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市民参加と協働のまちづくり(総括)

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市民参加と協働のまちづくり(総括)
資料6
市民参加と協働のまちづくり(総括)
市民が主役のまちづくり
「住みやすさ」と「活力」の二つを兼ね備えた
「住みやすさ日本一」が実感できる守山の実現に向けての取り組み
平成 23 年 7 月 15 日
目
次
協働のまちづくりの推進
・・・・・・・1・2
市長への手紙
・・・・・・・3
市民交流センター
・・・・・・・4
守山市民 100 人委員会
・・・・・・・5・6・7
おでかけ市政トーク
・・・・・・・8・9
市民提案型まちづくり支援事業
・・・・・・・10・11・12
パブリックコメント
・・・・・・・13
市民参加と協働のまちづくり条例
・・・・・・・14・15
協働のまちづくりの推進
1
目標および目的
近年、ゆとりと豊かさの時代を迎え、生きがい重視、社会参加に対する意識が高まってきている
なかで、さまざまな分野における市民の自発的参加、行動がみられるようになってきた。
今後の守山市のまちづくりにおいても、こうした市民の自発的かつ自主的な意識、活動を大切に
し、市民の誮もがより積極的な参加や活動ができる社会的基盤や支援体制の確立を推進するととも
に、パートナーシップのもとに市民と行政の協働によるまちづくりを進めるための体制づくりを図
り、「住みやすさ」と「活力」の二つを兼ね備えた「住みやすさ日本一」が実感できる守山を目指
してまちづくりを進める。
2
今までの取組の経過および概要
市民が市政に参加し、また共に汗を流すことで活力に満ちた地域社会の実現を図るとともに、
市民の誮もがより積極的な参加や活動ができる社会的基盤や支援体制の確立を推進すること
を目的に、
「市民が主役のまちづくり」をスローガンに掲げてその推進を図ってきた。
市民 100 人委員会を立ち上げ、市民同士が語り合い、市の政策や施策に対する意見やアイデアを
出し合っていただいたり、地域行政懇話会やおでかけ市政トークを開催するなど、行政と地域がそれ
ぞれの誯題を共通認識する中で、市民の意見を政策に反映する機会など、市民の声を聴く方法(市民
参画の方法)を実施してきた。
併せて、市民参加の推進については、平成 21 年から、市民提案型まちづくり支援事業を実施し、
市民活動の自主的・自発的に取り組むまちづくり活動を支援しながら、新たな公共の担い手の創出を
目指している。
平成 21 年7月には、市民参画を得ながら「市民参加と協働のまちづくり指針」を作成し、平成
22 年3月には「市民参加と協働のまちづくり条例」を制定した。条例化することで、本市における
市民参加と協働の理念を明らかにするとともに、市民および市のそれぞれの役割や責務などを明確に
でき、特に市が市民参画の機会を設けることを条例によって担保することができた。
・市長への手紙
市民の皆さまから市政に対する意見や提案を手紙形式で頂き、郵送で回答する。
・市民100人委員会(平成15年8月
人材バンク登録の募集開始)
計画等に対する意見聴取や月1回程度の自主的研究活動による政策提言を実施。
・パブリックコメント(平成15年度創設)
各種計画案に対して市民の意見を求めた。
・市民交流センター(平成15年度設置)
協働のまちづくりを展開する上で必要な市民活動団体のための活動スペースをとして設け、市
民活動の拠点となるよう環境を整えた。
・もりやま市民活動屋台村(平成17年度~)
市内で活動する団体やNPO等が一堂に集まり、日頃の活動成果の発表や意見交換会などを実
施する。
・お出かけ市政トーク(平成21年~)
市長や市職員が市民の要請に応じて出向き、まちづくりについての意見交換を行い、市民の声
を市政運営に反映する。
・守山市市民提案型まちづくり支援事業(平成 21 年~)
市内に活動拠点のある市民公益団体等が、自ら掲げるテーマについて提案し、または提案し
た上で市の協力を得ながら自ら実施する制度
・守山市市民参加と協働のまちづくり条例 (平成 22 年3月制定・4月施行)
