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第2章 ごみ処理の現況と課題

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第2章 ごみ処理の現況と課題
第2章 ごみ処理の現況と課題
1
ごみ処理の経緯
本市に関係するごみ処理の経緯は、次のとおりです。
表 2.2.1
年度
昭和 48
(1973)
昭和 49
(1973)
昭和 50
(1975)
昭和 52
(1977)
昭和 54
(1979)
昭和 60
(1985)
昭和 62
(1987)
平成3
(1991)
平成4
(1992)
平成6
(1994)
平成 11
(1999)
平成 12
(2000)
平成 13
(2001)
平成 16
(2004)
平成 17
(2005)
ごみ処理の経緯
施設整備
瑞穂町営ごみ焼却炉竣工(6t/日)
吾妻町、愛野町、千々石町、森山町
(諫早市)、飯盛町(諫早市)で構成
する県央広域圏西部地区塵芥処理一
部事務組合を設立
南串山町ごみ焼却場竣工(6t/日)
減量化・資源化等
県央広域圏西部地区塵芥処理一部事
務組合清掃センター竣工(30t/日)
国見町ごみ焼却場竣工(10t/日)
小浜町清掃センター竣工(50t/日)
国見町、瑞穂町、有明町(島原市)
で構成する南高北東部環境衛生組合
を設立
南高北東部環境衛生組合清掃センタ
ー竣工(30t/日)
瑞穂町営ごみ焼却炉、国見町ごみ焼
却場廃止
資源の有効な利用の促進に関する
法律の制定
県央広域圏西部地区塵芥処理一部事
務 組合最 終処 分場竣 工( 12,600
㎥)
県央不燃物再生センター竣工(48
t/日)
県央県南広域環境組合設立
南串山町ごみ焼却場廃止
再生資源利用促進法の制定
県央西部地区で「可燃ごみ」「不燃
ごみ」以外に「ペットボトル」「空
きかん・空きびん」「有害ごみ」の
ごみ袋を作成
南串山地区に分け兵衛ハウスの建
設が始まる
県央県南クリーンセンター(300t
/日)
・東部リレーセンター(94t/5
h)
・西部リレーセンター(55t/5
h)竣工
県央広域圏西部地区塵芥処理一部事
務組合清掃センター、小浜町清掃セ
ンター、南高北東部環境衛生組合清
掃センター廃止
16
雲仙市誕生
県央県南クリーンセンター・東部リ
レーセンター・西部リレーセンター
稼動
平成 18
(2006)
千々石地区・小浜地区にストックハ
ウス☞を建設
雲仙市分別収集計画、震災廃棄物処
理計画、水害廃棄物処理計画策定
愛野地区にストックハウスを建設
平成 19
(2007)
平成 20
(2008)
2
ごみ処理・処分の流れ
本市の平成 19 年度のごみ処理の流れは、図 2.2.1 のとおりです。
家庭系ごみのうち、可燃ごみ、不燃ごみ、有害ごみ、空きかん、空きびん、
ペットボトルはごみステーション集積による収集を行ない、ダンボール、新
聞・雑誌、その他紙製容器包装、牛乳パック、白色トレイ、発泡スチロール、
その他プラスチック製容器包装、古着はストックハウス、分け兵衛ハウスに
よる拠点収集を行っています。
ごみステーションに出されたごみは、市の収集委託業者などにより、「可燃
ごみ」は、県央県南広域環境組合の「西部リレーセンター」を経由して「県
央県南クリーンセンター」に、「不燃ごみ」「有害ごみ」「空きかん」「空きび
ん」は県央地域広域市町村圏組合の「県央不燃物再生センター」と島原地域
広域市町村圏組合の委託する「県北衛生社島原リサイクルプラント」に搬入
されます。
「可燃ごみ」は、諫早市福田町の県央県南クリーンセンターで処理されま
す。平成 19 年度(平成 19 年4月から 20 年3月まで)に雲仙市から搬入
されたごみ量は 13,405t、1日1人あたりごみ量に換算すると 728gにな
ります。処理された「可燃ごみ」は「スラグ☞」「硫黄」「工業塩」「金属水酸化
物」になり、JFE環境ソリューションズ株式会社に引き取られ、「スラグ」
は県内のコンクリート製品工場で歩道の敷石として使われるインターロッキ
ングブロック☞になります。「硫黄」は工業用硫酸の原料に、「工業塩」は苛性ソ
ーダなど工業用原材料に、「金属水酸化物」は鉛や亜鉛などを多く含むため精
錬所で資源化されます。また、ごみ処理の過程で発生した精製ガスは発電や
工場内ボイラの燃料となり、この施設から、最終処分場に運ばれ埋めたて処
分される物質は発生しません。
「不燃ごみ」や「有害ごみ」「空きかん」「空きびん」は、諫早市福田町の
「県央地域広域市町村圏組合の県央不燃物再生センター」と島原地域広域市
町村圏組合の委託する「県北衛生社島原リサイクルプラント」で処理されま
す。平成 19 年度に雲仙市から県央不燃物再生センターには 570t、1日1
人あたりごみ量に換算すると 31gになり、島原リサイクルプラントには
386t、1日1人あたりごみ量に換算すると 21gになります。
県央不燃物再生センターでの処理後では「有害物」「ガラス」「アルミ・鉄等」
に選り分けられ、「有害物」は北海道に運ばれ水銀を処理抽出し再利用され、
「ガラス」は大阪市でガラス製品の原材料に、「アルミ・鉄等」は長崎市でアル
17
ミ、鉄製品の原材料に再生されています。搬入されたごみから出た「可燃ごみ」
は、県央県南クリーンセンターに運ばれ溶融処理されます。また、最終処分
場に運ばれ埋め立て処分されるごみ量は年間 49 トンとなります。
島原リサイクルプラントで選り分けられた「有害物」は北九州市で水銀を処
理抽出し再利用され、「ガラス」は兵庫県宝塚市でガラス製品の原材料に、「ア
ルミ・鉄等」は熊本県荒尾市や南島原市加津佐町でアルミ、鉄製品の原材料に
再生されています。また、最終処分場に運ばれ埋め立て処分されるごみ量は
年間 108 トンとなります。
「ペットボトル」は年間 75 トン集められ、ごみステーションから市内の
保管施設を経由して、長崎クリーン事業協同組合により搬送選別され、北九
州市若松区の指定法人「西日本ペットボトル」に運ばれます。その後、山口
県周南市で服の原材料や自動車の一部材料に、鹿児島市で卵パックの材料に
生まれ変わります。ペットボトル処理経費として、運搬料が年間 54 万6千
