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4.2MB - あおもり産品情報サイト|青森のうまいものたち

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4.2MB - あおもり産品情報サイト|青森のうまいものたち
AOMORI
Marketing Report
お知らせ
あおもり産品情報サイト
「青森のうまいものたち」は、平成1
発行 2007.
3.
28
7年10月の開設以来、訪問者66万人を突破し、昨年7月には
外出先からも簡単にアクセスできる「モバイル版サイト」もオ
ープン、ますます便利に充実。
<主なコンテンツ>
◇旬の農林水産品の生産風景や生産者のこだわりを動画で伝
える人気のコーナー「あおもり産品チャンネル」
◇青森の旬が一目瞭然「あおもりの旬」と「旬カレンダー」
◇「あおもりの特産品図鑑」と生産現場からの「産地レポート」
◇もっとおいしく「料理レシピ」
「郷土料理レシピ」
◇産品区分や地域で簡単に検索できる「県産品データベース」
◇県内で新鮮な県産品が買える「直売所情報」 など
多様化する消費者ニーズや流通構造の変化など市場環境の急激な変化
が進む中、県産品の開発・改良、首都圏等での販路開拓のためにはマーケテ
モバイル用
QRコード
http://www.umai-aomori.jp/
ィングを意識した事業活動がますます重要となってきています。
このレポートでは、マーケティングの必要性や商品開発事例を紹介する
とともに、事業者の皆様の事業活動を支援する機関やその支援内容、平成
県産品PR用「キャッチフレーズ」、
「シンボルマー
19年度における県の支援施策等を紹介しています。どうぞ積極的にご活
ク」、
「イメージキャラクター」を自社商品のPRや販
キャッチフレーズ
売活動にご活用ください。
用下さい。
〈使用条件〉事前の届け出が必要です (使用条件や届
出様式は「青森のうまいものたち」をご覧
下さい)
〈使 用 例〉自社の商品への印刷やシール貼付、催事ポ
スター・PR広告・のぼりなどのPRグッ
ズへの活用等
シンボルマーク
イメージキャラクター
“決め手くん”
K IH A C H I旬レシピ 青森の四季を料理する
カリスマシェフ熊谷喜八氏が、春・夏・秋・冬のそれ
ぞれの季節に青森の産地を訪問し、生産者とのふれあ
いの中で感じた想いを受け、旬の食材を使ってキハチ
流の家庭でもできる81品のレシピを紹介。
レシピ本は、各季節20前後のレシピ、旬の食材の
説明、そして個性豊かな生産者や産地の取材と続き、
巻末には、熊谷氏が取材した食材のお取り寄せ情報も
掲載されています。青森の旬の食材と熊谷喜八氏のコ
ラボレーションによるおしゃれで美味しいレシピです。
○企画:青森県とKI
HACHI
&「青森の旬」実行委員会
○価格:1,
575円(税込み)
CONTENTS
●青森県産品に対するマーケティングの必要性について ………1
∼県産品を売れる商品とするための条件∼
(中小企業診断士 新倉勇氏) ●売れる商品販売戦略モデル事業成果発表会から ………………3
∼商品開発事例の紹介・アドバイス∼
●商品育成と県外販路の開拓を進める体制づくり ………………5
(県産品コーディネイト機能の強化)
○支援機関及び支援施策 …………………………………………6
○全国の主な書店で発売中
(
財)
21あおもり産業総合支援センター・
青森県ふるさと食品研究センター・
発行・お問合せ先
青森県農林水産部総合販売戦略課
〒0308570 青森市長島1丁目11
TEL.017-734-9571 FAX.017-734-8158
あおもりデザイン協会・(
社)
青森県物産協会
○平成19年度における県(総合販売戦略課)の支援施策
……10
●お知らせ …………………………………………………………11
○あおもり産品情報サイト“青森のうまいものたち”
○県産品PR用キャッチフレーズ・シンボルマーク・
イメージキャラクター
※この冊子は1,
200部作成し、作成経費は1部あたり215円です。
○K IH A C H I旬レシピ 青森の四季を料理する
AOMORI Marketing Report
青森県産品に対するマーケティングの必要性について
○流通ルートを検討する 最終消費者に買っていただく商品を小売店まで運ぶルートには、問屋、直販、ネットなどいろいろあり、コストを含
めてその流通ルートを検討することも重要です。
このように、「ターゲットや市場を決めて、ターゲットとするお客様に合う商品はどういう商品か。」「それは競合と比べてどういう優位
性があり、差別化できるのか。」「開発した商品はどういう販売先を通してお客様に訴えていくのか。」というストーリーづくりが、商品を作
∼県産品を売れる商品とするための条件∼
中小企業診断士 新倉
る上でできなければ「売れる商品」にはならないのです。
これは基本であり、それが出来ていないと、売れなかったとき、単純に 「自分はいい商品をつくった、買わないのはお客様が悪い」こうい
勇 氏
う論理になってしまいます。「良い商品」とは、あくまでもお客様のニーズにあった、お客様に喜ばれて受け入れられる商品です。それには
市場を知る・お客様を知る、これが大事なのです。
商品評価会の委員長を2年間やらせていただき、その中で気付いたことは、青
森県には良い商品は結構多いということです。
ところが、一番大事なマーケティングといわれる「お客様の視点」でつくられ
3
ていない点と、商品を扱う「販売先の視点」でつくられていないという点が非常
に大きな問題だと思いますので、今日は、お客様の視点と販売先の視点で話をさ
せていただきます。
ここでは、
小売店のMDと皆さん方の売れる商品づくりが、
どう関わり合いがあるかというところを整理しながらお話をしたいと思います。
まず、お客様が変わったということを認識すべきです。今は完全に売手市場か
MDとは、簡単に言えば『商品 (又はサービス)をどの場所に置いて、どの時期に、どのくらいの数量をいくらの価格で売るか』、これらを検
ら買手市場に変わっています。似通った商品はもういっぱいあり、買う店もいろ