(市民参加と協働のまちづくり指針の作成 平成 19 年 12 月~21 年2月)
市民が主役のまちづくりを推進し、活力に満ちた地域社会の実現を目指すため、本市におけ
る市民参加と協働の理念を明らかにするとともに、市民および市のそれぞれの役割や責務な
どを示す。
3
誯題を含む全体評価
現在は、市内の各自治会や市民活動グループ、事業所などによる「まちづくりや市民公益活動」の
取り組みの輪が少しずつ広がりを見せている。今後もこの傾向を大切にしつつ、行政と市民が共に
汗を流し、お互いを尊重し合いながら力を合わせて、活力に満ちた地域社会づくりを継続していか
なければならない。しかし、一方では、都市化が進むことによる無関心層の増加や参加者の固定化
が見られるなど、必ずしも「自主的・自発的な社会参加」が市民の隅々まで浸透しているとは言い
難い状況である。今後、市民参加と協働のまちづくり条例に基づき、さらに現状の誯題や取り組み
を検証・改善し、併せて、自分たちができることを自主的・自発的・積極的に取り組む、新たな公
共の担い手の創出(協働のまちづくり)に対する新たな方策に取り組んでいくことも必要である。
■ 1.市長への手紙
制 度 概 要
「市民が主役のまちづくり」を目指し、市民と一体となったまちづくりを推進
す る た め 、 市 民 の 皆 さ ま か ら 市 政 に 対 す る 意 見 や 提 案 を 「 市 長 へ の 手 紙 」「 市 民
の 声 専 用 フ ァ ッ ク ス 」「 市 長 へ の 提 案 箱 」 を 通 し て お 聴 き し 、 市 政 に 活 か す 方 策
を考えるとともに、郵送で返事をする。
設
置:丌明
根拠法令:なし
1.特徴
(1)身近な誯題や疑問などに対し、手紙形式でのやり取りができ、意見や提案がされやすい。
(2)手紙の内容を庁内の連絡会議等の資料にして、職員に周知し、情報共有を図る。
(3)手紙でいただいた内容については、考え方等を整理し市政に反映する方策を考える。
2.活動経過
(1)当初は、広報や提案箱での募集をしていたが、FAXやパソコンの普及に伴い、メールでも
意見を提案ができるようになった。
3.成果
年度
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
件数
―
―
362
274
284
276
215
192
人数
479
309
318
242
248
253
185
178
4.総括
身近な誯題や疑問等に対し、手紙形式で手軽に意見が述べられることから、多くの意見や提案、ま
た、疑問などについて寄せられ、それらの意見について施策への反映ができるものについては、少な
からず取り入れていくことができた。しかし、大きな誯題としての意見については、一個人の意見を
尊重し改善を図っていくことは難しく、検討誯題として棚上げされている状況が見られる。
また、年々寄せられる人数も減少してきており、今後も引き続き制度の周知を行っていく必要があ
る。
■ 2.市民交流センター
制 度 概 要
市民による市民活動、文化活動およびスポーツ活動ならびに市民相互の交流を
支援する施設として設置。
・設
置:平成 15 年
・根拠法令:守山市民交流センターの設置および管理に関する条例
守山市民交流センターの設置および管理に関する条例施行規則
1. 特徴
指定管理者制度に伴い、市民講座やイベントの実施など、
「市民活動の拠点」としての機能を有し、
多くの市民、市民公益活動団体の皆さまに利用されている。
2. 活動経過
平成 16 年4月1日 愛称が「さんさん守山」に決まる。
平成 19 年4月1日から特定非営利活動法人経営支援リエゾンオフィスに指定管理運営業務
指定管理期間:平成 19 年4月1日~平成 24 年3月 31 日(5年間)
3. 成果
・年間登録団体数 69 団体
・年間利用者数
H22 年度
69,883 人
H21 年度
67,777 人
H20 年度
68,336 人
H19 年度
72,498 人
4. 総括
平成 19 年から指定管理者による運営が始まり、日常の管理業務に加え市民講座やイベント、機関
