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RadiNET Pro Web Hosting 取扱説明書
重要 ご使用前には必ずこの取扱説明書をよくお読みになり、正しくお使いくだ さい。 本書について 本書は、RadiNET Pro Web Hostingに接続するための、RadiNET Pro Gateway、RadiCSのインストール/設定 を解説したものです。本書およびRadiNET Proの取扱説明書をよくお読みになり、正しく構築/運用をおこ なってください。 「システム概要編」(P.5) 「第 1 章 はじめに」(P.6) 「第 2 章 組織について」(P.8) 「第 3 章 ネットワーク環境について」(P.10) 「セットアップ編」(P.12) 「第 4 章 管理コンピュータについて」(P.13) 「第 5 章 Gatewayコンピュータのセットアップ」(P.15) 「第 6 章 RadiCSコンピュータのセットアップ(ワークグループ)」(P.40) 「第 7 章 RadiCSコンピュータのセットアップ(ドメイン)」(P.67) 「メンテナンス編」(P.115) 「第 8 章 Gatewayコンピュータの管理」(P.116) 「第 9 章 ログについて」(P.121) 「参考編」(P.126) 「第 10 章 セキュリティについて」(P.127) 「第 11 章 ライセンスについて」(P.129) 「第 12 章 その他」(P.133) 「第 13 章 モニターを追加導入する場合」(P.137) 1.本書の著作権は株式会社ナナオに帰属します。本書の一部あるいは全部を株式会社ナナオからの事前の 許諾を得ることなく転載することは固くお断りします。 2.本書の内容について、将来予告なしに変更することがあります。 3.本書の内容については、万全を期して作成しましたが、万一誤り、記載もれなどお気づきの点がありま したら、ご連絡ください。 4.本製品の使用を理由とする損害、逸失利益等の請求につきましては、上記にかかわらず、いかなる責任 も負いかねますので、あらかじめご了承ください。 Microsoft、Internet Explorer、Windows、Windows Vista、Windows Server、 Internet Information Service(IIS)、Active Directory、.NET Frameworkは米国Microsoft Corporationの米国 およびその他の国における登録商標です。 FirefoxはMozilla Foundationの登録商標です。 EIZO、EIZOロゴ、RadiForce、RadiNET、RadiCSは株式会社ナナオの日本およびその他の国における登録商 標です。その他の各会社名、各製品名は、各社の商標または登録商標です。 2 本書について 目次 表紙............................................................................ 1 本書について............................................................. 2 目次............................................................................ 3 システム概要編..................................5 第 1 章 はじめに...................................................... 6 5-8. RadiCS Network Upgrade Software Serverのイ ンストール........................................................30 5-9. RadiCS Network Upgrade Softwareのポー ト番号設定........................................................33 5-10. Windowsファイアウォールの設定..................34 ●● Windows XP / Vista / Server 2003の場合........ 34 ●● Windows 7 / Server 2008 / 2008 R2の場合..... 36 1-1. システムの概要..................................................6 1-2. 動作条件.............................................................7 動作確認...........................................................39 ●● RadiNET Pro Gateway動作環境............................7 第 6 章 RadiCSコンピュータのセットアップ(ワー ●● 管理コンピュータ動作環境...................................7 ●● RadiNET Pro管理モバイル端末動作環境.............7 第 2 章 組織について............................................... 8 2-1. 組織の概要..........................................................8 ●● 組織とは....................................................................8 2-2. 組織の種類によるRadiNET Pro Gateway認 証の違い.............................................................9 第 3 章 ネットワーク環境について...................... 10 3-1. システムのネットワーク構成..........................10 ●● HTTPS通信............................................................. 10 ●● Socket通信............................................................. 10 3-2. システムの通信概要.........................................11 3-3. インターネット回線について..........................11 セットアップ編................................12 第 4 章 管理コンピュータについて...................... 13 5-11. RadiCS Network Upgrade Software Server クグループ).................................................... 40 6-1. RadiCSコンピュータセットアップ..................41 6-2. RadiCS Network Upgrade Software Setup Service起動用ユーザーの作成.........................42 6-3. RadiCSのインストール....................................45 6-4. RadiCS Network Upgrade Softwareのイン ストール...........................................................49 6-5. RadiCS Network Upgrade Softwareの設定....51 6-6. ローカル セキュリティ ポリシーの設定..........54 6-7. Windowsファイアウォールの設定..................57 ●● Windows XP / Vistaの場合.................................. 57 ●● Windows 7の場合................................................. 59 6-8. RadiNET Pro接続設定......................................61 6-9. RadiCS Network Upgrade Softwareのサー ビス起動用ユーザー設定.................................64 4-1. 管理コンピュータについて..............................13 第 7 章 RadiCSコンピュータのセットアップ(ドメ 4-2. 管理コンソールの使用方法..............................13 イン)............................................................... 67 第 5 章 Gatewayコンピュータのセットアップ.... 15 5-1. インストールについて.....................................15 5-2. 仮想ユニットの準備.........................................16 5-3. .NET Frameworkのインストール....................18 5-4. RadiNET Pro Gatewayのインストール............20 5-5. Enterpriseサーバーへの接続...........................24 5-6. 問い合わせ間隔の変更.....................................26 5-7. RadiNET Pro Gatewayのポート番号設定........28 7-1. RadiCSコンピュータセットアップ..................68 7-2. ドメインへ「組織単位(OU)」を作成..........69 ●● Windows Server 2003、Windows Server 2008共通................................................... 69 7-3. RadiCS Network Upgrade Software Setup Service起動用ユーザーの作成.........................71 ●● Windows Server 2003、Windows Server 2008共通................................................... 71 7-4. 「組織単位(OU)」へRadiCSコンピュー タを登録...........................................................75 目次 3 ●● Windows Server 2003、Windows Server 2008共通................................................... 75 7-5. グループ ポリシーの設定.................................77 ●● Windows Server 2003の場合............................. 77 ●● Windows Server 2008の場合............................. 85 7-6. グループポリシーによるRadiCSコンピュー タのWindowsファイアウォール設定..............92 ●● Windows Server 2003の場合............................. 92 ●● Windows Server 2008 / 2008 R2の場合........... 96 7-7. RadiCSのインストール..................................100 7-8. RadiCS Network Upgrade Softwareのイン 第 11 章 ライセンスについて................................ 129 11-1. Gatewayコンピュータに必要なライセンス..129 11-2. SQL Serverに必要なライセンス.....................131 第 12 章 その他...................................................... 133 12-1. モニターの組織間移動について....................133 12-2. 管理コンソールへのアクセス制限.................134 ●● Windows Server 2003の場合........................... 134 ●● Windows Server 2008の場合........................... 136 ストール.........................................................104 第 13 章 モニターを追加導入する場合................. 137 RadiCS Network Upgrade Softwareの設定..106 13-1. RadiCSコンピュータでの作業.......................137 7-10. RadiNET Pro接続設定....................................109 13-2. RadiNET Proサーバーでの作業......................138 7-9. 7-11. RadiCS Network Upgrade Softwareのサー ビス起動用ユーザー設定...............................112 メンテナンス編............................. 115 第 8 章 Gatewayコンピュータの管理................. 116 8-1. 同時コネクション数の変更............................116 8-2. Gatewayコンピュータの交換方法.................118 第 9 章 ログについて........................................... 121 9-1. Enterpriseサーバーのリモート操作ログ.......121 9-2. Gatewayコンピュータのリモート操作ログ..122 9-3. RadiCSコンピュータのリモート操作ログ.....124 9-4. その他のログについて...................................125 ●● Enterpriseサーバーのシステムログ............... 125 ●● Gatewayコンピュータのシステムログ.......... 125 ●● RadiCSコンピュータのエラーログ................. 125 参考編........................................... 126 第 10 章 セキュリティについて............................ 127 10-1. システムのセキュリティ...............................127 10-2. 利用者の識別、認証.......................................127 10-3. 機器の識別、認証...........................................127 10-4. セキュアな通信路の確保...............................127 10-5. リモート操作ログの記録...............................128 4 10-6. 患者情報.........................................................128 目次 システム概要編 5 第 1 章 はじめに 1-1. システムの概要 RadiNET Pro Web Hostingシステムは、ネットワークに接続した管理コンピュータからWebブラウザを用 いてEnterpriseサーバーにアクセスし、モニターの資産管理や品質管理をおこなうシステムです。 システム概要図 センター リモート管理者 管理コンピュータ Enterpriseサーバー 管理コンピュータ ファイアウォール ファイアウォール インターネット 病院 ファイアウォール 管理コンピュータ 病院 ファイアウォール 管理コンピュータ Gateway コンピュータ RadiCS コンピュータ RadiCS コンピュータ • Enterprise サーバー: • Gateway コンピュータ: • RadiCS コンピュータ: • 管理コンピュータ: RadiCS コンピュータ Gateway コンピュータ RadiCS コンピュータ RadiCS コンピュータ RadiCS コンピュータ RadiNET Pro Enterprise をインストールしたサーバーです。 当社が設置、管理します。 RadiNET Pro Gateway をインストールしたコンピュータです。 