Comments
Description
Transcript
平成12年度 教育研究員研究報告書 小学校 特別活動
小 学 校 平 成12年 度 教育研究員研究報告書 特 コ 別活動 東京都教育委員会 平成12年度 教 育 研 究 員 名 簿 学級活動低学年分科会 地 区 学校名 氏 学級活動中学年分科会 名 備考 1 品 川 三 木 高 橋 2 荒 川 赤 土 南 里 洋 子 3 八 王 子 陶 4 5 明 地 区 学校名 氏 名 備考 1 墨 田 第 三 寺 島 中 山 雅 子 2 板 橋 高 島 第 四 高草 木輝 子 錯 中 川 昌 江 3 練 馬 南 国 分 寺 第 五 大 藏 久 美 4 葛 飾 東 水 元 西 村 卓 子 東久 留米 本 村 上 野 敦 史 5 江 戸 川 小 松 川 甲 田 美 穂 6 府 中 矢 崎 大 類 研 治 7 西 東 京 田 無 石 川 功 至 口 0 ◎ 全 体世 話人 ∩ 話人 0分併 科Af廿 科会世話人 町 島 根 麻 実 口 0 口 分科会副世役人 学級活動高学年分科会 地 区 学校名 氏 大 児童会活動分科会 名 備考 1 世 田 谷 東 原 秋 間 正 宏 2 杉 並 沓 掛 増 田 3 足 立 皿 沼 星 野 典 子 4 八 王 子 散 田 村 越 文 美 5 小 金 井 小金井第三 片 柳 6 武 蔵 野 千 潔 旭 地 区 港 1 O 学校名 飯 氏 備考 倉 上 杉 修 一 2 江 東 第 六 砂 町 征 矢 昌 之 3 大 田 小 池 山 田 睦 子 口 4 中 野 向 台 木 田 明 男 0 5 青 梅 第 四 浦 川 川 田村亜 紀子 (担当)東 名 京都立教 育研究所相談部指導主事 中 村 雅 子 潔 0 i 次 目 2 究の全体構想 1 2 1研 9白 3 研究主題 9Q ● 4 達 段 階 に 応 じた 研 究 の 内 容 3 2 研 究 の 成果 (表)発 団活 動 との 出会 い く 低学 年 〉 1 4 H集 3 研 究 の進 あ方 0乙 5 低学 年分科 会主題 にっいて 3 6 研究 構想図 4 8 研究 の内容 民) 研究の ま とめ 9 集団活動 の広が りく中学年〉 -⊥ 中学年分科会主題 につ いて 10 り乙 研究構想図 11 り0 研究 の内容 12 4 実践事例 13 にひ 研究 のま とめ 14 団 活 動 の 深 ま りく 高 学 年 〉 - 14 IV集 9 皿 8 実践事例 ∩乙 15 高学年分科会主題 について 00 16 研究構想 図 4 17 研 究 の 内容 5 18 実践事 例 発 的 ・自 治 的 な 児 童 会 活 動 1⊥ 19 V自 19 研 究 の ま とめ り乙 20 児 童 会 活 動 分 科 会 主 題 にっ いて 3 21 研究構想図 4 22 研 究 の内 容 にU 研 究 の ま とめ 24 VI研 23 実践事例 究 のまとめ 〈要約〉 「 本 研 究 は 、 「望 ま し い 集 団 活 動 」 を 、 「個 の よ さ や 可 能 性 を 発 鮒 る と と もに、 集 団 と し て の よ り よ い 人 間 関 係 を つ く る こ と の で き る 活 動 」 と と らえ 、 発 達 段 階 に 応 じ て 自 主 的 、 実 践 的 な 態 度 を 育 て る指 導 の 工 夫 を 目 指 し 、 学 級 活 動 と 児 童 会 活 動 を 中 心 に 研 究 し た 。 研 究 の 結 果 、 学 級 活 動 及 び児 童 会 活 動 で 身 に 付 け る 基 礎 ・基 本 を 踏 ま え 、 発 達 段 階 に 即 し た 指 導 の 手 だ て を 明 らか に した 。 