紙の発行などを積極的に行うなど、市内における市民活動の拠点としての認知度の向上も見られるよ
うになった。しかし一方では、年間利用者数自体は年々減少傾向を示していることもあり、今後も引
き続きイベントや講座の実施を行い、より市民の皆さまや市民公益活動団体の皆さまにとって、利用
しやすく、また利用したいと思われる施設運営を行っていく必要がある。
■ 3.守山市市民 100 人委員会
制 度 概 要
市の基本的な政策や施策等の企画立案段階で、広く市民の意見やアイデアを聴く場とし
て、また委員がまちづくりについて自主研究を行う場として「市民 100 人委員会」を設
置している。
その市民の多様な意見等を市政に反映することにより、市政への市民参加とパートナー
シップによるまちづくりを推進していく制度である。
・設
置:平成 15 年8月~
・根拠法令:守山市市民 100 人委員会の設置および運営に関する規則
(平成 16 年 12 月 10 日施行・平成 21 年4月1日一部改正)
1.特徴
守山市市民100人委員会は、
(1) 条例制定や計画策定を設置の契機としていない
(2) 分野を限定しない常設型
(3) 意見聴取と政策提言の2つの機能
(4) 市の機構に併せた5部会(平成 21 年度からは自主研究グループ制度に移行)
などという点において、全国的にも事例が少ない市民会議のひとつ。
2.活動経過
(1) 平成 15 年 8 月~
人材バンク登録の募集開始
・市の基本的な政策や施策に係る計画等の作成にあたり、その企画立案段階で、広く市民の多様
な意見やアイデアを聞く場として「市民100人委員会」を設置。
・「市民まちづくり100人委員会人材バンク」を設置し、参加意思のある市民があらかじめ登
録。登録者に個別に案内し、市政の様々なテーマについて意見聴取。
(2) 平成 16 年 12 月~
政策提言型の活動を追加
・上記の意見聴取型に加え、委員会の委員がまちづくりについて自主研究を行うとともに、市へ
の具体的な政策提言を行う機能を追加。政策提言型の活動は、委員が自主的に行う。
・また、委員会の運営に関する協議を行うため、運営委員会を定期的に開催(原則2月ごと)
(3) 平成 18 年3月
・委員会の誯題を把握し、改善の参考とするため、委員に対してアンケート調査を実施。
(4) 平成 21 年3月~
自主的なグループ性による活動、および任期を2年に変更。
・これまでの部会制を廃止し、委員の自主的なグループ性に変更し、委員活動の活性を図る。
また、これまで設定されていなかった任期についても2年とする。
組織構成については、運営委員会を幹事会へ、部会を自主研究グループと変更する。
(5) 平成 23年3月
任期となる3月末をもって終息を決定。
・平成 23年 2 月の全体会にて「100 人委員会の総括と今後に期待する事」について山
田市長を交え意見交換。任期となる3月末をもって終息を決定。市民参加と協働のまち
づくりの推進するリーダーとして、地域における実践活動等に更なる協力を依頼する。
3.成果
(1)意見聴取
テーマ
IT推進計画
ごみ処理基本計画
守山女子高跡地利用
市民交流センタートレーニングルームの活用
男女共同参画計画(改正)
高齢者保険福祉計画
特定健診等実施計画
もりやま障害福祉プラン
開催日時
平成 15 年 9 月 21 日、10 月 26 日
平成 15 年 11 月 16 日、11 月 24 日
平成 18 年2月 12 日
平成 18 年9月2日
平成 19 年7月 14 日
平成 19 年 12 月 16 日
平成 20 年1月 26 日
平成 20 年8月9日
参加者
24 名、15 名
41 名、29 名
20 名
9名
18 名
14 名
14 名
12 名
広報のあり方
平成 21 年6月 21 日
14名
守山市次世代育成支援対策地域行
動計画(後期分)
(子育て支援等に
関する計画)
守山市食育推進計画
平成 21 年8月 23 日
16名
平成 22 年2月 12 日
14名
100 人委員会の総括と今後に期待
する事
平成 23 年2月2日
18名
(2)政策提言
テーマ
部会名
提言年月日
守山市自治基本条例の制定
