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楽しい小学校生活を始めるための
千教セ 218 号 報告書 第 84 号 通 巻 3 4 0 H2-01 楽しい小学校生活を始めるための 22 実施時期 対象 ① コミュニケーション ~5月 ~7月 ~3月 合科(モジュール) 実 態 に よ り ) ショートエクササイズ ( ② 単位時間 ゆったりスタート ③ 学習方法や内容 基礎基本 ④ 小学校の生活習慣 だれでもみんな 1 年生! 1 年生・1 日の生活 ⑤ 保護者 挨拶・学年だより・保護者間交流 ⑥資料-うたうのだいすき・えほんだいすき 千葉市教育センター 小1 スタートカリキュラムについて 小学校1年生の教室では、基本的な生活習慣が身についていなかったり、規範意識が十分 に育っていなかったりする子どもが増えているようです。そのためか、学級づくりや授業が うまくできない、という声を耳にします。そんな悩みに応えるべくスタートカリキュラムを 作りました。 人間関係を築くショートエクササイズ、朝の時間の活用、基礎基本の楽しい定着方法、生 活科を中核とした合科的な指導等、様々な面からのカリキュラムやプログラムの例、1年生 に受け入れられる歌や絵本の資料等盛りだくさんです。ここに掲載したプランをもとに、自 分の学校やクラスの実態に合わせたスタートプログラムを作って実践してみてください。 【このスタートカリキュラムの見方】 それぞれのカリキュラムプランには下のようなマークがついています。 一番上の欄は、カリキュラムの対象です。 (A) 中の欄は、カリキュラムの内容を示すキーワードです。 そして、下の欄は、カリキュラムを実施する時期です。 (B) (A)カリキュラムの対象 ① ② ③ ④ ⑤ 対 象 コミュニケーション 単位時間 学習方法や内容 小学校の生活習慣 保護者 略 記 例えば、子どものコミュニケーションに問題を 学習 生活習慣 感じたら(A)の欄に「コミュニケーション」と あるプランを見てください。 表の右側のように略記してあります。 (B)カリキュラムの実施時期 前期 カリキュラムの対象は、左の表のように なっています。 中期 後期 カリキュラムの実施時期は、左の表のよ うになっています。 入学期 幼児期の教育方法の割合が減るにつれて、 児童 幼児期の教育方法 期の教育方法の割合が増えていきます。 児童期の教育方法 5歳児 10 月 1年生 3月4月 幼稚園・ 保育所等 5月 7月 9月 小学校 本カリキュラムは、入学期(4~5月) 、中期 (4~7月) 、後期(9~3月)の3つの段階に 3月4月 分けてプランを掲載しています。4 月のことでし たら(B)の欄に「入学期」または「中期」とあ るプランを見てください。 楽 し い 小 学 校 生 活 を 始 め る た め の 目 次 ※ 時期 対象 Contents ❐ 人間関係づくり 入 入 中 中 中 -簡単に楽しくできるショートエクササイズ- ~不安や緊張を軽くする心ほぐしの時間~ ❐ 入学時から4月いっぱいまでの 朝のゆったりとしたスタートの例 単 位 時 間 ❐ 45 分授業へのスムーズな移行 単 位 時 間 ~生活科を中核としたスタートカリキュラム~ 中 後 科 ❐ 飽きさせずに、基礎基本を定着させるための 国語・算数の工夫 学 習 ❐ だれでもみんな1年生! 生 活 習 慣 -戸惑う子どもたちのために- -楽しい小学校生活のための活動計画例- ❐ 保護者との連携 -あいさつ・たより・保護者間交流- ~保護者からの信頼を得る~ 慣 れ る 慣 れ る 保 護 者 Page 3 7 16 21 27 31 34 保護者連携 資 -「うたうのだいすき・えほんだいすき」- ~学習内容と、歌・絵本との関連を通して~ ※ 入-入学期(4~5 月)・中-中 基 礎 基 本 生 活 習 慣 ❐ 学校生活を楽しくするために 中 朝 の 時 間 合 ❐ 1 年生・1 日の生活 中 Key word コミュニケ ー シ ョ ン 人 間 関 係 料 歌 ・ 絵 本 39 期(4~7 月)・後-後 期(9~3 月) 千葉市教育センター 小1スタートカリキュラム 人間関係づくり -簡単に楽しくできるショートエクササイズー ~不安や緊張を軽くする心ほぐしの時間~ 新一年生の中には、小学校に入学して期待よりも緊張と不安の大きい子がいる。まずは、学 校が居心地のよい場所であることを体感できることをめざし、不安や緊張を軽くする心ほぐし の時間を取り入れる。ここでは、子どもたちの反応や様子を見ながら朝の会等、わずかな時間 に簡単に楽しくできるショートエクササイズを紹介する。ゲーム感覚で楽しみながら、担任と 子ども・子ども同士の心をほぐし、基本的な学級のルールを身につけていくようにする。 ① ② だれでもできるジャンケンをつかって ・ジャンケンチャンピオン ・ジャンケン握手 ・ジャンケン肩たたき ・貨物列車 ・あと出しジャンケン ・ジャンケン自己紹介 ・進化ジャンケン ・ジャンケン質問 集中して聞くというルールを ③ (4月前半) (4月前半) ・命令ゲーム ・サケ・サメ (タコ・タイ) ・おちたおちた ・たまご日記 友達との関わりの体験 (4月後半) ・猛獣狩りに行こうよ ・手つなぎおに ・木の中のリス ・震源地をさがせ ・聖徳太子ゲーム ・こおりおに ・ぴったんこゲーム[資料1] ・あなたをさがしています[資料2] ・わたしはだれでしょう ・絵スチャー え ※ エクササイズの方法は[資料3]参照 ◎ 子どもたちの登校を、教室で笑顔で迎える 「おはよう」と元気よく、さわやかにあいさつをする。中には、教室に入れずにぐずっている 子もいるかもしれないが、あせらず笑顔で迎えに行って少しずつ教室に入ることを見守る。無 理せず、まずは安心させよう。 下校時には、ジャンケンや教室出口でハイタッチの「さようなら・またあした」をするなど、 明日の登校がまた楽しみになるように見送る。 3 千葉市教育センター ぴったんこゲーム 小1スタートカリキュラム [資料1] 担任が「白い」「熱い」「細 い」などのテーマを言い、子ど もにはその言葉から思い浮かん だものをカードにメモさせる。 適宜思い浮かんだものを発表さ せ、思い浮かんだものが同じ人 がわかるようにし、名前をカー ドに書かせる。何回か繰り返し て行い、最後に思った事をカー ドに書かせる。 日 なまえ おもいうかんだもの おなじだったひと 1 2 3 4 5 ○人もいた」程度の感想が、次 多い」「○○さんはいつも面白 にち 月 ぴったんこゲーム 最初は「同じ人がいた」「○ 第に「○○さんとは同じことが がつ ☆このゲームをして、どんなことをおもいましたか? い事を言うなあ」など友達意識 や仲間意識が芽生え、コミュニ ケーションへと発展することが 期待される。 あなたをさがしています [資料2] 右のようなカードを配 り、みんなでいっしょに読 んでみるなどして全員で質 さがしますよ。」 「だれでもいいですか ら、友だち2人で挨拶を し、どの質問をするか決め ます。」 「質 問が 決ま った ら、 例 しつもん ドラえもんが、すきです。 パンより、ごはんが すきです。 おとうとか、いもうとが います。 たいいくが、すきです。 いえで、いつも いぬ おやつを たべます いぬ 犬とねこでは、犬が すきです。 さかあがりが、できます。 ですか』と聞きます。」 なつやすみが、たのしみです。 い』だったら名前を書いて ならいごとを しています。 にん 4人かぞくです。 もらいましょう。」 「『 いい え』 だっ たら 次 日 なまえ えば『ドラえもんが、すき 「友だちの答えが『は にち 月 あなたをさがしています なまえ 問を確認する。 「さ あ、 質問 に合 う人 を がつ かんそう の友だちをさがします。」 とい う説 明を し、 時間 を 決めてスタートする。 4 千葉市教育センター 新入生向けショートエクササイズ エクササイズ名 ジャンケンチャンピオン 小1スタートカリキュラム [資料3] 実態に応じて自由にアレンジしてみてください。 内容・方法 ジャンケン握手 担任対児童で、最後まで誰が勝ち続けるか。 自由に歩き、出会った人と握手して、自分の名を名乗ってからジ ャンケン。 ジャンケン肩たたき 勝ったら肩たたきを10回してもらえる。 貨物列車 負けた人が勝った人の後ろにつき、肩に手を置き、だんだん長く 列車のようにつながっていく。 あと出しジャンケン 担任対児童で、テンポよく「後出し」で勝つ(負ける)ように、素 早くジャンケンをする。 ジャンケン自己紹介 勝った人から先に自己紹介をする。 進化ジャンケン ゴキブリ、カエル、アヒル、人間、神様の順に勝ったら進化、負 けたら退化していく。それぞれ生物の動きの真似をして鳴き声を 出しながら動く。 勝った人が負けた人に質問できる。 ジャンケン質問 命令ゲーム はじめに「命令」という言葉がついたときだけ、その行動をす る。 おちたおちた 担任「おーちた、おちた」児童「なーにがおちた」のコール 後、 「雷」「パン」など、担任の言葉に合う決まった動作をとる。 (P15参照) 担任が日記風に話していくが、「卵」という言葉が出たときだけ 一回手をたたく。「たまねぎ」「たまたま」など、ひっかかる言 葉も入れて話す。 