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参考資料 - 国土交通省 東北地方整備局

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参考資料 - 国土交通省 東北地方整備局
参考資料
東北圏の概要
平成20年1月16日
東北圏広域地方計画推進室
PK1(Ver7-080116)
~
目
次
~
0.東北圏の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
◆東北圏の総面積 ◆東北圏の総人口 ◆東北圏のGDP ◆東北圏の地形 ◆ヨーロッパ中規模諸国との
比較 ◆東北圏の海岸線 ◆美しい太平洋と日本海 ◆東北圏の土地利用 ◆ダム・水資源の状況 ◆水資
源賦存量 ◆公債費比率 ◆経常収支比率
◆財政力指数 ◆優れた人材 ◆食文化 ◆伝統工芸 ◆自然
の宝庫
1.人口の概況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
◆東北圏の人口推移・予測 ◆県別の人口推移・予測 ◆市町村別の人口推移・予測 ◆市町村別の人口増
減率(過去・今後 10 年) ◆都市規模別の市町村分布 ◆都市規模別の市町村分布(日本海側の特徴) ◆
県別高齢化率および推移 ◆県別年齢構成費の推移 ◆市町村別高齢化率の予測 ◆東北圏の人口規模別高
齢化率の予測 ◆人口社会増減の推移 ◆人口社会増減の推移(圏域間転出入) ◆転出入人口と行政投資
額の関係 ◆人口社会増減の推移(人口減の要因) ◆住まい方・居住世帯の状況
◆県別産業別就業者数
の推移 ◆自市町村内就業率の推移 ◆地域内就職率、首都圏への就職率の推移 ◆年齢階層別の転出入数
◆通勤流動の状況
2.ものづくり・産業基盤、インフラの状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
◆産業別圏内総生産額
◆県内総生産額、県民所得額 ◆人口一人あたり県民所得額及び推移
◆納税義務
者一人あたり課税対象所得 ◆産業大分類別就業者シェア ◆都道府県別就業者数ランキング(建設業・農
業)
◆失業率の推移
◆地域別の最低賃金 ◆製造品出荷額等
◆産業中分類(製造業)別製造品出荷額
シェア ◆産業別製造品出荷額ランキング ◆工場立地件数の推移 ◆TOHOKU ものづくりコリドー ◆優れ
た技術 ◆ものづくりの取り組み
◆大型小売店舗数、年間商品販売額の推移 ◆バス輸送人員の推移、乗
り合いバス廃止路線の累積 ◆自動車保有台数の推移等 ◆渋滞損失額 ◆高速道路利用の最大流動先 ◆
高規格幹線道路整備率
◆港湾と自動車専用道路等のアクセス
◆空港・港湾からの時間圏域
◆国予算に
おける公共事業関連費の推移
3.国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき・・・・・・・・・・・・・・・34
◆地域別移出・輸出 ◆移出入の特徴 ◆輸出入の特徴 ◆東北圏の輸出・輸入 ◆東北圏の国際線旅客数
の割合 ◆空港別の旅客輸送実績
◆東北圏の空港立地と利用状況 ◆国内空港路線別の旅客輸送実績 ◆
空港別出入国外国人(全世界) ◆空港別出入国外国人(アジア) ◆空港別国別出入国割合
◆新幹線路
線別の旅客輸送実績 ◆東北圏の海上輸送の状況 ◆新たな航路の設置 ◆自地域港湾のコンテナ貨物取り
扱い率 ◆港湾の利用状況 ◆港湾の立地と利用状況 ◆港湾の品目別輸出入の内訳(仙台塩釜港、新潟港、
八戸港、秋田港) ◆空港、港湾の貿易額の状況 ◆仙台塩釜港の貿易額の推移 ◆仙台塩釜港の貿易額の
状況
◆仙台塩釜港の品目別国別貿易額の状況
◆新潟の貿易額の推移 ◆新潟の品目別貿易額の状況 ◆
東北圏内発着貨物の内訳 ◆鉱産品貨物輸送状況 ◆金属機械工業品貨物輸送状況
状況
◆化学工業品貨物輸送
◆出国日本人数割合、訪日外国人の東北圏への訪問率 ◆外国人登録者数 ◆外国人留学者数、出身
国 ◆外国人就業状況 ◆外国人の就業状況
4.観光、交流の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・54
◆観光入込客数の状況および内訳
況
◆観光入込客数の推移および増減の主な要因 ◆月別観光入込客数の状
者数
◆自然公園面積の状況 ◆特徴的な祭り ◆主な観光資源とその評価 ◆温泉地数と温泉地あたり利用
◆訪日外国客の県別訪問率および推移 ◆外国人観光客宿泊者の国別内訳 ◆外国人観光客誘致の事
例(花巻市) ◆岩手県に見る外国人観光客の分析(事例) ◆姉妹都市提携状況
◆民話を核とした広域
観光地づくり ◆観光と体験型学習交流圏づくり ◆圏域別観光消費額の比較 ◆観光が日本全体にもたら
す経済効果 ◆東北圏内各県の観光の経済波及効果 ◆観光消費額と他産業の比較
5.IT 関連基盤の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64
◆ブロードバンド普及率 ◆ブロードバンド普及率(ブロードバンドゼロ地域世帯比率) ◆大学発ベンチ
ャー企業、共同研究数
6.防災・減災の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・66
◆地震履歴、活火山の状況 ◆地震発生確率、地震防災対策推進地域の指定 ◆宮城県沖地震の発生確率 ◆
水害被害額の状況 ◆直轄河川堤防整備状況 ◆砂防(土石流危険渓流)の状況 ◆砂防(地すべり危険箇
所)の状況 ◆土砂災害の状況 ◆洪水ハザードマップ公表市町村、自主防災組織の組織率 ◆海岸漂着ゴ
ミの状況 ◆やませ・冷害の履歴 ◆刑法犯罪率の状況
7.利雪・克雪の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・73
◆豪雪地帯の指定状況、積雪深 ◆冬季通行不能区間状況 ◆雪害の状況 ◆雪文化 ◆雪を活用した取組
8.多様なエネルギーの状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・77
◆発電所の立地と出力の状況 ◆原子力発電の状況 ◆新エネルギー(風力発電)の状況 ◆新エネルギー
(バイオマス)の状況
◆バイオマスに関する取り組み事例 ◆木質バイオマスの活用 ◆エネルギーを供
給する圏域 ◆海底資源の分布状況 ◆天然ガス生産量 ◆LNG貯油施設容量
9.医療サービス等提供の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・83
◆人口1万人あたり病院・一般診療所数 ◆人口千人あたり病床数 ◆人口 10 万人あたり医師数 ◆三次救
急医療施設の時間圏域 ◆全国学力・学習状況調査の結果
10.多様なライフスタイル、多様な主体の協働・・・・・・・・・・・・・・・・・・・86
◆住宅あたりの延べ床面積 ◆都市別人口密度
◆二地域居住の状況 ◆ボランティア活動の行動者率 ◆
NPO法人承認率 ◆大学と連携した地域づくり事業の例 ◆多様な主体が一体となった地域づくり
11.農林水産業の現状・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90
◆耕作放棄地面積の推移 ◆農林漁業の就業者平均年齢 ◆農林漁業従事者の平均年齢 ◆食料自給率の状
況
◆米の自給率の状況 ◆東北圏の自給率の状況 ◆農作物の安定供給 ◆農業産出額の状況 ◆生産農
業所得(畜産)の状況
◆果実の出荷量
庫
◆米の品質評価と価格の状況
量
◆林業従事者の65歳以上構成比
◆農業産出額の状況
◆農産物のブランド化の事例
◆食材の宝
◆農林水産品の輸出の取り組み ◆林業産出額の状況 ◆国内木材供給
◆水産物水揚量
◆漁業就業者数と高齢化率
◆東北圏の漁港数
◆東北圏の漁業経営体 ◆東北圏の漁獲量 ◆漁獲金額の経年変化 ◆水産物の安定供給
12.都市と農村(中山間地)の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・105
◆圏域別人口集中地区(DID)の推移
◆都市施設の郊外化
密度な市街地の進展 ◆地図で見る青森の変遷
◆DID消滅都市
◆市街地の拡大
◆低
◆中山間集落の現状 ◆過疎地等における集落数 ◆消滅
の可能性のある集落の現状 ◆今後の集落再編意識アンケート
◆都市と農村の交流 ◆ユニークな取り組
み事例 ◆園芸療法への取り組み事例 ◆都市景観(無電柱化率) ◆離島のアクセス性 ◆離島の概況
13.環境・リサイクル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・115
◆エコロジカルネットワーク ◆名水百選の選定状況(環境省選定) ◆海岸浸食・堆積の状況 ◆建設廃
棄物の排出状況 ◆産業廃棄物の搬入搬出状況 ◆温暖化による影響
14.その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・121
◆世界の情勢(グローバル化の進展と東アジアの経済成長 世界人口の急増
エネルギー資源の不足
食料
資源の不足 地球温暖化)
◆欧州都市の事例(フランスプロバンス地方 イタリアトスカーナ州)
◆土地利用調整の事例(神奈川県土地利用調整条例 人と自然と共生ゾーンの指定等に関する条例 杜の都
の風土を守る土地利用調整条例 穂高地域まちづくり条例 松川村むらづくり条例
氷川町を守り磨き上
げるまちづくり条例
○
東北圏の歴史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・130
東北圏の概要
0 東北圏の概要
東北圏の概要
0-1
【東北圏の総面積】
東北圏の総面積は約7.4万km2、全国の約2割を占める。
総面積の世界における位置(H17)
国名
スウェーデン
ノルウェー
日本
フィンランド
マレーシア
イギリス
韓国
ハンガリー
ポルトガル
オーストリア
北海道
東北圏
面積(万k㎡)
45.0
38.5
37.8
33.8
33.0
24.3
10.0
9.3
9.2
8.4
8.3
7.4
※日本と同規模程度を抽出
国名
デンマーク
オランダ
中部圏
スイス
九州圏
首都圏
中国圏
ベルギー
近畿圏
四国圏
北陸圏
シンガポール
面積(万k㎡)
4.3
4.2
4.1
4.1
3.9
3.6
3.2
3.1
2.7
1.9
総面積のブロック間の割合
1.1
0.1 九州圏; 11%
沖縄; 1%
北海道; 23%
四国圏; 5%
中国圏; 9%
東北圏; 20%
近畿圏; 7%
資料:国土交通省国土計画局
中部圏; 11%
国土地理院「平成17年全国都道府県市区町村面積調」
北陸圏; 3%
1
首都圏; 10%
東北圏の概要
0-2
【東北圏の総人口】
東北圏の総人口は約1,200万人、全国の約1割を占める。
総人口の世界における位置(H17)
国名
日本
イギリス
韓国
首都圏
マレーシア
近畿圏
中部圏
オランダ
九州圏
東北圏
ポルトガル
ベルギー
人口(万人)
12,776
5,967
4,782
4,237
2,535
2,089
1,722
1,630
1,335
1,207
1,049
1,042
国名
ハンガリー
スウェーデン
オーストリア
中国圏
スイス
北海道
デンマーク
フィンランド
ノルウェー
シンガポール
四国圏
北陸圏
人口(万人)
1,010
904
819
768
725
563
543
525
462
433
409
311
※日本と同規模程度を抽出
総人口のブロック間の割合
沖縄; 1%
東北圏; 10%
九州圏; 11%
北海道; 4%
四国圏; 3%
中国圏; 6%
近畿圏; 16%
資料:国土交通省国土計画局
総務省「平成17年国勢調査」
首都圏; 34%
中部圏; 13%
北陸圏; 2%
東北圏の概要
0-3
【東北圏のGDP】
東北圏のGDPは3,574億米ドル、全国の約1割を占める。
GDPの世界における位置(H15)
国名
日本
イギリス
首都圏
近畿圏
中部圏
韓国
オランダ
九州圏
東北圏
スイス
ベルギー
スウェーデン
GDP
(名目、億米$)
42,426
18,076
15,818
6,807
6,180
6,081
5,128
3,751
3,574
3,218
3,047
3,016
国名
オーストリア
中国圏
ノルウェー
デンマーク
北海道
フィンランド
ポルトガル
四国圏
北陸圏
マレーシア
シンガポール
ハンガリー
GDP
(名目、億米$)
2,552
2,427
2,206
2,111
1,682
1,618
1,472
1,155
1,062
1,037
924
821
※日本と同規模程度を抽出
GDPのブロック間の割合
九州圏; 9%
四国圏; 3%
東北圏; 8%
北海道; 4%
中国圏; 6%
近畿圏; 16%
資料:国土交通省国土計画局
内閣府「平成16年度県民経済計算」
中部圏; 15%
2
首都圏; 36%
北陸圏; 3%
東北圏の概要
0-4
【東北圏の地形】
東北圏の地形は南北に並走する三列の急峻な山脈・山地によって地域が分断。
資料:50mメッシュ標高
東北圏の概要
0-5
【ヨーロッパ中規模諸国との比較】
オランダやベルギーでは都市間を連絡する高速道路体系が充実。
オランダ
フローニンゲン
エメン
ズボーレ
ザーンスタット
ハーレム
アルメレ
アムステルダム
レイデン
ハーグ
アペルドールン
ユトレヒト
ロッテルダム
アメルスフォールト
スヘルトーヘンボス
ネイメーヘン
ドルドレヒト
ブレダ
ティルビュルフ
アイントホーヘン
高速道路
ブルッヘ
マーストリヒト
アントウェルペン
ヘント
ブリュッセル
ナミュール
シャルルロア
ベルギー
高速道路
図面は同縮尺(約400万分の1)
3
リエージュ
エンスヘデ
東北圏の概要
0-6
【東北圏の海岸線】
東北圏の海岸線は、九州圏・北海道・中国圏に次ぐ延長。
海岸線延長(km)
12000
10,130
10000
8000
6000
4,402
4000
4,331
3,489
3,437
2,201
1,915
2000
2,046
2,027
1,145
0
北海道 東北圏 首都圏 北陸圏 中部圏 近畿圏 中国圏 四国圏 九州圏 沖縄県
資料:2005年度版海岸統計より(北方領土・尖閣列島含む)
東北圏の概要
0-7
【美しい太平洋と日本海】
東北圏には美しい海岸線が豊富に存在。
◆青森県深浦海岸(①)
深浦海岸は津軽国定公園に指定。奇岩、怪石が連なる海
岸線で、夕日が美しい。(写真:深浦町ホームページ)
◆岩手県田野畑村北山崎(②)
◆宮城県松島・奥松島(③)
◆福島県いわき市薄磯海岸(⑥)
塩屋埼灯台の北に
広がる薄磯海岸は、
平成6に選定された
「日本の渚100選」
の一つ。(写真:福
島県いわき市ホー
ムページ)
日本三景・松島の東部から宮戸島、野蒜海岸
に至る海岸。(写真:宮城県ホームページ)
◆秋田県男鹿市(④)
◆新潟県笹川流れ(⑦)
男鹿半島は海岸線が美しく、海岸からは男鹿三
山、天候によっては遥かかなたに白神山地など
が眺望できる。写真は、雄大な日本海に沈む夕
陽。(写真:男鹿市ホームページ)
北山崎は200メートルの切り立った断崖が8キロ
に渡って連なる。平成11年8月に財団法人日本
交通公社が公表した全国観光資源評価の自然資
源・海岸の部で、国内で唯一最高ランクの特A
級に格付け。(写真:田野畑村ホームページ)
◆山形県鶴岡市湯野浜温泉(⑤)
◆写真場所の位置図
①
海に突き出た数々の奇岩と白浜の名勝、笹川
流れは11kmも続く海岸線。
海を真っ赤に染めながら沈みゆく夕日は、日
湯野浜海岸は、湯野浜温泉から日本海の江ノ島 本海側独特の景色。海岸沿いを走る国道は、
と言われる「白山島」まで続く。「日本の夕陽 日本海夕日ラインの愛称で呼ばれる。(写
百選」の一つ(写真:山形県ホームページ)。 真:新潟県山北町ホームページ)
4
④
②
⑤
⑦
③
⑥
東北圏の概要
0-8
【東北圏の土地利用】
東北圏の土地利用は、全国に比べて森林の割合が約7割と多い。
川の長さ、流域面積のベスト10内に位置する大きな河川が分布。
土地利用別面積の割合
0%
20%
40%
農用地
宅地
13.9%
3.2%
(26万ha)(110万ha)
東北圏
(約795万ha)
80%
原野
0.6%
(23万ha)
森林, 66.7%
(2,522万ha)
北海道
22.1%
東北圏
22.2%
首都圏
7.1%
100%
道路
3.6%
(137万ha)
その他
7.4%
(278万ha)
水面・河川・水路, 3.6%
(135万ha)
中部圏
12.0%
20%
40%
沖縄県
0.4%
60%
80%
1位
信濃川
367km
2位
利根川
322km
3位
石狩川
268km
4位
天塩川
256km
5位
北上川
249km
6位
阿武隈川
239km
7位
最上川
229km
8位
木曽川
227km
9位
天竜川
213km
10 位
阿賀野川
210km
◆川の流域面積ベスト 10
近畿圏 中国圏 四国圏 九州圏
7.2%
9.2%
5.6%
10.6%
北陸圏
3.5%
0%
◆川の長さベスト 10
水面・河川・水路, 3.2%
(25万ha)
道路
原野
3.1%
0.4% (25万ha)
(4万ha)
その他
6.0%
(48万ha)
森林, 70.2%
(557万ha)
宅地
農用地
全 国
4.9%
13.2%
(約3,779万ha) (185万ha)(499万ha)
全国森林面積の
圏域シェア
60%
1位
利根川
2位
石狩川
16,840K ㎡
14,330K ㎡
3位
信濃川
11,900K ㎡
4位
北上川
10,150K ㎡
5位
木曽川
9,100K ㎡
6位
十勝川
9,010K ㎡
7位
淀川
8,240K ㎡
8位
阿賀野川
7,710K ㎡
9位
最上川
7,040K ㎡
10 位
天塩川
5,590K ㎡
100%
全国値:国土交通省国土計画局(平成17年)
東北圏各県:土地利用計画策定資料等による
森林面積:森林資源の現況調査(林野庁:平成14年3月)
河川長さ、流域面積(理科年表 平成16年)
東北圏の概要
0-9
【ダム・水資源の状況】
ダムの有効貯水量割合は全国の2割弱。
東北圏
9%
東北圏
23%
東北圏
18%
人口割合(H17)
全国計:
127,767,994人
水資源賦存量
4,234(億㎥/年)
有効貯水量
割合全国計:
11,780,046千㎥
77%
82%
91%
ダム有効貯水容量
有
効
貯
水
容
量
500,000
450,000
400,000
350,000
300,000
250,000
200,000
150,000
100,000
50,000
0
直轄事業
補助事業
全国平均
250,639千m3
(
千
m
3
)
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
新潟県
資料:河川便覧2006(国土開発調査会)
5
東北圏の概要
0-10
【水資源賦存量】
東北圏は最も多くの水資源賦存量を有す。
水資源賦存量(億㎥/年)
水資源賦存量は,降水量から蒸発散によって失われる水量を引
いたものに面積を乗じた値で,1971 ~ 2000 年の平均値。
東北とは新潟を加え、北陸とは新潟を差し引いた値である。
資料:平成18年版日本の水資源
東北圏の概要
0-11
【公債費比率(平成16年度)】
公債費比率では、秋田県、青森県、山形県が高位。
公債費比率(平成16年度)のランキング
30.0
3位
25.0
11位
14位
24位
20.0
27位
32位
全国平均
18.4%
15.0
(
公
債
費
比
率
25位
)
%
10.0
5.0
神奈 川県
沖縄県
愛知県
千葉県
福岡県
北海道
埼玉県
京都府
大阪府
岐阜県
群馬県
茨城県
東京都
三重県
愛媛県
福島県
滋賀県
和歌山県
香川県
広島県
宮城県
静岡県
岩手県
新潟県
兵庫県
宮崎県
長崎県
大分県
山口県
熊本県
石川県
奈良県
富山県
山形県
徳島県
山梨県
青森県
佐賀県
鳥取県
福井県
栃木県
鹿児島県
高知県
岡山県
秋田県
長野県
島根県
0.0
※公債費比率:財政構造の弾力性を判断する指標、公債費に充てられる
一般財源の額の標準財政規模に占める割合を表す比率
資料:都道府県決算状況調査(総務省)
6
東北圏の概要
0-12
【経常収支比率(平成16年度)】
各県とも、経常収支比率が高く弾力性が低い。
経常収支比率(平成16年度)のランキング
105.0
100.0
7位
21位
8位
経
常
収
支
比
率
95.0
%
85.0
11位
14位
全国平均
92.4%
24位
32位
90.0
(
)
80.0
岐阜県
山 梨県
滋賀県
東京都
宮崎県
鳥 取県
愛媛県
和歌山県
福井県
群馬県
佐賀県
山口県
三 重県
長野県
石 川県
岩手県
島根県
栃 木県
大分県
熊 本県
静岡県
北海道
奈良県
新潟県
福岡県
兵庫県
福島県
広島県
京都府
徳島県
千葉県
茨城県
沖縄県
秋 田県
富山県
埼玉県
宮城県
香 川県
神奈川県
青森県
山 形県
長崎県
高 知県
岡山県
愛知県
鹿児島県
大阪府
75.0
※経常収支比率:次式によって算出される、当該地方公共団体の財政構造の弾力性・硬直度を判断する指標の一つ。
地方税・普通交付税を中心とする経常一般財源が、人件費・扶助費・公債費等の容易に縮減することの困難な経費にどの程度充当されている
かを見る。
経常経費充当一般財源
経常収支比率(%)= -----------×100
経常一般財源総額
資料:都道府県決算状況調査(総務省)
東北圏の概要
0-13
【財政力指数(平成16年度)】
北三県および山形県が低位であり、財政的に厳しい現状。
財政力指数(平成16年度)のランキング
1.200
1.100
1.000
0.900
0.800
財
政
力
指
数
0.700
13位
0.600
22位
0.500
0.400
全国平均
0.411
24位
35位
37位
39位
43位
0.300
0.200
島根県
高 知県
鳥 取県
長崎県
秋 田県
宮崎県
沖縄県
和歌山県
岩手県
鹿児島県
青森県
大分県
山 形県
佐賀県
徳島県
熊 本県
山 梨県
愛媛県
福井県
奈良県
山口県
富山県
北海道
新潟県
香 川県
福島県
石 川県
長野県
岡山県
岐阜県
滋賀県
広島県
三 重県
兵庫県
宮城県
京都府
群馬県
栃 木県
福岡県
茨城県
埼玉県
千葉県
静岡県
大阪府
神奈川県
愛知県
東京都
0.100
※財政力指数:地方公共団体の財政力を示す指標として用いられるもので、基準財政
収入額を基準財政需要額で除した数値の、通常は過去3ヶ年の平均値を指す。
財政力指数が1.0を上回れば、地方交付税交付金が支給されない。
資料:都道府県決算状況調査(総務省)
7
東北圏の概要
0-14
【東北圏の優れた人材】
様々な分野で優れた人物を輩出。
優れた人物の一例
棟方志功(むなか
た しこう)/青
森県青森市生
/1903年~1975年/
版画家/20世紀
を代表する世界的
巨匠。木版の特長
を生かした作品を
一貫して作り続け
た。(写真:青森
県青森市ホーム
ページ)
宮沢賢治(みやざ
わ けんじ)/岩
手県盛岡市生
/1886年~1912年/
詩人・童話作家/
「雨ニモマケズ」
「風の又三郎」
「銀河鉄道の夜」
などの名作を残す。
(写真:岩手県
ホームページ)
土井晩翠/(どい
ばんすい)/宮城
県仙台市生/1871
年~1952年/詩人、
英文学者/作品は
「星落秋風五丈
原」や、滝廉太郎
の作曲が有名な
「荒城の月」など
のほか、校歌、寮
歌にも大きな功績
を残す。(写真:
宮城県仙台市ホー
ムページ)
東海林太郎(しょ
うじ たろう)/
秋田県秋田市生
/1898年~1972年
/歌手/1934年
「赤城の子守
歌」を発売し大
ヒット。その後
「国境の町」谷
間のともしび」
など、ヒット曲
を連発。(写真:
秋田県ホーム
ページ)
土門拳(どもん け 野口英世(のぐち
ん)/山形県酒田市
ひでお)/福島県
生/1909年~1990年/ 耶麻郡翁島村(現
写真家/リアリズム
在の猪苗代町)生
写真を確立した写真 /1876年~1928年/
界の巨匠。報道写真 医学者/黄熱病や
の鬼と呼ばれた時代 梅毒等の研究で知
もあり、その名は世 られる。(写真:
界的に知られている。 福島県会津若松
(写真:山形県酒田
市)
市ホームページ)
坂口謹一郎(さか
ぐち きんいちろ
う)/新潟県上越
市生/1897年~
1994年/東京大学
名誉教授を務め発
酵微生物学の世界
的権威。醸造学や
麹菌の研究、酒に
関する随筆の執筆
などを通じて「お
酒の博士」として
親しまれる。(写
真:新潟県上越市
ホームページ)
資料:県・市ホームページ
【東北圏の食文化】
東北圏の概要
0-15
地域ごとに多様な食文化が存在。
東北圏の食文化の例示
青森県
じゃっぱ汁
岩手県
わんこそば
宮城県 ずんだもち
(青森県商工会連合会
ホームページ)
山形県 芋煮
(岩手県観光協会
ホームページ)
福島県 そば・水そば
(宮城観光ナビ
ホームページ)
新潟県 のっぺ汁
(山形観光情報センター
ホームページ)
(福島県観光連盟
ホームページ)
(新潟県立教育センター
ホームページ)
秋田県 きりたんぽ
(秋田県産業経済労働部
観光課)
資料:県・市ホームページ
8
【東北圏の伝統工芸】
東北圏の概要
0-16
地域ごとに多彩な伝統工芸品を有する。
東北圏の伝統工芸品(写真は例示)
区域
都道府県別
東北圏
青森県
津軽塗
岩谷堂箪笥
指定
品目数
1
岩手県
4
宮城県
3
秋田県
4
山形県
5
福島県
4
新潟県
15
計
36
210
全国計
品目名
津軽塗(漆器)
秀衛塗(漆器)、浄法寺塗(漆器)、岩谷堂箪笥(木工品)、
南部鉄器(金工品)
鳴子漆器(漆器)、雄勝硯(文具)、宮城伝統こけし(人形)
川連漆器(漆器)、樺細工(木工品)、大館曲げわっぱ(木
工品)、秋田杉桶樽(木工品)
置賜紬(織物)、羽越しな布(織物)、山形鋳物(金工品)、
山形仏壇(仏壇・仏具)、天童将棋駒(その他工芸品)
大堀相馬焼(陶磁器)、金津本郷焼(陶磁器)、会津塗(漆
器)、奥会津編み組細工(木工品)
塩沢紬(織物)、本塩沢(織物)、小千谷縮(織物)、小千谷
紬(織物)、稲荷町紬(織物)、十日町明石ちぢみ(織物)、
羽越しな布(織物)、村上木彫堆朱(漆器)、新潟漆器(漆
器)、加茂桐箪笥(木工品)、燕錫起銅器(金工品)、越後与
板内金物(金工品)、新潟・白根仏壇(仏壇・仏具)、長岡仏
壇(仏壇・仏具)、三条仏壇(仏壇・仏具)
大館曲げわっぱ
奥会津編み組細工
越後与板打刃物
南部鉄器
置賜紬
宮城伝統こけし
資料:経済産業省大臣指定伝統的工芸品より東北圏について抜粋(平成19年9月現在)
【東北圏は自然の宝庫】
東北圏の概要
0-17
東北圏は表情豊かな森林や田園風景をはじめとする豊かな自然を有する。
東北圏の四季の表情
【秋】
【春】
早咲きの桜
紅葉風景
春の田園風景
【夏】
夏の棚田
秋の田園風景
【冬】
夏の田園風景
樹氷
冬の田園風景
資料:飯豊観光協会ホームページ、蔵王観光協会ホームページ
美しい日本のむら景観コンテスト、日本の棚田百選
9
人口の概況
1 人口の概況
人口の概況
1-1
【東北圏の人口推移・予測】
東北圏は平成8年をピークに減少傾向に転じている。
全国人口
平成16年ピーク
12,779万人
(万人)
(万人)
5,000
13,000
12,000
12,105
12,361
11,194
3,940
全
9,000
国
人 8,000
口
4,040
3,762
10,467
12,777
12,274
12,718
11,927
12,543
4,500
11,522
11,706
11,000
10,000
12,557 12,693
4,132
4,238
4,287
4,286
11,068
4,249
4,179
4,082
4,000
3,961
首都圏人口
平成22年ピーク
4,287万人
3,570
3,362
3,500
3,000
3,026
2,500
7,000
6,000
2,000
1,232 1,229 1,207 1,174
1,139 1,162 1,202 1,221 1,221
1,135 1,089
1,038
5,000
4,000
3,000
1,500
985
931
東北圏人口
平成8年ピーク
1,233万人
昭和55年
昭和60年
平成2年
平成7年
平成12年
平成17年
平成22年
平成27年
平成32年
平成37年
平成42年
平成47年
1965 昭和45年
1970 昭和50年
1975
1980
1985
1990
1995
2000
2005
2010
2015
2020
2025
2030
2035
2040
首
都
圏
・
東
北
圏
人
口
1,000
500
0
資料:各年国勢調査、H22年以降は日本の将来推計人口(平成19年5月:人口問題研究所)
10
人口の概況
1-2
【県別の人口推移・予測】
秋田県、山形県の減少が大きい(平成42年には100万人を下回る予測)。
県別人口の予測
人口の増減(指数)
1.10
300
250
1.00
(
人
口
約198万人
200
人
口
約188万人
(
約165万人
150
万
人
)
約105万人
100
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
約93万人
約78万人
0.90
0.80
)
50
約104万人
H
1
7
を
1
と
し
た
場
合
0.70
新潟県
0
全国平均
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
新潟県
平成7年平成12年平成17年平成22年 平成27年平成32年平成37年平成42年平成47年
0.60
平成7年
平成17年
平成27年
平成37年
平成47年
資料:各年国勢調査、H22年以降は日本の将来推計人口(平成19年5月:人口問題研究所)
【市町村別の人口推移・予測】
人口の概況
1-3
中山間地域を中心として、人口1万人未満の市町村が増加する予測。
平成42年市町村別人口
平成7年市町村別人口
平成17年
市町村別人口
平成27年
市町村別人口
人口1万人未満
市町村の増加
※市区町村別人口予測は、中位推計値
資料:各年国勢調査、平成27年以降は、日本の市区町村別将来推計人口
(平成15年12月推計:人口問題研究所)
11
【市町村別の人口増減率(過去・今後10年)】
人口の概況
1-4
中山間地域を中心とした人口減少が顕著と予測。
過去10年の人口増減率(実績値)
※市区町村別人口予測は、中位推計値
今後10年の人口増減率(推計値)
資料:各年国勢調査、平成27年以降は、日本の市区町村別将来推計人口
(平成15年12月推計:人口問題研究所)
人口の概況
1-5
【都市規模別の市町村分布】
人口5万人未満の市町村は中山間地を中心に分布。
中小規模の市町村では約10%の減少が予測。
人口規模別市町村分布
東北圏の市町村人口規模別人口増減率
(平成42年人口/平成7年人口)
0.0%
市町村人口規模 (
平成7年人口)
10万人以上
3万人以上
10万人未満
3万人未満
-5.0%
-10.0%
-15.0%
-20.0%
-25.0%
-30.0%
-1.8%
-10.9%
-26.9%
資料:平成7年国勢調査
日本の市区町村別将来推計人口 平成15年12月推計
(国立社会保障・人口問題研究所)
資料:平成17年国勢調査
(平成19年1月1日現在の行政界に組み替え)
※市町村人口は、平成13年末時点の行政界に組み替え
(将来推計人口の行政界区分と整合)
12
人口の概況
1-6
【都市規模別の市町村分布(日本海側の特徴)】
日本海側には、人口10万人以上の都市が帯状に分布。
弘前市(約19万人)
秋田市(33万人)
横手市(約10万人)
酒田市(約12万人)
鶴岡市(約14万人)
新発田市(約10万人)
新潟市(約79万人)
長岡市(約28万人)
上越市(約21万人)
三条市(約10万人)
人口の概況
1-7
【県別高齢化率および推移】
全国平均を上回る高齢化率、平成37年には、高齢人口は3割を超える予測。
県別高齢化率の推移
0.420
年齢階層別人口の見通し
年齢階層別人口の見通し
0.400
100%
90%
17.4
23.3
14.6
29.0
80%
33.8
高齢
人口
36.5%
0.380
20.2
26.9
30.5
33.7
0.340
70%
60%
69.5
30%
16.8
13.8
11.7
10.3
平成17年
平成27年
平成37年
平成47年
10%
年少
人口
9.7%
平成7年
20%
0%
東北圏
東北圏
66.1
61.2
59.5
56.8
高 0.320
齢
化 0.300
率
0.280
0.260
16.0
13.8
11.8
10.0
9.5
平成47年
55.9
生産
年齢
人口
53.9%
平成37年
59.3
平成27年
62.9
40%
平成17年
65.8
平成7年
50%
0.360
0.240
0.220
0.200
日本総人口
全国平均
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
新潟県
0.180
H17
H27
H37
H47
資料:各年国勢調査、H22年以降は日本の将来推計人口(平成19年5月:人口問題研究所)
13
人口の概況
1-8
【県別年齢構成比の推移】
各県とも高齢化が進展すると予測。
高齢人口
生産年齢人口
年少人口
青森県
推計値
岩手県
推計値
高齢人口
生産年齢人口
年少人口
宮城県
推計値
100%
100%
100%
80%
80%
80%
60%
60%
60%
40%
40%
40%
20%
20%
20%
0%
平成2年
秋田県
平成12年
推計値
平成22年
平成32年
0%
平成42年
高齢人口
生産年齢人口
年少人口
0%
平成2年
山形県
推計値
平成12年
平成22年
平成32年
高齢人口
生産年齢人口
年少人口
平成42年
平成2年
福島県
推計値
平成12年
高齢人口
生産年齢人口
年少人口
平成22年
100%
100%
80%
80%
80%
80%
60%
60%
60%
60%
40%
40%
40%
40%
20%
20%
20%
20%
0%
平成12年
平成22年
平成32年
平成42年
平成2年
年少人口(0~14歳)
生産年齢人口(15歳~64歳)
高齢人口(65歳以上)
平成12年
平成22年
平成32年
平成42年
0%
平成2年
平成12年
平成22年
平成32年
平成42年
高齢人口
生産年齢人口
年少人口
推計値
100%
平成2年
平成32年
新潟県
100%
0%
高齢人口
生産年齢人口
年少人口
平成42年
0%
平成2年
平成12年
平成22年
平成32年
平成42年
資料:各年国勢調査、平成22年以降は日本の将来推計人口
(平成14年3月:人口問題研究所)
※将来推計人口は中位推計による
【市町村別高齢化率の予測】
人口の概況
1-9
人口減少が予想される中山間地域を中心として、高い高齢化率が予想。
平成42年市町村別人口
平成7年市町村別人口
平成17年
市町村別人口
平成27年
市町村別人口
高い高齢化率
※将来推計人口は中位推計による
資料:各年国勢調査、平成27年以降は、日本の市区町村将来推計人口
(平成15年12月推計:人口問題研究所)
14
人口の概況
1-10
【東北圏の人口規模別高齢化率の予測】
高齢化率は、中小規模の市町村で、より高い値となることが予測。
東北圏の人口規模別の高齢化率
40.0%
平成7年
35.0%
36.7%
平成42年
31.6%
28.4%
30.0%
高齢化率の平均
25.0%
21.1%
20.0%
17.3%
14.1%
15.0%
10.0%
5.0%
0.0%
10万人以上
3万人以上
10万人未満
3万人未満
市町村の人口規模 (平成7年人口)
資料:平成7年国勢調査
日本の市区町村別将来推計人口 平成15年12月推計
(国立社会保障・人口問題研究所)
※市町村人口は、平成13年末時点の行政界に組み替え
(将来推計人口の行政界区分と整合)
※将来推計人口は中位推計による
人口の概況
1-11
【人口社会増減の推移】
全国でもっとも転出超過の状況、社会減により人口減少に拍車。
他都道府県からの転入超過数の推移
(県別)
他都道府県からの転入超過数の推移
(圏域別)
10,000
転入超過数(人)
マイナスは転出超過
150,000
北海道
東北圏
関東圏
北陸圏
中部圏
近畿圏
転 入 超 過 数 (人 ) マ イ ナ ス は 転 出 超 過
200,000
100,000
50,000
0
5,000
0
-5,000
-10,000
-50,000
転出超過
30,175人
岩手県
山形県
宮城県
福島県
-15,000
-100,000
昭和57年 昭和60年 昭和63年 平成3年
青森県
秋田県
新潟県
平成6年
平成9年 平成12年 平成15年
昭和57年 昭和60年 昭和63年 平成3年
15
平成6年
平成9年
平成12年 平成15年
資料:各年とも住民基本台帳人口移動報告(総務省)
【人口社会増減の推移】
人口の概況
1-12
東北圏は、すべての圏域に対して転出超過。
中でも首都圏、中部圏、近畿圏など、大都市圏に対し超過度合いが大きい。
【北海道】
9,039
8,757
▲ 282
転出
転入
転入超過数
【東北圏】
【中国圏】
220,779
転出
175,284
転入
転入超過 ▲ 45,495
転出
転入
転入超過数
【関東圏】
転出
転入
転入超過数
北海道
111,669
73,469
▲ 38,200
111,669
首都圏
▲ 38,200
73,469
【北陸圏】
北陸圏
3,493
2,875
▲ 618
転出
転入
転入超過数
2,369
▲ 269
中国圏
2,100
9,039
▲ 282
8,757
中部圏
3,493
▲ 618
2,875
1,018
▲ 132
2,369
2,100
▲ 269
【四国圏】
1,018
886
▲ 132
転出
転入
転入超過数
四国圏
886
東
北
【九州圏】
3,489
九州圏
▲ 22
3,467
873
14,172
▲ 3,922
10,250
3,489
3,467
▲ 22
転出
転入
転入超過数
沖縄県
▲ 253
620
【中部圏】
【沖縄県】
8,203
▲ 1,797
近畿圏
6,406
14,172
10,250
▲ 3,922
転出
転入
転入超過数
873
620
▲ 253
転出
転入
転入超過数
【近畿圏】
8,203
6,406
▲ 1,797
転出
転入
転入超過数
資料:住民基本台帳人口移動報告(総務省)
人口の概況
1-13
【転出入人口と行政投資額の関係】
平成7年は転入超過の時期。行政投資額は平成7年がピーク。
東北圏の転出入人口と
行政投資額の推移
東北圏における転出入の経年比較
転出入の経年変化
300,000
50 ,0 00
6000000
5,905,240
転入(人)
5500000
40 ,0 00
5,181,619
5000000
都道府県別転入超過(人)
30 ,0 00
100,000
0
-100,000
20 ,0 00
- 10 ,0 00
3500000
3000000
3,153,041
- 20 ,0 00
平 成1 6 年
平 成1 5 年
平 成1 4 年
平 成1 3 年
平 成1 2 年
平 成1 1 年
平成 9年
平 成1 0 年
平成 8年
平成 7年
平成 6年
平成 5年
平成 4年
平成 3年
平成 2年
平成 元年
昭 和6 3 年
昭 和6 2 年
昭 和6 1 年
昭 和6 0 年
昭 和5 9 年
昭 和5 8 年
昭 和5 7 年
-300,000
- 50 ,0 00
2500000
-18,090
-27,589
転入超過
行政投資額
- 40 ,0 00
転出(人)
4500000