討し決定することです。
いろあり、単純に商品をつくって売ることが出来なくなっています。
今、小売業の中でこのMDがすごく大事になっています。私がMDを指導するときは、
「自分のお店のターゲットが決まっていますか」と問
次に、今、商品の寿命が異常に短くなり、去年売れたから今年も売れるとは限
いかけます。これが決まっていないと商売・経営はうまく行きません。
らないということも認識すべきです。
○小売業のターゲット設定 小売店は、ある程度の幅はありますが、中心とするお客様を必ず決めます。ですから、まずは自社商品のターゲ
また、今のお客様は買う気がないので、よほど欲しいものとか、お客様に訴求
ットとなるお客様を決める必要があります。その上で、 ①小売店から見た場合、その商品が他店の商品より優位性があるか、差別化できる
できるポイントがないと売れません。このような変化の中で、売れる商品をどう
か ② 自社商品のターゲットとなる、買って頂きたいお客様とその店は合っているか ③ 自社商品に相応しい店か を考える必要があり
やってつくっていくのか、これがとても大事になってきます。
1
ます。
○小売業の商品構成 小売店はターゲットを決めるとその店の品揃えを考えます。検討する商品群に自社商品を入れた場合、どう位置づけ
青森県産品の課題
られるかを考える必要があります。
○小売業の商品選定基準 小売店は商品構成の次に商品を仕入れる際の選定基準を考えます。 ① ターゲットとするお客様に喜ばれる商品
か ②その商品で利益が出るか そしてもう一つは ③ブランドです。このため、自社商品がこの基準にあうかどうかを考える必要があり
まず誰に売るのか、お客様に喜ばれる商品はどういうものなのか、販売先がどこなのか
を考えていないという問題があります。例えば、「誰に売りたい商品なの?」と聞かれた時
に、「こういうお客さんに、こういう時に食べていただきたい商品」だと答えられるかどう
かです。
「味がいい商品だから売れる」、これは自己満足でしかありません。良い商品というのは、
お客様が欲しい・買いたい商品であり、お店が扱いたい商品でなければ良い商品ではない
んです。店側は今売っている商品よりも利益がとれるか、何か特徴がなければ扱いません。
次に、良い商品ならどんな価格でも売れるか…売れません。原価プラス利益方式の価格
ではなく、お客様の価値と価格が合っているかどうかがポイントです。小売店は少なくと
も30%ぐらいの粗利がなければ扱いません。生産者も小売店も共に利益があって、なおか
つお客様に喜んでいただける価格でないと売れないということです。
つまり、青森県産品は、今は作り手の発想でしか作られていないと思います。お客様に本
当に喜ばれる商品は何なのか、小売店が喜んで扱ってくれて、かつ利益がとれる商品をど
うやって作っていくか検討することが課題ではないかと思います。
悪い点ばかり話しましたが、青森県には、良い商品・技術・素材がたくさんあります。各企
県産品を売れる商品と
するための条件
売れる商品は、お客様、販売先に評価さ
れて始めて売れる商品となります。
「売れる商品」とするためには、
●「誰に…ターゲットは」、
●「何を…どのような商品を」、
● 「どのくらいの価格で…お客様の値
ごろ感と販売先の利益」、
●「どのような流通経路…取引先」
を通して最終購買者である消費者、生活
者に提案、販売することを考えた商品開
発が必要です。
業のもつ良いところを組み合わせて新たな商品づくりに取り組むことも大切だと思います。
2
マーチャンダイジング(以下「MD」)からみた売れる商品づくり
マーケティングの必要性
ます。
○小売業の仕入れ先の選定と商品調達 小売店は商品の選定基準に合う商品を扱う仕入れ先を探します。このため、その小売店が使う仕入
れ先(問屋等)に自社商品のアプローチをしないと扱ってもらえません。
○小売業の価格の設定 小売店の価格はお客様が買いやすい価格=値頃感で決まります。価格と価値が合うかどうかであり、原価プラス利益
ではありません。また、お客様は自分が知っている市場価格以上の価格には、よほど特徴がなければ見向きもしません。
○小売業の販売方法 セルフ販売なら、商品が目立ってお客様に訴求しないとダメです。商品自体が訴求するパッケージ・デザイン・ネーミ
ングを備えた商品である必要があります。
○店舗の商品配置と陳列 小売店は、商品と販売方法が決まれば、次に商品配置を考えます。その際売れる商品の組合わせ(商品分類)を考え
ます。自社商品が店の商品分類のどこに入るか、どの分類なら一番売れるか、その分類の陳列場所も検討する必要があります。良い商品で
もその大きさや形状が売場に合わなければ店としては効率が悪く、売上げが変わってしまいます。
○プロモーション(販売促進) 小売店は商品の置き場所が決まると後は商品がお客様にいかに目立つかを考えます。この場合、商品に求め
られるのは、
味・鮮度は基本ですが、
商品がお客様に対して訴求できるパッケージ
(形態、
デザイン、
ネーミング、
容量等)
です。商品自らが「こ
の商品はおいしいですよ。食べたら楽しいですよ」と発信するパッケージでありデザインが求められます。
4
最後に
商品は、お客様、販売先に評価されて初めて「売れる商品」になります。ターゲットは誰なのかを決め、そのお客様に喜ばれる商品を、喜んで
買っていただける価格で、一番買いやすいお店に置いていただいてお客様に提案をしていく。本来の商品開発はそこから始まるのです。
お客様視点での4
P
(商品Pr
o
duc
t
:味・デザイン・品質等/価格Pr
i
c
e
:お客様に喜んでいただける価格/流通経路Pl
a
c
e
:お店等/販促Pr
o
mo
t
i
o
n
:
是非お客様の視点で良い商品をつくって、来年度の評価会に多くの商品を持ち込んで下さい。そして、委員の方々に 「この商品ならすぐい
プロモーション)の組み合わせがマーケティングです。あくまでもお客様の視点です。お客様発想で、それに、ターゲットとするお客様に合う
けるぞ」、
「販売先を俺たちが紹介するよ」と言っていただけるような商品づくりに1年間かけてチャレンジしていただけたら、私がこの場で
