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第3回妹背牛町議会定例会 第2号

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第3回妹背牛町議会定例会 第2号
第3回妹背牛町議会定例会
第2号
平成27年9月30日(水曜日)
〇議事日程
1
会議録署名議員の指名
2
諸般の報告
1)会務報告
2)例月出納検査報告
3)財政健全化判断比率報告
4)町長
行政報告
5)教育長
3
同意第
4
一般質問
教育行政報告
3号
妹背牛町教育委員会委員の任命について
1)工
藤
正
博
議員
2)鈴
木
正
彦
議員
3)赤
藤
敏
仁
議員
4)渡
会
寿
男
議員
5)佐
田
惠
治
議員
6)広
田
毅
議員
7)田
中
典
議員
一
〇追加日程
1
議案第55号
妹背牛町長等の給料月額等の特例に関する条例について
2
議案第56号
工事請負契約の締結について(農業集落排水事業妹背牛地区ポン
プ施設機械設備機器製作)
〇出席議員(10名)
1番
工
藤
正
博
君
2番
佐
田
惠
治
君
3番
田
中
一
典
君
4番
石
井
喜久男
君
5番
広
田
毅
君
6番
鈴
木
正
彦
君
7番
渡
会
寿
男
君
8番
赤
藤
敏
仁
君
9番
向
井
敏
則
君
10番
宮
﨑
博
君
〇欠席議員(0名)
- 15 -
〇出席説明員
町
長
寺
崎
一
郎
君
副
町
長
中
山
高
明
君
教
育
長
土
井
康
敬
君
総 務 課 長
廣
瀬
長 留 次
君
企画振興課長
三
山
弘
君
住 民 課 長
西
山
進
君
健康福祉課長
田
湯
勝
則
君
建 設 課 長
丸
岡
隆
博
君
教 育 課 長
浦
本
雅
之
君
農 政 課 長
廣
田
徹
君
農委事務局長
篠
原
敬
司
君
会計管理者
成
瀬
勝
幸
君
教育委員長
渡
辺
倫
代
君
代表監査委員
高
橋
久
夫
君
農 委 会 長
吉
澤
良
二
君
事 務 局 長
滝
本
昇
司
君
書
北
口
幸
恵
君
〇出席事務局職員
記
- 16 -
開議
午前
9時28分
◎開議の宣告
〇議長(宮﨑
博君)
皆さん、おはようございます。ただいま議員全員の出席がありま
すので、これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。
◎日程第1
〇議長(宮﨑
会議録署名議員の指名
博君)
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により、議長において、工藤正博君、佐
田惠治君を指名します。
◎日程第2
〇議長(宮﨑
博君)
諸般の報告
日程第2、諸般の報告を行います。
1、会務報告、2、例月出納検査報告、3、財政健全化判断比率報告、以上3件はお手
元に配付したとおりでありますので、お目通し願います。
◎町長の行政報告
〇議長(宮﨑
博君)
4、町長の行政報告を行います。
町長。
〇町長(寺崎一郎君)
(登壇)
まず初めに、9月13日、北海道新聞の朝刊に職員の
横領事件にかかわる記事が掲載されましたことに対しまして、議会の皆様には9月24日、
議員協議会で説明させていただきましたが、改めてお詫びを申し上げます。
公金を横領したという今回の事件は、極めて悪質であり、決して許されることではあり
ません。この事件が5年にわたり発覚しなかった背景には、組織全体としてのリスクに関
する問題意識の欠如により、それらリスクに対する内部統制が全くされていなかったこと
が挙げられます。今後二度とこのような事態を起こさないためにもコンプライアンスやリ
スク管理の徹底を図るため内部統制の充実を目指し、町職員に対する町民皆様の信頼回復
に向けて全力を傾注してまいりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。大
変申しわけございません。
それでは、6月の第2回定例会以降の行政報告をさせていただきたいと思います。
最初に、建設工事等の発注状況についてでございますが、お手元にお配りしてございま
すので、後ほどお目通しをいただきたいと思います。
2番目の主な政務についてでございますが、7月28日から29日まで東京において国
土交通省、国会議員などに対して空知地方総合開発期成会による河川、道路整備開発予算
の中央要請を行っております。また、8月19日に消防職員の採用2次試験、面接を行い、
10月1日より採用します職員を決定いたしました。その他の政務につきましては、後ほ
- 17 -
どお目通しをお願いします。
3番目に、今後予定されている主な行事についてでございますが、この後収穫感謝祭、
金婚を祝う会を行いまして、文化祭が10月29日から11月1日の間、町民会館におい
て開催される予定となってございます。また、本町の発展に貢献されました方々を表彰す
る町条例表彰を11月1日の文化祭芸能発表会の席上で挙行する予定となっております。
以上で行政報告とさせていただきます。
〇議長(宮﨑
博君)
町長の行政報告を終わります。
◎教育長の教育行政報告
〇議長(宮﨑
博君)
5、教育長の教育行政報告を行います。
教育長。
〇教育長(土井康敬君)
(登壇)
私から6月8日から9月7日までの教育行政につい
て報告を申し上げます。
初めに、一般庶務関係でありますが、6月24日、平成27年度妹背牛町青少年問題協
議会を開催し、平成26年度事業報告、決算、平成27年度事業計画、予算を承認いただ
いているところであります。6月26日、第6回の教育委員会を開催し、学校給食費徴収
条例施行規則の改正を行いました。7月9日には北海道市町村教育委員研修会に参加し、
新しい教育委員制度についての研修を深めてまいりました。7月24日には第7回教育委
員会を開催し、平成28年度に使用する中学校用教科書の採択を決定いただいております。
7月21日には第1回北空知圏学校給食組合の臨時議会が開催され、当時の宮﨑副議長、
町長が参加しているところであります。
次に、学校教育関係でありますが、6月15日には教育推進協議会主催により札幌教育
大、平野准教授を招き、不登校児童対策についての講演をいただきました。6月30日か
ら7月1日まで北空知中学校体育大会が開催され、バレーボール、バスケットボールが準
優勝、7月7日から8日まで開催された空知中学校体育大会に出場し、両種目ともに3位
入賞という成績をおさめています。7月17日には第5採択地区教科用図書採択教育委員
会協議会に参加し、中学校用教科書用図書を採択いたしました。8月9日から10日にか
けて平成28年度学校教職員採用試験候補者選考2次検査に出席し、面接試験を行ってい
るところであります。9月5日には中学校学校祭が開催され、生徒のはつらつとした学校
生活をかいま見ることができました。特に3年生の合唱では感動する歌声をご披露いただ
いたことをご報告いたします。
次に、社会教育関係でありますが、6月10日に中学2年生を対象に劇団四季の鑑賞会
を実施しています。7月6日には北海道社会教育委員長会議、10日には社会教育委員研
究協議会が開催され、委員長をはじめ委員の参加をいただいたところであります。7月1
2日、町民登山、31名の参加をいただき、樽前山に登ってまいりました。7月25日か
ら8月9日まで、いきいきラジオ体操では延べ699人の子供から高齢者まで参加をいた
- 18 -
だいたところであります。8月4日から6日にかけて「ぼくたち、わたしたち体験隊」で
は、17人の参加をいただき、朱鞠内でキャンプを実施しております。雨に遭い、宿泊体
験施設まどかでの宿泊という状況にはなりましたが、無事帰町しております。9月7日に
は小学校において秋の芸術鑑賞会と称し、伝統芸能、南京玉すだれや落語の話、化け物使
いを人形劇にした劇を鑑賞し、児童が物語に引き込まれていく姿を見ることができました。
他の事項につきましては、後ほどお目通しをいただき、以上教育行政報告といたします。
〇議長(宮﨑
博君)
教育長の教育行政報告を終わります。
◎追加日程の議決
〇議長(宮﨑
博君)
お諮りします。
ただいま町長から議案第55号
て、議案第56号
妹背牛町長等の給料月額等の特例に関する条例につい
工事請負契約の締結について(農業集落排水事業妹背牛地区ポンプ施
設機械設備機器製作)が提出されました。これを日程に追加し、議題にしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
〇議長(宮﨑
博君)
異議なしと認めます。
したがって、議案第55号
議案第56号
妹背牛町長等の給料月額等の特例に関する条例について、
工事請負契約の締結について(農業集落排水事業妹背牛地区ポンプ施設機
械設備機器製作)の件を日程に追加し、議題とすることに決定しました。
暫時休憩します。
〇議長(宮﨑
博君)
◎追加日程第1
〇議長(宮﨑
博君)
休憩
午前
9時38分
再開
午前
9時39分
再開します。
議案第55号
追加日程第1、議案第55号
に関する条例についての件を議題とします。
提案理由の説明を求めます。
総務課長。
〇総務課長(廣瀬長留次君)
〇議長(宮﨑
博君)
(説明、記載省略)
これから質疑を行います。
(「なし」の声あり)
〇議長(宮﨑
博君)
質疑を終わります。
これから討論を行います。
- 19 -
妹背牛町長等の給料月額等の特例
(「なし」の声あり)
〇議長(宮﨑
博君)
討論を終わります。
これより議案第55号
妹背牛町長等の給料月額等の特例に関する条例についての件を
採決します。
本案については、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
〇議長(宮﨑
博君)
異議なしと認めます。
したがって、議案第55号
妹背牛町長等の給料月額等の特例に関する条例についての
件は、原案のとおり可決されました。
◎追加日程第2
〇議長(宮﨑
博君)
議案第56号
追加日程第2、議案第56号
工事請負契約の締結について(農
業集落排水事業妹背牛地区ポンプ施設機械設備機器製作)の件を議題とします。
議案を朗読させます。
〇事務局長(滝本昇司君)
〇議長(宮﨑
博君)
(朗読、記載省略)
提案理由の説明を求めます。
建設課長。
〇建設課長(丸岡隆博君)
〇議長(宮﨑
博君)
(説明、記載省略)
これから質疑を行います。
(「なし」の声あり)
〇議長(宮﨑
博君)
質疑を終わります。
これから討論を行います。
(「なし」の声あり)
〇議長(宮﨑
博君)
討論を終わります。
これより議案第56号
工事請負契約の締結について(農業集落排水事業妹背牛地区ポ
ンプ施設機械設備機器製作)の件を採決します。
本案については、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
〇議長(宮﨑
博君)
異議なしと認めます。
したがって、議案第56号
工事請負契約の締結について(農業集落排水事業妹背牛地
区ポンプ施設機械設備機器製作)の件は、原案のとおり可決されました。
(教育委員長
◎日程第3
〇議長(宮﨑
博君)
渡辺倫代君退場)
同意第3号
日程第3、同意第3号
の件を議題とします。
- 20 -
妹背牛町教育委員会委員の任命について
議案を朗読させます。
〇事務局長(滝本昇司君)
〇議長(宮﨑
博君)
(朗読、記載省略)
提案理由の説明を求めます。
副町長。
〇副町長(中山高明君)
〇議長(宮﨑
博君)
(説明、記載省略)
これから質疑を行います。
(「なし」の声あり)
〇議長(宮﨑
博君)
質疑を終わります。
これから討論を行います。
(「なし」の声あり)
〇議長(宮﨑
博君)
これより同意第3号
討論を終わります。
妹背牛町教育委員会委員の任命についての件を採決します。
本件は、これに同意することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
〇議長(宮﨑
博君)
異議なしと認めます。
したがって、同意第3号
妹背牛町教育委員会委員の任命についての件は、これに同意
することに決定しました。
(教育委員長
◎日程第4
〇議長(宮﨑
博君)
渡辺倫代君入場)
一般質問
日程第4、一般質問を行います。
質問の通告がありますので、順番に発言を許します。
1番議員、工藤正博君。
〇1番(工藤正博君)
(登壇)
それでは、通告に従い、質問をいたします。
質問の第1は、障害者総合支援法に関連し、質問します。障がいのある人が65歳を迎
えたときに障がい福祉サービスが減ったり、自己負担がふえたりするケースが相次いでお
ります。このことは、サービスを提供する制度が障害者総合支援法によるものから介護保
険によるものに原則切りかわるためであります。影響を受ける可能性がある人は、全国で
数万人に及び、障がい者はもとの障がい福祉サービスに戻しほしい、このように訴えてい
ます。
この2つの制度は何が違うのかというと、総合支援法は所得が低い人への配慮措置が盛
り込まれていて、障がい福祉サービスを利用する障がい者の9割が無料です。これに対し
て介護保険は、サービス利用料の1割が原則で自己負担となります。これを前提に制度の
切りかえの影響を見ると、例えば緑内障で視覚障がい1級の認定を受けている80歳の人、
Aさんは、通院や散歩などの外出には妻の介助が欠かせません。両目の視力を失ったのは
約10年前。当時65歳を超えていたため総合支援法による障がい福祉サービスではなく、
- 21 -
介護保険が適用されました。現在要介護度2、週2回施設に出向いて体操や入浴、食事を
したりするデイサービスを受けています。ただ、一月に1万2,000円から1万3,0
00円を支払わなければなりません。Aさんは、負担が少ない障がい福祉サービスを適用
してほしい、私の問題は障がいなのに介護保険で処理されるのはおかしいと、このように
訴えています。
もう一人紹介すると、Bさん62歳は、ほかの障がいよりも10年ほど早く65歳の壁
に今直面しています。平成16年に脳梗塞で高次脳機能障がいを負いました。高次脳機能
障がいは、国が指定する特定疾病の一つです。40歳以上で、外傷が原因でなく生活上の
支えが必要な人に限って介護保険が適用されることになっています。このBさんは、左半
身にしびれがあり、物覚えが悪くなって、感情を抑え切れないなどの後遺症が残っていま
す。妻も足が不自由で、食事や入浴など家事援助を受けたいと、夫婦そろってそう思って
います。しかし、制度上障がい者福祉サービスを受けたくても受けられない。かといって
介護保険の家事援助を受けると負担がふえてしまうので、諦めたといいます。このことは
いずれも妹背牛の人ではないことを申し添えておきます。
そこで、お伺いいたします。65歳以上の障がい者について総合支援法よりも介護保険
が優先的には適用されるのはなぜでしょうか。質問いたします。
次に、学校でのいじめ問題、いじめ対策について生徒の悲痛な叫びにそのサインの見逃
しはなかったか、危機管理意識の希薄化はないか、常に情報共有はあるのかなどについて、
その問題意識について質問いたします。岩手県矢巾町で町立中学2年の男子生徒13歳が
電車に飛び込み、7月15日にみずから命を絶って2カ月半が経過しております。生徒が
通っていた学校は、いじめが自殺の一因と認める調査報告書をまとめ、7月26日、生徒
の父親に渡しました。男子生徒は、1年のときから繰り返し同級生からのいじめを訴えて
いました。報告書によると、担任とやりとりする生活記録ノートにずっと暴力、ずっと悪
口、殴られたり、蹴られたり、首締められたり記し、幾度も自殺をほのめかしていました。
しかし、この発信を学校全体や男子生徒の父親と共有することはありませんでした。報告
書は、生徒へのアンケートや関係生徒と教職員への聞き取り調査をもとに、いじめの有無
について検証が必要な13件のうち6件をいじめと認定しました。いじめが自殺の一因で
あったと考えられるとしております。自殺前男子生徒は、ノートに死にたい、死ぬ場所は
決まっていると書き、担任はその都度どうしたの、大丈夫と声をかけていました。男子生
徒の大丈夫ですとの返答や様子が担任には死に結びつくような表情は見受けられなかった
といいます。報告書は、教職員が生徒間のトラブルをからかい、ちょっかいやけんかと捉
え、いじめと認知することができなかった、危機意識に欠けていたとしています。いじめ
の対応を後回しにせず、全教職員で情報を共有し、保護者なども力を合わせることは過去
のいじめ事件の痛切な教訓です。しかし、報告書によると基本方針を教職員が理解、共有
できていませんでした。
私は、この妹背牛町に今いじめがあるのではないか、見落とししているサインはないの
- 22 -
か、危機意識が欠如している、このように言っているのではありません。いじめは、いつ
いかなるときに発生するかわからない。だからこそ全教職員と保護者や地域などで常にい
じめに対する危機意識改革が必要であると考えています。現在その具体的な取り組みを進
めているとするならば、ぜひそれを示していただきたいのです。
最後に、地方創生に関連し、米価暴落対策について質問いたします。政府は、地方創生
の柱として来年度に創設する新型交付金の国庫支出を1,000億円程度にする方針を決
めました。しかも、事業規模は、地方側が要望していた1,700億円超えに匹敵する2,
000億円とするといいます。残り1,000億円は地方負担とする。つまり事業費は国
と地域の折半だといいます。私は、表現はともかく全額が号令をかけた国が全て負担する
と思っていたら、結局は地方と国の割り勘ではありませんか。これでは全国知事会など地
方側が反発するのも当然ではないでしょうか。そもそも地方創生事業は、人口減少問題な
どに対応するため、国が率先して始めたことです。最初は国も異次元などという表現を使
い、大層威勢がよかったけれども、細部に入ってくると地方への丸投げが目立ちます。人
材もお金もノウハウも乏しい地方にとって、高齢化や過疎化に歯どめをかける施策を見つ
けるのは並大抵ではありません。そこで、私は、国民の食料と地方経済を守り続けている
日本を支えている農業、そして米価暴落対策こそ地方創生の最重要課題であることを強調
すると同時に、本気になって政府は今こそ米政策を転換させることこそが必要ではないで
しょうか。
安倍政権になってからの米価の急落には目を覆うばかりです。以前私は、水より安い生
産者米価を告発したことがあります。平成26年度産の概算金を500ミリリットルのペ
ットボトルに詰めた米の価格は、北海道ななつぼしで67円、ゆめぴりかが81円です。
一番高い新潟魚沼コシヒカリでさえわずかに95円でした。農林水産省が推奨してきた大
規模経営ほど米価暴落の影響は大きく、これまで集落営農や担い手として地域で頑張って
きた経営に大打撃を与えています。国民の主食である米の安定供給に対する責任を政府が
放棄し、生産や流通に携わる人たちを苦しめていることこそ厳しく指摘しなければなりま
せん。今年も14年産と同水準の低米価が続けば、標準価格も大暴落しかねません。より
米価が下がり続けなければ補填されないというのがいわゆるナラシであり、ここにセーフ
ネットにならない最大の欠陥もあることも加えなければなりません。選挙目当ての場当た
り的ばらまきではなく、米の自給率を引き上げていくために、そして米価暴落対策にも充
分手だてをするためにこそ地方創生があるのではないでしょうか。どのように考えておら
れますか。質問いたします。
以上、再質問を留保し、終わります。
〇議長(宮﨑
博君)
〇住民課長(西山
答弁、住民課長。
進君)
障害者総合支援法と介護保険制度についてご答弁申し上げま
す。
障害者総合支援法とは、障がい者制度改革推進本部等における検討を踏まえて、地域社
- 23 -
会における共生の実現に向け、障がい福祉サービスの充実、障がい者の日常生活及び社会
生活を総合的に支援するため、新たな障がい保健福祉施策を講じるものとして平成25年
4月1日より施行されております。
障害者総合支援法の障がい福祉サービス等の利用者負担については、応能負担を原則と
しつつ、生活保護世帯や低所得世帯については無料、その他世帯は1割の定率負担とし、
所得に応じた負担上限限度額が設定されております。65歳以上の障がい者につきまして
は、障害者総合支援法第7条の他方の法令による給付等との調整規定により、介護保険法
の規定による保険給付が優先されることになっております。しかし、通達では介護保険優
先原則を基本としながらも、障がいのある人の心身の状況やサービス利用を必要とする理
由は多数であり、介護保険サービスを一律に優先させ、これにより必要な支援を受けるこ
とができるか否かを一概に判断することは困難であることから、障がい福祉サービスの種
類や利用者の状況に応じて当該サービスに相当する介護保険サービスを特定し、一律に介
護保険サービスを優先的に利用することはしないこととする障がい配慮事項を定めており