行政運営
H17 年 5 月 23 日
泉町金森線ガーデニングロード
都市整備
H17 年 12 月 28 日
教育
H19 年5月 27 日
→H21 年 4 月 10 日
教育部会自主研究のまとめ
(中間報告~)
平成 20 年度自主研究のまと
め「食育への提言」
守山市の自治会対する行政の
あり方について
高齢者のQOLの改善
有機農法に基づく市民農園へ
の提言
行政運営研究会(自
主研究グループ)
H22 年5月 24 日
高齢者のQOLを
考える
H23 年 3 月 28 日
市民農園
企画研究会
H23 年 3 月 28 日
市の対応
平成 17 年 8 月より庁内
職員により検討協議を行
い、平成 18 年 3 月に回
答
守山市まちづくり研究会
での検討内容を引き継ぐ
形で、担当部局と協議。
平成 18 年 4 月に回答
最終提言は平成 21 年 4
月 10 日。5 月 29 日に懇
談会を開催(学校教育誯、
農政誯、協働のまちづくり
誯)
。平成 21 年 7 月 24
日に回答。
平成 22 年8月4日に今
後意見交換を実施する旨
で回答。
平成 22 年 10 月 15 日に
自主研究グループと協働
のまちづくり誯、市民生活
誯で意見交換を実施。
関係誯(高齢福祉誯、地域
包括支援センター、すこや
か生活誯)に周知。意見交
換等をふまえ、提言内容を
調整。
関係誯(農政誯)に周知。
意見交換等をふまえ、提言
内容を調整。
4.総括
市の基本的な政策や施策等の企画立案段階での意見徴取による施策への反映や当初設置していた
5部会からの施策提言、
平成 21 年度より5部会に変わり発足した自主研究グループからの提言など、
様々な分野から多くの提言をいただき、各担当誯との意見調整を踏まえながら、施策への反映につい
て検討されてきた。また、市の基本的な計画等における意見徴取についても、計画づくりや事業の推
進に役立てることができ、一定の効果があった。しかし、市民 100 人委員会のメンバーについては
年々、減少していく傾向が伺え、また、メンバーの固定化が顕著となり、限られた方々からの意見に
なった。これらを踏まえ、今後、新たな取り組みのあり方についての検討が必要と思われる。
■4.おでかけ市政トーク(タウンミーティング・おでかけ市長室)
制 度 概 要
■
「市民が主役のまちづくり」を目指し、市民の豊富な経験と知恵を活かした協
働のまちづくりを進めるため、市長や市職員が市民の皆さまの要請に応じて出向
き、直接か語り合う制度である。
・設
置:平成 15 年4月
・根拠法令:なし
1特長
(1) 市長が応募された団体と意見交換を行う場に出向き、抱えている様々な誯題に対し直接語り合
う。
2.活動経過
(1)平成 15 年4月により、市長が地区会館に出向き、地域が抱えている誯題に対し語り合う制度
として「タウンミーティング」を実施。また、同時に平成 18 年4月からは、市長が要請のあっ
た市内の団体やグループ等に直接出向き、直接意見交換を行う「おでかけ市長室」が実施された。
平成 21 年4月からは、これらの制度をまとめ「おでかけ市政トーク」へと一本化された。
3.成果
■おでかけ市政トーク(タウンミーティング・おでかけ市長室)
年度
H17
H18
H19
H20
H21
H23
H15
H16
H22
件数
29
15
9
14
24
7
5
3
10
人数
310
479
208
232
220
71
73
50
212
(6/30 現在)
(
平成 23 年度の実績
6月 30 日現在 )
申し込み団体
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
これから行動隊
元町商店街
ふなボタル 他
実施日
4月7日(木)
16:00~18:00
4月 18 日(月)
19:00~21:00
4月 20 日(水)
16:00~17:00
場所
かたたや
テーマ
未来に向かう守山
北陸 2階
域環境(街路灯)等の問題
市長室
2 人権(平等)
13:30~14:30
2階ミーティング室
オアシス
5 月 16 日(月)
すこやかセンター
子育て支援の現状と課題
(子育てボランティア)
