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ファンサイトインドシナ

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ファンサイトインドシナ
Discussion Purpose Only
SMBCの成長産業への取り組み
Investment
Banking
2016年6月
Discussion Purpose Only
1.成長産業クラスターについて
Copyright © 2016 Sumitomo Mitsui Banking Corporation. All Rights Reserved.
1
Discussion Purpose Only
成長分野への取組体制
体制図
対象分野
成長産業クラスター
三井住友フィナンシャルグループ
三井住友銀行
ホールセール部門
資源
ロボット
フロンティア市場
インフラ・水
農業
ヘルスケア
エネルギー
観光
その他
(ベンチャー支援)
リテール部門
成長産業クラスター
投資銀行部門
環境・排出権
国際部門
SMBC日興証券
三井住友カード
三井住友ファイナス&リース
東京2020大会
日本総合研究所
日本成長戦略クロス・ファンクショナル・チーム(CFT)
日本成長戦略CFT
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Discussion Purpose Only
成長産業クラスターが目指すもの
 成長産業クラスターは、「お客さまからファイナンス案件を持ち込んで頂く」のではなく、「お客さまと共にマーケッ
トを創造すること」「お客さまと共に事業化すること」を目指しております。
環境認識
マーケット創造に向けた取組み例
プラス
マイナス
新マーケットの出現
官民連携強化
新興国・
インフラ・環境・
次世代エネルギー
成長戦略
(日本再興戦略)
国内市場の縮小
事業を主体とした
情報集約
 成長産業分野をバリューチェーンで捉え、事業知
見・情報を集約
 日本政府官公庁や各種関係機関、自治体
公的機関との連携
 相手国政府や各種関係機関
 国内外/部門間をまたがった情報集約・案件組成
部門横断での
情報集約
成長産業クラスターの目指すもの
 SMFGの各社の機能を活用
お客さま/プロダクト
成長産業分野となるマーケットを創造
新分野
新
エネルギー
地域
ソリューション
新しい企業形態
成長産業クラスター
成長分野の専門家として、SMFGグループ一体でサポート
新・再生可能エネルギー
(風力、太陽光・熱、地熱、
バイオマス、水力、水素等)
資源
石炭、ガス 等
三井住友銀行

環境・
排出権
温暖化対策技術、
二国間クレジット制度
インフラ・水
農業
農業生産、農機、
肥料・加工プラント 等
ヘルスケア
各種インフラ (交通等) 、
水


ミャンマー、モンゴル 等

ロボット
非製造業分野・サービ
スロボットの普及支援
国内: 約 270拠点
海外: 約 70拠点


日本総合研究所
医療・介護国際展開 等

フロンティア
市場
法人拠点
SMBC日興証券
経営戦略コンサルティング
新事業の創出を行うインキュベー
ション 他
M&Aアドバイザリー業務
有価証券の引受け、売出し、募
集・売出しの取扱い又は私募 他
三井住友ファイナンス&リース
ファイナンスリース
オペレーティングリース/レンタル
 投資 他


