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JAMP通信 - 市町村アカデミー

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JAMP通信 - 市町村アカデミー
平成 25 年度研修計画について
市町村職員中央研修所(市町村アカデミー)は、昭和62年(1987年)に全国の市町村の共
同研修施設として設置され、以来25年にわたり宿泊を伴う集合研修を基本とし、その時代に
ふさわしいテーマを選び、市町村が日頃直面している課題を的確に捉え、研修、講座を計画
し、実施してまいりました。これまでに12万5,000人を超える方々が研修課程を終えられ、
それぞれの地域で活躍されていらっしゃいます。
当研修所は、研修の講師として、それぞれの分野の第一線で活躍している大学教授や自治
体職員等を多数招聘しているほか、研修科目、カリキュラム、研修手法の見直し等を毎年度
行うなど、種々の工夫をこらし、市町村にとって魅力ある中央研修機関としての機能の発揮
に努めています。
当研修所の研修期間は2∼ 11日間と比較的短いものの、全員宿泊方式で寝食を共にする
ことにより、全国各地の市町村の状況等について積極的に情報交換や意見交換を行うととも
に、研修生相互のネットワークがつくられるなど、交流にも大きく寄与しています。
このように、当研修所の研修においては、講義や演習・実習による研修効果はもちろんの
こと、相互啓発及び行政全般にわたる視野の拡大、研修生相互の交流など、自己啓発やOJ
Tでは得られない大きな成果を得ることができます。
当研修所は、平成25年度においても、これまでと同様に宿泊研修を基本として、約100
コースの研修の実施を計画しているところです。平成25年度に向けては、従来の研修体系を
対象者別に職責にマッチした政策編、制度運用編、入門編の3体系にわかりやすく再編して
研修事業を計画・実施していきますが、その重点事項等の概要を紹介します。
1 トップマネジメントに対する研修の拡充
社会経済情勢の変化、地方分権の進展、国や自治体をめぐる行財政制度の抜本的変革のも
と、市町村を取り巻く環境がめまぐるしく変化する中で、市町村行政のかじ取りを担うトッ
プマネジメントの責任はますます大きくなっています。
首長、議員はもとより、市町村行政の中軸を担う部課長級の管理職研修を拡充することで、
次々と生じる新しい行政課題・ニーズに的確に対応し、判断できる能力の向上を図ります。
〔例〕○テーマ別特別セミナー
市町村長防災特別セミナー
市町村長これからの基礎自治体特別セミナー
市町村長まちづくり特別セミナー
市町村議会議員防災特別セミナー
○管理職特別講座(防災、まちづくり)
○管理職研修(組織マネジメント、自治体経営改革、地域経済の活性化等)
vol.105
87
2 多様化する地域課題に対応する専門研修の充実
地方分権が進む中、基礎自治体である市町村の役割はますます重要となってきています。
行政の最前線を担う市町村職員をはじめとした地方自治の担い手が、多様化する地域課題に
適切に対応できるよう、専門能力の向上を図ります。
中でも、最重要課題として防災対策と地域活性化のためのまちづくり研修に重点を置いて
取り組みます。
①大災害に備えた防災対策研修の拡充
東日本大震災は大規模な地震、津波により、一瞬にして自治体機能そのものを喪失させま
した。わが国は地震の活動期に入り、日本のどこで、いつ大地震が起きてもおかしくない状
況にあり、台風や大雨等による風水害も拡大、深刻化する中、住民の安全・安心を確保する
ためその対応が迫られています。
大災害に備えた地域防災力の向上や自治体の果たすべき役割等について、首長、議員、管
理職、中堅職員など、それぞれの階層に合った研修メニューを用意し、防災対策能力の向上
を図ります。
〔例〕○市町村長防災特別セミナー
○市町村議会議員防災特別セミナー
○管理職防災特別講座
○地域の防災対策(大災害に備えて)
○防災と危機管理(実践的防災講座)
②地域活性化のためのまちづくり研修の充実
地域の活性化を図り、魅力あるまちづくりを行っていくためには、住民に最も身近な基礎
自治体である市町村が積極的な役割を果たしていくことが必要不可欠です。
都市計画、経済、コミュニティ、観光、文化、教育など、まちづくりに必要な諸課題につ
いて考え、活力あるまちづくりをすすめていくための研修を充実します。
〔例〕○魅力ある都市づくり
○中心市街地の再生
○高齢化時代のコミュニティ
○観光戦略と地域ブランド
○文化・芸術の活用による地域づくり
○行政と教育の連携による生涯学習
また、まちづくりを進めるうえで、住民やNPOとの協働は重要な要素であり、市町村職
員の協働・コーディネート力の向上を図るとともに、NPOや地域自治組織等からの参加者
を含む研修の実施を図ります。
88
vol.105
〔例〕○住民と行政の協働
○NPOや地域自治組織等から参加可能な研修
多文化共生の地域づくり
住民と行政の協働
地域おこし協力隊・集落支援員を対象とした研修(総務省と共催)