円、選別処理量が 184 万7千円かかりますが、有償引取料として 262 万1
千円の収入があります。差引収入の 22 万8千円は市のごみ処理事業の経費
に充てられています。
「ダンボール」「新聞・雑誌」「その他紙製容器包装」
「牛乳パック」の紙類
資源物は、市内6ヵ所のストックハウスと 30 ヵ所の分け兵衛ハウスに年間
317 トン集められ、長崎クリーン事業協同組合により搬送選別されます。「ダ
ンボール」「新聞・雑誌」は、宮崎県や熊本県など製紙工場に運ばれ、ダンボ
ールの原紙や新聞紙の原紙、菓子箱の原紙などに生まれ変わります。「その他
紙製容器包装」は佐賀県の再生工場に運ばれ、紙製容器包装の原紙に、「牛乳
パック」は大分県の製紙工場などに運ばれ、トイレットペーパーに生まれ変
わります。紙類資源物は年間 158 万円の運搬処理費がかかりますが、有償引
取料として 120 万1千円の収入があります。差引支出の 37 万9千円は市の
負担となります。
「白色トレイ」「発泡スチロール」「その他プラスチック製容器包装」のプ
ラスチック類資源物は、紙製資源物と同じ市内のストックハウスや分け兵衛
ハウスに年間9トン集められ、長崎クリーン事業協同組合により搬送選別さ
れます。「白色トレイ」は佐賀県神崎郡の樹脂製品製造工場に運ばれ、バージ
ン材と混ぜられ再び白色トレイとなります。「発泡スチロール」「その他プラ
スチック製容器包装」は、佐賀県嬉野市の樹脂搬送工場に運ばれ、フレーク
状に加工し、発泡スチロールや搬送用パレット、おもちゃなどの原材料に生
まれ変わります。プラスチック類資源物は年間 75 万円の運搬処理費がかか
り、有償引き取りはありませんので、全額が市の負担となります。
「古着」は、紙製資源物と同じ市内のストックハウスや分け兵衛ハウスに
年間 24 トン集められ、長崎クリーン事業協同組合により搬送選別されます。
佐賀県の古布取扱工場に運ばれ、古着や工場用ウエスとして再利用されてい
ますが、年間9トンは利用不可物として焼却処理されます。古着は年間2万
5千円の選別処理費がかかり、全額が市の負担となります。
18
可燃ごみ
直接搬入
5,127 t
県央県南広域環境組合
県央県南クリーンセンター
13,405 t
〔スラグ〕
1,011
・ インターロッキングブ
ロック
t
【諫早市福田町】
13,356 t
〔メタル〕
県央県南広域環境組合
西部リレーセンター
【雲仙市千々石町】
ご
み
ス
テ
ョ
シ
空きかん
132 t
〔硫黄〕
・ 硫酸の原料
11
t
〔工業塩〕
224
t
・ 苛性ソーダなど工業
用の原材料
t
・ 鉛や亜鉛など精錬所
で資源化
県央地域広域市町村圏組合
県央不燃物再生センター
570 t
【諫早市福田町】
不燃ごみ
最終処分
49 t
〔有害〕
(
14 t
市
内
7
2
0
カ
所
・ 発電や工場内ボイラ
の燃料
164
ン
有害ごみ
〔精製ガス〕
66,520,834 m3
33,099,870 kwh
〔金属水酸化物〕
ー
613 t
t
8,229 t
残さ焼却
46 t
不燃ごみ
・ 工業用金属の原材料
0
有害ごみ
【北海道常呂郡留辺蕊町】
・ 水銀処理し、水銀の
再利用
〔ガラス〕
・ ガラス製品の原材料
【大阪市北区】
〔アルミ・鉄等〕
空きかん・空きびん
【長崎市神ノ島町】
【佐賀県杵島郡白石町】など
島原地域広域市町村圏組合
県北衛生社
島原リサイクルプラント
【島原市西町】
386 t
)
不燃ごみ
〔有害〕
【北九州市若松区響町】
・ 水銀処理し、水銀の
再利用
〔ガラス〕
・ ガラス製品の原材料
【兵庫県宝塚市安倉西】
〔アルミ・鉄等〕
空きびん
有害ごみ
・ アルミ、鉄製品の原
材料
・ アルミ、鉄製品の原
材料
【熊本県荒尾市高浜】
【南島原市加津佐町】
196 t
空きかん・空きびん
最終処分
108 t
ペットボトル
長崎県クリーン事業協同
組合第6工場
75 t
75 t
牛乳パック
2 t
白色トレイ
1 t
発泡スチロール
7 t
【諫早市多良見町】
【鹿児島市郡山町】
・ 卵パックの材料
長崎県クリーン事業協同
組合第7工場
317 t
〔ダンボール・新聞・雑誌〕
・ ダンボールの原紙
【大分県大分市江ノ道】
・ 新聞紙の原紙
【宮崎県日南市戸高】
【熊本県八代市十条町】など ・ 菓子箱の原紙
【諫早市多良見町】
ク
ハ
ウ
ス
6
カ
所
〔紙製容器包装〕
《指定法人》イワフチ
・ 紙製容器包装紙の原紙
【佐賀県杵島郡江北町下小田】
分
け
兵
衛
︵
1 t
プラスチック製容
器包装
・ 服の材料や自動車の
一部材料
〔牛乳パック〕
・ トイレットペーパー
【大分県大分市錦町】
【徳島県阿南市津ノ峯】
〔白色トレイ〕
《指定法人》㈱エフピコ
)
紙容器包装
6 t
ス
ト
ッ
新聞・雑誌
274 t
【山口県周南市由加町】
(
ダンボール
35 t
《指定法人》西日本ペットボトル
75 t
【北九州市若松区響町】
長崎県クリーン事業協同
組合第5工場
24 t
【佐賀県神埼郡吉野ヶ里町】
【大村市今富町】
〔発泡スチロール、プラスチック製容
器包装〕
3
0
カ
所
・ 白色トレイの原材料
・ 発泡スチロールの原材料
・ おもちゃなどの原材料
・ 輸送用パレットの原材料
《指定法人》㈱エフピコ
【佐賀県嬉野市嬉野町】
︶
古着
〔布類〕
24 t
【佐賀県武雄市北方】
利用不可物(焼却)
9t
図 2.2.1
ごみのゆくえ(平成 19 年度)
19
・ 古着
・ 工場用ウエス
3
ごみ発生量の実績及び性状
1)ごみ発生量
本市で発生する資源物などを含めたごみの発生量は、年々増加傾向が続
いてきましたが、平成 17 年度をピークに減少し、平成 19 年度では
14,737tとなっています。また、同年の市収集量は 9,561t、中間処理
施設に搬入されたごみ排出量は 14,737tとなっており、人口の減少の影
響もあり、排出量はわずかですが減少しています。
なお、一人一日あたりの発生量は、平成 18 年度で 811g/人・日であ
り、長崎県平均値 1,033g/人・日、全国平均値1,116g/人・日よりも
低い排出量となっています。
表 2.2.2
