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平成 28 年度 愛知学泉大学シラバス
平成 28 年度 愛知学泉大学シラバス 科目名 担当者名 臨床栄養学Ⅲ Clinical NutritionⅢ 浅田 英嗣 基礎・専門 選択・必修 単位数 別 別 専門 2 選択 開講 年次 3年 後期 科目の概要 医薬品の基礎知識と疾患の病態や薬と栄養の関係を理解し、チーム医療の一員としての役割と栄養食事指導での 広い視野に立った知識を養う。病態については糖尿病(1型糖尿病、妊娠糖尿病を含む)、腎臓病、高血圧症、脂質 異常症、肝臓病、アレルギーおよび小児疾患の栄養管理について学習する。 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ 学習・教育内容 薬の成り立ち 薬の代謝と作用 食事と薬の相互作用 薬を含めた栄養食事指導の在り方 食事が重要な主な疾患と薬の関わり アレルギーと小児疾患の栄養管理 社会人基礎力(12 の能力)のうち 育成する能力 ・課題発見力 ・発信力 ・傾聴力 ・柔軟性 ・情況把握力 達成目標 ① 医薬品の基礎、体内動態、作用と副作用、食品との相 互作用等を説明できる。 ② 栄養食事指導において、関連のある薬について説明 ができる。 ③ 薬との関連を視野に入れた栄養管理計画の提案と指 導ができる。 学生が達成すべき行動目標 ・疾患別に食生活上の問題点が発見できるようになる。 ・チーム医療に重要な患者の情報や傾向などを他職種と共有する。 ・栄養食事指導において、患者から必要な情報を引き出すことができる。 ・対患者、対医療スタッフの中で、相手を受け入れながら実践していく。 ・医療の進歩の中で、自分の進むべき方向を見定める。 テキスト及び参考文献 テキスト:医療・福祉介護者も知っておきたい食と薬の相互作用 山本勝彦、山中克己 幸書房 参考文献:おいしく治す食物アレルギー攻略法 伊藤浩明 認定 NPO 法人アレルギー支援ネットワーク スタンダード応用栄養学 五明紀春他 朝倉書店、エッセンシャル臨床栄養学 佐藤和仁他 医歯薬出版 他科目との関連、資格との関連 他科目との関連:「基礎栄養学」「応用栄養学」「臨床栄養学Ⅰ」「臨床栄養学Ⅱ」「臨床栄養学実習」「栄養教育論実 習」 学習上の助言 受講生への希望・要望 ・栄養食事指導においては、栄養素の知識を基本に、何 ・チーム医療の中で情報を共有して、各職種が色々な角度 が患者に必要な情報かを考え、一方的な指導ではなく、相 で考察、検討、提案をしてくことを念頭に、幅広い知識を身 互に情報のやり取りを行うことが必要である。患者が理解 につけてほしい。 できる内容を構成するための情報を予習、復習することで ・栄養食事指導の経験談などを聞き洩らすことなく授業に 理解が深まる。 集中してほしい。 評価方法 試験 総合評価 100 前 に踏 み 出す力 主体性 考え抜 く力 働きかけ力 実行力 課題発見力 チームで働く力 計画力 創造力 発信力 傾聴力 柔軟性 情況把握力 規律性 ストレスコントロール力 ○ ○ ○ ○ ○ 小テスト レポート 成果発表 (口頭・実技) 作品 授業態度 その他 合計 100 【評価方法】 評価方法 筆記試験 評価の 割合 100 達成 目標 ① ✓ ② ✓ ③ ✓ 小テスト ① ② ③ レポート ① ② ③ ・薬の分類、作用の機序、代謝などの基礎知識を習得し、なおかつ食事との 相互作用を説明することができる。 ・栄養食事指導の中で患者からどのような情報を引き出し、どんな対策 が必要かをチーム医療を踏まえて対処できる。 ・薬との関連を視野に入れた栄養管理計画を提案し、患者が理解できる レベルに合わせて説明することができる。 ① ② ③ 成果発表 (口頭・実技) 作品 ① ② ③ 授業態度 ① ② ③ その他 ① ② ③ 総合評価 割合 各評価方法、評価にあたって重視する点、評価についてのコメント 100 【達成目標の目安】 達成レベル A(優)の目安 病態別の薬の作用と食事との相互作用を理解し、栄養食 事指導に生かすことができる。