...

情報政策ユニットの文書フォーマットの統一 - 美しい情報

by user

on
Category: Documents
10

views

Report

Comments

Transcript

情報政策ユニットの文書フォーマットの統一 - 美しい情報
経済産業省
Mi nistry of Eco nomy,
ME TIT ra de and Indust ry
参考資料3
コンテンツ産業の国際展開施策について
2008年12月9日
産業構造審議会第8回通商政策部会資料
経済産業省
目次
Mi nistry of Eco nomy,
ME TIT ra de and Indust ry
1.コンテンツ産業の現状と課題
(1)コンテンツ産業の現状
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(2)我が国コンテンツ産業の海外展開の現状と課題 ・・・・・・・・・・・・・・・・
p3
p4
2.コンテンツ産業の国際展開施策
(1)コンテンツ産業の市場拡大と国際展開施策の方向性・・・・・・・・・・・・・・
(2)JAPAN国際コンテンツフェスティバル(「コ・フェスタ」)・・
(3)アジア・コンテンツ・イニシアティブ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(4)国際共同製作の推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(5)地域発コンテンツの発信強化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(6)海賊版対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
p6
p7
p9
p11
p12
p13
1
1.コンテンツ産業の現状と課題
(1)コンテンツ産業の現状
(2)我が国コンテンツ産業の海外展開の現状と課題
経済産業省
(1)コンテンツ産業の現状
Mi nistry of Eco nomy,
ME TIT ra de and Indust ry
•
•
我が国のコンテンツ産業の国内市場規模は、13.7兆円(2007年)。
米国(60.0兆円)に次ぐ世界第2位の大きな市場(世界市場に占める比率は、約9.4%)。
•
他方、市場成長率を見ると、世界のコンテンツ市場は、最近6年間で43.8%の成長を見せているの
に対し、日本市場は3.8%と、大きく劣後。
コンテンツ市場規模のGDP比をみても、我が国は米国を大きく下回る状態。
•
【世界全体のコンテンツ産業市場規摸(2005年)】
アジア・南太平洋
30.2 兆円
(20.6%)
【 コ ン テンツ産業の市場規摸比較】
( 2004年 )
その他
7.8兆円(5.3%)
(アジア・南太平洋のうち)
アメリカ
60.0兆円
(41.7%)
日本
13.7兆円(9.4%)
欧州
47.4兆円
(32.4%)
コンテンツ
市場規摸
GDP
コンテンツ
/GDP
日本
0.1兆㌦
4.6兆㌦
2.2%
米国
0.6兆㌦ 11.7兆㌦
5.1%
世界
1.3兆㌦ 40.9兆㌦
3.2%
出典:世界銀行HP、DCAJ白書2006、DCAJ調査
のデータより、コンテンツ課作成
出典:デジタルコンテンツ白書2006
3
経済産業省
(2) 我が国コンテンツ産業の海外展開の現状と課題
【中国-エンターテインメント・メディア産業成長率】
35.0%
30.4%
30.0%
26.3%
23.5%
25.0%
エンタテイメン
ト・メディア産業
22.8%
20.0% 22.9%
21.6%
20.6%
名目GDP
15.0%
10.0%
5.0%
2008
2007
2006
2005
0.0%
2004
•
2003
•
•
我が国コンテンツ産業の売上げに占める輸出比率は、1.9%。米国の17.8%には遠く及ばず、
内需依存型構造が継続。
主要市場に流通する映画の製作国別のシェアをみても、米国が圧倒的に優位。
