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(平成26年度実績) [2765KB pdfファイル]
平成27年度版
環 境 報 告 書
「いちのせきの環境概要」
( 平 成 2 6 年度実 績 )
一 関 市
1
―
目
次
―
はじめに
一関市環境基本計画「基本方針」・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
基本方針1 地球温暖化対策の推進・・・・・・・・・・・・・・・ 3
1 新エネルギービジョン・省エネルギービジョンの策定
2 資源・エネルギー循環型まちづくりビジョンの策定
3 住宅用新エネルギー・省エネルギー設備導入状況
4 公共施設等への新エネルギー・省エネルギー設備等導入状況
5 一関地球温暖化対策地域協議会の活動
6 公共交通機関の利用状況
7 一関市役所地球温暖化対策実行計画
基本方針2 水と緑豊かな自然環境との共生・・・・・・・・・・・ 14
1 水質の状況
2 大気の状況
3 騒音の状況
4 振動の状況
5 環境保全協定(公害防止協定)
6 環境に関する苦情の状況
7 放射線の状況
8 森林整備の状況
9 環境保全型農業の取り組み状況
10 「いわて地球環境にやさしい事業所」の認定状況
基本方針3 資源が効果的に循環する地域社会づくり・・・・・・・・37
1 有価物集団回収の状況
2 生ごみ処理機購入補助の状況
3 廃棄物収集・処理の状況
4 使用済小型家電及び古着回収の状況
5 ごみ問題対策巡視員の取り組み
6 不法投棄の状況
7 農業用廃プラスチックの回収状況
8 ポイ捨て防止条例
9 エコショップいわて認定制度
基本方針4 住みつづけたい、訪れたい魅力ある環境づくり・・・・42
1 景観形成に関する取り組み
2 公園緑地の整備状況
基本方針5 環境を考え、行動する人づくり、組織づくり・・・・・45
1 環境教育事業
2 小中学校での環境に関する取り組み
3 花いっぱい運動
4 一斉清掃等
5 アドプト(養子縁組)協定の締結
環 境 基 本 計 画 指 標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・62
資
料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・65
1 一関市の概要
2 公共用水域に係る環境基準
3 大気汚染に係る環境基準
4 騒音に係る環境基準
5 振動に係る環境基準
6 一関市環境基本条例
7 一関市ポイ捨てのないきれいなまちづくり条例
は じ め に
私たちの暮らしを取り巻く環境は、大気汚染や水質汚濁、騒音、悪臭、
廃 棄 物 処 理 、リ サ イ ク ル な ど の 身 近 な も の か ら 、資 源 の 枯 渇 や 温 暖 化 な ど
の地球規模のものまで、多くの課題を抱えております。
平 成 23 年 に 発 生 し た 東 日 本 大 震 災 は 、 発 生 か ら 5 年 が 経 過 し た 現 在 に
あっても放射能汚染など解決に向けて取り組まなければならない課題を
当 市 に も た ら し ま し た が 、同 時 に 、太 陽 光 な ど の 再 生 可 能 エ ネ ル ギ ー の 重
要 性 、節 電 を は じ め と し た 省 エ ネ ル ギ ー の 必 要 性 を 私 た ち に 再 認 識 さ せ る
出来事ともなりました。
環 境 に や さ し い 持 続 可 能 な 社 会 を 目 指 し 、自 発 的 に 取 り 組 ん で い く こ と
が、今こそ私たち一人ひとりに求められています。
当市では、
「 一 関 市 環 境 基 本 計 画 」に 基 づ き 、住 宅 用 太 陽 光 発 電 シ ス テ ム
の 設 置 促 進 や 防 犯 灯 の L E D 化 を は じ め と す る 各 種 の 施 策 を 展 開 し 、新 エ
ネルギー活用や省エネルギーの取組を進めております。
ま た 、本 年 度 は 新 た に 市 内 全 域 で の 古 着 と 使 用 済 小 型 家 電 の 回 収 を 実 施
するなど、廃棄物の減量化、資源化の取組も進めてまいりました。
昨 年 10 月 、 太 陽 光 な ど の 自 然 エ ネ ル ギ ー と と も に 、 市 内 で 発 生 す る 一 般
廃棄物やバイオマスなどをエネルギー資源と捉え、その活用により地域内で
資 源 や エ ネ ル ギ ー が 循 環 す る ま ち づ く り の 方 向 性 を 示 し た「 資 源・エ ネ ル ギ
ー 循 環 型 ま ち づ く り ビ ジ ョ ン 」を 取 り ま と め ま し た 。そ の 具 体 的 な 推 進 に
つ い て 平 成 28 年 度 に ア ク シ ョ ン プ ラ ン を 策 定 し 、 エ ネ ル ギ ー の 地 産 地 消
に よ る 学 習・研 修 や 人 々 の 交 流 、賑 わ い づ く り 、さ ら に は 雇 用 の 創 出 な ど 、
地 域 の 振 興 、発 展 に つ な が る 最 先 端 の 循 環 シ ス テ ム を つ く っ て ま い り た い
と考えております。
こ の 報 告 書 は 、 一 関 市 環 境 基 本 条 例 第 9 条 の 規 定 に よ り 、 平 成 26 年 度
に 実 施 し た 施 策 や 当 市 の 取 組 の 状 況 、数 値 目 標 の 達 成 状 況 な ど を 取 り ま と
め公表するものです。
当 市 の 環 境 施 策 に 対 す る 関 心 を さ ら に 高 め て い た だ き 、当 市 の 豊 か な 環
境を未来に引き継ぐための一人ひとりの取組につなげていただきますよ
うお願いいたします。
平 成 28 年 3 月
一 関市 長
勝
部
修
一 関 市 環 境 基 本 計 画
この基 本 計 画 は、一 関 市 環 境 基 本 条 例 に基 づき、環 境 の保 全 及 び創 造 に関 する施 策
の総 合 的 かつ計 画 的 な推 進 を図 るため、策 定 しているものです。
環 境 基 本 計 画 は、「緑 につつまれ 川 と共 に暮 らす 学 びあう環 境 のまち いちのせき」を
将 来 の環 境 像 に掲 げ、その実 現 のため、5つの基 本 方 針 を以 下 のように定 めます。
ここで掲 げた環 境 像 は、豊 かな自 然 環 境 と調 和 した未 来 のまちを作 りあげていくうえでの
目 標 と なるもので、市 民 一 人 ひとりが 主 役 となる ため の「学 びあいの大 切 さ」、当 市 の環 境
保 全 活 動 の主 要 テーマとなっている「川 との共 生 」、そして当 市 のあらゆる環 境 を包 み込 む
「緑 の山 々」という3つの大 切 な視 点 が織 り込 まれています。
基 本 方 針 は、その実 現 を目 指 し、環 境 に関 するまちづくりの方 向 性 を示 すものです。そし
て、その基 本 方 針 ごとに、具 体 的 な施 策 の方 向 性 を示 す基 本 施 策 を対 応 させるとともに、
先 導 的 かつ重 点 的 な取 組 みとして、5つの基 本 方 針 を横 断 する3つのリーディングプロジェ
クトを位 置 づけます。
計 画 期 間 は 、 平 成 19 年 度 か ら 平 成 28 年 度 ま で の 10 年 間 で す 。
将来像
基本施策
1 地球温暖化対策の推進
地球温暖化対策の率先行動と啓発
緑につつまれ 川と共に暮らす 学びあう環境のまち いちのせき
新エネルギーの積極的な活用
省エネルギーの推進
豊かな水環境の保全
2 水と緑豊かな自然環境
森林・農地等の保全と育成、活用
との共生
多様な生き物が生息できる環境の保全と創造
自然環境への負荷の軽減
環境にやさしい産業の振興
3 資源が効果的に循環す
る地域社会づくり
ごみの減量化と再資源化、再生利用の推進
効率的な廃棄物処理システムの確立
4 住 み つ づ け た い 、訪 れ た
一関らしい景観の保全と創造
い魅力ある環境づくり
環境と共存した観光・レクリエーションの充実
住み続けたいと実感できる生活環境の形成
5 環境を考え、行動する
市民・事業者の意識の啓発
人づくり、組織づくり
人材の育成と協働の仕組みづくり
1
リーディング
プロジェクト
◇ 市 民 一 人 ひと りが考 え、行 動 す る地 球 にや さ しいプロジェクト
◇ 地 域 や 世 代 を 越 え て、豊 かで清 ら かな水 を 育 むプロジェクト
◇ 世 界 に誇 れる美 しい都 市 創 造 プロジェクト
基本方針
◇計画の推進について
計画の推進にあたっては、市は環境保全団体等の育成支援など、市民や事
業者等が環境保全活動へ積極的に取り組めるよう努めます。
また、関係者が相互に連携しながら取り組みを進めるためには、情報共有
と相互協力が必要となります。そのため、それぞれが情報公開に努めるとと
もに、交流の契機を創出できるよう、環境教育や意識啓発イベント等に重点
を置いた取り組みを推進します。
■環境報告書の対象期間
平 成 26 年 4 月 1 日 ∼ 平 成 27 年 3 月 31 日
■対象範囲
環境報告書は、
「 一 関 市 環 境 基 本 計 画 」に 基 づ き 、対 象 範 囲 を 次 に 示 す と お り
とします。
環境の要素
具
体
例
地球環境
地球温暖化、二酸化炭素、エネルギー
自然環境
緑、森林、里山、生態系、生息空間
都市・農村環境
公園緑地、景観、交通・防災、環境保全型農業、観光
水
水 質 、 河 川 環 境 、 地 下 水 ( 湧 水 )、 水 源 保 護
大気
大気質、悪臭
音・振動
騒音、振動
廃棄物
資源リサイクル、廃棄物処理
歴史・文化
文化財、伝統芸能
2
基本方針1
1
地球温暖化対策の推進
新エネルギービジョン・省エネルギービジョンの策定
地球温暖化防止のためには、再生可能で二酸化炭素の排出を抑えることができる新エネル
ギーの活用や、家庭・業務・運輸及び産業の各部門において、省エネルギーを推進する必要が
あります。
当市においても地球温暖化防止に向けた取り組みを推進するため、平成 21 年度に「新エネ
ルギービジョン」
、平成 22 年度に「省エネルギービジョン」を策定しました。
2
資源・エネルギー循環型まちづくりビジョンの策定
当市の豊かな環境を次世代に引き継ぐため、太陽光などの自然エネルギーとともに、市内
で発生する一般廃棄物やバイオマスなどをエネルギー資源として有効活用していく必要があ
ります。
市は平成 27 年 10 月、地域内で資源やエネルギーが循環するまちづくりに向けた「資源・
エネルギー循環型まちづくりビジョン」を策定しました。
ビジョンでは、エネルギー資源の実態把握や廃棄物の減量化、エネルギーを活用した施設
のあり方などについての方向性を示しています。
◎資源・エネルギー循環型まちづくりの方向性
いかす ・ つくる ・ つなぐ
資源・エネルギー 好循環のまち いちのせき
○新エネルギーの活用促進
いかす
○未利用エネルギー資源の活用
(廃棄物、バイオマス等)
○エネルギーの地域内活用
○産業振興・雇用創出
○地域資源による効果的
○環境教育・人材育成
なエネルギーの創出
○豊かな環境の継承
つなぐ
つくる
3
3
住宅用新エネルギー・省エネルギー設備導入状況
「新エネルギービジョン」
、
「省エネルギービジョン」に基づき、平成 22 年度から住宅用太
陽光発電システム導入促進費補助事業を実施しています。
また、平成 24、25 年度に、冬季のエネルギー消費量が大きい当市の地域特性を踏まえ、暖
房や給湯に大きな効果を有する「高効率給湯器」等の導入推進を図るため補助対象を拡大し
て補助事業を実施しました。交付実績は次のとおりです。
⑴
住宅用太陽光発電システム導入促進費補助金交付実績
年
度
補助額(千円)
件数
平均額(千円)
合計出力(kW)
平均出力(kW)
平成 22 年度
1,288
29
68
129.9
4.5
平成 23 年度
3,554
47
76
220.6
4.7
平成 24 年度
11,362
118
96
570.2
4.8
平成 25 年度
11,538
117
99
578.7
4.9
平成 26 年度
10,633
105
101
533.2
5.1
資料:生活環境課
⑵
住宅用高効率給湯器等設置促進事業補助金交付実績
年
度
補助額(千円)
件数
平成 24 年度
5,880
145
平成 25 年度
12,485
347
資料:生活環境課
※平成 25 年度で補助終了
4
公共施設等への新エネルギー・省エネルギー設備等導入状況
主な公共施設等への新エネルギー・省エネルギー導入状況は以下のとおりです。
市内の小中学校や公共施設等では、文部科学省の「エコスクールパイロット・モデル事業」
(平成 21 年まで)や「安心安全な学校づくり交付金事業」
(平成 22 年∼)、また環境省の「地
域グリーンニューディール基金事業」(平成 21 年∼)により、太陽光発電や太陽熱利用など
の新エネルギー利用、省エネルギー設備の整備を行っています。
今後は、各ビジョンに基づき、公共施設への積極的な導入を進めます。
4
⑴
太陽光発電導入状況
導入年度
(平成 17 年度以降)
施設名称(設置場所)
出力
磐井・南光病院
80.0 kW
花泉中学校
10.0 kW
道の駅かわさき(防犯灯、照明用)
0.6 kW+風力 1 kW
一関市立南小学校
19.5 kW
一関市立涌津小学校
19.5 kW
一関市立萩荘中学校
20.0 kW
一関市立川崎中学校
5.0 kW
一関市立大東小学校
10.0 kW
曽慶保育園
5.0 kW
一関北消防署
10.0 kW
一関市立千厩中学校
20.0 kW
一関市立東山中学校
10.0 kW
花泉図書館
10.0 kW
一関図書館
120.0 kW
あおば保育園
5.0 kW
一関市立山目小学校
20.0 kW
一関市立磐井中学校
15.0 kW
東山分署
5.0 kW
一関保健センター
20.0 kW
山目市民センター
5.0 kW
永井市民センター
5.0 kW
千厩市民センター
5.0 kW
猿沢診療所
10.0 kW
大東支所
10.0 kW
平成 17 年度
平成 21 年度
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
資料:生活環境課
5
⑵
木質バイオマス施設導入状況
導入年度
施設名称(設置場所)
出力等
平成 17 年度
興田小学校
木質ペレットボイラ 50 万 kcal/年
平成 18 年度
特別養護老人ホーム
平成 20 年度
(株)アマタケ大東工場
平成 22 年度
北上製紙(株)一関工場
平成 23 年度
(株)オヤマ
平成 24 年度
みちのくあじさい加工組合
薪ボイラを導入
平成 25 年度
一関藤の園
チップボイラ、薪ストーブを導入
関生園
木質ペレットボイラ 10 万 kcal/年
木質ペレットボイラ 580 kW
チップボイラ、古紙かすを処理した RPF バイ
オマスボイラを導入
チップボイラ2基(510 kW×2)
排熱ボイラ1基(470 kW)
資料:生活環境課
⑶ 外灯等
導入年度
平成 20 年度
設置場所(設置内容)
一関東中学校(外灯:太陽光発電 100W+風力発電 30W×1基)+ 外灯2基
市役所本庁舎(外灯:太陽光発電 168W×4基)
平成 21 年度
大原小学校(外灯:太陽光発電 120W+風力発電 30W×1基)+ 外灯2基
平成 22 年度
防犯灯(LED灯交換:574 灯)
NPO まちかどケアセンター(外灯:太陽光 120W
一関市仮設住宅(外灯:LED灯
1基)
10 基)
平成 23 年度
街路灯(LED灯交換:11 基)
一関駅西口北駐車場照明灯(太陽光発電LED灯
庁舎ほか照明灯(ハイブリットソーラーLED外灯
平成 24 年度
花の小道整備事業(ソーラー街灯
2基)
20 基)
3基)
防犯灯(LED灯交換:240 灯)
平成 25 年度
釣山公園駐車場照明灯(ソーラー外灯
4基)
防犯灯(LED灯交換:808 灯)
平成 26 年度
市管理公園照明の LED 化(15 基)
磐井中学校進入路等LED防犯灯設置(15 基)
資料:生活環境課
6
⑷ 省エネルギー設備導入状況
導入年度
事業名称
導入場所及び内容
本庁舎エレベーター改修
本庁舎:インバータ制御化
本庁舎照明改修
本庁舎:蛍光管交換
本庁舎1階樹脂サッシ設置
本庁舎:1階北側窓
屋外用照明灯(公園灯)設置
厳美公園:公園灯 3 基(LED 内蔵 58.8W)
大東支所照明改修工事
潤い活力プラザ
本庁舎照明改修工事
省エネ蛍光管、LED灯交換
本庁舎変電設備改修工事
高圧変電トランスを省エネ型に交換
本庁舎地下室冷却ポンプ等交換工事
高効率モーターに交換
東山支所照明改修工事
東山支所庁舎:LED灯に交換
千支所照明改修工事
千支所庁舎:LED灯に交換
花泉総合福祉センター
LED灯交換
本庁舎非常用発電設備更新
放水式からラジエーター方式に交換
本庁舎冷温水ポンプ交換
高効率モーターに交換
大東支所照明改修工事
活力潤いプラザ:LED灯に交換
花泉支所照明改修工事
花泉支所庁舎:LED灯に交換
平成 21 年度
平成 23 年度
LED灯交換
平成 24 年度
本庁舎議場空気調和設備改修工事
平成 25 年度
平成 26 年度
本庁舎高架水槽用揚水ポンプ更新工事
高効率モーターに更新
千厩支所庁舎外部照明灯更新工事
LED 型外灯設置
千厩支所庁舎受変電設備改修工事
変圧器更新(トップランナー型)
なのはなプラザ照明改修工事
LED灯に交換
金沢小学校照明改修工事
LED灯に交換
省エネ型空調設備に更新(西部・花泉学校
空気調和設備改修工事
給食センター、小梨公民館)
資料:生活環境課
5
一関地球温暖化対策地域協議会の活動
健全で恵み豊かな地球環境の「保全と創造」を基本理念に、住民・事業者・行政が適切な役
割を担い、自主的かつ積極的に継続して環境対策に取り組むことを目的として、平成 19 年 3
月に設立されました。平成 26 年度の主な活動内容は以下のとおりです。
7
○一関地球温暖化対策地域協議会
開催日
内
会場等
容
環境セミナー
平成26年5月11日
一関公民館 大会
講演:エネルギー「永続地帯」一関を目指して
教授 倉阪秀史氏
8月23日
議室(なのはなプ
講師:千葉大大学院人文社会科学研究科
参加者 60人
「木質バイオマスの利活用と放射能汚染」
学習会&意見交換会
参加者
48人
ラザ)
一関市役所
いちのせき市民フェスタ
8月31日
なのはなプラザ
「IPCC第5次報告書」に関するパネル展示
来場者
110人
省エネ・創エネキャラバン隊IN藤沢
①一関市民なのはなソーラー発電所事業
藤沢公民館
9月20日 ②究極のエコハウス
③省エネ住宅で期待される窓やドアの性能
参加者
46人
自然エネルギー等見学会
10月22日
県南地域の自然エネルギーを活用した施設及び省エ 住田町、釜石市ほ
ネ住宅を見学し自然エネルギーの理解を深める
参加者
か
33人
平成26年7月9日
IPCC第5次評価報告書を読む会
陣の里
7月13日
IPCC第5次評価報告書を読む会
陣の里
平成27年1月21日
IPCC第5次評価報告書学習会
参加者
14人
参加者
6人
一関市総合体育館
うちエコ診断
平成26年9月17日
10月13日
平成27年1月19日
診断員
徳 谷 喜久子 氏
※各家庭のエネルギー使用状況、CO2排出状況を診断
し、各家庭のライフスタイルなどに合わせて無理な
一関学習交流館
一関市役所
くできる省エネ・省CO2対策の提案など。
省エネ・創エネキャラバン隊IN室根
平成27年3月14日
②ゼロエネルギー住宅
平成26年9月1日
平成27年3月1日
平成26年7月1日
10月27日
その他
室根支所
①住宅改装「温度のバリアフリー化」
③電気自動車
参加者
23人
広報ecoの発行(年2回)
第17号
第18号
全世帯配付
協議会会報「IEL会報」の発行(年2回)
第11号
第12号
市立図書館(8地域)への環境に関する図書の寄贈
資料:生活環境課
8
6
公共交通機関の利用状況
自家用車の使用を控え、公共交通機関を利用することは、燃料の使用量削減による温室効
果ガスの排出抑制とともに、きれいな大気(空気)を保全することにつながります。
市営バス等の利用者は、依然として年々減少傾向が続いています。
○市営バス等の利用状況
区
分
市営バス
廃止路線
代替
単位:人
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
花泉
814
13,703
12,737
12,534
大東
119,936
111,957
98,696
100,659
千
34,445
34,303
32,082
28,774
室根
9,791
8,388
6,857
6,453
川崎
5,428
4,977
4,697
4,344
大東
1,166
1,131
979
1,020
東山
22,040
21,323
19,169
15,125
一関
10,144
10,508
10,468
9,433
なの花
10,802
9,660
8,751
7,564
萩荘線
10,442
8,964
7,643
10,164
225,008
224,914
202,079
196,070
依頼運行
計
平成 26 年度
資料:まちづくり推進課
9
7
一関市役所地球温暖化対策実行計画
市では、地球温暖化対策の推進に関する法律、一関市環境基本条例、環境基本計画に基づ
き、地球温暖化対策の取り組みを積極的に推進するため、平成 20 年 3 月「一関市役所地球温
暖化対策実行計画」
(以下、実行計画)を策定しました。
実行計画では、平成 24 年度までに、市の事務事業における温室効果ガス排出量を平成 18
年度比で 5%削減することを目標に掲げ削減に取り組みましたが、東日本大震災の影響に伴
う電力会社の CO2 排出係数が 36.1%大きくなったことや藤沢町との合併の影響で、全体の CO2
排出は 42.8%増となりました。
今後、国の新たな削減目標を踏まえ、新たな実行計画を策定し、引き続き温室効果ガスの削
減に向け職員が率先して電気・燃料使用量の削減、廃棄物排出量の削減など「エコアクショ
ン」を実践していきます。
⑴ 一関市職員エコアクション
エコアクション 1
省エネルギーに努めます
エコアクション 2
適正な自動車の利用を行います
エコアクション 3
省資源、リサイクルを推進します
エコアクション 4
公共施設の整備、維持管理にあたっては、環境に配慮します
エコアクション 5
職員の意識を高め、環境配慮行動の実行体制を確立します
エコアクション 6
その他事務・事業に関する取り組みを行います
※エコアクション 6 のその他事務・事業:⑴グリーン購入の推進、⑵公共工事関連対策、⑶環境法規等調査の実施
⑷緊急事態への対応、⑸市民・事業者との協力、⑹委託事業者との協力
の 6 項目
⑵ 平成 26 年度実績について
①事業別温室効果ガス排出量(二酸化炭素排出量)
単位:t-CO2
30,000
平成24年度
平成26年度
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
マイカー通勤
水道の使用
10
可燃物の排出
公用車の使用
うちその他
うち電気
燃料等の使用
0
平成 24 年度
【職員数 1,472 人】
事業別
職員1人
当たり
排出量
排出量
燃料等の使用
平成 26 年度
【職員数 1,426 人】
排出量
職員 1 人
当たり
排出量
排出量
削減率
(H24H26 比)
24,665
16.7
24,195
17.0
1.9%
19,906
13.5
19,913
14.0
-0.03%
4,758
3.2
4,282
3.0
10.0%
1,308
0.9
1,389
1.0
-6.2%
82
0.06
75
0.05
8.3%
189
0.13
205
0.14
-8.8%
マイカー通勤による
車の使用
1,539
1.04
1,465
1.02
4.8%
合
27,782
18.9
27,330
19.2
1.6%
うち電気の使用
うちその他の燃料等の使用
公用車の使用
可燃物の排出
(廃プラスチックの焼却)
水道の使用
計
・平成 26 年度実績は、27,330t-CO2 で、平成 24 年度と比較して 1.6%減少しました。
・燃料使用が 1.9%減少していますが、その他の燃料(灯油・重油など)の使用が 10%の減
少となっており、暖房用の燃料消費が減少したことが大きな要因と考えられます。
・公用車の使用における排出量は、6.2%増加しましたが対象範囲の精査による台数の増加
及び燃費低下によるものと考えられます。
・マイカー通勤による車の使用における排出量は 4.8%減少しましたが、全体の通勤距離の
減少によるものと考えられます。
②部門別温室効果ガス排出量(二酸化炭素排出量)
単位:t-CO2
10,000
平成24年度
平成26年度
8,000
6,000
4,000
2,000
下水道施設部門
11
水道施設部門
消防施設部門
学校施設等部門
市民利用施設部門
オフィス部門
0
部門別
平成 24 年度
削減率
平成 26 年度
備
考
オフィス部門
4,129
4,019
2.7% 本庁舎・支所等
市民利用施設部門
8,182
7,653
6.5% 保育園・公民館等
学校施設等部門
5,965
6,687
-12.1% 幼稚園・小中学校等
消防施設部門
869
