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講義資料[PDF:1.7MB]
平成27年度春学期早稲田大学商学部「ツーリズム産業論」
日本の観光政策の概要
平成27年4月9日
国土交通省観光庁
観光産業課長 石原 大
本日お話しすること
・観光立国の意義
・国の役割 (産・学・官、国と地方)
・3つの分野
・インバウンド
・アウトバウンド
・国内観光
2
観光とは
観光
中国の儒教の経典である四書五経の一つ『易経(えききょう)』の「観国之光、利用賓于王」による。
国の光を観るは、もって王に賓たるによろし。(くにのひかりをみるは、もっておうにひんたるによろし)
「光」は文物、政治、暮らし向き、風俗などのこと、「観」はただ漠然と見ることではなく「よくみる」、「しめ
す」の意味もある。つまり観る、観せるの意味をもつ。((財)日本交通公社『現代観光用語辞典』)
国の光を観る、観せる
我が国で「観光」が使われ始めたのは、江戸時代末期。広く大衆が認知したのは、オランダ国王から徳
川幕府に贈られた蒸気船に付けた「観光丸」。その意図は、進んでいる海外の実情を観るとともに、我が
国の意気を観せることにある。因みに、正式に購入した船は有名な「咸臨丸」で力を合わせて事に望むこ
とを意図している。なお、観光を冠する初めての我が国の行政機関は、昭和5年の鉄道省国際観光局。
3
観光立国推進基本法 前文
観光は、国際平和と国⺠⽣活の安定を象徴するものであって、その持続的な発展は、恒久の平和と国際社会の相互理解の
増進を念願し、健康で⽂化的な⽣活を享受しようとする我らの理想とするところである。また、観光は、地域経済の活性化、
雇⽤の機会の増⼤等国⺠経済のあらゆる領域にわたりその発展に寄与するとともに、健康の増進、潤いのある豊かな⽣活環
境の創造等を通じて国⺠⽣活の安定向上に貢献するものであることに加え、国際相互理解を増進するものである。
我らは、このような使命を有する観光が、今後、我が国において世界に例を⾒ない⽔準の少⼦⾼齢社会の到来と本格的な
国際交流の進展が⾒込まれる中で、地域における創意⼯夫を⽣かした主体的な取組を尊重しつつ、地域の住⺠が誇りと愛着
を持つことのできる活⼒に満ちた地域社会の実現を促進し、我が国固有の⽂化、歴史等に関する理解を深めるものとしてそ
の意義を⼀層⾼めるとともに、豊かな国⺠⽣活の実現と国際社会における名誉ある地位の確⽴に極めて重要な役割を担って
いくものと確信する。
しかるに、現状をみるに、観光がその使命を果たすことができる観光⽴国の実現に向けた環境の整備は、いまだ不⼗分な
状態である。また、国⺠のゆとりと安らぎを求める志向の⾼まり等を背景とした観光旅⾏者の需要の⾼度化、少⼈数による
観光旅⾏の増加等観光旅⾏の形態の多様化、観光分野における国際競争の⼀層の激化等の近年の観光をめぐる諸情勢の著し
い変化への的確な対応は、⼗分に⾏われていない。これに加え、我が国を来訪する外国⼈観光旅客数等の状況も、国際社会
において我が国の占める地位にふさわしいものとはなっていない。
これらに適切に対処し、地域において国際競争⼒の⾼い魅⼒ある観光地を形成するとともに、観光産業の国際競争⼒の強
化及び観光の振興に寄与する⼈材の育成、国際観光の振興を図ること等により、観光⽴国を実現することは、⼆⼗⼀世紀の
我が国経済社会の発展のために不可⽋な重要課題である。
ここに、観光⽴国の実現に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、この法律を制定する。
4
観光立国の意義
1.観光は少子高齢化時代の経済活性化の切り札


少子高齢化で成熟した社会には、観光振興=交流人口の拡大、需要の創出による経済の活性化が有効

訪日外国人も今や無視できない消費活動の主体(平成25年の訪日外国人旅行消費額→1.7兆円)
国内における旅行消費額は22.5兆円。生産波及効果は46.7兆円(対国民経済計算 産出額5.2%)で、これによる雇用効果は
399万人(対総就業者数6.2%)(※ともに平成24年)
2.交流人口の拡大による地域の活性化


地方においては地域振興策の新たなアプローチが必要。観光による交流人口の拡大は地域経済の起爆剤
集客力のある個性豊かな地域づくりは、各地域の自主・自律の精神も促す
3.観光立国により国民が誇りと自信を取り戻す

観光立国の推進は、我が国の歴史的・文化的価値を国民が、住民が、再認識するプロセスであり、日本の魅力の再活性化にも
つながるもの
4.国際観光の推進はわが国のソフトパワーを強化するもの



諸外国との健全な関係の構築は国家的課題
国際観光を通じた草の根交流は、国家間の外交を補完・強化し、安全保障にも大きく貢献
日本に実際に来てもらう、見てもらう、交流してもらうことで、日本の印象も変わる