年 度
区 分
計画収集人口
家庭系ごみ☞量
発 排
事業系ごみ☞量
生 出
量 量 その他ごみ量
ごみ発生量 計
1人1日あたり家庭系ごみ量
1人1日あたりのごみ発生量
︵
22,000
20,000
18,000
16,000
数 14,000
量
12,000
t 10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
0
(人)
(t)
(t)
(t)
(t)
(g/人・日)
(g/人・日)
ごみ排出量の実績
平成14
2002
52,757
11,804
3,293
0
15,097
613
784
平成15
2003
52,496
11,688
3,756
0
15,444
610
806
平成16
2004
52,028
11,736
3,931
0
15,667
618
825
平成17
2005
51,637
15,417
4,844
0
20,261
818
1,075
平成18
2006
51,105
10,222
4,906
0
15,128
548
811
4,844
3,293
3,756
3,931
4,906
4,938
︶
11,736
11,688
15,417
11,804
H14
H15
H16
家庭系ごみ排出量
図2.2.2
H17
H18
事業系ごみ排出量
ごみ排出量の推移
20
9,799
10,222
H19
平成19
2007
50,428
9,799
4,938
0
14,737
532
801
2)地域別の可燃ごみ収集量
表2.2.3
年 度
平成14
区 分
2002
国見地区
(g/人・日)
449
収集人口
(人)
11,837
収集ごみ量 (t)
1,942
瑞穂地区
(g/人・日)
380
収集人口
(人)
6,070
収集ごみ量 (t)
842
吾妻地区
(g/人・日)
390
収集人口
(人)
7,890
収集ごみ量 (t)
1,123
愛野地区
(g/人・日)
457
収集人口
(人)
4,771
収集ごみ量 (t)
795
千々石地区
(g/人・日)
455
収集人口
(人)
5,958
収集ごみ量 (t)
989
小浜地区
(g/人・日)
703
収集人口
(人)
11,299
収集ごみ量 (t)
2,898
南串山地区
(g/人・日)
389
収集人口
(人)
4,932
収集ごみ量 (t)
701
雲仙市全域
(g/人・日)
482
収集人口
(人)
52,757
収集ごみ量 (t)
9,290
地区別の可燃ごみ収集量
平成15
2003
464
11,812
2,001
373
6,067
825
385
7,783
1,094
457
4,834
806
457
5,904
984
644
11,180
2,627
386
4,916
692
471
52,496
9,029
平成16
2004
465
11,722
1,989
374
5,990
818
406
7,680
1,139
459
4,861
814
462
5,837
985
628
11,070
2,538
384
4,868
682
472
52,028
8,965
平成17
2005
479
11,683
2,042
396
5,971
864
385
7,619
1,071
504
5,000
920
488
5,796
1,032
440
10,864
1,745
410
4,761
713
445
51,694
8,387
平成18
2006
481
11,609
2,037
404
5,876
866
394
7,529
1,082
510
5,097
949
474
5,679
982
424
10,642
1,646
405
4,668
690
442
51,100
8,252
平成19
2007
483
11,441
2,016
399
5,780
841
403
7,415
1,091
522
5,200
990
460
5,574
936
440
10,441
1,677
406
4,568
677
447
50,419
8,228
10,000
701
692
682
8,000
︶
t
690
677
2,898
2,627
2,538
1,745
1,646
1,677
989
984
985
1,032
982
936
795
806
814
920
949
990
1,123
1,094
1,139
1,071
1,082
1,091
842
825
818
864
866
841
1,942
2,001
1,989
2,042
2,037
2,016
H14
H15
H16
H17
H18
H19
瑞穂町
吾妻町
6,000
︵
数
量
713
4,000
2,000
0
国見町
図2.2.3
愛野町
千々石町
小浜町
地域別の可燃ごみの収集量
21
南串山町
3)可燃ごみの性状
表2.2.4 可燃ごみの性状
︵
︶
%
8
6
11
9
80
割
合
1
2
24
16
(%)
8.8
5.5
8.2
2.8
2.9
14.5
13.9
10.1
14.3
8.0
7.6
4.7
8.4
14.5
2.8
8.7
9.3
9.9
5.9
1
1 5
3
0
0 7
3
25
21
60
67
56
30
5
8
65
11
69
100
2
5
44
︵
︶
20
0
21
21
50
5
4
7
6
58
52
53
38
42
42
8
2005
11
6
8
8
14
6
9
1
18
14
(%)
6.3
4.2
6.5
5.6
4.8
5.0
6.6
6.2
8.2
8.4
6.7
15.7
7.0
15.7
4.2
6.4
5.9
6.6
9.2
13
3
11
8
(%) (kcal/kg)
49.6
2,410
37.7
1,630
42.0
2,090
41.5
1,860
48.9
1,842
46.7
2,352
49.1
2,108
44.0
1,820
41.9
1,930
51.2
2,210
46.3
2,100
39.8
1,840
44.9
2,016
51.2
2,410
37.7
1,630
46.8
2,061
45.2
2,064
45.8
2,099
41.8
