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2016年 8月10日号 - メディファクス・ダイジェスト

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2016年 8月10日号 - メディファクス・ダイジェスト
診療報酬・薬価から臨床・創薬まで 高度情報化医療の明日を伝える
医療
NEWS FILE
No.
2016.8.10
株式会社じほう 〒101-8421 東京都千代田区猿楽町1-5-15 猿楽町SSビル TEL 03-3233-6351
2
医療等分野 IDで報告書
運用例など示す
日医・委員会
3 経済対策案に
医療・健康データ利活用高度化事業
自民特命委で総務省
6 薬の不動在庫解消へ
HP上に「交換掲示板」開設
秋田県薬
INFRASTRUCTURE
3
医療機関 HP、不適切表示の新たな規制を提案 厚労省
4
ゲノム医療、取りまとめ案を大筋了承 厚労省など実用化推進 TF
4
24 薬剤の使用実態など集計・分析へ NDB 使用模擬申請
4
塩崎厚労相「中長期的な保険者再編も」、データヘルス推進で 健保連総会
CONTENTS
7
データヘルス議連が発起人会、田村前厚労相が会長に 先進事例の普及活動を展開へ
7
創薬研究へのビッグデータ活用、環境整備の加速を 政策研・研究会が提言
8
EPS との提携で治験効率化に貢献 メディデータ・山本社長
8
電子お薬手帳「ハルモ」の商用サービスを開始 ソニー
8
処方箋データの活用で投与パターンを把握 日本医薬総研シンポ
019
禁無断複写
医療
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INFRASTRUCTURE
医療等分野 ID で報告書
運用例など示す
日医・委員会
日本医師会の医療分野等 ID 導入に関する検討委員会
(委員長=山本隆一・医療情報システム開発センター理事
長)はこのほど、医療等 ID の運用や今後の検討課題に関す
る報告書をまとめた。厚生労働省の「医療等分野における
番号制度の活用等に関する研究会」の報告書に概念が盛り
込まれた「Key-ID」など、実用化への方向性について具体
例を交えて紹介した。7 月 27 日、日医の石川広己常任理
事が会見で発表した。
会見する石川常任理事
政府が昨年 6 月に閣議決定した「『日本再興戦
る「Key-ID」から目的別の医療等 ID などを発
略』改訂 2015」
(成長戦略)では、医療等番号の
行する枠組みや有用性について、より具体例を
制度について「18 年度から段階的に運用を始め、
交えて紹介した。
20 年までに本格運用する」との方針を明記。こ
検討委はこのほか、医療等 ID の流通に向けた
れを受け、検討委はその方向性を踏まえた制度
安全なネットワークの整備として、医療等分野
創設への考え方や今後の課題についてまとめた。
専用のネットワーク構想が議論されたと報告。
検討委は医療等 ID の運用をめぐり、▽ 1 人に
安全性が確保された専用の全国規模ネットワー
対して目的別に複数の ID を付与できる仕組み
ク基盤があれば、医療情報や資格確認などで安
を検討する▽発番にはマイナンバー制度で構築
全なやりとりが期待できる一方、その運営主体
するシステムを最大限利用する―などの考え方
や組織の在り方、運営に関する費用負担などを
を昨年 7 月の中間取りまとめで打ち出している。
検討課題に位置付けた。
今回の報告ではこれらの方向性をあらためて
2016 年 7月27日【MEDIFAX】 規制・GL
強調した上で、全ての医療等 ID の “ 親 ID” とな
医療 ICT
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2016.8.10
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INFRASTRUCTURE
経済対策案に医療・健康データ利活用高度化事業
自民特命委で総務省
自民党・IT 戦略特命委員会(平井卓也委員長)の会合が 7 月 22 日に開かれ、総務省は、政府
が近く取りまとめる 2016 年度経済対策のうち ICT 関連の取り組み案として、
「医療・健康デー
タ利活用基盤高度化事業」や「ICT 技術を活用した子育て・高齢者支援街づくり事業(テレワー
クの普及推進)」を示した。
2016 年 7月22日【MEDIFAX】
事 業
