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2016中期事業計画 PDF
明星電気株式会社
2016 中期事業計画
2016年5月10日
代表取締役社長兼CEO 石井 潔
2013中期事業計画のレビュー
収益拡大に向けて施策を実行するも、計画した成長軌道に乗れず
 売上高は増加傾向にあるも、新商品の営業展開の遅れにより、目標110億円から大幅減収
 経常利益は、売上未達と大型開発受注工事の原価悪化により、目標10%に遠く及ばず
2013中期事業計画
120
売上高
億円
目標
12
110
10
100
経常利益
億円
経常利益
80
77
60
6
6
20
2
0
2014
10
8
4
2013
.
85
75
65
2012
12
8
40
0
目標
2015
3.4
1.4
2.0
2.6
0.9
1.6
2012
2013
.
1.1
2014
施策
2015
2
0
IHI グループとの連携
グローバル展開の加速
4
1.3
宇宙・防衛分野
商品・サービスの差別化
10
経常利益率
気象・防災分野
注力
分野
実績
売上高
110億円
経常利益率
10%
85億円
1.3%
成長戦略の見直しが必要
 安定的な受注獲得
 収益性の向上
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2
事業分野別の取組み結果
■気象・防災分野
世界対応ラジオゾンデ・POTEKAなど、新商品開発による差別化を推進
市場での採用が始まるも、営業展開の途上にあり想定した事業規模には至らず
■宇宙・防衛分野
ロケットアビオニクスなど新分野への参入を含めて、目標どおりに事業が伸長
大型開発工事における品質・コスト・納期のリスク低減策が必要
セグメント別の売上高推移
気象防災事業
(億円)
※ 3次元レーザーレーダ・その他事業を含む
90
中計目標
90
80
80
70
82
70
60
60
50
40
宇宙防衛事業
56
53
47
46
50
中計目標
40
28
30
30
20
20
10
10
0
2012
2013
www.meisei.co.jp
2014
2015
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0
19
2012
23
2013
27
2014
29
2015
3
主要事業の施策実施状況
気象防災事業
高層気象
世界対応ラジオゾンデ“iMS-100”を市場投入し、 2014年度より各国で営業展開
トルコ、インドネシアから受注するも、本格的な成果はこれから
地上気象
近年の局所極端気象に対応し、2015年度より自治体向けに”POTEKA”の情報提供を開始
一部で運用がスタートするも計画に対して遅れ、今後は民間分野での活用促進にも注力
地震防災
官公庁、新幹線分野は受注堅調
道路・民間市場での受注拡大にはあらたな競争力強化が必要
3次元レーザーレーダ
踏切障害物検知装置の生産体制を確立、さらなる拡大に向けIHIとの連携を強化
宇宙防衛事業
衛星関連
ロケットアビオニクス
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科学観測装置など衛星搭載機器が受注堅調
小型衛星システムの事業化を推進中
イプシロンロケット用機器で事業参入
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4
取り巻く環境
気象・防災分野
防災・減災
地球規模の気候変動による自然災害への対策が喫緊の課題
集中豪雨・突風への早期警戒、大規模地震への対策
情報活用
産業界での気象情報の高度活用が世界的に進展
エネルギー、運輸・交通、農業、流通、製造業など
宇宙・防衛分野
宇宙政策
日本では"安全保障"と"民生分野の宇宙利用"を軸に衛星利用が加速
衛星打上用ロケットでも存在感が向上
商用衛星
世界的に小型/超小型衛星の利用が隆盛
欧米を中心とした衛星の商用利用への事業参入ラッシュ
当社が注力する両分野は、持続的な成長が期待できる環境にある
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5
2016中期経営方針
収益基盤の確保、そして成長に向けての再挑戦
安定的な受注獲得
■ お客さまニーズの重視
■ 拠点国を軸足にしたグローバル化の加速
収益基盤の
確保
成長事業への
注力
収益性の向上
■ 量産・繰返し生産型事業への注力
■ プロジェクトマネジメントの強化
気象防災事業
■ ラジオゾンデ、POTEKAは営業活動をいっそう強化・加速して成長の柱へ
■ 地震防災は競争力強化を推進し、安定収益を上げられる中核事業へ
宇宙防衛事業
■ 小型衛星市場への進出と、ロケットアビオニクスの事業拡大
■ 蓄積された独自の宇宙技術を活用した新商品を事業化
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6
2016中期事業目標
売上高 100億円
営業利益率 7% を実現
億円
120
100
売上高
100
80
2015年度
85億円
売上高
2018年度
100億円
85
60
77
75
2013
2014
65
40
20
【 セグメント別 】
56億円
気象防災事業
29億円
宇宙防衛事業
68億円
0
32億円
10
2012
2015
2016
2017
%
営業利益
8
1.3%
7.0%
6
ROE
2.9%
7.0%
4
26億円
24億円
* 中期事業計画3ヶ年の合計値.外部資金によるものを含む
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10
7.0
8
7.0
6
営業利益
営業利益率
* 開発投資
2018
億円
2
0
営業利益率
3.6
1.5
1.6
1.0
1.3
2012
2013
2.7
4
1.3
2
1.1
2014
2015
2016
2017
0
2018
7
安定的な受注獲得 ①
お客さまニーズの重視
お客さまの事業運営に対して “真の有用情報” “経済的価値” を提供
■ マーケティングに基づいた市場戦略の策定
■ コンサル系企業・IHIグループと連携して潜在的なお客さまにアプローチ
