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コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン 研究開発領域
平成24 年度 戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発) 提案募集のご案内 [募集要項] コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン 研究開発領域 独立行政法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 平成24 年 4 月 目次 Ⅰ.応募要領 1.事業の概要 ......................................................................................................... 2.選考スケジュール .............................................................................................. 3.応募方法 ............................................................................................................ 4.重複応募の制限.................................................................................................. 5.提案者の要件等.................................................................................................. 6.お問い合わせ等.................................................................................................. 1 1 2 3 3 4 Ⅱ.募集・選考にあたっての領域総括の考え方 ............................................................ 5 Ⅲ.研究開発領域の概要 ............................................................................................... 1.本研究開発領域の名称 ....................................................................................... 2.本研究開発領域の必要性 ................................................................................... 3.研究開発領域について ....................................................................................... 4.研究開発プロジェクトについて ......................................................................... 5.研究開発領域のマネジメント ............................................................................ 6.研究開発の評価.................................................................................................. 7.留意事項 ............................................................................................................ 11 11 11 13 15 17 18 19 Ⅳ.選考及び採択 .......................................................................................................... 1.選考のプロセス.................................................................................................. 2.選考体制 ............................................................................................................ 3.選考にあたっての基準 ....................................................................................... 20 20 20 20 Ⅴ.社会技術研究開発における研究開発の推進方法 ..................................................... 1.実施計画 ............................................................................................................ 2.実施体制 ............................................................................................................ 3.実施拠点 ............................................................................................................ 4.研究契約と知的財産権の帰属 ............................................................................ 5.研究代表者の責務 .............................................................................................. 6.実施機関の責務等 .............................................................................................. 7.研究開発費の使途 .............................................................................................. 8.海外の機関に所属する方がプロジェクトの主たる実施者として参加する場合 .. 23 23 23 24 24 24 25 26 27 Ⅵ.競争的資金制度への応募に際しての注意事項 ........................................................ 1.競争的資金制度について ................................................................................... 2.研究機関における研究費等の適切な管理・監査の体制整備について ................ 3.提案書記載事項等の情報の取扱い ..................................................................... 4.その他 ................................................................................................................ 28 28 33 34 34 Ⅶ.平成24年度戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発)提案公募Q&A...... 36 Ⅷ.府省共通研究開発管理システム(e-Rad)による応募について ............................. 39 Ⅸ.研究開発プロジェクト提案書の記入要領 ............................................................... 49 別添1:キーワード表 ................................................................................................... 別添2:研究分野表....................................................................................................... 70 72 Ⅰ.応募要領 1.戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発)の概要 独立行政法人科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センターは、社会の具体的な問 題の解決を通して、新たな社会的・公共的価値の創出を目指します。社会問題の解決に取り 組む関与者と研究者が協働するためのネットワークを構築し、競争的環境下で自然科学と人 文・社会科学の知識を活用した研究開発を推進して、現実社会の具体的な問題解決に資する 成果を得るとともに、得られた成果の社会への活用・展開を図ります。 戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発)は、社会技術研究開発センターにおいて社 会の問題解決に重要と考えられる研究開発領域(またはプログラム。以下、領域等)を設定 して提案を募集し、選定された研究開発プロジェクト等を推進するものです。 領域等のマネジメントは、アドバイザーの協力を得て、領域総括(またはプログラム総括。 以下、総括)が行います。研究代表者及び研究開発実施者(以下、実施者)は、総括のマネ ジメントのもと、自ら所属する機関等において研究開発を推進します。 各領域等によって募集要項、提案書の様式が異なりますので、ご注意ください。 2.選考スケジュール 選考の主なスケジュールは、以下の通りです。下線を付した日付は確定していますが、他の 日程は今後変更となることもあります。 <下表に記載の日付は、全て平成 24 年> 募集開始 応募受付締め切り(※) 4 月 18 日(水) 6 月 20 日( 水 )正午 <厳守> 書類選考期間 書類選考結果の通知 7 月(予定) 面接選考会の1週間前までに連絡(予定) 面接選考会 8 月 23 日(木) 採択の通知・発表 9 月中(予定) 研究開発の開始 10 月以降 ※ 府省共通研究開発管理システム(e-Rad)での受付期限日時です。応募方法については次ページを 参照して下さい。 1 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 3.応募方法 提案は、府省共通研究開発管理システム(e-Rad)により行っていただきます。 紙媒体、郵送、宅配便及び電子メールによる応募受け付けはできません。 (1)研究機関及び研究者情報の登録 提案者は、e-RadのログインID、パスワードを取得している必要があります。 (応募時は 研究代表者のみで構いません。グループリーダーは採択後に登録が必要となります)。 新たにe-RadのログインID、パスワードを取得する場合、事前に提案者が所属する機関 が、以下の登録を行う必要があります。 ① 機関が未登録の場合は、先ず機関を「研究機関」として登録 ② 提案者を 「研究者情報」に登録 なお、応募時に国内の特定の機関に所属していない場合は、提案者本人が②のみ登録し て下さい。(ただし、採択後には国内の機関に所属する予定であることが前提です)。 登録方法の詳細は、 「Ⅷ.府省共通研究開発管理システム(e-Rad)による応募について」 (39~48ページ)および e-Radポータルサイト(4ページ)を参照してください。 登録手続きに日数を要する場合がありますので、2週間以上の余裕をもって登録手続 きを行ってください。 なお、一度登録が完了すれば、他府省等で実施する制度・事業の応募の際に再度 登録する必要はありません。また、他府省等で実施する制度・事業で登録済みの場 合は再度登録する必要はありません。これまで競争的資金に応募または助成を受け たことがない機関及び提案者の方(特定非営利活動法人、行政機関、民間企業等の 機関及びその所属の方)は特にご注意ください。 (2)提案書の作成 e-Rad ポータルサイトまたは当センターの提案募集ホームページ(4ページ)から提案 書様式をダウンロードし、募集要項をよくお読み頂いた上で、「Ⅸ.研究開発プロジェク ト提案書の記入要領」(49~69 ページ)の説明を参考に記入してください。 専門的になりすぎず平易な表現で、できるだけ客観的な記述を心がけてください。 (3)提案書の提出 「戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発)」への応募は、提案者ご自身から直接応 募していただきます。必要事項を記載した提案書をe-Radへアップロードして下さい。 アップロードの具体的な方法については、「Ⅷ.府省共通研究開発管理システム(e-Rad) による応募について」(39~48ページ)を参照してください。 2 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 4.重複応募の制限 1人の方が研究代表者として応募できる提案は、1件のみです。また、本年度に社会技 術研究開発センターにて同時に募集する下記の研究開発プログラムに重複して応募するこ とはできません。 x x x 問題解決型サービス科学 科学技術イノベーション政策のための科学 コミュニティがつなぐ安全・安心な都市・地域の創造(仮称・詳細未定) 5.提案者の要件等 研究開発プロジェクト(以下、プロジェクト)の研究代表者となる方に自ら提案していた だきます。提案者の要件は以下の通りです。 (1) 実施者(数名~20名程度)を統括し、構想を実現するためにリーダーシップを持 って自ら研究開発を推進すること。 (2) 研究代表者自らが、国内の機関に所属して当該機関において研究開発を実施する体 制を取ること(※)。 (3) プロジェクトの実施期間を通じ、責任者として研究開発の全体に責務を負っていた だけること。例えば、研究開発の実施期間中、日本国内に居住し、海外出張その他 の理由により、長期にわたってその責任を果たせなくなる等の事情が無いこと。 (4) 研究代表者として採択後に所属機関と JST が委託研究契約を締結できること。委託 研究契約が締結できない場合は研究開発費等をお支払いできません。 ※「国内の機関」とは、国内の大学、独立行政法人、特定非営利活動法人、公益法人、企業、地 方自治体等を指します。ただし、所定の要件等を満たしている必要があります。詳しくは、 「Ⅵ. 研究開発の実施にあたって 6.実施機関の責務等」(25~26 ページ)を参照してください。 なお、以下のいずれかの方も、研究代表者として応募できます。 ・ 国内の機関に所属する外国籍の方。 ・ 現在、特定の機関に所属していないものの、研究代表者として採択された場合、自らが国 内の機関に所属して当該機関において研究開発を実施する体制を取ることが可能な方。 ・ 現在海外に在住している日本人であって、研究代表者として採択された場合、自らが国内 の機関に所属して当該機関において研究開発を実施する体制を取ることが可能な方。 3 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 6.お問い合わせ等 (1)募集要項の掲載・提案書の提出先等 募集要項 及び 募集要項 及び 最新情報 社会技術研究開発センター 提案募集ホームページ http://www.ristex.jp/examin/suggestion.html 提案書の提出 府省共通研究開発管理システム(e-Rad)ホームページ http://www.e-rad.go.jp/ (2)お問い合わせ 独立行政法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 企画運営室 募集内容について 制度・事業、提出書類の作成・提 出に関する手続き等 公募担当 〒102-0076 東京都千代田区五番町7番地 K’s 五番町9階 E-mail:[email protected] Tel. 03-5214-0132 Fax. 03-5214-0150 (電話受付:10:00~12:00・13:00~17:00/土日祝除く) 原則としてメールでお願いいたします e-Rad ヘルプデスク 府省共通研究開発管理システ ム(e-Rad)について 研究機関・研究者の登録、e-Rad の操作方法等 ※ Tel. 0120-066-877(フリーダイヤル) (午前 9:30~午後 5:30/土日祝除く) ※対象は研究機関の事務担当者、研究機関に所属しない 研究者です。研究機関に所属する研究者は、研究機関経 由でお問い合わせください。 採否を含む審査状況に関する問い合わせには一切回答できません。 4 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 Ⅱ.募集・選考にあたっての領域総括の考え方 領域総括:秋山 弘子 東京大学高齢社会総合研究機構 特任教授 日本は世界の最長寿国です。第2次大戦後まもない1950年には日本の平均寿命は50年、 65歳以上の高齢者は人口の5%にすぎませんでした。20世紀後半に平均寿命の30年延長 という驚異的な「寿命革命」を達成し、今や、日本人男性の平均寿命は79.29年、女性は 86.05年となり、人生90年といわれる時代になりました。現在、高齢者は人口の22% ですが、20年先の2030年には、実に、人口の3分の1になります。そのうちでも急速に 増加するのが、欧米で「人生第4期」(The Fourth Age)と呼ばれる75歳以上の人口です。 後期高齢期とも呼ばれるこの年齢層の人口は20年間で倍増(1000万人増)し、 「人生第3 期」 (The Third Age) (65-74歳)の人口を数においてはるかに凌ぎます。さらに、203 0年には、1割の高齢者が認知症、4割が一人暮らしをしていると予測されています。80歳、 90歳代の一人暮らしが一般的になるのです。このように、いまだ世界のどの国も経験したこ とのない超高齢社会が日本に到来します。寿命革命によって私たちに与えられた「人生第4期」 という新たなライフステージを射程にいれた高齢期を充実して幸せに生きるための指針を世界 に先駆けて示し、それを可能にする生活環境を整備することは21世紀の日本に生きる私たち の重要な課題です。 私たちが住んでいるコミュニティや社会システムはおおかた、若い世代が多く人口がピラミ ッド型をしていた時代につくられたままで、これから日本が直面する超高齢社会のニーズには とても対応できません。人口高齢化の影響は医療や福祉の領域にとどまらず、経済・産業・文 化の広い領域で相互に関連する複雑な課題を提起しています。例えば、労働に従事しない依存 人口比率の上昇や認知症・虚弱高齢者のケアなど深刻な問題が顕在化している一方、高齢者を 社会資源と捉え、新しい雇用や産業の誕生に対する期待も高まっています。