また、各疾患の栄養療法の 基本事項を理解し、患者に実践的な指導をすることができ る。 達成レベル B(良)の目安 態別の薬の作用と食事との相互作用を理解し、栄 養食事指導に取り入れることができる。また、各疾患 の栄養療法の基本事項を理解し、患者への指導に 取り入れることができる。 回数 学習・教育内容 授業の 実施方法 達成レベル C(可)の目安 予習・復習 時間 能力 (分) 名 1 型糖尿病の病態とインスリンの働き 糖尿病の食事療法における と種類、応用カーボカウントの理屈 糖質の影響を予習する。 が理解する。 課題発 見力 発信力 60 傾聴力 柔軟性 情況把 握力 2 型糖尿病、妊娠糖尿病の病態と基 2 型糖尿病の食事療法と妊 礎カーボカウント、経口薬、注射剤 娠糖尿病の病態を予習す の作用と注意点が理解する。 る。 課題発 見力 発信力 60 傾聴力 柔軟性 情況把 握力 医薬品の関わる病態と栄 3回 養管理③ 講義 / ・糖尿病腎症、CKD 糖尿病と腎臓病の関わり、CKD重 「腎疾患」の病態と診断基 症度分類が理解する。 準を予習する。 課題発 見力 発信力 60 傾聴力 柔軟性 情況把 握力 医薬品の関わる病態と栄 4回 養管理④ 講義 / ・心臓病、脂質異常症 「脂質異常症」「動脈硬化」 血管と食事の関係、医薬品の働きに の病態と食事療法を予習す ついて理解する。 る。 課題発 見力 60 発信力 情況把 握力 医薬品の関わる病態と栄 5回 養管理⑤ 講義 / ・肝臓病、IBD、痛風 肝臓病、IBD、痛風の病態と薬品の 「肝臓病」「高尿酸血症」の 働きについて理解できる。 病態と食事療法を予習する 課題発 見力 傾聴力 60 発信力 情況把 握力 6回 医薬品の基礎知識 / 講義 医薬品の歴史、食品と医薬品の区 医薬品の分類を予習する。 分、医薬品に関する法律理解する。 7回 医薬品の体内動態 / 講義 自律神経について、副交感神経・交 自律神経、交感神経、副交 感神経に作用する薬について理解 感神経について予習する。 する 60 見力 8回 医薬品の作用と副作用 / 講義 医薬品が人体に及ぼす影響の強さ 医薬品の副作用を予習す を理解する。 る。 60 医薬品の関わる病態と栄 1回 養管理① 講義 / ・1 型糖尿病 医薬品の関わる病態と栄 2回 養管理② 講義 / ・2 型糖尿、妊娠糖尿病 課題発 60 見力 課題発 課題発 見力 回数 学習・教育内容 授業の 実施方法 9回 食品と医薬品に関する相 講義 / 互作用 達成レベル C(可)の目安 予習・復習 時間 能力 (分) 名 食品と薬の相互作用のうち栄養食 食事に対する作用があるも 課題発 60 見力 事指導に影響するものが理解する。 のについて予習する。 60 課題発 見力 情況把 握力 経腸栄養の種類と用途、PEG の適 栄養補給法について予習 60 用範囲と栄養剤について理解する。 する。 課題発 見力 発信力 情況把 握力 柔軟性 中心静脈栄養と末梢静脈栄養の特 経管栄養について予習す 60 性が理解する。 る。 課題発 見力 発信力 情況把 握力 柔軟性 13回 免疫の仕組みとアレルギ 講義 / ーへの対応 アレルギーおよび炎症の薬との関係 アレルギーの禁止食品を予 60 を理解する。 習する。 課題発 見力 発信力 傾聴力 情況把 握力 がんと化学療法、自律神 14回 経、副交感神経・交感神 講義 / 経に作用する薬 抗生物質、交感神経と副交感神経 交感神経と副交感神経を予 見力 60 傾聴力 の働きについて理解する。 習する。 10回 薬害、保健機能食品、サ 講義 / プリメント 11回 栄養を補給する薬 / ①経腸栄養とPEG 12回 利栄養を補給する薬 / ②高カロリー輸液 15回 小児疾患の栄養管理 / 講義 講義 講義 過去に起きた薬物災害について理 “薬害”について予習する。 解する。 課題発 柔軟性 抗ガン剤および栄養管理について 小児の栄養管理について 60 理解する 予習する。 能力名:①主体性 ②働きかけ力 ③実行力 ④課題発見力 ⑤計画力 ⑥創造力 ⑦発信力 ⑧傾聴力 ⑨柔軟性 ⑩情況把握力 ⑪規律性 ⑫ストレスコントロール力 課題発 見力 傾聴力 柔軟性 情況把 握力