699
水道施設部門
7,470
7,106
下水道施設部門
1,167
1,167
27,782
27,330
1.6%
21,531
21,348
0.9% 清掃センター等
合
計
【参考】一関地区広域
行政組合施設等部門
19.6% 消防署・屯所等
4.9% 浄水場・ポンプ場等
-0.1% 浄化センター等
・部門別にみると、学校施設部門が大きく増加しましたが、これは、学校給食センターの稼働
によるものと考えられます。
・オフィス部門及び市民利用施設部門の減少は、灯油、重油の使用量の減によるものと考え
らます。
・消防施設部門の減少は災害が少なかったことによる車両使用の減少と、ボイラーの故障に
よる灯油使用量減少によるものと考えられます。
③温室効果ガス別排出量
温室効果ガスの種類
二酸化炭素(CO2)
排出量
温暖化係数
二酸化炭素
換算排出量
割合
27,180t-CO2
1
27,180t-CO2
99.45%
メタン(CH4)
0.488t-CH4
21
10.3t-CO2
0.04%
一酸化二窒素(N2O)
0.370t-N2O
310
115t-CO2
0.42%
ハイドロフルオロカーボン(HFC)
0.019t-HFC
1300
25t-CO2
0.09%
27,330
100%
合
計
・温室効果ガス別の排出量をみると、二酸化炭素が 99.45%を占めており、次いで一酸化二窒
素 0.42%、ハイドロフルオロカーボン 0.09%、メタン 0.04%となっています。
12
④使用量等実績
項
目
平成 24 年度
単位
平成 26 年度
備
燃料の消費量
灯
油
1,027
899
kℓ
削減率 12.4%
重
油
682
611
kℓ
削減率 10.5%
LPG
54,128
51,893
㎥
削減率 4.1%
都市ガス
21,983
44,518
㎥
削減率 -102.5%
電
気
33,496,720
34,045,537 kWh
考
削減率 -1.6%
公用車使用
消 費 量
213
253
kℓ
H24:369 台(燃費 14.8km/ℓ)
走行距離
3,145,011
2,761,611
km
H26:403 台(燃費 10.9km/ℓ)
消 費 量
309
305
kℓ
H24:319 台(燃費 5.7km/ℓ)
走行距離
1,773,138
1,594,997
km
H26:347 台(燃費 5.2km/ℓ
可燃物の排出
29.40
26.97
t
削減率 8.3%(一関地域)
水道の使用量
248,088
279,375
㎥
削減率 -12.6%
475
460
ℓ/台
H24:1,309 人(燃費 13.8km/ℓ)
6,553
6,353
km/台
H26:1,285 人(燃費 13.8km/ℓ)
ガソリン
軽油
通勤による車の使用
(車通勤職員の平均値)
・都市ガスが102.5%の増となっているのは、一関図書館が開館したことによります。
・公用車の走行距離は、ガソリン車で383,400km減少、ディーゼル車で178,141km減少してい
ますが、いずれも燃費が低下しており、エコドライブが求められます。
⑤今後の取り組み
・平成 20 年5月に改正された「エネルギーの使用の合理化に関する法律」(以下、改正省エ
ネ法)により、市役所においても市長部局(水道事業含む)、教育委員会が特定事業者とし
て指定を受けました。特定事業者となったことにより、平成 24 年度を基準年として今後5
年間で5%(原単位)の削減を行うこととなりました。
・エコアクションの推進を継続するとともに、改正省エネ法への対応と合わせて、各部署及び
公共施設における省エネルギー化を推進し、目標達成に向けて取り組みを進めます。
13
基本方針2
1
水と緑豊かな自然環境との共生
水質の状況
⑴
河川等水質測定結果(BOD年平均値)【測定機関:国・岩手県・一関市】
当市を流れる河川や排水路等の測定地点及び結果は、以下のとおりです。
一関地域の五間堀、花泉地域の金流川、千地域の千川、藤沢地域の山谷川で基準を
超えています。これらの河川は、多くが住宅地を流れていることから、水質改善に向け、下
水道課及び関係団体と連携して取り組みを進めます。
※環境基準は、資料編 71∼76 ページを参照
単位:mg/L
河川名
北上川
地域
区分
類型
測定地点名
(環境基準)
一関
千歳橋
川崎
北上大橋
花泉
北上川橋
A
長者の滝橋
磐井川上流
検査
機関
平成
23 年度
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
1.3
1.4
1.6
1.0
1.4
1.3
1.7
1.2
1.4
1.3
1.6
1.0
岩手県
<0.5
0.6
0.5
0.5
市
0.5
0.6
0.6
0.6
国交省
AA
大久保橋
磐井川中流
上の橋
A
岩手県
1.1
0.8
1.2
0.8
磐井川下流
(旧狐禅寺橋)
C
(市)
2.4
2.6
2.1
1.8
市
0.7
0.8
1.0
0.4
岩手県
0.5
0.6
0.6
0.5
市
1.1
0.9
1.1
0.7
2.5
2.5
1.6
2.1
2.4
1.8
1.2
2.0
35.7
11.0
16.0
8.5
33.2
15.0
19.0
6.8
20.0
28.0
13.0
7.2
1.0
1.0
1.1
1.0
1.8
1.3
1.8
2.6
長倉
久保川
赤子橋
A
一関
谷起島橋
千刈田橋
旭橋
市
吸
川
駅裏
―
青果市場前
(水門)
(市)
天神橋
A
金流川
川ノ口橋
岩手県
有馬川
花泉
金流橋
A
1.0
0.9
1.1
0.9
沼畑橋
―
1.2
1.3
1.1
1.3
蒲沢
―
1.3
1.4
1.7
2.3
磯田川
市
14
河川名
地域
区分
大東
砂鉄川
測定地点名
類型
(環境基準)
平成
23 年度
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
西口橋付近
0.7
0.9
0.6
0.9
横屋橋付近
0.6
1.0
0.9
0.8
0.6
0.6
0.7
0.8
高橋橋
0.6
0.7
0.7
1.3
流矢橋
0.6
0.9
0.8
1.1
<0.5
<0.5
0.6
0.5
0.7
0.7
0.7
0.9
0.8
0.9
1.0
1.0
0.7
0.7
0.9
0.9
舘下橋付近
A
生出橋
東山
検査
機関
市
岩手県
げいび渓下流
西前橋
市
A
十二木橋
川崎
大東
猿沢川
門崎橋
国交省
1.0
1.0
1.2
0.7
砂鉄橋
市
0.6
0.7
1.0
0.9
観福寺橋付近
市
0.5
0.9
0.8
0.8
岩手県
―
―
0.6
―
市
0.7
0.6
0.7
0.8
岩手県
0.7
1.0
1.3
0.6
市
0.6
1.0
0.8
0.6
岩手県
0.6
0.7
0.9
0.7
0.7
0.8
0.9
0.8
0.6
1.0
1.1
1.1
1.2
1.2
1.4
1.1
4.8
7.7
8.2
5.8
2.1
3.0
3.2
2.6
2.5
2.6
2.5
2.4
1.7
1.8
1.9
1.6
0.5
<0.5
0.8
0.6
0.6
0.6
1.1
0.8
0.8
0.9
2.0
0.5
岩手県
<0.5
<0.5
<0.5
0.5
月見橋
市
0.7
0.6
0.9
0.9
樋口橋
岩手県
0.6
0.6
0.8
0.7
1.2
0.7
0.6
0.7
1.0
0.9
2.0
0.9
観音橋
東山
A
磐井里橋
雲南田橋付近
曽慶川
大東
百目木橋付近
―
宮田橋
刈屋野
千川上流
A
千
西中沢
(久伝橋)
(市)
梅田橋
千川下流
市
市
塞の神橋
川崎
松形橋
C
岩手県
水門
宮城県境
大
川
本町橋
室根
A
岩田橋
千代ケ原橋
津谷川
黄海川
―
藤沢
市
学文路橋
A
市
玉川地内
※
※
※
類型基準のあてはめが無い河川等については、
「国民の日常生活において不快を感じない限度」である E 類型:
10mg/L を適用している。
太字は、環境基準を超えているもの。
( )内は、市の他に国土交通省又は岩手県が測定を実施している地点である。
15
⑵
河川等水質測定結果(BOD年平均値)【測定機関:一関市】
河川名
地域
区分
測定地点名
平成
26 年度
河川名
沢川
駅裏
2.3
新山川
東北線交差
1.6
五間掘
南豊隆地内
183.5
神田排水路
吸川合流前
3.6
間明田川
滝沢川
町田橋
1.8
山口川
小猪岡川
大森橋
1.0
市野々川
落合橋
0.9
御嶽川
浄化センター
栃倉川
栃倉川
五代川
地域
区分
単位:mg/L
測定地点名
平成
26 年度
日蔭橋付近
0.6
桜橋付近
0.6
中林橋付近
0.5
曽慶川合流点
0.9
払川川合流点
0.5
丑石橋付近
0.6
小黒滝付近
1.0
久子沢川
久子沢付近
0.6
0.2
市道川
鈴昭製材所付近
0.6
石畑橋
1.9
当摩川
登瀬橋
0.6
水門
9.3
大平川
上荒井
0.9
放流口
8.4
金田川
東中沢
1.7
滑り川
合流前
4.7
南小梨川
中ノ沢
1.1
番台川
番台
0.8
仏坂川
西中沢
0.8
上流
1.1
山谷川
山谷中ノ橋
0.6
放流口
1.1
林川
中ノ屋敷橋
0.6
下流
1.3
金取沢
金取沢
0.7
豊科
0.9
巻大沢川
巻畑
0.8
照井・大井
鶴巻
1.0
石蔵川
布佐川河口
0.9
堰
三反田
1.5
風呂川
風呂川
0.7
打ノ目
1.1
加妻川
加妻川
0.6
柳沢
1.6
砂子田川
銭塚地内
5.4
瀬脇橋
1.1
新沼川
石合橋
3.1
八景下地内
5.4
武士川
一関
笹谷川
上油田川
刈生沢川
花泉
興田川
大東
鳥海川
10.0
千
東山
川崎
天ケ沢川
市ノ沢橋
10.2
相川(柳立川)
館ケ森橋
0.6
二股川
千松停留所前
0.7
山谷川
※
※
藤沢
類型基準のあてはめが無い河川等については、
「国民の日常生活において不快を感じない限度」である E 類型:
10mg/L を適用している。
太字は、環境基準を超えているもの。
16
⑶
事業所等排水の水質検査結果
市では、公共用水域の水質汚濁を防止するため、水質汚濁防止法に基づく、特定施設を有
する工場や事業所などの 18 事業所等の排水に対して、水質検査を実施しています。
排水基準の適合状況は以下のとおりです。
なお、不適応な事業所には、装置の点検、改修や水質検査の報告など改善に向けた指導を
行っています。
○排水基準適合状況
項
目
調査数
排水基準適合数
適合率
A
B
B/A×100%
生活環境に係る排水基準
水素イオン濃度
pH
26
25
96%
生物化学的酸素要求量
BOD
25
23
92%
化学的酸素要求量
COD
1
1
100%
浮遊物質量
SS
26
24
92%
n-Hex
10
10
100%
1
1
100%
ノルマルヘキサン抽出物質
フェノール類含有量
銅含有量
Cu
3
3
100%
亜鉛含有量
Zn
3
3
100%
溶解性鉄含有量
Fe
4
4
100%
溶解性マンガン含有量
Mn
1
1
100%
T-Cr
4
4
100%
7
7
100%
クロム含有量
大腸菌群数
有害物 質に係る 排水基準 及び特定
地下浸透水が有害物質を含む要件
窒素含有量
T-N
4
4
100%
カドミウム
Cd
1
1
100%
シアン
CN
2
2
100%
鉛
Pb
3
3
100%
3
3
100%
4
4
100%
1
1
100%
六価クロム
砒素
As
トリクロロエチレン
ほう素
B
2
2
100%
ふっ素
F
3
3
100%
1
1
100%
アンモニア性窒素
資料:生活環境課
17
⑷
水生生物調査の実施
水生生物調査とは、川にすむ肉眼で見ることのできる大きさの様々な生物(指標生物)の
生息状況を調べ、その結果から川の水質のきれいさや汚れ具合を知ろうとするものです。
水生生物を指標とした市内河川の水質状況は概ねきれいと評価されました。調査結果は
「岩手県の河川水質マップ」に活用されています。
平成 26 年度は小中学校(11 校)や各団体等(3 団体)において「水生生物による水質調
査」を行いました。参加者は延べ 403 人でした。
○水生生物調査実施団体
調査河川名
調査結果
(水質階級)
萩荘中学校
久保川
Ⅰ
69
滝沢小学校
滝沢川
Ⅱ
25
本寺小学校
本寺川
Ⅰ
9
磐井川
Ⅰ
吸川
Ⅱ・Ⅱ・Ⅱ
久保川イーハトーブ自然再生研究所
久保川
Ⅰ
2
花泉小学校
金流川
Ⅲ
27
特定非営利活動法人里山自然学校
はずみの里
金流川
Ⅱ
19
大原小学校
砂鉄川支流
Ⅰ
15
大東小学校
砂鉄川
Ⅰ
44
興田小学校
興田川
Ⅰ
21
猿沢小学校
猿沢川
Ⅰ
13
室根西小学校
津谷川
Ⅰ
18
室根東小学校
大川
Ⅰ
23
津谷川
Ⅰ
19
地域
団
体
名
参加者数
(延べ)
一関
桜町中学校
花泉
99
大東
室根
室根町第 19 自治会
資料:岩手県
18
○指標生物と水質階級
水質
階級
Ⅰ
きれいな水
Ⅱ
少しきたない水
Ⅲ
きたない水
Ⅳ
大変きたない水
ウズムシ、ナガレト
コガタシマトビケ
ニホンドロソコエ
アメリカザリガニ、
ビケラ、カワゲラ、
ラ、オオシマトビケ
ビ、イソコツブム
セスジユスリカ、サ
ヒラタカゲロウ、ヤ
ラ、ヒラタドロムシ、 シ、タイコウチ、ミ
カマキガイ、エラミ
指標
マトビケラ、ヘビト
コオニヤンマ、スジ
生物
ンボ、サワガニ、ブ
エビ、ゲンジボタル、 シ、ヒル、タニシ
ユ、アミカ
カワニナ、イシマキ
ズカマキリ、ミズム
ミズ、チョウバエ
ガイ、ヤマトシジミ
⑸
公共施設等での雨水利用状況
公共施設においては、一関図書館、萩荘小学校、興田小学校、一関東中学校、大東中学校
で水洗トイレ用水として雨水を利用しています。
⑹
上水道の状況
水道は日常の生活に欠かすことのできない重要なライフラインの一つであることから、
安全で良質な水を安定して供給することができるよう、水道水源保護条例に基づき水源の
維持保全を図るとともに、水質管理の徹底、浄水処理施設の整備を進めます。
平成 26 年度末における当市の水道普及率(上水+簡水、行政人口に対する給水人口割合)
は、87.9%となっており、財政状況を勘案しながら水道未普及地域の解消に努めます。
⑺
汚水処理施設の整備状況
家庭から出る生活排水などによる水質汚濁を防止するため、公共下水道、浄化槽などの
整備を進めています。
平成 26 年度末における市全体の汚水処理人口普及率(行政人口に対する処理人口割合)
は前年に比べ 2.3%増加の 59.9%、水洗化率(処理人口に対する水洗化人口割合)は 83.0%
となっています。
また、下水道区域外にある個人住宅への浄化槽設置に対し補助金を交付しており、この
事業により、新たに 263 基(個人設置型 214 基、市設置型 49 基)の浄化槽が設置されまし
た。
平成 26 年度末における各地域の汚水処理施設の整備状況は次ページのとおりです。
19
○一関市汚水処理施設整備状況(平成 26 年度末)
資料:下水道課
20
⑻
地域
民間団体等の水質保全活動
実施団体等
事業名
実施日
主な内容
吸川ホタル探検会
7月5日
吸川探検隊
9月 20 日 吸川の水生生物調査
ホタルの観察
参加人数
53 人
吸川をきれい
にする会
約 30 人
動物種(ウシガエル、アメリカザリガニ、オ
侵略的外来種の防
一関
除作業
4∼11 月
ト ーブ自 然再
生 物 相 モニ タ リ ン グ
生協議会
調査
耕作放棄地のビオト
ープ化
千
里山自然学校
はずみの里
水質調査体験
弓手川結いネ
千川元気再生大
ットワーク
作戦
千川にサケ
第9回サケ移動大作
をよぶ会
戦
千川をきれ
いにする会
サケの稚魚放流
水辺の環境整備事業
「川の楽校」開設
東山
水辺の環境整
備実行委員会
外来植物(セイタカアワダチソウなど)の抜
き取り作業
久保川イーハ
花泉
オクチバスなど)の防除
通年
主に昆虫類、植物類、鳥類の生息調査
ササ・ススキの刈り払い、休耕田における
4∼12 月
ハノキ類・ヤナギ類の間伐及びヨシ原の
整備
7月 29 日
5月 11 日
11 月 15 日
2月 12 日
8月 26 日
金流川での清掃活動、生き物調査、パッ
クテスト
千川上流域及び支流域で空き缶など
のごみ拾い
色の御前滝により遡上できないサケを捕
獲し滝の上流に再放流
流域保育園の協力のもと千川にサケの
稚魚を放流
山谷川でのヤマメの稚魚放流、水生生物
調査
200 人
45 人
100 人
56 人
川の水質検査・分析 10 月 21 日 河川5ヶ所の水質検査及び現状分析
川の水生生物調査
11 月6日
河川5ヶ所の水生生物調査
10 人
サケの稚魚放流
2月 14 日 サケの稚魚(1万匹)の放流
30 人
門崎メダカの学校プ
ロジェクト
門崎地区農地
メダカ田んぼのお田
管理組合
植え会
川崎
メダカ観察会
NPO 法人
北上川サポー
ト協会
5月 18 日
8月1日
北上川クリーン大作 4月 27 日
戦
10 月 12 日
メダカビオトープで田植え体験、農作業体
験
ビオトープや付近の水路の生息する生き
物の観察
船を使用しての北上川のごみ拾い
※この他にも各地域において、自治会や環境団体等による河川清掃などの取り組みが行われています。
21
63 人
16 人
29 人
18 人
2-1
大気の状況【測定機関:岩手県】
一般環境大気については、昭和 56 年より竹山町地内一関地区合同庁舎内に、自動車排出ガ
スについては、平成 7 年より山目字三反田地内一関土木センター格納庫内に、それぞれ岩手県
が測定局を設置し常時監視を行っています。
平成 26 年度の各項目の年平均値は、ほぼ横ばいで推移しており、概ね良好な大気環境が維
持されています。
光化学オキシダント及び自動車排出ガス測定局の微小粒子状物質(PM2.5)が、環境基準を超
過しましたが、人の健康被害を防止するための注意報・注意喚起の発令には至っておりません。
環境基準超過の要因としては、アジア大陸からの汚染物質の流入や国内の自動車排出ガス等
が原因と推定されます。なお、全国平均と比較すると低い数値となっています。
市内に設置してある測定局の測定結果は、以下のとおりです。
※環境基準は、資料編 77 ページを参照
⑴
一般環境大気測定結果(竹山町)
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
二酸化硫黄(SO2)[ppm]
0.001
0.001
0.001
○
0.001
0.002
光化学オキシダント(OX)[ppm]
0.030
0.028
0.031
×
0.044
0.047
浮遊粒子状物質(SPM)[mg/㎥]
0.016
0.017
0.017
○
0.017
0.020
微小粒子状物質(PM2.5)[μg/㎥]
12.6
10.1
12.3
○
12.6
15.3
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
二酸化窒素(NO2)[ppm]
0.017
0.016
0.015
○
0.013
0.020
浮遊粒子状物質(SPM)[mg/㎥]
0.015
0.014
0.015
○
0.017
0.022
−
13.1
13.7
×
15.6
16.0
区
⑵
分
自動車排出ガス測定結果(山目字三反田)
区
分
微小粒子状物質(PM2.5)[μg/㎥]
⑶
環境基準 県内測定局 全国平均
達成状況 平均(H26) (H25)
環境基準 県内測定局 全国平均
達成状況 平均(H26) (H25)
有害大気汚染物質測定結果(山目字三反田)
物
質
平成
24 年度
名
ベンゼン
平成
25 年度
単位:μg/㎥
平成
26 年度
環境基準
達成状況
県内測定局
平均(H26)
全国平均
(H25)
1.0
0.98
0.98
○
0.7
1.1
トリクロロエチレン
0.033
0.021
0.064
○
3
0.53
テトラクロロエチレン
0.028
0.026
0.032
○
0.018
0.15
0.65
0.60
0.68
○
5
1.6
ジクロロメタン
⑷
ダイオキシン類測定結果(山目字三反田)
年度
測定値
平成 24 年度
0.0087
平成 25 年度
単位:pg-TEQ/m3
平成 26 年度
0.010
0.0065
環境基準
達成状況
○
県内測定局
平均(H26)※
0.011
全国平均
(H25)
0.023
※一般環境及び沿道の平均
22
2-2
大気の状況【測定機関:一関市】
⑴
降下ばいじん測定結果
降下ばいじんとは、大気中に排出されたばいじん(燃料その他の物の燃焼または熱源とし
て電気の使用に伴い発生するススや固体粒子)や風により地表から舞い上がった粉じん(物
の破壊、選別等の機械的処理又は鉱石や土砂の堆積に伴い発生し、又は飛散する物質)など
のうち、比較的粒径が大きく重いために大気中で浮かんでいられずに落下(降下)するもの、
あるいは雨や雪などに取り込まれて降下するものをいいます。
市では、降下ばいじん量の多い、東山地域の滝ノ沢、野平地区の2か所で降下ばいじん測
定を実施し、大気の監視を行っています。
○降下ばいじん測定結果(デポジットゲージ回収方式)
4月
調 査
箇 所
ばいじん
滝ノ沢
野
平
6月
pH
ばいじん
8月
pH
ばいじん
単位:t/k ㎡・30 日
10 月
pH
ばいじん
12 月
pH
ばいじん
2月
pH
ばいじん
pH
7.7
6.9
2.4
6.6
3.5
6.5
2.8
6.6
3.5
6.7
5.0
7.2
19.0
7.5
7.7
7.1
3.4
6.7
2.4
6.2
6.6
7.0
7.2
7.3
※降下ばいじんについては環境基準が設定されていませんが、汚染の目安(t/k ㎡・30 日)は以下の
とおりとなっています。
(※t/k ㎡・30 日とは、1k ㎡に 30 日間に降下したばいじんの量を表す。
)
10 未満:軽度、10 以上∼20 未満:中程度、20 以上∼30 未満:やや高度、30 以上:高度
参考:岩手県が平成 14 年度に北上市内で測定した降下ばいじんの測定値は 5.1(t/k ㎡・30 日)で
した。(平成 14 年度で測定終了)
⑵
酸性雪調査結果
石炭・石油(化石燃料)の燃焼などにより、硫黄酸化物や窒素酸化物が大気中に漂い、そ
れが雨に取り込まれ、あるいは粒子のまま地上に降ってくると酸性度の強い雨となることが
あります。これを酸性雨(pH「水素イオン濃度」5.6 以下)といいますが、欧米では酸性雨
の影響による土壌の酸性化などによって樹木が衰退し、湖沼や河川が酸性化することによっ
て魚類が減少するなどの被害もみられます。このように酸性雨は生態系に対して重大な影響
を及ぼすほか、文化遺産や建築物にも被害をもたらしています。
平成 26 年度も酸性雨の実態を把握するため、市役所駐車場において酸性雪による実態調
査を行いました。調査結果は以下のとおりで、酸性傾向を示しています。
貯水量合計
(ml)
pH 加重平均
導電率加重平均
(μS/cm)
年度
調査期間
平成 24 年度
1/22∼2/18
1,701
5.36
33.6
平成 25 年度
1/20∼2/17
5,522
4.77
25.9
平成 26 年度
1/19∼2/16
3,089
5.38
37.7
第1期
1/19∼1/26
415
5.20
53.6
第2期
1/26∼2/2
1,820
5.30
22.9
第3期
2/2∼2/9
54
6.70
測定不能
第4期
2/9∼2/16
800
5.90
65.5
盛岡市(平成 26 年度)
1/19∼2/16
5,105
4.65
39.1
仙台市(平成 26 年度)
1/19∼2/16
4,443
5.90
16.9
23
3
騒音の状況
⑴
環境騒音
市では、騒音規制法に基づく規制地域(都市計画区域)等の環境騒音を測定しています。
平成 26 年度の環境騒音の測定結果では、20 か所のうち 16 か所が環境基準に適合していま
す。(規制地域以外はA類型の基準を準用)※平成 26 年度から調査地点を変更
№
地域
測定地点
類
環境基準
平成 25 年度
平成 26 年度
型
昼
夜
昼
夜
昼
夜
1
旭町地内(大安寺橋付近)
C
65
60
51.5
52.5
53.9
48.0
2
大手町地内(文化センター)
C
65
60
56.2
44.7
53.4
48.9
3
大町地内(なのはなプラザ駐車場)
C
65
60
47.8
45.6
49.4
42.8
4
関が丘地内(関が丘中央公園)
A
55
45
39.7
35.8
43.2
34.5
5
竹山町地内(市役所)
C
60
50
59.4
50.6
57.8
48.3
末広二丁目地内(幸町児童公園)
B
55
45
46.4
38.4
49.3
44.8
7
山目字才天地内
A
55
45
43.6
39.2
50.4
41.4
8
山目町 2 丁目地内(中里公民館)
B
65
60
―
―
62.4
58.9
9
前堀地内(前堀浄水場)
C
65
60
―
―
60.9
54.8
10
三関字桜町地内(サン・アビリティーズ)
B
65
60
―
―
60.2
48.9
11
萩荘字高梨北方地内
A
60
55
56.8
43.6
59.0
44.9
6
一関
12
花泉
涌津字一ノ町地内(花泉支所)
―
(55)
(45)
―
―
52.4
39.0
13
大東
大原字川内地内(大東支所)
―
(55)
(45)
―
―
42.2
40.9
千厩字北方地内(千厩支所)
B
55
45
―
―
45.3
41.7
千厩字町裏地内(農村勤労福祉センター )
B
65
60
58.9
45.7
52.6
