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HP P6000 Command View 10.0 リリースノート

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HP P6000 Command View 10.0 リリースノート
HP P6000 Command View 10.0 リリース
ノート
HP 部品番号: T5494-96431
2011 年 10 月
第1版
© Copyright 2011 Hewlett-Packard Development Company, L.P.
バージョン
HP P6000 Command View 10.0
説明
本書では、HP P6000 Command View 10.0 リリースによるアレイベース管理とサーバーベース管
理について説明します。
重要: HP P6000 Command View は、その多くの機能が以前のバージョンの HP Command View
EVA と同じです。 P6000 は、Enterprise Virtual Array 製品ファミリの新しいブランドです。
本書には、HP 管理ソフトウェアの以下のリリースに関する情報が掲載されています。
•
HP P6000 Command View 10.0
•
HP P6000 Performance Advisor 1.0
•
HP P6000 Performance Data Collector 10.0 (旧 HP Command View EVAPerf)
•
HP P6000 SmartStart 4.0
•
Storage Management Initiative Specification for Enterprise Virtual Array (SMI-S EVA) 10.0
•
HP Storage System Scripting Utility (SSSU) 10.0
•
HP Management Integration Framework (MIF) 1.4
HP P6000 Command View 10.0 をサポートするアレイコントローラーソフトウェアのバージョン
を確認するには、『HP P6000 Enterprise Virtual Array 互換性リファレンス』の表 2.0 (「HP P6000
Command View の相互運用性サポート」) を参照してください。 本書の配置場所については、「製
品に関するWebサイトとドキュメント」 (29 ページ) を参照してください。
HP XCS について詳しくは、特定の XCS バージョンのリリースノートを参照してください。
アップデートの推奨
HP P6000 Command View 10.0 にアップグレードされることを強くお勧めします。
説明
3
HP P6000 Command View
この項には、HP P6000 Command View 10.0 に関する機能強化、修正点、ライセンス、互換性/
相互運用性、対策、制限事項などに関する情報が記載されています。
機能強化
•
HP P6000 Performance Advisor。 HP P6000 Performance Advisor が HP P6000 Command View
スイートに含まれるようになりました。 このソフトウェア機能を使用開始するにはライセン
スが必要です。
•
Single-Pane-of-Glass。 Single-Pane-of-Glass インターフェイスは、HP P6000 Command View
に付属しています。
•
シングルサインオン。 自動制御および管理者制御によるシングルサインオンが新しく追加さ
れました。
•
ツリーインテグレーター設定。 ツリーインテグレーター設定が追加され、Single-Pane-of-Glass
インターフェイス内で表示されるリソースナビゲーションで使用できます。
•
OS セキュリティグループ管理ウィザード。 LDAP セキュリティドメインをマシンに追加し、
LDAP セキュリティドメインを Management Integration Framework ロールにマップすることが
できる新しいウィザードです。
•
ブラウザーのサポート。 Microsoft Internet Explorer 9.0 および FireFox 4.0 のサポートが追加
されました。
•
標準化中のフェイルオーバー。 フルコピーの進行中であってもフェイルオーバーの実行が可
能になりました。
•
新しいライセンス機能:
•
◦
ライセンスを追加する際に入力されるテキストの有効性がチェックされ、テキストが無
効な場合には適切なエラーが表示されます。
◦
アップグレードライセンスを追加する場合、以前のモデルに対する永久無制限ライセン
スが使用可能であるかどうかの確認が行われるようになりました。 このライセンスが使
用不可能である場合、警告メッセージが表示されます。
◦
アレイに対して有効な永久ライセンスがインストールされた場合、ライセンスページに
は一時ライセンスが表示されなくなりました。
HP P6000 EVA シミュレーターの機能強化:
P6000 EVA Simulator は、次のソフトウェアデポからダウンロードできます。
http://www.hp.com/go/p6000evasimulator (英語)
4
HP P6000 Command View
修正点
•
HP P6000 Command View 管理サーバーの時間が Windows 時間と一致しない - 時間が一致す
るようになりました。
•
関連がない仮想ディスクが通常以外の状態であるため、仮想ディスクの提供が失敗する - 通常
以外の状態の仮想ディスクは、HP P6000 Command View が提供されるユニットを収集して
提供することを妨害しなくなりました。
•
黄色のイベントおよび注意ステータスが DR グループの GUI に表示される - 注意/失敗の原因
が DR グループのプロパティページに表示されるようになりました。
•
提供されている仮想ディスクが SSSU の DELETE FOLDER コマンドにより削除される - 仮想
ディスクファミリフォルダーのディレクトリは削除されなくなりました。 代わりに、フォル
ダー内のオブジェクトを削除する必要があります。
•
DR 複製先で停止状態が有効化される - DR 複製先で停止状態が誤って報告されないようになり
ました。
•
HP P6000 Replication Solutions Manager 5.3 での仮想ディスクの削除に要する時間が HP P6000
Replication Solutions Manager 5.2 と比較して長い - パフォーマンスが改善され、効率的な仮想
ディスクの削除が可能になりました。
•
DR グループの作成時に、ユーザー名重複エラーが発生する - DR グループの作成時に、このエ
ラーは発生しなくなりました。
•
セミコロンおよび一重引用符をオブジェクト名に使用するとエラーが発生する - セミコロンお
よび一重引用符をオブジェクト名に使用することによるエラーは発生しなくなりました。
•
派生ユニットがない仮想ディスクが Command View の GUI に表示されない - 失われた派生ユ
ニットが、アレイの更新中に自動的に再作成され、Command View の GUI に表示されるよう
になりました。
•
仮想ディスク名の ACTIVE 部分が失われる - 仮想ディスク名に ACTIVE 部分が含まれるように
なりました。
互換性および相互運用性
EVA3000 および EVA5000 のサポート終了
HP P6000 Command View は EVA3000/5000 アレイをサポートしません。これらのアレイを管
理することもできません。 この管理には、Continuous Access 構成内の EVA3000/EVA5000 アレ
イの管理も含まれます。
IPv6 情報 (アレイベース管理のみ)
1 つのシステムに IPv4 と IPv6 がインストールされている場合、HP P6000 Command View は、デ
フォルトでは IPv4 アドレスで起動します。 指定したアドレスで HP P6000 Command View を起
動したい場合は、cveva.cfg ファイルの webserver セクションに address エントリを追加す
る必要があります。 たとえば、HP P6000 Command View を IPv6 のアドレスで起動する場合、
cveva.cfg ファイルの webserver セクションに address 0::0 と入力してください。
IPv6 は Windows 2003 Server でサポートされない
IPv6 構成の Windows 2003 Server では、HP P6000 Command View が正しく動作しません。 し
たがって、HP P6000 Command View は Windows 2003 Server 上の IPv6 構成ではサポートされ
ません。 IPv4 構成では引き続き確実に動作し、サポートが継続されています。 IPv6 が必要な場
合、HP P6000 Command View を Windows 2008 Server 上にインストールすることをお勧めしま
す。
HP P6000 Command View
5
HP P6000 アレイベース管理のサポート
HP P6000 Command View アレイベース管理は以下の機能があります。
•
アレイを 1 つだけ管理します。
•
HP P6000 Continuous Access のリレーションシップの管理はできません (HP P6000 Command
View は DR グループの一方しか参照できません)。 HP Cluster Extension Software (CLX) や HP
Metrocluster のような、HP P6000 Continuous Access に依存する高可用性ソリューションは、
HP P6000 Command View アレイベース管理を使用して管理することはできません。
•
Insight Remote Support Standard (HP Command View EVA 9.1 で起動) および Insight Remote
Support Advanced (HP P6000 Command View 9.4 で起動) をサポートします。
•
HP SMI-S EVA および HP P6000 Performance Data Collector をネイティブでサポートしませ
ん。 ただし、HP SMI-S EVA および HP P6000 Performance Data Collector は、HP P6000
Command View アレイベース管理で管理されている EVA をサポートします。 このためには、
HP P6000 Command View インストーラーでソフトウェアを Windows サーバーにインストー
ルします。 HP SMI-S EVA プロバイダーについては、HP P6000 Command View を実行してい
るアレイの IP アドレスと認証情報を必ずプロバイダーに渡してください。 手順については、
『HP P6000 Command View インストールガイド』を参照してください。
•
HP P6000 Command View 9.4 および XCS 10000000 を実行している場合はハードディスク
ドライブファームウェアのアップグレードをサポートします。
インストールとアップグレード要件
サポートされている HP P6000 Command View アップグレードパスについては、『HP P6000
Enterprise Virtual Array 互換性リファレンス』の表 2.1 (「HP P6000 Command View のアップグ
レードサポート」) を参照してください。 必要条件とインストールおよびアップグレード手順の完
全な情報については、『HP P6000 Command View インストールガイド』を参照してください。
ブラウザーのサポート