同高度化事業は、医療機関と介護事業者間、広域
医療 AI(人工知能)の活用を含む医療 ICT を推進
の地域医療圏における情報連携を新たに実現し、医
する。
療・健康データを利活用するための情報連携基盤、高
精細医療映像データを利活用するための基盤を構
築・高度化するもの。
また場所や時間にとらわれず、情報通信技術を活
用して柔軟に働く「テレワーク」を普及させ、子育て
世帯や高齢者・障害者の社会参加を促進するため、病
院や子育て支援施設などに必要なハードを整備する
自治体を支援する。
会合では、厚生労働省も医療分野のイノベーショ
ンを推進する考えを示した。革新的な新薬や医療機
器を開発するため、産学官が連携して行う研究開発、
会合の冒頭に挨拶する平井委員長(右)=22日、自民党本部
医療機関 HP、不適切表示の新たな規制を提案
厚労省
2016 年 8月3日【MEDIFAX】 規制・GL
厚生労働省は 3 日の「医療情報の提供内容等のあ
を医療法上の広告として扱った場合「広告できる事
り方に関する検討会」
(座長=桐野髙明・東京大名誉
項が限定され、医療情報の提供促進に支障が生じる
教授)で、医療機関のウェブサイトについて医療法
との懸念が多く示されている」とした。一方で「情報
上の広告としては扱わず、不適切な表示を禁止する
発信の観点からも認められないような虚偽・誇大な
新たな規制を設けることを提案した。
表示等が規制されないことは適切ではない」とし、
新たな規制を設けることを提案した。
医療法上の広告では
「医療情報の提供促進に支障も」
規制の執行体制の強化策についても提示した。新たな
規制の内容をガイドラインなどで明確化するとともに、
ネットパトロールによる監視体制の構築などを盛り込ん
でいる。厚労省は次回会合で取りまとめ案を示す方針だ。
厚労省が示した案では、医療機関のウェブサイト
医療 ICT
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INFRASTRUCTURE
ゲノム医療、取りまとめ案を大筋了承
厚労省など実用化推進 TF
2016 年 7月22日【MEDIFAX】 規制・GL
厚生労働省など関係省庁が連携して進める「ゲノム
備」が盛り込まれた。ゲノムシークエンス技術の飛
情報を用いた医療等の実用化推進タスクフォース」
躍的な進展により、医療等でゲノム関連検査が広く
(TF、座長=福井次矢・聖路加国際病院長)の9回目の
実施されることが見込まれることを見据え「ゲノム
会合が 7月22日都内で開かれた。事務局が作成した
情報の取り扱いに関わる実態把握や、国民がゲノム
意見の取りまとめ案を基に審議が進められ、大筋で合
情報の提供に対し懸念する事項などの調査が早急に
意した。今後、座長と事務局で最終案をまとめ、親部
必要である」とも明記。さらに、実態把握や国民の
会に当たる「ゲノム医療実現推進協議会」に報告する。
意識調査の結果などを踏まえ、ゲノム医療等の推進
取りまとめ案には、今年 6 月の前回会合で議論し
のためには必要な社会環境の整備に関わる取り組み
た「ゲノム医療等の実現・発展のための社会環境整
を進める必要があるとした。
24 薬剤の使用実態など集計・分析へ
NDB 使用模擬申請
2016 年 7月27日【MEDIFAX】 事 業
厚生労働省の「レセプト情報等の提供に関する有
(製薬協)から模擬申請の申し出があった医薬品の
識者会議」
(座長=山本隆一・医療情報システム開発
市販後安全性評価・臨床開発に関するナショナル
センター理事長)は 7 月 27 日、日本製薬工業協会
データベース(NDB)からのデータ抽出について、
24 薬剤に関する分析を進めることを了承した。
製薬協から申請があった集計対象の薬剤は、糖尿
病用剤、抗がん剤、抗ウイルス剤、血液凝固阻止剤
など。それぞれの性・年齢区分別の月当たり患者数、
延べ投与日数、延べ使用量などのほか、肝疾患、心
疾患などの合併症などについて集計する。厚労省は
今年度中のデータ公表・提供を目指している。
同日はこのほか、京都大に設置されたオンサイト
リサーチセンターから、レセプト情報分析に関する
パフォーマンステストの進捗状況について報告が
24薬剤の使用実態について分析を進めることを決めた有識者会議
=27日、東京都内
あった。
塩崎厚労相「中長期的な保険者再編も」、データヘルス推進で
健保連総会
2016 年 7月22日【MEDIFAX】 事 業
塩崎恭久厚生労働相は 7 月 22 日、健保連が東京都
集約化、保健指導の共同実施を後押ししていきたい」