48.6
長坂字西本町地内(東山支所
B
55
45
―
―
53.8
45.1
長坂字町地内(東山大橋付近)
B
65
60
67.2
59.3
66.6
62.1
14
千厩
15
16
東山
17
18
室根
折壁字八幡沖地内(室根支所)
―
(55)
(45)
―
―
50.9
45.5
19
川崎
薄衣字諏訪前地内(川崎支所)
―
(55)
(45)
―
―
46.5
41.5
20
藤沢
藤沢字町裏地内(藤沢支所)
―
(55)
(45)
―
―
48.2
46.8
※太字は、環境基準を超えているもの。
※A類型:専ら住居の用に供される地域
B類型:主として住居の用に供される地域
C類型:相当数の住居と併せて商業、工業等の用に供される地域
24
②環境基準適合状況
区分
平成 25 年度
測定地点数
A類型
昼間 11
夜間 11
B類型
昼間 9
夜間 9
昼間 10
夜間 10
C類型
全
日
昼
平成 26 年度
間
夜
間
11
11
11
100%
100%
100%
8
8
8
88%
88%
88%
9
10
9
90%
100%
90%
測定地点数
昼間8
夜間8
昼間7
夜間7
昼間5
夜間5
全
日
昼
間
夜
間
6
8
6
63%
100%
63%
5
6
5
71%
86%
71%
5
5
5
100%
100%
100%
⑵
自動車騒音常時監視に係る評価
環境省が示した「騒音規制法第 18 条の規定に基づく自動車騒音の状況の常時監視に係る
事務の処理基準について」に基づき、市内の道路を5ヵ年計画で監視しています。
平成 26 年度は、21 区間において騒音測定及び評価を実施し、周辺住宅へ与える影響につ
いて評価を行った結果、97.8%が昼間・夜間とも基準を満たしている状況でした。
なお、評価結果は、道路管理者への騒音対策要望活動の基本資料として活用します。
○自動車騒音常時監視評価結果
路
線
名
東北縦貫自動
車道弘前線
東北縦貫自動
車道弘前線
市道東工業団地線
国道 4 号
国道 4 号
国道 4 号
国道 284 号
国道 342 号
国道 342 号
国道 342 号
国道 456 号
一関停車場線
一関北上線
一関大東線
一関大東線
一関大東線
一関大東線
弥栄金成線
弥栄金成線
薄衣舞川線
薄衣舞川線
合
計
評価区間
の始点
評価区間
の終点
延長
(km)
評価対
象住居
等戸数
昼間・
夜間と
も基準
値以下
昼間の
み基準
値以下
夜間の
み基準
値以下
昼間・
夜間と
も基準
値超過
萩荘
赤荻
3.3
147
147
0
0
0
赤荻
赤荻
1
43
43
0
0
0
狐禅寺
萩荘
山目
山目
幸町 3
厳美町
赤荻
宮坂町 1
大東町猿沢
駅前
山目
中央町 2 丁目 5
東山町松川
東山町松川
東山町長坂
弥栄
花泉町金沢
川崎町薄衣
舞川
滝沢
山目
山目
中里
萩荘
赤荻
山目
南町 4
大東町猿沢
新大町
中央町 2 丁目 3
狐禅寺
東山町松川
東山町長坂
東山町長坂
花泉町金沢
花泉町花泉
舞川
舞川
2.9
0.7
1.1
2.4
1.4
1.8
3.1
1.1
7.1
0.1
0.8
2.2
0.5
3.7
3.3
10.3
7
4.5
7.3
8
73
81
114
226
28
101
260
135
8
117
212
10
105
68
75
168
20
43
65.6
2,042
8
73
69
91
226
23
101
260
135
8
117
211
10
105
68
72
167
20
43
1,997
0
0
6
21
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
27
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
6
2
0
5
0
0
0
0
0
0
0
0
0
3
1
0
0
17
1.3%
0.05%
0.8%
25
97.8%
⑶
高速交通対策の状況
高速道路(東北縦貫自動車道)の騒音は、防音壁の設置等により環境基準を大きく超過す
ることはなくなりました。
新幹線走行に係る騒音は、環境基準を超過している測定地点がありました。
市では、この結果に基づき、岩手県高速交通公害対策連絡協議会を通じ、東日本高速道路
株式会社及び東日本旅客鉄道株式会社に対し対策を求めています。
①高速道騒音測定結果
№
調
査
地
地 域 の
点
等価騒音レベル dB(A)
類型
要請限度 dB(A)
昼間
夜間
昼間
夜間
1
赤荻字松ノ木地内
高速東側
特例
56
51
75
70
2
赤荻字松ノ木地内
高速西側
特例
63
63
75
70
3
赤荻字宮田地内
高速西側
特例
55
53
75
70
4
赤荻字上谷地地内
高速東側
A
55
50
70
65
5
赤荻字松ノ木地内
高速西側
特例
56
55
75
70
6
赤荻字口袋地内
高速西側
B
52
50
―
―
7
萩荘字境ノ神地内
高速西側
特例
57
53
75
70
8
赤荻字月町地内
高速東側
特例
56
54
75
70
9
赤荻字月町地内
高速西側
特例
60
56
75
70
10
萩荘字西田地内
高速東側
B
57
50
―
―
※用途未指定地域については、参考として、近接空間は「特例」、非近接空間には「B類型」をあ
てはめた。
②新幹線騒音測定地点
№
測定地点
軌道中心から
の距離
キロ程
構造
用途地域
環境基準
1
一関中学校西側
上り 25.0m
404.4k
盛土
未指定
Ⅱ
2
南十軒街
下り 25.0m
406.9k
高架橋
住居地域
Ⅰ
3
一関トンネル南
下り 25.0m
412.1k
高架橋
未指定
Ⅱ
新幹線騒音測定結果
一関中学校西側
年度
平成 24 年度
単位:dB
騒音レベル
環境基準
76
速度
75 以下
272km/h
×
○
○
平成 25 年度
75
75 以下
275km/h
平成 26 年度
73
75 以下
198km/h
26
適否
南十軒街(※平成 26 年度から調査地点変更)
年度
騒音レベル
単位:dB
環境基準
速度
適否
平成 24 年度
―
―
―
―
平成 25 年度
―
―
―
―
平成 26 年度
60
70 以下
131km/h
○
一関トンネル南口
年度
4
単位:dB
騒音レベル
環境基準
速度
適否
平成 24 年度
75
75 以下
256km/h
○
平成 25 年度
76
75 以下
280km/h
×
平成 26 年度
76
75 以下
266km/h
×
振動の状況
市では、振動規制法に基づく規制地域(都市計画区域)内の道路交通振動を測定しています。
平成 26 年度に実施した道路交通振動の測定結果は、すべての地点で要請基準を下回ってい
ます。
※環境基準は、資料編 83∼84 ページを参照
⑴
道路交通振動測定地点
№
1
2
3
4
5
6
7
8
9
地域
一関
千厩
東山
測定地点
市役所前
両磐酒造前
高梨交差点
大槻交差点
中里公民館前
釣山下
三関・小沢
一関東消防署
東山大橋
路線種
市道
市道
一般国道
一般国道
地方道
市道
市道
一般国道
主要地方道
区域の区分
第2種地域
第1種地域
第1種地域
第2種地域
第1種地域
第1種地域
第1種地域
第2種地域
第1種地域
⑵ 道路交通振動測定結果
①市役所前
年度
昼間
夜間
平成 23 年度
―
―
単位:dB
平成 24 年度
37.8
20.0
平成 25 年度
23.2
20.4
平成 26 年度
23.8
21.6
②両磐酒造前
年度
昼間
夜間
単位:dB
平成 23 年度
―
―
平成 24 年度
40.0
29.4
平成 25 年度
38.8
31.0
平成 26 年度
42.4
29.6
③高梨交差点
年度
昼間
夜間
要請基準
70
65
要請基準
65
60
単位:dB
平成 23 年度
―
―
平成 24 年度
46.0
38.4
27
平成 25 年度
46.6
40.6
平成 26 年度
45.0
38.8
要請基準
65
60
④大槻交差点
年度
単位:dB
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
要請基準
昼間
―
55.0
56.2
56.0
70
夜間
―
53.0
56.0
54.0
65
⑤中里公民館前
年度
単位:dB
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
要請基準
昼間
―
50.2
48.2
40.0
65
夜間
―
37.4
36.4
39.0
60
⑥釣山下
年度
単位:dB
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
要請基準
昼間
―
45.4
45.6
20.0
65
夜間
―
35.8
36.4
37.6
60
⑦三関・小沢
年度
単位:dB
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
要請基準
昼間
―
35.2
31.8
36.4
65
夜間
―
28.4
29.6
33.6
60
⑧一関東消防署
年度
単位:dB
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
要請基準
昼間
―
53.6
44.0
41.6
70
夜間
―
37.8
31.6
30.0
65
⑨東山大橋
年度
単位:dB
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
要請基準
昼間
―
40.8
42.8
38.0
65
夜間
―
27.6
26.8
34.0
60
資料:生活環境課
5
環境保全協定(公害防止協定)
市では、市内で事業活動を行う事業者との間で、その事業活動に伴って生じる環境汚染など
を未然に防止するため、事業者が取るべき措置について、市と事業者相互の合意により取り決
め、「環境保全協定(公害防止協定)」を締結しています。
従来の「公害防止協定」は、公害の未然防止を主な目的としていましたが、現在では、地球
環境の保全に向けて事業所が社会的・地域的役割を積極的に果たすといった内容も取り入れら
れ、「環境保全協定」として締結されています。
平成 26 年度末では 155 件の協定が締結されていますが、安全安心なまちづくりを環境面か
ら支える取り組みとして、各事業所の理解と協力を得ながら締結を進めます。
28
6
環境に関する苦情の状況
市には環境に関する様々な苦情が寄せられており、平成 26 年度は、190 件の苦情を取り扱
いました。
不法投棄が最も多く、啓発活動やごみ問題対策巡視員、警察などと連携しながら取り組みを
進める必要があります。その他には、畜産業などに起因する悪臭や事業所などからの騒音が多
く見られます。
また、寄せられた苦情には近隣トラブルなどに起因するものも多く見られ、地域のコミュニ
ティの希薄化が一因と考えられます。内訳は以下のとおりです。
区
分
平成
24 年度
主な内容
平成
25 年度
平成
26 年度
大気汚染
一般家庭による廃棄物焼却や野外焼却、事業所に
よる廃棄物の焼却
6
18
6
水質汚濁
水の汚れ・着色、家庭用灯油タンクや交通事故等
に伴う油漏れ
19
23
19
騒
音
住宅や事業活動に伴って発生する騒音
10
9
12
振
動
事業活動、交通機関の運行等に伴って発生する振
動
1
1
1
悪
臭
工場や農業等の事業活動に伴って発生する悪臭
10
18
23
不法投棄
廃棄物の投棄
99
100
126
そ の 他
動物の飼い方、害虫の発生、土地の管理、汚水処
理
9
12
3
154
181
190
合
計
資料:生活環境課
29
7
放射線の状況
平成 23 年に発生した東日本大震災における原子力発電所事故は、広範囲に放射線物質を拡
散させ、当市においても放射性セシウムの地表面への沈着や空間線量率の高い個所が確認され
ました。
市では、放射性物質汚染対処特別措置法に基づく除染実施計画を策定し、除染作業等の取組
を進めたほか、空間放射線量の測定や、学校給食食材・農林産物の放射性物質濃度の測定を行
いました。
⑴
空間放射線量の推移
当市における空間放射線量は、測定を開始した平成 23 年6月に比べ、平均で 38%まで低
減しています。
単位:μSv/h
測定場所
平成 23 年 6 月
平成 25 年 4 月
平成 26 年 3 月
平成 23 年 6 月比
一関市役所
0.17
0.09
0.07
41%
花泉支所
0.24
0.08
0.07
29%
大東支所
0.19
0.10
0.09
47%
千厩支所
0.24
0.10
0.09
38%
東山支所
0.24
0.12
0.09
38%
室根支所
0.34
0.14
0.12
35%
川崎支所
0.25
0.11
0.08
32%
藤沢支所
0.22
0.11
0.09
41%
資料:岩手県
⑵
放射線量低減対策
教育施設等のうち平均空間放射線量が毎時 0.23μSv 以上の 28 施設について、放射線量
低減対策(除染作業)を実施しました。
⑶ 空間放射線量の測定
① 教育施設・公共施設等の測定
市立小中学校及び私立を含む幼稚園・保育園・児童館等 128 施設を測定しました。
校庭・園庭の平均空間線量が毎時 0.23μSv 以上の施設はありませんでした。局所で
毎時 1.0μSv 以上の2施設、4箇所については、低減対策を実施しました。
② 住宅、事業所、市道の測定
住宅 18,621 世帯、事業所 2,418 箇所、市道 2,174 ㎞を測定しました。住宅・事業所
の平均空間放射線量が毎時 0.23μSv 以上の 19 戸について、放射線量低減対策を実施し
ました。測定結果は以下のとおりです。
また、市道については、1mの高さで、平均空間放射線量が毎時 0.23μSv 以上の路線
は 11 路線でした。
③ 継続測定
ア 毎日測定 市内2消防署(西・東)において毎日放射線量を測定しました。
イ 毎週測定 平成 23 年6月に測定した結果、各地域で高い数値が測定された教育施
設等 11 施設において、継続して週1回放射線量を測定しました。
30
○住宅・事業所測定結果
地域
大字
量(μSv/h)
0.23μSv/h 以上の
調査数
住宅・事業所数
真滝
0.10
4,401
萩荘
0.13
2,576
舞川
0.11
894
花泉
0.13
919
老松
0.16
23
金沢
0.12
746
千厩
0.11
2,729
小梨
0.12
534
清田
0.12
342
奥玉
0.11
895
磐清水
0.12
384
長坂
0.09
1,535
田河津
0.15
168
松川
0.10
756
折壁
0.13
1,174
2
矢越
0.14
643
6
薄衣
0.11
1,028
門崎
0.12
514
八沢
0.12
778
1
0.11
21,039
19
一関
花泉
千厩
東山
平均空間放射線
室根
川崎
藤沢
総計
1
1
8
⑷ 放射性物質濃度の測定
① 学校給食食材等の放射性物質濃度測定
小・中学校の給食食材及び提供した給食、幼稚園・保育園等で提供した給食の放射性
物質濃度測定を実施しました。測定した全ての給食が、不検出または国の基準を大きく
下回る結果となっており、提供した給食の安全が確認されました。
② 農林産物の放射性物質濃度測定
産直等での販売を目的として生産された農林産物及び自家消費を目的とした農林産物
の放射性物質濃度測定を実施しました。測定した 1,005 検体中基準値を超えたものは
53 検体でした。
※放射性セシウムの国の基準値
食品群
基準値(単位:ベクレル/㎏)
一般食品
100
乳児用食品
50
牛乳
50
飲料水
10
31
8
森林整備の状況
市では、森林の有する多面的な機能を発揮するよう計画的な森林の整備推進を図るため、森
林経営計画を作成する活動に対し、助成を行っています。平成 26 年度の対象森林面積は、
1081.16ha となっています。
また、松くい虫の繁殖源を除去し、健全な松林の育成・保全を図るため、被害木等の伐採除
去を行っています。平成 26 年度の駆除量は 3529.13 ㎥でした。
さらに、造林・保育事業として、地ごしらえ・植栽(補植)50.68ha、下刈 180.16ha、除間
伐 48.01ha、枝打ち 15.71ha などを実施しました。
なお、森林愛護団体数は 11 団体となっています。
⑴
第7回いわての森林(もり)の感謝祭
9月 20 日、陸前高田市において開催された「第7回いわての森林(もり)の感謝祭」
(主催:
岩手県、陸前高田市、一関市、
(公社)岩手県緑化推進委員会)に緑の少年団、一関地方森林
組合、一般参加者等 455 人が参加し、コナラ 600 本を植樹しました。
⑵
森は海の恋人植樹祭(室根地域)
「第 26 回森は海の恋人植樹祭」が、6月1日、矢越山「ひこばえの森」で開催され、全
国から約 1,500 人が参加しました。ブナ、ケヤキ、トチノキ、オオヤマザクラ、ミズナラ、
コナラ、ヤマボウシなどの広葉樹 40 種類 1,500 本を植樹しました。
⑶
いずみの森交流事業(花泉地域)
「いずみの森交流事業」が、8月3日及び 11 月8日に開催されました。地域住民など延
べ 168 人が参加し、花泉町悪法師堤周辺に抵抗性アカマツ 50 本及びあじさいの苗木 60 本の
植栽、森林学習並びに地域交流会を行いました。
どんぐりの森づくり大作戦(千地域)
二酸化炭素を削減し、豊かな千川を後世に残そうと、地域の子供らが参加して「どんぐ
りの森づくり大作戦」が京ノ森公園下で 10 月 30 日に開催されました。6回目となる今回
は、140 人が千川源流域にクヌギの苗木 750 本を植樹しました。
⑷
⑸
森林愛護団体の取り組み
地域
団体名
永井小学校
花泉
森林愛護少
年団
実施日
主な事業内容
参加人数
4月 19 日
ブロッコリーの植え付け
30 人
5月 14 日
田植え
38 人
5月 18 日
早朝環境整備作業
188 人
6月
花壇整備、花の苗の定植
115 人
6月 18 日
ブロッコリーの収穫と販売
32 人
8月 23 日
高倉山環境整備作業(紅梅の下草刈及び追肥)
49 人
:会場
高倉山広場
43 人
9月 24 日
稲刈り
10 月 4 日
早朝環境整備作業
189 人
11 月
サツマイモの収穫
30 人
12 月 12 日
餅米の販売
18 人
2月 21 日
収穫祭
47 人
32
地域
花泉
団体名
金沢自然愛
護少年団
実施日
主な事業内容
4月 15 日
金沢自然愛護少年団結団式
70 人
6月 10・11 日
集団宿泊学習(ウォークラリー、川遊び、野外炊飯)
29 人
7月
緑化活動(花の苗植え作業)
127 人
7月 27 日
刈生沢地区自然探索
106 人
10 月 22 日
公共施設の清掃
127 人
11 月 5日
森林教室:会場
11 月 14 日
森林作業体験学習(枝打ち)
:
会場
大東
興田自然愛
護少年団
参加人数
金沢小学校
70 人
花泉町金沢地内
4月 11 日
自然愛護少年団結団式
4月 20 日
地区毎クリーン作戦(ごみ拾い、道路清掃)
6月 18 日
環境ボランティアとの共同作業(花壇の球根掘り作
業)
7月 29 日
19 人
76 人
134 人
24 人
岩手県緑の少年団岩手県大会参加
:会場
八幡平市「岩手県民の森」
9月 20 日
いわての森林の感謝祭への参加
11 月
環境ボランティアとの共同作業(花壇整備)
21 人
38 人
24 人
5月 29 日
さつまいも苗植え
50 人
6月 15 日
花の苗植え作業
22 人
6∼10 月
さつまいもの世話・花壇整備
49 人
磐清水自然
9月 7日
通学路清掃「缶トリーロード」
49 人
愛護少年団
9月
防火ポスター取り組み
16 人
11 月4日
さつまいもほり
49 人
11 月 26 日
感謝祭
49 人
4月 23 日
PTA 総会・森林愛護少年団育成会総会
34 人
4月 25 日
奥玉森林愛護少年団結団式
33 人
4月 28 日
飛ヶ森キャンプ場開き参加:
32 人
会場
千
奥玉森林愛
護少年団
飛ヶ森キャンプ場
5月
農園堆肥ちらし・農園畝作り
6月
野菜作り(苗植え・水掛・草取り等)
6月 20 日
飛ヶ森キャンプ場満点星植樹活動
32 人
7月 24 日
全校クリーン作戦(放課後清掃)
124 人
9月 8日
環境整備(草取り清掃)
122 人
9月 11 日
環境整備(草取り清掃)
122 人
10 月3日
全校クリーン作戦(教室・特別教室)
122 人
11 月
野菜収穫(芋掘り)
119 人
収穫祭(やきいも大会)
119 人
19 人
119 人
12 月
農地整地
随時
奉仕活動(草取り)
110 人
〃
奉仕活動(雪かき)
110 人
33
33 人
地域
千
東山
団体名
実施日
主な事業内容
5月 28 日
学校農園整備、サツマイモ苗植え付け
50 人
6月 1日
黄金山キャンプ場開き参加(ミズバショウ植栽、式典参
18 人
小梨自然愛
加、うちばやし披露、黄金山トレッキング)
:
護少年団
会場
東山森林愛
護少年団
室根山自然
室根西自然
愛護少年団
黄金山キャンプ場
10 月 24 日
サツマイモ収穫、農園整備
50 人
6月 30 日
森林愛護少年団結団式
55 人
8月 26 日
水質調査(山谷川)
55 人
9月 18 日
森林学習会
55 人
9月 20 日
いわての森林の感謝祭:会場
4月 11 日
室根山自然愛護少年団結団式
4月 20 日
室根山山開きへの参加
48 人
7月 29 日
岩手県緑の少年団大会参加:
21 人
会場
愛護少年団
室根
参加人数
八幡平市
陸前高田市
53 人
100 人
岩手県民の森
7月 30 日
室根山クリーン作戦
通年
学校花壇の世話
4月 18 日
結団式
38 人
4月 19 日
育成会総会
31 人
4月 20 日
室根山山開きへの参加
38 人
5月 29 日
プール清掃・環境保全活動
6月 1日
森は海の恋人植樹祭への参加
10 月
環境保全活動(EM 菌発酵液作り・プールへの投入)
26 人
117 人
119 人
35 人
118 人
本吉町鮭捕獲場、孵化場見学
11 月 14 日
鮭の飼育学習
21 人
3月 6日
鮭の稚魚放流
22 人
21 人
3月 13 日
川崎
川崎自然愛
護少年団
4月 28∼30 日
お花見
97 人
4月 30 日
学校環境整備(校庭の草取り・石拾い)
93 人
5月7∼9日
学校環境整備(校庭の草取り・石拾い)
64 人
5月下旬
学級園(畑)の整備・野菜苗植え
6月 24 日
学校花壇の整備(整地作業、花苗植え)
56 人
7月 18 日
学校花壇の整備(除草作業)
26 人
8月 27∼29 日
環境整備作業
9月 5日
学校花壇の整備(除草作業)
26 人
11 月 25 日
学校花壇の片付け(球根植え)
35 人
6∼10 月
花の水やり
当番制
6∼10 月
学級園(畑)の水やり・野菜各種収穫
学級毎
160 人
101 人
当番制
資料:農地林務課
34
9
環境保全型農業の取り組み状況
一関市環境保全型農業推進方針に基づき、化学肥料及び農薬を使用せず、良質な堆肥等の有
機物資源の利用により、環境への負荷をできる限り低減し栽培した有機農産物の生産を推進す
ることとしています。このため有機農産物等生産者や関係機関・団体等により「一関地方有機
農業推進協議会」を組織し、有機農産物栽培技術の普及、販売促進及び消費者啓発活動に取り
組んでいます。
また、化学肥料及び農薬の使用量を5割以上減じて栽培する特別栽培農産物の生産推進、環
境保全型農業直接支払交付金事業の取り組みや土づくり、減化学肥料・減農薬などの環境に優
しい農業に取り組む農業者を対象とした「持続性の高い農業生産方式の導入計画(エコファー
マー)」の認定を行い、通常の栽培方法(慣行栽培)に比べ、環境に配慮した農業を推進して
います。市内の平成 26 年度におけるエコファーマーは、延べ 534 名となっています。
10
「いわて地球環境にやさしい事業所」の認定状況
岩手県では、地球温暖化を防止するため、平成 16 年度から二酸化炭素排出の抑制のための
措置を積極的に講じている事業所を「いわて地球環境にやさしい事業所」として認定していま
す。市内における認定事業者は以下のとおりです。
⑴
「いわて地球にやさしい事業所」認定の区分と基準
認定区分
★
★★
基
準
次の基準全てに該当していること。
①二酸化炭素の排出の抑制(電力、重油、ガス、自動車燃料等エネルギーの使用削減)
に向けた具体的な計画・取り組みを行っていること。
②従業員の通勤用マイカー利用による二酸化炭素の排出の抑制に向けた具体的な取り
組み(ノーマイカーデーの実施、マイカー通勤自粛の啓発、エコドライブ徹底の啓
発など)を行っていること。
③エコスタッフ(
「エコスタッフ養成セミナー」を受講した者)または、環境社会検定
試験(eco 検定)合格者であって1年以上事業所の環境活動に従事している者が常
駐していること。
上記★に加えて、環境マネジメントシステムを保有していること。
★★★
上記★★に加えて、ISO14001、IES(いわて環境マネジメントシステム)及びエコアク
ション 21 などの認証を取得していること。
★★★★
上記★★★に加えて、二酸化炭素の排出の抑制(電力、重油、ガス、自動車燃料等エ
ネルギーの使用削減)に向けた具体的な取り組みの成果が認められること。
資料:岩手県
35
⑵
市内の認定事業所
認
定
★★★★
事業所の名称
認定月日
SWS東日本株式会社