HP P6000 ソフトウェアのユーザーインターフェイスにアクセスするためにサポートされるブラウ
ザーは、Internet Explorer 8.0 以降または FireFox 4.0 以降です。 32 ビットブラウザーのみがサ
ポートされます。 お使いのブラウザーのバージョンがこれ以前のものである場合、ブラウザーを
アップグレードする必要があります。 HP Command View、HP Performance Advisor、または HP
Management Integration Framework を使用する場合、使用しているブラウザーには少なくとも
Adobe Flash Player 10 が必要です。
最新バージョンの Adobe Flash Player をダウンロードするには、次の手順に従います。
1. http://www.adobe.com/jp/ (日本語) にアクセスして [ダウンロード] をクリックします。
2. [READER および PLAYER] の下で、[Get Adobe Flash Player] をクリックします。
3. [今すぐダウンロード] をクリックして、Adobe Flash Player をインストールします。
6
HP P6000 Command View
HP P6000 Command View 10.0 と HP Command View for Tape Libraries の同時インストール
重要:
•
HP Replication Solutions Manager バージョン 5.4 以降のインストールまたは同バージョンへ
のアップグレード、あるいは HP Command View for Tape Libraries バージョン 2.6 以降のイ
ンストールまたは同バージョンへのアップグレードを行う場合は、先に HP P6000 Command
View をバージョン 10.0 にアップグレードする必要があります (3 つすべての製品が同じサー
バー上にインストールされている場合)。
•
HP Command View for Tape Libraries がインストールされている場合は、HP P6000 Command
View 10.0 をインストールする前にこれを削除する必要があります。
•
Postgre SQL エラーメッセージを回避するため、HP P6000 Replication Solutions Manager をイ
ンストールする前に HP Command View for Tape Libraries 2.6 をインストールすることをお勧
めします。
アップグレードに失敗すると MIF 構成データが失われる
HP P6000 Command View 9.3 または 9.4 から HP P6000 Command View 10.0 へのアップグレー
ドが正常に完了しない場合、既存のすべての Command View ファイルが削除されます。 削除され
るファイルには、MIF 構成データが含まれます。これが削除された場合、10.0 へのアップグレー
ドの完了後に再作成する必要があります。
サーバーを現在の時刻に設定してから HP P6000 Command View をインストールする
HP P6000 Command View のインストールを開始する前に、アレイベース管理またはサーバーベー
ス管理のサーバー上の時刻が正しく設定されていることを確認してください。 システム時刻が正
しく設定されていない場合、インストール中に生成される証明書が無効となる可能性があり、そ
の場合は HP P6000 Command View、MIF のセキュリティ GUI、または MIF の構成 GUI にログイ
ンできません。 この状態が発生した場合、次のいずれかの方法を使用して、システム時刻を正し
く設定し、有効な証明書を再生成する必要があります。
アレイベース管理の場合
1. ブラウザーを起動しているサーバー上の時刻を、アレイベース管理マシンの時刻と一致する
ように変更します。
2. MIF のセキュリティ GUI にログインします。
3. HP P6000 Command View を実行し、時刻オプションの設定を使用してアレイベース管理マ
シンの時刻を変更します。
4. アレイベース管理マシンを新しい管理グループに移動して、証明書を再度生成します。
サーバーベース管理の場合
1. ブラウザーを起動しているサーバー上の時刻を、サーバーベース管理マシンの時刻と一致す
るように変更します。
2. MIF のセキュリティ GUI にログインします。
3. サーバーベース管理マシン上でサーバーの日付と時刻を修正します。
4. サーバーベース管理マシンを新しい管理グループに移動して、証明書を再度生成します。
Command View のインストール後に、HP P6000 SmartStart を使用した HP P6000 Command View
ソフトウェアスイートのカスタムコンポーネントセットアップが制限される
このリリースの HP P6000 SmartStart では、HP P6000 Command View インストーラーを使用して
ソフトウェアスイートのカスタムインストールを実行できます。ただし、すでに HP P6000 Command
View がインストールされていてサーバー上に存在している場合、HP P6000 SmartStart は HP P6000
Command View インストーラーを起動できません。そのため、HP P6000 SmartStart からその他の
アプリケーションのカスタムインストールを実行できません。
HP P6000 Command View のインストール後に HP P6000 Command View スイートのその他のア
プリケーションのカスタムインストールを実行する場合、P6000SmartStart.exe ポップアップ
ウィンドウを使用するか bin\installers\CV\HP P6000 Command View Software
HP P6000 Command View
7
Suite.exe をダブルクリックして、HP P6000 Command View インストーラーを直接起動する必
要があります。
注記:
い。
詳細については、『HP P6000 Command View インストールガイド』を参照してくださ
対策と制限
この項にあるほとんどの問題には対策があり、解決策を示します。 しかし、一部の問題は制限で
あり、参考として理解する必要があります。
P6000 ディスクエンクロージャーの電源が自動的に入らない
P6000 ディスクエンクロージャーには自動的に電源が入ります。 自動的に電源が入らない場合、
手動で電源を入れる必要があります。 ディスクエンクロージャーの正しい電源投入手順について
は、「ドキュメントのアップデート」 (29 ページ) を参照してください。
HP P6000 Command View トレースログで履歴のトレースが無効化されている
アレイベース管理の HP Command View EVA 9.2 以降では、cvevatrace*.log ファイル内の重
大 (レベル 1) エラーログを伴うトレース情報の履歴は、デフォルトで無効になっています。 トレー
スファイルに重大エラーログが見つかった場合に十分なトレース情報を生成するには、
ccbtrace.cfg ファイルの先頭で設定パラメーター backtrace=0 を backtrace=1 に変更して
ください。 このファイルは、デフォルトの HP P6000 Command View インストールディレクト
リ、C:\Program Files\Hewlett-Packard\Sanworks\Element Manager for
StorageWorks HSV\にあります。 管理サーバーを再起動する必要があります。
この変更を有効化するためには、管理ホスト全体を再起動する必要はありません。 HP P6000
Command View サービスの再起動のみが必要です。
注意: 履歴のトレースを有効にすると、HP P6000 Command View のパフォーマンスに悪影響が
でる可能性があります。
HP P6000 Command View のアレイベース管理による HP Insight Remote Support Advanced ソフト
ウェアのサポート
HP Insight Remote Support Advanced ソフトウェアは、サーバーベース管理に加え、アレイベース
管理でもサポートされます。 アレイベースの管理サポートを有効にするには、HP P6000 Command
View ホスト (discoverer.bat を使用してアレイベースの管理への接続をセットアップしたホス
ト) とアレイ管理モジュールの両方に同一の資格情報を設定する必要があります。
HP P6000 Command View のコード確認
HP の製品は、「信頼できる」ブランドの公約に基づいて提供されます。 HP のコード (ソフトウェ
ア、ファームウェア、ドライバー、アプリケーション、パッチ、ソリューションなど) に対して、
電子的に暗号化された「署名」を作成して提供することにより、HP から受け取ったコードを導入
する前に、業界標準の方式に従ってそのコードの整合性と真正さを確認することができます。 デ
ジタル署名されたコードは、ソフトウェアやファームウェアに関して、HP 以外のバージョンを使
用したときに発生する可能性のあるセキュリティ上の脆弱性に関するリスクを管理するために役
立ちます。それら HP 以外のバージョンは、予期された内容を満たさない可能性があり、悪意のあ
るコード (ウイルスやワーム) を含んでいる可能性があります。
ソフトウェアのインストール前に HP P6000 Command View のコードを確認する方法については、
HP のサポート窓口までお問い合わせください。
Emulex HBA には最新のドライバーバージョンが必要
Storport ドライバー (5-2.00a12 より前のバージョン) の Emulex HBA を使用するサーバーでは、
再起動が必要なハングまたは HP P6000 Command View のアレイ検出の問題が発生することがあ
8
HP P6000 Command View
ります。 Storport ドライバーの 5-2.00a12 以降のバージョンを使用していることを確認してくだ
さい。 ドライバーを入手するには、次の HP の Web サイトを参照してください。
http://www.hp.com/support/downloads (英語)
注記: Windows 2003 システムを使用している場合、新しいドライバー (5-2.00a12) には、
Microsoft のホットフィックス KB932755 が必要です。 ホットフィックスを入手するには、次の
Windows の Web サイトにアクセスします。
http://support.microsoft.com/KB/932755 (日本語)
Windows 2003 Server で必要なホットフィックス
管理サーバーが Microsoft Windows 2003 を実行している場合、HP P6000 Command View がアレ
イを一切表示しないことがあります。 この問題を解決するには、Microsoft ホットフィックスをイ
ンストールする必要があります。 詳細とホットフィックスのダウンロードについては、次を参照
してください。
http://support.microsoft.com/kb/945119/ (日本語)
サーバーを管理サーバーとしてでなく、ストレージ専用に使用している場合、このホットフィッ
クスをインストールする必要はありません。
ウイルス対策ソフトウェアがパフォーマンスを低下させることがある
同じ管理サーバーにウイルス対策ソフトウェアがインストールされているときの HP P6000 Command
View のパフォーマンスの問題を回避するために、頻繁に更新されるログ関連ファイルをウイルス
対策ソフトウェアのスキャンから除外することをお勧めします。これらのファイルには、以下が
含まれます。
•