ます。つまり介護保険制度の優先を原則としつつも、介護保険に相当するサービスがある
場合でも市町村が適当と認める支給量が介護保険サービスのみによって確保することがで
きないと認められる場合には、障害者総合支援法に基づくサービスを受けることも可能に
なるとされております。
以上、ご答弁といたしますので、ご理解を賜りたいと思います。
〇議長(宮﨑
博君)
教育課長。
〇教育課長(浦本雅之君)
いじめ問題対策についてご答弁申し上げます。
いまだ記憶に残ります滋賀県大津市での中学生の自殺事件が平成23年の10月に発生
しました。これは、後に教育関連法の改正のきっかけとなるなど大きな社会問題となって
おります。しかしながら、先ほど工藤議員からもお話ありましたけれども、本年7月には
岩手県矢巾町での中学生の自殺が発生しており、いじめの重大事案は後を絶っていないの
が現状であります。
国は、平成25年の7月にいじめ防止対策推進法を制定し、同年10月にいじめ防止対
策の基本方針を示しておりますが、同法第13条の規定によりまして本町の小中学校にお
いてもいじめ防止基本方針を制定しております。この対策の具体的な取り組みといたしま
しては、学校内にいじめ防止対策委員会を組織し、職員間の情報交換、共通理解を徹底す
ること、また年2回いじめアンケートを実施し、そのアンケート結果に基づき教育相談を
実施すること、またノートや日記指導で日ごろから児童生徒の動向に注意すること、児童
会、生徒会によるいじめ根絶に向け自発的な取り組みを指導すること、また道徳の時間の
充実を図り、豊かな心の育成に努めることなど、具体的な取り組みを実施しているところ
であります。
また、町におきましても昨年12月、いじめ防止基本方針を策定いたしました。基本的
には学校におけるいじめ防止対策を支援、指導する内容が主なものとなっております。ま
- 24 -
た、決して起きてはいけないことですが、いじめによる自殺等重大事案が発生した場合の
対策を規定し、北空知いじめ問題対策専門家会議を1市4町により共同設置したところで
あります。また、本年より青少年問題協議会において小中学校におけるいじめアンケート
実態の報告を行い、認識の共通化を図っているところでもあります。
本町の小中学校によるこれまで実施したいじめアンケートの結果ですけれども、これま
でいじめを受けたことがあると回答した児童生徒は、毎回数名報告があります。しかし、
調査の結果、その全てがささいなけんかが原因であったり、ごっこ遊び、戦いごっこです
とかそういった遊びがエスカレートした事案であり、悪質、陰湿ないじめと判断した事案
は今のところはございません。
しかしながら、教育委員会としては、いじめはどの子にも、どの学校においても起こり
得るということを大前提としております。平成10年9月に起きた滝川市のような事件が
いつ発生するかもしれないという危機意識を常に持つとともに、たとえ悪質でないにして
もいじめの早期発見、早期解決に努めることが重要であり、学校と連携を図りながら強く
指導しているところであることをご理解賜りますようお願いし、答弁といたします。
〇議長(宮﨑
博君)
〇農政課長(廣田
農政課長。
徹君)
私から米価暴落対策についてお答えをいたします。
平成26年産米価下落対策は、米穀安定供給確保支援機構、民間になるのですが、35
万トンを一時的に市場隔離したものが昨年の主な施策であります。また、本年は、田作の
深掘りや飼料用米等への転換推進によりまして過剰作付が解消し、平年作であれば生産量
が需要量を下回るものと予想されております。しかし、本年の米の概算金は、昨年よりも
800円上がるものの充分ではありませんし、平成26年産米の平均価格も本年7月で1
万2,000円弱と6月よりも120円程度、前年比で2,100円程度下落、いまだ回
復傾向にはありません。また、平成26年度補正による稲作農業の体質強化緊急対策事業
やナラシ対策において若干の補填がありましたが、安定経営にはほど遠い状況にあります。
このような状況下で仮にMA米を加えて輸入を新たにふやすことは、一層市場を混乱させ
ることが懸念され、さらに平成30年から米の配分をやめようとしているわけですから、
地域農業の展望が全く見えてこないといったことでございます。このような状態では、今
後耕作放棄地がさらにふえることが懸念されますし、国土の保全、あるいは自国の食料を
守るという基本的な考えがあって地方創生があるものというふうに思います。
以上、ご答弁とさせていただきます。
〇議長(宮﨑
博君)
答弁が終わりました。再質問ありますか。
1番議員、工藤正博君。
〇1番(工藤正博君)
まず、総合支援法に関連してお伺いしますけれども、かなり詳し
く答弁されております。介護保険が総合支援法に優先されるというのは、もう既に障害者
総合支援法に書かれてあるのです。ですから、介護保険が優先されるということは当たり
前、法律上でいえばそういうことになるのです。これまで障がい者福祉サービスの継続を
- 25 -
障がい者団体が求めてきていますが、いまだかつて厚生労働省はこの介護保険を優先させ
ると、この姿勢は崩していないのです。しかし、答弁にもありましたように、一律の適用
は認めていない。不都合が生じないように各自治体の障がい者の要望にも配慮すると、こ
ういう通知は来ていますよね。されていますよね。それで、介護保険ではサービスが不充
分な場合や介護保険に関係なく障がい者独自のサービスが必要な場合などと、こういうこ
とを想定して自治体で配慮すべきというふうになっているわけです。
4つほどちょっと例を挙げますけれども、行動支援、危険を避けるための支援ですが、
重度の知的障がい者や精神障がい者の外出のときには急に走り出すような方もいるわけで
すけれども、そういう行動をしないように見守るだとか、それから同行支援、目の不自由
な人に外出のときに支援をするだとか、それから自立支援、身体の機能回復訓練や家族や
調理などの生活訓練もすると、そこにも支援をすると。そして、一般企業などへの就労支
援、就職に向けた訓練をするための場を提供するなど、介護保険にない障がい者福祉独自
のサービスがあるわけです。ですから、65歳になったからといって単純に介護保険に移
行させるのではなくて、それぞれの障がい者に応じた対策をとっていく必要があるという
ふうに思いますし、そうしなさいという通知も来ているわけです。ただ、私が調べたわけ
ではないので、これ以上は言えませんけれども、こういうことは障がい者の関係者の方々
にどこまで知らされているのか。変わってしまったから仕方ないで終わっているのか。そ
こら辺をぜひ今実態調査すべきでないでしょうか。何十人も何百人にもならないと思うの
です。そういう点ではぜひそういう配慮をしてほしいと、すべきであるというふうに思い
ますが、お考えをお伺いしたいと思います。
それから、いじめ問題について、これは本当にどんなケースでも大変な問題だというふ
うに私たちも捉えています。これがあるから、できるからいじめはないのだというふうに
はならないのです。それはもうはっきりしているわけです。ただ、いじめが自殺だという
ふうに聞いたときに繰り返されるのはどうしてなのかと。教職員でもない、学校経営でも
ないのにと言われることが多い傾向があるというふうに私は受け取っているのです。それ
だけに各学校関係者も含めて、やっぱり過去の教訓にしっかり学んで、適切に対応してい
れば救えた命ではなかったのだろうかというふうに常に思うのです。こうやって口で言う
のは簡単ですけれども、しかし対応は大変だということは重々わかって僕は物を言ってい
るつもりです。そういう点では、大体いじめがあったところで報告書というの出されます。
第三者機関が出すとかいろいろあるのでしょうけれども、そこに出てくる言葉が大体いじ
めが自殺の一因だというふうになるのです。この表現が非常に多い。結局ほかにも要因が
あるのではないかと。げすの勘ぐりではないけれども、そういうふうに私たちは受け取る
のです。そういうふうになれば学校側は責任逃れしているのではないかと言われても仕方
ないのではないかと。だから、そういう点ではこの報告書というのはもっと率直に書き記
すべきだというふうに思います。
危機意識に欠けていたということも時々報告書などで言われますけれども、あれだけ生
- 26 -
徒たちが、子供たちが死んでしまうまで加害者の方に何の手も打てないなんていうような
ことはあるのでしょうか。担任教師ではなくて、学校全体にこれは大きな責任があるとい
うふうに私は思っています。ただ教職員だけではないということを申し添えておきます。
教師集団の中には、多かろうが、少なかろうが、こういう加害者の生徒に指導できる先
生は必ずいるはずなのです。その先生にきちっと頼んで指導すると。一般的にやるのでは
なくて、そういう得意分野の先生に頼むということを組織的に対応していけば、僕は少な
からずもっともっといじめはとめられるはずだというふうに思っているのです。おまえの
思い上がりだと言われればそれまでかもしれませんが、そういう点では教師が一人一人で
はなくてチームでその関係者、子供たち、加害者を含めてそこに寄り添って、支え合いな
がら加害行為をやめさせたり、そういうことをしていかない限りはいじめは解決しないと。
ですから、私は常にいじめに対する危機意識改革というのは、とまっているのではなく
て常に進めて、どんどん、どんどん改革していく必要があるというふうに思っているので
す。そういう点では学校が一丸となって組織的にいじめ解決に取り組むということをまず
大前提に考えて、過去の教訓にしっかり学ぶべきだというふうに思います。そういうふう
な状況が生徒に感じることができたら、生徒自身ももっともっと安心して勉強に、遊びに
励めると思うのです。私いじめられているのに、あの先生何もしてくれないとか学校何も
してくれないという、そういうのが積み重なってくると、結局これは問題の解決にならな
い。そういう点ではいま一度ぜひこういう努力をしてほしいと、すべきであるというふう
に思いますが、お考えを伺いたいと思います。
それから、地方創生に関して伺います。私は、広辞苑で創生とは何だと引いたのです。
創生とは新たにつくり出すことなのだと。地方を新しくつくり出すことなのです、地方創
生というのは、単純に言えば。こういう字面どおりであれば、今米価暴落で苦しむ農家、
農業をまざまざと見殺しにしてはいけないというふうに思うのです。そういう点では直接
担当している現場の職員の人方は、大変な思いをされていると思うのです。上からは言わ
れる、下からは言われる。そういう点でもわかりながらも僕わざわざ言うのですが、14
年の10月、このときに当時の自民党の農業農政政策審議会の企画部会での生源寺真一、
有名な方ですが、この方はこういうふうに言っているのです。所得倍増論をぶち上げまし
たよね。そのときに、この10カ年戦略は政府として基本計画に書き込むことはふさわし
くないと。もとになっている自民党の農業農村所得倍増目標10カ年戦略は、農業農村に
可能なこと、不可能なことを見きわめて積み上げることによって倍増という目標が導き出
されたものではないというふうに言っているのです。本来ならそうでなければならないの
だけれども、そうではないということを言っているのです。結局は参議院選挙のために有
権者にアピールする性格を強めてこういう発表をしただけなのです。何の根拠もないので
す。こういう点では、何でも言えばいいというものではないと思うのです。国の食料を守
る政策を出すということは、もっと重みもあるし、当然やらなければならない。農家、農
民にためにも、国民のためにもやらなければならない政策を打ち出すということが必要な
- 27 -
のですが、この自民党が出した10カ年戦略は生産者個々の所得倍増ではないのです。も
っと言えば農業、食料産業全体の所得倍増だと。関連する関係者も含めれば倍増になるか
もしれない。それはもうける人はたくさんいるでしょう、米を動かせば。そういうものだ
ったのだと。生産者の目をくらませるためのものと私は言わざるを得ないのです、この1
0カ年計画というのは。取り消したか、やめたかは知りません。私はやめたことは聞いて
いませんけれども、つまりこの所得倍増は大うそだったのです。政府は大うそついたので
す。こういう農山村の資源をたたき売るような安倍農政、本当にめちゃくちゃです、今。
そういう点ではこういうことでこの妹背牛の基幹産業、米づくり発展するか。しますよと
は言えないと思いますが、できないとも言えない立場もよくわかりますけれども、しかし
将来的に向かって物を考えていけば、これは絶対いいことではないということが言えると
思うのですが、どのようにお考えでしょうか。
再々質問を留保して終わります。
〇議長(宮﨑
博君)
〇住民課長(西山
答弁、住民課長。
進君)
私のほうから障害者総合支援法の関係で答弁いたします。
社会保障の保険優先の原則により、65歳を迎えた障がい者の方が障がい福祉サービス
から介護保険サービスに移行することによって、特に重度障がいを持った方の利用者負担
や利用制限の問題が全国的にあり、法的拘束力を持った障害者総合支援法第7条の介護保
険優先原則とその後通知された技術的助言といった最終的な判断は、各地方自治体に委任
する形態により、どこでも均質に受けることが望まれる社会福祉サービスに自治体格差が
生じていると考えられます。国も各障がい者支援団体から介護優先の原則撤廃の要望を受
けて、利用実態の調査を実施し、障害者総合支援法改正に向けた議論に反映させることと
しております。平成25年に施行されました障害者総合支援法は、施行後3年をめどに見
直す規定が附則第3条に検討規定がございまして、来年が見直しの年となっております。
町としても、今後どのような改正の内容になるのか国の動向を見守っていきたいと思って
ございます。
以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(宮﨑
博君)
教育課長。
〇教育課長(浦本雅之君)
いじめ問題対策について答弁したいと思います。
まさに工藤議員おっしゃるとおり、いじめの問題については本当に非常に難しい問題だ
なと感じてございます。
まず、本町の小中学校でのいじめの実態について今年6月のアンケートをもとにご説明
したいと思います。アンケートに今年の4月から6月までいじめられたことがあると答え
た小学生が16人、中学生が2人ございます。いじめの内容については、仲間外れにされ
た、悪口を言われるというのが多数を占めております。また、中学生の中には親を侮辱さ
れたという具体的な報告も出てございます。また、今もそのいじめは続いているかという
設問に対しては、小学校ではゼロ人、中学校では1人ということになってございます。こ
- 28 -
のアンケートを踏まえまして、学校では個別教育相談を実施いたします。本人及び必要が
あれば保護者から話を聞くものですけれども、いじめをしたとした生徒、その保護者から
も事情を聞き、双方謝罪により解決している状況にございます。
また、このアンケートの中にいじめは許されないことだと思うかという問題があります。
昨年12月のアンケートでは、いじめは許されないことだとは思わないと答えた小学生が
22人、中学生が6人います。また、いじめは許されないことだと思うかという問いにわ
からないと答えた小学生が12人、また中学生が13人います。この結果を重く受けとめ、
学校では道徳等の取り組みを強化し、いじめは許されないことだと、そう認識する取り組
みを強化したところでございます。その結果、今年6月のアンケートにおいては、いじめ
は許されないことだと思うか、そう思わないという小学生はゼロでした。また、中学生に
おいては2人います。また、わからないと答えた小学生が4人、中学生が11人います。
数値としては減少していますけれども、教育委員会としてはここに問題の根本があると捉
えております。いじめの定義といたしましては、悪意のある、なしにかかわらず、また手
段を問わずいじめられたと相手が感じた場合はもう全ていじめになるというものがござい
まして、例えば子供たちの中では悪意のないいじめというのが中にあると思います。この
悪意がある、なしにかかわらず、相手の嫌だと感じることをなくすよう、これは学校に対
して強く指示しているところでございます。
また、危機意識改革の具体的な取り組みといたしましては、基本的には教員個々のスキ
ルアップが重要課題となると考えております。校内での研修や小中学校間での研修、また
教育局主催の研修の参加等もあります。また、本町ではスクールカウンセラーを配置して
おりますけれども、このスクールカウンセラーは児童生徒だけではなく、教員のカウンセ
リングも行っております。そういったものも利用しながら、教員個々のスキルアップを図
っているところであります。
また、この意識改革という問題は、児童生徒にも必要であります。小中学校では毎年い
じめ根絶仲間づくり集会というものを開催しております。小中学校合同で歌声交流を実施
し、小学校の児童会及び中学校の生徒会によるいじめをなくす取り組みの発表、また両校
で話し合いで決めたいじめ撲滅のスローガンを掲げます。また、道教委によるいじめリー
ダーズキャンプ等にも積極的に参加してもらっております。こうした学校、教育委員会、
道教委が連携した取り組みを実施しておりますけれども、児童生徒におけるいじめの問題
は後を絶たないのが実情であります。
人は3人以上の集団になるといじめの要因は発生します。最近中学校から生徒によるネ
ットへの悪口の書き込みがあったという相談が教員にありました。内情を把握すると、家
で親とけんかしたのが原因で、ついほかの生徒へ八つ当たりで書き込みをしてしまったと
いうのが実情でして、本人から謝罪をし、解決したという事例であります。これは、いじ
めを受けたという生徒からの相談で早期解決した例です。何よりもこのいじめを受けたり、
いじめを見たという子供が教師や友達、あるいは親、地域の人に相談できる環境づくりが
- 29 -
必要であり、教師はその子供や保護者からの訴えに対して真剣に受けとめることが重要で
あると考えます。教育委員会といたしましては、教師や学校が素早く対応できる体制を引
き続き継続していくことを指導してまいりますので、ご理解をお願いし、再答弁といたし
ます。
〇議長(宮﨑
博君)
〇農政課長(廣田
農政課長。
徹君)
再質問にお答えをいたします。
食料、ましてや主食の米を市場原理に委ねるということは問題であると思います。直接
コントロールにより安定した再生産可能な価格形成があってこそ地域農業が守れる、ある
いは国民の食料が守れるものと考えております。乱高下する価格では投資も難しく、また
稲作農業は長いスパンで経営を考えなくてはならないものと思います。仮に企業参入があ
ったとしても、撤退という地域の懸念が常につきまとうものと思っております。地方創生
では、地方の努力、アイデアが求められておりますが、これら農業の持続可能な方向性を
示して地域の農業を守る政策があってこそ進められるべきものと考えております。
また、現在同じように所得倍増の計画がございます。国では、6次産業化を柱とする所
得倍増、あるいは雇用確保を想定しておりますが、そうそう簡単にできるものではござい
ません。基本である農業生産を安定強化した上で、それぞれの地域に合ったものを実行し、
つくっていくことが一番重要であるというふうに思っております。
以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(宮﨑
博君)
答弁が終わりました。再々質問ありますか。
1番議員、工藤正博君。
〇1番(工藤正博君)
まずは障害者総合支援法、課長言われるとおり、来年が総合支援
法の見直しなのです。そのとおりです。そこまでに障がい者団体の意向、それから制度の
切りかえに伴う自己負担額や介護保険に移行した障がい者の人数などの実態調査を行う考
えで、これは厚労省の考えです、今。この秋にも中間報告を出すと言っているのです。そ
の結果を見て、総合支援法の見直しに反映させたいのだと。言葉だけでは何かうまくいき
そうなこと言うようですが、果たしてそうなるのかというのを私たち大いに疑問を持って
いるのです。それだけに自治体としても本当に国が言うように実態調査をして、そして総
合支援法の見直しに反映させるつもりなのかどうかはしっかりと見定めていかないと、同
時にしっかりと物を言っていかないと、ああ、またもとのもくあみかというふうにならな
いようにしっかり物を見ていただきたいと。その決意があると思うので、ぜひ伺いたいと
思います。
それから、いじめ問題については、やはり出てくるのは道徳教育が大事だと、それから
先生方の研究も大事だと、それから子供たち同士の意識改革も大事だと。当然そうなので
す。しかし、もっと僕は根本的に言えることは、子供の命を守ることを最優先にするのだ
ということを保護者に寄り添って学校の問題点を徹底的に調査して明らかにする。ばれな