商品、合う価格、そのお客様に見ていただける場所に、どういう販促をかけてお客様にアプローチをしていくか。これがマーケティングです。
お話させていただいたこともお役に立てたのかなと思います。
○お客様市場を知る お客様を知らないと商品が自己満足になってしまいます。自分のお客様は、どういうお客様なのか考えること。この点
大変失礼な点があったかと思いますが、私も本当に青森とはいろいろお付合いをさせていただいて何回も来ています。やっぱり私は青森
が残念ながら多くの作る方々に欠けています。こんな素材があるからこんな物をつくったらいいだろうではなく、お客様が今何を望んでい
が好きなんです。売り場で指導している時に、好きな県の商品が店頭に出てくると嬉しいです。是非良い商品をもっと積極的に開発し、磨き
て、どういうものを欲しがっているのか、その中で企業として何ができるのか。ここが大事だと思います。
上げ、お客様に訴求していただくことをお願いいたしまして講演を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
○競合商品を知る 競合する商品の品質・価格・味・訴求のポイントを把握することが重要です。何らかの差別性・優位性がなければ売れませ
ん。自分の商品と同じような商品を買ってみて食べたことがありますか。食べてみて、競合商品を知り、それと自社商品との差別化をどう図
るか考えることが大事です。
○ターゲットを決める お店には、ターゲットとしているお客様があり、
「そのお客様に合うかどうか」がその店の商品選定基準です。自社商
品をその店で扱って欲しいのであれば、そのターゲットにあう商品開発が必要です。そして、そのターゲットに商品を選んでいただくには、
① 売りはこれですと言える ②価格と価値が合っているか ③どこで販売するのが相応しいか を検討することが重要です。
1
PROFILE
〈プロフィール〉
中小企業診断士
新倉 勇 氏
現在、中小企業基盤整備機構の企業連携支援アドバイザー及び商店街活性化アドバイザーとして活躍。全国各地においてショッ
ピングセンターや中小企業の経営診断、仕入れ管理・販売管理などの診断指導。県内においても事業者やショッピングセンター、
商店街の経営診断や県内卸売業の診断等を手掛けている。平成17・18年度売れる商品販売戦略モデル事業「売れる商品評価会」
委員長、平成18年度青森県産品コーディネイト機能研究会座長
2
AOMORI Marketing Report
売れる商品販売戦略モデル事業成果発表会
〈事業者事業成果報告〉
参加し、売込むつもりです。
最近の消費者は、裏の表示を見るので、ごまかしはき
きません。青森のつがるロマンという米で、こんなコ
ンセプトで頑張っているということを訴えて、試食
トだと思っています。東京都内の食にこだわるデパートを調べ、県の東京事務所等と
タイアップをして販路開拓したいと思っています。そして、「青森県産米うまいねっ」 販売していけば、必ず消費者は動きます。
(食のデザイン 西原昌男)
ただ、この商品はこだわりの高価格商品なので、本来のターゲット・販売先はデパー
という声が県外から聞こえてくるようになりたいと思っています。
この発表会では、今年度、売れる商品販売戦略モデル事業の補助金事業に選定され、実施してきた事業者の皆様に、商品開発に当たっての課
題やその改善方法、事業実施にあたっての想いをお話ししていただきました。
加工食品部門
青森の伝統料理 「昔づくりのなんばんみそ」の普及
〈小 村 彰 夫〉
●お客様の要望から「昔の」なんばんみそを作ることとし、さらに
「冬限定」という限定品に弱い消費者の心理を捉え、既存のお客様も逃さず、新たな顧客も開拓した事例
部 門
1
工 芸 品
2
一次産品
3
4
事業者名
発表内容
発表者名
青森の伝統工芸「津軽裂織」の消費者ニーズにあわせた改良
村 上 あさ子
農薬・化学肥料不使用「つがるロマン」の売り込み
船 水 雅 子
コムラ醸造(株)
青森の伝統料理「昔づくりのなんばんみそ」の普及
小 村 彰 夫
十和田ミート(株)
青森県産「長谷川自然豚」の加工品開発
野々宮 明 正
テキスタイルスタジオ村上
(有)ケイホットライス
加工食品
「なんばんみそ」は、秋に収穫される大根、ニンジン等地元の野菜をもろみに漬け込んだお漬物で、明治の頃か
ら県南地方の家庭で作られていた保存食です。当社では、35年くらい前から、機械化により年間を通して生産
できるようにし、
現在の巾着型のなんばんみそを皆様にお届けしていますが、
今回、
昔の作り方をした新商品「昔
づくりのなんばんみそ」を開発することとしました。この商品を開発するきっかけは、
「お客様の声」でした。
五戸町では毎年11月に産業と文化祭を行います。当社はこの祭をお客様の声を聞く良い機会と捉え、毎年参
加し、通常商品の販売の他限定の漬物等を販売しています。そして6、7年前から「昔のなんばんみそが食べたい」
工芸品部門
青森の伝統工芸「津軽裂織」の消費者ニーズに合わせた改良〈村 上 あさ子〉
●このカードからお客様が、どう発想し、利用方法を考えたか等そのお客様のニーズを把握して、また新たな商品開発を進めていくという大変面白い事例
「サクリカード」は、あおもりの伝統工芸「津軽裂織」をバックなどに加工した際の残り布を有効活用しようと
というお客様の声がよく聞かれるようになったので、祭期間限定で、昔のなんばんみそを再現したところ、年々
口コミで販売が伸びるようになりました。このため、もっと多くのお客さんに食べていただくため、本格的に販売を決意いたしました。
新商品では、
「秋採れの新鮮な地元野菜使用」
「秋冬の期間限定販売」
「従来品と差別化したパッケージ」という3つの戦略を掲げ、県の事業
では、パッケージ改良等の支援を受けました。
した商品です。当初、メッセージカードとして作ったのですが、販売してみると、お客さまは、ハガキ等ではなく
当社商品は、お客様には 「巾着」のイメージが非常に濃いのですが、今回はそれをやめ、商品コンセプトにあうデザイン・パッケージを検討
インテリア (場所はトイレ・玄関等)としてご自分のために利用されており、すぐ飾れるスタンドはないかとい
