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耐震設計 R=0.16 wha = σ 2 P ℓ 10-6
●層間変形追従性能 ・シーリング材の損傷なしで継続使用に耐える 構造シーラントの必要接着幅a’を次式を用 いて算出します。 層間変形角 a= ・構造シーラントの損傷なしで継続使用に耐え る層間変形角 (2)耐風圧設計 ●設計風圧力Pの算出 P ℓ 10 -6 σ 2 ただし、 a’:構造シーラントの必要接着幅(mm) P:設計風圧力 (N/m2またはPa) ℓ:フェイスプレートの短辺寸法(mm) σ:構造シーラントの設計許容応力(N/mm2) 設計風圧力P(N/㎡またはPa)の詳細な求め方 は「4-1 板ガラスの耐風圧設計」3設計荷重の 計算方法をご参照ください。設計風圧力Pの計 算例として、地表面粗度区分Ⅲ、一般建築物(再 現期間100年)、閉鎖型建物、基準風速34m/s (東京23区、横浜市、名古屋市、大阪市、神戸 市など)の例を「4-1 板ガラスの耐風圧設計」 の 表11-1 、 表11-2 に 示してあります。な お、 1000N/㎡以下のものについては、1000N/㎡と します。 フェイスプレートのガラス面積(㎡)を求めます。 ガラス面積(㎡)に設計風圧力P(N/㎡または Pa) を乗じて設計荷重(N) を求めます。 設計荷重(N) = 設計風圧力 (N/㎡)×ガラス面積(㎡) カーにお問い合わせください。 「ガラス方立構法技術指針 (案)」日本建築学会発行による記載例を 表 3 に示しま す。 表 3 構造シーラントの設計許容応力 表 2 ガラスの許容荷重表 (告示第1458号による) 許容荷重 (N) 許容荷重{kgf } 7200 {734} 9450 {964} 12960 {1322} 17100 {1744} 26220 {2674} ●構造シーラントの接着幅aの算定 a a 構造シーラントの接着幅 品種 高モジュラス 中モジュラス SR-1 SR-1 SR-2 SR-2 SR-1 設計許容応力 0.14 (N/mm2) 製造業者 0.14 0.14 0.11 0.14 A A A B A (3)耐震設計 ●ロッキング率Rの設定 フェイスプレートのロッキング率Rは、次式 を用いて算出します。 R=0.16 h w y2 図6 浮き上がり、沈み込み (4) 目地設計 ●フェイスプレート間のクリアランスbの算定 フェイスプレート間の必要クリアランスb’を 次式を用いて算出します。 y1+y2 b= r1 ただし、 b’:フェイスプレート間のクリアランス(mm) y1:「シーリング材の損傷なしで継続使用に 耐える層間変形角」に対する浮き上が り量(mm) y2:「シーリング材の損傷なしで継続使用に 耐える層間変形角」に対する沈み込み量 (mm) r1:シーリング材の許容せん断変形率 フェイスプレート間のクリアランスbは、必 要クリアランスb’を算定したあと、前述した 構造シーラントの必要接着幅a’とb’の両方を 満足する数値を 表 6 から選択しbを設定し ます。 *フェイスプレート間のクリアランスbは、中高層建物の基 8-3 商品関連 設計荷重(N)が検討対象ガラスの許容荷重 (N)以下となるようにフェイスプレートの 呼び厚さを選定します。 設計荷重(N) ≦許容荷重(N) 使用可能 設計荷重(N) >許容荷重(N) 使用不可能 ガラスの許容荷重を 表 2 に示します。 図5 *構造シーラントの設計許容応力σについてはシールメー モジュラス による分類 ●フェイスプレートの板厚の算定 ガラスの呼び厚さ 8ミリ 10ミリ 12ミリ 15ミリ 19ミリ 構造シーラントの接着幅aは、必要接着幅 a’を算定したあと、a’と後述するフェイスプ レート間の必要クリアランスb’の両方を満足 する数値を 表 6 から選択しaを設定します。 y1 準階においては8mm以上とします。 *シーリング材の許容せん断変形率r1は、使用するシーリ ただし、 R:ロッキング率 h:フェイスプレートの高さ (mm) w:フェイスプレートの幅(mm) ●浮き上がり量y1、沈み込み量y2の算出 フェイスプレートの浮き上がり量y1および 沈み込み量y2は、次式を用いて算出します。 y1= w R h 3 (= 4 0.12) y2= w R h 1 (= 4 0.04) ただし、 y1 :浮き上がり量(mm) y2 :沈み込み量(mm) :層間変位量(=階高×層間変形角) (mm) R :ロッキング率 h :フェイスプレートの高さ (mm) w :フェイスプレートの幅(mm) *フェイスプレートの浮き上がり量y1および沈み込み量y2 については「シーリング材の損傷なしで継続使用に耐え る層間変形角」と「構造シーラントの損傷なしで継続使 用に耐える層間変形角」の両方について算出します。 ング材の許容せん断変形率を使用します。主としてリブ ガラスが単板使用の場合は「構造シーラントの許容せん 断変形率」 、合わせガラス使用の場合は「シーリング材の 許容せん断変形率」を使用します。 *シ ーリング材の許容せん断変形率r1についてはシール メーカーにお問い合わせください。 「ガラス方立構法技 術指針 (案) 」日本建築学会発行による記載例を 表 4 、 表 5 に示します。 表 4 構造シーラントの許容せん断変形率 モジュラス による分類 品種 高モジュラス 中モジュラス SR-1 SR-1 SR-2 SR-2 SR-1 許容せん断 変形率(%) 60 20 20 30 50 製造業者 A A A A B 表 5 シーリング材の許容せん断変形率 モジュラス による分類 低モジュラス 品種 SR-1 SR-2 許容せん断 変形率(%) 60 60 8-3-2