1,840
23
14
4
6
5
13
60
58
51
50
11
2
5
8
11
2
2007
木・竹・わら類
厨芥類
2008
不燃物類
その他
ごみの種類・組成(乾きベース)
80
40
1
1 18
10
39
8
ビニール・合成樹脂・ゴム・皮革類
6
(%)
44.1
58.1
51.5
52.9
46.3
48.3
44.3
49.8
49.9
40.4
47.0
44.5
48.1
58.1
40.4
46.8
48.9
47.6
49.1
2006
図 2.2.4
%
1
0 6
14
59
48
2005
紙・布類
(%)
1.2
0.7
1.7
1.3
0.3
0.7
0.5
0.8
13.5
5.5
13.3
23.3
5.2
23.3
0.3
5.0
2.3
5.2
8.5
19
44
20
60
15
(%)
2.1
2.3
2.7
0.8
0.2
0.2
0.3
0.8
5.9
0.9
3.0
3.8
1.9
5.9
0.2
2.7
1.1
2.0
1.8
20
40
割
合
(%)
10.6
8.4
23.7
5.3
7.1
6.5
6.0
17.7
9.2
7.5
10.8
5.5
9.9
23.7
5.3
9.0
7.5
13.5
9.5
1
7
0
8
22
0
2
3
(%)
21.5
16.0
19.7
24.9
20.8
30.3
20.6
20.9
18.6
17.7
14.4
13.1
19.9
30.3
13.1
20.3
21.3
18.2
19.6
2
5
5
7
6
8
46
48
44
50
50
44
42
2
5
49
47
5
8
49
11
2006
可燃分
図 2.2.5
灰分
ごみの成分
22
8
7
40
47
16
45
51
8
2007
水分
低
実位
測発
値熱
量
︶
1
2
(%)
55.8
67.1
44.0
64.9
68.7
47.8
58.7
57.5
38.5
60.4
50.9
49.6
55.3
68.7
38.5
54.3
58.4
51.2
57.3
︵
100
(kg/m )
169
299
244
280
203
198
232
237
148
223
202
231
222
299
148
173
240
226
249
水
分
、
3
1 2005/5/26
7 2005/8/15
年 2005/11/29
度 2006/2/15
1 2006/5/25
8 2006/8/28
年 2006/11/24
度 2007/2/26
1 2007/5/22
9 2007/8/21
年 2007/11/12
度 2008/2/22
総平均値
最大値
最小値
春季平均
夏季平均
秋季平均
冬季平均
、
測定年月日
ごみの三成分
灰
可
分
燃
分
そ
の
他
ー
紙
・
布
類
単
位
容
積
重
量
(県央県南クリーンセンター調べ)
ごみの種類・組成(乾きベース)
・ビ
木
厨
不
ゴニ
芥
燃
ム
竹
類
物
・ル
類
皮・
わ
革合
ら
類成
類
樹
脂
46
11
40
2
2008
4
ごみの減量化・再利用の実績
1)資源物量
資源物のうち、缶類、ビン類、ペットボトルは、ステーションに集め、
紙類やプラスチック類、古着は、各地域のストックハウスなどに集められ
ています。
表 2.2.5
資源ごみ回収量(平成 17 年度∼19 年度)
(単位:t)
平成17
平成18
平成19
缶類
123
178
131
びん類
219
188
196
缶・びん類合計
342
366
327
ペットボトル
段ボール
新聞
雑誌
牛乳パック
紙製容器包装
72
37
180
148
1
3
71
32
145
131
1
5
77
35
147
127
紙類合計
369
314
318
白色トレイ
発泡スチロール
廃プラスチック製容器包装
1
0
3
1
1
4
1
プラスチック類合計
4
6
8
2
7
1
6
17
24
24
缶・びん類以外資源ごみ合計
462
415
427
(参考)資源ごみ総合計
804
781
754
古着
四捨五入の関係で合計が一致しないところがある。
資源ごみ回収量(缶、びん類を除く)
500
17
4
25
400
369
800
8
6
数 600
量 500
25
4
6
24
8
369
314
342
367
318
︶
︶
t 400
300
200
100
100
72
0
17
700
318
314
t 200
900
24
︵
︵
数
量 300
(参考)資源ごみ回収量(缶、びん類を含む)
平成17年度
ペットボトル
77
71
平成18年度
紙類
0
平成19年度
プラスチック類
ペットボトル
古着
図 2.2.6
72
平成17年度
資源ごみ回収量
23
71
平成18年度
缶・びん類
紙類
327
77
平成19年度
プラスチック類
古着
2)再生利用量
表 2.2.6
年 度
区 分
平成14
2002
再生利用の実績
平成15
2003
(県央県南クリーンセンター調べ)
平成16
2004
平成17
2005
平成18
2006
平成19
2007
県央県南クリーンセンター
スラグ
(t)
メタル
(t)
硫黄
(t)
工業塩
(t)
金属水酸化物 (t)
精製ガス
(千m3)
0
0
0
0
0
0
県央不燃物再生センター 有効砂
0
0
0
0
0
0
(t)
0
0
0
0
0
0
0
852
0
7
199
59
0
0
0
890
0
7
209
96
0
3
1,011
0
11
224
164
66,521
166
182
3)ごみ減量有効利用事業
表 2.2.7
生ごみ処理機等の普及基数の実績
年度 平成14
区 分
2002
163
コンポスト☞容器
累積 コンポスト容器
163
電動生ごみ処理機
9
累積 電動生ごみ処理機
9
年間 普及基数
172
年間 普及人員
516
47
年間 生ごみ減量化量(t)
累積 生ごみ減量化量 (t)
47
平成15
2003
51
214
14
23
65
195
17
64
平成16
2004
65
279
6
29
71
213
19
83
平成17
2005
13
292
9
38
22
66
6
89
平成18
2006
44