一1一 1研 研 究 主 究 の 全 体 構 想 題 望 ま し い 集 団 活 動 を 通 して 、 児 童 の 自 主 的 、 実 践 的 な 態 度 を 育 て る 指 導 の 工 夫 ,主 題設 定 の理 由 21世 紀 を 担 う子 ど もた ち が 、 主 体 的 、 創 造 的 に生 き る た め に は 、 自 ら課 題 を 見 い 出 し、 思 考 ・ 判 断 し な が ら、 協 力 して 実 践 す る態 度 を 育 て る こ と が 大 切 で あ る 。 今 日 、 友 達 とか か わ れ ず 集 団 生 活 に 不 適 応 感 を 抱 く子 ど も も 少 な く な い 実 態 を 踏 ま え 、 特 別 活 動 部 会 で は 、 「望 ま し い 集 団 活 動 」 を 「一 人 一 人 が よ さ や 可 能 性 を 発 揮 し 、 集 団 と して の よ り よ い人 間 関 係 を っ くる 活 動 」 と と ら え 、 発 達 段 階 に 応 じ た 指 導 の 工 夫 を 目指 し て 本 主 題 を 設 定 した 。 分 科 会 主 題 学級活動低学年分科会 学級活動 中学年分科会 集団活動 との出会い 集 団活動 の広が り み ん な で や っ て み よ う! 自分 た ちで っ くる 一 人 一 人 が 輝 く学 級 活 動 目 ・集 団 活 動 の 経 験 を 通 し て 、 み ん な で や っ 指 す て み た い 、 ま た や り た い と い う気 持 ち を JQ 里 も っ こ と の で き る子 像 研 究 ① 「み ん な で や っ て み る 」 と い う楽 し さ を 点 研 究 の 薯 ・自 分 た ち の 力 で よ り よ い 学 級 を つ く ろ う とす る子 ・自 他 を 認 め 、 お 互 い に 協 力 し合 お う と す ・お 互 い の 思 い を 認 め 、 受 け 入 れ られ る 子 の 視 心 はず む 学 級 活 動 る子 ① 児 童 自身 の気 付 きを大 切 に し、 生 か す 工 夫 味 わ わ せ る た めの 工夫 ② 一 人 一 人 の 思 いを 認 め 、生 か す た あ の工 ② 一 人 一 人 が意 欲 と 自信 を も って活 動 で き るよ うな適 切 な助 言 の工 夫 失 ◎ 集 団 活 動 と の出 会 い ・朝 の会 や 教 科 等 の授 業 にお いて 、 楽 し い集 団 活 動 に 出会 う場 を設 定 す る。 ① 議 題 を広 げ よ う とす る態 度 を育 て るた め の工 夫 を す る。 議 題 を学 級 全体 で受 け止 め 、生 か す た め の 指 導 の 工夫 を す る。 '、 、、 ・他 の学 級 や学 年 の活 動 を見 た り、 調 べ た助 言 を 工 夫 す る。 た りす る機 会 を工 夫 す る。 研 究 ② 個 と学 級 集 団 の 実 態 を把 握 し、 時 機 を 得 よ さ や課 題 に気 付 か せ る助言 を工 夫 す る。 の ・教 師 の 支 援 の も と に 、 話 し合 い を み ん 手 だ な で 協 力 しな が ら運 営 した り、係 を 分 て 担 し た りす る 。 一2一 2研 究 の 進 め方 3研 究 の 成果 社 会 性 の 発 達 に 関 す る文 献 研 究 や 、 研 究 員 6年 間 の 成 長 を 見 据 え て 研 究 した 結 果 、 低 の 所 属 校 の 実 態 に 基 づ く協 議 を も と に 課 題 を 学 年 で は集 団 活動 との 出 会 いの場 の 工 夫 や 低 明 確 化 した 。 