RadiCS をインストールしたコンピュータです。 Enterprise サーバーの管理コンソールへ接続するコンピュータです。 1.管理コンピュータはEnterpriseサーバーに接続し、管理コンソールでモニターの品 質管理履歴を確認できます。 2.管理コンピュータの指示により、EnterpriseサーバーがRadiCSコンピュータに接続 されたモニターを管理します。 3.RadiCSコンピュータの各種試験結果(モニター管理履歴)はEnterpriseサーバーへ 送られ、データベースに蓄積されます。 6 第 1 章 はじめに 1-2. 動作条件 ●●RadiNET Pro Gateway動作環境 ハードウェア CPU • Pentium 4 3GHz 以上 Windows Server 2008 R2の場合は1.4GHz以上のx64プロセッサが必要です。 ハードディスク • 50GB以上 メモリー • 1GB以上 OS • Windows XP Professional SP3(32bit)※1※2 • Windows Vista SP2(32bit)※1※2 • Windows 7 SP1※2 • Windows Server 2003 R2 Standard Edition SP2(32bit)※1※3 • Windows Server 2008 Standard SP2(32bit)※1※3 • Windows Server 2008 R2 Standard SP1※3 ソフトウェア • RadiNET Pro Gateway Ver.4.1.0 • .NET Framework 4※4 • Windows Installer 3.1※4 セキュリティソフトウェア • ウィルス対策機能 • ファイアウォール機能 その他通信機器 適切な環境設備 • ルーター • ファイアウォール ※1 64ビットOSはサポートしていません。 ※2 Windows XP、Windows Vista、Windows 7を使用する場合には、OSのライセンス条項をご確認の上ご使用 ください。 ※3 Microsoft Windows Server 2003 /2008を使用する場合には、Microsoftライセンスに準拠したCALが必要で す。詳細は、「第 11 章 ライセンスについて」(P.129)を参照してください。 ※4 別途提供します。 ●●管理コンピュータ動作環境 ハードウェア 解像度:1,280 x 1,024 以上 色数:24ビット以上 ソフトウェア Internet Explorer 8.0, 9.0 Firefox※1 Adobe Reader ※1 テストはリリース時の最新バージョンでおこなっています。 ●●RadiNET Pro管理モバイル端末動作環境 ハードウェア ソフトウェア 解像度:320 x 480 以上 以下のOSの標準ブラウザ※1 • Apple iOS 5.0 • Android 2.1 - 2.3 • Android 3.1 • Android 4.0 ※1 端末によっては一部レイアウトの崩れが生じる場合があります。 参考 • RadiCSコンピュータ動作環境、対応センサー、対応規格につきましては、RadiCS CD-ROM内の「RadiCS取扱 説明書」を参照してください。 • 対応モニターにつきましては、当社Webサイトでご確認ください。 第 1 章 はじめに 7 第 2 章 組織について 2-1. 組織の概要 このシステムは複数の医療施設を管理するため、「組織」を作成し、それらをグルーピング、階層化す ることができます。ここでは、「組織」のこのシステムにおける役割とGatewayコンピュータとの関係 について説明します。 ●●組織とは 1階層目 Root 病院 グループA 2階層目 ヨーロッパ 3階層目 ドイツ 施設A RadiCS コンピュータ RadiCS コンピュータ 施設B RadiCS コンピュータ 施設C RadiCS コンピュータ RadiCS コンピュータ 4階層目 RadiCS コンピュータ 施設D RadiCS コンピュータ RadiCS コンピュータ 施設E RadiCS コンピュータ RadiCS コンピュータ :仮想ユニット :施設 •「組織」とは Gateway コンピュータを管理する枠組みのことです。 •「組織」の種類は「施設」と「仮想ユニット」の 2 つです。 -- 施設:1医療施設を示します。 -- 仮想ユニット:施設をグルーピングするために使用します。 • 組織は最大 5 階層まで構成できます。最上位には仮想ユニット「Root」が 1 つだけ存在します。 ※RadiNET Pro Web Hostingでは、「Root」は設定できません。 8 第 2 章 組織について 2-2. 組織の種類によるRadiNET Pro Gateway認証の違い 組織には認証パスワードを設定します。RadiNET Pro Gatewayを導入する際に指定する認証パスワードに よって、結び付けられる組織が決定します。組織は「施設」と「仮想ユニット」の2つに分類され、下記 のように認証方式が異なります。 施設の認証パスワードを使用する場合 Gatewayコンピュータを「施設」の認証パスワードで認証する場合、 施設とGatewayコンピュータは1対1で結びつきます。 施設 認証パスワード 認証要求 Gateway コンピュータ 施設 認証パスワード 認証 Gateway コンピュータ 仮想ユニットの認証パスワードを使用する場合 Gatewayコンピュータを「仮想ユニット」の認証パスワードで認証す る場合、認証した仮想ユニットの下層に施設が作成され、その施設と Gatewayコンピュータが結びつきます。 仮想ユニット 認証パスワード 認証要求 Gateway コンピュータ 仮想ユニット 認証パスワード 1.作成 2.認証 Gateway コンピュータ 注意点 • このシステムでは、モニターを「<所属するGatewayコンピュータ> + メーカー + モデル + シリアル番号」で識 別します。モニターを現在所属するGatewayコンピュータ(旧Gatewayコンピュータとする)とは異なるGateway コンピュータ(新Gatewayコンピュータとする)に移動させた場合、新Gatewayコンピュータに所属しているモ ニターと、旧Gatewayコンピュータに所属していたモニターは、異なるモニターと判断されます。そのため、旧 Gatewayコンピュータでのモニター管理履歴は引き継がれません。管理履歴を引き継ぐには「8-2. Gatewayコン ピュータの交換方法」(P.118)を参照ください。 第 2 章 組織について 9 第 3 章 ネットワーク環境について 3-1. システムのネットワーク構成 このシステムでは、次の通信が使用されています。 インターネット サーバー証明書 ファイアウォール HTTPS (443) Socket通信 (3050/3051) Gateway コンピュータ ファイアウォール Enterpriseサーバー RadiCSコンピュータ HTTPS (443) 通信方向は矢印の向き ファイアウォール 管理コンピュータ ●●HTTPS通信 EnterpriseサーバーとGatewayコンピュータの間の通信およびEnterpriseサーバーと管理コンピュータ の間の通信に使用されています。サーバー証明書を用いたSSLによりデータを暗号化し通信をおこな います。この通信ではポート443(TCP)を使用します。Gatewayコンピュータを設置する際には、 インターネット方向へのポート443(TCP)の通信だけを許可します。 参考 証明書の種類 1. パブリック認証局から発行された証明書 第三者機関のパブリック認証局から発行された証明書。パブリック認証局のルート証明書はあらかじめ OSに登録されています。 2. プライベート認証局から発行された証明書 Windows Server 2003 / 2008上で証明機関を構築し、独自の証明書を発行することができます。この場合 は、Enterpriseサーバー、Gatewayコンピュータ、管理コンピュータにCA証明書をインポートする必要が あります。 ●●Socket通信 RadiCSコンピュータとGatewayコンピュータの間の通信に使用されています。この通信では、 RadiCSコンピュータとGatewayコンピュータの待ち受けポートは3050(TCP)と3051(TCP)です。 3050(TCP)はRadiCS/RadiNET Pro Gatewayで使用します。3051(TCP)はRadiCS Network Upgrade Softwareで使用します。RadiCSコンピュータとGatewayコンピュータを1台のコンピュータ にインストールする場合は、待ち受けポートが重ならないようにするためにポートの変更が必要で す。 10 第 3 章 ネットワーク環境について 3-2. システムの通信概要 このシステムで、通信が発生する主なタイミングは次のとおりです。 1.Enterpriseサーバー←Gatewayコンピュータ GatewayコンピュータからEnterpriseサーバーに、リモート制御要求や設定変更がないか定期的(既 定値:20分ごと)に問い合わせます。また、手動で問い合わせることもできます。 2.Gatewayコンピュータ←RadiCSコンピュータ RadiCSコンピュータで設定情報のダウンロード/アップロードや履歴データの送信などEnterpriseサー バーに対して通信の必要があるときに通信が発生します。 3.RadiCSコンピュータ←Gatewayコンピュータ 1の通信でEnterpriseサーバーからの制御要求や設定変更があった場合に通信が発生します。 3-3. インターネット回線について このシステムでは、EnterpriseサーバーとGatewayコンピュータはインターネット回線を通して接続する ことになります。回線を選択するときに、次のデータを参考にしてください。 参考 Enterpriseサーバー-Gatewayコンピュータ間の通信データ量 • 送信データサイズ大(数 MB ~ 30MB 程度) -- RadiCS更新ファイル RadiCSをネットワークアップグレードするときに必要な更新ファイルです。 -- パターンチェック用画像 独自のパターンチェック画像を使用する場合の画像ファイルです。 データサイズは大きいですが、上記のデータは日常運用では発生しません。 • 送信データサイズ小(数 KB ~数十 KB 程度) -- 日常運用でのデータファイルの送受信 RadiCSコンピュータの設定情報や、モニターの試験結果の送受信に使用されるファイルです。 データサイズは小さいですが、毎日発生します。 第 3 章 ネットワーク環境について 11 セットアップ編 12 第 4 章 管理コンピュータについて 4-1. 管理コンピュータについて 管理コンピュータは、Internet Explorerを使用してこのシステムの管理コンソールにアクセスすることが できます。 4-2. 管理コンソールの使用方法 1.管理コンピュータでInternet Explorerを起動します。 2.URLにアクセスします。 • RadiNET Pro Enterprise の場合:「https:// ドメイン名 /RadiNETPro/」 • RadiNET Pro Web Hosting の場合:登録証に記載の URL 3.ログイン画面が表示されます。ユーザー名とパスワードを入力して[ログイン]をク リックします。 • RadiNET Pro Enterprise の場合 ユーザー:Administrator パスワード:Password00 • RadiNET Pro Web Hosting の場合 登録証に記載のユーザー、パスワード 第 4 章 管理コンピュータについて 13 管理コンピュータのブラウザ設定 • 管理コンピュータのブラウザ設定が次のようになっている必要があります。 [ インターネットオプション ] - [ セキュリティ ] - [ インターネット ] - [ レベルのカスタマイズ ] ー [ アクティブスクリプト ] ⇒『有効にする』 [アクティブスクリプト]で『無効にする』が選択されている場合、管理コンソールのトップページ で「設定」をクリックしたときにプルダウンメニューが表示されません。 • [ インターネットオプション ] - [ セキュリティ ] - [ インターネット ] - [ レベルのカスタマイズ ] ー [ アクティブスクリプト ] ⇒『有効にする』の場合 ⇒『無効にする』の場合 14 第 4 章 管理コンピュータについて 第 5 章 Gatewayコンピュータのセットアップ 5-1. インストールについて 病院内に多数のRadiCSコンピュータが設置される場合 RadiNET Pro Gateway専用に1台のコンピュータを用意します。 管理コンピュータ RadiCS ファイアウォール RadiCS インターネット RadiCS RadiNET Pro Gateway 病院内に1~3台程度のRadiCSコンピュータを設置する場合 RadiCSコンピュータが1~3台など数が少ない場合、各RadiCSコンピュータにRadiNET Pro Gatewayを インストールすることができます。 注意点 • RadiCSコンピュータにインストールする場合、RadiNET Pro GatewayとRadiCSが使用するポートが重複するた め、ポート番号を変更する必要があります。詳細は「5-7. RadiNET Pro Gatewayのポート番号設定」(P.28)、 「6-8. RadiNET Pro接続設定」(P.61)、「7-10. RadiNET Pro接続設定」(P.109)を参照してください。 • GatewayコンピュータのOSに「Windows XP」「Windows Vista」「Windows 7」を使用する際には、OSのラ イセンス条項をご確認の上ご使用ください。 • Gatewayコンピュータがスリープしてしまう場合はRadiNET Pro Gatewayが正常に動作しない可能性があり ます。RadiNET Pro GatewayをインストールするコンピュータはWindowsのスリープ設定を確認の上、コン ピュータがスリープしないように設定してください。 RadiCS RadiNET Pro Gateway ファイアウォール インターネット 管理コンピュータ 第5章 Gatewayコンピュータのセットアップ 15 5-2. 仮想ユニットの準備 注意点 • RadiNET Pro Web Hostingでは、仮想ユニットを準備する必要はありません。 GatewayコンピュータがEnterpriseサーバーに接続するための仮想ユニットを準備します。仮想ユニット の準備は、管理コンピュータでおこないます。 操作手順 1.管理コンピュータから、管理コンソールにログインします。 • 管理コンソール URL:https:// ドメイン名 /RadiNETPro/ • インストール時のユーザー:Administrator • ユーザーのパスワード:Password00 2.管理コンソールのメニューバーで、[設定]-[組織]をクリックします。 3.「組織」画面が表示されます。左下の[変更]ボタンをクリックします。 16 第 5 章 Gateway コンピュータのセットアップ 4.変更画面が表示されます。「認証パスワード」の「有効」を選択し、入力欄にパス ワードを入力します。設定後、[保存]をクリックします。 第5章 Gatewayコンピュータのセットアップ 17 5-3. .NET Frameworkのインストール 参考 • RadiNET Pro Web Hostingの場合、.NET Framework V4.0がインストールされていなければ、「5-4. RadiNET Pro Gatewayのインストール」(P.20)もしくは「5-8. RadiCS Network Upgrade Software Serverのインストール」 (P.30)を実行すると、「Microsoft .NET Framework 4セットアップ」画面が自動的に表示されます。 操作手順 1.セットアップ画面を表示します。 RadiNET Pro Enterpriseの場合:「RadiNET Pro Enterprise CD-ROM」をドライブに挿入します。 2.「.NET Framework V4.0をインストール」をクリックします。 RadiNET Pro Enterpriseの場合 3.「Microsoft .NET Framework 4セットアップ」画面が表示されます。「同意する」 を選択し、[インストール]をクリックします。 18 第 5 章 Gateway コンピュータのセットアップ 4.「インストールが完了しました」画面が表示されます。[完了]をクリックします。 第5章 Gatewayコンピュータのセットアップ 19 5-4. RadiNET Pro Gatewayのインストール 操作手順 1.セットアップ画面を表示します。 RadiNET Pro Enterpriseの場合:「RadiNET Pro Enterprise CD-ROM」をドライブに挿入します。 RadiNET Pro Web Hostingの場合:提供されたZIPファイルを解凍して、実行します。 2.「RadiNET Pro Gatewayをインストール」をクリックします。 RadiNET Pro Enterpriseの場合 RadiNET Pro Web Hostingの場合 20 第 5 章 Gateway コンピュータのセットアップ 3.「セットアップ言語の選択」画面が表示されます。適切な言語を選択し、[OK]をク リックします。 4.「RadiNET Pro Gateway - InstallShield Wizard」画面が表示されます。[次へ]をク リックします。 