\Program Files\Hewlett-Packard\Sanworks\Element Manager for StorageWorks
HSV\cache
•
\Program Files\Hewlett-Packard\Sanworks\Element Manager for StorageWorks
HSV\log
•
\Program Files\Hewlett-Packard\Sanworks\Element Manager for StorageWorks
HSV\logs
•
\Program Files\Hewlett-Packard\Sanworks\Element Manager for StorageWorks
HSV\trace
HP P6000 Performance Data Collector をインストールしている場合は、以下のファイルが含まれ
ます。
•
\Program Files\Hewlett-Packard\EVA Performance Monitor\logs
•
\Program Files\Hewlett-Packard\EVA Performance Monitor\cache
HP SMI-S EVA をインストールしている場合は、以下のファイルが含まれます。
•
\Program Files\Hewlett-Packard\SMI-S\CXWSCimom\logs
•
\Program Files\Hewlett-Packard\SMI-S\EVAProvider\logs
HP P6000 Performance Advisor をインストールしている場合は、以下のファイルが含まれます。
•
\Program Files\Hewlett-Packard\EVAPA\EvapaTools\tomcat\32bit\
apache-tomcat-6.0.24\logs
•
\Program Files\Hewlett-Packard\EVAPA\DataBase\Postgres\data\pg_log
注記: HP P6000 Command View が 64 ビットマシン上にインストールされている場合、トップ
レベルのフォルダーは \Program Files (x86) となります。
HP P6000 Command View
9
Microsoft Windows 2008 および LUN 縮小
Windows 2008 オペレーティングシステムを使用した LUN 縮小は、ベーシックディスクおよびス
パニングまたはミラーリングされたダイナミックシンプルボリューム上でのみサポートされます。
ストライピングされたまたは RAID5 ダイナミックディスクは、LUN 縮小ではサポートされていま
せん。
大容量 LUN の提供には Microsoft Windows 2003 のホットフィックスが必要
大容量 LUN (2 TB 以上) を提供するには、Windows ホットフィックスの KB949001 および
KB919117 が必要です。 ホットフィックスを入手するには、次の Microsoft の Web サイトにアク
セスします。
http://support.microsoft.com/KB/949001 (日本語)
http://support.microsoft.com/KB/919117 (日本語)
HP Management Integration Framework の Web サービスの IP アドレスをマルチホーム構成に設定
する
認証のため、マルチホームマシン (複数の NIC を持つマシン) では、HP Management Integration
Framework は、オペレーティングシステムによって最初に報告された IP アドレスへのバインドを
行います。 これが必要な IP アドレスでない場合、HP Management Integration Framework Web
サービスの IP アドレスを次の手順で設定します。
1. HP Management Integration Framework の設定 GUI に移動します。
[設定] ウィンドウを表示します。
a. HP P6000 Command View を開きます。
b. 設定 (Settings) 表示モードで、HP P6000 Command View のインスタンスをクリックしま
す。
c. [管理オプション]+[Management Integration Framework の設定] の順に選択します。
2.
3.
4.
[全般] ペインを展開します。
[WEB サービスの IP アドレス] ボックスに IP アドレスを入力します。
[変更の保存] をクリックします。
変更が保存されるまで待ちます。
5.
[サービスの再起動] をクリックします。
HP Management Integration Framework によって IP アドレスがバインドされます。
アレイベース構成管理プロキシが正しく表示されない
アレイベース管理構成では、表示される管理対象プロキシが Web アクセスポイントのプロキシと
異なります。 レイヤー化されたアプリケーションがこの情報を使用する場合、[管理対象プロキシ]
と [起動 URL] に、2 つの異なる IP アドレスが表示されます。 管理プロキシの表示は正しくありま
せんが、HP P6000 Command View の URL によってアレイベース管理は正しく起動します。
HP Systems Insight Manager または HP P6000 Replication Solutions Manager から HP P6000
Command View にアクセスできない
HP Systems Insight Manager (HP SIM) または HP P6000 Replication Solutions Manager から HP
P6000 Command View に直接ログオンするには、シングルサインオンと呼ばれる信頼関係をアプ
リケーション間で確立する必要があります。 信頼関係が損なわれると、HP P6000 Command View
を HP SIM または HP P6000 Replication Solutions Manager から実行できなくなります。 この場
合、信頼関係を再構築する必要があります。 『HP P6000 Command View ユーザーガイド』の
「HP Systems Insight Manager からのシングルサインオン」を参照してください。
10
HP P6000 Command View
シングルサインオン用の HP P6000 Command View を HP SIM 5.3 で使用する
HP SIM 5.3 から HP P6000 Command View 10.0 以降を起動すると、シングルサインオン用の HP
P6000 Command View のログイン画面が別のブラウザーウィンドウとして表示されますが (自動
ログイン)、この機能が設計通りに動作するには HP SIM 6.0 が必要です。
データベースのインストール中に HP Command View for Tape Libraries 2.6 のインストールが失敗
する
HP Command View for Tape Libraries 2.6 をインストールすると、データベースのインストールに
失敗したというエラーメッセージが表示されます。 このエラーメッセージは、サーバーに Cygwin
がインストールされており、PATH 環境変数内に含まれていると表示される場合があります。 こ
れが失敗の原因となっている場合は、Cygwin をパスから一時的に削除し、次の手順でインストー
ルをやり直してみてください。
1. [マイ コンピューター] を右クリックします。
2. [プロパティ] を選択します。
[システムのプロパティ] ダイアログボックスが表示されます。
3.
4.
5.
6.
[詳細設定] タブをクリックし、[環境変数] を選択します。[環境変数] ダイアログボックスが表
示されます。
ユーザー環境変数またはシステム環境変数の PATH に Cygwin が含まれていた場合は、削除
します。
変更を保存し、[OK] を 2 回クリックして、[環境変数] と [システムのプロパティ] を終了しま
す。
HP Command View for Tape Libraries 2.6 を再インストールします。
正しくインストールが完了したら、Cygwin を PATH 環境変数に戻すことができます。
Internet Explorer 8 言語コードの変更
日本では、Microsoft Internet Explorer バージョン 8 (IE8) はデフォルトで日本語言語コード ja_JP
を使用してインストールされます。 これは以前のバージョンおよび現在の英語バージョン (デフォ
ルトで ja を使用) とは異なります。 HP P6000 Command View を IE8 で日本語クライアントとし
て使用する場合、ブラウザーの言語設定を ja に設定する必要があります。 言語設定を変更するに
は、[ツール]→[インターネットオプション]→[言語]→[追加] の順に選択します。
アレイベース管理を使用して Network Time Protocol サーバー時刻を設定する
アレイベース管理を使用して Network Time Protocol (NTP) サーバー時刻を設定する場合、システ
ム時刻は直ちには更新されません。 システム時刻は 10 分以内に NTP サーバー時刻と一致しま
す。
HP Replication Solutions Manager サーバーへのログインができない
Windows の TEMP 環境変数が正しく設定されていない場合、HP Replication Solutions Manager
サーバーにログインできません。 TEMP 環境変数が既存のフォルダーを指示していて、そのフォ
ルダーがアクセス可能であることを確認してください。
仮想ディスクの移行時に書き込みキャッシュのポリシーが維持されない
オンラインの仮想ディスク移行機能を使用して Vraid タイプまたはディスクグループまたはその
両方を移行する場合、書き込みキャッシュのポリシーはライトバックに設定されます。 仮想ディ
スクの書き込みキャッシュのポリシーがライトスルーに設定されている場合、ポリシーはライト
バックに変更されます。
異なる VLAN の SNMP トラップについてマルチホストエージェントの IP が変化しない
サーバーベースの HP P6000 Command View を、複数の IP アドレスが設定されたマルチホーム
サーバーにインストールできます。 HP P6000 Command View により、サーバーのどの IP アドレ
HP P6000 Command View
11
スからでもアレイにアクセスできます。 マルチホームサーバーで HP P6000 Command View を使
用するときの留意事項を次に示します。
•
サーバーのある IP アドレスからネットワークアクセスができない場合でも、HP P6000
Command View はその IP アドレスでアレイの管理を継続します。 ただし、このアクセス不能
な HP P6000 Command View インスタンスから、管理を移行するには、別の IP アドレスから
この HP P6000 Command View インスタンスを使用する必要があります。
•
HP P6000 Command View から SNMP トラップが設定される場合、トラップの送り先の IP ア
ドレスに関わらず、トラップを生成する SNMP エージェントの IP アドレスは同じになりま
す。 エージェントの IP アドレスは、アレイが実際に管理されている IP アドレスになります。
オンラインでの仮想ディスクの移行の制限
移行の処理中に HP P6000 Command View を再起動したり、アレイの管理を移したりしてはいけ
ません。 そのようにした場合、HP P6000 Command View は一時的なミラークローンをそのまま
にして移行タスクを途中放棄するので、これを手動で削除する必要があります。 この場合、オリ
ジナルの仮想ディスクへのホスト I/O には影響ありません。