10:00~11:30
2階ミーティング室
について
市民交流センター
教育に期待すること
NPOきょうどう守山
6 月 10 日(金)
19:30~21:00
6 月 16 日(木)
17:00~18:40
グランドメゾン守山
6 月 25 日(土)
自治会 特別講座
10:00~11:00
小津学区自治会長会お
6 月 27 日(月)
よび民児協
19:00~21:00
1
3 防災力
「はぁーと」
美崎有志の会
11
1 危機管理
すこやかセンター
10:00~12:00
18
点について
4月 26 日(火)
管理職の会)
人数
市内商業の活性化案と地
外出支援ボランティア
東雲会(公立小中学校女性 6 月 5 日(日)
参加
美崎自治会館
提案とお願い
守山市のまちづくりにつ
いて(座談会)
10
20
30
22
守山市長がめざす、
かたたや
地域の団体に期待す
20
るもの(求めるもの)
グランドメゾン守山自
治会
守山の福祉
60
集会所
小津会館
小津学区の福祉につ
いて
20
4.総括
要請のあった団体やグループに市長や関係誯の職員が出向くことで、日頃抱えている地域の誯題等
に対し、意見交換が気軽にできる制度として、広く門戸を広げているところである。近年、要請件数
の低下が見受けられるが、自治会や市民活動団体が地域でまちづくり事業を展開されるにあたり、市
長が出向き、激励や市が取り組もうとしていることの説明、また、担当職員による市民説明会など、
日々の業務の中で、様々な誯題に対し、語り合う機会を積極的に持とうとする機運が高まりつつある。
今後においても、行政と市民が直接語り合うことを積極的に推進する必要がある。
■ 5.市民提案型まちづくり支援事業
制 度 概 要
市民が主役のまちづくりを推進し、活力に満ちた地域社会の実現を目指すため、市民公益活動
団体が自主的、自発的に取り組むまちづくり活動を支援するもので、応募団体からのまちづくり
活動の提案を審査し、採択したものに対してその活動に必要となる経費を各区分の設定金額に応
じて助成する。
・設
置:平成 21 年5月
・根拠法令:守山市市民提案型まちづくり支援事業助成金交付要綱
(平成 21 年5月 1 日施行・平成 22 年4月1日一部改正)
1.特徴
市民提案型まちづくり支援事業は、
(1) ボランティア団体やNPOが自主的・自発的に取り組む活動を提案する。
(2) 自由提案型・テーマ設定型とを選択でき、自由提案型事業では、幅広い活動内容が期待でき、
テーマ設定型事業では、行政が抱える誯題について事業を募ることができる。
(3) 公募団体は公開によるプレゼンテーションを行い、事業の必要性をアピール。
(4) 外部審査による公平かつ公正な審査体制。
(5) 本要綱は 3 年間の時限付きであり、その後の実施については改善策等を踏まえ検討が必要。
(6) 同一団体でも3年間は申請が可能。
2.活動経過
(1) 平成 21 年5月守山市市民提案型まちづくり支援事業助成金交付要綱の施行。
(2) 平成 21 年度は、応募団体 14 団体、採択団体8団体。
テーマ設定型については、
「環境保全」「子育て支援」をテーマとする。
(自由提案型:4団体 テーマ設定型:4団体)
助成金額:テーマ型 20 万円
自由提案型 10 万円
(3) 平成 22 年度は、応募団体 10 団体、採択団体8団体。
テーマ設定型については、
「生きがいづくり」をテーマとする。
(自由提案型:4団体 テーマ設定型:4団体)
助成金額:テーマ型 15 万円
自由提案型 10 万円
(4) 平成23年度は、応募団体9団体、採択団体8団体。
テーマ設定型のみ。「健康づくり」「子育て」「防災」「地域の魅力アップ」「文化振興」の
5つをテーマとする。
助成金額(上限):1団体 15 万円
3.成果
(1)平成 21 年度
・応募数
14 団体(自由提案型:9団体 テーマ設定型:5 団体)
・採択団体
8団体(自由提案型:4団体 テーマ設定型:4団体)
■ 採択団体(平成 21 年度)
事業名
採択団体名
家庩生ごみを土へ還元する「やさいくる」啓発
「みんなの居場所
事業
いくる
2
子どもいきいき体験教室(将棋)