地域づくり人育成講座(総務省と共催)
3 受講者の職責にマッチした効果的な研修体系の提供
市町村職員は、管理職や中堅職員といったそれぞれの職責に応じ、市町村の直面する諸課
題に積極的に対応する必要があります。
このため、従来の研修体系を見直し、どういう人を対象にどういう講座を実施するかを明
確にするため、対象者別に政策篇、制度運用篇、入門篇の3体系に再編し、受講者の職責に
マッチした効果的な研修を実施します。
【政策篇】
首長、議員、行政委員、部課長等の管理職を対象として、広く自治体に係る政策形成の観
点から、今後の市町村運営に役立つ研修を実施します。
【制度運用篇】
市町村の中堅職員を対象として、ニーズに基づいた特定課題への対応や、企画・立案能
力、実践的な業務遂行能力の向上を目的とした研修を実施します。
【入門篇】
経験の少ない職員や新規採用職員、自治体からの推薦を受けたNPO等の関係者を対象と
して、基礎的な知識や実務能力の養成を図るための研修を実施します。
vol.105
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平成 25 年度 研修一覧
(1)政 策 篇 (対象者:首長、議会議員、行政委員、部課長等の管理職)
研修科目
回数 定員
首長
市町村長特別セミナー
〈総務省等と共催〉 2
研修期間
日数
80 ①
4 月 25 日∼ 4 月 26 日
80 ② H 26 年 1 月 9 日∼ 1 月 10 日
2
8 月 22 日∼ 8 月 23 日
2
議員
1
80
市町村長まちづくり特別セミナー
1
80
7 月 16 日∼ 7 月 17 日
2
市町村長防災特別セミナー
1
80
10 月 29 日∼ 10 月 30 日
2
市町村議会議員特別セミナー
2
100 ①
5 月 9 日∼ 5 月 10 日
100 ② H 26 年 1 月 16 日∼ 1 月 17 日
2
市町村議会議員防災特別セミナー
1
100
2
市町村議会議員特別講座Ⅰ(政策基本コース)
1
50
8 月 5 日∼ 8 月 9 日
5
市町村議会議員特別講座Ⅱ(政策立案コース)
1
50
H 26 年 2 月 3 日∼ 2 月 5 日
3
監査委員特別セミナー
2
50 ①
50 ②
4 月 18 日∼ 4 月 19 日
11 月 5 日∼ 11 月 6 日
2
市町村長これからの基礎自治体特別セミナー(再掲)
1
80
8 月 22 日∼ 8 月 23 日
2
管理職まちづくり特別講座
1
40
7 月 16 日∼ 7 月 18 日
3
管理職防災特別講座
1
40
10 月 29 日∼ 10 月 31 日
3
管理職のための組織マネジメント
1
40
5 月 13 日∼ 5 月 17 日
5
管理職のための政策企画
1
40
8 月 5 日∼ 8 月 9 日
5
管理職のための税徴収マネジメント
1
40
7 月 17 日∼ 7 月 19 日
3
行政
委員
市町村長これからの基礎自治体特別セミナー
11 月 7 日∼ 11 月 8 日
管理職
管理職が進める自治体経営改革
1
40
H 26 年 2 月 3 日∼ 2 月 7 日
5
管理職が進める地域経済の活性化
1
40
11 月 25 日∼ 11 月 29 日
5
管理職のための環境政策
1
40
10 月 7 日∼ 10 月 11 日
5
(2)制度運用篇 (対象者:中堅職員)
研修科目
法務・人事・人材育成
90
回数 定員
研修期間
日数
地方自治制度(研修講師養成)
1
40
地方公務員制度(研修講師養成)
1
40
〈JIAM と共同実施〉 2
50
50
1
80
9 月 25 日∼ 10 月 3 日
9
住民行政事務
2
50 ①
6 月 11 日∼ 6 月 19 日
50 ② H 26 年 2 月 25 日∼ 3 月 5 日
9
人事・組織管理
1
40
6 月 24 日∼ 6 月 28 日
5
人事評価制度
1
40
8 月 5 日∼ 8 月 9 日
5
労務管理とメンタルヘルス
1
40
10 月 7 日∼ 10 月 11 日
5
ブラッシュアップ女性リーダー
2
60
60
①
7 月 2 日∼ 7 月 10 日
② H 26 年 1 月 21 日∼ 1 月 29 日
9
人材育成リーダー養成
1
40
10 月 15 日∼ 10 月 25 日
11
法令実務B(応用)
情報公開と個人情報保護
vol.105
①
②
12 月 3 日∼ 12 月 13 日
11
7 月 23 日∼ 8 月 2 日
11
8 月 27 日∼ 9 月 6 日
11
11 月 12 日∼ 11 月 22 日
研修科目
回数 定員
研修期間
日数
政策企画
2
50
50
①
7 月 2 日∼ 7 月 10 日
② H 26 年 1 月 21 日∼ 1 月 29 日
9
ICTによる情報政策
1
50
9 月 9 日∼ 9 月 13 日
5
広報・広聴
2
50
50
①
②
6 月 11 日∼ 6 月 21 日
11
12 月 3 日∼ 12 月 13 日
〈JIAM と共同実施〉 3
100 ①
100 ②
100 ③
8 月 27 日∼ 9 月 6 日