CLI を使用した iSCSI コントローラーの管理 IP アドレスの変更
CLI を使用して iSCSI コントローラーの管理 IP アドレスを変更した場合、HP P6000 Command
View は iSCSI コントローラーとの接続が切れ、iSCSI コントローラーの GUI ページに「使用不可」
の状態が表示されます。 これを訂正するには、HP P6000 Command View GUI を使用して既存の
iSCSI コントローラーを削除し、次に [iSCSI コントローラーの追加] ページを使用して新しい IP ア
ドレスを追加します。
MPX200 を接続した FCoE CNA ベースサーバーの使用
EVA を FCoE 集中型ネットワークアダプターベースのサーバーを使用し、MPX200 を接続して管
理している場合、MPX200 iSCSI コントローラーから最新の FCoE LUN が提示されないと HP P6000
Command View がアレイとの接続を失う可能性があります。 この問題を解決するには、MPX200
CLI の [lunmask 追加] ウィザードを使用して各アレイのターゲット WWN から各 MPX200 FCoE
ポートおよび各管理サーバーの FCoE-CNA ポートに対し LUN 0 を提示します。 必要な情報を収
集するために、show fc、show targets、および show initiators の各 MPX200 CLI コマ
ンドを使用します。 次に、[lunmask 追加] ウィザードを使用します。
iSCSI モジュールまたは iSCSI/FCoE モジュールの構成ファイルがゼロバイトを示す
iSCSI モジュールまたは iSCSI/FCoE モジュールの構成 (HP P6000 Command View の iSCSI コン
トローラー構成ページから) を保存するとき、HP P6000 Command View がファイルサイズが 0 バ
イトであると示すことがあります。 これが発生した場合、コントローラーを再起動し、その後以
下の手順を実行して構成を保存する必要があります。
1. ナビゲーションペインで、適用可能な iSCSI コントローラーを選択します。
2. iSCSI コントローラーの [プロパティ] ウィンドウで [シャットダウン] を選択します。
3. iSCSI コントローラーの [iSCSI コントローラーのシャットダウンオプション] ウィンドウで
[再起動] を選択します。
4. コントローラーの再起動後、ナビゲーションペインで iSCSI コントローラーを選択します。
5. [オプションの設定] を選択します。
6. [設定の保存、復元] を選択します。
7. [設定の保存] を選択します。
ゼロバイトのファイルから構成を回復しようとしても、iSCSI モジュールまたは iSCSI/FCoE モ
ジュールの構成は回復せず、HP P6000 Command View のコンテンツページがハングする可能性
があります。
12
HP P6000 Command View
HP P6000 Command View から iSCSI/FCoE コントローラーがアクセスできない
HP P6000 Command View から iSCSI/FCoE コントローラーがアクセスできない場合、そのコント
ローラーでの管理操作および HP P6000 Command View で iSCSI/FCoE オブジェクトを表示する
ことを避けてください。
ユーザーが管理者権限を持っていないというエラーがインストーラーに表示される
バージョン 10.0 をインストールするかこのバージョンへアップグレードする前に、自分のユー
ザー名をローカルの管理者グループに追加していることを確認してください。追加していない場
合、管理者権限を持っていないことを指摘するエラーメッセージが表示されます。
ダブル保護レベルを持つディスクグループの作成
XCS 1000000 およびそれ以降を実行しているアレイでダブル保護レベルを持つディスクグループ
を作成する場合、アレイ上に少なくとも 10 台のディスクドライブが必要です。 ディスクグルー
プ内のドライブ数が 10 台に満たない場合にダブル保護レベルが要求されると、シングル保護レベ
ルのみが使用されます。
ディスクグループ内のすべての物理ディスクが同一容量である場合、1 つのディスクの 4 倍に相
当する容量を確保することでダブル保護レベルが実現します。 ディスクグループ内の物理ディス
クの容量が異なる場合、最も容量が大きい 4 台のディスクの合計容量に相当する容量を確保する
ことでダブル保護レベルが実現します。
IPv6 環境の Firefox 4.0 から HP P6000 Command View に接続できない
IPv6 環境で Firefox 4.0 を使用している場合、必要な証明書が信用されないため、このブラウザー
は HP P6000 Command View に接続できません。 この状況では、Internet Explorer または Firefox
3.6 を使用して必要な証明書をローカルに保存し、手動で Firefox 4.0 にインポートする必要があ
ります。 適切な手順を使用して証明書をインポートしてください。 証明書がインポートされた
ら、ブラウザーは HP P6000 Command View に接続できるようになります。
•
Internet Explorer 8 の場合。https://CV サーバーの IP アドレス :2374/domain.crt を
参照し、次に [このサイトの閲覧を続行する (推奨されません)。] リンクをクリックします。
ウィンドウが開いてファイルを保存するオプションが表示されます。
•
Internet Explorer 9 の場合。https://CV サーバーの IP アドレス :2374/domain.crt を
参照します。 ウィンドウが開いてファイルを保存するオプションが表示されます。
•
Firefox 3.6 の場合。 https://CV サーバーの IP アドレス :2374/domain.crt を参照し
て、以下の手順を実行します。
1. Click [危険性を理解した上で接続するには] をクリックします。
2. [例外を追加] をクリックします。
3. [証明書を取得] をクリックします。
4. [表示] をクリックします。
5. [詳細] ペインに移動します。
6. [エクスポート] をクリックします。
7. ファイル名を入力して証明書を保存します。
P6000 Command View 10.0 からのダウングレード
HP P6000 Command View 10.0 から 9.4、9.3、または 9.2 へのダウングレードを行うには、以
下の手順に従ってください。
•
アレイベース管理システム - ダウングレード後に、リセットボタンを使用してシステムをリ
セットします。 システムのリセットに失敗すると、HP P6000 Command View 9.4 のロード
後に MIF のセキュリティ GUI および構成 GUI が開けなくなる可能性があります。
•
サーバーベース管理システム - ダウングレードを行うには、HP P6000 Command View 10.0
を完全にアンインストールしてから、以前のバージョンを再インストールします。
HP P6000 Command View
13
アレイベース管理のみで構成される管理グループ内で LDAP セキュリティドメインがサポートされ
ない
認証用への LDAP セキュリティドメインの追加は、サーバーベース管理マシンが含まれる管理グ
ループ内のマシンのみでサポートされています。 アレイベース管理のみで構成される管理グルー
プ内のマシンはサポートされません。
VMware ゲスト OS 構成でアレイコードをロードできない
VMware ゲスト構成を介してアクセスしているアレイへのコードのロードは、以下のメッセージ
が表示されて失敗する場合があります。
The controller is temporarily busy and it cannot process the request(コン
トローラーは一時的にビジーです。リクエストを処理できません。) Retry the request
later. (後ほど再実行してください。)
これは、初期化された、または初期化が解除されたアレイに対してコードのロードを実行する時
に発生する可能性があります。 この問題は、VMware SX 3.5、4.0 および 4.1 で発生しますが、
VMware 直接接続構成または通常のサーバーでは発生しません。
HP P6000 Command View のアンインストール時にファイルが削除されない
HP P6000 Command View のアンインストール時に、一部のファイルが削除されない場合があり
ます。 これは、ファイルが別のアプリケーションによりロックされている、または Windows に
より削除用にマークされているために発生します。 これらのファイルが存在していても HP P6000
Command View の再インストールに影響はありません。
ただし、HP Command View 9.3 から 10.0 へのアップグレード中に、ロックされているファイル
が存在するとサーバーは自動的に再起動します。 再起動後に、HP P6000 Command View 10.0 の
インストールを手動で開始する必要があります。
ログインしようとすると「ローカリゼーションファイルが見つからない」などのメッセージが表
示される
HP P6000 Command View、HP P6000 Performance Advisor、または HP Management Integration
Framework インターフェイスにログインしようとすると、「ローカリゼーションファイルが見つ
かりません」というメッセージ (または同様のメッセージ) がブラウザーに表示され、ログインペー
ジに接続されません。
ブラウザーのプロキシ設定が正しくないと考えられます。 環境への必要性に応じて、プロキシ設
定のオフまたは変更を検討してください。
データ移行ライセンスのインストール
データ移行ライセンスのインストール時に警告が表示されますが、これは無視できます。 このラ
イセンスは、ライセンスキーの期限切れステータステーブルには表示されませんが、[初期化済み
ストレージシステムプロパティ] ウィンドウの [ストレージ] タブ内に表示されます。
HP P6000 Command View へのログイン時に、セキュリティ証明書が Internet Explorer にインス
トールされない
ログインページ上のセキュリティ証明書が Internet Explorer に正しくインストールされない場合、
お使いのマシンに証明書を保存してください。 次に、保存した証明書をダブルクリックして、証
明書を手動で Internet Explorer にインポートします。
14
HP P6000 Command View
矢印ボタンを押しても Management Integration Framework の設定のメインセクションが開かない
矢印ボタンを押しても「全般」、「検出」、「セキュリティ」または「ツリーインテグレーター」
セクションが開かない場合、以下を実行します。
1. ブラウザーウィンドウを最大化するために、ブラウザーのタイトルをダブルクリックします。
2. ブラウザーウィンドウをデフォルトサイズに設定するため、再度ブラウザーのタイトルをダ
ブルクリックします。
矢印ボタンを押すとセクションが開きます。
HP P6000 Command View
15
HP Management Integration Framework 1.4
ポート数の縮小
HP Management Integration Framework 1.4 では、使用ポート数を以下の 4 ポートに縮小しまし
た。
•
検出 (UDP) ポート。 デフォルトは 9000 です。
•
Web サーバー (TCP) ポート。 デフォルトは 2374 です。
•
セキュアでない Web サービス (TCP/HTTP) ポート。 デフォルトはシステムで割り当てます。
•
