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Bluetooth SIGは、新しい認証プログラム

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Bluetooth SIGは、新しい認証プログラム
TÜV Rheinland Japan News
japan
2006年 第 2号
1.
<製 品 安 全>
Bluetooth認証-最新情報-
Bluetooth SIGは 、 新 し い 認 証 プ ロ グ ラ ム
(PRD2.0)の施行を2006年初頭より実施と発表し
ました。この新ルール施行の目的として、BT
SIGは、機器間の相互接続性の更なる確立、認証
費用削減、認証の簡易化、認証プログラムの統
一性を掲げています。
2.
<製 品 安 全>
特集① 通信機器 ボランタリー無線規格
◆Bluetooth ◆ZigBee ◆Wi-Fi
3.
<製 品 安 全>
テュフ ラインランドの新しい国際認証サービス
「部品のCB認証」
ハンガリーの認証機関MEEI Ltd.がテュフ ラインラ
ンド グループのメンバーに
テュフ ラインランド グループは、長い歴史を持
つハンガリーの試験・認証機関であるMEEI Ltd.
を昨年12月傘下に収めました。これにより、
テュフ ラインランド グループの試験能力はさ
らに充実し、サービスも拡張されます。
4.
<環 境>
欧州議会・理事会が玩具および子供用品に
含有されるフタル酸に関する理事会指令76/769/
EECの変更を決定
欧州議会・理事会は2005年12月14日発行の指
令2005/84/ECにより、欧州理事会指令76/769/
EECの22回目に当たる変更を決定しました。
5.
<製 品 安 全>
テュフ ラインランドのサウジアラビア認証サー
ビス
テュフ ラインランド グループは、サウジアラ
ビアの適合性評価スキームにそって認証業務を
行っています。
6.
<製 品 安 全>
特集② ブランド保護サービス コピー商品に
よる損害は世界中で増えています
テュフ ラインランド ジャパンは、幅広いブラ
ンド保護サービスで、直接的、また間接的に製
品・商品のブランド侵害を防ぐサービスを提供
しています。
7.
<セミナー/トレーニング>
セミナー開催のご案内
IEC/EN 62061、IEC/EN 61508の要求事項および
適合までのプロセスについて
機能安全の評価規格による要求事項を中心に、
電気・電子プログラマブル装置により「機能安
全(ファンクショナルセーフティー)」を実現
するためのプロセスについて、“機能安全とは
何か”から分かりやすく解説いたします。
8.
<ドイツ年>
「日本におけるドイツ年2005/2006」テュフ
ラインランドの取り組み
2005年4月よりスタートした「日本におけるドイツ
年 2005/2006」も残りわずかとなりました。
9. セミナーのお知らせ/ISO取得企業
Bluetooth認証 -最新情報-
Bluetooth SIG(以下BT SIGと略)は、新しい認証プロ
して、PTS(Profile Tuning Suite)の使用が義務付
グラム(PRD2.0)の施行を2006年初頭より実施と発表
けられています。このPTS使用についての有効性
しました。(2006年2月現在、施行が遅れている模様で
は、TCRL(Test Case Reference List)の試験プラッ
す。)この新ルール施行の目的として、BT SIGは、機
トフォームの記述内で定義されています。
器間の相互接続性の更なる確立、認証費用削減、認証
6) テストプラン自動生成
の簡易化、認証プログラムの統一性を掲げています。
以下、従来の認証プログラムからの主な変更点につい
従来、申請製品の必要試験項目は、PICSおよび
て、簡単に解説します。
Profile ICSで機能宣言された項目について、対象
となるレイヤーのテストマッピングテーブルに