10 月 15 日∼ 10 月 25 日 11
11 月 12 日∼ 11 月 22 日
固定資産税課税事務(土地)
〈JIAM と共同実施〉 1
100
7 月 23 日∼ 8 月 2 日
11
固定資産税課税事務(家屋)
〈JIAM と共同実施〉 1
100
6 月 11 日∼ 6 月 21 日
11
市町村税徴収事務
〈JIAM と共同実施〉 3
100 ①
100 ②
100 ③
7 月 23 日∼ 8 月 2 日
10 月 15 日∼ 10 月 25 日 11
11 月 12 日∼ 11 月 22 日
使用料等の滞納債権の回収強化
住民税課税事務
企画・税・財政
〈JIAM と共同実施〉 1
40
6 月 24 日∼ 6 月 28 日
5
自治体財政運営
1
100
8 月 27 日∼ 9 月 6 日
11
公共施設の有効活用(大量更新への対応)
2
50
50
①
6 月 24 日∼ 6 月 28 日
② H 26 年 2 月 3 日∼ 2 月 7 日
5
〈地方公共団体金融機構と共催〉 1
40
9 月 18 日∼ 9 月 20 日
3
資金調達戦略の基本
新時代の地方公営企業の経営
1
40
9 月 18 日∼ 9 月 20 日
3
入札契約制度改革セミナー
1
100
H 26 年 2 月 12 日∼ 2 月 13 日
2
自治体経営短期セミナーⅠ(基本コース)
1
50
7 月 18 日∼ 7 月 19 日
2
自治体経営短期セミナーⅡ(政策コース)
1
50
9 月 19 日∼ 9 月 20 日
2
まちづくり
まちづくりのための政策法務
1
30
6 月 11 日∼ 6 月 19 日
9
住民参加のための政策法務 1
30
9 月 9 日∼ 9 月 13 日
5
住民と行政の協働
2
80 ①
80 ②
7 月 2 日∼ 7 月 10 日
12 月 3 日∼ 12 月 11 日
9
中心市街地の再生
1
60
11 月 25 日∼ 11 月 29 日
5
魅力ある都市づくり
2
50 ①
9 月 25 日∼ 10 月 3 日
50 ② H 26 年 1 月 21 日∼ 1 月 29 日
9
観光戦略と地域ブランド
2
60
60
5 月 21 日∼ 5 月 29 日
12 月 3 日∼ 12 月 11 日
9
少子・高齢化時代のコミュニティ
1
50
6 月 3 日∼ 6 月 7 日
5
農山漁村地域の活性化
1
50
11 月 25 日∼ 11 月 29 日
5
多文化共生の地域づくり
①
②
30
10 月 7 日∼ 10 月 11 日
5
1
40
11 月 25 日∼ 11 月 29 日
5
環境問題に関する政策法務
1
30
9 月 9 日∼ 9 月 13 日
5
廃棄物処理対策と3Rの推進
1
50
5 月 13 日∼ 5 月 17 日
5
健康福祉社会づくりのための政策法務
1
30
9 月 9 日∼ 9 月 13 日
5
高齢者福祉と介護保険
1
50
5 月 21 日∼ 5 月 29 日
9
地域保健と住民の健康増進
1
50
H 26 年 2 月 25 日∼ 3 月 5 日
9
地域における障がい者福祉
1
40
9 月 25 日∼ 10 月 3 日
9
生活保護と自立支援
1
40
H 26 年 2 月 3 日∼ 2 月 7 日
5
児童虐待防止
1
60
H 26 年 2 月 17 日∼ 2 月 21 日
5
子育て支援
1
40
6 月 24 日∼ 6 月 28 日
5
行政と教育の連携による生涯学習
1
40
H 26 年 2 月 17 日∼ 2 月 21 日
5
地域の防災対策(大災害に備えて)
2
40 ①
40 ②
6 月 3 日∼ 6 月 7 日
10 月 7 日∼ 10 月 11 日
5
防災と危機管理(実践的防災講座)
1
60
H 26 年 2 月 25 日∼ 3 月 5 日
9
環境・福祉・教育
〈JIAM と共同実施〉 1
文化・芸術の活用による地域づくり
防災・
危機管理
vol.105
91
行政委員会・公営企業
研修科目
回数 定員
研修期間
日数
選挙事務
〈JIAM と共同実施〉 1
50
H 26 年 2 月 25 日∼ 3 月 5 日
9
監査事務
1
100
9 月 25 日∼ 10 月 3 日
9
議会事務
2
60
60
①
7 月 2 日∼ 7 月 10 日
② H 26 年 1 月 21 日∼ 1 月 29 日
9
水道事業の経営管理
1
50
H 26 年 2 月 17 日∼ 2 月 21 日
5
下水道事業の経営管理
1
50
H 26 年 2 月 17 日∼ 2 月 21 日
5
病院事業の経営管理
1
40
5 月 21 日∼ 5 月 29 日
9
(3)入 門 篇 (対象者:経験の少ない職員、新規採用職員、NPO等の関係者)
研修科目
研修期間
日数
80 ①
80 ②
5 月 13 日∼ 5 月 17 日
8 月 5 日∼ 8 月 9 日
5
法令実務A(基礎)
〈JIAM と共同実施〉 2
職員研修のすすめ方
1
50
6 月 3 日∼ 6 月 7 日
5
入門税務事務
1
40
6 月 3 日∼ 6 月 7 日
5
〈総務省と共催〉 1