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Discussion Purpose Only
成長産業クラスターのご紹介
 成長産業クラスターは、内外の産官学の連携で集積した幅広い知見、ネットワークを活かし、成長分野における
お客さまの新たなビジネスチャンス拡大をサポートしている。
医療・介護国際展開 等
新エネルギー
新エネルギー・再生可能エネ
ルギー
(風力、太陽光・熱、地熱、
バイオマス、水力、水素 等)
環境・排出権
温暖化対策技術、
二国間クレジット制度
インフラ・水
各種インフラ(交通 等)、水
資源
石炭、ガス 等
農業
農業生産、農機、
肥料・加工プラント 等
ロボット
非製造業分野・
サービスロボットの普及支援
フロンティア市場
ミャンマー、モンゴル 等
金融知見
顧客基盤
金融機関としての
知見を活かした
ファイナンス
ソリューション
国内9万社の
法人顧客基盤
官民連携
ヘルスケア
成長産業
クラスター
各種委員会への参加、
政策提言などを通じ、
日本政府との
ネットワークを構築
SMFG
グループ会社との
連携により、多様な
ソリューションを提供
内外連携
世界各国39カ所に
拠点を設置
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成長産業クラスターの活動領域
 事業組成・計画段階から参画し、案件を“持ち込んでいただく”から“共に作る”という方向性へ。
事業組成・計画段階 (通常)1年∼3年
産業調査・
長期戦略立案
 産業調査及び
企業調査
 長期的な経営戦略
/事業戦略の
企画・立案・提案
事業計画策定・
マーケット発掘・
事業ストラクチャー ファイナンス検討
事業化調査
の検討
 情報収集
 事業計画策定
 マーケティング
 事業ストラクチャー
 パートナー候補
選定
 ファイナンス組成
運営維持
 資金回収
合ったファイナンス
の検討
 ファイナンス・
 事業化調査(FS)
 補助金獲得
調査部門
の活動領域
検討
 個別ニーズに
建設・完成
ストラクチャー検討
 パートナー選定
成長産業クラスター
の活動領域
部門横断組織を
設置しての取り組み
国内外営業拠点・プロダクツ部の活動領域
案件を“持ち込んでいただく”から
“共に作る”という方向性への挑戦
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2.成長分野への取組
(1)環境
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6
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環境分野
環境の3つの柱
評価型融資
環境等に配慮した経営を、資金提供の際に
アドバイスを通じてサポート
環境負荷
軽減
環境リスク
対応
累計1兆6千億円(2016/3末迄)の取り組み
再エネファイナンス
太陽光・風力・水力・バイオマス等
世界初 3度目の受賞となる
“Global Bank of the Year 2014” を
獲得
環境
ビジネス
推進
両立
① ビジネスとしての追求
② 社会、世界への貢献
温暖化対策関連ビジネス
排出権ビジネス
二国間クレジット制度導入支援
(アドバイザリー・コンサルティング)
環境事業の創出
産官学の連携で集積した幅広い知見、ネットワークの活用
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7
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気候変動に関する国際枠組み
出所:外務省ホームページ
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8
Discussion Purpose Only
日本政府:エネルギー・環境イノベーション戦略
出所:内閣府ホームページ
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9
Discussion Purpose Only
取組事例: 環境 ∼温暖化対策関連ビジネス
2007
2008
2006
排出権ビジネスに参入
2008
活用した排出権取引
開始 日本初
2009
排出権売買取引を
開始 邦銀初
2009
2010
2011
2012
2013
邦銀初
2010
二国間クレジット制度(*)の開始に合わせて事業化調査事業に着手
2012
二国間クレジットを切り口にした新市場開拓(例:モンゴル)
2013
日本・外国両政府との二国間文書署名に向けた各種側面支援活動を実施
2014
2014
二国間クレジット制度でのメキシコ・日本両政府間での合意文書署名
2015
(*)二国間クレジット制度とは、先進国が途上国における温室効果ガス排出削減に関する技術や製品、
サービスを提供することで、当該先進国の削減目標達成に活用する仕組み
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Discussion Purpose Only
二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism)について
 日本として世界的な排出削減・吸収に貢献するため、途上国の状況に柔軟かつ迅速に対応した技術移転や対
策実施の仕組みを構築するべく、本制度を提案。
 本制度は、途上国への温室効果ガス削減技術・製品・システム・サービス・インフラ等の普及や対策を通じ、実
現した温室効果ガス排出削減・吸収への日本の貢献を定量的に評価し、日本の削減目標の達成に活用。
※ 二国間文書署名済みの国
モンゴル、バングラデシュ、エチオピア、ケニア、
モルディブ、ベトナム、ラオス、インドネシア、
コスタリカ、パラオ、カンボジア、メキシコ、
チリ、サウジアラビア
取組内容
 二国間文書の署名国を増やすべく各国と協議
 本プログラムを推進すべく、事前のFS、実証事業を推進
出所:新メカニズム情報プラットフォーム HPより抜粋
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(ご参考)FS受託一覧
 経済産業省や環境省、外国政府とも頻繁に意見交換を実施し、政府間の二国間合意に向けた各種活動にも注力中。
年度
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
2015年度
国名
採択事業名
コンソメンバー
委託事業主体
マレーシア
業務用ビル空調制御システムの導入
日本総合研究所
経済産業省
メキシコ
高効率照明・省エネ家電普及促進事業
日本総合研究所
経済産業省
インド
太陽光発電事業の発掘調査
日本総合研究所
NEDO
インド
デリーにおける商業ビル照明のLEDへの置換実証事業
日本総合研究所
GEC
インドネシア
水力発電のリハビリ事業
リサイクルワン
NEDO
インドネシア
離島・携帯基地局への太陽光発電事業
E&E ソリューションズ
経済産業省
ベトナム
省エネ家電(インバータエアコン)普及促進事業
三菱商事
経済産業省
マレーシア
家庭用太陽光発電事業の発掘調査
日本総合研究所
NEDO
メキシコ
家庭向け太陽光発電・省エネ家電普及促進事業
日本総合研究所
GEC
モンゴル
公共ビルへの地中熱ヒートポンプ・太陽光の導入
清水建設
GEC
インドネシア
水力発電のリハビリ事業
リサイクルワン
経済産業省
インドネシア
携帯基地局への再生可能電源導入事業
E&E ソリューションズ
経済産業省
フィリピン
三輪自動車(トライシクル)のEV化事業
PwC Japan
経済産業省
ベトナム
省エネ家電(インバーターエアコン)普及促進事業
三菱商事
経済産業省
メキシコ
石油化学プラントへのコジェネ導入促進事業
日本総合研究所
経済産業省
モンゴル
送電網及び石炭火力発電所の効率化事業
ERM日本
経済産業省
モンゴル
モンゴル・ウランバートル市におけるJCM案件形成支援事業
海外環境協力センター
環境省
マレーシア
イスカンダル開発地域における温室効果ガス削減プロジェクト
日本総合研究所
環境省
モンゴル
風力発電プロジェクトの案件組成調査
日本総合研究所
経済産業省
メキシコ
二酸化炭素分離・回収技術に関する事業可能性調査
日本総合研究所
経済産業省
メキシコ
地熱発電プロジェクトの案件調査
日本総合研究所
NEDO
メキシコ
イオン交換膜法食塩電解による苛性ソーダ製造プロセスの省エネ化事業
旭硝子、ERM日本、三井住友銀行
NEDO
チリ
商業・産業部門ルーフトップ向け太陽光発電プロジェクトの案件発掘調査
NEDO
NEDO
ポーランド
スマートグリッド実証事業の事前調査
日本総合研究所
NEDO
サウジアラビア
二酸化炭素分離・回収技術に関する事業可能性調査
日本総合研究所
NEDO
メキシコ
二酸化炭素分離・回収技術に関する事業可能性調査
日本総合研究所
経済産業省
チリ
太陽熱エネルギー供給プロジェクトの案件調査
日本総合研究所
NEDO
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取組事例: モンゴルにおける電力システムアップグレード
 モンゴル地場銀行との環境・インフラ分野での協働に関する提携。
 モンゴル経済発展のために必要なプロジェクト情報を入手。
覚書
モンゴル開銀
支援優先
案件の照会
モンゴル
送配電公社
SMBC
案件紹介
日本技術ニーズ
確認
FS実施
⇒プラント商談
日立製作所様
FS取り纏め
日本総合研究所
二国間クレジットFSを踏まえ、
モンゴル財務省保証が付与されるモンゴル開銀を通じた2step-loanの可能性検討
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取組事例:モンゴル国営送電会社
 モンゴル国の送配電網は旧ソ連時代に導入され老朽化が進行。
 首都ウランバートルの急激な人口増加、急速な経済成長および各地での銅・モリブデン・石炭などの鉱物資源
開発に伴い、電力不足が深刻化。
 送配電網の近代化・安定化等のインフラ整備がモンゴル国の大きな課題。
 送電技術実証事業(NEDO)で低ロス送電等を活用する実証事業に着所。
出所:日立製作所IR資料
出所:モンゴル国エネルギー省
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取組事例:メキシコ石油公社
 石油業界への民間参入や電力自由化を認めるエネルギー改革や新たな環境関連規制について議論がなされている。
 弊行は、メキシコ石油公社(PEMEX)と二国間クレジット制度(日本の環境技術の紹介)に関する協力覚書を締結。
 同覚書に基づき、具体的な日本技術ニーズをヒアリング、本邦メーカーを紹介。
 二国間クレジットの事業化調査(経産省)に取組。
PEMEX
(既存取引
先)
覚書
SMBC
案件紹介
国内取引先
日本技術の相談
国内取引先
FS実施
⇒ プラント商談
国内取引先
事業化調査結果を踏まえ、プラント商談・プラント導入にかかる
ファイナンス組成を検討
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取組事例: メキシコ CCS
 CCS/EOR(二酸化炭素分離・回収、貯留/石油増進回収)事業は、 CO2削減効果が特に高いこともあり、工場や発電所での
CO2対策としての利用や、資源国においては油田での採掘促進を図る方法として検討・実用化されている(世界で10件が稼働
中。ただし日本企業の参画実績はなし)。
 二国間クレジット(JCM)締結国である、産油国のメキシコ等で、CCS/EORの実施可能性調査を実施。
EOR(貯留・石油増進回収)
CCS(二酸化炭素分離・回収)
• CCSとは、Carbon dioxide Capture and Storageの略で、
CO2の回収、貯留を意味する。CCSは、工場や発電所など
から発生するCO2を大気放散する前に回収し、地中貯留に
適した地層に貯留する技術で、電力供給と地球温暖化防止
を両立させる中核技術のひとつとして位置付けられている。
出所:三菱重工ホームページ
• 回収したCO2を活用するという観点から、油田や天然ガ
ス田に圧入することでCO2の貯留と石油•天然ガスの採
掘促進を図る方法(EOR: Enhanced Oil Recovery、
EGR: Enhanced Gas Recovery)も資源国で検討・実
用化されている。
出所:NEDOホームページ
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取組事例: メキシコ 苛性ソーダ・塩素製造プロセスの省エネ
 メキシコ・中南米では、苛性ソーダ工場の製造プロセスで、旧式の水銀法が用いられており、イオン交換膜法へ転換することで、
省エネ・低炭素化及び水銀使用の削減の、コベネフィットを見込むことができる。
 二国間クレジット締結国であるメキシコ、及びブラジルで実現可能性調査を実施。
 また2013年に「水銀に関する水俣条約」が熊本で採択・署名されており、水銀添加製品や製造工程での水銀利用、大気への
排出や水・土壌への放出、水銀廃棄物に至るまで、水銀が人の健康や環境に与えるリスクを低減するための包括的な規制が
定める条約。50番目の国が締結した日から90日後に発効予定。
イオン交換膜法
水銀法
転換
転換による効果:
- 消費エネルギー・CO2排出量の削減(約20%)
- 有害化学物質(水銀)の削減。
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Discussion Purpose Only
取組事例:ベトナム石油ガス公社
 ベトナム石油ガス公社(PETROVIETNAM)に対する高効率石炭火力発電所の技術及びファイナンス研修へ招
聘(経産省)。
 重工メーカー等による低炭素技術説明セッション・工場見学等をアレンジ。
 将来的な高効率石炭火力の導入(日本技術の導入)及び日本からのファイナンスについて協議。
PETRO
VIETNAM
招聘
研修・工場見学等
研修提案
経産省
SMBC
弊行顧客
弊行顧客
支援・資金
日本の温暖化対策技術のアピールに貢献しつつ、
将来的な日本のインフラ輸出及びファイナンス機会の創出を図る
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Discussion Purpose Only
緑の気候基金(Green Climate Fund : GCF)
 GCFは、途上国における緩和・適応案件(温室効果ガス排出削減や気候変動に適応する為の案件)に対してファイ
ナンスする基金。
 GCFと協働して、日本の技術・サービスを活用し、気候変動に関わる緩和・適応に繋がる案件に対して、ファイナンス
を目指す。
ファイナンス
GCFの設立
•
提案・申請
•
適応分野