いようにしようなということではなくて、こういう問題もあった、しかしいいこともあっ
- 30 -
たということを明らかにすることが今必要だと思うのです。それは決して学校が恥をさら
すことではないのです。保護者にとっては、一層妹背牛小中学校大したものだと、そうい
う信頼を得ることになっていくと思うのです。そういうことを大事にしながら、今後危機
意識の改革にぜひ努めていただきたいと。これもその決意を伺いたいというふうに思いま
す。アンケート調査なんかの結果見ると、やっぱりどこかここかで芽が出てきそうな感じ
がしないわけではないのです。それだけに一層の意識改革、地域も含めて進めていく決意
を伺いたいと思います。なければないでいいです。決意がなければないでいいです。それ
はないか。
最後、地方創生について。これは、妹背牛の基幹産業にとっては非常に大事な問題です
し、大変な問題だと思うのです。規制緩和をどんどん、どんどん進めていって、投資機会
を開いていくと、これが今の安倍政権の本当の狙いなのです。何も農業守ろうなんて考え
ていません。農業の産業化、ここに向けた推進のエンジンというのは、1つは米の生産調
整の廃止、もう一つは農地中間管理機構、この2つがエンジンになっているのです。まと
もにエンジンふかすか、逆噴射させるかは知りません。これが大きなネックになっている
のです。農地の賃借権の移動には農業委員会の認定が必要だったけれども、この権限がな
くなってくると。農業委員会は、農地の所有権の移動や担い手以外の農地の賃借権の移動
に関する審査、認定だけになってしまうと。農業委員会何のために必要なのだということ
になってくると思うのですが、結局そういうまともなエンジンではなくて、とんでもない
方向に飛ばしていくエンジンなのです。そういう点では中山間地の耕作放棄地、この解消
は基本的には中間機構は扱わないと。いいところだけ、いいとこ取りだけするのです。ま
とまりがあって、使い勝手のいい農地だけしか預からないと、中間機構は。借り手もそう
いう条件のいいところしか、土地しか借りないよと。これは借り手にとっては当然のこと
です。金もうけのためにやるのですから、この人方は。今課長も答弁されたとおり、30
年には生産調整もなくなってしまうのです。しないと、あなた方勝手にやりなさいと。政
府が管理できないことが農家、農民にできますか。何を考えているのだと、すぐ僕血上っ
てくるのだけれども、本当にそう思うのです。そういう点では、本当のことを言えば今政
府は農家に米づくりを諦めさせる、そういう政策に出てきているというふうに私率直に思
っているのです。なぜそれが言えるのかというと、米価暴落対策しないでしょう。できな
いのではなくてしないのです。外国にはお金たくさんばらまいているようだけれども、日
本の食料を守るためにお金を使おうとしない。わざと米づくりを諦めると、そういう対策
をするために管理機構も利用させられているし、農家も本当に意欲がなくなっていくと。
私は、こうやってはっきり物言いますけれども、後になって、工藤あんなこと言ったけれ
ども、間違っていたぞというふうになってほしいのです、本当は。そういうことで意見も、
それから質問もしている立場なのですけれども、それだけに米価暴落対策こそ地方創生の
最重要課題としてしっかり取り組んでいくということが求められるのではないでしょうか。
ここにしっかりとお金を使うと。それが一番日本の、また妹背牛の基幹産業を発展させて
- 31 -
いく近道だというふうに私は思っているのです。そういう点では、もし今課長のほうで、
町長のほうでもっと基幹産業を守る手だてがここにあるよというものがあればぜひ示して
いただきたいというふうに思います。
以上で質問を終わります。
〇議長(宮﨑
博君)
〇町長(寺崎一郎君)
答弁、町長。
障害者支援法についてお話をしたいと思います。
まず、本町においては、本人が障がい福祉サービスか介護保険サービスを選ぶのではな
く、あくまでもケアマネジャーが本人からどのような支援を受けて生活を送りたいかなど
を聞き取り、ケアプラン、介護サービス利用計画を立てて、本人に合ったサービスを提供
している現状であります。本町において総合支援法から介護保険サービスに移行になって
いる方が何名いるのか早急に実態調査をしたいと思いますし、それらにつきましては本人
や家族にゼロ割なのか、1割あるいは2割の費用の負担の説明をしていきたいというふう
に考えておりますので、今後ともご理解をお願いしたいと思います。
続けて、3番目、米価暴落ということで先ほど農業委員会の話もありましたけれども、
農地中間管理事業につきましては耕作放棄地の解消、担い手への集約等、事業の狙いは理
解ができますが、一方農業政策の方向では事業の成果が期待できないのではないかと私も
思っておりますし、仮に企業が受け手となったとしても撤退という不安が常に地域から離
れないというふうに考えているところでございます。また、生産調整中止ということで、
まだ一、二年ありますけれども、何とか国のほうに要望を上げていきたいと思いますし、
できれば私は前政権の戸別所得対策がよかったのかなというふうに感じておるところでご
ざいまして、その辺につきましても国に訴えていきたいと思いますし、私は土地基盤整備
事業の予算確保の陳情には常々国あるいは国会議員には申し上げております。基幹産業で
ある1次産業、農業をよくしないと地方創生はないということを強く訴えております。本
町のような農業を基幹産業とする地域は、全国的にも非常に多いものと思いますし、地方
創生のためにも安心して農業経営ができるよう環境をつくってもらいたいとの考えを今後
も各関係機関や同じような地域とともに今まで以上に訴えていきたいと思います。
さらに、もう一点心配な点は、30日からTPPの会合が、閣僚会議が、アメリカは時
間ずれていますけれども、始まるそうで、北海道では飛田会長やら、道からは副知事が行
っておりますけれども、何とか国会の決議案である重要5品目をぜひ守ってもらいたいと
いうふうにあわせて希望をし、答弁にかえさせていただきます。
〇議長(宮﨑
博君)
〇教育長(土井康敬君)
教育長。
私からいじめ問題についてご答弁を申し上げたいと思います。
まず、いじめ対策等については、課長が答弁したとおりでありまして、ダブるところが
あろうかと思いますが、お許しをいただきたいと思います。
まず、いじめということで定義なのですけれども、文科省では弱い者に対して身体的、
心理的な攻撃を行い、相手に苦痛を与える行動というふうな定義がされていまして、この
- 32 -
相手に苦痛を与えるというのが非常に判断が難しい。与えているか、与えていないかが判
断基準等内心に踏み込めない部分があるものですから、そのいじめなのかというのが気づ
くのに難儀なところがあるというふうに思います。工藤議員おっしゃるとおり、第一義は
命を守ることということでありますので、私ども教育委員会としてできることは全てやっ
ていきたいとは思いますが、ここで決意表明ということでいじめをなくしますというふう
には工藤議員のおっしゃるとおり難しいとは思いますが、少しでも要因がわかればそれを
なくしていく対策というのは可能かと思いますので、そういう対策をとっていきたいとい
うことを申し上げて、決意表明とさせていただきたいと思います。
〇議長(宮﨑
博君)
以上で1番議員、工藤正博君の一般質問を終わります。
ここでしばらく休憩します。
〇議長(宮﨑
博君)
休憩
午前10時46分
再開
午前11時00分
それでは、再開します。
6番議員、鈴木正彦君。
〇6番(鈴木正彦君)
(登壇)
通告に従って、質問いたします。
私の質問は、今回1点になっております。介護保険制度改正による支援を必要とする軽
度の高齢者のサービスの提供についてお伺いいたします。少子高齢化がどんどん進んでい
る現状ですが、介護保険制度改正により支援を必要とする軽度の高齢者が増加する中、訪
問介護、通所介護のサービスは市町村の事業に移行するということになっております。本
町妹背牛町におきましては、2016年度の移行の予定であるという報道がなされており
ます。現在の進行状況をお伺いいたします。また、地域住民の参加が必要とされると思わ
れますし、高齢者の社会参加、当然支えられるだけではなく支え合うという関係への変化、
介護予防等々、住民への意識改革であるとともに人材育成が必要になってくると思います。
今後の方針をお伺いいたします。
以上、再質問を留保し、質問といたします。終わります。
〇議長(宮﨑
博君)
答弁、健康福祉課長。
〇健康福祉課長(田湯勝則君)
鈴木議員の質問に対して介護保険改正についての質問に
ついて支援サービスの立場から私からご答弁申し上げたいと思います。
要支援者、これにつきましては要支援1、2の方ですけれども、訪問介護、通所介護の
総合事業への移行ということで、鈴木議員が説明しましたとおり、来年から本町としては
考えております。この総合事業ですけれども、新しい名前が介護予防・生活支援サービス
事業ということでこれから進めることになっております。それで、これにつきましては、
国では平成29年度までに多様な主体による柔軟な取り組みにより効果的かつ効率的にサ
ービスを提供できるよう予防給付の訪問介護、通所介護は、事業に全て移行することにな
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ります。本町につきましては、議員がお話ししたとおり、今のところ平成28年の4月を
目標に介護予防・日常生活支援総合事業ということで移行に向けて現在役場担当者による
総合事業等内部検討会で検討しているとともに、関係事業所との調整も図っていることで
あります。
そこで、これを進める段階でもう一つ、生活支援体制整備事業というのがあるのですけ
れども、ここでは生活支援コーディネーターを配置することになっておりますので、年内
に配置を検討しておるところと。それから、現在地域ケア会議の構成員を軸として共同体
の設置も設けることになっておりますので、ここで要綱整備や推進会議の開催等準備を進
めて、それから今言いました要介護支援の新しい総合事業に向けて進めている現在であり
ます。
以上であります。
〇議長(宮﨑
博君)
答弁が終わりました。再質問ありますか。
6番議員、鈴木正彦君。
〇6番(鈴木正彦君)
今説明を受けましたが、報道によりますと市町村に対し移行後の
サービスの担い手として地域ボランティアなどの活用を促すがというところがあるのです
けれども、当然市町村人口減になっております。人材確保に当然苦慮もしていくのではな
いかなと思います。また、いろんな角度でいうと、ボランティアの高齢化であるとか、一
部の人間にいろんなことをお願いしなければならないという現状も出てくるでありましょ
う。そんな中で、利用の都市と地方との格差が出てくるというような心配も出てくるのか
なと。それをバックアップする市町村に対してもいろいろなケアの方法を考えていただか
なければならないのかなということも考えられると思います。そんな中で、今後どういう
ふうに取り組んでいけばいいのかというその点についてお伺いいたします。
〇議長(宮﨑
博君)
答弁、健康福祉課長。
〇健康福祉課長(田湯勝則君)
それでは、鈴木議員の再質問にお答えしたいと思います。
今鈴木議員が言われたとおり、サービスのボランティアに関する事項をここで説明をさ
せていただきたいと思います。今回の改正の趣旨については、先ほど言いましたとおり、
要支援1、2の利用者のサービスの支援内容をしっかり精査し、地域づくりを視野に入れ、
ボランティアをはじめとする住民主体でサービスの展開を可能とし、介護予防の視点で元
気な高齢者が支援を必要とする方と一緒に活動することにより、いつまでも元気で地域で
暮らしていけるシステムを構築することが介護予防となり、介護給付費の抑制につながる
ものと考えております。介護給付費の適正化については課題となっているということで、
先ほど鈴木議員が言ったとおり、今検討を進めていかないといけないと思いますけれども、
今回の改正により数字的な評価を町としてもしっかりしていかなければならないというこ
とで今現在考えております。
それで、ここで移行方法についてご説明をしたいと思いますけれども、移行方法につい
ては、現在の軽度者の中で支援内容により予防給付担当者のサービスを利用することが必
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要なケースを今現在把握しています。それと、同時にこれを進めるということになります
と社協やNPOの方に住民主体の地域づくりや、それからJAの女性部等の地域資源も生
かしていかないと、通所型のサービス、それから訪問型のサービスの整備に向けて関係機
関と調整しないと進めていけないので、今現在準備をしているところであります。そのた
めに通所型サービスについては、わかち愛もせうしひろばを現在農協の空き店舗でやって、
またはプラットホーム等を拠点としてサービス内容を検討しており、現在展開しているわ
かち愛食堂やほっと茶屋、ふれあいサロンを生かした中で、現在月に1回なり、2回やっ
ておりますけれども、運動や趣味活動を組み入れたプランを検討している状況であります。
その中で、元気な高齢者の中で看護師だとか、それから介護士の経験者の人材の発掘も進
めていかなければならないということで考えております。
それから、もう一つ、訪問型のサービスです。これについては、俗に言えばヘルパーさ
んということですけれども、JA女性部さんのヘルパー取得者の状況を今活動意識調査を
実施してみました。そこで協力いただけるという回答をいただいた方もいますので、調整
して、独自で資格を持っている方も現在確認をしております。これも社協が窓口となって、
有料ボランティア登録等も現在検討し、それから潜在ヘルパーということで、そういう方
もおられますので、研修も実施した中でサービスに参加できる人がいるかどうかというこ
とで人材確保を現在進めているのが現状でありますので、よろしくご理解をいただきたい
と思います。
以上です。
〇議長(宮﨑
博君)
答弁が終わりました。再々質問ありますか。
6番議員、鈴木正彦君。
〇6番(鈴木正彦君)
それでは、3度目の質問になるのですけれども、認知症に目を向
けてしゃべりたいと思います。
軽度の認知症を含め、65歳以上の認知症と判断される対象者、65歳以上の4分の1
になろうかということになっております。それのほかにも予備群を含めると、もっともっ
とすごい量になるのかなと。認知症は、特に早期発見であるとか早期対応、早期治療が有
効的であるとされています。現状を鑑みますと、物忘れ外来に診察を受けようとしたとき
に一体どれぐらいの時間がかかるのかなと。現状聞くところによると、多いところでは診
察を受けるまでに、予約を受け付けられるまでに3カ月、4カ月かかってしまう、そんな
現状であります。それをどうやって解消しようかなと思うと、予約制ではなくて、もう飛
び込みで行って、1日かかる覚悟で診断を受ける、診察を受ける、そんな現状であります。
もし今おっしゃられたようにわかち愛もせうしひろばであるとかを有効に利用していただ
いて予防ができるのであれば、もっともっと積極的に予防運動を展開しなければならない
のではないのかなというふうに考えます。そうすれば、例えば診察に3カ月かかったとし
ても、その前に予防運動は始められると思うのです。そんなことを含めながら、専門職も
含め、地域ボランティアで例えば認知症であればサポーターをどんどん養成講座等々でふ
- 35 -
やしていかなければならない。認知症になられた人たちが家族の人たちが「うちに認知症
を発症した人が、この程度になった人がいます、地域で見守ってください」という運動も
理解者がふえれば当然可能になってくると思うのです。そんなサポーターをうんとふやさ
なければならない。それは民間だけでは到底、やらなければならないことではありますけ
れども、行政の力をかりて、どんどん、どんどん次に続く人材を育成していただきたいと、
そんな思いを込めまして、質問といたします。
〇議長(宮﨑
博君)
答弁、健康福祉課長。
〇健康福祉課長(田湯勝則君)
今鈴木議員から認知症のお話が出ましたので、まずご承
知だと思いますけれども、深川市の市立病院では物忘れ外来ということで前の脳外科の先
生が1日やっておりますけれども、実際に病院のほう今通うといったら本当に1日がかり
となりますし、今鈴木議員言ったように認知症はまず早期発見が重要だと思いますので、
これにつきましては妹背牛町でも今進めようとしておるのが認知症初期集中チームという
ことで設置を考えております。これについては、先日も担当課長会議があったのですけれ
ども、深川市立病院内に広域でつくろうかという、29年まで考えていますけれども、本
町につきましては鈴木議員言ったようにやっぱり来年まで待ってください、2年待ってく
ださいではなくて、早く設置をして、認知症の策に向けたいということで、これにつきま
しては本町は新年度、来年からスタートする予定で今事務を進めております。これについ
ては、サポート医ということでお医者さんが1名このチームに入らないといかぬ、それか
ら鈴木議員言ったように専門職のソーシャルワーカー、それからケースワーカー等の専門
職で研修を受けた者が入らないといかぬということで、それと専門職、看護師だとか保健
師が入るのですけれども、その研修のお医者さんのほうについては今この管内で持ってお
る方が少ないのですけれども、今のところ深川の開業しておるお医者さんに打診をしてお
る最中でありまして、それから2番目の職員でそういう認知症の研修を受けるということ
で、先日うちも包括支援センター長が東京行って2日間の研修を受けてきていますので、
それは網羅できるということで、あとお医者さんがオーケーであれば管内では一番にスタ
ートしたいなと思っております。ただ、ご承知だと思いますけれども、今地域医療、それ
から地域の介護医療、きょうも新聞に載っておりましたけれども、そういう広域で深川市
立を拠点として進めていますので、そこら辺と1市4町とも連携をとって進めていきたい
と思っておりますし、鈴木議員言ったサポートについても今回のこの事業の移行に伴うの
をちょうど契機にしまして、地域の住民の方の協力を得たりして今後進めたいと思ってお
りますので、ご理解をしていただきたいと。
以上です。
〇議長(宮﨑
博君)
以上で6番議員、鈴木正彦君の一般質問を終わります。
次に、8番議員、赤藤敏仁君。
〇8番(赤藤敏仁君)
(登壇)
通告に従い、一般質問させていただきます。
今年の冬は異常気象と言われまして、収穫時期の長雨とか大雨が心配されていましたが、
- 36 -
収穫作業も順調で、若干雨が続いておりますけれども、本町の基幹産業であります米の収
穫も平年並みということでほっとしていることと思います。そんな中、9月10日には関
東、東北豪雨、大災害が起きました。茨城県常総市では鬼怒川の堤防が決壊し、多くの被
害が出ました。被害額ははっきりしていませんけれども、お米だけで30億を超えている
ようです。一日も早い復興を願うとともに、被害に遭われた方々にお見舞い申し上げると
ころであります。各地で災害がふえておりますけれども、4年前の妹背牛でも水害が発生
しました。ちょっとした自然の影響で左右される農業であります。
その中で1つ目の質問ですが、妹背牛町の基幹産業が稲作と銘打っている割には妹背牛
町の米のアピールが少ないように思われます。現在他町では特産品の普及、ブランド化が
進められています。我が町でもお米関連の特産品の開発やブランド化が必要と考えられま
す。また、最近では子供たちの米食離れが進んでいます。米食の普及促進の考えを浸透さ
せていく必要があると考えられます。基幹産業を米とするならば、その農家の応援と米食
の推進をあわせた条例の制定を考えていってもよいのではないでしょうか。町の考えを伺
いたいと思います。
2つ目の質問ですが、妹背牛町の町技、各スポーツについてですが、昭和55年制定の
町技についてバレーボール、ソフトボールとありますが、バレーボールについては妹背牛
高校の廃校以後もプレミアム大会等が行われておりますが、ソフトボールについてはほと
んど皆無に等しいと思われます。また、高齢化も進み、競技人口そのものが失われると思
われます。また、パークゴルフも盛んではありますが、近隣町村にないスポーツのカーリ
ングとその施設を積極的にアピールしていくことが必要と考えられます。町技としてカー
リングを進めていってはいかがか、町の考えを伺いたいと思います。
以上、再質問を留保して終わります。
〇議長(宮﨑
博君)
〇農政課長(廣田
答弁、農政課長。
徹君)
私から妹背牛町のアピールについてお答えをいたします。
本町の米のPRにつきましては、これまで北彩香というネーミングで商標登録いたしま
して、町民まつりあるいは収穫感謝祭などのイベントにおいて町内外に向けてPRに努め