平成 26 年6月 26 日
三光化成株式会社一関工場
平成 27 年 11 月2日
三光化成株式会社一関第二工場
平成 27 年 11 月2日
ニッコー・ファインメック株式会社
平成 27 年 11 月2日
興栄通信工業株式会社
平成 28 年 1月 29 日
株式会社日ピス岩手一関工場
平成 28 年 1月 29 日
株式会社大昌電子
平成 25 年 5月 27 日
岩手工場
トーバン印刷株式会社
平成 25 年 5月 27 日
NECネットワークプロダクツ株式会社一関工場
平成 25 年 5月 27 日
一関糧運株式会社
平成 25 年 5月 27 日
株式会社一関LIXIL製作所
平成 25 年 5月 27 日
株式会社東北ウエノ
平成 25 年 11 月 25 日
四つ星
16 社
東磐運送株式会社
★★★
三つ星
3社
★★
二つ星
1社
★
一つ星
2社
本社・千営業所
平成 25 年 11 月 25 日
株式会社佐々木組
平成 26 年 1月 28 日
株式会社いわい
平成 27 年 11 月2日
株式会社金澤電気工業所
平成 28 年 1月 29 日
有限会社尾形建設
平成 28 年 1月 29 日
クリーンセンター花泉有限会社
平成 26 年 1月 28 日
北上製紙株式会社
平成 26 年 1月 28 日
大宝商事株式会社
平成 27 年 11 月2日
モバイルコミュニケーションズ株式会社
有限会社中村解体
au ショップ一関
平成 25 年 8月 6日
平成 27 年7月 31 日
資料:岩手県
36
基本方針3
1
資源が効果的に循環する地域社会づくり
有価物集団回収の状況
資源リサイクル事業を推進するため、有価物の集団回収を実施した団体に対し、報償金を交
付しており、昨年度は 994 万円を交付しました。
今後も多くの団体が取り組むよう普及啓発を図っていきます。
○有価物集団回収状況
年度
古紙類(kg)
ビン類(本)
交付団体
(延べ数)
平成 23 年度
95,510
1,679,804
199,164
333
721
平成 24 年度
104,792
1,859,557
194,676
341
767
平成 25 年度
105,209
1,834,138
163,835
330
757
平成 26 年度
110,989
1,763,775
142,465
335
766
一関
14,337
371,147
30,030
67
120
花泉
21,471
233,438
24,591
54
118
大東
26,639
383,173
28,953
72
222
千
19,152
287,375
15,904
57
135
東山
9,300
127,828
12,656
32
76
室根
5,789
112,409
8,960
19
32
川崎
6,332
89,437
8,326
31
57
藤沢
7,969
158,968
13,045
3
6
報償金単価:金属・古紙類 1 ㎏ 5 円、ビン類 1 本 4 円
※
2
金属類(kg)
資料:生活環境課
生ごみ処理機購入補助の状況
「可燃物」に占める「生ごみ」の割合は、約 10%となっています。市では、生ごみ処理機器
の購入に対し補助金を交付し、生ごみの減量に努めています。今後さらに普及促進を図るため、
関係団体と連携した講習会等の開催や広報等による周知を図っていきます。
⑴
生ごみ減量機器補助台数実績
年度
平成
24
年度
単位:台
一関
花泉
大東
千
東山
室根
川崎
藤沢
電動式生ごみ処理機
11
2
2
1
0
0
1
0
17
手動式生ごみ処理機
0
1
3
2
0
2
2
0
10
生ごみ処理容器
24
23
24
19
3
22
4
0
119
EM ボカシ処理容器
2
1
0
0
0
1
0
0
4
37
27
29
22
3
25
7
0
150
種類
計
37
合計
年度
平成
25
年度
一関
花泉
大東
千
東山
室根
川崎
藤沢
電動式生ごみ処理機
8
2
0
1
1
1
1
2
16
手動式生ごみ処理機
0
0
1
4
0
2
0
1
8
生ごみ処理容器
14
13
33
17
0
21
14
14
126
EM ボカシ処理容器
5
2
0
1
0
0
0
0
8
27
17
34
23
1
24
15
17
158
電動式生ごみ処理機
9
0
2
2
1
1
3
1
19
手動式生ごみ処理機
0
0
2
1
0
1
0
0
4
19
10
10
15
4
22
1
19
100
3
0
0
0
0
0
0
0
3
31
10
14
18
5
24
4
20
126
電動式生ごみ処理機
152
25
34
26
15
10
16
6
284
手動式生ごみ処理機
8
10
25
42
7
14
12
3
121
生ごみ処理容器
126
165
269
135
18
134
60
62
969
EM ボカシ処理容器
20
4
17
32
2
1
3
0
79
計
306
204
345
235
42
159
91
71
1,453
種類
計
平成
26
年度
生ごみ処理容器
EM ボカシ処理容器
計
平成
18
∼
26
年度
累計
※
3
合計
補助金は購入金額の1/2以内とし、次の額を上限とします。電動式生ごみ処理機:20,000 円、手動式生ごみ
処理機:7,000 円、生ごみ処理容器:2,000 円、EM ボカシ処理容器:1,000 円
資料:生活環境課
廃棄物収集・処理の状況
平成 26 年度の1人1日当たりの廃棄物排出量は 848gとなり、昨年度と比較すると若干増
加しました。リサイクル率は、昨年度と同じ 15.6%となっています。
国・県と比較すると、1人1日当たりの排出量は少ない状況ですが、リサイクル率が低い状
況となっており、リサイクル率の向上に向け、廃棄物分別の普及啓発を図る必要があります。
※1人1日当たりの廃棄物排出量:国 947 g/(人・日)、岩手県 945 g/(人・日)
※リサイクル率:国 20.6%、岩手県 17.4%
資料:一般廃棄物処理事業実態調査平成 26 年度実績
○廃棄物の収集・処理の状況
人 口
年度
(10/1 現
在) ①
総排出量
うち生活
うち事業
(t) ②
系廃棄物
系廃棄物
(t)
(t)
1 人 1 日当
リサイク
たりの排出
ル量
量(g)※2
(t)③
うち
リサイク
集団回収
ル率
量(t)
(%)※3
平成 22 年度 129,445
37,340
27,330
10,010
790
5,969
2,031
16.0
平成 23 年度 128,571
39,473
29,107
10,366
839
6,092
2,045
15.4
平成 24 年度 127,745
42,094
28,891
13,203
903
5,734
2,108
14.1
平成 25 年度 126,162
38,478
29,121
9,357
836
6,012
2,103
15.6
38,604
28,600
10,004
848
平成 26 年度 124,663
※1 人口は、各年 10 月 1 日現在 (H21、H22 は旧藤沢町含む)
※2 ②÷①÷365×1,000,000(H23 は 366)
※3 ③÷②×100
6,006
2,213
15.6
資料:一般廃棄物処理事業実態調査
38
4
使用済小型家電及び古着回収の状況
⑴ 使用済小型家電回収
一関地区広域行政組合では、平成 26 年 1 月から、使用済み小型家電を回収しています。
携帯電話やデジカメなどの小型家電には、貴重な金、銀、レアメタルなどの有用金属が多く
含まれています。これまで不燃物として処理していた小型家電を個別に回収し再資源化する
ことで、貴重な資源の有効活用と最終処分場の延命化が図られます。
回収は、一関市、平泉町内の庁舎、市民センター等の公共施設 45 カ所に設置した回収ボ
ックスと清掃センターで不燃物として排出されたものから対象品目をピックアップし、回収
しています。
○使用済小型家電資源化量
年度
⑵
単位:kg
ボックス
ピックアップ
合計
平成 25 年度(1∼3月)
※実証事業含む
2,910
5,210
8,120
平成 26 年度
9,080
11,460
20,540
合計
11,990
16,670
28,660
古着回収
資源の有効活用と焼却廃棄物の減量化のため、各家庭で不要になった古着の試験回収を 12
月 13 日に実施し、7,250kgの古着を回収しました。
回収された古着は、一部は国内でも使用され、残りは海外(東南アジア・アフリカ等) へ
輸出され再利用されます。衣類として再利用できないものは加工され車のクッション材など
として無駄なく利用されます。
5
ごみ問題対策巡視員の取り組み
廃棄物の排出の抑制、適正な分別及び再生利用の促進のため、各公衆衛生組合からごみ問題
対策巡視員 456 人が選任され、各地域でごみ集積所に排出される廃棄物の分別状況の巡視や不
法投棄の通報等の取り組みを行っています。
6
不法投棄の状況
不法投棄をなくすため、看板の設置などによる啓発活動を行うとともに、各地域の公衆衛生
組合連合会などが環境衛生パトロールを実施し、河川等の不法投棄廃棄物の回収を行っていま
す。
また、監視カメラを設置し、監視を強化しています。
今後も、ポイ捨て条例の周知、粗大ごみ等の処理方法の周知、ごみ問題対策巡視員による巡
視、その他の施策等と合わせて不法投棄の抑止を図ります。
39
○不法投棄の状況
年度
単位:t
一関清掃
大東清掃
センター
センター
合計
廃家電
テレビ 91 台、冷蔵庫20 台、
平成 22 年度
12.44
8.62
21.06
平成 23 年度
10.04
9.49
19.53 テレビ 52 台、冷蔵庫 15 台、洗濯機 10 台
平成 24 年度
7.16
5.46
12.62 テレビ 69 台、冷蔵庫 12 台、洗濯機 12 台
平成 25 年度
9.97
3.89
13.86 テレビ 135 台、冷蔵庫 22 台、洗濯機 20 台
平成 26 年度
5.90
4.06
9.96
洗濯機10 台、エアコン1 台
テレビ 109 台、冷蔵庫 14 台
洗濯機 8 台、エアコン 1 台
資料:一関地区広域行政組合、生活環境課
7
農業用廃プラスチックの回収状況
農業用廃プラスチックは、産業廃棄物に該当し適正な処理が義務づけられています。
市では、農業者の負担軽減を図るため、処理費用の一部を補助し、個人焼却、不法投棄など
の違法処理に歯止めをかけるとともに、再生可能な農業用廃プラスチックをリサイクル処理し
ています。
○農業用廃プラ回収状況
平成 22 年度
51,425
単位:㎏
平成 23 年度
平成 24 年度
65,645
51,339
平成 25 年度
61,980
平成 26 年度
53,964
資料:農政課
8
ポイ捨て防止条例
たばこの吸い殻、空き缶等の散乱の防止等、市、市民及び事業者の協働によるポイ捨て等の
ないきれいなまちづくりを推進し、快適な生活環境を確保することを目的として、平成 19 年
6月1日から「一関市ポイ捨てのないきれいなまちづくり条例」が施行されました。
条例の趣旨を広く市民にアピールするため、市職員等による率先活動として、毎年6月上旬
に庁舎周辺などでポイ捨てごみの清掃活動を行っています。
また、ポスター、のぼり旗、看板などによりポイ捨て、不法投棄防止を呼びかけています。
40
9
エコショップいわて認定制度
「エコショップ」とは、廃棄物の減量化やリサイクルに積極的に取り組む店舗のことです。
エコショップいわて認定制度では、岩手県から認定店に認定証と認定プレートが贈られ、認
定された店舗は環境に配慮している事業所としての姿勢を広くアピールすることができます。
⑴
認定の手続きについて
認定には、次のような取り組みなどが必要です。
・岩手県内に所在する「小売店」であること。
・ごみの減量化やリサイクル促進のための取組計画が作成されていること。
・取組計画に、取組基本項目※の中で実現可能な項目のうち、5項目以上を取組項目として定めて
いること。
・取組計画に沿った取り組みが概ね3ヶ月以上行われていること。
・取り組みの結果について、自己評価がなされ、以後の取り組み計画に反映されていること。
※取組基本項目:①ごみの減量化(レジ袋配付の削減、食べ残しの削減等)②リサイクルの促進
(トレイ回収、生ごみの再資源化等)
、③店舗の排出抑制(廃棄物の排出抑制等)、④消費者へ
の3Rの呼びかけ、⑤その他のごみの減量・リサイクルの推進について、小売店は 15 項目、飲
食店は 14 項目を設定。
⑵
市内の「エコショップいわて」認定店
No
認定年度
事業所の名称
地域
1
平成 16 年度
ジョイス三関店
一関
2
平成 16 年度
コープ一関 COLZA
一関
3
平成 18 年度
エコー
一関
4
平成 18 年度
丸江スーパー花泉店
花泉
5
平成 18 年度
丸江スーパー駅前店
一関
6
平成 19 年度
イオンスーパーセンター一関店
一関
7
平成 19 年度
薬王堂
一関三関店
一関
8
平成 19 年度
薬王堂
一関山目店
一関
9
平成 19 年度
薬王堂
岩手川崎店
川崎
10
平成 19 年度
薬王堂
一関花泉店
花泉
11
平成 21 年度
ニューデイズミニ一関 1 号
一関
12
平成 21 年度
ニューデイズミニ一関 6 号
一関
13
平成 22 年度
マイヤ
千店
千
14
平成 22 年度
薬王堂
一関東山店
東山
15
平成 24 年度
ベルプラスせんまや店
千
16
平成 24 年度
薬王堂一関藤沢店
藤沢
17
平成 24 年度
薬王堂一関千店
千
資料:岩手県
41
基本方針4
1
住みつづけたい、訪れたい魅力ある環境づくり
景観形成に関する取り組み
当市は、平成 17 年 12 月に景観法に基づく景観行政団体となり、平成 18 年3月に世界文化
遺産拡張登録を目指す「本寺地区」において先行的に景観計画を策定し、平成 21 年3月にそ
の他市全域を対象とする景観計画(平成 23 年9月に藤沢地域を追加)を策定し、良好な景観
の維持・保全・創出に取り組んでいます。
⑴
景観計画区域内の届出等件数
景観計画に基づく景観まちづくりを推進するため、建築物の建築等、工作物の建設等、そ
の他開発行為や土石、廃棄物、再生資源、その他の物件の堆積などの対象行為に該当する場
合、届出・通知を行わなくてはならないこととしています。
本寺地区
その他市全域
合計
区分
届出
通知
計
届出
通知
計
平成 23 年度
7
8
15
52
23
75
90
平成 24 年度
2
3
5
64
24
88
93
平成 25 年度
2
2
4
51
26
77
81
平成 26 年度
1
0
1
53
9
62
63
資料:都市整備課
※
届出:民間の行為
通知:官公庁等
※
一関市景観まちづくり条例施行(平成 21 年7月)以降の状況、それ以前は岩手県景観条例により県に進達
していた。
○届出対象行為(主な内容)
区分
規 模 等
建築物
高さ 13mまたは延べ面積 1,000 ㎡を超えるもの
工作物
高さ 13mまたは築造面積 1,000 ㎡を超えるもの
土石、廃棄物、再生資源、そ
高さ5mまたは面積 1,000 ㎡を超え、かつ堆積期間が 90 日を超え
の他の物件の堆積
るもの
開発行為、土地の形質の変更
など
都市計画区域内で 3,000 ㎡、区域外では 10,000 ㎡、のり面の高さ
5mかつ長さ 10mを超えるもの
⑵
景観まちづくり団体等の認定
市では、良好な景観まちづくりの推進を目的として、景観づくりに寄与する自主的な活動
を行うと認められる団体を景観まちづくり(むらづくり)団体として認定しており、現在、
3団体が認定されています。
42
○一関市景観まちづくり(本寺地区景観むらづくり住民)団体
№
団体名
景観計画
認定月日
本寺地区
平成 19 年 11 月 30 日
1
本寺地区地域づくり推進協議会
2
(社)岩手県建築士会一関支部
一関市
平成 24 年1月 19 日
3
かやぶき民家を残す会
一関市
平成 24 年3月8日
4
NPO 一関のなかなか遺産を考える会
一関市
平成 26 年7月 25 日
資料:都市整備課
⑶ 景観まちづくり事業補助金 (活動支援補助金)
市民協働による地域の特性を生かした景観の向上に資する景観まちづくりの普及を促進す
るため、自主的かつ継続的に景観まちづくりに寄与する活動に対し一部を補助しています。平
成 26 年度は3団体に補助を行いました。
○平成 26 年度 補助金交付団体
団体名
補助金額(千円)
かやぶき民家を残す会
128
NPO 一関のなかなか遺産を考え
379
る会
(社)岩手県建築士会一関支部
80
主な活動内容
屋根ふき職人育成及びかやぶき祭り開催
なかなか遺産記念講演会、なかなか遺産の視
察
景観まちづくり講演会の開催
資料:都市整備課
⑷
本寺地区景観形成事業補助金
一関市本寺地区景観計画に基づき景観形成の推進を図るため、本寺地区景観計画区域におい
て景観形成事業を行う場合に要する経費に対し補助をしておりますが、平成 26 年度は補助を
行いませんでした。
新築等
件数
修繕等
補助金額(千円)
件数
補助金額(千円)
平成 23 年度
0
0
1
222
平成 24 年度
1
777
0
0
平成 25 年度
1
1,000
0
0
平成 26 年度
0
0
0
0
資料:都市整備課
43
⑸
本寺地区地域づくり推進協議会等の活動(景観・環境保全関係)
事業名
実施日
水路維持保全ボラン
4月 19 日
ティア作業
11 月 15 日
骨寺村荘園遺跡コア
ゾーン内除草作業
主な内容
参加人数
約 160 人
農業用水路(土水路)の泥上げ浚渫作業
約 160 人
6月 15 日
8月3日
市道及び本寺川における除草作業
9月 21 日
ホタルを見る会
6月 29 日
7月6日
国県道草刈り作業
8月 24 日
ホタルの観察会(博物館主催)
約 30 人
国道及び県道の草刈り作業
資料:骨寺荘園室
※ 本寺地区地域づくり推進協議会:
重要文化的景観に選定された区域が属する地域住民により「本寺地区地域づくり推進協議会」を組
織し、景観阻害物の撤去など景観保全活動や農作業体験イベント、遺跡めぐりなどの地域づくり活動を
展開しています。
⑹
いちのせき百景
景観に対する啓発や意識向上、観光振興の観点から資源の発掘等を目的とした「いちのせき
百景」の募集を行い、現在 112 件が登録されています。
地域
主な風景・景観
一関
須川、厳美渓、釣山公園
花泉
上油田の笠松、亥年集落の田園風景
大東
山吹城跡、大原山吹地区の棚田、小黒滝
千
千横屋(酒のくら交流施設)
、村上家住宅、黄金山キャンプ場
東山
げいび渓、幽玄洞、旧松川石灰工場と賢治のミュージアム「太陽と風の家」
室根
室根山、室根山の三十三観音様、歌のある寺と高野槇のある風景(矢越字千刈田)
川崎
北上大橋と北上川、薄衣の笠松、薄衣城跡から見た北上川
藤沢
大籠カトリック教会、八沢の桜、砂子田川花回廊
資料:都市整備課
2
公園緑地の整備状況
市では、市民の憩いの場、自然に親しむ場として、公園緑地の整備を行っています。
平成 26 年度末現在の整備状況は以下のとおりです。
○公園緑地整備状況
区
単位:ha
街区
公園
分
平成
25
年度
公園数
平成
26
年度
近隣
公園
地区
公園
都市
緑地
運動
公園
総合
公園
風致
公園
市公
園等
総数
69
4
2
3
1
3
1
27
110
積
10.42
4.72
9.38
19.17
21.20
66.67
1.08
48.68
182.13
公園数
69
4
2
3
1
3
1
27
110
10.42
4.72
9.38
19.17
21.20
66.67
1.08
51.33
184.78
面
面
積
資料:都市整備課
44
基本方針5
1
環境を考え、行動する人づくり、組織づくり
環境教育事業
地球温暖化や身近な自然の減少など、現在の環境問題を解決し、持続可能な社会をつくって
いくためには、行政のみならず、市民、事業者、民間団体が積極的に環境保全活動に取り組む
ことが必要です。国では、
「環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律」を制定し、
幅広い実践的人材づくりに向けて、環境保全活動、環境教育、協働取組を推進していくことと
しています。
実施団体等
国体推進室
事業名
歓迎おもてなし
クリーンアップ月間
実施日
10 月1日
∼31 日
主な内容
参加人数
全国から訪れる皆さんをきれいなまちでお
迎えするため、市民一丸となった環境美
180 人
化活動を推進
平成 25 年エネルギ
都市整備課
ー基準に基づく省
エネ 措 置 の 届 出解
2月 26 日
省エネルギー基準の計算方法が改正され
たことに伴う講習会
30 人
説講習会
いちのせき賑わい
「ど市」
生活環境課
ふれあいエ
一
コ・ゼミナー
関
ル実行委員
地
会(生活環
域
境課)
環境コーナー出展
7月5日
9月6日
住宅祭
10 月18 日
環境コーナー出展
10 月19 日
ザPRのための再生自転車の無料抽選会
の実施
3R啓発パネル、リサイクル品の展示
親子による宇宙と地球規模の仕組みを講
環境と科学のひとと
き∼親子で楽しむエ
3Rについての展示、説明、リサイクルプラ
9月 28 日
話や実験で学ぶ
25 人
講師:一関工業高等専門学校職員
コサイエンス∼
「環境に適応する縄文人」
環境講演会
10 月 15 日 講師:岩手県立博物館 専門学芸員
150 人
八木 勝枝 氏
山目公民館
狐禅寺公民
館
厳美公民館
萩荘公民館
学びの土曜塾
自然体験教室
ビー・アンビシャス
長寿大学環境講演
会
自然観察会
弥栄公民館
カヌー体験
6月4日
6月 14 日
10 月4日
9月 21 日
親子探検ツアー∼配志和神社の歴史と蘭
梅山の自然観察
11 人
川遊び、生物さがし
20 人
北上川カヌー体験
12 人
「市民発電所のこれからと地球温暖化」
10 月 24 日 講師:岩手県地球温暖化防止委員
30 人
薄井 信次氏
6月 26 日
鉱山植物を観察し環境問題を考える(須
18 人
9月 30 日
川高原・八幡平)
16 人
9月 21 日
北上川でのカヌー体験
45
実施団体等
事業名
自然観察会「早春の
花ミズバショウ」
実施日
4月 19 日
20 日
4月 26 日
体験」
自然観察会「野鳥観
察会」
自然観察会「山菜教
室」
自然観察会「木々の
一
関
いちのせき
花を見てみよう」
地
健康の森
自然観察会「エゾハ
域
ルゼミとノビネチドリ」
自然観察会「紫の花
アズマギク」
雪が残る祭畤山のふもとに咲くミズバショ
ウの花を観察
自然観察会「スプリ
ングエフェメラルを
主な内容
スプリングエフェメラル(春の妖精)といわ
れる花々を観察
参加人数
16 人
4人
5月3日
この時期にやってくる夏鳥を観察
6人
5月 10 日
山菜を探しながらの自然観察会
11 人
5月 17 日
祭畤山の木々に咲く花を観察
4人
5月 24 日
エゾハルゼミとノビネチドリの花を観察
7人
5月 31 日
紫の花アズマギクを中心に観察
4人
ウゴツクバネウツギとタニウツギを観察
2人
真湯渓谷の美しい紅葉を歩いて観察
19 人
自然観察会「ウゴツ
クバネウツギとタニウ
6月7日
ツギ」
自然観察会「真湯渓
谷の紅葉」
自然観察会「かんじ
きでの冬芽の観察」
10 月 25 日
26 日
3月 28 日
かんじきを履いて森に入り、春を待つ冬芽
を観察
10 人
岩手県緑化
推進委員会
一関支部大
緑化木配布事業
4月 17 日
枝垂桜等の苗木の配布(希望があった 20
行政区へ)
東分会
東
猿沢公民館
「旬の野菜でエコク
9月5日
ッキング」
地
域
環境問題を考えながら、保温効果の高い
成人講座
大
曽慶公民館
曽慶婦人会
蛍を見つけに行こ
う!ホタル観賞会
曽慶婦人会資源回
収
体験講座
「川の探検」事前学
厩
奥玉公民館
地
奥玉小学校
域
7月6日
曽慶川でのホタルの観賞、恐竜折り紙教
室
4月 27 日
婦人会員による資源回収(新聞紙、広告、
8月 31 日
雑誌、段ボール、空き缶、牛乳パック、ビ
11 月 24 日
ール瓶)
26 人
各回約
30 人
地域の川で水生生物調査を実施する前
8月 26 日
習会
に①川に棲んでいる生物について②奥玉
の川と他の川の違い③きれいな川を守る
20 人
にはどうしたらよいか について学習
奥玉少年自然奉仕
体験講座
29 人
ぶ
奥玉少年自然奉仕
千
なべぼうしを使って省エネでの料理を学
奥玉地区内を流れる千厩川 2 か所で水
8月 29 日
「川の探検」
生生物調査を行い、川の汚れと生物の関
係について学習
46
20 人
実施団体等
事業名
実施日
参加人数
主な内容
奥玉公民館
千
奥玉小学校
厩
飛ケ森キャ
飛ケ森キャンプ場で
地
ンプ場をき
の植樹体験
域
れいにする
飛ケ森キャンプ場をきれいにする会が、岩
6月 20 日
手県緑化推進委員会から配布を受けたソ
メイヨシノの苗木を、奥玉小学校5、6年生
30 人
の児童が会員とともに植樹を実施
会
東
山
地
域
建設水道課
砂鉄川一斉清掃
田河津公民
さわやか出前講座
館
(夏山婦人会)
藤
第6区自治
環境緑化木苗木植
沢
会
栽事業
地
第 29 区自
環境緑化木苗木植
域
治会
栽事業
7月 12 日
10 月 11 日
19 日
河川愛護月間と併せ、砂鉄川河川敷等の
清掃活動
エコクラフトバッグづくり
15 人
11 月 16 日
自治会館敷地にソメイヨシノ6本植栽
11 月 20 日
地域内の道路沿いにサツキ5本、イロハモ