食糧・医療

インフラ・建設

コミュニティー

エコシステム
資金供与
相談
貸金供与
途上国における
緩和・適応案件
緩和分野

発電・送配電

交通・運輸、

森林・土地利用

ビル・都市・産業・家電
GCFのファイナンス・ツールとしては、融資、保証、出資、
補助金などあり、認定実施機関とファイナンス。
本
基
金
対象分野
•
•
︻認定実施機関︼
GCFは、途上国による気候変動対策を支援するため、気候
変動に関する国際連合枠組条約(UNFCCC)に基づく資金供
与の制度の運営を委託された多国間基金。
各国からGCFへの拠出表明総額は102億ドル強。日本は15
億円ドルの拠出を表明(米:30億ドル、英:12億ドル、仏:10
億ドル、独:10億ドル)。
•
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Discussion Purpose Only
2.成長分野への取組
(2)エネルギー
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再生可能エネルギー発電事業に対する取組
 SMBCでは、お客さまの再生可能エネルギー発電事業をサポートすべく、2010年7月(固定価格買取制度開始前)
から専門組織「成長産業クラスター」を立ち上げ、知見集積、情報発信、推進体制整備を実施
(例)太陽光発電事業に対するこれまでの取組
2010/7/1
2011/3/11
専門組織立上
2012/7/1
震災
再生エネルギー導入機運一層の高まり
固定価格買取制度導入
事業化支援の 取組
知見集積
ニーズ発掘
プロジェクト具体化
更なるビジネスモデル構築
バリューチェーン把握(パネル、部品、
製造装置他)、制度内容把握、
技術情報集積、海外情報収集
柔らかい段階から、お客さまの
ニーズを聴取、対応
進捗したプロジェクトに対して、
融資スキームに応じて関係部にて検討
証券化、難易度の高い案件
対応等
案件発掘・フォロー
(例)お客さまの事業化までの流れとSMBCのサポート例
お客さま
SMBC
用地選定
事業計画策定
事業パートナー
選定
 マッチング(事業パートナーや建設施工業者等)
 事業計画策定支援 など
融資検討
建設・運営
 各種融資手法の検討・選定・関係部による
個別案件検討
 建設・運営状況のモニタリング
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取組事例:サルーラ地熱
 インドネシア北スマトラ州サルーラ地区における世界最大規模の地熱発電事業
 本プロジェクトは、インドネシア国営石油会社プラタミナの子会社であるプラタミナジオサーマルエナジー社が保
有する地熱地区を、伊藤忠商事(株)、九州電力(株)、PT Medeco Power Indonesia, Ormat Technologies, Inc が
共同で出資する事業会社を通じて開発し、出力約330MWの地熱発電所を建設後、発電電力全量をインドネシ
ア国営電力公社へ30年間にわたって売電する事業。
所在地
インドネシアスマトラ島北スマトラ州サルーラ地区
発電方式
地熱発電
出力
330MW
事業内容
発電所を建設・運営し、発電した電力をPLN社に販売
本プロジェクトへの出資形態
伊藤忠商事(株) 25%
九州電力(株) 25%
PT Medco Power Indonesia 37.25%
Ormat Technologies, Inc 12.75%
電力販売先
インドネシア国営電力公社(PLN)
工期
平成26年4月着工
平成28年初号機、平成29年2号機、平成30年最終号機営
業運転開始予定
資金調達
国際協力銀行、アジア開発銀行、弊行、三菱東京UFJ銀行、
みずほ銀行、ソシエテ ジェネラル銀行、アイエヌジーバン
クエヌ・ヴィ、ナショナルオーストラリア銀行によるプロジェ
クトファイナンス
出所:出資者HPを参考にSMBCが加工
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取組事例:ポーランド・スマートグリッド実証事業プロジェクト
 風力発電の導入が拡大しているポーランド北部において、系統安定化制御技術(SPS)と蓄電地技術を活用して系統の
安定化を実現する実証事業プロジェクトを実施中。
 ポーランドは、再エネを増加させていくという方針の下、特に北部において風力発電が増加中。2011年時点の運転中の
風力発電は約1.2GWで、今後も2025年にまでに7.6GWの導入が見込まれる。
 このような状況下、ポーランドの送配電会社から、電力インフラ投資を抑制しつつ、再エネの導入拡大と系統安定化を実
現する解決策として、日本独自の系統安定化制御技術と蓄電池技術に対する関心を受けているもの。
出所:NEDOホームページ
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Discussion Purpose Only
取組事例:モンゴル石炭火力発電所
 日米両政府のイニシアチブで立ち上げているエネルギー効率向上に関する国際パートナーシップ(GSEP)のセクター別
ワーキンググループの一つである電力WG(日本政府が議長国)の活動の一環として行われた、経産省委託事業(モン
ゴル石炭火力発電所向け技術・ノウハウの共有)を日本総研・電事連と共にアレンジ。
 電事連を中心に、第四火力発電所のピアレビューを行い効率的な発電所運営に関する知見を共有し、将来的な高効率
石炭火力の導入(日本技術の導入)及び日本からのファイナンスについて協議。
モンゴル政府
・民間企業
ワークショップ
コーディネーション
発電所レビュー・
意見交換 等
委託
日本総合
研究所
経産省・電事連・
JBIC・NEXI・JICA・
米国DOE・
世界石炭協会
SMBC
経産省
支援・資金
日本の温暖化対策技術のアピールに貢献しつつ、
将来的な日本のインフラ輸出及びファイナンス機会の創出を図る
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Discussion Purpose Only
水素
水素ステーションのリース提供
 移動式(商用)水素ステーションのリース提供
 スマート水素ステーションのリース提供
水素利用設備のリース提供
 地域連携の水素技術実証事業に対するリース提供
自治体との連携
 自治体と連携し、エネルギー利用のまちづくりに貢献
水素関連イベントでの講演・委員会への参加
 水素関連イベントでの講演/委員会へ積極的に参加
SMFG水素社会フォーラムの開催
 講演やパネルディスカッションを企画
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25
Discussion Purpose Only
取組事例:成長産業クラスターの活動事例
 今後、展望が見込まれる水素社会の実現に向けてSMFGでは以下のような取組をしています。
「未来創生ファンド」への出資
トヨタ自動車とともに出資者として参画
スパークス・グループ株式会社が、未来社会に向けたイノベーション
の加速を目的とする新たな「未来創生ファンド」を設立。トヨタ自動車
株式会社と弊行が同ファンドへ出資者として参画
(基本理念)
・未来社会に向けた成長を牽引しうる技術を有する事業を対象に、
出資を通じた育成をはかり、イノベーションの加速に貢献
・発掘した企業群でポートフォリオを組む事により、未来を拓く「新た
な力」を見える化し世界に発信
(目指す機能)
・「知能化技術」 「ロボティクス」 「水素社会実現に資する技術」を中
核技術と位置づけ、それらの分野の革新技術を有する企業、または
プロジェクトを対象に投資を行う。
(なお、「水素社会実現に資する技術」に関しては、水素の製造・供給
・利用に関わる企業・プロジェクトへの投資も含む)
出所:弊行HP
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2.成長分野への取組
(3)インフラ
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インフラ
アジアにおけるインフラ供給不足
(2020年時点、予測)
充足
<質の高いインフラ輸出拡大イニシアティブ>
(経協インフラ戦略会議、5/23)
世界全体に対するインフラ案件向け
リスクマネーの供給拡大
 今後5年間で、約2,000億ドルの資金等を供給
①対象地域をアジアから全世界に拡大
②資源エネルギー等も含む幅広いインフラに対象
を拡大(石油・ガス、病院等)
③NEXIやJOIN等の関係機関を実施主体に追加
質の高いインフラ輸出のための
更なる制度改善
 迅速化の更なる推進(円借款の更なる迅速化)
 民間企業の投融資奨励(JICAの海外投融資に係る
出資比率規制の柔軟な運用/見直し、海外投資保
険・輸出保険のカバー率上限引上げ、JBICと市中
銀行の協調融資における市場優先償還の柔軟な
適用等)
 その他(途上国の地熱開発支援、大規模インフラ案
件に対するF/S支援、人材育成支援の強化等)
未充足
関係機関の体制強化と財務基盤の確保
(JICA、JBIC、NEXI等)
資料:East-West Center
資料:内閣官房
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インフラ
ミャンマーにおける調査事業
ミャンマー
経済発展
調査事業・FS
支援
中国におけるエネルギーの
地産池消プロジェクト
中国とシンガポールの協働事業として
開発が進む新規の環境配慮型都市開
発。都市内の再生可能エネルギー利用
比率、再生水比率等について高い達成
目標を設定しており、世界的に注目を
集めたプロジェクト
事業化調査実施チーム