ボランティアサポーター子ども将棋教室の会
テーマ
3
読書活動を通じた子育て支援・青少年育成事業
フローレス文庨
テーマ
4
子育て支援事業
速野学区子育て支援グループ
テーマ
5
みんなで学びみんなで憩う「リップル・サロン」 守山市精神障害者家族会「さざなみの会」
自由
6
出前講座事業
フット・サルベージ
自由
7
「平成歌声喫茶」復活事業
さんさん歌おう会
自由
8
「守山の玄関口」お客様お出迎え事業
守山市ボランティア観光ガイド協会
自由
1
もりやま千代の里」_やさ
区分
テーマ
(2)平成 22 年度
・応募数
・採択団体
10 団体(自由提案型:6団体 テーマ設定型:4団体)
8団体(自由提案型:3 団体 テーマ設定型:5 団体)
■ 採択団体(平成 22 年度)
事業名
1
2
団体名
生ごみDIYの普及を目指すEVABAT
の開発
変えよう・守山
フォーラム事業”より良
い地域医療のあり方を考える”
笑顔と笑いで健康と生きがいづくり
4
子どもいきいき体験教室
6
7
8
特定非営利活動法人 環境ISO自己宣
言相互支援ネットワークJAPAN や
テーマ
さいくる部門
3
5
区分
(将棋)
「守山の玄関口」で、イベント参加のお客
様お出迎え事業
みんなで学びみんなで憩う「リップル・サ
ロン」
読書活動を通じた子育て支援・青少年健全
育成事業
子育て支援事業(未就園児)
これから行動隊
テーマ
もりやまニコニコ人座実行委員会
テーマ
ボランティアサポーター子ども将棋教室
の会
自由
守山市ボランティア観光ガイド協会
自由
守山市精神障害者家族会「さざなみの会」
自由
フローレス文庨
自由
アートNPO・ZOO
自由
(3)平成23年度
・応募数
9 団体(テーマ設定型)
・採択団体
8団体(テーマ設定型)
テーマ 1:健康づくり 2:子育て 3:防災 4:地域の魅力アップ 5:文化振興
■
採択団体(平成 23年度)
事業名
1
2
3
4
5
6
7
8
団体名
ノルディックウォーキングで健康習慣 ノルディックウォーキング
をつけましょう。
障がいのある人とその家族のためのヨ
ガ健康づくり事業
クラブサンタクロース
守山市手をつなぐ育成会
子どもいきいき体験教室
ボランティアサポーター
(将棋)
子ども将棋教室の会
子育て支援(未就学児親子)事業
特定非営利活動法人
アートNPO・ZOO
二町こども
二町こども
食と防災プロジェクト
食と防災プロジェクト
「邪馬台国近江説」による
地域発信とまちおこし事業
100ベンチプロジェクト!!
”守山で映画を見よう”
プロジェクト
テーマ区分
テーマ 1
テーマ 1
テーマ 2
テーマ 2
テーマ3
守山商工会議所青年部
テーマ4
守森ベンチャーズ
テーマ4
これから行動隊
テーマ4
4.総括
市民公益活動団体の自主性や自発性による取り組みを支援するために平成 21 年度から創設した市
民提案型まちづくり支援事業だが、実施から2年目を向かえ、半数の採択団体が昨年度と同一である
など、応募段階からの固定化が見られる。また、制度の創設以前から既に活動されてきた団体も多く、
新たな「公共の担い手」の創出に繋がるまでには至っていないと思われる。
これらの結果を踏まえ、制度の見直し等を検討しながら、新たな「公共の担い手」が創出され、市
民サービスの向上に繋がるように見直す必要がある。
■ 6.パブリックコメント
制 度 概 要
市政運営の基本とする「市民が主役のまちづくり」を推進し、条例制定や市の
基本的な計画の策 定 の際に、市民の多 様 な意見を市政に反 映 するとともに、政策
形 成 過 程 に お け る 公 正 の 確 保 と 透 明 性 の 向 上 を 図 る こ と に よ り 、共 に ま ち づ く り
のパートナーとして市政の運営を担っていくことを目的としている制度である。
・設
置:平成 15 年7月
・根拠法令:守山市パブリックコメント手続実施要綱
(平成 15 年7月 22 日施行・平成 19 年4月1日一部改正)
1.特徴
(1)条例の制定や計画等の策定をする際に、その形成過程において市民の幅広い意見を吸い上げ、
反映できる。