4000000
4 ,7 2 8
0
- 30 ,0 00
-200,000
3,858,122
4,035,940
10 ,0 00
-42,627
昭和60年
1985
- 3 0 ,1 7 5
行政投資額(百万円)
200,000
2000000
1500000
1000000
平成2年
1990
平成7年
1995
平成12年
2000
平成15年
2003
※東北圏の転入超過数は、各県の転入超過数の合計値
※東北圏の行政投資額は、各県の合計値
※行政投資額:国、都道府県、市区町村の公共投資(道路、
港湾、空港、下水道等)の合計値
転入転出人口:住民基本台帳人口移動報告(総務省)
行政投資額:地域政策研究会「行政投資」
16
人口の概況
1-14
【人口社会増減の推移】
転出者数の多さが全体として人口減の要因。
東北圏人口増減の要因別シェア
東北圏人口増減の要因別シェア
(平成12年の状況)
(平成17年の状況)
平成17年
平成12年
増加
316,994人
48.8%
死亡
107,136 人
16.5%
死亡
120,978 人
19.8%
転入
207,366 人
31.9%
減少
332,592人
51.2%
転入
180,131 人
29.4%
年間
-65,069人
年間
-15,598人
転出
225,456 人
34.7%
増加
273,623人
44.7%
減少
338,692人
55.4%
出生
109,628 人
16.9%
※東北圏の転入・転出者数は、各県ごとの転入・転出者数の合計値(圏内の県間転入出を含む)
転出
217,714 人
35.6%
出生
93,492 人
15.3%
資料:住民基本台帳人口移動報告(総務省)
人口動態調査(厚生労働省)
人口の概況
1-15
【住まい方・居住世帯の状況】
単身高齢者が各県とも増加傾向。3世代居住率は各県とも全国平均以上。
単身高齢者の推移
9.00
8.00
3世代居住率の状況(平成12年)
7.00
30.0
H12全国平均
10.1%
16.6
22.0
21.9
20.1
19.0
15.1
(
25.0
3
世
代 20.0
居
住 15.0
率
10.0
%
28.1
(
単
身 6.00
高
齢
者 5.00
世
帯
の
割 4.00
合
)
)
% 3.00
5.0
全国
青森県
岩手県
宮城県
2.00
0.0
青森県 岩手県
宮城県
秋田県 山形県 福島県
秋田県
山形県
新潟県
1.00
福島県
新潟県
0.00
昭和55年 昭和60年 平成2年 平成7年 平成12年 平成17年
単身高齢者 65歳以上の単身世帯
3世代居住:親、子、孫の3世代それぞれ居住
資料:各年国勢調査
17
人口の概況
1-16
【県別産業別就業者数の推移】
第1次産業就業者数の減少とともに、第3次産業就業者数が増加傾向。
青森県産業別就業者数
80%
第三次
産業
80%
第二次
産業
40%
第二次
産業
20%
第1次
産業
20%
第1次
産業
0%
平 成 平 成
2 年 7 年
平 成 平 成
12 年 17 年
山形県産業別就業者数
20%
第三次
産業
80%
60%
第二次
産業
40%
20%
第1次
産業
0%
昭 和 昭 和
55 年 60 年
平 成 平 成
2 年 7 年
平 成 平 成
12 年 17 年
第二次
産業
第1次
産業
0%
昭 和
60 年
平 成
2 年
平 成
7 年
平 成
12 年
昭 和
55 年
平 成
17 年
昭 和
60 年
平 成
2 年
80%
第三次
産業
40%
第二次
産業
20%
第1次
産業
0%
平 成 平 成
12 年 17 年
平 成
17 年
新潟県産業別就業者数
第三次
産業
80%
第三次
産業
60%
60%
平 成 平 成
2 年 7 年
平 成
12 年
100%
100%
昭 和 昭 和
55 年 60 年
平 成
7 年
福島県産業別就業者数
宮城県産業別就業者数
60%
0%
昭 和
55 年
40%
100%
100%
第三次
産業
60%
40%
昭 和 昭 和
55 年 60 年
20%
80%
第三次
産業
60%
0%
40%
100%
100%
60%
80%
岩手県産業別就業者数
秋田県産業別就業者数
100%
第二次
産業
40%
20%
第1次
産業
昭 和
55 年
0%
昭 和
60 年
平 成
2 年
平 成
7 年
平 成
12 年
平 成
17 年
第二次
産業
第1次
産業
昭 和 昭 和
55 年 60 年
平 成 平 成
2 年 7 年
平 成 平 成
12 年 17 年
資料:各年国勢調査
人口の概況
1-17
【自市町村内就業率の推移】
自市町村内就業率は、大都市近郊において低下する傾向にある。
上位10
順位
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
県名
山形県
福島県
秋田県
青森県
岩手県
新潟県
福島県
青森県
新潟県
福島県
市町村名
小国町
昭和村
東由利町
六ケ所村
釜石市
松代町
檜枝岐村
青森市
松之山町
いわき市
S45国勢調査
S45年
自市町村 下位10
就業率
順位
99.6%
1
99.3%
2
99.3%
3
99.2%
4
99.2%
5
99.1%
6
99.0%
7
98.9%
8
98.9%
9
98.8%
10
県名
宮城県
宮城県
宮城県
宮城県
宮城県
新潟県
宮城県
宮城県
新潟県
新潟県
市町村名
利府町
多賀城市
名取市
七ケ浜町
唐桑町
亀田町
松島町
大河原町
黒埼町
大潟町
自市町村
就業率
53.0%
56.5%
60.5%
61.2%
63.4%
64.3%
64.5%
66.4%
66.5%
67.5%
上位10
順位
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
県名
新潟県
福島県
青森県
福島県
青森県
山形県
秋田県
青森県
福島県
岩手県
市町村名
粟島浦村
檜枝岐村
青森市
いわき市
六ケ所村
小国町
秋田市
八戸市
只見町
釜石市
H12年
自市町村 下位10
就業率
順位
100.0%
1
97.9%
2
97.0%
3
96.1%
4
95.2%
5
94.8%
6
94.3%
7
93.4%
8
93.4%
9
93.2%
10
H12国勢調査
H12年-S45年
県名
宮城県
宮城県
宮城県
新潟県
青森県
青森県
新潟県
宮城県
新潟県
新潟県
市町村名
富谷町
七ケ浜町
利府町
三島町
階上町
下田町
中之島町
多賀城市
京ケ瀬村
頸城村
自市町村
就業率
25.6%
28.7%
33.5%
37.3%
38.4%
38.6%
39.1%
39.2%
39.3%
39.4%
上位10
順位
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
県名
新潟県
青森県
福島県
宮城県
青森県
福島県
岩手県
新潟県
宮城県
秋田県
市町村名
粟島浦村
平舘村
檜枝岐村
牡鹿町
青森市
いわき市
遠野市
湯沢町
気仙沼市
秋田市
ポイント増減 下位10
H12-S45 順位
19.0%
0.5%
-1.1%
-1.7%
-1.9%
-2.6%
-3.1%
-3.3%
-3.8%
-3.9%
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
県名
宮城県
新潟県
福島県
福島県
秋田県
新潟県
新潟県
宮城県
宮城県
新潟県
市町村名
富谷町
中之島町
天栄村
岩瀬村
仙南村
三和村
京ケ瀬村
石越町
米山町
清里村
ポイント増減
H12-S45
-54.2%
-45.1%
-43.4%
-43.3%
-42.7%
-42.4%
-42.0%
-41.5%
-40.5%
-40.0%
H12-S45ポイント増減
資料:各年とも国勢調査(昭和45年データは平成12年国勢調査時点の市町村に組み替え)
18
【地域内就職率、首都圏への就職率の推移】
人口の概況
1-18
高等学校卒業者の首都圏就職率は、全国で最も高い。
高等学校卒業者の
<地域内への就職率>
地域内就職率の経年変化
高等学校卒業者の
<首都圏への就職率>
首都圏への就職率の経年変化
20.0%
100.0%
90.0%
15.0%
80.0%
10.0%
70.0%
5.0%
60.0%
50.0%
0.0%
平成13年
北海道
近畿圏
平成14年
平成15年
東北圏
中国圏
平成16年
首都圏
四国圏
平成17年
平成18年
北陸圏
九州圏
平成13年
中部圏
沖縄県
平成14年
北海道
九州圏
平成15年
東北圏
沖縄県
平成16年
平成17年
北陸圏
中部圏
平成18年
中国圏
近畿圏
四国圏
高等学校卒業者の就業者数のうち、首都圏に就職した割合
資料:各年学校基本調査
人口の概況
1-19
【年齢階層別の転出入数】
15~24歳の転出が多く、25歳以上の階層では転入超過の傾向にある。
年齢階層別の転出入数
年齢階層別転出入数(東北圏各県の合計値 転出入には東北圏内の県間転出入を含む)
(東北圏各県の合計値 転出入には東北圏内の県間転出入を含む)
(人)
250,000
転入
転出
200,000
150,000
100,000
50,000
85歳以上
80~84歳
75~79歳
70~74歳
65~69歳
60~64歳
55~59歳
50~54歳
45~49歳
40~44歳
35~39歳
30~34歳
25~29歳
20~24歳
15~19歳
10~14歳
5~9歳
0
資料:平成12年国勢調査(5年前との比較)
19
【通勤流動の状況】
人口の概況
1-20
県を超える結びつきは、仙台市と周辺県に多い。
市町村間通勤流動状況(平成12年)
県境を越える通勤流動状況(平成12年)
<市域外の通勤先第1位の相手先>
<県境を越える結びつき(100人以上を表示)>
20
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
2 ものづくり・産業基盤、インフラの状況
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
2-1
【産業別圏内総生産額】
全国と比較して農林水産業に特化している。
東北圏産業別
県内総生産額構成比特化係数
産業別県内総生産額構成比
100%
農林水産業
対家計民間非営
利サービス
90%
80%
第3次
産業
70%
60%
50%
40%
78.8%
71.9%
68.1%
61.7%
72.8%
77.6%
68.0% 71.3%
10%
サービス業
0.0
17.6% 25.4%
30.7%
37.3%
30.9% 26.1%
全県計
資料:平成16年度県民経済計算
沖縄県
九 州圏
四国圏
中国圏
近 畿圏
中 部圏
北 陸圏
首都圏
北海道
東北
北圏
圏
東
25.7%
21.7%
12.2%
3.61% 2.73% 0.59% 1.19% 1.02% 0.43% 1.12% 2.56% 2.57% 1.83% 1.20%
26.8%
21.8%
21
建設業
電気・ガス
・水道業
運輸・通信業
凡 例
0%
製造業
1.0
85.9%
第2次
産業
第1次
産業
鉱業
2.0
政府サービス
73.1%
75.7%
30%
20%
3.0
不動産業
卸売・小売業
金融・保険業
【政府サービス】
公務、国や地方公共団体による廃棄物処理、下水道業等
【対家計民間非営利サービス】
私立学校や宗教団体など、利益の追求を目的としない
社会的・地域的サービスを家計に提要するもの
【特化係数】
全国の構成比と東北圏の構成比の比
東北圏における構成比が、全国における構成比を上回ると
特化係数は1を超える。
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
2-2
【県内総生産額、県民所得額】
県内総生産は全国の1割未満。
一人あたりの県民所得額は全国平均の8割程度。
平成16年度 広域ブロック別
県内総生産額
平成16年度 広域ブロック別
一人あたり県民所得額
一人あたり
県民所得額
(千円/人)
4,000
沖縄県
0.7%
九州圏 北海道
東北圏
四国圏 8.7%
3.9% 8.3%
中国圏2.7%
3,509
42兆2,138億円
3,500
5.7%
近畿圏
15.8%
平成16年度
県民総生産額
全県計
508兆4,111億円
2,902
2,887
3,000
2,500
全国平均
2,998千円/人
3,205
2,725
2,532 2,485
2,432 2,429
1,982
2,000
1,500
首都圏
37.4%
1,000
500
沖縄県
九州圏
四国圏
中国圏
近畿圏
中部圏
北陸圏
首都圏
東北圏
0
北陸圏
2.4%
北海道
中部圏
14.4%
資料:平成16年度県民経済計算
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
2-3
【人口一人あたりの県民所得額および推移】
人口一人あたりの県民所得額は各県とも全国平均を下回る。
人口1人当たり県民所得
全国平均
2,998 千円/年
3,600千円以上
県民一人あたり県民所得額の推移
3,200千円以上 ~3,600千円未満
2,800千円以上 ~3,200千円未満
2,400千円未満
秋田県
2,268千円
山形県
2,406円
新潟県
2,683千円
資料:平成16年度県民経済計算
1.100
青森県
2,112千円
岩手県
2,346千円
宮城県
2,553千円
福島県
2,699千円
東京都
4,670千円
1.080
1.060
県民1人あたりり県民所得の指数(H10年度:1.0)
2,400千円以上 ~2,800千円未満
1.040
1.020
1.000
0.980
福島県
0.960
0.940
0.920
所得額は平成16年度県民経済計算
人口は平成16年住民基本台帳人口
0.900
平成
10年度
平成
11年度
全国平均
宮城県
福島県
22
平成
12年度
平成
13年度
青森県
秋田県
新潟県
平成
14年度
平成
15年度
平成
16年度
岩手県
山形県
首都圏平均
資料:県民経済計算
住民基本台帳人口要覧
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
2-4
【納税義務者一人あたり課税対象所得】
東北圏内においても、市町村別に格差が存在。
納税義務者一人あたり課税対象所得の
圏域内格差
一人あたり課税対象所得上位
1位 秋田県 南秋田郡大潟村
2位 宮城県 仙台市
3位 宮城県 宮城郡利府町
4位 宮城県 黒川郡富谷町
5位 岩手県 盛岡市
6位 福島県 双葉郡大熊町
7位 福島県 双葉郡双葉町
8位 青森県 三沢市
9位 宮城県 名取市
10位 福島県 双葉郡富岡町
(万円/人)
389.0
357.9
350.3
348.0
344.3
344.1
337.1
336.9
336.8
335.9
一人あたり課税対象所得下位
1位 秋田県 雄勝郡東成瀬村
2位 秋田県 山本郡藤里町
3位 福島県 相馬郡飯舘村
4位 山形県 最上郡大蔵村
5位 岩手県 九戸郡九戸村
6位 岩手県 気仙郡住田町
7位 岩手県 下閉伊郡普代村
8位 青森県 平川市
9位 青森県 南津軽郡大鰐町
10位 青森県 東津軽郡平内町
(万円/人)
221.6
235.4
237.1
240.5
240.7
242.0
242.2
243.7
244.9
245.8
※課税対象所得・・・ 各年度の個人の市町村民税の所得割の課税対象となった前年の所得金額
(分離課税の対象となる退職所得を除く)をいい,雑損控除等地方税法第314
条の2の各所得控除を行う前のもの。
資料:社会生活統計指標(都道府県の指標2007)
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
2-5
【産業大分類別就業者シェア】
農業および建設業などで、全国平均を上回る。
(%) 20.0
18.0
16.8
東北圏
17.6 17.9
17.3
全国
16.0
14.3
14.0
12.3
12.0
10.0
10.4
9.0
8.8
8.8 8.7
8.0
6.0
4.4
4.4
4.0
4.8 5.2
5.1
2.6
2.0
0.1 0.0
林
業
漁
業
鉱
業
0.5 0.5
0.7
0.0
製
造
業
熱
電
供
気
給
・
・
ガ
水
ス
道
・
業
情
報
通
信
業
運
輸
業
卸
売
・
小
売
業
金
融
・
保
険
業
不
動
産
業
1.9
飲
食
店
,
宿
泊
業
医
療
,
福
祉
教
育
,
学
習
支
援
業
複
合
サ
ビ
ス
事
業
0.8
他
に
分
類
さ
れ
な
い
も
の
他
に
分
類
さ公
れ務
な
い
も
の
・[
建
設
業
・[
農
業
3.4
1.5 1.1
1.4
・i
0.6 0.4
1.3
3.9
・i
0.2 0.1
2.1
4.2 4.4
2.5
サ
ビ
ス
業
分
類
不
能
の
産
業
・
j
・
j
東北圏内県別産業大分類別就業者ランキング
順位
全国
東北圏
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
新潟県
1
卸売・小売業
卸売・小売業
卸売・小売業
卸売・小売業
卸売・小売業
卸売・小売業
製造業
製造業
製造業
2
製造業
製造業
農業
製造業
製造業
製造業
卸売・小売業
卸売・小売業
卸売・小売業
3
建設業
建設業
建設業
農業
建設業
建設業
農業
建設業
建設業
資料:H17国勢調査
※農業は、東北圏において4位である。
23
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
2-6
【都道府県別就業者数ランキング(建設業・農業)】
農業は、新潟県、福島県、青森県、岩手県が、建設業は新潟県が上位。
農業
(人)
180000
160000
第8位 新潟県
89,357 人
シェア 3.3%
第9位 福島県
88,540 人
シェア 3.3%
第17位 山形県
65,162 人
シェア 2.4%
140000
第11位 青森県
84,180 人
シェア 3.1%
120000
100000
第12位 岩手県
83,430 人
シェア 3.1%
第19位 秋田県
58,282 人
シェア 2.2%
第20位 宮城県
57,514 人
シェア 2.1%
80000
60000
40000
20000
0
北 長 茨 千 愛 静 熊 新 福 鹿 青 岩 埼 福 栃 群 山 宮 秋 宮 岡 兵 広 愛 長 和 大 山 佐 高 神 岐 山 三 徳 島 香 京 鳥 沖 東 滋 富 大 石 奈 福
海 野 城 葉 知 岡 本 潟 島 児 森 手 玉 岡 木 馬 形 崎 田 城 山 庫 島 媛 崎 歌 分 口 賀 知 奈 阜 梨 重 島 根 川 都 取 縄 京 賀 山 阪 川 良 井
道
島
山
川
建設業
(人)
450000
400000
第11位 新潟県
138,608 人
シェア 2.6%
350000
300000
250000
第14位 宮城県
109,787 人
シェア 2.0%
200000
第28位 岩手県
68,437 人
シェア 1.3%
第15位 福島県
101,545 人
シェア 1.9%
第26位 青森県
75,155 人
シェア 1.4%
150000
第31位 秋田県
61,108 人
シェア 1.1%
第32位 山形県
59,647 人
シェア 1.1%
100000
50000
0
東 神 大 埼 愛 北 千 福 兵 静 新 茨 広 宮 福 岐 長 京 岡 群 栃 鹿 熊 三 山 青 愛 岩 長 沖 秋 山 大 富 石 宮 滋 奈 福 香 山 島 和 佐 高 徳 鳥
京 奈 阪 玉 知 海 葉 岡 庫 岡 潟 城 島 城 島 阜 野 都 山 馬 木 児 本 重 口 森 媛 手 崎 縄 田 形 分 山 川 崎 賀 良 井 川 梨 根 歌 賀 知 島 取
川
道
島
山
資料:H17国勢調査
【失業率の推移】
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
2-7
有効求人倍率は全国平均と同程度もしくは下回る状況。
完全失業率の推移
完全失業率の推移
有効求人倍率の推移
有効求人倍率の推移
7.0
1.4
青森県6.3%
6.0
1.2
秋田県5.0%
宮城県4.9%
1.0
福島県4.7%
岩手県4.7%
全国4.4%
4.0
首都圏4.3%
3.0
山形県3.8%
有効求人倍率
完全失業率(%)
5.0
0.8
0.6
新潟県3.7%
2.0
1.0
0.4
青森県
宮城県
山形県
新潟県
首都圏平均
岩手県
秋田県
福島県
全国
0.2
0.0
青森県
秋田県
新潟県
岩手県
山形県
全国
宮城県
福島県
首都圏平均
0.0
平成9年 平成10年 平成11年 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年
平成7年
平成9年
平成11年
平成13年
平成15年
平成17年
資料:失業率-労働力調査(総務省統計局)
有効求人倍率-職業安定業務統計(厚生労働省)
24
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
2-8
【地域別の最低賃金】
新潟県の25位が最高位、北3県はともに44位と低位。
地域別最低賃金ランキング
地域別最低賃金ランキング
750
全国加重平均
673円/時
最 700
低
賃
金
25位
(
30位
650
円
/
時
37位
31位
44位
)
600
沖縄県
秋田県
岩手県
青森県
鹿児島県
宮崎県
長崎県
佐賀県
熊本県
大分県
山形県
島根県
鳥取県
高知県
愛媛県
徳島県
福島県
宮城県
香川県
北海道
山口県
岡山県
新潟県
福井県
福岡県
和歌山県
石川県
富山県
広島県
群馬県
長野県
山梨県
茨城県
奈良県
栃木県
滋賀県
三重県
岐阜県
静岡県
兵庫県
京都府
千葉県
埼玉県
愛知県
大阪 府
神奈 川県
東京都
550
改定は各県とも、平成18年9月30日もしくは10月1日
資料: 厚生労働省 地域別最低賃金改定状況
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
2-9
【製造品出荷額等】
製造品出荷額等の全国シェアは7.3%。
製造品出荷額の推移
製造品出荷額の推移
平成17年度 製造品出荷額シェア
1.3
青森県
秋田県
新潟県
北海道,
1.8%
21.8兆円
九州圏・沖
縄県, 7.0%
東北圏,
7.3%
中国圏,
7.8%
近畿圏,
15.6%
製造品出荷額等のシェア
(平成17年)
全国:298兆円
首都圏,
28.9%
1.2
製造品出荷額(1996 年を1とする指数
四国圏,
2.6%
岩手県
山形県
全国計
宮城県
福島県
1.1
1
0.9
0.8
中部圏,
26.2%
0.7
北陸圏,
2.7%
平成8年 平成9年 平成10年 平成11年 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年
資料:工業統計(経済産業省)
平成17年のみ速報値
25
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
2-10
【産業中分類(製造業)別製造品出荷額シェア】
食料品製造業、情報通信機械器具製造業、電子部品・デバイス製造業に特徴。
20.0
東北圏
18.0
全国
17.8
16.0
14.1
14.0
12.0
11.2
10.5
10.2
10.0
8.5
8.0
8.2
8.0
3.7
4.0
2.0
3.5
0.4 0.8
1.6
0.8
1.7
2.5
1.7
2.5
2.9
3.7
1.8
3.2
1.1 1.0
・i
0.0
家
具
・
装
備
品
製
造
業
パ
ル
プ
・
紙
・
紙
加
工
品
製
造
業
化
学
工
業
印
刷
・
同
関
連
業
石
油
製
品
・
石
炭
製
品
製
造
業
2.6 2.9
4.7
5.9
4.5
2.3 2.2
2.3
0.3 0.2
な
め
し
革
・
同
製
品
・
毛
皮
製
造
業
ゴ
ム
製
品
製
造
業
プ
ラ
ス
別チ
掲 ッ
を ク
除製
く 品
製
造
業
・
j
木
材
家 ・
具木
を製
除品
く 製
造
業
・
i
衣
服
・
そ
の
他
の
繊
維
製
品
製
造
業
・
j
・
j
衣
服
,
そ
の
他繊
の維
繊工
維業
製
品
を
除
く
・
i
飲
料
・
た
ば
こ
・
飼
料
製
造
業
食
料
品
製
造
業
5.2
5.0
3.7
0.9 0.8 0.8
6.5
6.3 6.4
6.0
5.0
6.0
鉄
鋼
業
窯
業
・
土
石
製
品
製
造
業
非
鉄
金
属
製
造
業
金
属
製
品
製
造
業
一
般
機
械
器
具
製
造
業
電
気
機
械
器
具
製
造
業
情
報
通
信
機
械
器
具
製
造
業
電
子
部
品
・
デ
バ
イ
ス
製
造
業
輸
送
用
機
械
器
具
製
造
業
1.4 1.2 1.3
そ
の
他
の
製
造
業
精
密
機
械
器
具
製
造
業
表 東北圏県別製造業産業中分類別製造品出荷額ランキング
順位
全国
東北圏
青森県
岩手県
1
輸送用機械 電子部品・
食料品製造業
器具製造業 デバイス製造業
2
一般機械
食料品製造業
器具製造業
3
情報通信機械
器具製造業
化学工業
輸送用機械
器具製造業
宮城県
秋田県
食料品製造業
電子部品・
電子部品・
電子部品・
一般機械
デバイス製造業 デバイス製造業 デバイス製造業 器具製造業
パルプ・紙・
食料品製造業
紙加工品製造業
山形県
福島県
電子部品・
情報通信機械 情報通信機械
デバイス製造業 器具製造業 器具製造業
電気機械
器具製造業
食料品製造業
新潟県
電子部品・
デバイス製造
業
電子部品・
電子部品・
デバイス製造
食料品製造業
デバイス製造業
業
一般機械
器具製造業
化学工業
一般機械
器具製造業
資料:H16工業統計
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
2-11
【産業別製造品出荷額ランキング】
電子部品・デバイスでは新潟県が、情報通信機械器具では福島県が圏域内一位。
(千万円)
電子部品・デバイス製造業
1,400,000
第11位 福島県
572,893 千万円
シェア 3.1%
1,200,000
1,000,000
第7位 新潟県
635,639 千万円
シェア 3.4%
800,000
第14位 秋田県
501,570 千万円
シェア 2.7%
第16位 山形県
466,311 千万円
シェア 2.5%
第21位 宮城県
402,092 千万円
シェア 2.2%
600,000
400,000
第28位 岩手県
316,678 千万円
シェア 1.7%
200,000
第40位 青森県
131,864 千万円
シェア 0.7%
0
(千万円)
三 長 東 愛 埼 兵 群 新 千 神 福 広 大 秋 富 山 大 福 岡 山 宮 滋 熊 茨 鹿 奈 京 岩 鳥 静 栃 福 岐 石 宮 徳 山 長 北 青 高 愛 島 佐 和 香 沖
重 野 京 知 玉 庫 馬 潟 葉 奈 島 島 阪 田 山 形 分 岡 山 梨 城 賀 本 城 児 良 都 手 取 岡 木 井 阜 川 崎 島 口 崎 海 森 知 媛 根 賀 歌 川 縄
川
島
道
山
情報通信機械器具製造業
1,400,000
1,200,000
1,000,000
第5位 福島県
893,219 千万円
シェア 6.9%
第8位 山形県
675,706 千万円
シェア 5.3%
800,000
600,000
400,000
第17位 岩手県
231,590 千万円
シェア 1.8%
第18位 新潟県
221,937 千万円
シェア 1.7%
第28位 青森県
71,999 千万円
シェア 0.6%
第23位 宮城県
133,154 千万円
シェア 1.0%
200,000
第31位 秋田県
39,177 千万円
シェア 0.3%
0
東 栃 長 埼 福 神 静 山 大 兵 愛 千 広 三 石 島 岩 新 滋 茨 山 群 宮 鳥 北 熊 愛 青 京 福 秋 佐 岡 岐 福 鹿 大 富 奈 長 和 徳 宮 山 香 高 沖
京 木 野 玉 島 奈 岡 形 阪 庫 知 葉 島 重 川 根 手 潟 賀 城 梨 馬 城 取 海 本 媛 森 都 岡 田 賀 山 阜 井 児 分 山 良 崎 歌 島 崎 口 川 知 縄
山
島
道
川
26
資料:H16工業統計
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
2-12
【工場立地件数の推移】
工場立地は、首都圏、中部圏に次ぐ件数(平成12年~平成17年の計)。
工場立地件数と有効求人倍率は概ね同様の傾向で推移。
近年の工場立地件数(H12~H17の計)
400
注)九州圏は沖縄県を除く
349
350
工 300
場
立
250
地
件
数 200
276
223
210
都道府県別工場立地件数の推移
県別の工場立地件数の推移
194
(
100
件
150
/
年
100
)
99
87
80
57
70
立地件数(件)
40
50
0
北海道
首都圏
北陸圏
中部圏
近畿圏
中国圏
四国圏
九州圏
工場立地件数と有効求人倍率との相関
工場立地件数と有効求人倍率
0.83
1.0
0.86
0.66
300
0.59
0.57
0.7
0.55
0.51
0.49
50
40
20
0.8
0.73
400
60
30
0.9
有効求人倍率(折れ線グラフ)
(件)
500
工場立地件数(棒グラフ)
東北圏
宮城県
福島県
岩手県
山形県
青森県
秋田県
新潟県
90
0.6
0.45
0.5
10
0
平成
8年
平成
9年
平成
10年
平成
11年
平成
12年
平成
13年
平成
14年
平成
15年
平成
16年
平成
17年
0.4
200
0.3
0.2
100
0.1
0.0
0
平成8年 平成9年 平成10年 平成11年 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年
資料:経済産業省 工場立地動向調査
厚生労働省 職業安定業務統計
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
2-13
【TOHOKUものづくりコリドー】
世界に通用する地域産業・企業を創出する産業集積地域
産業集積地域のうち、クラスター形成の可能
産業集積地域のうち、クラスター形成の可能
性が高い地域として、「北上川流域」「広域仙
性が高い地域として、「北上川流域」「広域仙
台」「山形・米沢」「広域郡山」の4地域を抽出。
台」「山形・米沢」「広域郡山」の4地域を抽出。
【代表企業分野】
電子デバイス、情報通信機器、
金属・紙パルプ、一般機械
【代表企業分野】
電子デバイス、情報通信機器、精密
機械、一般機械
「自動車関連等
ものづくりクラスター」
【代表企業分野】
非鉄金属、医療用機器、電気機械等
【対象技術・産業領域】
自動車分野、光産業、半導体製造装置
医歯工連携、MEMS、IT 等
【代表企業分野】
金属製品、一般機械、情報通信、電
子部品・デバイス、精密機械
「先端産業クラスター 」
「超精密ものづくり技術クラスター 」
【対象技術・産業領域】
MEMS技術分野、半導体製造装置
分野、光産業、医歯工連携・健
康福祉分野、IT分野
【対象技術・産業領域】
精密部材・機器関連技術、自動車部品関
連技術、製造装置関連技術
「次世代医療機器等産業クラスター 」
【対象技術・産業領域】
医療機器及び診断装置関連分野、半導体製
造装置分野
【代表企業分野】
化学、金属製品、非鉄金属、一般機
械、電子部品・デバイス、輸送機械、
精密機械、情報サービス
※新潟県については、関東経済産業局のエリアに該当するが、
新潟県内には、クラスタ形成等に相当する地域指定等は無い
【代表企業分野】
化学、非鉄金属、金属製品、一般機械、
電気機械、情報通信機器、電子部品・デ
バイス、輸送機械
資料:東北地域クラスター形成戦略懇談会報告書(平成18年3月)
27
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
2-14
【東北圏の優れた技術】
東北圏には世界一・日本一の企業が多く存在。
資料:東北の「光り輝く」企業たち2007年版(財 東北産業活性化センター)
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
2-15
【ものづくりの取り組み】
山形カロッツエリア研究会の取り組み事例
カロッツェリア型ものづくりとは、県内の優れた職人技術を結
集し、地元に愛され、世界に通用する商品を地域一体となって
開発していく新たなものづくり方式である。
奥山清行氏が務める「山形カロッツェリア研究会」と山形県が
連携し、モデル的なものづくりを実践しながら、県内企業の意
識改革、ネットワーク形成、コンセプターの育成等基盤整備を
動じ並行的に進めている。会員には、山形大学、東北芸術工
科大学などの研究機関、県内の中小企業などが名を連ねて
いる。
山形県では、山形カロッツェリア研究会の先導的な研究事業
や山形商工会議所の実践的なものづくり事業を通じてそれら
の基盤を整備するとともに、新たな時代における地場産業の
活性化を進めている。
製品の一例
インテリア国際見本市
「メゾン・エ・オブジェ」
28
資料:山形カロッツェリア研究会HPほか
http://www.yamagata-carrozzeria.com/index.html
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
2-16
【大型小売店舗数、年間商品販売額の推移】
大型小売店舗数は、全国と同様に増加傾向。
年間商品販売額は、全国と同様に平成9年をピークに減少傾向。
広域ブロック別大型小売店店舗数の推移
(店舗数指数:平成13年を1.00とした指数)
年間販売額の推移
(平成3年を1.00とした指数)
1.12
1.15
1.05
1.13
1.08
1.10
大型店舗数指数(平成13年:1.0)
全国
東北圏
1.08
1.05
1.00
1.02
1.02
1.01
0.99
1.00
0.96
0.95
0.95
0.90
1.10
1.08
1.06
1.04
1.02
1.00
0.98
平成3年
平成6年
平成9年 平成11年 平成14年 平成16年
平成13年
平成14年
北海道
近畿圏
東北圏
中国圏
資料:「商業統計 平成16年」
平成15年
首都圏
四国圏
平成16年
北陸圏
九州圏
平成17年
中部圏
全国
資料:全国大型小売店総覧
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
2-17
【バス輸送人員の推移】
乗り合いバス輸送人員は減少傾向。
乗合バス輸送人員の推移
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
新潟県
300,000,000
250,000,000
乗合バス輸送人員
年間商品販売額指数
※平成3年を1.0
1.20
200,000,000
150,000,000
100,000,000
50,000,000
0
平成12年度 平成13年度 平成14年度 平成15年度 平成16年度
資料:東北運輸局HP、北陸信越運輸局HP
29
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
2-18
【自動車保有台数の推移等】
全国を上回る保有台数の伸び。
一人当たり自動車保有台数の推移
県別自動車保有台数の比較
0.67
乗用車
0.60
0.60
0.50
0.54
0.47
0.41
0.40
0.38
0.33
特種(殊)車
二輪車
1,600,000
1,200,000
800,000
400,000
0.32
0.30
乗合車
※H18年10月現在
0.59
0.50
貨物車
2,000,000
保有台数(単位:両)
1人当たり自動車保有台数(台/人)
0.70
東北圏
全国
平成7年
平成12年
-
青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 新潟県
0.20
平成55年
平成60年
平成2年
資料:自動車保有台数【(財)自検協】
資料:自動車保有台数【(財)自検協】、国勢調査
【渋滞損失額】
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
2-19
宮城県をのぞき、渋滞損失額は全国平均を下回る。
都道府県の渋滞損失ランキング
500
450
400
350
300
250
(
1
㎞
あ
た
り
の
損
失
額
)
百
万
円
/
年
間
200
9位
150
33位
全国平均
62百万円/年
100
32位
40位
35位
38位
47位
50
0
岩手県
島根県
北海道
鳥 取県
宮崎県
山口県
鹿児島県
福島県
大分県
秋 田県
高 知県
愛媛県
青森県
福井県
新潟県
山 形県
和歌山県
岡山県
長崎県
熊 本県
佐賀県
徳島県
広島県
富山県
長野県
三 重県
香 川県
栃 木県
奈良県
滋賀県
兵庫県
山 梨県
石 川県
群馬県
茨城県
岐阜県
福岡県
京都府
宮城県
静岡県
沖縄県
千葉県
愛知県
埼玉県
神奈川県
大阪府
東京都
渋滞損失額の算定
資料: 1km当たり渋滞損失額都道府県順位表(国土交通省道路局)
平成11年道路交通センサス結果をもとに算出
区間別時間帯別旅行速度から損失時間を算出し、区間交通量・
平均乗車人員・一人あたり時間価値を乗じて損失額に換算
30
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
2-20
【高速道路利用の最大流動先】
いわき市圏は関東との結びつきが強い。その他は概ね圏域内が最大流動先。
高速道路利用の最大流動先(平成11年)
300 千台/日(平日)
255
総交通流動(東北都市圏との流動が最大)
250
総交通流動(他都市圏との流動が最大)
最大交通流動先である関係
200
相互に最大流動先
※総流動に内々交通量は含まない。
150
100
86
72
6
8
7
15
5
17
34
25
33
33
15
11
5
42
38
27
24
23
11
甲府市圏
京浜葉大都市圏
前橋・高崎・伊勢崎市圏
小 山市圏
足利 ・桐生・大田・熊 谷・深 谷市圏
宇都宮市圏
つくば・ 土浦 市圏
日 立市圏
水戸・ひ たちな か市圏
上越市圏
長岡 市圏
新潟市圏
いわき市圏
郡 山市圏
会津若松市圏
福島市圏
酒田・鶴岡 市圏
山形市圏
秋田 市圏
仙台・ 石巻 大都 市圏
盛岡 市圏
八戸市圏
弘前市圏
青森市圏
0
49
45
50
資料:1999年度高速道路自動車起終点調査(82都市圏間OD)より作成
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
2-21
【高規格幹線道路整備率】
東北圏の沿岸部を中心に、ミッシングリンクが多く存在する。
(平成15年度末)
高規格幹線道路整備率
高規格幹線道路
整備率(%)
100%
※「ミッシングリンク」
幹線道路などの交通ネッ
トワークの欠落区間
90%
87.1%
80%
70%
全国計 64%
66.6%
60%
61.4%
69.6%
64.0%
59.0%
50%
40%
44.9%
43.2%
30%
20%
10%
東北圏計
新潟県
福島県
山形県
秋田県
宮城県
岩手県
青森県
0%
資料:東北6県データ:宮城県ホームページ(平成15.4)
新潟県データ:「新潟県新たな道路整備計画検討資料
(H14.11)新潟県土木部」
資料:「新しい国のかたち“二層の広域圏”を支える