こうした課題を解 決するためには社会の高齢化に応じた新たな価値観の創造と社会システムの抜本的見直しが必 要です。 日本全国で約6000人の高齢者を20数年にわたって追跡調査した結果、男女合わせて約 8割の人たちが70歳半ばまでは一人暮らしができる程度に元気ですが、その頃から少しずつ 日常生活において助けが必要になってくることが明らかになりました。一般的には、80歳、 90歳と年をとるにつれて徐々に多くの助けが必要になってきます。同時に、 「人生第4期」は 介護の対象というイメージがありますが、大多数の人たちは多少の助けがあれば、日常生活を 続けることができるという実態も把握できました。この自立度の低下が始まる70歳半ば以降 の人口が今後20年で倍増することを考えると、今、私たちが急いで何をしなければならない かは明白です。 ひとつは、下降の始まる年齢を2年でも3年でも延ばすこと、すなわち、健康寿命の延長で す。身体・認知機能の維持によって可能となる健康寿命の延長は、高齢者個々人の「生活の質」 を押し上げるだけでなく、社会全体にとっても、元気シニアの労働市場への参入や医療・介護 費の削減など、大きな恩恵をもたらします。また、人生50年時代と人生90年時代の生き方 5 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 はおのずと異なります。人生が倍近く長くなっただけでなく、人生を自ら設計する時代になり ました。20歳前後に就職、そして結婚、子どもの誕生と続き・・・60歳で退職、といった 画一的な人生モデルは社会規範としての力を失いつつあります。多様な人生設計が可能になっ てきました。たとえば、人生90年あれば全く異なる2つのキャリアをもつことも可能で、1 つの仕事を終えて、人生半ばで次のキャリアのために学校で勉強しなおすという人生設計もあ りえます。90年の人生を健康で、自由に、もてる能力を最大限に活用して生ききることは、 長寿社会に生れた私たちに与えられた特典であり、チャレンジでもあります。人々の人生設計 の可能性を開拓、拡張すると共に、その実現に資する社会技術の開発が求められています。 もう一つの重要な研究課題は、高齢者人口の高齢化により、確実に増加が予測される助けが 必要な高齢者の生活を支援する社会のインフラ整備です。多くの高齢者がピンピンコロリ(P PK)を望みますが、実際にはなかなかそうはいきません。徐々に身体や認知能力が低下し、 医療や介助を必要とする時がきます。誰もが住み慣れたところで安心して自分らしく年をとる ことができる生活環境を整備するためには、医療・介護や収入などの生活保障のシステム、希 薄化した人の繋がりづくり、高齢者人口の高齢化に伴い増加する認知症への対応、バリアフリ ーの住宅、移動手段、ICT、自立や介護の支援器機等の先進技術の日常生活場面における実 装など、ハードとソフトの両面のインフラ構築に取り組む必要があります。 私たちは、まだどこの国も解決したことのない高齢社会の課題に挑戦し、世界に先駆けてモ デルをつくっていかなければなりません。多くの課題は、日常、私たちが生活する場にありま す。したがって、ひとつの有効なアプローチは、私たちが生活するコミュニティの課題を解決 し新たな可能性を追求する具体策を考案し、それを実際にやってみる社会実験です。いずれの 課題も簡単には解決できないでしょう。社会実験では、生活者の目線からの課題の割り出しに 始まり、解決を阻害する要因や活用できる資源、他での参考例のリサーチなど徹底した現状分 析、現実的な達成目標の設定、創意に富む具体的な解決策の構想と設計、課題解決型の研究体 制づくり、コミュニティにおける計画実施、実績の検証と計画の修正という過程を経て課題解 決に到達します。このような取り組みには、従来の縦割りの学術分野に閉じこもらず、他の分 野と連携する柔軟性が必要です。さらに、学術の世界を超えて、自治体や民間団体、住民と協 働し、創造力を駆使して粘り強く現場の課題に取り組んでいく新たな形の研究体制と研究方法 が求められます。日本ではいまだ未成熟なアクションリサーチとよばれる研究方法です。本領 域の目標は、今後6年間に、こうしたアクションリサーチの拠点を全国十数か所に設立し、そ れらを有機的に繋いで、高齢社会の課題解決と新たな高齢社会のデザインを牽引していく強力 なエンジン母体を創成することにあります。志を同じくする産学官民のメンバーが、それぞれ の役割をしっかり担って新たな高齢社会のデザインに取り組むとき、長寿を心から喜ぶことの できる社会の実現が可能になると確信しています。 平成22年度の第一回の公募には110件の応募があり、カテゴリーI、カテゴリーⅡをそれ ぞれ2件ずつ、計4件のプロジェクトを採択しました。平成23年度は65件の応募がありカ テゴリーⅠを1件、カテゴリーⅡを4件、計5件のプロジェクトを採択しました(8~10ペ ージ、参考参照)。いずれも人生90年といわれる長寿社会において、できるだけ長く健康で自 立した生活をする、たとえ弱っても安心して自分らしく尊厳をもって生きる、そして、個々人 6 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 に多様なライフデザインを可能にするコミュニティの実現に確実に貢献するであろうと判断し たプロジェクトです。 本年度は本領域における公募最終年度であり、安心と活力と夢のある高齢社会を目指して、 これまでの公募において採択できなかった認知症を始め、住環境、移動(モビリティ)、生涯学 習・世代共生などに関する優れた提案を期待しています。すべての採択プロジェクトがそれぞ れ特定の課題解決拠点として成果やノウハウを発信するとともに、それらが有機的につながっ て一丸となり、高齢社会の多様な課題の解決と新たな高齢社会のデザインを牽引していく強力 なエンジン母体を創成することを目標としています。志を同じくする産学官民のメンバーが、 それぞれの役割をしっかり担って新たな高齢社会のデザインに取り組むとき、長寿を心から喜 ぶことのできる社会の実現が可能になると確信しています。また、採択プロジェクトが少なか った地域やコミュニティからの提案、女性や若手研究者の提案を奨励します。コミュニティの 多様な関与者が参画する高齢社会の斬新なデザインの提案を期待しております。 7 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 【参考】平成22年度採択課題・平成23年度採択課題 平成22年度採択課題 在宅医療を推進する地域診断標準ツールの開発(カテゴリーⅠ) 太田 秀樹 (医療法人 アスムス 理事長) 本課題では、在宅医療に19年間携わる開業医が、住民、行政、大学などと連携し在宅医療を推 進する地域診断標準ツールの開発と、その普及運動の提唱を行い、全国への在宅医療の普及を図る。 具体的には在宅医療の普及度合いの異なる標準的な2つの自治体を比較し、普及しない要因分析と 普及方策の在り方を客観・科学的に明らかにする。またその過程を評価・整理し、地域を総合的に 見ることのできる拠点などで利用可能な地域診断標準ツールを作成する。 研究開発に協力する関与者 ・株式会社 メディカルグリーン ・栃木市保健福祉部福祉トータルサポートセンター ・有限会社 バイアート オリーブ訪問看護ステーション ・医療法人 アスムス 街かどクリニック・世田谷 ・自治医科大学 ・一般社団法人 コープ福祉事業所 他 ・佐野短期大学 新たな高齢者の健康特性に配慮した生活指標の開発(カテゴリーⅠ) 鈴木 隆雄 (独立行政法人 国立長寿医療研究センター 研究所長) 本課題では、健康度の高くなっている現代日本の高齢者に関する、高度な生活機能の維持のため の最適な評価指標の確立を目的とする。特に現在の我が国での標準である(また国際的にも評価さ れてはいるものの)、老研式活動能力指標では測定できない、新たな社会生活への対応能力、ボラ ンティアらの社会参加など、今後の団塊の世代を中心とした活力ある高齢社会に向けての新たな「活 動能力指標」の開発と普及を目指す。 研究開発に協力する関与者 ・東京都健康長寿医療センター ・特定非営利活動法人 生活・福祉環境づくり 21 ICTを活用した生活支援型コミュニティづくり(カテゴリーⅡ) 小川 晃子 (岩手県立大学 社会福祉学部・地域連携本部 教授/副本部長) 岩手県においては、高齢者の安否と見守り情報を家庭用電話機から発信するシステムを開発し、 社会福祉協議会を見守りセンターとして社会実験を行ってきた。本課題ではこれを基盤として、認 知レベルに応じた安否発信方策を検討するとともに、地域特性を生かした多様な見守りサブセンタ ーや休日・夜間センターを設置し、地域の互助機能を組織化することにより、高齢者の異変への対 応や生活支援をコミュニティで行う方策を開発し検証する。 研究開発に協力する関与者 ・岩手県保健福祉部 ・宮古市社会福祉協議会川井支所 ・岩手県社会福祉協議会 ・社会福祉法人 育心会 ・盛岡市 8 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 ・ヤマト運輸 株式会社 ・滝沢村 ・株式会社 イワテシガ 他 セカンドライフの就労モデル開発研究(カテゴリーⅡ) 辻 哲夫 (東京大学 高齢社会総合研究機構 教授) 本課題では、今後特に高齢化が急速に進む都市近郊地域において、高齢者に相応しい就労の場・ スタイルを創造することを通じて、地域が抱える諸課題の解決をはかるとともに、人生90年時代 に相応しい新しいセカンドライフモデルづくりを目指す。具体的には、千葉県柏市を舞台に、東京 大学、柏市、UR都市機構、および地域住民が協働する形で「農」「食」「支援」の3つの側面か ら生きがい就労ビジネスモデルを創造し、就労高齢者本人および地域にもたらす複線的な効果を検 証する。 研究開発に協力する関与者 ・柏市保健福祉部 福祉政策室 ・柏市豊四季台団地自治会 ・独立行政法人 都市再生機構 千葉地域支社 ・特定非営利活動法人 植物工場研究会 ・千葉大学 環境健康フィールド科学センター ・株式会社 アグリプラス 他 平成23年度採択課題 社会資本の活性化を先導する歩行圏コミュニティづくり(カテゴリーⅠ) 中林 美奈子 (富山大学 大学院医学薬学研究部 准教授) 都市中心部に居住する後期高齢者の歩行圏の規模とそれに関連する要因を明らかにするとと もに、自立支援型歩行補助車を用いた歩行支援が「歩行圏コミュニティ」実現の基盤的条件で あり、その整備が都市中心部の健康・福祉増進活動のみならず社会資本の活性化を先導するこ とを検証する。 研究開発に協力する関与者 ・富山大学地域連携推進機構 ・富山市 ・富山市角川介護予防センター ・(株)まちづくりとやま 「仮設コミュニティ」で創る新しい高齢社会のデザイン(カテゴリーⅡ) 大方 潤一郎 (東京大学 大学院工学系研究科都市工学専攻 教授) 今回の津波被災地の仮設住宅地において(具体的なフィールドとしては大槌町、および比較 対象地として釜石市、遠野市)、生活再建のために必要となる最小限のコミュニティ・インフラ (特に、高齢者・子供のケア・サービス)を住民自身の問題発見活動と住民共助的活動を基軸 にしながら、社会実験的に整備することを通じて、仮設住宅地コミュニティの物的・社会的な デザイン・モデルを開発するとともに、当該モデルを基礎に、地方中小都市の分散集約的コミ ュニティに適した高齢社会対応型コミュニティのデザイン・モデルを獲得する。 研究開発に協力する関与者 ・岩手県沿岸広域振興局 ・釜石市:総合政策課、都市計画課、地域福祉課 ・遠野市:沿岸被災地後方支援室、都市計画課、福祉課 9 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 ・大槌町:総務課、地域整備課、福祉課 高齢者の虚弱化を予防し健康余命を延伸する社会システムの開発(カテゴリーⅡ) 新開 省二 (地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所 研究部長) 3つの地方自治体(草津町、鳩山町、養父市)をフィールドとして、最新の老年学研究の成 果に基づいて、高齢者(特に後期)の要介護化の背景にある虚弱(frailty)の予防戦略を立て、 行政、住民、専門機関が一体となって住民参加型の予防活動を展開し、その効果を検証した上 で他地域にも実装可能な健康余命を延伸する社会システムを構築する。 研究開発に協力する関与者 ・群馬県草津町 (健康推進課、保健センター、地域包括支援センター) ・埼玉県鳩山町 (保健センター、地域包括支援センター、地域健康づくりサポーターの会) ・兵庫県養父市 (地域包括支援センター、養父市社会福祉協議会) 高齢者の営農を支える「らくらく農法」の開発(カテゴリーⅡ) 寺岡 伸悟 (奈良女子大学 文学部人文社会学科 准教授) 「働く」を軸に据えて、集落単位の現状把握と持続可能性に関する点検調査を行い、その内容 を元にして、農村に最適化した作業補助具を新たに導入するとともに、高齢者が無理なく営農を 続けられる畑のあり方のデザインを開発する。 研究開発に協力する関与者 ・栃原農林産直販売出荷組合「道しるべ」 ・川田真左靴工房 ・奈良県社会福祉事業団 介護実習・普及センター ・近畿大学農学部 高齢者による使いやすさ検証実践センターの開発(カテゴリーⅡ) 原田 悦子 (筑波大学 人間系心理学域 教授) 高齢者にとって「使いやすいデザイン」の実現を目標として、地域の高齢者が参画する「使い やすさ検証実践センター(CUAR)」を構築し、家電、公共機器、さらには公共空間そのもの(例: 駅のデザイン)などを対象として、生活者(ユーザ)という視点から使いやすさを検討する。こ れらの活動を通して、高齢社会における使いやすいデザイン原理を明らかにするとともに、研究 者、開発者、高齢者による対等な関係に基づいた新しいコミュニティを創造し、高齢者の新たな 社会参加モデルの構築並びにセンターの自立運営モデルの確立を目指す。 研究開発に協力する関与者 ・産業技術総合研究所ヒューマンライフテクノロジー研究部門 ・山形県三川町 10 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 Ⅲ.研究開発領域の概要 1.本研究開発領域の名称 「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」 2.本研究開発領域の必要性 2-1.我が国の現状、解決すべき問題と動向 (1)我が国においては、2025年には65歳以上の人口が総人口の約30%を超えると言 われています。また、75歳以上の高齢者1の急激な増加が特徴的であり、2010年に比 較して、全国で700万人余の増加が見込まれています。特に都市部における増加が顕著 であり、大きな地域差が生ずることが予想されています。このような状況は世界的に前例 がなく、起こりうる問題の予測が極めて困難な状況です。従って、我が国の置かれている 現状を正確に把握し、問題点を洗い出し、対策の検討に向けた研究開発を実施することが 急務となっています。 (2)平成22年6月18日に閣議決定された「新成長戦略」においては、強みを活かす成長 分野として、環境・エネルギー大国を目指した「グリーン・イノベーション」とともに、 健康大国を目指した「ライフ・イノベーション」が挙げられており、医薬品、医療・介護 技術の革新を礎として構築する新たな日本の社会システムを「高齢社会の先進モデル」と して世界へと発信していくことが戦略として掲げられています。 (3)医薬品、医療・介護技術の革新の重要性は明らかですが、高齢社会に関する問題は一般 に個別分野の取り組みによる解決は困難であると指摘されており、学問として、学際的な 研究を志向するジェロントロジー(老年学)も成立しているところです。そのため、人文・ 社会科学的な観点も含め、あらゆる観点から問題解決の可能性を追究し、社会の問題を解 決するための選択肢を複数提示していくことが、より効果的な高齢社会の先進モデルの構 築につながると考えられます。例えば、社会における高齢者の力をより効果的に活用する 場を創出することや、無理のない形で高齢者の自立・自律を促し、要介護状態の改善と生 活の質の向上につなげることなどがその一例です。 (4)また、高齢社会の様態や、地域、コミュニティの現場における具体的な問題は日本全国 一律ではなく、都市部や過疎地等の地域特性、多様なコミュニティの特性に応じて、課題 を整理し、それに基づく社会システムを構築していく観点が重要です。このため、適切に 地域やコミュニティの現場 2 を設定した上で社会の問題の解決に資する具体的な技術や手 法等について実証を行い、その成果を広く共有していくことも重要で、これによって、さ らに効果的な高齢社会の先進モデルの構築につながると考えられます。 1 本領域において、高齢者とは、特に断りのない限り 65 歳以上の方と定義します。 2 行政区、学区等に限らず、共通の目的、価値に基づいて活動する人々の集まりや、企業、コンソーシアム 等の団体、関連する職種等のコミュニティに関わる現場も対象とします。 11 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 2-2.戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発)における研究開発の必要性 (1)高齢社会に関する研究開発は、国や民間の各種研究開発助成等を受けて行われてきま したが、具体的な社会の問題解決に資する成果を得るという観点からは、必ずしも未だ十 分とは言えないのが現状です。例えば、文部科学省の科学研究費補助金においては、医学、 看護学、福祉工学、都市計画、交通工学といった自然科学系の分野から心理学、社会学、 社会福祉学、教育学といった人文・社会科学系分野まで、様々な分野において研究が行わ れています。しかし科学研究費補助金の目的は、 『「学術研究」 (研究者の自由な発想に基づ く研究)を格段に発展させること』であり、現実社会における問題解決に向けて行う実証 実験を伴った研究開発には馴染みません。また、厚生労働省の厚生労働科学研究費補助金 においては、臨床、長寿、地域医療、医薬品開発、行政政策といった分野で研究が行われ ていますが、その目的は、厚生労働省の『行政施策の科学的な推進』の確保に特化されて います。さらに、経済産業省(新エネルギー・産業技術総合開発機構:NEDO)や科学技 術振興機構(JST)が推進している高齢社会に関する研究開発では、基本的に介護・福祉 機器等の要素技術開発に重点が置かれています。さらに、他の各種研究開発助成について も、研究開発の規模(研究開発費・採択件数等)としては自然科学系分野が大きなウェイ トを占めており、人文・社会科学系分野の参画が少ないといった状況が見受けられます。 (2)しかしながら、高齢社会に関する問題は、従来の学問体系における個別の分野に特化 した研究開発だけでは対処しきれず、高齢者自身の心理状態、身体状態、社会的立場等を も考慮するべく、学際的かつ分野横断的な視点が必要不可欠です。また、研究者と現場の 関与者が一体となって取り組む活動や、さらには人や社会が直接の研究対象となることか ら人文・社会科学系分野と自然科学系分野とのバランスが取れた、複数分野に渡る広い知 見に基づく取組みが求められます。これらに加え、高齢社会の問題解決に関わる研究開発 を実のあるものにするためには、現実の社会における問題の解決に資する具体的な技術や 手法等の実証を伴った研究開発を強力に推し進めることも必要です。 (3)このように、高齢社会に関する問題解決のためには、研究者と現場の関与者との連携 の下で、問題解決に向けて分野横断的に研究開発を推進する仕組みを整備し、実証を伴っ た研究開発へ繋げていくことが必要不可欠です。一方、独立行政法人科学技術振興機構 (JST)社会技術研究開発センター(RISTEX)では、従来より社会研究開発事業 3を通じ て、このような仕組みを構築し、社会における様々な具体的な問題の解決に向けて、異分 野の研究者間、研究者と現場の関与者間の協働を進め、実証を伴った研究開発の実績を積 み重ねることによって、新しい社会的・公共的価値の創出に貢献して来ました。