(2)パブリックコメントの実施については、広報等で実施の予告や内容等を掲載し、周知を図って
いる。また、パブリックコメント実施期間中には、市民説明会を開催し内容等の理解を深めた
上での意見を求めるにしている。
2.活動経過
(1)平成 15 年7月に守山市パブリックコメント手続実施要綱の施行。
3.成果
年度
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
件数
1
9
6
5
6
9
12
人数
4
13
14
13
43
28
21
意見数
5
55
62
59
164
155
294
4.総括
政策形成過程において、市民の多様な意見を市政に反映するとともに、公正の確保と透明性の向上
を図ることに主眼を置き、市の基本的な計画や条例に対し、パブリックコメントを行ってきた。
成果としては、これまで行政主導で計画されてきた各施策の将来ビジョン等に対し、広く市民の皆
さまからご意見をいただく機会の提供する場としての役割を果たしてきたものの、一方では、閲覧者
数の伸び悩みや固定化された方々からのご意見に留まるなど、各計画に関心がある一部の方の意見が
反映される結果となっている。
今後においては、実施に伴う周知方法の検討を重ねながら、より多くのご意見をいただけるよう工
夫していく必要がある。
■ 7.市民参加と協働のまちづくり条例の制定
(市民参加と協働のまちづくり指針の策定)
制 度 概 要
守山市における市民参加および協働の理念を明らかにするとともに、市民およ
び市のそれぞれの役割および責務を明確にし、市民参加および協働のまちづくり
に関する基本的な事頄およびその仕組みを定めることにより市民が主役のまち
づくりを推進し、活力に満ちた地域社会の実現を図ることを目的とする。
設
置:平成 22 月4月~
根拠法令:市民参加と協働のまちづくり条例
1.特徴
平成 21 年7月に制定した「守山市市民参加と協働のまちづくり指針」に基づき、市民参加と協働
のまちづくりのための基本的な考え方を明確にしながら、市民参画の機会の保障や市民公益活動への
支援を市民に約束するため、市長の執行権限に留まる規則や要綱ではなく、議会の議決を経る条例と
して規定している。
2.活動経過
(1)平成 19 年 10 月に守山市市民参加の基本ルール策定検討会議設置要綱の制定に基づき、学識
経験者、団体推薦、公募市民、その他ボランティア・NPO関係の委員 14 名の市民参加の基本
ルール策定委員会を 11 回にわたり開催。本策定検討会議において、現状の制度誯題の抽出、基
本ルールに盛り込む頄目、アンケート調査、市民活動団体・自治会に対するヒアリング調査の実
施。また、2回にわたり、市民参加の基本ルール策定に向けての「市民ワークショップ」の開催。
(2)平成 21 年2月に市民参加と協働のまちづくり指針策定に係る提言書が提出され、平成 21 年
8月に「市民参加と協働のまちづくり指針」を発行。
(3) 平成 21 年8月に「市民参加と協働のまちづくり指針」を踏まえて、平成 22 年3月 23 日「守
山市市民参加と協働のまちづくり条例」を制定し、平成 22 年4月1日施行。
3.成果
■市民参加基本ルール算定委員会公募委員
2名の公募委員枠に7名の応募
■市民参加の基本ルール策定に向けての「市民ワークショップ」参加者数
第1回(平成 20 年2月2日開催)
参加者 27 人
第2回(平成 20 年3月 15 日開催) 参加者 21 人
■市民参加の基本ルール策定に係る市民アンケート調査の回答
(調査期間:7月 31 日~8月 18 日)
市内在住の 15 歳以上の 2,000 人を対象。回答数:783 件・39.2%(回収率)
4.総括
市民参加および協働の理念を明らかにするとともに、市民および市のそれぞれの役割および責務を
明確にするため、本年4月に施行した。今後、本条例に基づき、市民が主役のまちづくりを推進し、
活力の満ちた地域社会の実現を図っていく。
また、今後については、当条例の具現化の推進を図るとともに自治基本条例の制定に向け検討して
行く。
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