<調査事業例>
1.南部経済回廊に関する課題検討
2.ミャンマー政府の財政政策及び債務受入に関する
課題検討
3.ミャンマーのインフラ開発における官民連携の
在り方について
4.ミャンマー・LNG受入設備の導入可能性
5.ミャンマー・インフラ整備に関する民間資金活用検討





日本総研(幹事会社)
日立製作所
三菱重工業
伊藤忠テクノソリューションズ
住友電気工業
三井住友銀行
他
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29
Discussion Purpose Only
インフラ:質の高いインフラパートナーシップへの貢献
 質の高いインフラパートナーシップの制度拡充を通じた、インフラシステムの海外展開について、官公庁と定期的
に意見交換を実施
出典:経産省、国交省、外務省ホームページより
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30
Discussion Purpose Only
取組事例:株式会社海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)について
 2014年10月、安倍首相が提唱するインフラシステム輸出戦略の一環として、(株)海外交通・都市開発事業支援機構(以
下、JOIN)が設立。(弊行より非常勤取締役1名派遣)
 JOINは、インフラ分野において海外進出する民間事業者を出資等の形で支援。
 支援対象となる事業分野は、高速鉄道、都市鉄道、港湾ターミナル、物流、倉庫等。
JOINの概要・役割
支援対象となる事業分野
出所:農林水産省 グローバル・フードバリューチェーン推進官民協議会 平成27年度第1回分野別研究会(輸出環境整備)
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31
Discussion Purpose Only
取組事例: JOIN 支援決定案件実績と、PPPによるプロジェクト・ストラクチャーの例
 2015年内に、投資案件を3件支援決定済。
 PPPによるプロジェクト検討においては、現地政府の役割、官民の役割・リスク分担がポイントとなる。
支援決定済案件
(1) 支援決定日
PPPによるプロジェクト・ストラクチャーの例(高速鉄道)
2015/10/27
国・地域
ベトナム
事業
港湾ターミナル整備・運営事業
本邦共同出資者
共英製鋼、辰巳商會
(2) 支援決定日
2015/11/21
国・地域
アメリカ テキサス州
事業
高速鉄道事業
本邦共同出資者
-
(3) 支援決定日
2015/12/9
国・地域
ブラジル
事業
都市鉄道事業
本邦共同出資者
三井物産、JR西日本
出所:JOINウェブサイト
出所:農林水産省 グローバル・フードバリューチェーン推進官民協議会 平成27年度第1回分野別研究会(輸出環境整備)
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32
Discussion Purpose Only
取組事例:ミャンマーに対する取り組み
 経済産業省の支援を得ながら、ミャンマーの経済発展に貢献しうるプロジェクトの実現に向けて、グループ会社の日
本総合研究所等とともに、複数の調査事業を実施。
ミャンマー経済発展
支援
調査事業・FS
1. 南部経済回廊に関する課題検討調査
-
南部経済回廊の開発による日系企業への裨益確認
主要企業及び政府関係機関で構成される「南部経済回廊研究会」の開催(計5回)
2. ミャンマー政府の財政政策及び債務受入に関する課題検討調査
-
ミャンマーの財政・金融政策の現状と課題について確認
ミャンマー政府による対外債務受入における課題・留意点について分析
3. Research on the evaluation of PPP for infrastructure development in Myanmar (ERIA)
-
ミャンマーのインフラ開発における官民連携の在り方について調査
4.ミャンマー・LNG受入設備の導入可能性調査
-
円借款・民活インフラ案件形成調査事業として、ミャンマーによるLNG受入設備の導入可能性及び日本政府によるファイナンシャ
ルサポートの可能性について調査
5.ミャンマー・インフラ整備に関する民間資金活用検討調査事業
-
本調査事業の一環として、2015年12月、ダウェーSEZへの視察実施
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33
Discussion Purpose Only
取組事例:インフラに関する主な事業化調査事例
 インフラ・都市開発に関する事業課題の抽出、ファイナンス面でのアドバイス等を通じて、日本政府が掲げる「質の高
いインフラパートナーシップ構想」へ貢献するとともに、お客さまの海外事業展開を支援。
ベトナム
ダナン市における上水道整備
事業
ベトナム
中国
(場所)
ダナン市
再生可能エネルギー・スマート
グリッド運営
(場所)
天津エコシティ
ミャンマー
ベトナム
(場所)
ダウェー経済特区
ダウェー経済特区開発
グローバル市場におけるスマート
コミュニティ等開発
(場所)
アマタロンタン
タイ
高度産業集積型都市における
スマートコミュニティ開発
(場所)
アマタ工業団地
マレーシア
行政都市におけるBEMSアグ
リゲータ事業展開
(場所)
プトラジャヤ
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34
Discussion Purpose Only
2.成長分野への取組
(4)農業
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35
Discussion Purpose Only
農業分野
農業生産者向けファイナンス
国内・海外の産官学連携
 通常のプロパー融資 (2005年∼)
 農水省/グローバルフードバリューチェーン戦略官民協議
会 (2014/6月∼)
• 2005年から、通常のプロパー融資を活用し、
大規模農業法人への融資を展開
⇒ ベトナムでの事業FS(日本総合研究所との協働)
 国内制度融資・債務保証等 (2008年∼)
• 農林水産省所管の制度融資の活用(利子補給)
• 農業信用基金協会の活用(債務保証)
• 農林漁業信用基金の活用(融資保険)
• 日本政策金融公庫の委託貸付
 海外向け制度融資 (2014/8月)
 インドネシア/ボゴール農科大学との連携 (2014/3月∼)
⇒ 協力覚書を締結し、インドネシアの農・水産・畜産関連案件の共同調査
やハラル認証取得支援プログラム
を開発
⇒ 日本側ではJICA予算の活用や農水省
との連携による事業調査に取組
• NEXI貿易保険付・海外農業生産者向け長期融資
 SMBCアグリファンド (2013/7月∼)
• 農業分野向けの投資ファンド
⇒ 成長性の高いビジネスモデルをもつお客さまを、資本性の資金で支援
 農機販売金融プログラム(ベトナム、フィリピン)
• 新興国の資本提携銀行を通じた農機購入者向け融資プログラム
ビジネスマッチング
 アグリビジネス交流会の開催 (2005∼2006年)
 アグリビジネスマッチング (2013年∼)
 UAEアブダビ首長国/UAE大学・アブダビ政府−東京農工
大学との連携 (2014/9月∼)
⇒ 日本の施設園芸・植物工場技術に関する共同研究・研修・事業化調査
を実施(経産省資源エネルギー庁予算)
日本総合研究所のご紹介
 三井住友銀行は、お客さまが農業参入や海外進出をご検討される際
に、コンサルティングのご要望がございましたら、
グループ会社の日本総合研究所をご紹介させていただきます。
⇒ 国内事業者だけでなく、国内-海外の事業者マッチングも強化(ベトナ
ム、インドネシア、中東地域等)
⇒ ハラル商談会等への協賛・企業紹介等
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36
Discussion Purpose Only
取組事例: SMBCアグリファンド
 三井住友銀行とSMBCベンチャーキャピタルは、日本戦略投資株式会社が設立する農業分野向け投資ファン
ド「SMBCアグリファンド」へ30億円を出資
 三井住友銀行は、お客さまのご要望に応じて、日本戦略投資株式会社をご紹介
名称
SMBCアグリファンド投資事業有限責任組合
 SMBCアグリファンドは、株式会社農林漁業成長産業化支援
機構(A-FIVE)の支援を受け、6次産業化ファンドへ出資
 農林漁業者が加工や販売へ進出する6次産業化案件に対し
運営者
(GP)
日本戦略投資株式会社
(2015/4/1付で、つくばテクノロジーシードから社名変更)
ては、6次産業化ファンドからの出資を行う
 種苗や農薬、植物工場といった6次産業化以外の案件に対し
ては、本ファンドからの出資を行う
出資者
株式会社三井住友銀行
(LP)
SMBCベンチャーキャピタル株式会社
規模
30億円
SMBC・SMBCVC
A-FIVE
10億円
10億円
6次産業化ファンド:20億円
①農産物の生産者
②農産物の加工業者及び流通・販売業者
投資対象
SMBCアグリファンド:30億円
③農業周辺分野の企業
④植物工場の運営・建設業者
⑤海外進出を行う農業生産者の現地法人 等
GP: 日本戦略投資
LP: A-FIVE、SMBCアグリファンド
6次産業化案件に投資
20億円
6次産業化事業体
(1次と2・3次産業の合弁会社)
GP: 日本戦略投資
LP: SMBC
SMBCVC
6次産業化以外の案件
20億円
農業周辺分野・植物工場など
※SMBCアグリファンドおよびSMBC6次産業化ファンドは、日本戦略投資が運営するものです。
三井住友銀行は、お客さまのご要望に応じて紹介するのみで、ファンドの募集行為や投資決定には一切関与しません。
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37
Discussion Purpose Only
取組事例:インドネシア/稲作高度化事業への取組