5
人口減少・少子高齢化の推移・予測
 今後、人口減少が進み、2047年には1億人程度となる見通し。
 少子高齢化が急速に進行しており、2060年には総人口の約40%が65歳以上になる見通し。
 生産年齢人口は減少の一途であるものの、65歳以上人口は、今後20年以上増加し続ける見通し。
(人口:千人)
140,000
総人口
約1.28億人
120,000
65歳以上割合
約23%
100,000
15歳未満人口
15歳以上64歳以下人口(生産年齢人口)
65歳以上人口
総人口(2047年)
約1億人
総人口
約8700万人
80,000
65歳以上割合
生産年齢人口
60,000
約40%
約8200万人
40,000
生産年齢人口
約4400万人
20,000
2060
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
2019
2020
2021
2022
2023
2024
2025
2026
2027
2028
2029
2030
2031
2032
2033
2034
2035
2036
2037
2038
2039
2040
2041
2042
2043
2044
2045
2046
2047
2048
2049
2050
2051
2052
2053
2054
2055
2056
2057
2058
2059
2060
2010
2010
(年)
0
(国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」(中位推計))
6
拡大する北東アジア・東南アジアの国際観光市場
◯北東アジア・東南アジア地域は世界の中で最も高い伸びが予測される国際観光市場。
(%)
7
国際観光客到着客数の年平均伸び率予測
2010年-2020年
6
5
(百万人)
5.4
5.2
4.7
4.3
4
5.8
4.6
4
2020年-2030年
4.2
3.8
2.9
3
2.9
2.7
2.2
2
国際観光客到着客数の推移と今後の予測
2,000
18.09億人
南アジア・太平洋
1,800
中東
1,600
アフリカ
1,400
米州
北東アジア・東南アジア
13.59億人.
4.80億人
28.3%
欧州
1.8
1,200
9.40億人
1
1,000
全世界
ヨーロッパ
アメリカ
北東アジア・
東南アジア
アフリカ
中東
南アジア・
太平洋
0
800
3.18億人
23.4%.
600
400
1.81億人
19.3%
200
0
(年)
1980
1990
1995
2000
2005
2010
2020
2030
(出展)UNWTO「Tourism Towards2030」
7
国内における旅⾏消費額(2013年)
23.6兆円
訪日外国人旅行等
日本人海外旅行(国内分)
1.7兆円(7.0%)
1.4兆円(5.9%)
日本人国内日帰り旅行
4.8兆円(20.2%)
日本人国内宿泊旅行
15.8兆円(66.9%)
出典:観光庁「旅行・観光消費動向調査」、財務省・日本銀行「国際収支統計(確報)」より
※上記の数値は、内閣府「国民経済計算」データによる補正前の数値であり、今後、訂正があり得る。
8
産・学・官
産
学
旅⾏サービスの提供
旅⾏業
宿泊業
運輸業
研究、⼈材の育成
⼤学・⼤学院
製造業
↓
娯楽施設
観光学部の設置
観光関連の講義
⼩売・飲⾷業
官
等
⽅向性提⽰、意識醸成、環境整備
国(観光庁等)
⽇本政府観光局
(JNTO)
地⽅⾃治体(都道府県、市町村)
9
3つの分野
・インバウンド
・アウトバウンド
・国内観光
10
観光立国実現に向けたアクション・プログラム2014
1.「2020年オリンピック・パラリンピック」を
⾒据えた観光振興
4.世界に通⽤する魅⼒ある観光地域づくり
○「オリパラ」開催国としての国際的注⽬度を活かした
訪⽇プロモーション
○ 地域内の周遊観光をしやすくするための仕組みづくり
○
○ 和⾷⽂化の発信、農産漁村での滞在促進
○ ⽂化プログラムを活⽤した⽇本⽂化の発信
○
○「東京オリパラ」開催効果の全国への波及
○
多様な広域ルートの開発・提供と発信
道の駅・郵便局・コンビニの活⽤を含めた、外国⼈
旅⾏者への観光情報提供拠点の充実
観光振興による被災地の復興⽀援
5.外国⼈旅⾏者の受⼊環境整備
2.インバウンドの⾶躍的拡⼤に向けた取組
○ 免税制度の拡充を契機とした免税店の拡⼤
○ 様々な業種の参画による新たな取組の創出
○ 無料Wi-Fiの整備促進、多⾔語対応の強化
○
○
ムスリム旅⾏者への適切な情報提供
○
安全・安⼼の確保(災害や病気・怪我への対応)
(全品⽬に対象拡⼤、全国で10000店規模へ倍増)
(エンタメ、ファッション、⾷、流通、IT等様々な業種を担い⼿に)
訪⽇プロモーションの戦略的拡⼤