60
10 月 30 日∼ 11 月 1 日
3
地域おこし協力隊・集落支援員を対象とした研修会 〈総務省と共催〉 1
70
9 月 18 日∼ 9 月 20 日
3
全国地域づくり人財塾
92
回数 定員
vol.105
市町村長特別セミナー・地域経営塾
(1月9日∼ 10 日)
平成24年度第2回市町村長特別セミナー・地域経営塾を1月9
日、10日の2日間の日程で開催いたしました。今回は、総務省、
内閣官房との共催で実施し、全国各地から99名の市町村長等の皆
様にご参加いただきました。
初日は、「これからの日本の政治を考える」と題し、政治評論家
の森田実氏から、衆院選の歴史的意味、安倍政権に対する外国の反
応など、最新の情報を交えてご講演をいただきました。参加者から
森田 実氏
は、
「マスコミ報道とは違った視点の話が聞けて有益だった。」など
の感想をいただきました。
次に、総務省大臣官房審議官の黒田武一郎氏から、新政権発足後
の緊急経済対策、補正予算、当初予算等の方針やスケジュールにつ
いてお話をいただき、参加者からは、
「国の現在の方向性、進行状
況が分かり、今後の行政運営の参考になった。」などの感想をいた
だきました。
引き続いて、総務省・前自治財政
局長の椎川忍氏から「限られた財源
で2倍・3倍の効果を生む地域経営
黒田 武一郎氏
術」と題してお話しいただき、参加者からは「地域資源としての自
治体職員の果たす役割の重要性を再認識した。」などの感想をいた
だきました。
2日目は、NPO法人グリーンバ
椎川 忍氏
レー理事長の大南信也氏から、
「人
をコンテンツにした創造地域づくり」と題して、過疎化の現状を受
け入れた上で、
「好きな町」に、手を入れることにより、
「素敵な
町」に変えていく取組み・実践についてご講演をいただきました。
参加者からは、「将来を見据えたまちづくりの重要性を認識した。
実践されているので非常に説得力があった。」などの感想をいただ
きました。
大南 信也氏
最後に、野村総合研究所未来創発センター主席研究員のリチャー
ド・クー氏から「世界の経済・金融の動きと日本経済」と題し、バ
ランスシート不況時に日本経済を支えた財政出動の教訓と、日本経
済の課題などについてご講演をいただきました。参加者からは、
「各国の金融・財政分析から、日本の財政政策(公共投資)が適切
であったとの指摘は目からウロコの思いである。」などの感想をい
リチャード・クー氏
ただきました。
vol.105
93
市町村議会議員特別セミナー
(1月 15 日∼ 16 日)
平成24年度第3回「市町村議会議員特別セミナー」を1月15日、
16日の2日間の日程で開催しました。今回は新しい年を迎えて初の
議員特別セミナーであり、これからの政治・経済の動向に加えて、2
日目には議員の皆様の最大関心事の一つである「議会改革」について
のパネルディスカッションもあり、定員100名を大幅に超える297
人ものご参加をいただきました。
1日目は、NTTデータ経営研究所所
斎藤 精一郎氏
長・千葉商科大学大学院名誉教授の斎藤
精一郎氏から「どうなる日本経済・地域経済」と題してご講演いただ
きました。日本経済の長期停滞の状況やデフレの原因などについて、
株価や給与所得、人口構造などの様々なデータを用いた分析により分
かりやすくお話しいただきました。
続いて、読売新聞調査研究本部研究員
伊藤 俊行氏
兼編集委員の伊藤俊行氏に、昨年末の衆議院議員選挙により民主党が
大敗し、自民党が再び政権を奪取した直後の「これからの政治の行
方」についてご講演いただきました。経済再生を最優先とする安倍政
権の課題と今後の見通しはどうなるのか、政党の役割は今後どう変化
していくのかについて、政治部担当としての豊富な情報と確かな観察
廣瀬 克哉先生
眼によりお話しいただきました。
2日目は議会改革についての講演とパネルディスカッションを行い
ました。講演では自治体議会改革フォーラム呼び掛け人代表でもある
法政大学教授の廣瀬克哉先生に「地方議会の役割と改革の行方」につ
いてお話しいただきました。議会の見える化や議会活性化への意欲が
大事であり、議会改革にまだ足りていないことへのアドバイスや、議
会政治の復活を目指そうという先生の言葉に、受講生も大きくうなず
いていました。後半はパネルディスカッ
福島町議会・溝部 幸基議長
ション。「どこまですすんだ!議会改革」というテーマで、議会改革
に積極的に取り組んでいる北海道福島町議会、千葉県流山市議会、岐
阜県高山市議会から3名をパネリストとしてお招きし、廣瀬先生の
コーディネートにより、それぞれの議会改革の取組みや課題、今後の
改革の方向性などについてお話を伺いま
した。議会改革度ランキング上位の先進
流山市議会・松野 豊議員
議会が一堂に会しての熱心な討議に対し
て、会場からも活発な質疑応答が行われ、受講生の皆様も最後まで熱
心に耳を傾けていました。
研修全体についてのアンケートでは9割以上の方が「良かった」と
いう高評価であり、是非また参加したいという感想が多く寄せられる
など、大変実り多いセミナーとなりました。
94
vol.105