336
21
59
65
195
17
106
平成19
2007
52
388
9
68
61
183
16
122
平成20
2008
198
586
10
78
208
508
46
168
500
140
122
450
106
400
350
300
200
47
150
100
50
80
388
64
250
100
89
83
336
292
279
60
40
214
163
9
120
23
38
29
59
68
20
0
0
H14
コンポスト容器
図 2.2.7
H15
H16
H17
電動生ごみ処理機
H18
H19
生ごみ減量化量(累積推定)
生ごみ処理機等の普及台数及び減量化量
24
生ごみ減量化量(累積推定・t/年)
生ごみ処理機等普及台数(推定・基)
※生ごみ減量化量は 1 人 1 日 250g(1 世帯につき 3 名と仮定)で算定
〔年間1人あたり生ごみ減量化量:250g×365 日=91.25kg/年〕
4)資源化率
表 2.2.8
資源化量及び資源化率の推移
数字は一部事務組合が処理したものを含む。
年度
区 分
紙類
金属類
ガラス類
ペットボトル
プラスチック類
布類
溶融スラグ
その他
資源化量計
ごみ排出量
資源化率
平成15
2003
368
770
173
51
2
54
0
131
1,549
15,444
10.0
平成16
2004
407
918
199
62
19
61
0
102
1,768
15,667
11.3
平成17
2005
368
651
400
103
4
17
852
11
2,406
20,261
11.9
平成18
2006
333
434
191
71
6
25
890
324
2,274
15,128
15.0
1200
100
1000
80
800
60
600
t
40
400
200
10.0
9.2
11.9
11.3
15.0
17.7
資
源
化
率
%
20
0
H14
H15
H16
紙類
ペットボトル
溶融スラグ
H17
H18
金属類
プラスチック類
その他
図 2.2.8
5
平成19
2007
334
354
200
77
8
24
1,011
596
2,604
14,737
17.7
︵ ︶
︵ ︶
数
量
(t)
(t)
(t)
(t)
(t)
(t)
(t)
(t)
(t)
(t)
(%)
平成14
2002
357
667
175
55
1
53
0
85
1,393
15,097
9.2
H19
ガラス類
布類
資源化率
資源ごみの量と資源化率の推移
ごみ処理の実績
1)焼却処理量・溶融処理量の実績
表 2.2.9
年度
区 分
ごみ排出量
焼
却
・
溶
融
処
理
量
(t)
県央県南クリーンセンター (t)
可
南高北東部清掃センター (t)
燃
(t)
ご 県央西部清掃センター
小浜町清掃センター
(t)
み
可燃ごみ計
(t)
資源ごみ残さ溶融
(t)
焼却・溶融処理量計
(t)
溶 融 率
(%)
中間処理後再生利用量 合計 (t)
スラグ
(t)
メタル
(t)
硫黄
(t)
工業塩
(t)
金属水酸化物
(t)
焼却灰
(t)
焼却残渣
(t)
焼却処理量・溶融処理量の実績
平成14
2002
15,097
0
3,614
4,893
4,233
12,740
0
12,740
84.39
0
0
0
0
0
0
1,559
82
平成15
2003
15,444
0
3,749
5,025
3,935
12,709
0
12,709
82.29
0
0
0
0
0
0
1,533
80
25
平成16
2004
15,667
0
4,135
4,859
3,875
12,869
0
12,869
82.14
0
0
0
0
0
0
2,259
107
平成17
2005
20,261
13,370
0
0
0
13,370
0
13,370
65.99
1,117
852
0
7
199
59
0
0
平成18
2006
15,128
13,293
0
0
0
13,293
51
13,344
88.21
1,202
890
0
7
209
96
0
0
平成19
2007
14,737
13,356
0
0
0
13,356
46
13,402
90.94
1,410
1,011
0
11
224
164
0
0
表 2.2.10
最終処分量の実績
年度 平成14 平成15 平成16 平成17 平成18 平成19
区 分
2002
2003
2004
2005
2006
2007
(t)
1,641
1,613
2,152
34
40
0
可燃残さ☞
小浜町最終処分場 (t)
611
577
569
34
40
0
696
700
720
0
0
0
県央西部最終処分場(t)
その他
(t)
334
336
863
0
0
0
不燃残さ
(t)
269
377
490
254
340
157
諫早市最終処分場 (t)
0
0
0
131
221
49
129
144
143
123
119
108
島原広域最終処分場(t)
その他
(t)
140
233
347
0
0
0
最終処分量
(t)
1,910
1,990
2,642
288
380
157
最終処分率
(%)
12.7
12.9
16.9
1.4
2.5
1.1
最終処分原単位 (g/人・日)
99
104
139
15
20
9
最終処分率及び最終処分量原単位の推移
最終処分量の推移
269
377
1,500
︶
1,000
2,152
1,641
1,613
H14
H15
H16
254
34
H17
340
40
H18
6
60
12.9
40
図 2.2.9
15
-
0
H19
80
16.9
12.7
2
157
H14
H15
最終処分率
可燃残さ 不燃残さ
6
100
10
8
120
104
4
500
0
99
12
140
H16
20
1.4
2.5
H17
H18
9
1.1
0
H19
最終処分原単位 (g/人・日)
最終処分量・最終処分率及び最終処分量原単位の推移
現有施設の状況
1)資源化処理施設
区 分
内
容
所 管
県央広域市町村圏組合
名 称
県央不燃物再生センター
所在地
諫早市小豆崎町 89−4