セキュアな Web サービス (TCP/HTTPS) ポート。 デフォルトはシステムで割り当てます。
HP Management Integration Framework 構成ファイルに関する以下の情報は、MIF 1.4 のインストー
ル時に適用されます。この情報は、アレイベース管理のみに適用されます。
•
起動時に検出された設定ファイルは自動的に変換され、バックアップされます。
•
xfsc.cfg、xfi.cfg および xfd.cfg (discoveryURI を除く) のすべてのポートプロパ
ティは削除されました。
•
既存ポートを設定ファイルでコメントアウトしている場合、これらのポートは削除されませ
ん、
•
次は xf.cfg ファイル内の新しい http/https ポートエントリを示します。
Section ServicePorts {
#httpPort 0
#httpsPort 0
}
16
HP Management Integration Framework 1.4
HP P6000 SmartStart 4.0
機能強化
このリリースでは、次のような機能強化が行われています。
•
VMware VMDirectPath のサポート - VMDirectPath がインストールされている場合、FC アプリ
ケーションサーバーの構成およびサーバーへのストレージのプロビジョニングに HP P6000
SmartStart を使用できます。
•
Command View アップグレードパス - HP P6000 Command View インストーラーをインタラ
クティブに使用して、ソフトウェアのアップグレードのサポートおよび既存のバージョン 9.3
以前の Command View 構成の維持が可能です。
•
HP P6000 SmartStart 4.0 を使用した HP P6000 Command View インストーラーの迅速な起動
- HP P6000 SmartStart 4.0 から直接 HP P6000 Command View をインストールします。
対策と制限
ビデオチュートリアル
HP P6000 SmartStart for Windows には、HP P6000 SmartStart の概念を説明するビデオチュート
リアルが含まれています。 このチュートリアルは、以下からアクセスできます。
•
オンラインヘルプ - Flash Player および 32 ビット (x86) システムが必要
•
GUI - すべてのシステムで実行可能
オンラインヘルプからのチュートリアルの実行
チュートリアルは、HP P6000 SmartStart のオンラインヘルプにあります。オンラインヘルプへ
は、次の順に移動します。[Contents]→[Introduction]→[Online help video tutorials]
GUI からのチュートリアルの実行
チュートリアルは HP P6000 SmartStart for Windows の GUI からも表示できます。[メインメ
ニュー]→[チュートリアル] の順に選択します。
Windows 2003 SP1 でのストレージのプロビジョニングエラー
Windows 2003 SP1 では、LUN プロビジョニングの機能が制限されています。 ファイバーチャネ
ル構成における HP P6000 SmartStart からのストレージのプロビジョニングに問題がある場合は、
Windows 2003 サーバーを SP2 にアップグレードします。
または、HP P6000 Command View からストレージを直接プロビジョニングして、新しいデバイ
スを Windows で利用できるように手動で設定できます。
日本語の仮想ディスク名
仮想ディスク名に日本語の文字を含めることはできません。 日本語の文字を含めた場合、ファイ
バーチャネルや iSCSI アプリケーションサーバーに対するストレージのプロビジョニング中にエ
ラーが発生します。
Windows 2003 サーバーに必要な Windows ホットフィックス
管理サーバーが Microsoft Windows 2003 を実行している場合、HP P6000 Command View がアレ
イを一切表示しないことがあります。 この問題を解決するには、Microsoft ホットフィックスをイ
ンストールする必要があります。 詳細とホットフィックスのダウンロードについては、次を参照
してください。
http://support.microsoft.com/kb/945119 (日本語)
サーバーを管理サーバーとしてでなく、ストレージ専用に使用している場合、このホットフィッ
クスをインストールする必要はありません。
HP P6000 SmartStart 4.0
17
管理者グループのメンバーに管理者権限がないというエラーが表示される
HP P6000 SmartStart で、現在のユーザーはローカルマシンの管理者グループのメンバーである
が、続行に必要な特権がないことを示すエラーがレポートされます。 例:
現在のアカウントには、認証情報の作成に必要なアクセス権限がありません。 管理者としてログ
インし直し、再試行してください。
このエラーは、Microsoft User Account Control (UAC) セキュリティシステムが、タスクの実行前に
追加の確認を要求する際に発生します。 UAC では、タスクが管理者権限を必要とする場合 (他の
ユーザーに影響するソフトウェアのインストールや設定変更など) に許可を促すプロンプトを表示
することで、お使いのコンピューターに対する許可されていない変更を防ぎます。
この問題を解決するには、以下の手順に従ってください。
1. システムからログオフします。
2. 次のいずれかの操作を行います。
•
管理者としてログオンします。
•
以下の手順でユーザーアカウント制御をリセットします。
1. [ユーザーアカウント] を開きます。
2. [ユーザーアカウント制御の有効化または無効化] をクリックします。
3. プロンプトが表示された場合、管理者パスワードを入力するか、確認します。
4. [ユーザー アカウント制御 (UAC) を使ってコンピュータの保護に役立たせる] チェッ
クボックスを選択して UAC を有効にするか、チェックボックスをクリアして UAC
を無効にします。
5. [OK] をクリックします。
重要: UAC は恒久的に無効にしないことをお勧めします。 無効にする場合、できるだけ速やか
に有効に戻す必要があります。
再起動後に HP P6000 Command View が情報を収集するための時間の確保
HP P6000 SmartStart がサーバーの再起動を開始した場合、HP P6000 Command View および HP
P6000 SmartStart は自動的に再起動します。 すべての設定情報が使用可能になる前に、HP P6000
SmartStart アプリケーションのダイアログボックスを使用して先に進むこともできますが、 HP
P6000 Command View が必要なストレージアレイ情報を収集するまで少し待ってから、処理を進
めるようにしてください。 そうしないと、後でメインメニューに戻って HP P6000 SmartStart を
再起動しなければならない場合があります。
HP P6000 SmartStart をネットワーク共有から実行
HP P6000 SmartStart をイントラネットまたはインターネット上のネットワーク共有から実行する
には、イントラネットゾーンのセキュリティレベルを [完全な信頼] に設定する必要があります。
そうしないと、操作は失敗し、A .NET Security Exception has occurred (.NET セキュリ
ティ例外が発生しました) という内容のエラーメッセージが表示されます。
ゾーンのセキュリティレベルを変更するには、以下の手順に従ってください。
1. [コントロール パネル]→[管理ツール]→[Microsoft .NET Framework 2.0 Configuration] の順に選
択し、.Net Framework Configuration ユーティリティ (mscorcfg.msc) を起動します。
.NET の構成ウィンドウが開きます。
注記:
このユーティリティは.NET 2.0 Redistributable package の一部ではなく、 .NET Framework
Software Development Kit (SDK) の一部です。 ご使用のシステムに対応する SDK は、次の
Microsoft Download Center Web サイトからダウンロードできます。 http://www.microsoft.com/
downloads/browse.aspx?displaylang=enproductID=363FAD1D-FC68-461A-B459-BE5D41B521B2
(英語)
18
HP P6000 SmartStart 4.0
2.
3.
次の順に移動します。[Console Root]→[.NET Framework 2.0 Configuration]+[ランタイム セキュ
リティ ポリシー]。
[タスク] ペインで、[ゾーンセキュリティの変更] をクリックします。
[セキュリティ変更ウィザード] ウィンドウが開きます。
4.
5.
6.
[このコンピューターへの変更を行う] を選択し、[次へ] をクリックします。
[イントラネット] を選択して、信頼レベルスライダーを [完全な信頼] まで移動し、[次へ] を
クリックします。
[完了] をクリックしてユーティリティを終了します。
Javascript エラーメッセージ
HP P6000 SmartStart を使用して HP P6000 Command View をインストールした後に HP P6000
Command View を実行しようとすると、Javascript エラーメッセージが表示されることがありま
す。 これは、ブラウザーが正しく設定されていない場合に発生することがあります。
このエラーメッセージが表示されないようにするには、ご使用のブラウザーが『HP P6000 Command
View インストールガイド』に記載されているとおりに設定されていることを確認します。
Windows 2008 での format プロンプト
HP P6000 SmartStart を使用して Windows 2008 のストレージボリュームを作成した後、ストレー
ジボリュームに関連するドライブをフォーマットするよう指示するポップアップウィンドウが表
示されます。
ただし、ドライブは HP P6000 SmartStart によってフォーマット済みのため、このプロンプトは
キャンセルできます。 ドライブをフォーマットするよう選択すると、オペレーティングシステム
がドライブをフォーマットします。
ストレージボリュームの作成によるエラーの発生
HP P6000 SmartStart は、ストレージボリュームの作成時にハングアップしたように見えて、次の
エラーが表示されることがあります。
ストレージボリュームの作成とマウントは失敗しました。
理由: 作成したストレージボリュームが検出されません。 (7007,
blm_storage_volume_not_found)
このエラーは、ストレージボリュームを作成しようとしたホストがファブリックを介してアレイ
に接続できない場合に発生します。 その他の管理操作では、Ethernet を介して HP P6000 Command
View に接続するため、操作が正常に行われます。
この状態を解決するには、スイッチのゾーン設定を確認します。
javaw.exe – コンポーネントエラーの場所を特定できない
HP P6000 Command View のインストール中、次のメッセージが表示されることがあります。
javaw.exe - Unable To Locate Component; This application has failed to
start because WINSPOOL.DRV was not found. Re-installing the application
may fix this problem.