高山市議会・中田 清介議員
民間活力を活用した自治体運営手法について
∼サンディスプリング市(アメリカ合衆国ジョージア州)の先進事例に学ぶ∼
市町村職員中央研修所
1 はじめに
2005年に誕生して以来、全米はもとより日本を含め、海外からの視
察が相次でいる自治体がある。アメリカ合衆国ジョージア州サンディス
プリングス市。同市は、警察や消防などを除き大半の行政サービスを民
間委託で運営しており、自治体の究極の効率運営の事例として注目され
ている。厳しい財政難に苦しむ日本の多くの自治体にとって、民の手法を導入し、サービスの水準を落と
さず効率よく行政運営を行っている同市の取り組みは大きなヒントを与えてくれるのではないか。そんな
期待を抱きながらアメリカ南部の街を訪問した。
2 自治体としての独立(市の設立)の経緯
サンディスプリング市は、ジョージア州にある人口約9万5,000人の市であり、州都アトランタの中心
にあるホテルから車で30分ほどの郊外に位置していた。富裕層の多い地域であり、貧富の差の大きなフ
ルトン郡の直轄地であったが、以前から、
「住民が納めている税金に見合うサービス提供がなされていな
い。
」といった不満を現在の市長も含め、多くの住民が抱いていた。そうしたことから長年、自治体の独立
(市の設立)を目指し市民運動を続けてきたことにより、2005年、州議会において自治体設立に必要な住
民投票が認可され、新しい市の設立に至ったとのことである。
エヴァ・ガランボス市
長へのお土産(市庁舎
にて)
同市の設立の経緯から、地方自治のシステムが日本とは全く違うことに驚かされる。
日本では全国津々浦々まで、必ずどこかの市町村に属しているのが当然であるが、ア
メリカでは市町村に属さず、郡政府が直接自治を行っているエリアが存在する。サン
ディスプリング市も、設立する前は、そうしたエリアの一つであった。
なお、同市が行っている業務は、後述するように、警察、消防、経理、企画調整、
道路交通、公園管理、都市計画といった業務である。上下水道、教育、ゴミ、福祉と
いった業務は行っておらず、これらの業務は郡政府や民間が行っているところが、日本
の自治体との大きな違いである。
3 市からの実情聴取
(1)新市設立の手順
このような経緯で新しい市の設立とはなったが、市長も市職員も誰もいない状態からのスタートであっ
た。我々は普段耳にすることのない新しい市の設立手順を市政副管理者(アシスタントシティマネー
ジャー)のエディー・フリーマン氏に聞くという、貴重な経験をした。以下は、同氏の説明をまとめた内容
である。
市の設立にあたっては、まず市長と市会議員を選挙で選んだ。次にその市長と市会議員が市政管理者
(シティマネージャー)を公募により選出した。その後シティマネージャーが市職員を選任したとのことで
ある。こうして市を運営するための中枢部の人員体制は整った。ここからが今回の視察の大きなポイント
の行政運営の民間企業への業務委託の部分である。
エディー・フリーマン氏によると、当時の市民運動のリーダー的存在であったオリバー・ポーター氏が
民間企業で経験を積んでいたことから、いち早く効率的に市の組織を立ち上げるために、民間企業に行政
運営・管理業務を実施させることを考えついた。そして、民間企業の間で競争入札を行い、最も低コスト
で高い能力の業者を入札により選び、行政運営・管理業務を委託することとした。同市は、当初CH2M
Hill社と契約を結び、約5年の間、同社がすべての行政サービス(警察と消防は除く。
)の提供を行うこと
となった。このように、公務員を雇用せずにCH2M Hill社にサービス提供を委託した結果、当初予定して
いた予算に比して、行政歳出の大幅な節約ができたとのことである。
また、市の設立当初は、警察及び消防の業務はフルトン郡と契約を結んでサービスを提供してもらって
vol.105
95
いたが、市民からの不満も多くあり、2006年7月に警察を、同年12月に消防局を
市の直営業務としたそうである。現在は、それら警察と消防職員(約260名)を除
くと、たった7名の市職員と受託業者142名が同じ建物(賃貸)で一緒に市政を運
営しているとのことである。
(2)自治体運営上の疑問点
日本において、我々が自治体業務を委託した場合、一番危惧する事は、民間業者 市政副管理者のエディー・
フリーマン氏からの聴取
が我々の意図したとおりに業務を遂行してくれるかという点である。その疑問をエ
ディー・フリーマン氏に投げかけてみると、そうした点を担保するために、業者との契約書の中に、業務
に対する業績測定や市当局や住民などからの評価の仕組みに関する事項を盛り込んだとのことであった。
業績測定や評価システムを契約書に盛り込んだことにより、委託業者に対する管理体制の強化を図り、住
民へのサービス向上も図っている。なお、日本においてアウトソーシングを行う際に最も重要視される、
個人情報保護等(日本のような地方公務員法などの罰則規定はないとのこと。
)に関することなども、契
約書に詳細な規定を設けているとのことである。
次の疑問は、少人数の市職員が多人数の民間業者を使い、円滑な行政運営ができるかという点である。