∼28 日
15 人
ミジ4本、シダレ桜2本を植栽
5人
2人
※この他にも各地域において、自治会や環境団体等による取り組みが行われています。
2
小中学校での環境に関する取り組み
各小中学校では、総合的な学習の時間などを利用した環境学習や児童会・生徒会を中心とし
た環境保全活動等に取り組んでいます。
平成 26 年度における各学校の主な取り組み状況は以下のとおりです。
⑴
小学校
学校名
山目
小学校
赤荻
小学校
実施時期
学年
4∼11 月
全学年
4∼11 月
環境委員会
7∼8月
4年
通年
環境委員会
通年
5∼10 月
事業名
主な内容
学級園の活用
野菜や花を栽培し、観察や収穫
花壇の整備
プランターに花の苗を植え、水やり等の世話
地球温暖化を防ごう隊
家庭での節電・節水、エコバッグ持参など
節電・節水の点検、呼び
校舎内の節電・節水を定期的に点検し、放送
かけ
やポスターで全校に呼びかけ
全学年
リサイクル活動
アルミ缶・スチール缶の回収
1年
一人一鉢栽培
あさがお・チューリップの栽培
各学年で栽培する野菜や花を決め、種まき・
中里
小学校
5∼10 月
2∼6年
学級園の活用
苗植えをし、草取り・水やり等の世話や観察、
収穫
5∼11 月
保健美化委員
会
花壇の整備
花壇に花を植え、草取りや水やり等の世話
47
学校名
実施時期
学年
通年
全学年
4・11 月
滝沢
小学校
南
小学校
弥栄
小学校
萩荘
小学校
4∼6年
事業名
主な内容
牛乳パックリサイクル活
給食で飲んだ牛乳のパックを洗浄し、乾燥さ
動
せて回収業者へ引渡し
EM 発酵液によるプール
水浄化活動
EM 発酵液を米のとぎ汁を使って培養し、プ
ールに投入。プール清掃時に合成洗剤を使
用しない運動を実施
月1回の集団登校時、通学路に落ちているご
5∼10 月
全学年
クリーン作戦
9月
5年
滝沢川水生生物調査
9月
5年
モクズガニ放流体験
4月
4年
4・11 月
4年
通年
全学年
リサイクル活動
6・11 月
全学年
クリーンアップ運動
5∼11 月
全学年
花壇整備・野菜作り
5∼10 月
5・6年
米作り体験
6月
4年
7月
全学年
9月
3年
水生生物調査
9月
4年
浄水場見学
4月
全学年
5月
1・2学年
みを地域のボランティアとともに清掃
県で行っている事業に参加。水生生物を調
査して身近な環境問題への意識を啓発
NPO北上川流域河川生態系保全協会が育
てているモクズガニの稚蟹を滝沢川に放流
EM 菌によるプール水浄
ペットボトルに EM 発酵液を作り、プールに投
化活動
入
EM発酵液によるプール
EM発酵液作り、プール投入、合成洗剤を使
水浄化活
用しないプール清掃を実施
給食で飲み終わった牛乳パックを洗浄・乾燥
させ、福祉作業所へ引渡し
通学路及び学校周辺道路のごみ拾い
球根堀り、花苗・野菜苗植え、種まき、草とり、
水やり、観察、収穫
田植え、稲刈り
清掃センター見学
一関清掃センターを見学し、可燃物、不燃
物、資源ごみ等の処理の仕組みの学習
PTA 合同で、学区の全世帯の協力で空き
資源回収
缶、段ボール、古紙等の回収
久保川の水生生物の調査
脇田郷浄水場を見学し、市内の水源、水道
の仕組みについての学習
「厳美渓をきれいにする会」とPTAボランティ
厳美渓畔清掃
アとともに、厳美渓周辺のごみ拾い活動
まつるべ探検隊
「健康の森」に講師を依頼し、自然とふれあう
活動
JA事業として地域の 農家の方の協力 を得
厳美
小学校
5∼11 月
5学年
稲を育てよう
て、田植え、田の草取り、かかし立て、稲刈り
等の体験活動
5∼11 月
全学年
学級園及び学校園栽培
JAさんの協力を得て、野菜を栽培し、観察や
活動
収穫の活動
「厳美渓をきれいにする会」の方々と本寺小
11 月
6学年
厳美渓巣箱清掃
学校の高学年とともに厳美渓にある巣箱の清
掃、巣箱のかけかえ活動
48
学校名
本寺
小学校
舞川
小学校
実施時期
学年
5∼3月
全学年
4∼10 月
全学年
6月
全学年
8月
全学年
9月
3・4年
4・10 月
3∼6年
5∼10 月
涌津
小学校
ペットボトルキャップ改修
(JRC活動)
主な内容
毎月初めにペットボトルキャップを回収
種蒔き、苗植え、草取り、水やり、収穫、、片
野菜づくり
付け
岩手宮城内陸地震遺構
付近の清掃
遺構近くの公園、展望台の清掃、草取り
資源回収・親子清掃活
地域から紙類・びん類・缶類の回収、校舎内
動(PTA活動)
外の清掃
河川の水質調査
本寺川の水生生物調査を通した水質調査
EM 発酵液の投入による
米のとぎ汁で EM 発酵液を作り、プールに投
プール汚水の浄化活動
入
全学年
環境美化
校庭や歩道等、学校周囲の草取り
5∼10 月
全学年
野菜作り
5∼10 月
全学年
花壇作り
8月
永井
小学校
事業名
全学年
PTA
種まき・苗植え、草取り・水やり、観察、収穫、
畑の後片付け
球根掘り、花の苗植え、草土地、球根上、花
壇の後片付け
資源回収
アルミ缶、古新聞、ビン等の回収
もち米の栽培
5∼10 月
5年
食糧生産活動
8月
6年
森林愛護活動
6∼10 月
全学年
環境美化
花壇作り
通年
全学年
リサイクル活動
牛乳パックを回収し、福祉施設へ提供
6・9月
全学年
環境美化
3∼6月
3年
食糧生産活動
3学年児童によるブロッコリー栽培
通年
全学年
リサイクル活動
牛乳パックを回収し、福祉施設へ提供
5∼10 月
1∼4年
野菜作り
5∼11 月
4∼6年
花壇整備
5∼10 月
5年
6学年 PTA の親子行事として高倉山の紅梅
(本校が 17 年に植林したもの)の追肥
全校 PTA 活動として校庭整備(保護者ととも
に)
苗植え、草取り、水やり、観察、収穫、畑の後
始末
球根掘り、花の苗植え、草取り、水やり(委員
会)
米作り体験
田植え、稲刈り体験
テレビ・ゲーム・パソコン
7、11、2月
全学年
を消して読書する共同
行動2014
1週間の期間を設けて、普段であればつけて
いるテレビ・ゲーム・パソコンを消した時間を
合計し、ESD 円卓会議に報告(2回)、1回は
学校独自で取り組み、節電の意識を高める
49
学校名
油島
小学校
実施時期
学年
事業名
5∼11月
全学年
環境整備
10∼11 月
全学年
菜の花プロジェクト
通年
全学年
リサイクル運動
通年
全学年
リサイクル活動
通年
全学年
環境美化
主な内容
地域の方々の協力のもと、花の苗植えや世
話
菜の花の一人一鉢運動、地域の方々の指導
を受け菜の花の種まき
毎週木曜日に空き缶を回収
アルミ缶回収(毎週火曜日福祉ボランティア
委員会)
花壇づくり(各学年)、プランターづくり・遊具周
辺の草取り(委員会)
毎月 23 日(読書の日)を含む1週間を「親子ノ
通年
全学年
ノーメディア読書共同行
ーメディア読書週間」とし、親子で読んだ本を
動 2014
「親子読書貯金通帳」に書いていく取組。取
組結果は年 2 回 ESD 円卓会議に報告
5∼11 月
5∼11 月
1・2年
特別支援学級
5年
花泉
小学校
5月
老松
小学校
全学年
さつまいも栽培
さつまいもの苗植え、維持管理、収穫祭
一人一人が種から米になるまでを観察しなが
バケツ稲栽培
ら栽培
プール水浄化活動(EM
発酵液)及びプール清掃
5学年が事前に EM 発酵液を作りそれを使っ
てプール水を浄化。プール内の清掃及びプ
ール周辺の草取り
金流川の水質、水生生
講師を招いて、学校の裏を流れる金流川の
物調査
水質と水生生物を調査
祭畤、桂沢の水生生物
宿泊学習の取組の一つ。川の下流(金流川)
調査
と上流(桂沢)の水生生物を比較して考える
清掃センター見学
施設見学
地球温暖化防ごう隊活
推進員を招いて学習し自分ができるエコ活動
動
について考える
地球温暖化防ごう隊活
節電や節水、空気や水を汚さない等のエコ
動
活動の実践
4年生
清掃センター見学
施設見学
8月
5年生
宿泊学習
川遊び、須川岳登山
9月
4年生
浄水場見学
施設見学
4∼10 月
1年生
あさがおの栽培
種まき、水やり、草取り、観察、種取り
5∼11 月
4年生
へちまの栽培
種まき、水やり、草取り、観察、種の収穫
4∼11 月
全学年
野菜作り
種まき、苗植え、水やり、草取り、収穫
通年
全学年
リサイクル活動
通年
全学年
花壇の整備
通年
全学年
米作り
7月
5年
9月
5年
11 月
4年
11 月
5年
11∼12 月
5年
6月
牛乳パックを洗って乾燥させ、授産施設に引
渡し
花壇に球根を植える、草取り
田植え、稲刈り、収穫、収穫したお米で餅を
作り、地域の人と交流しながら会食
50
学校名
金沢
小学校
実施時期
学年
10 月
全学年
奉仕活動
地区の清掃
7月
1・2年
川遊び
川遊びを通して水辺の生き物と触れあう
通年
3・4年
金沢の自然を学ぼう
地域の自然を調査
通年
5年
米栽培
田を借りての稲作体験
8・1月
大原
小学校
興田
小学校
全学年・PTA 資源回収
主な内容
古新聞、空き缶などの資源回収
11 月
4年
森林教室
森林が果たす役割などについて学習
11 月
4∼6年
森林体験
除伐作業の体験
5∼11 月
全学年
野菜・花壇づくり
球根掘り、花苗・野菜苗植え、花壇整理
6月
全学年
プール清掃
プール清掃
6月
9月
12∼1 月
大東
小学校
事業名
4∼6年
科学クラブ
4年
5・6年
学校付近の川に生息する生き物の観察・調
水生生物調査
査
浄水場見学
浄水施設の見学
「地球温暖化を防ごう報
告隊」の実施
使わない照明は消す、コンセントのプラグを
抜く、テレビをつけっ放しにしない等の取り組
み
5∼10 月
5年
米作り体験
田植え、稲刈り、脱穀体験
8月
全学年
9月
3年
水生生物調査
河川の水生生物の観察、水質調査
9月
4年
浄水場見学
浄水施設の見学
10 月
4年
清掃センター見学
焼却施設、リサイクルセンターの見学
5・11 月
全学年
EMによるプール水浄化
全校による米のとぎ汁集め、環境委員会によ
活動
るEM作り及びプール投入
6∼11 月
4年
5∼11 月
全学年
6∼8月
3年
興田川を調べよう
川遊び、水生生物調査
5∼10 月
4年
りんご栽培体験
花摘み、摘果、葉摘み、玉回し、収穫
7月
5・6年
ガードレール清掃
学校近辺のガードレールを、水拭きで清掃
8月
6年
9月
5年
2月
1∼3年
新聞・古雑誌・空き缶・段ボールなどの回収
資源回収
(PTAとの合同)
環境ボランティアの方々と、チューリップの球
花壇の整備
根の植え換え、草取り
苗植え、草取り、水やり、観察、収穫、畑の後
野菜づくり
始末
緑の少年団岩手県大会
(八幡平市)
いわての森林の感謝祭
(陸前高田)
サケの稚魚放流
51
記念植樹、森林オリエンテーション
記念植樹、自然と親しむレクリエーション
養殖された稚魚を、興田川に放流
学校名
実施時期
学年
通年
全学年
5・9月
猿沢
小学校
7月
4年
6∼3月
4年
7∼3月
小梨
小学校
清田
小学校
奥玉
小学校
磐清水
小学校
全学年
4年
5月
5・6年
9月
4年
8月
全学年
PTA
事業名
リサイクル活動
EMによるプールの水浄
化活動
主な内容
牛乳パックの回収(毎日)
3∼4 年生の家庭から米のとぎ汁を回収。
児童会の環境体育委員会が、EM発酵液を
作り、全校で、プールの清掃を実施
猿沢川の水生生物を調べ、川をきれいにす
水生生物調査
るために、自分たちのできることを知る
地球温暖化を防ごう隊
地球温暖化を防ぐ活動を調べ、自分たちに
の活動
できるエコ活動を実践
EM発酵液・EM石鹸作
り
EM発酵液を作り、トイレなどの浄化活動に活
用。EM石鹸を作り、家庭でのエコ活動に利
用
黄金山キャンプ場開き
清掃センター見学
施設見学
資源回収
空き缶、空きビン、古新聞等の回収
9∼10 月
全学年
リサイクル活動
空き缶回収、古紙回収
8月
4年生
「川の探検」
水生生物調査
9∼10 月
4年生
「川の探検」事後学習
川と人とのかかわりについての講話
10 月
4年生
環境学習についての発
生活排水が水生生物に与える影響と環境保
表(学習発表会)
全のためにできることの考察
6∼8月
3年生
6∼9月
全学年
野菜・花づくり
5∼11 月
5年生
稲作
9月
5・6年生
5∼10 月
全学年
6月
5年
7月
5年
7月
全学年
7月
4年
スイートコーン植え、収
穫
JA の協力をいただき定植・収穫に取り組む
学級園等を利用し、野菜や花の栽培活動を
行う
外部講師の指導をいただき、稲作活動に取り
組む
外部講師による森林の働きや役割について
森林学習
講義と校舎周辺の森林等の散策
さつまいも栽培
地域の方々の協力のもと、さつまいもの苗植
え
学校の近くの森や川の探検 植物や生き物
地域探検
に親しむ活動
宿泊体験(川・森に親し
一関健康の森近辺の川や森に親しむ活動と
む活動)
野外炊飯でのエコ活動
花壇の整備
地域の方々の協力のもと、花の苗植え、世話
清掃センター見学
大東清掃センターの施設見学
52
学校名
実施時期
学年
8月
5年
9月
4年
各家庭での節電や節水、空気や水を汚さな
活動のまとめ
い活動の振り返り
浄水場見学
宮田浄水場の施設見学
缶トリーロード
通学路の空き缶、ごみ拾い
地球温暖化についての
地球温暖化について調べたことや自分達の
劇発表(学習発表会)
考えを劇にまとめて発表
EMによるプールの水の
米のとぎ汁を各家庭から集め、地域の方と養
PTA
浄化活動
護教諭、5年生がEMを作り、プールに投入
11∼12 月
5年
絵本作り
12∼1月
4∼6年
9∼10 月
9∼10 月
東山
小学校
主な内容
温暖化を防ぐ夏休みの
9月
磐清水
小学校
事業名
5∼10 月
9月
5∼10 月
全学年
PTA
5年
5年
5・6年の環境
委員
4年
全学年環境
委員会
動物との共生をテーマにした版画英語絵本
の製作と1年生への読み聞かせ
「地球温暖化を防ごう
隊」も取り組み
節電・節水のよびかけ
「森林愛護少年団」の取
り組み
学級園・学校園の花の
世話
CO2 を減らすため、家庭での節電の取組み
ポスターを作成し、全校へ呼びかけ
岩手県植樹祭(陸前高田市)に参加
花や野菜を植え、世話を実施
室根山クリーン作戦(室根山のごみ拾い) 、
4∼8月
全学年
緑の少年団活動
県緑の少年団大会参加、全校室根山自然体
験学習
室根東
小学校
全学年
環境整備
6月
全学年
プール清掃
プール清掃 ・草取り(学団ごと)
5∼10 月
全学年
米作り体験学習
バケツ稲体験学習
8月
5年
河川の水生生物調査
環境
ニチバン巻心ECO
全校でテープの巻心を集めて「ニチバン」に
プロジェクト
送り、緑の地球を守る活動につなげた
11 月
室根西
小学校
朝の石拾い活動、草取り作業、花壇の苗植
5∼9月
委員会
え・草取り (年2回)
プール掃除・環境保全
5月
全学年
6月
5・6年
森は海の恋人植樹祭
8月
全学年
親子資源回収
作業
学校近辺の河川に住む生物の観察と水質の
状況調査
プールを3年生以上の学年で分担して清掃
ひこばえの森に広葉樹を植樹し、海の環境
保全につなげる
学区全戸を対象に親子で資源回収を実施
53
学校名
実施時期
学年
9月
4年
9月
全学年
11月
4年
2∼3月
4年
通年
全学年
室根西
小学校
通年
川崎
小学校
黄海
小学校
児童
通年
全学年
通年
3年
5・10 月
5年
4∼10 月
5∼10 月
5∼10 月
藤沢
小学校
教職員・
事業名
河川の水生生物調査
主な内容
地区の河川の水生生物調査を行い、河川の
環境を調査
プールの水の浄化活動
EM発酵液を投入し、プールの浄化活動を実
(EM発酵液を投入)
施
本吉町鮭捕獲場・孵化
鮭の捕獲場・孵化場を見学し、海の環境につ
場見学
いて学習
鮭の稚魚飼育・観察、
鮭の稚魚の飼育と放流を行い、河川と海のつ
放流
ながりについて学習
リサイクル活動
プルタブとペットボトルのキャップの回収
学校花壇づくり
花壇に四季折々の花を植え、学習環境を整
備
リサイクル活動
ボトルキャップ回収(常時)
花壇の整備
花壇に植栽、水やり、草取り、観察
門崎メダカ米 実習田体
田植え・稲刈りの体験学習と、黒メダカ生息
験学習
保護活動の学習
1年
アサガオの栽培
種まき、水やり、草取り、観察、種取り
4年
ヘチマの栽培
種まき、水やり、草取り、観察、種取り
野菜作り
苗植え、水やり、草取り、観察、収穫
1・2・6年
特別支援学級
清掃センター,リサイクル
6月
4年
6月
4年
浄水場見学
施設見学
6月
4年
河川調査
水質調査、水生生物調査
9月
全学年
リサイクル活動
びん、空き缶、古紙回収
4∼10 月
5年
米作り
田植え、観察、稲刈り、収穫祭
6月
全学年
プール清掃
草取り、プール清掃
4∼3月
環境委員会
通年
全学年
リサイクル活動
ペットボトルのキャップ回収
5∼11 月
全学年
花壇作り
球根掘り、花苗植え、花壇整理
6∼9月
5年
田んぼの生き物調査
学校田に生息する生き物の観察と調査
プラザ見学
学校をきれいにしよう
54
施設見学
中庭掃除、ごみ拾い、リサイクルについての
発表、草取り、階段掃除、雪かき
学校名
新沼
小学校
⑵
実施時期
学年
事業名
主な内容
通年
全学年
5月
4年
5∼10 月
全学年
花壇の整備
花壇に花を植え、世話をする
6∼11 月
全学年
学校農園 野菜を作ろう
さつまいも、キュウリ、トマト、スイカなどを栽培
7・1月
4∼6年
空き缶、古紙、空き瓶の
長期休業中に資源回収に取り組み、リサイク
リサイクル
ル業者へ販売
8月
4年
6月
全学年
実施時期
学年
8・1月
全学年
リサイクル活動
5・10・1月
全学年
PTA環境整備作業
12 月
2学年
家庭科授業
8月
全学年
磐井川堤防清掃
花火大会後の清掃活動
7∼8月
全学年
地区奉仕活動
地区ごとの地域の清掃活動 ※任意
12∼1月
全学年
地区奉仕活動
地区ごとの地域の清掃活動 ※任意
7月
全学年
ごみ拾い活動
地域の道路沿いのごみ拾い活動
12 月
全学年
山ノ目駅清掃
山ノ目駅の清掃
3月
全学年
ごみ拾い活動
地域の道路沿いのごみ拾い活動
5∼2月
全学年
リサイクル活動
7月
全学年
リサイクル活動
生徒会執行部による資源回収(年1回)
11 月
全学年
リサイクル活動
全校生徒・PTAによる資源回収(年1回)
校門付近雪かき、校庭草取り、周辺落ち葉掃
学校環境整備
きなどの環境整備を実施
EM菌によるプール浄化
EM菌投入で、プールの水の汚れを減らすと
ともに、環境についての理解を深める
自治会で実施している砂子田川水生生物調
水生生物調査
査に参加し、川の環境について理解を深める
プール清掃
プール周辺草取り プール壁面清掃
中学校
学校名
一関
中学校
山目
中学校
(現:磐
井中)
中里
中学校
(現:磐
井中)
一関東
中学校
事業名
主な内容
地区生徒会活動としての空き缶・空き瓶の回
収
PTA活動と連動させた、校庭の草取り・草刈
り、校舎のガラス磨き、校舎内の塗装作業
節水及び環境に優しい洗剤の使用について
学習
55
保健委員会による牛乳パックの回収(隔月、
年6回実施)
学校名
実施時期
学年
通年
全学年
メイクアウイッシュ
ペットボトルキャップを集め、福祉団体へ送付
5月
全学年
PTA全校草取り
校庭の草取り、草刈り活動
花壇作り
学校花壇の苗植え、水やり、草取り等の管理
6∼10 月
桜町
中学校
情報科学部
8月
全学年
磐井川河川公園の清掃
10 月
全学年
PTA全校環境整備作業
10 月
11 月
通年
厳美
中学校
8月
6・10 月
本寺
中学校
舞川
中学校
支援学級
6・8・9月
5月
萩荘
中学校
3学年・特別
事業名
全学年
保護者
全学年
保護者
全学年
保護者
全学年
全学年
PTA
全学年
PTA
河川の水質調査
親子環境整備作業
主な内容
吸川、磐井川の水生生物による水質調査及
びパックテスト
花火大会後の河川公園、堤防の清掃活動
校庭の草取り、草刈り活動、側溝の泥上げ、
校庭整備、教室の窓ふき
校庭の草取り、学校の周りの草刈り、U字溝
の土あげ
資源回収
空き缶、雑誌、段ボール、瓶等の回収
親子環境整備作業
校舎内清掃(窓ふき、床のワックスがけ)
リサイクル活動
エコキャップの回収
資源回収
空き缶・空き瓶回収(年1回)
全校生徒・PTAによる校地内の草刈り・草取
環境整備作業
り
PTA行事、小中合同PTAにより空き缶、空き
8月
全学年
資源回収
8月
全学年
環境整備作業
PTA行事、校庭やその周辺の草刈・草取り
6∼10 月
全学年
花壇整備
苗植え、水やり、除草作業など
通年
全学年
リサイクル活動
生徒会によるアルミ缶等の回収
5・8月
全学年
草刈り作業
5・9月
全学年
7∼11 月
全学年
瓶、新聞紙、段ボールなどの回収
PTA、全校生徒による校地内の整備作業
花壇整備
総合的な学習の時間
530(ゴミゼロ)運動
花壇作り
全校生徒が学区内の主要道路や通学路のご
みを拾い、あわせてその実情を知る
学校の花壇の苗植え、草取りなどの管理
小学校と中学校のPTAが合同で企画し、地
8月
全学年
資源回収
域内全戸を回って、 空き缶、空き瓶、古新
聞、古雑誌、段ボール等を回収
56
学校名
花泉
中学校
大原
中学校
大東
中学校
興田
中学校
千厩
中学校
実施時期
学年
5月
1学年
親子草刈り作業
1学年PTA行事で、運動会前に実施
10 月
2学年
親子草刈り作業
2学年PTA行事で、文化祭前に実施
5・6・11 月
全学年
花壇整備作業
PTA総務教養部の事業
7月
全学年
地域奉仕活動
生徒会による地域奉仕活動
7・8月
全学年
花壇作業
生徒会による夏休み中の水かけと草とり
通年
全学年
ごみの分別
一般ごみと古紙
6・8月
全学年
親子早朝作業
校舎周辺草刈り
7月
全学年
資源回収
ビン,缶,古紙,段ボール等
通年
全学年
通年
全学年
ごみの分別
一般ごみとペットボトルの分別回収
7・12 月
全学年
地区奉仕活動
地区ごとに地区会館などの清掃作業を実施
通年
全学年
書き損じハガキ集め
書き損じハガキの収集
通年
全学年
資源回収
古紙・アルミ缶回収
6・9月
全学年
環境整備作業
PTA会員による校舎内外の整備作業
7月
全学年
地域清掃活動
地域のガードレール清掃
7∼10 月
保健委員会
リサイクル活動
廃油石鹸作り
通年
全学年
リサイクル活動
通年
全学年
通年
整備委員会
紙の分別
6・7・9月
情報科学部
河川の水質検査
8月
全学年
希望者
事業名
生徒会による節電・節水
の呼びかけ
生徒会執行部による節電
の呼びかけ
全学年
地区奉仕活動
10 月
3年生
植樹
全校の節水、節電を呼びかけ
新聞紙、雑誌等、古紙の回収、書き損じ葉書
の収集
各教室の節電
リサイクルできる紙の分別
金田川の水生生物調査による水質調査及び
パックテスト
生徒会執行部主催でのボランティアによる千
地域清掃活動
7・8月
主な内容
厩町内のごみ拾い
夏季休業中に地区ごとに奉仕活動(清掃や
草取り等)
NPO法人どんぐり協会の支援を受け、毎年3
年生が卒業記念植樹を実施
57
学校名
実施時期
学年
事業名
主な内容
東山
中学校
8月
全学年
資源回収
空き缶、空き瓶、古紙回収
室根
中学校
通年
全学年
花壇作り
花壇整地、花苗植え、水やり、雑草取り
毎週水曜日、家庭より資源物(新聞紙、空き
通年
全学年
資源物回収
缶、段ボール等)を持参。生徒会活動費や募
金に充てる。
川崎
中学校
藤沢
中学校
6月
1学年
河川パトロール
川に親しむ活動(船に乗って北上川を下る)
5月
全学年
クリーン作戦
地域のごみ拾い、草取り
5・8月
全学年
早朝環境整備作業
6∼9月
全学年
花壇作り
8・1月
全学年
地区奉仕活動
9月
3学年
E ボート大会
通年
全学年
通年
全学年
書き損じはがき集め
書き損じはがきの収集
5∼10 月
全学年
花壇整備
校地内の花壇整備
8月
全学年
グラウンドや校舎周辺の草刈り及び整備(親
子で)
校地内花壇作り(花苗植え、水やり、雑草取
り)、校内花壇コンクール
夏季、冬季休業中に地区ごとに奉仕活動(会
館の清掃や草取り等)
川に親しむ活動(地域の行事に参加)
ペットボトルのキャップ集
め
ごみ拾いボランティア作
業
ペットボトルキャップの収集
野焼き祭会場のごみ拾い、清掃作業
資料:各小中学校
58
3
花いっぱい運動
個人、職場、地域などで取り組む「花いっぱい運動」は、地域の景観向上や景観に対する意
識啓発に大きく寄与しています。
平成 26 年度のコンクール参加状況及び入賞者は以下のとおりです。
⑴
花いっぱいコンクール参加状況
一関
大東
千
東山
室根
川崎
藤沢
合計
7
19
10
11
14
4
4
82
2
2
1
0
0
1
1
0
7
個人の部
2
0
5
1
1
0
0
2
11
小 計
17
9
25
11
12
15
5
6
100
地域の部
6
4
10
7
4
10
7
9
57
3
3
3
1
2
3
2
3
20
個人の部
0
3
2
0
2
3
3
2
15
小 計
9
10
15
8
8
16
12
14
92
1
0
0
0
0
0
0
0
1
27
19
40
19
20
31
17
20
193
学校・企業の
部
学校・企業の
一般花壇
部門
花泉
13
地域の部
フラワー
ロード
部門
(沿道花壇)
単位:件
部
まちなか
部門
合 計
資料:まちづくり推進課
⑵
花いっぱいコンクール入賞者(市全域のみ掲載)
賞
市長賞
フラワーロード
(沿道花壇)部門
団体名または
個人名(地域)
松田
琢治(大東)
花壇(一般花壇)部門
まちなか部門
団体名または