2人でジャンケンをしてサケ役とサメ役を決め、互いに左手は握 手。「サッサッサッ…」と言いながら「サケ」「サメ」のどちら かをコール。コールされた方は右手で相手の甲をたたくことがで きる。相手は素早く手のひらでガードする。 たまご日記 サケ・サメ タコ・タイ 猛獣狩りに行こうよ 手つなぎおに こおりおに 木の中のリス 「猛獣狩りに行こうよ」「ライオンなんかこわくない」「大蛇だ ってこわくない」「鉄砲だって持ってるし」「槍だって持ってる し」「友達だっているし」「あ、見つけた」と、担任は元気よく 動きながらコールする。その動作とコールをあとから元気よく真 似をする。「シ・マ・ウ・マ」と言ったらその文字数の人数の友 達で素早く集まり、手をつないで座る。 手をつないでいる子が鬼。4人になったら、2人組に分かれて鬼 になる。 鬼を5~6人決め、他は自分の名前を書いたカードを一人5枚持 つ。鬼につかまえられたらその場に凍りつき止まる。鬼につかま っていない人は、凍っている人に「とけろ」と言ってカードをわ たすと助けてあげることができる。 3人1組になり、のこった人は鬼。3人のうち、2人が向かい合 って両手をつなぎ、木のほら穴になる。もう1人はそのほら穴に 入っているリスになる。鬼が「木」「リス」などとコールされた 合図で動かなくてはならない。その間に鬼も入るので、間に合わ ずに余った子が鬼になる。 5 千葉市教育センター 小1スタートカリキュラム 震源地をさがせ 一重円で、「震源地」になった人の動きの真似をする。鬼は動 きを見て、「震源地」がだれかを当てる。 聖徳太子ゲーム 3~4人で1グループを作り、1つのグループが前に出て、1 つの単語の音を一人ひと言ずつ分担し号令に合わせて一斉に言 う。他のグループがその単語を当てる。 プリントを配り、「赤くて丸いものは」「透明で硬いものは」 などの質問をし、思い浮かんだ答えを書く。同じ回答を書いた 子が誰か挙手をさせる。 ジャンケンをして勝ったら相手が「はい」と答えそうな質問を する。「はい」だったらサインをもらえる。 ぴったんこゲーム あなたをさがしています わたしはだれでしょう え 絵スチャー 「好きな色」「好きな動物」「行ってみたいところ」「得意な こと」などを書かせておき、一つずつ読み上げて誰の答えかを 当てる。 お題の絵を黒板に書かせ、何を書いたのか当てる。 参考文献 ・諸富祥彦 ほか「エンカウンターで学級づくりスタートダッシュ 小学校編」図書文化社 2002 ・國分康孝 監修「エンカウンターで学級が変わる 小学校編」図書文化社 1996 ・河村茂雄「グループ体験によるタイプ別!学級育成プログラム 小学校編」図書文化社 2001 ・縫部義憲 ほか「教師と生徒の人間づくり-エクササイズ実践記録集 第4集」瀝々社 1989 ・松永昌幸「小学校学級づくりゲーム&エクササイズ3・4年」明治図書 1998 6 千葉市教育センター 小1スタートカリキュラム 入学時から4月いっぱいまでの 朝のゆったりとしたスタートの例 【時間のとらえ方】 登園時間に大きな差があった(8:00~10:00)幼稚園・保育所から入学してきた児童 にとっては、定時に始まり時間に合わせて行動することや着席することなどに抵抗感を持つこと が多い。そこで、朝の始まりの時間を通常より長く設定することで、時間に対する抵抗感を和ら げ、行動の個人差を解消できるのではと考えた。また、簡単な手遊びやゲームなどを取り入れ徐 徐に自分から着席できるようにしたい。通常の2校時までの時間を5分ずつ短縮して朝の準備の 時間に組み入れ、10分間の余裕を持たせた。 【わくわくタイムを取り入れた時程】 《4月》 ◎他学年とは異なる時程を組む 8:00 10 登 校 45 わくわくタイム (朝 の 準 備 ) 9:25 30 10:10 35 1校時 2校時 3校時 業間休み (40分扱い) (40分扱い) (45分扱い) *わくわくタイム は、朝の準備の時間も含める。他学年とは、業間休みの始まりの時 間を合わせるようにする。 *1、2週目は、3校時は下校指導になる。 *3週目からは、3校時以降は45分授業に戻す。 *子どもができる活動から人間関係作りへ広げる。 1 週 目 2 週 目 行動時間の個人差を考慮し子どもが個人でできる活動から、教師対子ども、子ども 対子どもの活動へと人間関係を広げる。 人間関係作りのスタート。集団作りへ広げる。 《5月》 ◎5月からは通常の時程に戻す。 *なお、「わくわくタイム」を取り入れた際の時程の変更については、各学校の教育課程 との関連もあるため、予め検討する必要がある。 7 千葉市教育センター 小1スタートカリキュラム 【わくわくタイムの実践例】 《1週目》 ①個 人 差 を 考 慮 し た 活 動 朝の準備にかかる時間の個人差を考慮した活動。 活動名 時程 どんなこと できるかな 主 な 活 動 内 容 留 意 点 ・ 関 連 (★) 8:00 ○朝の準備をする。 ・個人差があるので、準備ができた子ど ・学習用具を引き出しに入れる。 もから活動を始める。 ・ランドセルをロッカーに入れる。 ・準備が遅れがちの子どもには、補助の ・トイレを済ませる。 担当者が支援するようにする。 8:10 ○できるコーナーで活動する。 ○予め、終わりの時間の時間を決めてか ら始める。 ・みんなで同じことを行うのではなく、 選んで取り組ませる。 ・同時に2つ活動することも良いとす 折り紙遊び る。 ・方法がわからない子どもには、教師が やり方を教え、一緒に遊ぶ。 ○折り紙を用意しておき、自席で取り組 お絵かき遊び ませる。 ・できた作品は、簡単な台紙に貼れるよ うにする。 (画用紙・模造紙) ○紙を用意しておき、自席で取り組ませ る。終わらないときは、次の日でもで きることを伝える。 ブロック遊び ★絵で表す(図工) ○ブロックコーナーを設け、その場所で 取り組ませる。 ★数遊び(算数) ○後片付けをする。 ○折り紙やお絵かき等の作品は、その日 ・終わりの合図の音楽を流す。 に持ち帰らせる。 8:40 ○健康観察をする。 ・自席に座る習慣をつける。 ・健康観察をすることを知る。 8 千葉市教育センター 小1スタートカリキュラム 活動名 おはなし でてこい(読み聞かせ) 時程 主な活動内容 留意点・関連 (★) 8:00 ○朝の準備をする。 ・個人差があるので、準備ができた子ど ・学習用具を引き出しに入れる。 もから活動を始める。 ・ランドセルをロッカーに入れる。 ・準備が遅れがちの子どもには、補助の ・トイレを済ませる。 担当者が支援するようにする。 8:10 ○歌を歌う。 ○子どもたちが知っていそうな歌を歌 「ぞうさん」 い、楽しい雰囲気を作る。また、準備 「さいたさいた」 が遅れている子どもの、余裕の時間に 「一年生になったら」 なるようにする。(資料P39~参照) 「チューリップ」 ★うたでなかよし(音楽) 「イヌのおまわりさん」など ○幼稚園・保育所で読んだ本を調べてお ○読み聞かせをする。 き、親近感を持たせる。 お話、始まり (資料P39~参照) 始まりー! ・初めは短い話をいくつか用意し、飽き ないようにする。 ・紙芝居を活用してもよい。 ・ぬいぐるみやハンドパペットを活用し ても効果的である。 ・知っている話であっても、話の先を話 さないように、予め注意しておく。 ★みんなとたのしく(国語) ○子どもの様子を観察する。(グループ に入れない子どもや協調性に欠ける子 どもなどには、支援をする。) どんなお話 かな? 8:40 ○朝の会をする。 ・自席に座る習慣をつける。 ・健康観察をすることを知る。 9 千葉市教育センター 小1スタートカリキュラム ②簡単な遊び(教師と子ども、子どもと子ども、グループで) ちょっとした時間や、気分を変えたいときの簡単な遊び。 てをつかって 活動名 時程 あそぼう 主な活動内容 留意点・関連 (★) 8:00 ○朝の準備をする。 ・個人差があるので、準備ができた子 ・学習用具を引き出しに入れる。 どもから活動の準備を始める。 ・ランドセルをロッカーに入れる。 ・トイレを済ませる。 8:10 ○教師の後に続けてまねっ子あそびをしたり、 一緒に手遊びをしたりする。 ○幼稚園、保育所等でどんな手遊びを しているかを、予め調べておくとよ い。(P26参照) <教師と子ども> ★歌って遊ぼう(音楽) ★数遊び(算数) グーチョキパー ○手遊びを知っている子どもがい た ら、教師と一緒にやってみせる。 おちゃらか ホイ ○音楽を流して楽しい雰囲気作りをす る。 ★ともだちいっぱい(生活) ・相手が決められない子どもがいない か気をつけて見守ったり支援したり <子どもと子ども> する。 ずいずいずっころばし ・1対1ができたら、3・4人の小グ ループで遊ぶ。 アルプス一万尺 ○子どもの様子を観察する。(グルー プに入れない子どもや協調性に欠け る子どもなどには、支援をする。) 8:40 ○朝の会をする。 ・自席に座る習慣をつける。 ・健康観察をする。 10 千葉市教育センター 小1スタートカリキュラム かきかきクイズ 活動名 時程 主な活動内容 留意点・関連 (★) 8:00 ○朝の準備をする。 ・個人差があるので、準備ができた子ど ・学習用具を引き出しに入れる。 もから活動を始める。 ・ランドセルをロッカーに入れる。 ・トイレを済ませる。 8:10 ○歌を歌う。 ○子どもたちが知っていそうな歌を歌 い、楽しい雰囲気を作る。 (資料P39~参照) ○いろいろな線が描かれているプリントを見 せ、好きなものを選ぶ。 ○不規則な線を描いたプリントをたくさ ん用意しておく。 こ れなー んだ? 何 ・クイズのやり方を、プリントを使って の形に見える? 説明する。 ・例題では、ヒントを出したり、手本を 見せたりして、具体的にやり方を話 す。 ・自由な発想を称揚する。 なみー!! へびー!! ○プリントに描いてある線を使って、クレヨ ンで自由に描く。 ○子どもが描き始めたら、手本を使って 自由に描かせる。(見せたりヒントを だしたり、注意をしたりしない) ・早く終わった子どもには、「色を塗っ てみようか」などと声をかけ、飽きな いようにする。 ○できた絵を使って「これなーんだ?」クイ ○絵を見ただけで分からないときは、 「動物です」「食べられます」など ズをする。 と、描いた子どもがヒントを出すよう にする。 ★すきなものをかこう(図工) 8:40 ○朝の会をする。 ・自席に座る習慣をつける。 ・健康観察をする。 11 千葉市教育センター 小1スタートカリキュラム 《2週目から》 ③人間関係作りを重視したゲーム(小さな集団で) 集団作りのスタートになる活動。 大きな山が花でいっぱい 活動名 時程 主な活動内容 留意点・関連(★) 8:00 ○朝の準備をする。 ・個人差があるので、準備ができた子 ・学習用具を引き出しに入れる。 どもから活動の準備を始める。 ・ランドセルをロッカーに入れる。 ・トイレを済ませる。 8:10 ○みんなで1つの絵を作り上げていくことを知 る。 ○グループに1枚ずつ、大きな山の絵 を用意する。(模造紙) (1) 花で いっぱい ・子どもたちに画用紙を渡し、描き加 えたい絵を自由に描かせる。 お花の絵を描きましょう ・描いた花の絵を切り取らせ、模造紙 にそれを貼り付けていかせる。 ・はさみやのりの扱い方に注意させ る。 ★好きなものを描く。(図工) (2) にぎやかな山にしよう。 ○どんな山にしたいのかを言わせ、イ メージを広げる。(鳥、虫、動物、 あたし、木かくね 自分、友達など) ・子どもの自由な発想を大切にし、楽 しく活動させる。 ・1日で終わらないと思われるので、 続けられることを話しておく。 ★みんななかよし(道徳) 僕、虫描くよ あたし、鳥!! 8:30 ○後片付けをする。 8:40 ○朝の会をする。 ・自席に座る習慣をつける。 ・健康観察をする。 12 千葉市教育センター 小1スタートカリキュラム お友達カード 活動名 時程 主な活動内容 留意点・関連(★) 8:00 ○朝の準備をする。 ・個人差があるので、準備ができた子 ・学習用具を引き出しに入れる。 どもから活動の準備を始める。 ・ランドセルをロッカーに入れる。 ・トイレを済ませる。 ○子どもの人数の半分の種類の絵カー 8:10 お友だちカード ドを2組ずつ用意する。 〈例〉20人…10種類 ○カードをよく切り、一人に1枚ずつカードを 配る。 26人…13種類 ・動物や花、魚などの楽しいカードを ・同じカードを持っている友だちがいることを 準備する。 知らせる。 ○教師の合図で同じカードの友だちを探す。 ○カードを見せながら、同じカードの ・同じカードの友だちを探したら、握手をして 友だちを探すようにする。 二人で教師の所へ行き、ペアになったことを 知らせる。 ・黙っていては同じカードの友だちが 見つからないことを知らせる。 ・友だちを探せない子どもがいたら、 【カードの例】 支援する。 ○2回目は、ペアになったらお互いの 名前を言い合えるようにする。 ★友だちになろう(生活) 同じカードの人 を探しますよ。 同じカードの人が見つか! ったら、ジャンケンして ね。 8:40 ○朝の会をする。 ・自席に座る習慣をつける。 ・健康観察をする。 13 千葉市教育センター 小1スタートカリキュラム ④数や言葉を楽しむゲーム(小グループや学級全員で) 学習とのつながりを意識した活動。 あわせて 活動名 時程 10カ ッ プ 主な活動内容 留意点・関連 (★) 8:00 ○朝の準備をする。 ・個人差があるので、準備ができた子 ・学習用具を引き出しに入れる。 どもから活動の準備を始める。 ・ランドセルをロッカーに入れる。 ・トイレを済ませる。 8:10 ○グループでゲームをすることを知る。 ○ゲームをしながら、10の合成をする 力をつける。 ○伏せておいた紙コップと紙皿を1枚ずつ引 き、紙皿と紙コップの数字を合わせると10に ・1グループ5~6人 ・床に座って行う。 なるようにする。 (トランプの神経衰弱の要領) ・合わせて10にならなかったら、紙コップと ・ルールが理解しやすいように、1人 1回ずつ練習する時間をとる。 紙皿は、元に戻す。 ・順番にゲームをする。 あっ!あっ た!! ・できない友達がいたら、ヒントを出 してあげるとよいことを伝える。 ・困っていたら教え合うようにし、協 力してできるように支援する。 ★いくつといくつ(算数) カップとお皿を 1つずつ返すよ 8:35 ○後片付けをする。 8:40 ○朝の会をする。 ・自席に座る習慣をつける。 ・健康観察をする。 14 千葉市教育センター 小1スタートカリキュラム おちた・おちた 活動名 時程 主な活動内容 留意点・関連(★) 8:00 ○朝の準備をする。 ・個人差があるので、準備ができた ・学習用具を引き出しに入れる。 子どもから活動の準備を始める。 ・ランドセルをロッカーに入れる。 ・トイレを済ませる。 8:10 ○言葉のゲームをすることを知る。 ○子どもたちは、教師に向かい椅子か 床に座る。 ○教師が「おちた・おちた」という。 ・教師は子どもたちに向かい、遊び ・子どもたちは「何がおちた?」と大きな声で 方を説明する。 返事をする。 ・おちるものは、「かみなり」「リンゴ」「げ んこつ」の3つにする。 ・ルールが分かるように、一度一緒 にやってみせる。 ・「かみなり」・・・おへそをかくす 「リンゴ」・・・・両手で受け止める 「げんこつ」・・・頭を隠す ・教師のリズミカルな声かけによっ て、楽しく行う。 ・動作を間違えると、負け。 おちたおちた 何がおちた? ○子どもたちがさらに慣れてきたら、 教師は自分の言った指示と違うとこ ろに手を動かして、子どもたちの間 違いを誘う。 ○さらに慣れてきたら、教師の役を子 どもにやらせてもよい。 かみなり リンゴ げんこつ 8:40 ○朝の会をする。 ・自席に座る習慣をつける。 ・健康観察をする。 参考文献 ・NPO法人東京都公立保育園研究会子「どもに人気のふれあいあそび」ひとなる書房 2005 ・水野豊二「続・幼児が熱中する集団ゲーム 5歳児編」明治図書 2007 ・グループこんぺいと「こんな日、こんなときのちょこっと製作あそびBEST22」黎明書房 2008 ・土田雄一「100円グッズで授業づくり・小学校」図書文化社 2008 15 千葉市教育センター 小1スタートカリキュラム 45 分授業へのスムーズな移行 ~生活科を中核としたスタートカリキュラム~ ①スタートカリキュラムについて 今回の改訂で、 「小学校学習指導要領解説 生活編」の「生活科の指導計画作成と内容の取扱い」 では、 「・・・・特に、第1学年入学当初においては、生活科を中心とした合科的な指導を行うな どの工夫をすること。 」という文言が追加された。さらに、小1プロブレムなどの問題を解決し、 学校生活への適応を進めるための手立ての一つとして、 「スタートカリキュラムの編成」が挙げら れている。 総合的な指導を中心とした幼児教育から、教科の指導を中心とした小学校教育の段差を和らげ るために、各校では一定期間の適応指導や他教科との関連を図る指導、交流活動などの取り組み がなされてきた。ここではさらに、今回の改訂を受けて生活科の単元を生かしたスタートカリキ ュラムの取り組みについて次のことを大切にしながら考えていきたい。 ○子どもの思いや願いを大切にしながら、入学後数週間は大単元の生活科を中核として合科的な 学習形態を取り入れ、ゆったリとした時間の中で学習活動が進められるようにする。 ○学習時間は 45 分に限らず 15 分を1単位時間として組み合わせたり、45 分を約半分程に分けて 0.5 時間とカウントしたりするなど(モジュール化)して、子どもや学校の実態に応じて柔軟に 扱う。 ○交流活動が可能な活動に❤などのマークを入れ、積極的な交流活動について検討する。 ②生活科と合科的に扱えそうな、各教科の主な学習活動例 主な学習活動例 国語 主な学習活動例 ・ 絵を見て気付いたことや想像したことを話 算数 し合う。 ・ 10 までの数について読んだり書いたり する。 ・ 姿勢・口形に気をつけて正しく発音する。 ・ 方向や位置を表す言葉を正しく用いて物 ・ 鉛筆の持ち方や字形・筆順に注意して書く。 の位置を示す。 ・ 平仮名の言葉を正しく書いたり読んだりす る。 ・ 数の大きさを比べる。 音楽 ・ いつどんなあいさつをするのか話し合い、練 ・ 楽しく歌う。 ・ 歌いながらあいさつをする。 習する。 ・ 歌に合わせて自由に身体表現をする。 ・ 体験から話したいことを見つける。 図工 ・ 体験して見つけたことや面白かったことを ・ 絵を自由に何枚もかく楽しさを味わう。 ・ 身近な自然と触れ合い、遊んだり作った 友達と伝え合う。 りする。 ・ 友達と作品を見せ合って楽しむ。 体育 ・ 固定施設を使って楽しく遊ぶ。 道徳 ・ 簡単な規則の鬼遊び・リズムダンスをする。 16 ・ 「わたしの学校・友達と仲良く」 ・ 「あかるいあいさつ・物を大切に」 千葉市教育センター 小1スタートカリキュラム ③スタートカリキュラム「だいすき○○しょうがっこう」(4月~7月 約 15 週)の例 月 他教科をモジュール化※1した主な活動内容 単元 「ともだち たくさんつくろう」16 時間 4月 《 国語・生活・音楽・図工・体育・道徳 》 「クラスのみんなと なかよくなろう。」 入学期1~2週間の適 「おにいさん おねえさんともなかよくなろう。 」 応指導(10 時間程度) 「わたしのがっこう どんなところ」13 時間 5月 み ん な な か よ し 6月 は含まない。 《 国語・生活・図工・道徳・学活 ・音楽》 「がっこうの いろいろなところをみにいこう。」 「はなや やさいをそだてよう①」 9時間 《 国語・生活・図工 ・算数・道徳》 「なにをそだてようかかんがえて、たいせつにそだてよう。 」 「わたしの つうがくろ」 8時間 《 国語・生活・図工・体育・道徳 》 「つうがくろを たんけんしてみよう。」 「ちかくのこうえんで あそぼう。」 「はなや やさいをそだてよう②」 6時間 《 国語・生活・図工・道徳 》 7月 な つ と な か よ し 「そだてている はなややさいのようすを よくみてみよう。」 「おもしろいあそびが いっぱい」 6時間 《 国語・生活・図工 》 「どんなあそびができるかな。いろいろやってみよう。 」 「なつは たのしいことが いっぱい」 2時間 《 国語・生活 》 「なつやすみにやりたいことを はなしあおう。」 ※1 他教科と合科的な学習を取り入れながら学習活動をゆったりとした時間の中で進められるよう に、週指導計画などの時数は、各教科 15 分単位の時間を組み合わせるなどモジュール化して扱 うことも考えられる。 〈合科的な学習時間を次第に減らし、徐々に各教科 45 分単位の学習を増やしていく考え方の例〉 (合科的な学習) 45 分 (各教科 45 分単位の学習 ・関連的な学習) 17 千葉市教育センター 小1スタートカリキュラム ④スタートカリキュラム単元計画例 大単元「だいすき ○○小学校」 (全 60 時間) 《目標》 自分の学校が大好きになり、安心して学校生活がスタートできるようにする。 小単元「ともだち たくさんつくろう」(16 時間) 育てたい力 ・ 自分の名前や好きなものについて話すことができる。(国語) ・ 学校の施設や人、植物などに関心をもち、友達や先生などに進んでかかわろうとする。 (生活) ・ みんなで生活するためのルールについて考え、見つけたことや気付いたことを自分なりに伝 えることができる。 (生活) ・ 学校には、自分を温かく見守ってくれているたくさんの友達や上級生、先生がいることに気 付く。 (生活) ・ 曲に合わせて、出会った友達とあいさつすることができる。 (音楽) ・ 廊下歩行の約束やマナーについて考えることができる。 (道徳) ・ 固定遊具を使ったり鬼ごっこなどをしたりしながら、友達と楽しく遊ぶことができる。 (体育) ※単位時間 ○ 入学当初のスムーズな教科学習への導入として、短い時間での学習活動(モジュール単位で の学習活動)が考えられる。子どもの実態や活動内容などに応じて1モジュール(15 分程度) を組み合わせて学習を進めていくなど、45 分を1コマと限定せず、柔軟に扱っていきたい。 ○ 学習時間をモジュール化して 15 分、30 分、45 分というように段階的に扱ったり、子どもの 興味関心など実態に応じて効果的に扱ったりすることにより、幼児教育時期の活動から教科 としての学習へと無理なく移行していけることを期待したい。 4月「みんななかよし」 ※1M(モジュール) ・・・ここでは 15 分単位時間 小単元 主な活動 モジュール例 1M 2M 3M 国語 生活 生活 音楽 音楽 生活 国語 生活 生活 図工 図工 席の近くの友達や担任の先生とあくしゅ大作戦① ・ 簡単な自己紹介のやり方を知り、近くの友達や担任の先生と笑顔で 自己紹介したり楽しく握手したりする。 ・ 握手できた友達の名前にシールを貼る。 (あくしゅ大作戦カードの活用) みんなで一緒に歌ったり遊んだりしよう① ・ 絵を見て、見つけた歌をみんなで楽しく歌う。 ・ 知っている手遊びを紹介して、みんなで楽しく遊ぶ。 「むすんでひらいて」 「おおきなくりのきのしたで」 「あおむし」など。 クラスの友達や担任の先生とあくしゅ大作戦② ・ 友達や先生と笑顔で自己紹介したり楽しく握手したりする。 ・ 握手できた友達の名前にシールを貼る。 (あくしゅ大作戦カードの活用) 自分の好きなものを絵にかいて、友達と見せ合おう ・ 画用紙にクレヨンで自分の好きなものを自由に絵にかく。 18 千葉市教育センター 小1スタートカリキュラム ・ 絵を見せながら、 「わたしの好きなものは○○です。 」と友達に紹介 する。 みんなで一緒に歌ったり遊んだりしよう② ・ 歌いながら友達を見つけ、あいさつをする。 ・ 歌いながらじゃんけんれっしゃをして楽しく遊ぶ。 (音楽が途中でとまったらじゃんけん) 国語 国語 音楽 音楽 国語 音楽 生活 生活 音楽 国語 生活 国語 国語 図工 図工 図工 図工 道徳 道徳 生活 国語 道徳 道徳 生活 生活 体育 体育 体育 道徳 音楽 音楽 音楽 生活 生活 生活 生活 道徳 クラスの友達や担任の先生とあくしゅ大作戦③ ・ 音楽に合わせて歩きながら、楽しく握手大作戦を行う。 ・ 握手できた友達の名前にシールを貼る。 (あくしゅ大作戦カードの活用) 掲示用のカードに自分の名前を書いてみよう ・ 鉛筆の持ち方に気をつけて、初めて名前を書いてみる。 ・ カットの絵に色鉛筆で色を塗る。 掲示用のカードに自分の顔をかいてみよう ・ クレヨンの使い方に気をつけながら、自分の顔をかいてみる。 あいさつっていいね ・ 気持ちよくあいさつしたり、されたりするとどんな気持ちになるか 話し合う。 ・ クラスの中で、場面を決めてあいさつごっこをする。 みんなで学校の中を歩いてみよう ・ 楽しい学校生活にするための約束やマナーについて話し合う。 ・ 廊下歩行の約束を守って学校の中をみんなで歩く。 友達と外で遊ぼう ・ 校庭に出て、鬼ごっこや遊具遊びなどをして友達と楽しく遊ぶ。 お兄さんやお姉さんとなかよしになろう① ❤ ・ 「なかよしの会」に、どんな気持ちで参加したらよいか話し合う。 ・ 会で歌う歌をみんなで楽しく歌う。 お兄さんやお姉さんとなかよしになろう② ❤ ・ 「なかよしの会」などで、お兄さんやお姉さんと楽しく歌ったり、 遊んだりする。 お兄さんやお姉さんと学校探検に行こう ❤ ・ お兄さんやお姉さんと一緒に学校の中や校庭を探検する。 《各教科の配当時間》 計 16 時間 国語( 3時間) 生活( 5時間) 音楽( 3時間) 図工( 2時間) 体育( 1時間) 道徳( 2時間) 19 千葉市教育センター 小1スタートカリキュラム ⑤週案の例 第1学年 (第 2週) ※活動の合間に、適宜休み時間を入れる。 日 4月 11日 4月 12日 4月 13日 4月 14日 4月 15日 曜 月 火 水 木 金 給食開始 行事 国 1 国 国 お話読んで ・読み聞かせ ・鉛筆の持ち 方 ・正しい姿勢 体 体 体 握手大作戦① 国 2 ・自己紹介の ・数人と自己 手をする 3 歌ったり遊んだ ・絵を見て歌 ・手遊び歌 国 ・クラスの友達 己紹介したりす ・ものの集まり を調べる 4 方を知る 音 音 のを絵に表す なものをかく 友達に紹介する みんなで歌おう を見つけて挨拶 ・絵を見て動物 の様子につい て話し合う ・平仮名の練習 国 ブロックを置 対応による数 る ・歌いながら友 ・歌いながらじ ・給食の配膳の仕 国 生 ・友達を見つけ 手をする 5までのかず 算 ・数図ブロック の対応 算 ・5までの数を 読む 体 算 みんなの教室 学 をきれいにし あいさつってい 道 よう 5 ・音楽に合わせ て自己紹介と握 ・給食の準備 生 ら紹介する て歩く ぶ 体 きなものをかく 握手大作戦③ 音 体操服に着替 えて遊具で遊 のを絵に表す ・絵を見せなが 国 ゃんけん列車を して遊ぶ ・平仮名の練習 ・クレヨンで好 図 達を見つけ挨拶 生 ・読み聞かせ 自分の好きなも 図 みんなで歌おう 音 お話読んで 国 の多尐を比べ 算 体 方を知る より」 国 いて、1対1の 算 (前時の続き) 生 「はるのおた 教科書の絵に 算 生 る 国 ・給食の準備 生 を話し合う 国 や自己紹介をす ・当番の仕事 学 ・校庭の桜の様子 ・歌いながら友達 給食の配膳の仕 学 お話か、話し合う 国 (前時の続き) 国 に着目して多尐 算 ・絵を見てどんな ・絵を見せながら 話を作る 算 り」 国 ・クレヨンで好き 図 国 見て、自由にお 「はるのおたよ 自分の好きなも 図 ・教科書の絵を 算 う 生 ・準備体操 国 る りしよう① 音 い方 生 みんなで一緒に 音 ・体操服のしま と握手したり自 生 紹介した後握 生 え方 国 握手大作戦② 国 仕方を知る 生 ・体操服の着替 そうじ開始 生 ・掃除の仕方を ・あいさつにつ 道 知り、床をきれ 生 いにふく いね いて話し合う ・場面を決めて 生 あいさつごっこ をする 【引用・参考文献】 文部科学省「小学校学習指導要領解説生活編」日本文教出版 鹿児島県総合教育センター・札幌市立新光小学校・横浜市教育センター資料 ほか 「こうすればうまくいく!