海外におけるハリウッドの強さの本質は配給体制。コンテンツの海外展開では、作品作りとライセン
ス確保(=前工程)のみならず、海外流通チャネルへのアクセス(=後工程)確保が問題。
アジア諸国では、質の高いコンテンツに対する消費者の需要が急速に拡大。コンテンツ市場規模も、
GDPの成長率を遙かに上回る比率で成長(例えば、中国市場では、2008年まで20%を上回る
ペースで成長)。我が国コンテンツ市場の拡大を実現するためにも成長するアジア市場の獲得は重要
な課題。
2002
•
Mi nistry of Eco nomy,
ME TIT ra de and Indust ry
(出展)
PricewaterhouseCoopers「Global
Entertainment and
and
(出典)
Price
Waterhouse Coopers 「Global Entertainment
Media
Outlook
2007-2011」を基に作成
M edia
Outlook
2007-2011」
出典:OECD, Digital broadband content: Film and video, OECD, Paris
キネ旬総研白書 映画ビ ジネスデータブ ック(日本部分のみ)
4
2.コンテンツ産業の国際展開施策
(1)コンテンツ産業の市場拡大と国際展開施策の方向性
(2)JAPAN国際コンテンツフェスティバル(「コ・フェスタ」)
(3)アジア・コンテンツ・イニシアティブ
(4)国際共同製作の推進
(5)地域発コンテンツの発信強化
(6)海賊版対策
経済産業省
(1)コンテンツ産業の市場拡大と国際展開施策の方向性
•
•
•
Mi nistry of Eco nomy,
ME TIT ra de and Indust ry
アニメ、ゲームを始めとする我が国コンテンツ産業は、ジャパンクールとして国内外で高く評価され
ており、輸出ポテンシャルを有する。また、コンテンツの持つトレンドセットの力は、観光やファッ
ションなどの他産業へと波及効果をもたらすため、コンテンツ産業の成長及びそのための国際展開は
、我が国経済の成長力強化にとって、戦略的に重要な位置付け。
政府としても、コンテンツ政策をサービス重点6分野の一つとして位置付け、「2015年までの1
0年間で約5兆円の成長を目指す」との目標を提示。(「経済成長戦略大綱」(平成18年7月)、
「新経済成長戦略」(平成20年9月19日閣議決定)等)
米国並みの輸出比率を1つの目標に、国際戦略を強化。コ・フェスタ(JAPAN国際コンテンツフ
ェスティバル)の徹底活用を通じたコンテンツ国際取引市場の強化、アジア・コンテンツ・ビジネス
サミットの創設等国境を越えたネットワーク活動の強化、国際共同製作支援等を通じた、相手国支援
スキームの活用、パートナーの配給網の活用等の促進を実施。
・「経済成長戦略大綱」(平成18年7月、財政・経済一体改革会議決定)
多様なネットワーク環境の整備、技術革新の進展によって、コンテンツを提供する「担い手」、 「提供する手段・内容」の拡大が
進展している。こうした動きを促進し、市場の拡大を進めるため、 消費者の選択肢の拡大、競争の促進を図りながら、新規参入の
促進につながる環境整備を行う。
具体的には、東京国際映画祭等の積極的拡大による国際コンテンツカーニバルの開催、国際共同制作のマッチング支援・・・・・等
により、今後10年間でコンテンツ市場を約5兆円拡大させることを目指す。
・「新経済成長戦略 フォローアップと改定」(平成20年9月19日、閣議決定)
我が国コンテンツの持つ情報発信力は、我が国のソフトパワーの源泉になるだけでなく、消費者の購買行動に強く影響を与える。
この可能性をさらに広げるため、コンテンツ産業の市場規模を 2015年までに5兆円拡大することを目指す。
6
経済産業省
(2)コ・フェスタ(JAPAN国際コンテンツフェスティバル)
Mi nistry of Eco nomy,
ME TIT ra de and Indust ry