旧プログラムからPRD2.0への主な変更点
より手作業でBQBが作成していました。今回の
PRD2.0適用により、申請者には、BT SIGがオン
1) QLI (Qualification Listing Interface)の採用
ライン上で用意したTest Plan Generater(TPG)の使
BT SIGメンバーの申請者が、BT SIGデータベー
用が義務づけられます。TPGは、PICS項目をオン
スにオンライン登録することにより、認証申請が
ラインで入力することにより、試験項目が自動生
可能となります。
成されるツールです。
2) QD IDの採用
以上は、今回の認証ルール変更の主なトピックです
BT SIGメンバーは、申請製品の認証手続き実施に
が、詳細について他にもかなりの重要変更事項があり
際し、まずは識別IDをBT SIGより取得し、対象製
ます。今後、Bluetooth製品・部品の申請を予定されてい
品に同IDを付与する義務を負います。
る場合、まずはBT SIGのサイトより新PRD2.0をダウン
ロードし、内容確認することをお勧めします。
3) BQB制度の廃止
従来、BT SIGメンバーは、製品の認証について
テュフ ラインランドでは、新ルール施行後、BQBサー
BQB(Bluetooth Qualified Body)へ一任する必要が
ビスからBQEサービスと名称を変え、製品評価・リス
ありましたが、BT SIGのオンライン申請登録の
ティング登録の代行など、さらに充実したBluetooth認
実現により、申請者自ら認証・宣言(リスティン
証のサービスを提供していきます。また、BQTFとして
グ)することが可能となります。しかし、複雑化
Bluetooth試験サービスも従来どおり実施していきます。
している認証手続きのサポート的役割として、これ
まで活動してきたBQBは、BQE(Bluetooth Qualified
詳しくは最寄のテュフ ラインランド 営業部 製品安全
Expert)と名称を変え、製品評価・リスティング登
認証担当、または、テクノロジーセンター テレコム課
録を申請者に代わって実施できます。
までお問い合わせください。
4) 市場監査制度の採用
BQB制度の廃止に伴い、BT SIGは、認証登録され
た製品が認証上必要な要件を満たしたものである
かを確認するため、市場監査を行います。主な監
査項目は、認証製品のコンプライアンスフォルダ
(認証書類一式)および申請製品について適切な試
験が実施されたか等が対象とされます。しかし、
申請者がBQEを利用した場合は、SIGからの監査が
免除されます。
5) 相互接続性試験機(PTS)の採用
テレコムラボ
製品間の相互接続性を確実にするため、申請製品
の搭載プロファイルの相互接続性試験の対抗機と
2
特集①
通信機器
ボランタリー無線規格
◆ ZigBee ◆
通信機器にはご存知のように有線のものと無線のもの
があります。有線機器は、公衆回線につながるため法
規制による規格が主となりますが、無線機器は、法規
ZigBeeとは、低コスト、省電力で多様なネットワーク
制による公的規格(FCC、R&TTE)と自主的なボラン
構成を実現できる近距離無線規格です。住宅用・商業
タリー規格があります。ここでは、ボランタリー規格
用のセキュリティ制御装置や照明の管理装置、リモコ
であるBluetooth、ZigBeeおよびWi-Fiについてご紹介
ンなどの家電製品、PC周辺機器、おもちゃなどの娯
いたします。
楽機器、人間の手の届きにくい場所に設置される測定
◆ Bluetooth ◆
器など交換が難しい装置、ZigBeeの特徴を生かせる多
種多様な分野での活用が期待されています。
Bluetoothとは、パソコンやPDA、携帯電話などの機器
同士に相互接続性を持たせ、ワイヤレス通信を行う規
テュフ ラインランド ジャパンは、ZigBee認証試験を
格のことです。小型で低消費電力、低コスト、従来の
行えるラボとしてZigBeeアライアンスよりすでに認定