幼稚園・保育所と小学校の連携ポイント」(ぎょうせい、2009) 20 千葉市教育センター 小1スタートカリキュラム 飽きさせずに、基礎基本を定着させるための 国語・算数の工夫 【目的・方法】 1日1時間、国語や算数の基礎基本を定着させるための時間を取り、繰り返し行って定着を図る。 入学して間もない時期にゲーム感覚で何度も繰り返して行うことで、小学校の学習への楽しい導入 となるようにする。基礎基本の定着は今後の学習内容の理解を助け、学習意欲の向上につながる。 下のような時間割り振りで行う。②③④⑤は、2~3つあるが、1つだけ実施してもよいし、2 つ3つやってもよい。子どもの集中力を持続させるために1つの内容を短くし、話す、書く、聞く など変化をつける。また児童の実態に応じても変化をつけ、楽しい活動を通して学力の定着を図る。 30 秒 ①日付の言い方 4 月 給 食 開 始 後 5 月 6 月 7 月 ※ ※ 5分 国語 ②読む 発音 15 分 算数 ③数・計算 10 分 国語 ④聞く-読み聞かせ 15 分 国語 ⑤書く ①日付の言い方 ②「あいうえお」の発音練習 (姿勢、口形に気をつけて正しく発音する) ③フラッシュカード(ドットカード1~10) ③数え方 (1-いち、2-に、3-さん・・・ 1つ‐ひとつ、2つ‐ふたつ、3つ‐みっつ・・・) ③数字を書く ④読み聞かせ ⑤鉛筆の持ち方の確認 線の練習 色塗り ①日付の言い方 ②しりとり ②音読「あいうえおのうた」 ②自己紹介 ③いくつといくつ ③何番目 ③数字を書く ④読み聞かせ ⑤鉛筆の持ち方の確認 平仮名の練習 色塗り ①日付の言い方 ②音読「がぎぐげごのうた」 ③計算練習 たしざん ④読み聞かせ ⑤鉛筆の持ち方の確認 平仮名の練習 色塗り ⑤言葉を書く 濁音・長音・促音 ⑤文を書く(○○○は、○○○。 ) ①日付の言い方 ②音読 口の体操になる詩 ③計算練習 ひきざん ④読み聞かせ ⑤鉛筆の持ち方の確認 平仮名の練習 色塗り ⑤文を書く(○○○は、○○○を○○○。)(○○○は、○○○へ○○○。 ) ⑤言葉を書く 拗音 国語・算数の学習の時間を利用して、この時間に当てる。 子どもの集中力を持続させるために、手遊びゲーム、短い歌などを入れ、気分転換させる。 21 千葉市教育センター 小1スタートカリキュラム 【4月給食開始後】 ① 日付の言い方 ②「あいうえお」の発音練習 (姿勢、口形に気をつけて正しく発音する) 20 日と 書いて、 「はつか」と 言います。 口を大きく開け て、ゆっくり言い ましょう。 7月まで続けていく。特別な 読み方は、読み仮名をつけ る。 「昨日は何日?」など復 習をするとよい。 手で口の形を作って発音 させると、口の形が意識で きるようになる。 ②フラッシュカード(1~10) 見ただけで「6」といえ るといいですね。次のカ ードはいくつでしょう。 ③数え方 (1、2、3・・・ 1つ 2つ 3つ・・・) 声に出して 言ってみましょう。 ・ 数字カードを併せて提示してもよい。 ・ このドットカードから数の構成を意識させ、「6は5 と1」ということも捉えさせることができる。 ・ 算数セットに入っている個人のドットカードで、隣の 子どもとゲーム形式で答えさせることもできる。 慣れてきたら、読み仮名がついて いないものを提示して読ませる。 ④読み聞かせ (資料 P39~参照) ② 数字を書く 絵の見えるところに 集まりましょう。 3は、さいご、しっかりと めて書きます。 ⑤鉛筆の持ち方の確認 線の練習 色塗り 線からはみ出さないよ うになぞりましょう。 鉛筆の持ち方はできて いますか。 お父さん指とお母さん指が、 タッチしていますか。絵をよ く見て、まねしてみましょう。 机の端にこのカードを貼り、いつでも確認できるようにするとよい。 22 千葉市教育センター 小1スタートカリキュラム 【5月】 ①日付の言い方 ②しりとり 今日は、となりのお友 だちと しりとりをし てみましょう。 8日と書いて、 「ようか」と言 います。 隣同士、グループ、クラス 全体など、やり方を工夫す る。一人でノートに書くの もよい。 ②音読「あいうえおのうた」 ③いくつといくつ さっきより、 速く読んで みましょう。 すぐに答えられますか。 わからないときはブロッ クを使ってみましょう。 全員で答える、一人一人順 番に答える、プリントで練 習するなど、いろいろなバ リエーションで行う。 1回目は歩く速さ、2回目は走る速さな ど、テンポを変えて読んでみる、手拍子を 打ちながら読んでみるなど工夫する。 ②自己紹介 ③何番目 わたしは、○○○○です。 好きな食べ物はピザです。 よろしくお願いします。 自己紹介カードを見せながら、話し てもよい。「昨日自己紹介しなかっ た人とやってみましょう。」「今日 は、好きな色で自己紹介しましょ う。 」など飽きさせない工夫をする。 ③数字を書く ④読み聞かせ 今日は1号車 (1列目)の人 にやってもら います。4番目 の人、立ってみ ましょう。 「前から4番目」と「前から 4人」の違いが理解できない 子どもが多い。具体物を使っ て視覚に訴えながら繰り返 し行うとよい。 ⑤鉛筆の持ち方の確認 平仮名の練習 色塗り 23 千葉市教育センター 小1スタートカリキュラム 【6月】 ①日付の言い方 ②音読「がぎぐげごのうた」 ③計算練習 たしざん すぐに答えが言えますか。わ からないときはブロックを使 ってみましょう。 口を大きく開けて、はっ きり読んでみましょう。 3日と書いて、 「みっ か」と言います。昨 日は何日でしたか。 連の1行目は先生(女子) 、 2行目は子ども(男子)など、 工夫して、群読に挑戦しても おもしろい。 全員で答える、一人一人順番に 答える、プリントで練習するな ど、いろいろなバリエーション で行う。 ④読み聞かせ ・ 尐しずつ長いお話を読むようにする。 ・ 読んだ本の表紙をコピーして掲示すると、その本を 手にして自分で読もうとする子どもが増える。 ・ すわり方等も指導し、トラブルなくスムーズに集ま れるようにしていきたい。 ⑤鉛筆の持ち方の確認 平仮名の練習 色塗り ⑤文を書く(○○○は、○○○。) 気をつけて書くところをし っかり理解させてから、書か せたい。 飽きてくる時期なので、うま く書けているところは大い にほめ、短い時間で集中して 行うようにする。 ⑤言葉を書く 濁音・長音・促音 点々がつくだけ で、言葉が変身し ます。「たい」は 何に変身するで しょう。 今日は「おかあさんは、○○○。」 という文を書いてみましょう。 主語を限定すると、書きやすい。 (お父さんは、先生は、朝顔は・・) 助詞の「は」が正しく書けるように する。 濁点のつく言葉集め、長音の部分を空欄にした言葉のプリン ト、促音の入ったことば集めなどを繰り返し行い、正しい表記 の仕方を身につけさせたり、語彙数を増やしたりする。 24 千葉市教育センター 小1スタートカリキュラム 【7月】 ①日付の言い方 5日と書いて 「いつか」 と言います。 ②音読 口の体操になる詩 ③計算練習 ひきざん 今日は「ぞうのかくれんぼ」を 読みます。はっきり、読みまし ょう。 すぐに答えられるといいですね。 友達が答えるときも、心の中で言 ってみましょう。 バリエーションをつけて変化を もたせることで、楽しく読める ようにする。 全員で答える、一人一人順番に答え る、プリントで練習するなど、いろ いろなバリエーションで行う。 ④読み聞かせ ⑤鉛筆の持ち方の確認平 仮名の練習 色塗り いろいろなタイプの本を読む ことで、読書の世界を広げて いくようにする。 ⑤文を書く (○○○は、○○○を○○○。 ) (○○○は、○○○へ○○○。 ) 小さい字は、どこの ますに 書いたらいいでしょう。 ・ 多くの子どもは 大体書けるように なるので、習得で きない子どもを中 心に指導するよう にする。 ・ 文字を書くこと に抵抗がある子ど もは、ほめて自信 をもたせるように する。 ⑤言葉を書く 拗音 「しゃ、しゅ、しょ」のつく 言葉を書いてみましょう。 「わたしは、○○○を○○○。」を いう文を作ります。思いつかない 人は手をあげてください。ヒント をあげますよ。 ・ 書けない子どもには、 「ご飯を」 「本 を」などの目的語か、 「食べる。」 「読 む。 」などの動詞を与えたりして、 書かせるとよい。 ・ 人を中傷する内容を書いた子ども には、個別に指導する。 25 千葉市教育センター 小1スタートカリキュラム 【資料-手遊びゲーム・短い歌】 手遊びゲーム、短い歌 アルプス一万尺 (座ったまま、隣の子と向き合って) なべなべそこぬけ (その場で立って、隣の子と向き合って) ≪かにさん≫ グーチョキパー グーチョキパーで グーチョキパーで なにつくろう なにつくろう 右手がチョキで 左手がチョキで かにさん かにさん 繰り返し 右手がグーで 左手がチョキで かたつむり かたつむり (チョキの上にグーをのせる。 ) ≪かたつむり≫ ※例・・・右の写真 拍手ゲーム 「先生が食べられるものを言ったら、拍手 をしてね。 