•
平成18年7月の「経済成長戦略大綱」(財政・経済一体改革会議決定)において、コンテンツ産業の
海外展開促進と人材育成・交流促進のため、「国際コンテンツカーニバル」の開催を提唱。
•
これを受け、東京国際映画祭等のイベントを集中的に開催し、映画、アニメ、ゲームといった多様なコ
ンテンツを世界に向けて発信する場として、平成19年度に「JAPAN国際コンテンツフェスティバ
ル(愛称「コ・フェスタ」)」を創設。
初年度となった平成19年度は、約80万人の来場数を記録。
平成20年度は、9月30日から10月28日の約1ヶ月間にわたり開催。「東京国際映画祭」や「東
京ゲームショウ2008」など15の公式イベント、関西や栃木など日本の各地で開催される9のパー
トナーイベント、クリエイターの人材育成・交流、またコンテンツを支える産業界との交流を目的とす
る約10のオリジナルイベントなどが連携して、我が国コンテンツを世界へ発信。
•
•
マルチコンテンツ
アニメ
映画
CEATEC JAPAN
東京国際映画祭
デジ タルコンテンツEXPO
TIFFCOM
東京コンテンツマーケット
文化庁映画週間
ゲーム
東京ゲームショウ
日本ゲーム大賞
ジ ャパン・ロケーション
・マーケット
音楽
東京アジア・ミュージック
マーケット(TAM)
ジ ャパン・アニメコラボ・マー
ケット(JAM)
マンガ
秋葉原エンタまつり
放送
国際ドラマフェスティバル
ATP賞テレビグランプリ
「日本賞」教育コンテンツ国際コ
ンクール
7
経済産業省
(2)コ・フェスタ2008の成果と今後の展開
•
•
Mi nistry of Eco nomy,
ME TIT ra de and Indust ry
本年の「コ・フェスタ2008」では、東京国際映画祭、秋葉原エンタまつりといったイベントに麻
生総理が出席。海外からも、仏・映画庁長官等が参加するなど、国内外の要人が集結する場へと変わ
りつつあるところ。
今後、エンターテインメントコンテンツはもとより、ファッションや観光などその他の分野も含め日
本全体のソフトパワーを発信する場として、より大きな枠組みへと育てていくことを検討予定。
○「第21回東京国際映画祭」は、“Action!
For Earth ”をテーマに、ペットボトルの再生素
材を利用したグリーンカーペットの実施や、環
境問題や自然との共生等のメッセージを持つ
作品を集めた「natural TIFF」部門を新設。
○10月18日(土)に開催されたオープニング
セレモニーには、麻生総理がグリーンカー
ペット及びオープニングセレモニーに出席。そ
のほか、二階経済産業大臣、甘利行革担当
大臣、御手洗日本経団連会長など国内の要
人も出席
○「コ・フェスタ」オフィシャルイベントの1つであ
る本年の「秋葉原エンタまつり」では、特別セミ
ナー「我が青春のマンガ論と日本のソフトパ
ワー」を開催。
○麻生総理、漫画家のさいとう・たかを(「ゴル
ゴ13」)氏、弘兹憲史氏(「島耕作シリーズ」)
が参加し、マンガを始めとするコンテンツ産業
の未来、日本のソフトパワーの海外発信等に
ついて対談。
8
経済産業省
(3)アジア・コンテンツ・イニシアティブ
•
•
•
Mi nistry of Eco nomy,
ME TIT ra de and Indust ry
本年5月にとりまとめられた「アジア経済・環境共同体」構想において、コンテンツのアジア展開
の重要性が説かれたことも踏まえ、研究会で討議を行いつつ、本年7月に、「アジア・コンテンツ
・イニシアティブ」を策定。
同イニシアティブでは、ハリウッドにコンテンツの流通を席巻されている現状を打開し、「アジア
のコンテンツ産業による、アジアのコンテンツのための、アジアのコンテンツ市場作り」を実現す
るため、「アジア・コンテンツ共同体」の構築を提言。
共同体構築に向け、以下の3段階のプロセスを提示。
[第1段階]各国のコンテンツ市場の現状を互いに良く知る段階
[第2段階]各国の事情に即したビジネスモデルの構築を行う段階