この疑問に、エディー・フリーマン氏は、受託業者を適切に管理するための手法としては、受託業者か
らの情報収集体系の充実を図り、業績測定や市当局や住民などからの評価に結びつけることが重要である
と考え、具体的に次のような手法を実施していると答えてくれた。
情報共有化・受託業者からの報告等の流れ
市の市政副管理者に、毎日受託業者から提供されるレポート(各部局の活動等を報告。
)で報告が行わ
れる。
また、毎週月曜日に市のシティマネージャ―とアシスタントシティマネージャーが前の週のレポート及
びその週の予定について打ち合わせを行っている。
各部門のサービス提供に関する課題については、シティマネージャーから市長、市議会議員等にも毎週
報告が行われている。
受託業者から四半期ごとに提供される四半期レポートで、さらに市職員間の情報の共有化を図っている。
四半期レポートに関しては、年1回、シティマネージャーが市政の中間報告に取り入れて市議会にも報告
を行っている。
住民からの苦情・相談を把握する部門(24時電話及びEメールで受付)から、主な課題を市の管理職
に遂次伝えている。
これらの報告事項に対して、アシスタントシティマネージャーから遂次、受託業者へ改善などの指示を
行っている。
住民からの苦情を市長が直接メールで受け付けるシステムも取り入れている。
このような報告体制・情報の共有化を図ることで、受託業者との信頼関係及び相互関係の構築を強化
することができているようである。市当局と受託業者の信頼関係を表している一つの事例としては、行政
運営の意思決定を速やかに行うため、受託業者から派遣された各部局の局長は現場監督の役割を果たし、
ほとんどの事業に関する場合の意思決定を任されていることも特徴であるとのことである。
さらに、これらの行政運営を現在まで行ってきた結果として、住民のニーズに迅速に対応できる体制は
整っており、住民の行政に対する満足度も向上していると、エディー・フリーマン氏は自信に満ちた眼差
しで答えてくれた。
(3)委託方針の見直し
市の運営・管理業務を受託していたCH2M Hill 社との契約期間が終わりに近づいてきた2010年、市が
提供するサービスが住民のために最良となるように市長、シティマネージャー、有識者等からなる委員会
を立ち上げ、委託方針の見直しを行った。
その結果、今まではCH2M Hill 社が一括して受託していた運営・管理業務を7つの部門に分け、競争
入札により個別に委託契約を締結する方法を選択した。
これが功を奏し、2011年(CH2M Hill 社の最終年)の委託金額は約2,400万ドルだったのに対し、
2012年は約1,700万ドルとなり、約700万ドルのコスト削減に成功している。
委託部門と契約業者
№
1
96
vol.105
部 門 名
Financial Services(経理部門)
契約業者
Severn Trent Services 社
入札参加社数
2社
2
3
4
5
6
7
Information Services(IT 技術部門)
Communications(企画調整広報部門)
Municipal Court(都市裁判所[交通違反等軽微な犯罪を処理])
Public Works(土木道路交通部門[主に維持作業])
Recreation and Parks(公園管理 & イベント部門)
Community Development(都市計画・建築確認部門)
InterDev 社
the Collaborative 社
Jacobs Engineering グループ
URS 社
Jacobs Engineering グループ
the Collaborative 社
3社
4社
2社
4社
5社
5社
なお、
「3」と「7」及び「4」と「6」は同一会社である。一社が複数の部門にエントリーすることも
認め、結果として7つの部門に5社が入ることとなった。
4 受託企業からの実情聴取
午前中は市(委託する側)に実情を伺ったので、民間委託の実態をより理解
するために、午後からは受託企業に実情を伺うこととした。説明してくれたの
は、受託企業から派遣されている部門責任者のPublic Works(土木道路交通
部 門[ 主 に 維 持 作 業 ]
)デ ィレ ク タ ー、ギ ャレ ン・M.コ ー ル マ ン 氏 と
Community Development(都市計画・建築確認部門)マネージャー、アレハ
ンドロ・フェレル氏の2氏であった。
ギャレン・M.コールマン氏(左)
とアレハンドロ・フェレル氏(右)
実際の行政運営について、一番わかりやすい道路の維持補修を例にとり、尋ねてみた。
土木道路交通部門の責任者ギャレン・M.コールマン氏によると、配属されたURS社の社員は、我々日
本の市役所職員と同じように道路維持計画を立て、それをもとに専門の土木業者に維持業務を発注すると
のことであった。
先述のように7つの部門に5つの会社が入っていることから、
「1社の状態から複数社が市の中に入るこ
とで、会社毎の隔たりができるのではないか。
」と質問をした。つまり、日本的な「縦割り」になってしま
い業務が滞ってしまうことはないのかと疑問がわいたのである。