こうした 背景を踏まえ、高齢社会に関する問題についても、社会技術研究開発センターがこれまで のノウハウを十分に活かすことで、その解決に向けた取組を効果的・効率的に進めていく ことが可能と思われることから、同センターが進める戦略的創造研究推進事業(社会技術 研究開発)において「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」という研究開発領 3 社会技術研究開発事業は、平成 23 年度より戦略的創造研究推進事業に統合いたしました。 12 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 域を設定し、研究開発を推進しております。 3.研究開発領域について 3-1.目標 本領域で達成しようとする目標は以下の通りです。4 (A)高齢社会に関わる問題について、地域やコミュニティの現場 2 の現状と問題を科学的 根拠に基づき分析・把握・予測し、広く社会の関与者の協働による研究体制のもとに、 フィールドにおける実践的研究を実施し、その解決に資する新しい成果(プロトタイ プ)を創出する。 (B)高齢社会に関わる問題の解決に資する研究開発の新しい手法や、地域やコミュニティ の現場の現状と問題を科学的に評価するための指標等を、学際的・職際的知見・手法 に基づき体系化し提示するための成果を創出する。 (C)本領域の研究開発活動を、我が国における研究開発拠点の構築と関与者間のネットワ ーク形成につなげ、得られた様々な成果が、継続的な取り組みや、国内外の他地域へ 展開されることの原動力となること、また多世代にわたり理解を広く促すことにつな げる。 3-2.設置期間、研究開発費、構成等 ・研究開発領域の設置期間は、平成22年度から平成27年度(領域の事後評価期間を含む) の6年間とします。 ・研究開発領域としての研究開発費は、6年間の総額で20億円程度を予定しています。 ・本領域には、開始時点で1つの研究開発プログラム「コミュニティで創る新しい高齢社会 のデザイン」を設置し、複数のプロジェクトを実施することで領域における研究開発を推 進します。 ・社会技術研究開発センターは、プロジェクトの提案を広く公募し、優れた提案を採択して 研究開発を推進します。 ・領域運営の責任者として領域総括を設置し、研究開発領域のマネジメントを行ないます。 ・領域総括に対し専門的助言を行なう領域アドバイザーを設置します。 4 本領域の目標は、原則として領域の存続期間中変更しません。ただし、期間中に目標が十分達成される場 合や、目標変更に発展的・効果的な成果を得られるとセンターが判断した場合は、一定の手続きを経て目 標を変更することが可能であるものとします。 13 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」研究開発領域のイメージ 研究開発領域 領域総括 領域アドバイザー 規模:6年 20億円程度 「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」 領域の目標 (A)地域やコミュニティの現場の現状と問題を科学的根拠に基づき分析・把握・予測、実践的研究により、問題解決に資する新しい成果を創出。 (B)高齢社会に関わる研究開発の新しい手法、科学的評価のための指標等を、学際的・職際的知見・手法に基づき体系化、提示。 (C)研究開発拠点の構築、関与者間のネットワーク形成、継続的な取り組みや他地域への展開の原動力創出。多世代の理解促進。 研究開発プログラム 研究開発プロジェクト(複数公募) 研究開発体制:大学、自治体、NPO、企業等の連携 プロジェクト#1 プロジェクト#2 プロジェクト#3 プロジェクト#4 プロジェクト#5 研究開発プロジェクトの イメージ例 カテゴリⅡ (社会問題解決に資する具体的技術・手法等を実証) プロジェクト#6 年間20~25百万円程度上限 ①高齢者が陥りやすい危機的状況の回避と回復のための仕組み作り ②認知症高齢者の社会での受容と新しい社会秩序のあり方 ③新たなパーソナルモビリティと安全な移動空間づくり カテゴリ I (社会問題解決の選択肢提示) 年間2~10百万円未満 ④高齢者、現場のニーズを捉えた機器開発、環境整備のあり方の検討 ⑤社会における実証実験を推進する上での阻害要因等の整理と解決策等の研究手法の開拓 ⑥その他、高齢社会の問題解決のための新しいアイディアに基づく、広い視野に立った提案 10 14 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 4.研究開発プロジェクトについて 本領域で公募するプロジェクトは以下の通りです。 4-1.成果の方向性と領域の目標との対応 プロジェクトが達成しようとする成果としては、何らかの知識を得ることに留まらず、社 会の問題の解決に資する具体的な成果として、応募の段階で、以下に掲げるカテゴリーⅠ、 カテゴリーⅡのいずれかを明示することが求められます。 カテゴリーⅠ 社会の問題を解決するための選択肢を提示しようとするもの(研究開発のあり方や科学的 評価のための指標等の体系化など) カテゴリーⅡ 社会の問題の解決に資する具体的な技術や手法等についてその実証まで行おうとするもの 本領域においては、領域目標の(A)については主にカテゴリーⅡプロジェクト、(B) については主にカテゴリーⅠプロジェクトの成果をもって達成を目指します。領域目標の (C)については、全てのプロジェクトを含む領域全体の活動として達成を目指します。 4-2.期間・研究開発費 ◇ 研究開発プロジェクトの実施期間 3年を上限とし、研究開発の内容に応じて調整します。 (プロジェクト評価の結果を勘案して、研究を継続することでさらなる卓越した成果が出る と判断できる場合は、領域の継続期間の範囲内(1~2年)で期間を延長する可能性もあり ます) ◇ 研究開発費(含間接経費): 下記のように設定します。実施内容に応じて調整します。 カテゴリーⅠ:2-10百万円未満/年。 カテゴリーⅡ:20-25百万円/年程度を上限。 ◇公募の実施、採択件数 公募は、領域が設置されている6年間(平成22年度~27年度)のうち、原則として最初 の3年間実施します(計3回実施)。採択件数は、提案の応募の内容・状況により、年度ご とに柔軟に判断します。 4-3.研究開発体制 プロジェクトを実施するにあたっては、以下の体制を整えることが必要です。 (1)研究代表者は、現場で問題解決に取り組む人々と研究者が協働する集団(数名~20 名程度)を編成し、研究開発の実施期間を通じてリーダーシップを持って自ら研究開発 を推進する者であれば、職業研究者であるかどうかは問いません。ただし、研究代表者 自らが、国内の組織・団体等に所属して当該組織・団体等において研究開発を実施する 体制を取ることが必要です。 15 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 (2)人文・社会科学系研究者と自然科学系研究者の双方の参画があることが必要です。 (3)現場で問題解決に取り組む主体としては、企業、行政、各種法人、市民団体など、幅 広い範囲を想定しておりますが、研究実施者または研究協力者として、実質的にプロジ ェクトに関わることが必要です。さらに、特に本領域においては、高齢者自身が何らか の形で研究開発に参画し、研究を企画することも必要となります。 (4)プロジェクト終了後も取組が継続されるよう、自立性を確保する観点から、関係自治 体の関与も含めて、経済的な持続可能性について検討することが必要です。 4-4.研究開発プロジェクトのイメージ例 本領域におけるプロジェクトのイメージ例は以下の通りです。これらは現段階での想定で あり、採択する分野や内容を限定するものではありません。高齢社会の問題解決にあたって は、高齢者自身の心理状態、身体状態、社会的立場等をも考慮した学際的かつ分野横断的な 視点が求められること、また、人や社会が直接の研究対象となることから、心理学、社会学、 経済学などの人文・社会科学系分野と、医学、看護学、福祉工学などの自然科学系分野との バランスが取れた複数分野に渡る広い知見が必要です。以下で例示するもの以外も含めて、 問題解決のための効果的かつ斬新なアイディアに基づく、広い視野に立った提案を求めます。 なお、各例示タイトルの後の【 】内は、該当するカテゴリーを示しています。 ①高齢者が陥りやすい危機的状況の回避と回復のための仕組み作り【Ⅱ】 交通事故、火災、犯罪、詐欺などの被害から高齢者の命と財産を守り、安心で安全な地域 コミュニティを創り出すための制度や地域の各種インフラを複合的に活用するための具体的 な仕組みと危機管理の手法を、社会実験を実施しつつ構築します。また、事故や犯罪に遭遇 した後の高齢者の生活や心身状態の変化への適応策や支援策などを、警察、行政、商店街、 NPO,地域住民などを巻き込んだ社会実験により具体的に策定します。 ②認知症高齢者の社会での受容と新しい社会秩序のあり方【Ⅱ】 認知症となっても住み慣れた地域で人生を全うできる社会を構築するためには、認知症の 方と共存共生することが必須条件となります。実際の地域において、認知症の方、その家族、 地域住民、行政、医療、保健、福祉、民間企業、研究機関などの幅広い人材に参加してもら い社会実験を実施することにより、認知症の方と共生共存できる地域を実現するためには、 どのような地域システムや人々の価値観・秩序等の形成が必要かを明らかにします。 ③新たなパーソナルモビリティと安全な移動空間づくり【Ⅱ】 従来型の自動車や自転車の運転が自由にできなくなってきた高齢者にとって、よりバリア フリーとなる、新しいパーソナルモビリティの開発に向けた可能性を探ります。その際、高 齢者の快適な移動を可能とするため、単体としての移動手段だけではなく、道路空間等安全 な空間づくりなどモビリティ環境全体の改善について検討します。 そしてモビリティ環境の改善が、加齢とともに社会との関わりが希薄になりがちな高齢者 16 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 の外出意欲・外出頻度を高め、行動範囲を拡大し、より積極的な活動を促すなど、具体的に 高齢者の活動をどのように変化させ、それが高齢者の健康にどのような影響を与えるのかに ついても検証します。 ④まちぐるみの生涯学習の場づくり【Ⅰ】 持続可能な長寿社会を実現するためには、すべての世代の住民が、生きがいをもって、充 実した人生を過ごすとともに、自らの能力や経験を最大限に活用して、よりよい社会をつく る「新しい公共」を支えていくことが求められています。健康・経済状態を問わず、若者も 高齢者も参加する学びと活動の場としての生涯学習システムをコミュニティに構築し、それ が個人の QOL(Quality of Life)と地域の課題解決に有効な方策であることを検証します。 ⑤社会実験を推進する上での阻害要因等の整理と解決策等の研究手法の開拓【Ⅰ】 高齢社会に関する問題解決に向けた社会実験を実施するに当たって障害となりうる要因を 明らかにし、様々な分野の研究者と現場の関与者とが効率的に協働するための工夫も含めて 社会実験に多様な高齢者を関わらせる手法を、科学的根拠に基づいて系統的に整理し、有益 な知見の集大成として打ち出します。 ⑥その他 問題解決のための新しいアイディアに基づく、広い視野に立った提案を求めます。 4-5.本領域で対象としない研究開発要素のイメージ 本領域で対象としないプロジェクトのイメージは、原則として以下の通りです。 (1)ロボット、支援機器、計測器、医療機器等の機器開発に関わる要素技術(個別部品、 モジュール、駆動機構、制御ソフト等)の研究開発、医療技術や医薬品の研究開発、 老化のメカニズム解明や遺伝子分析等、理工学的な要素技術の研究開発を主目的とす るもの (2)ロボットやシミュレーションソフト等、ハードウェア、ソフトウェアを問わず、製作 そのものを目的とする研究開発 (3)年金制度や医療制度等を対象としたマクロレベルのシミュレーション・分析や、それ に基づく政策提言 (4)調査、データ収集や測定のみを実施するような、研究開発の要素に乏しい取り組み 5.研究開発領域のマネジメント 社会技術研究開発センターにおける研究開発領域のマネジメントは、下記のように推進し ます。 (1)領域運営の責任者として領域総括を設置し、研究開発領域のマネジメントを行ないま す。 (2)領域総括に対し専門的助言を行なう領域アドバイザーを設置します。領域アドバイザ 17 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 ーは研究者のみならず、現場の関与者を含め、産学官市民のバランスに配慮して選出 します。 (3)領域総括、領域アドバイザー、事務局が一体となり、下記のような活動を行います。 ・プロジェクトの募集・選考5 ・領域会議・・・領域総括、領域アドバイザー、社会技術研究開発センター事務局が集 まり、領域の運営に関わる諸事項について議論を行います。月1回程度開催。 ・サイトビジット(現地視察)・・・実際に研究開発が実施されている現場を訪問・視 察し、研究開発の推進状況を把握するとともに、必要に応じて実施者に直接助言を行 います。 ・領域全体会議・・・領域の関係者(領域総括、領域アドバイザー、研究開発実施者、 社会技術研究開発センター事務局)が一堂に会し、研究開発の進捗状況の報告や、研 究開発推進及び領域運営に関わる議論を行い6、関係者間の意識共有やプロジェクト同 士の交流により、ネットワーク形成およびそれぞれの研究の向上を目指します。 (4)領域総括は、必要に応じて、研究費の調整やプロジェクトの統廃合をも含む見直しを 行います。 (5)領域運営は、社会の状況や領域における研究開発の進捗状況に応じて、公募採択方針 の変更も含め、柔軟に対応します。 (6)アウトリーチ活動(成果報告会等のシンポジウム、Web 等での情報発信など)を積極 的に行います。 (7)外部関与者との人的ネットワークを構築します。成果の将来的な普及・定着を視野に 入れ、国・自治体・企業・NPO 等、当該問題に関する事業に深く関連する機関との連 携を様々なレベルで取ることができるよう、積極的に働きかけます。 6.研究開発の評価 社会技術研究開発センターは、研究開発領域(研究開発プログラム)およびプロジェク トを対象とした評価を行います。 6-1.研究開発領域の評価 (1) 本領域については、一定期間経過した時点で評価を実施します。 (2) 評価は、外部有識者により構成される評価委員会が行います。 6-2.研究開発プロジェクトの評価 (1) プロジェクトの提案は、領域総括が領域アドバイザー等の協力を得て選考を行います。 その結果に基づいて、社会技術研究開発センターは実施するプロジェクトを選定しま 5 6 研究開発プロジェクトの採択にあたり、類似する複数のプロジェクトがある場合は、調整により 1 つのプ ロジェクトとすることを条件とすることがあります。 全国に広がる研究実施者が一堂に会し、短期集中的に議論を効率よく行うために、合宿形式で行うことも 想定します。 18 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 す(事前評価。詳細は『Ⅳ.選考および採択』(20~22 ページ)に記載)。 (2) 全てのプロジェクトについて事後評価を実施します。 (3) 全てのプロジェクトについて、研究開発終了後一定期間を経たのち、追跡調査を行い、 その結果に基づき追跡評価を実施します。 (4) 事後評価及び追跡評価は、外部有識者により構成される評価委員会が行います。 7.留意事項 (1)以下の点に留意し、プロジェクト提案の計画・立案を行ってください。 ・これまでに、解決の方向性や手段が明示されていないもの、分野横断的であるために 明確な課題設定と解決への糸口が明示されていないもの、及び今後重要となることが 予想されるにもかかわらず十分検討されていないものを取り上げるような視点をもつ こと ・達成しようとする目標及び成果と、それを実現するための研究体制、スケジュールを 明確かつ具体的に示し、計画、実施、評価、改良のサイクル(PDCAサイクル)の着 実な実行により、それらを明示し検討すること (2)プロジェクト提案の計画・立案にあたっては、高齢者人口(特に75歳以上)が急速 に増加する2025年まで、およびそれ以降の状況(人口動態、各種インフラ、高齢者 像等の変化)と起こりうる問題に配慮し、その将来的な解決をも視野に入れることを望 みます。 (3)解決すべき問題の内容に応じて、研究開発を実施するコミュニティ(都道府県、市区 町村、字等の行政区に限らず、小学校区、団地等の地域、共通の目的、価値に基づい て活動する人々の集まりや、企業、コンソーシアム等の団体、関連する職種等)を、 適切に選択することが必要です。コミュニティは一つに限る必要はなく、関係する複 数コミュニティで研究開発を実施することも含め、具体的に明示することが求められ ます。 (4)経済的な持続可能性を含め、研究開発終了後の取組みの持続可能性、地域社会やコミ ュニティの持続可能性に対するプロジェクトとしての位置づけを提案時に明らかにす ることが必要です。 (5)社会を直接の対象とし、個人の価値観にも影響を与える研究開発となる可能性がある ことから、あらかじめ成果の負の影響や、データ・事例の収集・処理についても十分考 慮し、膨大な社会的コストを要求することや、多大な犠牲を払うことなどのないよう、 計画段階から十分検討することが必要です。 (6)生活者の参画、男女共同参画等の多様な観点も含め、地域やコミュニティの多様な関 与者が参画することに配慮することが求められます。 19 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 Ⅳ.選考及び採択 1 .選考のプロセス 選考は、提案書に基づく書類(一次)選考とその合格者に対する面接(二次)選考の二段 階で実施し、「3.選考にあたっての基準」(20~22 ぺージ)を基に総合的に判断します。 (1) 書類選考の結果、面接選考の対象となった研究代表者には、その旨を書面で通知す るとともに、面接選考の要領、日程、追加で提出を求める資料等についてお知らせ いたします。面接選考では、研究代表者に自らプロジェクトの構想を説明していた だきます。 (2) 書類選考、面接選考の結果については、採否にかかわらず、その都度提案者に通知 いたします。 (3) 選考スケジュールは、「Ⅰ.応募要領、2.選考スケジュール」(1 ページ)をご参 照ください。日程の詳細、変更等については、当センターホームページ(URL:4 ページ)にてお知らせいたします。 2.選考体制 選考は、総括がアドバイザー等の協力を得て行います。その結果に基づいて、JSTは研 究代表者およびその実施するプロジェクトを選定いたします。また、必要に応じて外部レビ ュアーの協力を得ることがあります。 (1) 公正で透明な選考を行う観点から、JST の規定に基づき、下記に示す利害関係者は 評価に加わらないようにしています。 a. b. c. d. e. f. 提案者と親族関係にある者。 提案者と大学、国研等の研究機関において同一の学科、研究室等又は同一 の企業に所属している者。 提案者と緊密な共同研究を行うもの。 (例えば、共同プロジェクトの遂行、共著研究論文の執筆、同一目的の研 究メンバー、あるいは提案者のプロジェクト提案の中での研究分担者な ど、提案者と実質的に同じ研究グループに属していると考えられる者) 提案者と密接な師弟関係あるいは直接的な雇用関係にある者。 提案者の研究課題と直接的な競争関係にある者。 その他 JST が利害関係者と判断した場合。 (2) 選考に係わったアドバイザー等の氏名は、採択する提案の発表時に公表します。 3.選考にあたっての基準 (1) 選考は、以下の要件を満たしているかどうかを判断して審査します。 (a) 解決すべき問題の把握と創出しようとする成果 ・ 高齢社会に関わる問題について、コミュニティの現場の現状と将来起こりうる問題 を、客観的な根拠に基づいて的確に把握しているか。 