[第3段階]事業展開の円滑化に向けた制度整備面での協力の段階
•
これを推進するため、「アジア・コンテンツ・ビジネスサミット」の開催を提言。
【コンテンツ政策分析マトリックス】
ユーザとのつながり ビジネスのつながり
【政策分析マトリックスにおける我が国と各国との関係位置付け】
制度のつながり
ユーザとのつながり ビジネスのつながり
第一ステップ
フ
ェ
ー
ズ
1
嗜好調査・マーケティング
・海外ユーザ嗜好調査
・海外における新チャネル
活用実証事例の検討
海外進出支援
・コンテンツポータルサイト
・TIFFCOM、海外見本市
・国際人材交流事業
フ
ェ
ー
ズ
2
ビ
ジ
のネ
構ス
築モ
デ
ル
流通・販売網の整備
・現地流通チャネルの整備
・現地コンテンツ流通業者
との提携促進
現地に対応した国際事業展開
・国際共同製作ワークショップ
・モデル契約及び工程管理
・現地税制、商慣行調査
・マッチングファンドの組成支援
フ
ェ
ー
ズ
3
事
業
環
境
の
整
備
フ コ
ン
ェ 浸テ
ー
透
ズ ン
1 ツ
の
啓蒙活動
・知的財産に関するセミナー
実施
・諸外国の法制度・規制調査
第二ステップ
国際展開での個別課題対策
・エンフォースメント強化
・侵害発生国へミッション派遣
・インターネット上の侵害対策
モ
フデビ
ェ ルジ
ーの
ズ構ネ
2 築ス
嗜好調査・マーケティング
中小企業の国際展開支援
・海外見本市への出展支援
・海外市場に関する情報提供
フ 事
ェ 整業
ー 環
ズ備境
3 の
国際的事業環境の整備
・共通ガイドライン等策定
・二国間協力協定の締結
・国際的投資環境の整備
・EPAによる規制緩和要請
アジア
コンテンツ
共同体
海外進出支援
啓蒙活動
CLMV インド
諸国
インド
ネシア
マレー
シア
タイ シンガ
ポール
流通・販売網の整備
第二ステップ
現地に対応した国際事業
展開
国際展開での個別課題対策
中国
台湾 韓国 香港 第三ステップ
第三ステップ
中小企業からの情報発信支援
・ユーザ向けコンテンツサイト
による発信
・現地流通チャネルへの仲介
制度のつながり
第一ステップ
コ
ン
テ
ン
ツ
の
浸
透
中小企業からの情報発信
支援
中小企業の国際展開支援
国際的事業環境の整備
アジア
コンテンツ
共同体
(出典)「アジア・コンテンツ・イニシアティブ」 (経済産業省、08年7月23日)より抜粋
9
経済産業省
(参考)「アジア・コンテンツ・ビジネスサミット」準備会合
•
•
Mi nistry of Eco nomy,
ME TIT ra de and Indust ry
来年度以降のサミット開催に先立ち、本年10月に、キックオフ会合を開催。
日本、中国、韓国、シンガポール、タイ、香港の6つの国・地域が参加。来年のサミット開催とそれ
に先立ち準備会合を開催する方向を確認。
《アジア・コンテンツ・ビジネスサミット キックオフ会合開催概要》
日時:平成20年10月19日
場所:東京国際交流館
出席者:
日本 近藤賢二 商務情報政策局長
依田巽 経団連エンターテインメントコンテンツ部会長
大谷信義 日本映画製作者連盟会長
中国 趙実 国家広播電影電視総局 副局長
韓国 金哲民 文化体育観光部 戦略コンテンツ産業課長
香港 Wilfred Wong 香港映画発展局 理事
シンガポール Cheah Sin Liang Media Development Authority課長補佐
タイ Sirisak Koshpasharin Imagimax COO
他
10
経済産業省
(4)国際共同製作の推進
Mi nistry of Eco nomy,
ME TIT ra de and Indust ry
•
新たな流通モデルの開拓には、その原動力となるような作品が必要。国際共同製作の推進は、国境を越
えた流通ビジネスモデル作りに丌可欠な手段の一つ。
•
海外の映画祭や東京国際映画祭におけるワークショップの開催、プロデューサーの派遣・交流、作品レ
ベルでの交流等を行う国際共同製作支援事業(通称「J-Pitch事業」)を実施。