しました。販売の期間(冬期間)を考慮し色を暖色系に、「昔」のイメージで色を検討し、従来品の隣に並べていただく事で、相乗効果を期待し
う問合わせが多くなりました。これを 「お客様のニーズ」と捉え、そのニーズに応えたいと思い始めた矢先にこ
ました。昔からのお客様には目先を変えることで選択の幅を持たせ、新規のお客様には古いものに回顧する限定商品として興味をひき、ひい
の補助事業を知り、応募しました。
ては限定期間以外でも従来品をお客様が買って下さることを期待しました。
事業審査会では、弘前地域技術研究所の成田委員から、スタンドのデザインを検討した方がよいとか、スタン
販路は、今年はまず県南のスーパー・量販店で販売してみようと、昨年10月から店頭に置いていただきました。従来品の売上げが落ちると
ドになる木やコストに対する考え方のアドバイスをいただいたり、農林総合研究センターの鎌田氏にはサンプ
予測したのですが、新しい商品も売れていますが古い商品の売上げ数量が今のところ落ちて来ず、面白い現象となっています。
ル試作に関わっていただき、その結果、斜めの切込みが入り、
焼印を押した現在のスタンドの形になりました。
現代の食の溢れている中で、地元のお客様に愛され続けている「なんばんみそ」のような商品は数
これをセットにしたサクリカード (1枚セット・2枚セット)の価格を設定し、青森市内ホテル、アスパムで試験販売をしました。販売額と
少ないと私は感じています。裏を返せば、地元のお客様に育てていただいている強みと皆様への感謝
しては多くなかったのですが、お客様からは、「セットのデザインがかわいい」「スタンドは見える面がもう少し小さい方がいい」「スタンド
を忘れずに、味を守り、お客様に飽きられない、お客様に求められる商品作りに取り組んで行きたい
の価格はもう少し安く」
「セットは1000円以下で」など貴重な意見をいただきました。
と思っています。
今後の課題は、パッケージの簡素化を検討しコストを下げること、そして、この事業完了後は、販路
マーケティングは、消費者から情報を得るだけではなく、対象となった消費者が、口コミをしたり、商品アドバ
イスをしたり、その商品を見つめ続けてファンになってくいという点からも、とても有意義なものです。商品開
発の途中、迷うことがあったら消費者の声をお聞きになる事をお勧めします。(The企画エルサーチ蒔苗正子)
を拡大して販売数を増やすことです。売れる数が増えると、それだけコストが安く生産できるので、
頑張ってみたいと思っています。そしてサクリカードを、青森を代表する商品として育てていきたい
と思っています。
この事業者も含め、売れる可能性のある商品(工芸品部門)の選定事業者には、「取組み姿勢に意欲・
熱意」と「試作品のデザインに一定のレベル」があり、「生産体制がその商品の販路に合致していた
こと」が共通していました。(弘前工芸協会 望月好夫)
一次産品部門
農薬・化学肥料不使用つがるロマンの売り込み
加工食品部門
私共は十和田と青森を拠点に、
主に青森県産の畜産物の生産・製造・販売をしていますが、
今、
畜産物の現状は、
〈船 水 雅 子〉
黒豚、バークシャー、赤豚などの品種と、餌や放牧の方法など飼い方による差別化が図られています。また、昔は
1頭という単位で流通していたのですが、昨今は、季節や料理により、欲しい部位を欲しい量だけお求めになる
お客様が多く、そのニーズに合わせて部位毎にバラシてお届けしなければ商売にならなくなってきました。
当社は、 「コシヒカリだけが米じゃない」という熱い思いを抱いて、米の生産・販売を手掛けています。
長谷川自然豚は、全国的な知名度が出てきていますが、放牧し運動をさせ、市販の配合飼料を使わず自家産野
この事業に参加する上で、青森県産米の現状・背景を調べたところ、県外のお客様からみた青森県は、「りん
菜、食品残渣に醗酵酵母等を加えた餌を与え、一般より4∼5ヶ月長い約10ヶ月肥育する飼い方に特徴のあ
ご」
「にんにく」
「長芋」
など畑作中心のイメージがあり、
県産米は長くブレンド米として流通していたため、
「つ
がるロマン」はほとんど知られていないことがわかりました。実際、当社が県外催事に参加した際、
「青森県産米
はまずいイメージがある」とお客様に言われたこともあります。そして、今日本では「売れるお米」コシヒカリな
ど特定品種の作付けが増加しているというのが現状です。これらを踏まえ、当社商品をコシヒカリと同じ土俵
に上げる手法を考えました。
売込商品は、青森=冷涼な土地で育った安心・安全な付加価値の高い米、「農薬・化学肥料不使用つがるロマン」とし、客層・販路は、高い価格
ーズに合う、持運びしやすい食べきりサイズ(3合)の小袋を作り、パッケージには、自社名と特徴を
記載し、青森県産とかつがるロマンという言葉を出さないことにしました。このように販売戦略を立
てて、この補助事業を利用することとしました。
現在、新しいパッケージを、あおもりデザイン協会に自社の想いを伝え制作しているところです。
また、この事業を使い、設定した販路を具体的に模索しています。まず、総合販売戦略課の事業に協
力している首都圏のレストランやお店に足を運んだところ、当社の取組等に興味を持っていただき、
1月末に納品したお店もあります。青森県のアンテナショップ北彩館東京店では、高齢の方が主要顧
客であることから小袋ができた際には扱えるとのことです。3月には幕張メッセの食品の商談会に
3
〈野々宮 明 正〉
●評価会では厳しい評価を得ながらも素材の良さを生かした加工品づくりに取り組まれた事例。課題は価格
●お米とお客様のマーケティングをしっかり把握した上で商品化と販売戦略を立て実行している模範的な事例。
に対応できる首都圏、団塊世代、食材にこだわる外食産業としました。売込みには、量目を首都圏のニ
青森県産長谷川自然豚の加工品開発
る豚です。
私共ではこの豚を、4年くらい前からテーブルミート用(家庭用)に扱っており、県内、東京の外食産業等へ卸していましたが、昨今部位の受
注が多く、余剰の部位が出るようになりました。このため、この豚の良さを活かし、かつ、その余剰部位で付加価値をつけた商品開発に取組む
こととしました。