20 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 ・ 研究開発期間内で創出しようとする成果が明確か ・ 研究開発領域の目標の達成に向けて、このプロジェクトの成果が果たしうる役割が 明確か (b) プロジェクトの新規性・先駆的独創性 ・ プロジェクトの新規性、先駆的独創性が明確に示されているか (c) 実行可能な研究開発の具体的な計画 ・ 研究開発期間内に実行可能な研究開発計画であることが示されているか (d) 倫理審査 ・ 研究開発を実施する上で、倫理的問題に関して、研究開発計画に対する倫理審査が 必要な場合、どの機関で審査を行うかが明確に示されているか (e) 成果の評価方法 ・ プロジェクトにより創出される成果 7を、科学的手法に基づいて評価しようとして いるか (f) プロジェクト終了後の持続可能性(カテゴリーⅡのみ) ・ プロジェクト終了後、成果の持続可能性が、担い手、経済的な持続性・効率性、コ ミュニティの構成員のニーズの観点から明確に示されているか (g) 成果の一般性(カテゴリーⅡのみ) ・ 将来的な他のコミュニティへの展開、実装において、創出された成果を特定の個人、 団体及び対象コミュニティにのみ還元するものではなく、広く社会一般に還元する ものであるか (h) プロジェクトの体制について ・ プロジェクトの課題に応じ生活者、特に高齢者自身の参画等の多様な観点を含め、 地域やコミュニティの多様な関与者の参画があり、その協働の方法が示されている か ・ 必要であれば倫理審査への対応も含め、人文・社会科学系研究者と自然科学系研究 者の双方の参画があり、それらが協働して実施する内容が明確であるか (i) 予算計画について ・ 提案内容に対して予算規模や予算配分が適切であるか (2) 提案書各様式に不備がある場合には、審査対象とならない可能性があります。 ただし、今回の募集に関し、東日本大震災に遭われた方からの研究提案につきまして は、状況を踏まえ、特に必要な場合には柔軟な対応を検討いたします。 (3) 上記のほか、研究開発プログラム毎の独自の選考の観点や方針として、「Ⅰ.募集・選 考にあたっての領域総括の考え方」(5~7 ページ)、「Ⅱ.研究開発領域の概要」(11 ~19 ページ)も踏まえて選考します。 (4) 研究開発費の「不合理な重複」ないし「過度の集中」にあたるかどうかも、選考の要 素となります。詳しくは、「Ⅵ.競争的資金制度への応募に際しての注意事項」(28~ 35 ページ)をご参照下さい。 7 本研究開発領域における「成果」とは、論文や特許の創出を前提とするものではなく、高齢社会に関する具 体的な問題解決のための新規的アプローチの提案、または社会に実装し社会の安寧に資するものをいいま す。 21 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 (5) グループリーダー(研究開発の実施の項目ごとに編成されたグループで中心的な役割 を果たす参加者)とそのグループについては、選考にあたって領域総括と領域アドバ イザーがその必要性等を十分に検討いたします。その結果、提案とその代表者は採択 されても、研究開発の実施体制の見直しをお願いすることがあります。 (6) 採択にあたり、応募カテゴリーの変更を求めることがあります。 22 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 Ⅴ.社会技術研究開発における研究開発の推進方法 1.実施計画 (1) 採択後、研究代表者には、プロジェクトの研究開発期間を通じた「全体研究開発計画 書」を作成していただきます。また、年度毎に「年次研究開発計画書」を作成してい ただきます。研究開発計画には、研究開発費や研究開発実施体制が含まれます。 (2) 研究開発計画(全体研究開発計画書及び年次研究開発計画書)は、総括の承認を経て 決定します。総括はアドバイザーの助言を踏まえ、研究代表者との意見交換、日常の プロジェクトの進捗把握、サイトビジット等の現地調査、研究開発計画に対する助言 や調整、必要に応じて研究代表者に対する指示を行います。 (3) 総括は、本プログラム全体の目的達成等のため、プロジェクトの計画の決定にあたっ て、プロジェクト間の調整を行う場合があります。 2.実施体制 (1) 研究代表者を中心として研究開発を進めていただきます。研究代表者には、構想を実 現するために、研究者と現場の状況・問題に詳しいさまざまな立場の「関与者」とが協 働する集団(数名~20名程度)を編成し、研究開発を実施していただきます。 (2) プロジェクトには、研究代表者の所属する機関の実施者のみならず、他の機関に所属 する実施者を含めることも可能です。実施内容に応じたグループ分けを行い、効果的 に研究開発を推進していただきます。 (3) JST は、研究代表者や他の実施者の所属する機関等と委託研究契約を締結します。 (4) 研究開発推進上の必要性に応じて、新たに実施者、あるいはその補助者等を研究開発 費の範囲内で雇用し、プロジェクトに参加させることが可能です。 23 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 3.実施拠点 実施者の所属する機関を拠点として実施することを原則とします。 4.研究契約と知的財産権の帰属 (1) 採択後、JSTは研究代表者及び主たる実施者(※)の所属する機関との間で、原則と して委託研究契約を締結します。 ※ 主たる実施者とは、実施者のうち、研究代表者と異なる機関に所属する実施者を代表する方を指 します。 (2) 研究開発の実施機関において、JSTとの委託研究契約が締結できない場合、公的研究 費の管理・監査に必要な体制等が整備できない場合、また、財務状況が著しく不安定 である場合には、当該実施機関では研究開発費等が使用できないことがあります。詳 しくは、「6.実施機関の責務等」(25~26ページ)を参照してください。 (3) 研究開発により生じた特許等の知的財産権は、委託研究契約に基づき、産業技術力強 化法第19条(日本版バイドール条項)に掲げられた事項を実施機関が遵守すること 等を条件として、実施機関に帰属します。 (補足) 委託事業と補助事業の違い 本事業は JST が機関と委託研究契約を締結することにより実施する「委託事業」 です。「委託事業」とは、本来、国等(本事業においては JST)が行うべき事業につ いて、国等が自ら実施するよりも大学・企業等他の主体が実施した方がより大きな 効果が得られると思われる場合に、契約により他の主体に実施を委ねることです。 この場合、受託者は委託研究契約及び委託研究契約事務処理説明書に基づき受託業 務を適正に実施する義務があり、委託者はその実施状況を確認します。 これに対し「補助事業」とは、本来大学・企業等が実施している事業について、 一 定の公共性が認められる場合に申請に基づき国等がその経費の一部を負担するもの です。この場合、補助金の交付を受けた側が主体的に事業を実施します。 5.研究代表者の責務 (1) プロジェクトの推進及び管理 自らのプロジェクトの推進上必要なマネジメントや成果等について、全体の責任を負 っていただきます。プロジェクト内の役割分担や責任体制を明確にした上で、プロジェ クトの着実な推進や統一的な成果の取りまとめに向けて、主導的役割を果たしてくださ い。また、計画書の作成や定期的な報告書等の提出、評価等への対応を行ってください。 (2) 研究開発費の管理 プロジェクト全体の研究開発費の適切な管理(資金計画と進捗度管理等)をしてくだ さい。 (3) プロジェクトで雇用される実施者への配慮について 実施者、特に研究開発費で雇用する研究員等の勤務環境・条件に配慮してください。 24 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 (4) 研究開発成果のアウトリーチ活動について 国費による研究開発であることから、国内外での研究開発成果の発表を積極的に行っ てください。プロジェクトの実施に伴い、得られた研究開発成果を新聞・雑誌での著作、 論文等で発表する場合は、戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発)の成果である 旨の記述を行ってください。併せて、JST が国内外で主催するワークショップやシンポ ジウムに参加し、研究開発成果を発表してください。 また、当センターの構築する「社会の問題解決に取り組む関与者と研究者が協働す るための人的ネットワーク」に参画いただき、情報の発信・共有、ワークショップやシ ンポジウムの企画・開催などにご協力いただきます。 (5) JST と所属機関との契約、その他 JST の諸規定等に従っていただきます。 (6) 戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発)の評価、JST による経理の調査、国の会 計検査、その他監査等に対応をお願いします。 (7) プロジェクトの終了後一定期間を経過した後に行われる追跡評価に際して、情報提供や インタビュー等への対応をお願いします。 6.実施機関の責務等 JST が委託研究契約を締結する研究開発の実施機関の要件・責務等は、以下の通りです。 以下を踏まえ、応募に際しては、必要に応じて、関係する実施機関への事前説明や事前承諾 を得る等の手配を適切に行ってください。 (1) 研究開発費は、委託研究契約に基づき、その全額を委託研究費として実施機関に執行し ていただきます。 (2) 委託研究契約書及び JST が定める「委託研究契約事務処理説明書」に基づいて、委託 研究費の柔軟で効率的な運用に配慮しつつ、適正な経理事務を行っていただきます。ま た、JST に対する所要の報告等、及び JST による経理の調査や国の会計検査等に対応 していただきます。 (3) 効果的な研究開発推進のため、円滑な委託研究契約締結手続きにご協力ください。 (4) 委託研究契約に基づき、産業技術力強化法第 19条(日本版バイドール条項)が適用 されて実施機関に帰属した知的財産権が、出願及び設定登録等される際は、JST に対し て所要の報告をしていただきます。また、第三者に譲渡される際は、JST の承諾を得る ことが必要となっております。 (5) 委託研究の実施に伴い発生する知的財産権は、実施機関に帰属する旨の契約を当該研究 開発等に参加する実施者等と取り交わす、または、その旨を規定する職務規定を整備す る必要があります。 (6) 委託研究契約が締結できない場合には、当該実施機関では研究開発費を使用できないこ とがあります。 (7) 実施機関は、「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン(実施基準)」 (平成19年2月15日 文部科学大臣決定)に基づき、実施機関における委託研究費 の管理・監査体制を整備していただく必要があります。また、その実施状況の報告等を していただくとともに、体制整備等の状況に関する現地調査が行われる場合には対応い ただきます。 25 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 (8) JST は、営利機関等(民間企業及び JST が指定する機関)との委託研究契約に先立ち、 委託の可否及び委託方法に係る審査を行います。この審査結果によっては、JST が特に 指定する委託方法に従っていただくことがあります。また、財務状況が著しく不安定な 場合などは、委託が不可能と判断され、当該実施機関では研究開発費を使用できない場 合があり、その際には実施体制の見直し等をしていただくことがあります。 7.研究開発費の使途 研究開発費は、原則としてその全額を委託研究費として、研究代表者及び主たる実施者の 所属する機関に執行していただきます。 (1)研究開発費(直接経費)とは、当該研究開発の遂行に直接必要な経費であり、以下の使 途に支出することができます。 項目 直接経費 物品費 支出対象及び留意点(※1) 設備備品費、消耗品費: 新たに設備・備品・消耗品等を購入するための経費 人件費・ 人件費 :当該研究開発を遂行するために雇用する者の人件費(※2) 謝金 謝金 旅費 :講演依頼謝金など 研究代表者や実施者の旅費、当該研究開発の遂行に直接的に必要な招 聘旅費など 上記の他、当該研究開発を遂行するために必要な経費 以下は、具体例 その他 x 研究開発成果発表費用(論文投稿料、HP作成費用等) x 外注費(再委託に該当するものを除く) x 機器リース費用、運搬費(専ら当該研究開発に使用する設備等に関 するもの) ※1 詳しくは当センターのホームページ(4ページ)に掲載されている「事務処理説明書」をご覧くださ い。大学等(国公立及び独立行政法人等の公的研究機関、公益法人等で機構が認めるものを含む)と 企業等(主として民間企業等の大学等以外の研究機関)では、事務処理等の取扱いが異なる場合があ りますのでご注意ください。 ※2 研究担当者(研究代表者、主たる実施者)に対する給与を支出することはできません。また、大学 等においては、定年制の教職員の人件費を支出することはできません。 (2)以下の経費は研究開発費(直接経費)として支出できません。 ① 当該プロジェクトの目的に合致しないもの ② 間接経費としての使用が適当と考えられるもの (3)その他、研究開発費(直接経費)からの支出が適切か否かの判断が困難な使途がある場 合は、JST へお問い合わせください。 ※ JST は、上記の研究開発費(直接経費)に加え、当該委託研究に関して実施機関にて必要となる管理費 等として、直接経費に対する一定比率(30%を上限とする)の間接経費を別途措置して支払います。 ※ JST では、研究機関に対して研究費の柔軟かつ効率的な執行を要請するとともに、国費を財源とする 26 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 こと等から、一部の項目について委託研究契約書や事務処理説明書、府省共通経費取扱区分表等により、 一定のルール・ガイドラインを設け、適正な執行をお願いしています。なお、府省共通経費取扱区分表 は当センターの提案募集ホームページ(4ページ)以下に掲載しております。 8.海外の機関に所属する方がプロジェクトの主たる実施者として参加する場合 次の条件を満たす場合に、海外の実施機関に所属している方が海外の機関を拠点に実 施者としてプロジェクトに参加することが可能です(研究代表者は、国内の研究開発実 施機関に所属することが求められます。「Ⅰ.応募の要領 5.提案者の要件」(3ペー ジ)を参照してください)。 a. 研究代表者の構想を実現する上で必要不可欠と判断され、海外の機関でなければ実 施が困難(不可能)であること。 b. 当該機関と JST との間で、一定の条件(※)を満たす契約を締結できること。 なお、海外での研究開発を希望される場合は、提案書(様式10)に海外での実施 が必要な理由を記載してください。 ※ 一定の条件:少なくとも下記の2条件が満たされる必要があります。 ア.当該海外機関への間接経費の支払いが、直接経費の30%を超えないこと。 イ.当該海外機関と JST との間で、知的財産権の共有ができること。 27 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 Ⅵ.競争的資金制度への応募に際しての注意事項 ※ 本章の一部は、競争的資金・公的研究費の公募要領で示すべきとされる共通的な注意事項 について、一般的な用語を用いて記載しています。文中で使用される「研究」、「研究者」、 「研究課題」には、それぞれ、本プログラムにおける「研究開発」、「研究開発実施者」、「研 究開発プロジェクト」が含まれるものとしてお読みください。 1.競争的資金制度について (1)不合理な重複・過度な集中に対する措置 ①不合理な重複に対する措置 研究者が、同一の研究者による同一の研究課題(競争的資金が配分される研究の名称及 びその内容をいう。)に対して、国又は独立行政法人の複数の競争的資金が不必要に重ね て配分される状態であって次のいずれかに該当する場合、戦略的創造研究推進事業(社会 技術研究開発)(以下、本事業)において審査対象からの除外、採択の決定の取消し、又 は経費の削減(以下、「採択の決定の取消し等」という。)を行うことがあります。 ・ 実質的に同一(相当程度重なる場合を含む。以下同じ)の研究課題について、複数の競 争的資金に対して同時に応募があり、重複して採択された場合。 ・ 既に採択され、配分済の競争的資金と競争的資金と実質的に同一の研究課題について、 重ねて応募があった場合。 ・ 複数の研究課題の間で、研究費の用途について重複がある場合 ・ その他これに準じる場合 なお、本事業への申請段階において、他の競争的資金制度等への提案を制限するもので はありませんが、他の競争的資金制度等に採択された場合には速やかに本事業の事務担当 に報告してください。この報告に漏れがあった場合、本事業において、採択の決定の取消 し等を行う可能性があります。 ②過度の集中に対する措置 本事業に提案された研究内容と、他の競争的資金制度等を活用して実施している研究内 容が異なる場合においても、当該研究者又は研究グループ(以下、「研究者等」という。) に当該年度に配分される研究費全体が効果的・効率的に使用できる限度を超え、その研究 期間内で使い切れない程の状態であって、次のいずれかに該当する場合には、本事業にお いて、採択の決定の取消し等を行うことがあります。 ・ 研究者等の能力や研究方法等に照らして、過大な研究費が配分されている場合 ・ 当該研究課題に配分されるエフォート(研究者の全仕事時間(※)に対する当該研究の 実施に必要とする時間の配分割合(%))に比べ過大な研究費が配分されている場合 ・ 不必要に高額な研究設備の購入等を行う場合 ・ その他これらに準ずる場合 このため、本事業の提案書類の提出後に、他の競争的資金制度等に申請し採択された場 合等、記載内容に変更が生じた場合は、速やかに本事業の事務担当に報告してください。 この報告に漏れがあった場合、本事業において、採択の決定の取消し等を行う可能性があ 28 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 ります。 ※ 研究者の全仕事時間とは、研究活動の時間のみを指すのではなく、教育活動中や管理業務等を含めた 実質的な全仕事時間を指します。 <エフォートの定義について> x 第3期科学技術基本計画によれば、エフォートは「研究に携わる個人が研究、教育、管理業務等の 各業務に従事する時間配分」と定義されています。 x 研究者の皆様が課題を申請する際には、当該研究者の「全仕事時間に対する当該研究の実施に必要 とする時間の配分割合」を記載していただくことになります。 x なお、この「全仕事時間」には、研究活動にかかる時間のみならず、教育活動や管理業務等にかか る時間が含まれることに注意が必要です。 x したがって、エフォートの値は、研究計画の見直し・査定等に応じて、変更し得ることになります。 例:年度途中にプロジェクトαが打ち切られ、プロジェクトβに採択された場合の全仕事時間の配 分状況(この他、プロジェクトγを一年間にわたって実施) プロジェクト プロジェクト 20% 50% 10月~ プロジェクト 4月~9月 0 プロジェクトα プロジェクト 30% 40% 20 プロジェクトβ 40 60 プロジェクトγ 教育活動, 20% 管理業務 10% 教育活動 20% 管理業務 10% 80 教育活動 100 管理業務 このケースでは、9月末でプロジェクトαが終了(配分率40%)するとともに、10月から新 たにプロジェクトβが開始(配分率50%)されたことにより、プロジェクトγのエフォート値 が30%から20%に変化することになります。 ③不合理な重複・過度の集中排除のための措置、提案内容に関する情報提供 ○ 上記の、不合理な重複や過度の集中の排除の趣旨などから、国や独立行政法人が運用 する、他の競争的資金制度等やその他の研究助成等を受けている場合、及び採択が決 定している場合、同一課題名または内容で本事業に応募することはできません。 なお、応募段階のものについてはこの限りではありませんが、その採択の結果によ っては、本事業での採択の決定の取消し等の対象となる場合があります。また、本募 集での選考途中に他制度への応募の採否が判明した際は、4ページのお問合せ先まで 速やかに連絡してください。 ○ 科学研究費補助金など、国や独立行政法人が運用する競争的資金や、その他の研究助 成等を受けている場合(応募中のものを含む)には、提案書の様式に従ってその内容 を記載して頂きます(様式 9)。これらの提案内容やエフォート等の情報に基づき、競 争的資金等の不合理な重複及び過度の集中があった場合、また、これらの情報に関し て不実記載があった場合も、採択の決定の取消し等を行う場合があります。 29 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 ○ 不合理な重複・過度の集中を排除するために、必要な範囲内で、応募(又は採択課題・ 事業)内容の一部に関する情報を、府省共通研究開発システム(e-Rad)などを通じて、 他府省を含む他の競争的資金制度等の担当に情報提供する場合があります。また、他の 競争的資金制度等におけるこれらの確認を行うため求められた際に、同様に情報提供を 行う場合があります。 ④最先端・次世代研究開発支援プログラムの重複制限 「最先端・次世代研究開発支援プログラム」に採択され、研究開発を実施する研究者に ついては、平成23年度以降、事業期間終了まで、国又は独立行政法人からの他の研究費 (研究開発を直接の目的としない事業の資金を除く)の配分を受けることができませんの で留意願います。 (2)不正使用及び不正受給への対応 実施課題に関する研究費の不正な使用及び不正な受給(以下、「不正使用等」という。) への措置については以下のとおりとします。 ①契約の解除などの措置 不正使用等が認められた課題について、委託契約の解除・変更を行い、委託費の全部ま たは一部の返還を求めます。また、次年度以降の契約についても締結しないことがありま す。 ②申請及び参加(※)の制限 本事業の研究費の不正使用等を行った研究者及びそれに共謀した研究者に対し、本事業 への申請及び参加を制限します。 また、他府省及び他府省所管の独立行政法人を含む他の競争的資金等の担当に当該不正 使用等の概要(不正使用等をした研究者名、制度名、所属機関、研究課題、予算額、研究 年度、不正等の内容、講じられた措置の内容等)を提供する場合があります。(他府省及 び他府省所管の独立行政法人を含む他の競争的資金制度において、申請及び参加が制限さ れることとなる可能性があります。) なお、この不正使用等を行った研究者及びそれに共謀した研究者に対する、本事業にお ける申請及び参加の制限の期間は、不正の程度により、次ページの表の通り、原則、委託 費等を返還した年度の翌年度以降2年から5年間とします。 ※「申請及び参加」とは、新規課題の提案、応募、申請を行うこと、また共同研究者等として新たに研 究に参加することを指します。 ※委託費等を返還した当該年度についても、参画が制限されます。 30 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 不正使用等の内容 単純な事務処理の誤り 本事業による業務以外の用途へ の使用がない場合 本事業による業務以外の用途へ の使用がある場合 制限の期間(委託費等を返還した年度の翌年度から) なし 2年 2~5年 (具体的期間は、程度に応じて個々に判断される。) <例> ・本事業による業務に関連する研究等の遂行に使用(2年) ・本事業による業務とは直接関係のない研究等の用途に使用(3年) ・研究等に関連しない用途に使用(4年) ・虚偽の請求に基づく行為により現金を支出(4年) ・個人の利益を得るための私的流用(5年) 提案書類における虚偽申告等、不 正な行為による受給 5年 (3)研究活動の不正行為に対する措置 実施課題に関する研究活動の不正行為(捏造、改ざん、盗用。以下、 「不正行為」という。) への措置については、 「研究活動の不正行為への対応のガイドラインについて」 (平成18年 8月8日 科学技術・学術審議会研究活動の不正行為に関する特別委員会)に基づき、以下 のとおりとします。 ①契約の解除・変更、委託費の返還 研究活動の不正行為が認められた課題について、委託契約の解除・変更を行い、研究活 動の不正行為の悪質性等に考慮しつつ、委託費の全部又は一部の返還を求めます。また、 次年度以降の契約についても締結しないことがあります。 ②申請及び参加の制限 以下の者について、一定期間、本事業への申請及び参加を制限します。また、他府省を 含む他の競争的資金等の担当に当該不正行為の概要(不正行為をした研究者名、所属機関、 研究課題、予算額、研究年度、不正行為の内容、講じられた措置の内容等)を提供するこ とにより、他府省を含む他の競争的資金制度において、申請及び参加が制限される場合が あります。 ※不正行為等が認定された当該年度についても、参画が制限されます。 措置の対象者 制限される期間(不正が認定された年度の翌年度から) 不正行為があったと認定された研究にかかる 論文等の、不正行為に関与したと認定された 著者、共著者及び当該不正行為に関与したと 2~10年 認定された者 不正行為に関与したとまでは認定されないも のの、不正行為があったと認定された研究に 係る論文等の内容について責任を負う者とし 1~3年 て認定された著者 31 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 (4)他の競争的資金制度で申請及び参加の制限が行われた研究者に対する措置 国又は独立行政法人が所管している他の競争的資金制度において、研究費の不正使用等又 は研究活動の不正行為等により制限が行われた研究者については、他の競争的資金制度にお いて応募資格が制限されている期間中、本事業への申請及び参加を制限します。 「他の競争的資金制度」について、平成24年度に新たに公募を開始する制度も含みます。 なお、平成23年度以前に終了した制度においても対象となることがあります。 現在、具体的に対象となる制度につきましては、下記ホームページをご覧ください。 http://www8.cao.go.jp/cstp/compefund/10ichiran.pdf (5)関係法令等に違反した場合の措置 関係法令・指針等に違反し、研究を実施した場合には、研究費の配分の停止や、研究費の 配分決定を取り消すことがあります。 (6)間接経費に係る領収書の保管に係る事項 間接経費の配分を受ける研究機関においては、間接経費の適切な管理を行うとともに、間 接経費の適切な使用を証する領収書等の書類を、[研究完了の年度の翌年度から5年間]適 切に保管しておくこと。また、間接経費の配分を受けた各受託機関の長は、毎年度の間接経 費使用実績を翌年度の6月30日までに指定した書式により JST に報告することが必要と なります。 (7)繰越について 複数年度にまたがる委託契約を締結する非営利の研究機関においては、年度末に発生す る未使用の予算残額(契約差額、人件費超過勤務費・消耗品費・消費税相当額等の見込み 差額等下記①、②、③)であっても、翌年度の研究費として有効に使用出来る場合には、 契約期間内に限り、繰越すことが可能です。当該年度終了後(翌年度4月)に JST へ繰越 額のみを報告することにより繰越が可能となっています。 ① 研究開発推進の過程において、目的どおり使用したが見込みがずれたもの。 ② 研究開発推進の過程において、想定外の諸条件の影響により契約、納品検収が当年度内 に完了しなかったものの、当初目的の実現を図るために引き続き実施する必要性があり、 翌年度中に完了することが確実であるもの。 ③ 研究開発推進の過程において、想定外の状況変化等により当年度中に使用できなかった 研究費を、翌年度において新たな使途にあてることが研究活動の目的の実現のために有 効かつ必要と認められる場合であって、概ね翌年度の第1四半期中に執行が完了する見 込であるもの。 (8)「国民との科学・技術対話」の推進について 「『国民との科学・技術対話』の方針について(基本的取組方針)」 【平成22年6月19 日科学技術政策担当大臣、総合科学技術会議有識者議員】を踏まえ、本事業に採択され、1 32 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 件当たり年間3000万円以上の公的研究費(競争的資金またはプロジェクト研究資金)の 配分を受ける場合には、 「国民との科学・技術対話」への積極的な取り組みをお願いします。 なお、上記の基本的取組方針については、下記ホームページをご参照ください。 http://www8.cao.go.jp/cstp/output/20100619taiwa.pdf (9)府省共通経費取扱区分表について 本事業では、競争的資金において共通して使用することになっている府省共通経費取扱区 分表に基づき、費目構成を設定していますので、経費の取扱については府省共通経費取扱区 分表(当センターの提案募集ホームページ(4ページ)に掲載)を参照してください。 (10)若手の博士研究員のキャリアパスについて 「文部科学省の公的研究費により雇用される若手の博士研究員の多様なキャリアパスの 支援に関する基本方針」 (科学技術・学術審議会人材委員会)において、 「若手の博士研究員 を雇用する公的研究機関及び研究代表者に対して、若手の博士研究員を対象に、国内外の多 様なキャリアパスの確保に向けた支援に積極的に取り組むこと」とされています。詳しくは 以下をご参照ください。 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu10/index.htm 2.研究機関における研究費等の適切な管理・監査の体制整備について ①管理・監査の体制整備 JST と委託契約を締結する各研究機関は、「研究機関における公的研究費の管理・監査 のガイドライン(実施基準)」(平成19年2月15日 文部科学大臣決定)に基づき、 機関における委託研究費の管理・監査体制を整備していただく必要があります。 「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン(実施基準)」については、 下記ホームページをご参照ください。 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/gijyutu/008/houkoku/07020815.htm ②「体制整備等自己評価チェックリスト」の提出 ○ JST と委託契約を締結する各研究機関は、上記ガイドラインに基づき、 「体制整備等自 己評価チェックリスト」 (以下、 「チェックリスト」という。)を提出することが必要で す。チェックリストの提出がない場合の研究実施は認められません。 下記ホームページの案内に基づいて、平成24年10月1日までに、研究機関から 文部科学省研究振興局振興企画課競争的資金調整室に、府省共通研究開発管理システ ム(e-Rad)を利用して、チェックリストを提出してください(※)。 http://www.mext.go.jp/a_menu/kansa/08122501.htm ※ 平成23年4月以降、別途の機会でチェックリストを提出している場合は、今回新たに提出する 必要はありません。 ※ チェックリストの様式の入手・提出には、e-Rad の利用可能な環境が整っていることが必須とな りますので、e-Rad への研究機関の登録手続きを行っていない機関にあっては、早急に手続きを 33 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 お願いします。 (登録には通常2週間程度を要しますので十分ご注意ください。e-Rad 利用に係る 手続きの詳細については、上記ホームページに示された提出方法の詳細とあわせ、e-Rad ポータ ルサイト(4ページ)をご覧ください。) ○ 提出後、必要に応じて、文部科学省(資金配分機関を含みます)による体制整備等の 状況に関する現地調査に協力をいただくことがあります。 また、チェックリストの内容に関して、平成19年5月31日付け科学技術・学術政 策局長通知で示している「必須事項」への対応が不適切・不十分である等の問題が解 消されないと判断される場合には、研究費を交付しないことがあります。 3.提案書記載事項等の情報の取扱い ①提案書の取扱い 提案書は、提案者の利益の維持、 「独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する 法律」その他の観点から、選考以外の目的に使用しません。応募内容に関する秘密は厳 守いたします。詳しくは下記ホームページをご参照ください。 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H15/H15HO059.html ②e-Rad 上の課題等の情報の取扱い 採択された個々の研究開発プロジェクトに関する情報(制度名、課題名、所属機関名、 研究代表者名、予算額及び実施期間)については、 「独立行政法人等の保有する情報の公 開に関する法律」 (平成13年法律第140号)第5条第1号イに定める「公にすること が予定されている情報」であるものとします。これらの情報については、採択後適宜本 事業のホームページ等において公開します。 ③e-Rad からの政府研究開発データベースへの情報提供 文部科学省が管理運用する府省共通研究開発管理システム(e-Rad)を通じ、内閣府の 作成する政府研究開発データベース(※)に、各種の情報を提供することがあります。 また、これら情報の作成のため、各種の作業や情報の確認等についてご協力いただくこ とがあります。 ※ 国の資金による研究開発について適切に評価し、効果的・効率的に総合戦略、資源配分等の方針の企 画立案を行うため、内閣府総合科学技術会議が各種情報について、一元的・網羅的に把握し、必要情 報を検索・分析できるデータベースを構築しています。 4.その他 ①生命倫理及び安全の確保 ライフサイエンスに関する研究開発については、生命倫理及び安全の確保に関し、各 府省が定める法令・省令・倫理指針等を遵守してください。研究開発等の実施者が所属 する機関の長等の承認・届出・確認等が必要な研究開発については、必ず所定の手続き を行ってください。 各府省が定める法令等の主なものは以下の通りですが、このほかにも研究開発内容によっ 34 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 て法令等が定められている場合がありますので、ご留意ください。 ・ ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律(平成12年法律第146号) ・ 特定胚の取扱いに関する指針(平成21年文部科学省告示第83号) ・ ヒトES細胞の樹立及び使用に関する指針(平成21年文部科学省告示第84号) ・ ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針(平成16年文部科学省・厚生労働省・経済産業省 告示第1号) ・ 医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令(平成9年厚生省令第28号) ・ 手術等で摘出されたヒト組織を用いた研究開発の在り方について(平成10年厚生科学審議会答申) ・ 疫学研究に関する倫理指針(平成19年文部科学省・厚生労働省告示第1号) ・ 遺伝子治療臨床研究に関する指針(平成16年文部科学省・厚生労働省告示第2号) ・ 臨床研究に関する倫理指針(平成20年厚生労働省告示第415号) ・ 遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(平成15年法律第9 7号) なお、文部科学省における生命倫理及び安全の確保について、詳しくは下記ホームページ (ライフサイエンスの広場「生命倫理・安全に対する取組」)をご参照ください。 http://www.lifescience.mext.go.jp/bioethics/index.html ②人権及び利益の保護への対応 研究開発等の計画上、相手方の同意・協力や社会的コンセンサスを必要とする研究開 発又は調査を含む場合には、人権及び利益の保護の取扱いについて、必ず応募に先立っ て適切な対応を行ってください。 ③デュアルユース(※)への配慮 研究開発の成果等が社会に対する負の側面(デュアルユース等)を有する可能性に十 分配慮し、必要な検討を行いつつ、研究開発を行ってください。 ※ ここでは、民生目的の特定の物質・情報・技術等が、軍事・犯罪・テロ行為等の目的にも利用できる 両用性を意味します。(参照 URL:http://www.biosecuritycodes.org/gloss_jp.htm) ④違反及び不適切な行為に対する措置 上記の注意事項への対応が不十分と見なされる場合、その他何らかの不適切な行為が 行われた場合には、採択の取り消し又は研究開発等の中止、研究開発費等の全部または 一部の返還、ならびに事実の公表の措置を取ることがあります。 関係法令・指針等に違反し、研究を実施した場合には、研究費の配分の停止や、研究 費の配分決定を取り消すことがあります。 35 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 Ⅶ.平成24年度 戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発) 提案公募Q&A (提案者の要件) Q 年齢制限はありますか。 A 特に年齢制限は設けておりませんが、実施期間を通じて国内の機関等にて研究開発を実施できる体制 がとれることが求められます。 (重複応募) Q JST の他の事業へ既に応募していますが、本プログラムへの応募はできますか。 A 応募は可能です。ただし、JST が運用する全ての競争的資金制度を通じて、研究代表者等や研究参 加者等としてプロジェクト(課題)等への参加が複数となった場合には、研究者のエフォートに応じ て研究開発費の減額や、実施するプロジェクトを1件選択していただくなどの調整を行うことがあり ます。 (応募時の機関の承認) Q 提案書申請時に所属機関の承認が必要ですか。 A 必要ありません。ただし、採択後には、JST は実施者の所属機関と委託研究契約を締結します。委託 研究契約が締結できない場合は研究開発費を使用できませんのでご注意ください。 (海外の機関での実施について) Q 海外の機関でなければ実施が困難であるとの判断基準とはどのようなものですか。 A 海外での実施を必要とする場合としては、以下のような場合が想定されます。 ① 必要な設備が日本になく、海外の機関にしか設置されていない。 ② その研究機関でしか実施できない調査・研究がある。 ③ 研究材料やデータがその研究機関あるいはその場所でしか入手できず、日本へ持ち運ぶことができ ない。 (面接選考会) Q 面接選考会はいつ頃行われる予定ですか。 A 平成24年8月23日を予定しています。詳細は、当センターの提案募集ホームページ(4ページ) でお知らせ致します。 Q 面接選考会の日の都合がつかない場合、面接選考の日程を変更することはできますか。 A 多くの評価者の日程を調整した結果決定した日程ですので、日程の再調整はできません。ご了承くださ い。 36 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 (研究開発費の根拠について) Q 研究開発提案書に、研究開発費の積算根拠を記載する必要はありますか。 A 必要ありません。面接選考の対象となった方には、機関毎の研究開発費の詳細等を含む補足説明資料 の作成を別途していただく予定です。 (研究開発費の記載について) Q 提案書に記載する「研究開発プロジェクトの規模」 「研究開発費の見込み」には、委託研究契約を締 結した場合に機関に支払われる間接経費も含む金額を記載するのですか。 A 間接経費は含めません。直接経費のみを記載してください。 Q プログラムの作成などの業務を外部企業等へ外注することは可能ですか。 A プロジェクトを推進する上で必要な場合には外注が可能です。ただしその場合の外注は、研究開発要 素を含まない「請負契約」によるものであることが前提です。 (間接経費について) Q 間接経費は、どのような使途に支出できるのですか。 A 間接経費は、本事業に採択されたプロジェクトに参加する研究者等の研究環境の改善や、研究開発実 施機関全体の機能の向上に活用するために必要となる経費に対して、研究開発実施機関が充当するた めの資金です。