•
これまでも、「J-Pitch」事業を通じ、2年間で17件の共同製作案件を成立。そのうち「トウキョウソ
ナタ」(香港・オランダとの合作)については、カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門審査委員長を受
賞。
『トウキョウソナタ』
・2007年11月より撮影開始(香港、オランダとの合作)。
・2008年6月に開催された第61回カンヌ国際映画祭にて「ある視点」部門審査委員賞を受賞。
・2008年9月27日より、国内公開。
【あらすじ】
線路沿いの小さな家で暮らす四人家族の物語。日々のコミュニケーション不足が引き起こした家族模様
を描き出している。
【平成19年度 国際共同製作支援事業でのプロデューサー派遣実績(約40名)】
年
月
映画祭名
企画マーケット
2007年
5月
カンヌ国際映画祭
Producer Network
6月
上海国際映画祭
China Film Pitch and Catch
5名
7月
パリ映画祭
Paris Projects
7名
10月 釜山映画祭
PPP(Pusan Promotion Plan)
5名
1月
ロッテルダム国際映画祭
Cinemart, Rotterdam Lab
3名
2月
ベルリン国際映画祭
Co-Production Market
2名
3月
香港国際映画祭
HAF(Hong Kong-Asia Film Financing Forum)
7名
2008年
派遣プロデューサー数
10名
11
経済産業省
(5)地域発コンテンツの発信強化
Mi nistry of Eco nomy,
ME TIT ra de and Indust ry
•
コンテンツの持つ影響力は、コンテンツ産業のみならず、他産業への波及効果も大きい。
•
ミシュランに紹介された道後温泉(愛媛県)では、海外旅行客が急増。また、徳島県で撮影された映画
「眉山」(監督:犬童一心、主演:松嶋菜々子)の経済効果を試算したところ、旅行客の増加や関連グ
ッズの販売増等、合計31.7億円の経済効果が確認された(四国経済産業局委託調査)。
•
「安心実現のための緊急総合対策」の中でも、資源国富裕層等への販路拡大のため、地域に存在する豊
かな自然、伝産品等の地域資源の映像コンテンツ制作を支援する事業を準備。地域資源を発掘し、情報
発信ツールを制作する者のコンソーシアム等を対象に、全国からの提案を公募予定。
「平成20年度地域資源活用型新規産業創造事業」(11月27日公募開始)
JAPANブランド
JAPANブランド育成支援事業で採択 された 輪島塗「輪 島創造 プロジェクト」
農商工連携
産業遺産
近代化遺産群33に選ばれた 「三菱美唄炭鉱
竪坑櫓」(北海道美唄市)
伝統工芸品
農商工の取組により、福岡県岡垣 町で地元 農家
が作った減農薬栽培農産物 をレス トランや ウェディ
ング事業で提供。
伝産法で伝統的工芸品として指定され た金沢 の「九谷焼」
日本の魅力の発信用素材の作成
<補正予算(2.2億円(1/2補助)>
資源国等の富裕層に対して、地域に存在するJAPANブランド、伝産品、産業遺産等の地域
資源をもとに富裕層に訴求できる体験プログラムや映像コンテンツ等の発信用素材を作成。こ
の素材を活用し海外の富裕層に「和」を発信し、富裕層による商品購入やプログラム体験等を
通じた地域への対内直接投資につながる消費の獲得につなげる。また、制作したコンテンツを
フリーユースにすることで、本事業に限らず、地方自治体及び民間企業等がPR広告等に活用で
きるようにすることで、継続的な地域活性化への足がけへとつなげる。
12
経済産業省
(6)海賊版対策
•
•
Mi nistry of Eco nomy,
ME TIT ra de and Indust ry
世界各国において氾濫している我が国コンテンツの海賊版対策の徹底化を図るため、1)エンフォース
メント支援体制の拡充・深化、2)アウェアネスの獲得・向上、3)正規版流通環境整備を中心とした