赤外線通信に比べ、機器同士を近づけたり正対させた
を受けています。
りする必要がなく、障害物にも阻害されにくいという
特徴があります。さらに種類の異なる機器を同時接続
ZigBeeに関する認証試験は、大きく2つに分かれます。
できる画期的な新技術であり、ケーブルを使用するこ
ひとつは、スタック・プロファイルが仕様に準拠して
となく、簡単に機器間通信やインターネットへの接続
いるかどうかを確認するための適合プラットホーム試
が可能になります。しかも文章なら秒速1Mbitの高速通
験、もうひとつは、ロゴ認証試験です。
信で3つまでの音声チャンネルを同時に送信可能です。
現在、ZigBeeプロファイルの中では、まずHA(ホーム
Bluetooth推 進 グ ル ー プ で あ る SIG( The Bluetooth
オートメーション)プロファイルの策定が進められて
Special Interest Group)は、この技術の開発と市場普
います。プロファイル仕様と試験仕様がまとめの最終
及を手がけています。
段階に入っており、2006年春を目処に正式なロゴ認証
製品が登場すると予想されています。
テレビや電話、電子レンジや冷蔵庫など、家電製品が
Bluetooth対応となれば、1台の端末でさまざまな製品の
テュフ ラインランド ジャパンでは、相互接続性試
制御が可能となり、家電ネットワークが構築できます。
験を含む適合プラットフォーム認証試験に加えて、
さらに、自動販売機などに使用すれば、課金情報を携
MAC試験にも既に対応可能であり、今後、ロゴ認証
帯電話で送受信し、決済が可能になります。このよう
制度・プロファイル仕様が確立し、更には試験仕様が
に新しいBluetooth対応製品が生まれるたびに、新しい市
固まり次第、製品のZigBeeロゴ認証試験にも対応して
場を広げていくことになります。またBluetooth技術は、
いく予定です。
世界中の周波数帯域に対応しています。国境を越えて
通信互換性を持つことが可能であり、グローバルな市
参考Webサイト
場展開への大きな可能性を秘めています。
ZigBeeアライアンス公式Webサイト
http://www.zigbee.org/
参考Webサイト
Bluetooth公式Webサイト http://bluetooth.com
Bluetooth公式メンバーWebサイト http://bluetooth.org
Bluetooth認定Webサイト http://qualweb.bluetooth.org
3
◆ Wi-Fi ◆
8社が、その試験業務を行なっています。テュフ ライ
ンランド グループでは、横浜のほか、プレザントンラ
近年、パソコンによるインターネットの利用や、組織
ボ(アメリカ)もWi-Fi試験ラボとして認定されており、
内でのネットワークの活用が多くなるにつれ、そのア
世界各国のメーカーからの要望に応じて、試験業務を
クセス手段としての無線LANが急速に広まっていま
行なっています。
す。より利便性を高めるために無線LAN機器に関連
する世界の企業200社以上がそのメンバーとなり、Wi-
主な試験内容は、セキュリティ強化(WPA/WPA 2)、デ
Fiアライアンスを運営しています。その目的は、無線
ータ速度(スループット)および相互接続性(製造元が
LANの技術的仕様であるIEEE 802.11を基にして、相
異なる機器との接続を確認するもの)で、Wi-Fiアライ
互接続性を確保するための仕様や試験方法を規定する
アンスより発行されるIEEE 802.11a/b/gに基づくテスト
ことで、さらにセキュリティ強化のための規格や、近
プランにそって実施されます。
年期待が高まっているマルチメディア対応の規格、携
帯電話との融合のための規格などに即した試験方法の
約1年間、WPA 2は、拡張されたEAPに対するサポー
開発も行なっています。この規格による試験に合格
トと同じく任意のものでしたが、本年3月1日より、
した無線LAN機器は、Wi-Fiアライアンスからその合