間接経費の主な使途として、 「競争的資金の間接経費の執行に係る共通指針」 (平成2 1年3月27日改正 競争的資金に関する関係府省連絡申し合わせ)で、以下のように例示されてい ます。 1)管理部門に係る経費 -管理施設・設備の整備、維持及び運営経費 -管理事務の必要経費 備品購入費、消耗品費、機器借料、雑役務費、人件費、通信運搬費、謝金、国内外旅費、 会議費、印刷費 等 2)研究部門に係る経費 -共通的に使用される物品等に係る経費 備品購入費、消耗品費、機器借料、雑役務費、通信運搬費、謝金、国内外旅費、 会議費、印刷費、新聞・雑誌代、光熱水費 -当該研究の応用等による研究活動の推進に係る必要経費 研究者・研究支援者等の人件費、備品購入費、消耗品費、機器借料、雑役務費、通信運搬費、 謝金、国内外旅費、会議費、印刷費、新聞・雑誌代、光熱水費 -特許関連経費 -研究棟の整備、維持及び運営経費 -実験動物管理施設の整備、維持及び運営経費 -研究者交流施設の整備、維持及び運営経費 -設備の整備、維持及び運営経費 37 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 -ネットワークの整備、維持及び運営経費 -大型計算機(スパコンを含む)の整備、維持及び運営経費 -大型計算機棟の整備、維持及び運営経費 -図書館の整備、維持及び運営経費 -ほ場の整備、維持及び運営経費 等 3)その他の関連する事業部門に係る経費 -研究成果展開事業に係る経費 -広報事業に係る経費 等 上記以外であっても、競争的資金を獲得した研究者の研究開発環境の改善や研究機関全体の機能の向 上に活用するために必要となる経費などで、研究機関の長が必要な経費と判断した場合、執行するこ とは可能です。なお、直接経費として充当すべきものは対象外とします。 (採択後の異動について) Q 研究開発実施中に研究代表者の人事異動(昇格・所属機関の異動等)が発生した場合も研究開発を 継続できますか。 A 異動先において、当該研究開発が支障なく継続できるという条件で継続は可能です。 (再委託について) Q JST と実施者が所属する機関との研究契約は、研究代表者の所属機関を介した「再委託」 (注)の 形式をとるのですか。 (注)研究契約における「再委託」とは、JST が研究代表者の所属する機関とのみ研究契約を締結し、その代表者の 所属機関と共同研究開発実施者の所属機関が研究契約を締結する形式のこと。 A 本事業では研究契約において「再委託」の形式はとっておりません。研究代表者を中心に、課題に取 り組む人々と研究者らが協働するチームを編成していただきますが、研究契約は、JST が各機関と 個別に研究契約を締結します。 (その他) Q 昨年度の採択課題や応募状況について教えてください。 A 下記ホームページをご覧ください。 ・科学技術振興機構 http://www.jst.go.jp/pr/info/info832/index.html ・社会技術研究開発センター提案募集 http://www.ristex.jp/examin/suggestion.html 38 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 Ⅷ.府省共通研究開発管理システム(e-Rad)による応募について 1.e-Rad による応募 戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発)の提案は、e-Rad により行っていただきま す。e-Rad を利用した応募の流れは下図の通りです。 (1)研究機関の登録及び 研究者情報の登録(事前準備) (ログインID、パスワードの取得) 2週間以上の余裕をもって登録手続きをしてください。 (2)e-Radポータルサイト(http://www.e-rad.go.jp/) から提案書様式をダウンロード (3)提案書の作成 (4)e-Radポータルサイトで 応募情報を入力した上、 提案書をアップロード 締切間際はe-Radが混雑しますので、なるべく締切前日までに済ませてください。 (5)e-Radポータルサイトで 応募情報の状況を確認 社会技術研究開発への応募は、提案者ご自身から直接応募していただきます。 平成24年6月20日(水)正午 応募締切 (6)JSTにて受理 e-Radポータルサイトで 応募情報の状況を確認 - - - - - - - - - - - - - -- - - - - - -- - - - - - -- - - - - - -- - - - - - -- - - - - - -- - - - - - -- - - - - - -- - - - - - -- - - - -- 府省共通研究開発管理システム(e-Rad)とは: 各府省が所管する競争的資金制度を中心として研究開発管理に係る一連のプロセス(応募受付→審査→採択→採択課題管理 →成果報告等)をオンライン化する府省横断的なシステムです。 「e-Rad」とは、Research and Development(科学技術の ための研究開発)の頭文字に、Electric(電子)の頭文字を冠したものです。 39 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 2.利用可能時間帯、問い合わせ先 (1) e-Radの利用可能時間帯 (月~金) 午前6:00 ~翌午前2:00まで (土・日曜日)午後12:00~翌午前2:00まで なお、祝祭日であっても、上記の時間帯は利用可能です。 ただし、上記利用可能時間帯であっても保守・点検を行う場合、e-Radの運用が一時的に停止される ことがあります。e-Radの運用が停止される場合は、e-Radポータルサイトにて予め告知されます。 (2) 問い合わせ先 制度に関する問い合わせはJSTにて、e-Radの操作方法に関する問い合わせは、e-Radヘルプデスクに て受け付けます。連絡先は4ページをご参照ください。 3.具体的な操作方法と注意事項 (1)研究機関の登録及び研究者情報の登録(ログイン ID、パスワードの取得) 既に登録済みの場合は再度登録する必要はありません。 ① 研究機関の登録 ・ 本プログラムに応募する提案者が所属する機関は、応募時までに研究機関としてe-Radに登録され ている必要があります。 ・ 研究機関の登録方法については、e-Radポータルサイトを参照してください。登録手続きに日数を 要する場合がありますので、2週間以上の余裕をもって登録手続きをしてください。 ② 研究者情報の登録 ・ 「戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発) 」の研究代表者として本プログラムに応募する実施 者は、研究者情報をe-Radに登録し、e-RadのログインID、パスワードを取得しておく必要がありま す(研究代表者以外の主たる実施者は、応募の際にはe-RadのログインID、パスワードは不要です。 ただし、採択時には取得していただく必要があります) 。 ・ 機関に所属している提案者の情報は所属機関の事務担当者が登録します。なお、過去に文部科学省 の科学研究費補助金制度で登録されていた研究者情報は、既にe-Radに登録されています。科学研 究費補助金制度で登録されたことがあるがe-Radを利用したことがない場合、研究者番号等を確認 の上、所属情報の追加を行ってください。 ③ 個人情報の取扱い ・ 応募書類等に含まれる個人情報は、不合理な重複や過度の集中の排除のため、他府省・独立行政法 人を含む他の研究資金制度・事業の業務においても必要な範囲で利用(データの電算処理及び管理 を外部の民間企業に委託して行わせるための個人情報の提供を含む)する他、e-Radを経由し、内 閣府の「政府研究開発データベース」へ提供します。 40 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 (2)e-Radポータルサイトから提案書様式をダウンロード x e-Rad ポータルサイト(4ページ)の、利用規約を必ず確認してください。 x 説明中の画面図は参考です。実際の操作画面とは異なりますので、ご留意ください。 ① 研究者ログイン e-Rad 研究者向けページから e-Rad へログインしてください。 ( 「ログイン情報通知書」のログイン ID、パスワードを入力して下さい。パ スワードは変更できます。 ) ②研究者向けメニュー 「公募一覧」をクリックしてください。 ③配分機関情報一覧 独立行政法人科学技術振興機構の 「応募情報入力」をクリックしてくだ さい。 41 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 ④受付中公募一覧 該当する公募名(コミュニティで創る 新しい高齢社会のデザイン)から、公 募要領、申請様式を入手してください。 (3)提案書の作成 ・ 提案書の作成に際しては、応募されるプログラムの募集要項をよくご確認ください。 ・ 提案書は「Word」または「PDF」にて作成してください。 ・ e-Radにて提出いただく提案書の電子ファイルにはパスワードを設定しないでください。また、 「Word」については、変更履歴を削除してください。 ・ e-Radへ提出いただく提案書の電子ファイルの最大容量は1ファイルで3MBです。また、複数のフ ァイルを提出することはできません。 ・ 提案書に添付する画像ファイルは「PNG」 「GIF」 「BMP」のいずれかの形式としてください。上記 最大容量にもご注意ください。 ・ 機種等に依存する文字化けする可能性のある文字の利用は避けてください。利用可能な文字に関し ては、e-Radポータルサイトの研究者用マニュアル[1.7-2 ] 、 [1.7-3]をご参照ください。 http://www.e-rad.go.jp/kenkyu/doc/man_kenkyusha_01-00_ver1.26.pdf (4)e-Radポータルサイトへの応募情報の入力と提案書の提出[研究者用マニュアル 2.3-4~] ①受付中公募一覧 応募したい公募名(コミュニティで創 る新しい高齢社会のデザイン)の「応募 情報入力」をクリックしてください。 42 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 ②応募条件 画面に表示された注意事項をよくお 読みの上、 「承諾して次へ進む」をクリ ックしてください。 ③応募情報登録【研究者情報の確認】 登録されている研究者情報を確認し、 「次へ進む」をクリックしてください。 (本システムから自動送信される受理 通知メールは、この画面に表示されて いるメールアドレス宛に送信されます。 アドレスがご自分のものでない場合は、 48 ページの(補足)をご覧ください。 ) 43 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 ④応募情報登録【研究共通情報の入力】 ・ 「新規継続区分」 : 「新規」を選択 ・ 「課題 ID」 : 入力不要 ・ 「研究開発課題名」 : 提案書様式1の「研究開発プロジェ クトの課題名」を入力 ・ 「研究期間」 : (開始) 「2012」 (終了予定)「2014」(2年間の場合) 「2015」(3年間の場合) ・ 「主分野」 、 「副分野 1~3」 : 「一覧」ボタンを押して表示されるリ ストから該当する分野の番号を選び 入力(または、72 ページの別添2で 該当する番号を直接入力) 。3桁の場 合は最初に「0」を入れ、4桁で入力。 ・ 「研究キーワード 1~5」 : 提案書様式1の「キーワード」番号 を入力(3桁数字なので1桁2桁の場 合手前に「0」を) ・ 「研究目的」 : 「提案書参照」と入力 ・ 「研究概要」 : 「提案書参照」と入力 >> 入力後「次へ進む」をクリックしてください。 ⑤応募情報登録【研究個別情報の入力】 所属区分、連絡先区分、連絡先住所、連 絡先電話番号、E-mailアドレス等は、説明 に従って入力してください。 >> 入力後「次へ進む」をクリックしてく ださい。 44 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 ⑥応募情報登録【応募時予算額の入力】 直接経費[平成24年度] : 初年度の研究開発費合計(提案書様式 8より)を千円単位で入力してください。 >> 入力後「次へ進む」をクリックしてく ださい。 ⑦応募情報登録【研究組織情報の入力】 ・ 「直接経費」 : 実施期間を通しての研究開発費総額 を千円単位で入力してください。 (間接経費の入力は不要です) ・ 「エフォート」 : 研究者の年間の全仕事時間(研究、 教育、医療活動等を含む)を100% とした場合、当該研究開発に必要と なる時間の配分率(%)を入力してく ださい。 (提案書様式5の「エフォー ト」を入力してください。 ) ・ 「1.専門分野」及び「3.役割分担」 : 入力不要です。 >> 入力後「次へ進む」をクリックしてください。 ( 「追加」ボタンはクリックしないでください。 ) ⑧応募情報登録【応募・受入状況の入力】 x 採択状況の入力は不要です。 x 研究代表者の他の応募1の入力欄が表示 されている場合は、 「削除」ボタンをクリ ックしてください。 >>「次へ進む」をクリックしてください。 45 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 ⑨応募情報登録【応募情報ファイルの指定】 作成した提案書ファイルを選択してくだ さい。 >>「次へ進む」をクリックしてください。 ⑩応募情報登録【入力情報の確認】 制度名、 事業名の欄が応募したいものとあ っているか、入力した情報に間違いがない か、必ず確認してください。間違いがなけ れば「OK」をクリックしてください。 「処理中・・・」画面が表示され、これ までに入力した情報と提案書ファイルが結 合され、自動的に PDF ファイルに変換され ます。 提案書ファイルが結合されない場合があり ますので、必ず次画面でPDFファイルをダ ウンロードし、内容を確認してください。 46 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 ⑪応募情報登録確認 ・ 「ダウンロード」ボタンをクリックし て、PDFファイルを確認してください。 (パスワードは「ログイン情報通知書」 のPDFパスワード(ログインIDと同じ) を入力してください。 )図が正しく表示 されているか、文字化けがないか等必 ず確認してください。 ・ 応募情報に不備がなければ「確認完 了・提出」ボタンをクリックしてくだ さい。この操作を行うと応募情報はJST へ提出されたことになります。JSTへ提 出した時点で応募情報は修正すること ができません。また、JSTへ提出した時 1 2 点で所属機関の事務担当者も閲覧する ことができます。社会技術研究開発へ の応募は、提案者ご自身から直接応募 していただきます。所属機関の事務担 当者の方は機関内締切日を設定しない ようにご注意ください。 (5)e-Radにログインし、応募情報の状況<受付>を確認[研究者用マニュアル 2.3-26~] ○受付状況一覧 ・ 研究者向けメニューの「受付状況一覧」 をクリックし、応募情報の状況が「配 分機関受付中」であることを確認して ください。 ・ 応募締切日時までに応募状況が「配分 機関受付中」とならない提案書は無効 となります。 (応募締切日時) 平成24年6月20日(水)正午 47 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 (6)e-Radにログインし、応募情報の状況<受理>を確認[研究者用マニュアル 2.3-26~] ・ JSTによる提案書の受理作業は応募締切日の3営業日後までに行います。 ・ 応募締切日の4営業日後以降、e-Radの「受付状況一覧画面」の応募状況が「配分機関処理中」になってい ることを必ず確認してください。 ・ JSTから文書またはメールでの受理通知は行いません。 ○受付状況一覧 応募締切日の4営業日後以降応募情報 の状況が「配分機関受付中」から「配分機 関処理中」になっていることを確認してく ださい。 (補足) 「応募情報登録【研究者情報の確認】 」画面に表示されるメールアドレスの修正 ・ 「応募情報登録【研究者情報の確認】 」画面に表示されているアドレスは、研究者の【申請時連絡先】とし て e-Rad に登録されているものです。 提案書に修正依頼がかかった時や、 提案の受付状況が変更された時、 システムから自動配信されるメールはこのアドレス宛に送信されます。 ・ このアドレスをご自分のものに修正する必要がある場合は、所属機関の事務担当者に連絡してください。 研究機関に所属していない研究者の場合は、ヘルプデスク(2.利用可能時間帯、問い合わせ先 参照) に連絡してください 48 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 Ⅸ.研究開発プロジェクト提案書の記入要領 次ページ以降を参考にして研発開発プロジェクトの提案書の作成をお願いします。 ※様式1~9について、もれなく記載してください。記載不備の場合は、審査対象となら ない可能性があります。 ※文字のサイズやレイアウト等については、評価者の読みやすいものとなるよう ご配慮下さい。 49 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 研究開発プロジェクト提案書の記入要領 研究開発プログラム 「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」 (H24 研究開発プロジェクト_様式 1) 戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発) 研究開発プロジェクト提案書 研究開発 プロジェクト名 (25 字以内) 応募研究開発 「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」 プログラム フリガナ 生年月日 研究代表者氏名 (西暦) フリガナ 所属機関 所在地 19 年 月 日( 歳) (2011 年 4 月 1 日現在) 〒 Tel: Fax: 機関名 所属部署名 E-mail: 役職名 研究者番号 所属機関 連絡先 ・ その他 (通常連絡を受ける場所を○で囲んで下さい。) その他の場合には、その連絡先を記入して下さい。 〒 住所 Tel: Fax: E-mail: 緊急の連絡をする場合もありますので、差し支えなければご記入下さい。 自宅 Tel: 携帯 Tel: 研究開発 プロジェクトの 規模 ・カテゴリーの選択(以下のいずれかに○をしてください。) ( )カテゴリーⅠ ( 年間 ・研究開発期間 )カテゴリーⅡ 総研究開発費 百万円 3 年までの範囲で記載して下さい。 カテゴリーⅠは 2~10 百万未満/年、カテゴリーⅡは 20~25 百万円/年程度で記載して下さい。 研究開発プロジェクトを理解する上で有効なものについて、別添 1 のキーワード表から最も近いと 思われるもの 5 つまで選び、“番号”と“キーワード”をご記入下さい。キーワード表に該当するもの 提案内容に関す がない場合は、頭に“*”をつけ、独自にキーワードを記入して下さい。 るキーワード 分野 (記入例)No.035 老化 * ○○○○ No.224 バリアフリー No225. ユニバーサルデザイン 研究開発プロジェクトの分類される研究分野について、別添 2 の研究分野表から最も近いと思われ るものについて、主分野は 1 個、副分野は 1~3 個以内を選び、“番号”と“研究区分”をご記入下さ い。 (記入例)主分野 副分野 No. 301 No. 303 789 725 No.305 211 50 (様式 1) 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 研究開発プログラム 「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」 (H24 研究開発プロジェクト_様式 2) 研究開発プロジェクト概要 1.