インドネシアの米生産量は世界3位であり、年々増加傾向であるが、人口・消費増に追い付いておらず、未だ米の輸入国。

課題としては低い生産性が挙げられ、①狭く不整形な農地、灌漑設備の不足等、圃場・インフラの未整備、②人力による非効率な農作業
、③刈取後のポストハーベストロスの高さ、が要因と言える。

解決策として、機械化の加速化が求められるが、農作業労働者の雇用を奪ってしまう等、農村コミュニティーに受け入れられにくいケース
も発生。

日本政府が推進する農村の付加価値向上策(6次産業化)のノウハウを提案、日本の農業生産企業の新たなビジネスチャンスに繋げつ
つ、日本製機械の輸出促進、インドネシアの農業の発展を目指す。
 導入のステップとしては、①マーケタブルな加工事業の導入、②農村で
の雇用創出、付加価値の向上、③付加価値創出分をコミュニティのス
テークホルダーに還元、④近代化精米プラントの導入。
 6次産業化の実績が豊富な(株)大潟村あきたこまち生産者協会と共に
インドネシア側にノウハウの移転、個別具体的なプロジェクト組成に取り
組み開始
 更に、圃場整備等のインフラ整備と併せて、⑤農機を円滑に導入するこ
とで、生産効率の向上を図る。
精米企業
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38
Discussion Purpose Only
取組事例:インドネシア/ボゴール農科大学との連携
 2014/3、ボゴール農大と農業分野の協力関係(顧
客紹介、共同実証等の検討)を約する協力覚書を
締結。
 2015/11、同大学と日本企業のハラール認証支援
にスコープを絞った覚書を締結。
1.ボゴール農科大学概要
 農業・家畜分野等を専門とした複数の教
育機関が合併して、1963年に設立された、
インドネシア最大規模の国立大学
 農業・家畜等9分野に計37の研究部門を
擁し、国内に21の研究施設を保有
(東京農大、北大等、本邦大学との交流協
定実績有り)
2.同大学との協働内容
 インドネシアでの農業関連ビジネスに関心
のある日本企業の紹介、共同研究・実証
試験等のアレンジ
 共同でのセミナー等の開催
 大学院向け寄付講座実施
 日本企業のハラール認証取得支援研修プ
ログラムの実施(昨年1社受講)
出典:ボゴール農大ホームページ等
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39
Discussion Purpose Only
取組事例:インドネシア/ハラールマーケット商談会
1 ハラールマーケット商談会への協賛
2 ハラールマーケットフェアへの協賛
 経済産業省のクールジャパン戦略推進事業で実施した
「インドネシア・ハラールマーケット商談会」へ協賛
 インドネシアのバイヤーを日本へ招聘して、弊行お客さ
まをマッチング
 第18回ファベックス2015中で開催される「ハラールマー
ケットフェア」へ協賛
 インドネシア、UAE、バーレーンのバイヤーを招聘
 弊行、ボゴール農科大学より共同講演を実施
1.商談会概要
日時
場所
1.フェア概要
• 2014/3/4(火)、5(水) 10:00-17:00
• 東京都立産業貿易センター 浜松町館
2.参加バイヤー (インドネシア企業(輸入側))
PT MASUYA GRAHA TRIKENCANA
食
品
Aero Food
PT INDOMARU LESTARI
輸
入
・
卸
CV LIBRA FOOD SERVICE
PT SUKANDA DJAYA
PT Prambanan Kencana
HOKA HOKA BENTO
レ
ス
ト
ラ
ン
DAISEI GROUP
SAKURA GROUP
WARAKU GROUP
Mitra Food Service
PAPAYA
AEON
ー
ー
パ
高
パ級
ス
ー
ー
ス
SUSHI TEI
GIANT
HYPERMART
RANCH MARKET
FOOD HALL
KEM CHICKS
コ
ニン
ビ
LAWSON
MINI STOP
日時
場所
主催
後援
参加企業
(輸出側)
• 2015/4/15(水)∼17(金)
• 東京ビッグサイト
• ハラールマーケットフェア実行委員会
• 経済産業省
• 日本の食品、食材、調理器具等のメーカー・卸
2.フェアのポイント
• 3日間で7万5千人以上の来場者。
• 前回のハラールマーケット商談会へ参加したインドネシ
アバイヤーより8社、バーレーン、UAEより1社ずつを招
聘。中東市場への展開も視野に入れ、より広いハラー
ル市場へのアプローチを企図。
• 弊行からは、ボゴール農科大学のハラールサイエンス
センターより教授を招聘し、「三井住友銀行のインドネシ
ア市場での取組」「インドネシアハラール認証の動向と
ハラール認証取得トレーニング」と題した共同セミナー
を実施。
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40
Discussion Purpose Only
取組事例:ベトナム/グローバル・フード・バリューチェーン構築の取組
 日本政府がGFVC戦略を推進している中、経済産業省は2014年11月、ベトナムを対象としたGFVCに関する調査事業
を公募し、同年12月、弊行はこれを受託しました。
 本事業は、生産から加工・販売まで一貫したバリューチェーンの構築に向けた日本式農業団地の設営を目的として、
ベトナム進出に関心のある日系企業と連携しながら、特にホーチミン近郊を対象に現地農産物の需要等に関する市
場調査を実施するものです。
経産省
補助金
関心日系企業
(例)
JRI
協働
協力・
連携
生産
加工
流通
小売・外食
K社
H社
K社
A社
H社
A社
K社
H社
T社
SMBC
日本式農業団地イメージ
パッケージ輸出
弊行の主な役割



農業・食品分野のノウハウ・知見の活用
幅広い顧客ネットワークを活かした進出候
補企業、現地パートナー候補企業等の
選定、紹介
日本政府との連携窓口 等
出典:日本総合研究所
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41
Discussion Purpose Only
取組事例:アブダビ/農業分野における取組
 弊行では、アブダビ・サウジアラビア・カタールにフォーカスを当て、特に同地域の農業分野において、日本の優れた
技術やノウハウを現地に紹介し、現地と協働での研究・事業化調査等、中東における日本企業の中長期的なビジネス
展開を支援しています。
 2014年9月、東京農工大学等と共同で、アブダビにおける植物工場ビジネスをモデルケースとした人材育成事業を実
施、現地の食糧管理庁・農業者指導機関などの政府機関、農業経営者・生産企業、UAE大学と連携し、日本の植物
工場技術を紹介・事業化調査を実施しています。
 アブダビ政府からは、デーツの生産性向上、害虫対策、ブランディングと海外輸出(日本への輸出)についても支援要
請があり、日本の大学と連携したブランディング・マーケティングへの取り組みを開始したところです。
本事業
アブダビ現地での農業分野の流
通構造・市場調査
 植物工場ビジネスの経営者・
事業者となり得る人材の育成
 アブダビへの日本の植物工場
技術の売込み
日本側
植物工場に特化した日本国内
での研修プログラム
・東京農工大学
・三井住友銀行
・その他、植物工場の研究・事業を
行っている大学・日系企業
日本技術を活用した植物
工場の実ビジネス化
アブダビ側
・UAE大学
・ADFSC(Abu Dhabi Farmers’
Services Centre)
・DED (Department of Economic
Development)
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42
Discussion Purpose Only
2.成長分野への取組
(5)水
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43
Discussion Purpose Only
水分野
マス・公共マーケット
ニッチ・民間マーケット
両方をカバー
水道事業・金融が成立している地域 のみならず
水道事業・金融が未成熟な地域 にカバーを拡大
水資源豊富
水資源欠乏
先進国
中近東、
中国、豪州、
シンガポール
ボリュームゾーン
(伝統的な上下水分野)
資金潤沢
水道事業
マレーシア、タイ
インドネシア、
インド
ベトナム
成長ゾーン
再利用水