第5章 Gatewayコンピュータのセットアップ 21 5.「ユーザー情報」画面が表示されます。「ユーザー名」「所属」を確認し、[次へ] をクリックします。 6.「パスワード設定」画面が表示されます。パスワードの設定をおこない、[次へ]を クリックします。 パスワードを変更しない場合、パスワードは"GwPassword"になります。 7.「インストール先のフォルダ」画面が表示されます。インストール先を変更する場 合、[変更...]をクリックします。設定後、[次へ]をクリックします。 [変更...]をクリックした場合、「インストール先フォルダの変更」画面が開きます。インストール場 所を設定し、[OK]をクリックします。 22 第 5 章 Gateway コンピュータのセットアップ 8.「プログラムをインストールする準備ができました」画面が表示されます。[インス トール]をクリックします。 9.「InstallShieldウィザードを完了しました」画面が表示されます。[完了]をクリック します。 注意点 • 「RadiNET Pro Gatewayの設定をおこなう。」を選択し、[完了]をクリックした場合、「RadiNET Pro Gateway」が起動します。 • Windowsの[スタート]-[すべてのプログラム]-[EIZO]-[RadiNET Pro Gateway]から「RadiNET Pro Gateway」を起動できます。 第5章 Gatewayコンピュータのセットアップ 23 5-5. Enterpriseサーバーへの接続 「RadiNET Pro Enterprise接続ウィザード」を使用したEnterpriseサーバーへの接続方法を説明します。 「RadiNET Pro Enterprise接続ウィザード」はRadiNET Pro Gateweyのインストール後、または、 Windowsの[スタート]-[すべてのプログラム]-[EIZO]-[RadiNET Pro Gateway]から起動することができ ます。 操作手順 1.RadiNET Pro Gatewayインストールから引き続きRadiNET Pro Enterprise接続ウィ ザードを実行すると、「パスワード入力」画面が表示されます。RadiNET Pro Gatewayインストール時に設定したパスワードを入力します。 • 初期パスワード:GwPassword 2.「認証」画面が表示されます。「Enterpriseサーバーアドレス」「認証パスワー ド」を入力し、[次へ]をクリックします。 • RadiNET Pro Enterprise の場合 Enterpriseサーバーアドレス: RadiNET Pro Enterpriseがインストールされているサーバーの「サーバー証明書のドメイン名」を入力します。 認証パスワード: Gatewayコンピュータを関連付けたい組織のパスワードを入力します。組織は管理コンソールで設定します。 詳細は「5-2. 仮想ユニットの準備」(P.16)を参照してください。 • RadiNET Pro Web Hosting の場合 Enterpriseサーバーアドレス: 登録証に記載されているEnterpriseサーバーアドレスを入力します。 認証パスワード: 登録証に記載されている認証パスワードを入力します。 24 第 5 章 Gateway コンピュータのセットアップ 3.「Gateway設定」画面が表示されます。「組織名」「Gateway情報」(任意) 「サーバーからの通信」「ユーザー定義パターン」の設定をおこない、[次へ]をク リックします。 注意点 • RadiNET Pro Web Hostingでは、「組織名」の設定は不要です。 4.「GatewayコンピュータがEnterpriseサーバーに接続されました。」画面が表示さ れます。[完了]をクリックします。 5.管理コンソール上でGatewayコンピュータが追加されていることが確認できます。 第5章 Gatewayコンピュータのセットアップ 25 5-6. 問い合わせ間隔の変更 GatewayコンピュータがEnterpriseサーバーに、実行予定のリモート操作を問い合わせる間隔を変更する ことができます。ここでは、問い合わせ間隔の変更方法について説明します。 注意点 • 問い合わせ間隔を短くすることで、Enterpriseサーバーでおこなわれたリモート操作がRadiCSコンピュータに反映 されるまでの処理時間が短くなります。 • 問い合わせ間隔の最小値は「1」、最大値は「1440」です。 操作手順 1.Windowsの[スタート]-[すべてのプログラム]-[EIZO]-[RadiNET Pro Gateway]を 選択します。 2.「パスワード入力」画面が表示されます。パスワードを入力し[OK]をクリックしま す。 3.「RadiNET Pro Gateway」画面が表示されます。「全般」タブを選択し、 「Gateway設定」にある[設定]をクリックします。 26 第 5 章 Gateway コンピュータのセットアップ 4.「Gateway設定」画面が表示されます。「問い合わせ間隔(分)」を設定し、[OK] をクリックします。 • RadiNET Pro Enterprise の場合:任意の数値(分) • RadiNET Pro Web Hosting の場合:1 分 第5章 Gatewayコンピュータのセットアップ 27 5-7. RadiNET Pro Gatewayのポート番号設定 RadiNET Pro GatewayとRadiCSを同一のコンピュータにインストールする場合に、「サーバー側のポート 番号」と「クライアント側のポート番号」を異なるポート番号に変更する必要があります。RadiNET Pro Gatewayでポート番号の変更をおこなった場合は、RadiCSでもポート番号の変更をおこなう必要があり ます。RadiCSでの変更方法は「6-8. RadiNET Pro接続設定」(P.61)または「7-10. RadiNET Pro接続設定」 (P.109)を参照してください。 操作手順 1.Windowsの[スタート]-[すべてのプログラム]-[EIZO]-[RadiNET Pro Gateway]を 起動します。 2.「パスワード入力」画面が表示されます。パスワードを入力し、[OK]をクリックし ます。 3.「RadiCS通信」タブの[設定]をクリックします。 28 第 5 章 Gateway コンピュータのセットアップ 4.「ポート番号設定」画面が表示されます。各項目を設定します。[OK]をクリックし ます。 • 同じポート番号を使用する: RadiNET Pro GatewayとRadiCSを同一のコンピュータにインストールする場合はこのチェックを外します。 • サーバー側ポート番号: RadiNET Pro Gateway側の待ち受けポートです。(クライアント側ポート番号と異なるポート番号にしま す。) • クライアント側ポート番号: RadiCS側の待ち受けポートです。(サーバー側ポート番号と異なるポート番号にします。) 注意点 • RadiNET Pro Gatewayのポート番号を変更した際は、Windowsファイアウォールの設定にて同じポート番号 を例外に設定する必要があります。詳細は「5-10. Windowsファイアウォールの設定」(P.34)を参照してく ださい。 第5章 Gatewayコンピュータのセットアップ 29 5-8. RadiCS Network Upgrade Software Serverのインストール 操作手順 1.セットアップ画面を表示します。 RadiNET Pro Enterpriseの場合:「RadiNET Pro Enterprise CD-ROM」をドライブに挿入します。 RadiNET Pro Web Hostingの場合:提供されたZIPファイルを解凍して、実行します。 2.「RadiCS Network Upgrade Software Serverをインストール」をクリックします。 RadiNET Pro Enterpriseの場合 RadiNET Pro Web Hostingの場合 30 第 5 章 Gateway コンピュータのセットアップ 3.「セットアップ言語の選択」画面が表示されます。適切な言語を選択し、[OK]をク リックします。 4.「RadiCS Network Upgrade Software Server - InstallShield Wizard」画面が表示さ れます。[次へ]をクリックします。 5.「ユーザー情報」画面が表示されます。「ユーザー名」、「所属」を入力し、「こ のコンピュータを使用するすべてのユーザー」を選択します。[次へ]をクリックし ます。 第5章 Gatewayコンピュータのセットアップ 31 6.「インストール先のフォルダ」画面が表示されます。[変更...]をクリックすると、 「インストール先フォルダの変更」画面が表示されます。インストール場所を設定 し、[次へ]をクリックします。 7.「プログラムをインストールする準備ができました」画面が表示されます。[インス トール]をクリックします。 8.「InstallShieldウィザードを完了しました」画面が表示されます。[完了]をクリック します。 32 第 5 章 Gateway コンピュータのセットアップ 5-9. RadiCS Network Upgrade Softwareのポート番号設定 RadiNET Pro GatewayとRadiCSを同一のコンピュータにインストールする場合に、「サーバー側のポート 番号」と「クライアント側のポート番号」を異なるポート番号に変更する必要があります。 操作手順 1.Windowsの[スタート]-[すべてのプログラム]-[EIZO]-[RadiCS Network Upgrade Software]をクリックします。 2.[設定]をクリックします。 3.「設定」画面が表示されます。各項目を設定します。[OK]をクリックします。 • 同じポート番号を使用する: RadiNET Pro GatewayとRadiCSで同じポート番号を使用する場合にチェックします。 RadiNET Pro GatewayとRadiCSを同一のコンピュータにインストールする場合はこのチェックをはずします。 • サーバー側ポート番号:RadiNET Pro Gateway 側の待ち受けポートです。 • クライアント側ポート番号:RadiCS 側の待ち受けポートです。 第5章 Gatewayコンピュータのセットアップ 33 5-10.Windowsファイアウォールの設定 Gatewayコンピュータで「Windowsファイアウォール」が有効である場合は、RadiNET Pro Gatewayのイ ンストール時にWindowsファイアウォールの設定が自動的におこなわれます。「Windowsファイア ウォール」を手動で設定する必要がある場合は、「ポートの通信許可」をおこないます。 ポートの通信許可 ●●Windows XP / Vista / Server 2003の場合 操作手順 1.Windowsの[コントロールパネル]から、[Windowsファイアウォール]を起動しま す。 2.「Windowsファイアウォール」画面が表示されます。「例外」タブをクリックしま す。[ポートの追加...]をクリックします。 3.「ポートの編集」画面が表示されます。次の内容を入力し、[OK]をクリックしま す。 • 名前:GatewayClientPort • ポート番号:3050 34 第 5 章 Gateway コンピュータのセットアップ 4.再度、[ポートの追加...]をクリックします。 5.「ポートの編集」画面が表示されます。次の内容を入力し、[OK]をクリックしま す。 • 名前:GatewayServerPort • ポート番号:3060 第5章 Gatewayコンピュータのセットアップ 35 ●●Windows 7 / Server 2008 / 2008 R2の場合 操作手順 1.「管理ツール」から「セキュリティが強化されたWindowsファイアウォール」を起 動します。左ペインの「受信の規則」をクリックします。 2.右ペインの「新しい規則」をクリックします。 3.「規則の種類」画面が表示されます。「ポート」を選択し、[次へ]をクリックしま す。 36 第 5 章 Gateway コンピュータのセットアップ 4.「プロトコルおよびポート」画面が表示されます。「特定のローカルポート」に 「3050」と入力します。[次へ]をクリックします。 5.「操作」画面が表示されます。「接続を許可する」を選択し、[次へ]をクリックし ます。 6.「プロファイル」画面が表示されます。すべて選択し、[次へ]をクリックします。 第5章 Gatewayコンピュータのセットアップ 37 7.「名前」画面が表示されます。「名前」に「GatewayClientPort」と入力します。 [完了]をクリックします。 8.同様の手順で、次の内容を登録します。 • 名前:GatewayServerPort • ポート番号:3060 38 第 5 章 Gateway コンピュータのセットアップ 5-11.RadiCS Network Upgrade Software Server動作確認 すべてのRadiCSコンピュータのセットアップ完了後におこないます。 操作手順 1.Windowsの[スタート]-[すべてのプログラム]-[EIZO]-[RadiCS Network Upgrade Software]を起動します。[ファイル配信]をクリックします。 2.「RadiCS更新」画面が表示されます。セットアップをおこなったすべてのRadiCSコ ンピュータが一覧にあるか確認します。 参考 • RadiCSコンピュータのネットワークアップグレード方法は「RadiCS Network Upgrade Software取扱説明書」 を参照してください。 第5章 Gatewayコンピュータのセットアップ 39 第 6 章 RadiCSコンピュータのセットアッ プ(ワークグループ) Windowsが形成するネットワークにはワークグループとドメインがあります。どちらのネットワークに参加 するかによって、RadiCSコンピュータの設定方法が異なりますので注意が必要です。 ドメイン環境でご使用になる場合には、「第 7 章 RadiCSコンピュータのセットアップ(ドメイン)」 (P.67)を参照してください。 ワークグループ それぞれのコンピュータでユーザーの管理、リソース(ファイルやフォルダ、プリンタなど)の管理を おこないます。各コンピュータでユーザー管理やリソース管理をおこないますので、利用するコン ピュータごとにユーザーの管理が必要になります。小規模のネットワーク形成に向いています。 RadiCSコンピュータのセットアップ(ワークグループ)の流れは次のとおりです。 「6-1. RadiCSコンピュータセットアップ」(P.41) 「6-2. RadiCS Network Upgrade Software Setup Service起動用ユーザーの作成」(P.42) 「6-3. RadiCSのインストール」(P.45) 「6-4. RadiCS Network Upgrade Softwareのインストール」(P.49) 「6-5. RadiCS Network Upgrade Softwareの設定」(P.51) 「6-6. ローカル セキュリティ ポリシーの設定」(P.54)※1 「6-7. Windowsファイアウォールの設定」(P.57) 「6-8. RadiNET Pro接続設定」(P.61) 「6-9. RadiCS Network Upgrade Softwareのサービス起動用ユーザー設定」(P.64) 運用開始 ※RadiCSインストール時にWindowsファイアウォールが起動している場合、必要なプログラムへの通信許可設定が おこなわれます。手動で設定する場合、「6-1. RadiCSコンピュータセットアップ」(P.41)を参照してください。 40 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 6-1. RadiCSコンピュータセットアップ 操作手順 1.RadiCS動作環境条件に適合するコンピュータを用意します。 2.グラフィックスカードに付属のインストールマニュアルに従い、グラフィックス カードをコンピュータにインストールします。 3.EIZOモニターとコンピュータを映像ケーブル、及び、USBケーブルで接続します。 4.グラフィックスカードに付属のインストールマニュアルに従い、グラフィックス カードのデバイスドライバをインストールします。 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 41 6-2. RadiCS Network Upgrade Software Setup Service起 動用ユーザーの作成 ここではRadiCS Network Upgrade Software Serviceの起動用ユーザーを新しく作成する方法について説 明します。 注意点 • RadiCS Network Upgrade Softwareサービス用ユーザーは、"Administrator権限"が必要です。 • ビルトインのAdministratorユーザーを使用できます。 • 下記の操作は、「Administrator権限を持つユーザー」でおこなってください。 操作手順 1.Windowsの[コントロールパネル]から、[パフォーマンスとメンテナンス]-[管理 ツール]-[コンピュータの管理]を開きます。 参考 • Windows Vistaの場合、Windowsの[コントロールパネル]から、[システムとメンテナンス]-[管理ツール]-[コン ピュータの管理]を開きます。 • Windows 7の場合、Windowsの[コントロールパネル]から、[システムとセキュリティ]-[管理ツール]-[コン ピューターの管理]を開きます。 