研究開発プロジェクト名(25字以内) どのような研究開発を行うプロジェクトなのかがわかるように、具体的かつ平易な表現を用いてください。 副題は付けず、25 字以内でご作成ください。 2.応募研究開発プログラム 「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」 3.研究代表者氏名 研究代表者は1 名とします。共同代表は認められません。 1 人の方が研究代表者として応募できる提案は、1 件のみです。 本様式は、「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」の 提案書です。 研究開発プログラム毎に提案書の様式が異なりますので、ご注 意下さい。 4.所属機関・役職 5.カテゴリーの選択(以下のいずれかに○をしてください。) ( )Ⅰ:社会の問題を解決するための選択肢を提示しようとするもの(研究開発のあり 方や科学的評価のための指標の開発など) ( )Ⅱ:社会の問題の解決に資する具体的な方策についてその実証まで行おうとする もの 51 (様式 2) 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 研究開発プログラム 「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」 (H24 研究開発プロジェクト_様式 2) 6.研究開発プロジェクト概要 ※選考にあたっての基準(20~22ページ)を考慮して、以下の項目について、A4用紙 1枚で記述して下さ い。なお、本要旨は、審査のために重要な資料となりますので、簡潔かつ明確にご記入下さい。 (1)研究開発プロジェクトで取り組む問題 (2)その問題を解決することの必要性 (3)研究開発期間内で問題を解決するための計画 (4)協働で問題解決に取り組む研究体制の特徴 (5)研究開発期間内で創出する成果とその成果の他のコミュニティへの展開可能性 52 (様式 2) 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 研究開発プログラム 「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」 (H24 研究開発プロジェクト_様式 3) 研究開発プロジェクトの構想 評価者が理解しやすいように記述して下さい。そのため、必要に応じて図や表も用いて下さい。 Ⅰ.研究開発の計画 Ⅰ-1.~Ⅰ-8.まででA4 用紙 9 枚程度を目安とします。 Ⅰ-1.解決すべき問題及び研究開発プロジェクトの必要性 本構想の対象となる、コミュニティにおける高齢社会に関する解決すべき具体的な問題を、客観的な根拠 に基づいて提示し、提案する研究開発プロジェクトの必要性を記載してください。 Ⅰ-2.研究開発プロジェクトが創出しようとする成果 研究開発期間内に、どのような成果を創出しようとするプロジェクトであるか、創出する成果について具 体的に記載してください。 Ⅰ-3.研究開発領域の目標達成への貢献 本研究開発領域の目標(A)(B)(C)(13 ページ3-1.参照)の達成に向けて、このプロジェクトの成果が果 たす役割を記載して下さい。 Ⅰ-4.研究開発を実施する対象となるコミュニティについて 研究開発の「実施対象」となるコミュニティについて、以下の(1)~(3)について具体的に記載して ください。 ※ 複数のコミュニティで実施する場合には、それぞれのコミュニティについて記載してください。 (1)当該コミュニティの種類(行政区、学区、共通の目的・価値に基づいて活動する人々 の集まり、企業、コンソーシアム等の団体 など)とその特徴 どのコミュニティで研究開発を実施するのか、またそのコミュニティの特徴(規模、構成員等の特徴)に ついて記載してください。 (2)当該コミュニティで研究開発を実施する理由 研究開発の実施対象となるコミュニティにおける現在の問題及び予測される将来の問題を踏まえて、当該 コミュニティで研究開発を実施しようとする理由を記載してください。 (3)当該コミュニティに関する特記事項 53 (様式 3) 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 研究開発プログラム 「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」 (H24 研究開発プロジェクト_様式 3) Ⅰ-5.研究開発プロジェクトと類似の研究開発や取り組みの動向及び研究開発プロジェ クトの新規性・先駆的独創性 本構想で解決を目指す、高齢社会の問題に関する国内外の研究開発や類似の取り組みの動向を整理した上 で、本構想の新規性や先駆的独創性を具体的に記載してください。 Ⅰ-6.研究開発プロジェクトの具体的な内容と計画 (1)研究開発の実施方法 研究開発の実施方法がわかるように、どのような対象者(人数、属性等)と、どのような方法で、何をす るのかを具体的に記載してください。 54 (様式 3) 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 研究開発プログラム 「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」 (H24 研究開発プロジェクト_様式 3) (2)研究開発のスケジュール 研究開発の主なスケジュールを記載してください。項目は内容に従って適宜設定して下さい。 記入例として最長の研究開発期間を例示しています。内容に応じて編集して下さい。 項目 平成 24 年度 (6 ヶ月) 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 (6 ヶ月) ○○特性の解析 ○○モデルの構築 データの取得・解析 法制度的検討 ○○手法の開発 社会実験の実施 評価実施と効果検証 (3)研究開発プロジェクトの実行可能性 提案する研究開発プロジェクトが実行可能であることを、以下の項目について根拠を明らかにして 記載してください。 ・コミュニティレベルの資源・インフラ ・経済的効率性(費用対効果) ・研究開発遂行力 ・研究開発への協力者の確保 ・法的規制の有無 ・特記事項 (4)研究開発を実施する上での障害と解決策 研究開発を実施する上で克服すべきことや障害があるはずです。まずそれを明確にし、それらを乗り越え るための具体的な方法を記載してください。 (5)研究開発を実施する上での倫理的な問題 研究開発プロジェクトを行う上で、倫理的な問題に関して、研究開発計画に対する倫理審査が必要な場合、 どの機関で審査を行うか記載してください。 55 (様式 3) 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 研究開発プログラム 「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」 (H24 研究開発プロジェクト_様式 3) Ⅰ-7.研究開発プロジェクト実施の準備状況 (1)研究開発実施対象となるコミュニティにおける準備状況 当該コミュニティに根ざした研究開発の実績、現時点でのコミュニティと研究開発チームとの関係性の構 築状況について記載してください。 (2)その他の準備状況 現時点での研究チーム間、研究チームと協力者との関係性の構築状況、その他予備的な知見やデータを記 載してください Ⅰ-8.創出される成果の科学的評価方法 提案する研究開発プロジェクトで創出される成果をどのように評価するつもりか、評価方法を記載してく ださい。 56 (様式 3) 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 研究開発プログラム 「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」 (H24 研究開発プロジェクト_様式 3) Ⅱ.研究開発の成果の活用・展開と将来展望 Ⅱ-1.創出される成果の適用可能なコミュニティの範囲 創出される成果は、どのようなコミュニティに適用可能であると予測されるか、根拠と共に具体的に記載 してください 以下のⅡ-2.~Ⅱ-4.については、カテゴリーⅡのみ記載してください。 Ⅱ-2.~Ⅱ-4.まででA4 用紙 2 枚程度を目安とします。 Ⅱ-2.プロジェクト終了時のコミュニティの構成員のニーズの評価方法 プロジェクト終了時、当該コミュニティの構成員が、創出された成果の継続を求めているかどうかをどの ように評価するつもりであるか、その方法を具体的に記載してください。 Ⅱ-3.プロジェクト終了後の持続性について (1)成果を持続するための担い手と経済的な持続性 創出された成果を持続させるための担い手は誰か、また経済的に持続可能な見込みを記載してください。 (2)経済的効率性 成果を持続することに関して、現状からのコストダウンになっているか、社会的に膨大なコストを要する ものではないか、費用対効果があるか、を具体的に記載してください。 Ⅱ-4.創出された成果の一般性・他のコミュニティへの展開・実装可能性 将来的な他のコミュニティへの展開、実装における具体的な展望を記載してください。 57 (様式 3) 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 研究開発プログラム 「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」 (H24 研究開発プロジェクト_様式 4) 研究開発実施体制 1 (研究開発実施体制の構成図) ・ 研究開発実施体制については、採択後に見直しをお願いすることがあります。 ・ 研究開発グループの構成が簡単に分かるように、研究開発の項目を単位として A4 用紙 2 枚程度に図示し て下さい。研究開発実施者以外の協力者がいる場合には、協力者との関係も記載して下さい。 ・ 様式は問いませんが、役割、相関関係をわかりやすく示して下さい。 ・ 各グループの分担する研究開発の項目のほか、それぞれのグループでリーダーとして中心的な役割を果 たす方の氏名を記入して下さい。 ・ 「分野」は専門分野や所属学科等ではなく、産官学民のいずれかを記入して下さい。 ※それぞれのグループに属する研究開発実施者全員の「分野」を記載してください。 ・ 「学」の場合は、自然科学系か人文・社会科学系かも記載してください(両方にまたがる場合には(自/人)) 。 研究者(自然科学系) → 学(自) 研究者(人文・社会科学系) → 学(人社) 企業等の産業界 → 産 自治体等の行政機関 → 官 NPO、介護施設など → 民 ・ 研究代表者がグループのリーダーを兼ねても結構です。 ・ 研究開発を実施するコミュニティが複数ある場合には、どの研究グループがどのコミュニティで実施す るのかを明記してください。 (例) 研究代表者 及びその率いるグループ リーダー: 研究開発実施項目もしくは役割: 分野:学(自)・学(人社)・官 提案 ・ 助言 ・フォーラムの実施(年1回) ・全体会議の実施(月1回) ・WS の実施(適宜) ○○グループ リーダー: 研究開発実施項目もしくは役割: 分野:学(人社)・産・民 ○○グループ リーダー: 研究開発実施項目もしくは役割: 分野:学(自)・学(人社)・産・官・民 ○○グループ リーダー: 研究開発実施項目もしくは役割: 分野:学(自)・官・民 意見・情報交換 ○○グループ リーダー: 研究開発実施項目もしくは役割: 分野:学(人社)・産・官・民 フィードバック プログラム提案 ・人文・社会科学系、自然科学系研究者間の協働内容について 人文・社会科学系、自然科学系研究者の協働の内容を明確に記載してください。 58 (様式 4) 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 研究開発プログラム 「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」 (H24 研究開発プロジェクト_様式 5) 研究開発実施体制 2 (グループごとの研究開発実施者と実施項目の概要) 1.研究代表者 及びその率いるグループ 研究代表者の研究開発実施項目等をお書き下さい。また、自ら率いるグループがある場合、当該グループ のメンバーをお書き下さい。参加者は複数のグループに所属することができるものとします。「分野」は 専門分野や所属学科等ではなく、産官学民のいずれかを記入して下さい。「学」の場合は、自然科学系か 人文・社会科学系かも記載してください(両方にまたがる場合には(自/人))。 (1)研究開発実施者 (記入例) 氏名 研究代表者 ○○ ○○ ○○ ○○※ 所属 役職(身分) ○○大学○○学部 教授 ○○大学○○学部 准教授 実施項目 エフォート ○○% 統括/○○の方法 論の構築、評価 ○○の技術面での 評価 分野 学(人社) 学(自) アルバイト ○名 ・エフォートには、研究開発実施者の年間の全仕事時間を 100%とした場合、そのうち当該研究開発の実施 に必要となる時間の配分率(%)を記入して下さい。 ・エフォートは研究代表者及びグループのリーダーとなる方のみ記入して下さい。 ・研究開発実施者のうち、提案時に氏名が確定していない研究開発実施者の場合は、 「アルバイト○名」と いった記述でも結構です。 ・研究開発実施者の行は必要に応じて追加して下さい。 59 (様式 5) 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 研究開発プログラム 「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」 (H24 研究開発プロジェクト_様式 5) (2)研究開発実施概要 ①実施項目とその達成目標 ② 研究開発プロジェクト全体における位置づけ 当該グループが担当する研究開発について、その実施項目およびそれらの達成目標をそれぞれ簡潔に記載 してください。さらに、それらの実施目標や項目が研究開発プロジェクト全体においてどのように位置づ けられるのかを説明してください。 プロジェクトの実施(データ取得、実証実験、ワークショップ等)において、協力を得ることが了解され ている地域の市民、組織及び専門家等が既にいる場合には、 「研究開発への協力者」として記載して下さ い(下記の記載例参照) <記載例> 研究開発への協力者 実施者は実際に研究開発を行う人であり、協力者とは異なります。研究開発実施者との間での、これまで の協力関係の有無について、○×をつけてください(○:協力関係あり、×:協力関係なし) 氏名 所属 役職 (または組織名) □□□□ 協議会 ●×△■社会福祉 会長 本提案の研究開発への協力内容 ▼△▽▲実施の助言、協力 これまでの協力 関係の有無 × ●×△生涯発達センター ▼△▽▲実施の協力 ○ △■町内会住民 社会実験への参加 ○ ●● 部 ●● ▽▽大学▼▼学 助教 ▼△▽▲検討委員会 外部専門家 × ③ 研究開発実施者と研究開発への協力者の協働の具体的な方法 研究開発実施者間、及び研究開発実施者と研究開発への協力者、それぞれが協働する具体的な方法につい て記載して下さい。 ④ 研究開発実施者と研究開発への協力者の関係 研究開発実施者と研究開発への協力者との間に、これまでに協力関係があった場合には、どのような協力 関係があったかを、協力者ごとに記載してください。 (例:△■町内会住民:H20 年度○○研究 PJ にて、アンケート調査へ協力) また、現時点での協力者との関係はどのようになっているか、協力者ごとに具体的に記載してください。 (例:□□□□●×△■社会福祉協議会会長:本構想の趣旨説明済△■町内会住民:自治会会長に本構想 の趣旨説明と社会実験への住民参加の協力要請済。) 60 (様式 5) 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 研究開発プログラム 「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」 (H24 研究開発プロジェクト_様式 5) ・研究開発の項目ごとのグループで記載して下さい。 2.△△△グループ (1)研究開発実施者 ・以下同様に、複数グループで研究開発を実施する場合には このフォーマットを適宜増やしてください。 (記入例) 氏名 所属 リーダー ○○ ○○ ○○ ○○※ 役職(身分) ○○大学○○学部 教授 ○○大学○○学部 准教授 実施項目 エフォート ○○% 統括/○○の方法 論の構築、評価 ○○の技術面での 評価 分野 学(人社) 学(自) アルバイト ○名 (2)研究開発実施概要 ①実施項目とその達成目標 ② 研究開発プロジェクト全体における位置づけ 当該グループが担当する研究開発について、その実施項目およびそれらの達成目標をそれぞれ簡潔に記載 してください。さらに、それらの実施目標や項目が研究開発プロジェクト全体においてどのように位置づ けられるのかを説明してください。 プロジェクトの実施(データ取得、実証実験、ワークショップ等)において、協力を得ることが了解され ている地域の市民、組織及び専門家等が既にいる場合には、 「研究開発への協力者」として記載して下さ い(下記の記載例参照) <記載例> 実施者は実際に研究開発を行う人であり、協力者とは異なります。研究開発実施者との間での、これまで の協力関係の有無について、○×をつけてください(○:協力関係あり、×:協力関係なし) 氏名 所属 役職 (または組織名) □□□□ 協議会 ●×△■社会福祉 会長 本提案の研究開発への協力内容 ▼△▽▲実施の助言、協力 これまでの協力 関係の有無 × ●×△生涯発達センター ▼△▽▲実施の協力 ○ △■町内会住民 社会実験への参加 ○ ●● 部 ●● 助教 ▽▽大学▼▼学 ▼△▽▲検討委員会 外部専門家 61 (様式 5) 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 × 研究開発プログラム 「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」 (H24 研究開発プロジェクト_様式 5) ③ 研究開発実施者と研究開発への協力者の協働の具体的な方法 研究開発実施者間、及び研究開発実施者と研究開発への協力者、それぞれが協働する具体的な方法につい て記載して下さい。 ④ 研究開発実施者と研究開発への協力者の関係 研究開発実施者と研究開発への協力者との間に、これまでに協力関係があった場合には、どのような協力 関係があったかを、協力者ごとに記載してください。 (例:△■町内会住民:H20 年度○○研究 PJ にて、アンケート調査へ協力) また、現時点での協力者との関係はどのようになっているか、協力者ごとに具体的に記載してください。 (例:□□□□●×△■社会福祉協議会会長:本構想の趣旨説明済。△■町内会住民:自治会会長に本構 想の趣旨説明と社会実験への住民参加の協力要請済。) 62 (様式 5) 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 研究開発プログラム 「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」 (H24 研究開発プロジェクト_様式 6) 関連する取り組みリスト(研究代表者) (研究代表者氏名:◇◇ ◇◇) ―研究代表者の経歴- 学歴や職歴、取り組みや研究開発の内容について、簡単に記載して下さい。 ―主要な実績- 近年実施した取り組み、著書、学術論文、雑誌・新聞投稿記事等の成果のうちこの提案内容に関連する もの 5 件以内を選んで、現在から順に実施・発表年次を過去に遡って記入して下さい。提案者本人が代 表者・筆頭著者のものについては頭に*印を付けて下さい。 <著書・学術論文等の成果の場合> (著者(著者は全て記入して下さい。)、発表論文名、掲載誌、巻号、ページ、発表年) <取り組みの成果の場合> (実施主体、取り組みの概要、実施した場所、実施期間、成果 等をお書き下さい。) 例.△△県で●●●問題に取組む NPO 法人◆◆◆ネットワーク(理事長 ◎◎ ◎◎)を◎◎氏と設立し、 その理事を務めながら、●●●問題についての△△県◇◇地域の住民と周辺自治体の連携を仲立ちし ている。