■ 官庁・大学・研究機関、国際機関と関係を密にして将来ニーズに対応
“測って、伝える” をベースに、その先で…
Sensing
&
観測業務の効率化
自動化、省エネ化、観測項目拡大、情報サービス
Communication
観測情報の事業活用
エネルギー 、運輸・交通、構造物・設備の制御連動
オンリーワンの新たな計測
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8
安定的な受注獲得 ②
拠点国を軸足にしたグローバル化の加速
各国で営業活動を推進し、世界にMEISEIブランドを浸透
■ パイプの太い重要国を中心に複数商品を販売展開
■ ラジオゾンデを旗艦に各国で現地代理店を開拓
■ 国内外のパートナー・IHI海外拠点と連携してさまざまな販売モデルを展開
ラジオゾンデ
現地代理店との連携で国際入札
各国気象当局との関係構築
POTEKA
地震防災
ラジオゾンデをトリガーにした販売展開
インテグレータ、商社との連携でインフラ輸出に参画
宇宙分野
小型衛星システムの海外受注に向けた営業展開
宇宙技術活用商品の販売拡大
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収益性の向上 ①
量産・繰返し生産型事業への注力
リスクの高い“個別開発受注”と、安定性ある“量産・繰返し生産”をバランス
■ “個別開発受注”で蓄積した技術を活用して、繰返し生産型の新商品を創出
■ 既存の量産品を含めて、標準化とコストダウンを徹底
▶ 宇宙分野などのオンリーワン技術を活用して、地上・民間向けの新商品を開発し事業化
技術
地上用・民間用に 転用
極低温・放射線環境での
計測・通信・画像処理技術
新商品
・XFEL読出装置(開発済み)
・エネルギー、環境、 セキュリティ分野
▶ 気象・防災分野などの商品も、標準化とコストダウンを徹底しラインナップ化
ラジオゾンデ、POTEKA、地震計、水位計、3次元レーザーレーダ
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10
収益性の向上 ②
プロジェクトマネジメントの強化
“リスク”に柔軟に対応し、品質・コスト・納期を厳守して収益を確保できる体質の確立
■ 技術リスクの洗い出しに基づく回避策の実施
■ 業務プロセスの改革とプロジェクトマネジメント機能の強化による"業務品質の向上"
■ 各部門の負荷変動に対応する"柔軟なリソース運用"
組
織
風
土
改
革
技術品質の向上
契約・開発初期段階での技術リスク分析
社内外の知見を含めた技術レビューの実施
受注工事(プロジェクト)
業務品質の向上
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プロジェクトマネジメント機能の強化
本社部門によるモニタリング
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11
成長事業への注力
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高層気象 (世界対応ラジオゾンデ iMS-100)
運用メリットを訴求したトータルシステム提案で世界展開
事 業
方
針
トルコ、インドネシアの受注実績を踏まえて
■全世界市場へ戦略的にアプローチし、売上倍増
▶自動放球装置、特殊センサなどお客さまニーズに対応
▶海外代理店・IHI海外拠点と連携した
販売・サービス網の強化
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地上気象 (気象情報サービス POTEKA)
国内外の防災、民間の気象情報活用ニーズをとらえ、
ソリューション事業を展開
事 業
方
針
■全国自治体への展開を加速
■気象情報を高度活用する産業界への展開
▶販売ネットワークや販売モデルを多様化
▶お客さまのニーズに応じた提供情報の充実
(予報、意思決定支援情報)
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14
地震防災
活発化する地震・火山の災害リスクに備え、
地震計測のリーディング企業として人々の安全・安心に貢献
事 業
方
針
■中央官庁・自治体などに新商品を提供し、
これをベースに民間・海外市場へも事業展開
▶次世代型の震度計・テレメータの市場投入
(高機能・新規格対応・低価格・省エネ駆動)
▶地震計、防災システムの海外展開
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15
小型衛星システム・衛星搭載機器
国際的競争力を有する小型衛星システムの開発を推進し、
宇宙観測ミッションのインテグレータへ
事 業
方
針
 小型衛星バスシステムの実用化
▶高信頼性・低価格・短納期
▶高い汎用性・拡張性の実現
 国内および東南アジアからの小型衛星受注
 各種科学衛星への搭載ミッション機器の連続受注
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16
宇宙技術などを活用した新商品
宇宙分野などで蓄積された技術を活用して、
オンリーワンの観測・計測機器を開発し事業化
事 業
方
針
■特殊環境・極限環境で稼働する
繰返し生産型の機器を開発
普及型特性X線カメラ
▶XFEL読出装置 *
▶極低温下監視カメラ
▶普及型特性X線カメラ **
XFEL読出装置
*
XFEL: X-ray Free Electron Laser(X線自由電子レーザ)
新薬創出など活用が期待される「夢の光」。
読出装置は光をとらえる目の視神経にあたる装置。
**
放射性物質(セシウム137、134)を可視化する軽量・コンパクトなカメラ。
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本資料で記述されている業績予想ならびに将来予測は、現在における入手可能な情報に基
づき当社が判断した内容であり、潜在的リスクおよび不確実性が含まれます。したがいまして、
さまざまな要因の変化によって、実際の業績は記述されている内容と大きく乖離する結果とな
る可能性があることをご承知おきください。
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