しかし、本格的な加工品を作るノウハウはなかったので、弘前の手づくりハムの会社に相談しました。そこで協力を得られ、何回か試作をし
たものの、思うようなものができないまま、6月の売れる商品評価会に出品しました。ここで、食味・食感等に手厳しい評価を得て随分めげま
したが、評価会のオブザーバーの県農産物加工指導センターの能登谷氏の指導を受け、試行錯誤の結果、今の商品が出来上がりました。
ウインナーは食感が大事ですが、それを出す事が非常に大変でした。そして値段です。長谷川自然豚
自体、特徴がある豚で単価が高いので、値段設定が非常にきつくなりました。先日も青森市内のスーパ
ーから、味は良いが値段がという意見をいただいています。今は、「ギフト」という形で進めています
が、それでは定着した商品にはならないので、コストを下げ、多くの皆さんに食べていただけるよう努
力することが今後の課題と思っています。
デザイナーは一般の消費者の購買動機を作る役目。生産者・事業者の情熱・想いを知ってそれをデザインに注ぎ
込みます。その想い(商品化計画)を整理して、デザイナーに伝えてください。(あおもりデザイン協会伊藤匡)
4
AOMORI Marketing Report
商品開発・改良を応援します。
商品育成と県外販路の開拓を進める体制づくり
〈県産品コーディネイト機能の強化〉
(財)21あおもり産業総合支援センター
(財)21あおもり産業総合支援センターでは、
プロジェクトマネージャー
加藤 哲也氏
○新しく事業をはじめたい ○製品や商品を改善したい
県では、マーケティングを踏まえた商品づくりと県外販路開拓活動を支援するため、青森県総合販売戦略(
平成17年
○取引先を増やしたい
3月策定)
に基づき、現状では整備されていない分野の流通( 農協・
漁協・問屋流通外)に関して、「商品育成・
県外販路開
○その他いろいろな情報を知りたい このような相談に随時応じています。
拓・物流まで総合的に支援する体制 (コーディネイト機能)の強化」に取り組むこととしています。そのため、県産品コー
○生産やサービスの効率を高めたい
総合相談窓口では、4人のプロジェクトマネージャーが相談内容に応じた支援策を紹
介し、個々の問題の解決を図っています。是非お気軽にご相談ください。
ディネイト機能研究会 (学識者・中小企業診断士・流通関係者等で構成)において、県内企業や県産品に係る調査、売れる
平成4年、味の素(株)入社。商品開発、品質管理を
商品販売戦略モデル事業の取組等を踏まえて必要な機能及びその強化の方向性について検討しました。
今回は、大手食品メーカーの商品開発室に勤務し、商品開発をはじめ品質管理・
その結果、コーディネイト機能は「商品育成」
「販路開拓・
総合提案」
「指導・
相談(人材育成)」
「市場環境情報の収集・
情
衛生管理現場などでの豊富な経験を基に県内事業者の商品開発・改良に対するア
報発信」の4機能に重点化し、県外での小売・
卸業務を展開し、県内企業・団体で構成される「(
社)
青森県物産協会」を中核的
〈プロフィール〉
ドバイスなどに尽力されている加藤プロジェクトネージャーから、地域特産品開
発のポイントについてお聞きしました。
専門とし、
(株)かつお技術研究所・研究開発部長、
アメリカ味の素(株)
・R&Dマネージャー、味の
素(株)食品原料部・品質管理担当課長等を歴任。
平成18年6月より(財)21あおもり産業総合
支援センター・プロジェクトマネージャーに就任。
支援機関とし、(
財)
21あおもり産業総合支援センター等の支援機関との連携により強化を進めることとしました。
(1) コーディネイト機能は、(社)青森県物産協会の
販売機能を中心にその強化を目指します。
(2) 県及び支援機関相互の連携によりそれぞれがも
行
政
支
援
つ支援制度・人材・ネットワーク・ノウハウ・店 舗等の支援資源を効果的に提供する 「支援の仕
︵
支
援
制
度
・
試
験
研
究
・
情
報
セ
ン
タ
ー
等
︶
組みづくり」に取り組みます。
平成19年度においては、県及び県物産協会、21あお
もり産業総合支援センター等の支援機関がこれまで以
上に連携しながら、県内事業者の皆様の商品開発や販路
開拓活動を応援していきます。
次のような課題の解決のため、県及び各支援機関では
次ページ以降の各種支援施策を用意していますので、お
気軽にお問い合わせのうえ是非ご活用ください。
生産者
製造者
“高くても売れる”地域特産品の開発
小売・卸
消費者
観光客
近年、地域特産品開発はブームとなり、地域間競争が激化しつつあります。特産品開発においては、下記のように、近年大きく
産地情報収集・提供/市場情報把握・提供
総合提案企画/受注・仲介
●21あおもり産業
総合支援センター
●ふるさと食品
振興協会 等
青森県物産協会(県内)
連携整備
変化した消費者の食品の消費行動に着目、対応することで、大企業にはできない“高くても売れる”商品づくりが可能となります。
●“平日の食卓”と“週末の食卓”
:「週末には少し贅沢を」というライフスタイルの拡大。
●“記念日”、
“自分へのご褒美”
:
“記念日“の頻度増加。自家用、自分用ギフトの定着。
●“お取り寄せ”
:口コミやマスコミ情報の増大。通信販売、インターネット販売の拡大。
例えば、
“週末のビール”を銘打ったプレミアム商品がヒットしています。また、レトルトカレー市場では地域特産品である5
商品育成
販路開拓・総合提案
指導・相談
情報発信
大阪・福岡 あおもり北彩館東京
(小売・卸)
(小売・卸)
00円前後の高価商品がお土産、ギフト等として購入され、旅行先、出張先のお土産話やふるさとの話に花が咲く、少し贅沢で
楽しい家族の食卓を演出しています。バレンタインデーには自分のための高級チョコレートが売れました 。
「全国駅弁フェア」
●ビジネスサポート
センター(東京)
や各地からの「お取り寄せスイーツ」のホームページも盛況です。
これらのような“高くても売れる”商品づくりには、商品への地域独自のストーリーの付与、アイデアやこだわり、加工技術に
よる差別化などを組み合わせた、大企業にはできない付加価値の付与が必要です。
市場情報収集/県産品情報発信