このエラーは、HP P6000 Command View インストーラーがインストールしたアプリケーション
のデスクトップアイコンを作成しようとする際に発生します。
HP P6000 Command View がすべてのアプリケーションをインストールした後にこのエラーが発
生するため、アプリケーションを再インストールする必要はありません。 続行するには、[OK] を
クリックします。
HP P6000 SmartStart 4.0
19
デスクトップショートカットが表示されない場合は、手動で作成できます。 一般的な実行可能ファ
イルおよびショートカットは、以下の場所にあります。
HP Storage System Scripting Utility
C:\Program Files\Hewlett-Packard\Sanworks\
Element Manager for StorageWorks HSV\sssu.exe
HP P6000 Command View
https://localhost:2374
HP P6000 Performance Data Collector
C:\Program Files\Hewlett-Packard\EVA
Performance Monitor\evaperf.exe
参考資料
HP P6000 SmartStart for Windows および HP P6000 SmartStart for Linux に関するドキュメントは、
どちらも HP P6000 SmartStart CD for Windows の Documentation フォルダー内に収録されていま
す。
本書に記載されたドキュメントはすべて、HP Business Support Center の Web サイトにある
[Manuals] ページ http://www.hp.com/support/manuals (英語) からアクセスすることもできます。
[Storage] セクションの [Storage Software] をクリックし、ご使用の製品を選んでください。 アレ
イ固有のドキュメントについては、[Disk Storage Systems] をクリックしてから、ご使用のアレイ
モデルを選択してください。日本語版が用意されているマニュアルは以下から入手できます。
(http://www.hp.com/jp/manual (日本語))。
HP P6000 SmartStart for Linux の起動
HP P6000 SmartStart for Linux を起動するには、以下の手順に従ってください。
1. HP P6000 SmartStart CD for Linux を、設定するサーバーの CD ドライブに挿入します。
2. ディスクのマウントフォルダーを作成します。
例: mkdir /mnt/cdrom
3.
ディスクをマウントします。
例: mount -t iso9660 -o ro /dev/cdrom /mnt/cdrom
4.
現在のディレクトリをアプリケーションディレクトリに変更します。
例: cd /mnt/cdrom/app
5.
HP P6000 SmartStart の実行可能なスクリプトを実行します。例: ./P6000SmartStart
Red Hat Enterprise Server 5.3 での HP P6000 SmartStart の実行を SELinux が妨げる
Red Hat Enterprise Server 5.3 では、HP P6000 SmartStart の使用中に SELinux を一時的に無効にす
る必要がある場合があります。 HP P6000 SmartStart を実行しようとしてもアプリケーションが応
答しない場合 ([次へ] をクリックした後 5 分間経過するような場合) は、未署名のシステムライブ
ラリがあるために SELinux が一部のモジュールの実行を妨げている可能性があります。 もう 1 つ
の症状には、SELinux または Red Hat Enterprise Server によってレポートされるクラッシュがあり
ます。
この現象が発生した場合は、一時的に SELinux を無効にして、HP P6000 SmartStart を実行します。
HP P6000 SmartStart による作業が完了したら、SELinux を有効にできます。
画面に結果の情報が表示されない
CD ROM のロード時間または.NET による XSL ファイルのロード問題が原因で、タスクが要求され
た情報を表示できない場合があります。
タスクが要求された情報を表示していない場合 (たとえば HBA 情報に対する要求には... HBA
情報をチェックしています ...と表示されているのに、HBA 情報が表示されないような場合) は、
[キャンセル] をクリックして、HP P6000 SmartStart を終了せずに、タスクを再起動します。
20
HP P6000 SmartStart 4.0
HBA API のインストール要求
HBA API をインストールして、再起動し、HP P6000 SmartStart を起動すると、HBA API をインス
トールするように指示されます。 これは、fcinfo パッケージのインストールが不完全であるこ
とが原因です。
この現象が発生したら、以下の手順に従ってください。
1. HP P6000 SmartStart CD for Windows を挿入します。
2. \bin\installers\fcinfo の下で、アーキテクチャーに合った fcinfo を実行します
(アーキテクチャーの種類 x86、amd64、ia64 はファイル名でわかります)。
3. インストーラーが起動したら、[Repair] を選択し、システムを再起動します。
FCoE (Fibre Channel over Ethernet) はサポート対象外
このバージョンの HP P6000 SmartStart for Linux および HP P6000/EVA support with Linux は、
FCoE をサポートしていません。 FCoE Linux パッケージはインストールしないでください。
HP P6000 SmartStart for Linux の実行中に問題が発生したり、HP P6000 SmartStart for Linux がク
ラッシュした場合は、FCoE パッケージがインストールされていないことを確認してください。
P6000 SmartStart が、アプリケーションサーバーまたは管理サーバー上で新規の HBA を検出しな
い
アプリケーションサーバーまたは管理サーバー上で新規の HBA をインストールするとき、オペ
レーティングシステムにその HBA 用のドライバーがすでにインストールされていてはいけませ
ん。 Proliant Support Pack で HBA ドライバーを再インストールするか、ベンダーのガイドライン
に従ってください。 これは、Windows および Linux の両方に適用されます。
P6000 SmartStart が SLES Linux ホストの LAN IP アドレスを検出しない
P6000 SmartStart は、Linux ホストの IP アドレスを検出するために /etc/hosts ファイルを使用
します。 SLES の実装の多くでは、デフォルトでこのファイルを有効にしていません。
SUSE Enterprise Linux 10 ホストで /etc/hosts ファイルを有効にするには以下の手順を実行して
ください。
1. YaST を実行します。
2. [ネットワークデバイス] を選択します。
3. [ネットワークカード] を選択します。
4. [次へ] をクリックします。
5. [ネットワークインターフェイスカード(NIC)] を選択し、[編集] をクリックします。
6. [ホスト名とネームサーバー] をクリックします。
7. [受諾] をクリックします。
8. [ホスト名を/etc/hosts に書き込み] を有効化します。
SUSE Enterprise Linux 11 ホストで /etc/hosts ファイルを有効にするには以下の手順を実行して
ください。
1. YaST を実行します。
2. [ネットワークデバイス] を選択します。
3. [ネットワーク設定] を選択します。
4. [ネットワークインターフェイスカード(NIC)] を選択し、[編集] をクリックします。
5. [ホスト名/DNS] をクリックします。
6. [ホスト名を/etc/hosts に書き込み] を有効化します。
Device Mapper の名前変更
Linux バージョンの HP P6000 SmartStart 4.0 では、Device Mapper Multipath Enablement kit の名
前が変更され、Device Mapper Configuration HP P6000 SmartStart になりました。 したがって、
HP P6000 SmartStart 4.0 は既存のインストール済みの古い Device Mapper のバージョン番号を検
HP P6000 SmartStart 4.0
21
出しません。HP P6000 SmartStart 4.0 では、HPDM クエリに対して Version Found:None と表示さ
れます。
以前のバージョンの Device Mapper がインストールされている場合でも、HP P6000 SmartStart
4.0 は名前が変更された Device Mapper をインストールします。
Internet Explorer 64 ビットでは Adobe Flash Player v11 が必要
Adobe Flash v10 および Internet Explorer 64 ビットを実行しているシステム上で、HP P6000
SmartStart ページから HP P6000 Command View を起動しようとすると、64 ビットブラウザーに
は Adobe Flash v11 が必要であることを示すメッセージが表示されて起動に失敗します。 この場
合、Adobe Flash Player のバージョン 11 をインストールする必要があります。 同じサーバーに
HP P6000 Command View がインストールされている場合、インストール中に作成されたデスク
トップショートカットを使用して HP P6000 Command View を正常に起動できます。
または、手動で 32 ビットバージョンの Internet Explorer ブラウザーを起動できます。 C:\Program
Files (x86)\Internet Explorer フォルダーで、iexplore.exe をダブルクリックしてブ
ラウザーを起動します。 ブラウザーのアドレスバーに https://<CV server IP or
hostname>:2374 と入力して HP P6000 Command View を起動します。
22
HP P6000 SmartStart 4.0
HP P6000 Performance Advisor 1.0
注記: 監視用に HP P6000 Performance Advisor を追加する前に、該当するライセンスを HP P6000
EVA ストレージシステムに適用する必要があります。 詳細については、セッションペインのヘル
プのリンクをクリックして、HP P6000 Performance Advisor のヘルプを選択してください。 『HP
P6000 Performance Advisor ユーザーガイド』にも、詳細な情報が掲載されています。
機能
•
クイックセットアップ: 迅速にセットアップを行い、HP P6000 EVA ストレージシステムおよ
びそのパフォーマンスオブジェクトの監視を開始します。
•
キー評価基準: ストレージシステムおよびオブジェクトの最も有用なカウンターの統計的なパ
フォーマンスデータを表示します。 キー評価基準チャートには、リアルタイムのデータサン