(中国沿岸部・内陸部、東南アジア、インド・ロシア等への展開)
○ JNTOを実施主体とした訪⽇プロモーション
の実施体制の整備
6.MICEの誘致・開催促進と外国⼈ビジネス客の取り
込み
3.ビザ要件の緩和など訪⽇旅⾏の容易化
○
○
戦略的なビザ要件の緩和
(インドネシア向けビザ免除、フィリピン・ベトナム向け実質ビザ免除等)
○
CIQに係る体制整備
MICEに関する取組の抜本的強化
○ ファーストレーンの設置、「信頼できる渡航者」
の⾃動化ゲート対象化
○ IRについての検討
(地⽅空港における緊急的な体制整備等)
11
訪日外国人旅行者数の推移
1300
1200
1100
1000
万人 900
800
700
ビジット・ジャパン・
キャンペーン開始
1341
600
1036
500
835
400
614
300
673
861
835
733
679
836
1~2月計
260.5万人
(42.8%増)
622
521
200
138.7
2月 57.6%増
121.8
1月 29.1%増
100
0
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
注) 2015年1月~2月の値は推計値、%は対前年(2014年)同月比
2012年
2013年
(出典)JNTO(日本政府観光局)
2014年
2015年
12
訪日外国人旅行者数及び割合(国・地域別)
【2013年(確定値)】
フランス
15万人
(1.5%)
ドイツ
12万人
(1.2%)
ロシア
6万人
(0.6%)
④米国
80万人
(7.7%)
フィリピン
11万人
(1.0%)
インドネシア
14万人
(1.3%)
マレーシア
18万人
(1.7%)
欧州主要
3ヵ国
47万人
(4.5%)
北米
95万人
(9.2%)
①韓国
246万人
(23.7%)
⑤米国
89万人
(6.6%)
ベトナム
12万人
(0.9%)
アジア 795万人(76.7%)
うち東アジア
673万人(64.9%)
うち東南アジア 115万人(11.1%)
オーストラリア
30万人(2.3%)
ロシア
6万人
(0.5%)
その他
82万人
(6.1%)
インド
9万人
(0.7%)
総計
1036万人
⑥タイ
45万人
(4.4%)
⑤香港
75万人
(7.2%)
ドイツ
14万人
(1.0%)
カナダ
18万人(1.4%)
その他
69万人
(6.6%)
カナダ
15万人(1.5%)
ベトナム
8万人
(0.8%)
フランス
18万人(1.3%)
イギリス
22万人
(1.6%)
イギリス
19万人
(1.9%)
インド
8万人(0.7%)
【2014年(暫定値)】
オーストラリア
24万人
(2.4%)
(21.3%)
総計
1341万人
インドネシア
16万人
(1.2%)
マレーシア
25万人
(1.9%)
③中国
131万人
⑥ タイ
66万人
アジア 1061万人(79.1%)
うち東アジア
892万人(66.5%)
うち東南アジア 160万人(11.9%)
(4.9%)
②韓国
276万人
(20.5%)
④香港
93万人
(6.9%)
シンガポール
23万人
(1.7%)
(12.7%)
(21.1%)
北米
107万人
(8.0%)
フィリピン
18万人
(1.4%)
②台湾
221万人
①台湾
283万人
欧州主要
3ヵ国
54万人
(4.0%)
③中国
241万人
(18.0%)
シンガポール
19万人
(1.8%)
※
※
※
※
( )内は、訪日外国人旅行者数全体に対するシェア
その他には、アジア、欧州等各地域の国であっても記載のない国・地域が含まれる。
数値は、それぞれ四捨五入によっているため、端数において合計とは合致しない場合がある。
日本政府観光局(JNTO)資料より観光庁作成
13
外国人旅行者受入数の国際比較(2013年)
84,726 1位
フランス (France)
米国 (U.S.A.)
スペイン (Spain)
中国 (China)
イタリア (Italy)
トルコ (Turkey)
ドイツ (Germany)
英国 (U.K.)
ロシア (Russia)
タイ (Thailand)
マレーシア (Malaysia)
香港 (Hong Kong)
オーストリア (Austria)
ウクライナ (Ukraine)
メキシコ (Mexico)
ギリシャ (Greece)
カナダ (Canada)
ポーランド (Poland)
マカオ (Macau)
サウジアラビア (Saudi Arabia)
オランダ (Netherlands)
韓国 (South Korea)
シンガポール (Singapore)
スウェーデン(Sweden)
クロアチア (Croatia)
ハンガリー (Hungary)
日本 (Japan)
モロッコ (Morocco)
アラブ首長国連邦 (U.A.E.)