2.「コンピュータの管理」画面が表示されます。左ペインの「ローカル ユーザーとグ ループ」を展開します。「ユーザー」を選択し、右クリック、[新しいユーザー...]を 実行します。 42 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 3.「新しいユーザー」画面が表示されます。次の設定をおこない、[作成]をクリック します。 • ユーザー名:RadiCS Network Upgrade Software Service の起動用ユーザーを入力します。 • パスワード、および、パスワードの確認入力:パスワードを入力します。 • パスワードを無期限にする:選択します。 4.「コンピュータの管理」画面に戻り、作成したユーザーを選択し、右クリック、[プ ロパティ]を開きます。 5.「[ユーザー名]のプロパティ」画面が表示されます。「所属するグループ」タブを 開きます。 6.「所属するグループ」タブが表示されます。[追加...]をクリックします。 7.「グループの選択」画面が表示されます。[詳細設定]をクリックします。 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 43 8.詳細設定の画面が表示されます。[今すぐ検索]をクリックします。 9.一覧より、[Administrators]を選択し、[OK]をクリックします。 10.「グループの選択」画面に戻ります。[OK]をクリックします。 11.「[ユーザー名]のプロパティ」画面に戻ります。[OK]をクリックします。 44 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 6-3. RadiCSのインストール RadiCSのインストールは、「Administrator権限を持つユーザー」でおこなってください。 参考 • 「Windows Installer Ver.3.1」が自動的にインストールされます。 操作手順 1.コンピュータのドライブに「RadiCS CD-ROM」を挿入し、RadiCSのインストールを 開始します。 2.「EIZO RadiCS Setup」画面が表示されます。「RadiCSをインストール」をクリッ クします。 3.再起動が求められます。[再起動]をクリックします。 参考 • Windows VistaまたはWindows 7では、再起動は求められません。 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 45 4.Windowsの再起動後、「開いているファイル - セキュリティの警告」画面が表示さ れる場合があります。[実行]をクリックします。 5.「RadiCS - InstallShield Wizard」画面が表示されます。[次へ]をクリックします。 6.「使用許諾契約」画面が表示されます。「使用許諾契約の条項に同意します」を選 択し、[次へ]をクリックします。 7.「パスワード設定」画面が表示されます。パスワードの設定をおこない、[次へ]を クリックします。 パスワードを変更しない場合、パスワードは"password"になります。 46 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 8.「RadiCS表示言語の選択」画面が表示されます。言語を選択して[OK]をクリックし ます。 9.「インストール先のフォルダ」画面が表示されます。インストール先を変更する場 合、[変更...]をクリックします。設定後、[次へ]をクリックします。 [変更...]をクリックした場合、「インストール先フォルダの変更」画面が開きます。インストール場 所を設定し、[OK]をクリックします。 10.「プログラムをインストールする準備ができました」画面が表示されます。[インス トール]をクリックします。 参考 • Windows VistaまたはWindows 7では、インストール中に「Windows セキュリティ」画面が表示され、 「X-Rite」のデバイス ソフトウェアをインストールするのか問われます。その場合、[インストール]をクリッ クします。 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 47 11.「InstallShieldウィザードを完了しました」画面が表示されます。[完了]をクリック します。 参考 • 「EIZO RadiCS Setup」画面の「対応モニターを確認」をクリックすると「対応モニター」画面が表示されま す。 対応モニターのリストにご使用のモニターがない場合は、モニターに付属しているEIZO LCDユーティリティ ディスク(CD-ROM)内の「RadiCS_MonitorFile_x.x.x.exe」を実行します。 48 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 6-4. RadiCS Network Upgrade Softwareのインストール 操作手順 1.コンピュータのドライブに「RadiCS CD-ROM」を挿入します。 2.「EIZO RadiCS Setup」画面が表示されます。「RadiCS Network Upgrade Software をインストール」をクリックします。 3.「RadiCS Network Upgrade Software - InstallShield Wizard」画面が表示されま す。[次へ]をクリックします。 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 49 4.「プログラムをインストールする準備ができました」画面が表示されます。[インス トール]をクリックします。 5.「InstallShield ウィザードを完了しました」画面が表示されます。[完了]をクリッ クします。 注意点 • 「RadiCS Network Upgrade Softwareの設定を行う。」を選択し、[完了]をクリックした場合、「RadiCS Network Upgrade Software Client Configuration」が起動します。 • 「RadiCS Network Upgrade Software Client Configuration」はWindowsの「スタート」-「すべてのプログラ ム」-「EIZO」-「RadiCS Network Upgrade Software Client Configuration」から起動することができます。 50 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 6-5. RadiCS Network Upgrade Softwareの設定 操作手順 1.「6-4. RadiCS Network Upgrade Softwareのインストール」(P.49)に引き続き設 定をおこなうか、または、Windowsの[スタート]-[すべてのプログラム]-[EIZO] -[RadiCS Network Upgrade Software Client Configuration]を起動します。 2.「RadiCS Network Upgrade Software Client Configuration」が起動します。[設定] をクリックします。 3.通信ポートの設定画面が表示されます。通信ポートの変更が必要な場合、次の設定 をおこない、[次へ]をクリックします。必要がなければ、そのままの設定で[次へ]を クリックします。 • 同じポート番号を使用する: RadiNET Pro サーバー /Gateway コンピュータ(RadiCS Network Upgrade Software Server)、 RadiCS コンピュータ(RadiCS Network Upgrade Software Client)で同じポート番号を使用する場 合に選択します。(初期値は選択済み) • サーバー側ポート番号: RadiCS Network Upgrade Software Server のポート番号を設定します。 • クライアント側ポート番号: RadiCS Network Upgrade Software Client のポート番号を設定します。[ 同じポート番号を使用する ] を選択した場合、[ サーバー側ポート番号 ] と同じポート番号になります。 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 51 4.RadiCS Network Upgrade Software サービス用ユーザーの設定画面が表示されま す。次の設定をおこない、[次へ]をクリックします。 • ユーザーアカウント: 「6-2. RadiCS Network Upgrade Software Setup Service 起動用ユーザーの作成」 (P.42)で作成したユー ザーを入力します。 • パスワード: ユーザーアカウントに入力したユーザーのパスワードを入力します。 • ユーザーアカウントにサービスとしてログオンのポリシーを適用する: ローカルのユーザーアカウントを使用している場合、選択します。 ドメインのユーザーアカウントを使用している場合、選択を外します。 • ユーザーアカウントにローカルでログオンを拒否するポリシーを適用する: 「6-2. RadiCS Network Upgrade Software Setup Service 起動用ユーザーの作成」 (P.42) で RadiCS のネッ トワークアップグレード専用のユーザーを作成した場合のみ、選択します。 注意点 • 「ユーザーアカウントにローカルでログオンを拒否するポリシーを適用する」を選択した場合、そのアカウ ントでログオンすることができなくなります。 • ご使用中の管理者権限を持つユーザーに対して「ユーザーアカウントにローカルでログオンを拒否するポリ シーを適用する」を選択した場合、Windowsにログオンできなくなる恐れがあります。 参考 • 「ユーザーアカウントにローカルでログオンを拒否するポリシーを適用する」を選択して[次へ]をクリックし た場合、確認の画面が表示されます。[はい]をクリックします。 • 「ユーザーアカウントにサービスとしてログオンのポリシーを適用する」を選択した場合、ローカル セキュ リティ ポリシーの「ローカル ポリシー」-「ユーザー権利の割り当て」-「サービスとしてログオン」に ユーザーアカウントに入力されたユーザーが追加されます。 • 「ユーザーアカウントにローカルでログオンを拒否するポリシーを適用する」を選択した場合、ローカル セ キュリティ ポリシーの「ローカル ポリシー」-「ユーザー権利の割り当て」-「ローカルでログオンを拒否 する」にユーザーアカウントに入力されたユーザーが追加されます。 52 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 5.「設定を完了しました。」画面が表示されます。[完了]をクリックします。 参考 • 「ユーザーアカウント」、「パスワード」を間違えた場合にはエラーが表示されます。正しい「ユーザーア カウント」、「パスワード」を再入力してください。 • セキュリティ ポリシーの設定に関する詳細な情報については、「6-6. ローカル セキュリティ ポリシーの設 定」(P.54)を参照してください。 • RadiCS Network Upgrade Softwareサービスに、起動用ユーザーを手動で設定する場合、「6-9. RadiCS Network Upgrade Softwareのサービス起動用ユーザー設定」(P.64)を参照してください。 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 53 6-6. ローカル セキュリティ ポリシーの設定 RadiCS Network Upgrade Software Service起動用ユーザーに「サービスとしてログオン」権限を与えま す。この権限を与えない場合、RadiCS Network Upgrade Software Serviceは起動できません。 注意点 • ここでの設定は「RadiCS Network Upgrade Software Client Confituration」で自動的におこなわれま す。直接設定が必要な場合には次の操作手順に従い、設定をおこないます。 操作手順 1.Windowsの[コントロールパネル]から、[パフォーマンスとメンテナンス]-[管理 ツール]を開き、[ローカル セキュリティ ポリシー]を開きます。 参考 • Windows Vistaの場合、[コントロールパネル]から、[システムとメンテナンス]-[管理ツール]を開き、[ローカル セキュリティ ポリシー]を開きます。 • Windows 7の場合、[コントロールパネル]から、[システムとセキュリティ]-[管理ツール]を開き、[ローカル セ キュリティ ポリシー]を開きます。 2.「ローカル セキュリティ設定」画面が開きます。左ペインの「ローカル ポリシー」 -「ユーザー権利の割り当て」を展開します。 3.ポリシーから「サービスとしてログオン」を選択し、[プロパティ]を開きます。 54 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 4.「サービスとしてログオンのプロパティ」画面が開きます。[ユーザーまたはグルー プの追加...]をクリックします。 5.「ユーザー または グループの選択」画面が開きます。[詳細設定...]をクリックしま す。 6.詳細設定の画面が表示されます。[今すぐ検索]をクリックします。 7.コンピュータのユーザーが一覧表示されます。作成した「RadiCS Network Upgrade Softwareサービス用ユーザー」を選択し、[OK]をクリックします。 8.「サービスとしてログオンのプロパティ」画面に戻ります。[OK]をクリックしま す。 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 55 参考 • RadiCS Network Upgrade Softwareサービス用ユーザーを新しく作成した場合、「ローカルでログオンを拒否す る」の設定することで、サービス用ユーザーが対話的にログオンできないため、セキュリティが向上します。次 に設定方法を示します。 1. Windowsの[コントロールパネル]から、[パフォーマンスとメンテナンス]-[管理ツール]を開 き、[ローカル セキュリティ ポリシー]を開きます。 参考 * Windows Vistaの場合、[コントロールパネル]から、[システムとメンテナンス]-[管理ツール]を開き、 [ローカル セキュリティ ポリシー]を開きます * Windows 7の場合、[コントロールパネル]から、[システムとセキュリティ]-[管理ツール]を開き、[ロー カル セキュリティ ポリシー]を開きます 2. 「ローカル セキュリティ設定」画面を開きます。右ペインより「ローカルでログオンを拒否 する」を選択し、[プロパティ]を開きます。 3. 「ローカルでログオンを拒否するのプロパティ」画面が開きます。[ユーザーまたはグループ の追加...]をクリックします。 4. 「ユーザー または グループの選択」画面が開きます。[詳細設定...]をクリックします。 5. [今すぐ検索]をクリックします。 6. コンピュータのユーザーが一覧表示されます。「6-2. RadiCS Network Upgrade Software Setup Service起動用ユーザーの作成」(P.42)で作成したユーザーを選択し、[OK]をクリック します。 7. 「ローカルでログオンを拒否するのプロパティ」画面に戻ります。[OK]をクリックします。 56 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 6-7. Windowsファイアウォールの設定 「Windowsファイアウォール」を手動で設定する必要がある場合、「プログラムの通信許可」をおこな います。 プログラムの通信許可 ●●Windows XP / Vistaの場合 操作手順 1.Windowsの[コントロールパネル]より、[Windowsファイアウォール]を開きます。 2.「Windowsファイアウォール」画面が表示されます。「例外」タブをクリックしま す。[プログラムの追加...]をクリックします。 3.「プログラムの追加」画面が表示されます。[参照...]をクリックし、次のプログラム を選択し、「パス」を設定します。 • javaw.exe (例 C:\Program Files\EIZO\RadiCS4\jre\bin\javaw.exe) 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 57 4.再度、[プログラムの追加...]をクリックします。 5.「プログラムの追加」画面が表示されます。[参照...]をクリックし、次のプログラム を選択し、「パス」を設定します。 • RadiCSUpdateClientService.exe (例 C:\Program Files\EIZO\RadiCSUpgrade\ RadiCSUpdateClientService.exe) 58 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) ●●Windows 7の場合 1.Windowsの「コントロールパネル」より、「システムとセキュリティ」 -「Windowsファイアウォール」を開き、[詳細設定]をクリックします。 2.