竣工年月 平成 6 年 3 月
処理方式 選別 圧縮・梱包
処理能力 48t/日
供給コンベア
21.9t/5h
磁選機
7.67t/5h
鉄缶用金属圧縮機
7.67t/5h
アルミ選別機
12.13t/5h
アルミ缶用金属圧縮機 0.42t/5h
粗大ごみ用金属圧縮機 5.4t/5h
26
20
最 終 処 分 量 原 単 位 ( g/ 人 ・ 日 )
14
490
最 終 処 分 率 (%)
︵
t
139
16
2,500
処
分 2,000
量
160
18
3,000
2)中継運搬施設
区 分
内
容
所 管
県央県南広域環境組合
名 称
西部リレーセンター
所在地
雲仙市千々石町丙 694
竣工年月 平成 17 年3月
処理方式 コンパクタコンテナ方式☞
処理能力 55t/5h
破砕機 (切断式)1.94t/h
区 分
内
容
所 管
県央県南広域環境組合
名 称
東部リレーセンター
所在地
島原市前浜町丙 74
竣工年月 平成 17 年3月
処理方式 コンパクタコンテナ方式
処理能力 94t/5h
破砕機 (切断式)3.77t/h
3)溶融処理施設
区 分
内
容
所 管
県央県南広域環境組合
名 称
県央県南クリーンセンター
所在地
諫早市福田町 1250
竣工年月 平成 17 年3月
処理方式 ガス化改質方式☞
処理能力 300t/24h(100t/d×3 炉)
発電方式 ガスエンジン(1,500kw×5 基)
受入設備 ピット&クレーン方式☞
熱分解溶融設備 圧縮プレス・脱ガスチャンネル・熱風発
生炉・高温反応炉・均質化炉
ガス冷却設備 急冷塔・酸洗浄塔・沈殿槽
ガス精製設備 アルカリ洗浄塔・脱硫洗浄塔・硫黄沈殿槽
余熱利用・発電設備 ガスホルダー・除湿塔・冷凍器・ガ
ス焚きボイラ・ガスエンジン・廃熱ボイラ
通風設備 燃焼放散塔・煙突
スラグ・メタル処理設備 バケットコンベヤ・スラグ冷却
槽・スラグコンベヤ・磁選機・スラグ貯留ホ
ッパ・メタル貯留ホッパ
排水処理設備 水処理設備・塩製造装置
破砕機 (一軸式)
5t/5h
(切断式)
1t/5h
27
4)最終処分施設
区 分
所 管
名 称
所在地
竣工年月
処理方式
処理能力
県央西部塵芥処理組合最終処分場
雲仙市吾妻町阿母名字鳥ノ巣原 2149
平成4年 10 月
管理型最終処分場 4 年 11 月∼19 年 10 月
12,600 ㎥ 17 年 3 月埋立終了届提出済
区 分
所 管
名 称
所在地
竣工年月
処理方式
処理能力
内
容
雲仙市環境政策課
小浜町一般廃棄物最終処分場
雲仙市小浜町大字金浜地先
平成 8 年3月
管理型最終処分場 8 年 4 月∼20 年 3 月
30,723 ㎥
区 分
所 管
名 称
所在地
竣工年月
処理方式
処理能力
内
区
所
名
分
管
称
所在地
竣工年月
処理方式
処理能力
内
容
県央広域圏西部地区塵芥処理一部事務組合
容
諫早市
諫早市一般廃棄物最終処分場
諫早市小豆崎町 26 番地
平成 13 年4月
管理型最終処分場 13 年4月∼27 年 3 月
31,200 ㎥
内
容
島原地域広域市町村圏組合
島原地域広域市町村圏組合不燃性廃棄物最終
処分場
島原市西町丙 1450 番地
平成5年3月
管理型最終処分場 5年 4 月∼32 年 3 月
59,200 ㎥
28
7
ごみ処理経費の実績
表 2.2.11 ごみ処理経費の実績(平成 12 年度∼18 年度)
建設改良費
工事費
中間処理施設
最終処分場
その他
調査費
建設改良費組合分担金
建設関係費計
処理及び維持管理費
人件費
処理費
収集運搬費
中間処理費
最終処分場
車両等購入費
委託費
収集運搬費
中間処理費
最終処分場
その他
組合分担金
その他
処理費関係費計
合計
うち組合分担金
県央県南広域環境
県央西部塵芥
南高北東部環境
県央広域圏
島原広域圏
平成12
平成13
27,358
27,358
27,358
0
0
0
176,712
204,070
169,476
37,462
31,845
390
29,536
1,919
0
90,902
49,508
49,508
49,508
0
0
0
314,049
363,557
211,454
38,476
44,313
686
42,741
886
0
125,244
平成14
9,267
183,160
12,764
365,400
569,470
359,872
159,289
43,374
132,355
15,917
8,937
3,421
244,247
8,658
464,359
827,916
558,296
356,449
43,330
135,050
15,309
8,158
平成15
平成16
(千円)
平成17
平成18
44,184 18,863
0
0
0
44,184 18,863
0
0
0
43,743 18,863
0
0
0
0
0
0
0
0
441
0
0
0
0
0
0
0
0
0
256,962 395,257 349,045 46,487
3,125
301,146 414,120 349,045 46,487
3,125
185,347 219,515 222,722 143,526 112,001
39,611 38,342 37,531 35,017 21,775
38,750 89,993 88,340 41,304 17,443
782
0
663 20,191
1,984
37,091 89,441 86,942 20,363 14,675
877
552
735
750
784
908
473
0
0 10,920
102,657 87,286 96,851 65,229 61,863
58,419 50,983
6,810 10,863
17
3,421
3,421
0
1,976
0
167,960 165,884 173,260 529,724 585,699
30,410 30,374
8,343
0
0
383,717 415,773 404,325 673,250 697,700
684,863 829,893 753,370 719,737 700,825
424,922 561,141 522,305 576,211 588,824