IEEE 801.11a/b/g機器の基本テストプランの必須条件と
格証として“Wi-Fi Certified”のロゴを機器に表示す
なりました。
ることが認められます。これにより、消費者は無線
LAN機器の相互接続性が確認された機器であることが
Wi-Fiアライアンスは、この新しく統合されたテスト
容易にわかります。
プランを発行し、ほとんどの無線LAN機器対して義務
付けています。一方で、WEP暗号化システムは、任意
この試験は、Wi-Fiアライアンスより認可、登録され
となり、サポートは不要となりました。
た機関でのみ実施され、現在アジア、北米、欧州で計
CID
www.wi-fi.org
Fax
http://www.jpn.tuv.com
詳しくは最寄のテュフ ラインランド 営業部 製品安全認証担当、または、テクノロジーセンター テレコム課
までお問い合わせください。
4
テュフ ラインランドの新しい国際認証サービス「部品のCB認証」
ハンガリーの認証機関MEEI Ltd.が
テュフ ラインランド グループのメンバーに
テュフ ラインランド グ
国内認証機関(NCB)により発行されたCB証明書と
ループは、長い歴史を持つ
CBレポートを別の国のNCBに提出すると、その国で
ハンガリーの試験・認証機
販売するときに必要となる認証を容易に取得するこ
関であるMEEI Ltd.を昨年
とができます。CB証明書およびCBレポートの内容は
12月傘下に収めました。こ
NCB間で受け入れられ、これにより、本来各国の認
れにより、テュフ ラインラ
証の申請ごとに要求される試験を大幅に省略するこ
ンド グループの試験能力は
とができます。特に複数の国の認証を取得する場合
さらに充実し、サービスも
CBスキームを利用することで、申請に要する時間と
拡張されます。その一環と
費用を軽減できるといえます。
して、2006年1月からは産業
用部品のCB認証サービスも
テュフラインランドが提供するサービスとは?
提供しております。
1) 認証を取得する国が要求するナショナル・デビエ
ーション(国別要求事項)を含む試験を、CBスキ
CB認証の対象となる産業用部品は、サーキットブレー
ームに従い弊社ラボにて行います。
2) CB認証書の発行、およびTUVマークライセンスの
カー、スイッチ、ヒューズ、電気機械コンタクター、
発行を同時に行います。
モータースターター、半導体コンタクター、ランプ、
3) 認証をご希望する各国の認証取得業務を代行致し
ケーブル、変圧器などです。また、主な適用規格は
IEC 60947、IEC 60432、IEC 60920、IEC 60227、
ます。
4) 明確で競争力のある価格システムを提供します。
IEC 60245、IEC 61558です。
5) 円滑なコミュニケーションを提供します。
MEEI Ltd.を迎えた新しいテュフ ラインランド グル
- 手続きは日本オフィスが担当します。
ープは、各国の認証を取得する手段として、多くの国
- コミュニケーションは日本語で行います。
々で受け入れられているCBスキーム(CB認証システ
詳しくは最寄のテュフ ラインランド 営業部 産業機
ム)のご利用をお勧めいたします。
器・部品担当にお問い合わせ下さい。
製造業者にとって、CB認証を取得するメリットとは?
CBスキームは、世界43のCBスキーム参加国の市場に
おいて、より迅速で柔軟な認証を可能にする“パスポ
ート”としての役割を持っています。
5
欧州議会・理事会が玩具および子供用品に含有される
フタル酸に関する理事会指令76/769/EECの変更を決定
欧 州 議 会 ・ 理 事 会 は 2005年 12月 14日 発 行 の 指 令
・ リスク分析の結果、および/もしくは1967年6月
2005/84/ECにより、欧州理事会指令76/769/EECの
27日発行の欧州理事会指令67/548/EEC(危険物質
22回目に当たる変更を決定しました。指令の主な内容
の等級分け、包装、ラベリングに関する法律、規
は以下の通りです。
則および条令の調整を扱う)の枠組みにより、フ