てきております。また、農協と連携し、札幌等の住民を対象としたお米探険隊という市民
生協のツアーの受け入れを年3回実施しておりまして、この関係から全道の市民生協では
妹背牛産ななつぼしという表示で販売されており、妹背牛という地域名が表示されて販売
しているのはごくわずかしかありません。さらに、大消費地の札幌でのイベント参加によ
り、はかり売りや予約販売等を行っておりまして、年々リピーターもふえてきている状況
でございます。こうした口コミ等の効果を期待した取り組みも実施しているところでござ
います。
さて、条例の制定でございますが、日本酒や牛乳等の乾杯条例を制定している他の地域
があるということを承知しております。この条例制定するに当たっては、これらの条例制
定がどのような効果をもたらすのか充分に検証する必要がありますし、また条例に沿った
- 37 -
取り組み、事業を今後考えていかなければならないというふうに思っております。何より
生産者や町民のご理解が重要であるというふうに考えますし、今後幅広いご意見をいただ
きながら検討していきたいというふうに思いますので、ご理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
〇議長(宮﨑
博君)
教育課長。
〇教育課長(浦本雅之君)
妹背牛町の町技につきまして、スポーツ関連担当課として私
のほうからご答弁申し上げます。
町技の制定につきましては、昭和53年の第9回全国高校バレーボール選抜大会におき
まして妹背牛商業高校女子バレーボール部により全国制覇という偉業をなし遂げました。
また、当時町内にソフトボールチームが多数存在しまして、現在は休止になっております
けれども、公職者スポーツ大会もソフトボールを行うなど、ソフトボールが盛んに行われ
ていた時期でもございます。こうした背景を踏まえまして、町民が行う自発的なスポーツ
活動に協力し、町民があらゆる機会や場所においてスポーツをすることができるよう諸条
件の整備に努めるため町技を制定するという当時のスポーツ振興条例に基づきまして、昭
和55年の6月にバレーボール及びソフトボールを町技として制定した経緯がございます。
しかしながら、町技の制定から35年が経過した今、人口の減少や少子高齢化、また個人
趣味の多様化などから、妹背牛商業高校は廃校となり、町の体育協会加盟のソフトボール
会員数は現在28名登録されておりますけれども、実質は町外の方で組織され、かつ活動
実績はほとんどありません。
そこで、赤藤議員の言われますとおり、本町のカーリングホールは近隣にはない施設で
ございます。小中学校の冬期間の体育授業にも取り入れられているなど、本町独自で取り
組んでいる特色あるスポーツであると言えます。国際大会への出場実績もありまして、こ
れからもそういった国際レベル大会への出場機会もふえてくるものと想定されまして、今
後広く妹背牛町をアピールできるスポーツであると考えます。こうした状況を踏まえまし
て、カーリングを町技として制定、あるいは町技そのものの見直し等につきまして関係機
関、関係団体とも前向きに検討、協議したいと考えておりますので、ご理解賜りますよう
お願いし、答弁といたします。
〇議長(宮﨑
博君)
答弁が終わりました。再質問ありますか。
8番議員、赤藤敏仁君。
〇8番(赤藤敏仁君)
米食応援の条例の考えについてですけれども、先ほど課長さんか
らも言われましたけれども、全国各地で今ユニークな条例が制定されています。京都市の
地酒の普及と日本文化への理解を深める目的で始まり、各地で地酒を普及させるための乾
杯条例が多く制定されています。内容的には強制や罰則などなく、業者による普及の主体
的取り組みや市民に協力を求める内容でございますけれども、最近では富良野市のまずは
ふらのワインで乾杯条例ですとか、地元の焼き物の器の普及も兼ねた乾杯条例など地元ブ
ランドのアピールと普及をにらみ、多様化してきております。御飯、米食関連では、青森
- 38 -
県鶴田町の朝ごはん条例、御飯を中心とした食生活の改善、安全、安心な農産物の提供、
地産地消、食育推進の強化、米文化の継承が基本方針です。また、和歌山県みなべ町とい
うところでは、梅干しでおにぎり条例、おにぎりをつくる際には地元の梅干しを使ってい
こうという、こういう変わった条例もあります。現在北海道内には米についての条例はな
いようです。2番目、3番目になっていくとインパクトが失われていきます。私が考えて
いるのは、米という字は八十八と書きますけれども、毎月と8と18の日は御飯を食べま
しょうというのはどうでしょうか。内容は御飯だけにとどまらず、米製品でいいと思いま
すけれども、米粉を使ったお菓子でもよいですし、生鮮商店のつくっている商品でもいい
ですし、また飲食店の丼物でもいいと思います。少しでも地元産の米というものを意識し
ていただきたい。そして、その先に特産物、商品開発の後押しを考えていくことにつなが
るのではないかという考えから、米の日条例を考えていかれないでしょうか。町の考えを
伺いたいと思います。
カーリング町技制定についてですが、何げに私個人ですが、名刺を交換させていただく
ことが多くなってまいりまして、名刺にカーリングの施設の写真を使っておりますけれど
も、意外に妹背牛町にカーリング場があるということが知られていない。インターネット
でカーリングと検索しても妹背牛町というのはなかなか出てこない。せっかく近隣町村に
ない施設を持っているのですから、もっと全面的にアピールしていってよいと思います。
バレーボールは、やはり妹背牛高校の全国優勝が光っておりますけれども、私としてはこ
れからカーリング選手が出てきて、オリンピックに出てもらえないかなと期待していると
ころでございます。今カーリングというスポーツが注目されつつあります。多分いろんな
サークルや実業団も出てくることと思われます。札幌どうぎんホールの使用も恐らく制限
されてくるのではないかと予想されます。札幌近郊からのアクセスのよさを考えて、妹背
牛町での合宿、合同練習などをにらみ、宿泊施設の整備とか体験会の推進を考えていかな
ければならないと思います。今あるものを最大限に利用していくことが必要だと考えます。
町の考えを伺いたいと思います。
以上、再々質問を留保して終わります。
〇議長(宮﨑
博君)
〇農政課長(廣田
答弁、農政課長。
徹君)
再質問にお答えいたします。
条例制定に当たりましては、やはり今後具体的にどのような行動をしていくべきかとい
うことはよく考えなくてはならないというふうに思っております。また、行政のみではな
く、関係機関との調整が必要になってくるのかなというふうに思っております。一番は、
やはり生産者、住民のご理解をいただき、統一した意識の中で行っていくことが重要かと
いうふうに思っております。個人的な嗜好にも配慮が必要でありますし、先ほど議員から
アイデアをいただきました米の日、これも含めながら、幅広くご意見をお聞きしながら、
今後検討していきたいというふうに思っております。
以上でございます。
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〇議長(宮﨑
博君)
〇町長(寺崎一郎君)
町長。
カーリングの地域活性化についてご答弁を申し上げたいと思いま
す。
現在まち・ひと・しごと創生総合戦略を作成している中にもカーリングによる地域への
人の流れをつくる基本目標として大会誘致等を施策とし、地方創生上乗せ交付金を活用し
た競技ルール変更による設備更新を進めております。今のところストーン一式とタイマー
が更新される予定になっております。また、カーリングを町技とすることで町民の関心も
さらに高まり、妹背牛町あるいは妹背牛出身の子供たちの活躍のPRとカーリング場の利
用増加となり、交流人口の増加が地域の活性化につながると期待もしておるところでござ
います。町技につきましては、検討すべきものと考えておりますので、どうかご理解をお
願いし、答弁といたします。
〇議長(宮﨑
博君)
答弁が終わりました。再々質問ありますか。
8番議員、赤藤敏仁君。
〇8番(赤藤敏仁君)
米の日条例の考えですが、やはり基幹産業として銘打っているの
であれば、妹背牛の米はおいしい、ぜひ食べてください、町として積極的にアピールして
いかなければならない、また町としてもっともっと応援していかなければならない。その
ためにもその心意気を示す旗を上げていかなければならない。その旗印として米の日条例
の考えを前向きに検討していただきたいと思います。乗りは軽い話でありますけれども、
波及効果は大きいと思います。ある職員に、昼休みに自宅に帰る方が多いようですが、町
の飲食店でランチの人とか余り見かけませんけれども、尋ねましたところ、町民にいろい
ろ言われるので、外食を控えているという返事でした。8と18が米の日となれば、大手
を振って外食できると思いますけれども、飲食店でもその日は旗を掲げて、サービスや新
商品の開発を考えていかないでしょうか。妹背牛の名前の入ったブランド米の開発も進ん
でいきませんか。ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。
カーリングについても同じことが言えると思いますけれども、カーリングを町のスポー
ツとして旗上げすることでいろんなことが予想され、ビジョンが見えてきませんか。少な
い予算で町にあるものを最大限利用して見直していくことが地方創生にもつながっていく
と思います。町長の考えを伺いたいと思います。
〇議長(宮﨑
博君)
〇町長(寺崎一郎君)
答弁、町長。
再々答弁をしたいと思います。
まず、本町のお米のアピールは、議員ご指摘のとおり、さらに必要があると私も考えて
おりますし、8月25日から28日まで札幌の大通でオータムフェストに出店をしまして、
全農産物完売ということで、また新米の予約も相当受けてきたという情報が入ってきてお
ります。
また、条例を制定することにつきましては、非常に重みがあることと認識しております。
議会の皆さんや町民の皆さんのご意見をお伺いしながら、慎重に判断していきたいと考え
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ておりますし、ほかの方法もあわせて検討していきたいと考えておりますので、ご理解を
いただきたいと思いますし、私が考えるには妹背牛町をPRするにはやはり議員ご指摘の
おいしいお米、そして北空知唯一の源泉かけ流しペペル温泉、そしてカーリング場のある
町、この3つのポイントで妹背牛町をさらにPRしていきたいと考えておりますので、ま
たご理解をお願いしたいと思います。
〇議長(宮﨑
博君)
以上で8番議員、赤藤敏仁君の一般質問を終わります。
次に、7番議員、渡会寿男君。
〇7番(渡会寿男君)
(登壇)
通告に従いまして、農業振興と職員研修について一般
質問をさせていただきます。ダブる質問もあるかと存じますが、よろしくお願いを申し上
げます。
1点目は、妹背牛町を支える基幹産業は農業であり、北空知の米は全国一と考えており
ますが、現在米余りと消費低迷で米の価格が下がり、厳しい環境に置かれているが、米ど
ころの町としてJAと連携して、1次産品の高付加価値を図るべく地場産ブランド米の商
品化を進めて、町長がトップセールスとして売り込んでいくことが必要と思っております。
今後も米の消費減は続くと考えますが、米の活路を切り開くためにも、こういうときこそ
今まで以上の地産地消を進めるとともに、販売拡大と妹背牛の知名度を上げることが行く
行くは農家所得の向上につながるものと思いますので、町長としてのお考えを伺いたい、
かように思っておるところでございます。
2点目につきましては、妹背牛町米穀乾燥調製貯蔵施設の件でございますが、この施設
は町の深い理解をいただき、平成14年度、生産振興総合対策事業により総事業費20億
円のうち補助金9億9,300万円で平成15年に完成をされました。管理運営はJA北
いぶきで、高品質で均一な米として調製し、安心、安全と高い卸の産地評価をいただいて
おるところでございますが、近年利用率の低下が課題となっていると聞いております。個
々の農家の事由は充分認識しておりますが、建設当初の目的を再確認し、施設集荷率を高
めて、本町農業の発展のための施設として行政とJAが一体となり、利用を推進していく
考えがあるのか伺いたいと思います。
次に、職員研修についての考えを伺います。今回土地改良センター会計での不祥事が発
覚し、一日も早い信頼回復が求められております。公務員としての社会的責任と公的使命
を認識し、業務当たることが欠如していたために起きたと考えております。改善策も示さ
れましたが、事務的改善だけでは充分でなく、日ごろの啓蒙やコンプライアンス委員会の
設置によりそれぞれの部署で点検を行うとか研修会を定期的に開催し、未然防止の取り組
みを徹底することが必要と考えるが、これからどのように進めていくのかお伺いいたしま
す。
あわせて近年どこの職場においても業務が複雑高度化し、仕事上の悩み、家庭問題、職
場での人間関係等々さまざまな要因でストレスは増加し、心身の変調を来す方がふえてい
る現状でございます。難しい問題でもございますが、今やメンタルヘルスは重要なテーマ
- 41 -
であり、職員の健康面や安全面からも正しい理解と対応を身につけなければならないと思
いますので、メンタルヘルス研修を行う考えがあるのかお伺いし、以上を申し上げ、一般
質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
〇議長(宮﨑
博君)
〇農政課長(廣田
答弁、農政課長。
徹君)
それではまず、地場産ブランド米の商品化についてお答えさ
せていただきたいと思います。
先ほども答弁の中にあったかと思うのですが、全道の市民生協におきまして妹背牛産な
なつぼしという表示で販売されております。地域名が表示されて販売しているのはごくわ
ずかということで、ブランドとしての一定の地位を得ているというふうに認識をしており
ます。一方、町といたしましては、北彩香というネーミングで商標登録しておりまして、
以前は農協店舗で販売しておりましたが、現在は販売していない状況でございます。町内
外のイベント開催参加により妹背牛米のPRを展開しておりまして、またふるさと納税の
お返しとしてもこの北彩香を使用しております。こうした取り組みが充分であるかという
点では検討していかなければならないというふうに思いますが、行政はPRあるいはサポ
ートが基本であるというふうに考えております。農協の考え方を確認しながら連携し、今
後ともブランド化を進めていきたいというふうに思っております。
次に、米穀乾燥施設の利用推進でございますが、これまで町といたしましてはいわゆる
カントリーの機器類の更新や荷受け施設の建設等、利用の改善を進めてきたところでござ
いますが、集荷率が低下しているということは事実として受けとめております。この施設
は、米の町としての心臓部でありまして、今後とも高品質な米を提供するためにはなくて
はならないものというふうに認識をしております。なぜ集荷率が下がっているのか、どこ
に原因があるのか追及していかなければならないというふうに考えますし、その改善を農
協とともに検討していきたいというふうに思っております。
以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(宮﨑
博君)
総務課長。
〇総務課長(廣瀬長留次君)
まずは先般の職員の不祥事につきましては、議員の皆様を
はじめ町民の皆様には深くお詫びを申し上げます。
私のほうからは、職員研修としてコンプライアンス研修及びメンタルヘルス研修につい
てご答弁を申し上げます。今回の不祥事につきましては、全体の奉仕者である公務員とし
て決してあってはならない行為でありました。この背景には、議員ご指摘にありますよう
に、コンプライアンスと公務員としての倫理観、いわゆる倫理法令遵守が大きく欠如して
いた結果であったと深く反省をしているところでございます。現在実施しております職員
の研修は、一般研修として主に町村会で主催してございます初任者研修、初級研修、中級
研修、監督者研修などと各部署において実施しております専門研修はありますが、本来は
職場単位で、あるいは自主的に行うべきはずのコンプライアンス研修はほとんど実施され
ておりませんでした。法令の基準に従い仕事をする公務員においては、より高い倫理観が
- 42 -
求められます。法を守る者が法を犯して、それでは誰が法を守るのかといった厳しい声も
あります。また、不祥事が発生した背景には職場の風土、土壌といいますか、構造的欠陥
として、職員はぬるま湯につかっているという指摘もあります。このことは、職員の職場
存続に対する危機意識の希薄さを露呈したものであり、これを機に深く反省するとともに、
その構造的欠陥に関心を向け、有効な再発防止策を講じていかなければならないと考えて
いるところでございます。
今回の重大な職員による不祥事で、議員ご指摘のとおり、職員の倫理観を高めることと
意識改革の上ではコンプライアンス委員会の設置や定期的な研修会の開催はイロハのイで
あることを踏まえ、まずは民間などの委託による定期的な研修を開催しつつ、コンプライ
アンス委員会については先進事例を参考、研究しながら、職場内でのコンプライアンスオ
フィサーと言われる法令遵守責任者のもとに組織を設置していくことを検討してまいりた
いと考えております。
また、メンタルヘルス研修会につきましては、不定期ではありますが、東ケ丘病院や吉
本病院などのドクターを招き、実施しておりますし、町民向けの講演会などへも積極的に
参加するよう呼びかけをしているところでございます。また、総務課や健康福祉課などの
担当者については、各種の研修会へ出席しているところでもあります。
職員個々におきましては、議員ご指摘のとおり、身体的、心理的、人間関係や仕事など
の社会的要因など、さまざまな要因でストレスを抱えているものと認識をいたしておりま
す。このストレスが要因で心の病、いわゆるメンタルヘルス不調に陥ってしまい、休職や
離職者が増加しているということは他の自治体からも多く聞かれるところでございますし、
本町でも重度、軽度は別として、通院治療をしている職員がいるのも事実でございます。
変化の激しい現代社会においては、ストレスが全くないという人のほうがまれではないか
と思いますし、いつ誰が発症してもおかしくない病なのかなとも感じているところでござ
います。このような背景の中、労働安全衛生法の改正により今年12月からストレスチェ
ック制度が義務化され、職場のメンタルヘルス対策はより重視されることとなります。私
どもとしては、メンタルヘルス不調の早期発見のサイン、適切な声かけの方法、積極的傾
聴、よく聞いてあげるなど、いかに接し、相談相手となれるか、そして一日も早い日常の
生活と通常勤務を取り戻すためにもメンタルヘルス研修会の実施は重要であると認識して
おりますことから、今後は組織的に継続的かつ計画的な研修会の実施を検討してまいりた
いと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
〇議長(宮﨑
博君)
答弁が終わりました。再質問ありますか。
7番議員、渡会寿男君。
〇7番(渡会寿男君)
今ほど課長のほうから答弁がございました。1番目の地場産ブラ
ンド米の商品化につきましては、これから産地が活路を切り開くためにこだわった米を商
品化し、積極的な販売活動をすることにより需要の拡大と妹背牛町の米のPRになる、こ
れが大事かなというふうに思ってございます。
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ただ、課長のお話ではイベントPRに北彩香を使用している。そして、コープさっぽろ、
余りないと言っておりましたが、コープさっぽろについては妹背牛米として7万俵程度は
各市民ですか、生協の組合員、そちらのほうに行っているというのも事実でございますが、
ただその部分については農協からの生協との契約の中で行っているといったことでこれは
省いて、やはり妹背牛町で考えてみますと北彩香という位置づけがどのようになっている
のかちょっと私にはわからない部分があるのです。というのは、ペペルについてはペペル
特選米がある。そして、ふるさと納税ですか、その部分については前まではペペルの特選
米を使っていたといったような声も私は聞いております。そういった中で、北彩香が本当
にどういった位置づけなのか私にはもう少しわかりません。
また、こういう不自然な形の妹背牛米のPRをしている町村はほかにありません。沼田
町にいきますと雪中米、これは皆さん方、職員さん方が名刺を持って、何日の日には雪中
米を食べましょう、飲食店でありますから、そういう運動をやっているのです。そしたら、
妹背牛はどういうふうにしていくのですか。北彩香を出していくのですか、ペペル特選米