南アフリカ共和国 (South Africa)
エジプト (Egypt)
チェコ (Czech Republic)
スイス (Switzerland)
インドネシア (Indonesia)
デンマーク (Denmark)
ポルトガル (Portugal)
台湾 (Taiwan)
ベルギー (Belgium)
ベトナム(Vietnam)
★アイルランド (Ireland)
69,768
60,661
55,686
47,704
37,795
31,545
31,169
28,356
26,547
25,715
25,661
24,813
24,671
24,151
10位
※1 : 外国人旅行者数は、各国・地域ごとに異なる統計基準により算出・
公表されているため、これを厳密に比較する際には統計基準の違い
に注意することが必要である。
(例:外国籍乗員数(クルー数)について、日本の統計には含まれない
が、フランス、スペイン、中国、韓国等の統計には含まれている)
※2 : 外国人旅行者数のうち、隣国から陸路により入国する旅行者数が
大半を占める国・地域も数多く存在しており、例えばフランス、イタリ
ア、英国といった受入数上位国でも、空路による旅行者数に限定すれ
ば、概ね2000万人強となっている。
(島国である日本は、約95%が空路による入国者である)
17,920
16,588
15,800
14,268
13,213
12,782
12,176
11,899
11,635
10,955
10,675
2014 年の訪日外国人旅
10,364
行者数は1,341万人
日本は世界27位。アジアで8位。
10,046
9,990
9,537
9,174
9,004
8,967
出典: 世界観光機関(UNWTO)
作成: 観光庁(JTA)
注1: 本表の数値は2014年9月時点の暫定値である。
8,802
注2: ★印を付したアイルランドは、2013年の数値が不明であるため、2012年の数値を採用した。
8,557
注3: アラブ首長国連邦は、連邦を構成するドバイ首長国のみの数値が判明しているため、その数値を採用した。
注4: 本表で採用した数値は、韓国、日本、台湾、ベトナムを除き、原則的に1泊以上した外国人旅行者数である。
8,324
注5: 外国人旅行者数は、数値が追って新たに発表されたり、さかのぼって更新されることがあるため、数値の採用時期によって、そのつど順位が
8,016
変わり得る。
7,642
7,572
(7,550)
0
10,000
20,000
30,000
40,000
50,000
60,000
70,000
80,000
20位
30位
14
40位
90,000
千人
ビザ要件の緩和
昨年7⽉に実施したタイ・マレーシアのビザ免除の効果
訪日外客数
(2013年)
国名
タイからの
訪日旅行者数
マレーシアからの
訪日旅行者数
現行
本年の緩和内容
緩和により期待される効果
ビザ免除
インドネシア 約14万人
・ビザなし訪日旅行の実現
(在外公館へのIC旅券事前登録)
(平成26年12月1日実施)
(人)
(人)
70万
フィリピン
25万
約11万人
約22万人
60万
(観光目的・指定旅行会社経由)
(平成26年11月20日実施)
20万
数次ビザの大幅緩和
50万
10万
約8万人
・数次ビザの取得で最長5年間
で何度でも訪日旅行が可能
10万
約33万人
対前年同期比
76%増
0
5万
中国
平成25年7月~
平成26年6月
平成24年7月~
平成25年6月
・数次ビザ取得者層の拡大による
訪日客数の増加
【平成27年1月6日外務省発表】
(平成27年1月19日運用開始)
対前年同期比
57%増
0
平成24年7月~
平成25年6月
・数次ビザ取得者層の拡大
(発給要件緩和、 有効期間の最長5年への延長)
(平成26年9月30日実施)
約14万人
30万
20万
ベトナム
15万
40万
・指定旅行会社のパックツアー
参加者の一次観光ビザの申請手
続き簡素化
一次ビザの実質ビザ免除
数次
ビザ
平成25年7月~
平成26年6月
沖縄
・ ①沖縄・東北三県数次ビザの発給要件の緩
東北 和
約131万人 三県 (過去3年以内に訪日歴のある者については
数次 経済力の要件を緩和)
ビザ
(※) ②相当の高所得者への個人数次ビザの導入
(沖縄・東北三県のいずれかに1泊すること
を要件としない新たな数次ビザ)
・数次ビザの取得で期間内に何度
でも訪日旅行が可能
・高所得者層による訪問先条件の
ない訪日旅行者の増加
※ 最初の訪日時に沖縄県または東北三県(岩手、宮城、福島)のいずれかの県に1泊以上することを条件に発給。
15
消費税免税制度の創設・拡充
○ 外国⼈旅⾏者による地⽅での旅⾏消費を拡⼤し、地域経済の活性化を図るため、商店街、ショッピン
グセンターなど地⽅を訪れる外国⼈旅⾏者向け免税店の⾶躍的拡⼤を推進する。
【全国に免税店を拡大】
消費税免税制度の拡充
・昨年10月1日より全ての品目が消費税免税の
対象となり、地方の名産品にも対象が拡大。