」 キャベツ(拍手) にんじん(拍手) 食パン(拍手) フライパン(・・・) 「フライパンは食べられないね。それとも、 食べちゃう人がいるのかな・・・では、 よくきいてね。 」 カレーライス(拍手) ハンバーグ(拍 手) ハンカチ(・・・) ≪ちょうちょ≫ 右手がパーで 左手もパーで あたま かた ひざ ポン 「ロンドン橋」のメロディーに合わせて、体 の部分を押さえていきます。ポンでは拍手を します。 あたま かた ひざ ポン ひざ ポン ひざ ポン あたま かた ひざ ポン め みみ はな くち 「め みみ はな くち」は「ひじ おへそ かかと」と変えたり、テンポを変えたりして 工夫するとよい。 ≪雪だるま≫ 右手がグーで 左手もグーで 26 千葉市教育センター 小1スタートカリキュラム だれでもみんな1年生! -戸惑う子どもたちのために- 【目的・方法】 誰でもみんな 1 年生を体験して成長する。今までの体験をもとに、初めての世界へわくわく とどきどきをもって漕ぎ出していく 1 年間である。 本プログラムは、入学式の次の日から、戸惑う子ども達への支援例をまとめたものである。 子どもたちの実態に合わせて実施するようにしたい。 【具体的な支援例】 (1)片付け方がわからない (2)一人での活動に時間がかかる 写真や絵カードの利用 協力して順番に ○ロッカーの中・引き出しの中・机の横・ ○座席の近い2~3人で順番に、協力し 用具類の入れ方を写真や絵のカードにし ながら一緒に操作する て掲示する 入学当初は、算数セットやカードなど ○大型テレビ等で画面に映して指導する。 の用具や教材等を一人で出し入れする ○2人一組で行うとよい ことが難しく、隣席の子の物と混じって しまうことがよく起こる。今回は A さ んの物で次は B さんの物を使うという (3)話が聞けない 方法で順番に協力して操作させる。 ○片付けも一緒にさせる 実物や道具などを活用 協力する、助け合う、ということを言 葉だけで1年生に伝えることは難しい。 ○手遊び歌など体を使った活動をしてから そのため、体験を通して習得できるよう 始める にする。交流しながらの活動によってコ ○ぬいぐるみなどを使って注目させる ミュニケーション力が育まれ、用具を ○読み聞かせの本を選ぶ手伝いをさせる 出す・並べる・片付ける等の技術を教え ○かるたやことばカード、絵カードを使う 合いながら習得することができる。 ○クイズをする ○慣れたら一人でできるようにしていく ○授業に関わる実物を見せる 27 千葉市教育センター (4)忘れ物が多い 小1スタートカリキュラム (5)乱暴な行動が目立つ 家庭の協力を 状況確認と相手意識 ○家庭に手を貸してもらう ○友だちが嫌がっていることを伝える 「入学したから自分で」という家庭の方 ○自分がされたらどう感じるか、考えさせ 針を尊重しながらも、発達段階や子どもの る 状況によっては、見守るだけでなく手を貸 ○「相手」を意識した上で、どうすればよ すことも大切であることを丁寧に説明し、 かったのかを一緒に考え、状況にあった 家庭に協力を求める。 行動のバリエーションを増やす ○忘れ物カードを工夫する ○当事者と一緒に状況の確認をする 「□をもたせてください」というカー この頃の子どもは、触れただけで「殴 ドを作る。(□の中に忘れた物を書く) られた」と表現したり、鞄やいすなどが 本人に意識づけたり家庭との連絡に活用 間接的に当たった時には「自分はやって したりする。 いない」と主張したりすることが多い。 ○時間割に曜日ごとの持ち物一覧を書いて 丁寧に状況を確認する必要がある。 おくとよい (6)乱暴な言葉が気になる (7)大げんかが起きた クラス全体で取り組む 冷静な対応 ○言葉の意味をクラス全体で考え、言われ ○まず怪我をしていないか確認する た時の気持ちを考える 怪我があれば、すぐに保健室へ連絡す ○クラスの目当てにする る。怪我がなければ、双方が落ち着いて 望ましくない言葉をスケッチブックや 話ができる場所へ行き両方の言い分を カードなどにまとめて掲示し、「クラスみ 丁寧に聞く。 んなで気をつけよう」という、目当てとし ○トラブルになった原因を考えさえる てクラス全体で取り組んでいく。 「ごめんなさい」を言えば終了ではな い。それぞれが、どこで、どうすれば、 こうならなかったかを一緒に考え、繰り 返さないようにするための具体的な方 法を決める。 28 千葉市教育センター 小1スタートカリキュラム (8)友達とのかかわりがうまくできない 原因を考えて対処 ○話しかける言葉を知らない場合 ロールプレイングなどで具体的な言葉を教える、スケッチブックやカードに書いて掲 示するなどで言葉を習得させる。話しかける時の語彙の追加や見直しをすると良い。 ○話しかける勇気が出ない場合 具体的な言葉を教えるとともに後ろやそばで見守っていることを伝え、安心感を持っ て話しかけるよう支援する。 ○遊ぶ仲間に入れない場合 遊んでみたい遊びや遊んでみたい友達を聞き、自分で声をかけられるようそばで援助 する。または、まず全員で一緒に手をつないだり、声を掛け合ったりするような遊びを する時間を設ける。 (例:手つなぎ鬼・だるまさんがころんだ等)全体の遊びの中で友達 を見つけられるようにする。 (人間関係づくり P3 参照) (9)離席が目立つ あきない工夫を ○次の例のような、45 分の授業時間で複数の活動を行う。 例 1:読み聞かせ→教科書を見て音読→ひらがなを書く(空中に・ノートに) 例 2:数字の歌を歌う→2人1組でおはじきで数を表す→数字を書く(空中に・ノートに) 例 3:ミニゲーム→自己紹介の言葉をみんなで練習する→みんなで自己紹介しあう 例 4:校庭で遊ぶ→手洗い・うがい→一緒に遊んだ絵を描く→掲示して鑑賞しあう 例 5:体育着に着替える→並びっこ→遊具 ○離席の理由は子どもによって違うので、ケースに応じて本人や保護者と相談する場を設 定し、支援の方法を考える。短期の目標と長期の目標を考えるとよい。 (合科 P16、基礎基本 P21、資料 P39 参照) 29 千葉市教育センター 小1スタートカリキュラム (10)登校を渋る 子どもをよく見る ○連絡を受けてはじめにすること 登校を渋る原因は一人一人違い、対処の方法も一人一人違う。登校を促したほうが良 い場合もあり、逆に登校させようと無理をしない方が良い場合がある。今日はどうする か本人や保護者と話し合うとともに、主任や周囲の先生に相談する。 ○短期間で終了した場合 再発する場合があるので、子どもの日々の様子をよく見ておくとともに必要に応じて 保護者と話し合う場を設定する。 ○継続しそうだったら 本人とよく話し、心配なことがないか等心の状態を把握するように努める。また、保 護者と話し合う機会を多くもって、学校での様子を保護者に伝えるとともに、家庭の様 子や保護者の考え方についての情報を収集する。 ひとりで抱え込まず、他の先生と相談して対処することが大切である。 (11)気持ちのよい教室にしよう! 教室は楽しいところ ○教室はみんなで楽しく過ごす場所であることに気づかせ、そのためのアイディアが実行 できるように支援する。 (絵本・ぬいぐるみ・花・ブロックなどを置くコーナーを作るなど) ○みんながすごしやすくなるような約束をスケッチブックやカードなどにまとめて掲示 し、「クラスのみんなで○○にきをつけよう・おしえあおう」などというような目当て にして学級全体で取り組む。 ○「みんなががんばった!」「~さんががんばった!」など、クラス全員で認め合い拍手 をする。カードなどの形に残すと、成長を振り返るときに役立つ。 30 千葉市教育センター 小 1 スタートカリキュラム 1年生・1日の生活 -楽しい小学校生活のための活動計画例- 【目的】 (※表中 6 -6年生による支援、□ 上 -2~5年生による支援も可能) □ 1 年生の担任にとって、学習以上に頭を悩ませるのが 1 日の生活指導である。1 日の生活が安定しな くては、楽しい小学校生活は送れない。そこで(1)入学~給食が始まるまで、(2)運動会練習開始 (4月中旬ごろ)まで、 (3)運動会(5 月中~下旬ごろ)まで、 (4)水泳開始(6月)まで、 (5)夏 休みまでの5段階での 1 日の生活指導上の留意点を、活動計画の形でまとめた。 *(1)入学後1日目~給食が始まるまで め あ て 学校の一日を知り、学校生活に慣れる。 支 援 安心させながら一人一人を見て行うとともに、トラブル時の指導を丁寧にする。 登 校 ○門で迎え、挨拶をする。 □ 6 □ 上 ○下駄箱・傘立ての使い方を教える。 □ 6 □ 上 ○トイレや水のみ場の場所と使い方、ランドセルなどの持ち物のしまい方、始業までの過 昇降口で 教室(朝 の会まで) 朝 の 会 朝 自 習 今 日 の 活動予定 ごし方、手紙や連絡帳の提出の仕方等を教える。 □ 6 ○朝の会を進行する。(あいさつ、歌、今日楽しみなこと、健康観察、日直、音楽)□ 6 ○紙芝居・歌・読み聞かせなどをする。 □ 6 ○掲示物や板書(絵や図で)を使い、下の例のような今日の活動予定を知らせる。 ・ノートや教科書を見る、トイレの使い方の学習、帰る支度の練習 ・連絡帳の出し方や手紙の渡し方の説明 ・休憩や自由時間、トイレタイムの取り方について 等 ○毎日同じ活動と、日によって違う活動があることを知らせる。 ○予定に従って活動する。 