を出していくのですか。私はそうでなくて、今新たに新しいブランド米を形成をして、そ
こでこだわった米をJAと行政が一体となって商品開発をして、妹背牛の米ですよと、こ
れを町長が先頭に立って売り込んでいく、これが最終的には妹背牛の米の知名度と農家所
得の向上につながるのかなと。そういったことで、ちょっと変則的な妹背牛のやり方とい
うのはなかなか私にはなじめません。皆さん方がそう言うのであれば、私はそういった考
え方は改めますけれども、どうしても農家の方々に聞いてもこれはやはりセンターの中に
入れた米で、その中で本当にこだわった米を妹背牛米として皆さん方に食べていただく、
地産地消していただく、そしてPRする、そういう形が私は大事なのかなと、そういうふ
うに思ってございますので、この点についても本当にひとつよろしくお願いを申し上げた
いと思いますし、また定住促進やら子供支援ですか、そういった部分があるのであれば、
そういった米を使えば1年間子供支援に対しては本当に安心、安全なクリーンな米を1年
間無償で食べさせるとか、そういったものにもつながっていくと思うのです。そういった
ことも考えながらやっていかないと。これは定住促進にも当てはまると思います。ただ商
品券を出してどうのこうではない。妹背牛に来たらおいしい米を1年間差し上げますから、
食べて妹背牛で生活してください、そういった妹背牛の特色ある米どころの町としてでき
ることをやっていく、そういう感じが大事だと思います。そういったことで、新しいブラ
ンド米を新たに皆さんとともに知恵を出して考えて、JAと連携しながらそういった米を
つくっていく、そういったことが必要かなというふうに思いますので、町長からの答弁を
いただきたい、かように思います。
それから、2点目のカントリー施設の利用の向上でありますが、私もつくる自由、売る
自由、それぞれ権利を主張されている農家の方もたくさん知っております。それは否定す
るものでもございませんが、施設利用料は1俵税別で360円です。税込みになると38
8円80銭ぐらいになるのですか。また、昨年利用した施設利用メリットというのがござ
- 44 -
いまして、使っていただいた方にメリット還元をしております。昨年の場合は291円生
産者に返しております。この差し引きをすると幾らであの施設を利用できたか。すごく安
いと私は思います。自分でやると電気代、あるいは人件費やらもろもろのことかかります。
そういった必要経費を抜きますと、そんなに有利な販売に持っていっておるのかなという
ふうに私は危惧しておりますが、そういったことでは本当に妹背牛の行政として先ほど分
析をJAとともに考えていくというようなこともありましたけれども、現段階で行政とし
てどのような分析をしているのかお聞きをしたい、かように思っていることでございます
し、また個々で精米して販売する農家もたくさんいるのもこれも事実でございます。私は、
それは否定をいたしませんけれども、施設外に出ている米は5万俵以上が妹背牛からただ
集荷業者に、商店のほうに渡っていると。ただ、その5万俵が幾らの値段でいっているの
かは私は把握しておりませんけれども、そういった米を妹背牛以外に出さないで、妹背牛
の施設に入れて、付加価値を出して妹背牛のPRに使う、そういった考えをすると、当然
施設の利用を上げるための何かの方策が出てくるのかなというふうに思ってございますの
で、その辺についても町長からのご答弁をいただきたい、かように思っておるところでご
ざいます。
以上、再質問にさせていただきます。
〇議長(宮﨑
博君)
〇町長(寺崎一郎君)
答弁、町長。
北彩香の歴史につきましては、後ほど担当からお話をしたいと思
います。
センターの中の米ということで、渡会議員さんのご指摘のとおり、本町におきましては
北彩香、あるいはペペル特選米、あるいは一部違う名前でもあちこち私にも情報が入って
いるところでございます。それぞれ皆さんJAとは別に自分たちの努力で、自分で販路を
開いて売買しているということも一部ご理解を願いたいと思います。そんな中、これがベ
ストなのかという点で、北彩香の名前も今度検討の余地があると私も思っておりますし、
とりあえず現段階では北彩香のブランドで進めさせていただきながら、少量多品種パッケ
ージ、ブレンド、あるいは無洗米などの売り方、PRの仕方を生産者、あるいは農協とと
もに検討してまいりたいと思いますので、ご理解をお願いしたいと思いまして、それに付
随しまして当然おのずとそういうブランド米ができればカントリーに集荷がふえるのかな
というふうに考えております。また、少しでも有利に販売しなくてはならないと考えます
が、そのためには先ほどから出ておりますブランド化の取り組みと、それが生産者に理解
されることが必要となってくると思います。今後とも農協との連携を図りながら、集荷率
の向上に努めていきたいと考えますので、ご理解をいただきたいと思います。
〇議長(宮﨑
博君)
〇農政課長(廣田
農政課長。
徹君)
それでは、私から北彩香の経過についてお答えをいたします。
ブランド化ということにつきましては、道内の有名なメロン産地、あるいは本州で有名
な米どころ、どこも生産に大変厳しい条件をつけておりまして、長い年月をかけてブラン
- 45 -
ド化を図ってきているという状況でございます。ブランド化を進めるには基本的に他の地
域との差別化を図らなければならないというふうに思っております。米で考えますと、無
農薬米、あるいは特別栽培米、これは化学農薬、化学肥料の半減という米でございますが、
その他特殊な生産技術、あるいは販売に取り組んでいかなければ中途半端なブランドにな
るおそれがあるというふうに思っております。
本町の北彩香につきましては、ハーブを植栽した中で米の生産環境がクリーンであると
いうことをイメージさせる取り組みでございまして、これをもとにブランド化を図ったも
のでございます。先ほど町長も申しましたとおり、これがベストなのかという点につきま
しては検討の余地があるというふうに考えておりまして、今後農協とも協議した中で進め
させていただきたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
〇議長(宮﨑
博君)
答弁が終わりました。再々質問ありますか。
7番議員、渡会寿男君。
〇7番(渡会寿男君)
ブランド米の件でもう少し申し上げたいと思いますが、北彩香で
販売していきたいという考えのようでございますけれども、中途半端なブランド米はつく
れない、私もそう思っております。ブランド化については、ある地区、旭川地区が多いわ
けですが、それぞれ差別化の商品をやっております。そこで、妹背牛もクリーン米の面積
は北いぶき管内では一番多い。全道でもクリーン米の生産者の数はたしか一番多いはずで
す。そういった非常に有利な展開もできる。あるいは、特別栽培米、これは若干でござい
ますけれども、ありますし、また本当にいろんなことを考えていくと、栽培の方法がどう
いったことでやるのかわかりませんが、玄米にギャバ米とか発酵玄米、あるいは環境に優
しい無洗米、そういったこともこれから考えて何か新しい発想の中で、18万俵全部やる
という構想は私は持っていませんけれども、ある程度妹背牛の米はこうですよ、少ないな
がらでも、1万俵でもそういった形で出していくのが私はこれからのこういった厳しい中
で必要なことかなと。先ほども言いましたけれども、それが地方創生につながっていくの
ではないかなというふうに思ってございますので、いま一度考え方を改めて町長から答弁
をいただきたいと思います。
それから、先ほどちょっと忘れましたけれども、職員研修でございますが、これはルー
ルに従って当たり前の行動をやっていれば問題がないわけです。現代社会ではそういった
ことをやっていても常に不祥事が発生しているのが現状でございます。コンプライアンス
の実践により職員に植えつけることも重要だと我々は……
〇議長(宮﨑
博君)
渡会寿男君に申し上げます。再々質問については、先ほど再質問
で今の件に触れておりませんので、発言を許しません。
〇7番(渡会寿男君)
わかりました。そしたら、撤回いたします。
以上で質問を終わります。
〇議長(宮﨑
博君)
答弁、町長。
- 46 -
〇町長(寺崎一郎君)
私も妹背牛町は本当に有数の米どころと自負を持っているところ
でございます。また、この地位をさらに高めるための方策、ブランド化の推進とあわせて、
高品質な米を生産できるようにこれからもカントリーを整備し、生産者、農協とともに連
携をしながら検討を進めていきたいと考えます。
また、先ほど北彩香に疑問を投げられましたけれども、その辺のネーミングにつきまし
てもいま一度再考する必要があるのかなというふうに考えておりますので、また農家の皆
さん、農協の皆さん、議会の皆さんの声を聞きながら、ベストな妹背牛のブランド米につ
けて一歩を踏み出していかなければならないというふうに考えておりますし、先ほど議員
さんのほうから高品質米ということで、できるならカントリーでたんぱく7.4以下の米
を100俵でも1,000俵でも1万俵でも独特なブランド米としてできれば、先ほど議
員ご指摘のように無洗米もありますし、お米の形態も昔みたいに5キロや10キロは重た
いと、1キロあるいは500グラムパックということで、それも真空パックも出てきてい
るような情報も入ってきます。その辺も生産者、議会、農協と慎重に合意形成ができるな
ら前もって進めて、私がトップセールスでもいいですし、経済文教常任委員長さんも先頭
にお米のPRをしていきたいと思いますので、どうかご理解をお願いしたいと思います。
〇議長(宮﨑
博君)
以上で7番議員、渡会寿男君の一般質問を終わります。
ここで昼食のためしばらく休憩をいたします。なお、午後は1時30分より再開をいた
します。
〇議長(宮﨑
博君)
休憩
午後
0時04分
再開
午後
1時29分
それでは、再開します。
午前中に引き続き一般質問を行います。
2番議員、佐田惠治君。
〇2番(佐田惠治君) (登壇)
まず最初に、9月1日告示の町議会選挙で私は町民の
声を真っすぐ町政に届けるということで町会議員に立候補し、町民の皆さんのご支持で町
会議員に当選することができました。まず、その立場で通告に基づき一般質問を行いたい
と思います。
町長の妹背牛町の行政に対する施策、これについてお伺いしたいと思います。国政でも
町政でも国民、町民こそ主人公、日本国憲法は日本国民はこうして主権が国民に存するこ
とを宣言する、この憲法を確定する、こう前文に述べられております。日本国民に主権が
あることを宣言した上で、行政の政府にさまざまな注文を出しています。町政もまさに町
民こそ主人公で、いかに町民の願い、思いに対するこれに立脚した行政を進めるかに力を
尽くすことが求められ、またそうすることが必要ではないでしょうか。当然その立場で努
力されていることと思いますが、以下の点で意見と提案、またご所見を伺いしたいと思い
- 47 -
ます。
私どもは、今度の選挙に対してアンケートを町民の皆さんにお配りして、多くのご意見
が寄せられました。その町民の何点かの声を紹介したいと思います。町長も職員ももっと
町民の立場に立ってほしい。ある職場、職員の態度が冷たい。親切でない。いろいろ検討
した上での回答でもない。仕事を嫌々やっているように見える。相談に行くのが嫌だ。ま
た、近隣に比べて皆様が妹背牛は何もない活気のない町と評価している、こういう声も寄
せられております。町長は、町民の声を聞き、リーダーシップを発揮してほしい、そうい
う要望も寄せられております。ぜひほんの一部かと思いますが、こういう声に耳を傾けて
いただきたいと思います。その上で、妹背牛で町民の声を行政がお聞きする場でもある町
政懇談会のあり方について意見と提案を述べさせていただきたいと思います。
1つは、開催時期を11月ごろ、予算案を作成する前に町民の声を聞き、予算作成に生
かしてはどうかという点であります。また、各区ごとの懇談会は当然継続すると同時に、
人口が一番多い、住民数が多い1区の行政懇談会のあり方を、お年寄りが夜はなかなか出
れないという声が寄せられています。そういう面では、午後、夕方と夜、こういうことで
検討をされてはどうかと、そういう要望も町民から寄せられております。また、内容的に
は行政側の一方的な報告だけではなく、町民の参加された皆さんが発言しやすいようもっ
と運営内容も工夫されてはどうでしょうか。ぜひ検討していただきたいと思います。
次に、この間の国政での問題とこれが妹背牛町政にどうあらわれるか、町民にどのよう
に影響を与えるかという点で町民の暮らしを守る先頭に立っている町長のご意見を、お考
えを伺いたいと思います。多くの国民が、また憲法学者、元最高裁判事や世論調査でも8
割の方が審議不充分、説明が足りない、6割の方が反対という安保法制、私どもは戦争法
と称していますが、歴代の内閣が憲法違反と言ってきた集団的自衛権を閣議決定、衆参で
数の力で国民の多数の反対を無視して押し切って決定しました。全く国民主権、立憲主義、
民主主義を否定するものだと私は思います。多くの若者、子育て中のお母さん、自衛隊員
の妻、父母が不安の声を今上げております。当然町内の中にもこういうご意見が私のほう
に寄せられました。国民の意見も詳しい説明もなく、誠にひとり歩きの国民無視の無法政
治、この先多くの若者や壮年が海外の戦地に送り込まれるようなことが誠に現実味を帯び
てくるもので、そら悲しい思いがすると、こういうご年配の人の声が寄せられました。我
が町でもあの第2次世界大戦で多数の若者の戦死者を出しました。町民生活、日常の暮ら
しは、平和があってこそだと思います。ぜひ非核平和宣言をしている町の町長としてご所
見を伺いたいと思います。
次に、2017年4月に予定されています消費税10%のこのことが町民生活に与える
影響についてもお伺いしたいと思います。ある町民の声として、どんどん生活はしづらい
世の中になっています。年金は下げられ、また社会保障費の負担は増額され、消費税は社
会保障費に回されるなんてうそでしょう、こういう痛烈なご意見。消費税10%、条件つ
きで賛成です。しかし、税の使い道がわかりません、こういう声も寄せられました。社会
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保障に全部回すなら、国民年金生活している町民の方からこういう声も寄せられました。
10%にしてよりよい国になるなら20%でもよい。消費税が上がっても今までよくなっ
たことは一度もない。結局よいことに使われていないのではないか。悲しくなります。国
民年金のみで生活している者は、10%になったらさらに生活は苦しくなります。本当に
悲痛な叫びが町民から寄せられています。今自民党、公明党と財務省との間で消費税10
%時の軽減措置をめぐり混迷を深めています。財務省は、国民1人当たり4,000円、
1回10円ぐらいです、このことを提案し、国民の多くの反対がありながら10月から施
行されるマイナンバー、これを持ち歩いて、これを持ち歩かないと還付しないという罰則
つきです。伺います。国政上の問題ですが、町民生活に甚大な影響を与えるものだと思い
ます。また、町行財政に与える影響等についてもご所見を伺いたいと思います。
次に、職員の不祥事事件について、公金横領事件について伺います。町民の声として、
どうして5年もの間わからなかったのか、こういう声が率直に寄せられております。また、
厳しい意見としては、刑事告訴しなかったのはなぜか、他にもっとあるのではないかと、
こういう声も寄せられています。前町政のときは副町長なしで行政を行っていた。現町長
は、就任時にすぐ副町長を就任させたと。そういう状況で職員管理はどうなっているのだ
ろうと、こういう声も寄せられました。町のイメージダウンだと厳しい意見が寄せられて
います。町長としてこの事件の経過と再発防止については先ほどもお話しされましたが、
改めて所見をお聞きしたいと思います。今の町民の声にどう応えていくのかという点でぜ
ひお答えいただければと思います。
また、10月3日午後6時半より町民に対する説明会を町民会館において開催される、
このことは案内されています。これをどういう立場で説明し、陳謝、当然説明、陳謝はす
ると思うのですが、このことについてもお聞きしたいと思います。何よりも町民から町行
政を任され、町の顔としての役場全体の綱紀粛正と自覚の高まりが必要ではないでしょう
か。
次に、温泉ペペルの問題についてお尋ねしたいと思います。特に経営についてお尋ねい
たします。昨年ペペルの経営改善策として通年券の1年券を廃止し、半年券になりました。
通年券4万円、これが半年券3万、実質年6万ということで50%値上げとなりますが、
この経営改善策の経過と町長の所見を伺います。その改善策の後、入浴者、ペペル利用者
の推移と収入と支出の状況、経営改善につながったのか、つながっていないのかも改めて
伺いしたいと思います。
ここで利用者の方、町民の方の声を紹介いたします。ペペルに高齢者に対し料金の安い
日があり、ありがたいと思いますが、もっと利用しやすくしてほしい。また、別の方は、
経営者側の都合ばかりで運営しないで、もう少し入浴に来ていただくお客のことを考え行
動しないと客は減りますよ。また、人は約束したことを守らないと信用しませんよ、これ
はペペルの入浴券の値上げの問題だと思うのです。また、町の温泉は鉱質がよいと評判で
す。まちおこしの中心に考えてはという提案もあります。夫婦ペア券、2人で行くと半額
- 49 -
とか検討してほしい、こういう声も寄せられています。温泉が毎年赤字ですから、町長み
ずから出かけていき、この温泉のアピールをして人を集めてほしい、こういう声も寄せら
れております。これは利用者の、また町民のほんの一部の声ですが、この町民利用者の声
が今後のペペルの経営改善、そしてペペルが本当に町民の憩いの場、そういうものに変わ
っていくことを希望するものであります。
町長に提案したいと思います。ご検討をお願いいたします。ペペル入浴券通年券4万円
の復活、または半年券を2万円に移行していく、こういうお考えご検討をお願いしたい。
また、利用者あっての施設ですから、利用者の声や利用者に喜ばれる、利用者みずからが
ペペルの利用者をふやすような、そういう施設に経営を改善していく必要があるのではな
いでしょうか。温泉ペペルは、町民全体の宝だと思います。高齢化が急速に進む中で、健
康づくりの柱として、中心として位置づけてはどうでしょうか。そういうペペルにぜひし
ていただきたく思います。
次に、冬期に向かっての除排雪について伺います。町直営から民営委託した後、町民か
らのご要望やご意見が行政のほうに、また民間委託されている方のほうに寄せられていれ
ばまずお聞きしたいと思います。
私どもに寄せられている町民の声を何点かご紹介したいと思います。1つは、冬期間の
歩道、除雪、排雪が悪く、足も余りよくなく、車道を長く歩くのは大変危険ですという声
が、高齢の方だと思いますが、寄せられています。また、除雪、排雪はもう少し丁寧にや
ってほしいものです。ただ除雪車が通ればいいというものではないと思いますという声も
寄せられています。また、排雪1年に2回来ていますが、スポーツ健康施設節約してもう
一回ふやしてほしい、こういう声も寄せられています。そのほかに小学校に通うご父兄の
方からこういう声が寄せられています。通学路の除排雪が子供が小学校、また小学校終わ
ってから帰るときになく、車道を歩いているところを見かけていると。そういう面では交
通安全上本当に心配だと。ぜひ学校周辺なり、子供たちの通学状況を見ながら除排雪して
ほしいという声も小学校に通うご父兄、また父母の方から寄せられています。これもぜひ
そういう声もあるということをお考えに入れていただき、今冬期の除雪、排雪体制を考え
ていただきたい。
また、別件ですが、町の中にある私道沿いで生活されていらっしゃる方から同じ税金を
払っていながら行政の日の当たらない場所になっている。同じように日を当ててほしいと
いう声が寄せられています。この点もあわせてぜひお考えをお聞きしたいと思います。
今冬期の除排雪の体制、方向についてもしそういう方向がもう決まっているのであれば
ぜひご報告していただきたいと。
以上の点でよろしくお願いいたします。1回目の質問を終了させていただきます。
〇議長(宮﨑
博君)
〇企画振興課長(三山
答弁、企画振興課長。
弘君)
私のほうから町政懇談会についてご答弁申し上げます。
町政懇談会は、町民皆さんの生の声を町政に反映させ、協働によるまちづくりを進める
- 50 -
ことを目的として、毎年農閑期となる冬場に開催しております。行政区ごとに開催する形
となった過去10年間の出席数は平均で212人、平成26年度は204人の出席をいた
だいております。出席率で見ますと、全町平均が6.3%、行政区では9区がご夫婦で出
席されていることもあり、最も高い23.0%、逆に最も出席率の低い地区は1区の2.