内で開いた定時総会に出席し、ビッグデータ分析を
と述べた。
通じてデータヘルスを推進していくためにはインフ
塩崎厚労相は、ドイツには保険者が 120 程度あ
ラ整備が「焦眉の急」だとして、「中長期的には保険
り、平均加入者が約 40 万人だと説明。一方で日本の
者の再編も視野に入れながら、当面はデータ分析の
健保組合は約 1400 あり、そのうち加入者が 40 万人
医療 ICT
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INFRASTRUCTURE
を超えている組合は 6 つだけだと解説した。国内で
は中小規模の健保組合が多く、平均加入者が約 2 万
人だと指摘し、国民健康保険や協会けんぽを念頭に
「国内の他の保険者と比べると、はるかに小さな規
模」と問題意識を示した。
塩崎厚労相は 20 ~ 21 日に韓国を訪問し、日韓高
齢化・介護保険フォーラムに出席したほか、診療報
酬の審査を行う健康保険審査評価院(HIRA)を視察
した。定時総会でも HIRA の話題などに触れながら、
韓国では医療関連データなどを国家レベルで一元管
理しているとして、「日本にとっても参考になるこ
健保連総会で挨拶する塩崎厚労相(中央)
。右は健保連の大塚会
長=22日、東京都中央区
とをやっている」と述べた。その上で、日本の保険
者が ICT やビッグデータを駆使して医療の質の向
上を図っていくためにも、保険者の体制強化が必要
「こういう形で(増税が)先延ばしになっていくこと
との認識を示した。
は大変残念」と話した。
10 月から短時間労働者に対する健康保険などの
大塚会長、消費増税先送り
「大変残念」
適用拡大が始まることについては、小売業、外食産
業、運輸業など特定業種の健保組合に負担が集中す
健保連の大塚陸毅会長(JR 東日本相談役)は定時
るとの見通しを示し、「財政影響の大きさに(組合
総会で、消費税率 10%への引き上げ再延期に触れ、
の)解散さえも危惧されている」と懸念を表明。解散
消費増税に伴う財源を高齢者医療制度の公費負担拡
をできる限り防ぐために、対応策を検討していると
充に充てるよう要望してきたことを振り返りながら
説明した。
医療 ICT
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2016.8.10
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CONTENTS
薬の不動在庫解消へ H P上に「交換掲示板」開設
秋田県薬
秋田県薬剤師会(大越英雄会長)は、会員薬局が在庫として抱える使用期限間近の薬(不動在
庫)を会員同士で売買するための掲示板「会員専用デッドストック交換掲示板」を、県薬ホーム
ページ(HP、http://www.akiyaku.or.jp/)の会員専用サイトに立ち上げている。
2016 年 8月3日【PHARMACY NEWSBREAK】 医薬品
1 度に10 品目まで書き込み可、コメントも
不動在庫の情報を県内全域に発信できることや、
販売価格を各自で設定できることなどが特徴だ。今
年 3 月の掲示板立ち上げ以降、20 件(2 日正午現在)
不動在庫を販売したい会員薬局は、支部、薬局名、
の情報が書き込まれており、売買成立の情報も 2 件
担当者名、連絡先とともに、販売したい医薬品名、
含まれていることから、不動在庫の解消へ一役買っ
個数、使用期限を投稿フォームに入力。医薬品は、
ている。
1 度に 10 品目まで書き込むことが可能で「薬価の
秋田県薬によると、掲示板を立ち上げる前にも、
●%でお譲りします」など希望販売価格とともに
支部ごとや特定の薬局間で不動在庫を融通する事例
「開封済みですが未使用です」などといったコメン
はあったという。ただ、情報が広く共有されないた
トを書き込むことができる。掲示板の情報は、3 カ
め当該医薬品を求めている薬局を見つけにくかった
月経過すると自動的に削除されるほか、取引が成立
り、取引自体 “ 物々交換 ” が主流となるため、双方の
した場合は投稿者が終了した旨を書き込むかリスト
希望が合わないと成立しなかったりしたため、不動
を削除する。
在庫の問題はなかなか解消しなかった。
当事者間の現金での取引が原則
そこで、秋田県薬医薬品情報センター運営委員会
は、会員からの要望を受けてデッドストック交換掲
示板を県薬HPに開設。不動在庫の解消に乗り出した。
運営委員会は同掲示板を活用するメリットとし
て、県薬 HP に掲示板を設けたため不動在庫の情報