「セキュリティが強化されたWindowsファイアウォール」画面が表示されます。 「受信の規則」をクリックし、「新しい規則」をクリックします。 3.「規則の種類」画面が表示されます。「プログラム」を選択し、[次へ]をクリック します。 4.「プログラム」画面が表示されます。[このプログラムのパス]で次のプログラムを 選択し、[次へ]をクリックします。 ・javaw.exe (例 C:\Program Files\EIZO\RadiCS4\jre\bin\javaw.exe) 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 59 5.「操作」画面が表示されます。[次へ]をクリックします。 6.「プロファイル」画面が表示されます。[次へ]をクリックします。 7.「名前」画面が表示されます。名前を入力し、[完了]をクリックします。 60 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 6-8. RadiNET Pro接続設定 注意点 • RadiNET Proが稼動してない環境では接続設定後、「接続エラー」が発生しますが設定は反映されます。RadiNET Proの稼動後、接続がおこなわれます(RadiNET Pro Web Hostingを除く)。 • ネットワーク上のセキュリティシステムが、通信を制限している場合があります。その場合、通信が可能となる ように設定が必要です。 • RadiNET Proの場合: RadiNET Proサーバー - RadiCSコンピュータ間で、双方向の通信が可能となっている必要があります。 • RadiNET Pro Enterprise/RadiNET Pro Web Hostingの場合: Enterpriseサーバー-Gatewayコンピュータ- RadiCSコンピュータ間で、通信が可能となっている必要がありま す。 操作手順 1.RadiCSコンピュータの[スタート]より、[すべてのプログラム]-[EIZO]-[RadiCS]を クリックし、RadiCSを起動します。[詳細モード]をクリックします。 2.「パスワード入力」画面が表示されます。インストール時に設定したパスワードを 入力し[OK]をクリックします。 RadiCSインストール時に変更していない場合は、「password」に設定されています。 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 61 3.「詳細モード」が起動します。「その他」タブの[設定変更]を開きます。 4.「設定変更」画面が表示されます。「RadiNET Pro」をクリックします。次の項目 を設定し、[適用]をクリックします。 • • • • [RadiNET Pro を使用する ]:選択します。 RadiNET Pro サーバーアドレス:RadiNET Pro サーバーのアドレスを入力します。※ 1 サーバー側ポート番号:RadiNET Pro サーバーのポート番号を設定します。※ 2 クライアント側ポート番号:RadiCS のポート番号を設定します。 注意点 • ポート番号の設定は、RadiNET Proサーバーの設定に合わせます。※3 ※1 RadiNET Pro Enterprise/RadiNET Pro Web Hostingの場合はGatewayコンピュータのアドレスを入力します。 ※2 RadiNET Pro Enterprise/RadiNET Pro Web Hostingの場合はGatewayコンピュータのポート番号を入力しま す。 ※3 RadiNET Pro Enterprise/RadiNET Pro Web Hostingの場合、ポート番号の設定はGatewayコンピュータの設定 に合わせます。 62 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 5.接続が正常に完了すると「RadiNET Pro サーバーに接続できました。」とメッセー ジが表示されます。 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 63 6-9. RadiCS Network Upgrade Softwareのサービス起動用 ユーザー設定 RadiCS Network Upgrade Software Setup Serviceに起動用ユーザーを設定します。 注意点 • ここでの設定は「RadiCS Network Upgrade Software Client Confituration」で自動的におこなうことができます。 直接設定が必要な場合には次の操作手順に従い、設定をおこないます。 操作手順 1.Windowsの[スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択、「名前」欄に 「services.msc」と入力し、[OK]をクリックします。 2.「サービス」画面が表示されます。右ペインにサービスが一覧表示されます。 64 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 3.「RadiCS Network Upgrade Software Client Service」を右クリックし、[プロパ ティ]を開きます。 4.「RadiCS Network Upgrade Software Client Serviceのプロパティ」画面が表示され ます。「全般」タブ内の「スタートアップの種類」で「自動」を選択します。設定 後、[OK]をクリックします。 5.「RadiCS Network Upgrade Software Setup Service」を右クリックし、[プロパ ティ]を開きます。 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 65 6.「RadiCS Network Upgrade Software Setup Serviceのプロパティ」画面が表示され ます。「全般」タブ内の「スタートアップの種類」で「自動」を選択します。設定 後、「ログオン」タブを開きます。 7.「ログオン」タブ内の「ログオン」で、「アカウント」を選択します。次の設定を おこない、[OK]をクリックします。 • アカウント: 「6-2. RadiCS Network Upgrade Software Setup Service 起動用ユーザーの作成」 (P.42)、 または、 「7-3. RadiCS Network Upgrade Software Setup Service 起動用ユーザーの作成」 (P.71)で作 成したユーザーを設定します。 • パスワード:アカウントのパスワードを入力します。 • パスワードの確認入力:パスワードを再度入力します。 8.「アカウント.....にサービスとしてログオンする権利が与えられました。」とメッ セージが表示されます。[OK]をクリックします。 66 第 6 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ワークグループ) 第 7 章 RadiCSコンピュータのセットアッ プ(ドメイン) ドメイン ドメインコントローラと呼ばれるサーバーがドメイン内のユーザー、リソースを一元管理します。ドメ イン内のコンピュータを使用する場合、ドメインコントローラでユーザー管理がおこなわれますので、 各コンピュータでユーザーの管理をおこなう必要はありません。大規模ネットワーク形成に向いていま す。 RadiCSコンピュータのセットアップ(ドメイン)の流れは次のとおりです。 「7-1. RadiCSコンピュータセットアップ」(P.68) 「7-2. ドメインへ「組織単位(OU)」を作成」(P.69)※1 「7-3. RadiCS Network Upgrade Software Setup Service起動用ユーザーの作成」(P.71)※1 「7-4. 「組織単位(OU)」へRadiCSコンピュータを登録」(P.75)※1 「7-5. グループ ポリシーの設定」(P.77)※1 「7-6. グループポリシーによるRadiCSコンピュータのWindowsファイアウォール設定」(P.92)※2 「7-7. RadiCSのインストール」(P.100) 「7-8. RadiCS Network Upgrade Softwareのインストール」(P.104) 「7-9. RadiCS Network Upgrade Softwareの設定」(P.106) 「7-10. RadiNET Pro接続設定」(P.109) 「7-11. RadiCS Network Upgrade Softwareのサービス起動用ユーザー設定」(P.112) 運用開始 ※1 ドメインサーバーでおこないます。 ※2 RadiCSインストール時にWindowsファイアウォールが起動している場合、必要なプログラムへの通信許可設定 がおこなわれます。手動で設定する場合、「7-6. グループポリシーによるRadiCSコンピュータのWindowsファイア ウォール設定」(P.92)を参照してください。 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 67 7-1. RadiCSコンピュータセットアップ 操作手順 1.RadiCS動作環境条件に適合するコンピュータを用意します。 2.グラフィックスカードに付属のインストールマニュアルに従い、グラフィックス カードをコンピュータにインストールします。 3.EIZOモニターとコンピュータを映像ケーブル、及び、USBケーブルで接続します。 4.グラフィックスカードに付属のインストールマニュアルに従い、グラフィックス カードのデバイスドライバをインストールします。 68 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 7-2. ドメインへ「組織単位(OU)」を作成 • RadiNET Pro サーバーと RadiCS コンピュータが通信するために、「グループ ポリシーの設定」、 「Windows ファイアウォールの設定」が必要になります。これらの設定を RadiCS コンピュータを 対象としておこなうために、「組織単位(OU)」の作成をおこないます。 • 複数台の RadiCS コンピュータをドメインで管理するためには「組織単位(OU)」を作成し、その 中に RadiCS コンピュータを登録します。 • セキュリティ ポリシーの設定や、Windows ファイアウォールの設定は「組織単位(OU)」におこ ないます。 ●●Windows Server 2003、Windows Server 2008共通 操作手順 1.Windowsの[管理ツール]から、[Active Directory ユーザーとコンピュータ]を開きま す。 2.左ペインのドメインを選択し、右クリックします。[新規作成]-[組織単位(OU)] を実行します。 3.「新しいオブジェクト - 組織単位(OU)」画面が開きます。「名前」に「組織単 位(OU)」の名称を入力し、[OK]をクリックします。 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 69 4.「Active Directory ユーザーとコンピュータ」画面に戻ります。左ペインに作成し た「組織単位(OU)」が表示されます。 70 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 7-3. RadiCS Network Upgrade Software Setup Service起 動用ユーザーの作成 注意点 • この作業の前に、「7-2. ドメインへ「組織単位(OU)」を作成」(P.69)を完了してください。 • ドメインユーザーを作成し、"Domain Admins"グループに所属させます。事前に、専用のユーザーを作成する旨 をシステム管理者へ説明しておく必要があります。 ●●Windows Server 2003、Windows Server 2008共通 操作手順 1.Windowsの[管理ツール]から、[Active Directory ユーザーとコンピュータ]を開きま す。 2.「7-2. ドメインへ「組織単位(OU)」を作成」(P.69)で作成した「組織単位 (OU)」を選択し、右クリック、[新規作成]-[ユーザー]を実行します。 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 71 3.「新しいオブジェクト - ユーザー」画面が開きます。次の項目を設定し、[次へ]を クリックします。 • 姓:ユーザー名を入力します。 • ユーザー ログオン名:ユーザーがログオンする際に使用するログオン名を入力します。 4.パスワードの設定画面が表示されます。次の項目を設定し、[次へ]をクリックしま す。 • • • • • • 72 パスワード:ユーザーがログオンに使用するパスワードを入力します。 パスワードの確認入力:「パスワード」をもう一度入力します。 ユーザーは次回ログオン時にパスワード変更が必要:チェック無し ユーザーはパスワードを変更できない:チェック無し パスワードを無期限にする:チェックあり アカウントは無効:チェック無し 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 参考 • Windowsのポリシーによりパスワードに複雑さを求められる場合があります。ポリシーに適合しないパス ワードを設定した場合、「5.」で[完了]をクリックした際に「エラー」が表示されます。その場合にはパス ワード設定画面に戻り、適切なパスワードを設定します。 Windowsのパスワードポリシー • ユーザーのアカウント名、または、フル ネームのかなりの部分を使用しない。 • 長さは6文字以上にする。 • 次の4つのカテゴリのうち、3つから文字を使う。 - 英大文字(A~Z) - 英小文字(a~z) - 10進数の数字(0~9) - アルファベット以外の文字(!、$、#、%など) 5.設定確認画面が表示されます。[完了]をクリックします。 6.「Active Directory ユーザーとコンピュータ」画面に戻ります。右ペインに、作成 したユーザーが表示されます。作成したユーザーを選択し、右クリック、[グループ に追加...]を実行します。 7.「グループの選択」画面が表示されます。[詳細設定...]をクリックします。 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 73 8.検索画面に切り替わります。[今すぐ検索]をクリックします。 9.「検索結果」に「ユーザー名」と「グループ名」が表示されます。「Domain Admins」を選択し、[OK]をクリックします。 10.「グループの選択」画面に戻ります。[OK]をクリックします。 11.「[グループに追加]操作が完了しました。」とメッセージが表示されます。[OK]を クリックします。 74 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 7-4. 「組織単位(OU)」へRadiCSコンピュータを登録 「7-2. ドメインへ「組織単位(OU)」を作成」(P.69)で作成した「組織単位(OU)」にRadiCSコン ピュータを登録します。 ●●Windows Server 2003、Windows Server 2008共通 操作手順 1.Windowsの[管理ツール]から、[Active Directory ユーザーとコンピュータ]を開きま す。 2.左ペインのドメインを展開し、「Computers」を選択します。右ペインに、ドメイ ンに参加しているコンピュータが表示されます。 3.右ペインのコンピュータからRadiCSコンピュータを選択し、右クリック、[移動...] を実行します。 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 75 4.「移動」画面が表示されます。「7-2. ドメインへ「組織単位(OU)」を作成」 (P.69)で作成した「組織単位(OU)」を選択し、[OK]をクリックします。 5.「Active Directory ユーザーとコンピュータ」画面に戻ります。左ペインより、「7- 2. ドメインへ「組織単位(OU)」を作成」(P.69)で作成した「組織単位(OU)」 を選択します。右ペインに移動したRadiCSコンピュータが表示されます。同様に、 すべてのRadiCSコンピュータを「組織単位(OU)」に登録します。 76 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 7-5. グループ ポリシーの設定 ドメインコントローラにWindows Server 2008をご使用の場合は「Windows Server 2008の場合」(P.85) を参照してください。 注意点 • サービスが動作するコンピュータに「サービスとしてログオン」権限を与えます。この権限を与えない場合、 RadiCS Network Upgrade Softwareサービスは起動できません。 • サービスが動作するコンピュータに「ローカルでログオンを拒否する」を設定します。この設定により、作成し た「ドメインユーザー」によるWindowsログオンを不可能にします。 ●●Windows Server 2003の場合 操作手順 1.Windowsの[管理ツール]から、[Active Directory ユーザーとコンピュータ]を開きま す。 2.左ペインのドメインを展開します。「7-2. ドメインへ「組織単位(OU)」を作成」 (P.69)で作成した「組織単位(OU)」を選択し、右クリック、[プロパティ]を実行 します。 