総合的な交通体系報告書(H17)」より
31
【都市間距離】
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
2-22
東北圏の平均都市間距離約29kmは、全国平均の約22kmに比べ長い。
圏域別の平均都市間距離
圏域別の都市間距離
(km) 60
48.8
50
40
29.1
30
1.32倍 22.0
20.9
20
24.3
19.6
22.2 19.7
15.8
13.9
14.4
10
沖縄県
九州 圏
四国圏
中国圏
近畿圏
中部圏
北陸圏
首都圏
東北 圏
北海道
全国
0
平均都市間距離=√(圏域面積÷都市数)
面積は平成17年都道府県面積調
重要港湾数
自動車専用道路等と連結
9
自動車専用道路等と未連結
10
合 計
19
※自動車専用道路等のICと10分以内で
連結されているかどうかで判断
平成19年1月現在1
資料:国勢調査、「新しい国のかたち“二層の広域圏”
を支える総合的な交通体系報告書」より
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
2-23
【空港・港湾からの時間圏域】
2時間圏域のアクセスは、空港はほぼ網羅、港湾は未だ不便地域が多く残る。
空港からの時間圏域
港湾からの時間圏域
資料:「新しい国のかたち“二層の広域圏”を支える総合的な交通体系報告書(H17)」より
32
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
2-24
【国予算における公共事業関係費の推移】
公共事業関係費は、平成10年度(補正後)の半分以下にまで減少。
資料:平成19年度道路関係予算概要【国土交通省記者発表資料(H19.1) 】
33
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3 国内外との接続状況、
東アジアとの経済の結びつき
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-1
【地域別移出・輸出】
東北地域は、純移出・純輸出ともにマイナス。
【東北地域】
【北海道地域】
(単位:10億円)
(単位:10億円)
6,597
移出
8,934
移入
純移出 ▲ 2,337
粗生産額
名目GDP
292
輸出
1,789
輸入
純輸出 ▲ 1,497
▲ 3,834
34,643
19,314
輸出
輸入
純輸出
【関東地域】
移出
移入
71,199
58,444
純移出
12,755
輸出
輸入
23,593
23,913
純輸出
▲ 320
15,886
移出
18,253
移入
▲
2,367
純移出
(単位:10億円)
粗生産額
402,724
名目GDP
210,429
粗生産額
名目GDP
2,706
3,221
▲ 515
▲ 2,882
▲ 35
▲ 216
722
中 国
725
269
▲ 90
【中部地域】
四 国
(単位:10億円)
粗生産額
名目GDP
輸出
輸入
純輸出
10,901
6,349
4,552
5,133
10,987
関 東
▲ 963
11,950
1,092
中 部
(単位:10億円)
移出
移入
純移出
37,289
36,604
685
粗生産額
名目GDP
輸出
輸入
純輸出
9,600
9,232
368
1,053
3,926
3,718
208
56,340
28,035
▲ 494
7,364
移出
8,786
移入
▲
1,422
純移出
輸出
輸入
純輸出
1,598
1,681
▲ 83
粗生産額
名目GDP
25,665
13,745
▲ 1,505
(単位:10億円)
114,129
54,525
【近畿地域】
輸出
輸入
純輸出
粗生産額
名目GDP
【九州地域】
359
31,625
31,044
581
16,326
17,028
▲ 702
(単位:10億円)
509
12,435
移出
移入
純移出
(単位:10億円)
移出
移入
純移出
【四国地域】
687
北海道
59,749
32,414
【中国地域】
東
北
603
642
26
沖 縄
11
1,702
近 畿
▲ 169
1,871
輸出
輸入
純輸出
37
▲ 881
1,973
156,396
83,268
九 州
▲ 39
2,706
▲ 515
3,221
14,163
移出
20,521
移入
純移出 ▲ 6,358
海 外
4,695
3,957
738
粗生産額
名目GDP
78,303
42,953
▲ 5,620
地域区分
北海道:北海道
東 北:青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県
関 東:茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、
神奈川県、新潟県、山梨県、長野県、静岡県
中 部:富山県、石川県、岐阜県、愛知県、三重県
近 畿:福井県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、
和歌山県
中 国:鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県
四 国:徳島県、香川県、愛媛県、高知県
九 州:福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、
鹿児島県
資料:日本政策投資銀行・地域研究センター「地域政策研究vol.18」をもとに、国土交通省国土計画局作成
34
【移出入の特徴】
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
3-2
移出額は、商業、食料品・タバコ、電力、運輸等が上位。
移入額は、商業、事業所サービス、石油製品等が上位。
東北地域産業連関表75部門の移出・移入額(平成12年)
東北地域の移出・移入の特徴(平成12年)
(億円)
50000
【移出】
移出計15.92兆円
移出計15.92兆円
移入計18.30兆円
移入計18.30兆円
純移出-2.38兆円
純移出-2.38兆円
40000
30000
移出計
移入計
移出入差
20000
10000
0
-10000
-20000
-30000
-40000
【移入】
※東北地域(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)
その他は移出もしくは移入額の上位40分野以外の合計
その他
金融・保険・不動産
電子応用装置・電気計測器
半導体素子・集積回路
繊維工業製品
非鉄金属加工製品
鋼材
その他の輸送機械
重電機器
建設・建築用金属製品
その他の公共サービス
飲料
その他の製造工業製品
出版・印刷
通信・放送
化学最終製品
乗用車
一般産業機械
石油製品
調査・情報サービス
製材・木製品
その他の対事業所サービス
プラスチック製品
その他の金属製品
医薬品
精密機械
特殊産業機械
その他の電気機器
パルプ・紙・板紙・加工紙
通信機械
電子計算機・同付属装置
その他の自動車
民生用電子・電気機器
産業連関表75分野
衣服・その他の繊維製品
農業
対個人サービス
運輸
電子部品
電力
商業
食料品・たばこ
-50000
資料:平成12年東北地域経済の産業連関分析(経済産業省)
【輸出入の特徴】
ものづくり・産業基盤、インフラの状況
3-3
輸出額は、電子部品、半導体等が上位。
輸入額は、食料品、原油等が上位。
東北地域産業連関表75部門の輸出・輸入額(平成12年)
東北地域の輸出・輸入の特徴(平成12年)
(億円)
5000
【輸出】
4000
輸出計
輸入計
輸出入差
輸出計
輸出計 2.71兆円
2.71兆円
輸入計
輸入計 3.22兆円
3.22兆円
純輸出-0.51兆円
純輸出-0.51兆円
3000
2000
1000
0
-1000
-2000
-3000
-4000
【輸入】
※東北地域(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)
その他は輸出もしくは輸入額の上位40分野以外の合計
その他
その他の自動車
重電機器
家具・装備品
繊維工業製品
パルプ・紙・板紙・加工紙
漁業
化学最終製品
電子応用装置・電気計測器
林業
その他の対事業所サービス
石油製品
石炭
金属鉱物
農業
対個人サービス
製材・木製品
その他の製造工業製品
原油・天然ガス
衣服・その他の繊維製品
食料品・たばこ
非鉄金属精錬・精製
通信機械
プラスチック製品
医薬品
その他の金属製品
非鉄金属加工製品
ゴム製品
一般産業機械
乗用車
その他の一般機器および部品
産業連関表75分野
事務用・サービス用機器
運輸
精密機械
特殊産業機械
その他の電気機器
民生用電子・電気機器
商業
電子計算機・同付属装置
電子部品
半導体素子・集積回路
-5000
資料:平成12年東北地域経済の産業連関分析(経済産業省)
35
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-4
【東北圏の輸出・輸入】
東北圏の貿易バランスは輸入超過。
全国に対し、輸入額約2.5%、輸出額約1.0%とシェアは少なく、横ばい。
平成18年の貿易額および貿易バランス
単位:億円
区分
輸出
東北圏
全国
輸入
8,876
18,937
▲ 10,061
752,462
673,443
79,019
東北の港湾・空港を利用した
東北の港湾・空港を利用した輸出入額の全国比の推移
輸出入額の全国比の推移
3.0%
2.6% 2.6%
2.6%
2.4%
2.5%
輸出入額の全国比(%)
2.7%
2.5%
2.5%
2.4%
2.5% 2.5% 2.5% 2.5%
2.6% 2.6%
圏域ブロック別の輸出入額シェアの推移
100%
2.7%
2.8%
90%
80%
2.0%
5.2%
50%
1.5%
0.5%
0.8%
0.5%
0.4% 0.4%
0.6%
6.0%
20.7%
6.7%
1.1%
20.6%
0.4%
6.2%
7.4%
1.2%
5.1%
23.9%
25.1%
41.3%
39.8%
38.3%
8.1%
2.1%
6.6%
18.7%
18.0%
0.7%
0.5%
22.3%
1.8%
6.0%
18.9%
20.3%
0.5%
7.5%
1.7%
0.7%
0.7%
12.2%
12.4%
13.0%
49.5%
48.0%
46.5%
40%
1.2%
1.1% 1.1% 1.1% 1.1%
1.0% 1.0% 1.0%
30%
0.7%
20%
10%
0.2% 0.2%
0%
0.0%
1.0%
60%
輸入額全国比
1.0%
6.6%
7.4%
70%
輸出額全国比
貿易バランス
1.1%
1.0%
0.4%
0.4%
1.2%
2.7%
2.6%
0.4%
九州圏
四国圏
中国圏
近畿圏
北陸圏
中部圏
首都圏
東北圏
北海道
2.8%
1.7%
1.5%
1.9%
平成16年 平成17年 平成18年 平成16年 平成17年 平成18年
H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18
平成3年 平成5年 平成7年 平成9年 平成11年 平成13年 平成15年 平成17年
輸出
輸入
資料:各年とも貿易統計(財務省)
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-5
【東北圏の国際線旅客数の割合】
国際線旅客数は対全国比1.3%と低位。利用客数は横ばい。
国際線旅客数の全国比
(H16)
東北圏の国内線、国際線の利用者数の推移
12,000
東北圏
1.3%
その他
98.7%
8,842
9,407 9,339 9,728 9,346 9,252 9,135
8,970 8,838
8,023
利用者数(千人)
全国
50.4百万人
10,000
8,000
国内線
国際線
6,000
4,000
2,000
603
652
638
622
676
838
804
800
561
661
H7
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
0
資料:国土交通省総合政策局情報管理部
36
資料:東北地方整備局資料、新潟県統計年鑑
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-6
【空港別の旅客輸送実績】
旅客輸送実績で東北圏1位の仙台空港は、全国88空港中で11位。
空港別の旅客輸送実績(平成17年度)
64,000,000
第1位
東京国際空港
63,595,441人
56,000,000
国内線
国際線
48,000,000
(
乗
降
客
数
)
人
第2位
成田国際空港
31,290,470人
40,000,000
32,000,000
24,000,000
第11位
仙台空港
3,244,492人
16,000,000
第23位
青森空港
1,268,151人
第22位
秋田空港
1,343,009人
第24位
新潟空港
1,236,021人
8,000,000
山口宇部
徳島
釧路
女満別
旭川
宮古
新潟
青森
高松
秋田
高知
岡山
大分
石垣
函館
長崎
その他の東北圏空港
34位福島空港(約55万人) 35位花巻空港(約50万人)
36位庄内空港(約41万人) 40位三沢空港(約33万人)
48位山形空港(約21万人) 51位大館能代空港(約16万人)
75位佐渡空港(約1万人)
小松
松山
熊本
仙台
鹿児島
広島
中部国際
那覇
関西国際
新千歳
福岡
大阪国際
成田国際
東京国際
0
資料:「空港管理状況調書(平成17年度)」
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-7
【東北圏の空港立地と利用状況】
圏域内の国際線利用と国内利用は、近年は頭打ち。
秋田空港
秋田空港の乗降客数
※乗降客数は定期便の乗降客数
万
人
400
国際線
350
国内線
乗降客数
300
青森空港
青森空港の乗降客数
400
万
人
国際線
350
250
200
150
100
50
国内線
0
H13
300
H14
H15
H16
H17
乗降客数
250
仙台空港
200
仙台空港の乗降客数
150
万
人
100
50
400
国際線
350
国内線
300
H13
H14
H15
H16
乗降客数
0
H17
250
200
150
100
50
0
新潟空港
H13
H14
H15
H16
H17
新潟空港の乗降客数
万
人
400
国際線
350
福島空港
国内線
福島空港の乗降客数
万
人
250
400
300
150
250
100
50
国際線
国内線
350
200
乗降客数
乗降客数
300
200
150
100
0
H13
H14
H15
H16
50
H17
0
暦年・年度別空港管理状況調書(国土交通省航空局)
H13
37
H14
H15
H16
H17
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-8
【国内航空路線別の旅客輸送実績】
航空による国内との結びつきが、他圏域と比べ希薄。
年間旅客数
(平成14年度)
資料:「新しい国のかたち“二層の広域圏”を支える総合的な交通体系報告書(H17)」より
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-9
【空港別出入国外国人(全世界)】
東北圏の出入国外国人はアジアが中心。
H17入国外国人
空港別出入国外国人の状況(全世界、H17)
100,000
90,000
オセアニア
南アメリカ
北アメリカ
アフリカ
ヨーロッパ
アジア
(出入国外国人:人)
80,000
70,000
60,000
50,000
仙台空港
秋田空港
花巻空港
40,679
9,853
8,533
542
29
6
20,000
10,000
福島空港
11,084
32
新潟空港
28,463
14,746
17
718
0
98
0
74
1
270
1
152
22
401
南アメリカ
オセアニア
13
162
0
11
0
10
0
22
0
21
36
81
42,131
9,991
8,623
19,676
11,290
43,749
H17出国外国人
仙台空港
30,000
青森空港
18,338
1,045
アフリカ
北アメリカ
計
40,000
秋田空港
花巻空港
青森空港
福島空港
新潟空港
アジア
ヨーロッパ
46,016
566
9,963
24
8,414
5
18,026
1,043
13,240
35
31,763
14,089
アフリカ
北アメリカ
22
924
0
109
1
70
1
239
0
193
23
434
南アメリカ
オセアニア
14
127
0
10
0
6
0
30
0
10
36
62
47,669
10,106
8,496
19,339
13,478
46,407
計
新潟空港
福島空港
青森空港
花巻空港
秋田空港
仙台空港
0
アジア
ヨーロッパ
H17出入国外国人
仙台空港
秋田空港
花巻空港
青森空港
福島空港
新潟空港
アジア
ヨーロッパ
86,695
1,108
19,816
53
16,947
11
36,364
2,088
24,324
67
60,226
28,835
アフリカ
北アメリカ
39
1,642
0
207
1
144
2
509
1
345
45
835
27
289
0
21
0
16
0
52
0
31
72
143
89,800
20,097
17,119
39,015
24,768
90,156
南アメリカ
オセアニア
計
※出入国人数は、定期便、チャーター便の合計
資料:「第45出入国管理統計年報 平成18年版」 法務省大臣官房司法法制部
38
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-10
【空港別出入国外国人(アジア)】
アジアの内訳では、韓国、中国、台湾が卓越。
H17入国外国人
仙台空港
空港別出入国外国人の状況(アジア、H17)
100,000
90,000
その他
韓国
香港
台湾
中国
(出入国外国人:人)
80,000
70,000
60,000
50,000
花巻空港
青森空港
福島空港
新潟空港
11,221
6,744
55
3,247
328
8,194
60
8,408
1,443
644
11,302
5,012
香港
韓国
1,112
20,850
0
6,384
2
2
0
9,395
19
8,860
22
11,393
その他
計
752
40,679
167
9,853
7
8,533
475
18,338
118
11,084
734
28,463
仙台空港
秋田空港
花巻空港
9,194
51
326
青森空港
40
福島空港
1,057
新潟空港
10,065
H17出国外国人
中国
40,000
30,000
20,000
10,000
台湾
香港
韓国
5,861
860
29,329
3,253
0
6,483
8,077
1
1
8,131
2
9,066
580
13
11,478
5,240
6
15,812
その他
計
772
46,016
176
9,963
9
8,414
787
18,026
112
13,240
640
31,763
仙台空港
秋田空港
花巻空港
20,415
106
654
青森空港
100
福島空港
2,500
新潟空港
21,367
H17出入国外国人
新潟空港
福島空港
青森空港
花巻空港
秋田空港
仙台空港
0
秋田空港
中国
台湾
中国
台湾
香港
12,605
1,972
6,500
0
16,271
3
16,539
2
1,224
32
10,252
28
韓国
その他
50,179
1,524
12,867
343
3
16
18,461
1,262
20,338
230
27,205
1,374
計
86,695
19,816
16,947
36,364
24,324
60,226
※出入国人数は、定期便、チャーター便の合計
資料:「第45出入国管理統計年報 平成18年版」 法務省大臣官房司法法制部
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-11
【空港別国別出入国割合】
韓国、中国の東北圏空港利用は、全国に対してそれぞれ約3%程度と低位。
韓国(H17)
中国(H17)
仙台空港秋田空港 青森空港 福島空港
0%
0%
1%
1%
花巻空港
新潟空港
0%
1%
成田空港
31%
その他
66%
福島空港
仙台空港秋田空港 青森空港 0%
0%
0%
1%
新潟空港
花巻空港
1%
0%
その他
44%
成田空港
54%
※出入国割合は、定期便、チャーター便の合計
資料:「第45出入国管理統計年報 平成18年版」 法務省大臣官房司法法制部
39
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-12
【新幹線路線別の旅客輸送実績】
東北新幹線は東海道新幹線に次ぐ利用客数で推移。
新幹線路線別旅客数の推移
新幹線路線別旅客数の推移
160,000
千人/年
140,000
東北線
上越線
東海道線
北陸線
山陽線
九州線
120,000
100,000
80,000
60,000
40,000
20,000
0
平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成
7年 8年 9年 10年 11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年
資料:「鉄道輸送統計年報」(国土交通省総合政策局)
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-13
【東北圏の海上輸送の状況】
輸送量は増加傾向だが、全国に占める割合は低位。
海上輸送量の全国に占める割合(H16)
東北圏の国内貨物及び
貿易貨物(輸出)の推移
海上輸送量(千t)
35,000
30,000
28,125
国内貨物(移出)
29,484
東北圏
5.1%
25,000
全国
547.8百万t
20,000
15,000
10,000
4,590
5,000
1,221
0
その他
94.9%
貿易貨物(輸出)
S55
H16
国内貨物(移出)(千t)
S55
H16
貿易貨物(輸出)(千t)
東北圏
1.8%
全国
244.2百万t
その他
98.2%
40
資料:「港湾統計年報」国土交通省
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-14
【新たな航路の設置】
日本海横断航路による、輸送のスピードアップ等の実現。
日本海横断航路開設は、現在大連港に依存し
ている中国東北三省の荷物、釜山港に依存し
ている韓国の荷物をトロイツァ港・束草港を利
用して新潟港と直結させ、それによってスピー
ドアップと低コスト化を図ることが大きな目的で
ある。
日本海横断航路図(三角航路)
H18年9月、ザルビノ~束草~新潟~ザルビノ
の三角航路の設置が関係者間での合意に
至った。この結果、ソウルから3.5時間の距離
にある束草港(ソウル~釜山間は陸上11~1
2時間掛かる)から新潟までの韓国からの貨物
と人が利用出きる事で採算的にも有利となっ
た。
資料:北東アジア輸送回廊ネットワークほか
http://www17.ocn.ne.jp/~neanet/neanetpage12.htm
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-15
【自地域港湾のコンテナ貨物取り扱い率】
国際海上コンテナ貨物の約5割が域外の港湾に依存。
自地域内の港湾で
コンテナ貨物を
取り扱う割合
100%
85%
46%
80%
60%
40%
20%
全
国
平
均
46%
東
北
圏
0%
3
%
51%
その他港
資料:平成15年度外貿コンテナ貨物流動調査
京浜港
41
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-16
【港湾の利用状況】
全国コンテナ貨物取扱135港湾中、新潟港が12位、仙台塩釜港が15位。
コンテナ取り扱い貨物量順位 平成16年
コンテナ取扱貨物順位
(移入・移出含む)
50,000,000
45,000,000
40,000,000
貨物量(F/T)
35,000,000
30,000,000
25,000,000
20,000,000
15,000,000
第12位
新潟港
2,300千F/T
10,000,000
第15位
仙台塩釜港
1,708千F/T
第30位
秋田港
289千F/T
第22位
八戸港
551千F/T
5,000,000
秋田
釧路
高松
金沢
伊 万里
松山
敦賀
志 布志
伏木富山
八戸
岩国
千葉
徳 山下 松
下関
鹿児島
その他の東北圏のコンテナ取り扱いランキング
35位小名浜港(約220千F/T) 37位直江津港(約198千F/T)
50位両津港(約119千F/T)
58位酒田港(約96千F/T)
97位小木港(約10千F/T)
100位むつ小川原(約8千F/T)
108位宮古港(約5千F/T)
110位寺泊港(約5千F/T)
115位赤泊港(3千F/T)
117位釜石港(約2千F/T)
仙 台塩 釜
広島
新潟
水島
四 日市
苫 小牧
清水
那覇
北九州
博多
大阪
神戸
横浜
名古屋
東京
0
資料:「港湾統計年報(平成16年)」国土交通省
資料における上位30位までを図化
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-17
【港湾の立地と利用状況】
国外との関係では、新潟港・仙台塩釜港とも、増加傾向。
コンテナ貨物取扱量の経年変化【特定重要港湾】
仙台塩釜港
仙台塩釜港の貨物取扱量
200000
輸入
輸出
新潟港
150000
取扱量(TEU)
新潟港の貨物取扱量
200000
輸入
輸出
取扱量(TEU)
150000
100000
50000
100000
0
2002年
2003年
2004年
2005年
50000
【重要港湾】港湾法第2条第2項に
おいて「国際海上輸送網又は国内
海上輸送網の拠点となる港湾その
他の国の利害に重大な関係を有す
る港湾で政令で定めるもの」。
【特定重要港湾】重要港湾のうち国
際海上輸送網の拠点として特に重
要として政令により定められている
港湾。
0
2002年
2003年
2004年
2005年
資料:新潟港、仙台塩釜港ホームページ資料
国外との接続は「港湾統計年報(国土交通省)」
矢印の国名は港湾立地と国外との接続
42
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-18
【港湾の品目別輸出入の内訳(仙台塩釜港)】
原材料を輸入し、製造品を輸出している傾向が伺える。
・・・仙台塩釜【特定重要港湾】・・・
【輸入】品目別輸入量(単位:トン)
【輸出】品目別輸出量(単位:トン)
その他, 1,530,138
鋼材, 318730
その他, 485496
石炭, 648,085
原油, 4,969,733
LPG(液化石油ガス),
907,155
ゴム製品, 247037
金属くず, 166560
【輸入】仕出国別輸入量の割合
【輸出】仕向国別輸出量の割合
100%
100%
その他, 23%
その他, 34%
80%
アラブ首長
国, 11%
60%
品目別
上位3位
サウジアラ
ビア, 11%
40%
原油
イラン, 18%
20%
80%
クウェート,
27%
LPG(液化
石油ガス)
-
中国, 21%
単位:トン
60%
2,076,292
40%
89,453
20%
-
アメリカ,
26%
韓国, 30%
0%
0%
品目別
上位3位
単位:トン
鋼材
232,433
金属くず
35,182
化学薬品
33,965
仕出国:調査港湾で船卸した調査貨物が最終に船積された港湾(国)
仕向国:調査港湾で船積した調査貨物を最初に船卸した港湾(国)
資料:「港湾統計(年報)平成16年」(国土交通省総合政策局情報管理部)
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-19
【港湾の品目別輸出入の内訳(新潟港)】
輸入は主として東南アジアから、輸出は主として東アジアやロシアに。
・・・新潟【特定重要港湾】・・・
【輸入】品目別輸入量(単位:トン)
【輸出】品目別輸出量(単位:トン)
その他, 166,172
その他, 3,400,234
完成自動車・自動
車部品, 66,898
LNG(液化天然ガス),
7,493,925
具装備品, 518,139
化学工業品,
210,576
木材チップ, 1,936,512
再利用資材,
109,455
鉄鋼・鋼材,
98,803
金属くず, 99,872
【輸入】仕出国別輸入量の割合
【輸出】仕向国別輸出量の割合
100%
100%
その他, 16%
80%
60%
40%
20%
0%
80%
その他, 40%
マレーシア,
9%
上位3位
カタール,
9%
インドネシ
ア, 42%
単位:トン
LNG(液化
天然ガス)
5,402,760
木材チップ
65,241
重油
56,620
ロシア, 7%
中国, 18%
60%
40%
韓国, 59%
20%
品目別
上位3位
単位:トン
金属くず
78,225
再利用資材
77,049
鋼材
51,864
0%
仕出国:調査港湾で船卸した調査貨物が最終に船積された港湾(国)
仕向国:調査港湾で船積した調査貨物を最初に船卸した港湾(国)
資料:「港湾統計(年報)平成16年」(国土交通省総合政策局情報管理部)
43
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-20
【港湾の品目別輸出の内訳(八戸港)】
輸入は主として東南アジアから、輸出は主として東アジアへ。
・・・八戸【重要港湾】・・・
【輸入】品目別輸入量(単位:トン)
【輸出】品目別輸出量(単位:トン)
その他, 2,047,104
金属鉱, 2,717,360
その他, 137,502
鉄鋼, 142,417
とうもろこし, 924,213
非鉄金属, 30,033
木材チップ, 1,397,698
【輸入】仕出国別輸入量の割合
金属くず, 35,069
【輸出】仕向国別輸出量の割合
100%
100%
その他, 15%
80%
80%
シンガポー
ル, 14%
60%
台湾, 28%
その他, 48%
60%
フィリピン,
15%
40%
アメリカ,
17%
20%
インドネシ
ア, 20%
品目別
上位3位
単位:トン
金属鉱
石炭
1,313,474
107,427
-
0%
40%
韓国, 44%
20%
-
品目別
上位3位
単位:トン
鉄鋼
73,559
非鉄金属
29,707
水産品
11,445
0%
仕出国:調査港湾で船卸した調査貨物が最終に船積された港湾(国)
仕向国:調査港湾で船積した調査貨物を最初に船卸した港湾(国)
資料:「港湾統計(年報)平成16年」(国土交通省総合政策局情報管理部)
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-21
【港湾の品目別輸出の内訳(秋田港)】
輸入は主としてロシア、オーストラリアから、輸出は主として東アジアへ。
・・・秋田【重要港湾】・・・
【輸入】品目別輸入量(単位:トン)
【輸出】品目別輸出量(単位:トン)
その他, 38,341
その他, 499,001
原木, 795,533
金属くず, 84,566
化学薬品, 194,848
金属鉱, 295,103
紙・パルプ, 113,010
木材チップ, 677,047
【輸入】仕出国別輸入量の割合
品目別
上位3位
100%
80%
60%
33%
韓国, 10%
ロシア, 23%
40%
20%
0%
オーストラ
リア, 34%
【輸出】仕向国別輸出量の割合
単位:トン
原木
485,271
原油
22,926
化学肥料
品目別
上位3位
木材チップ
原油
原木
8,358
単位:トン
642,219
100%
80%
韓国, 33%
60%
40%
中国, 54%
20%
71,630
40,557
仕出国:調査港湾で船卸した調査貨物が最終に船積された港湾(国)
仕向国:調査港湾で船積した調査貨物を最初に船卸した港湾(国)
その他, 5%
台湾, 8%
品目別
上位3位
単位:トン
化学薬品
142,882
金属くず
77,265
紙・パル
プ
14,173
0%
資料:「港湾統計(年報)平成16年」
(国土交通省総合政策局情報管理部)
44
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-22
【空港、港湾の貿易額の状況】
港湾の仙台塩釜、新潟が上位50傑に入るも、その他は低位
全国主要港別貿易額上位50(H17輸出入合計)
25,000,000
(
貿 20,000,000
易
額
)
百
万
円 15,000,000
10,000,000
第26位(全国比0.6%)
仙台塩釜
688,049百万円
5,000,000
那覇
宇都宮
つくば
衣浦
呉
宇野
室蘭
宇部
坂出
日立
新居浜
姫路
京都
下津
和歌山
今治
新潟
横須賀
戸畑
苫小牧
苅田
東播磨
木更津
福山
仙台 塩 釜
下関
三田尻中
広島
徳山
門司
喜入
鹿島
福岡空 港
堺
博多
中 部空 港
大分
水島
四日市
清水
川崎
三河
千葉
大阪
関西空 港
神戸
横浜
東京
名古屋
成田空 港
0
第34位(全国比0.4%)
新潟
459,250百万円
その他の東北圏の外国貿易港ランキング
51位小名浜港(全国比0.2%) 71位仙台空港(0.1%)
79位相馬(全国比0.1%)
80位石巻(全国比0.1%)
123位福島空港(全国比0.0%)137位気仙沼(全国比0.0%)
資料:平成17年外国貿易年表(横浜税関)
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-23
【仙台塩釜港の貿易額の推移】
近年は全国平均を上回る輸出入額の伸び。
仙台塩釜の貿易額の推移
(貿易額指数:H13を1.0とした指数)
1.8
仙台塩釜輸入
1.7
貿易額の指数(H13:1.0)
1.6
仙台塩釜輸出
1.5
1.4
1.3
全国輸出
1.2
全国輸入
1.1
1.0
0.9
0.8
H13
H14
H15
45
H16
H17
資料:平成17年外国貿易年表(横浜税関)
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-24
【仙台塩釜港の貿易額(輸出)の状況】
貿易額の多い輸出先は北米、アジアで、あわせて8割のシェア。
輸出地域別貿易額の状況
(H17、単位:百万円)
アジアへの輸出国別貿易額の状況
(H17、単位:百万円)
マレーシア,
2,294, 2%
その他, 9,765,
3%
韓国, 26,788,
27%
シンガポール,
12,732, 13%
西欧, 40,065,
14%
北米, 127,799,
45%
タイ, 10,167,
10%
香港, 7,703,
8%
アジア,
109,456, 38%
台湾, 8,542,
9%
中国, 31,337,
31%
資料:平成17年外国貿易年表(横浜税関)
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-25
【仙台塩釜港の貿易額(輸入)の状況】
輸入額の多い輸入先は中東、アジアで、あわせて8割のシェア。
輸入地域別貿易額の状況
(H17、単位:百万円)
その他,
36,168, 9%
アジアからの輸入国別貿易額の状況
(H17、単位:百万円)
台湾, 3,799,
4%
タイ, 8,546,
10%
中東, 232,682,
58%
北米, 32,603,
8%
香港, 37, 0%
シンガポール,
8,709, 10%
中国, 42,688,
47%
アジア,
99,512, 25%
マレーシア,
9,461, 11%
韓国, 16,481,
18%
46
資料:平成17年外国貿易年表(横浜税関)
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-26
【仙台塩釜港の貿易額(輸出入)の状況】
輸出は機械類および輸送用機器、輸入は鉱物性燃料の貿易額が高い。
品名別貿易額の状況(輸出)
(H17、単位:百万円)
品名別貿易額の状況(輸入)
(H17、単位:百万円)
その他,
69,023, 17%
その他,
24,878, 9%
雑製品,
10,224, 4%
原料別製品,
22,075, 6%
原料別製品,
80,490, 28%
食料品及び動
物, 48,952,
12%
機械類及び輸送
用機器,
171,492, 59%
鉱物性燃料,
260,914, 65%
資料:平成17年外国貿易年表(横浜税関)
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-27
【仙台塩釜港の品目別国別貿易額(輸出入)の状況】
中国への輸出は金属鉱・くずが1位、韓国へは鉄鋼等が1位。
韓国への
品名別貿易(輸出)の状況
(H18輸入額、単位:百万円)
中国への
品名別貿易額(輸出)の状況
(H18、単位:百万円)
金属鉱・くず,
6,093, 16%
その他,
19,248, 50%
半導体等電子部
品, 4,790, 12%
その他,
11,600, 34%
記録媒体(含記
録済), 1,401,
4%
電気回路等の機
器, 3,217, 8%
鉄鋼の棒・形
鋼・線,
14,230, 41%
魚介類・同調製
品, 1,426, 4%
電気計測機器,
2,799, 7%
ポンプ・遠心分
離機, 1,501,
4%
原動機, 2,582,
7%
主要国別貿易額(輸出)の状況
(H18、単位:百万円)
ア
中
韓
オ
タ
地域国名
メ
リ
ラ
ン
カ
国
国
ダ
イ
コンデンサー,
4,327, 13%
円価額(百万円)
前年比
138,717
113.9%
38,729
123.6%
34,485
128.7%
18,387
65.4%
16,274
160.1%
資料:平成18年宮城県貿易概況(横浜税関 仙台塩釜税関支所)
47
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-28
【仙台塩釜港の品目別国別貿易額(輸出入)の状況】
中国からの輸入はプラスチック製品が最も多い。
プラスチック製
品, 5,260, 12%
中国からの
品名別貿易額(輸入)の状況
(H18、単位:百万円)
電気回路等の機
器, 2,882, 6%
魚介類・同調製
品, 2,207, 5%
その他,
31,183, 68%
自動車の部分
品, 2,096, 5%
野菜, 2,022,
4%
主要国別貿易額(輸入)の状況
(H18、単位:百万円)
地域国名
ク ウ ェ ー ト
イ
ラ
ン
サ ウ ジ ア ラ ビ ア
中
国
アラブ首長国連邦
円価額(百万円)
前年比
131,532
129.2%
88,407
151.1%
47,876
129.2%
45,651
106.9%
25,718
95.2%
資料:平成18年宮城県貿易概況(横浜税関 仙台塩釜税関支所)
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-29
【新潟の貿易額の推移】
近年の輸出額の伸びは全国平均を大きく上回る。
新潟の貿易額の推移
(貿易額指数:H13を1.0とした指数)
1.8
1.7
新潟輸出
貿易額の指数(H13:1.0)
1.6
1.5
1.4
全国輸出
1.3
1.2
新潟輸入
1.1
1.0
全国輸入
0.9
0.8