海水淡水化

工業用水

工業排水 等
資金欠乏

民間資金の
活用(PPP)
カンボジア、
ミャンマー
アフリカ諸国
ODA支援
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44
Discussion Purpose Only
海外水ビジネス展開において日本企業が取り得る選択肢
 水道運営事業への入札
水道運営事業の
海外進出
 水事業会社M&A
 水事業会社へのマイノリティ出資
 地方自治体の運営ノウハウを活用したマネジメントコンサル契
約
 インフラ設備のパッケージ輸出(BOT等の事業運営と一体)
 設備・機器の単品輸出
設備・機器の輸出
 生産工場の現地設立
 水事業会社とのアライアンス(技術提携等(ライセンス))
コア技術強化の必要
コスト競争力強化の必要
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45
Discussion Purpose Only
取組事例:ベトナムにおける浄水場建設・運営事業の調査
 ベトナム中部の中心都市ダナン市は、インドシナ半島の東西経済回廊の東端に位置し、近年の急速な経済成長と都市化を
受けて、将来の水不足が懸念されています。
 安全かつ安定した水の供給を実現する為、JICA調査事業を実施中。
 本プロジェクトは日本のインフラ輸出のモデル事業の一つと見られています。
ダナン案件概要
事業内容
JICA委託による「PPPインフラ事業FS」
(2013/6/7選定)
案件名
ベトナム・ダナン市 ホアリエン
上水道整備事業準備調査
主提案者
鹿島建設(株)
共同提案者
(株)日立製作所
オリジナル設計(株)
横浜ウォーター(株)
(社)海外水循環システム協議会
(株)三井住友銀行
西村あさひ法律事務所
事業概要
・ダナン市内の水源からの取水と導水、新規の浄水処理
施設の建設および運営までをPPPにより実施。
・JICA/海外投融資プログラムの活用を前提とするもの。
弊行の貢献
①
②
③
検討すべきリスク・課題についてプロアクティブに提言、
対策を提案
税務・会計など詳細な現地制度の確認と優遇制度の
活用した事業計画の検討
整備されていない制度についても複数の対応策を議
論・検討
引き続き検討しなければならない課題
①
②
③
収入と借入の通貨ミスマッチ
ホスト国自治体等のソブリンリスクへの対処
ホスト国政府のリスクテイク促進と支援スキームの提
言
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46
Discussion Purpose Only
取組事例:インドネシア・インフラファイナンス会社
 弊行はインドネシアのインフラファイナンスを支援する政府系金融会社として設立されたPT Indonesia Infrastructure Finance
(インドネシア政府系金融会社、IIF)へ出資、人員派遣を行っており、IIFと緊密に連携し、インドネシアのプロジェクトをサポート
しています。
1.会社概要
2.水事業ファイナンスクローズ融資実績
PT Indonesia Infrastructure Finance
プロジェクト名
Tangerang Water Supply Project
会社形態
インドネシア法に基づく有限会社
プロジェクト概要
15万世帯向け新規給水事業
株主
尼財務省傘下公社(*)
国際金融公社(IFC)
アジア開発銀行(ADB)
ドイツ投資開発公社(DEG)
三井住友銀行(SMBC)
プロジェクトコスト、期間
1.4兆インドネシアルピア、25年
ローン金額、期間
7,510億インドネシアルピア、12年
IIFの役割
リードアレンジャー
調印日
2013年6月24日
33.88%
19.99%
19.99%
11.24%
14.90%
*PT Sarana Multi Infrastruktur (Persero)
3.水事業FA実績
設立
2010年1月
所在地
15th Floor, Sudirman Central Business
District, Lot. 11A, JI. Jend. Sudirman Kav.
52-53, Jakarta 12190 Indonesia
プロジェクト名
Water Supply Project (Confidential)
プロジェクト概要
47.5万人向け新規給水事業(PPP)
業務内容
(インドネシアル
ピア建、長期融
資対応可)
•
•
•
•
•
給水量
毎秒475リットル
プロジェクトコスト
約1億米ドル
IIFの役割
PQ取得済応札者に対するFA
(SMBCと協働FA)
資本金
1兆8100億インドネシアルピア
(約156億円、換算レート:0.0086JPY/IDR)
(2013年12月末時点)
総資産
(2013年12月末時点)
コーポレートファイナンス
プロジェクトファイナンス
出資
保証
アドバイザリー業務
3兆8660億インドネシアルピア
(約334億円、換算レート:0.0086JPY/IDR)
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47
Discussion Purpose Only
取組事例:バーレーン 下水処理プラント(Muharraq in Bahrain)

2011年7月、Samsung Engineeringを中心とするコンソーシアムが開発する下水処理施設へのプロ
ジェクトファイナンス組成をリード

韓国輸出入銀行(KEXIM)直接融資・保証を適用したストラクチャを提案

成長産業における、エマージングマーケットでのファイナンス組成を実現したユニークな案件
Muharraq: 非日系ECA活用によるファイナンスストラクチャ及び諸条件概要
【ファイナンススキーム(出資・融資部分のみ)】
Ministry of
Finance
Bahrain
Government
スポンサー

Samsung Engineering (45%)
 Invest AD (35%)
 United Utilities (20%)
プロジェクト概要
バハレーン・ムハラク地区における下水処理施設開発案件。
本施設での処理量は日量100,000立方メートル。
保証
市中銀行
ファイナンス
融資
プロジェクトコスト
約350百万ドル
Ministry of
Works
Bahrain
Government
融資概要
(テナー22年)

KEXIM直接融資:

KEXIM保証付市中銀行融資:
83百万ドル

アンカバー市中銀行融資:
43百万ドル
下水処理契約
市中銀行団
プロジェクト
カンパニー
124百万ドル
Mandated Lead Arrangers: SMBC/Credit Agricole/Natxis
45%
35%
融資
保証
KEXIM
20%
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48
Discussion Purpose Only
2.成長分野への取組
(6)ヘルスケア
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49
Discussion Purpose Only
ヘルスケア
(万人)
14,000
人口動態と高齢化率(推計)
高齢化率
推計 (右軸)
(%)
42
12,000
36
10,000
30
8,000
24
6,000
64歳以
下
4,000
2,000
0
•
京都大学/山中教授のiPS細胞研究事業につい
て、 ノーベル生理学・医学賞を受賞される前
(2008年6月∼)から、研究成果の社会還元・社
会貢献に関する支援を実施
•
再 生 医 療 関 連 ベ ン チ ャ ー 企 業 に 、 SMBC ベ ン
チャーキャピタルを中心に、資金面で支援
ヘルスケアリートへの取組
18
12
65歳以
上
再生医療事業化のサポート
6
0
1950 60 70 80 90 00 10 20 30 40 50(年)
•
高齢者が安心して暮らせる環境の整備を金融面
からサポートすべく、 NECキャピタルソリューショ
ン(株)とシップヘルスケアホールディングス(株)と
共同で、有料老人ホームやサービス付き高齢者
住宅、医療関連施設等に特化して投資する「ヘ
ルスケア&メディカル投資法人」を上場(2015年2
月)
資料:内閣府「平成27年版高齢化白書」
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50
Discussion Purpose Only
医療国際展開に関するSMFGの取組例
日本政府・Medical Excellence Japanとの情報連携
海外の病院事業パートナー候補の紹介、コンソーシアム形成
•
•
情報提供等
ベトナム、インドネシア等の病院事業者
インドネシア、中国等の医療機器代理店
•
MEJを通じた現地ミッション派遣
コンサルティングサービス(日本総合研究所)
•
•
ASEAN市場調査・戦略立案
経産省FS事業への参画等
医療施設向けファイナンス・アドバイザリー(米国、欧州、中東、アジア地域)
•
ファイナンス
欧州・中東地域(英・独・トルコ他)/病院PPP事業へのファイナンス及びアドバイザリー
•
米国/病院事業者向けファイナンス
•
JICA海外投融資ファイナンスに関するアドバイス(アジア地域)
•
陽子線・重粒子線プロジェクトへのアドバイザリー・ファイナンス
医療機器の販売金融のアレンジ(中国、インドネシア等)
・ 一般的な病院向けリース
・ プロフィット・レベニューシェア
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日本政府の医療国際展開戦略
• 「世界の人口増、新興国の高齢化等の環境を踏まえ、課題先進国である日本の医療産業(医療機器、医療サービス
等)の海外展開を促進することにより、海外における医療の質の向上に寄与しつつ、同産業を戦略産業として育成
し、相手国はもとより、日本の経済成長に寄与すること」が狙い。
• 日本政府は、2013年6月に「日本再興戦略」とともに「健康・医療戦略」を策定。
• 両戦略において、2020年までに海外に日本の医療拠点を10カ所程度創出、2030年までに海外市場規模5兆円獲得を
目標とすることが記載され、実現に向け、さまざまな政策・予算措置が図られている。
2014年7月閣議決定「(改訂版)健康・医療戦略」 抜粋
健康・医療に関する国際展開の促進
ウ)国際医療事業を通じた国際展開
• 一般社団法人MEJ を国際医療事業推進のための中核組織と位
置付け、新興国・途上国等への医薬品、医療機器等及び医療技
術並びに医療サービスの国際展開に向けて、各国ヘルスケア関
連市場の調査、実現可能性、実証、ファイナンスの支援及び人材
育成、外国人患者受入れ等を実施することで、我が国の医療機
関や企業等が海外で自立的・継続的な形で医療サービス事業及
び関連する事業等を提供する拠点構築等を支援する。同時に、
例えば、粒子線を含む放射線治療に関して科学的根拠に基づい
て、その有効性を新興国等に説明ができるようにするなど、日本
の医薬品、医療機器等及び医療技術に関する対外発信を強化
する。
出典:経済産業省資料
達成すべき成果目標(KPI)
イ)健康・医療に関する新産業創出及び国際展開の促進等に関する
施策
【2020 年までの達成目標】
• 海外に日本の医療拠点を創設(3カ所→10 カ所程度)
※2030 年までの達成目標
・日本の医療技術・サービスが獲得する海外市場規模を5兆円
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取組事例:欧州政府機関との連携
 医療機器、再生医療、医薬品を含めた医療分野について、海外進出ニーズを持つ日系企業サポートするため、ベ
ルギー南部のワロン地域投資開発庁(AWEX)と2013年4月に包括提携を締結
 医療機器、再生医療、医薬品を含めた医療分野につき、海外進出ニーズを持つ日系企業を銀行全体でサポート
 欧州市場のゲートウェイとして、ベルギー南部のワロン地域に着目
ワロン地域
ベルギー王国
ワロン地域
首都
ブリュッセル
-
人口
約1,100万人
約450万人
面積
3万㎡(四国の1.5倍)
1.7万㎡
言語
蘭語、仏語、独語
仏語・蘭語
元首
フィリップ国王(2013.7∼)
-
首相
エリオ・ディ・ルポ氏
-
ワロン地域投資開発庁との包括提携
日系企業、大学
SMBC
製薬、医療機器メーカ、
再生医療関連企業

MoU
欧州進出ニーズのある
企 業 紹介 、 現 地大 学 、
企業、規制の情報交換
等
マッチング
ベルギー企業、大学
AWEX
サイエンスパークにて投資優遇措置、
法人税率優遇等の制度の活用
CEマークの取得

EU市場
臨床試験サポート
(施設、十分なベッド数)
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取組事例:海外病院向けファイナンス
 弊行は、海外病院向けファイナンス案件へ計画の早期段階から関与
 2015年6月にJICAの民間投融資第1号案件である、カンボジア救命救急センターファイナンス案件において、弊
行はJICAからエージェント業務を獲得
組成中:カンボジア救命救急センター・大学院設立(平成25年秋 病院事業会社設立予定)