タル酸ジエチルヘキシル(DEHP)、フタル酸ジプ
1. 子供用品の定義が明確にされました。今後、子供用
チル(DBP)、フタル酸ブチルベンジル(BBP)
品とは子供の睡眠、休養、衛生、摂食、授乳の補助
が生殖毒性をもつ物質であると確認されており、
の目的で作られたあらゆる製品を意味します。
生殖毒性のカテゴリー2の範疇であると判断されて
います。
2. 付属文書Iが変更されました。(次ページの表をご
参照下さい。)
・ フタル酸ジイソノニル(DINP)、フタル酸ジイソ
デシル(DIDP)、フタル酸ジn-オクチル(DNOP)
3. 委員会は2010年1月16日までに、本指令末尾の付
に関する科学的情報は不充分であり、また互いに
属書類にリストされている物質に関して、指令
矛盾する意見もありますが、いずれにせよ子供用
76/769/EECに規定されている対策を最新科学に基
に製造されている玩具や子供用品に使用された場
づいて再評価する必要があります。さらに、その
合の潜在的危険は排除できません。
結果により、対策は適宜変更されます。
・ 科学的査定でリスクが確実に立証できない場合で
4. 加盟国は2006年7月16日までに本指令の遵守のため
も、確実に子供の健康を保護するために、予防的
に必要な法規を採択、発表し、更に2007年1月16日
原則が適用されます。
までにその法規を適用する義務があります。
・ 子供の体内組織は常に成長しているため、生殖毒
さらに本指令(2005/84/EC)が採択された19の理
性をもつ物質に過剰に反応します。そのため、こ
由が挙げられています。(下記抜粋)
れらの物質を放出する原因となるもの、特に子供
の口に入れられるような製品に関しては、できる
・ 1999年以来、3歳以下の子供が口に入れる可能性の
限り接触させないことが大事です。
ある玩具や子供用品に、特定の6種類のフタル酸
類を使用することは、欧州連合レベルで一時的禁
参考URL http://europa.eu.int/comm/enterprise/chemicals/
止が義務付けられていました。それは、製品安全
legislation/markrestr/preparation_en.htm
全般に関する1992年6月29日発行の欧州指令92/59/
EECの枠組みの中で出された委員会決定1999/815/
ECに従うものです。この決定は定期的に更新され
ていました。
6
付属書類
指令76/769/EEC付属書類Iに以下の事項が追加されます。
[XX.]以下のフタル酸(もしくは物質をカバー
玩具および子供用品に使用される可塑剤の質量
する他のCAS-およびEINECS番号)は、
の0.1%を超える濃度の物質、構成物質として
bis(2-ethylhexyl)phthalate(DEHP)
使用してはならない。
フタル酸ジエチルヘキシル
CAS番号 117-81-7
上記の濃度リミットを越えたこれらのフタル酸
Einecs番号 204-211-0
類を含む玩具、子供用品の市場持ち込みはでき
ない。
dibutyl phthalate (DBP)
フタル酸ジブチル
CAS番号 84-74-2
Einecs番号 201-557-4
benzyl butyl phthalate (BBP)
フタル酸ブチルベンジル
CAS番号 85-68-7
Einecs番号 201-622-7
[XXa.]以下のフタル酸(もしくは物質をカバー
子供が口に入れる可能性のある玩具および子供
する他のCAS-およびEINECS番号)は、
用品に使用される可塑剤の質量の0.1%を超え
di-“isononyl” phthalate(DINP)
る濃度の物質、構成物質として使用してはなら
フタル酸ジイソノニル
ない。
CAS番号 28553-12-0・68515-48-0
Einecs番号 249-079-5・271-090-9
上記の濃度リミットを越えたこれらのフタル酸
類を含む子供が口に入れる可能性のある玩具、
di-“isodecyl” phthalate(DIDP)