H13
H14
H15
H16
H17
資料:H18新潟市商工労働行政の概要(新潟市産業経済局商工労働部)
48
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-30
【新潟の品目別貿易額(輸出入)の状況】
輸出の1位は機械類、2位は仙台塩釜とは異なり化学薬品。
品名別貿易額の状況(輸出)
(H17、 単位:百万円)
品名別貿易額の状況(輸入)
(H17、 単位:百万円)
その他, 4,442,
4%
食料品, 172,
0%
その他,
34,446, 10%
原料品,
19,521, 5%
原料品, 5,154,
5%
食料品,
21,919, 6%
原料別製品,
11,896, 12%
機械類,
49,939, 51%
鉱物性燃料,
150,930, 42%
化学製品,
26,769, 7%
化学薬品,
27,552, 28%
機械類,
32,430, 9%
原料別製品,
74,081, 21%
資料:H18新潟市商工労働行政の概要(新潟市産業経済局商工労働部)
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-31
【東北圏域内発着貨物の内訳】
圏域内シェアは、空港では仙台が突出。港湾では青森が1位。
空港別航空貨物
三沢(青森)
福島 2.9%
山形
3.0%
0.5%
庄内(山形)
3.7%
花巻(岩手)
3.8%
港湾貨物
大館(秋田)
0.5%
山形
2.2%
岩手
3.0%
秋田
6.9%
新潟
5.2%
青森
30.7%
福島
11.0%
秋田
12.4%
港湾貨物
201,907,048t
空港別航空貨物 仙台(宮城)
51.0%
30,222,221t
宮城
22.0%
新潟
24.2%
青森
17.0%
資料:H17航空輸送統計調査
〔貨物移出入計(重量)〕
49
資料: H17港湾統計
〔貨物輸出入・移出入計(重量)〕
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-32
【鉱産品貨物輸送状況(平成12年東北圏発着)】
東北圏発着とも、相手先1位は首都圏。
東北圏発圏域外貨物輸送
圏域外発東北圏着貨物輸送
中部圏
1%
北陸圏
3%
北海道
30%
圏域発
圏域外着
首都圏 貨物輸送量
66% 94,073t・3日
[ 東北圏計 ]
近畿圏
0%
九州圏・
沖縄県
中国圏 北海道 0%
9%
12%
中部圏
3%
圏域発
圏域外発
圏域外着
圏域着
貨物輸送量
北陸圏 貨物輸送量
35,191t・3日
29% 35,191t・3日
[ 東北圏計 ]
首都圏
47%
[圏内県別]
北海道, 36%
青森
[圏内県別]
首都圏, 64%
北海道, 39%
岩手
首都圏, 61%
岩手
首都圏, 100%
首都圏, 100%
宮城
首都圏, 100%
宮城
秋田
北海道, 100%
秋田
首都圏, 94%
山形
新潟
20%
中部圏, 26%
40%
近畿圏, 99%
福島
北陸圏, 71%
0%
北海道, 84%
山形
首都圏, 98%
福島
北海道, 91%
青森
60%
80%
首都圏, 97%
新潟
100%
北陸圏, 69%
0%
20%
中国圏, 20%
40%
60%
80%
100%
北海道
首都圏
北陸圏
中部圏
北海道
首都圏
北陸圏
中部圏
近畿圏
中国圏
四国圏
九州圏・沖縄県
近畿圏
中国圏
四国圏
九州圏・沖縄県
東北発着貨物量のうち多くのシェアを占める品目について内訳を整理
鉱産品:石炭、鉄鉱石、砂利、石灰石、原油、天然ガスなどのこと
単 位:t・3日(調査3日間の合計値)
資料:第7回全国貨物純流動調査
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-33
【金属機械工業品貨物輸送状況(平成12年東北圏発着)】
東北圏発着とも、相手先1位は首都圏。
東北圏発圏域外貨物輸送
中国圏
3%
四国圏
1%
九州圏・
沖縄県 北海道
2%
2%
圏域外発東北圏着貨物輸送
中国圏
15%
九州圏・
四国圏 沖縄県
3%
1%
北海道
1%
近畿圏
11%
[ 東北圏計 ]
中部圏
14%
圏域発
圏域外着
貨物輸送量
91,011t・3日
[ 東北圏計 ]
50%
首都圏
66%
北陸圏
1%
中部圏
12% 北陸圏
2%
[圏内県別]
首都圏, 49%
青森
[圏内県別]
中国圏, 42%
青森
首都圏, 75%
岩手
近畿圏, 26%
首都圏, 63%
山形
0%
北海道
20%
首都圏
北陸圏
40%
中部圏
首都圏, 72%
60%
近畿圏
中国圏
80%
四国圏
首都圏, 69%
新潟
中部圏, 21%
北海道
東北発着貨物量のうち多くのシェアを占める品目について内訳を整理
金属機械工業品:鉄鋼、非鉄金属、産業機械、電気機械、自動車、自動車部品など
単 位:t・3日(調査3日間の合計値)
50
中部圏, 16%
首都圏, 46%
0%
100%
九州圏・沖縄県
中部圏, 16%
首都圏, 49%
福島
首都圏, 60%
新潟
北海道, 18%
山形
首都圏, 75%
福島
中国圏, 36%
首都圏, 34%
秋田
中部圏, 19%
中部圏, 38%
首都圏, 38%
宮城
九州圏・沖縄県,
14%
首都圏, 71%
秋田
首都圏, 70%
岩手
首都圏, 64%
宮城
圏域外発
圏域着
貨物輸送量
102,460t・3日 首都圏
近畿圏
16%
20%
首都圏
40%
北陸圏
中部圏
近畿圏, 27%
60%
近畿圏
中国圏
80%
四国圏
100%
九州圏・沖縄県
資料:第7回全国貨物純流動調査
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-34
【化学工業品貨物輸送状況(平成12年東北圏発着)】
東北圏発着とも、相手先1位は首都圏。
九州圏・
四国圏 沖縄県
中国圏
0%
3%
2%
東北圏発圏域外貨物輸送
圏域外発東北圏着貨物輸送
北海道
9%
中部圏
7%
近畿圏
3%
北陸圏
1%
中部圏
22%
圏域発
圏域外着
貨物輸送量
131,182t・3日
[ 東北圏計 ]
首都圏
49%
首都圏
61%
[圏内県別]
青森
[圏内県別]
首都圏, 70%
岩手
首都圏, 42%
北海道, 85%
福島
首都圏, 66%
新潟
20%
首都圏, 57%
秋田
北海道, 60%
山形
北海道, 54%
中部圏, 45%
40%
60%
100%
首都圏, 36%
北海道, 46%
新潟
80%
首都圏, 28%
首都圏, 92%
福島
北陸圏, 32%
0%
北海道, 30%
宮城
北海道, 52%
山形
首都圏, 80%
岩手
首都圏, 96%
秋田
首都圏, 81%
青森
首都圏, 97%
宮城
北海道
25%
圏域外発
圏域着
貨物輸送量
242,758t・3日
[ 東北圏計 ]
北陸圏
12%
九州圏・
沖縄県
0%
四国圏
近畿圏
中国圏 0%
2%
4%
0%
首都圏, 36%
20%
40%
60%
80%
北海道
首都圏
北陸圏
中部圏
北海道
首都圏
北陸圏
中部圏
近畿圏
中国圏
四国圏
九州圏・沖縄県
近畿圏
中国圏
四国圏
九州圏・沖縄県
東北発着貨物量のうち多くのシェアを占める品目について内訳を整理
化学工業品:セメント・セメント製品、ガラス・ガラス製品、揮発油、化学薬品、合成樹脂など
単 位:t・3日(調査3日間の合計値)
100%
資料:第7回全国貨物純流動調査
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-35
【出国日本人割合、訪日外国人の東北圏への訪問率】
東北圏の出国率は全国平均以下、訪日外国人訪問率も低位。
人口当たり出国日本人数割合(H16)
(各県出国者数/各県総人口)
14.0%
12.8%
訪日外国人の東北圏への
総訪問率(H16)
12.0%
東北圏
4.2%
出国率
10.0%
8.0%
6.9%
5.2%
6.0%
4.0%
3.5%
4.0%
5.9% 5.8%
全国
613万人
4.0%
その他
95.8%
2.0%
資料:出入国管理統計年報、住民基本台帳
全国
新潟県
福島県
山形県
秋田県
宮城県
岩手県
青森県
0.0%
51
資料:「訪日外客訪問地調査」国際観光振興機構(JNTO)
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-36
【外国人登録者数】
全国に比べて各県とも低位。
外国人登録者数(2003年)
11,347
12,000
10,000
8,000
5,933
6,000
4,038
4,000
5,423 5,136 5,061
3,601
2,757
2,000
全国
新潟県
福島県
外国人登録者
永住者、非永住者(留学、就学、家族滞在など)
山形県
秋田県
宮城県
0
岩手県
青森県
外
国人
登
録者
数(人
口
100万
人あ
たり)人
外国人登録者数(人口100万人あたり、H15)
資料:「訪日外客訪問地調査」国際観光振興機構(JNTO)
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-37
【外国人留学者数および出身国】
留学者数は、全国シェア4%と低位。宮城県が突出しており出身国はアジアが大半。
東北大学に見る留学生の出身国
韓国
16%
外国人留学者数の全国に占める割合
その他
96%
アジア
83%
アジア以外
17%
全国121,812人
台湾
4%
インドネシア
4%
その他アジア
19%
外国人留学者数(2005年5月現在)
3,000
2,592
2,500
2,018
2,000
1,452
1,500
1,000
136
108
289
全国平均
新潟県
福島県
山形県
52
秋田県
0
330
宮城県
401
岩手県
500
青森県
外国人留学者数(人口100万人あたり)人
東北圏
4%
中国
40%
資料:日本学生支援機構
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-38
【外国人就業状況】
第一次・第二次産業への就業割合が全国に比べ相対的に高い。
0%
東北圏の外国人の就業状況
外国人
就業者
3万人
0.5%
日本人
就業者
585
万人
99.5%
20%
80%
第二次産業
50.6%
東北圏
3万人
100%
第三次産業
45.8%
第一次産業
3.6%
第一次産業
1.5%
第二次産業
49.0%
全国
77万人
全国の外国人の就業状況
外国人
就業者
77万人
1.3%
日本人
就業者
6,073
万人
98.7%
外国人の産業別就業割合
40%
60%
第三次産業
49.5%
外国人産業別就業者ランキング
資料:平成17年国勢調査
国内外との接続状況、東アジアとの経済の結びつき
3-39
【外国人の就業状況】
外国人就業者のうち、製造業が約半数を占める。
外国人産業別就業割合
50%
45.6%
東北圏
全国
40%
30%
20%
14.0%
10%
3.2%
0.6%
0.8%
0.6%
1.6%
0.6%
0.1%
1.8%
分 類 不 能 の産 業
サ ー ビ ス業
(他 に 分 類 さ れ な い も の )
複 合 サ ー ビ ス事 業
教 育 ,学 習 支 援 業
医 療 ,福 祉
飲食店
宿泊業
不動産業
金 融 ・保 険 業
卸 売 ・小 売 業
運輸業
情報通信業
製造業
建設業
漁業
農業
0%
2.7%
0.3%
10.8%
9.1%
7.4%
資料:平成17年国勢調査
53
観光、交流の状況
4 観光、交流の状況
【観光入込客数の状況および内訳】
観光、交流の状況
4-1
自然、温泉、歴史・文化資源を中心に人気が集まる。
平成17年度 観光入込客数
観光入込客の内訳
【自然公園等エリア別】 ①津軽 323万人、②十和田八幡平292万人、
③浅虫夏泊 165万人、 ④下北半島 140万人 など
4,717
青森県
3,913
岩手県
【分類別】 ①行・催事 1050万人、 ②スポーツ施設等 996万人、③自然 835万人、
④買物 834万人、⑤文化・歴史 815万人 など
5,441
宮城県
【分類別】 ①施設(温泉含む) 1988万人、②自然公園等 1444万人
③行祭事 1154万人
4,586
秋田県
4,227
山形県
福島県
(山形県はH16年度値)
【観光地類型別】 ①温泉 1280万人、②名所・旧跡 1128万人、
③観光道路等 242万人、 ④スキー場 138万人 など
5,300
【種目別】 ①文化・歴史1061万人、②温泉 1034万人、
③スポーツ・レクリエーション施設 962万人、 ④自然 826万人など
【目的別】 ①温泉 1224万人、②祭り・イベント 1105万人、③産業観光 1093万人、
④自然景観 725万人、⑤スキー 637万人 など
6,892
新潟県
0
【資源施設別】 ①自然系 1497万人(うち温泉 736万人)、
②人文系 1067万人(うち行祭事521万人)、
③野外活動施設 527万人(うちスキー145万人) など
2,000
4,000
6,000
8,000
注)県によって分類・集計の方法が異なるため、
各県の分類に基づいて県ごとの観光特性がわかるように整理
平成17年度 入込客数 (延数:万人)
資料:全国観光動向
54
観光、交流の状況
4-2
【観光入込客数の推移および増減の主な要因】
新潟県は観光入り込み客数が減少傾向。
青森県
山形県
岩手県
福島県
宮城県
新潟県
秋田県
観光入込客の増減の主な要因(過去3ヵ年)
90,000
【新潟県】海水浴客の減少、スキー客の減少
中越地震(H16)
観光復興キャンペーン(地震復興の官民一体の取組)(H17)
観光入込数(単位:千人)
80,000
【宮城県】「元気です宮城の観光」キャンペーンの実施(H15)
連続テレビ小説の放映(H16)
道の駅、フルキャストスタジアム等のオープン(H17)
70,000
【福島県】夏場の天候不順
観光種目の見直しと調査ポイントの再編(H17)
あいづデスティネーションキャンペーン(H17)
【青森県】新幹線八戸駅開業、キャンペーンの実施(H15)
新幹線開業効果の落ち着き(H16~)、桜の早咲き、台風の上陸(H15)
愛知万博開催の影響(H17)
60,000
【秋田県】花見客と夏祭り客の増加(H15)
悪天候による自然公園等の入込の減少(H16)
道の駅の新設、日帰り入浴客の増加(H17)
50,000
【岩手県】スキー客の減少
猛暑による海水浴客の増加(H15)
義経ブーム(H17)、夏場の天候不良(H17)
40,000
【山形県】スキー客、温泉客の減少
観光果樹園、国民文化祭関連の入込の増加(H15)
※山形県のH17年データは未入手
30,000
H7
H8
H9
H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17
資料: 青森県観光統計概要、岩手県観光統計概要、宮城県観統計概要、
秋田県観光統計、新潟県観光動態の概要、福島県県勢要覧、
やまがた観光振興プラン、平成15年度全国観光動向
観光、交流の状況
4-3
【月別観光入込客数の状況】
全国と同様の季節変動ながら、冬季の少なさが目立つ。
月別観光入込客数推移(H15)
青森県
岩手県
秋田県
25
全国
宮城県
秋田竿灯まつり
全国花火競技大会(大曲)
20
15
10
山形県
福島県
新潟県
全国
25
20
ねぶた祭り
仙台七夕
割合(%)
割合(%)
月別観光入込客数推移(H15)
5
15
観光果樹園
10
5
光のページェント(仙台市)
0
0
1月
2月
3月 4月
5月 6月
7月 8月
9月 10月 11月 12月
1月 2月
3月
4月 5月
6月 7月
8月 9月 10月 11月 12月
南東北+新潟県
北東北
55
資料:平成15年度全国観光動向
観光、交流の状況
4-4
【自然公園面積の状況】
自然公園面積は全国の約2割を占める。
圏域別自然公園面積(H18.3.31現在)
国立公園
(k㎡)
12,000
国定公園
(k㎡)
県別自然公園面積(H18.3.31現在)
都道府県立公園(k㎡)
350,000
316,955
300,000
10,000
4 ,3 45
6,000
250,000
1 ,4 54
3,54 2
2 ,1 24
2 ,39 7
3,226
3 ,3 29
81 1
4,000
2,000
1,62 3
1,786
200,000
171,199
3 ,5 45 4 ,01 4
1,857
97
1 34
沖縄県
九州圏
1 35
71,915
50,000
新潟県
福島県
山形県
秋田県
宮城県
岩手県
全国における自然公園面積比(H18.3.31現在)
青森県
0
◆白神山地(写真:青森県庁ホームページ)
九州圏, 12.9%
沖縄県, 0.7%
四国圏, 2.8%
124,209
114,678
100,000
7 01
3 79
3 99
四国圏
中国圏
近畿圏
中部圏
北陸圏
首都圏
89 2 3,31 6 2,074 1,15 2
34 4
7 75
1 ,1 01
6 40
5 81
168,206
154,796
150,000
1,853
東北圏
北海 道
0
5 ,0 64
面積(ha)
面積(k㎡)
8,000
北海道, 16.1%
中国圏, 4.7%
東北圏,
20.9%
近畿圏, 8.4%
中部圏, 15.8%
北陸圏, 4.4%
首都圏, 13.5%
資料:環境省自然環境局「自然公園の面積」
観光、交流の状況
4-5
【特徴的な祭り】
特徴があり観光資源ともなっている祭りを有する。
特徴的な祭りの例示
青森ねぶた祭 8/2~8/7
310 万人(H17)
盛岡さんさ踊り 8/1~8/4
128 万人(H17)
秋田竿燈まつり 8/3~8/6
120 万人(H17)
仙台七夕まつり 8/6~8/8
203 万人(H17)
山形花笠祭り 8/5~8/7
101 万人(H17)
相馬野馬追 7/23~7/25
18 万人(H17)
長岡まつり(大花火大会)
8/6~8/8 93 万人(H17)
資料:観光客入込数は東北の主要な夏祭りの動向
(2007 年9月 日本銀行東北各支店まとめ)
長岡まつりの観光客入込数は新潟県観光統計
写真は観光協会ホームページ
56
観光、交流の状況
4-6
【主な観光資源とその評価】
自然資源と共に、寺社、遺跡、祭りなど、誘致力のある観光資源を有している。
県名
特A級観光資源(*1)
A級観光資源(*2)
岩木山、八甲田山、仏ヶ浦、蕪島のウミネコ繁殖
十和田湖、奥入瀬、
青森県
地、弘前城のサクラ、三内丸山遺跡、青森ねぶ
白神山地のブナ原生林、
た
岩手山、八幡平、北上川、浄土ヶ浜、安家洞、
龍泉洞、中尊寺、毛越寺跡
岩手県 北山崎
蔵王山、鳴子狭、松島、蔵王の樹氷、瑞巌寺、
仙台七夕まつり
陸中海岸国立公園
宮城県
秋田県
十和田湖、
白神山地のブナ原生林
鳥海山、八幡平、角館のシダレザクラ、角館武家
屋敷、竿灯、かまくら
鳥海山、月山、蔵王山、飯豊山、吾妻山、弥陀ヶ
原、最上川、羽黒山の杉並木、蔵王の樹氷、立
石寺、出羽三山神社、花笠祭り
吾妻山、磐梯山、燧ヶ岳、飯豊山、磐梯高原、雄
国沼湿原、五色沼、三条ノ滝、三春滝ザクラ、大
内宿、相馬野馬追
山形県
福島県 尾瀬ヶ原
妙高山、飯豊山、苗場山頂の湿原、清津狭、阿
賀野川、佐渡、弥彦神社
新潟県 尾瀬ヶ原
*1)特A級 :わが国を代表する資源でかつ世界にも誇示しうるもの。わが国のイメージ構成の基調となりうるもの。
*2)A級: 特A級に準じ、その誘致力は全国的で観光重点地域の原動力として重要な役割をもつもの。
資料:観光資源台帳(財団法人日本交通公社)
【温泉地数と温泉地あたりの利用者数】
観光、交流の状況
4-7
全国と比べ温泉地数が多い。
温泉地数と利用者数(H17)
70.0
900
温泉地数
800
813
66.7
58.4
51.2
200
249
506
37.4
27.2
27.3
236
185
100
45.8
(
393
46.4
372
27.1
20.0
千
人
)
600
温
泉 500
地 400
数
300
227
10.0
129
0.0
九州圏
四国圏
中国圏
近畿圏
中部圏
北陸圏
首都圏
東北圏
北海道
0
60.0 宿
泊
50.0
利
用
40.0 者
数
30.0
1温泉地あたりの利用者数(人)
700
東北圏県別内別
60.0
180
温泉地数
160
140
1温泉地あたりの利用者数(人)
53.6
149
154
50.0
26.8
20.0 千
人
139
120
温
泉 100
地
80
数
60
95
10.0
新潟県
福島県
山 形県
秋田県
57
宮城県
資料:データで見る県勢2007より作成
17.1
12.2
岩手県
※温泉地は、宿泊施設のある場所を計上
38.3
宿
泊
40.0 利
用
者
30.0 数
)
54
青森県
0
100
26.9
40
20
33.8
(
注)九州は沖縄県を除く
122
0.0
観光、交流の状況
4-8
【訪日外国客の県別訪問率および推移】
外国人観光客は増加傾向にあるものの、全国シェアは4%程度に留まる。
訪日外国客の県別訪問率 (H16-17)
0
10
第23位(27)
第28位(29)
第30位(25)
第37位(32)
第40位(32)
第40位(38)
第40位(40)
宮城県
福島県
新潟県
青森県
山形県
岩手県
秋田県
20
30
40
50
60
外国人観光客等の推移
70 (%)
160000
58.2
第1位 東京都
第2位 大阪府
第3位 京都府
第4位 神奈川県
第5位 千葉県
21.6
17.4
16.4
13.0
新潟県外国人観光客宿泊者
新潟県外国人観光入込客
秋田県外国人宿泊客
宮城県外国人観光客宿泊者
仙台市総合観光案内所利用者
岩手県外国人観光客入込
山形県外国人観光客宿泊者
140000
1.3
0.8
0.7
0.4
0.3
0.3
0.3
120000
100000
資料: 国際観光振興機構(JNTO) 「訪日外客訪問地調査」
1.訪問率=「今回の旅行中に当該地を訪問した」と答えた回答者数/全回答者数(N)×100
2.( )内は前年の訪問率順位
(人)
東北6県への国別訪日外客数(推計値)
80000
60000
287,874
40000
254,335
203,614
212,718
210,829
20000
199,165
0
香港
中国
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
資料: 岩手県観光統計概要、宮城県観統計概要、秋田県観光統計
、
新潟県観光動態の概要、やまがた観光振興プラン
注:各県HPより入手した観光統計概要等において、
外国人観光客等の統計データがあったもののみ整理。
外国人観光客データは、県によって内容や年次等が
異なるが、比較のため一つのグラフとして整理。
米国
台湾
韓国
資料:国土交通省東北運輸局調査
【外国人観光客宿泊者の国別内訳】
観光、交流の状況
4-9
各県ともアジアからの観光客が多く、特に、台湾・韓国の割合が多い。
新潟県外国人観光客宿泊者内訳(H17)
ヨーロッパ
8.8%
オーストラリア
1.0%
その他
4.1%
アメリカその他
1.9%
アメリカ
12.2%
台湾
38.0%
その他
9.3%
オセアニア
ヨーロッパ 1.2%
14.1%
台湾
23.4%
北アメリカ
15.6%
ロシア
7.3%
アジアその他
4.8%
宮城県外国人観光客宿泊者内訳(H17)
中国
11.0%
韓国
11.0%
アジアその他
4.6%
山形県外国人観光客宿泊者内訳(H17)
台湾
38.8%
韓国
12.9%
中国
6.3%
秋田県外国人観光客宿泊者内訳(H17)
ヨーロッパ
9.7%
その他
9.4%
アメリカ
11.8%
香港
12.6%
オセアニア
2.1% その他
4.5%
台湾
30.3%
北アメリカ
4.8%
アジアその他
6.0%
中国
10.4%
韓国
29.6%
中国
5.5%
韓国
37.1%
資料: 宮城県観統計概要、秋田県観光統計、新潟県観光動態の概要、やまがた観光振興プラン
(外国人観光客宿泊者の国別内訳を公表している県を対象に情報整理)
58
【外国人観光客誘致の事例(花巻市)】
観光、交流の状況
4-10
岩手県では海外からの観光客誘致にユニークな取り組みを実施。
・平成16年10月花巻温泉をメイン会場としてキャンペーン
を実施。
・平成14年に7,000人の外国人観光客が、台湾からのグ
ループ旅行により 平成16年には15,000人と倍増。
・VJCに参加した海外旅行業社による東北への旅行商品
1,500本。10,000人 が各地を訪問。
・大沢温泉では、湯治施設もある落ち着いた風情が注目
を浴び、民放テレビや雑誌の取材が増加。
・旅館やゴルフ場側はいわて花巻空港への臨時便による韓
国からのゴルフ客受け入れ体制を整備。
・交通機関や宿泊施設の集積を活かし、県では広域観光
ルートづくりに向けた取り組みを実施。タクシー組合は空港
とのアクセスを確保。
・宿泊施設から始まった取り組みが他業種や空港活用活動
等へも波及。
資料:国土交通省HP 地域いきいき観光まちづくり100
http://www.thr.mlit.go.jp/
観光、交流の状況
4-11
【岩手県に見る外国人観光客の分析(事例)】
岩手県では9年間で外国人観光客は約2.1倍に増加。
発地別外国人観光客割合(H17)
アジアからの観光客が9割弱。
秋冬(10~3月)の観光客が過半数。
台湾からのチャーター便の運行や
韓国からのゴルフ、スキー客の増加も
大幅増の要因。
北アメリカ
4.1%
アジアその他
4.6%
ヨーロッパ
オセアニア
3.1%
0.5%
その他
5.1%
中国
3.2%
岩手県の外国人観光客入込数の推移
韓国
9.2%
台湾
60.9%
香港
9.3%
観光客入込数(人回)
四半期別外国人観光客割合(H17)
90,000
80,000
1~3月
16.7%
10~12月
37.6%
70,000
60,000
50,000
4~6月
25.7%
40,000
30,000
7~9月
20.0%
20,000
10,000
0
H9
H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17
59
資料: 岩手県観光統計概要 平成17年版
観光、交流の状況
4-12
【姉妹都市提携状況】
ロシアを含む東欧のシェアに特徴。
国別構成割合(全国)
オセアニア,
9.8%
国別構成割合(東北圏)
その他, 5.5%
東欧, 3.7%
その他, 4.1%
オセアニア,
7.8%
東アジア,
29.1%
東アジア,
27.6%
東欧, 7.4%
全国
西欧, 16.6% 1,552都市
西欧, 20.3%
東北圏
217都市
東南・南アジ
ア, 2.3%
東南・南アジ
ア, 2.8%
北米, 32.7%
北米, 30.4%
全国に占める東北圏の割合
%
28.1
30.0
25.0
シ
ェ
ア
20.0
17.1
13.3
15.0
11.6
13.0
11.2
10.6
オセアニア
その他
10.0
5.0
0.0
東アジア 東南・南アジア
北米
西欧
東欧
資料: 財団法人自治体国際化協会資料(平成19年5月31日)
【民話を核とした広域観光地づくり】
観光、交流の状況
4-13
岩手県遠野市における取り組みの例
◆概要
「西の安心院(大分)、東の遠野」といわれるほどグリーンツーリズ
ム活動が活発。
農家グループによる炭焼きや郷土芸能のしし踊り体験、ふるさと
村での体験メニューや馬山地の伝統をくむ乗馬・厩務員体験、リン
ゴ収穫体験などを実施。
道の駅「遠野風の丘」では、グリーンツーリズム情報を提供してい
る。
「どぶろく」特区としても有名
昔ばなし祭り
貴重な文化遺産である「昔話」を、語
り部たちが話してくれる祭り。
◆多くの主体による様々な活動
遠野の代表的な観光施設である「遠野ふるさと村」では、「まぶりっ
と衆(守る人)」といわれる地域の民族伝承者の協力を得て、訪れ
た人が、わら細工、昔遊び、草もちづくり、炭焼き体験などといった
昔の生活を体験することができ、地域文化の継承と観光資源とし
ての活用も図っている。
遠野ふるさと村
資料:遠野市観光協会HPほか
http://www.tonotv.com/members/kankoukyoukai/index.html
60
観光、交流の状況
4-14
【観光と体験型学習交流圏づくり】
新潟県奥阿賀地域における取り組みの例
◆概要
新潟県奥阿賀地域の行政、特定非営利活動法人、
地域住民が一体となって取り組む、地域の魅力・
感動を創造する新しい交流圏づくり
◆取り組みの特徴
阿賀川を活用してのカヌー、ラフティングのスポー
ツ体験などと同時に川の環境学習を実施し、環境
保全への取り組みにつながる取り組みを実施
NPOが行う体験教育旅行受け入れのコーディネー
トは、窓口の一本化は、旅行会社や学校から見て
大変便利なシステムと高い評価を得ている
資料:一地域一観光への道しるべ(観光魅力づくり研究会)
観光、交流の状況
4-15
【圏域別観光消費額の比較】
東北圏は、中部圏に次いで消費額が多い。
圏域別観光消費額の比較(平成15年)
80000
70000
69,455
観光消費額(億円)
60000
50000
47,909
47,360
40000
30000
27,026
20000
18,413
10000
10,482
3,754
沖縄県
九州圏
四国圏
中国圏
近畿圏
中部圏
北陸圏
東
北
圏
首都圏
東北圏
4,776
北海道
0
11,640 10,964
※観光消費額公表都道府県は、算定値をもとに集計
※消費額非公表都道府県は、一人あたり消費額と入り込み客数より算定
※消費額非公表都道府県は、圏域別の一人あたり消費額に入り込み客数を乗じて算定
61
資料:各県統計年鑑、観光動向調査
観光、交流の状況
4-16
【観光が日本全体にもたらす経済効果】
農林水産業や食料品産業等、他産業への波及効果が大きい。
0
10
宿泊業
4.26
旅行消費額
24.4兆円
産業別経済効果
20
30
単位(兆円)
40
50
60
小売業 農林水産業
0.28
1.52
その他
6.55
運輸業
6.36
飲食店業 食料品産業 旅行業
2.56
1.42
1.49
生産波及効果
55.3兆円
小売業
2.91
運輸業, 8.32
宿泊業
4.45
その他, 29.63
飲食店業 食料品産業 旅行業 農林水産業
3.07
1.28
1.76
3.88
資料:国土交通省「旅行・観光産業の経済効果に関する調査研究Ⅵ」
観光、交流の状況
4-17
【東北圏内各県の観光の経済波及効果】
青森県
(億円)
旅行消費額
1,759 (4.1%)
岩手県
宮城県
(億円)
(億円)
2,533 (5.5%)
5,675 (6.7%)
秋田県
(億円)
1,889 (5.1%)
山形県
(億円)
福島県
(億円)
新潟県
(億円)
(参考)全国
(兆円)
3,153 (7.7%)
4,695 (6.0%)
4,040 (4.4%)
24.4 (4.8%)
4,320 (5.3%)
2,690
4,030 (2.4%)
2,656
823
551
164,684
11,134 (6.4%)
4,040
5,469
1,625
174,757
55.3 (5.8%)
23.7
16.9
14.6
949.1
2,309 (2.9%)
1,502
446
362
78,551
5,255 (5.7%)
1,897
2,551
807
91,982
29.7 (5.9%)
12.3
8.8
8.5
505.4
(人)
46,866 (4.6%)
34,813
7,437
4,617
(人)
108,872 (8.9%)
41,313
(万人)
469.2 (7.3%)
229.4
120.8
119.0
()内の%は旅行消費額の県内総生産に対する比率
生産波及効果
直接効果
一次波及効果
二次波及効果
県内生産額
2,342 (3.1%)
4,125 (4.9%)
9,724 (6.0%)
1,488
2,533
5,675
439
977
2,023
414
615
2,026
75,550
83,998
160,864
()内の%は生産波及効果の県内生産額に対する比率
70,318
付加価値誘発効果
直接効果
一次波及効果
二次波及効果
県内総生産
1,331 (3.1%)
2,383 (5.2%)
6,054 (7.2%)
819
1,405
240
563
272
415
43,004
46,005
84,407
()内の%は付加価値誘発効果の県内総生産に対する比率
37,026
雇用誘発効果
直接効果
一次波及効果
二次波及効果
就業者総数
(人)
26,337 (3.8%)
18,247
4,130
3,960
(億円)
1,178
798
232
148
-
(人)
97,093 (8.8%)
-
685,401
1,107,773
()内の%は雇用誘発効果の就業者総数に対する比率
注)各数値の年度は統一されていない
(人)
549,994
1,630
82,079
2,424 (5.9%)
1,450
974
41,163
(人)
51,000 (8.3%)
36,000
15,000
612,089
1,010,120
67,559
1,225,575
6,403.6
注)各県の数値については、算出方法が統一されていないため、あくまでも参考値である
資料:国土交通省「旅行・観光産業の経済効果に関する調査研究Ⅵ」、平成17年国勢調査、国土交通省「観光に関する経済効果分析・産業分析」、平成19年8月
23日付け各県への照会(東北運輸局)、宮城県経済の構造ー平成12年宮城県産業連関表ー、平成12年秋田県産業連関表、アナリーゼふくしま、平成12年
新潟県産業連関表
62
【旅行消費額と他産業の比較】
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
新潟県
東北
東北圏
全国
観光、交流の状況
4-18
旅行消費額
農業産出額
漁業生産額
林業産出額
(億円)
1,759
2,533
5,675
1,889
3,153
4,695
4,040
(億円)
2,797
2,541
1,997
1,866
2,125
2,500
3,044
(億円)
585
396
795
40
28
179
130
(億円)
71
188
83
112
61
129
341
(0.7%)
(1.0%)
(2.3%)
(0.8%)
(1.3%)
(1.9%)
(1.7%)
23,744 (9.7%)
(兆円)
24.4
(3.2%)
(2.9%)
(2.3%)
(2.1%)
(2.4%)
(2.8%)
(3.5%)
16,870 (19.2%)
(兆円)
8.8
(3.9%)
(2.6%)
(5.3%)
(0.3%)
(0.2%)
(1.2%)
(0.9%)
2,153 (14.4%)
(兆円)
1.5
(1.7%)
(4.5%)
(2.0%)
(2.7%)
(1.5%)
(3.1%)
(8.2%)
985 (23.6%)
(兆円)
0.4
注)各県の旅行消費額については、算出方法が統一されていないため、あくまでも参考値である
注)旅行消費額の年度は統一されていない
注)()内の%は、各県又は東北の全国に占める比率を表す
注)秋田県及び山形県の漁業生産額には、養殖業に係るものは含まれていない
資料:国土交通省「旅行・観光産業の経済効果に関する調査研究Ⅵ」、平成19年8月23日付け各県への照会(東北運輸局)、アナリーゼふくしま、農林水産省農林
水産統計「平成17年農業産出額」「平成17年漁業生産額」「平成17年林業算出額」
63
IT関連基盤の状況
5 IT関連基盤の状況
IT関連基盤の状況
5-1
【ブロードバンド世帯普及率】
ブロードバンドサービスに係る世帯普及率は、
全国平均(51.74%)に比べ低位水準。
ブロードバンド普及率
ブロードバンドサービスに係る世帯普及率
80
70
世帯普及(
率(%)
)
全国平均
51.74%
60
普
及
率
50
%
30
40
20
10
鹿児島県
高知県
青森県
宮崎県
長崎県
岩手県
佐賀県
沖縄県
熊本県
北海道
島根県
福島県
秋田県
愛媛県
大分県
山口県
和歌山県
鳥取県
徳島県
新潟県
香川県
山形県
広島県
茨城県
岡山県
群馬県
福岡県
栃木県
宮城県
山梨県
石川県
長野県
岐阜県
兵庫県
三重県
奈良県
富山県
京都府
静岡県
福井県
滋賀県
埼玉県
千葉県
愛知県
大阪府
神奈川県
東京都
0
【ブロードバンドサービスに係る世帯普及率】
都道府県別DSL契約者数(平成19年3月末時点)とケーブルインターネ
ット契約者数(平成19年3月末時点)の合計値を、住民基本台帳(平成
18年3月末時点)に基づく都道府県世帯数で除した数値
資料:東北総合通信局資料
64
IT関連基盤の状況
5-2
【ブロードバンド普及率(ブロードバンドゼロ地域世帯比率)】
ブロードバンドゼロ地域比率は、各県とも全国平均よりも悪い状況。
ブロードバンドゼロ地域の世帯比率
25%
【ブロードバンド・ゼロ地域の世帯比率】
ブロードバンド・サービス未提供世帯数÷総世帯数
悪い
20%
15%
10%
全国平均 6.1%
5%
富山県
大阪府
東京都
神奈川県
三重県
愛知県
埼玉県
福岡県
千葉県
兵庫県
静岡県
京都府
滋賀県
奈良県
群馬県
香川県
茨城県
佐賀県
山梨県
岐阜県
長野県
長崎県
岡山県
広島県
沖縄県
栃木県
石川県
熊本県
和歌山県
徳島県
宮城県
福井県
福島県
北海道
宮崎県
青森県
山口県
山形県
島根県
愛媛県
鳥取県
大分県
新潟県
高知県
秋田県
鹿児島県
岩手県
0%
ブロードバンドゼロ地域
加入の如何に関わらず、事業者によるブロードバン
ドサービスが未提供であるエリアに存する世帯数
資料:次世代ブロードバンド戦略2010概要版(平成18年8月)総務省
【大学発ベンチャー企業、共同研究数】
IT関連基盤の状況
5-3
大学発ベンチャー企業数は年々増加傾向。全国に比べIT分野に特化。
25
23.7
東北圏計
10
9 10
8
3 4 4 3
2
3
5
7
全国計
県別大学ベンチャー事業分野(累計)
17
15
12
13 12
機械・装置, 15.8%
0%
20
20
環境, 8.9%
ベンチャー延べ件数(件)
10%
30
素材・材料, 11.2%
20%
IT(ソフトウエア), 29.9%
平成16年
IT(ハードウエア), 10.9%
平成15年
バイオ, 23.7%
平成14年
31
バイオ, 37.9%
30%
機械・装置, 12.9%
大学発ベンチャー企業数(累計)
40
環境, 8.6%
40%
大学発ベンチャー企業の件数(累計)
素材・材料, 15.1%
IT(ハードウエア), 16.1%
50%
IT(ソフトウエア), 39.8 %
大学ベンチャー事業分野の
構成比(平成16年)
累計 件数
11.3
50
7 8 8
40
そ の他
IT( ハード・ソフト)
バイオ
24
30
0
青森県 岩手県 宮城県 秋田県
山形県 福島県 新潟県 全国平均
2
20
16
10
6
10
7
0
資料:経済産業省「大学発ベンチャーに関する基礎調査」
65
3
1
2
青 森県
岩 手県
9
宮城 県
20
3
5
5
秋 田県
山 形県
4
7
1
3
福島 県
新潟 県
防災・減災の状況
6 防災・減災の状況
【地震履歴、活火山の状況】
防災・減災の状況
6-1
東北圏は地震多発地帯。全国の活火山のうち約2割が東北圏に存在。
分類凡例
▲:活動的火山及び
潜在的爆発活力
を有する火山
△:活火山
※分類は測地学分科
会火山部会による
もの。活火山を「活
動的で特に重点的
に観測研究を行う
べき火山」と「活動
的火山及び潜在的
爆発活力を有する
火山」に分類して
いる。
H8~H17に発生したマグニチュード5以上の地
震で、気象庁において震源を決定したもの
日本付近の地震活動(H8~H17)
資料:防災白書
66
全国の活火山108のうち20が東北圏に存在