266,930 402,364 366,454 432,005 398,597
43,233 43,307 32,948 41,540 31,915
89,933 91,737 89,893 69,245 126,921
14,763 15,555 14,253 10,218 20,919
10,063
8,178
8,398
8,182 10,472
900
828
800
830
753
経費(百万円)
700
600
685
720
701
569
500
400
300
200
100
0
平成12
平成13
平成14
図 2.2.10
平成15
平成16
ごみ処理経費の推移
29
平成17
平成18
8
現状の検証と課題の整理
1)現状の検証
表 2.2.12
内
基
本
1
2
3
4
5
ソ
6
7
8
9
10
11
12
13
施策種別
目 標
指標
ごみ減量
資源化の推進
発生抑制
最終処分量の削減
適正な要処理量の推計
フ ト 施 策
コンポスト容器・電動
生ごみ処理機の導入
促進
ごみの収集品目の統
一と徹底
買い物袋持参運動の
推進
廃棄物減量等推進員
☞
14
15
再生、再利用品の活用
☞
17
資源回収を除く 1 人 1 日あ
たりごみ排出量
1 人 1 日たりの家庭系ごみ
排出量
資源化率
1人 1 日あたりごみ発生量
最終処分率
実践計画を策定
コンポスト容器等の年間普
及基数
適正処理困難物 等
の処理方法の確立
事業系ごみの適正処理
☞
多量排出事業所 の
減量・資源化指導
梱包材の簡素化の推
19
進、回収システムの確立
一般廃棄物処理業者
20
への適正指導
ハ ー ド 施 策
18
現 状
19 年度
761g
532g
17.0%
801g
2.5%
−
61 基
目標年度
24 年度(中間)
29 年度
722g
684g
(5%削減) (10%削減)
479g
452g
(10%削減) (15%削減)
24.0%
24.0%
760g
720g
1%以下
1%以下
毎年策定し把握する
150 基
150 基
18 分別
18 分別以上
−
収集体制確
立・実施
収集体制の
継続実施
−
年間 100 名
以上
年 間 100
名以上
20 店舗(エコ
ショップのう
ち適正包装・
資源ごみ回収
推進店)
50 店舗
100 店舗
キャンペーンの実施
レジ袋削減対策を実施する
大型店舗の割合
−
1 回/年
1 回/年
−
−
90%
廃棄物減量等推進員数
−
10 人
10 人
リサイクルフェア等の開催
不用品交換制度の支援、庁
内のグリーン購入量
−
1 回/年
庁舎内の購
入率の増加
1 回/年
グリーン購
入の継続
15 分別
住民排出時分別数
粗大ごみの取扱いの
粗大ごみ収集体制の確立
明確化
啓発及び環境教育の
小学生等の見学者数や体験
推進(1 日清掃デー、
学習参加数
体験学習など)
過剰包装の抑制
ごみ減量推進店・エコショ
ごみ減量推進店制度
☞
ップ 登録店舗数
の普及・拡大
制度の設置
不用品交換制度の普及
16
現状の検証
容
(南串山地区
は 16 分別)
−
カセットボンベ等の取扱い
の明確化
−
取扱いの明
確化
取扱いの継
続実施
研修会等の開催
−
1 回/年
1 回/年
多量排出事業所の抽出及び
その資源化率
−
多量排出事
業所を抽出
18 品目
19 品目以上
19 品目以上
研修会等の開催
−
1 回/年
1 回/年
一部事務組合の廃止、統合
による処理施設の整備
−
「ごみ処理広域
化計画」に基づき
整備
「ごみ処理広
域化計画」に基
づき整備
−
収集運搬体
制の整備
収集運搬体
制の整備
すべて解体
−
2ヵ所
うち一組1
ヵ所
リサイクル品目数
21
総合的な処理施設の
整備
22
合理的・総合的な収集
運搬体制の整備
23
旧焼却施設の解体
年次計画により解体
うち一部事務
組合2ヵ所
24
最終処分場の閉鎖
年次企画に閉鎖
2ヵ所
資源化率
50%
5ヵ所
30
2)課題の整理
(1)分別
本市では、可燃ごみ、不燃ごみ、資源ごみ(空きびん)
、資源ごみ(空
きかん)、ペットボトル、有害ごみ、ダンボール、新聞紙、雑誌・本、
白色トレイ、牛乳パック、その他紙製容器包装、発泡スチロール、その
他プラスチック製容器包装、古着の 15 分別を実施しています(南串山
地区は粗大ごみを含めて 16 分別)。ごみは分別することが基本であり、
「ゴミの分け方・出し方ルールブック」(19 年 4 月作成)や「雲仙市
環境カレンダー」(毎年3月作成)、ホームページ、広報紙等で啓発を進
めていますが、ごみの組成分類の分析結果では資源となるものがまだ含
まれており、分別は十分とは言えません。分別の徹底を進めるためには、
今後も啓発を進め、分別の大切さを認識してもらうことが必要です。
(2)1人1日あたりのごみ発生量及びごみ排出量
平成 19 年度の1人 1 日あたりのごみ発生量は 801gと、平成 9 年
度実績 770gに対し 4.0%増となっています。
また、平成 19 年度の1人 1 日あたりのごみ排出量は 801gと、県
の目標(平成 22 年度において、平成 11 年度比 120g/人・日の削減
(県民 1 人 1 日あたり 1,000g/人・日にする。))に対して実績値と
しては達成していますが、削減量の達成のためにはさらなる削減が必要
となります。
循環型社会を目指すには、市民、事業者、行政の三者が連携し、更な
る発生抑制、排出抑制に努める必要があります。
(3)ごみステーション(ごみ集積所)
私たちの家庭から出た「可燃ごみ」「不燃ごみ」「有害ごみ」「空きか
ん」「空きびん」「ペットボトル」は、市内約 700 箇所のごみステーシ
ョンに出されます。ごみステーションは、自治会の責任で管理・清掃さ
れ、ごみは地区ごとに決められた日(ごみ収集日)の朝8時までに出す
ことになっています。
ごみステーションはカラスや猫などの動物による被害、収集後におけ
るごみの後出しや収集日以外にごみを出すなど基本ルールを守らずに
出されたごみ、分別が適確でないごみ、市が収集できないものの排出な
ど、問題が生じています。
また、ステーションの設置場所が難しいことから、ステーションの移