実践的な支援事業を継続的に実施する。
今後、業界ニーズを踏まえ、実効的な支援事業を継続的に実施。
Ⅰ.エンフォースメント支援体制強化
・海賊版対策拠点整備
現地の基礎的情報の収集や発信、被害相談対応等
・エンフォースメント支援
海賊版事業者の摘発から刑事訴追に至る権利執行を展開
Ⅱ.アウェアネス獲得・向上
・相互理解・協力関係強化を図りつつ、各国取締当局に対しエンフォー
スメント強化の重要性に対する認識向上
《官民合同の取締》
~アジアで海賊版455万枚押収~
コンテンツ海外流通促進機構(CODA)では、C
Jマーク(コンテンツ海外流通マーク)の活用によ
りアジアにおける海賊版対策を実施。
(日本コンテンツ共通のマークを策定し、海外でその商標を
登録することにより海賊版の簡易・迅速な摘発を可能とす
るもの)
2005年1月から2008年3月までの間、香港税関
や中国・台湾の取締執行機関により、合計5,439
件の取締を行い、合計455万枚の日本コンテンツ
の海賊版DVD等を押収し、1,815名を逮捕。
Ⅲ.正規版流通環境整備
・中国等アジア地域における参入障壁・取引実態把握
・既存流通形態の改善及び新規流通形態の開発支援
13
経済産業省
(参考)模倣品・海賊版問題の解決に向けた取組
Mi nistry of Eco nomy,
ME TIT ra de and Indust ry
海 外
 模倣品・海賊版拡散防止条約(仮称)の提唱
G8グレンイーグルズ・サミットで当時の小泉総理より提唱。2007年10月23日、日米欧で同構想について集中的な協
議を開始することを発表後、先進国及び知的財産権保護に高い志を有する途上国とともに非公式に会合を重ね、2008
年6月から条文ベースの本格的な交渉を開始。
 二国間会合等を通じて対策の強化を要請
経済産業省と中国情報産業部との定期協議において、オンライン上知財問題に関する取締り協力推進を提案。
 官民合同ミッションの中国派遣
中国に対し知財に関する法制度・運用面の改善等、模倣品・海賊版対策の強化を要請するとともに、中国特許庁審査
官に対する技術説明会の開催など、知財制度の運用に対する協力を提案。2008年は、インドにもミッションを派
遣予定。
 JETRO等を通じた模倣品・海賊版対策
・海外での模倣品・海賊版被害に関する相談事業
・現地法律事務所、調査会社等の紹介
・現地の法制度や侵害事例・判例等に関する情報提供
等
 侵害発生国の執行機関への人材育成協力
模倣品・海賊版被害が生じている国・地域における権利行使能力向上を図るため、現地の税関、警察等の関係機関の
人材育成を支援。これまで、アジアを中心に16ヶ国、231名の取締機関職員を我が国に招聘して研修を実施。
 消費者に対する普及啓発
知的財産権の重要性や模倣品・海賊版の購入が犯罪に荷担するおそれがあることを消費者に周知すべく、
「模倣品・海賊版撲滅キャンペーン」を実施。
国 内
 「政府模倣品・海賊版対策総合窓口」の設置
平成16年8月に、政府における模倣品・海賊版被害に関する相談のワンストップサービスとして「総合窓口」
を経済産業省内に設置。
14
経済産業省
(参考)コンテンツ海外流通促進機構(CODA)による官民合同訪中ミッション
Mi nistry of Eco nomy,
ME TIT ra de and Indust ry
1.日程
2008年6月1~6日(北京、上海)
2.概要
中国における「インターネット上の著作権侵害」問題改善のため、国家版権局に改善の依頼書を 提
出し対話する他、中国のコンテンツホルダーとのネットワーク構築を行うため、訪中ミッションを派遣。
信頼性確認団体及びネット上における違法コンテンツ削除要請の簡素化について、具体的に議論。
3.参加者
高嶋裕彦団長(ソニー・ミュージックエンタテインメント、CODA法制度委員会
委員長)ほか、日本のコンテンツ企業、団体、経済産業省、
文化庁などから 計22名
4.訪問先
国家版権局、中国インターネット協会、海賊版撲滅委員会、
中国コンテンツホルダー等10箇所
15
Fly UP