46%となっています。
これまでより多くの方々に出席をいただくための方策として、平成8年、9年度はペペ
ルを会場に市街地と農家地区に分けて開催しております。平成10年、11年度は、同じ
くペペルで10月、11月に繰り上げて開催した経緯がございます。いずれも入館料無料
ということで入浴もできるよう配慮したものの、参加者数は平均56人と著しく減少した
ことから、結局平成12年度からは現在の形に戻し、夜間の時間で開催しておりますが、
今回日曜日の日中との要望もありまして、今年は市街地の開催日を日曜日の午後2時から
行いました。参加者数は横ばいでありましたが、議員ご指摘の1区における開催日の1日
に2回ということでございますが、私どもの分析としましては勤め人の方が多いのと商店
経営者等の自営の方が多く、開催回数ではなく、開催曜日、開催時間として、そしてまた
18時30分という時間帯につきましては、くつろぎの時間に要因があるのではないかと
いうふうには考えております。今年は4月の開催日を先ほど申したように日曜日の午後か
らということで開催させていただき、貴重なご意見もいただいておるものと判断しており
ます。新たな施策のご提案につきましても貴重なご意見をいただき、調整しながら対応さ
せていただき、各課へのご意見など庁舎内での会議を開催して、すぐに取り組めるものか
ら対応しております。ご要望、ご意見の主なものは、今回も広報もせうし3月号に掲載し、
広くお知らせするとともに、今後こうした広聴広報活動を通じて町民一人一人がまちづく
りへの意識を持っていただけるよう取り進め、多くの町民の皆様方が参加するように開催
してまいりたいと思っておりますので、ご理解のほどお願い申し上げ、答弁とさせていた
だきます。
〇議長(宮﨑
博君)
総務課長。
〇総務課長(廣瀬長留次君)
それでは、私のほうから安保法制と消費税10%は町民生
活にどのように影響するのかについてご答弁申し上げます。
まず最初に、消費税率10%への引き上げですが、平成27年度税制改正により実施時
期を平成29年4月1日とされ、なおかつ附則の第18条にありました景気判断条項が削
除されたことにより、残念ではありますが、景気が悪化していても実施されるのは間違い
ないものと認識をいたしているところでございます。与党においては、昨年12月に消費
税率10%引き上げる平成29年度に軽減税率の導入を目指す方針をいたしましたが、制
度設計の段階からその対象品目など結論が出ぬまま現在に至っているところに今月の上旬
でしたか、先ほど議員もご指摘ありましたとおり、財務省よりマイナンバーカードを利用
した消費税2%分の還付という出来レース的な日本型軽減税率制度の導入を提案、さらに
は与党内部においても酒と外食を除く飲食料品を対象とした帳簿方式による軽減税率等々、
- 51 -
まだまだその詳細については今後も二転三転するものと考えております。
さて、消費税率10%が町民生活や行政にどのような影響を及ぼすかというご質問でご
ざいますが、今ほど述べました軽減税率等の動向にもよりますが、町民といいますか、国
民ひとしく負担が増加しますし、町行政に与えるといいますか、町行政といたしましても
昨年4月の消費税率3%引き上げ時に据え置きをいたしました公共施設等の使用料などに
ついて議会でもご説明をさせていただきましたが、10%に引き上げられた時点において
見直しを行いたいとのことでしたので、これは避けて通れないものと考えております。そ
の引き上げが何%になるかは、今後充分検討してまいりたいと考えております。
次に、先般19日未明に可決成立いたしました安全保障関連法についてですが、本法律
は自衛隊法や武力攻撃事態法など10本を一括した平和安全法制整備法と他国軍への後方
支援のため自衛隊の海外派遣を随時可能とする国際平和支援法の2本であると認識をいた
しております。成立後の世論調査によれば、国会での審議が尽くされたとは思わない、政
権に対し充分に説明しているとは思わないが先ほど議員もご指摘のとおり80%を超え、
首相本人も今後も国民に粘り強く説明をしていくとの発言から、国民に対する説明不足は
世論調査の結果が示すとおりだというふうに思います。
さて、本安全保障関連法の成立が町民生活にどのような影響を及ぼすかというところで
ございますが、今ほど申し上げましたとおり、これは説明不足で内容が把握し切れない状
況において影響といいましてもなかなか難しいところでございますが、ここで仮にと前置
きをさせていただいて、集団的自衛権の行使などにより、これは仮にですけれども、など
により自衛隊の活動が広がれば防衛費が膨らみ、間接的には国民の税金で賄われる。これ
が政府予算の総枠を超えないものであれば地方交付税あたりが減額される、これが住民サ
ービスの低下につながるということ、それと自衛隊の戦争に巻き込まれるリスクという点
では家族の精神的不安が増幅する等々ではないかと推測されるところでございます。
いずれにいたしましても、本法律をどう運用し、それが我が国の安全保障にどう資する
かは丁寧に説明し、我々の不安や懸念の払拭に努めていただきたいと切に願っております
ことを申し上げ、答弁とさせていただきます。
〇議長(宮﨑
博君)
〇副町長(中山高明君)
副町長。
最初に、職員の公金横領事件についてご答弁を申し上げたいと
思います。
今回発覚いたしました公金横領事件につきましては、町が開設いたしました土地改良セ
ンターで管理する4事業会計の公金横領と不適切な会計処理の事件であります。既に新聞
報道をはじめ、国営事業期成会や議会議員の皆様にも報告、説明したとおりでございます
けれども、誠に申しわけなく、この機会に改めてお詫びを申し上げる次第でございます。
ご承知のように土地改良センターは、現在進めております国営事業を円滑に進める役割
を担っておりまして、こうした中での職員不祥事でございまして、一日でも早く再発防止
策を提示し、綱紀粛正を図りながら、町民の信頼回復に努めていく所存でございます。具
- 52 -
体的には管理監督のあり方はもちろん、事業会計のあり方についても関係者と協議を重ね、
通帳、印鑑の分割管理の徹底、監査機能の強化策として年1回の監査を2回に、不定期監
査の実施、決裁事項の徹底、不審な点があった場合に迅速な対処を行うなど、管理監督体
制を改善してまいります。あわせまして町長部局、教育長部局で管理いたします各種団体
会計についても早急に対策を徹底するとともに、職員の法令遵守に対する意識を日ごろの
業務等を通じて指導監督し、今回のような不祥事が二度と発生しないように万全を期して
まいる所存でございます。
次に、町民に対する釈明と陳謝ということでございますが、一連の動向につきましては
新聞報道後、謝罪と説明を各町内に事情を説明、回付しておりますけれども、これは緊急
的に行った措置でございますので、議員ご指摘のように、改めて10月3日土曜日午後6
時半から町民会館におきまして事件の経過と改善策を説明し、陳謝する予定としておりま
す。
以上、答弁とさせていただきます。
次に、ペペル温泉の経営状況についてご質問がございましたので、ご答弁を申し上げた
いと思います。1点目のまず半年券移行後の利用者の推移と収支状況は、あるいは経営改
善の状況はというご指摘でございますけれども、温泉の経営状況につきましては、これま
でも議会で報告、説明を行っているところでありますが、会員券につきましては平成26
年7月から1年券、3カ月券を廃止し、議会の意見も踏まえながら6カ月券のみの販売と
し、猶予期間を経て大幅に価格を引き上げさせていただきました。当初利用者から反発の
声も多く寄せられましたが、現在は落ちついている状況ではないかというふうに考えてお
りますが、やはり一部には多くの批判があることも事実でございます。今回この会員券の
販売の見直しにつきましては、利用者の安定的な確保という面では効果を発揮している側
面はあるのですが、実際のところ3種類の会員券を発行することでやはり1人当たりの客
単価が下がっていくというサービス提供になりますので、経営としてはちょっと厳しい状
況に追いやられるといった判断もございまして、そういった措置にさせていただきました。
現在の利用状況でございますが、今年の3月31日現在では年間利用者が17万5,5
21人でございました。昨年の26年3月31日では18万520人ということで、約5,
000人ほどの利用者の減少という状況になってございます。26年度の利用者の中では、
年会員の利用者数は7万5,706人、44%の方が利用いただいているという状況にな
っておりまして、会員数を申し上げますと3月31日現在では332人の方が会員券をお
持ちでございましたが、9月15日現在では219名の会員券所有者となっております。
夏場の間は会員券を利用しないという方もおられますので、冬期間はまた利用者がふえる
ということで、最終的には290人前後まで会員券はふえるものというふうに理解してご
ざいます。そういった意味では、全体の会員数の数自体は大きな変動がないかなというふ
うに理解しているところでございます。
そうした状況の中で、利用者の動向というのは依然として減少傾向にあることは否めな
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いわけでございまして、今年8月末では前年同期と比較いたしまして約4,000人減少
してございます。ご指摘のように、1年券の廃止の影響も否定できないところではありま
すが、レジャー志向の変化や周辺温泉との競合、温泉ブームの衰退も主な要因というふう
に考えてございます。収益部門につきましては、前年同期との比較では130万ほど総売
上高が伸びておりますが、会員券につきましては会員数の減少から前年同期より110万
ほど減額となっているところでございます。一方、回数券や老人券の購入は、前年度を上
回る実績状況となってございます。現段階では運営費用も抑えながら、辛うじて収支を維
持しているところでございまして、この先レストラン部門、宴会部門、売店の売り上げ増
に努めていくこととしております。最終的な決算見込みにおいては、町の財政的支援が必
要とは思われますけれども、今後上半期の決算が確定した段階で議会行財政等調査特別委
員会でも報告し、説明したいというふうに考えてございます。
次に、ご提案のありました料金設定の見直しということでご提案をいただいているとこ
ろでございますが、ご承知のように平成29年4月からの消費税増額を控えている現状か
ら、総体的に価格改定を検討せざるを得ない状況と考えてございます。経営の見通しや管
内の動向、町民の声にも耳を傾け、議会の判断も仰ぎながら、着地点を見つけていきたい
というふうに考えております。今後の経営につきましては、有限会社妹背牛振興公社が運
営に当たることになりますが、施設のリニューアルや集客アップ対策を進め、町の支援を
受けながら、町民の健康増進施設として施設を維持していきたいと考えております。
以上、ご答弁とさせていただきます。
〇議長(宮﨑
博君)
建設課長。
〇建設課長(丸岡隆博君)
除排雪業務につきましてご答弁申し上げます。
除排雪業務につきましては、民間に全面委託しまして4年がたち、今年が5年目を迎え
ようとしております。これまでの間多くの町民の皆さんや議員の皆さんにいろいろなご意
見をいただき、限られた予算と時間の中で業務を進めてまいりました。町民の皆様からの
意見についてでありますが、降雪量によって件数がその年によって増減するわけでありま
すが、平均しますと年平均12件程度ありました。内容については、除雪の方法、段差解
消、それから道路への雪出し等について貴重な意見をいただいております。通学路の歩道
除雪につきましては、学校や教育委員会の協力を得ながら現状把握に努めて、適宜排雪を
行って安全確保に努めてまいりたいと考えております。一方、一般歩道の除雪につきまし
ては、排雪時対応が原則となっておりまして、車道優先の除雪作業となっております。
次に、改善の内容でありますが、3年間の内容を検証いたしまして、昨年平成26年に
大きく3項目の見直しをさせていただきました。1つ目は、公共施設の除雪業務を路線除
雪と分離し、総価契約とさせていただいた。その中で除雪ドーザー1台を貸与することに
より経費の削減をしたと。2点目については、新雪除雪回数の多い路線を貸与車の担当の
新雪除雪路線としたこと、それから除雪時間を検討いたしまして、民有車1台を減らして
経費節減をしてきた経過があります。3点目については、雪寒指定路線を見直しまして、
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年次計画により貸与車の除雪機械を増強、ふやしていくというようなことを考え、今年2
7年については除雪ロータリー1台を購入することといたしました。今年の除雪計画なの
でありますが、昨年の大きな見直し点をもとに昨年1年間やってみたことを検証し、効率
的な除雪ができるように除雪計画を立てていきたいと考えております。
以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(宮﨑
博君)
答弁が終わりました。再質問ありますか。
2番議員、佐田惠治君。
〇2番(佐田惠治君)
先ほど企画振興課長からお話あったのですが、私も何回も出てい
ますので、わからないわけではありません。ただ、もっともっと町民のニーズというか、
実態把握、やって参加者が少ないからこれはこう変えると、これは当然必要なことです。
ただ、もっと1区連合会だとかさまざまな町内会、それなりの役職の方々にご意見聞いて、
町民が本当に集まりやすいような形態というか、考えてはどうかなと。ある町では、町の
それなりの方々が町内会の集まりに出させてもらって、そこで町民の意見を率直に聞くと
いうことも努力なさっている町もあるということも聞きました。要はいかに町民の声を町
政に本当に反映して、住みやすい町にするかというのが基本なので、ぜひそういう角度か
ら、先ほどの話は当然努力されていることわかりますので、再度努力していただきたいな
と思っています。
あと、先ほど廣瀬総務課長のほうから消費税の問題、集団的自衛権、安保法制の問題、
国政の問題ですから、なかなかそこに我々がタッチするというのが、意見は上げることは
できます。今回も最高時13万人の方々が国会周辺を埋め尽くしたわけですから、安保法
制のことでは。そういう国民の声を上げることはできるのですが、やはり町政を預かる者
として、そういうものが本当に町民にとってどういう影響を与えるかというのを日ごろ考
えて、当然考えていらっしゃると思うのですが、町民の暮らしや生活を守るというか、そ
ういう立場で頑張っていただきたいと思っています。
あと、副町長からペペルの問題でお話ありました。率直に言って、この間企画振興課長
から振興公社の総会の資料をいただいたのですが、あれだけではなかなか読み取ることが
できない部分もありまして、私の勉強不足、知識の不足なのかわからないのですが、先ほ
ど人数の推移聞きましたが、町政懇談会でも昨年の2月の町政懇談会で私手挙げて経営ど
うなっているのですかとお聞きして、今年もまたお聞きしたのです。そのときに副町長は、
かなり借金がふえますと、赤字がふえますという答弁だった。それでいいのかどうかとい
うことと、他の競争とあるのですが、私も半年券、1年券買って行っているのですが、利
用されている方の意見は、1つは妹背牛の温泉はすごくいい。しかし、今回の値上げの仕
方と、雨竜は沸かし湯ですが、年間券3万らしいのです。そしたら、江部乙から、自分も
何人か確かな数字わからないのですが、お聞きしたところによると仲いい友達が十何人来
ていたのだけれども、みんな雨竜に行ったのだよなんてお話しされているというか、そう
いう面ではそれは選択の自由ってあるので、強制的に妹背牛の温泉来てくださいなんてい
- 55 -
うことは言えないので、ただニーズ的にはほかの温泉、隣町のちっぷや沼田やまあぶやほ
かと比べても妹背牛は一番いいよと。本当に天然かけ流しというか、そういう評判もいい
ということで、体も温まるし、疲れもとれるという声があるので、そういう物すごく特色
ある温泉なので、それはもっと人が集まるように経営も改善していっていただきたいなと
思っています。
あと、不正問題、先ほども言っていました副町長が触れられた公金横領問題、本当に僕
は本人も今後の人生において非常に残念なことだなと思っています。ただ、先ほど議論の
中で、一般質問なんかもそういう土壌がやっぱりこの職場の中につくられているというの
があったのではないかというのを鋭く役職にある者は、上に立つ者は厳しく見て、そして
悩んでいる職員がいるのであれば相談に乗って、本当に最後まで、定年まで勤めるという
フォローしていくのが上司の役割だと思うので、先ほども触れましたが、町長、副町長体
制、そういう面では私は町長、副町長の責任というのは非常に重いと。給料の減額だとか
なんとかという以前の問題で、職員がそういうことでやめざるを得ないと、自分の犯した
罪なのだけれども、そういうことを生み出したということできちっと押さえていただきた
いなということをあえてまたお話しさせていただきます。
あと、建設課長からの今期の冬期の除雪体制についてなのですが、今までも努力なさっ
て対応していただいていることも聞いていますので、そういう立場をさらに広げて、苦情
なんかあるとそこに飛んでいっていろいろ話聞いて、できること、できないことあるので
すが、そういう対応をしていただきたいと。何回か役場に言ったのだけれども、冷たい対
応あったという話も私お聞きしていますので、今冬期も季節がどうなるかわかりませんが、
去年でしたか、オホーツクのほうで大変な猛吹雪というか、そうならないのを望むところ
なのですが、そういう命にかかわる問題でもあるので、きちっとした対応、体制をつくっ
ていただきたいと思います。
以上で2回目を終わります。
〇議長(宮﨑
博君)
〇企画振興課長(三山
答弁、企画振興課長。
弘君)
町政懇談会の再質問についてご答弁申し上げます。
町政懇談会のあり方、出席の増につきましては、近隣町村につきましても苦慮している
状況でございます。隣町では過去において本町同様に各地区を巡回しておりますが、昨年
の試みとして休日の午前と午後2回開催したということを聞いておりますが、結果的には
参加者数が少ないということ、またほかのまちでは毎年開催するとは決まっていないと、
特に町民の意見を聞く案件が発生した場合については開催するというところもございます。
また、連合会等のご意見等も聞きながらということでございますが、行政区ごとの開催
という現在の形になってからは、区長会、1区連合会等への協力をいただきながら、前年
の12月初旬に区長会において開催要綱を提案し、日程の調整をした後、12月末に各区
長、町内会への正式な開催要綱を文書で通知しておりまして、各地区からの出席要請を行
っております。さらに、1月中旬には町内全戸への開催案内及び当日の資料を配付し、事
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前に資料を見ていただきたく、多くの参加をいただくことも行っておりますが、やはり出
席者の増につながってはおりません。しかしながら、今回日曜日の午後からということで
初めて開催させていただきました。またこの状況を見ながら検討していくということでお
願い申し上げまして、ご答弁とさせていただきます。
〇議長(宮﨑
博君)
〇町長(寺崎一郎君)
町長。
私からは、佐田議員さんの国政に対する態度について答弁をした
いと思います。
本消費税は、応能負担による所得税や法人税とは異なり、逆進性の強い税金と言われて
