 1 管理モジュールの取り外し 注記: ストレージシステムの電源がオフにな ると、ストレージシステムの全面と背面両方 のコントローラー障害 LED およびリンク LED、 さらにはコントローラー電源ボタンが黄色に 点灯します。 また、管理モジュールのリンク LED が点灯し、アクティビティ LED が点滅し ます。 管理モジュールの取り付け 1. 2. エンクロージャーに管理モジュールを差し込 み、カチッと音がして完全に固定されるまで押 し込みます。 Ethernet ケーブルをモジュールに接続します。 コントローラー 1 の取り外し 1. 新しい管理モジュールには、HP P6000 Command View 10.1 以降がプリインストールされています。 2. 3. 2 ページ 必要に応じて、コントローラーに接続されてい るケーブルにラベルを付けます。 これにより、 後でケーブルを再接続するのが容易になりま す。 コントローラーからホストポートケーブルと SAS ケーブルを取り外します。 コントローラーを取り外します。 a. b. 取り付けラッチのネジを緩め、次に取り付 けラッチを右に移動します。 図 2 「コン トローラーの取り外し」を参照してくださ い。 コントローラーが少しエンクロー ジャーから外れます。 片手をコントローラーの下に置き、もう片 方の手でコントローラーをエンクロー ジャーから引き出します。 図 4 コントローラー DIMM の位置 図 2 コントローラーの取り外し 1. スロット 1 (ポリシーメ モリ) 2. 2. スロット 2 (キャッ シュメモリ) 固定クリップを外側へ押して、DIMM ソケット のロックを解除します。 図 5 「DIMM の取り 外し」を参照してください。 モジュールが外 れ、ソケットから部分的に飛び出します。 図 5 DIMM の取り外し コントローラーエンクロージャーキャッ シュ DIMM の交換 DIMM の取り外し 1. コントローラーモジュール (1) 上部のボタンを 押し (図 3 「コントローラーカバーの取り外し」 の 1)、カバーをスライドさせて外します (2)。 3. 4. 図 3 コントローラーカバーの取り外し DIMM を取り出します。 手順を繰り返し、2 つ目の DIMM を取り外しま す。 DIMM の取り付け 1. DIMM ソケットに新しい DIMM を合わせて押し 込んで、固定します。 図 6 「DIMM の取り付 け」を参照してください。 図 6 DIMM の取り付け 図 4 「コントローラー DIMM の位置」に、 DIMM の位置が表示されています。 3 ページ 2. 3. 4. 固定クリップを内側に押して、DIMM をソケッ トにロックします。 手順を繰り返し、2 つ目の DIMM を取り付けま す。 コントローラーモジュールのレールの上にカ バーを乗せて、ラッチが所定の位置にはまるま でカバーをスライドさせます。 2. コントローラーにホストポートケーブルや SAS ケーブル (該当する場合) を接続します。 注意: この時、エンクロージャーの電源をオ ンにしないでください。 図 9 コントローラーの取り付け 図 7 コントローラーカバーの取り付け コントローラーのアップグレードラベルの貼り 付け コントローラーの下部にあるパーツ番号のラベルの 下に、コントローラーのアップグレードラベルを 1 つ貼り付けます。 図 8 「アップグレードラベルの 配置」を参照してください。 コントローラー 2 のアップグレード 「コントローラー 1 の取り外し」から「コントロー ラーの再取り付け」に記載されている手順を繰り返 し、コントローラー 2 の DIMM を交換します。 注記: 新しいラベルにより、コントローラー が更新されたモデルとして識別され、必要に 応じて適切な交換部品を受け取ることができ るようになります。 コントローラーエンクロージャーのバッ テリモジュールの交換 図 8 アップグレードラベルの配置 コントローラーエンクロージャーの前面にあるベゼ ルの下に、2 つのバッテリモジュールがあります。 バッテリモジュールの取り外し 1. エンクロージャーのフロントベゼルの両端をつ かみ、エンクロージャーから引き出します。 図 10 エンクロージャーのベゼルの取り外し 1. ポート番号ラベル 2. コントローラーのアップグ レードラベル コントローラーの再取り付け コントローラーを再度取り付けるには、次の手順に 従います。 1. コントローラーエンクロージャーの中にコント ローラーを押し込み、取り付けラッチが完全に 固定され、コントローラーがエンクロージャー 内に完全に収まるまで、取り付けラッチを左方 向に移動します。 図 9 「コントローラーの取 り付け」を参照してください。 2. 4 ページ バッテリモジュールのハンドルをつかみ、少し だけ引き出します。 3. 4. 片手をバッテリモジュールの下に置き、もう片 方の手でバッテリをエンクロージャーから引き 出します。 2 つ目のバッテリモジュールを取り外します。 注記: コンポーネントの状態を確認する前 に、システムが動作状態のなるまで約 10 分 間待ちます。 図 12 ラックのアップグレードラベルの貼り付け 図 11 バッテリモジュールの取り外し バッテリモジュールの取り付け 1. 2. 3. 新しいバッテリモジュールをエンクロージャー に挿入します。 エンクロージャーにバッテリモジュールを差し 込み、カチッと音がして完全に固定されるまで 押し込みます。 手順を繰り返し、2 つ目のバッテリモジュール を取り付けます。 1. 元々の保証用のバンドルシリアル番号ラベル 2. ラックのアップグレードラベル 新しいベゼルの取り付け 動作の確認 キットに付属の交換用ベゼルを、エンクロージャー の前面で所定の位置に押し込んで取り付けます。 コンポーネントが正常に動作しているかどうかを確 認するには、次の手順を実行します。 1. シャーシの背面で、各 LED コントローラーの状 態が緑色に点灯していることを確認します。 LED が緑色になっていない場合、コントローラー が正しくエンクロージャーに装着されているこ とを確認してください。 2. https://ip_address:2373 を閲覧して以前 の管理モジュールの IP アドレスが保持されてい ること、さらには、HP P6000 コントロールパ ネルの GUI にアクセスできることを確認しま す。 3. HP P6000 Command View から、次のように操 作します。 ラックへのアップグレードラベルの貼り 付け ラックの右背面の取り付けレール上のバンドルのシ リアル番号ラベルの下に、ラックのアップグレード ラベルを貼り付けます。 図 12 「ラックのアップグ レードラベルの貼り付け」を参照してください。 注記: 元々ある保証用のバンドルシリアル番 号ラベルに重ならないようにしてください。 ストレージシステムの電源投入 シャーシ背面で: • 5 秒間電源スイッチを押して、ディスクエンク ロージャーの電源をオンにします。 • コントローラーの電源をオンにします。 • コントローラーに移動し、ステータスが (良好) であることを確認します。 • キャッシュサイズが更新されていることを 確認します。 • 元の仮想ディスクおよび DR グループの稼 動状態を確認します。 別の IP アドレスを使用する場合は、ラップトップに 管理モジュールを接続し、アドレスを手動で設定し てください。 コントローラーが自動的に起動します。 5 ページ