脳神経外科中心の救命救急センター設立、医学系大学院(医学、医用工学、医療経済・政策等)の設立。

保険、IT、教育を含む医療インフラをあわせて整備。
(出所)経済産業省資料
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取組事例:トルコ病院PPP事業へのファイナンス
• 2014年12月、弊行は、トルコで最初の病院PPP事業となるAdana病院PPP案件のファイナンスを組成(弊行の役割は
、Mandated Lead ArrangerおよびStructuring Bank)
• Adana案件は、2014年9月に弊行が協力覚書を締結したICIECのNon Honoring Sovereign Obligationプログラムを活
用し、レンダーが負うトルコ政府のソブリンリスクを低減させるスキームを活用
Adana Hospital PPP Project
 1550床の総合ヘルスキャンパス
 3年の建設期間、25年の事業期間
 スポンサーは、設計・建設・ファイナンス・管理の責任を負う
 最初にファイナンスクローズをしたトルコ病院PPP案件
< 案件概要 >
 スポンサー
: Meridiam 40%, Ronesans 40% etc.
 総事業費用
: EUR 540 mil
 総ファイナンス額
: EUR 432 mil
 融資行・機関
: EBRD, IFC, Proparco, DEG, SMBC,
BBVA, KDB, Siemens Bank, HSBC
ICIECとの協力覚書
 2014年9月、弊行は、イスラム投資・貿易保険公社(Islamic
Corporation for Insurance of Investment and Export Credit
(“ICIEC”), イスラム開発銀行グループの機関)と、イスラム金融
・プロジェクトファイナンス・貿易金融における協働を行うための
協力覚書を締結
< ICIEC概要 >
: Aug 1994
 設立
 目的
: Providing investment and export
credit insurance for Islamic
Countries
 出資者
: IDB (43.2%), Saudi Arabia (25.9%)
etc. total 41 Islamic member
states
 外部格付
: Moody's Aa3
SMBCのトルコにおける取組
 2012年2月、ドバイ支店イスタンブール出張所を開設。
 数多くのプロジェクトファイナンス案件等をクローズ(2012年、ユ
ーラシアトンネル案件(Mandated Lead Arranger, ECA Agent)等)
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取組事例:中国 国薬Gとの業務提携
• 2015/6月、弊行はグループ会社と共に、中国医薬集団総公司と医療・ヘルスケア分野の相互協力促進に向けて業務
提携
• 日中両国企業とのビジネスマッチングを推進し、中国で医療・ヘルスケア分野への進出・投資を検討する顧客向けサ
ービスの拡充を図る
1 中国国薬グループについて
2 弊行の取組
 中国医薬集団総公司は、国薬HDの親会社で、医療・医薬・健康
関連製品の研究開発・製造販売を中核事業とする中国最大の国
営医療・ヘルスケアグループ
 2015/6月、弊行、SMFL、日本総研は、中国医薬集団総公司と医
療・ヘルスケア分野の相互協力促進に向けて業務提携を開始
<弊行プレスリリース>
1.会社概要
企業名
中国医薬集団総公司
(China National Pharmaceutical Group Corporation)
設立
本社
業種
1998年
中国北京
医薬品の研究開発・製造・販売、薬局の運営、
医薬品原料の輸入、医療機器の販売、輸出入
2.グループ10大事業
・医薬品の研究開発
・生物製薬事業
・中薬(中国伝統医薬)
・医療関連製品の輸出入
・薬局事業
・診断薬、試薬の研究
・化学製品
・医療機器・医療器材事業
・医薬品物流事業
・医薬展示会
 国薬Gの関心の高い領域は以下の4点
(1)日系医療機関の運営ノウハウ
(2)独自性の高い医療機器等
(3)健康食品
(4)病院買収に係る資金支援
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2.成長分野への取組
(7)ロボット・ベンチャー
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ロボット
ロボット新戦略
(2015年1月、日本経済再生本部)
・日本は「ロボット大国」である一方、少子高齢化等、
ロボット活用が期待される「課題先進国」であり、
ロボット革命を実現する必要あり
・改革実現のため、①世界のロボットイノベーション
拠点に、②世界一のロボット利用社会、③IoT時代の
ロボットで世界をリード、という3本柱を設定
日本再興戦略2016
(2016年5月、産業競争力会議)
・名目GDP600兆ドル実現に向け、IoT、ビッグデータ、人
工知能(AI)、ロボットの活用による第4次産業革命を
通じて、2020年までに30兆円の付加価値を創出
・具体策として、高速道路での自動走行実現(2020年)、
ドローン配送の実現(3年以内)、中堅中小企業の
ロボット導入コストを2割削減等に取組む。
米国ロボット団体との連携
米国ロボット団体Silicon Valley Roboticsと、
業務提携を締結
( 2015年5月)
同団体の持つネットワークとSMBCの顧客
基盤をマッチングさせ、シリコンバレーへの
進出を検討する日本企業の支援や、日本
市場への進出を狙う米国企業の支援等を
行うことが狙い
産業技術総合研究所との業務連携
国内の研究機関・大学で創発される、優良
な技術シーズの事業化をサポートする為に、
産業技術総合研究所と業務連携の覚書を
締結
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取組事例: Silicon Valley RoboticsとのMOU締結について
• Silicon Valley Robotics(以下、SVR)は、米国カリフォルニア州シリコンバレー地域に所在する、ロボット関連の団体(会員制の非営利団体)。
ロボット分野での起業家の育成や企業間連携の促進に力を入れており、シリコンバレーのロボットコミュニティ・エコシステムにおいて独自の
ネットワークを持つ。
Silicon Valley Robotics:団体概要
【組織体制】
• Silicon Valley Robotics(以下、SVRとする)は、米国カリフォルニア州シリコンバレー地域に所在
する、ロボット関連企業を中心とした会員制の団体。
• 会員は100社超で、手術ロボット「ダビンチ」で有名なIntuitive Surgical等が加盟。
• 法的には、米国の内国歳入法(IRC)第501条(c)(6)項に「ビジネスリーグ、商工会議所、その他の
事業者団体」として規定される同業者団体・職能団体タイプの共益法人。
• SVRのトップであるPresidentはSRI International(同じくシリコンバレー地域に所在する非営利研
究機関)のロボット部門のDirector(現在はRich Mahoney氏)が兼務することとされており、実務
面を取り仕切るManaging Directorは専任の職員(現在はAndra Keay氏)が務めている。
【沿革】
• 2010年にロボット関連企業のネットワーキングを目的として設立。
• 設立メンバーは次の4者(社)。
1. Adept Technology
(産業用ロボット等メーカー)
2. Bosch
(自動車部品等メーカー)
3. SRI International
(非営利研究機関)
4. Willow Garage
(ロボット制御用ソフトウェア関連非営利団体)
【主な活動内容】
• 企業同士を引き合わせるためのイベントの開催(”Block Party”の参加者は2,000名に上る)
• パートナー企業探索の個別サポート
• メンターや技術者の紹介
• 展示会への出展、プレゼンテーションの実施
• 年次レポートの作成
(出典:SVRウェブサイト)
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取組事例: SRI InternationalとのMOU締結について
•
SRI International(以下、SRI)は、スタンフォード大学を起源とする、世界有数の独立系研究機関。ロボット分野だけで100人超の研究者を擁
する。SRIからのスピンオフにより、ベンチャー企業を多数輩出。
1
組織概要
名称
所在地
沿革
主な経営陣
従業員数
拠点数
スピンオフ
企業
2
3
SRI (Stanford Research Institute) International
米西海岸: 333 Ravenswood Avenue Menlo Park, CA
1946年、スタンフォード大学により設立。
1963年、日本オフィス設立。
1970年、大学から独立。
1977年、SRI Internationalへ改称。
ロボット分野での取組
• SRIはロボット分野に注力しており、ロボットの分野で約
100人の研究者が在籍。
• SRIのロボット技術を実用化した企業の例として、
Intuitive Surgical、Redwood Robotics、Grabit、
MoveIt!等がある。
William Jeffrey (President and CEO)
約2,300名
• SRIはシリコンバレー地域のロボット関連団体「Silicon
米国内を中心に21拠点
Valley Robotics」の創設メンバーのひとつであり、SRIの
以下の企業を含め、60社
Siri, Inc.
:音声認識技術(iPhone搭載)
Intuitive Surgical :遠隔ロボット手術システム
(世界で3,000台以上販売されている
手術ロボット「ダビンチ」を開発)
ロボット部門のトップが代々、SVRのPresidentを兼務し
ている。
業績推移 (Annual Revenue)
(USD M)
※政府機関・民間企業から
の委託研究費や、特許の
ライセンス収入等
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取組事例:ベンチャー支援
 大学・研究機関・有力VCへの人材派遣・出資を通じ、ベンチャー企業のソーシングルート開拓を積極展開。
 産総研と業務連携の覚書を締結し、産学研究技術の事業化支援に関するプラットフォーム構築を検討。
ベンチャー創造の
好循環を実現
ベンチャー
創出
政府
大学
研究機関
投資家
×
公的金融
ベンチャー
育成
更なる成長
(IPO・M&A)
SMBC日興
(2015年7月29日 SMBC本店にて)
大・中堅企業
目利き力
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取組事例:ベンチャー:次世代技術向け投資ファンド設立
 弊行は、トヨタ自動車様と共に「未来創生ファンド」へ出資者として参画。知能化技術(AI)・ロボティックス・水素社会実現に
資する技術・企業への投資を通じて、未来を拓くイノベーションの加速に貢献。
2015 年11 月4 日
スパークス・グループ、「未来創生ファンド」を設立
トヨタ自動車、三井住友銀行が出資者として参画
スパークス・グループ株式会社(社長:阿部修平、以下、スパークス)は、トヨタ自動車株式会社(社長:豊田章男、以下、トヨタ)、株
式会社三井住友銀行(頭取:國部毅、以下、三井住友銀行)と本年7月に合意した業務提携に関する覚書に基づき、未来社会に
向けたイノベーションの加速を目的とする新たな「未来創生ファンド」(以下、新ファンド)を設立し、あわせて、トヨタと三井住友銀行
は、同ファンドへ出資者として参画することを決定いたしました。新ファンドの概要は以下の通りです。
1.基本理念
・未来社会に向けた成長を牽引しうる技術を有する事業を対象に、出資を通じた育成をはかり、イノベーションの加速に貢献
・発掘した企業群でポートフォリオを組む事により、未来を拓く「新たな力」を見える化し世界に発信
2.目指す機能
・「知能化技術」「ロボティクス」「水素社会実現に資する技術」を中核技術と位置づけ、それらの分野の革新技術を有する企業、ま
たはプロジェクトを対象に投資を行う。
(なお、「水素社会実現に資する技術」に関しては、水素の製造・供給・利用に関わる企業・プロジェクトへの投資も含む)
3.概要
・スパークスをファンド運営者とし、トヨタ、三井住友銀行を加えた3 社による総額約135 億円の出資により、11 月より運用開始
・来年3月までに、新ファンドの趣旨に賛同いただける投資家の方々から追加出資を募り、最終的には総額500 円規模のファンド
を目指す
新ファンドの設立・運用を通して、トヨタ・三井住友銀行・スパークスの3社は、新たな価値の創造と社会への実装を促進すべく、引
き続き努力してまいります。
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ご留意いただきたい事項
本文書には、弊行が妥当と考えるところを記載しておりますが、本文書の内容の
正確性・完全性について、弊行が如何なる貌でも保証するものではないことを申
し添えます。貴大学におかれましても、本文書の内容に関し十分ご検討頂きた
く、お願い申し上げます。
また、本文書により、弊行が、将来の融資又は融資の組成、取引又は商品の提
供等、当該説明書・説明用資料の内容を約束するものではないこと、また、弊行
が如何なる貌でもファイナンスをコミットするものではない点、ご了解頂きたく、お
願い申し上げます。弊行が本件に対するファイナンスの最終的なコミットメントを
行うに際しましては、事前に詳細なDue Diligenceならびに弊行内部の稟議手続
きが必要となります。
尚、本文書は貴大学・弊行間のディスカッションおよび、貴大学内部でのご検討を
目的として作成しておりますので、本文書の内容に関し弊行以外の第三者に開
示され、もしくは第三者と相談されることのないよう、併せお願い申し上げます。
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