個人名(地域)
団体名または
個人名(地域)
―
千葉
榮子(花泉)
佐野原集落公民館(花泉)
岩渕
良治(大東)
上中倉地域花壇(東山)
佐藤
トキ子(藤沢)
舞川1区自治会(一関)
高成自治会・子供会(川崎)
―
神ノ前班(千厩)
竹沢集落振興会(東山)
―
教育長賞
審査員特別賞
巻畑老人クラブ(川崎)
奨励賞
―
銅谷民区(一関)
―
―
株式会社 オヤマ(室根)
仏坂自治会(千厩)
―
七日町自治会(藤沢)
遠藤
―
―
清子(室根)
一関市立舞川小学校(一関)
―
資料:まちづくり推進課
59
4
一斉清掃等
市内全域で、各地域の公衆衛生組合連合会が中心となり、空き缶、ごみ拾い、道路清掃、草
刈りなどの一斉清掃を実施しました。
一関東工業団地企業連絡協議会では、4月 18 日と 10 月 17 日に工業団地内の一斉清掃(ご
み拾い等)を行いました。
○各地域の公衆衛生組合連合会の取り組み
地域
一関
花泉
実施時期
4月 20 日
春の一斉清掃
5 ∼6 月
家 庭薬 剤 斡旋 事業
10 月 19 日
秋 の一 斉 清掃
1 ∼3 月
環 境衛 生 啓発 看板 作製
4月 20 日
春の一斉清掃
5月9日∼31 日
環境衛生用品のあっせん、衛連だより(42号)発行
10 月1日∼31 日
花泉地域環境にやさしい買い物キャンペーン(元気な地域づくり事業)
10 月 19 日
11 月 13 日
∼3月 17 日
大東
事業名等
秋の一斉清掃
ごみ不法投棄防止パトロール、広報、現地確認、回収
4月 20 日
春の大掃除(一斉清掃)
6月8日
クリーン作戦
7月 27 日
河川・道路清掃
10 月 19 日
通
年
秋の大掃除(一斉清掃)
有価物集団回収事業
・生ごみ減量機器購入事業の実施
ごみ問題巡視員による活動
不法投棄防止監視カメラの設置
4∼5月
春季美化清掃・環境パトロール
4月
衛生薬剤(殺虫剤)共同購入斡旋
5月
衛生薬剤等共同購入斡旋
9月
ごみ減量・リサイクル資材等共同購入斡旋
平成 26 年度千厩地域環境セミナー
千
10 月3日
環境美化功労者表彰式及び講演会
・講演「簡単にできるエコ生活」∼家庭の省エネ実践術∼
・講師 岩手県地球温暖化防止活動推進員
10∼11 月
10 月 24 日
随
東山
時
高橋功氏
秋季美化清掃・環境パトロール
千厩地域公衆衛生組合連合会研修会
研修先:株式会社湯沢クリーンセンター、株式会社環境保全センター
集団資源回収の推進、資源リサイクル、ごみ減量化の推進
家庭ごみ集積所の清掃・管理
4月20日
春の一斉清掃
5月30日
環境衛生並びに不法投棄防止パトロール
7∼8月
ポイ捨て防止看板作製事業
10月19日
秋の一斉清掃
12月22日
ポイ捨て防止看板コンクール表彰式
60
地域
実施時期
4月 20 日
春季一斉清掃
4∼5月
春季一斉消毒
10 月
室根
秋季一斉消毒
10 月 19 日
秋季一斉清掃
時
ごみ収集所の適正使用の働きかけ
ごみの分別と減量化の推進
4月 19 日
北上川流域一斉清掃
4月 20 日
春の一斉清掃
7月
衛生資材、生ごみ処理器の共同購入斡旋
10 月3日
不法投棄・環境パトロール
10 月 19 日
秋の一斉清掃
通
藤沢
衛生薬剤等共同購入
9∼10 月
随
川崎
事業名等
年
廃食用油回収事業(2/28 まで)
不法投棄監視パトロール・回収、ごみ集積所維持管理
4月6日
春季一斉清掃
6月 10 日
環境衛生薬剤等の共同購入に伴う環境衛生活動の推進(1回目)
10 月5日
秋季一斉清掃
10 月 10 日
環境衛生薬剤等の共同購入に伴う環境衛生活動の推進(2回目)
資料:生活環境課
※この他にも各地域において、自治会や環境団体等による清掃活動等の取り組みが行われています。
5
アドプト(養子縁組)協定の締結
市内では、地域自治会や企業など 24 団体とアドプト協定を締結し、身近な道路、公園など
の公共施設や農業用排水路、ため池などの農業用施設の保守管理を行っていただいております。
61
環境基本計画(総合計画)指標
施策の進捗度合いを示すため、現状値と3年後の達成目標を掲げています。
多くの指標が、一関市総合計画の指標と重複するため、総合計画の目標年次である平成 27 年
に指標達成の目標年次を合わせています。
基本施策 2−1
豊かな水環境の保全
指標
指標の説明
環境基準の類
国・県が指定する類型河
単
当初
現状
目標
達成率
位
H17
H26
H27
(%)
把握方法
川(北上川・磐井川・千
おける基準値
川・砂鉄川・有馬川・
未達成河川数
金流川・久保川・猿沢川)
(BOD 値)
の水質状況を示す指標
河
1
川
0
0
100
河川水質
定河川で水質
測定結果
基準(BOD 値)
による
の達成を目指
す
汚水処理施設
汚水処理
整備率(汚水処
%
45.8
59.9
65.5
91.4
実施計画
による
下水道等による生活排水
の処理状況を示す指標
水洗化人口
人
基本施策 2−2
指標の説明
目標
達成率
位
H17
H26
H27
(%)
回
森林愛護団体
森林愛護の意識醸成
団
数
を示す指標
体
基本施策 2−4
指標
状況測定結
計画目標値に
よる
る
把握方法
ビジターセン
23 千
15,659 28,000
59.9
ターからの報
告による
10
11
14
78.6
目標設定の
考え方
20%の増加
を目指す
各地区の実態
全地域の設
調査による
立を目指す
自然環境への負荷の軽減
指標の説明
一般環境大気
単
当初
現状
目標
達成率
位
H17
H26
H27
(%)
66.7
75
100
75.0
100
75
100
75.0
生活環境
保全への
自動車排ガス
取組み状
有害大気汚染
況を示す
物質
指標
果」環境基準
達成率
実績によ
89.8
現状
状況を示す指標
「大気汚染
68,293
当初
人
者数
61,296
単
自然の保全と活用の
センター見学
46,038
汚水処理実施
森林・農地等の保全と育成、活用
指標
須川ビジター
え方
全ての類型指
型指定河川に
理人口普及率)
目標設定の考
%
把握方法
県で実施
している
測定結果
100
62
100
100
100
による
目標設定の
考え方
良好 な環境
の維 持を目
指す
基本施策 2−5
指標
環境にやさしい産業の振興
指標の説明
単
当初
現状
目標
達成率
位
H17
H26
H27
(%)
把握方法
公有林整備事
業、民有林間
森林の保全状況
間伐実施面積
ha
を示す指標
512
566
550
102.9
伐等促進事業
等の実績によ
目標設定の
考え方
毎年、同程
度の間伐実
施面積を目
指す
る
「いわて地球環
環境配慮型産業
事
境にやさしい事
の普及状況を示
業
業所」の認定数
す指標
所
基本施策 3−1
位
H26
H27
(%)
み排出量
組み状況を示す指
/
(一般廃棄物)
標
日
ごみのリサイ
ごみの再資源化へ
クル率
の取組み状況を示
(一般廃棄物)
す指標
骨寺村荘園遺跡
支援団体数
848
758
15.6
%
目標設定の
法
考え方
実績に
89.4
17.8
把握方
よる
実績に
87.6
よる
一般廃棄物
処理基本計
画による
一般廃棄物
処理基本計
画による
効率的な廃棄物処理システムの確立
指標の説明
単
当初
現状
目標
達成率
把握方
目標設定の
位
H17
H26
H27
(%)
法
考え方
490
−
不法投棄・ポイ捨ての
防止対策の取組み状況
を示す指標
基本施策 4−1
所の増を目
指す
達成率
g
(回収個数)
県による公表
目標
ごみの減量化の取
不法投棄の件数
68.8
現状
1 人あたりご
指標
(H19)
32
単
指標の説明
指標
22
ごみの減量化と再資源化、再利用の推進
指標
基本施策 3−2
毎年2事業
16
個
777
(H18)
9.96t
実績に
よる
毎年5%の
削減を目指
す
一関らしい景観の保全と創造
指標の説明
骨寺村荘園遺跡の
啓発活動の状況を
示す指標
単
当初
現状
目標
達成率
位
H17
H26
H27
(%)
団
体
9
25
63
20
125.0
把握方法
目標設定の
考え方
民 間主 導 で
今後、設立
実 施す る 啓
が検討され
発 事業 に 参
ている協議
加 する 団 体
会への団体
数
会員数
基本施策 4−2
指標
観光入込み数
環境と共存した観光・レクリエーションの充実
指標の説明
単位
観光業の振興対策
万人
の状況を示す指標
回
当初
現状
目標
達成率
H17
H26
H27
(%)
160
210
234
89.7
切な保護・保全の状
件
212
231
235
98.3
況を示す指標
基本施策 4−3
指標の説明
一人当たり都市
都市公園の整備状況
公園面積
を示す指標
単
当初
現状
目標
達成率
位
H17
H26
H27
(%)
㎡
17.5
22.5
23.0
97.8
当初
現状
目標
達成率
位
H17
H26
H27
(%)
環境教育の状況を
団
3
登録団体数
示す指標
体
(H19)
1
11
9.1
花いっぱいコンク
市民参加の景観形
団
ール参加者(団体
成の状況を示す指
体
等)数
標
等
こどもエコクラブ
団体数
※達成状況
からの報告
3%の増加を
による
目指す
文化財悉皆
1 年に 1 件の
調査による
追加登録を目
把握方法
都市計画
課調査
目標設定の考
え方
H22 実 績 の
5%の増加を
目指す
239
190
245
77.6
把握方法
目標設定の考
え方
実績によ
毎年1団体の
る
増を目指す
実績によ
る
毎年 1 者(団
体等)の増を
目指す
人材の育成と協働の仕組みづくり
指標の説明
アドプト締結
H22 実績の
指す
単
指標の説明
指標
各施設など
市民・事業者の意識啓発
指標
基本施策 5−2
え方
住み続けたいと実感できる生活環境の形成
指標
基本施策 5−1
目標設定の考
H22 実績から
文化財の調査と適
指定文化財数
把握方法
協働による環境保全
活動の推進状況を示
す指数
単
当初
現状
目標
達成率
位
H17
H26
H27
(%)
団
体
0
23
24
100
把握方法
実績によ
る
:20 項目中、4項目で目標を達成しています。達成度は 20%です。
64
目標設定の考
え方
毎年3団体と
の締結を目指
す
◇◇◇
資
料
65
◇◇◇
1
一関市の概要(新市基本計画から抜粋、一部修正)
⑴
位置・地勢
当市は、岩手県の南端に位置し、南は宮城県、西は秋田県と接しています。首都圏から 450
㎞の距離で、東北地方のほぼ中央、盛岡と仙台の中間地点にあります。
地形は、中央部を流れる北上川とその支流域に平野部が開けています。西は奥羽山脈で栗駒
山(須川岳)の周囲に深い森が広がり、東は北上山系で全般に緩やかな丘陵地が続いています。
北上川は一関市狐禅寺地区まではゆったりと流れていますが、それより下流側は狭隘部となっ
ていて、大雨が降ると洪水となり、ときには大きな被害をもたらしてきました。
⑵
面積・土地利用
当市の総面積は1,256.25k㎡で県内2番目の規模となっており、東西は約63㎞、南北は約46
㎞の広がりがあります。
土地利用の状況は、総面積のうち56.7%が山林で占められ、次いで田が11.3%、畑が7.0%
となっており、県内でみれば比較的農地の割合が高い地域といえます。
⑶
気候
気温(℃)
観測地
年
千厩
(h)
次
平
一関
日照時間
降水量(㎜)
均
最高
最低
合
計
日最大
全
年
H22 年
12.2
36.4
-11.4
1,248.0
73.0
1,538.6
H23 年
11.6
35.7
-10.8
1,006.5
102.0
1,703.9
H24 年
11.6
35.8
-12.1
1,083.0
60.5
1,618.7
H25 年
11.4
35.1
-10.5
1,380.0
92.5
1,585.6
H26 年
11.5
36.9
-10.7
1,250.5
72.0
1,779.1
H22 年
11.2
35.6
-13.1
1,125.0
58.0
1,612.1
H23 年
10.6
34.4
-13.6
923.5
87.5
1,771.6
H24 年
10.5
34.9
-14.3
1,048.0
57.0
1,735.3
H25 年
10.5
33.5
-13.3
1,142.0
116.5
1,649.5
H26 年
10.5
34.5
-13
1,231.5
70.0
1,854.4
資料:気象庁ホームページ
66
⑷
人口の推移
年次
単位:世帯・人
世帯数
人口
総
数
男
女
一世帯
人員
人口密度
1k ㎡当
資
T9 年
19,433
118,565
58,370
60,195
6.1
94.4
14 年
20,848
124,254
61,234
63,020
6.0
98.9
2
〃
S 5年
21,709
131,456
64,996
66,460
6.1
104.6
3
〃
10 年
22,366
135,886
67,197
68,689
6.1
108.2
4
〃
15 年
22,677
135,622
66,699
68,923
6.0
108.0
5
〃
22 年
…
163,328
78,970
84,358
…
130.0
6
〃
25 年
28,135
170,527
83,585
86,942
6.1
135.7
7
〃
30 年
29,040
174,342
84,671
89,671
6.0
138.8
8
〃
35 年
31,475
168,768
81,032
87,736
5.4
134.3
9
〃
40 年
33,527
159,818
76,376
83,442
4.8
127.2
10
〃
45 年
34,983
150,366
71,740
78,626
4.3
119.7
11
〃
50 年
36,669
147,933
71,130
76,803
4.0
117.8
12
〃
55 年
38,073
147,465
71,450
76,015
3.9
117.4
13
〃
60 年
38,503
146,065
70,763
75,302
3.8
116.3
14
〃
H 2年
39,602
144,896
70,087
74,809
3.7
115.3
15
〃
7年
41,530
143,974
69,866
74,108
3.5
114.6
16
〃
12 年
43,145
140,825
68,418
72,407
3.3
112.1
17
〃
17 年
43,554
135,722
65,602
70,120
3.1
108.0
18
〃
22 年
42,633
127,642
61,301
66,341
3.0
101.6
19
〃
地域別
世帯数
総 数
男
女
一世帯
人員
人口密度
1k ㎡当
料
第1回国勢調査
資
料
一関地域
21,879
60,015
28,833
31,182
2.7
146.3
第19回国勢調査
花泉地域
4,281
14,350
6,798
7,552
3.4
113.1
〃
大東地域
4,873
15,313
7,344
7,969
3.1
54.9
〃
千地域
3,891
11,960
5,772
6,188
3.1
133.1
〃
東山地域
2,195
7,445
3,569
3,876
3.4
84.9
〃
室根地域
1,627
5,492
2,659
2,833
3.4
56.5
〃
川崎地域
1,193
4,003
1,910
2,093
3.4
94.2
〃
藤沢地域
2,694
9,064
4,416
4,648
3.4
73.6
〃
資料:国勢調査
67
⑸
産業別就業者の割合
単位:人
平成 2 年
産業(大分類)
平成 7 年
平成 12 年
平成 17 年
平成 22 年
総数
79,078
77,827
74,998
68,701
60,606
第1次産業
19,941
15,577
12,913
11,456
9,257
農業
19,660
15,355
12,722
11,324
8,976
林業
217
168
156
104
262
漁業
64
54
35
28
19
27,447
28,176
27,324
22,453
18,102
106
134
178
71
72
建設業
7,317
8,508
8,490
6,802
5,409
製造業
20,024
19,534
18,656
15,580
12,621
31,675
34,047
34,701
34,677
32,864
214
230
246
212
208
4,030
4,091
3,790
3,317
3,218
11,259
11,679
11,541
11,843
10,951
1,199
1,212
1,102
1,026
956
129
136
194
210
383
12,647
14,372
15,418
16,001
15,331
2,197
2,327
2,410
2,068
1,817
15
27
60
115
383
第2次産業
鉱業
第3次産業
電気・ガス・熱供給・水道業
運輸・通信業
卸売・小売業・飲食店
金融・保険業
不動産業
サービス業
公務(他に分類されないもの)
分類不能の産業
資料:国勢調査
⑹
環境行政のあゆみとできごと
昭和 42 年 8 月 3 日
公害対策基本法公布施行される
昭和 43 年 6 月 10 日
大気汚染防止法、騒音規制法公布(同年 12 月 1 日施行)
昭和 45 年 12 月 25 日
公害対策基本法の改正等 14 公害関係法成立
昭和 46 年 4 月 21 日
初めての公害防止協定を、東北日本電気株式会社と締結
昭和 46 年 6 月 1 日
悪臭防止法公布(昭和 47 年 5 月 30 日施行)
昭和 46 年 6 月 24 日
水質汚濁防止法施行
昭和 46 年 7 月 1 日
大気汚染防止法、騒音規制法一部改正施行
昭和 46 年 10 月 18 日
岩手県公害防止条例公布(昭和 47 年 7 月 17 日施行)
昭和 48 年 3 月 30 日
騒音規制法に基づき、騒音規制地域に指定
昭和 48 年 4 月 1 日
岩手県公害防止条例に基づく騒音特定工場、特定建設作業の騒音の規制地域に指定
され事務の委任を受ける
昭和 48 年 7 月 3 日
公害対策基本法に基づき、磐井川上流、同中流、久保川が A 類型、磐井川下流が C
類型に指定
昭和 51 年 6 月 10 日
振動規制法公布(昭和 51 年 12 月 1 日施行)
昭和 52 年 9 月 30 日
公害対策基本法に基づき、新幹線鉄道騒音環境基準の地域指定が行われる
昭和 53 年 3 月 10 日
振動規制法に基づき、振動規制地域に指定される
昭和 53 年 4 月 1 日
振動規制法に基づく地域に指定され事務の委任を受ける。都市計画用途地域の一部
変更に伴い、騒音規制地域も一部変更される
昭和 53 年 10 月
東北縦貫自動車道開通
68
昭和 54 年 6 月
一関バイパス(国道 4 号)開通
昭和 57 年 6 月 23 日
東北新幹線開業(盛岡∼大宮間)
昭和 57 年 10 月
一関市一般廃棄物埋立処分地管理棟に水質検査室を設ける
昭和 60 年 3 月 14 日
東北新幹線上野開通
昭和 63 年 12 月 13 日
公害対策基本法に基づき、騒音に係る環境基準の地域類型を当てはめる地域の指定
が行われる
平成 2 年 6 月 27 日
スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律公布施行
平成 3 年 1 月 17 日
一関市がスパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律の指定地域として指定
される
平成 3 年 4 月 1 日
指定地域内で原則としてスパイクタイヤの使用が禁止される
平成 5 年 11 月 19 日
公害対策基本法を廃止し、環境基本法公布施行
平成 10 年 3 月 30 日
岩手県環境の保全及び創造に関する基本条例を公布(同年 4 月 1 日施行)
平成 13 年 1 月 6 日
環境庁から環境省へ省庁再編
平成 13 年 4 月
騒音規制法に基づく政令市の指定を受け、自動車騒音を常時監視し、環境大臣への
報告と、自動車騒音の状況を公表することとなった
平成 13 年 12 月 21 日
岩手県公害防止条例を全部改正し、県民の健康で快適な生活を確保するための環境
の保全に関する条例を新たに公布(平成 14 年 4 月 1 日施行)
平成 14 年 5 月 22 日
土壌汚染の状況の把握、土壌汚染による人の健康被害の防止に関する措置等の土壌
汚染対策を実施することを内容とする「土壌汚染対策法」が成立し、5 月 29 日公布
された
平成 14 年 12 月
循環型社会の形成に関する 3 条例が岩手県議会で可決され、その一部が平成 15 年
4 月から施行となる
平成 15 年 10 月 1 日
環境教育の推進を目的とし、環境保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関
する法律が制定される
平成 16 年 4 月1日
一関市環境の保全及び創造に関する条例が施行(市、市民、事業者が一体となり、
環境を保全していくことを盛り込み制定される)
県民の健康で快適な生活を確保するための環境の保全に関する条例により焼却行
為禁止に関する事項に上乗せ規制される
平成 17 年 2 月16 日
地球温暖化防止を目的とした京都議定書が発効される
平成 17 年 9 月 20 日
旧一関市、花泉町、大東町、千町、東山町、室根村、川崎村の 1 市 4 町 2 村が合
併し、新一関市発足し、本庁市民環境部生活環境課、各支所市民課が環境担当窓口
となる
平成 18 年 1 月
「育もう恵み豊かな森と水
平成 18 年 3 月
「育もう恵み豊かな森と水 花と泉のふるさと金流川流域プラン」策定(一関地方
振興局)
「東磐井の里・健全な水循環をめざす 流域基本計画」策定(千地方振興局)
平成 18 年 4 月1日
岩手県機構再編により、県南広域振興局発足
一関地区に一関総合支局、千地区に千行政センターが設置される
千地方振興局保健福祉環境部大東支所(一関保健所大東支所)の東磐井地区の環
境行政事務が一関総合支局保健福祉環境部へ移行
平成 19 年 1 月 1 日
一関市環境基本条例施行
平成 19 年 6 月 1 日
一関市ポイ捨てのないきれいなまちづくり条例施行
平成 20 年 3 月
一関市環境基本計画策定
平成 22 年 2 月
一関市地域新エネルギービジョン策定
平成 23 年 2 月
一関市地域省エネルギービジョン策定
平成 23 年 9 月
一関市と藤沢町が合併し、藤沢支所市民課が藤沢地域の環境担当窓口となる
69
磐井川流域プラン」策定(一関地方振興局)
⑺
環境行政の機構
市
長
環境審議会
・知識経験を有する者
副 市 長
・公共団体等に属している者
・関係行政機関の職員
・その他市長が必要と認める者
市民環境部
各支所
生活環境課
市民課
環境・エネルギー係
市民生活係
市民生活係
⑻ 市民環境部生活環境課事務分掌(環境に関すること)
・廃棄物に関すること
・公害に関すること。
・自然保護に関すること。
・地球温暖化防止及び省エネルギーに関すること。
⑼ 支所市民課事務分掌(環境に関すること)
・廃棄物に関すること
・公害に関すること。
・自然保護に関すること。
70
2
公共用水域に係る環境基準
⑴
水域への環境基準の適用
項目
水域
河
湖
海
⑵
生活環境の保全に関する環境基準
人の健康の
保護に関す pH,SS,DO
る環境基準 大腸菌群数
川
沼
域
◎
◎
◎
BOD
○
○
○
COD
全窒素
全燐
○
○
○
○
○
○
n - ヘキサン
抽出物質
(油分等)
全亜鉛
○
○
○
○
○
人の健康の保護に関する環境基準
(昭和 46 年環境庁告示第 59 号・最近改正平成 23 年環境庁告示第 94 号)
項 目
⑶
基準値
項
目
基準値
カドミウム
0.003mg/L 以下
1,1,2-トリクロロエタン
0.006mg/L 以下
全シアン
検出されないこと
トリクロロエチレン
0.03mg/L 以下
鉛
0.01mg/L 以下
テトラクロロエチレン
0.01mg/L 以下
六価クロム
0.05mg/L 以下
1,3-ジクロロプロペン
0.002mg/L 以下
砒素
0.01mg/L 以下
チウラム
0.006mg/L 以下
総水銀
0.0005mg/L 以下
シマジン
0.003mg/L 以下
アルキル水銀
検出されないこと
チオベンカルブ
0.02mg/L 以下
PCB
検出されないこと
ベンゼン
0.01mg/L 以下
ジクロロメタン
0.02mg/L 以下
セレン
0.01mg/L 以下
四塩化炭素
0.002mg/L 以下
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素
10mg/L 以下
1,2-ジクロロエタン
0.004mg/L 以下
ふっ素
0.8mg/L 以下
1,1-ジクロロエチレン
0.1mg/L 以下
ほう素
1mg/L 以下
シス-1,2-ジクロロエチレン
0.04mg/L 以下
1,4-ジオキサン
0.05mg/L 以下
1,1,1-トリクロロエタン
1mg/L 以下
要監視項目及び指針値
(平成 16 年水環境部長通知 環水企第 040331003 号・環水土発第 040331005 号、
最近改正平成 21 年水・大気環境局長通知 環水大水発企第 091130004 号・環水大土発第 091130005 号)