東北圏の活火山
資料:気象庁ホームページ、防災白書をもとに作成
防災・減災の状況
6-2
【地震発生確率、地震防災対策推進地域の指定】
太平洋側で震度6以上の揺れに見舞われる確率が高い。
今後30年以内に震度6以上の揺れに見舞われる確率
(基準日:H19年1月1日)※○印は県庁所在地
日本海溝・千島海溝周辺海溝型
地震防災対策推進地域図
「日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震に係る地震防
災対策の推進に関する特別措置法(平成16年4月)」
において、著しい被害が生じる恐れがあり、防止対策
を推進する必要がある地域として指定
資料:地震調査研究推進本部(文科省)
資料:防災白書
防災・減災の状況
6-3
【宮城県沖地震の発生確率】
平成48年までに宮城県沖地震が発生する確率は99%。
宮城県沖地震の発生確率
H48年ま
での地震
発生確率
99%
H17年以
降急激に
確率増加
S56
◆昭和8年3月の三陸大津波
◆宮城県沖地震(昭和53年)の被害
(落橋した錦桜橋)
H3
H13
H23
H33
H43
H53 H63
①10年後までに宮城県沖地震が発生する確
率の時間推移
②宮城県沖地震の集積確率の時間的推移
※基準年は平成13年
資料:地震調査研究推進本部(文科省)
67
防災・減災の状況
6-4
【水害被害額の状況】
東北圏は近畿圏に次いで水害被害が大きい。
新潟県は平成16年7月の豪雨災害により被害額が増大。
水害被害額の状況
水害被害額の圏域比較
(過去10年(H7~H16)の平均、平成12年価格)
(平成13年~平成17年の5年間の合計)
圏域別水害被害額(平成13年~17年の合計値
0
7,000
5, 52 3
5,000
17,371
岩手県
5,047
4,587
4,000
3,791
2,712
8,713
秋田県
3,608
3,000
4,562
宮城県
2,690
7,361
山形県
2,000
16,506
1,000
1,289
0
北海道
福島県
54,390
新潟県
沖縄県
九州圏
四国圏
中国圏
近畿圏
中部圏
北陸圏
首都圏
東北圏
東
北
圏
164
15,467
全国
300,000
258,985
250,000
(百万円)
観光消費額(億円)
5,761
60,000
7,787
青森県
6,000
過去10年平均水害被害額(百万円)
20,000
30,000
40,000
50,000
10,000
200,000
150,000 131,012
100,000
63,490
50,000
6,418
23,600
13,201 21,969 7,052 14,639 3,530
0
H7
H8
H9
H10
平成16年7月新潟・福島豪雨災害により被害額が増大。
H11
H12
H13
H14
H15
H16
資料:「水害統計」国土交通省河川局
防災・減災の状況
6-5
【直轄河川堤防整備状況】
整備率はおおむね全国並。
直轄河川堤防整備状況(H18)
100%
堤防延長(H18)
90%
80%
未整備区間,
42.0%
東北圏堤防延長
20.1%
未整備区間,
40.7%
70%
60%
50%
堤防延長割合
全国計:17,001km
40%
30%
整備済区間,
58.0%
整備済区間,
59.3%
20%
その他79.9%
10%
0%
東北圏
全国
資料:河川便覧2006(国土開発調査会)
68
防災・減災の状況
6-6
【砂防(土石流危険渓流)の状況】
土石流危険渓流数は、新潟県・岩手県が全国平均を上回る2,000箇所以上の指定。
東北圏
13%
東北圏
11%
砂防指定地面積
全国計:
890,881.69ha
土石流危険渓流数
全国計:
89,518箇所
その他
89%
その他
87%
土石流危険渓流数と砂防指定地面積
3,000
40,000
2,500
30,000
1,905
1,692
25,000
1,359
20,000
2,000
1,678
1,268
1,500
15,000
645
10,000
1,000
砂防指定地面積
土石流危険渓流数
35,000
砂防指定地面積(ha)
2,544
土石流危険渓流数
2,204
500
5,000
0
0
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
新潟県
注)土石流危険渓流は人家5戸以上対象
土石流危険渓流数は平成14年公表値
全国平均
資料:河川便覧2006(国土開発調査会)
防災・減災の状況
6-7
【砂防(地すべり危険箇所)の状況】
地すべり危険箇所数は、新潟県・秋田県が全国平均を上回る指定。
東北圏
16%
東北圏
29%
地すべり指定面積
全国計(平成17年3月):
120,472.23ha
地すべり危険箇所数
全国計(平成10年):
11,288箇所
その他
71%
その他
84%
地すべり危険箇所数と地すべり指定面積
1,000
860
900
既指定面積(ha)
25,000
800
700
地すべり指定面積
20,000
600
15,000
10,000
5,000
500
地すべり危険箇所数
191
105
63
262
400
240
230
143
300
200
地すべり危険箇所数
30,000
100
0
0
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
新潟県
全国平均
資料:河川便覧2006(国土開発調査会)
69
防災・減災の状況
6-8
【土砂災害の状況】
新潟県が災害発生件数で突出。他県は全国平均もしくはそれ以下。
土砂災害発生件数の累積件数
H16年7月新潟・福井豪
雨による被災状況
1000
900
(災害発生件数:件)
800
700
H18
H17
H16
H15
H14
864
600
500
400
300
200
100
138
20
133
87
84
山形県
福島県
37
32
0
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
新潟県 全国平均
資料:国土交通省砂防部資料
防災・減災の状況
6-9
【洪水ハザードマップ公表市町村、自主防災組織の組織率】
自主防災組織の組織率は全国平均以下。
洪水ハサードマップ公表市町村(H17)
自主防災組織の組織率
(組織されている地域の世帯数/管内世帯数)
100%
92%
90%
80%
自主防災組織率
73%
70%
70%
65%
60%
56%
52%
50%
41%
52%
43%
42%
40%
30%
20%
10%
6%
0%
北海道 東北圏 首都圏 北陸圏 中部圏 近畿圏 中国圏 四国圏 九州圏 沖縄県 全国
資料:東北地方開発促進計画推進のため調査
(H18年3月 東北地方整備局)
70
資料:国土交通省国土計画局資料
(H18年3月)
防災・減災の状況
6-10
【海岸漂着ゴミの状況】
東北圏の漂着量が多い。
海岸漂着ごみの状況
5,000
4,090
4,083
(g/100㎡)
4,000
3,000
2,313
1,974
2,000
1,846
1,138
1,000
773
127
24
0
A
B
C
D
E
F
G
H
I
エリア
H15年度調査
出典:国土計画局資料
防災・減災の状況
6-11
【やませ・冷害の履歴】
東北圏は他の圏域と比べ、冷害・日照不足等の被害が多い。
圏域別・気象被害別の平均気象被害量
圏域別・気象被害別の平均気象被害量
(平成14年から平成17年の平均値)
(平成14年~平成17年の平均値)
千t
350
291
300
4
250
74
200
60
150
100
50
6
106
98
7
14
153
0
東北圏
冷害
35
7
18
26
12
85
北海道
63
首都圏
風水害
1
14
3
26
58
北陸圏
2
9
9
4
中部圏
日照不足
16 4
32
10
9
20
近畿圏
中国圏
2
19
3
57
14
四国圏
九州圏
干害、高温障害、その他
冷害:7~8月を中心とした暖候期の低温によって農作物に起こる災害
風水害:強風と大雨および高潮、波浪が複合して起こる災害
干害:長期間にわたる降水量の不足によって農作物などに起こる災害
日照不足:日照時間が少ない状態が続くこと。農作物の生育に影響を及ぼすこと
高温障害:30℃以上の高温により青果物が正常に追熟しない障害
71
3
資料:作物統計(農林水産省)
防災・減災の状況
6-12
【刑法犯罪率の状況】
東北圏の犯罪率は、他の圏域に比べ低い。
特に、秋田県の犯罪率は全国で最も低く、次いで岩手県。
H18犯罪率の状況(県別の状況)
H18犯罪率の状況(圏域別の状況)
◆H18犯罪率の状況(圏域別)
(刑法犯認知件数/人口10万人)
(刑法犯認知件数/人口
10万人)
(刑法犯認知件数/人口10万人)
2,500
1,744
2,637
1位:大阪府
・
・
・
・
・
2,000
1,605
全国平均
2,172
全国平均
1,605件/10万人
1,688
'
1,346
19位:宮城県
1,500
1,262
1,168
1,322
33位:新潟県
1,080
1,274
1,077
34位:福島県
1,010
1,002
41位:青森県
1,000
915
763
44位:山形県
734
46位:岩手県
500
668
47位:秋田県
沖縄県
四国圏
中国圏
近畿圏
中部圏
北陸圏
首都圏
東北圏
北海道
0
0
500
(県名左の数字は、順位)
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
(刑法犯認知件数/人口10万人)
※犯罪率:人口10万人当たりの認知件数
※犯罪率の算出は、H18.10.1現在の推計人口(総務省統計局)を用いた
資料:H18年の犯罪(警察庁ホームページ)
72
利雪・克雪の状況
7 利雪・克雪の状況
【豪雪地帯の指定状況、積雪深】
利雪・克雪の状況
7-1
東北圏の8割は豪雪地帯。
※豪雪地帯:積雪が特にはなはだしいため、産業の発展が停滞的
で、かつ、住民の生活水準の向上が阻害され、累年平均積雪積
算値が5,000cm 日以上の地域。
※特別豪雪地帯:豪雪地帯のうち、積雪の度が特に高く、かつ、積
雪により長期間自動車の交通が途絶する等により住民の生活に
著しい支障を生ずる地域。
豪雪地帯及び
特別豪雪地帯指定地域
資料:内閣府調べ
年最深積雪(S46~H12の平均値)
73
資料:気象庁ホームページ
利雪・克雪の状況
7-2
【冬季通行不能区間状況】
冬季通行不能区間長比は全国の中でも最も高い。
圏域別冬季通行不能区間長比
冬季通行不能区間の状況
6.0%
4.3%
4.0%
3.3%
2.0%
1.6%
1.1%
1.9%
1.0%
390.1
400
10.2%
279.1
6.7%
300
10.0%
9.6%
9.4%
328.2
273.9
6.6%
256.8
5.0%
200
125.9
118.4
35.4
0.0%
新潟県
県道
福島県
国道
山形県
秋田県
宮城県
岩手県
青森県
0
117
83.5
2.8%
56.8 54.9
37.9
100
四国圏
中国圏
近畿圏
中部圏
北陸圏
首都圏
東北圏
北海道
0.0%
13.2%
500
7.2%
516
総延長に占める割合(%)
8.4%
8.0%
冬季通行不能区間延長(km)
冬季通行不能区間延長比(%
15.0%
600
10.0%
国県道の総延長に占める割合
冬季の道路状況
資料:JARTIC(冬の閉鎖道路)、道路統計年報2006
利雪・克雪の状況
7-3
【雪害の状況】
総事故件数に占める冬季の割合が全国に比べて高い。雪害による死傷者数も多い。
平成18年豪雪では高齢者が全体の65%を占める。
総事故件数に占める冬季事故の割合
(H16)
冬季:12月~3月
雪害による死傷者の地域分布
36%
死
者
数
35.0%
35%
1,000 負
傷
800
者
600 数
33.0%
人
32%
400
288 13 251
1
10
5
0
200
0
九州圏
0
四国圏
73 0
中国圏
33
近畿圏
中部圏
北陸圏
52
首都圏
東北圏
北海道
31%
24
18 402
人
)
冬季割合
死者
負傷者
1,046
(
32.9%
)
33%
33.9% 34.0% 34.0% 33.8% 34.0%
1,200
81
(
34.0%
34%
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
0
30%
青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 新潟県東北圏計 全国計
資料:今冬(H17.12.1~H18.3.31)の雪による被害状況
等(第62報) 消防庁調べ
平成18年豪雪における高齢者被害
15~64歳
52人
35%
資料:財)交通事故総合分析センター
15歳未満
1人
1%
65~74歳
49人
32%
74
75歳以上
49人
32%
気象庁により命名され
た「平成18年豪雪」の
死者は、65歳以上の
高齢者が全体の65%
を占めた。
資料:防災白書
利雪・克雪の状況
7-4
【雪文化】
雪を活かした観光の取り組みが好評。
弘前城雪灯籠まつり(青森県)
金木の地吹雪体験ツアー
(青森県五所川原)
横手のかまくら(秋田県)
月山バックカントリースキー
(山形県)
小出国際雪合戦(新潟県)
蔵王の樹氷(山形県)
※豪雪地帯:積雪が特にはなはだしいため、産業の発展が停滞的
で、かつ、住民の生活水準の向上が阻害され、累年平均積雪積
算値が5,000cm 日以上の地域。
※特別豪雪地帯:豪雪地帯のうち、積雪の度が特に高く、かつ、積
雪により長期間自動車の交通が途絶する等により住民の生活に
著しい支障を生ずる地域。
◆豪雪地帯及び特別豪雪地帯指定地域
豪雪地帯及び
資料:内閣府資料、国土交
通省ホームページ
写真:各市町ホームページ、
観光協会ホームページ
特別豪雪地帯指定地域
利雪・克雪の状況
7-5
【雪を活用した取組】
利雪に向けた積極的な取り組み事例も多く見られる。
新潟県安塚町での取組事例
(平成16年度経済産業大臣賞受賞)
新潟県東頸城郡安塚町(現在の上越市安塚区)
では、雪を利用した冷蔵倉庫や冷房設備を導入
している施設が大小あわせて11カ所もあり、町ぐ
るみで雪利用に取り組んでいる。
その一例が、安塚中学校であり、体育館を除く
すべての教室(約1800㎡)で雪冷房を取り入れ
ている。雪冷房に使用する電気は、太陽光発電
を利用。さらに雪が解けた水は、夏場の渇水期
に水資源としても利用している。
75
資料:(財)新エネルギー財団HP
【雪を活用した取組】
利雪・克雪の状況
7-6
雪むろによる雪氷熱活用(山形県尾花沢市および周辺)
尾花沢市は日本三大豪雪地とも言われ、昔から雪とは縁が
深い地域である。近年、かつては邪魔扱いされてきた「雪」を
地域の貴重な資源として捉え、雪の持つ多様な機能を積極
的に活かしていこうという気運が高まり、様々な取り組みが
なされている。
また、新エネルギーの先進的な事例として、市役所庁舎へ
の簡易冷房システムを導入している。庁舎裏側には雪氷熱
エネルギー源として、1, 300tもの雪室が設置されている。
利雪・親雪(イベント等)利用を主目的とした
雪むろ設置状況(尾花沢雪山トンネル)
庁舎裏側の雪室
農業利用を主目的とし
た雪むろの設置状況
資料:尾花沢市HPほか
http://www.city.obanazawa.yamagata.jp/
76
多様なエネルギーの状況
8 多様なエネルギーの状況
【発電所の立地と出力の状況】
多様なエネルギーの状況
8-1
原子力、水力、火力の総出力数は全国で東北圏が多く、うち原子力に特徴。
発電所の立地と出力(H17)
4,000
37
3,000
発電出力(万kW)
※水力発電所は36万kw・火力
発電所は150万kw以上を表示
6
2,058
2,500
2,000
500
2,776
2
1,500
1,325
526
1,025
1,183
610
110
九州圏
四国圏
2
2 128 202
182 210
62
中国圏
442
近畿圏
北陸圏
531
中部圏
463
首都圏
東北圏
17 116
174 316
北海道
0
18
1,648
1,000
500
風力
原子力
火力
水力
7
110
3,500
風力発電出力:NEDO風力発電ガイドブック2005.5第5版より集計
その他出力:電気事業便覧(平成17年版)に掲載の主要発電所より集計
(水力36万kw・火力150万kw以上が便覧に掲載)
資料:データで見る県勢2007および電気事業便覧(平成17年度版)より作図
77
多様なエネルギーの状況
8-2
【原子力発電の状況】
原子力発電の出力は全国で最も多く約4割を占める。
東京電力の発電所が立地し、首都圏の電力を支えている。
原子力発電所の立地と出力割合(H17)
中部圏
10%
北陸圏
25%
中国圏
3%
近畿圏
0%
四国圏
4%
九州圏
11%
北海道
2%
首都圏
2%
東北圏
43%
東北電力
東京電力
新潟県
40%
発電容量と使用電力量
青森県
5%
0.9
青森(2005)
岩手(2003)
0.3
割合(発電量÷使用電力)
へ
供
給
秋田(2005)
2.2
山形(2004)
福島(2003)
首
都
圏
0.7
5.2
新潟(2003)
3.5
0.0
1.0
2.0
宮城県
11%
福島県
44%
1.4
宮城(2003)
3.0
4.0
5.0
発電量は( )内のデータ、使用電力量はH16を使用
6.0
(割合)
資料:データで見る県勢2007、各県統計より作成
多様なエネルギーの状況
8-3
【新エネルギー(風力発電)の状況】
風力発電の取り組みが盛んで、全国出力の約4割を占める。
風力発電の出力(H17)
風力発電総出力(kW) 926,575kW
九州圏, 188,210,
20%
沖縄, 12,285, 1%
北海道, 170,085,
18%
四国圏, 17,755,
2%
中国圏, 17,644,
2%
近畿圏, 15,980,
2%
資料:青森県六ヶ所村(六ヶ所村HPより)
中部圏, 63,568,
7%
東北圏,
374,217, 41%
関東圏, 66,832,
7%
200000
(
風
力
発 150000
電
出
力 100000
177,525
94,150
67,570
k 50000
w
)
24,000
資料:NEDO 風力発電ガイドブック 2005.5
第5版より作成
0
17
3,780
7,175
青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 新潟県
78
多様なエネルギーの状況
8-4
【新エネルギー(バイオマス)の状況】
賦存量の多さとともに発電実績も多い。
賦存量
バイオマス発電の賦存量と発電実績
発電実績
バイオマス:動植物に由来する有機物(木、製紙、糞尿、堆肥等)であってエネルギー源として利用することができるもの
賦存量: 堆肥等で有効利用されているバイオマス、林地残材等の未利用バイオマス等を全て含んだ量
資料: バイオマス導入ガイドブック2005 NEDO
経済産業省委託調査
平成16年度新エネルギー等電力市場拡大促進対策基礎調査新エネルギーの地域別導入量及び賦存量分布調査(平成17年3月、㈱三菱総合研究所)
多様なエネルギーの状況
8-5
【バイオマスに関する取り組み事例】
バイオマスに関する特徴ある取り組みが行われている。
秋田県能代森林資源利用協同組合
(平成16年度農林水産省農村振興局長賞受賞)
能代森林資源利用協同組合員の製材工場から排出される樹皮や端材を燃焼し、電力及び蒸気を利活用。
能代地域(米代川流域)は、製材、集成材、ボード工場な
ど秋田県内の木材木製品関連企業が多く所在(県内企業の
3分の2)し、ここで発生する残材の処理について、適切な焼
却炉がないため産業廃棄物処理(1万円・t/年)を行なわな
ければならないという問題を抱えていた。
このため、発生する樹皮・端材等の有効利用方策を検討
し、地域内の森林組合や製材業者等で組織する「能代森林
資源利用協同組合」を設立して、経済的にも成立するバイ
オマス発電ボイラーの燃料として利用する計画を策定し、
3,000kw級の木質バイオマス発電施設を整備、平成15
年2月から稼働を始めている。
この施設は、組合員の製材工場から排出される樹皮や端
材(1,500円/tの賦課金で引き取り)をボイラーで燃焼し、発
生する蒸気で発電機を回転させ、生産された熱と電気を隣
接するボード工場に供給するとともに、電気会社に売電して
いる。
製材工場として、残材を低コストで処理・活用することがで
きるとともに、地域全体として、木質バイオマス資源の有効
活用が図られている。
地域の企業が協同組合方式で取り組むのは全国で始め
てである。
79
資料: 農林水産省HP
【木質バイオマスの活用】
多様なエネルギーの状況
8-6
木質バイオマスを活かした「バイオマス東北圏の形成」。
燃料
木質バイオマス
製材工場・ボード工場等
の熱源・発電用 等
林地残材
加工原料
製材工場等残材
・樹皮
・製材工場残材 等
建設発生木材等
・剪定枝
・建築解体材 等
チ
ッ
プ
等
ボード原料、パルプ 等
その他
飼料、キノコ培地 等
実用化を目指す分野
バイオエタノール
生分解性プラスチック 等
資料: 東北森林管理局
【エネルギーを供給する圏域】
多様なエネルギーの状況
8-7
東北圏では新エネルギーに積極的な取り組みが行われている。
資料: 東北経済産業局
風力
80
太陽光
雪氷熱
バイオマス
【海底資源の分布状況】
多様なエネルギーの状況
8-8
新潟県と福島県沖には、全国的に貴重な海底油田が存在。
海底資源の分布イメージ
メタンハイドレート( 1996発表)
海底油・ガス田(供用中)
マンガン団塊( 1994年発表)
マンガン・クラスト( 〃 )
熱水起源( 〃 )
資料:「広域地方計画の策定に向けた海洋・沿岸域に関する利用
状況・課題調査」報告書(案) (国土交通省国土計画局)
【天然ガス生産量】
多様なエネルギーの状況
8-9
東北圏は国内の天然ガス生産量の7割以上を占める。
日本国内天然ガス生産量シェア
2004年度国内天然ガス県別生産量
その他圏域
28%
生産量
2,957百万m3
2004年度
東北圏
72%
都道府県名
新潟県
千葉県
北海道
福島県
秋田県
山形県
宮崎県
静岡県
東京都
長野県
合計
生産量(千m3)
1,854,336
460,399
352,836
239,374
40,013
6,196
3,885
155
132
51
2,957,377
構成比
62.70%
15.57%
11.93%
8.09%
1.35%
0.21%
0.13%
0.01%
0.00%
0.00%
100.00%
資料:天然ガス鉱業会資料より
81
多様なエネルギーの状況
8-10
【LNG貯油施設容量】
東北圏はLNG貯油施設容量は、中国圏、四国圏と概ね同程度。
LNG貯油施設容量
LNG貯油施設容量(t)
(平成18年3月時点)
700,000
628,513
600,000
500,000
400,000
316,402
298,953
300,000
239,734
200,000
142,340
100,000
18,705
130,674 118,618
34,240
4,297
0
北海道 東北圏 首都圏 北陸圏 中部圏 近畿圏 中国圏 四国圏 九州圏 沖縄県
LNG:液化天然ガス
資料:石油設備調査(経済産業省)
82
医療サービス等提供の状況
9 医療サービス等提供の状況
医療サービス等提供の状況
9-1
【人口1万人あたり病院・一般診療所数】
中山間地(県境付近)、沿岸域で不足。
人口一万人当たり病院、一般診療所(H14)
の地域別傾向
圏域別病院・一般診療所数シェア
北海道
九州+沖縄
3.8% 東北圏
12.9%
8.6%
四国圏
3.7%
中国圏
7.2%
H16
病院・一般診療所数
106,128施設
9,134施設
岩手県
沿岸域
首都圏
31.0%
近畿圏
18.7%
秋田県、山形
県、宮城県の
県境中山間地
中部圏 北陸圏
2.4%
11.9%
(施設数)
県別病院・一般診療所数(H16年)
2000
1701
1587
1858
福島県、山形
県の県境
中山間地
1500
1084
1022
892
1000
990
500
0
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
新潟県
資料:データでみる県勢
83
資料:東北地方開発促進計画推進のための調査
医療サービス等提供の状況
9-2
【人口千人あたり病床数(H15)】
人口千人あたり病床数は全国平均並。
25.0
圏域別の病床数比較(人口千人あたり)
20.0
17.9
18.2
14.7
15.0
13.3
14.4
11.6
10.8
10.0
5.0
0.0
北海道
東北圏
首都圏
北陸圏
中部圏
近畿圏 中国圏
25.0
人口千人当たり病床数
人口千人当たり病床数
21.9
21.9
20.8
四国圏
九州圏
全国
東北圏内の病床数比較(人口千人あたり)
20.0
16.8
16.7
15.9
16.4
15.0
13.3
12.8
13.1
14.4
新潟県
全国
10.0
5.0
0.0
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
資料:厚生労働省統計情報部:医療施設調査
【人口10万人あたり医師数】
医療サービス等提供の状況
9-3
人口10万人あたり医師数は全国平均と比較して不足。
(人/10万人)
200.0
人口10万人当たり医師数(H16)
201.0
173.7
179.1
青森県
岩手県
193.2
198.8
秋田県
山形県
211.7
178.1
179.4
福島県
新潟県
150.0
100.0
50.0
0.0
宮城県
全国
資料:厚生労働省統計情報部:医療施設調査、データで見る県勢
84
医療サービス等提供の状況
9-4
【三次救急医療施設の時間圏域】
三次救急施設のカバー圏から外れる地域も多い。
※「三次救急医療施設」
一般病院で治療の出来ない重症救急
患者に対応する救命救急センター。2
4時間の診療体制がとれ、かつ高度
の診療機能を有する施設
一般的に搬送時間が30分を超えると、
死亡率が急増すると言われている。
資料:「新しい国のかたち“二層の広域圏”を支える総合的な交通体系報告書(H17)」より
医療サービス等提供の状況
9-5
【平成19年度全国学力・学習状況調査の調査結果】
文部科学省実施によるH19年度全国学力・学習状況調査では、
小学・中学とも秋田県の正答率が高い結果。
平均正答率結果 小学校
国語A(知識)
国語A(知識)
50.0%
60.0%
70.0%
80.0%
90.0%
国語B(活用)
国語B(活用)
100.0%
81.7%
全国平均
2位:青森県
60.0%
70.0%
算数
A(知識)
算数A(知識)
90.0%
100.0%
50.0%
4位:青森県
60.0%
70.0%
算数
B(活用)
算数B(活用)
80.0%
90.0%
3位:青森県
66.0%
50.0%
60.0%
70.0%
83.9%
4位:岩手県
10位:岩手県
83.7%
16位:岩手県
63.6%
8位:山形県
83.3%
11位:山形県
64.0%
15位:福島県
83.2%
16位:山形県
63.6%
11位:新潟県
82.8%
11位:新潟県
64.0%
18位:山形県
82.6%
16位:新潟県
16位:福島県
82.2%
21位:福島県
26位:新潟県
82.1%
30位:福島県
62.1%
38位:宮城県
61.4%
80.6%
36位:宮城県
30位:宮城県
61.0%
81.1%
36位:宮城県
100.0%
66.4%
5位:岩手県
62.0%
90.0%
68.6%
1位:秋田県
4位:青森県
85.8%
80.0%
63.6%
全国平均
88.4%
1位:秋田県
66.0%
100.0%
82.1%
全国平均
69.0%
1位:秋田県
85.0%
80.0%
63.0%
全国平均
86.1%
1位:秋田県
50.0%
63.6%
平均正答率結果 中学校
国語A(知識)
国語A(知識)
50.0%
全国平均
60.0%
70.0%
80.0%
国語B(活用)
国語B(活用)
90.0%
82.2%
2位:秋田県
85.4%
4位:山形県
84.6%
5位:青森県
50.0%
全国平均
1位:秋田県
4位:山形県
60.0%
70.0%
80.0%
90.0%
100.0%
全国平均
72.0%
9位:新潟県
83.0%
82.7%
82.2%
40位:宮城県
80.8%
40位:宮城県
80.8%
60.0%
70.0%
80.0%
72.8%
77.5%
2位:秋田県
77.0%
10位:山形県
76.0%
83.8%
13位:岩手県
24位:福島県
100.0%
75.3%
73.9%
15位:青森県
73.0%
14位:青森県
15位:岩手県
73.0%
28位:新潟県
72.2%
71.7%
15位:福島県
73.0%
31位:福島県
15位:新潟県
73.0%
39位:宮城県
34位:宮城県
数学B(活用)
数学
B(活用)
数学A(知識)
数学
A(知識)
50.0%
44位:岩手県
71.0%
85
70.3%
68.6%
90.0%
100.0%
50.0%
全国平均
60.0%
70.0%
6位:山形県
64.1%
60.6%
32位:福島県
60.0%
42位:岩手県
100.0%
61.2%
25位:新潟県
35位:宮城県
90.0%
65.3%
3位:秋田県
20位:青森県
80.0%
61.2%
59.4%
58.2%
資料:国立教育政策研究所ホームページ
多様なライフスタイル、多様な主体の協働
10 多様なライフスタイル、
多様な主体の協働
多様なライフスタイル、多様な主体の協働
10-1
【住宅あたりの延べ床面積】
延べ床面積は全国平均以上、秋田県、山形県、新潟県、において特に広い。
1住宅当たり延ベ面積(住宅統計)
全国平均
92.49 ㎡
110㎡以上
100㎡以上 ~110㎡未満
90㎡以上 ~100㎡未満
80㎡以上 ~90㎡未満
80㎡未満
秋田県
資料:平成15年住宅・土地統計調査
135.88㎡
山形県
136.79㎡
新潟県
132.73㎡
青森県
122.4㎡
岩手県
121.4㎡
1住宅当たりの延べ床面積(㎡)
1住宅あたりの住宅延べ面積(平成15年)
平成15年現在
㎡
160
宮城県
99.54㎡
福島県
114.9㎡
135.88
140
122.4
132.73
121.4
114.9
120
99.54
100
東京都
62.5
136.79
92.49
80
60
40
20
0
青森県
資料:平成15年住宅・土地統計調査
86
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
新潟県 全国平均
多様なライフスタイル、多様な主体の協働
10-2
【都市別人口密度】
都市別の人口密度は低密度。今後、より一層の低密度化が推計される。
平成12年
平成12年人口密度
人口密度の比較(2000年)
(総面積・可住地面積)
平成42年推計値
15
人口密度(人/ha)
総面積ベース
可住地面積ベース
10.46
10
7.56
5
4.61
1.54
3.82
0.93
3.25
3.77
1.02
5.04
4.37
5.52
3.40
1.33
1.54
1.97
0
青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 新潟県 全国平均
※可住地面積は総面積より森林(農林センサス
より)および湖沼等水面面積を除いた面積
資料:国勢調査
多様なライフスタイル、多様な主体の協働
10-3
【二地域居住の状況】
東北圏は、首都圏を対象に二地域居住の受入可能性が大。
二地域居住に対する意向(全国)
計2.5%
51.5%
46.0%
60-79歳3.6%
52.2%
44.2%
50-59歳1.3%
55.8%
42.9%
40-49歳1.8%
52.8%
45.4%
30-39歳1.9%
50.7%
47.4%
15-29歳2.7%
47.6%
49.7%
東北圏における二地域居住の滞在先
(首都圏住人を対象)
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
現在行っている
将来行いたい
全く関心ない
資料:「二地域居住」に対する都市住民アンケート調査結果」国土交通省
※ アンケート調査の概要
都市住民の定義:「人口30万人以上の都市」
(H17の15-79歳人口 約4,250万人)
※現在(H17)二地域居住を行っているとした回答件数
アンケート有効回答数:10,491人
87
多様なライフスタイル、多様な主体の協働
10-4
【ボランティア活動の行動者率】
ボランティア活動の行動者率は、全国と比べ高い。
まちづくり活動への取り組みが高い。
ボランティア活動の行動者率
(H13)
40
30
33.8
32.1
行動者率(%)
20.0
東北圏
17.1
33.1
31.6
28.3
26.1
28.9
14.0
15.0
10.0
20
4.94.6
5.0
10
全国
5.9
5.1
6.9
5.5
5.55.3
2.22.2
9.0
8.0
3.23.1
1.11.4
3.3
2.4
0.0
者
を
に
ビ
ス
ー
健
康
や
医
療
サ
行動者率:行動者数÷属性別の人口×100(%)
属性別の人口:10歳以上人口
高
齢
青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 新潟県 東北圏 全国
関
係
し
た
活
対
動
象
障
と
害
し
者
た
を
活
対
動
象
ス
と
子
ポ
し
供
た
ー
活
を
ツ
対
動
・文
象
化
と
・芸
し
た
術
活
に
動
関
ま
係
ち
し
づ
た
くり
活
動
の
安
た
全
め
な
の
生
自
活
活
然
動
の
や
た
環
め
境
の
を
活
守
動
る
た
め
災
の
害
活
に
動
関
係
し
た
活
動
0
そ
の
他
行動者率(%)
32.8
36.0
ボランティア活動の種類別行動者率
(H13)
資料:社会生活基本調査(総務省)
多様なライフスタイル、多様な主体の協働
10-5
【NPO法人認証率】
人口あたりNPO法人認証率は全国平均と比べ低位。
500
424
2.44
2.5
1.97
1.96
2.0
1.80
1.84
1.63
1.53
1.5
NPO法人認証数(H10.12~H18.11累計)
NPO法人認証数(1998.12~2006.11類計)
400
承認団体数(件)
団体数/人口1万人あたり
3.0
人口1万人あたりNPO法人認証数
NPO法人認証数(1998.12~2006.11類計)
(H10.12~H18.11累計)
1.73
1.29
1.0
300
384
396
福島県
新潟県
271
239
220
200
148
100
0.5
0
0.0
青森県
青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 新潟県 東北圏計 全国
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
NPO法人承認数は国民生活局資料より(累計)
人口はH17国勢調査人口
88
資料:国民生活局資料(内閣府)
多様なライフスタイル、多様な主体の協働
10-6
【大学と連携した地域づくり事業の例】
大学と連携した地域づくりの取り組みが多く見られる。
大学と連携した地域づくり事業数
圏域名
連携
事業数
110
北海道
182
東北圏
309
首都圏
62
北陸圏
238
中部圏
150
近畿圏
102
中国圏
43
四国圏
153
九州圏・沖縄県
1,057
合 計
割合
大学と連携した地域づくり事例
順位
10.4%
17.2%
29.2%
5.9%
22.5%
14.2%
9.6%
4.1%
14.5%
6
3
1
8
2
5
7
9
4
資料:総務省「大学と連携した地域作りのための
取り組みに関するアンケートアンケート
調査結果事例集」
大学の公開講座における地域づくりに関する事例
学校名
講座名
教養セミナー「まちづくり入門」
地域貢献特別支援事業 地域リーダー養成・
支援プロジェクト ふるさと90人塾第一期
栃尾市表町の「がんぎ」づくり
コンピュータサイエンスサマーキャンプ
山形大学
福島大学
新潟大学
会津大学
資料:文部科学省HP
平成18年度「大学と連携した地域づくり」助成事業
自治体
連携先大学
自治体
連携先大学
連携学校・自治体
事業名
岩手県紫波町
「食育ネット」構築事業
岩手県立大学
山形県鶴岡市
下水熱利用融雪システム開発事業
鶴岡工業高専
資料:(財)地域総合整備財団
多様なライフスタイル、多様な主体の協働
10-7
【多様な主体が一体となった地域づくり】
地域住民、NPO、企業、行政など多様な主体が一体となった地域づくりの例。
【「美しい山形・最上川フォーラム」の取り組み】
美しい山形・最上川フォーラムは、山形県の自然を代表する最上川を、美しい県
土づくり運動のシンボルに掲げ、関係する様々な方々が集い、話し合い、連携・
協力していくための母体として発足した。
県民をはじめ、NPOなどの各種団体、事業者、大学等の学術機関および行政機関
などが、それぞれに役割を担いつつ、連携・協力しあって活動する。
総 会
【会長】柴田洋雄(山形大学 理事・副学長)
【会員数】5,435名(H18.3末)
<全県部会>
企画・運営
◆清流部会
◆環境対策部会
◆最上川文化部会
◆地域経済活性化部会
提案・報告
運営委員会(20名)
※大学、NPO、産業界、
環境団体、行政機関など
多方面から参加
付託・報告
<地域部会>
村上、最上、置賜、庄内
※会員は希望する部会に自由に参加
事 務 局
89
農林水産業の現状
11 農林水産業の現状
【耕作放棄地面積の推移】
農林水産業の現状
11-1
耕作放棄地面積は増加傾向。
都道府県別耕地利用率(田畑計)
耕作放棄地面積の推移
(H16年)
(千ha)
400
350
耕地利用率
全国平均
非農家*
農家
343
100%
95%以上 ~100%未満
90%以上 ~95%未満
300
133
85%以上 ~90%未満
80%以上 ~85%未満
244
250
217
200
150
100
50
93.8 %
66
~80%未満
83
131
38
210
151
162
平成2年
平成7年
93
0
昭和60年
平成12年
※非農家:農家の定義には該当しない、農地(耕地あるいは耕作放棄地)を
所有する世帯のことであり、農林水産省が定義する「土地持ち非農家」
を指す。
出典:農林水産省「農業センサス」
90
出典:農林水産省 平成17年7月15日公表資料
農林水産業の現状
11-2
【農林漁業の就業者平均年齢】
農林漁業就業者平均年齢は、漁業が全国に比べ高い。
東北圏内の農林水産業就業者の
平均年齢(平成17年)
産業分類別就業者平均年齢(平成17年)全国
65
66
62.5
64
60
全産業
平均年齢
45.0歳
54.4 54.8
55
平
50
均
年
45
齢
48.9
46.0
45.5
44.3
43.8 43.4 45.0 43.7 43.5
43.9
42.8
40
62
平 60
均
年 58
齢 56
53.3
42.8 41.8
42.7
38.6
全国
新潟県
林業
福島県
農業
山形県
秋田県
宮城県
青森県
50
岩手県
分 類 不 能 の産 業
公務
サ ー ビ ス業
医療福祉
複 合 サー ビ ス事 業
教育学習 支援業
飲食店宿泊業
不動産業
運輸業
金融保険業
卸売小売業
情報通信業
電 気 ガ ス熱 供 給 水 道 業
製造業
52
建設業
鉱業
30
漁業
54
林業
農業
35
漁業