販路開拓/総合提案・仲介/物流整備
加工方法、食べ方があります。当センターでは、このような地域独自の強みを生かした“高くても売れる”商品づくりをお手伝い
しています。
小売・卸
外食中食
食品企業等
どうぞお気軽にご相談下さい。
消費者
試作品ア
商品づくり(商品開発・改良)
青森県には良質、
豊富で独自の特色のある農水産資源という、
大企業や他地域に勝る
“強み”
があるうえ、
各地に伝統的な料理、
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ンケート
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調査
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試作
〈当センターが支援した事例の紹介〉
品ア
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ンケ
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ート
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調査
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● 県産品に対する消費者の認知度やイメージ、消費者の購買行動を知りたい。
● 県産品に対するバイヤー等の評価・反応が知りたい。
当センターの総合相談窓口では、商品開発、品質管理、販路開拓についての相談にも対応しています。開発におけるヒントやノウハ
ウの提供、品質管理に関する各種課題解決に向けたアドバイス、それぞれの商品の特性に応じた販路の設定、紹介のほか、産学官連携、
各種支援制度の活用などのサポートを行っています。
● 県産素材の加工方法や加工技術を教えてほしい。
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● 商品の新規開発や改良をしたいが、専門家のアドバイス制度や助成制度を活用したい。
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老舗かまぼこ店(青森市)
人気となった商品の増産のため、当センターの設備貸与制度の活用サポート。特産品としてしての認知、売上げ拡大
を目指したパッケージ改良、品種拡大に関してアドバイス。
● 商品のデザイン性を高めたい。
いか加工品製造業者(八戸市) 産学官の連携で、新技術を生かした新商品の開発への取り組みをサポート。
● 試作品について消費者の評価・反応を調査したい。
味噌製造業者(深浦町)
新商品
県外販路の開拓
あおもり
● 県外の販路を開拓したいが、販路に関するアドバイス制度や助成制度を活用したい。
● 新商品のテスト販売をしてみたい。
● 首都圏の小売バイヤーや食品メーカーの仕入れ担当者を対象にした展示商談会に出品・
こだわりの味
旧来の製法を守り続けた味噌の、町特産品としての販路拡大を目指したパッケージ改良について、県の支援制度の活
用をサポート。ターゲット、販路の設定についてアドバイス。
■当センターの主な支援制度
対象者条件等の内容は当センターホームページをご覧下さい。
●専 門 家 派 遣 事 業/中小企業等が抱える様々な問題の解決に適した専門家を派遣し、診断・助言
を行います。
(派遣費用の3分の2を助成)
●設 備・機 械 類 貸 与 制 度 /長期で割賦販売あるいはリースします。
●設 備 資 金 貸 付 制 度/機械設備の購入資金の2分の1以内の貸付(無利子)をします。
●東京ビジネスサポートセンター/首都圏での販路開拓を支援する貸しブース等(P8参照)
〈お問い合わせ先〉
〒0300801 青森市新町2丁目41 青森県共同ビル7階
出展したい。
新町通り
県庁
TEL.017-777-4066 FAX.017-773-5236
URL http://www.21aomori.or.jp
5
八
甲
通
り
6
至弘前
柳
町
通
り
青い森公園
国道4号線
至浅虫
AOMORI Marketing Report
商品開発・改良を応援します。
青森県ふるさと食品研究センター
下北ブランド
● 研究開発センター
県では、農水産加工グループ、食品製造業者、生産者団体等が県産の農林水産物を活用し
た新商品開発等を技術的に支援するため、
「青森県ふるさと食品研究センター」を設置して
首都圏での販路開拓を応援します。(財)21あおもり産業総合支援センター
首都圏市場の開拓には「青森県ビジネスサポートセンター」をご活用ください。
います。県産素材を活用した付加価値の高い新しい加工食品の開発、加工技術の指導、講習
青森県ビジネスサポートセンター (BSC)は、東京駅から徒歩3分、八重洲の住友生命ビル5階「青森県ビジネスプラザ」内に開設
会、研修会の開催のほか、要望に応じて現場に出向いての技術指導も行っています。
し、青森県内の企業が首都圏で戦略的な企業活動を行うための営業拠点としてご活用いただいています。
お気軽にご相談下さい。
農産物加工
指導センター ●
つがる農産物加工センター ●
URL http://www.pref.aomori.lg.jp/fusyokuken/
●青森県ふるさと
食品研究センター
東京へお越しの際はぜひ一度お立寄り下さい。
ふるさと食品
研究センター
●
ご相談下さい
●ふるさと食品研究センターのシーズを活用して
(水産食品開発部・水産食品化学部)
〒0310831 八戸市築港街210
TEL.0178-33-1347 FAX.0178-33-0321
●下北ブランド
研究開発センター
○共同オフィスの提供事業
パネルに囲まれた1坪スペースの貸しブース(短
期・長期)や、会議室、商談室他ビジネスに効果
的に機能する施設を提供(有料)しています。
長期ブース(2人用)
長期ブース(1人用)
商品開発をしたい。
○受発注仲介・情報提供事業
●農林水産物の加工方法を知りたい。
首都圏の発注企業の開拓、発注情報の青森県内企業への提供・取引のあっせんをしていま