子供用品の市場持ち込みはできない。
フタル酸ジイソデシル
CAS番号 26761-40-0・68515-49-1
Einecs番号 247-977-1・271-091-4
di-n-octyl phthalate(DNOP)
フタル酸ジn-オクチル
CAS番号 117-84-0
Einecs番号 204-214-7
詳しくは最寄のテュフ ラインランド 営業部にお問い合わせください。
7
テュフ ラインランドのサウジアラビア認証サービス
•
サウジアラビアの好景気は続いています。世界の原油
備蓄の1/4を保有し、人口が急速に増加している同国
の消費市場は急激に拡大しています。最近では、世界
貿易機関(WTO)参加への公式認可を取得しました。
これにより、国際貿易はさらに拡大・促進されます。
•
•
サウジアラビアの適合性評価スキームは、商務省
(MoCI)管轄のもと運営されています。テュフ ライン
ランド グループは、このスキームにそって認証業務を
行っています。このプログラムは、すべての消費者向
け製品を対象としており、主な目的は次の通りです。
• 国民の健康保護
• 消費者の安全
• 国家の安全
• 宗教・社会的モラルの保護
• 環境保護
• 不正予防
グローバルネットワークを活用して船積前検査を
実施
TUVdotCOMサービスの提供
世界中どこからでも書類が入手でき、輸入業者や販
売業者はよりスムーズな市場へのアクセスが可能
認証に関する最新情報の提供
サウジアラビア現地オフィスと共同で、次のサービス
も提供しています。
• サウジアラビア当局へのテレコミュニケーション
機器認証
• サウジアラビア衛生局への医療品の登録業務
• 圧力容器、ボイラー、安全器具の製造者登録業務
• 輸入管理 (適切なサプライヤーの検索、製品のモ
ニタリング、品質管理、検品など)
テュフ ラインランドのサウジアラビア認証サービス
をご利用いただくメリット
時間と費用を節約していただけます。テュフ ラインラ
ンドは、グローバルネットワークを活かし、シンプル
でスムーズな認証プロセスをご提供。商品を市場に出
すまでの時間が最短で抑えられるため、利益の増大に
つながります。このことで、競合他社の優位にたち、
グローバルな市場展開を企れます。
適合性評価スキームの要求に適合しない製品を輸出し
た場合、その製品は、サウジアラビア税関で持込みが
拒否されることになります。
これまで独占であった適合性評価スキームが昨年、
WTOの要求に併せて開放されました。その結果、テ
ュフ ラインランド グループのメンバーであるテュ
フ ラインランド アラビア(TURA)が、サウジアラビ
ア製品安全に関してトータルな認証試験サービスを提
供する最初の認証機関となりました。
テュフ ラインランド グループは、輸出入業者、製造
業者、船会社と連携して、製品が適合性評価スキーム
の対象か否か、また、その評価内容についてアドバイ
スいたします。サウジアラビアでの通関手続きを迅速
に行い、個々の船積みを正確に行うために必要な適合
証明書(CoC)を発行するというプロセスは、MoCIに
よって受け入れられています。
認証までのステップ
1. 申請書の提出
2. 書類チェック
3. 製品資料チェック
4. 特別要求事項に対するテスト(必要に応じて)
5. サウジアラビア認証向け書類作成
6. 船積み検査
7. 適合証明書の発行
テュフ ラインランド発行の適合証明書
詳しくは最寄のテュフ ラインランド 営業部 製品安
全認証担当、または、製品安全部 国際認証課にお問
い合わせ下さい。
テュフ ラインランドのサービス
• 現地の要求事項を満たすための情報提供
• サウジアラビアの輸入業者や税関との連絡
8
特集②
ブランド保護サービス
コピー商品による損害は世界中で増えています
◆ 偽造製品その現実 ◆
偽造品問題に取り組み、製造業に携わるお客様のお手
伝いをしてまいりました。そして、世界中に蔓延する
世界経済のグローバル化が進むにつれ、メーカーも消