地方への免税店拡大に向け、さらなる拡充
・第三者に免税手続を委託することを可能とする。
・委託を前提にした免税許可申請を認める。
免税店A
一括免税手続
免税店B
免税店C
狸小路商店街
(札幌市)
広島本通商店街
(広島市)
JR新潟駅
(新潟市)
【免税店数の現状】
シンボルマーク制度、相談対応制度の活用
・地方運輸局に設置した免税制度相談窓口を周知・活用。
・免税店のブランド化・認知度向上のために創設した「免税店シンボルマ
ーク」の使用申請にあわせて免税店の「活きた情報」を取得しJNTO
のHPで海外向け情報発信。
(単位:店)
8000
6000
ショッピングの魅力を官民連携して海外に発信
・地方ならではの魅力あるお土産や新しい消費税
免税制度の情報を、観光庁やJNTO、百貨店、
航空会社、旅行会社、クレジットカード会社等
官民が連携して発信。
9361
10000
4173 4622
5777
4000
2000
0
2012.4.1
2013.4.1
2014.4.1
2014.10.1
16
訪日外国人旅行消費額(2014年)
○2014年の訪⽇外国⼈の旅⾏消費額は、前年⽐43.1%増の2兆278億円。
○国籍・地域別では、中国が、対前年2倍を超える5,583億円となり、総額の4分の1を超える。
タイ、台湾、マレーシアなどが、対前年で⼤幅な増加となった。
旅行消費額と訪日外客数の推移
(億円)
旅行消費額の国籍・地域別構成比
(万人)
2,000
25,000
1,800
20,278 1,600
20,000
1,400
14,167 15,000
11,490 10,000
10,849 861 8,135 1,341 1,200
1,000
1,036 800
836 600
622 400
5,000
200
0
0
2010
2011
2012
旅行消費額(億円)・左目盛
2013
2014
インド
フィリピン
インドネシア
ロシア
ベトナム ドイツ 194億円 190億円 147億円
129億円
0.7%
295億円 209億円 1.0%
0.9%
0.6%
1.5%
1.0%
カナダ
312億円
1.5%
その他
1,611億円
7.9%
フランス
348億円
1.7%
シンガポール
355億円
1.8%
中国
5,583 億円
27.5%
マレーシア
363億円
1.8%
旅行消費額
2兆278億円
タイ
960億円
4.7%
香港
1,370億円
6.8%
英国
412億円
2.0%
オーストラリア
690億円
3.4%
米国
1,475億円
7.3%
訪日外客数(万人)・右目盛
出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」
台湾
3,544億円
17.5%
韓国
2,090億円
10.3%
17
費目別訪日外国人旅行消費額(2014年)
○2014年の訪⽇外国⼈旅⾏消費額の内訳を⾒ると、買物代が最も多い。
○買物代の⽀出額は中国が1⼈あたり127,443円と最も⾼い。
【費目別旅行支出】
(円/人)
娯楽
サービス費
国籍・地域
旅行支出
総額
全国籍・地域
151,174
45,471
32,140
16,259
3,464
53,278
564
75,852
125,248
24,820
37,021
19,147
25,267
9,112
12,568
2,371
3,598
20,137
46,501
265
292
147,958
231,753
45,937
44,661
31,747
39,483
15,361
15,668
3,181
2,812
51,584
127,443
148
1,687
146,029
155,792
40,803
52,619
28,358
38,897
14,899
15,555
5,494
2,984
56,133
45,485
341
252
145,466
119,884
46,990
37,301
28,105
21,840
18,422
18,582
3,642
3,673
47,500
37,563
805
924
105,284
237,688
30,986
63,739
26,866
54,361
11,284
23,725
2,134
5,596
34,011
88,814
4
1,452
167,530
187,239
62,668
81,094
47,536
46,360
26,225
28,562
2,178
3,793
28,884
27,087
40
341
148,774
194,685
65,762
77,827
33,884
45,677
24,577
33,052
3,422
4,864
21,095
33,233
33
32
201,588
165,381
68,779
71,783
40,296
42,343
20,544
24,481
8,884
3,564
63,056
22,905
28
306
オーストラリア
170,599
227,823
71,496
93,484