予定されている活動のほか、適宜以下の指導を行う。 活 動 ・着替え、名前を書く、廊下の歩き方 ○時間があれば次のような活動をすることができる。 ・読み聞かせ、紙芝居、歌を歌う、絵を描く、粘土や折り紙、ブロック、手遊び等 ・生き物とのふれあい(注:アレルギー) ・校内散歩、砂遊び、校内探検 等 休み時間 ○遊び方や遊ぶ場所について一緒に活動しながら指導する。 □ 6 ○入室時、うがいや手洗いの指導をする。 ○危険なことがないように気を配る。トラブルがあれば解決する。 帰 り の 支 度 ○手紙を折り連絡帳に入れさせる。ランドセルへのしまい方を確認する。持ち帰るものと おいていく(お泊りする)ものを確認する。週末(金曜日)の持ち物について指導する。 帰りの会 ○歌を歌う。明日の持ち物やけがの確認をし、あいさつをする。 下 ○「また明日」の気持ちをこめてハイタッチなどをして教室で「さようなら」をする。 校 方 面 別 引 率 ○下校方面別に並ばせる。 (注:昇降口で混乱しないよう指導する。 ) ○上履きの入れ方の指導やかさの持ち方の注意をする。 (雨天時) ○通学路の確認をしながら引率する。 31 千葉市教育センター (2)給食開始~運動会練習開始まで 小 1 スタートカリキュラム (3)運動会の練習開始~運動会まで め あ て 学校生活に慣れる。 運動会の練習に取り組む。 支 援 給食が嫌いな子の様子をよく見る。 運動会の練習が嫌いな子に留意する。 登 校 ○門で迎える。挨拶をする。 昇降口で 教室(朝 の会まで) 朝 の 会 朝 自 習 ○下駄箱で迎える。 6 □ 上 □ 6 □ 上 □ ○持ち物のしまい方、始業までの過ごし方、手紙や連絡帳の提出の仕方等の指導を継続する。 トイレ、水道の使い方等の細かい点(水を飛び散らせない、手をふく、使用後蛇口を下向 きにする、蛇口に口をつけない等)の指導をする。 ○朝の会を進行する。(あいさつ、歌、今日 ○朝の会に、応援歌の練習を加える。 楽しみなこと、健康観察、日直や係の仕事) ○読書、プリントなどを行う。 ○応援や応援歌、全校ダンスの練習等も可能。 ○今までの活動に加え次のことを行う。 ○以下の指導や活動を加える。 ・給食の意義、準備、マナー、後始末、危険 ・運動会の意義について理解させ、自分の役 なことについての指導 活 動 割や参加への意識を高める。 ・プリント・ドリル・教材の使い方の指導 ・着替えた衣服の始末、汗の始末の仕方 ・鉛筆や下敷等の使い方 ・水筒の管理の仕方 ○係の仕事開始 ・運動会の練習の家族への報告の仕方 ・危険の認知や回避の仕方について、具体的 に指導する。 休み時間 ○遊んだ時に使った用具等の後始末の指導を加える。 ○一緒に活動しながら、友だちの広がりに留意する。 ○給食当番の仕方、当番ではないときの準備について指導する。特に衛生面(うがいと手洗 い、白衣やマスクの管理)を徹底させる。 給 食 ○食事のマナー、後片付けについて指導する。 ○食材の生産者や調理者へ感謝の気持ちがもてるような話をする。 ○アレルギーについての情報を確認し、確実に対処できるようにする。 掃 除 帰 り の 支 度 帰りの会 ○清掃分担の確認や清掃後のうがい、手洗いの指導をする。 ○掃き掃除の仕方や雑巾の絞り方、机の運び方について実演しながら指導する。 ○持ち物や保健関係の文書が増えるので、配る方法の練習をする。 ・後ろへ回す、自分で取りに来る等(全員に確実に配ったかどうか確認する。) ○週末に持ち帰る物(白衣、うわばき等)の確認をする。 ○歌を歌う。明日の持ち物やけがの確認をし、あいさつをする。 5 校 時 ○疲れて寝てしまう児童は優しく起こす。 下 校 ○一人一人の表情を見て、全員が笑顔で帰る ○運動会の練習で疲れている時には、特に安 ことができるようにする。 全に留意させる。 ○給食の好き嫌いや食べる量についての指 ○体操服・紅白帽子・水筒の管理が自分でで 導をする。 きるようにする。 ○本格的な学習指導の始まりにより、得手・ ○児童によっては嫌いな運動会の競技がある 留意事項 不得手という感情が芽生える時期のため、 ので、話をよく聴くとともに、保護者と相 保護者との連絡を密にして対応する。 談をして対処する。 ○児童個々の様子等を資料として整理し、家 ○けんかが起きた時は P28「だれでもみんな 1 年生!」のプログラム(7)を参考にす 庭訪問の準備をする。 る。 32 千葉市教育センター (4)運動会終了~水泳開始まで 小 1 スタートカリキュラム (5)水泳終了~夏休みまで め あ て 学校生活、特に学習に慣れる。 これまでのふりかえりをする。 支 援 水泳が嫌いな子へ丁寧な支援をする。 夏休み明けを意識して支援する。 登 校 ○門で迎える。挨拶をする。 昇降口で 教室まで ○下駄箱で迎える。 6 □ 上 □ 6 □ 上 □ ○持ち物のしまい方、始業までの過ごし方、手紙や連絡帳の提出の仕方、トイレや水道の 使い方等の指導を継続する。 朝 の 会 ○朝の会を進行する。 (あいさつ、歌、今日楽しみなこと、健康観察、日直や係の仕事) 朝 自 習 ○読書、プリントなどを行う。 ○水着への着替え方や水泳後の衣類の後始末の練習をする。 ○水泳学習の意義や準備、水泳時の危険な行為について指導する。 活 動 ○鍵盤ハーモニカや絵の具セットの出し方、しまい方、整理の仕方について指導する。 ○特別教室の使い方を指導する。(特別教室使用開始前に実施) ○ノートやプリントの整理を始める。(6~7月) 休み時間 給 食 掃 除 帰 り の 支 度 帰りの会 ○動きが活発になり怪我が増える時期であるため、手当ての仕方について指導をする。ま た怪我をした時には、必ず家庭へ連絡する。 ○給食開始時に決めたことが守られているかどうか確認することを通して、楽しい食事時 間になるようにクラス全体で工夫する。 ○清掃時に全員が役割をもって活動しているかどうか確認し、仕事の分担を変更したり清 掃方法について指導を加えたりする。 ○水泳や暑さによる疲れで健康を害しがちな時期であるため、個々の児童の健康状態をよ く観察するようにする。 ○持ち物が増えてきたので、忘れ物がないように声をかける。 ○下校指導を徹底する。 下 校 慣れとともに危険な行動が出てくるころである。一度帰宅せずに直接友だちの家に遊 びに行ったり決められた通学路とは違う経路で帰宅したりしないよう、また横に広がっ たり飛び出したり等の危険な歩き方をしないよう下校指導をする。 ○白衣やマスクの管理を確実に行う。 ○クラスの一体感が持てるようにする。 ○本格的な学習指導が始まる。 留意事項 夏休み前に「友達がいることの楽しさ」が実 ○児童個々の生活や学習の様子、学習 感できるような会を実施すると、クラスの一体 の成果等を資料として整理し、個人 感が生まれる。また、夏休み明けにも同様な会 面談の準備をする。 を実施し、クラスとして歩調のとれた9月のス タートが切れるようにする。なお、その際夏休 み前に会の実施について伝えておくとよい。 33 千葉市教育センター スタートカリキュラム22 保護者との連携 -あいさつ・たより・保護者間交流- ~保護者からの信頼を得る~ 新一年生を持つ保護者の方は、小学校に対して期待 期待が 期待が大きいが不安 きいが不安も 不安も大きい。特に、第一 きい 子のお子さんの場合は、想像以上である。まずは信頼 信頼を 信頼 を得ることが大切だ。保護者の方にと って、幼保の頃よりも先生に会う機会が激減するので、教師側から積極的に保護者との連携 を充実させるように工夫し、保護者の方の協力 協力が得られるようにする。 協力 ① 入学式当日のあいさつ ・担任の自己紹介では、明るくさわやかに、出会いの喜びと意欲を伝える。 (自分の名前の文字を使っての教育方針紹介は印象に残り効果的) (例) 本日は、お子さんの小学校御入学おめでとうございます。…(中略)…みなさん の大切なお子さんを担任させていただくことになりました仙崎と申します。仙崎の 「せ」は、「精一杯全力を尽くす」の「せ」です。…(中略)…一年生担任は2回目 になりますが、純真な子どもたちの笑顔が大好きです。 今日の出会いを大切に、一人一人の目がますます輝くように、学年主任の先生方 と連携しながら、指導していきたいと思います。わからないことやお困りのことが ございましたら、遠慮なくお知らせください。誠意を持って対応してまいります。 今日から一年間、どうぞよろしくお願いいたします。 ② 学年だより・学級だよりの発行 P35~[資料1・2・3]参照 ・4月は、学年で連携して学年だよりを毎週発行する。 ・担任の教育観・学級経営方針を知ってもらう。 ・児童の実態(ほめること)を伝える。 ・児童の学習カードや、作品を載せる。(一年間で全員が載るように) ・学級だよりの題字は、児童に輪番で書かせる。(クレヨンの文字がおすすめ) ・学級懇談会の資料にする。 ・保護者が参加した行事(学習参観・運動会等)のあとはアンケート欄を設けて、感想を いただく。感想は児童に伝えるほか、ときには了承を得て無記名で掲載する。 ③ 保護者間交流 ・学級懇談会の導入時に、保護者間交流の場(心ほぐしのエクササイズ)を設け、保護者 同士の人間関係を育てる。 