偽造品や海賊行為に対抗するため、ライフサイクルマ
費者も新たな問題に直面しています。過去10年間、偽
ネジメントの一環としてブランド保護サービスを開発
造品・模倣品が著しく増加し、複雑化してきました。
しました。
以前は衣料品の偽ブランド、そして現在は複雑な電子
機器にまで広がってきています。
インターネットを使い、ウェブサイトで情報管理
テュフ ラインランドが開発したオンライン・ブラン
偽造品は、企業に大きな損害を与え、ブランドイメー
ド保護サービスでは、サプライチェーンに係る部門、
ジを傷つけます。また、問題が法的紛争に発展し、
税関、および消費者が、製品・商品の正規性を検証
何年も係争が続く場合もあります。その実例は、枚
し、偽造品・模倣品を排除することができます。検証
挙にいとまがありません。偽造品は、世界中の取引
コードは、解読不能にランダム化された安全性の高い
の約6%を占めており、企業の減収と損害額は、年間
英数字の暗号で、権限を与えられた関係者のみが確認
3,750億米ドル
できます。またこのコードはホログラム、ICカード、
*1
(1ドル=108円換算で約40兆5,000億
RFIDタグなどと組み合わせて使用できます。
円)に及んでいます。例えば、全世界でソフトウェ
ア違法コピーによる収益損失額は、年間約130億ド
ル*2 (1ドル=108円換算で約1兆4,040億円)に上ると推
各製品に付された検証コードは独特で、ユーザーはこ
定されています。
のコードを、セキュリティが確保されたテュフ ライ
ンランドのプラットフォームに入力するだけで、製品
◆テュフ ラインランドのブランド保護サービス◆
が本物であるかどうかを確認できます。完全に自動化
された検証プロセスであるため、安全なデータ管理が
製品安全の試験・認証における国際的リーダーである
可能です。また、全データがリアルタイムに保存・処
テュフ ラインランド グループは、1990年代後半より
理されます。
9
ブランド保護の基本機能
テュフ ラインランドは、製品管理、リスク管理など
トラック・アンド・トレース(追跡検証と履歴管理)
のソリューションを提供するとともに、情報セキュリ
信頼性が高く安全なトレーサビリティ管理システム
ティ体制や需給管理システムなどについても幅広くサ
を利用し、サプライチェーンが効率的に運用できま
ポートしてくことになります。
す。最新テクノロジーにより製品の開発段階から生
産工程、それ以降の追跡も可能です。
テュフ ラインランドはブランド保護サービスを通し
て偽造品に対する包括的で効果的な対策をご提供しま
リスクアセスメントおよびブランド保護監査
す。また、TUVdotCOMサービスとあわせてご利用い
潜在的な問題を明らかにすることで、問題のある生産
ただくことで、EU指令2004/48/EC(知的財産権の行
設備、流通機構、および情報漏洩などの危険につい
使)の要求事項に適合することができます。
て、自社にて対策ができ、高価な代償を支払うような
3月には特別講師を招いてブランド保護に関するセミ
リスクを回避できます。
ナーを開催する予定です。詳細はホームページに掲
調査サービス
載してまいります。http://www.jpn.tuv.com/jp/images/
経験豊富な専門家チームが偽造品の流通拠点や製造施
divisionimage/Brand_Protection.pdf
設を調査します。詳細な情報や証拠を入手した場合、
*1データ提供:国際商工会議所(CIB)
偽造品を追跡し、法的措置を取ることも可能です。
*2データ提供:ビジネスソフトウェア アライアンス(BSA)とソ
フトウェアパブリッシャーズ アソシエーション(SPA)共同調査
レポート
インターネットモニタリングサービス
詐欺、虚偽広告などについて、オンラインでブランド
不正使用に対する検査を行い、信頼できる方法でお客
詳しくは最寄のテュフ ラインランド 営業部 ライフサ
様のネット上での安全を確保します。
イクルマネジメント担当、または、brandprotection@jpn.