40,963
52,308
24,902
33,755
4,334
7,614
28,748
39,082
155
1,580
その他
195,795
73,255
50,652
28,763
4,782
38,193
150
韓国
台湾
香港
中国
タイ
シンガポール
マレーシア
インドネシア
フィリピン
ベトナム
インド
英国
ドイツ
フランス
ロシア
米国
カナダ
宿泊費
飲食費
交通費
買物代
その他
2014年 費目別旅行消費額
その他
76 億円
0.4%
娯楽
サービス費
465 億円
2.3%
交通費
2,181 億円
10.8%
飲食費
4,311 億円
21.3%
買物代
7,146 億円
35.2%
旅行消費額
2兆278億円
宿泊費
6,099 億円
30.1%
出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」
18
国際旅行収支の改善について
○ ビジット・ジャパン事業を2003年に開始して以来、国際旅⾏収⽀は改善。
○ 2014年4⽉には、単⽉ではあるが約44年ぶりに⿊字。
○ 過去3兆円を超えていた⾚字が、2014年は0.1兆円に⾚字幅を縮⼩。
年
旅行収支(億円)
1996年
▲ 35,880
1997年
▲ 34,651
1998年
▲ 32,739
1999年
▲ 30,730
2001年
▲ 28,168
2002年
▲ 28,879
2003年
▲ 23,190
2004年
▲ 29,189
2005年
▲ 27,659
2006年
▲ 21,409
2007年
▲ 20,199
2008年
▲ 17,631
2009年
▲ 13,886
2010年
184
800
155
145
150
160
140
148
▲ 12,963
2012年
▲ 10,617
2013年
▲ 6,545
(速報値)
▲ 1,251
119
128
123
100
105
91
87
93
84
94
86
88
127
110
340
7月
10月
11月
12月
1月
124
122
118
87
100
2月
3月
4月
5月
50
147
16
2014年
9月
124
110
138
8月
117
140
1970年(昭和45年)
9月(IN7.9万人,OUT
5.1万人)以来、約44
150 年ぶりに訪日外国人
旅行者数が日本人
出国者数を上回る
263
旅行収支
2013年
136
127
111
106
200
0
142
129
600
訪日外国人
(億円)
200
152
141
140
125
400
(万人)
178
出国日本人
2015年
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
0
1970年(昭和45年)
7月(100万ドルの黒
字)以来、約44年ぶり
に旅行収支が単月で
黒字となる。
その後、2014年5月、
7月、10月、11月、12
月、2015年1月も黒字
1月
-79
-200
-400
-50
-254
-292
-378
-439
▲ 12,875
2011年
2014年
1000
▲ 33,287
2000年
旅行者数
◆旅行収支、訪日外国人旅行者数と日本人出国者数の推移
-426
-470
旅行収支
-493
-600
-100
-482
-498
-658
-150
-800
-913
-1000
-200
訪日外国人
旅行者数
日本人出国
者数
出典:旅行収支・・・財務省国際収支統計、 訪日外国人旅行者数・・・日本政府観光局(JNTO)訪日外客数、日本人出国者数・・・法務省出入国管理統計
注1)旅行収支における2014年の年間値及び2014年10月~2015年1月の値は速報値、2014年1月~9月の値は第2次速報値、2013年以前の値は確報値
注2)2014年の赤字幅0.1兆円は、現在の統計基準となった1996年以降では過去最少
19
都道府県別日本人・外国人延べ宿泊者数
都道府県別 日本人延べ宿泊者数
都道府県別 外国人延べ宿泊者数
(単位:万人泊)
(単位:万人泊)
0
東京都
北海道
大阪府
静岡県
千葉県
沖縄県
長野県
神奈川県
京都府
福岡県
愛知県
兵庫県
宮城県
福島県
新潟県
栃木県
三重県
群馬県
広島県
鹿児島県
石川県
長崎県
山梨県
熊本県
大分県
山形県
岩手県
岐阜県
岡山県
茨城県
山口県
滋賀県
青森県
和歌山県
埼玉県
愛媛県
福井県
秋田県
宮崎県
香川県
島根県
富山県
鳥取県
高知県
佐賀県
徳島県
奈良県
1,000
2,000
3,000
2,836 4,000
4,083 2,094 2,045 1,864 1,772 1,730 1,617 1,537 1,433 1,394 1,279 1,083 1,045 968 946 873 832 818 732 716 670 660 641 581 575 574 平成26年日本人延べ宿泊者数 4億2,750万人泊