すると、アレハンドロ・フェレル氏から意外な答えが返ってきた。
「今までと変わらない。
」
なぜなら、今までその業務を行っていた人が、会社を変えて残るというのだ。実際、都市計画・建築確
認部門のマネージャーであるアレハンドロ・フェレル氏は前受託会社のCH2M Hill社で、同部門のマネー
ジャーを行っていたのだという。ちなみに、この部門には社員が26人おり、そのうち12人はthe
Collaborative社に雇用され、そのまま残ったという。
それでは、
「給料はどうなったのか。
」と、更に質問をしてみた。
アレハンドロ・フェレル氏は何ごともなかったように「サラリーレベルも、ほぼ同じだ。
」
と答えてくれた。
日本ではいまだに会社が変わることは本人にとって一大事だが、気質の違いであろうアメリカではそう
いったものは薄い。
5 最後に
エヴァ・ガランボス市長からのメッセージとして「サンディスプリング市は、
白紙の状態から設立された市であるため、行政組織に関する制限はほとんどな
く、斬新なものにできる自由があった。日本において当市のような行政運営を
行う場合は、まず民間企業に委託可能と考えられる部署から取り組む手法が望 市長を交えた昼食会
ましい。
」とのアドバイスをいただいた。
サンディスプリング市は、日本の市役所が通常行っている上水道、下水道(汚水)
、教育、ゴミ、福祉と
いった事業を行っておらず、そのまま日本でこの公民連携方式を取り入れることは難しいかもしれない。
しかし、個別業務毎に委託発注を行うのではなく、ある程度のパッケージング(できれば部署の業務を
一括して)での委託による民間活用を検討し、試みることも必要であろう。そうすることで、コストを下
げ、ビジネスチャンスを増やし、雇用を生み出す可能性を広げられるのではないかと思う。
最後に、視察中の印象的な体験として、市長を交えた昼食会の様子を紹介したい。
昼食として、サンドイッチ、サラダ、袋入りのスナック菓子、ビスケット、コーヒー等の飲み物が会議室
の別テーブルに大量に運ばれ、各自が好きなものを好きなだけ取って食べる形式の食事が始まった。
市長は、サンドイッチとサラダを平らげたあと、コーラを片手に、スナック菓子を摘まみながら、市を
設立した理由や市民からの意見への対応などの我々の質問に対して気さくに話してくれた。他のスタッフ
も同じ会議テーブルを囲みながら、市長の前で緊張することもなくフランクな雰囲気の中で、サンドイッ
チやスナック菓子などを自由に何度も取りに行きながら食事をしていた。日本とは一風変わった印象的な
米国のランチ風景を垣間見ることができた。
vol.105
97
市町村アカデミーからのお知らせ
☆ 平成 25 年度 第3回から第5回までの研修申込みについて ☆
◆第3回分 申込み締切り:5月2日(木)
実施時期
科目名 ・ 組
6月11日
(火)
・広報・広聴①
∼ 6月21日(金) ・固定資産税課税事務(家屋)
6月11日
(火)
・住民行政事務①
∼ 6月19日(水) ・まちづくりのための政策法務
6月24日
(月)
・人事・組織管理
∼ 6月28日(金) ・公共施設の有効活用(大量更新への対応)①
・使用料等の滞納債権の回収強化
・子育て支援
7月2日
(火)
∼ 7月10日
(水)
・政策企画①
・議会事務①
・ブラッシュアップ女性リーダー①
・住民と行政の協働①
◆第4回分 申込み締切り:6月5日(水)
実施時期
科目名 ・ 組
7月16日
(火)
・市町村長まちづくり特別セミナー
∼ 7月17日(水)
7月16日
(火)
・管理職まちづくり特別講座
∼ 7月18日(木)
7月17日
(水)
・管理職のための税徴収マネジメント
∼ 7月19日(金)
7月18日
(木)
・自治体経営短期セミナーⅠ(基本コース)
∼ 7月19日(金)
7月23日
(火)
・地方公務員制度(研修講師養成)
∼ 8月2日(金) ・市町村税徴収事務①
・固定資産税課税事務(土地)
8月5日
(月)
・市町村議会議員特別講座Ⅰ(政策基本コース)
∼ 8月9日(金) ・人事評価制度
・管理職のための政策企画
・法令実務A(基礎)②
◆第5回分 申込み締切り:7月 10 日(水)
実施時期
科目名 ・ 組
8月22日
(木)
・市町村長これからの基礎自治体特別セミナー
∼ 8月23日(金)
8月27日
(火)
・法令実務B(応用)①
∼ 9月6日(金) ・自治体財政運営
・住民税課税事務①
9月9日
(月)
・ICTによる情報政策
∼ 9月13日(金) ・環境問題に関する政策法務
・住民参加のための政策法務
・健康福祉社会づくりのための政策法務
9 月18 日
(水)
・資金調達戦略の基本
∼ 9月20日(金) ・地域おこし協力隊・集落支援員を対象とした研修会
・新時代の地方公営企業の経営
9月19日
(木)
・自治体経営短期セミナーⅡ(政策コース)
∼ 9月20日(金)
※各科目の詳細(課目・講師等)については、市町村アカデミーのホームページをご覧ください。
〈申込先〉
市町村アカデミー研修部
ホームページ http://www.jamp.gr.jp