tuv.comまでお問い合わせください。
セミナー開催のご案内
IEC/EN 62061、IEC/EN 61508の要求事項および適合までの
プロセスについて
「機能安全」という考え方にもとづき、安全を確保
詳細と申込用紙はウェブサイトにございます。http://
するためのシステムが数多く開発されるようになっ
www.jpn.tuv.com/jp/images/divisionimage/Functional_
ています。一方、機能安全の評価の規格である、
Safety.pdf 必要事項をご記入いただき、メールまたは
IEC 61508、IEC 62061は整備がすすめられてきまし
ファクスでお送りください。受講票をお送りします。
た。今回、この規格による要求事項を中心に、電気・
定員となり次第、締め切らせていただきます。
電子プログラマブル装置により 「機能安全(ファン
クショナルセーフティー)」を実現するためのプロセ
「機能安全」という概念は今後、製品の安全性確立の
スについて、“機能安全とは何か”から分かりやすく
ためにますます重要になっていくと考えられます。こ
解説いたします。
の機会にふるってご参加ください。
日時・会場: 横浜 3月28日(火)
詳しくはテュフ ラインランド 営業部 セミナー担
テュフ ラインランド ジャパン(株)
当、または、[email protected] までお問合せくだ
新横浜本社
さい。
大阪 3月30日(木)
テュフ ラインランド ジャパン(株)
西日本地域担当オフィス
10
「日本におけるドイツ年2005/2006」
テュフ ラインランドの取り組み
2005年4月よりスタートした「日本におけるドイツ年 2005/2006」も
残りわずかとなりました。
◇2006年1月27日~3月16日
テュフ ラインランド フォーラム第5回展示
テュフ ラインランド フォーラムでは、ゲルト・クナ
ッパー展 (2005年5月11日~6月30日)、カトリン・パウ
ル写真展 (2005年7月22日~9月15日)、グリム童話原画
展 (2005年9月26日~11月11日)、エルヴィン・アイッシ
ュ展 (2005年11月21日~2006年1月19日)と様々なドイツ
人作家の作品を紹介してまいりました。そして現在、第
5回展示、ダンス写真展 「時を駆けるダンサー達」が開
催されています。
展示の開催時間、場所は次のとおりです。ご質問等ござ
いましたら、テュフ ラインランド フォーラムまでお問
い合わせください。
この写真展では、日本舞台写真家協会会員、アーノルド・
グロッシェル の作品約35点を展示しています。
ドイツ年の詳しい情報は、テュフラインランドのホーム
ページにてご覧いただけます。
http://www.jpn.tuv.com/jp/fairs_events/news_050228.php
会期 : 2006年1月27日(金)~ 3月16日(木)
時間 : 平日 9:00~18:00 土・日・祝日は休み
場所 : テュフ ラインランド フォーラム
〒222-0033 横浜市港北区新横浜 3-19-5
新横浜第二センタービル1F
Tel : 045-470-1850 Fax : 045-473-5221
「私は、“月刊ダンスマガジン”の仕事を続けて10年以
上になります。そのおかげで、世界のトップダンサーを
日本で撮影する機会に恵まれました。ダンサー達は、ま
るで時を駆けぬけるかのように、次々と新しい表現へと
立ち向かっています。私は、その最高の瞬間を数多く
見てきました。ここにその一部を紹介したいと思いま
す。」-アーノルド・グロッシェル-
1月27日(金)オープニングパーティーが開催されまし
た。グロッシェル氏(新潟県弥彦村在住)のもとに、多く
の舞台写真家、アーティストの方々がお祝いにかけつけ
ました。
出展する作家、およびテュフ ラインランド フォーラムの
情報については、ウェブサイトでご紹介しております。
http://www.jpn.tuv.com/jp/fairs_events/gallery.php
Jiri Kylian - petite mort - Manuel Legris und Aurelie Dupont
(c) Arnold Groeschel
テュフ ラインランド ジャパン セミナーのお知らせ
テュフ ラインランド ジャパンの最新セミナーは次のURLでご覧頂けます。お申込みはウェブサイトから。
http://www.jpn.tuv.com/jp/training_education/index.php
ISO認証取得企業
テュフ ラインランドで認証を取得された企業は、TUVdotCOMホームページにて認証情報をご覧頂けます。
http://www.TUVdotCOM.com
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お問合せはこちらに…営業担当ご紹介
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担当者が不明の場合あるいはニュース送付自体に関するお問合せは、新横浜本社 澤までお寄せください。皆様
のご意見、ご要望をお知らせいただければ幸いです。
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045-470-1850
テクノロジーセンター
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マネジメント
マネジメント
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テュフ ラインランドでは、ニュースに関する皆様のご意見・ご希望をお待ちしております。
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編集責任者 澤 操、新横浜本社
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