551 541 533 445 439 424 407 386 355 347 339 331 326 325 321 285 284 263 247 202 1出典:観光庁「宿泊旅行統計調査」((平成26年 速報値))
0
5,000
2「外国人」とは、日本国内に住所を有しないものをいう。
東京都
大阪府
北海道
京都府
千葉県
沖縄県
愛知県
福岡県
神奈川県
山梨県
静岡県
岐阜県
兵庫県
長野県
熊本県
長崎県
広島県
大分県
石川県
和歌山県
鹿児島県
滋賀県
宮崎県
三重県
栃木県
香川県
奈良県
富山県
新潟県
宮城県
群馬県
岡山県
茨城県
埼玉県
佐賀県
岩手県
青森県
愛媛県
鳥取県
山形県
山口県
福島県
秋田県
高知県
徳島県
福井県
島根県
500
1,000
1,500
1,345 584 403 341 275 231 149 133 132 94 80 66 66 65 51 50 44 37 34 29 27 23 17 16 16 15 14 13 平成26年外国人延べ宿泊者数 4,482万人泊
13 13 11 11 9 9 8 7 7 7 5 5 5 4 4 4 4 3 3 訪日外国人旅行者の国籍別・都道府県別宿泊状況(2014年)
国籍別、都道府県外国人延べ宿泊者構成比(上位5都道府県)
21
広域観光周遊ルートの形成促進
複数の都道府県を跨って、テーマ性・ストーリー性を持った一連の魅力ある観光地を、交通アクセスも含めてネット
ワーク化して、外国人旅行者の滞在日数(平均6日~7日)に見合った、訪日を強く動機づける「広域観光周遊ルー
ト」(骨太な「観光動線」)の形成を促進し、海外へ積極的に発信する。
テーマ性・
ストーリー性
X県A市
• 海外プロモーションの実施
ルート共通 • マーケティング調査
• 計画策定のための専門家の招へい • 広域周遊ツアーの企画・販売
の取組
• その他広域の地域共通の取組 等
日本固有の○○文化と
○○自然を巡る○○ルート
ゲートウェイの
おもてなし強化
Y県B市
観光地①
○○伝統文化の体験
Z県C町 ○○自然環境の体験
観光地④
観光地におけ
る
トイレの補修
文化施設における
案内看板の設置
バス停における
情報提供の多言語化
観光地②
道の駅における
無料公衆無線LAN環境整備
滞在プログラムの
開発・提供
観光地③
空港
空港における
広域観光案内機能の強化
多言語パンフレットの作成
空港
22
⽇本⼈海外旅⾏者数の推移
(万人)
2000
過去最高値
1800
1600
1400
1200
1000
1,740.4
1,683.1
800
600
1849.1
1,753.5
1,729.5
1,663.7
1,598.7
1,747.3
1,699.4
1,690.3
1,544.6
1,329.6
400
200
0
2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年
出典:法務省資料より国土交通省作成
※2014年は暫定値
23
官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN
日本代表プログラム~(文部科学省)
プログラムの趣旨等
○ 趣旨
・⺠間の知⾒と⽀援を活⽤し、実社会で求められる資質・能⼒の育
成を社会全体で集中的に⽀援するための官⺠が協⼒した新たな海
外留学⽀援制度。
留学先(バングラデシュ)での活動風景
・産学官が連携した⽀援コースを設定し、留学の質の向上、留学の
⽬的明確化のため、事前・事後研修、留学中のプロジェクト、留
学後のコミュニティを提供。
・プログラムの実施に要する経費は、⺠間資⾦を活⽤。
○⽀援企業・団体
134社・団体(平成27年3⽉9⽇現在)
○派遣留学⽣の応募・選考結果
第1期 申請:1,700⼈(221校) ⇒ 採⽤:323⼈(106校)
第2期 申請: 784⼈(173校) ⇒ 採⽤:256⼈(110校)
○第3期派遣留学⽣(500⼈)を募集(H27.1.29〜4.3)
○⾼校⽣コース選考中 申請:514⼈(218校)決定:5⽉中下旬
○地域⼈材コース
平成27年度 採択地域事業 (H27.3.23時点)
栃⽊県、三重県、岡⼭県、徳島県、⼤分県、熊本県、沖縄県
留学先(アメリカ)での活動風景
留学先(コロンビア)
での活動風景
第1期生 プレ研修
○ ⽀援の内容
・奨学⾦、渡航費、授業料、研修参加費
24
国民1人当たり国内宿泊観光旅行の回数及び宿泊数の推移
4
2.00
1.78
1.71
1.52
1.52
1.46
3
1.32
1.39
1.50
1.30
回数 (
回)
宿泊数(
泊)
1.35
2.92
2.74
2.48
2
2.38
2.37
1.00
2.09
2.08
2.14
2.25
1
0.50
0
0.00
平成17年
(2005年)
平成18年
(2006年)
平成19年
(2007年)
平成20年
(2008年)
平成21年
(2009年)
宿泊数
平成22年
(2010年)
平成23年
(2011年)
平成24年
(2012年)
平成25年