を県内全域の薬局に向けて発信できることや、現金
での取引を原則としており市場よりも低い価格での
取引が可能なことを挙げている。
取引は当事者間で行い、秋田県薬はあくまで取引
する場の提供といった立場を示している。
掲示板開設以降、これまでに 20 件の情報が書き込
まれており、1 品目だけを掲載する薬局から、最大
の 10 品目を掲載する薬局まで活用の仕方はさまざ
まだ。また、価格については薬価の 50 ~ 70%程度
を提示しているものが多いが、使用期限が年内に
迫っている品目は薬価の 20 ~ 30%程度の値が付け
られている。
秋田県薬のHPの会員専用サイトにある「デッドストック交換掲示板」
医療 ICT
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2016.8.10
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CONTENTS
データヘルス議連が発起人会、田村前厚労相が会長に
先進事例の普及活動を展開へ
2016 年 8月2日【MEDIFAX】 医療・介護
保険者機能強化や生活習慣病の重症化予防などの
先進的な取り組みをさらに普及させていこうとする
自民・公明の有志国会議員が 2 日、
「データヘルス推
進議員連盟」発起人会を開き、会長に田村憲久前厚
生労働相を選出した。今後の議連活動に向けて関係
省庁や専門家から広島県呉市の先進的事例などのヒ
アリングも行い、全国的に普及させるための課題な
どを探った。
この日の意見交換では、呉市などの先進事例が広
がらない理由が論点に挙がった。有識者などからは、
会長就任の挨拶をする田村前厚労相=2日、衆院議員会館
呉市など先進地域は自治体・地元医師会・協会けんぽ
支部といった関係者がデータヘルスによる重症化予
た議員からは終了後、
「医療費削減ではなく、医療費
防などへの意識が高い一方で、広がらない地域は関
への再配分がされるようなインセンティブを関係者
係者に温度差があることなどが説明された。参加し
に説明しなくてはいけない」との意見も聞かれた。
創薬研究へのビッグデータ活用、環境整備の加速を
政策研・研究会が提言
2016 年 8月5日【日刊薬業】 医薬品
日本製薬工業協会の医薬産業政策研究所が 2015
求めた。
年に新設した「医療健康分野のビッグデータ活用研
さらにバイオバンクのさらなる促進整備と医療創
究会」は、創薬研究へのビッグデータ活用のための
薬分野における人工知能(AI)の活用なども求めて
環境整備に関する提言を盛り込んだ報告書をまとめ
いる。
た。近い将来、ゲノム情報を使った創薬が実用化さ
製薬業界に対しては、国が環境整備を進めるのを
れることを念頭に国と製薬業界に取り組みを加速す
待つだけではなくビッグデータ解析を実践するよう
るよう求めている。
求めた。
米国では、ヒトゲノム情報に周辺の生体分子情報
また、米国では DB と AI を一緒に使うことで、こ
を加えた膨大なデータの解析研究に基づいて診断と
れまでは年に 1 つ程度だったがん関連タンパク質の
治療を行う「プレシジョンメディシン」の研究が進
発見が、3 週間で 6 つ見付けられるようになったこ
められ、2010 年以降一部臨床応用も進んでいる。
となどから、AI 創薬に期待が膨らんでいると指摘。
報告書では、国内で実臨床でのプレシジョンメ
日本の製薬業界に対し、
「実験データと比べ医療デー
ディシンの活用が十分に進んでいないことから国の
タの信用は低い」といった価値観を変えて、蓄積し
特区制度などを活用し推進していくことを求めた。
ている臨床データや医療データベースを使い積極的
また、米国では電子カルテとゲノム情報を組み合
に探索研究を行うよう求めている。
わせたデータベース(DB)が商用化されている一
報告書は、政策研の研究員や、製薬協の研究開発
方、日本ではいまだに電子カルテの利活用が十分進
委員会、医薬品評価委員会、産業政策委員会の関係
んでいないと指摘。電子カルテの利活用の整備とと
者などビッグデータ活用研究会のメンバーが、大学
もに、ゲノム情報の取り込みも一緒に議論するよう
の研究者 4 人から意見聴取を行い、まとめた。
医療 ICT
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2016.8.10
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CONTENTS
EPS との提携で治験効率化に貢献