項 目
項
指針値
目
指針値
フェノブカルブ(BPMC)
0.03mg/L 以下
トランス-1,2-ジクロロエチレン 0.04mg/L 以下
イプロベンホス(IBP)
0.008mg/L 以下
1,2-ジクロロプロパン
0.06mg/L 以下
クロルニトロフェン(CNP)
−
p-ジクロロベンゼン
0.2mg/L 以下
トルエン
0.6mg/L 以下
イソキサチオン
0.008mg/L 以下
キシレン
0.4mg/L 以下
ダイアジノン
0.005mg/L 以下
フタル酸ジエチルヘキシル
0.06mg/L 以下
フェニトロチオン(MEP)
0.003mg/L 以下
ニッケル
−
イソプロチオラン
0.04mg/L 以下
モリブデン
0.07mg/L 以下
オキシン銅(有機銅)
0.04mg/L 以下
アンチモン
0.02 mg/L 以下
クロロタロニル(TPN)
0.05mg/L 以下
塩化ビニルモノマー
0.002 mg/L 以下
プロピザミロ
0.008mg/L 以下
エピクロロヒドリン
0.0004 mg/L 以下
EPN
0.006mg/L 以下
全マンガン
0.2 mg/L 以下
ジクロルボス(DDVP)
0.008mg/L 以下
ウラン
0.002 mg/L 以下
クロロホルム
0.06mg/L 以下
※指針値は年間平均とする。
71
⑷ 生活環境の保全に関する環境基準
①河川(湖沼を除く) ※全亜鉛以外の項目
(昭和 46 年環境庁告示第 59 号・最近改正平成 21 年環境省告示第 78 号)
基
項目
類型
AA
A
B
C
D
値
溶存酸素
量(DO)
1mg/L
25mg/L
7.5mg/L
8.5 以下
以下
以下
以上
6.5 以上
2mg/L
25mg/L
7.5mg/L
8.5 以下
以下
以下
以上
6.5 以上
3mg/L
25mg/L
5mg/L
8.5 以下
以下
以下
以上
6.5 以上
5mg/L
50mg/L
5mg/L
8.5 以下
以下
以下
以上
6.0 以上
8mg/L
100mg/L
2mg/L
大腸菌群数
利用目的の適応性
50MPN
水道 1 級
/100ml 以下
自然環境保全
1,000MPN
水道 2 級
/100ml 以下
水産 1 級
5,000MPN
水道 3 級
/100ml 以下
水産 2 級
1
2
以下
−
−
水浴
水産 3 級
工業用水 1 級
工業用水 2 級
以下
以上
農業用水
ごみ等の浮
工業用水 3 級
6.0 以上
2mg/L
10mg/L
遊が認めら
−
以上
以下
8.5 以下
環境保全
れないこと
基準値は、日平均値とする(湖沼、海域もこれに準ずる。
)
農業用利水点については、水素イオン濃度 6.0 以上 7.5 以下、溶存酸素量 5mg/L 以上とする
(湖沼もこれに準ずる。
)
MPN:最確数
3
(注)
6.5 以上
準
浮遊物質
量(SS)
8.5 以下
E
備考
水素イオン
濃度(pH)
生物化学的
酸素要求量
(BOD)
1 自然環境保全:自然探勝等の環境保全
2 水 道 1 級:ろ過等による簡易な浄水操作を行うもの
水 道 2 級:沈澱ろ過等による通常の浄水操作を行うもの
水 道 3 級:前処理等を伴う高度の浄水操作を行うもの
3 水 産 1 級:ヤマメ・イワナ等貧腐水性水域の水産生物用並びに水産 2 級及び水産 3 級の水産生物用
水 産 2 級:サケ科魚類及びアユ等貪腐水性水域の水産生物用及び水産 3 級の水産生物用
水 産 3 級:コイ・フナ等、β−中腐水性水域の水産生物用
4 工業用水 1 級:沈澱等による通常の浄水操作を行うもの
工業用水 2 級:薬品注入等による高度の浄水操作を行うもの
工業用水 3 級:特殊の浄水操作を行うもの
5 環 境 保 全:国民の日常生活(沿岸の遊歩等を含む)において不快感を生じない限度
②全亜鉛
項目
水生生物の生息状況の適応性
類型
生物A
イワナ、サケマス等比較的低温域を好む水生生物及びこれらの餌生物が生息す
る水域
生物特A
生物Aの水域のうち、生物Aの欄に掲げる水生生物の産卵場(繁殖場)または幼
稚仔の生息場として特に保全が必要な水域
生物B
コイ、フナ等比較的高温域を好む水生生物及びこれらの餌生物が生息する水域
生物特B
生物Aまたは生物Bの水域のうち、生物Bの欄に掲げる水生生物の産卵場(繁
殖場)または幼稚仔の生息場として特に保全が必要な水域
備考
基準値は年間平均値とする。
72
基準値
0.03mg/L
以下
⑸
一関市内の河川の類型指定状況
水
域
該当類型
北上川(4) (和賀川合流点より下流)
A
磐井川上流(黒沢橋より上流の磐井川本流)
AA
磐井川中流(黒沢橋から磐井川と吸川との合流点までの磐井川本流)
A
磐井川下流(磐井川と吸川との合流点から磐井川と北上川との合流点までの磐井川本流)
C
久
保
川(久保川と磐井川との合流点より上流の久保川本流)
A
砂
鉄
川(砂鉄川と北上川との合流点から上流の砂鉄川本流及び猿沢川本流)
A
千川上流(久伝橋より上流の千川本流)
A
千川下流(久伝橋から千川と北上川との合流点までの千川本流)
C
有
馬
川 (有馬川と金流川との合流点から上流の有馬川本流であって宮城県に属する部分
を除いたもの)
A
金
流
川(金流川と北上川との合流点から上流の金流川本流)
A
川(大川本流で宮城県に属する部分を除いたもの)
A
川(黄海川と北上川との合流点より上流の黄海川本流)
A
大
黄
海
⑹ 河川等の水質測定地点
①河川水質測定地点[測定機関:国土交通省・岩手県]
測定地点名
河川等名
測定機関
測定地点名
千歳橋
北上大橋
観音橋
北上川
河川等名
測定機関
猿沢川
宮田橋
千川上流
北上川橋
久伝橋
国交省
上の橋
松形橋
磐井川
千川下流
旧狐禅寺橋
水門
門崎橋
砂鉄川
天神橋
長者の滝橋
磐井川
川ノ口橋
赤子橋
久保川
金流橋
有馬川
水門
吸 川
沼畑橋
磯田川
生出橋
砂鉄川
宮城県境
大
雲南田橋
曽慶川
千代ケ原橋
津谷川
樋口橋
黄海川
金流川
岩手県
73
川
岩手県
②河川水質測定地点[測定機関:市]
測定地点名
大久保橋
(旧狐禅寺橋)
長倉
谷起島橋
河川等名
磐井川
久保川
測定地点名
河川等名
上油田川
上荒井
大平川
蒲沢
磯田川
東中沢
金田川
瀬脇橋
刈生沢川
中ノ沢
南小梨川
百目木橋付近
曽慶川
西中沢
仏坂川
山谷中ノ橋
山谷川
中ノ屋敷橋
林川
金取沢
金取沢
日蔭橋付近
旭橋
桜橋付近
吸川
測定地点名
柳沢
千刈田橋
駅裏
河川等名
興田川
中林橋付近
青果市場前
曽慶川合流点
間明田川
巻畑
巻大沢川
(水門)
払川川合流点
山口川
布佐川河口
石蔵川
駅裏
沢川
西口橋付近
風呂川
風呂川
東北線交差
新山川
横屋橋付近
加妻川
加妻川
南豊隆地内
五間掘
舘下橋付近
本町橋
吸川合流前
神田排水路
高橋橋
岩田橋
町田橋
滝沢川
流矢橋
大森橋
小猪岡川
落合橋
大川
月見橋
津谷川
げいび渓下流
銭塚地内
砂子田川
市野々川
西前橋
石合橋
新沼川
浄化センター
御嶽川
十二木橋
上流学文路橋
栃倉川
栃倉川
砂鉄橋
中流玉川地内
石畑橋
五代川
丑石橋付近
水門
放流口
武士川
小黒滝付近
千松停留所前
二股川
観福寺橋付近
磐井里橋
登瀬橋
下流
刈屋野
豊科
西中沢
三反田
打ノ目
※(
山谷川
市道川
番台川
照井・大井堰
市ノ沢橋
相川(柳立川)
番台
鶴巻
天ケ沢川
館ケ森橋
鈴昭製材所付近
笹谷川
八景下地内
久子沢川
滑り川
放流口
鳥海川
黄海川
久子沢付近
合流前
上流
砂鉄川
(久伝橋)
猿沢川
当摩川
千川
梅田橋
塞の神橋
)内は、市の他に国交省または岩手県が測定を実施している地点である。
74
⑺ 排水基準等
工場や事業所から排出される排水の基準は、以下のとおりです。
①有害物質に係る排水基準及び特定地下浸透水が有害物質を含む要件
(法第 3 条第 2 項)
(昭和 46 年総理府令第 35 号別表第 1、最近改正平成 23 年省令第 28)
(条例第 23 条第 2 項)
(平成 13 年規則第 140 号別表第 9)
有害物質の種類
許容限度
有害物質の種類
許容限度
カドミウム及びその化合物
0.1mg/L
1,1,2-トリクロロエタン
0.06mg/L
シアン化合物
1mg/L
1,3-ジクロロプロペン
0.02mg/L
有機燐化合物(パラチオン、メチル
バラチオン、メチルジメトン及び
EPN に限る)
チウラム
0.06mg/L
1mg/L
シマジン
0.03mg/L
鉛及びその化合物
0.1mg/L
チオペンカルブ
0.2mg/L
六価クロム化合物
0.5mg/L
ベンゼン
0.1mg/L
砒素及びその化合物
0.1mg/L
セレン及びその化合物
0.1mg/L
水銀及びアルキル水銀その他の水
銀化合物
0.005mg/L
ほう素及びその化合物
(海域以外の公共用水域に排出さ
れるもの)
10mg/L
0.003mg/L
(海域に排出されるもの)
230mg/L
トリクロロエチレン
0.3mg/L
ふっ素及びその化合物
テトラクロロエチレン
0.1mg/L
(海域以外の公共用水域に排出さ
れるもの)
8mg/L
ジクロロメタン
0.2mg/L
(海域に排出されるもの)
1mg/L
四塩化炭素
0.02mg/L
1,2-ジクロロエタン
0.04mg/L
100mg/L
1,1-ジクロロエチレン
1mg/L
アンモニア、アンモニア化合物、
亜硝酸化合物及び硝酸化合物
(アンモニア性窒素に 0.4 を乗じ
たもの、亜硝酸性窒素及び硝酸性
窒素の合計量)
シス-1,2-ジクロロエチレン
0.4mg/L
1,1,1-トリクロロエタン
3mg/L
アルキル水銀化合物
検出されないこと
ポリ塩化ビフェニル
備考
「検出されないこと」とは、府令第 2 条の規定に基づき環境大臣が定める方法により排出水の汚染状態を検定
した場合において、その結果が当該検定方法の定量限界を下回ることをいう。
75
②生活環境に係る排水基準
(法第 3 条第 2 項)(昭和 46 年総理府令第 35 号別表第 2、最近改正平成 20 年省令 11)
(条例第 23 条第 2 項)(平成 13 年規則第 140 号別表第 10)
項
目
水素イオン濃度〔pH〕
(水素指数)
生物化学的酸素要求量〔BOD〕
(河川等に排水する場合適用)
単
位
−
許
160(日間平均 120)
化学的酸素要求量〔COD〕
(湖沼、海域に排水する場合通用)
〃
160(日間平均 120)
浮遊物質量〔SS〕
〃
200(日間平均 150)
ノルマルへキサン抽出物質含有量
(鉱油類含有量)
〃
ノルマルへキサン抽出物質含有量
(動植物油脂類含有量)
〃
フェノール類含有量
〃
5
銅含有量
〃
3
亜鉛含有量
〃
2
溶解性鉄含有量
〃
10
溶解性マンガン含有量
〃
10
クロム含有量
〃
2
30
個/㎤
日間平均 3,000
窒素含有量
mg/ L
120(日間平均 60)
備考
度
5
大腸菌群数
〃
限
海域以外の公共用水域に排出されるもの 5.8 以上 8.6
以下、海域に排出されるもの 5.0 以上 9.0 以下
mg/L
燐含有量
容
16(日間平均 8)
1
2
「日間平均」による許容限度は、1 日の排出水の平均的な汚染状態について定めたものである。
この表に掲げる排水基準は、1 日当たりの平均的な排出水の量が 50 ㎥以上である工場または事業場に係
る排出水について適用する。
3 水素イオン濃度及び溶解性鉄含有量についての排水基準は、硫黄鉱業(硫黄と共存する硫化鉄鉱を掘採
する鉱業を含む。
)に属する工場または事業場に係る排出水については適用しない。
4 水素イオン濃度、銅含有量、亜鉛含有量、溶解性鉄含有量、溶解性マンガン含有量、クロム含有量につ
いての排水基準は、政令一部改正施行(昭 49.12.1)の際現に湧出している温泉を利用する旅館業に属す
る事業場に係る排出水については、当分の間、適用しない。
5 生物化学的酸素要求量についての排水基準は、海域及び湖沼以外の公共用水域に排出される排出水に限
って適用し、化学的酸素要求量についての排出基準は海域及び湖沼に排出される排出水に限って適用する。
6 窒素含有量についての排出基準は、窒素が湖沼植物プランクトンの著しい増殖をもたらすおそれがある
湖沼として環境大臣が定める湖沼、海洋植物プランクトンの著しい増殖をもたらすおそれがある海域(湖
沼であって水の塩素イオン含有量が 1 リットルにつき 9,000 ミリグラムを超えるものを含む。以下同じ。
)
として環境大臣が定める海域及びこれらに流入する公共用水域に排出される排出水に限って適用する。
7 燐含有量についての排出基準は、燐が湖沼植物プランクトンの著しい増殖をもたらすおそれがある湖沼
として環境大臣が定める湖沼、海洋植物プランクトンの著しい増殖をもたらすおそれがある海域として環
境大臣が定める海域及びこれらに流入する公共用水域に排出される排出水に限って適用する。
76
3
大気汚染に係る環境基準
大気汚染に係る環境基準とおもな汚染物質の発生源は、次のとおりです。
⑴
二酸化硫黄等に係る環境基準
物
質
二酸化硫黄(SO2)
一酸化炭素(CO)
浮遊粒子状物質(SPM)
二酸化窒素(NO2)
(昭和 48 年環境庁告示第 25 号 最近改正 平成 21 年環境省告示第 33 号)
環境上の条件(環境基準)
達成期間
1 時間値の 1 日平均値が 0.04ppm 以下、か
維持または5年以内において達成
つ、1 時間値が 0.1ppm 以下
1 時間値の 1 日平均値が 10ppm 以下、かつ、
維持または早期に達成
1 時間値の 8 時間平均値が 20ppm 以下
3
1 時間値の 1 日平均値が 0.10mg/m 以下、か
維持または早期に達成
つ、1 時間値が 0.20mg/m3 以下
①ゾーンを超える地域は 7 年以内に達成
1 時 間 値 の 1 日 平 均 値 が 0.04ppm か ら
②その他の地域は維持または大きく上回
0.06ppm までのゾーン内またはそれ以下
らないこと
光化学オキシダント(OX) 1 時間値が 0.06ppm 以下
維持または早期に達成
1年平均値が 15μg/ m3 以下、かつ、1日平
維持または早期に達成
微小粒子状物質(PM2.5)
均値が 35μg/ m3 以下
備考 1 浮遊粒子状物質とは、大気中に浮遊する粒径が 10μm 以下の物質をいう。
2 二酸化窒素の達成期間について、本県は全てゾーン以下の地域に区分されている。
3 光化学オキシダントとは、オゾン、パーアセチルナイトレイトその他の光化学反応により生成される酸化性
物質(中性ヨウ化カリウム溶液からヨウ素を遊離するものに限り、二酸化窒素を除く。)をいう。
4 微小粒子状物質とは、大気中に浮遊する粒子状物質であって、粒径が 2.5μmの粒子を 50%の割合で分離で
きる分粒装置を用いて、より粒径の大きい粒子を除去した後に採取される粒子をいう。
5 炭化水素の環境濃度指針は、非メタン炭化水素の午前 6∼9 時における 3 時間平均値 0.20∼0.31ppmC
6 カドミウムの濃度暫定基準は、0.88μg/㎥
⑵
有害大気汚染物質に係る環境基準
(平成 9 年環境庁告示第 4 号
物
質
環境上の条件(環境基準)
一年平均値が 0.003 mg/m 以下
トリクロロエチレン
テトラクロロエチレン
一年平均値が 0.2 mg/m3 以下
ジクロロメタン
一年平均値が 0.15 mg/m3 以下
⑶
ダイオキシン類に係る環境基準(大気)
物
⑷
維持または早期に達成
1 年平均値は、連続 24 時間のサンプリングを月 1 回以上実施して算出する。
1
2
(平成 11 年環境庁告示第 68 号 改正 平成 14 年環境省告示 46 号)
環境上の条件(環境基準)
質
ダイオキシン類
備考
達成期間
3
ベンゼン
備考
平成 13 年環境省告示 30 号)
1 年平均値が 0.6pg-TEQ/m3 以下であること。
基準値は、2,3,7,8-四塩化ジベンゾ−パラ−ジオキシンの毒性に換算した値とする。
基準値は、年間平均値とする。
おもな汚染物質の発生源
汚 染 物 質
二酸化硫黄 (SO2)
一酸化炭素 (CO)
発
生
源
工場やビルで使用する重油などに含まれる硫黄分が燃焼し排出される。
主に自動車で使用する燃料の不完全燃焼によって排出される。
浮遊粒子状物質(SPM)
自動車の排気ガスや工場、家庭から排出されるばい煙のほか、土壌の舞い上がりな
どにより発生する。また、タイヤ等によって削られるアスファルト粉も含まれる。
二酸化窒素(NO2)
自動車、工場、ビル、家庭などで使用する各種の燃料の燃焼によって排出される。
窒素酸化物や炭化水素などが紫外線により光化学反応を起こし生成される。光化学
光化学オキシダント(OX)
スモッグの原因物質である。
炭化水素(HC)
主に自動車の燃料が燃えずに排出される。
77
4
騒音に係る環境基準
騒音規制については、騒音規制法に基づいて規制地域が指定されています。
規制地域では、特定工場、特定建設作業及び自動車等から発生する騒音を規制するとともに、
規制基準を超えるものについては、改善勧告・改善命令等の行政措置を行うこととされています。
また、平成 13 年 4 月には、市が騒音規制法に基づく政令市の指定を受け、自動車騒音を常時
監視し、環境大臣への報告を行うとともに自動車騒音の状況を公表することとなりました。
騒音環境基準及び新幹線鉄道騒音環境基準は、以下のとおりです。
⑴
騒音環境基準
(平成 11 年県告示第 258 号)
地
域
類
型
当てはめ地域
AA
A
B
C
特例
環
地域の区分
特に静穏を要する地域
境
基
準
値
昼間(午前 6 時
から午後 10 時)
夜間(午後 10 時
から翌日午前 6 時
50 デシベル以下
40 デシベル以下
専ら住居の用に供される地域
第 1 種低層住居専用地域
第 2 種低層住居専用地域
第 1 種中高層住居専用地域
第 2 種中高層住居専用地域
一般の地域
55 デシベル以下
45 デシベル以下
2 車線以上の車線
を有する道路に面
する地域
60 デシベル以下
55 デシベル以下
主として住居の用に供される地域
第 1 種住居地域
第 2 種住居地域
準住居地域
一般の地域
55 デシベル以下
45 デシベル以下
2 車線以上の車線
を有する道路に面
する地域
65 デシベル以下
60 デシベル以下
一般の地域
60 デシベル以下
50 デシベル以下
車線を有する道路
に面する地域
65 デシベル以下
60 デシベル以下
70 デシベル以下
65 デシベル以下
相当数の住居と併せて商業、工業等
の用に供される地域
近隣商業地域
商業地域
準工業地域
工業地域
幹線交通を担う道路に近接する空間
高速自動車国道
一般国道
県道
4 車線以上の市町村道
自動車専用道路
2 車線以下の道路
の端から 15m
2 車線を超える道
路の端から 20m
※ 個別の住居等において騒音の影響を受
けやすい面の窓を主として閉めた生活が
営まれていると認められるときは、屋内
へ透過する騒音に係る基準(昼間にあっ
ては 45 デシベル以下、
夜間にあっては 40
デシベル以下)によることができる。
備考 車線とは、1 縦列の自動車が安全かつ円滑に走行するために必要な一定の幅員を有する帯状の車道部分をいう。
78
⑵
新幹線鉄道騒音に係る環境基準
(昭和 52 年県告示 1221 号)
環
境 基 準
地域の類型
70 デシベル
Ⅰ
以下
75 デシベル
Ⅱ
備考
地域の類型を当てはめる地域
基 準 値
以下
沿線区域のうち都市計画法(昭和 43 年法律第 100 号)第 8 条第 1 項に掲げる
第 1 種低層住居専用地域、第 2 種低層住居専用地域、第 1 種中高層住居専用地
域、第 2 種中高層住居専用地域、第 1 種住居地域、第 2 種住居地域及び準住居
地域
沿線区域のうち都市計画法第 8 条第 1 項に掲げる近隣商業地域、商業地域、
準工業地域及び工業地域並びに同法の規定による用途地域の定めのない地域で
あって住居等が存在する地域
1
「沿線区域」とは、別に定められた東北新幹線に係る工事実施計画による東京起点から軌道中心線に沿
って八戸側に 500mごとに軌道中心線から 300mの線に囲まれた区域で岩手県内にあるものをいう。
2 「住居等」とは、人が居住して日常生活に用いる家屋等の場所をいう。
3 沿線区域のうち、トンネルの出入口から中央部方向へ 150m以上奥の地域及び河川法(昭和 39 年法律第
167 号)第 6 条第 1 項に定める河川区域は、当てはまる区域から除く。
⑶ 規制基準
特定工場や自動車騒音等の規制基準は、以下のとおりです。
①特定工場等及び騒音特定工場等の規制基準
(昭和 43 年厚農通運告示第 1 号)
(昭和 48 年県告示第 423 号 平成 14 年第 306 号)
区 域 の 区 分
あてはめ地域
第 1 種区域
第 2 種区域
第 3 種区域
第 4 種区域
第 1 種低層住居専用地域
第 2 種低層住居専用地域、
第 1 種中高層住居専用地域
第 2 種中高層住居専用地域
第 1 種住居地域
第 2 種住居地域
準住居地域
近隣商業地域
商業地域
準工業地域
工業地域
基
6
(朝)
8
準
値(単位:デシベル)
(昼間)
18
(夕)
22 (夜間)
45
50
45
40
50
55
50
45
60
65
60
50
65
70
65
55 ※1
6
※1 一関市東山町にあっては 60 デシベル
備考 下記施設敷地の周囲 50m 区域内は、同表の各欄(第 1 種区域は除く)の値から 5 デシベルを減じた値とする。
1 学校教育法第 1 条に規定する学校
2 児童福祉法第 7 条に規定する保育所
3 医療法第 1 条の 5 第 1 項に規定する病院及び同条第 2 項に規定する診療所のうち、患者を入院させる
ための施設
4 図書館法第 2 条第 1 項に規定する図書館
5 老人福祉法第 5 条の 3 に規定する特別養護老人ホーム
79
②特定建設作業の規制基準
(昭和 43 年厚生省・建設省告示第 1 号)
(1 号基準)
(2 号基準)
(3 号基準)
騒音基準
作業禁止時間
※1 日の作業限度時間
1 号区域
2 号区域
1 号区域
(4 号基準)
連続作業
限度期間
(5 号基準)
作業禁止日
2 号区域
日曜日その他
午後 7 時から 午後 10 時か
6日
の休日
翌日の午前 7 ら 翌 日 の 午
10 時間
14 時間
時まで
前 6 時まで
1 基準値は特定建設作業の場所の敷地の境界線での値
2 基準値を超えている場合、騒音の防止の方法のみならず、1 日の作業時間を※欄に定める時間未満 4
時間以上の間において短縮させることを勧告または命令できる。
3 2 号基準から 5 号基準については、災害等非常事態発生の場合、人命身体の危険防止の場合はこの限
りではないこと。
85 デシベル
(注)
○区域の区分
(昭和 48 年県告示 424 号)
第 1 号区域
第 2 号区域
指定地域のうち、次の区域とする。
(1) 第1種区域(第一種低層住居専用地域及び第二種低層住居専用地域)
(2) 第2種区域(第一種中高層住居専用地域、第二種中高層住居専用地域、
第一種住居地域、第二種住居地域及び準住居地域)
(3) 第3種区域(近隣商業地域、商業地域及び準工業地域)
(4) 第4種区域(工業地域)に所在する学校、保育所、病院、診療所、図書館、
特別養護老人ホームの敷地の周囲 80m区域内
指定区域のうち上に掲げる区域以外の区域
③自動車騒音の限度(要請基準)
(平成 12 年総理府令第 15 号)
地
域
類
型
あてはめ地域
a区域
b区域
c区域
特例
専ら住居の用に供される地域
第 1 種低層住居専用地域
第 2 種低層住居専用地域
第 1 種中高層住居専用地域
第 2 種中高層住居専用地域
主として住居の用に供される地域
第 1 種住居地域
第 2 種住居地域
準住居地域
相当数の住居と併せて商業、工業等の
用に供される地域
近隣商業地域、商業地域
準工業地域、工業地域
幹線交通を担う道路に近接する空間
高速自動車国道、一般国道
県道、4 車線以上の市町村道
自動車専用道路
基
準
値
昼間(午前 6 時
から午後 10 時)
夜間(午後 10 時∼
翌日の午前 6 時)
1車線
65 デシベル以下
55 デシベル以下
2 車線以上
70 デシベル以下
65 デシベル以下
1車線
65 デシベル以下
55 デシベル以下
2 車線以上
75 デシベル以下
70 デシベル以下
車線を有する道路
75 デシベル以下
70 デシベル以下
75 デシベル以下
70 デシベル以下
地域の区分
2 車線以下の道路
の端から 15m
2 車線を超える道
路の端から 20m
※ 個別の住居等において騒音の影響を受
けやすい面の窓を主として閉めた生活が
営まれていると認められるときは、屋内
へ透過する騒音に係る基準(昼間にあっ
ては 45 デシベル以下 夜間にあっては
40 デシベル以下)によることができる。
備考 車線とは、1 縦列の自動車が安全かつ円滑に走行するために必要な一定の幅員を有する帯状の車道部分をいう。
80
⑷
施設等
①特定施設
規制地域において次表に掲げる特定施設を有する工場・事業場は特定工場等となり、騒音規制
法により市長への届出が必要となる。
番号
施
設
名
イ 圧延機械
ロ 製管機械
ハ ベンディングマシン
ニ 液圧プレス
1
金属加
工機械
ホ 機械プレス
ヘ
ト
チ
リ
ヌ
ル
せん断機
鍛造機
ワイヤーフォーミングマシン
ブラスト
タンブラー
切断機
2
空気圧縮機及び送風機