資料:国勢調査(総務省統計局)
農林水産業の現状
11-3
【農林漁業従事者の平均年齢】
平均年齢は概ね全国と同程度であるが、
農林漁業とも50~64歳の従事者シェアが全国と比べ多い。
農林漁業従事者の平均年齢(平成17年)
農業従事者の年齢構成
85歳以上
林業従事者の年齢構成
全国計
東北圏
80~84
85歳以上
漁業従事者の年齢構成
全国計
東北圏
80~84
85歳以上
75~79
75~79
75~79
70~74
70~74
70~74
65~69
65~69
65~69
60~64
60~64
60~64
55~59
55~59
55~59
50~54
50~54
50~54
45~49
45~49
45~49
40~44
40~44
全国計
35~39
50歳未満
の割合
50~64歳
の割合
65歳以上
の割合
30~34
25~29
20~24
東北圏計
17.8%
15.8%
35~39
30.7%
34.0%
30~34
51.5%
50.1%
25~29
15~19
0.0%
5.0%
10.0%
15.0%
15~19
20.0%
40~44
30.8%
35~39
39.8%
44.3%
30~34
26.2%
24.8%
25~29
全国平均 54.4歳
東北圏平均54.7歳
20~24
全国平均 62.5歳
東北圏平均62.4歳
東北圏計
34.0%
全国計
50歳未満
の割合
50~64歳
の割合
65歳以上
の割合
0.0%
5.0%
10.0%
15.0%
全国計
東北圏
80~84
全国計
50歳未満
の割合
50~64歳
の割合
65歳以上
の割合
30.5%
37.3%
40.3%
28.5%
29.3%
全国平均 54.8歳
東北圏平均55.9歳
20~24
15~19
20.0%
東北圏計
34.3%
0.0%
5.0%
10.0%
15.0%
20.0%
資料:国勢調査(総務省)
91
農林水産業の現状
11-4
【食料自給率の状況】
食料自給率は、各県とも全国平均以上。
280
食料自給率(生産額ベース)
(%)
249
240
209
200
177175 172171170
159158
160
120
80
40
5
東 京
大 阪
神奈川
埼 玉
京 都
奈 良
愛 知
広 島
兵 庫
岡
賀
阜
岡
縄
口
山
川
井
葉
山
重
島
野
木
媛
城
分
福 滋 岐 静 沖 山 岡 石 福 千 富 三 福 長 栃 愛 茨 大 潟
崎
知
島
賀
本
手
山 梨
群 馬
宮 城
香 川
和歌山
島 根
鳥 取
新 長 高 徳 佐 熊 岩 山 形
秋 田
青 森
北海道
鹿児島
宮 崎
0
全国平均
145145
133131 130 127125 124123
118117 111
70%
102102 97
93 89
82 81 76 75
69 68
60 54 53
49 48 42 40
39 37 31
25 24
11 6
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47
食料自給率(カロリーベース)
240 (%)
192
200
167
160
120
80
40
全国平均
99 94
40%
86 84 80 79
77 76 72
67 64 63 62 62 62 55 53 51 50 48 47
43 42 41 41 40 35 34 33
30 30 27 25 22 21
18 17 15 14 13 12
3 2 1
東 京
大 阪
神奈川
埼 玉
京 都
愛 知
奈 良
庫
岡
梨
岡
島
阜
山
重
崎
島
知
川
賀
野
分
兵 静 山 福 広 岐 岡 三 長 徳 高 石 滋 長 大 崎
本
取
根
城
井
城
和歌山
千 葉
沖 縄
山 口
群 馬
香 川
愛 媛
宮 熊 鳥 島 宮 福 茨 栃 木
富 山
福 島
鹿児島
青 森
岩 手
佐 賀
新 潟
山 形
秋 田
北海道
0
131
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47
資料:平成15年食料自給率レポート
農林水産業の現状
11-5
【米の自給率の状況】
全国有数の自給率。岩手県、秋田県、山形県、新潟県は自給率300%超。
都道府県別米の自給率(H17)
東北圏の米の自給率推移
300%以上
200%以上 ~300%未満
400%
100%以上 ~200%未満
356.4%
50%以上 ~100%未満
350%
10%以上 ~50%未満
0%以上 ~120%未満
秋田県
643%
山形県
485%
新潟県
367%
青森県
302%
岩手県
321%
宮城県
248%
福島県
293%
331.0%
335.6%
334.9%
300%
275.2%
米 250%
の
自 200%
給
率 150%
100%
50%
0%
H13
H14
H15
年 度
H16
H17
自給率の算定方法
都道府県別消費仕向量※1÷国内生産量※2
※1:需給率表による国内消費仕向量を都道府県人口
比率で按分した
※2:作物統計表の実数値
92
資料:需給率表、作物統計表(農林水産省)
農林水産業の現状
11-6
【東北圏の自給率の状況】
米以外の自給率は約6割程度に留まる。
品目別の自給率の状況(重量ベース、平成17年)
合計
東北圏
北海道
首都圏
北陸圏
中部圏
近畿圏
中国圏
四国圏
九州圏・沖縄
全国
米
97%
203%
24%
41%
35%
14%
36%
47%
60%
51%
356%
167%
48%
226%
63%
40%
112%
96%
90%
98%
米以外
小麦
62%
208%
21%
15%
31%
10%
25%
40%
56%
44%
大豆
2%
196%
5%
0%
6%
2%
1%
2%
20%
14%
いも類
15%
27%
2%
10%
3%
2%
3%
1%
7%
5%
野菜
0%
0%
22%
5%
10%
0%
6%
26%
133%
81%
果実
38%
59%
27%
3%
34%
5%
12%
12%
21%
37%
牛肉
96%
5%
11%
9%
46%
31%
30%
132%
47%
36%
豚肉
38%
147%
30%
23%
25%
39%
31%
50%
90%
44%
牛乳・乳
魚介類
製品
鶏肉
94%
66%
45%
20%
33%
4%
13%
63%
136%
51%
148%
65%
12%
8%
22%
16%
58%
120%
223%
60%
70%
700%
33%
20%
38%
13%
47%
43%
59%
67%
123%
270%
19%
51%
44%
6%
46%
24%
70%
50%
東北圏の自給率の状況(重量ベース、平成17年)
自給率の算定方法
都道府県別消費仕向量※1÷国内生産量※2
※1:需給率表による国内消費仕向量を
都道府県人口比率で按分した
※2:以下の農林水産省統計より
米、小麦、大豆:作物統計表(H17)
いも類、野菜:野菜生産出荷統計(H17)
果実:果樹生産出荷統計(H17)
牛肉、豚肉、鶏肉:畜産流通統計(H16)
牛乳・乳生産:牛乳・乳製品統計(H16)
魚介類:水産物生産流通統計(H17)
400%
350%
(
300%
)
250%
自
給 200%
率
150%
100%
50%
魚介類
鶏肉
牛乳 ・
乳製品
豚肉
牛肉
果実
野菜
いも 類
大豆
小麦
米以外
米
合計
0%
資料:需給率表、作物統計表等(農林水産省)
農林水産業の現状
11-7
【農作物の安定供給】
稲の収穫量は、全国の約35%で安定的に推移している。
水陸稲の収穫量の推移
稲の収穫量の推移
12,000
100
全国
シェア
9,175
8,960
9,490
80
9,057
8,556
8,556
8,556
8,556
8,000
6,000
4,000
東
折北
れ圏
60 線 の
グシ
ラ
フア
40
35.8
:
%
3,065
8,556
ェ
34.6
33.8
35.2
34.3
34.3
35.8
35.8
35.8
3,470
3,027
3,232
3,254
3,111
3,065
3,065
3,065
35.8
3,065
)
)
棒
グ
ラ
フ
:
千
ト
ン
10,000
東北圏
10,025
(
(
収
穫
量
20
2,000
0
0
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
資料:農林水産統計
93
農林水産業の現状
11-8
【農作物の安定供給】
やさい類のうち、にんにく、やまのいも出荷量は高いシェアで安定的。
シェア上位品の出荷量経年変化
東北圏出荷量の全国シェア(H18)
0
20
40
60
80
100
(
83.5
81.4
81.2
82.6
80
ア
(
20
20
17
12
10
16
折
れ
線
グ
ラ
フ
:
%
70
12
11
60
14
)
棒
グ
ラ
フ
:
千
ト
ン
85.0
30
100 東
北
圏
90
の
シ
ェ
にんにく
やまのいも
ごぼう
えだまめ
きゅうり
すいか
だいこん
アスパラガス
さやいんげん
ねぎ
トマト
メロン
さやえんどう
かぶ
ピーマン
にら
そらまめ
しゅんぎく
ほうれんそう
にんじん
さといも
なす
ブロッコリー
キャベツ
いちご
はくさい
カリフラワー
レタス
スイートコーン
こまつな
かぼちゃ
ばれいしょ
ふき
ちんげんさい
たまねぎ
にんにく出荷量
にんにく
40
収
穫
量
10
9
H16
H17
10
0
50
H15
全国
H18
東北圏
)
H14
シェア(%)
※にんにくは平成14年度より統計対象品目
やまのいも出荷量
やまのいも
300
42.1
34.1
38.1
37.2
40
ア
182
164
159
154
156
142
137
150
39.2
37.3
30
151
142
138
20
100
10
50
62
48
68
66
53
61
56
52
64
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
0
H10
全国
東北圏
折
れ
線
グ
ラ
フ
:
%
)
67
0
H9
東
北
圏
の
シ
(
)
棒
グ
ラ
フ
:
千
ト
ン
200
41.3
35.1
50
ェ
250
(
収
穫
量
45.1
42.9
シェア(%)
資料:野菜生産出荷統計
農林水産業の現状
11-9
【農作物の安定供給】
果物類のうち、西洋なし、おうとう、りんご出荷量は、高いシェアで安定的。
シェア上位品の出荷量経年変化
西洋なし
西洋なしの出荷量の推移
50
85.7
86.6
84.8
86.7
80.7
80.0
24
31
28
25
75.0
28
73.6
73.1
25
70.0
21
65.0
24
20
27
21
24
25
23
23
18
60.0
20
79.5
0
50.0
H9
H10
H11
H12
H13
全国
りんご
H17
H18
90.0
89.2
86.2
83.5
83.5
81.4
19
20
20
17
21
82.1
79.3
76.2
18
17
17
17
14
14
17
60.0
17
16
11
13
H16
H17
15
かき
15.0
折
れ
線
グ
ラ
フ
:
%
)
16.0
70.0
14
17
50.0
0
日本なし
ア
75.5
19
東
北
圏
の
シ
(
棒
グ
ラ 20
フ
:
千
ト 10
ン
80.0
ェ
収
穫
30
量
)
すもも
18.5
H16
シェア
おうとうの出荷量の推移
87.7
(
ぶどう
H15
40
28.3
18.8
H14
東北圏
おうとう
74.6
もも
ア
折
れ
線
グ
ラ
フ
:
%
)
55.0
おうとう
東
北
圏
の
シ
(
)
81.7
31
27
85.0
ェ
西洋なし
81.2
34
(
東北圏出荷量の全国シェア(
H18)
東北圏の果実シェア
棒
30
グ
ラ
フ
: 20
千
ト
ン
10
90.0
85.2
85.0
収
穫 40
量
H9
H10
H11
H12
H13
全国
H14
H15
東北圏
H18
シェア(%)
りんご
りんごの出荷量の推移
1,200
棒
グ
ラ
フ
:
千
ト
ン
2.2
20
40
60
80
100
)
0
879
800
75.8
74.7
72.3
931
830
74.0
73.8
75.1
75.0
926
800
68.7
80.0
77.5
74.6
747
667
724
740
683
674
620
706
60.0
691
578
553
534
556
55.0
50.0
0
H9
H10
H11
H12
全国
94
H13
H14
東北圏
H15
H16
シェア
H17
H18
ア
折
れ
線
グ
ラ
フ
:
%
)
517
200
資料:各種果物の収穫量及び出荷量(農林水産省)
70.0
65.0
600
400
東
北
圏
の
シ
(
うめ
1,000
76.7
993
ェ
(
収
穫
量
農林水産業の現状
11-10
【農業産出額の状況】
農業産出額は全国の約2割。作物別では米、野菜および果実のシェアが高い。
東北圏内の作物別農業産出額の全国シェア
40.0%
圏域別の農業産出額シェア
H13
H17
35.0%
30.0%
25.0%
20.0%
10.0%
5.0%
種苗 ・
苗木類 ・
そ の他
工芸作物
花 き
果実
野菜
東北
19.2%
いも 類
豆 類
雑穀
平成17年
農業算出額
全国計
8兆8,058億円
麦類
0.0%
米
四国
4.7%
中国
5.0%
近畿
5.4%
15.0%
北海道
12.1%
九州・沖
縄
20.1%
東北圏内の作物別農業産出額構成比
加工
農産物
0.1%
中部
11.9%
首都圏
19.4%
北陸
2.1%
畜産
26.0%
平成17年
農業産出額
東北圏計
1兆6,870億円
その他
耕種
3.9%
花き
2.4%
果実
10.2%
米
42.8%
野菜
14.6%
耕種計
73.9%
資料:農水省統計情報部:生産農業所得統計
農林水産業の現状
11-11
【農業産出額の状況】
農業産出額は全国の約2割。畜産品は鶏の全国シェアが高い。
東北圏内の畜産品別産出額の全国シェア
40.0%
圏域別の農業産出額シェア
35.0%
H13
H17
30.0%
25.0%
20.0%
15.0%
北海道
12.1%
九州・沖
縄
20.1%
10.0%
5.0%
そ の他
畜産物
北陸
2.1%
鶏 卵
東北圏内の農業産出額構成比
その他畜産物
0.2%
中部
11.9%
鶏
東北
19.2%
豚
平成17年
農業算出額
全国計
8兆8,058億円
乳用牛
四国
4.7%
中国
5.0%
近畿
5.4%
肉用牛
0.0%
首都圏
19.4%
畜産計
26.0%
鶏卵
4.6%
乳用牛
肉用牛
4.7%
4.8%
鶏
5.5%
平成17年
農業産出額
東北圏計
1兆6,870億円
豚
6.2%
その他耕種
3.9%
花き
2.4%
加工農産物
0.1%
米
42.8%
果実
10.2%
野菜
14.6%
95
資料:農水省統計情報部:生産農業所得統計
農林水産業の現状
11-12
【生産農業所得(畜産)の状況】
畜産の生産農業所得は全国の約1.6割。豚や鶏の構成比が高い。
東北圏内の品目別生産農業所得構成比
その他 1%
生産農業所得(畜産)シェア
肉用牛
その他の鶏
18%
21%
平成17年
生産農業所得
(畜産)東北圏計 乳用牛
鶏 卵 4,384億円
18%
18%
東北圏
16%
豚
24%
平成17年
生産農業所得
(畜産)全国計
27,025億円
県別の品目別生産農業所得シェア
全国
84%
凡
例
肉用牛
青
森
11%
岩
手
宮
城
秋
田
山
形
28%
福
島
29%
新
潟
乳用牛
10%
16%
18%
7%
0%
その他の鶏
鶏卵
25%
10%
22%
31%
20%
27%
60%
1%
5% 1%
7% 3% 1%
21%
28%
40%
7%
16%
31%
20%
1%
23%
46%
22%
1%
39%
18%
12%
16%
その他
21%
16%
28%
19%
豚
31%
9%
22%
80%
1%
0%
100%
資料:農水省統計情報部:生産農業所得統計
農林水産業の現状
11-13
【果実の出荷量】
りんご・西洋なし・おうとうは、出荷量のうち東北圏のシェアが極めて高い。
平成18年果実出荷量全国シェア
(東北圏の出荷量が卓越している品目)
りんご
その他
西洋なし
おうとう
3.9%
長野
20.9%
宮城
0.5%
福島
3.0%
H18
果実出荷量
秋田
3.9%
岩手
4.7%
(りんご)
福島
3.9%
739,500t
山形
6.1% 岩手
6.7%
長野
10.4%
青森
54.1%
東北シェア:75.1%
新潟
6.0%
青森
6.8%
その他
8.5%
その他
13.6%
山梨
7.0%
H18
果実出荷量
(洋なし)
24,700t
青森
7.1%
山形
60.7%
東北シェア:81.2%
H18
果実出荷量
(桜桃)
18,400t
山形
72.3%
東北シェア:79.3%
資料:農林水産統計
96
農林水産業の現状
11-14
【農業産出額の状況】
農業産出額は各県とも全国平均以上だが減少傾向。
人口あたり農業産出額(平成17年)
農業産出額の推移
人口あたり農業産出額(千円/人
200.0
1.05
1.00
0.95
150.0
138.8
132.0
全国平均
69.4千円/人
100.4
100.0
0.90
60.3
50.0
61.9
40.9
57.6
23.1
0.0
北海道
200.0
0.85
人口あたり農業産出額(千円/人
農業産出額指数(H7:1.00)
189.3
0.80
0.75
0.70
H7 H8
北海道
中部
九州・沖縄
H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17
東北
首都圏
北陸
近畿
中国
四国
全国
東北
190.5
首都圏
北陸
中部
181.9
近畿
中国
四国
九州・沖縄
174.3
東北圏平均 160.3
138.8千円/人
150.0
118.6
100.0
85.1
124.5
全国平均
69.4千円/人
50.0
0.0
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
新潟県
資料:農水省統計情報部:生産農業所得統計
【食材の宝庫】
農林水産業の現状
11-15
地域団体商標となっている食材が多数存在。
東北圏の食材における地域団体商標
資料:東北経済産業局
97
農林水産業の現状
11-16
【米の品質評価と価格の状況】
東北圏の米は、多くが特Aの評価を獲得。
特Aの評価米でも、価格差が存在。
食味ランキング特A評価の状況
道府県
■連続特Aランキング受賞
日本穀物協会で毎年実施してい
る米の食味ランキングで、多く
の東北圏の米が、特Aを受賞。
山形「はえぬき」と魚沼産「コ
シヒカリ」は、過去5年間連続
して受賞している。
岩 手
宮 城
秋 田
連続受賞第1位 魚沼コシヒカ
リ18年連続
地 区
品種名
H14 H15 H16 H17 H18
県 中
あきたこまち
★
県 南
ひとめぼれ
県 北
ひとめぼれ
県 中
ひとめぼれ
県 北
あきたこまち
庄 内
山 形
第2位山形内陸はえぬき13年
連続
H18年度産米穀の卸売価格調査結果(H19年9月分)
★
★
★
★
★
ひとめぼれ
単位 精米:円/包装・消費税等込み10kg
0
★
★
★
青森つがるロマン
★
★
青森ゆめあかり
岩手ひとめぼれ
★
3,554
はえぬき
★
★
★
★
★
はえぬき
★
★
★
★
★
山形はえぬき(内陸)
秋田あきたこまち
内 陸
コシヒカリ
★
★
福島コシヒカリ(中通り)
コシヒカリ
★
★
★
★
新潟コシヒカリ(一般)
中 通
コシヒカリ
★
★
★
★
新潟コシヒカリ(魚沼)
中 通
ひとめぼれ
★
★
浜 通
コシヒカリ
魚 沼
コシヒカリ
★
★
★
中 越
コシヒカリ
★
★
★
岩 船
コシヒカリ
佐 渡
コシヒカリ
★
茨 城
県 北
コシヒカリ
★
山 梨
峡 北
コシヒカリ
米の食味ランキングは、炊飯し
た白飯を実際に試食して評価す
る食味官能試験に基づき、毎年
全国規模の産地品種について実
施。
福 島
食味試験のランクは、日本晴と
コシヒカリ(共に近畿圏産)の
ブレンド米を基準米とし、これ
と試験対象産地品種を比較して
おおむね同等のものを「A’」、
基準米よりも特に良好なものを
「特A」、良好なものを「A」、
やや劣るものを「B」、劣るも
のを「B’」として評価を行い、
この結果を、毎年食味ランキン
グとして取りまとめ、発表。
新 潟
長 野
東 信
コシヒカリ
京 都
丹 後
コシヒカリ
熊 本
城 北
ヒノヒカリ
大 分
日田玖珠 ひとめぼれ
★
★
★
★
★
★
6,324
3,579
3,725
富山コシヒカリ
★
長野コシヒカリ
★
滋賀キヌヒカリ
★
★
滋賀日本晴
★
★
★
4,218
3,501
★
★
3,704
栃木コシヒカリ
福井ハナエチゼン
福岡ヒノヒカリ
連続で特Aを得
ているが、価格
格差も存在
3,538
3,494
★
東北圏
3,351
茨城コシヒカリ
千葉コシヒカリ
7,000
3,494
3,489
内 陸
6,000
3,241
宮城ササニシキ
庄 内
5,000
3,052
宮城ひとめぼれ
会 津
■食味ランキング
4,000
3,157
北海道ほしのゆめ
★
3,000
3,172
★
★
2,000
北海道きらら397
★
★
1,000
3,292
3,725
3,222
3,125
3,284
福岡夢つくし
3,445
熊本ヒノヒカリ
3,390
は過去5年で
特A の評価
を得た銘柄
は5年連続で
特Aの評価を
得た銘柄
※産地品種別は、
作付面積の多い
産地品種銘柄か
ら、主に全国流通
している23銘柄と
している。
★
★
★
★
資料:米の食味ランキング(日本穀物検定協会)
米穀の卸売価格調査(農林水産省)
【農産物のブランド化の事例】
農林水産業の現状
11-17
全国的な知名度やブランドを有する産品が多い。
利雪貯蔵によるブランド米「雪室米(ゆきむろまい)」の開発
(山形県村山市)
○ 利雪貯蔵によるブランド米の開発
・豪雪地帯である当地域の雪を有効活用するため、
零温雪室倉庫を整備(新エネルギー・産業技術総合
開発機構(NEDO)の補助で整備)
・これにより年間を通した高品質高食味米の安定供
給を確保
・雪室米を差別化商品と位置づけ、積極的な宣伝活
動によりブランドを確立し有利販売を推進
○ 雪室保存の効果
・ 自然の冷却エネルギーを使うため適度な湿度を保
ち、古米臭の指標とされている脂肪酸度の上昇を抑
制。新米同様の味・香りを維持
・ 庫内の温度を5℃、湿度を75%に常に保った零
温貯蔵庫では雪の効果(澱粉の糖化)により食味が
向上
出典:農林水産省ホームページ、JAみちのく村山ホームページ
98
【農産物のブランド化の事例】
農林水産業の現状
11-18
全国的な知名度やブランドを有する産品が多い。
だだちゃ豆(枝豆)を主体とした地域特産物による産地づくり
(山形県鶴岡市)
○ 伝統的な在来種であるだだちゃ豆の
本格生産を図るため、各種検討会や
研修会に取り組むとともに商標使用権
を取得
○ だだちゃ豆を主体とした産地づくりを
更に進めるため交付金等による生産
拡大のための取組を強化
出典:農林水産省ホームページ、JA鶴岡ホームページ
【農林水産品の輸出の取り組み】
農林水産業の現状
11-19
果実・海産物、米など、アジアを中心とする海外に輸出。
農水産品
りんご
ほたてがい
さんま
ながいも
ラ・フランス
もも
ぶどう(デラウエア)
サクランボ
なし(豊水)
なし(新高)
メロン
柿
干し柿
りんどう(切り花)
豚肉
米
日本酒
菓子(ビスケット、米菓等)
主な県
青森県
岩手県
秋田県
山形県
福島県
青森県
岩手県
青森県
岩手県
山形県
山形県
山形県
福島県
山形県
山形県
福島県
宮城県
新潟県
山形県
新潟県
山形県
岩手県
宮城県
山形県
岩手県
秋田県
山形県
新潟県
秋田県
新潟県
主な輸出相手国
台湾、香港、タイ、インドネシア、シンガポール、中国、アメリカ 他
台湾、香港
台湾、タイ、香港
香港、台湾、タヒチ、サイパン
中国、香港
ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、韓国、台湾、香港、タイ、シンガポール、中国 他
韓国
台湾、香港、タイ、シンガポール、アメリカ 他
台湾
台湾
香港、台湾
香港、台湾
香港、台湾、タイ
香港
香港、台湾
中国、香港、アメリカ(ハワイ)
タイ
台湾、香港
香港、マカオ、台湾
香港、台湾
台湾
オランダ 他
香港
香港
台湾
シンガポール、香港、アメリカ、台湾 他
香港
台湾
アメリカ、台湾、香港、シンガポール、ブラジル 他
香港、アメリカ、台湾、タイ 他
資料:2007東北農業の姿(東北農政局)
平成18年北陸の食料、農業、農村(北陸農政局)
99
農林水産業の現状
11-20
【林業産出額の状況】
産出額は減少傾向。人口あたり産出額は全国平均を上回る。
林業産出額の推移
1.05
人口あたり林業産出額(平成16年)
1.00
9.00
人口あたり林業産出額(千円/人
林業産出額指数(H12:1.00)
0.95
0.90
0.85
0.80
7.98
8.00
7.97
7.00
5.31
全国平均
3.4千円/人
5.00
4.00
3.12
2.52
3.00
2.00
1.04
0.94
1.00
0.75
6.29
5.39
6.00
0.00
北海道
東北
首都圏
北陸
中部
近畿
中国
四国
九州・沖縄
0.70
0.65
H12
H13
北海道
中部
九 州 ・沖 縄
東北
近畿
全国
H14
H15
H 16
北陸
四国
首都圏
中国
資料:生産林業所得統計(農林水産省)、国勢調査(総務省)
【国内木材供給量】
農林水産業の現状
11-21
国内の木材供給量は年々減少傾向にある。
木材の国内生産量、海外輸入量、国内シェアの推移
百万m3
100
100%
90
90%
80
80%
70%
70
60
供
給 50
量
40
60% 国
内
50% シ
ェ
国内シェア
国内生産量
輸入量
40% ア
30
30%
20
20%
10
10%
0%
0
S35 40 45 50 55 60 H元 2
3
4
5
6
7
100
8
9
10 11 12 13 14 15 16 17
資料:木材需給表(農林水産省)
【林業従事者の65歳以上構成比】
農林水産業の現状
11-22
林業従事者の25%が65歳以上の高齢者。
林業従事者の
65歳以上構成比(平成17年)
林業従事者の65歳以上構成比(平成17年国勢調査)
35%
32.3%
29.2%
65歳以上構構成比
30%
25.5%
25%
24.8%
24.8%
23.6%
26.2%
21.3%
20.8%
20%
15%
10%
5%
0%
青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 新潟県 東北圏 全国
平均 平均
資料:生産林業所得統計(農林水産省)、国勢調査(総務省)
農林水産業の現状
11-23
【水産物水揚量】
八戸、石巻、気仙沼といった全国屈指の漁港。水揚げ量は全国の約24%シェア。
都道府県別水産物水揚量及び
水揚量上位10漁港
平成17年都道府県別水揚量(万トン)
広域圏別水産物水揚量
第9位 稚内港
8万1千トン
第3位 釧路港
15万7千トン
30万トン以上
20万トン以上 ~30万トン未満
10万トン以上 ~20万トン未満
第4位 八戸港
14万2千トン
5万トン以上 ~10万トン未満
1万トン以上 ~5万トン未満
~1万トン未満
第8位 気仙沼港
8万6千トン
第6位 境港
11万トン
第7位 松浦港
9万6千トン
第5位 石巻港
11万8千トン
第1位 焼津港
22万6千トン
第2位 銚子港
20万1千トン
四国圏
4.9万t
1.6%
九州圏・沖
縄県
50.7万t
16.5%
中国圏
17.1万t
平成17年
近畿圏 5.6%
水揚量
5.9万t
全国(204漁港)計
1.9%
307.3万トン
中部圏
36.1万t
11.8%
北陸圏
7.7万t
首都圏
2.5%
38.0万t
12.4%
※貝類・海藻類を含む水産物の総計
北海道
74.1万t
24.1%
東北圏
72.7万t
23.7%
単位:万t、%
第10位 枕崎港
6万9千トン
101
資料:平成17年水産物流通統計年報
農林水産業の現状
11-24
【漁業就業者数と高齢化率】
漁業就業者総数は減少傾向。高齢化率も進展。
漁業就業者総数の推移(東北圏)
漁業就業者総数の推移(東北圏)
(人)
30,000
漁業就業者高齢化率の推移
70
漁業就業者高齢化率の推移
(%)
60
25,000
50
40
30
20,000
20
10
15,000
0
S58
H14
青森
10,000
雇われ高齢化率
2.6
(%)
自営高齢化率
(%)
5,000
6.0
S58
H14
岩手
1.9
S58
H14
宮城
S58
H14
秋田
3.2
7.7
S58
H14
山形
4.1
S58
H14
福島
S58
H14
新潟
7.0
1.1
5.6
8.7
1.7
7.3
4.3
10.1
10.6 38.3 12.6 39.0
8.8
32.9 14.5 48.1 16.7 47.0
8.7
29.9 20.6 53.1
0
S58
S63
H5
H10
H15
(年)
秋田県
青森県
岩手県
宮城県
山形県
福島県
新潟県
出典:漁業センサス
資料:漁業センサス
農林水産業の現状
11-25
【東北圏の漁港数】
漁港数は九州圏についで多い。
東北圏の漁港数
漁港数の圏域比較
漁港数
漁港数(東北)
600
120
500
100
400
80
300
60
200
40
100
20
0
0
北海道
東北圏
首都圏
北陸圏
中部圏
近畿圏
中国圏
四国圏
九州圏
沖縄県
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
新潟県
第1種
215
347
101
100
95
165
171
344
596
76
第1種
74
83
115
14
12
2
47
第2種
30
82
17
21
45
38
86
48
125
4
第2種
11
23
21
6
2
6
13
第3種
18 (1)
18
8
21(3)
1
第3種
4
4
5
1
0
2
2
9
8 (3)
3
10
22
5 (3)
4
10
第4種
15 (2)
8
6
4
32
7
第4種
3
1
1
1
1
0
2
(4)
6
(1)
(1)
(3)
資料:漁業センサス
102
農林水産業の現状
11-26
【東北圏の漁業経営体】
漁業経営体数は九州圏に継ぐ数だが減少傾向。
漁業経営体数の推移
60000
中小漁業層
養殖以外の沿岸漁業層
海面養殖
50000
40000
30000
20000
10000
平成15年
平成10年
平成15年
平成10年
平成15年
平成10年
平成15年
平成10年
平成15年
平成10年
平成15年
平成10年
平成15年
平成10年
平成15年
平成10年
平成15年
平成10年
平成15年
平成10年
0
北海道 東北圏 首都圏 北陸圏 中部圏 近畿圏 中国圏 四国圏 九州圏 沖縄県
中小漁業層とは、動力船10トン以上1,000トン未満の各階層を総称したもの
沿岸漁業層とは、漁船非使用、無動力船、動力船10トン未満、定置網、地引き網、海面養殖の各階層を総称したもの
資料:漁業センサス
農林水産業の現状
11-27
【東北圏の漁獲量】
圏域別漁獲量は北海道に次ぐ規模。漁獲量は近年横ばい。
圏域別漁獲量および経年変化
100t/年
18000
海面養殖収穫量
海面漁業漁獲量
16000
14000
各圏域とも、左から平成15年・平
成16年・平成17年・平成18年
12000
10000
8000
6000
4000
2000
0
北海道
中国圏
北海道東北圏
東北圏首都圏
首都圏北陸圏
北陸圏中部圏
中部圏近畿圏
近畿圏
中国圏四国圏
四国圏九州圏
九州圏沖縄県
沖縄県
資料:漁業・養殖業生産統計年報(農林水産省)
103
農林水産業の現状
11-28
【漁獲金額の経年変化】
圏域別の漁獲金額は九州圏・四国圏に次いで多い。
圏域別の漁獲金額の経年変化
25,000
23,934億円
6,220
20,000
19,058億円
九州圏
四国圏
中国圏
近畿圏
中部圏
北陸圏
首都圏
東北圏
北海道
漁獲額(億円)
4,475
3,598
15,000
1,700
3,035
1,864
10,000
1,342
1,732
671
1,083
5,000
1,709
1,575
450
903
3,740
2,765
3,117
2,647
平成10年
平成15年
0
資料:漁業センサス(農林水産省)
農林水産業の現状
11-29
【水産物の安定供給】
東北圏の漁獲量では、おきあみ類、さめ類、わかめ類が高いシェアで安定的。
シェア上位品の漁獲量経年変化
20
40
60
100
99.6
99.8
741
679
630
100.0
99.5
800
ア
95.3
94.3
(
(%)
100
1,000
99.4
棒
グ
ラ
フ
:
百
ト
ン
90
88.8
600
498
90.5
453
512
496
412
90.4
458
372
400
626
)
677
80
658
497
200
468
410
488
410
414
372
)
折
れ
線
グ
ラ
フ
:
%
70
0
平成9年 平成10年 平成11年 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年
全国
東北圏
シェア
さめ類
さめ類
漁
獲
量
(
600
90
81.9
500
77.0
69.8
400
300
80
349
296
270
246
217
77.2
70.4
68.7
285
252
243
213
72.7
67.7
75.9
302
60
159
170
170
201
179
205
286
233
40
平成9年
平成10年 平成11 年 平成12年 平成13年 平成14年 平成15 年 平成16年 平成17年 平成18年
全国
(
東北圏
シェア
わかめ類
わかめ類
1,200
74.3
71.8
71.5
1,000
701
68.3
66.9
66.1
771
707
667
570
600
538
77.4
75.6
67.2
620
593
70
637
583
60
400
200
465
473
551
455
376
362
426
469
473
東
北
圏
の
シ
50
451
ア
(
66.4
800
80
ェ
)
棒
グ
ラ
フ
:
百
ト
ン
50
折
れ
線
グ
ラ
フ
:
%
)
149
228
0
漁
獲
量
70
200
100
ア
(
74.8
東
北
圏
の
シ
ェ
棒
グ
ラ
フ
:
百
ト
ン
)
おきあみ類
さめ類
わかめ類(養)
あかいか
ほたてがい(養)
こい
わかさぎ
かじき類
いか類
こ い(養)
さんま
くろ・みなみ
かき類(殻付き)(養)
するめいか
しじみ
めばち
うに類
その他のます類(養)
貝類(養)
ひらめ・かれい類
かつお
ふな
さば類
かつお類
ます類(養)
さけ類
きはだ
さけ・ます類
べにずわいがに
にじます(養)
80
東
北
圏
の
シ
ェ
0
おきあみ類
(
東北圏漁獲量の全国シェア(H18)
おきあみ類
漁
獲
量
)
折
れ
線
グ
ラ
フ
:
%
0
資料:漁業・養殖業生産統計年報
40
平成9年
平成10年 平成11年 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年
全国
104
東北圏
シェア
都市と農村(中山間)の状況
12 都市と農村(中山間地)の状況
都市と農村(中山間)の状況
12-1
【圏域別人口集中地区(DID)の推移】
東北圏の市街化区域内人口密度は市街化区域の拡大と相まって減少
DID人口が依然増加傾向にあるのは、仙台市、福島市、郡山市、新潟市、上越市のみ
市街化区域内における人口密度
及び市街化区域面積の増減状況
(昭和50年と平成12年の比較)
市街化区域人口密度H12/S50
35.0%
30.0%
市街化区域面積H12/S50
0.20
25.7%
25.0%
22.2%
19.7%
16.1%
0.10
15.6%
15.0%
10.0%
0.30
39.3%
40.0%
20.0%
DID人口の増減状況
(昭和50年~平成17年)
11.7%
10.8%
8.2%
8.2%
9.0%
7.2%
6.4%
4.0%
5.0%
13.4%
13.2%
1.7%
10.0%
0.00
3.7%
0.0%
- 0.4 %
九州圏 ・
沖縄県
四国圏
中国圏
近畿圏
中部圏
北陸圏
首都圏
東北
北圏
圏
東
北海道
全国
-5.0%
-0.10
S55/S50
青森市
石巻市
いわき市
長岡市
S60/S55
八戸市
秋田市
郡山市
上越市
H2/S60
弘前市
山形市
福島市
H7/H2
H12/H7
盛岡市
酒田市
会津若松市
H17/H12
仙台市
鶴岡市
新潟市
※対象は人口10万人以上の都市。
昭和50年以降の対前回調査の比較による。
資料:都市計画年報(S50・H12)国土交通省都市・地域整備局
105
資料:各年とも国勢調査
都市と農村(中山間)の状況
12-2
【都市施設の郊外化】
秋田市の都市施設立地状況
全国的に多くの都市施設が郊外に立地
東北圏の大型小売店の約6割は郊外に立地
郊外立地
(図書館、大学)
現在位置
移転前
全国の都市施設の立地状況
100%
80%
56.8
60%
40%
20%
0%
71.4
郊外移転
(病院)
86.3
69.8
中心市街地
市役所
43.2
文化施設
28.6
13.7
病院
秋田大学病院
2
秋田県立脳血管研究センター
3
市立秋田総合病院
4
秋田赤十字病院・秋田県交通災害センター
5
秋田組合総合病院
6
医療法人明和会 中通総合病院
7
医療法人明和会 中通リハビリテーション病院
8
郊外
30.2
1
高校・大学
資料:中小企業白書2005年版(平成17年5月)
医療法人久盛会 秋田緑ヶ丘病院
9
医療法人惇慧会 外旭川病院
10
秋田市保健センター
11
学校法人秋田経済法科大学
12
秋田県立大学秋田キャンパス
13
秋田大学(医学部)
14
秋田公立美術工芸短期大学
15
日本赤十字秋田短期大学
16
秋田県民会館
17
アトリオン(音楽ホール・秋田市立千秋美術館)
18
秋田県立図書館・秋田県公文書館
19
秋田市立土崎図書館
20
秋田市立新屋図書館
21
秋田市立中央図書館明徳館
22
赤レンガ郷土館
23
佐竹資料館
郊外立地
(病院、大学)
東北圏の大型小売店立地状況
ターミナル
型, 1.0%
その他
14.5%
郊外移転
(大学)
商店街型,
11.1%
郊外移転
(病院)
郊外
住宅街型
20.7%
郊外幹線
道路沿型
43.8%
※調査対象:1,000㎡を超える
大規模小売店舗
※「その他」には「不詳」を含む
郊外移転
(図書館)
駅前・駅近
辺型, 5.9%
郊外立地
(図書館、大学)
大規模小売店
舗の約65%が
郊外立地
主な高次都市機能(昭和56年以降新たな整
備又は増設したものを抽出)
(秋田市総合都市計画より)
資料:全国大型小売店総覧2007(平成18年7月)
資料:秋田市総合都市計画
都市と農村(中山間)の状況
12-3
【市街地の拡大】
大正元年
徒歩30分の歩いて暮らせる都市(半径1km)から
自動車で30分の都市(半径5km)へ
・旧市町村が点在
・歩いて生活出来る規模
平成11年
昭和38年
・昭和の大合併後
・市街地が拡大
・自転車で移動できる規模
・鉄道、広域道路網等の整備進展
・市街地のさらなる拡大
・自動車で移動する規模
凡例