(平成○年~、△△県◇◇地域) 結果として、~~~~の成果を得た。 例.◇◇市との協働の下、●●●に関するコンセンサス会議を企画し、開催した。 (平成○年×月~□月、△△県◇◇地域 計●回) 結果として、~~~~~~~の条例制定につながった。 63 (様式 6) 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 研究開発プログラム 「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」 (H24 研究開発プロジェクト_様式 7) 関連する取り組みリスト(グループリーダー) 1 人につき A4 用紙 1 枚以内として下さい。 (グループリーダー氏名:◆◆ ◆◆) ―グループリーダーの経歴- 学歴や職歴、取り組みや研究開発の内容について、簡単に記載して下さい。 ―主要な実績- 近年実施した取り組み、著書、学術論文、雑誌・新聞投稿記事等の成果のうちこの提案内容に関連する もの 5 件以内を選んで、現在から順に実施・発表年次を過去に遡って記入して下さい。提案者本人が代 表者・筆頭著者のものについては頭に*印を付けて下さい。 <著書・学術論文等の成果の場合> (著者(著者は全て記入して下さい。)、発表論文名、掲載誌、巻号、ページ、発表年) <取り組みの成果の場合> (実施主体、取り組みの概要、実施した場所、実施期間、成果 等をお書き下さい。) 例.△△県で●●●問題に取組む NPO 法人◆◆◆ネットワーク(理事長 ◎◎ ◎◎)を◎◎氏と設立し、 その理事を務めながら、●●●問題についての△△県◇◇地域の住民と周辺自治体の連携を仲立ちして いる。(平成○年~、△△県◇◇地域) 結果として、~~~~の成果を得た。 例.◇◇市との協働の下、●●●に関するコンセンサス会議を企画し、開催した。 (平成○年×月~□月、△△県◇◇地域 計●回) 結果として、~~~~~~~の条例制定につながった。 64 (様式 7) 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 研究開発プログラム 「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」 (H24 研究開発プロジェクト_様式 8) 研究開発費の見込み ・費目別の研究開発費の見込みを年度ごとに記入して下さい。 ・ 面接選考まで残った場合は、機関毎のもの等、さらに詳細な研究開発費の計画を提出していただきます。 ・ 採択された場合、記載された「研究開発費の見込み」どおりの研究開発費が配分されるとは限りません。 ・研究開発費の費目と使途は以下の通りです(26~27 ページも参照)。 設備備品費:設備備品を購入するための経費 消耗品費:素材・部品・消耗品を購入するための経費 旅費:研究代表者や研究参加者の旅費 人件費・謝金:研究員・アルバイト等の人件費、諸謝金 (研究員等の数):新たに雇用する予定の研究員、アルバイトの人数 ・ その他:上記以外の経費(研究成果発表費用、会議費、設備改造費・運搬費等) (記入例) ○ 費目別の研究開発費の見込み(プロジェクト全体) 1年度 2年度 3年度 最終年度 (H24.10~ (H25.4~ (H26.4~ (H27.4~ H25.3) H26.3) H27.3) H27.9) 450 1,100 0 0 設備備品費 主な使途 合計 (千円) 1,550 解析ソフト、PC( 解析用) 500 消耗品費 主な使途 2,000 2,500 700 5,700 シンポジウム用備 品 旅費 250 2,250 2,700 1,500 主な使途 ○○地区現地調査 人件費・謝金 6,700 3,000 10,500 10,500 7,000 (研究員等の数) (1) (2) (2) (2) 主な使途 ○○に関する専門 1,500 1,600 800 4,700 17,350 17,300 10,000 49,650 31,000 家の招聘 その他 800 主な使途 シンポジウム開催 合計(千円) 5,000 65 (様式 8) 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 研究開発プログラム 「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」 (H24 研究開発プロジェクト_様式 8) ※ 記入例として最長の研究開発期間を例示しています。提案の内容に応じて編集して ください。 ※ 「主な使途」は一部のみ例示しています。提案時にはすべての年度、費目欄を埋めて ください。 ○ 特記事項 ・ 費目間の比率は最適なものをお考えください。但し、特定の費目が研究開発費総額の 50%を越える場合は、 その理由をお書きください。 66 (様式 8) 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 研究開発プログラム 「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」 (H24 研究開発プロジェクト_様式 9) 他制度での助成等の有無 ・ 研究代表者及びグループリーダーが、現在受けている、あるいは申請中・申請予定の国の競争的資金制度や その他の研究助成等制度での助成等について、制度名ごとに、研究課題名、研究期間、研究費の額、役割等 を記入して下さい。 ・ 記入内容が事実と異なる場合には、採択されても後日取り消しとなる場合があります。 ・ 面接選考まで残った場合は、最新の他制度の助成状況を提出していただきます。 (記入例) 研究代表者(提案者)氏名:◇◇ 制度名 1) 科学研究費補助金 基盤研究(B) (申請中)○○財団助 成金事業 ◇◇ 課題名 期間 ○○○○○○○○ ○○ H21 - H24 ○○○○○○○○ ○○ ①研究費 2)(期間全体) ② 〃 (H23 年度) ③ 〃 (H24 年度) ①10,000 千円 10 分担 5 エフォート (%)4) ②2,500 千円 ③2,000 千円 ①1,000 千円 H24 役割 3) (代表/ 分担) 代表 ②0 千円 ③1,000 千円 5) 1)現在受けている、または採択が決定している助成等について、研究費(期間全体)が多い順に記載して 下さい。その後に、申請中・申請予定の助成等を記載して下さい( 「制度名」の欄に「(申請中) 」などと明 記して下さい)。 2)「研究費」は、ご本人が受給している金額を記載して下さい。 3)「役割」は、代表または分担等を記載して下さい。 4) 「エフォート」は、年間の全仕事時間を 100%とした場合、そのうち当該研究の実施に必要となる時間の 配分率(%)を記載して下さい。 5)必要に応じて行を増減して下さい。 67 (様式 9) 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 研究開発プログラム 「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」 (H24 研究開発プロジェクト_様式 9) (記入例) グループリーダー氏名:◆◆ 制度名 1) ▲▲財団公募事業 ◆◆ 課題名 期間 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ◇◇ H21 - H24 ①研究費 2)(期間全体) ② 〃 (H23 年度) ③ 〃 (H24 年度) ①4,000 千円 役割 3) (代表/ 分担) 分担 ②1,000 千円 ③1,000 千円 グループリーダー氏名:▲▲ ▲▲ 制度名 1) 課題名 期間 科学研究費補助金 萌芽研究 □□□□□□□□□ □□□ H21 - H24 ①研究費 2)(期間全体) ② 〃 (H23 年度) ③ 〃 (H24 年度) ①3,000 千円 ②1,200 千円 ③1,000 千円 68 (様式 9) 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 役割 3) (代表/ 分担) 代表 研究開発プログラム 「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」 (H24 研究開発プロジェクト_様式 10) 特記事項 戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発)に応募した理由、研究開発に際してのご希望、ご事情その 他、評価者に伝えたい内容等について、自由に記入して下さい。 ・ 海外の機関に所属する方が、海外の機関を拠点に実施者としてチームに 参加される場合、その理由をこちらに記載して下さい。 ・ 現在、国内の特定の法人に所属しておらず、研究代表者として採択され た場合に国内の法人に所属する予定がある場合に、そのような事情をこ ちらに記載して下さい。 69 (様式 10) 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 (別添1) キーワード表 番号 キーワード 番号 キーワード 番号 キーワード 001 遺伝子 046 高信頼性ネットワーク 091 環境調和型都市基盤整備・建築 002 ゲノム 047 著作権・コンテンツ保護 092 自然共生 003 蛋白質 048 ハイパフォーマンス・コンピューティング 093 政策研究 004 糖 049 ディペンダブル・コンピューティング 094 磁気記録 005 脂質 050 アルゴリズム 095 半導体超微細化 006 核酸 051 モデル化 096 超高速情報処理 007 細胞・組織 052 可視化 097 原子分子処理 008 生体分子 053 解析・評価 098 走査プローブ顕微鏡(STM、AFM、STS、SNOM、他) 009 生体機能利用 054 記憶方式 099 量子ドット 010 発生・分化 055 データストレージ 100 量子細線 011 脳・神経 056 大規模ファイルシステム 101 量子井戸 012 動物 057 マルチモーダルインターフェース 102 超格子 013 植物 058 画像・文章・音声等認識 103 分子機械 014 微生物 059 多言語処理 104 ナノマシン 015 ウィルス 060 自動タブ付け 105 トンネル現象 016 行動学 061 バーチャルリアリティ 106 量子コンピュータ 017 進化 062 エージェント 107 DNA コンピュータ 018 情報工学 063 スマートセンサ情報システム 108 スピンエレクトロニクス 019 プロテオーム 064 ソフトウエア開発効率化・安定化 109 強相関エレクトロニクス 020 トランスレーショナルリサーチ 065 ディレクトリ・情報検索 110 ナノチューブ・フラーレン 021 移植・再生医療 066 コンテンツ・アーカイブ 111 量子閉じ込め 022 医療・福祉 067 システムオンチップ 112 自己組織化 023 再生医学 068 デバイス設計・製造プロセス 113 分子認識 024 食品 069 高密度実装 114 少数電子素子 025 農林水産物 070 先端機能デバイス 115 高性能レーザー 026 組換え食品 071 低消費電力・高エネルギー密度 116 超伝導材料・素子 027 バイオテクノロジー 072 ディスプレイ 117 高効率太陽光発電材料・素子 028 認知症 073 リモートセンシング 118 量子ビーム 029 癌 074 モニタリング(リモートセンシング以外) 119 光スイッチ 030 糖尿病 075 大気現象 120 フォトニック結晶 031 循環器・高血圧 076 気候変動 121 微小共振器 032 アレルギー・ぜんそく 077 水圏現象 122 テラヘルツ/赤外材料・素子 033 感染症 078 土壌圏現象 123 ナノコンタクト 034 脳神経疾患 079 生物圏現象 124 超分子化学 035 老化 080 環境質定量化・予測 125 MBE、エピタキシャル 036 薬剤反応性 081 環境変動 126 1分子計測(SMD) 037 バイオ関連機器 082 有害化学物質 127 光ピンセット 038 フォトニックネットワーク 083 廃棄物処理 128 (分子)モーター 039 先端的通信 084 廃棄物再資源化 129 酵素反応 040 有線アクセス 085 大気汚染防止・浄化 130 共焦点顕微鏡 041 インターネット高度化 086 水質汚濁・土壌汚染防止・浄化 131 電子顕微鏡 042 移動体通信 087 環境分析 132 超薄膜 043 衛星利用ネットワーク 088 公害防止・対策 133 エネルギー全般 044 暗号・認証等 089 生態系修復・整備 134 再生可能エネルギー 045 セキュア・ネットワーク 090 環境調和型農林水産 135 原子力エネルギー 70 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 番号 キーワード 番号 キーワード 番号 キーワード 136 太陽電池 182 自然現象観測・予測 228 管制 137 太陽光発電 183 耐震 229 ロケット 138 風力 184 制震 230 人工衛星 139 地熱 185 免震 231 再使用型輸送系 140 廃熱利用 186 防災 232 宇宙インフラ 141 コージェネレーション 187 防災ロボット 233 宇宙環境利用 142 メタンハイドレート 188 減災 234 衛星通信・放送 143 バイオマス 189 復旧・復興 235 衛星測位 144 天然ガス 190 救命 236 国際宇宙ステーション(ISS) 145 省エネルギー 191 消防 237 地球観測 146 新エネルギー 192 海上安全 238 惑星探査 147 エネルギー効率化 193 非常時通信 239 天文 148 二酸化炭素排出削減 194 危機管理 240 宇宙科学 149 地球温暖化ガス排出削減 195 リアルタイムマネージメント 241 上空利用 150 燃料電池 196 国土開発 242 海洋科学 151 水素 197 国土整備 243 海洋開発 152 電気自動車 198 国土保全 244 海洋微生物 153 LNG 車 199 広域地域 245 海洋探査 154 ハイブリッド車 200 生活空間 246 海洋利用 155 超精密計測 201 都市整備 247 海洋保全 156 光源技術 202 過密都市 248 海洋資源 157 精密研磨 203 水資源 249 深海環境 158 プラズマ加工 204 水循環 250 海洋生態 159 マイクロマシン 205 流域圏 251 大陸棚 160 精密部品加工 206 水管理 252 極地 161 高速プロトタイピング 207 淡水製造 253 哲学 162 超精密金型転写 208 渇水 254 心理学 163 射出成型 209 延命化 255 社会学 164 高速組立成型 210 長寿命化 256 教育学 165 高速伝送回路設計 211 コスト縮減 257 文化人類学 166 微細接続 212 環境対応 258 史学 167 バーチャルリアリティ 213 建設機械 259 文学 168 ヒューマンセンタード生産 214 建設マネージメント 260 法学 169 複数企業共同生産システム 215 国際協力 261 経済学 170 品質管理システム 216 国際貢献 171 低エントロピー化指向製造システム 217 地理情報システム(GIS) 172 地球変動予測 218 交通事故 173 地震 219 物流 174 火山 220 次世代交通システム 175 津波 221 高度道路交通システム(ITS) 176 土砂災害 222 走行支援道路システム(AHS) 177 集中豪雨 223 交通需要マネージメント 178 高潮 224 バリアフリー 179 洪水 225 ユニバーサルデザイン 180 火災 226 輸送機器 181 自然災害 227 電子航法 71 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項 研究分野表 番号 重点研究分野 研究区分 番号 (別添2) 重点研究分野 研究区分 0101 ライフサイエンス ゲノム 0501 エネルギー 化石燃料・加工燃料 0102 ライフサイエンス 医学・医療 0502 エネルギー 原子力エネルギー 0103 ライフサイエンス 食料科学・技術 0503 エネルギー 自然エネルギー 0104 ライフサイエンス 脳科学 0504 エネルギー 省エネルギー・エネルギー利用技術 0105 ライフサイエンス バイオインフォマティクス 0505 エネルギー 環境に対する負荷の軽減 0106 ライフサイエンス 環境・生態 0506 エネルギー 国際社会への協力と貢献 0107 ライフサイエンス 物質生産 0589 エネルギー 共通基礎研究 0189 ライフサイエンス 共通基礎研究 0599 エネルギー その他 0199 ライフサイエンス その他 0601 製造技術 高精度技術 0201 情報通信 高速ネットワーク 0602 製造技術 精密部品加工 0202 情報通信 セキュリティ 0603 製造技術 高付加価値極限技術(マイクロマシン等) 0203 情報通信 サービス・アプリケーション 0604 製造技術 環境負荷最小化 0204 情報通信 家電ネットワーク 0605 製造技術 品質管理・製造現場安全確保 0205 情報通信 高速コンピューティング 0606 製造技術 先進的ものづくり 0206 情報通信 シミュレーション 0607 製造技術 医療・福祉機器 0207 情報通信 大容量・高速記憶装置 0608 製造技術 アセンブリープロセス 0208 情報通信 入出力 *1 0609 製造技術 システム 0209 情報通信 認識・意味理解 0689 製造技術 共通基礎研究 0210 情報通信 センサ 0699 製造技術 その他 0211 情報通信 ヒューマンインターフェイス評価 0701 社会基盤 異常自然現象発生メカニズムの研究と予測技術 0212 情報通信 ソフトウエア 0702 社会基盤 災害被害最小化応用技術研究 0213 情報通信 デバイス 0703 社会基盤 超高度防災支援システム 0289 情報通信 共通基礎研究 0704 社会基盤 事故対策技術 0299 情報通信 その他 0705 社会基盤 社会基盤の劣化対策 0301 環境 地球環境 0706 社会基盤 有害危険・危惧物質等安全対策 0302 環境 地域環境 0721 社会基盤 自然と共生した美しい生活空間の再構築 0303 環境 環境リスク 0722 社会基盤 広域地域研究 0304 環境 循環型社会システム 0723 社会基盤 水循環系健全化・総合水管理 0305 環境 生物多様性 0724 社会基盤 新しい人と物の流れに対応する交通システム 0389 環境 共通基礎研究 0725 社会基盤 バリアフリー 0399 環境 その他 0726 社会基盤 ユニバーサルデザイン化 0401 ナノテク・材料 ナノ物質・材料(電子・磁気・光学応用等) 0789 社会基盤 共通基礎研究 0402 ナノテク・材料 ナノ物質・材料(構造材料応用等) 0799 社会基盤 その他 0403 ナノテク・材料 ナノ情報デバイス 0801 フロンティア 宇宙科学(天文を含む) 0404 ナノテク・材料 ナノ医療 0802 フロンティア 宇宙開発利用 0405 ナノテク・材料 ナノバイオロジー 0821 フロンティア 海洋科学 0406 ナノテク・材料 エネルギー・環境応用 0822 フロンティア 海洋開発 0407 ナノテク・材料 表面・界面 0889 フロンティア 共通基礎研究 0408 ナノテク・材料 計測技術・標準 0899 フロンティア その他 0409 ナノテク・材料 加工・合成・プロセス 0900 人文・社会 0410 ナノテク・材料 基礎物性 1000 自然科学一般 0411 ナノテク・材料 計算・理論・シミュレーション 0412 ナノテク・材料 安全空間創成材料 0489 ナノテク・材料 共通基礎研究 0499 ナノテク・材料 その他 *1:情報通信システムとの入出力を容易にする技術。ただし、研究区分番号 209~211 を除く。 72 「コミュニティで創る新しい高齢社会デザイン」募集要項