プルまたは選択された期間の履歴パフォーマンスデータが表示されます。
•
しきい値の監視と通知: 測定項目のしきい値レベル (マイナーおよびメジャー) を設定して、し
きい値レベルに対するパフォーマンスを監視します。 設定されたしきい値レベルを通過した
場合、通知を受信します。 パフォーマンスオブジェクトに対して、しきい値レベルをチャー
トで表示できます。
•
ダッシュボード: ストレージシステムを表示してパフォーマンスの問題をスキャンし特定しま
す。 ドリルダウンにより、コントローラーおよびホストポートレベルで詳細なパフォーマン
ス分析を行います。 また、ユーザー定義の主要なパフォーマンスインジケーターのパフォー
マンスデータを迅速に表示します。
•
チャート: 履歴データまたはリアルタイムデータのサンプルを、事前定義済みの間隔またはカ
スタマイズされた間隔で表示します。 複数の測定項目を同一のチャートに追加して、これら
の測定項目に対するオブジェクトのパフォーマンスを表示します。
•
レポート: 特定のパフォーマンスオブジェクトに対して、ポイントインタイムパフォーマンス
レポートを PDF および CSV 形式で作成します。 日、月などの期間を指定してレポートを保
存し、将来これらのレポートを参照できるようにします。
•
データベース: データベースのサマリーを表示して、パフォーマンスデータをエクスポート
し、古いデータを消去することによりデータベースの空き容量を維持します。
対策と制限
HP P6000 PA Server サービスの再起動
HP P6000 PA Server サービスを再起動しないでください。 再起動するのではなくサービスを停止
し、サービスが完全に停止したことが確認できた場合のみサービスを起動してください。
リアルタイムデータサンプルの集計を使用できない
ストレージシステムのコントローラーのどちらか一方でもアクセス不可である場合、両方のコン
トローラーにわたって収集されたリアルタイムデータサンプルの集計または平均は使用できませ
ん。
物理ディスクのパフォーマンス監視がサポートされない
[ディスクグループ]→[グループ解除されたディスク] に表示されている物理ディスクのパフォーマ
ンス監視はサポートされません。
高度な統計の表示
[ダッシュボード]→[概要] タブの下の [キーパフォーマンスインジケータ] ペイン内の [詳細統計情
報] リンクをクリックすると、[キーパフォーマンスインジケータ] タブの下に、最後に選択された
ビュータイプの統計が表示されます。
HP P6000 Performance Advisor 1.0
23
対応策: 表示する統計に基づいて、[キーパフォーマンスインジケータ] タブの下の [表示の種類] リ
ストから [基本統計情報] または [詳細統計情報] のいずれかを選択します。
コンテンツペイン内の [更新] ボタンにアクセスできない
コンテンツペイン内の [更新] ボタンにアクセスできなくなり、コンテンツを手動で更新できなく
なります。
対応策: コンテンツペインを更新するには、ナビゲーションペインで対応するノードをクリック
し、コンテンツペイン内の [パフォーマンス] の状況を示すタブの下のそれぞれのタブを参照しま
す。
ストレージシステムの追加時にコントローラーにアクセスできない
追加するいずれかのコントローラーがアクセス不可能である場合、イベントログに次のメッセー
ジが表示されます。
Unable to add the object instances for monitoring, as the storage system could not be monitored:
Storage System Name: <name>, Storage System WWN: <WWN>...
これは、ストレージシステムを追加して HP P6000 Performance Advisor で監視できないことを示
しています。
対応策: 『HP P6000 EVA Command View ユーザーガイド』で説明されている手順に従って、両方
のコントローラーがアクセス可能であることを確認します。 次に、コンテンツペインで [監視] タ
ブに移動して ([設定]→[HP P6000 Performance Advisor インスタンス]→[設定]) [追加] をクリック
し、HP P6000 Performance Advisor で監視するストレージシステムの追加を再度試みます。
コントローラーが 1 台ダウンしている場合リアルタイムのチャートが表示されない
1 台のコントローラーがダウンしているかアクセス不能な場合、両方のコントローラーにわたって
集計されるリアルタイムのデータサンプルを表示するように選択した場合にリアルタイムのチャー
トは表示されません。
データ複製グループの状態の監視によりイベントが多重にログに記録される
HP P6000 Performance Advisor でデータ複製グループの状態の監視を有効にすると、状態の変化
が発生している最初のデータ複製グループで生成されたイベントが重複してログに記録されます。
対応策/解決策: データ複製グループの状態データのアップデートが必要な場合は、常に手動でアッ
プデートします。 HP P6000 Performance Advisor の [監視] タブの下でストレージシステムを選択
して、[オブジェクト状況の更新] をクリックします。
24
HP P6000 Performance Advisor 1.0
HP P6000 Performance Data Collector 10.0
この項では、HP P6000 Performance Data Collector 10.0 の問題回避手順について説明します。
対策と制限
fnh コマンドの ホスト名パラメーターで、ドメイン名がサポートされない
fnh コマンドで指定するホスト名がフルドメイン名 (nt12345.asiapacific.xyzcompany.net
<mailto:[email protected]> など) の場合、フレンドリ名ホストファイル
は作成されません。
fnh コマンドを実行する際は、localhost、またはドメインを指定しないホスト名を使用してく
ださい。 以下に、サポートされるエントリの例を示します。
evaperf fnh localhost hpadmin@localhost
evaperf fnh nt12345 [email protected]
Windows パフォーマンスモニターの制限
Windows パフォーマンスモニターを使用して、Microsoft Windows 2003 Enterprise Edition で動作
する管理サーバーで HP P6000 Performance Data Collector のパフォーマンスデータを表示する場
合、カウンターの数が 900 を超えると (仮想ディスクオブジェクトで、インスタンスごとに 9 カ
ウンターを持つインスタンスが 100 を超えるなど)、Windows パフォーマンスモニターがハング
アップすることがあります。
pd および hps コマンドの制限
XCS 6.000 を実行するときに、evaperf pd コマンドの中で不正なエンクロージャーおよびベイ
ID が表示されます。
•
XCS 6.000 の動作する HSV200 コントローラーが、再起動後にいずれかのコントローラー上
のエンクロージャーおよびベイ ID を「-」として報告します。
evaperf nall コマンドの実行に失敗する
Windows 2008 サーバー上で連続モードで evaperf nall コマンドを実行すると、ローカルモー
ドとリモートモードの両方で失敗します。 代わりに evaperf all コマンドを使用します。
hist コマンドの制限
object-type として state_diskgroup を使用する場合は、hist コマンドは EVA4400 と
EVA6400/8400 の各アレイに関するデータを表示しません。
HP P6000 Performance Data Collector 10.0
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HP SMI-S EVA 10.0
HP SMI-S EVA 10.0 は HP P6000 Command View software suite と一緒に出荷されます。 HP SMI-S
EVASMI-S EVA により、CIM (Common Information Model) 対応の管理ソフトウェアで EVA スト
レージシステムの管理ができます。 HP SMI-S EVA は MOF (Managed Object Format) 2.15 がベー
スとなっており、SMI-S 1.4 に準拠しています。
注記: 8.0.x より前のバージョンの HP SMI-S EVA がインストールされている場合は、HP SMI-S
EVA 10.0 をインストールする前にこれを削除する必要があります。
互換性および相互運用性
メインプロファイルとサブプロファイルをサポート
HP SMI-S EVA 10.0 は、以下のメインプロファイルとサブプロファイルをサポートしています。
•
メインプロファイル - Array および Server
•
サブ プロファイル - Software、Masking and Mapping Subprofile、Copy Services、Block
Services、Disk Drive Lite、FC Target Ports、FC Initiator Ports、Job Control、Access Points、
Physical Package、Multiple Computer System、SAS Initiator port、thin provisioning、Profiles
Registration
SSL 証明書
HP P6000 Command View の Secure Sockets Layer (SSL) 証明書については、を参照してください。
『HP P6000 Command View インストールガイド』
HP SMI-S EVA アレイベース管理では HP SMI-S EVA の最初のキャッシュ作成に時間がかかること
がある
アレイベース管理で HP SMI-S EVA Provider を使用する場合、キャッシュの作成は、IP アドレスを
検出ツールに追加した後または HP SMI-S EVA Provider ホストを再起動した後で、数分かかりま
す。 HP SMI-S EVA を使用するアプリケーションは、キャッシュの作成が完了するまでアレイの詳
細情報にアクセスできません。 キャッシュ作成のステータスを確認するには、
getarrayrefreshstatus.bat ファイルを使用してください。
HP SMI-S EVA Provider ごとのアレイベース管理システム数
HP SMI-S EVA Provider に設定する HP P6000 Command View のアレイベース管理システムの数
は、最大 12 にすることをお勧めします。
対策と制限
Data Protector のバックアップが「Failed to create target volume」というエラーで失敗
する
HP P6000 Command View GUI から作成したスナップショットの Data Protector バックアップを実
行すると、「Failed to create target volume」というエラーによってバックアップに失
敗することがあります。 この状況を回避するには、HP P6000 Command View GUI を使用してス
ナップショットを作成した後、そのスナップショットに対して Data Protector ジョブを実行する前
に、次の incremental SAL refresh を待ちます (または更新を強制的に実行します)。
26
HP SMI-S EVA 10.0