おります。低所得者ほど負担率が大きくなります。これは、生活をしていく上で食料品や
日用品などの消費額は一定の割合で必要とする中、消費税は収入の多い、少ないにかかわ
らず消費全般に対して一律に課税されることからでありまして、低所得者には10%とい
う数字はかなり厳しいものと認識をいたしております。また、同時に町民の財布のひもも
かたくなり、町内での消費も落ち、商店街等へ与える影響も懸念され、消費は活発化せず、
景気動向を見ながらの増税が必要と私個人は思っているところでございます。また、今ま
での答弁ではデメリット的なことばかりでしたが、当然メリットもあります。国の予算の
増加により一般公共事業に充当されるとともに、毎年増額される社会保障費の安定的な財
源確保につながり、ひいては本町の医療、福祉サービスの向上につながるなど、本消費税
は一概によいとも悪いとも言えず、メリット、デメリットは表裏一体の関係にあると考え
ているところでございます。
また、安全保障関連法ですが、審議が尽くされていない、説明不足との多くの国民の声
があるということは先ほど課長のほうから答弁させていただきました。本法案成立前の早
い時期から、そして可決成立後の現在においても安保関連法の廃止を訴えるデモや集会が
全国各地で、特に若者を中心に実施されております。憲法9条に基づく戦後日本の平和主
義の大転換でありますから、これも当然のことかなと考えます。集団的自衛権の行使を認
める存立危機事態、PKO派遣中の駆けつけ警護、重要影響事態法などなど、これまでの
専守防衛とは裏腹の武力行使にかかわることを国民のどれだけの人がわかっているのか。
やはり先ほど言いましたが、戦後日本の平和主義の転換という最重要課題であり、その詳
細についても時間をかけ、丁寧に国民に説明していただきたいと考えております。
以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(宮﨑
博君)
〇副町長(中山高明君)
副町長。
職員の公金横領事件についての再質問にご答弁を申し上げたい
と思います。
この事件に関連しましては、これまでの対策が不充分なところも含めまして、検証を重
ねながら、法令遵守の意識を高めて、再発防止に今後とも取り組んでまいりたいというふ
うに考えておりますので、ご理解のほどをお願い申し上げたいと思います。
ペペル温泉の経営につきましては、お褒めの言葉もいただいて大変恐縮しておるのです
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が、経営につきましては引き続き赤字の額の大小はあるかと思いますが、なかなか避けて
通れない状況下にはあるというふうに認識してはおりますけれども、職員ともども、ある
いは温泉のスタッフとともに集客対策を進めて、何とか経営の改善を図りながら、多くの
方にご利用いただけるように努力してまいりたいというふうに思っておりますが、いずれ
にいたしましても今後予定しております議会行財政等特別委員会でご論議いただきながら、
よりよい方向を目指してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解いただけれ
ばというふうに思います。
以上、再質問の答弁とさせていただきます。
〇議長(宮﨑
博君)
建設課長。
〇建設課長(丸岡隆博君)
除排雪業務についてでありますが、議員ご指摘のとおり、町
民の皆様の意見の対応といいますか、それについては充分意見をお聞きし、現場を確認さ
せていただき、現場主義として対応させていただきたいと考えておりますので、よろしく
お願いしたいと思います。
以上であります。
〇議長(宮﨑
博君)
答弁が終わりました。再々質問ありますか。
2番議員、佐田惠治君。
〇2番(佐田惠治君)
今の1点だけ、答弁は要りません。消費税のメリット、デメリッ
トという点で、私は先ほども町民の声を紹介しましたが、消費税は10%、20%でもい
いと、本当にそれが社会保障費に使われるのならと。一般の国民も町民もそういう実感が
ないわけです。そういう面ではデメリットのほうが私は多いのではないかと思いますので、
この点だけ、答弁はいいです、お話しして、質問を終わらせていただきたいと思います。
〇議長(宮﨑
博君)
以上で2番議員、佐田惠治君の一般質問を終わります。
次に、5番議員、広田毅君。
〇5番(広田
毅君)
(登壇)
通告に従いまして、質問をいたします。
実りの秋を迎え、水稲収穫作業も中盤に入っております。残念ながらこのところの悪天
候で作業のほうも足踏み状態となっておりまして、今後の天候回復が待たれるところであ
ります。また、昨年は米価の低迷で農業所得も大幅に激減し、経営に多大な影響を与えま
した。本年については、現在のところ価格の回復が期待されるところではありますけれど
も、残念ながら微増であり、完全な回復とはいかないようでございます。
さて、本町にとって農業は基幹産業であり、農業の趨勢が町の活性化を大きく左右する
と考えます。今農業の現状は非常に厳しい状況にあり、さまざまな問題を抱えております。
今定例会では本町農業の現状と最先端農業技術について質問をいたします。
まず、1点目は、本町における農業後継者の現状と対策についてであります。本町にお
いても農業後継者不足は深刻であり、将来にわたって3,200町歩に及ぶ農地が維持さ
れるのか非常に危惧をされるところであります。生産基盤である農地が放棄されれば、農
地の再生は非常に難しいものと言わざるを得ません。次世代の担い手に貴重な農地などの
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生産基盤、技術などを継承させることが関係者の責務と考えます。そこで、お尋ねいたし
ます。本町における農業後継者の現状と今日までの対策とその効果がどのようなことにな
っているのかお答えをいただきたいと思います。
2点目につきましては、農業機械のロボット化で本町農業に与える影響についてであり
ます。最先端農業技術の進歩は目覚ましいものがございます。十勝の一部畑作農家におい
ては、北海道大学、野口教授の指導のもと無人トラクターが既に導入、運用されておりま
す。本町においても北海道農業研究センター、北大、野口教授と共催し、実演会などが行
われております。農業機械のロボット化で本町農業に与える影響をどのように想定されて
おりますか。具体的には仮に無人トラクター1台を導入することによってどのぐらい省力
化が図られるのか。そして、そのことが後継者不足の救世主となり得るのか、そういった
ことをお考えを伺います。
以上で再質問を留保して、1回目の質問を終わります。
〇議長(宮﨑
博君)
〇農政課長(廣田
答弁、農政課長。
徹君)
まず、農業後継者の現状と対策についてご答弁を申し上げま
す。
農業後継者の最近の動向ですが、平成22年の8人が最も多く、次に平成25年が7人
となっておりまして、一時的ながら増加傾向にありました。近隣町の動向も同じ傾向で、
政策が影響したのか分析が難しいところであります。農業後継者対策としては、平成24
年度から北空知農業後継者育成支援協議会を立ち上げまして、本町の後継者も参加してお
りますが、技術的研修や経営学習等を実施しており、担い手のレベルアップや仲間づくり
としての効果を発揮しているところであります。また、直接的な対策ではありませんが、
圃場の大区画化、地下かんがいシステムやGPS技術の導入等魅力ある農業を展開し、少
しでも後継者を確保できればと考えております。
しかし、農業後継者確保の観点では、各家庭の家族構成等の事情により経営を継承する
とは限らず、戸数は必ず減少していきます。今後は外からの新規就農者を呼び込むことも
想定しなければならないというふうに思います。複数戸での法人化を推進し、雇用するこ
とも一つの対策ですが、法人化につきましては現在の状況ではなかなか進まないものとい
うふうに考えております。また、稲作経営は初期投資が莫大であることから、新規就農者
には敬遠されがちですが、経営継承事業の取り組みや研修者の受け入れ等後、後継者確保
及び新規就農者の受け入れ両面から検討していきたいと考えておりますので、ご理解をい
ただきたいと思います。
次に、ロボット化の影響でございますが、現在本町の農家戸数は207戸であります。
道の中央農業試験場が試算した平成37年、今から10年後になるわけですが、その予測
値では111戸になることが予想されております。この戸数で計算いたしますと、1戸当
たりの平均経営面積は27.8ヘクタールになり、かなり厳しい数字であるというふうに
認識しております。また、本町の人・農地プランのアンケート調査でも後継者のいない7
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0歳以上の方が12戸、60歳から69歳までの方が39戸となっておりますから、先ほ
ど述べました予測値111戸まで減少しないまでも近い戸数になることが予想されます。
先ほど述べました後継者対策とあわせつつ、ロボット技術の導入を図り、本町の水田を守
っていきたいというふうに考えております。
このロボット技術につきましては、おっしゃるとおり、今年の8月に国の機関でありま
す農研機構と本町が共催いたしまして開催したものでございます。最新農作業技術の実演
会において北大のロボットトラクターが実演をされております。協調型作業という方法で、
安全性確認者1人がトラクターに乗り、無人トラクターが何台でも作業が可能となるとい
うことで、何倍もの作業量が可能であることが実証されております。しかし、水稲栽培を
考えますと、今の段階ではある程度の限界があるのではないかというふうに予想しており
ます。直播栽培におけるロボット技術の確立等今後とも研究の余地があるものというふう
に思われます。ロボット技術の作業範囲を拡大されれば、ごく少数の戸数でカバーできる
ということが想像できますが、現段階においては明確にお答えすることはできません。今
後の技術の進展を期待したいところですし、導入も検討していきたいというふうに思いま
すので、ご理解をいただきたいと思います。
以上、ご答弁とさせていただきます。
〇議長(宮﨑
博君)
答弁が終わりました。再質問ありますか。
5番議員、広田毅君。
〇5番(広田
毅君)
今課長からお答えいただきました。農業後継者の関係でございま
すけれども、おっしゃるとおり、後継者創出にはかなり難しい場面が想定されます。また、
水稲に関しては、おっしゃるとおり、初期投資がかなりかかるものですから、新規就農者
というのもなかなか難しい問題だと考えております。
しかし、だからといって我々行政も含め、あるいは議会もそうでございますけれども、
手をこまねいてこのまま座して何とかではありませんけれども、待つわけにはいかないわ
けでございます。そんなことで、何か施策に取り組まないと結果も出てこないわけでござ
いますから、多少時間がかかっても積極的に取り組んでいただきたいと、そんなふうに思
ってございます。
具体的には行政、関係機関、JA、それぞれいろいろ関係機関かかわっておりますけれ
ども、北育ち元気塾など就農時を対象にした対策は行われておりますけれども、これにつ
いては、育成については非常に大切なことだと考えております。しかし、直接的に後継者
づくりにつながるかといえばちょっと難しいことではないかなと思います。そこで、本町
で行われております食育を中心にふれあい農園で園児、小学生を対象に行われております
農業体験をそこで終わらせるのではなく、一貫性を持たせまして中学生、高校生なども対
象に夏休み、冬休みを利用した幼年期とは違ったより実践的な農業体験、座学、農業機械
製造工場の見学、また研究機関等の訪問、道内外の先進地の視察、またけさの新聞にも出
ておりましたけれども、道拓殖短大において高大連携で担い手教育を行っているというよ
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うな関連の記事が掲載されておりました。せっかくお隣に農業関連の短大がございますの
ですから、こちらから積極的にアプローチを行い、先ほどのこととあわせて後継者創出事
業を行ってはいかがでしょうか。勝手にではありますけれども、私カムバックヒューマン
プロジェクトといったようなものの事業を作成してはいかがかと思っております。この点
についてもお考えを伺います。
2点目でございますけれども、最先端農業技術でございますが、今お話しのように経費
の問題などございまして、研究の進捗状態にもよりますけれども、農研機構の事業であり
ます攻めの農林水産業の実現に向けた革新的技術緊急展開事業の対象地に本町が選ばれて
おります。せっかく選ばれておりますので、たしか私の記憶、勉強で間違いなければ道内
では2地区選定されていると思います。その1地区が妹背牛町、本町になろうかと思いま
す。そういったことも生かしながら、高校の跡地の問題も今非常に問題になってございま
すけれども、その一部を使って農研機構、北大などと連携して、この無人トラクター、ま
たハーベスター、また田植え機等の無人ロボットの最先端農業技術の研究拠点、またテス
ト地など、モデル地区として出張所などを積極的に誘致し、先進的農業の実証実践地域と
していくお考えがあるのかどうかお尋ねをいたします。
以上で再々質問を留保して再質問を終わります。
〇議長(宮﨑
博君)
〇農政課長(廣田
答弁、農政課長。
徹君)
まず、後継者対策でございますが、議員提案のプロジェクト
の関係でございますが、中学校、高校生を通して農業に対する教育を行ってほしいといい
ますか、したらどうだという話でございますが、なかなかその対象者を選定していくとい
うところで難しいのかなというふうに今は考えております。しかも、中学校、高校生とな
りますと一般の勉学、勉強のほうもございますから、そこら辺のことも考慮しながら、ど
ういった形でそれができるのかということを今後検討をしていきたいというふうに思って
おります。
それと、もう一つのロボットの関係でございますが、この北大のロボット技術の研究で
ございますが、2010年6月から農水省が5年間の委託プロジェクトとしてスタートし
たものでございまして、京都大学も参加し、国内農機メーカー、あるいは海外の民間事業
者も参加しておりまして、大規模な開発をしている事業でございます。トラクター以外の
作業機も研究されておりまして、本年が最終年となっております。また、国の機関である
農研機構、先ほど議員からも出ておりました攻めの農林水産業の実現に向けた革新的技術
緊急展開事業を研究しており、この研究では市と町、岩見沢と妹背牛町、2地域が選定さ
れておりまして、指定されているといったことでございます。これら現在においても本町
は新技術の導入に向けて努力しているところでありますが、誘致することは経費の面等を
考えますと現段階では非常に困難であるというふうに予想されまして、引き続きこれら機
関とのつながりを強め、可能性を探ってまいりたいというふうに思っております。
以上、答弁とさせていただきます。
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〇議長(宮﨑
博君)
答弁が終わりました。再々質問ありますか。
5番議員、広田毅君。
〇5番(広田
毅君)
経費の面等々、今課長からお答えあったように非常に難しい場面
もございますでしょうが、先ほど申し上げましたけれども、北大、農研機構と、大きな組
織と日本の今研究でトップをいっている組織とせっかくおつき合いできているわけですか
ら、このおつき合いを今年限りで終わらせることなく、これから先も次に向けた取り組み
に向けて積極的にアプローチをしていってほしいと、そんなふうに考えてございます。
最後に、町長に伺います。今までのやりとりをお聞きになりまして、農業後継者対策に
つきまして町長のお考えを伺いたいと思います。
また、町長は、以前から本町農業についてはGPSなどの最先端農業技術を使った農業
を目指すと常々おっしゃっておりますけれども、具体的にはどのようなお考えをお持ちで
しょうか。お聞かせをいただきたいと思います。
最後になりますが、高校跡地の一部を利用した農研機構、また北大との連携をした中で
の研究拠点、あるいはテスト地として誘致するプランについては、町長はいかが思ってい
らっしゃるのかご所見をお伺いしながら、私の一般質問を終わらせていただきます。
〇議長(宮﨑
博君)
〇町長(寺崎一郎君)
答弁、町長。
まず、農業後継者について私の考えを述べさせていただきたいと
思います。
先ほど課長答弁のとおり、今後ますます農家戸数の減少は避けて通れないというふうに
考えておりますし、いきなり法人といってもなかなか難しい問題もあります。そんな中、
先ほど工藤議員さんあるいは渡会議員さんからありましたけれども、再生産のできる農業
政策が価格保障や所得安定対策等々でよみがえるならば、まだまだ農業後継者の数は眠っ
ている数はたくさんいると思いますし、今の30代、40代の現役のばりばりの若い後継
者がもし規模拡大するなら1人や2人年間を通じて雇用できるというような、そういう方
法もありまして、それらも含めて常時生産者、農業後継者あるいは青年部の意見も聞きな
がら、議会とも相談しながら、妹背牛町の3,200町歩を絶対守っていくということで、
これからも守っていきたいと思いますので、また議員からのご理解とご指導をお願いした
いと思います。
また、ロボット化でございますけれども、先ほど課長からありましたけれども、8月の
5日、これからの生産現場を支える実演会ということで、地元をはじめ各関係機関、農業
者、町内外から286名の参加ということで、すごく皆さん近隣町村興味を持っておられ
ますし、畑作の地帯でもやっていますし、近隣では岩見沢、美唄、あるいは同じ国営事業
をやっております函館方面の今金町の町長も去年RTK―GPSのアンテナを見て導入を
しているというふうな話を伺っております。それらを今の30アールや50アールの小さ
い田んぼではロボット化は無理だと思います。現在行われております国営農地再編整備事
業、あるいは道営のパワーアップ事業を町としても支援していきながら、まずは生産コス
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トのかからない大きな圃場に変えていく、そんな中でこのRTK―GPSがさらに活躍を
すると思っておりますし、本町で導入しているRTK―GPS等の先端技術を今後ロボッ
ト技術等の最先端技術に進化させることは今後絶対必須になってくると考えられます。議
員ご指摘のとおり、せっかくの北大とのつながりをきっかけとし、今後可能性を探ってま
いりたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。
〇議長(宮﨑
博君)
〇町長(寺崎一郎君)
町長、高校跡地の実証試験地の質問についてお答えください。
課長答弁のとおり、ちょっと厳しいとは考えておりますけれども、
何とか関係機関ととりながら、もしできるなら高校跡地の利用についても考えていきたい
と思いますし、高校跡地につきましては農業関係で使っていいのか、あるいは町民の声も
数々上がっておりますので、その辺を総合判断しながら、町のためになるものなら優先順
序をつけて絞っていきたいと考えておりますので、ご理解を願いたいと思います。
〇議長(宮﨑
博君)
以上で5番議員、広田毅君の一般質問を終わります。
ここでしばらく休憩します。
〇議長(宮﨑
博君)
休憩
午後
2時45分
再開
午後
3時10分