メディデータ・山本社長
2016 年 7月26日【日刊薬業】 医薬品
メディデータの山本武社長は 7 月 26 日、日刊薬業
のソフトを扱うメ
の取材に応じ、7 月に発表した CRO のイーピーエス
ディデータの 2 社
(EPS)との提携について、「メディデータのクラウ
に対して治験の設
ドサービスを使う製薬メーカーにとっては治験業務
計内容を説明して
の効率化につながる」と述べた。
い た が、 今 後 は
今回の提携は、メディデータのソフト「Medidata
EPS に説明するだ
Balance」
(RTSM)に関するもの。RTSM は CRO な
けで済むほか、今
どが被験者を実薬群とプラセボ群に分けるいわゆる
まで 2 社と結んで
「割り付け」と治験薬の供給管理を行う際に用いる。
いた契約もEPSと
メディデータは治験の規模に合わせて RTSM の
交わすだけでよく
仕様を変更する方法をイーピーエスに教えてきた
なる。
が、習熟度が基準以上に達したとしてソフトの仕様
山本氏は「今ま
変更も含め RTSM を取り扱う認定をイーピーエス
でそれぞれ独立し
に与えた。
て提供してきた
RTSM を活用するメーカーは、今までは割り付け
サービスをまとめることで製薬企業の負担軽減につ
と治験薬の供給管理の実務を行うイーピーエスとそ
ながる」とした。
取材に応じるメディデータの山本武社長
電子お薬手帳「ハルモ」の商用サービスを開始
ソニー
2016 年 7月26日【PHARMACY NEWSBREAK】 医薬品
ソニーは 7 月 26 日、医療・健康情報連携プラット
ハルモは 2011 年秋以降、地域を限定して試験
ホームを活用した具体的なサービスとして、7 月か
サービスを実施してきた。7 月現在で全国 10 都市で
ら同社が開発した電子お薬手帳「harmo(ハルモ)」
薬局 827 施設、病院 18 施設、医科診療所 30 施設、
の事業を商用サービスとして開始したと発表した。
歯科診療所 8 施設の計 883 施設に導入。利用者は 7
サービス提供エリアは現在、北海道札幌市、埼玉県、
万 5000 人を超える。今後、蓄積した統計データを
東京都、神奈川県、滋賀県、大阪府、兵庫県で、今
利用者にとって有用な情報として活用することなど
後順次拡大する計画だ。
も視野に入れている。
処方箋データの活用で投与パターンを把握
日本医薬総研シンポ
2016 年 7月21日【PHARMACY NEWSBREAK】 医薬品
日本調剤の医薬コンサルティング会社である日本
者への投与パターンなどが、処方箋データの活用で
医薬総合研究所は 7 月 21 日、処方箋データを生かし
見えてくるとの意見が挙がった。
た医薬品マーケティングの最新戦略に関するシンポ
日本医薬総研では、日本調剤の薬局で日々収集さ
ジウムを東京都内で開催した。製薬企業からは、個
れる処方箋データを基に、製薬企業などに処方情報
別製品の売り上げデータだけでは分からなかった患
を提供するサービスを行っている。2015 年度の情
医療 ICT
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2016.8.10
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CONTENTS
報基盤薬局は全国 520 店、年間患者数は 270 万人、
ジメントの議論をしていたが、
「処方箋系のデータに
年間処方数は 1200 万枚に上る。
移ることによって、いろんなことが深く見えてきた」
シンポジウムでグラクソ・スミスクラインの西垣
と言及。提供された処方情報により、▽どこでどの
直彦氏(マルチチャネルアナリティクス責任者)は、
ような患者に投与されたのか▽投与パターン▽新規
当初は売り上げデータだけに基づいてシェアやマネ
処方と継続患者―などが把握できる利点を挙げた。
http://www.jiho.co.jp/
医療 ICT
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2016.8.10
〒101-8421 東京都千代田区猿楽町 1-5-15 猿楽町 SS ビル
TEL:03-3233-6333 FAX:0120-657-769
〒541-0044 大阪市中央区伏見町 2-1-1 三井住友銀行高麗橋ビル TEL:06-6231-7061 FAX:0120-189-015
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