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オゾン層破壊物質と温室効果ガスの関係
参考資料1−5 オゾン層破壊物質と温室効果ガスの関係 モントリオール議定書対象物質 (生産量・消費量規制) 京都議定書対象物質 (排出削減) CO2 CFC ハロン メタン HCFC N2O 臭化メチル 四塩化炭素 HFC PFC 1,1,1-トリクロロエタン SF6 フロン回収破壊法の対象ガスと京都議定書の代替フロン等3ガスの関係 フロン回収破壊法の対象の「フロン類」 京都議定書の対象の「代替フロン等3ガス」 CFC HCFC HFC PFC SF6 CFC :クロロフルオロカーボン HCFC:ハイドロクロロフルオロカーボン HFC :ハイドロフルオロカーボン PFC :パーフルオロカーボン SF6 :六フッ化硫黄 1 各ガスのオゾン層破壊係数と地球温暖化係数 物 質 CFC オゾ ン層 破壊 物質 主な用途 冷蔵庫、エアコン オゾン破壊係数 0.6∼1.0 地球温暖化係数 4,600∼14,000 断熱材、洗浄剤 (例)CFC12: 1.0 (例)CFC12:10,600 0.001∼0.52 120∼2,400 (例)HCFC22: 0.055 (例)HCFC22:1,700 冷蔵庫、エアコン HCFC 断熱材、洗浄剤 ハロン 消火剤 3.0∼10.0 (例)ハロン 1301: 10.0 冷蔵庫、エアコン HFC 代替 フロ ン等 0 140∼11,700 断熱材、エアゾール (例)HFC134a:1,300 洗浄剤、半導体製造 PFC 0 6,500∼9,200 (例)パーフルオロメタン:6,500 電気絶縁ガス、半導 SF6 0 23,900 体製造、金属鋳造 (備考)オゾン破壊係数:CFC11 のオゾン破壊効果を1とする。 地球温暖化係数:CO2 の地球温暖化効果を1とする。CFC は代表的な6種を、HCFC は 代表的な8種を対象に IPCC 第3次報告書より引用。その他のガスは 地球温暖化対策の推進に関する法律に基づく。 フロンから代替フロンへの転換 モントリオール議定書 京都議定書 オゾン層保護の観点 地球温暖化防止の観点 フロン (特定物質) 代替フロン CFC HCFC (1996 年全廃)(2030 年全廃) HFC ノンフロン PFC 転換 転換 冷媒、発泡剤、溶剤、 洗浄剤、エアゾールの 噴射剤として利用 今後、フロンと同じ 用途における消費量が 増加する見込み オゾン破壊効果 大きな地球温暖化効果 NH3 CO2 空気 プロパン シクロペンタン イソブタン プロピレン オゾン層保護と地球温暖化 防止の両立が必要 2 代替フロン等3ガスの排出量実績と 京都議定書目標達成計画における目標値 (百万t-CO2) 80 67(+1.4%) 60 51(+0.1%) 50 追加対策 の実施に より削減 40 23(-2.1%) SF6 20 PFC HFC 0 1995年(基準年) 2004年 2010年(現状対策) 2010年(計画目標) ※ %値は京都議定書の対象である温室効果ガスの基準年総排出量に対する増減割合 3