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 77 3.「プロパティ」画面が表示されます。「グループ ポリシー」タブをクリックしま す。 4.「グループ ポリシー」タブが開きます。[新規]をクリックします。 5.一覧に「新しいグループ ポリシー オブジェクト」が表示されます。適切な名前に変 更します。 78 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 6.作成した「グループ ポリシー オブジェクト」を選択し、[編集]をクリックします。 7.「グループ ポリシー オブジェクト エディタ」画面が表示されます。 8.左ペインより、「コンピュータの構成」-「Windowsの設定」-「セキュリティ設 定」-「ローカル ポリシー」-「ユーザー権利の割り当て」と展開します。 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 79 9.右ペインより、「サービスとしてログオン」を選択し、右クリック、[プロパティ] を実行します。 10.「サービスとしてログオンのプロパティ」画面が表示されます。「これらのポリ シーの設定を定義する」にチェックし、[ユーザーまたはグループの追加...]をクリッ クします。 11.「ユーザーまたはグループの追加」画面が表示されます。[参照...]をクリックしま す。 12.「ユーザー、コンピュータまたはグループの選択」画面が表示されます。[詳細設 定...]をクリックします。 80 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 13.検索画面に切り替わります。[今すぐ検索]をクリックします。 14.「検索結果」に「ユーザー名」と「グループ名」が表示されます。「7-3. RadiCS Network Upgrade Software Setup Service起動用ユーザーの作成」(P.71)で作成し たユーザーを選択し、[OK]をクリックします。 15.「ユーザー、コンピュータまたはグループの選択」画面に戻りますので、[OK]をク リックします。 16.「ユーザーまたはグループの追加」画面に戻ります。[OK]をクリックします。 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 81 17.「サービスとしてログオンのプロパティ」画面に戻ります。[OK]をクリックしま す。 18.「グループ ポリシーオブジェクト エディタ」画面に戻ります。右ペインより「ロー カルでログオンを拒否する」を選択し、右クリック、[プロパティ]を実行します。 82 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 19.「ローカルでログオンを拒否するのプロパティ」画面が表示されます。「これらの ポリシーの設定を定義する」にチェックし、[ユーザーまたはグループの追加...]をク リックします。 20.「ユーザーまたはグループの追加」画面が表示されます。[参照...]をクリックしま す。 21.「ユーザー、コンピュータまたはグループの選択」画面が表示されます。[詳細設 定...]をクリックします。 22.検索画面に切り替わります。[今すぐ検索]をクリックします。 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 83 23.「検索結果」に「ユーザー名」と「グループ名」が表示されます。「7-3. RadiCS Network Upgrade Software Setup Service起動用ユーザーの作成」(P.71)で作成し たユーザーを選択し、[OK]をクリックします。 24.「ユーザー、コンピュータまたはグループの選択」画面に戻ります。[OK]をクリッ クします。 25.「ユーザーまたはグループの追加」画面に戻ります。[OK]をクリックします。 26.「ローカルでログオンを拒否するのプロパティ」画面に戻ります。[OK]をクリック します。 84 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) ●●Windows Server 2008の場合 操作手順 1.Windowsの[管理ツール]から、[グループポリシーの管理]を開きます。 2.左ペインのドメインを展開します。「7-2. ドメインへ「組織単位(OU)」を作成」 (P.69)で作成した「組織単位(OU)」を選択し、右クリック、[このドメインに GPOを作成し、このコンテナにリンクする]を実行します。 3.「新しいGPO」画面が表示されます。適切な名前を入力します。 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 85 4.グループポリシーオブジェクトが作成されます。 5.作成したグループポリシーオブジェクト上で右クリックし、[編集]を実行します。 6.「グループポリシー管理エディタ」画面が表示されます。 86 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 7.左ペインより、「コンピュータの構成」-「ポリシー」ー. 「Windowsの設定」-「セキュリティの設定」-「ローカルポリシー」-. 「ユーザー権利の割り当て」と展開します。 8.右ペインより、「サービスとしてログオン」を選択し、右クリック、[プロパティ] を実行します。 9.「サービスとしてログオンのプロパティ」画面が表示されます。「これらのポリ シーの設定を定義する」にチェックし、[ユーザーまたはグループの追加...]をクリッ クします。 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 87 10.「ユーザーまたはグループの追加」画面が表示されます。[参照...]をクリックしま す。 11.「ユーザー、コンピュータまたはグループの選択」画面が表示されます。[詳細設 定...]をクリックします。 12.検索画面に切り替わります。[今すぐ検索]をクリックします。 13.「検索結果」に「ユーザー名」と「グループ名」が表示されます。「7-3. RadiCS Network Upgrade Software Setup Service起動用ユーザーの作成」(P.71)で作成し たユーザーを選択し、[OK]をクリックします。 88 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 14.「ユーザー、コンピュータまたはグループの選択」画面に戻りますので、[OK]をク リックします。 15.「ユーザーまたはグループの追加」画面に戻ります。[OK]をクリックします。 16.「サービスとしてログオンのプロパティ」画面に戻ります。[OK]をクリックしま す。 17.「グループポリシー管理エディタ」画面に戻ります。右ペインより、「ローカルで ログオンを拒否する」を選択し、右クリック、[プロパティ]を実行します。 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 89 18.「ローカルでログオンを拒否するのプロパティ」画面が表示されます。「これらの ポリシーの設定を定義する」にチェックし、[ユーザーまたはグループの追加...]をク リックします。 19.「ユーザーまたはグループの追加」画面が表示されます。[参照...]をクリックしま す。 20.「ユーザー、コンピュータまたはグループの選択」画面が表示されます。[詳細設 定...]をクリックします。 21.検索画面に切り替わります。[今すぐ検索]をクリックします。 90 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 22.「検索結果」に「ユーザー名」と「グループ名」が表示されます。「7-3. RadiCS Network Upgrade Software Setup Service起動用ユーザーの作成」(P.71)で作成し たユーザーを選択し、[OK]をクリックします。 23.「ユーザー、コンピュータまたはグループの選択」画面に戻りますので、[OK]をク リックします。 24.「ユーザーまたはグループの追加」画面に戻ります。[OK]をクリックします。 25.「ローカルでログオンを拒否するのプロパティ」画面に戻ります。[OK]をクリック します。 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 91 7-6. グループポリシーによるRadiCSコンピュータの Windowsファイアウォール設定 「Windowsファイアウォール」を手動で設定する必要がある場合、「プログラムの通信許可」をおこな います。この作業はドメインサーバーでおこないます。 ●●Windows Server 2003の場合 プログラムの通信許可 操作手順 1.Windowsの[管理ツール]から、[Active Directory ユーザーとコンピュータ]を開きま す。 2.左ペインのドメインを展開します。「7-2. ドメインへ「組織単位(OU)」を作成」 (P.69)で作成した「組織単位(OU)」を選択し、右クリック、[プロパティ]を実行 します。 92 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 3.「プロパティ」画面が表示されます。「グループ ポリシー」タブをクリックしま す。 4.「グループ ポリシー オブジェクト」を選択し、[編集]をクリックします。 5.「グループ ポリシー オブジェクト エディタ」画面が表示されます。 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 93 6.左ペインより、「コンピュータの構成」-「管理用テンプレート」-「ネットワー ク」-「ネットワーク接続」-「Windowsファイアウォール」-「ドメイン プロ ファイル」と展開します。 7.右ペインより、「プログラムの例外を定義する」を選択し、右クリック、[プロパ ティ]を実行します。 8.「Windows ファイアウォール: プログラムの例外を定義するのプロパティ」画面 が表示されます。「有効」を選択し、[表示...]をクリックします。 9.「内容の表示」画面が表示されます。[追加...]をクリックします。 94 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 10.「項目の追加」画面が表示されます。次の入力をそれぞれおこないます。 注意点 • RadiCSのインストールドライブが違う場合、RadiCSコンピュータに合わせたグループポリシーを作成してく ださい。 • javaw.exe を例外指定する。 [ インストール場所 ]: * :enabled:[ 適切な名称 ] (例 C:\ProgramFiles\EIZO\RadiCS4\jre\bin\javaw.exe: * :enabled:RadiCS) • R adiCSUpdateClientService.exe を例外指定する。 [ インストール場所 ]: * :enabled:[ 適切な名称 ] (例 C:\Program Files\EIZO\RadiCSUpgrade\RadiCSUpdateClientService.exe: * :enabled: RadiCSUpdateClientService) 11.例外指定後、「内容の表示」画面に追加項目が表示されます。[OK]をクリックしま す。 12.「Windowsファイアウォール:プログラムの例外を定義するのプロパティ」画面に 戻ります。[OK]をクリックします。 13.「グループ ポリシー オブジェクト エディタ」画面に戻ります。右ペインの 「Windowsファイアウォール:プログラムの例外を定義する」が「有効」になりま す。 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 95 ●●Windows Server 2008 / 2008 R2の場合 プログラムの通信許可 次の二つのプログラムを設定します。 • javaw.exe -- C:\Program Files\EIZO\RadiCS4\jre\bin\javaw.exe • RadiCSUpdateClientService.exe -- C:\Program Files\EIZO\RadiCSUpgrade\RadiCSUpdateClientService.exe ここでは、javaw.exeの設定手順を説明します。 操作手順 1.Windowsの[管理ツール]から、[グループポリシーの管理]を開きます。 2.左ペインのドメインを展開します。「7-2. ドメインへ「組織単位(OU)」を作成」 (P.69)で作成した「組織単位(OU)」を選択します。 96 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 3.作成したグループポリシーオブジェクト上で右クリックし、[編集]を実行します。 4.「グループポリシー管理エディタ」画面が表示されます。 5.左ペインより、「コンピュータの構成」-「ポリシー」ー「管理用テンプレート」 -「ネットワーク」-「ネットワーク接続」-「Windowsファイアウォール」ー 「ドメインプロファイル」と展開します。 6.右ペインより、「着信プログラムの例外を定義する」を選択し、右クリック、[プロ パティ]を実行します。 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 97 7.「Windows ファイアウォール: 着信プログラムの例外を定義するのプロパティ」 画面が表示されます。「有効」を選択し、[表示...]をクリックします。 8.「内容の表示」画面が表示されます。[追加...]をクリックします。 9.「項目の追加」画面が表示されます。次の入力をそれぞれおこないます。 注意点 • RadiCSのインストールドライブが違う場合、RadiCSコンピュータに合わせたグループポリシーを作成してく ださい。 • javaw.exe を例外指定する。 [ インストール場所 ]: * :enabled:[ 適切な名称 ] (例 C:\Program Files\EIZO\RadiCS4\jre\bin\javaw.exe: * :enabled:RadiCS) • R adiCSUpdateClientService.exe を例外指定する。 [ インストール場所 ]: * :enabled:[ 適切な名称 ] (例 C:\Program Files\EIZO\RadiCSUpgrade\RadiCSUpdateClientService.exe: * :enabled: RadiCSUpgradeClientService) 10.例外指定後、「内容の表示」画面に追加項目が表示されます。[OK]をクリックしま す。 98 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 11.「Windowsファイアウォール:着信プログラムの例外を定義するのプロパティ」画 面に戻ります。[OK]をクリックします。 12.「グループ ポリシー オブジェクト エディタ」画面に戻ります。右ペインの 「Windowsファイアウォール:着信プログラムの例外を定義する」が「有効」にな ります。 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 99 7-7. RadiCSのインストール RadiCSのインストールは、「Administrator権限を持つユーザー」でおこなってください。 参考 • 「Windows Installer Ver.3.1」が自動的にインストールされます。 操作手順 1.コンピュータのドライブに「RadiCS CD-ROM」を挿入し、RadiCSのインストールを 開始します。 2.「EIZO RadiCS Setup」画面が表示されます。「RadiCSをインストール」をクリッ クします。 3.再起動が求められます。[再起動]をクリックします。 参考 • Windows VistaまたはWindows 7では、再起動は求められません。 100 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 4.Windowsの再起動後、「開いているファイル - セキュリティの警告」画面が表示さ れる場合があります。[実行]をクリックします。 5.「RadiCS - InstallShield Wizard」画面が表示されます。[次へ]をクリックします。 6.「使用許諾契約」画面が表示されます。「使用許諾契約の条項に同意します」を選 択し、[次へ]をクリックします。 7.「パスワード設定」画面が表示されます。パスワードの設定をおこない、[次へ]を クリックします。 パスワードを変更しない場合、パスワードは"password"になります。 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 101 8.「RadiCS表示言語の選択」画面が表示されます。言語を選択して[OK]をクリックし ます。 9.「インストール先のフォルダ」画面が表示されます。インストール先を変更する場 合、[変更...]をクリックします。設定後、[次へ]をクリックします。 [変更...]をクリックした場合、「インストール先フォルダの変更」画面が開きます。インストール場 所を設定し、[OK]をクリックします。 10.「プログラムをインストールする準備ができました」画面が表示されます。