...

80年前のモダンな姿に再現 浅草駅ビルの外観完成

by user

on
Category: Documents
18

views

Report

Comments

Transcript

80年前のモダンな姿に再現 浅草駅ビルの外観完成
2012年5月11日
80年前のモダンな姿に再現
浅草駅ビルの外観完成
~駅ビルのシンボルとなる大時計が現代に再び誕生します~
東武鉄道株式会社
東武鉄道(本社:東京都墨田区)では、浅草駅ビルのリニューアル工事を進めておりますが、このた
び外観の改修が完了し、当駅ビルが誕生した約80年前のシックでモダンな姿が現代に蘇ります。
今回の外観工事により、1931(昭和6)年の建設当時に日本のアール・デコ建築のひとつとうた
われた、ネオ・ルネサンス様式の外観を再現しました。また、建設当時から浅草駅ビルのシンボルであ
った大時計を、当時の雰囲気を大切にしながら、正面・東・西の3方向に復活させ、夜には時計塔のラ
イトアップも行います。
2階の鉄道施設についても順次リニューアルを進めており、4月に待合室とカフェを新設、正面口の
駅名看板もこのたび改修が終了しました。
今後の浅草駅ビルのリニューアル工事については、4階より上層部分の内装工事を進め、本年11月
頃、新たな商業施設としてリニューアルオープンする予定です。
浅草駅ビルは、近未来的建造物である5月22日(火)開業の東京スカイツリー®とともに、地域の伝
統と文化を未来へつなげる役割を担い、東武スカイツリーラインの玄関口にふさわしい駅として生まれ
変わります。
概要は別紙の通りです。
以 上
△リニューアル後の浅草駅ビルイメージ
右上は大時計の拡大イメージ
△ライトアップされた浅草駅ビルイメージ
(※5/18 より時計塔のみライトアップ。建物のライトアップは本年秋以降)
※お問い合わせは、東武鉄道お客さまセンター 03-5962-0102
<別 紙>
「浅草駅ビル」リニューアルの概要
1
名
称
浅草駅ビル(東武ビル)
2
着
工
2011年3月
3
竣
工
2012年秋予定
※外観は2012年5月18日(金)に竣工
4 所 在 地
東京都台東区花川戸1-4-1
5 構造規模
鉄骨鉄筋コンクリート造 地下1階地上7階建
6 用途種別
駅舎および店舗・事務所
7 延床面積
34,612.76㎡(約10,470.35坪)
8
外観の完成について
(1)外壁面を改修
これまでの外壁は、1974年に改修工事で設置したカバー材(アルミルーバー)で覆わ
れていましたが、これを全面的に撤去して外壁面を改修し、ネオ・ルネサンス(近世復興)
様式の姿に近づけました。
(2)時計塔リニューアル
建設当時、駅ビルのシンボルとして設置されていた大時計を、当時のデザインを参考にし
ながら復元しました。建設当時は文字盤にアラビア数字を採用していましたが、今回のリ
ニューアルにあたり、デザイン要素を取り入れたローマ数字に変更しています。
正面(南面)
、西面、東面の3方向に、直径約1.5mの時計を復活しました。
正面(南面)の新たな時計デザイン(イメージ)
(3)浅草駅施設のリニューアル
昨年3月に東武外国人旅行センターを移設・リニューアルしたほか、本年4月には待合室
とカフェを新設。
9
今後の工事予定について
(1)耐震補強工事
柱の補強や鉄骨ブレース(柱と梁の間に斜めに掛け渡す構造部材)の設置等を行います。
(2)内装・設備工事
3階以下の営業を継続しながら、4階より上層部分の内装工事を行います。
(本年11月以降に新たな商業施設として全館リニューアルオープン予定)
以
上
【参 考】
浅草駅ビルは1931(昭和6)年に関東では初となる本格的な百貨店併設のターミナルビルと
して開業しました。それまで現在のとうきょうスカイツリー駅を始発駅としていた東武伊勢崎線を
直接ビルの2階に乗り入れて「浅草雷門」駅(現・浅草駅)とし、地下1階から地上7階までは「松
屋浅草支店」(現・松屋浅草店)という、当時は東京の新名所ともいうべき画期的な駅ビルとして
誕生しました。
1931(昭和 6)年
竣工(5月)
浅草雷門駅(現・浅草駅)開業(5月)
松屋浅草支店(現・松屋浅草店)開店(11月)
※それまで東武伊勢崎線の始発駅は、
現在のとうきょうスカイツリー(業平橋)駅。
※正面大階段に関東では初めてとなるエスカレーター
(1人乗り)を設置(終戦後に撤去)
1945(昭和20)年
東京大空襲により内部焼失(3月)
浅草雷門駅を浅草駅に改称(10月)
1959(昭和34)年
正面大階段にエスカレーター(2人乗り)設置(7月)
1988(昭和63)年
正面大階段にエスカレーター(2人乗り)増設(12月)
2010(平成22)年
エレベーター、多機能トイレ新設、トイレリニューアル(3月)
2011(平成23)年
東武外国人旅行センターを移設・リニューアル(3月)
2012(平成24)年
2階駅コンコースに待合室・カフェ新設(4月)
Fly UP