3
土石用または鉱物用の破砕機、摩砕機、ふる
い及び分級機
4
織機
5
建設用
資材製
造機械
6
規
模
等
原動機の定格出力の合計が 22.5kW 以上のものであること。
ロール式のものであって、原動機の定格出力が 3.75kW 以
上のものであること。
矯正プレスを除く。
呼び加圧能力が 294 キロニュートン以上のものであるこ
と。
原動機の定格出力が 3.75kW 以上のものであること。
タンブラスト以外のものであって、密閉式のものを除く。
といしを用いるものであること。
原動機の定格出力が 7.5kW 以上のものであること。
原動機を用いるものであること。
イ コンクリートプラント
ロ アスファルトプラント
穀物用製粉機
気泡コンクリートプラントを除き、混練機の混練容量が
0.45 ㎥以上のものであること。
混練機の混練重量が 200kg 以上のものであること。
ロール式のものであって、原動機の定格出力が 7.5kW 以上
のものであること。
イ ドラムバーカー
7
木材加
工機械
ロ チッパー
ハ 砕木機
ニ 帯のこ機
ホ 丸のこ機
8
9
10
ヘ かんな盤
抄紙機
印刷機械
合成樹脂用射出成形機
11
鋳型造型機
原動機の定格出力が 2.25kW 以上のものであること。
製材用のものにあっては原動機の定格出力が 15kW 以上の
もの、木工用のものにあっては原動機の定格出力が 2.25kW
以上のものであること。
原動機の定格出力が 2.25kW 以上のものであること。
原動機を用いるものであること。
ジョルト式のものであること。
81
②騒音発生建設
規制地域において特定施設以外に次表に掲げる騒音発生施設を有する工場・事業場は、騒音特
定工場等となり、県条例により市長への届出が必要となる。
施
番号
設
名
規
模
1
金属加工用の旋盤(ベルト駆動式のものであ
ること。)
すべてのもの。
2
空気圧縮機及び送風機
原動機の定格出力が 3.75kW 以上 7.5kW 未満であること。
3
コンクリート製品製造用のコンクリートプ
ラント
気泡コンクリートプラントを除き、混練機の混練容量が
0.45 ㎥未満であること。
木 材加
工 機械
4
チッパー
原動機の定格出力が 2.25kW 未満であること。
製材用帯のこ盤及び丸のこ盤
原動機の定格出力が 7.5kW 以上 15kW 未満であること。
木工用帯のこ盤及び丸のこ盤
かんな盤
原動機の定格出力が 1.5kW 以上 2.25kW 未満であること。
5
冷凍機
原動機の定格出力が 3.75kW 以上であること。
6
冷却塔
原動機の定格出力が 0.75kW 以上であること。
7
バーナー
燃料の消費能力が 1 時間当たり 50ℓ以上であること。
備考
冷凍機は空調装置を含む。
③特定建設作業
規制地域において次表に掲げる特定建設作業は、法により届出が必要になる。
ただし、当該作業がその作業を開始した日に終わるものを除く。
番号
作
業
の
種
類
1
くい打機(もんけんを除く。)、くい抜き機またはくい打くい抜機(圧入式くい打くい抜機を除く。)を使
用する作業(くい打機をアースオーガーと併用する作業を除く。)
2
びょう打機を使用する作業
3
さく岩機を使用する作業(作業地点が連続的に移動する作業にあっては、1 日における当該作業に係る 2
地点間の最大距離が 50m を超えない作業に限る。)
4
空気圧縮機(電動機以外の原動機を用いるものであって、その原動機の定格出力が 15kW 以上のものに限
る。
)を使用する作業(さく岩機の動力として使用する作業は除く。
)
5
コンクリートプラント(混練機の混練容量が 0.45 ㎥以上のものに限る。)またはアスファルトプラント
(混練機の混練重量が 200kg 以上のものに限る。
)を設けて行う作業(モルタルを製造するためにコンク
リートプラントを設けて行う作業を除く。)
6
バックホウ(一定の限度を超える大きさの騒音を発生しないものとして、環境庁長官が指定するものを除
き、原動機の定格出力が 80 キロワット以上のものに限る。
)を使用する作業
7
トラクターショベル(一定の限度を超える大きさの騒音を発生しないものとして、環境庁長官が指定する
ものを除き、原動機の定格出力が 70 キロワット以上のものに限る。
)を使用する作業
8
ブルドーザー(一定の限度を超える大きさの騒音を発生しないものとして、環境庁長官が指定するものを
除き、原動機の定格出力が 40 キロワット以上のものに限る。
)を使用する作業
82
5
振動に係る環境基準
振動規制については、振動規制法に基づいて規制地域が指定されています。
規制地域では、特定工場及び特定建設作業から発生する振動を規制するとともに、規制基準を
超えるものについては、改善勧告、改善命令等の行政措置を行うこととされています。
また、規制地域の指定により、指定地域内における道路交通振動が法に定める限度(要請基準)
を超え、生活環境に著しい影響を及ぼすと認められる場合には、道路管理者に対して道路改修等
を要請することができるほか、公安委員会に対して道路交通法に基づく措置をとるよう要請でき
ることとなっています。
⑴ 規制基準
①特定工場等の規制基準
(昭和 53 年県告示第 335 号)
要 請 基 準 値
昼 間
夜 間
午前 7 時∼午後 8 時
午後 8 時∼翌日午前 7 時
区 域 の 区 分
あてはめ地域
第 1 種区域
第 1 種低層住居専用地域、第 2 種低層住居専
用地域、第 1 種中高層住居専用地域、第 2 種
中高層住居専用地域、第 1 種住居地域、第 2
種住居地域、準住居地域
60 デシベル以下
55 デシベル以下
第 2 種区域
近隣商業地域、商業地域 、準工業地域、工業
地域
65 デシベル以下
60 デシベル以下
備考
1 区域の区分は、原則として都市計画法第 8 条第 1 項第 1 号の用途区域の区分による。
2 下記施設敷地の周囲 50m 区域内は、同表の各欄の値から 5 デシベルを減じた値とする。
(1) 学校教育法第 1 条に規定する学校
(2) 児童福祉法第 7 条に規定する保育所
(3) 医療法第 1 条の 5 第 1 項に規定する病院及び同条第 2 項に規定する診療所のうち、患者を入院させ
るための施設
(4) 図書館法第 2 条第 1 項に規定する図書館
(5) 老人福祉法第 5 条の 3 に規定する特別養護老人ホーム
②特定建設作業の規制基準
(1 号基準)
振動基準
(2 号基準)
(3 号基準)
(4 号基準)
作業禁止時間
※1 日の作業限度時間
連続作業
限度期間
1 号区域
2 号区域
1 号区域
2 号区域
(施行規則第 11 条)
(5 号基準)
作業禁止日
午後 7 時から 午後 10 時か
日曜日
10 時間
14 時間
6日
翌日の午前 7 ら 翌 日 の 午
その他の休日
前 6 時まで
時まで
1 基準値は特定建設作業の場所の敷地の境界線での値
2 75db を超える大きさの振動を発生する場合に改善勧告または命令を行うにあたり、1 日の作業時間を
※欄に定める時間未満 4 時間以上の間において短縮させることができる。
3 災害等非常事態発生の場合、人命身体の危険防止の場合はこの限りではない。
75 デシベル
(注)
○区域の区分
第 1 号区域
指定地域のうち、次の区域とする。
(1) 第一種低層住居専用地域、第二種低層住居専用地域、第一種中高層住居専用地域及び第
二種中高層住居専用地域
(2) 第一種住居地域、第二種住居地域及び準住居地域
(3) 近隣商業地域、商業地域及び準工業地域
(4) 工業地域内に所在する学校、保育所、病院、診療所、図書館、特別養護老人ホームの敷地
の周囲 80m区域内
第 2 号区域
指定区域のうち上に掲げる区域以外の区域
83
③道路交通振動の限度(要請基準)
(施行規則第 12 条)
区 域 の 区 分
基
準
値
あてはめ地域
昼 間
午前 7 時∼午後 8 時
夜 間
午後 8 時∼翌日の午前 7 時
第 1 種区域
第 1 種低層住居専用地域、第 2 種低層住
居専用地域、第 1 種中高層住居専用地域、
第 2 種中高層住居専用地域、第 1 種住居
地域、第 2 種住居地域、準住居地域
65 デシベル以下
60 デシベル以下
第 2 種区域
近隣商業地域、商業地域 、準工業地域、
工業地域
70 デシベル以下
65 デシベル以下
⑵ 施設等
①特定施設
規制地域において次表に掲げる特定施設を有する工場・事業場は、特定工場となり、振動規制
法により市長への届出が必要である。
番号
施
設
名
規
イ 液圧プレス
模
矯正プレスを除く。
ロ 機械プレス
金 属加
工 機械
1
ハ せん断機
原動機の定格出力が 1kW 以上のものに限る。
ニ 鍛造機
ホ ワイヤーフォーミングマシン
原動機の定格出力が 37.5kW 以上のものに限る。
2
圧縮機
原動機の定格出力が 7.5kW 以上のものに限る。
3
土石用または鉱物用の破砕機、磨砕機、ふ
るい及び分級機
原動機の定格出力が 7.5kW 以上のものに限る。
4
織機
原動機を用いるものに限る。
(1)コンクリートブロックマシン
原動機の定格出力の合計が 2.95kW 以上のものに限る。
(2)コンクリート管製造機械及びコンクリ
ート柱製造機械
原動機の定格出力の合計が 10kW 以上のものに限る
5
イ ドラムバーカー
6
木 材加
工 機械
7
印刷機械
原動機の定格出力が 2.2kW 以上のものに限る。
8
ゴム練用または合成樹脂練用のロール機
カレンダーロール機以外のもので、原動機の定格出力が
30kW 以上のものに限る。
9
合成樹脂用射出成形機
10
鋳型造型機
ロ チッパー
原動機の定格出力が 2.2kW 以上のものに限る。
ジョルト式のものに限る。
②特定建設作業
規制地域において次表に掲げる特定建設作業は、法により届出が必要になる。
番号
作
業
の
種
類
1
くい打機(もんけん及び圧入式くい打機を除く。)くい抜機(油圧式くい抜機を除く。)またはくい
打くい抜機(圧入式くい打くい抜機を除く。)を使用する作業
2
鋼球を使用して建築物その他の工作物を破壊する作業
3
舗装版破砕機を使用する作業(*)
4
ブレーカー(手持式のものを除く。)を使用する作業(*)
(*)
作業地点が連続的に移動する作業にあっては、1 日における当該作業に係る 2 地点間の最大距離が 50m を
超えない作業に限る。
84
6
一関市環境基本条例
平成18年12月22日条例第79号
目次
第 1 章 総則(第1条−第 6 条)
第 2 章 環境の保全及び創造に関する基本方針等(第 7 条−第 9 条)
第 3 章 環境の保全及び創造に関する基本的施策(第 10 条−第 21 条)
第 4 章 環境審議会(第 22 条−第 28 条)
附則
第 1 章 総則
(目的)
第1条 この条例は、環境の保全及び創造について、基本理念を定め、並びに市、事業者及び市
民の責務を明らかにするとともに、環境の保全及び創造に関する施策(以下「環境施策」とい
う。)の基本的事項を定めることにより、環境施策を総合的かつ計画的に推進し、もって現在
及び将来の市民の健康で安全な生活の確保に寄与することを目的とする。
(定義)
第2条
この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
(1) 環境への負荷
人の活動により環境に加えられる影響であって、環境の保全上の支障の
原因となるおそれのあるものをいう。
(2) 地球環境保全
人の活動による地球全体の温暖化又はオゾン層の破壊の進行、海洋の汚
染、野生生物の種の減少その他の地球の全体又はその広範な部分の環境に影響を及ぼす事態
に係る環境の保全であって、人類の福祉に貢献するとともに、市民の健康で安全な生活の確
保に寄与するものをいう。
(3) 公害
環境の保全上の支障のうち、事業活動その他の人の活動に伴って生ずる相当範囲
にわたる大気の汚染、水質の汚濁(水質以外の水の状態又は水底の底質が悪化することを含
む。)、土壌の汚染、騒音、振動、地盤の沈下(鉱物の掘採のための土地の掘削によるものを
除く。)及び悪臭によって、人の健康又は生活環境(人の生活に密接な関係のある財産並び
に人の生活に密接な関係のある動植物及びその生育環境を含む。)に係る被害が生ずること
をいう。
(基本理念)
第3条 環境の保全及び創造は、市民が健康で安全な生活を営むことができる健全で恵み豊かな
環境を確保し、これを将来の世代に継承していくことを目的として行われなければならない。
2
環境の保全及び創造は、人と自然が共生し、環境への負荷の少ない持続的な発展が可能な社
会の構築を目的として行われなければならない。
3
環境の保全及び創造は、市、事業者及び市民のすべての者がそれぞれの責務を自覚し、適切
な役割分担の下に自主的かつ積極的に行われなければならない。
4
地球環境保全は、人類共通の課題であり、市、事業者及び市民のすべての者が自らの問題と
して認識し、それぞれの事業活動及び日常生活において自主的かつ積極的に行われなければな
85
らない。
(市の責務)
第4条
市は、前条に規定する基本理念(以下「基本理念」という。)にのっとり、環境の保全
及び創造に関する基本的かつ総合的な施策を策定し、及び実施する責務を有する。
(事業者の責務)
第5条 事業者は、基本理念にのっとり、その事業活動を行うに当たっては、これに伴って生じ
る公害を防止し、又は自然環境を適正に保全するために必要な措置を講ずる責務を有する。
2
前項に定めるもののほか、事業者は、基本理念にのっとり、その事業活動に関し、これに伴
う環境への負荷の低減その他環境の保全及び創造に自ら努めるとともに、市が実施する環境施
策に参画し、及び協力する責務を有する。
(市民の責務)
第6条 市民は、基本理念にのっとり、その日常生活に伴う環境への負荷の低減、その他環境の
保全及び創造に自ら努めるとともに、市が実施する環境施策に参画し、及び協力する責務を有
する。
第2章 環境の保全及び創造に関する施策の基本方針等
(施策の基本方針)
第7条
市は、環境策定を策定し、及び実施するに当たっては、次に掲げる事項を基本として、
事業者及び市民との協働の下に各種の施策相互の連携を図りつつ、これを総合的かつ計画的に
行わなければならない。
(1)
市民の健康を保護し、及び生活環境を保全し、並びに自然環境を適正に保全するよう、
大気、水、土壌その他の環境の自然的構成要素の良好な状態を確保すること。
(2)
野生生物の種の保存その他の生物の多様性の確保に努めるとともに、森林、農地、水辺
地等における多様な自然環境を地域の自然的社会的条件に配慮して適正に保全すること。
(3)
優れた自然環境及び歴史的、社会的な環境その他快適な環境を保全するとともに、人と
自然との豊かな触れ合いを確保すること。
(4)
廃棄物の減量、資源の循環的な利用及びエネルギーの有効利用等を推進し、並びに環境
の保全及び創造に関する技術等を活用することにより、環境への負荷の少ない持続的な発展
が可能な社会を構築すること。
(5)
広域的な見地をもって環境の保全及び創造を推進するため、水系等により環境に関して
密接なつながりを有する地域との積極的な連携及び協力に努めること。
(環境基本計画)
第8条 市長は、環境の保全及び創造に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、一関
市環境基本計画(以下「環境基本計画」という。
)を定めるものとする。
2
環境基本計画は、次に掲げる事項について定めるものとする。
(1)
環境の保全及び創造に関する目標
(2)
環境の保全及び創造に関する総合的かつ長期的な施策の方向
(3) 前 2 号に掲げるもののほか、環境施策を総合的かつ計画的に推進するために必要な事項
86
3
市長は、環境基本計画を定めるに当たっては、事業者及び市民の意見を反映することができ
るように必要な措置を講ずるとともに、一関市環境審議会の意見を聴かなければならない。
4
市長は、環境基本計画を定めたときは、速やかに、これを公表しなければならない。
5
前2項の規定は、環境基本計画の変更について準用する。
(年次報告書)
第9条 市長は、毎年、環境の状況、市が講じた環境施策の実施状況等を明らかにした報告書を
作成し、これを公表しなければならない。
第3章 環境の保全及び創造に関する基本的施策
(施策に当たっての配慮)
第 10 条
市は、環境に影響を及ぼすと認められる施策を策定し、及び実施するに当たっては、
環境の保全について配慮するとともに、環境基本計画との整合を図らなければならない。
(環境影響評価の促進)
第 11 条
市は、土地の形状の変更、工作物の新設その他これらに類する事業を行う事業者が、
その事業の実施に当たりあらかじめその事業に係る環境への影響について自ら適正に調査、予
測又は評価を行い、その結果に基づき、その事業に係る環境の保全について適正に配慮するこ
とを促進するため、必要な措置を講ずるように努めるものとする。
(規制及び誘導措置)
第 12 条
市は、公害の原因となる行為及び環境の保全上の支障を防止するため、必要な規制の
措置を講ずるように努めるものとする。
2
市は、環境への負荷を生じさせる活動又は生じさせる原因となる活動を行う者がその活動に
係る環境への負荷の低減を図るための施策の整備その他の適切な措置をとるように誘導し、環
境の保全上の支障を防止するため、必要な措置を講ずるように努めるものとする。
(協定の締結)
第 13 条
市長は、環境の保全上の支障を防止するため必要があると認めるときは、事業者と環
境の保全に関する協定について協議し、その締結に努めるものとする。
(公共的施設等の整備及び事業推進)
第 14 条
市は、下水道、廃棄物の公共的な処理施設その他の環境の保全上の支障の防止に資す
る公共的施設の整備及び森林の整備その他の環境の保全上の支障の防止に資する事業を推進
するため、必要な措置を講ずるものとする。
2
市は、公園、緑地その他の公共的施設の整備その他の自然環境の適正な整備及び健全な利用
のための事業を推進するため、必要な措置を講ずるものとする。
(廃棄物の減量の推進)
第 15 条
市は、環境への負荷の低減を図るため、廃棄物の減量、エネルギーの有効利用、資源
の循環的な利用が推進されるように必要な措置を講ずるものとする。
2
前項に定めるもののほか、市は、環境への負荷の低減に資する製品、原材料、役務等の利用
が促進されるように必要な措置を講ずるものとする。
(環境美化に関する意識の向上)
87
第 16 条
市は、公共の場所の美観を損なう行為を防止するため、市民の環境美化に関する意識
の向上を図るように努めるものとする。
(環境教育及び学習の振興)
第 17 条
市は、事業者及び市民が環境の保全及び創造についての理解を深めることにより、こ
れらの者が自発的に行う環境の保全及び創造に関する活動を促進するため、環境の保全及び創
造に関する教育及び学習の振興並びに広報活動の充実その他の必要な措置を講ずるものとす
る。
(自発的活動の促進)
第 18 条
市は、事業者、市民又はこれらの者の組織する民間の団体(以下「民間団体等」とい
う。)が自発的に行う環境の保全及び創造に関する活動が促進されるように必要な措置を講ず
るものとする。
2
市は、環境施策の推進に当たっては、民間団体等の参画及び協力に関し必要な措置を講ずる
ものとする。
(情報の収集及び提供)
第 19 条
市は、環境の保全及び創造に関する情報の収集に努めるとともに、環境の保全及び創
造に資するために必要な情報を適切に提供するものとする。
(調査の実施・監視等の体制の整備)
第 20 条 市は、環境施策の策定に必要な調査を実施するものとする。
2
市は、環境の状況を把握し、環境施策を適正に実施するため、必要な監視、巡視、測定等の
体制の整備に努めるものとする。
(環境保全における相互協力)
第 21 条
市は、広域的な取組を必要とする環境施策については、国及び他の地方公共団体と協
力し、その推進に努めるものとする。
2
市は、国、他の地方公共団体、民間団体等その他の関係機関と連携し、地球環境保全に関す
る国際協力の推進に努めるものとする。
第4章 環境審議会
(環境審議会)
第 22 条 環境の保全及び創造に関する基本的事項を調査審議させるため、一関市環境審議会(以
下「審議会」という。
)を置く。
(組織)
第 23 条 審議会は、委員 14 人以内をもって組織し、委員は、次の各号に掲げる者のうちから市
長が委嘱する。
(1)
知識経験を有する者
(2)
公共的団体等に属している者
(3)
関係行政機関の職員
(4)
その他市長が必要と認める者
(任期)
88
第 24 条 委員の任期は、2 年とする。ただし、欠員が生じた場合における補欠委員の任期は、前
任者の残任期間とする。
(会長及び副会長)
第 25 条 審議会に会長及び副会長を1人を置き、委員の互選とする。
2
会長は、会務を総理し、会議の議長となる。
3
副会長は、会長に事故あるとき、又は会長が欠けたときは、その職務を代理する。
(会議)
第 26 条 審議会は、会長が招集する。
2
審議会は、委員の半数以上が出席しなければ会議を開くことができない。
(庶務)
第 27 条 審議会の庶務は、市民環境部生活環境課において処理する。
(委任)
第 28 条 第 22 条から前条までに定めるもののほか、審議会の運営に関し必要な事項は、会長が
審議会に諮って定める。
附 則
この条例は、平成 19 年 1 月 1 日から施行する。
89
7
一関市ポイ捨てのないきれいなまちづくり条例
平成 19 年 3 月 22 日条例第 11 号
(目的)
第1条 この条例は、たばこの吸い殻、空き缶等の散乱の防止等に関し必要な事項を定めること
により、市、市民及び事業者の協働によるポイ捨て等のないきれいなまちづくりを推進し、も
って快適な生活環境を確保することを目的とする。
(定義)
第2条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところ
による。
(1) 市民等
市内に居住し、若しくは滞在し、又は市内を通過する者をいう。
(2) 事業者
市内において事業活動を行う者をいう。
(3) 公共の場所
道路、河川、水路、公園、緑地、広場等の市民等が自由に利用し、又は出入
りできる場所をいう。
(4) 吸い殻等
たばこの吸い殻、チューインガムのかみかす、紙くずその他これらに類するも
ので容易に投棄され、又は散乱しうるものをいう。
(5) 空き缶等 飲食物を収納していた缶、瓶、ペットボトルその他の容器をいう。
(6) 回収容器 空き缶等を回収するための容器その他これに類する物をいう。
(7) ポイ捨て
吸い殻等又は空き缶等を持ち帰らず、これらを回収容器又はごみ箱等定められ
た場所以外に放置し、又は捨てることをいう。
(市の責務)
第3条 市は、この条例の目的を達成するため、必要な施策を実施し、きれいなまちづくりを推
進するものとする。
(市民等の責務)
第4条 市民等は、吸い殻等及び空き缶等の散乱を防止するため、自ら生じさせた吸い殻等及び
空き缶等を持ち帰り、又は回収容器等に収納しなければならない。
2
市民等は、この条例の目的を達成させるため、市が実施するきれいなまちづくりに関する施
策に協力しなければならない。
(事業者の責務)
第5条 事業者は、事業活動を実施するに当たって、きれいなまちづくりに十分な配慮及び措置
を講じるとともに、従業員に対し意識の啓発に努めなければならない。
2
事業者は、この条例の目的を達成させるため、市が実施するきれいなまちづくりに関する施
策に協力しなければならない。
(ポイ捨ての禁止)
第6条 何人も、公共の場所及び他人が所有し、又は管理する場所にポイ捨てをしてはならない。
(飼い犬等のふんの放置禁止)
第7条 犬及び猫その他飼育を目的とした動物(以下「飼い犬等」という。) の飼い主は、当該
飼い犬等が公共の場所においてふんを排泄した場合は、ふんを持ち帰る等適正な処理をし、当
該飼い犬等のふんを放置してはならない。
(公共の場所の管理)
90
第8条 公共の場所の管理者は、その管理する場所を清潔に保持し、みだりにポイ捨てされない
よう適正に管理するとともに、利用者への啓発等に努めなければならない。
(回収容器の設置等)
第9条 自動販売機を設置し、又はこれにより飲食物を販売する者は、当該自動販売機の付近に
回収容器を設置する等、飲食物の容器の散乱の防止に努めなければならない。
(印刷物配布者の責務)
第 10 条
公共の場所において、ビラ、チラシ等の印刷物を配布し、又は配布させた者は、自ら
の責任において散乱した印刷物を処理する等、当該印刷物が公共の場所に散乱しないよう努め
なければならない。
(措置命令)
第 11 条
市長は、第 6 条又は第 7 条の規定に違反した者に対し、ポイ捨てされた吸い殻等若し
くは空き缶等又は放置された飼い犬等のふんを適正に処理するよう命ずることができる。
(委任)
第 12 条 この条例の施行に関し必要な事項は、市長が別に定める。
附
則
この条例は、平成 19 年 6 月 1 日から施行する。
■発
行
一関市
市民環境部
生活環境課
〒021−8501
岩手県一関市竹山町 7 番 2 号
TEL:0191-21-8341(直通)
FAX:0191-21-2101
http://www.city.ichinoseki.iwate.jp/
91
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