P38[資料4]参照 34 [資料1 資料1] 千葉市教育センター 35 スタートカリキュラム22 千葉市教育センター [資料2 資料2] 36 スタートカリキュラム22 千葉市教育センター [資料3 資料3] 37 スタートカリキュラム22 千葉市教育センター スタートカリキュラム22 [資料4 資料4] ・学級懇談会の導入に、保護者間交流の場(心ほぐしのエクササイズ)を設け、親同士の人間 関係を良好にする。 保護者用構成的グループエンカウンター・エクササイズ 月 日 あなたをさがしています お名前( ) ○だれでもいいので、出会った人とお互いに名を名乗り、握手をしてからジャンケンをします。 ○勝った人は、相手の人が「YES」と答えそうな質問をしましょう。 ・「YES」と答えてくれたらサインを書いてもらいます。 ・「NO」だったら、お互いに「ありがとうございました」と言って、また別の人を探します。 さて、何人の人からサインをもらえるでしょうか。 質問(しつもん) 名前(サイン)を書いてもらいましょう。 ① 家でペットを飼っています。 ② テレビの「サザエさん」を見ています。 ③ (自分には)2人以上、兄弟姉妹がいます。 ④ 鉄棒の「さかあがり」ができます。 ⑤ カラオケがすきです。 ⑥ クロールで50m 泳げます。 ⑦ 千葉市の出身です。 ⑧ 救急車に乗ったことがあります。 ・お互いの人間性の一端に触れられるような質問を工夫して、10問ぐらいで作ってみてください。 38 千葉市教育センター 小 1 スタートカリキュラム 学校生活を楽しくするために -「うたうのだいすき・えほんだいすき」- ~学習内容と、歌・絵本との関連を通して~ 【目的・方法】 1年生は、小学校生活に期待と不安を抱えて入学してくる。始めのうちは期待が大きく「がんばろう」 という気持ちでいっぱいだが、学校の規模の大きさや教師の対応の違いなど環境の違いに不安を感じ、ス ムーズに学校生活になじむことができない児童が出てくる。そこで、幼稚園や保育園等で歌っていた歌や 絵本などをそろえる。この資料を活用し、どの子も安心し、楽しんで学習や学校生活を送ることができる ようにしたい。 記号について: -本、 -歌、 -関連する学習 【行事や出来事などに応じて】 [食育] 行事 題名 たべるのだいすき!―みんなげんき― ごはんだいすき! 作者 吉田隆子 足立己幸/ 越智直実 あさごはんからはじめよう すずきさちこ いただきまーす! 二宮由紀子 おかいもの おかいもの さいとうしのぶ 39 絵 出版社 せべまさゆき 金の星社 佐藤真紀子 大日本図書 講談社 荒井良二 解放出版社 ひさかた チャイルド 千葉市教育センター 小 1 スタートカリキュラム [交通・防犯安全] 行事 題名 ぜったいについていかないよ! 出版社 すみもとななみ あかね書房 さくらももこ さくらももこ 金の星社 まもる! 国崎信江 せべまさゆき 学研 たろうのおでかけ 村山桂子 堀内誠一 福音館 ねぼすけ一年生 長崎源之助 松崎茂樹 新日本出版社 あぶない!くうぴい なかやみわ ちびまるこちゃんのあんぜんえほん きをつけよう!ゆうかい・まいご 交通 絵 嶋崎政男 ゆうかいつれさりにあわない 防犯 作者 ミキハウス [明日も学校かあ] 行事 題名 作者 絵 出版社 ぜったいがっこうにはいかないからね ローレンス・チャイルド フレーベル館 きょうふのわすれものチェック スギヤマカナヨ 佼成社 給食当番 よしながこうたく 長崎出版 がっこうのきらいなきょうりゅう マイケル・サーモン 文渓堂 [赤ちゃんが生まれた!] 行事 題名 作者 絵 出版社 あかちゃんのくるひ いわさきちひろ 至光社 せかい一わるいかいじゅう パット・ハッチンス 偕成社 フランシスのいえで ラッセル・ホーバン リサのいもうと アン・グットマン リリアン・ ホーバン ゲオルグ・ハレ ンスレーベル 40 好学社 ブロンズ新社 千葉市教育センター 小 1 スタートカリキュラム 【4月】 国語 はるのおたより あいうえお 算数 かずとすうじ 入学直後 生活 わあい たのしいがっこうだ ・春に関する絵本を置いておく 一ねんせいになったら →読み聞かせをする。 ドキドキドン!1年生 →子どもたちが手に取りやすい場所に置 いておき、自由に読めるようにする。 さんぽ ・幼稚園で歌ってきた歌を歌う。 ちゅうりっぷ ちょうちょ →学習と学習の合間 すうじの歌 →歌っている間に準備、片付けをする。 ぶんぶんぶん 山のワルツ ぞうさん [季節の本] 行事 遠足 題名 作者 絵 出版社 おなべおなべにえたかな? こいでやすこ 福音館 14ひきのぴくにっく いわむらかずお 童心社 わたしのワンピース 西巻茅子 こぐま社 999ひきのきょうだい 木村研 村上康成 ぐりとぐらのえんそく 中川李枝子 山脇百合子 ひさかた チャイルド 福音館 [初めての学校生活] 行事 題名 作者 絵 出版社 ランドセルがやってきた 中川ひろたか 村上康成 徳間書店 いちねんせいのがっこうたんけん おかしゅうぞう ふじたひおこ 佼成社 村上八千世 せべまきさゆき ぽるぷ出版 がっこうでといれにいけるかな? うんこのえほん ますだくんのランドセル 武田美穂 いちねんせいのはる・なつ・あき・ふゆ おかしゅうぞう いちねんせいのいちにち おかしゅうぞう 佼成社 ぼくのかえりみち 東力 BL出版 41 ポプラ社 ふじたひおこ 佼成社 千葉市教育センター 小 1 スタートカリキュラム 【5月】 国語 みんなと楽しく しりとり 数の本を読み聞かせたり、読むこ みつけてみましょう とができたりするようにする。 たのしくよみましょう 算数 なんばんめ あいうえおのうた はなしをしましょう 生活 さあ がっこうたんけんだ ききましょう だい、たい 下線 たのしくよみましょう2 「むしのあいうえお」、 がぎぐげごのうた 「ことばのこばこ」など、 こいのぼり 学習前に用意しておく。 たけくらべ おかあさん めだかのがっこう もりのくまさん [季節の本] 行事 運動会 題名 作者 絵 出版社 とべとべこいのぼり! きむらゆういち ながはまひろし 教育劇画 げんきにおよげ こいのぼり 今関信子 福田岩緒 福音館 こいのぼりこびとのおはなし まついのりこ むしたちのうんどうかい 得田之久 童心社 久住卓也 童心社 [数の本] 行事 題名 作者 絵 出版社 はじめてであうすうがくの絵本1 安野光雄 福音館 ウラパン・オコサ 谷川晃一 童心社 かぞえておぼえるかずのえほん 島田ゆか 鈴木出版 かずのえほん1・2・3 五味太郎 絵本館 [言葉の本] 行事 題名 作者 絵 出版社 むしのあいうえお 今森光彦 童心社 絵本ことばあそび 五味太郎 岩崎書店 きっときってかってきて ことばあそびの会 ことばのこばこ 和田誠 ことばあそびうた 谷川俊太郎 42 金川禎子 さ・え・ら書房 瑞雲舎 瀬川康男 福音館 千葉市教育センター 小 1 スタートカリキュラム 【6月】 国語 えとことばでかきましょう 虫歯のこどものたんじょうび けむりのきしゃ 虫歯建設株式会社 ぶんをつくってみましょう とけいのうた なつ・なっぱ 大きな古時計 なにがかくれているのでしょう かたつむり あめふりくまのこ ドロップスのうた [季節の本] 行事 遠足 題名 作者 絵 出版社 おつかい さとうわきこ 福音館 おじさんのかさ 佐藤洋子 講談社 バムとケロのにちようび 島田ゆか 文渓堂 あめふり さとうわきこ 福音館 とけいとじかん 栗岩英雄 小学館 あめのひのえんそく 間瀬なおたか ひさかた チャイルド 【7月】 国語 しゃしゅしょ しゃぼんだま しらせたいことをかきましょう アイスクリームの歌 は・へ・を たなばたさま おはなしのくに ちびっかぶーん おおきなかぶ うみ とんでったバナナ お化けなんてないさ 季節の本 行事 水泳 南の島のハメハメハ大王 題名 作者 たなばた 君島久子 ひ・み・つ たばたせいいち おこだでませんように くすのきしげのり たなばたこびとのおはなし まついのりこ たなばたプール開き 中川ひろたか 43 絵 初山滋 出版社 福音館 童心社 石井聖岳 小学館 童心社 村上康成 童心社 平成 21・22 年度 幼・保・小の連携に関する研究 子どもの育ちや学びをつなぐ連携の在り方 ―幼児期の教育を踏まえた小学校スタートカリキュラムの作成― ○通年講師 千葉大学教育学部 教授 中澤 潤 千葉市立稲毛小学校 教諭 直塚 眞澄 千葉市立宮野木小学校 教諭 山口 直子 千葉市立幕張南小学校 教諭 大平 優子 千葉市立瑞穂小学校 教諭 川辺 典子 千葉市立朝日ヶ丘小学校 教諭 先﨑 浩子 千葉市立おゆみの南小学校 教諭 真部 敦子(平成 21 年度から) 千葉市立千草台小学校 教諭 吉武 通子 千葉市立高洲第一小学校 教諭 大須賀 恵美 千葉市立みつわ台南小学校 教諭 吉川 千鶴子 千葉市立朝日ヶ丘小学校 教諭 小野 京子 あやめ台幼稚園 園長 神野 茂美 みつわ台幼稚園 教諭 中馬 結美 城徳学園いそべ幼稚園 教諭 長尾 宏美 ○研究協力員 平成 22 年度協力員 平成 21 年度協力員 ○所内担当 教育研究部門 主任指導主事 千葉市立高浜第一小学校 校長 発行日 平成 23 年 3 月 23 日 発行者 所長 発行所 千葉市教育センター 山下 〒263-0021 末永 昇一 塚原 久江(平成 21 年度) 正敏 千葉市稲毛区轟町3-7-9 TEL 043-285-0900 FAX 043-256-3778 Mail [email protected]