設ができないこと、道路等に設置せざるを得ないために歩行者等の通行
の妨げや事故等の危険性があることが問題となっています。
これらの問題は住民同士では解決しにくいことから、市が解決に向け
た総合的な対策を準備しておくことが必要となります。
(4)収集・運搬
家庭系ごみのうち、可燃ごみ、不燃ごみ、有害ごみ、空きかん、空き
びん、ペットボトルはごみステーション集積による収集を行ない、ダン
31
ボール、新聞・雑誌、その他紙製容器包装、牛乳パック、白色トレイ、
発泡スチロール、その他プラスチック製容器包装、古着はストックハウ
ス、分け兵衛ハウスによる拠点収集を行っています。
合併以前の体制を引き継いだために、国見地区、瑞穂地区は南高北東
部環境衛生組合による収集・運搬が継続されており、民間への収集委託
に比べ高額となっています。ごみ処理経費の削減や収集・運搬の効率化
を図るために収集体制を見直すことが必要です。
(5)中間処理
ごみステーションに出されたごみは、市の収集委託業者により、「可
燃ごみ」は「県央県南広域環境組合の西部リレーセンター」を経由して
「県央県南クリーンセンター」に、「不燃ごみ」
「有害ごみ」「空きかん」
「空きびん」は県央地域広域市町村圏組合の「県央不燃物再生センター」
と島原地域広域市町村圏組合の委託する「県北衛生社島原リサイクルプ
ラント」に搬入されます。
このように、本市に関係する中間処理施設は、すべて一部事務組合に
より行われ効率化を目指しているものの、複数の一部事務組合が存在す
るために、今後の整理・統合が課題となっています。
(6)資源化
平成 13 年度に雑紙類、14 年度にプラスチック製容器包装の分別収
集が開始され、平成 19 年度の資源化率(溶融資源化含む)は 17.7%、
減容化率 81.3%となりました。
増加する資源物に対応し資源化の推進を図るため、今後も更に分別の
徹底、減量化・資源化を進めることが必要です。
(7)最終処分
平成 17 年度の県央県南クリーンセンターの稼動により、可燃ごみは
そのまま溶融資源化されるために、平成 18 年度の最終処分量は 157t
となり、国の目標(平成 9 年度排出量に対し 50%減)を達成していま
す。
現在の小浜町一般廃棄物最終処分場は当初埋立期間が平成 20 年 3
月に終了しています。新たな最終処分場の用地確保が難しいことから、
延命化を図るために、減量化・資源化の推進が求められています。
(8)不法投棄
本市では不法投棄対策として環境監視員☞によるパトロールや早期収
集の実施、不法投棄防止の看板を設置し防止に努めています。しかし、
不法投棄の件数は依然として多く、地域住民の協力のもと、空き地の管
理指導の徹底やパトロールの強化、警報センサーや監視カメラの設置、
通報制度の確立などの対策が必要です。
(9)生ごみ処理機器購入費助成
循環型社会の形成の一環として、家庭から排出される生ごみを堆肥化
32
することでリサイクルの環を広げ、可燃ごみ袋の節約などをはじめ、二
酸化炭素の発生抑制に努め、地球温暖化対策に貢献する施策として平成
20 年度に 60 万円予算化されています。事業内容として生ごみを堆肥
化する処理容器、処理機の購入費の2分の1を助成します。処理容器は
1世帯2個までで1個5千円を限度とし、処理機は1世帯1台までで1
台2万円を限度としています。
33
9
単純予測
1人 1 日あたりのごみ発生量は、平成 12 年度以降増減を繰り返しながら
も全体として減少してきました。これは、この間に実施した旧各町の様々な
取り組みによるものと考えられます。しかし、現在の施策を継続するだけで
は、今後もこの減少傾向が続くとは考えられません。
単純予測とは現在の施策を継続した場合の将来のごみの発生量を予測する
ものです。そこで、1人 1 日あたりの家庭系ごみ量及び 1 日あたりの事業系
ごみ量が、現在と同程度で排出されると仮定し、人口の減少傾向を加味して
予測しました。
この結果、目標年度である平成 29 年度までの間に、人口は 3,043 人
(6.03%)の減少となり、ごみ発生量は 886t(6.01%)の減少となりま
す。
表 2.2.13
年 度
平成9
区 分
1997
計画収集人口
(人) 54,672
排 家庭系ごみ量
(t) 12,033
発 出 事業系ごみ量
(t)
3,333
生 量 ごみ排出量 計
(t) 15,366
量 生ごみ処理機等
(t)
0
ごみ発生量 計
(t) 15,366
1人1日あたりのごみ排出量 (g/人・日)
770
1人1日あたりのごみ発生量 (g/人・日)
770
単純予測
実績
平成14
2002
52,757
11,804
3,293
15,097
0
15,097
784
784
平成19
2007
50,428
9,799
4,938
14,737
0
14,737
801
801
平成21
2009
50,044
10,352
5,037
15,389
80
15,469
842
847
予測
平成24
2012
49,020
9,265
5,178
14,444
200
14,644
807
818
平成29
2017
47,385
8,037
5,414
13,451
400
13,851
778
801
※生ごみ処理機等 250g/人・日×365 日×436 人/年/1,000,000=39.79t/年
900
20,000
18,000
16,000
14,000
80
0
400
3,293
4,938
5,037
5,178
10,000
842
数
量
5,414
12,033
11,804
818
801
800
t
8,000
6,000
847
850
200
︶
︶
t
3,333
0
︵
︵
数
12,000
量
0
784
807
801
770
9,799
778
10,352
4,000
9,265
8,037
H24
H29
750
2,000
0
H9
家庭系ごみ排出量
H14
H19
H21
事業系ごみ排出量
700
H9
生ごみ処理機等による処理
H14
H19
発生量予測
図 2.2.11
34
単純予測
H21
H24
排出量予測
H29
Fly UP