人口密度と住民一人当たりの行政コスト

人口密度と住民一人当たりの行政コスト
一人当たりの財政支出は、人口密度、高齢化率等との相関が高い。
小規模な自治体では、今後、人口減少に伴い、財政が厳しくなる可能性あり。
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一人当たりの財政支出と人口密度の関係
一人当たりの財政支出と高齢化率の関係
10.0
10.0
9.5
9.5
9.0
9.0
１人当たりの財政支出（対数表示）
１人当たりの財政支出（対数表示）
8.5
8.0
7.5
7.0
6.5
6.0
5.5
8.5
8.0
7.5
7.0
6.5
6.0
5.5
5.0
5.0
0
2
4
6
8
10
人口密度（人/㎢・対数表示）
出所：総務省「市町村別決算状況調」（2010年）、総務省「国勢調査」(2010年)より作成。
12
2.0
2.5
3.0
3.5
4.0
4.5
６５歳以上人口比率（対数表示）
108
まちの外縁の拡大が自治体財政に与える影響
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人口が郊外化すれば、道路、上下水道等のインフラは拡大。
人口減少下では、住民一人当たりのインフラの維持管理・更新費用の増加が見込まれ、自治体財政が逼迫され
る可能性あり。
自治体内での「集住」を促し、都市機能をコンパクトにまとめることは、インフラを維持するためのコストの低減を
通じて、財政健全化を進める観点からも有益。
人口集中地区（ＤＩＤ）面積の拡大と
都市インフラ整備量の推移
（札幌市）
住民一人当たりの社会資本維持・管理費用の推移
（百万円）
12,000,000
160
DID面積
10,000,000
DID人口
150
道路総延長
120,000
100,000
8,000,000
上水道延長
140
（千人、円／人）
140,000
80,000
下水道延長
6,000,000
130
60,000
新設（充当可能）費
災害復旧費
4,000,000
40,000
120
更新費
維持管理費
2,000,000
110
20,000
総人口
一人当たり維持管理費用
0
0
100
S60
H2
（昭和60年＝100）
H7
H12
H17
H22
注）社会資本・・・道路、港湾、空港、公営賃貸住宅、下水道、都市公園、治水、海岸
出所：札幌市「主要指標長期時系列」
出所：国土交通白書2012 国立社会保障・人口問題研究所
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