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1
「世界不況下のトヨタの取組みと課題」
2009年7月16日
トヨタ自動車株式会社
常務役員 早川 茂
2
本日の説明内容
1.世界の自動車市場の状況
2.当社の状況
3.当社の取組み
4.政策要望
3
1.世界の自動車市場の状況
8000
7000
中近東・アフリカ
オセアニア
中南米
アジア
欧州
北米
日本
5000
4000
3000
2000
1000
08
20
07
20
06
20
05
20
04
20
03
20
02
20
01
20
00
0
20
台数(万台)
6000
暦年
暦年
4
百万台
百万台
米国自動車市場推移(年率換算)
18
17
16
16.0
15.4 15.4
13
14.5
景気
刺激策
合意
ビッグ3
救済議論
(公聴会)
15.1
15
14
リーマンショック
金融安定化法案下院否決
ベアスターンズ
救済合併
ビッグ3
救済
政府
つなぎ
融資
82年10月
82年10月
以来の
以来の
年率換算
年率換算
1千万台
1千万台
割れ
割れ
14.5
13.7
戻し減税
開始
12.6
12
クライスラー
クライスラー
Ch11申立
Ch11申立
13.7
GM
GM
Ch11
Ch11
12.5
ガソリン価格
最高値
11
申立
申立
10.2
10
10.6
金融安定
化法成立
9
'07/12
'08/1 2
3
4
5
6
7
8
10.3
9.9
9.6
10
11
12 '09/1 2
3
9.7
9.3
9.1
9
9.9
4
5
6
5
BRICsの自動車市場
160%
中国
ブラジル
インド
ロシア
120%
100%
80%
60%
月
5
月
3
11
09 月
年
1
月
月
9
月
7
月
5
月
3
1
月
40%
08
年
前年同月比
140%
6
→見込み
→見込み
09
20
08
20
07
20
06
20
05
20
04
20
03
20
02
20
01
海外販売
国内販売
20
00
1000
900
800
700
600
500
400
300
200
100
0
20
台数(万台)
2.当社の状況
暦年
暦年
7
自動車産業の特性
1.広い裾野産業
・総合的な競争力
2.擦り合わせ型
・市場変動への対応
3.投資規模大
・地域経済への貢献
8
3.当社の取組み
1.当社の創業以来の理念の徹底
▽ 「クルマづくりを通じて地域社会に貢献する」
2.商品を軸とした経営
(1) 地域ごとのお客様ニーズに応じた商品展開
日 本:商品性/バリエーション強化、必要十分なラインアップ
米 国:大型車中心の市場からの構造変化に対応
欧 州:HVに徐々に軸足を移す
新興国:競争力のある商品のタイムリーな投入
新開発小型車の投入(インドから)
(2) 環境技術開発の推進
(3) 運転が喜び/感動となる商品/技術の開発
9
環境・エネルギー問題への対応
ハイブリッド技術
プラグインハイブリッド技術
ガソリン
/軽油
ガソリン/軽油
石油
ガソリン
/軽油
ガソリン/軽油
(在来油田)
(深海油田、オイルシェールなど)
採掘/精製技術/コスト
採掘/精製技術/コスト
ガス貯蔵技術
ガス貯蔵技術
(現状比2倍)
(現状比2倍)
天然ガス
インフラ整備
インフラ整備
CO
CO22削減技術
削減技術
(燃料製造時)
(燃料製造時)
ガス化/合成技術
ガス化/合成技術
石炭
バイオ
マス
PHV、小型EV用
PHV、小型EV用
電気貯蔵技術
電気貯蔵技術
水素製造
水力
太陽光
地熱など
発電
原子力
燃料性状均一化
燃料性状均一化
ガス燃料
合成液体燃料
(GTL/CTL/BTL
(GTL/CTL/BTL))
内燃
機関
量の確保
量の確保
セルロース
セルロース
活用技術
活用技術
バイオエタノール/バイオディーゼル
バイオエタノール/バイオディーゼル
充電インフラ
充電インフラ
整備
整備
EV用電気貯蔵技術
EV用電気貯蔵技術
電気
EV
水素
FCHV
CO
CO22削減技術
削減技術
(火力発電所)
(火力発電所)
CO
削減技術
CO22削減技術
(水素製造時)
(水素製造時)
水素貯蔵技術
水素貯蔵技術
インフラ整備
インフラ整備
2010年
2030年
電気自動車(EV)への取り組み
トヨタ e-com
次世代EV
(2010年代早期)
トヨタ RAV4 EV
【EVの課題】 ①航続距離、②コスト、③充電時間、④専用充電インフラ
⇒当面、近距離コミューターやパーソナルモビリティが現実的
10
11
将来のエコカーのゾーニングイメージ
HV・ PHV 領域
移動速度
FCHV領域
大型トラック
Express trains
HV
Regular trains
EV領域
近距離
コミューター
乗用車
TOYOTA
FCHV-adv
FCHV-BUS
Light-rail
transport
TOYOTA PHV
自動二輪
路線バス
宅配トラック
EV
i series
Winglet
燃料
電気
小型宅配車両
ガソリン,軽油, バイオ燃料,
CNG,合成燃料 etc.
移動距離
水素
EV:近距離コミューター 、 HV or PHV : 乗用車全般、FCHV: 中長距離用途
12
4.政策要望
1. 短期
(1) 市場刺激策
(2) 保護主義への対応
2.中長期
(1) 次世代先進環境技術開発に向けた産官学の
連携強化、拡充
(2) 貿易/投資の自由化/円滑化
① WTO/EPAの推進
② 基準認証の調和
(3) 企業の財産権の保護
① 移転価格課税に伴う二重課税防止 ② 知的財産保護
13
各国の自動車市場刺激策概要
期間
内 容
仏 08/12-09/11 廃車代替補助金支給
独 09/1-12
廃車代替補助金支給
日本 09/4-12/3 低炭素車普及促進税制
09/4-10/3 環境対応車普及促進対策補助金
新車購入時のsales taxを所得税から控除
米国 09/2-12
09/7-12
廃車代替補助金支給
市場刺激/CO2抑制の取組み継続
14
当社製品の燃費向上実績
<平均燃費の推移>
(乗用車)
全車平均燃費(’97年値=1)
1.3
ハイブリッドによる
燃費向上
当社製品平均燃費
1.2
従来技術による
燃費向上
1.1
1.0
’97
’98
’99
’00
’01
’02
’03
’04
’05
’06
’07 (年)
日本において過去10年間で全車平均燃費が28%向上
15
環境技術開発の促進
日 本
リチウム
ポスト
リチウム
次世代自動車用
高性能蓄電システム
技術開発
革新型蓄電池先端
科学基礎研究事業
米 国
25億円 電気自動車技術
(×5年) 発展補助金
4億
ドル
最先端バッテリー生産の
29億円 ための補助/融資
20億
ドル
(×7年)
次世代先進環境技術開発に向けた産官学の一層の連携強化、拡充
16
以上
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