●加工技術を指導して欲しい。
す。希望に応じて青森県企業見学会・発注情報説明会を開催しています。
●品質管理技術を教えてほしい。
○情報交換交流事業
●加工技術や安全対策の講習会・研修会はないだ
ろうか。
〒0394401 むつ市大畑町上野154
当センターが技術開発・支援し、企業が商品化した事例
TEL.0175-34-2188 FAX.0175-45-3175
●農産物加工指導センター
(加工指導部)
〒0330071 上北郡六戸町大字犬落瀬字柳沢91
TEL.0176-53-1315 FAX.0176-53-3245
青森県ビジネス
サポートセンター
TEL.03-3271-0900
FAX.03-3271-0703
首都圏へ進出している青森県中小企業の方々と情報交換を行うため、セミナーや先進企
URL http://www.21aomori.or.jp/
○販路開拓事業
●低アミロース米を活用した
首都圏で営業拡大・販路開拓や首都圏のニーズを把握したい企業の皆様を応援するため、
冷凍押し寿司
販路開拓支援委員会を開催しています。販路開拓等をご検討中の方は一度お問い合わせ
●いちご煮炊込みご飯
ください。
●ほたて魚醤 (施設利用料、条件等詳細内容は、当センターホームページをご覧ください)
住友生命
八重洲ビル5F
ヤンマービル●
●3番出口
JR東京駅
●海藻麺 ●にんにく卵黄
〒0360102 平川市光城3231
1Fドコモ
ショップ→
八重洲南口
●「活け締め」海峡サーモン
●つがる農産物加工センター
会議室(25人用)
〒1040028 東京都中央区八重洲221
業視察会等を行っています。
(研究開発部・指導普及部)
商談室(8人用)
東京駅八重洲地下街の3番出口からが便利です。
●ネバリゴシラーメン 等
TEL.0172-44-8800 FAX.0172-44-8801
商品デザインを応援します。
あおもりデザイン協会(ADA)
首都圏等での販路開拓を応援します。
青森県/(
社)
青森県物産協会
青森県アンテナショップ「あおもり北彩館(東京)」をご活用ください。
あおもりデザイン協会 (ADA)は、
“デザインは未来である”との理念のもと、デザイン意識の普及・啓発を図り、企業とデザイナー
平成14年4月、
県が県産品の販売や観光PR等の拠点として東京都(飯田橋)
に開設した「あおもり北彩館」
のネットワーク、デザイン情報の提供、デザイナーの資質向上など、業界、行政の枠を越えてネットワークを形成し、青森県のデザイン
は、新商品のテスト販売や試作品の商品評価の場としても活用できます。
を基軸とした産業・文化の振興を図ることを目的としています。
アンテナショップでの販売商品のご提案やテスト販売等のご相談は、(
社)
青森県物産協会までお寄せ下さい
ジャンルを問わず、幅広くデザイン業務に携わる会員で構成され、デザインと情報発信に関するニーズにお応えします。
(随時)。
お気軽に協会事務局へご相談下さい。適切なパートナーを紹介します。
あおもり北彩館(ほくさいかん)
こんなときADA
東京都千代田区富士見2311 青森県会館1階
TEL.03-3237-8371 FAX.03-3237-8372
●商品開発チームに外部頭脳も導入したいがどこかあるかな?
●展示会のディスプレイを訴求力の高いものにしたいのだが…。
●もっとわかりやすいホームページの編集方法がないのかな?
●交通/JR有楽町線飯田橋駅 徒歩3分 ●営業時間/9時∼19時(定休日/12月31日)
●面積/約20坪(店舗)
・商品約1,
000アイテム
●運営/社団法人青森県物産協会東京店(店長 工藤)
デザイン
事例
●広告や販促の年間計画づくりをサポートしてほしいんだけど…。
●広報物やイベントをもっと親しみやすく展開できないかな? et
c
県では、
デザインの重要性や活用方法、
効果を知っていただき、
デザインを活かした売れる商品づくりにつなげるためあおもり
デザイン協会に委託して「商品をより魅力的にする
『デザイナー』
活用読本」を作成しました。
ご希望の方は県総合販売戦略課までご連絡ください。
7
JR飯田橋駅
あおもりデザイン協会(事務局)
西口
〒0300965 青森市松森3318(有)らいず内
警察病院
●
TEL.017-765-3565 FAX.017-743-8430
URL http://www.ada.gr.jp/
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東口
AOMORI Marketing Report
●アンテナショップ商談会の開催
商品開発及び県外販路開拓に対する支援事業(19年度予定)
あおもり北彩館で販売する新商品の発掘、品揃え充実のための商談会
を開催しています。同会場では商品開発相談会、デザイン相談会の実施
〈青森県総合販売戦略課〉
も予定しています。
(開催時期 3月・9月頃)
新商品は、あおもり北彩館の新商品紹介コーナー等で紹介します。
商品開発 (
改良)
や県外への販路開拓活動を支援する県の19年度の主な取組を紹介します。
●出展販売・テスト販売(商品評価)機会の提供
実施日程や募集要項等の詳細内容は、あおもり産品情報サイト「青森のうまいものたち」等で随時紹介していきますので、どうぞご
◇出展販売 あおもり北彩館店舗において、お客様へ直接販売するこ
活用ください。
とができますので、首都圏のお客様のニーズ把握の機会
取 組
等としてご利用ください。
①店舗前スペース 月2回(各5日間)/販売台3本∼2本
1.
セミナー・相談会
②店頭スペース 時期、販売期間は応相談/販売台1本程度
握することができます。
(2)県産品マーチャンダイジング支援事業(商品審査会・評価会)
・上記の補助対象者選定のための審査会と専門家からのアドバイスを得
られる商品評価会を開催します。
(農林水産品・加工食品・工芸品を予定)
・評価会で 「売れる可能性のある商品」として選定された場合は、北彩館
でのテスト販売や首都圏の展示商談会への出品・出展もできます。
※時期、
販売方法・調査方法等は事前に県物産協会事務局へご相談下さい。
●外商活動
2.