HP Storage System Scripting Utility 10.0
この項では、HP SSSU 10.0 の機能強化、修正点、制限事項、その他の情報について説明します。
機能強化
•
HP SSSU は、オペレーティングシステムに終了コードを返すようになりました。
•
wait_until コマンドが使用できるようになりました。このコマンドにより、オブジェクト
が指定された状態に達するまで待機状態となります。
•
HP SSSU で非同期コマンドを使用して、コマンドが完了するまでリソースがロックされない
ようになりました。
•
HP P6000 Command View が指定された期間に応答しない場合、HP SSSU はタイムアウトし
てエラー応答が生成されます。
制限事項と対策
•
CODELOAD DISK コマンドを使用して複数のディスクドライブのファームウェアをアップグ
レードすると、Vraid0 で構成されたディスクについてはエラーが表示されません。
DR リレーションシップの中のアレイの構成を収集しているときに構文エラーが発生する
HP SSSU を使用して DR リレーションシップの中のアレイの構成を収集した際に、結果として得
られた構成ファイルの中に構文エラーが存在していたため、構成を復元するときにその構成ファ
イルが使用できません。
構成の収集機能は、SET DR_GROUP コマンドによって、誤って一度に 2 つのプロパティを収集し
ます。
SET DR_GROUP "\Data Replication\DR Group 001" LINK_DOWN_AUTOSUSPEND=DISABLE
SET DR_GROUP "\Data Replication\DR Group 001" LINK_DOWN_AUTOSUSPEND=DISABLE
FULLCOPY_AUTOSUSPEND=ENABLE
構文エラーの存在するこのファイルを使用して復元を行おうとすると、失敗します。HP SSSU が
一度に 2 つのプロパティを設定しようとするからです。
構成を収集した後、構成ファイル内の SET DR_GROUP コマンドを編集して以下のようにします。
SET DR_GROUP "\Data Replication\DR Group 001" LINK_DOWN_AUTOSUSPEND=DISABLE
SET DR_GROUP "\Data Replication\DR Group 001" FULLCOPY_AUTOSUSPEND=ENABLE
必要になる前にこのファイルを編集しておくと、構成の復元が必要になった場合に問題なく完了
することができます。
OpenVMS で HP SSSU を実行する
HP SSSU を OpenVMS で実行する場合、次の 2 つのオプションがあります。
•
HP SSSU がインストールされているディレクトリに移動して、このディレクトリからアプリ
ケーションを実行します。
•
任意のディレクトリから HP SSSU を実行するには、環境変数を HP SSSU 実行ファイル名と
パスに設定します。 たとえば、次のように入力します。 環境変数名 :== [パス] 実行ファ
イル名
VMware ESX 3.5 における HP SSSU のメモリ使用問題
VMware ESX 3.5 で、HP SSSU がメモリの使用の問題で閉じた場合、コンソールメモリを 400MB
以上に増加します。
HP SSSU が HP-UX を搭載した FCoE ホストを作成しない
HP P6000 Command View の GUI を使用して、オペレーティングシステムタイプが HPUX の FCoE
ホストを作成できます。 ただし、HP SSSU はこの操作をサポートしません。
HP Storage System Scripting Utility 10.0
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Solaris で長いコマンドを使用すると HP SSSU がハングすることがある
Solaris で長いコマンドを使用すると HP SSSU プロセスがハングすることがあります。 これは
Solaris における長いコマンドの処理方法に起因するものです。
ADD MULTISNAP コマンドで、書き込み保護されたスナップショットおよびスナップクローンが
作成される
デフォルトでは、ADD MULTISNAP コマンドは書き込み保護されたスナップショットおよびスナッ
プクローンを作成します。 (デフォルトでは、ADD COPY コマンドおよび ADD SNAPSHOT コマン
ドは書き込み可能なスナップショットおよびスナップクローンを作成します。 ) オペレーティング
システムがスナップショットまたはスナップクローンを使用したボリュームのマウントを許さな
い場合、ADD MULTISNAP コマンドを使用してスナップショットまたはスナップクローンを作成
する前に、 SET VDISK コマンドを使用して NOWRITE_PROTECT オプションを「False」 に設定
します。
HP Storage System Scripting Utility へのアクセス
HP SSSU の最新版は HP P6000 Command View DVD にあります。
前提条件
HP SSSU 10.0 では、Windows 2003 および 2008 ホスト上で VC9.0 SP1 再頒布可能パッケージ
が必要です。 次のいずれかのリンクを選択して、ホストのプロセッサーアーキテクチャーに適し
たパッケージをインストールしてください。
•
x86 :http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?
familyid=A5C84275-3B97-4AB7-A40D-3802B2AF5FC2&displaylang=ja (日本語)
•
x64 :http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?
familyid=BA9257CA-337F-4B40-8C14-157CFDFFEE4E&displaylang=ja (日本語)
•
ia64 :http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?
FamilyID=DCC211E6-AB82-41D6-8DEC-C79937393FE8&displaylang=ja (日本語)
HP Storage System Scripting Utility のインストール
インストールについて詳しくは、『HP P6000 Command View インストールガイド』を参照して
ください。
28
HP Storage System Scripting Utility 10.0
ドキュメントのアップデート
HP P6000 Command View 10.0 のドキュメントに、以下のアップデートが適用されます。
•
『HP P6000 Command View ユーザーガイド』の「ディスクエンクロージャーへの電源投入」
の説明は正しくありません。 正しい手順は次のとおりです。
ディスクエンクロージャーへの電源投入
1.
2.
各 UPS に電源を投入します。
ディスクエンクロージャーの背面にある電源/スタンバイボタンを、システムの電源 LED
が緑色に変わるまで押し続け、すべてのディスクエンクロージャーに電源を投入します。
電源/スタンバイボタン上の LED が黄色から緑色に変わり、ディスクエンクロージャーが
スタンバイ状態から完全に電源が入った状態に移行したことを示します。
3.
4.
5.
ディスクエンクロージャーの起動処理が完了するまで、数分間待機します。
ディスクエンクロージャーにアクセスするコントローラーの電源を投入 (または再起動)
します。
各コンポーネントが正常に動作していることを確認します。
製品に関する Web サイトとドキュメント
今回のリリースに関するマニュアルは、すべて Web 経由でのご提供になります。 これらのマニュ
アルは、次に示す HP Business Support Center の Web サイトにある [Manuals] ページで入手でき
ます。
http://www.hp.com/support/manuals (英語)
[Storage] セクションで [Storage Software] をクリックし、[Storage Device Management Software]
の下の [HP StorageWorks Command View EVA Software] を選択してください。日本語版があるも
のについては以下からご覧いただけます。http://www.hp.com/jp/manual (日本語)
表 1 HP ストレージ Web サイト
アイテム
HP Web サイト
EVA3000
http://www.hp.com/support/manuals (英語) [Storage] の下にある [Disk Storage Systems]
を選択し、[P6000/EVA Disk Arrays] の下にある [HP StorageWorks 3000 Enterprise Virtual
Array] を選択してください。
EVA4400
http://h50146.www5.hp.com/products/storage/diskarray/eva/4400/ (日本語)
EVA6400/EVA8400
http://h50146.www5.hp.com/products/storage/diskarray/eva/6400_8400/ (日本語)
P6000
http://www.hp.com/support/manuals (英語) [Storage] の下にある [Disk Storage Systems]
を選択し、[P6000/EVA Disk Arrays] の下にある [HP P6000 Enterprise Virtual Array] を選択
してください。
EVA4000/4100
EVA6000/6100
EVA8000/8100
http://h18006.www1.hp.com/storage/disk_storage/eva_diskarrays/eva_arrays/index.html
(英語)
P6300/P6500
http://www.hp.com/jp/p6000 (日本語)
HP P6000 Command View http://h50146.www5.hp.com/products/storage/software/cv_eva/ (日本語)
HP P6000 Performance
Advisor
http://h18006.www1.hp.com/storage/software/p6000/pas/index.html (英語)
HP P6000 Business Copy
http://h50146.www5.hp.com/products/storage/software/businesscopy/ (日本語)
HP P6000 Continuous
Access
http://h50146.www5.hp.com/products/storage/software/conaccesseva/ (日本語)
HP P6000 Replication
Solutions Manager
http://h18006.www1.hp.com/products/storage/software/repsolmgr/index.html (英語)
ドキュメントのアップデート
29
HP P6000 Performance Data Collector に関する資料は次の HP の Web サイトからも入手できま
す。
http://h18006.www1.hp.com/storage/softwhitepapers.html (英語)
30
製品に関する Web サイトとドキュメント
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