資料:国土地理院の地形図を基に概ねまとまった土地利用を着色して作成
106
【低密度な市街地の進展】
都市と農村(中山間)の状況
12-4
市街地が1.3倍に拡大
将来的な人口減少により、低密度な市街地が進展
青森市の市街地面積と人口
(ha)
350,000
市街化区域面積
■市街化区域面積
これまでの推移
これまでの推移
5,500
H17.4浪岡町と合併
H17.4浪岡町と合併
5,000
H17.3南郷村と合併
H17.3南郷村と合併
245,617
320,000
316,230
4,500
244,700 244,489
239,746
6,000
232,848
5,500
1.3
倍に拡大
1.3倍
に拡大
287,594
294,045
240,000
旧南郷町
309,058
約13%
少
約
3%減
減少
約7%
減少
約7%
減少
4,000
H15将来推計人口:247,442人
H15将来推計人口247,442人
予想を上回る人口減少
予想を上回る人口減少
311,508
299,934
旧浪岡町
248,691 247,983 249,358 248,608
6,500
294,167
301,602 300,321
297,859
290,896
287,808
290,000
238,179
241,057
220,000
238,428 238,038
242,654
233,490
1.3倍
に拡大
1.3
倍に拡大
296,267
289,708
213,574
226,826
4,500
218,105
281,275
260,000
S55
これまでの推移
これまでの推移
旧八戸市
3,500
S60
H2
H7
H12
H17
H22
H27
H32
H37
223,848
241,920
241,430
5,000
旧青森市
S46
(人)
260,000
将来予測
将来予測
320,763
314,917
308,782
309,768
これまでの推移
これまでの推移
市街化区域面積
■市街化区域面積
H15将来推計人口:321,640人
H15将来推計人口321,640人
予想を上回る人口減少
予想を上回る人口減少
318,732
316,047
7,000
将来予測
将来予測
322,382
八戸市の市街地面積と人口
(ha)
(人)
6,000
将来予測
将来予測
208,145
200,000
4,000
H42
S46
S55
S60
H2
H7
H12
H17
H22
H27
H32
H37
H42
資料:日本の市区町村別将来人口推計(平成15年12月推計)国立社会保障・人口問題研究所
青森県の都市計画(資料編)平成18年3月31日現在
都市と農村(中山間)の状況
12-5
【地図で見る青森の変遷】
青森の変遷(大正元年→平成8年)
107
都市と農村(中山間)の状況
12-6
【中山間集落の現状】
存在困難な集落は日本海側を中心に存在。
集落消滅の危機感を持つ自治体
存続が困難と見込まれる
集落の地形の内訳
存続困難と見込まれる集落の地域(単位:集落)
平地地域; 30; 1%
中間地域; 235;
11%
山間集落; 1,838;
88%
資料:「新しい国のかたち“二層の広域圏”を支える総合的な交通体系報告書(H17)」より
【過疎地等における集落数】
都市と農村(中山間)の状況
12-7
東北圏では平地の集落が多い。
地域区分別の集落数
全体
1 北海道
2 東北圏
3 首都圏
4 北陸圏
5 中部圏
6 近畿圏
7 中国圏
8 四国圏
9 九州圏
10 沖縄県
合計
地域区分別集落数
平地
都市的地域
1,727
515
山間地
658
中間地
1,013
(16.5%)
(25.3%)
(43.2%)
3,186
3,275
4,936
(25.0%)
(25.7%)
(38.8%)
不明
85
計
3,998
(12.9%)
(2.1%)
(100.0%)
1,323
7
12,727
(10.4%)
(0.1%)
(100.0%)
956
782
711
62
0
2,511
(38.1%)
(31.1%)
(28.3%)
(2.5%)
(0.0%)
(100.0%)
617
381
591
80
4
1,673
(36.9%)
(22.8%)
(35.3%)
(4.8%)
(0.2%)
(100.0%)
2,250
1,017
474
85
77
3,903
(57.6%)
(26.1%)
(12.1%)
(2.2%)
(2.0%)
(100.0%)
1,379
803
432
134
1
2,749
(50.2%)
(29.2%)
(15.7%)
(4.9%)
(0.0%)
(100.0%)
4,714
4,110
2,531
1,139
57
12,551
(37.6%)
(32.7%)
(20.2%)
(9.1%)
(0.5%)
(100.0%)
2,619
1,851
1,634
490
1
6,595
(39.7%)
(28.1%)
(24.8%)
(7.4%)
(0.0%)
(100.0%)
3,767
4,654
5,623
1,110
123
15,277
(24.7%)
(30.5%)
(36.8%)
(7.3%)
(0.8%)
(100.0%)
35
55
199
0
0
289
(12.1%)
(19.0%)
(68.9%)
(0.0%)
(0.0%)
(100.0%)
20,181
17,941
18,858
4,938
355
62,273
(32.4%)
(28.8%)
(30.3%)
(7.9%)
(0.6%)
(100.0%)
:各圏域において該当集落数の割合が最も大きい地域区分
:各圏域において該当集落数の割合が2番目に大きい地域区分
(注)
山間地:山間農業地域。林野率が80%以上の集落。
中間地:中間農業地域。山間地と平地の中間にある集落。
平地:平地農業地域。林野率が50%未満でかつ耕地率20%以上の集落。
都市:都市的地域。DID面積のある集落。
108
資料:過疎地域等における集落の状況に関
するアンケート調査結果(中間報告)
平成19年1月 国土交通省国土計画局
都市と農村(中山間)の状況
12-8
【消滅の可能性のある集落の現状】
東北圏において、今後消滅の可能性のある集落数は、中国・四国に次いで多い。
今後の消滅の可能性別集落
今後の消滅の可能性別集落数
10年以内
いずれ消滅
存続
不明
に消滅
23
187
3,365
423
全体
北海道
(0.6%)
東北圏
首都圏
北陸圏
中部圏
近畿圏
中国圏
四国圏
九州圏
沖縄県
全国
計
3,998
(4.7%)
(84.2%)
(10.6%)
(100.0%)
65
340
11,218
1,104
12,727
(0.5%)
(2.7%)
(88.1%)
(8.7%)
(100.0%)
13
123
1,938
437
2,511
(0.5%)
(4.9%)
(77.2%)
(17.4%)
(100.0%)
21
52
997
603
1,673
(1.3%)
(3.1%)
(59.6%)
(36.0%)
(100.0%)
59
213
2,715
916
3,903
(1.5%)
(5.5%)
(69.6%)
(23.5%)
(100.0%)
26
155
2,355
213
2,749
(0.9%)
(5.6%)
(85.7%)
(7.7%)
(100.0%)
73
425
10,548
1,505
12,551
(0.6%)
(3.4%)
(84.0%)
(12.0%)
(100.0%)
90
404
5,447
654
6,595
(1.4%)
(6.1%)
(82.6%)
(9.9%)
(100.0%)
53
319
13,634
1,271
15,277
(0.3%)
(2.1%)
(89.2%)
(8.3%)
(100.0%)
0
2
167
120
289
(0.0%)
(0.7%)
(57.8%)
(41.5%)
(100.0%)
423
2,220
52,384
7,246
62,273
(0.7%)
(3.6%)
(84.1%)
(11.6%)
(100.0%)
:各消滅の可能性において該当集落数・割合が最も大きい圏域
:各消滅の可能性において該当集落数・割合が2番目に大きい圏域
資料:過疎地域等における集落の状況に関
するアンケート調査結果(中間報告)
平成19年1月 国土交通省国土計画局
都市と農村(中山間)の状況
12-9
【今後の集落再編意識アンケート】
東北圏において、予定または検討している再編成の内容で、
最も多いのは行政的再編。
今後10年間において
集落の再編成の見通しがある市町村の割合
予定または検討している再編成の具体的内容
東北圏
東北圏
資料:過疎地域等における集落の状況に関
するアンケート調査結果(中間報告)
平成19年1月 国土交通省国土計画局
109
都市と農村(中山間)の状況
12-10
【都市と農村の交流】
東北圏提供の滞在型プログラム数は多い。
県別の滞在型プログラム数
ブロック別の滞在型プログラム数
0
50
100
150
200
250
300
350
400
172
北海道
東北圏
387
北陸圏
15
岩手県
16
40
60
80
100
22
106
87
福島県
120
92
新潟県
中国圏
189
田舎暮らしに対する意向(全国調査)
72
四国圏
九州圏
沖縄県
120
49
山形県
180
近畿圏
青森県
秋田県
80
中部圏
20
宮城県
123
首都圏
0
450
196
無回答, 0.4%
5
その他, 9.7%
滞在型プログラム:田舎暮らしを体験してみたいという「短期型」、
都会に拠点をおきつつ田舎暮らしを楽しむ「長期型」とに分類され
る、各市町村から提供されているプログラム。
平日も休日も都
会で, 12.8%
平日も休日も田
舎で, 31.7%
平日は都会で休
日は田舎で, 33.5%
平日は田舎で休
日は都会で, 11.9%
資料:交流居住のすすめ(全国田舎暮らしガイド)HP
http://kouryu-kyoju.net/index.php
資料:「過疎地域におけるマルチハビテーションに
関する調査」H13,総務省
【ユニークな取り組み事例】
都市と農村(中山間)の状況
12-11
事例・・・新潟県奥阿賀地域における観光と体験型学習交流圏づくり
◆概要
• 新潟県奥阿賀地域の行政、特定非
営利活動法人、地域住民が一体と
なって取り組む、地域の魅力・感動を
創造する新しい交流圏づくり
◆取り組みの特徴
• 阿賀川を活用してのカヌー、ラフティ
ングのスポーツ体験などと同時に川
の環境学習を実施し、環境保全への
取り組みにつながる取り組みを実施
• NPOが行う体験教育旅行受け入れ
のコーディネートは、窓口の一本化は、
旅行会社や学校から見て大変便利な
システムと高い評価を得ている
110
資料:一地域一観光への道しるべ(観光魅力づくり研究会)
都市と農村との連携、交流状況、地域資源の状況
12-12
【ユニークな取り組み事例】
事例・・・青森県黒石市の取組 ~「こみせ」を核とした街づくり~
◆概要
• こみせは、冬の吹雪や夏の日照りなど厳
しい気象条件から歩行者を守る雪国独特
の家並み
• 地域住民がこみせの歴史的文化遺産とし
ての価値や認識を深めながら、主体的に
こみせを核とした様々なまちづくり活動を
展開している。
◆多くの主体による様々な活動
• TMO・・・地元物産の販売、津軽三味線
の生演奏、各種イベントの実施
• 黒石こみせ保存会・・・こみせ通りの保存・
修復、まちおこしのためのワークショップ
の開催
• ボランィア・・・こみせを含めた黒石市の歴
史・文化・見所の紹介など
資料:東北地方整備局
都市と農村との連携、交流状況、地域資源の状況
12-13
【ユニークな取り組み事例】
事例・・・岩手県遠野市 ~民話を核とした観光地づくり、活発なグリーンツーリズム活動~
◆概要
• 「西の安心院(大分)、東の遠野」といわれるほど
グリーンツーリズム活動が活発。
• 農家グループによる炭焼きや郷土芸能のしし踊り
体験、ふるさと村での体験メニューや馬山地の伝
統をくむ乗馬・厩務員体験、リンゴ収穫体験などを
実施。
• 道の駅「遠野風の丘」では、グリーンツーリズム情
報を提供している。
• 「どぶろく」特区としても有名
◆多くの主体による様々な活動
• 遠野の代表的な観光施設である「遠野ふるさと村」
では、「まぶりっと衆(守る人)」といわれる地域の
民族伝承者の協力を得て、訪れた人が、わら細工、
昔遊び、草もちづくり、炭焼き体験などといった昔
の生活を体験することができ、地域文化の継承と
観光資源としての活用も図っている。
111
資料:東北地方整備局
都市と農村との連携、交流状況、地域資源の状況
12-14
【ユニークな取り組み事例】
事例・・・宮城県気仙沼市
~「海は森の恋人」流域全体での森林管理、
日本初の「スローフード都市宣言」~
◆概要
• この活動は<「海・川・山」の生態系>が
密接に関係していることをアピールする
ために始められた。
• 室根山「牡蠣の森」、矢越山「ひこばえの
森」に保水力の高いケヤキやブナなどの
広葉樹計約1万本が植えられた。
◆多くの主体による様々な活動
• 「森は海の恋人」をテーマに宮城県唐桑
町のカキ、ホタテの養殖漁民などで組織
している「牡蠣の森を慕う会」が、平成元
年から毎年室根山に植樹を行っている。
• 太平洋に注ぐ大川の源流域である一関
市室根町と牡蠣養殖などで有名な気仙
沼市唐桑町とが協力し合い実現した。
「海は森の恋人」植林作業
資料:東北地方整備局
都市と農村との連携、交流状況、地域資源の状況
12-15
【ユニークな取り組み事例】
事例・・・山形県長井市~資源循環型社会の構築~
収集委託業者が回収
一般家庭
事業所
有機資源廃棄物
分別
バケツ・コンテナ
水切り
ゴミ収集所の
コンテナ
事業所で搬入
畜産農家
畜糞・糞尿
堆肥センター
カントリーエレベーター
籾殻
生産堆肥
稲作農家
籾殻
レインボープラン推進協議会
認証制度委員会
山形おきたま農協
委託販売
消 費 者
野菜等
農 家
112
◆概要
• 「土はいのちのみなもと」を合言葉に、ま
ちがむらの土の健康を守り(生ゴミの堆
肥化)、むらがまちの台所の健康を守り
返す(生産者の顔の見える農産物をま
ちの台所に)地域資源循環運動。
◆多くの主体による様々な活動
• 女性団体、農家、消費者団体、地域の
経済団体、医療機関、更には行政も巻
き込んだ運動に成長した。
• 土や食、環境を市民自らが守り実践す
るレインボープランに学ぶアジア各国の
自治体の首長、農民リーダーたちとの
相互交流へと運動は広がっている。
• JVCやJICA、国際協力銀行等との連
携により、タイ農村部での普及など具体
的実践につながっている。
資料:東北地方整備局
都市と農村との連携、交流状況、地域資源の状況
12-16
【園芸療法への取り組み事例】
岩手県花巻市 東和町地区のユニークな取り組み
花巻市東和地区は、農業が基幹産業の地区。これまでの豊
富な経験を生かした新たな試みとして「園芸療法」に取り組
んでいる。
現在、町内の老人保健施設や特別養護老人ホームを中心
に実施されており、緑や土と触れ合うことで心を癒し、他の
参加者やボランティアの方々との会話が良い刺激になって
いる。
また、日本での園芸療法開拓者のひとりグロッセ世津子が、
東和地区においてモデルガーデンを作り、実践研究をおこ
なっている。
園芸療法の状況
グロッセ世津子のモデ
ルガーデン
資料:いわて自然健康院「東和町園芸療法」HP
http://www.pref.iwate.jp/~hp020102/engei/index.html
グロッセ世津子HP
http://www.grosse.co.jp/index.html
【都市景観(無電柱化率)】
都市と農村(中山間)の状況
12-17
東北圏の無電柱化率は全国平均を下回っている。
都道府県別 市街地の幹線道路における無電柱化率※1(平成18年度)
都道府県別
市街地幹線道路の無電柱化率(平成18年度)
35.0%
30.0%
無 25.0%
電
柱 20.0%
化
15.0%
率
第15位
11.1%
第16位
10.8%
第16位
10.8%
第25位
9.3%
第29位
8.3%
第32位
7.2%
第36
6.1
全国平均
11.8%
10.0%
5.0%
奈良県
愛媛県
三重県
滋賀県
兵庫県
北海 道
高知県
愛知県
徳島県
埼玉県
香川県
福島県
千葉県
大阪府
富山県
宮城県
静岡県
長野県
岩手県
大分県
群馬県
石川県
山形県
長崎県
福井県
京都府
佐賀県
山梨県
栃木県
広島県
新潟県
秋田県
青森県
神奈川県
福岡県
岡山県
沖縄県
和歌山県
岐阜県
茨城県
島根県
熊本県
宮崎県
鹿児島県
山口県
鳥取県
東京都
0.0%
※1 市街地※2の幹線道路の無電柱化率:市街地の幹線道路全延
長に対する無電柱化された幹線道路延長の割合
※2 市街地:都市計画法における市街化区域をいう
資料:国土交通省道路局 平成18年度達成度報告書
113
【離島のアクセス性】
都市と農村(中山間)の状況
12-18
東北圏の離島では、佐渡島をはじめフェリー等で本土と結ばれている。
資料:離島統計年報2005
都市と農村(中山間)の状況
12-19
【離島の概況】
東北圏の離島数は12、面積892km2、人口約7万9千人が居住する。
人口(人)
面積(km2)
面積(km2)
離島数
東北圏, 12
沖縄, 41
北海道,
15,634
北海道, 417
北海道, 6
首都圏, 13
北陸圏, 1
中部圏, 10
首都圏,
27,640
首都圏, 361
沖縄,
128,694
東北圏, 892
近畿圏, 6
中部圏,
10,533
中国圏,
53,366
中部圏, 18
中国圏, 54
北陸圏, 164
東北圏,
79,113
北陸圏, 1
沖縄, 1,016
近畿圏, 55
中国圏, 523
九州圏,
380,786
九州圏, 114
九州圏, 4,123
四国圏,
29,467
四国圏, 165
四国圏, 58
資料:離島統計年報2005
114
近畿圏,
10,748
財団法人日本離島センター
環境・リサイクル
13 環境・リサイクル
環境・リサイクル
13-1
【エコロジカルネットワーク】
エコロジカルネットワークは全国一の延長。
エコロジカル・ネットワークのモデル地域の形成
○生物多様性の保全(緑の回廊)
東北圏の「緑の回廊」は全国一の延長を誇る。
資料:東北森林管理局
115
【名水百選の選定状況(環境省選定)】
環境・リサイクル
13-2
全国の約14%を占める。
圏域別の名水百選の選定箇所数
14
15
14
10
11
10
11
3
下閉伊郡岩泉町
龍泉洞地底湖の水
仙北郡美郷町
六郷湧水群
0
北
海
道
八幡平市
金沢清水
弘前市
富田の清水
8
10
5
南津軽郡平賀町
渾神の清水
19
20
東
北
圏
首
都
圏
北
陸
圏
中
部
圏
近
畿
圏
中
国
圏
湯沢市
力水
四
九
沖
国
州
縄
圏
圏
県
・
西村山郡西川町
月山山麓湧水群
東北地方の選定箇所の割合
栗原市
桂葉清水
東根市
小見川
仙台市
広瀬川
東北圏
14%
栃尾市
杜々の森湧水
耶麻郡北塩原村
小野川湧水
中魚沼郡津南町
龍ヶ窪の水
東北圏
以外
86%
耶麻郡磐梯町
磐梯西山麓湧水群
資料:環境省
環境・リサイクル
13-3
【海岸浸食・堆積の状況】
全国と比べ、東北圏の海岸浸食・堆積面積が多い。
東北圏における海岸侵食・堆積の状況
(S52→H4)
全国における海岸侵食・堆積の状況
(S52→H4)
S52→H4での浸食、堆積面積【東北圏】
S52→H4での浸食、堆積面積【全国】
900
250
浸食
200
221
堆積
800
182
堆積
79
52
50
65
43
65
73
(ha)
121
94
596
600
150
(ha)
浸食
700
153
100
773
500
435
436
408
360
400
300
43
164
200
61
100
8 9
0
11294
138
63
中部圏
近畿圏
79
180
130
234
0
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
新潟県
東北圏
首都圏
北陸圏
中国圏
四国圏
九州圏
資料:「広域地方計画の策定に向けた海洋・沿岸域に関する利用
状況・課題調査」報告書(案) (国土交通省国土計画局)
116
環境・リサイクル
13-4
【建設廃棄物の排出状況】
平成17年度の建設廃棄物の排出量は減少。再資源化の割合は上昇傾向。
排出量の多いアスファルト・コンクリート塊とコンクリート塊は、高い再資源化。
建設廃棄物の場外排出量の推移(品目別)
建設廃棄物の場外排出量構成比(H17、品目別、処理・処分別)
※( )内は実数 単位:万トン
1,200.0
全体(987.2)
(1,039.4)
(946.0)
その他(金属くず、廃プ
その他
ラスチック類など)
(金属くず、廃プラスチック類など)
建設混合廃棄物
(万トン)
1,000.0
74%
5%
22%
(29.2)
800.0
建設汚泥
416.1
600.0
412.7
428.9
建設発生木材
400.0
200.0
487.5
397.5
アスファルト・コンク
リート塊
364.0
H12
H14
78%
(26.3)
(66.5)
6%
(130.9)
13%
4%
(40.1)
80%
69%
19%
11%
(64.4)
12%
(62.4)
H17
3%
(31.4)
(50.7)
5%
57%
建設発生木材
建設廃棄物の場外排出量の推移(処理・処分別構成比)
90%
11%
建設汚泥
0.0
100%
11%
建設混合廃棄物
コンクリート塊
31%
2%
4%
(34.4)
コンクリート塊
98%
0% (428.9)
アスファルト・コンクリート塊
98%
0% (364.0)
70%
60%
50%
40%
30%
91%
(941.6)
83%
(816.2)
91%
(960.9)
最終処分量
縮減量
再資源化量
2%
0%
20%
10%
20%
10%
30%
40%
再資源化量
50%
縮減量
60%
70%
80%
90%
100%
最終処分量
0%
H12
H14
H17
※( )内は実数
単位:万トン
資料:建設副産物実態調査
環境・リサイクル
13-5
【建設廃棄物の排出状況】
建設廃棄物の排出状況
◆建設廃棄物の排出状況(場外排出量:万トン)
場外排出量(万トン)
再資源化量
H12
391.5
0.0
6.0
コンクリート塊
412.7
390.6
0.0
22.1
建設発生木材
66.6
18.0
36.1
12.5
建設汚泥
48.0
11.2
3.9
32.9
建設混合廃棄物
45.5
0.6
0.1
44.8
その他(金属くず、廃プラスチック類など)
16.9
4.3
0.0
12.6
987.2
816.2
40.1
130.9
アスファルト・コンクリート塊
487.5
482.8
0.0
4.7
コンクリート塊
416.1
402.5
0.0
13.6
建設発生木材
57.9
27.8
21.3
8.8
建設汚泥
40.2
18.7
6.5
15.0
19.5
建設混合廃棄物
24.1
1.3
3.3
その他(金属くず、廃プラスチック類など)
13.7
8.6
0.3
4.9
1,039.4
941.6
31.4
66.5
アスファルト・コンクリート塊
364.0
356.7
0.0
7.3
コンクリート塊
428.9
420.8
0.0
8.1
建設発生木材
62.4
35.8
19.4
7.3
建設汚泥
64.4
44.7
12.3
7.3
建設混合廃棄物
26.3
2.9
2.8
20.6
建設廃棄物全体
H17
最終処分量
397.5
建設廃棄物全体
H14
縮減量
アスファルト・コンクリート塊
その他(金属くず、廃プラスチック類など)
建設廃棄物全体
29.2
21.5
1.4
6.3
946.0
860.9
34.4
50.7
資料:建設副産物実態調査
117
【産業廃棄物の搬入搬出状況(1)】
環境・リサイクル
13-6
首都圏の産業廃棄物は、隣接する東北圏にも流入。
産業廃棄物の広域移動状況(H16)
※総量(最終処分目的+中間処理目的)
900
786
800
658
(千t/年)
700
597
600
500
400
300
162
200
100
80
60
18
6 23
6 7
3 0
近畿
中国
四国
1
0
北海道
関東
中部
東北圏からの搬出
九州・沖縄
東北圏への搬入
資料:「廃棄物の広域移動対検討調査及び廃棄物等
循環的利用実態報告書」(H18.3,環境省)
【産業廃棄物の搬入搬出状況(2)】
環境・リサイクル
13-7
首都圏の産業廃棄物は、隣接する東北圏にも流入。
産業廃棄物の広域移動状況(H16)
※総量(最終処分目的+中間処理目的)
東北圏への搬入先圏域
九州・沖縄
中国 四国
近畿 0% 0%
0%
2%
中部
44%
北海道
1%
関東
53%
東北圏からの搬出先圏域
九州・沖縄
18%
四国
0%
中国
1%
近畿
1%
中部
7%
118
北海道
9%
関東
64%
資料:「廃棄物の広域移動対検討調査及び廃棄物等
循環的利用実態報告書」(H18.3,環境省)
【温暖化による影響(1)】
環境・リサイクル
13-8
温暖化した場合に稲の移植日程を現在のまま続けると、
東北地方南部から南の地域で減収、北の地域では増収の予測。
資料:環境省資料
【温暖化による影響(2)】
環境・リサイクル
13-9
リンゴが着色する時期に高温が続くと、着色の進行が遅れてしまう。
資料:環境省資料
119
【温暖化による影響(3)】
環境・リサイクル
13-10
温暖化が進むと、リンゴの栽培に適した気温(年平均7~13℃)の地域分布が変化。
資料:環境省資料
120
その他事例等
14 その他
その他(世界の情勢)
14-1
【グローバル化の進展と東アジアの経済成長】
東アジア規模での生産ネットワークの構築や経済連携の動きが活発化。
世界各国の貿易額の推移
年平均の経済成長率
資料:二層の広域圏に資する総合的な交通体系に関する検討委員会最終報告
国土形成計画、全国計画
121
その他(世界の情勢)
14-2
【世界人口の急増】
世界の人口は、現在の65億人から2050年には1.4倍の91億人に増加する見通し。
世界人口の見通し
資料:UN「World Population Prospects: The 2004 Revision and World Urbanization Prospects: The 2003 Revision」
FAO「World agriculture:towards2030/2050」
【エネルギー資源の不足】
その他(世界の情勢)
14-3
エネルギー資源は有限であり、可採年数は石油で約41年。
エネルギー需要は発展途上国人口の急増と経済成長によって大幅な増加が予想。
世界のエネルギー消費の
推移と見通し(資源別)
世界のエネルギー資源
確認可採埋蔵量
出典:石油、石炭、天然ガス、BP統計2006、ウラン:OECD/NEA -IAEA URANIUM2005
注( )内は構成比% 数値の合計は四捨五入の関係で100にならない場合がある。
出典:OECD/IEA「WORLD ENERGY OUTLOOK2006」
122
資料:原子力2007(経済産業省 資源エネルギー庁)
【食糧資源の不足】
その他(世界の情勢)
14-4
世界の穀物の需要量は人口増加、所得水準の向上に伴い増加。
期末在庫率は、食糧危機と言われた1970年代はじめの水準まで低下。
資料:USDA「Grain:World Markets and Trade(August2006)」、「PS&D」
【地球温暖化】
その他(世界の情勢)
14-5
地球温暖化は、水野不足、生態系の劣化、食料の生産性の低下など、
今後さらに大きな影響が予想。
1980-1999年に対する世界年平均気温の変化(℃)
123
資料:IPCC第4次評価報告書第1作業部会報告書
IPCC第4次評価報告書第2作業部会報告書
【フランス プロバンス地方】
その他(欧州都市の事例)
14-6
●プロバンス地方には、多彩な表情を有する都市が点在しており、マルセイユやニースのような活気あふれる都
圏域別の都市間距離
市や丘の上に立つ中世の町も存在する。アルプス山脈の南部では、美しい自然が広がる。国際的に名高い
コートダジュールは、バカンスなどで訪れる観光客も多い。
●地中海に面する地域では、一年を通じて温暖であり、ニースやカンヌなどは別荘地としても知られる。
●地域県の首府はマルセイユにおかれており、石油化学工業や鉄鋼業などが盛ん。近年では、エレクトロニクス
関連産業、原子力研究、バイオ研究なにも力を入れている。農業は、生産の上でも輸出の上でもフランスの中
でトップクラス。
●プロバンス地方に魅了された芸術家は多く、マティス、ルノワール、ピカソ、シャガール、セザンヌ、ゴッホがあ
げられる。カンヌ国際映画祭の開催など、映画の都としても有名である。
●プロバンス地方には、高速鉄道のTGV地中海線の開通により、パリ・マルセイユ間が3時間で結ばれている。
●プロバンス地方は、プロヴァンス・アルプ・コートダジュール地域圏に含まれる。プロヴァンス・アルプ・コートダ
ジュール地域圏は、5つの県からなる人口約450万人、面積約3万1千平方キロの圏域である。
資料:フランス観光協会ホームページ
日経ナショナルジオグラフィック「プロバンスとコートダジュール」をもとに作成
【フランス プロバンス地方】
その他(欧州都市の事例)
14-7
【自然との共生、地域文化の再生の取り組み】
圏域別の都市間距離
●近年では、都市を離れて田舎に住もうとする人が徐々に増えてきている。人が住まなくなった村や小さな町は、
休暇や週末用の別送や作家の工房、一般の人々の住宅になっていった。荒廃した家々を昔以上に美しく改
修・保存し、活力がよみがえってきた。画家や作家などのアーティストが集い、展示会が開催され、観光客で
賑わうなど、再生された村も多い。フランスの「田園革命」と称されている。
●人口1万人以下の市町村において、田園地帯の保全を目的とした地域精度を創設し、土地利用や建物の建
設に一定の制限が課せられている。海岸部については、沿岸の生態系等の環境保全や自然景観の保全のた
め、土地の国有化を推進する海岸湖岸保全境界が儲けられている。市街化された地域以外では、海岸の高
潮線から100mの沿岸域では建築が禁止されている。
●山岳部に関しても、通称山岳法によって土地利用の規制が定められている。
●歴史的な町は、保存地区として指定され、広場の回りの建物などを中心に修復作業などが行われ、昔ながら
の立派な景観を保っている。建築物の美観回復に関しては税制上の優遇措置を行い、都市景観の向上を
図っている。
●国は、バランスある国土整備を行う上で、地方を需要の拡大が見込まれる観光により地方おこし、活性化を
図った。観光整備を行う上で、省庁間の枠を超越して観光整備に関わる機関を、観光省が有している。
●環境重視の思想の高まりを背景に、エコミュージアム、地域試算を現地で住民の主体的な活動を基盤として
プレゼンテーションする新しいタイプの野外博物館活動である。文化観光の視点を入れて地域を再評価し、新
しいストーリーを構築し、工夫する視点は、地域の再活性化に道を開く施策である。
資料:ヨーロッパの集落デザイン(井上裕・浩子)
フランスの住まいと集落(建築探訪)
都市保全計画(西村幸夫)
124
【イタリア トスカーナ州】
その他(欧州都市の事例)
14-8
●トスカーナ州は、イタリア中央部、起伏に富んだ丘や山々、美しい海岸線を有する。
圏域別の都市間距離
●芸術と長い歴史に彩られた美しいまちなみが至る所に残る。世界的に有名な古都も多く存在。
●フィレンツェ、ピサ、シエナ、ジミニャーノと数々の世界遺産を有している。
●長い歴史と豊かな自然に培われた、特徴ある都市には、訪れる観光客も多い。
●農業が盛んであり、ワインは世界的にも有名。州を東西に横切るアルノ川の南側では、特産のワインやオリー
ブオイルを生産する畑が田園風景を創り出す。
●フィレンツェは、ルネッサンス(学問、芸術、文化の一大革新活動)発祥の地でもある。
●トスカーナ州は、面積2万3千平方キロ、人口約360万人、州都フィレンツェ、10県の行政区からなる。
資料:イタリア観光協会ホームページ ダイヤモンド社「地球の歩き方」をもとに作成
【イタリア トスカーナ州】
その他(欧州都市の事例)
14-9
圏域別の都市間距離
【自然との共生、地域文化の再生の取り組み】
●1970年代以降、資本の手による都市の改造を押さえ、歴史的に創られた生活環境とそれに結びつく社会組
織を保護することが主張されるようになった。住民の生活・生産・交流等が織りなされて、社会的に公正されて
いる生きた組織こそが、町の文化を支えるという認識が広がった。
●また、社会経済的に見て、新しい住宅を郊外に建設するよりも、歴史地区の建築遺産を再構成する方が得策
であると考えられ、歴史地区の評価・再生、再活用が政策として打ち出されている。歴史地区については、取り
組むための専門担当課を設置している自治体も多い。保存を進めるNGO等の組織もある。
●保存施策の一環として、修理工事費用の控除や税の減免、相続税や富裕税、歴史的建造物取得時の不動産
登録税等も減免対象である。
●田園の中に点在する農村集落についても、同様の考え方により立派な民家を空き家として放置せずに、バラ
ンスを回復しようとしている。
●景観的・環境的に重要な地域に関しては、風景計画などの策定を求めている。風景計画は州ごとに策定され
るものであり、トスカーナ州でも風景計画・保護地域の指定がなされている。
125
資料:都市保全計画(西村幸夫)
イタリア都市再生の理論(陣内秀信)
その他(土地利用調整の事例)
14-10
【土地利用調整計画】
総合的な視点による適正な土地利用の実現を目指す。
実現手法として、開発事業等の規制誘導手法や地区まちづくり手法などを定めている。
土地利用誘導に関する近年の条例(主たるもの)
自治体名
条例名
制定年
対象地域
規制誘導手法
兵庫県
緑豊かな地域環境の形成に関する条例
1994 都市計画区域外
神奈川県
神奈川県土地利用調整条例
市街化調整区域
1996 非線引き白地地域 助言、指導および勧告
都市計画区域外
高知県
高知県土地基本条例
2001 全域
助言、指導および勧告
潤いのあるまちづくり条例
1990 全域
助言、指導および勧告
神奈川県 真鶴町
真鶴町まちづくり条例
1994 全域
助言、指導および勧告
神奈川県 鎌倉市
鎌倉市まちづくり条例
大分県
兵庫県
長野県
北海道
熊本県
宮城県
湯布院町
神戸市
人と自然との共生ゾーンの指定等に関する条例
安曇野市
穂高地域(旧穂高町)まちづくり条例
(旧穂高町)
松川村
松川村むらづくり条例
札幌市
緑の保全と創出に関する条例
氷川町
氷川町を守り磨き上げるまちづくり条例
(旧宮原町)
仙台市
杜の都の風土を守る土地利用調整条例
事例
許可、助言勧告制
○
1995 全域
助言、指導および勧告
1996 市街化調整区域
助言、指導および勧告
○
1999 全域
助言、指導および勧告
●
●
2001 全域
助言、指導および勧告
2001 全域
許可
2002 全域
助言、指導および勧告
●
2004 市街化調整区域
助言、指導および勧告
○
注:○は、第2回持続可能小委員会での紹介事例、●は今回小委員会で紹介事例
資料:「都市・農村の新しい土地利用戦略」
(NPO法人都市計画家協会:2003.5)をもとに一部追加作成
その他(土地利用調整の事例)
14-11
【神奈川県土地利用調整条例】
(神奈川県 平成8年3月29日公布)
土地利用調整手続きの流れ
市町村長
市町村長
知
知 事
事
事業者
事業者
条例の構成
地域住民等
地域住民等
構成
事 前 相 談
主な内容
第1章 総則
z 開発行為等の計画について、協議等の手続き
を定め総合的な調整を行うことにより、県土の
計画的な利用を図り、もって県土の均衡ある発
展と県民の福祉の増進に資することを目的
第2章 開発の調整
に関する手
続き等
z開発行為等を実施しようとする事業者は、開発
計画書を作成し、協議等の手続きの実施を通し
て開発事業計画を公表し、地域住民意見や市
町村長、知事意見に配慮した計画を検討
第3章 雑則
z条例の手続きを行わずに開発行為を行った場
合等は工事を停止命令、氏名等を公表
第4章 罰則
z6ヶ月以下の懲役又は50万円以下の罰金等
開発計画書
写し送付
①提出
計画の周知
意見の聴取
③指導助言
②周知
意見
③報告
意見の照会
事業着手
意見の回答
条例の対象となる開発行為等
審 査
開発行為
等着手届
④
審査結果
通知書
写し送付
環境影響評価手続き
事業完了
⑤交付
個別法令許認可手続き
z次の区域における1ha以上の開発行為。
zただしイにおける主として建築物を目的とする開発行為は当分の間
3000㎡以上
ア 市街化調整区域
イ 特定地域
非線引き白地地域
都市計画区域外の地域
⑥
開発行為
等完了届
資料:神奈川県ホームページ
(http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/mizusigen/tochiriyou/index.html)
126
その他(土地利用調整の事例)
14-12
【人と自然と共生ゾーンの指定等に関する条例】
(兵庫県神戸市 平成8年4月15日公布)
農村用途区域の区分
条例の構成
構成
里づくり協議会
主な内容
第1章 総則
z農村地域について、秩序ある土地利用の計画
的推進、農村らしい景観の保全及び形成、里づ
くり協議会による里づくり計画の作成及び里づく
り協定の締結等を行うことにより、農村環境の整
備を行い、もって自然と調和し、快適で魅力にあ
ふれた都市の実現を図ることを目的
第2章 人と自然の
共生ゾーン
z 人と自然の共生ゾーン整備基本計画の策定が
なされ、「人と自然との共生ゾーン」の区域を指
定
第3章 農村用途地
区及び農村
景観保全形
成地域
z 「人と自然の共生ゾーン」の区域指定の内、農
村用途区域は集落毎に住民参加で里づくり計
画をつくり、「開発」と「保全」の調整を図るため
に農業保全区域、集落居住区域に区分
第4章 里づくり協
議会
z 集落ごとに住民参加で里づくり計画を作るため
に、里づくり協議会を設置
第5章 表彰及び支
援施策
z里づくり協議会等の表彰、支援
第6章 人と自然の
共生ゾーン
審議会
z審議会を設置
第7章 雑則
z施行の細目の委任
資料:神戸市ホームページ
(http://www.city.kobe.jp/cityoffice/27/nousei/kyosei.html)
その他(土地利用調整の事例)
14-13
【杜の都の風土を守る土地利用調整条例】
(宮城県仙台市 平成16年3月19日公布)
開発事業の検討の流れと土地利用調整手続きの流れ
開発事業の検討の流れ
条例の構成と主な内容
構成
事 前 相 談
主な内容
開発事業の構想の立案
(概ね開発事業についてお
おまかに考えを組み立てな
がら,予定地の選定,事業目
的の絞り込みを行う時期)
開発事業構想
検討書の作成
(複数案の検討と絞込み)
開 始
土地利用に関
する情報提供
第1章 総則
z郊外部における開発事業の実施に対し、事業者
による適切な配慮を確保するための手続等を定
めることにより、郊外部の適正かつ合理的な土
地利用を図り、もって自然と市街地が調和する
杜の都の風土の継承に寄与することを目的
第2章 土地利用方
針
z 郊外部における開発事業のあり方についてまと
めたもの
z 仙台市基本計画等に即するもの
第3章 土地利用地
調整に関す
る手続き等
z 郊外部において開発事業を実施しようとする事
業者は、土地利用方針との整合性を確保した計
画を作成し、土地利用調整手続きの実施を通し
て開発事業計画を公表し、市民意見や市長意
見に配慮した計画を検討
第4章 仙台市土地
利用調整審
議会
z 仙台市土地利用調整審議会の設置
第5章 雑則
z協定違反に対する措置等
開発事業の計画の立案
(概ね構想の立案後,開発許