商品づくりに
対する支援
あおもり北彩館 (東京店)の外商担当では、首都圏の食品スーパー、外
食・中食産業等への営業活動を通じて県産品の卸・仲介業務を行ってい
●新商品開発事業
北東北三県“青森・岩手・秋田県”合同アンテナショップ
3.
アンテナショップ
アンテナショップでの県産品の販売・PRのほか、事業者出展による対面
販売機会や商品評価機会を提供します
新規販売商品の提案は、アンテナショップ商談会(3月・
9月)のほかにも
随時受け付けています。
東京・大阪・福岡
(P8・9参照)
4.
展示商談会
首都圏の小売バイヤー・食品企業の仕入担当者等を対象に実施する展示商
談会です。県内からは約100社・団体を募集します。
大阪、
福岡では、
青森・岩手・秋田県の北東北三県が合同でアンテナショップを運営しています。
当アンテナショップでの販売商品のご提案等も青森県物産協会までお知らせ下さい。
5.
物産展・フェア
大阪 きた東北発見プラザ Jengo(ジェンゴ)
福岡
●場 所/大阪市中央区南船場3丁目426 出光ナガホリビル1階・2階
●交 通/地下鉄御堂筋線心斎橋駅車 徒歩3分
(東急ハンズ隣)
●開館時間/1階:11時∼20時 2階:11時30分∼18時30分
●定 休 日/1階:1月1日∼1月3日 2階:12月29日∼1月3日
●施 設/1階:県産品販売店舗(約46坪) 2階:観光案内・工芸品展示販売(約60坪)
●連 絡 先/TEL.
0662417144 FAX.
0647042627
●青森県大阪情報センター/TEL.
0663412184
●場 所/福岡市中央区天神2丁目834 みちのく夢プラザ
6.
県産品の総合提案活動
住友生命福岡ビル1階
●交 通/地下鉄天神駅2番出口
●開館時間/10時30分∼19時(定休日:月曜日・年末年始)
●施 設/県産品販売店舗・観光案内コーナー(約105坪)
7.
県産品の情報発信
●連 絡 先/TEL.
0927361122 FAX.
0927162037
●青森県福岡情報センター/TEL.
0927361122
8.
ものづくり戦略の策定
明治通り
東
急
ハ
ン
ズ
●
●
西鉄
グランド
ホテル
天
神
西
通
り
●ソニー
タワー
天神サザン通り
H19年9月
県内
H19年10月頃
県内・東京
取り組みます。開発分野や活用素材等を検討し、商品開発に共同で取り組む県内企業等を5月以降に募集することにしています。
心
斎
橋
駅
売れる商品とは
9.
市場環境情報の
調査・情報提供
(1)北東北三県の物産と観光展
「阪神百貨店(大阪市)」を会場に、北東北三県(青森・岩手・秋田)の
合同物産展を開催します。
青森県
フェア
(2)青森県フェア
首都圏等の大手量販店とタイアップした 「青森県フェア」を開催し
ます。
(社)青森県物産協会(事務局)TEL.017-777-4616 FAX.017-777-4620
9
http://www.aomori-bussan.or.jp/
H20年2月中旬
東京都内
H19年9月上旬
大阪
H19年4月他
首都圏等
旬の県産品等を首都圏の食品スーパーや外食・中食産業等に総合的に提案しています。商品発
掘・情報収集活動にご協力ください。
随 時
(1)県産品データベース (
現在の登録商品数 約700品)
県産農林水産品や加工食品、工芸品が簡単に検索できる県産品データベース。新商品等登録希
望の商品がありましたらご連絡ください。
随時募集
(2)プレスリリースプラットフォーム
国内約500のメディア媒体・記者が登録するWEBリリースシステムを活用した県産品情報
の発信。発信情報の収集や問合せ等にご協力ください。
随 時
青森県総合販売戦略 「商品づくり分野戦略」を一層推進するため、マーケティングを重視した
商品づくりの指針・方向性を検討・策定します。
H20年3月
(1)県産品に関する基礎調査(アンケート調査)
県産品に対する消費者のイメージ・認知度、
購入実態などを定期調査しています。調査結果は
「青
森のうまいものたち」に掲載します。
(平成16年∼18年度調査分は掲載済み)
H20年3月
(2)アドバイザーからの情報提供(商品開発や流通戦略に関する情報)
首都圏等で活躍している小売・卸バイヤー、シェフ、フードライター等多彩な方々からのアド
バイスを提供します。
(現在までに、17回分を「青森のうまいものたち」に掲載)
毎 月
(
注)
時期・場所等は現段階の予定ですので事情により変更となる場合があります、ご了承ください。
〒0300803 青森市安方1140 青森県観光物産館アスパム7階
H19年
7月・8月他
青森
(4)消費者評価会(県内・県外)
県内及び首都圏の消費者による商品評価会を実施し、得られた評価データ
を生産製造者にフィードバックします。
平成19年度の新規事業として、県産素材を活用した新商品の開発に
プラザ
ビル
●
H19年5月以降
(3)商品改良相談会
商品改良について専門家からアドバイスを受けられます。
ます。商品提案等は随時外商担当(廣瀬・木立)までお寄せ下さい。
心
斎
橋
筋
商
店
街
予定時期・場所
H19年7月他
県内
(1)県産品マーチャンダイジング支援事業(補助)
商品開発・改良、販売促進活動に取り組む事業者に対する補助金
◇テスト販売 新商品及び試作品についてお客様からの評価を直接把
御
堂
筋
内 容
売れる商品づくりや戦略的販売活動に不可欠なマーケティング意識・能力向上のため、専門家
によるセミナー・相談会等を開催します。
〈お問合せ先〉 青森県総合販売戦略課
TEL.017-734-9571 FAX.017-734-8158
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