(2013年)
宿泊観光旅行回数
(注)2008年までは、20歳から79歳までが調査対象。
2009年以降は、全年齢が調査対象
観光庁「旅行・観光消費動向調査」
25
ユニバーサルツーリズムの普及促進
■ユニバーサルツーリズム
すべての⼈が楽しめるように創られた旅⾏であり、⾼齢や障がいの有無にかかわ
らず、誰もが気兼ねなく参加出来る旅⾏のこと
■ユニバーサルツーリズムの現状と課題
○⾼齢者の増加
総⼈⼝に占める⾼齢者が増加
(2010年の23%から2030年には36%となる⾒込み)
○受け⼿となる観光地
地域における⼀元的な相談窓⼝が少ない
○送り⼿となる旅⾏会社
ノウハウを持つ⼀部の旅⾏会社のみ取り組み
旅行に行く
バリアが無く旅行に行く層
(制約が生じたときに旅行を諦め
るか?将来のUT対象予備軍)
バリアがあっても旅行に行く層
(現在のUT市場)
バリア
がある
バリア
がない
バリアがあり旅行に行かない層
(UTの対象)
バリアが無く旅行に
も普段行かない層
旅行に行かない
■ユニバーサルツーリズムの普及促進に向けた⽅向性
◆地域の受⼊体制強化
・先進事例(伊勢志摩など)を参考にした「地域の受⼊体制強化マニュアル」の作成
・旅⾏者からの問い合わせや相談に適切に対応できる⼀元的な相談窓⼝の普及
◆旅⾏商品の供給促進
・旅⾏会社の意識を⾼め、社内体制の整備を通じた積極的な旅⾏商品化を促進
・業界団体による旅⾏商品造成、障がい者サポート⽅法の指導等
受入体制強化マニュアル
26
観光圏整備事業
広域的な連携・役割分担による観光地づくりの成功事例を早期に構築するため、国内外からの観光客の
2泊3日以上の滞在型観光が可能な「観光圏」の形成に向けた地域の関係者の連携による取組を支援。
情報提供の充実
体験交流メニュー
の充実
宿泊の魅力向上
・圏域全体を紹介
する地図・パン
フレット作製や
ホームページ
立ち上げ等
・滞在力を高める農業体験、ア
ウトドア等の体験メニュー開発
のための
専門家招請等
・連泊・圏域内
転泊プランの
企画立案・広
報等
D町
B市
滞在を促進する
イベントの実施
周遊
周遊
観光案内の充実
A市
・滞在を促進する早朝・夜間
の新たなイベントの企画・実
施等
・圏域全体の情報を多言語によ
り案内するための研
修の実施等
滞在促進地区
周遊
周遊
E村
C町
移動の快適化
・利便向上
歴史的建造物の
改修・活用
・地域の歴史・文化を体験
させるための歴史的建造
物(古民家
等)の改修・
活用等
・市町村域を超えるシャトルバ
スの試験
運行等
観光案内所の整備
・圏域全体の情報を提供する
多言語対応の観光案内所
の整備等
27
2020年オリンピック・パラリンピック東京⼤会に向けた観光戦略
2013年
2020年
全国津々浦々に
開催効果を波及
○オリンピック開催国「日本」という国際的注目度を活かした訪日プロモーション
○各種国際競技大会の日本各地への誘致
○事前合宿の日本各地への誘致
○オリンピック・パラリンピックに関する文化プログラムの実施
○オリンピック開催決定を契機とした MICE 誘致のプロモーション強化
○外国人受入環境の整備
多言語対応、無料Wi-Fi、買い物環境(免税店、クレジットカード)、宿泊施設の充実・多様化・情報提供、CIQの充実、
ファーストレーンの設置、案内所・案内ガイドの充実 等
2012年ロンドン五輪の観光分野での経済効果
2016年
オリンピックレガシー
オリンピック効果の持続
「東京オリパラ」から
「日本オリパラ」へ
東京五輪開催
2020年東京五輪決定
○魅力ある観光地域づくりを促進し、
オリンピック開催効果を地方に波及
リオデジャネイロ五輪
・2012年7月~9月までの3ヶ月間に、ロンドン五輪を目的とした訪英外国人旅行者は
68万5,000人。
・オリンピックを主目的とする訪英外国人旅行者の滞在中の平均支出額は1,350ポン ド
(約166千円)。これは、同時期に他目的で訪英した外国人旅行者の約2倍。
・2013年7月に英国を訪れた全ての旅行者は326万人。(前年同月比3%増)
・2013年7月の旅行者の消費額は25億2,000万ポンド。(史上最高額、前年同月比23%増)
2012年ロンドン五輪に向けて実施された文化プログラム
・IOCオリンピック憲章において、オリンピック競技大会組織委員会は,複数の
文化イベントのプログラムを計画しなければならないと定められている。
・ 2012年ロンドン五輪に際しては、五輪開催4年前の2008年から、音楽や演
劇、ダンス、美術、映画、ファッションなど英国の多角的な文化・魅力を紹介す
る文化プログラムを実施。2012年6月下旬~9月上旬の12週間に渡る「ロンド
ン2012フェスティバル」がメインプログラム。
・英国政府観光庁は2012年ロンドン五輪を、将来に向けて持続的に旅行者増
加を目指すための世界に向けたPRの絶好の機会として活用。
出典:英国政府観光庁
28
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