可や建築確認等に係る設計
の着手前の時期)
開発事業計画書
等の届出
計画内容の閲覧
見解書の送付
(延長の場 合あり)
説明会開催
意見書提出
3ヶ月以内
説明会への参加
意見書提出
提出された意見に
関する検討
計画内容の再検討
(1回目)
修正計画書の届出
計画内容の再検討(2回目)
公告・縦覧
(3週間)
助言等に関する検討
(延長の場 合あり)
審議会等の
開催請求
5ヶ月以内
計 画内容 の再検討が必要な場合に実施
「
土地利用方針 」
との整合性の確保
開発事業計画の公表
と意見の聴取
公告・縦覧
(3週間)
土
地
利
用
調
整
手
続
(開発事
業計画書
提出後、
終了まで
2~6ヶ
月を要し
ます。手
続の進行
状況によ
っては,6
ヶ月以上
の期間を
要する場
合があり
ます。)
開発事業の例
助言・勧告
協 定 締 結
終 了
詳細設計の検討
許認可等の申請など
工 事 着 手
土地利用調整手続きの他に,別途,開発許可な
どの許認可等が必要になる場合があります。
資料:仙台市ホームページ(http://www.city.sendai.jp/toshi/kaihatucyousei/tochiriyo/tochi_06.html)
127
その他(土地利用調整の事例)
14-14
【穂高地域(旧穂高町)まちづくり条例】
(長野県安曇野市(旧穂高町) 平成11年公布)
先進性:自地域住民がルールを決める仕組み
開発行為の手続きの流れ
条例の構成と主な内容
市 長
農地の所有者
目的等を提出・協議
構成
農表振興地域除外申出
承
認
・調整基本計画
・まちづくりの施策
・地区まちづくり基本計画
との整合
農地の所有者・事業
目的等を提出・協議
穂高町宅
地開発等
指導要綱
に基づく
農地転用申請
承
主な内容
第1章 総則
z穂高町のまちづくりについて、その基本理念、実現
のための施策の策定及び開発事業の手続その他
まちづくりに関して必要な事項を定めるこ とにより
、秩序ある土地利用の調整と町民参加によるまち
づくりを推進し、もっ て自然と調和した快適で魅力
あふれる穂高町の創造に資することを目的
第2章 まちづくりの施策
z 穂高町土地利用調整基本計画を策定
第3章 まちづくり審議会
z 穂高町まちづ くり審議会を設置
第4章 まちづくり推進地区
z まちづくり推進地区の指定
z まちづくり協議会の設置
z 地区まちづくり基本計画の策定等
第5章 開発事業の手続き
z 開発事業を実施しようとする事業者は、開発行為
の手続きを通して開発事業計画を公表し、町長と
の協議、住民への説明会などを実施し、町民意見
や町長意見に配慮した計画を検討
第6章 雑則
z協議会、 町民、土地の所有者等、事業者及びそ
の他の個人又は団体等に対する功績の表彰
認
近隣
関係者
事 業 者
開発事業
審査会
提出・協議
開発事業協議申請者
穂高町
まちづくり
条例に
基づく
必要な措置の指導又は勧告
勧告に基づく措置の報告
(申請書提出後1週間以内)
事前公開・標識設置
確
認
標識設置後、遅滞なく
協
事業説明会の開催
・計画の内容
・施行方法等
議
意見聴取
説明会結果報告の提出
意
必要と認める時
見
毎月15日〆切
承認審査
開発事業承認申請書
審査結果報告
協議継続の通知
・関係法令
・調整基本計画
・まちづくりの施策
・地区まちづくり基
本計画への整合
承認を行わないと
公告期間
公告の日から
2週間
縦覧
承認案の公告
承
認
公表
開発事業承認通知書
締
結
遵
守
協
協 定 書
工事着手届
工事の中断・廃止
工事完了届
届
出
届
出
届
出(遅滞なく)
届
出(遅滞なく)
定
更正指導・勧告
通
知
承認
内容
の
確認
資料:長野県安曇野市市ホームページ
工事完了検査済書
(http://www.city.azumino.nagano.jp/kurashi/jyutaku/hotaka_machidukuri/index.html)
工事完了の公告
【松川村むらづくり条例】
その他(土地利用調整の事例)
14-15
(長野県松川村 平成13年4月1日公布)
先進性:自地域住民がルールを決める仕組み+行政による助成
開発事業の手続きの流れ
条例の構成と主な内容
構成
届出の対象:500㎡以上の土地の改変行為(開発行為)及び述べ床面
積100㎡又は高さ10m・3階建て以上の建築行為など(住宅の新築ま
でもが対象となり、ほぼ全ての土地改変行為にチェックがおこなわれ
る)
z松川村総合計画に基づき、緑あふれる住み良い村づくり
を推進するため必要な事項を定めることにより、村民の
健康で快適な生活の維持及び向上を目的
第2章 土地利用調
整基本計画
z 松川村土地利用調整基本計画を策定
第3章 むらづくり審
議会
z 松川村むらづくり審議会を設置
第4章 開発事業の
手続き
z 開発事業を実施しようとする事業者は、地区への説明会
の開催と計画内容や工事の施行方法などに関する事前
協議、事前公開、説明会、開発事業審査会の承認審査
を経て、村民との協定を締結し、工事の着手により、開
発行為のきめ細かなチェックと、地区の合意による土地
利用の実現を担保。
第5章 開発事業の
基準
z 分譲宅地、建築物、公共施設などに対する開発事業の
基準
第6章 むらづくりの
推進
zむらづくり推進地区の指定
zむらづくり地区協議会の認定
z地区村づくり方針の提案
zむらづくり地区計画
z助成、表彰等
第7章 雑則
z管理体制等
景観形成に関する補助の対象と補助金額
伝統的な農村風景の維持・保全を図るために、土地利用計画の運用
に合わせて、行政の補助事業を創設
主な内容
第1章 総則
資料:松川村ホームページ(http://www.vill.matsukawa.nagano.jp/life/muradukuri/jourei/kaihatu.htm)、
土地利用調整計画の策定事例集(国土交通省)
128
その他(土地利用調整の事例)
14-16
【氷川町を守り磨き上げるまちづくり条例】
(熊本県氷川町(旧宮原町) 平成14年10月1日施行)
先進性:自地域住民がルールを決める仕組み+住民と行政の活動拠点の設置
まちづくり支店を支えるまちづくりの推進体制
条例の構成と主な内容
構成
主な内容
地 区 住 民
総合的な地区の運営
区
第1章 総則
z宮原地区における町民主役のまちづくりの基本的事項を定
めるとともに、秩序ある町土の利用を図るために必要な事項
を定めることにより、心豊かな住み良い町の実現を図り、もっ
て町民の福祉の増進に資することを目的
第2章 まちづくりの基本
原則
z 町民主役のまちづくりの推進
z 情報共有の推進
z 計画行政の推進
z 土地の利用における公共の福祉の優先
第3章 町民主役のまち
づくりの推進
z まちづくり拠点としての「まちづくり情報銀行」の設置
z 住民自治組織としての「まちづくり支店」の設置
第4章 まちづくり審議会
z 氷川町まちづくり審議会の設置
第5章 情報共有の推進
z情報共有の推進における町と町民の責務
第6章 計画行政の推進
z土地利用調整基本計画の策定
第7章 開発建築行為の
手続き
z開発事業を実施しようとする事業者は、土地利用調整基本計
画との整合性を確保した計画を作成し、開発行為の手続きを
通して開発事業計画を公表し、まちづくり支店会議との協議
などを実施し、町民意見や町長意見に配慮した計画を検討
第8章 まちづくり条例の
位置づけ等
z町民主役のまちづくりの基本となる条例
第9章 雑則
z町民、土地の所有者等、事業者及びその他の団体等に対し
する功績の表彰
長
まちづくり支店(支店長・推進員)
①地区目標の推進
②行動計画づくり
③行動推進体制の検討
④地区住民との合意形成・周知
⑤実施計画の作成、提出
地区担当職員(職場職員)
①地区総会等への出席
②地区要望書提出・相談窓口
③まちづくり支店へのサポート
④情報提供
企画課
①各地区の状況把握
③情報提供・相談窓口
③支店経営の財政支援
④ワークショップ等の運営支援
⑤各支店活動の広報(町内外)
⑥各課事業の総合調整
⑦各課との連携
総務課
①各地区の状況把握
②情報提供・相談窓口
③地区担当職員の連絡調整
④地区担当職員学習会の開催
⑤各課との連絡調整
まちづくり情報銀行
まちづくり情報銀行は、旧宮原
町(現氷川町)の将来像を描く総
合振興計画の策定にあたって、
住民と行政が協働で取り組むた
めの「まちづくり拠点」として、平
成7年7月オープン。現在、「氷
川町まちづくり拠点」として役場
企画課7名が常駐。
資料:氷川町市ホームページ(http://www.hikawacyou.hinokuni-net.jp/machibk/pub/detail.asp?c_id=28&id=7)
129
東北圏の歴史
130
東北圏の歴史
近世~現代-1
東北圏開発の歴史
時代区分
近世
(江戸)
東北圏の
人口規模
時代の流れ
舟運の時代、港町の発展
インフラトピック
新田の開墾
水利技術
西廻り海運
東廻り海運
大規模耕地開拓
殖産興業
鉄道の開通
明治~大正
舟運から鉄道の時代へ
農業振興、工業等の勃興
昭和初期
(戦前~戦
後)
戦後復興に伴う食料、電源等の供給
大規模風水害をきっかけとする復興プ
ロジェクト展開
1066万人
(昭和20年)
食料供給
電源開発
北上川特定地域総合
開発計画(KVA)
昭和37年~
昭和43年
高度経済成長、首都圏への人口流出
臨海部での工業集積(新産都)
1151万人
(昭和40年)
臨海部工業への移
行
臨海部整備(工業地
盤、港湾等)
昭和44年~
昭和51年
鉄道から自動車利用へ
大規模プロジェクトの展開
1162万人
(昭和50年)
重化学工業の振興
本格的な企業進出
東北縦貫自動車道整
備
昭和52年~
昭和61年
高速交通時代の幕開け
急速な工業化
1221万人
(昭和60年)
臨海部から内陸部
への産業立地
東北・上越新幹線開
業
産業の国際化
国際航路の整備
青函トンネル完成
横断軸の整備
東アジア規模での
産業連携
ラダー型ネットワーク
昭和62年~
平成9年
平成10年
~現在
757万人
(大正9年)
産業トピック
高速交通ネットによる行動圏の拡大
国際化の進展
人口減少、少子高齢化社会の到来
地球規模でのグローバル化、環境問題
等の進展、東アジアの経済成長
1221万人
(平成2年)
1207万人
(平成17年)
近世(江戸)
東北圏の歴史
近世~現代-2
◆近世以降、東北地方は新田の開墾、水利技術の発展が進み、米などの栽培が盛んになるとともに、江戸、大坂
◆近世以降、東北地方は新田の開墾、水利技術の発展が進み、米などの栽培が盛んになるとともに、江戸、大坂
へ米や木綿、塩などが運ばれた。
へ米や木綿、塩などが運ばれた。
◆米の運搬は主に船によるものであり、北上川、最上川などの河川舟運、東廻り海運、西廻り海運などの発達と
◆米の運搬は主に船によるものであり、北上川、最上川などの河川舟運、東廻り海運、西廻り海運などの発達と
相まって、その拠点となる酒田、石巻などの町が発達した。
相まって、その拠点となる酒田、石巻などの町が発達した。
近世東北の街道と航路
【解説】
●江戸初期から北前船によって、日本海沿岸地域は物流の中心であった。東北で
は、最上川河口の酒田は豪商本間氏の本拠地となり、最重要港としての地位を
得た。また、奥州街道の整備によって陸上交通は江戸に向いた形に再編され、
奥州街道につながる街道が集約する南東北の太平洋側(宮城県、福島県中通
りなど)が、陸上交通の経済において優勢になった。
●江戸に人口が集中して大消費地になると、全国からの江戸への物流ルートとし
て太平洋沿岸に東廻り航路が開かれた。特に、北上川舟運が開かれると、北上
川河口の石巻に北上盆地からも川船で米が集まるようになり、石巻は太平洋側
の重要拠点港となった。
●舟運で運ばれた産品~江戸や大坂への回漕した穀船は主に米、次いで木綿、
塩などを運んだ。また、これらの船は帰り荷として、江戸から木綿、呉服、小間物、
薬種などを持ち帰ったと言われる。
西廻り海運の
発着港(酒田)
東廻り海運の
発着港(石巻)
酒田港の繁栄の様子(江戸時代)
131
最上川舟運、西廻り海運の拠点として、川
船、海船など酒田の繁栄ぶりがうかがえ
る。
明治~大正①
東北圏の歴史
近世~現代-3
◆明治24年に上野~青森間に鉄道が開通し、輸送手段に変革をもたらす。
◆明治24年に上野~青森間に鉄道が開通し、輸送手段に変革をもたらす。
◆これまで水運で栄えた町は衰退し、代わりに駅が設置された町が賑わう。
◆これまで水運で栄えた町は衰退し、代わりに駅が設置された町が賑わう。
明治26
年
明治26年
大正9
大正9年
【解説】
●当時の大久保内務卿の命により東北開発が本
格化し、野蒜築港、新潟港改修、越後~上野間
清水越運路改修、阿武隈川、阿賀川改修など
の、国家的プロジェクトも行われた。
●日本で最初に鉄道が開通したのが明治5年。遅
れること約20年にして、明治24年に上野~青森
間に鉄道が開通した。鉄道は、江戸時代の街
道沿いに建設され、宿場町に駅が設置されるこ
とがほとんどだった。このため主な宿場町は宿
泊機能から、次第に商業機能が充実していった。
●鉄道網の開通により、それまで主要交通手段
だった馬車や水運は急速に衰退していった。特
に北上川水運という大動脈が衰えたことで、水
運時代に栄えていた塩釜や石巻は賑わいをなく
し、鉄道駅の設置された仙台が商権を握ること
となった。他にも鉄道沿線に都市が興り、新た
な会社も数多く設立していった。
社会資本整備の移り変わり
明治~大正②
東北圏の歴史
近世~現代-4
◆明治以降、東北では安積開墾など大規模耕地開拓、主要河川改修などにより、農業地帯としての基盤が整って
◆明治以降、東北では安積開墾など大規模耕地開拓、主要河川改修などにより、農業地帯としての基盤が整って
いく。
いく。
◆大正に入ると、大地主による大規模農業経営などにより「首都圏の食料庫」として潤う一方、資本の蓄積の遅れ
◆大正に入ると、大地主による大規模農業経営などにより「首都圏の食料庫」として潤う一方、資本の蓄積の遅れ
などもあり農業(米)以外の産業は発展が遅れることとなる。その後、鉄道網の発達に加え、政府の殖産興業も
などもあり農業(米)以外の産業は発展が遅れることとなる。その後、鉄道網の発達に加え、政府の殖産興業も
相まって、東北地方にも工業・鉱業が興り始める。
相まって、東北地方にも工業・鉱業が興り始める。
安積地方の耕作地面積の推移
(明治16
年を100
100とした場合の伸び率)
とした場合の伸び率)
(明治16年を
常磐炭鉱の石炭産出高推移
【解説】
●明治時代になると、政府による東北開発の気運が高まり、福島安積、青森三
本木原などに大規模な開墾が行われた。
●明治後期~大正時代になると、他圏域では三井・三菱・住友をはじめとする
財閥が農業以外の近代産業を切り開いていく反面、東北においては「千町歩
地主」と呼ばれる大地主が君臨し、農業生産をさらに拡大し需要の高まる首
都圏等への食料を供給する性格を強めていった。
●こうした巨大地主制により、東北では近代産業が大小工場を経営するかわり
に、農業生産を拡大していくこととなる。東北における三大河川、信濃川、最
上川、北上川の治水事業の進展により、これら河川沿川での水田開発も飛
躍的に進んだ。
●鉄道網の整備に加え明治政府の殖産興業により、東北地方でも工業・鉱業
が始まり、鉱物資源の豊富な秋田県と福島県がその中心となった。秋田県で
は、南秋田郡を中心として日本海沿岸に油脈があり、新潟県と相まって日本
有数の油田地帯を形成した。また、内陸の小坂鉱山などの鉱山も発展した。
また、明治13年ごろに釜石製鉄所で高炉が稼働開始した。
●しかし、工業原料を利用した工場はほとんど設置されず、一次産業の供給基
地に留まった。こうした中、福島県では、金、銀、銅、石炭、亜鉛、硫黄、硫酸
化鉄等が産出され、中でも常磐炭田は東北を代表する炭鉱として多くの労働
力を集めた。郡山では、安積疎水などの水力発電を利用した製糸業などによ
り、工業都市として発展した。
132
昭和初期(戦前~戦後)①
東北圏の歴史
近世~現代-5
◆東北圏は、昭和22年のカスリン台風、23年のアイオン台風に、立て続けに被害を受ける。
◆東北圏は、昭和22年のカスリン台風、23年のアイオン台風に、立て続けに被害を受ける。
◆被害の中心となった北上川において、「北上川特定地域総合開発計画(KVA)」として国家的なプロジェクトが発
◆被害の中心となった北上川において、「北上川特定地域総合開発計画(KVA)」として国家的なプロジェクトが発
足する。
足する。
◆これにより、河川改修、電源供給、用水供給などが行われ、工業、農業などの産業発展、人々の暮らし向上に
◆これにより、河川改修、電源供給、用水供給などが行われ、工業、農業などの産業発展、人々の暮らし向上に
寄与することとなる。
寄与することとなる。
アイオン台風による被害(岩手県一関市)
カスリン台風による被害(岩手県川崎村)
【解説】
●昭和22年のカスリン台風、翌年のアイ
オン台風が東北地方を襲い、北上川流
域を中心に甚大な被害をもたらした。
●同じ頃、昭和16年より進められていた
北上川改修計画が、戦後の荒廃した国
土の経済復興として、「北上川特定地
域総合開発計画(KVA)」となり、全国
初の閣議決定を受ける国家的プロジェ
クトとしてスタートした。5大ダムの設置、
ダム群を利用した発電により工業を、
かんがい用水の供給により農業を促進
するものであった。
「北上川特定地域総合開発計画(KVA
)」による
による
「北上川特定地域総合開発計画(KVA)」
ダムの開発
昭和初期(戦前~戦後)②
東北圏の歴史
近世~現代-6
◆昭和8年の三陸大津波や昭和9年に発生した大凶作をきっかけとして、「東北振興調査会」が設置され、産業振
◆昭和8年の三陸大津波や昭和9年に発生した大凶作をきっかけとして、「東北振興調査会」が設置され、産業振
興や交通整備などの検討が行われた。
興や交通整備などの検討が行われた。
◆太平洋戦争の終結とともに、国土の復興が始まるなか、比較的戦災の少なかった東北は食料供給の役割を担
◆太平洋戦争の終結とともに、国土の復興が始まるなか、比較的戦災の少なかった東北は食料供給の役割を担
い、農地開拓が進められた。
い、農地開拓が進められた。
◆さらに、我が国における経済自立化の目標から、食糧増産とともに電源開発が緊急課題であったことから、東北
◆さらに、我が国における経済自立化の目標から、食糧増産とともに電源開発が緊急課題であったことから、東北
では、電源開発に重点がおかれた。
では、電源開発に重点がおかれた。
1.1
1.05
1
昭和8
昭和8年3月の三陸大津波
0.95
東北圏作付面積
全国作付面積
0.9
昭和33年 昭和35年 昭和37年 昭和39年 昭和41年 昭和43年
水稲収穫量の推移
(東北圏と全国)
大凶作による農村の惨状(昭和6
大凶作による農村の惨状(昭和6年)
133
【解説】
●昭和8年の三陸大津波、昭和9年の大凶作をきっかけとして、
「東北振興調査会」が設置された。ここでは6つの分科会(災
害防除、産業振興、農村工業及商業、交通整備、生活改善教
化及社会問題、行財政整備)で、科学的見地による実質的な
検討が行われた。
●この結果に基づき、内閣に東北局が設置され、さらに東北興
業株式会社、東北振興電力株式会社が設立された。
●昭和11年、調査会の第9回総会にて、東北振興のための長期
総合計画「東北振興綜合計画実施要項」が答申される。これ
が、今日の東北総合開発計画に繋がるものである。
●戦後日本は極端に食糧事情が悪く、食糧自給のためにも開田
開畑が必要だった。
●政府は昭和31年度の経済白書に「もはや戦後でない」と戦後
の復興が完了したことをうたいあげた。昭和25年の朝鮮動乱
の特需景気により太平洋ベルト地帯の工業が回復し経済が
復興し、東北は労働力供給基地へと変わり、人口の伸びは鈍
化していった。昭和30年、経済企画庁が「東北地方総合開発
調査中間報告」を発表し「東北の立ち遅れは日本経済の障害
となっている」と記している。これが契機となって、昭和32年に
北海道東北開発公庫法、東北開発促進法、東北開発株式会
社法のいわゆる東北開発三法が公布された。
昭和37年(全総)~昭和43年①
東北圏の歴史
近世~現代-7
◆戦後復興、大規模災害の復旧が一段落したころ、東北からの人口流出は顕著になっていた。
◆戦後復興、大規模災害の復旧が一段落したころ、東北からの人口流出は顕著になっていた。
◆急速な経済成長に伴い、都市の過大化と地域格差の拡大が地域開発政策上の課題となった。
◆急速な経済成長に伴い、都市の過大化と地域格差の拡大が地域開発政策上の課題となった。
◆昭和37年に「全国総合開発計画」が策定され、公共施設の地域間格差の是正に重点を置いた整備拡充や、国
◆昭和37年に「全国総合開発計画」が策定され、公共施設の地域間格差の是正に重点を置いた整備拡充や、国
民経済的視野に立った適切な産業立地体制の整備が行われた。
民経済的視野に立った適切な産業立地体制の整備が行われた。
【解説】
●昭和30年頃の東北は集団就職列車で代表されるよう
に、太平洋ベルト地帯に就職する人々が多かった。
人口流出に歯止めをかけるために、様々な対策が国
として行われた中に、新産業都市建設もあった。
●新産業都市建設は、低開発地域工業開発促進法と
共に国民所得倍増計画の実現のために政策手段と
して進められ、東北地方では5地区が指定を受けた。
●東北圏では、新潟港が特定重要港湾として指定(昭
和42年)されたほか、昭和43年までに重要港湾12
港が指定されている。
●昭和42年8月には、飯豊・朝日山系を中心とした集中
豪雨(羽越豪雨)により大きな水害に見舞われ、道路
や鉄道の交通網が寸断されるなど被害が発生した。
昭和43
年
昭和43年
大正9
大正9年
羽越豪雨により小
国大橋に流木の山
が立ちふさがる
(昭和42
年)
(昭和42年)
社会資本整備の移り変わり
昭和37年(全総)~昭和43年②
東北圏の歴史
近世~現代-8
◆全総に基づき東北では、大都市圏との地域格差を解消する開発拠点として、八戸地区・仙台湾地区・常磐郡山
◆全総に基づき東北では、大都市圏との地域格差を解消する開発拠点として、八戸地区・仙台湾地区・常磐郡山
地区・秋田湾地区、新潟地区が新産業都市に指定され、港湾等基盤整備により臨海部で工業化や新たな産業
地区・秋田湾地区、新潟地区が新産業都市に指定され、港湾等基盤整備により臨海部で工業化や新たな産業
の集積が進んだ。
の集積が進んだ。
新産業都市の指定状況
製造業事業所数の推移
(昭和35
年を1とする)
(昭和35年を1とする)
事業所数の推移(昭和35年を1とする)
1.50
1.40
全国
東北圏
1.30
1.20
1.10
1.00
0.90
昭和35年
昭和38年
昭和41年
昭和44年
昭和47年
134
【解説】
●新産業都市建設の指定により、臨海部の新産業都
市を中心に素材型産業の大型工場の新規立地が
活発で八戸地区では製紙、金属精錬、秋田ではア
ルミ、岩沼市(宮城県)では紙パルプ、いわき市では
非鉄金属精錬所、アンモニアなどが新たに立地した。
●内陸部でも電気機器、自動車部品、精密機械等を
中心に新規立地が活発に行われた。立地件数の全
体の約7割が南東北たった。
●これらの産業立地に伴い、製造業の事業所数は全
国と同様高い伸びを示した。
●原子力発電所の新規工事も実施された。
●この他、旅館・ホテル、商業等の第3次産業でも設
備投資が活発に行われた。
●昭和39年集団就職のピークを迎えるが、その後東
北地方にも高度成長の波が押し寄せ、人口減少に
歯止めがかかった。
昭和44年(新全総)~昭和51年①
東北圏の歴史
近世~現代-9
◆昭和40年代に入るとマイカー時代が到来し、輸送の主役も鉄道から車に変わっていった。
◆昭和40年代に入るとマイカー時代が到来し、輸送の主役も鉄道から車に変わっていった。
◆新全総では、地域間の大量高速輸送を可能とする高速道路や、高速鉄道網の建設・整備が掲げられた。
◆新全総では、地域間の大量高速輸送を可能とする高速道路や、高速鉄道網の建設・整備が掲げられた。
◆昭和47年から、東北縦貫道自動車道が順次開通し、高速道路時代が幕開けとなった。
◆昭和47年から、東北縦貫道自動車道が順次開通し、高速道路時代が幕開けとなった。
昭和43
年頃
昭和43年頃
【解説】
●昭和40年代に入ると景気回復と共に自動車
保有台数が急激に増加しマイカー時代が到
来した。輸送の主役が鉄道から車に変わった
のもこの時代である。
●昭和44年策定された新全総は、地方に基幹
産業として重化学コンビナートや工場を大都
市から移転させ、地域間の大量高速輸送を可
能にする高速道路や高速鉄道網を建設・整備
する施策を中心とし、仙台、盛岡、山形バイパ
ス等が次々に完成した。また、東北縦貫自動
車道は昭和47年から順次開通し、昭和50年
には、岩槻~仙台間が全線開通し、東北の
「高速道路時代」が幕を開けた。
●昭和44年には新潟東港が開港、昭和45年に
秋田北港、および相馬港、昭和46年には仙台
新港がそれぞれ開港した。
昭和51
年頃
昭和51年頃
社会資本整備の移り変わり
昭和44年(新全総)~昭和51年②
東北圏の歴史
近世~現代-10
◆深刻化している地域格差への対策を徹底しつつ、引き続き高度経済成長を達成することを狙いとして、昭和44
◆深刻化している地域格差への対策を徹底しつつ、引き続き高度経済成長を達成することを狙いとして、昭和44
年に新全総が策定され、東北では、むつ小川原地区、秋田港地区、北上地区、阿武隈地区などへの大規な工
年に新全総が策定され、東北では、むつ小川原地区、秋田港地区、北上地区、阿武隈地区などへの大規な工
業等の産業基地の建設が進んだ。
業等の産業基地の建設が進んだ。
◆この時期、オイルショックを契機に戦後初めて経済成長がマイナスに転じることとなった。
◆この時期、オイルショックを契機に戦後初めて経済成長がマイナスに転じることとなった。
全国に占める東北圏の製造品出荷額等シェア
製造品出荷額等の東北圏シェア経年変化
【解説】
10%
東北圏シェア
●昭和44年策定された新全総は、地方に基幹
産業として重化学コンビナートや工場を大都
市から移転させることとなった。
8%
6%
5.5%
4.6%
4.6%
昭和40年
昭和45年
5.7%
5.8%
●工業出荷額は、対全国比を見ると、この時期
に順調に上昇した。これは、工業進出が一段
と活発化したことによるものであり、食料品、
電気機械などの機械工業、石油精製、非鉄精
錬、化学、紙パルプ、金属製品等の業種にお
ける進出企業の本格稼働が大きく貢献した。
4%
2%
0%
昭和50年
昭和55年
昭和58年
●岩手県中部工業団地および北上流通基地の
建設計画が具体化し、昭和46年には、北東公
庫、岩手県および民間の出資による株式会社
岩手開発が設立され、整備事業に着手した。
大規模プロジェクトの分布
東北縦貫自動車道の開通
(郡山~福島間、昭和48
年)
(郡山~福島間、昭和48年)
135
●昭和40年代後半になると、高速交通体系の整
備(特に新幹線開通)を見込んだ先行投資的
な面と企業進出などによる東北の経済基盤の
充実を背景に、ホテル客室数が急増した。特
に、仙台市では、昭和48年頃から空前のホテ
ルラッシュとなった。
昭和52年(三全総)~昭和61年①
東北圏の歴史
近世~現代-11
◆この時期、東北圏では高速道路、新幹線や地方空港の整備が進み、高速交通網による大動脈が形成された。
◆この時期、東北圏では高速道路、新幹線や地方空港の整備が進み、高速交通網による大動脈が形成された。
◆昭和57年には、東北・上越新幹線が大宮まで開業し、首都圏への日帰りなど速達性が向上した。
◆昭和57年には、東北・上越新幹線が大宮まで開業し、首都圏への日帰りなど速達性が向上した。
【解説】
●東北縦貫自動車道は昭和61年に浦和・青森間
が開通した。
●東北・上越新幹線は昭和57年に大宮~盛岡間
が暫定開業し、昭和60年に上野に乗り入れ、首
都圏への日帰りなど速達性が格段に向上した。
●むつ小川原開発は、初の国家石油備蓄基地建
設に、昭和54年計画が正式決定され、建設が
始められた。むつ小川原の港湾施設についても
昭和52年に重要港湾の指定を受け、昭和55年
より着工されている。
●八戸臨海工業地域においては、昭和55年頃よ
り東北地域で最大の飼料コンビナート計画が進
展した。新潟東港では、通商産業省のLNG(液
化天然ガス)導入促進計画に基づく海外からの
LNG(液化天然ガス)導入計画が具体化し、昭
和53年事業主体として第三セクターの日本海エ
ル・エヌ・ジー(株)が設立、昭和55年度から受
け入れ供給基地の建設が進められた。
昭和61
年頃
昭和61年頃
昭和51
年頃
昭和51年頃
社会資本整備の移り変わり
昭和52年(三全総)~昭和61年②
東北圏の歴史
近世~現代-12
◆オイルショックによる景気低迷を受け、これまでの大規模プロジェクトによる国土開発を転換し、モデル定住圏
◆オイルショックによる景気低迷を受け、これまでの大規模プロジェクトによる国土開発を転換し、モデル定住圏
構想による国土開発計画を打ち出した三全総が策定され、東北圏は交通基盤の形成とともに、急速な工業化
構想による国土開発計画を打ち出した三全総が策定され、東北圏は交通基盤の形成とともに、急速な工業化
が進んだ。
が進んだ。
‹この時期に宮城県沖地震と日本海中部地震の二つの大地震が東北を襲った。
‹この時期に宮城県沖地震と日本海中部地震の二つの大地震が東北を襲った。
【解説】
●東北縦貫自動車道の開通により、これまでの
臨海型工業地帯に変わり、高速道路沿いに半
導体関連など内陸型の産業立地が進み、「シ
リコンロード」の出現とも称された。
東北新幹線の開通
宮城県沖地震(昭和53
年)の
宮城県沖地震(昭和53年)の
被害(落橋した錦桜橋)
製造品出荷額の東北圏域内シェアの推移
東北圏域内
シェア
食料品
19.9%
電気機械
7.5%
繊維
7.2%
電気機械
24.8%
食料品
13.6%
一般機械器具
6.0%
産業中分類
昭和50年
昭和60年
第1位
第2位
第3位
第1位
第2位
第3位
136
●医薬品、電子機器、電子部品などハイテク企業
の立地も増加した。また、首都圏への物流が
活発となり、各地の生鮮食料品の供給が伸び
ていった。
●昭和53年の宮城県沖地震と昭和58年の日本
海中部地震は甚大な被害が生じさせ、これらを
教訓に様々な対策が検討されることとなった。
●昭和55年から4年連続での米不作で、消費に
盛り上がりを欠いた上、公共投資抑制による建
設業や素材型産業の不振が響き、全国平均を
下回る成長に留まった。
●産業構造では、電気機械工業がリーディング産
業の地位を占めるに至った。東北7県の製造
品出荷額の構成では、昭和50年頃は食料品な
ど地方資源型工業が多く、組立加工型工業の
割合は低かった。しかし、昭和60年の製造品
出荷額では、電気機械が大きく伸びている。
昭和62年(四全総)~平成9年①
東北圏の歴史
近世~現代-13
◆東北の社会資本整備は、高速道路整備は横断道の整備へと移行した。
◆東北の社会資本整備は、高速道路整備は横断道の整備へと移行した。
◆鉄道では、東北と北海道を結ぶ青函トンネルが完成し、JR津軽海峡線が開業した。また、山形新幹線、秋田新
◆鉄道では、東北と北海道を結ぶ青函トンネルが完成し、JR津軽海峡線が開業した。また、山形新幹線、秋田新
幹線も開業した。
幹線も開業した。
◆国際交流も活発化し、新青森、庄内、福島の各空港が開港し、国際線の定期航路が就航し国際化が進展した。
◆国際交流も活発化し、新青森、庄内、福島の各空港が開港し、国際線の定期航路が就航し国際化が進展した。
【解説】
●高速道路建設の中心は縦貫道から横断道への
時代へと移行し、平成3年山形自動車道開通、平
成9年秋田自動車道、磐越自動車道の開通によ
り、東北圏の県庁所在都市が高速ネットワークで
連結された。高速道路整備による時間距離の短
縮は、社会活動を行う上で行動圏が拡大され、利
便性や市場の選択範囲が広がり、沿線地域の工
業や農業、観光など各種産業がその恩恵を受け
ている。
●東北地方は、ロシア・韓国・中国などの日本海圏
諸国に近接し、それらの国々との国際貿易拠点
として、地理的なポテンシャルを有しており、秋田
港・酒田港では、釜山航路・中国航路の国際コン
テナ航路が開設され、コンテナ取扱量の増加に
弾みがついた。
●平成3年には庄内空港が、平成5年には福島空
港が開港したほか、圏域内の各空港では、国際
線の充実を目指して、滑走路の拡張に注力し、仙
台空港は平成4年に2,500メートルに、新潟空港
は平成8年に2,500メートルに拡張した。
平成10
年頃
平成10年頃
昭和61
年頃
昭和61年頃
社会資本整備の移り変わり
昭和62年(四全総)~平成9年②
東北圏の歴史
近世~現代-14
◆バブル経済による好景気が続く中、昭和62年に多極分散型の国土形成を目指し、四全総が策定された。
◆バブル経済による好景気が続く中、昭和62年に多極分散型の国土形成を目指し、四全総が策定された。
◆日本海側においては国際貿易拠点としての発展が著しく、国際コンテナ航路が開設されていった。
◆日本海側においては国際貿易拠点としての発展が著しく、国際コンテナ航路が開設されていった。
◆このころから、産業構造の転換による素材型産業や輸出依存産業の不振等により、雇用問題の深刻化、過疎の
◆このころから、産業構造の転換による素材型産業や輸出依存産業の不振等により、雇用問題の深刻化、過疎の
進展なども見られるようになった。
進展なども見られるようになった。
東北地域の国際コンテナ航路
(平成8
(平成8年頃)
平成8
平成8年2月時点
東北圏の工場立地件数伸び率の推移(昭和62
年を1.0
1.0)
)
(昭和62年を
2.00
1.50
全国
東北圏
1.00
0.50
年
17年
年
16
年
14
15
年
62
昭
和
63
年
平
成
元
年
2
年
3
年
4
年
5
年
6
年
7
年
8
年
9
年
10
年
11
年
12
年
13年
0.00
137
【解説】
●高速道路整備による時間距離の短縮は、社会
活動を行う上で行動圏が拡大され、利便性や
市場の選択範囲が広がり、沿線地域の工業
や農業、観光など各種産業がその恩恵を受け
ている。
●東北地方は、ロシア・韓国・中国などの日本海
圏諸国に近接し、それらの国々との国際貿易
拠点として、地理的なポテンシャルを有してお
り、秋田港・酒田港では、釜山航路・中国航路
の国際コンテナ航路が開設され、コンテナ取
扱量の増加に弾みがついた。
●東北圏の経済は、平成8年頃まではパソコン
や通信関係機器を主とする電気機械等の加
工組立型工業をはじめとする製造業が比較
的高い生産水準を維持し、景気対策に伴う各
種公共事業が建設業の活動水準を高めた。
バブル崩壊後、大都市圏では建設業の受注
が大きく落ち込んだのに対して、東北圏では
公共事業に支えられた。
●工場立地件数をバブル崩壊前後で比較すると、
バブル期に全国を上回る積極的な立地が見
られたが、バブル崩壊後は、全国を下回る落
ち込みとなった。
平成10年(国土のグランドデザイン)~現在①
東北圏の歴史
近世~現代-15
◆東北圏の社会資本整備は、圏域内外の連携を深めるラダー型ネットワークの拡充が進められている。
◆東北圏の社会資本整備は、圏域内外の連携を深めるラダー型ネットワークの拡充が進められている。
◆度重なる災害を踏まえ、安全で安心できる環境への希求が高まる。
◆度重なる災害を踏まえ、安全で安心できる環境への希求が高まる。
◆地球規模の環境問題への対応や美しい国づくりなど、新たな国土形成が求められている。
◆地球規模の環境問題への対応や美しい国づくりなど、新たな国土形成が求められている。
平成10
年頃
平成10年頃
【解説】
●東北圏においては、これまでの縦断交通→
横断交通の流れを受け継ぎ、いわゆる「ラ
ダー型の交通軸」の形成に向け整備が進め
られている。
●平成11年には山形新幹線が新庄まで延伸
し、平成14年には東北新幹線盛岡から八
戸間が開業した。港湾関係では、平成13年
に仙台塩釜港が特定重要港湾に昇格し、
国際定期コンテナ航路の開設も、仙台塩釜、
八戸港、新潟港などで進められた。
●災害の増加や被害の甚大化傾向、農山漁
村における資源管理の問題、都市化の進
展や高齢化・過疎化に伴う地域コミュニティ
の弱体化などが懸念される中で、安全で安
心して暮らせる地域づくりへの希求が高
まっている。
●地球規模での環境問題や、生態系危機、東
アジアの経済成長に伴う資源の制約など、
世界的な危機について東北圏として果たす
べき役割・優位な役割なども存在する。
現在
社会資本整備の移り変わり
平成10年(国土のグランドデザイン)~現在②
東北圏の歴史
近世~現代-16
◆少子高齢化の早くからの進展に伴い、本格的な人口減少社会が到来しつつある。首都圏等への人口流出も
◆少子高齢化の早くからの進展に伴い、本格的な人口減少社会が到来しつつある。首都圏等への人口流出も
依然として多く、消滅集落などが懸念されている。
依然として多く、消滅集落などが懸念されている。
◆経済のグローバル化の進展や、東アジアの急速な経済成長と産業構造の高度化のなかで、東アジア規模で
◆経済のグローバル化の進展や、東アジアの急速な経済成長と産業構造の高度化のなかで、東アジア規模で
の生産ネットワークの構築や経済活動が活発化しつつある。
の生産ネットワークの構築や経済活動が活発化しつつある。
◆海外を含む、観光客の増加・観光産業の活発化などが見込まれる。
◆海外を含む、観光客の増加・観光産業の活発化などが見込まれる。
東北圏の人口推移と見通し(平成17年を1として)
1.10
1.00
(
人
口
0.90
0.80
主要国の年平均経済成長率
)
H
1
7
を
1
と
し
た
場
合
【解説】
●平成10年以降から現在にいたり、地球時代、人口減少・高齢化時代、
高度情報化時代の到来など時代の大きな転換期を迎えている。今後
は、人口減少社会の到来と急速な高齢化の進展の中で、人口密度の
低下が進むことが予想される。
●経済活動については、東アジアの急速な経済成長、情報通信技術の
発達、新産業分野の成長などが見通されるなかで、経済が回復・拡大
基調にある中で、東北圏においては回復傾向が顕在化しておらず、雇
用環境も低調である。
●産業面では、IT関連産業の集積が進み、産学連携や農産物輸出など
特色ある取り組みが進められている。
●豊かな自然環境は東北の大きな特色であり、これを活かした観光産業
の活発化や食料・エネルギーの供給として大きな役割を担っている。
0.70
全国平均
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
新潟県
0.60
平成7年
平成17年
平成27年
平成37年
平成47年
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出典資料一覧
「青森県の歴史」(山川出版社)
「岩手県の歴史」(山川出版社)
「宮城県の歴史」(山川出版社)
「秋田県の歴史」(山川出版社)
「山形県の歴史」(山川出版社)
「福島県の歴史」(山川出版社)
「新潟県の歴史」(山川出版社)
「東北の歴史 100問100答」(新興出版社)
「東北の歴史 上・中・下」(吉川弘文館)
「東北の歴史と人びとのくらし」(あすなろ書房)
「日本史図表」(第一学習社)
「東北の国土づくり50年」
「新しい全国総合開発計画ハンドブック」
「日本史図表」
「農商務統計表」
「日本帝国統計年鑑」
「国勢調査報告」
「人口推計資料 日本の推計人口」
「工業統計調査」
「公共工事着工統計調査」
「日本の長期統計系列」
「高速道路便覧」
「数字でみる航空」
「数字でみる鉄道事業主体者ホームページ」
「作物統計」
本間美術館資料
福島県資料
岩手日報社資料
河北新報社資料
国土形成計画全国計画資料
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