FAX 043 − 276 − 8484 電話 043 − 276 − 3126
98
vol.105
課程・科目別修了者数(平成 24 年度)
(24 . 4 . 1∼25.3.31)
総 数
専門実務 政
画
9
修了
者数
2
94
6413
3388 法
令
実
務
A
5
3
205
大
法
令
実
務
B
11
2
118
9
1
19
5
1
24
管
マ
公
大
分
市
5
1
5
11
課程
科目名
策
日数 クラス
企
まちづくりのための政策
形 成 と 条 例 等( 政 策 法 務 )
住民主体のまちづくりのための政
策 形 成 と 条 例 等(政 策 法 務)
健康福祉社会づくりのための政策
形 成 と 条 例 等(政 策 法 務)
環境問題に関する政策形成と条例
等 (
政
策
法
務
)
広
報
広
聴
情報公開と個人情報保護
防
と
と
自
治
体
5
2
110 ☆
収
践
と
応
と
応
3
1
34 ☆
5
2
110
5
1
20
25
使用料等の滞納債権の回収強化
5
1
55
1
27
水 道 事 業 の 経 営 管 理
5
1
54
2
109
下 水 道 事 業 の 経 営 管 理
5
1
30
1
65
住 民 と の 連 携 に よ る
安 心・ 安 全 の ま ち づ く り
5
1
14
9
1
123
循環と共生の環境づくり
5
2
67
9
1
93
人口減少時代の子育て支援
5
2
92
住
民
9
3
106
高 齢 時 代 の 医 療 制 度
5
1
31
101
電 子 自 治 体 の 推 進 と
地 域 に お け る 情 報 政 策
5
1
58
民
政
行
管
害
理
行
機
災
理 職 の た め の 税 徴
ネ ジ メ ン ト の 実
共 施 設 の 有 効 活 用
量 更 新 へ の 対
権改革の新たな展開
町
村
の
対
治 体 職 員 に 必 要
さ れ る 交 渉 力
と
危
修了
日数 クラス 者数
多文化共生の地域づくり
5
1
21
科目名
自
と
住
災
9
課程
の
政
協
事
働
務
9
2
地 方 自 治 制 度( 研 修 講 師 養 成 )
11
1
48
地
造
5
1
26
地 方 公 務 員 制 度
( 研 修 講 師 養 成 )
11
1
44
生 涯 学 習 と ス ポ ー ツ
に よ る ま ち づ く り
5
1
66
修
11
1
18
地域における企業誘致と起業
5
1
65
画
5
1
31
地域コミュニティの再生
5
2
71 ☆
ブラッシュアップ女性リーダー
9
2
144
中
5
1
37
選
挙
事
務
9
1
66
市町村長特別セミナー
監
査
事
務
9
1
85
142 ①
2
1
43
議
会
事
務
9
2
157
②
2
1
99
財
政
運
営
11
1
130
2
1
118 ☆
2
1
118
人
材
育
研
成
と
修
研
企
自 治 体 フ ァ イ ナ ン ス
3
1
58
11
3
314
固 定 資 産 税 課 税 事 務( 土 地 )
11
2
148
固 定 資 産 税 課 税 事 務( 家 屋 )
11
2
125
市
住
民
税
村
徴
事
地
の
創
再
生
市町村長防災特別セミナー
118 ①
副市町村長特別セミナー
118 ①
市町村議会議員政策講座
4
379
73 ①
5
1
41
5
1
23
②
3
1
32 ☆
病 院 事 業 の 経 営 管 理
9
1
28
地域保健と住民の健康増進
9
1
79
526 ①
2
1
229
地域における障がい者福祉
9
1
49
②
2
1
297
生 活 保 護 と 自 立 支 援
5
1
80
高 齢 者 福 祉 と 介 護 保 険
9
1
41
2
1
316 ☆
循環と共生の環境づくり
9
1
42
監査委員特別講座
ま
87
110 ①
2
1
51
②
2
1
59
ち
務
事
街
の
11
税
収
務
市
化
務
門
税
税
心
文
務
入
町
課
域
事
づ
く
市町村議会議員特別セミナー
市町村アカデミー開設25周年記念特別セミナー
316
り
9
2
観
地
光
域
戦
ブ
略
ラ
の
ン
実
ド
践
創
と
造
9
2
政策課題 こ
れ
か
ら
の
管
理
職
5
1
62
1294 管 理 職 の た め の 政 策 企 画
5
1
44
328 入 札 契 約 制 度 改 革 セ ミ ナ ー
2
1
87
町村職員等のための自治体経営
セ ミ ナ ー Ⅰ 基 本 コ ー ス
町村職員等のための自治体経営
セ ミ ナ ー Ⅱ 実 践 コ ー ス
地域おこし協力隊・集落支援員を
対 象 と し た 研 修 会
2
1
56
2
1
34
3
1
70
地 域 づ く り 人 育 成 講 座
3
1
81
103 ☆
管理職のための危機管理
3
1
78
人
理
5
3
86 ☆
革
5
1
33
男女共同参画社会の構築
5
1
30
自
事
治
体
管
経
営
改
戦略セミナー
☆印は、平成 24 年度新設科目(内容再編)
vol.105
99
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