[インス トール]をクリックします。 参考 • Windows VistaまたはWindows 7では、インストール中に「Windows セキュリティ」画面が表示され、 「X-Rite」のデバイス ソフトウェアをインストールするのか問われます。その場合、[インストール]をクリッ クします。 102 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 11.「InstallShieldウィザードを完了しました」画面が表示されます。[完了]をクリック します。 参考 • 「EIZO RadiCS Setup」画面の「対応モニターを確認」をクリックすると「対応モニター」画面が表示されま す。 対応モニターのリストにご使用のモニターがない場合は、モニターに付属しているEIZO LCDユーティリティ ディスク(CD-ROM)内の「RadiCS_MonitorFile_x.x.x.exe」を実行します。 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 103 7-8. RadiCS Network Upgrade Softwareのインストール 参考 • 「.NET Framework 2.0」が自動的にインストールされます。 操作手順 1.コンピュータのドライブに「RadiCS CD-ROM」を挿入します。 2.「EIZO RadiCS Setup」画面が表示されます。「RadiCS Network Upgrade Software をインストール」をクリックします。 3.「RadiCS Network Upgrade Software - InstallShield Wizard」画面が表示されま す。[次へ]をクリックします。 104 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 4.「プログラムをインストールする準備ができました」画面が表示されます。[インス トール]をクリックします。 5.「InstallShield ウィザードを完了しました」画面が表示されます。[完了]をクリッ クします。 参考 • 「RadiCS Network Upgrade Softwareの設定を行う。」を選択し、[完了]をクリックした場合、「RadiCS Network Upgrade Software Client Configuration」が起動します。 • 「RadiCS Network Upgrade Software Client Configuration」はWindowsの[スタート]-[すべてのプログラム] -[EIZO]-[RadiCS Network Upgrade Software Client Configuration]から起動することができます。 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 105 7-9. RadiCS Network Upgrade Softwareの設定 操作手順 1.「7-8. RadiCS Network Upgrade Softwareのインストール」(P.104)に引き続き設 定をおこなうか、または、Windowsの[スタート]-[すべてのプログラム]-[EIZO] -[RadiCS Network Upgrade Software Client Configuration]を起動します。 2.「RadiCS Network Upgrade Software Client Configuration」が起動します。[設定] をクリックします。 3.通信ポートの設定画面が表示されます。通信ポートの変更が必要な場合、次の設定 をおこない、[次へ]をクリックします。必要がなければ、そのままの設定で[次へ]を クリックします。 • 同じポート番号を使用する: RadiNET Pro サーバー /Gateway コンピュータ(RadiCS Network Upgrade Software Server)、 RadiCS コンピュータ(RadiCS Network Upgrade Software Client)で同じポート番号を使用する場 合に選択します。(初期値は選択済み) • サーバー側ポート番号: RadiCS Network Upgrade Software Server のポート番号を設定します。 • クライアント側ポート番号: RadiCS Network Upgrade Software Client のポート番号を設定します。[ 同じポート番号を使用する ] を選択した場合、[ サーバー側ポート番号 ] と同じポート番号になります。 106 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 4.RadiCS Network Upgrade Software サービス用ユーザーの設定画面が表示されま す。次の設定をおこない、[次へ]をクリックします。 • ユーザーアカウント: 「7-3. RadiCS Network Upgrade Software Setup Service 起動用ユーザーの作成」 (P.71)で作成したユー ザーを入力します。 • パスワード: ユーザーアカウントに入力したユーザーのパスワードを入力します。 • ユーザーアカウントにサービスとしてログオンのポリシーを適用する: ローカルのユーザーアカウントを使用している場合、選択します。 ドメインのユーザーアカウントを使用している場合、選択を外します。 • ユーザーアカウントにローカルでログオンを拒否するポリシーを適用する: ドメインのユーザーアカウントを使用している場合、選択を外します。 ローカルのユーザーを使用しており、そのユーザーが RadiCS のネットワークアップグレード専用 のユーザーである場合のみ、選択します。 注意点 • 「ユーザーアカウントにローカルでログオンを拒否するポリシーを適用する」を選択した場合、そのアカウ ントでログオンすることができなくなります。 参考 • 「ユーザーアカウントにローカルでログオンを拒否するポリシーを適用する」を選択して[次へ]をクリックし た場合、確認の画面が表示されます。[はい]をクリックします。 • 「ユーザーアカウントにサービスとしてログオンのポリシーを適用する」を選択した場合、ローカル セキュ リティ ポリシーの「ローカル ポリシー」-「ユーザー権利の割り当て」-「サービスとしてログオン」に ユーザーアカウントに入力されたユーザーが追加されます。 • 「ユーザーアカウントにローカルでログオンを拒否するポリシーを適用する」を選択した場合、ローカル セ キュリティ ポリシーの「ローカル ポリシー」-「ユーザー権利の割り当て」-「ローカルでログオンを拒否 する」にユーザーアカウントに入力されたユーザーが追加されます。 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 107 5.「設定を完了しました。」画面が表示されます。[完了]をクリックします。 参考 • 「ユーザーアカウント」、「パスワード」を間違えた場合にはエラーが表示されます。正しい「ユーザーア カウント」、「パスワード」を再入力してください。 • セキュリティ ポリシーの設定に関する詳細な情報については、「6-6. ローカル セキュリティ ポリシーの設 定」(P.54)を参照してください。 • RadiCS Network Upgrade Softwareサービスに、起動用ユーザーを手動で設定する場合、「7-11. RadiCS Network Upgrade Softwareのサービス起動用ユーザー設定」(P.112)を参照してください。 108 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 7-10.RadiNET Pro接続設定 注意点 • RadiNET Proが稼動してない環境では接続設定後、「接続エラー」が発生しますが設定は反映されます。RadiNET Proの稼動後、接続がおこなわれます(RadiNET Pro Web Hostingを除く)。 • ネットワーク上のセキュリティシステムが、通信を制限している場合があります。その場合、通信が可能となる ように設定が必要です。 • RadiNET Proの場合: RadiNET Proサーバー - RadiCSコンピュータ間で、双方向の通信が可能となっている必要があります。 • RadiNET Pro Enterprise/RadiNET Pro Web Hostingの場合: Enterpriseサーバー-Gatewayコンピュータ- RadiCSコンピュータ間で、通信が可能となっている必要がありま す。 操作手順 1.RadiCSコンピュータの[スタート]から、[すべてのプログラム]-[EIZO]-[RadiCS]を クリックし、RadiCSを起動します。[詳細モード]をクリックします。 2.「パスワード入力」画面が表示されます。インストール時に設定したパスワードを 入力し[OK]をクリックします。 RadiCSインストール時に変更していない場合は、「password」に設定されています。 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 109 3.「詳細モード」が起動します。メニュータブの[その他]-[設定変更]を開きます。 4.「設定変更」画面が表示されます。「RadiNET Pro」をクリックします。次の項目 を設定し、[適用]をクリックします。 • • • • [RadiNET Pro を使用する ]:選択します。 RadiNET Pro サーバーアドレス:RadiNET Pro サーバーのアドレスを入力します。※ 1 サーバー側ポート番号:RadiNET Pro サーバーのポート番号を設定します。※ 2 クライアント側ポート番号:RadiCS のポート番号を設定します。 注意点 • ポート番号の設定は、RadiNET Proサーバーの設定に合わせます。※3 ※1 RadiNET Pro Enterprise/RadiNET Pro Web Hostingの場合はGatewayコンピュータのアドレスを入力します。 ※2 RadiNET Pro Enterprise/RadiNET Pro Web Hostingの場合はGatewayコンピュータのポート番号を入力しま す。 ※3 RadiNET Pro Enterprise/RadiNET Pro Web Hostingの場合、ポート番号の設定はGatewayコンピュータの設定 に合わせます。 110 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 5.接続が正常に完了すると「RadiNET Pro サーバーに接続できました。」とメッセー ジが表示されます。 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 111 7-11.RadiCS Network Upgrade Softwareのサービス起動用 ユーザー設定 RadiCS Network Upgrade Software Setup Serviceに起動用ユーザーを設定します。 注意点 • ここでの設定は「RadiCS Network Upgrade Software Client Confituration」で自動的におこなうことができます。 直接設定が必要な場合には次の操作手順に従い、設定をおこないます。 操作手順 1.Windowsの[スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択、「名前」欄に 「services.msc」と入力し、[OK]をクリックします。 2.「サービス」画面が表示されます。右ペインにサービスが一覧表示されます。 112 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 3.「RadiCS Network Upgrade Software Client Service」を右クリックし、[プロパ ティ]を開きます。 4.「RadiCS Network Upgrade Software Client Serviceのプロパティ」画面が表示され ます。「全般」タブ内の「スタートアップの種類」で「自動」を選択します。設定 後、[OK]をクリックします。 5.「RadiCS Network Upgrade Software Setup Service」を右クリックし、[プロパ ティ]を開きます。 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) 113 6.「RadiCS Network Upgrade Software Setup Serviceのプロパティ」画面が表示され ます。「全般」タブ内の「スタートアップの種類」で「自動」を選択します。設定 後、「ログオン」タブを開きます。 7.「ログオン」タブ内の「ログオン」で、「アカウント」を選択します。次の設定を おこない、[OK]をクリックします。 • アカウント: 「6-2. RadiCS Network Upgrade Software Setup Service 起動用ユーザーの作成」 (P.42)、または、 「7-3. RadiCS Network Upgrade Software Setup Service 起動用ユーザーの作成」 (P.71) で作成したユーザー を設定します。 • パスワード:アカウントのパスワードを入力します。 • パスワードの確認入力:パスワードを再度入力します。 8.「アカウント.....にサービスとしてログオンする権利が与えられました。」とメッ セージが表示されます。[OK]をクリックします。 114 第 7 章 RadiCS コンピュータのセットアップ(ドメイン) メンテナンス編 115 第 8 章 Gatewayコンピュータの管理 8-1. 同時コネクション数の変更 RadiNET Pro GatewayはRadiCSコンピュータとの同時コネクション数を制限しています。ここでは同時コ ネクション数の変更方法について説明します。 注意点 • 同時コネクション数を増やすことで複数のRadiCSコンピュータに対するリモート操作の処理時間が短くなりま す。ただし、お持ちのWindows Server CALの数しか設定できませんのでCAL数を確認してください。 • 同時コネクション数の最小値は「5」、最大値は「20」です。 操作手順 1.Windowsの[スタート]-[すべてのプラグラム]-[EIZO]-[RadiNET Pro Gateway]を 選択します。 2.「パスワード入力」画面が表示されます。パスワードを入力し[OK]をクリックしま す。 3.「RadiNET Pro Gateway」画面が表示されます。「全般」タブを選択し、 「Gateway設定」にある[設定]をクリックします。 116 第 8 章 Gateway コンピュータの管理 4.「Gateway設定」画面が表示されます。「RadiCS同時接続数」を設定し、[OK]をク リックします。 第 8 章 Gateway コンピュータの管理 117 8-2. Gatewayコンピュータの交換方法 Gatewayコンピュータの故障により、新しいGatewayコンピュータに交換する際、旧Gatewayコンピュー タの設定を引き継ぐ方法について説明します。 注意点 • 下記の方法でGatewayコンピュータの設定を引き継がない場合、旧Gatewayコンピュータから新Gatewayコン ピュータに移ったモニターは別のモニターと判断され、過去の管理履歴が統合されません。 操作手順 1.管理コンピュータでInternet Explorerを起動します。 2.URLにアクセスします。 • RadiNET Pro Enterprise の場合:「https:// ドメイン名 /RadiNETPro/」 • RadiNET Pro Web Hosting の場合:登録証に記載の URL 3.ログイン画面が表示されます。ユーザー名とパスワードを入力して[ログイン]をク リックします。 • RadiNET Pro Enterprise の場合 ユーザー:Administrator パスワード:Password00 • RadiNET Pro Web Hosting の場合 登録証に記載のユーザー、パスワード 4.「トップページ」画面が表示されます。「設定」タブから「組織」を選択します。 5.「設定 > 組織」画面が表示されます。左ペインの「Root」の左にある「+」をク リックします。 118 第 8 章 Gateway コンピュータの管理 6.左ペインから、設定する組織をクリックします。 7.左下の[変更]をクリックします。 8.「設定 > 組織 > 変更」画面が表示されます。「認証パスワード」の「有効」に チェックし、[保存]をクリックします。 第 8 章 Gateway コンピュータの管理 119 注意点 • 仮想ユニットの認証パスワードから施設を作成した場合、作成された施設の「認証パスワード」が空欄にな ります。設定を引き継ぐため、施設に適切なパスワードを入力してください。 9.「第 5 章 Gatewayコンピュータのセットアップ」(P.15)に従ってRadiNET Pro Gatewayのインストールをおこないます。 120 第 8 章 Gateway コンピュータの管理 第 9 章 ログについて 9-1. Enterpriseサーバーのリモート操作ログ 管理コンピュータから管理コンソールを使用して、RadiCSコンピュータやモニターをリモート操作した 履歴を見ることができます。 操作手順 1.管理コンピュータでInternet Explorerを起動します。 