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【資料1-2】十和田市の地域産業構造について

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【資料1-2】十和田市の地域産業構造について
資料1-2
十和田市の地域産業構造について
平成27年8月6日
十和田市役所政策財政課
総務省統計局「地域の産業・雇用創造チャート」を基に作成
http://www.stat.go.jp/info/kouhou/chiiki/index.htm
まちの産業を二つに分けて理解する
とあるまちの話
• まちにある衣服製造工場では、生地や糸を隣町から仕入れて、洋
服を縫製しています
• できあがった洋服のほとんどはまちの外に出荷され販売されます
• ここで働いている人は、皆このまちに住んで生活しています
この衣服製造工場の従業者が生活していくために必要なものは?
スーパー コンビニ 銀行 個人病院 郵便局 美容院 学校 ……
こういった周りにあるお店の顧客や施設の利用者はその地域の人々
基盤産業
域外を主たる販売市場とした産業。一般的に農林漁業、鉱業、製造業、宿泊
業、運輸業(特に水運)が該当。大都市では一部のサービス業もあてはまる。
非基盤産業
域内を主たる販売市場としている産業で、建設業、小売業、対個人サービス、
公共的サービス、公務、金融保険業(支店、営業所)、不動産業などが該当。
1
基盤産業が非基盤産業を牽引する
• 地域の人⼝は基盤産業の規模に応じたものとなる
疑問:非基盤産業だけのまちというのはあり得るのか?
まちの労働者の全員が地域スーパーの従業員で、
地域スーパーにはそのまちの人しか買い物に来ない
スーパーの従業員の賃金は売上総額から仕入金額などを除いたものなので、
まちの人たちだけでは売上総額分の買い物ができない
地域スーパーの従業員以外の人が買い物をしない限り
まちは存続しない
答え:あり得ない
2
地域の人口を1,000人増やすためには
• 地域全体の従業者数は基盤部⾨従業者数にほぼ⽐例する
地域全体の従業者数=基盤部⾨従業者数×6.5
• 就業者1人は平均して2人の生活を支えている
地域の人⼝=地域全体の従業者数×2
地域の人⼝=[基盤部⾨の従業者数]×13
人⼝を1,000人増やすためには、
基盤部⾨の雇用を新たに約77人分創出しなければならない
3
基盤産業を見つける(その1)
• 基盤産業を⾒つける簡便な⽅法として特化係数を用いる
• 特化係数とは ある地域の特定の産業の相対的な集積度、
つまり強みを⾒る指数
具体例
岩手県釜石市の鉄鋼業の従事者⽐率(約3.6%)を
日本全体の鉄鋼業の従事者⽐率(約0.4%)で割った値(約8.7)が
岩手県釜石市の鉄鋼業の特化係数
地域における産業Aの従事者⽐率
地域における産業Aの特化係数 =
全国における産業Aの従事者⽐率
特化係数
修正特化係数
地域の産業の日本国内における強みを表したもの
地域の産業の世界における強みを表したもの
大まかに⾔えば、修正特化係数が1を超える産業が基盤産業であり、
修正特化係数とは地域の稼ぐ⼒なのです。
4
基盤産業を見つける(その2)
雇用力(従業者割合)
雇用吸収力の高い
産業が現れる
基盤産業
0
稼ぐ力の
ある産業 が
現れる
稼ぐ力(修正特化係数の対数変換値)
修正特化係数の値が1になることと同じ
5
基盤産業を見つける(その3)
• 釜石市の例
(平成24年)
6
十和田市 (平成21年)
10 %
9%
雇
用
力
(
従
業
者
割
合
)
【注意】
「01農業」及び「02林業」には、
個人経営が含まれていない
8%
7%
85社会保険・社会福祉・介護事業
83医療業
60その他の小売業
06総合工事業
6%
76飲食店
5%
58飲食料品小売業
4%
81学校教育
3%
09食料品製造業
75宿泊業
01農業
2%
28電子部品・デバイス・電子回路
製造業
79その他の生活関連サービス業
89自動車整備業
02林業
84保健衛生
95その他のサービス業
1%
0%
-5
-4
-3
-2
-1
0
1
2
稼ぐ力(修正特化係数の対数変換値)
※出典:総務省統計局「地域の産業・雇用創造チャート」
7
十和田市 (平成24年)
10 %
85社会保険・社会福祉・介護事業
9%
雇
用
力
(
従
業
者
割
合
)
【注意】
「01農業」及び「02林業」には、
個人経営が含まれていない
8%
7%
6%
06総合工事業
83医療業
76飲食店
60その他の小売業
5%
58飲食料品小売業
4%
81学校教育
09食料品製造業
3%
75宿泊業
2%
01農業
28電子部品・デバイス・電子回路
製造業
89自動車整備業
87協同組合
02林業
84保健衛生
95その他のサービス業
45水運業
1%
0%
-5
-4
-3
-2
-1
0
1
2
稼ぐ力(修正特化係数の対数変換値)
※出典:総務省統計局「地域の産業・雇用創造チャート」
8
平成21年と平成24年の比較
85社会保険・社
会福祉・介護事
業
10 %
9%
8%
雇
用
力
(
従
業
者
割
合
)
7%
6%
5%
平成24年
平成21年
4%
09食料品製造業
3%
2%
28電子部品・デ
バイス・電子回路
製造業
75宿泊業
1%
0%
0.0
0.5
1.0
稼ぐ力(修正特化係数の対数変換値)
9
十和田市(平成22年)
18 %
雇
用
力
(
従
業
者
割
合
)
16 %
【注意】
平成22年国勢調査結果を基に作成
しているため、平成21年・平成24
年とは産業分類が異なる
I 卸売業,小売業
14 %
12 %
P 医療,福祉
E 製造業
D 建設業
A1 農業
10 %
8%
M 宿泊業,飲食サービス業
6%
4%
R サービス業(他に分類され
ないもの)
N 生活関連サービス業,娯
楽業
2%
Q 複合サービス事業
A2 林業
0%
-5
-4
-3
-2
-1
0
1
稼ぐ力(修正特化係数の対数変換値)
※出典:総務省統計局「地域の産業・雇用創造チャート」
2
10
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