再開します。
次に、3番議員、田中一典君。
〇3番(田中一典君)
(登壇)
通告に従い、一般質問をさせていただきます。
まず、第1、土地改良センターの事件についてでございます。公金管理のお考えについ
てお伺いをいたします。本日の議会におきまして町長の行政報告及び佐田議員の一般質問
への副町長からの答弁によってある程度この問題に関してはお話が尽くされた感がござい
ます。ですから、私は簡潔にお話をさせていただきます。
町長及び当該管理職は、信頼する職員に裏切られた犠牲者なのか、はたまた職員を懲戒
免職という結果に誘う温床を与えた管理責任を果たさなかった共犯の要素はなかったか。
ちょっとショッキングな表現をしましたけれども、私は今回の不祥事について会計管理義
務違反というものはなかったのかと。そして、公金の扱い方をしくじったのはなぜか、こ
ういうことについてご質問をしたいと思います。今までなされた謝罪及び答弁を聞いてい
ますと、当該職員がみずからの公的責務を放り投げて不正を犯したというものの責任を管
理責任として謝罪するという態度が80%。私は、今まで4年間そこにいらっしゃいます
代表監査の高橋久夫さんに薫陶を受けながら、議選という立場で監査委員をさせていただ
きました。ですから、今回の件に関しましてはちょっと見過ごせない部分がございます。
4冊の通帳を当該職員に与えまして、それの監査は不問、それからそれの出し入れに関す
る審査は行われていなかった。さらには、年間の監査はもちろん行われておらず、そのう
ちの通帳のほとんどは休眠口座になっていたと。これに関しまして管理責任をこれから厳
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しく問いながら、自分たちのコンプライアンスについて何事かを行うというお話を聞きま
したが、これに関しましては笑止千万と言わざるを得ません。こういう状態に置かれた職
員がたとえまともな職員であったとしても、犯罪を犯し、不正を犯す可能性というのは温
床として否定できないということは、これは素人でもわかることでございます。私は、当
該職員の不正に対して義理立てをして、彼がかわいそうだった、そう言うつもりはもちろ
んございません。しかしながら、管理が行われていない状態に職員を放置する。もちろん
ここにいらっしゃる方々は全て優秀な方で、管理職までなって上がられた方です。ですか
ら、こういう通帳を預かったとしても不正は行われなかったのではないでしょうか。しか
しながら、皆さんのもとにいる部下の人たちが全て宣誓を行ったからといって聖人君子の
状態でいられるかどうかというのはまた別の問題でございます。ですから、彼らをある意
味では不正から守る、そういうきちんとしたプロセスをつくってあげる、会計の仕方を全
うする、そういう管理責任を私は今回厳しく問いたいと思います。それに関して町長のお
考えを聞きたいと思います。
それから、もう一つは、公金としての扱い方をどう捉えているのかと。公金というのは、
もちろん恐らく町長が答弁されるにしても、誰が答弁されるにしても、これは税金として、
あるいは使用料として地方公共団体に渡ってきた皆さんのお金だという表現をすると思い
ます。しかし、これを扱う当該職員にとっては、これはまだ誰のものになるかわからない
使われる前の未決裁のお金でございます。このお金を公金扱いするということはどういう
ことか。これは、決裁機能の中にきちんと置き、それから監査機能の中に置き、公金とし
て身なり正しく扱う、そういう責任を通して初めて公金としての性格がつけられるわけで
す。これに関しまして私は、当該職員がこの状況に置かれていなかったという反省をしっ
かりしていただける、そういうつもりで町長が10月3日に町民の前に立たれて答弁され
ることを期待するものでございます。
それから、職員全体がたるんでいるのではないかという表現を総務課長のほうがみずか
らの叱咤激励するつもりですか、おっしゃいましたが、私はこのたるんでいるという表現、
あるいは役場の存立危機に対して危機感がないのではないかという自分たちを責める発言
をするよりも、なぜ公金としての扱い方をしくじったのかということをもうちょっと深く
考えるべきではないかと思っております。これに対しても答弁をお願いいたします。
次に、うらら公園の有料化の考えはないのかということです。これは、今年の暑かった
夏も妹背牛町で超人気のホットスポットは、あのウオータースライダーのうらら遊水公園
でございました。本当にすごいです。そこに来ている人は、ここは妹背牛町なのかと私に
聞きました。私は、ここも妹背牛町ですと一応言う立場にいましたので、喜んで言いまし
たけれども、約8割の方が外からいらっしゃっている方です。中にはパークゴルフ場に来
ている方たちがちょっと不見識にも何で無料で来ている連中に有料でパークゴルフに来て
いる我々の駐車場がなくなって、あんな遠いところまで行かされるのだというふうな苦情
を言って、役場のほうに文句を言いに行くと言っている元町職員の方もおりましたが、私
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といたしましては妹背牛町にこれだけの人が来てくれるということをやっぱり喜びながら、
この問題をどういうふうにいい方向に持っていくべきか考えるべきではないかと。私はけ
ちなことを言っているのではなくて、ウオータースライダーの修理にかかったお金、それ
から水道代といいましてもこれは水道代ではないらしかったのです。後から訂正されるそ
うですけれども、あと管理人代というものがやっぱりばかにならないと。これに関しては、
町外者から多少なりともお金を取る考えはあるのかお聞きしたいと思います。
次に、ドクターヘリ発着場の問題についてです。ヘリポートのマークの必要性。妹背牛
町は、最近ドクターヘリが非常によく飛んできております。私の記憶だけでもこの3年間
に5回飛んできております。そして、その離発着の回数が非常に増加している中で、カー
リングの駐車場にホバリングしてくるヘリコプターをよく見かけます。そのときに早目に
連絡を受けた消防職員が来まして、夏、冬の場合は駐車している車を探し出して、移動さ
せてもらっております。その姿を見ていますと、ここにHのマークをつけまして、ここが
ドクターヘリの駐機場というか、おりてくる場所だということを町民の方に認知していた
だいて、連絡が入った場合は速やかに協力的に移動する、そういう体制をとるほうがいい
のではないかということもありましてお尋ねしております。
さて、最後にプレミアム商品券の成果と今後の動向について伺います。ばらまきとやゆ
されながらも、妹背牛町ではどのように経済効果を発揮したのか。さらに、これから年末
に向かいまして道のプレミアム助成を受けるという話も聞いております。どのように対応
するのかお伺いをいたします。
〇議長(宮﨑
博君)
答弁、副町長。
〇副町長(中山高明君)
公金管理の考え方についてご答弁を申し上げたいと思いますが、
公金管理のあり方につきましては、地方自治法や町の財務規則をはじめ多くの法律、条例
等によって厳正に管理、処理されるべきものと考えております。それに携わる職員はもち
ろん、それを管理監督する立場の者も当然その責務を全うすることが本筋であり、そのた
めには高い目的意識を持った職員を育成し、確保していかなければならないと考えており
ます。
そうした点から問題となった点を再度考えてみますと、4事業会計を設置するに当たり
金銭出納簿、通帳、印鑑の管理など会計処理規程を設け、さらに監査の規定など所定の規
定を最初の段階で確認すべきところを怠ってしまったところにあると深く反省していると
ころでございます。職員には服務規程として職務に専念する義務、信用失墜行為の禁止な
どが規定されておりまして、指導監督に当たる上司も含め、私自身もまたそのことを見逃
した過失があり、監督責任があると判断しております。管理監督者の位置にある者として
責任を痛感しており、業務の把握に万全を期するようお誓い申し上げて、再発防止に努め
てまいりたいと思います。
あわせまして今回の問題を発生させる環境を生み出していたことは否定できませんが、
単に個人の犯した犯罪であるということだけで片づけられる問題ではないというふうに捉
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えてございます。組織的な課題として再発防止に危機意識を持って、さらに努めていく所
存でございますので、ご理解のほどをお願い申し上げ、ご答弁とさせていただきます。
〇議長(宮﨑
博君)
〇企画振興課長(三山
企画振興課長。
弘君)
私のほうから2番目と4番目につきましてご答弁いたし
ます。
初めに、2番目のうらら公園の有料化についてでございますが、うらら公園は例年5月
1日ごろにオープンいたしまして、10月下旬に閉鎖しております。公園内には無料のウ
オータースライダーを含む遊具、有料のバッテリーカーなどあります。ウオータースライ
ダーの使用期間は、7月1日より8月までの2カ月間の利用期間となっており、稼働に係
る経費等の費用から有料化ということでございますが、ウオータースライダーは水道水を
使用せず、地下水を利用し、ポンプにより循環させており、1カ月当たりのポンプ稼働の
電気代は使用していない月と比較しますと1カ月当たり3万5,000円程度の増額とな
ることでございます。また、滑り台の滑る面の補修費、塩素の消耗品などが1年間の通常
経費でございます。公園の利用者数は、バーベキュー広場、パークゴルフ場、カーリング
施設を除く利用者は、今年5月で2,110人、6月で1,461人で、ウオータースラ
イダーの稼働月につきましては、7月は4,691人、8月は6,704人の利用でござ
いまして、町内外の子供、保護者、町内外の保育所園児など多くの利用をいただいており、
天候がよくないときはカーリングホールの利用ができることで相乗効果にもなっており、
特に町外の保育所、幼稚園の団体利用に好評を得ております。公園内の管理等は、これら
の利用者数の団体等が重ならないようにする方策、または高齢者事業団の事務所を兼ねた
人件費となっており、バーベキュー広場の利用、パークゴルフ場の団体の受け付けなど、
また事故などあった場合の対応も兼ねておりますので、公園全体の運営業務ということで
ご理解をお願いします。
このような状況の中、子供たちが楽しく遊ぶ姿、親子、ママ友のコミュニケーションと
いう場になっておりまして、近郊にはない施設で、妹背牛町をPRする上でも公園の利用
の有料化については現在のところ考えておりませんので、ご理解をお願いし、答弁といた
します。
続きまして、4番目のプレミアム商品券の成果と今後の動向についてご答弁いたします。
プレミアム商品券につきましては、地域生活等の緊急支援のための交付金として地域消費
喚起・生活支援型事業を地域の実情に応じた取り組みを支援するために国が支援する事業、
プレミアムつき商品券、プレミアム率25%、一般世帯3セット、子供のいる世帯は4セ
ット上限として4,550セットを6月15日から17日までの3日間、夜7時まで商工
会のほうで売り出させていただき、2,550セットが売れ、売れ残った2,000セッ
トを7月4日の遊歩市にて発売し、完売となりました。総発行額5,687万5,000
円のうち、9月までの換金額が4,272万3,500円で、75%が使用されておりま
す。食料品、衣料品の生活用品、リフォーム事業など幅広くご利用いただいており、利用
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者アンケートによりますと通常の買い物と変わらないとの回答、またこの機会に以前より
欲しかった電気製品の購入、温泉券の購入、ちょっと高いおしゃれなどという回答があり、
町内商店での買い物がふえており、経済効果があると見込んでおります。
議員ご質問の今後の道のプレミアム助成事業についてでございますが、地域ふれあいプ
レミアムつき商品券追加発行支援事業補助金の希望調査を7月上旬に終え、本申請を行い、
10月下旬には交付決定予定となっております。発行枚数で3,200セット、プレミア
ム率につきましては25%、発行経費を含めた860万円の全額補助でございまして、今
定例会で議会におきまして補正予算を上程しております。議決後お一人様1セットを上限
といたしまして、10月下旬には1万円で1万5,000円、期限を3カ月程度といたし
まして、総発行額4,000万円となり、年末年始の期間のさらなる経済効果を期待する
もので、商工会との事務を進めておりますので、ご理解をお願いし、答弁といたします。
〇議長(宮﨑
博君)
総務課長。
〇総務課長(廣瀬長留次君)
それでは、私のほうからドクターヘリ離着陸場であるカー
リングホール駐車場へのヘリポートマークの必要性についてご答弁申し上げます。
まずは直近5年間における本町からの救急要請についてですが、救急車は年間平均10
4.8件、約3.5日に1件となっており、最も多かった年で年間122件、3日に1件
の要請がありました。また、ドクターヘリにつきましては、平成25年までは年間一、二
件の要請でありましたが、26年が4件、今年は既に3件の要請があり、議員ご指摘のと
おり、離着陸の回数は増加傾向にあると認識しているところでございます。
ドクターヘリの離着陸につきましては、事前に設定されたヘリポートではなくて、ラン
デブーポイントと言われる待ち合わせ場所、すなわち場外離着陸場が登録されております。
本町においては現在3カ所、車両センター、19町内ですが、カーリングホール、そして
小藤地区コミセン広場となっております。ドクターヘリの要請の際どのランデブーポイン
トを選定するかは、消防機関の判断により救急車での搬送も考慮した中で患者発生地に最
も近い着陸ポイントとされておりますが、本町の場合小藤地区コミセンは別として、車両
センターとカーリングホールはほぼ同位置にあり、今年の3件は全て車両センターが選定
されております。
議員ご指摘のカーリング駐車場でありますが、昨年まではこのポイントが主流でありま
した。車両の移動依頼は、冬場はホール館内の放送でスムーズに行えますが、夏場はパー
クゴルフ利用者も駐車するため屋外放送による移動依頼も必要となりますし、ドクターヘ
リは要請後旭川からですから10分余りで本町に到着するという限られた時間となります。
このことの解決策としてヘリポートマーク、マルHの表示による日ごろからの認知とスム
ーズな移動とのお考えだと思いますが、ヘリポートでもないところにそのマルHを表示し
てもよいのかということは別にして、これが仮に表示するのは自由だとしても、駐車場の
利用目的は当然車両駐車であり、マーク周辺に車はとめないかといえばそうはならないと
思いますし、ヘリ着陸、これ設置帯なのですが、直径15メートル必要と言われています。
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そして、風圧等も考慮した中ではかなりの広範囲のスペースが必要となることから、仮に
マークを表示しても車両移動の行為は必然的に発生するものと思われます。カーリング駐
車場がランデブーポイントとして選定されたものの、消防車両が到着した際に駐車中の車
両移動が困難と判断した場合は速やかに別のランデブーポイント、ですから車両センター、
あえて小藤コミセンまではいかないと思うのですけれども、が選定されることとなってお
りますので、ご理解を賜りたく、ご答弁とさせていただきます。
〇議長(宮﨑
博君)
答弁が終わりました。再質問ありますか。
3番議員、田中一典君。
〇3番(田中一典君)
答弁ありがとうございました。
1番目の土地改良センターの件におきまして非常に丁寧な答弁があり、私も職員のみで
はなく管理者側の考えている反省のポイントがよくわかりましたので、それは非常に質問
してよかったと思います。
ただ、もう一つ、きょう議案で通した議案がございますが、今回不祥事に対しまして町
長、それから副町長、教育長が15%カット4カ月、それ以前に自主的に町長25%カッ
ト、副町長10%、教育長10%のカットがもう進んでおる最中でございます。これをあ
わせて町長は40%、副町長は25%、教育長は25%、このカットして自分たちの責任
をとるという一つの終わらせ方なのですけれども、私このときちょっと気になったことが
ございます。というのは、町長これをやりますと月額49万6,200円、副町長49万
9,500円、教育長は結構です。たった3,300円とはいえ副町長のほうが値段が高
いということになりますと、一体どういう影響が出るかということを今回この土地改良セ
ンター事件にかかわりまして町民がリーダーは誰なのかということに対して私はやっぱり
値段を正常に戻しながら、こういうカットの場合の対応に臨んでいただくべきではないか
というふうに考えざるを得ません。というのは、先ほどの答弁も副町長から立派にいただ
きました。私も九分どおり納得いたしました。しかし、どうもこの値段の構成から見ます
と、町長はちょっと低空飛行をしていまして、後ろにいらっしゃる副町長が風をまともに
受けているという印象をこの数字から見ざるを得ないのです。ですから、私といたしまし
ては、町長は将来的に自分の給与をきっちりいただいて、そして職責を果たしていくと、
どんとこいと、だから職員も頼むぞという形でやっていくべきではないかなと。もちろん
このことが直接今回の不正事件に関与したなどと思うつもりはございません。しかしなが
ら、町民の前に出るときにこのカットの数字をもし発表なさるとしたら、やっぱり町民は
町長は何か選挙政策として低空飛行を続けるのだとしたら、それはちょっと勘違いしてい
るのではないかと。これから2期、3期といく中で堂々と給料をいただきながら、職員の
前に、それから町民の前に立っていただけるように期待しますが、このことに関して関連
でどうでしょうか。
〇議長(宮﨑
博君)
〇町長(寺崎一郎君)
答弁、町長。
給料について答弁を申し上げたいと思います。
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私1期目は政策公約ということで40%削減ということで4年間、一部議員からも少し
という意見がありましたけれども、私の公約ですということで40%で4年間やってきま
した。2期目に当たりましては、先ほど申されたとおり、副町長との給料のバランスがち
ょっとみっともないよということもありまして、また議会のご理解も得まして25%に落
ちついているところでございまして、今回の件につきましては25%は別にして4カ月間、
本当に管理者の指導不足ということで私も同じく15%をカットさせていただきたいと思
いますので、どうか議員のご理解をお願いしたいと思います。
〇議長(宮﨑
博君)
答弁が終わりました。再々質問ありますか。
以上で3番議員、田中一典君の一般質問を終わります。
これで一般質問を終了します。
◎散会の宣告
〇議長(宮﨑
博君)
以上で本日の日程は全部終了しました。
本日はこれで散会します。
なお、10月1日は午前9時より本会議を再開いたします。
お疲れさまでした。
散会
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午後
3時37分
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
平成
年
月
議
日
長
署
名
議
員
署
名
議
員
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