2.URLにアクセスします。 • RadiNET Pro Enterprise の場合:「https:// ドメイン名 /RadiNETPro/」 • RadiNET Pro Web Hosting の場合:登録証に記載の URL 3.ログイン画面が表示されます。ユーザー名とパスワードを入力して[ログイン]をク リックします。 • RadiNET Pro Enterprise の場合 ユーザー:Administrator パスワード:Password00 • RadiNET Pro Web Hosting の場合 登録証に記載のユーザー、パスワード 4.「操作ログ」タブを開きます。 5.操作ログが表示されます。 第 9 章 ログについて 121 9-2. Gatewayコンピュータのリモート操作ログ GatewayコンピュータはEnterpriseサーバーからのリモート操作をRadiCSコンピュータに中継します。 Gatewayコンピュータでは中継したリモート操作履歴を見ることができます。 操作手順 1.Gatewayコンピュータで、Windowsの[スタート]-[すべてのプログラム]-[EIZO] -[RadiNET Pro Gateway]をクリックします。 2.「パスワード入力」画面が表示されます。パスワードを入力し、[OK]をクリックし ます。 3.「RadiCS通信」タブの[ログ表示...]をクリックします。 122 第 9 章 ログについて 4."remote.log"ファイルが開きます。 例 ログが「2008-03-18 17:52:00 [N]3 [A]Administrator [T]Diagnostics [P]EIZO-PC [M]EIZO NANAO R22 xxxxxxx」の場合 意味 -- 実行日時:2008年 3月 18日 17時52分00秒 -- ログナンバー[N]:3 -- 実行者[A]:Administrator -- 操作内容[T]:自己診断(Diagnostics) -- RadiCSコンピュータ名[P]:EIZO-PC -- モニター[M]:EIZO NANAO R22 xxxxxxx 第 9 章 ログについて 123 9-3. RadiCSコンピュータのリモート操作ログ RadiCSコンピュータやモニターにおこなわれた操作履歴を見ることができます。 操作手順 1.RadiCSコンピュータで、Windowsの[スタート]-[プログラム]-[EIZO]-[RadiCS]を クリックし、RadiCSを起動します。[詳細モード]ボタンをクリックします。 2.「パスワード入力」画面が表示されます。パスワードを入力し[OK]をクリックしま す。 3.「詳細モード」が起動します。[履歴一覧]タブをクリックします。操作履歴が表示 されます。 124 第 9 章 ログについて 9-4. その他のログについて ●●Enterpriseサーバーのシステムログ 注意点 • RadiNET Pro Web Hostingでは、ログは閲覧できません。 EnterpriseサーバーのRadiNET Pro Enterpriseインストールフォルダに保存されます。 例)"C:\Program Files\EIZO\RadiNET Pro\syslog\"フォルダに作成されます。 ●●Gatewayコンピュータのシステムログ GatewayコンピュータのRadiNET Pro Gatewayインストールフォルダに保存されます。 例)"C:\Program Files\EIZO\RadiNETProGW\syslog\"フォルダに作成されます。 ●●RadiCSコンピュータのエラーログ RadiCSにエラーが発生した場合、エラーログファイル(radics.log)が作成されます。 例)"C:\Program Files\EIZO\RadiCS4\RadiCS\log\radics.log"に作成されます。 第 9 章 ログについて 125 参考編 126 第 10 章 セキュリティについて Enterpriseサーバー、Gatewayコンピュータはインターネットに接続するため、様々な脅威にさらされるこ とになります。そこで、安全な通信をおこなうため、RadiNET Pro Enterprise、RadiNET Pro Gatewayは様々 なセキュリティ機能を備えています。ここではこのシステムが備えるセキュリティについて説明します。 10-1.システムのセキュリティ このシステムは次のセキュリティ機能を備えています。 • 利 用者の識別、認証 • 機 器の識別、認証 • セ キュアな通信路の確保 • リ モート操作ログの取得 10-2.利用者の識別、認証 ユーザー名・パスワードによる認証 • 管 理コンソールで各種操作をおこなうには、ユーザー名・パスワードによる認証をおこなう必要が あります。また、個々のユーザーは管理できる範囲が限定されているため、ユーザー名・パスワー ド漏えい時の影響を限定することができます。 • ユーザーのアクセスできるデータは、所属する組織とその組織の下位に位置する組織に限定されま す。また、ユーザーを「管理者」、「利用者」、「参照のみの利用者」に分けることで、アクセスでき るデータを制限できます。 10-3.機器の識別、認証 RadiNET Pro Gatewayのパスワード認証 Gatewayコンピュータは、Enterpriseサーバーが発行した認証パスワードを初回設定時に設定するこ とでアクセス可能になります。認証パスワードは、Gatewayコンピュータを1度認証すると無効にな るため、もし認証パスワードが漏えいしたとしてもEnterpriseサーバーはそのパスワードで認証を試 みるGatewayコンピュータを認証しません。ただし、仮想ユニットに設定された認証パスワードは ユーザーが無効にしない限り有効なままです。Gatewayコンピュータの認証が完了しだい、無効にし てください。 10-4.セキュアな通信路の確保 SSLによる通信 Enterpriseサーバー - Gatewayコンピュータ間はSSLによる通信をおこないます。これにより、情報 の漏えい、改ざんを防ぐことができます。 第 10 章 セキュリティについて 127 10-5.リモート操作ログの記録 サーバー/コンピュータでのリモート操作ログの記録 Enterpriseサーバー、Gatewayコンピュータ、RadiCSコンピュータにおいて、リモート操作ログを記 録します。ログには、「いつ」、「だれが」、「どのコンピュータに」、「何をおこなったか」が記 録されます。 10-6.患者情報 サーバー/コンピュータでの患者情報の取り扱い Enterpriseサーバー、Gatewayコンピュータ、RadiCSコンピュータにおいて、患者情報は取り扱いま せん。 128 第 10 章 セキュリティについて 第 11 章 ライセンスについて 11-1.Gatewayコンピュータに必要なライセンス • W indows Server 2003 / 2008 に対応する Windows Server CAL(Client Access License)の取得が必 要です。 • 新規に CAL を購入する場合、CAL 購入数が抑えられる同時使用ユーザー数モードの利用を推奨し ます。ただし、環境によっては異なりますので、ご使用の環境に合わせた CAL をご購入ください。 • Gateway コンピュータを導入する環境で、すべての RadiCS コンピュータに「デバイス CAL」があ る場合、新たに Windows Server CAL を用意する必要はありません。 • Gateway コンピュータは、同時コネクション数を制限しています。同時コネクション数に合わせた Windows Server CAL の購入が必要です。同時コネクション数の変更をする場合、 「8-1. 同時コネク ション数の変更」(P.116)を参照ください。(コネクション数の初期値は「5」です。) 第 11 章 ライセンスについて 129 同時使用ユーザー数モード • W indows Server が Windows Server CAL を持ちます。CAL の数だけ、任意のデバイス、ユーザーが 同時に接続可能です。 例) 5つのWindows Server CALを持つ場合、5台のクライアントコンピュータが接続できます。6台目のクライアン トは、いずれかのクライアントコンピュータ接続を終了するまで接続できません。 接続デバイス数または接続ユーザー数モード "デバイスCAL" • W indows Server CAL がインストールされたクライアントコンピュータを利用する場合、ユーザー 数が無制限で Windows Server に接続できます。また、複数の Windows Server に接続できます。 130 第 11 章 ライセンスについて 11-2.SQL Serverに必要なライセンス 注意点 • RadiNET Pro Web Hostingでは、ライセンスは不要です。 • S QL Server を利用するためには、Microsoft ライセンスに準拠したライセンスの取得が必要です。 環境に合わせ、ライセンスの取得をおこなってください。 • RadiNET Pro Enterprise システムは、同時コネクション数を制限しています。同時コネクション数 に合わせた SQL Server CAL の購入が必要です。同時コネクション数の変更をする場合、 「8-1. 同時 コネクション数の変更」(P.116)を参照ください。(同時コネクション数の初期値は「5」です。) • ユーザー CAL は、RadiNET Pro Enterprise システムでは使用できません。 プロセッサ ライセンス サーバー / CALライセンス • SQL Serverインストール サーバーに搭載される「CPU」の数だけライセン スが必要です。 • マルチコアCPUの場合は、1CPUとして数えます。 • Gatewayコンピュータ数に関係なく使用できます。 デバイスCAL(Client Access License) • SQL Serverインストール サーバーに、「サーバー ライセンス」が必要で す。 • SQL Serverインストール サーバーを利用するGatewayコンピュータに、 「デバイスCAL」が必要です。 • 「デバイスCAL」を持つGatewayコンピュータは複数のSQL Serverインス トール サーバーを利用できます。 • Gatewayコンピュータ数が少ない場合、「プロセッサ ライセンス」よりも 低コストになる場合があります。 SQL Server CALとSQL Server Workgroup Edition CALの違い SQL Server CAL Editionに関係なく接続できます。 SQL Server Workgroup Edition CAL Workgroup Editionのみ接続できます。 第 11 章 ライセンスについて 131 プロセッサ ライセンス • S QL Server インストールサーバーに搭載される「CPU」に「プロセッサライセンス」が必要です。 • 上記の環境では、「CPU」が 3 つのため、「プロセッサライセンス」が 3 ライセンス必要です。 サーバー/CALライセンス "デバイスCAL" • S QL Server インストールサーバーに「サーバーライセンス」が必要です。 • SQL Server インストールサーバーを利用するクライアントコンピュータに「デバイス CAL」が必要 です。 •「デバイス CAL」を持つクライアントコンピュータは、複数台の SQL Server インストールサーバー を利用できます。 132 第 11 章 ライセンスについて 第 12 章 その他 12-1.モニターの組織間移動について RadiNET Pro Enterpriseは、医用画像表示モニターを「<所属するGatewayコンピュータ> + メーカー + モデル + シリアル番号」で識別します。モニターを現在所属するGatewayコンピュータ(旧Gatewayコ ンピュータとする)とは異なるGatewayコンピュータ(新Gatewayコンピュータとする)に移動させた 場合、新Gatewayコンピュータに所属しているモニターと、旧Gatewayコンピュータに所属していたモ ニターは、異なるモニターと判断されます。そのため、旧Gatewayコンピュータでのモニター管理履歴 は引き継がれません。管理履歴を引き継ぐには「8-2. Gatewayコンピュータの交換方法」(P.118)を参照 ください。 第 12 章 その他 133 12-2.管理コンソールへのアクセス制限 注意点 • RadiNET Pro Web Hostingでは、設定は不要です。 管理コンソールへアクセスできるコンピュータを限定する場合、認証設定をおこないます。ただし、設 定には認証局が発行するクライアント証明書が必要です。 ●●Windows Server 2003の場合 操作手順 1.Enterpriseサーバーで、Windowsの[スタート]-[管理ツール]-[インターネットイ ンフォメーションサービス(IIS)マネージャ]を選択します。 2.「インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ」画面が表示され ます。「Webサイト」-「既定のWebサイト」と展開し、「RadiNETPro」上で右ク リック、[プロパティ]を選択します。 3.「RadiNETProのプロパティ」画面が表示されます。「ディレクトリセキュリティ」 タブを選択し、「セキュリティで保護された通信」の[編集...]をクリックします。 134 第 12 章 その他 4.「セキュリティで保護された通信」画面が表示されます。「クライアント証明書を 要求する」にチェックし、、[OK]をクリックします。 5.「RadiNETProのプロパティ」画面に戻ります。[OK]をクリックします。 6.「インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ」画面に戻りま す。「既定のWebサイト」上で右クリック、[停止]を選択します。 7.再度「既定のWebサイト」上で右クリック、[開始]を選択します。 注意点 • 管理コンピュータにクライアント証明書をインストールしてください。 第 12 章 その他 135 ●●Windows Server 2008の場合 1.Windowsの[スタート]-[管理ツール]-[インターネットインフォメーションサービ ス(IIS)マネージャ]を選択します。 2.「インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ」画面が表示され ます。[(RadiNET Proサーバー名)]-[サイト]-[Default Web Site]-[RadiNETPro] を選択します。 3.「RadiNET Proホーム」画面が表示されます。[SSL設定]をダブルクリックします。 4.「SSL設定」画面が表示されます。「クライアント証明書:」の項目より[必要]に チェックします。右ペインより[適用]をクリックします。 5.左ペインより[(RadiNET Proサーバー名)]を選択し、右ペインより[再起動]をク リックします。 136 第 12 章 その他 第 13 章 モニターを追加導入する場合 モニターを追加導入する場合の作業について説明します。 13-1.RadiCSコンピュータでの作業 操作手順 1.RadiCSコンピュータの[スタート]より、[すべてのプログラム]-[EIZO]-[RadiCS]を クリックし、RadiCSを起動します。 2.「About RadiCS」をクリックします。 3.「RadiCSのバージョン情報」画面が表示されます。「モニター」タブをクリックし ます。モニターのリストに対象となる機種(追加導入する機種)があるか確認しま す。リストに対象機種がない場合のみ「4.」以降の作業が必要です。. (リストに対象機種がある場合は以降の作業は必要ありません) 4.追加するモニターに付属しているEIZO LCDユーティリティディスク(CD-ROM)を RadiCSコンピュータのドライブに挿入します。 5.EIZO LCDユーティリティディスク(CD-ROM)内の「RadiCS_MonitorFile_x.x.x.exe」 ファイルをダブルクリックして実行します。 第 13 章 モニターを追加導入する場合 137 13-2.RadiNET Proサーバーでの作業 注意点 • RadiNET Pro Web Hostingでは、設定は不要です。 操作手順 1.管理コンピュータからRadiNET Pro管理コンソールへ接続します。 2.「ログイン」画面が表示されます。管理者権限を持つユーザー (「Administrator」)でログインします。 3.トップページが表示されます。メニューバーの「設定」-「プロパティ」を選択し ます。 4.「設定>プロパティ」画面が表示されます。対応モニターのリストに対象となる機 種(追加導入する機種)があるか確認します。リストに対象機種がない場合のみ 「5.」以降の作業が必要です。. (リストに対象機種がある場合は以降の作業は必要ありません) 5.追加するモニターに付属しているEIZO LCDユーティリティディスク(CD-ROM)を RadiNET Proサーバーのドライブに挿入します。 6.EIZO LCDユーティリティディスク(CD-ROM)内の「RadiCS_MonitorFile_x.x.x.exe」 ファイルをダブルクリックして実行します。 138 第 13 章 モニターを追加導入する場合 http://www.eizo.co.jp Copyright © 2012 株式会社ナナオ All rights reserved. 第 4 版 2012 年 11 月 03V23930D2 (U.M-WEBHOSTING)