さ らに、 児 童 、保 護 者 、 教 師 を 学 年 な りの 話 し合 い の 運 営 の 仕 方 を 、 中 学 年 対 象 とす る調 査 を 実 施 し 、 実 態 を よ り 深 く把 で は議 題 を 広 げて 自治 的 な活 動 を積 み 重 ね る 握 ・分 析 し分 科 会 主 題 を 設 定 した 。 ま た 、 各 こ と、高 学 年 で は学 級 集 団 を段 階 的 に高 め て 発 達 段 階 に 即 し て 目指 す 児 童 像 と研 究 の 視 点 い く方 法 を 明 らか に し た 。 ま た 、 児 童 会 で は を設 定 し、 きめ細 か い手 だ て を工 夫 す る と と 全校 児 童 を視 野 に入 れ 、 自発 的 、 自治 的 な 児 も に 、6年 童 会 を 展 開 す る手 だ て を 明 ら か に し た 。 間 の 指 導 の 連 続 性 を 検 討 した 。 学級活動高学年分科会 児童会活動分科会 全校規模の集 団活動 の深 ま り 集 団活動 の深 ま り 自発 的 、 自治 的 な児 童 会 活 動 を 認 め 合 い 、 み ん な で つ くる学 級 活動 展 開 す る指 導 法 の工 夫 ・ 自分 た ち で 進 ん で 考 え 、 行 動 し、 高 ま っ て い く こ とが で き る児童 ・進 ん で学 校 生 活 の充 実 や 向上 の た め に 活 動 で き る子 ・互 いの よ さを 認 あ合 え る子 ・学 校 生 活 の 中 で課 題 を 見 付 け られ る子 ・全 校 の た め の 役割 を 引 き受 け られ る子 ① 「一 人一 人 が尊 重 され 、 認 め 合 え る学級 」 ① 児 童 の 考 え を 生 か した 活 動 を 創 る工 夫 づ く りの 工 夫 ② 「よ り よ く生 活 す る たあ の課題 を見 っ け る」 ② シ ス テ ム化 され た 活 動 過 程 を 創 る工 夫 た め の工 夫 ③ 「共 に協 力 しなが ら解 決 して い く」 話 し合 い の 活動 の 工 夫 一 ① 百 常 生 活あ一 中 でマ個 め居 場 所が 広 が るよ う な 手 立 て を 工 夫 す る。 ③ 認 め合 うため の 広報 活動 ・評 価 の 工 夫 ① 全 校 児 童 の 声 を 吸 い上 げて 生 か す 事 前 事 後 の ア ンケ ー トを実 施 す る。 ② 学 習 と生 活 との つ なが りを考 え させ 、生 活 向 上 の 意 識 を喚 起 す る場 をっ くる。 活 動 内 容 に軽 重 を つ けた 年 間 計 画 を 作 成 す る。 ○ 考 えを 具 体 的 に表 現 で き る場 づ く り ② 教 師 の指 導 過 程 を シス テ ム化 した モ デ ル 案 ○ あ あて を共 有 で きる場 づ く り ③ 学 級 集 団 の 状 態 を客 観 的 に把 握 し、 段 階 に 即 した指 導 を計 画 的 に行 う。 を作 成 す る。 児 童 に活 動 の 手 順 や 見 通 しを 理 解 させ る た め の代 表 委 員 会 手 帳 の 作 成 や 掲 示 物 の活 用 ○ 学 級 の 段 階 を把 握 す る方 法 の 研 究 ○ 段 階 別 「話 し合 い活 動 の手 立 て表 」 の 作 成 をす る。 ③ 活 動 を認 め励 ます 評 価 を工 夫 す る。 活 動 直 後 の教 師 の 声 か けや 、 児 童 間 の相 互 評 価 を工 夫 す る。 一3一 1【 低 学 年 分 科 会 一 一 分 科 会 主 題 ∼ 一人一人が み ん な で や っ て み よ う! 1主 輝 く学 級 活 動 ∼ 題設定の理由 低 学 年 と い う発 達 段 階 に お い て 、 児 童 一 人 一 人 は 、 何 事 に対 して も 興 味 関 心 が 高 く、 特 に 楽 し い 体 験 や 興 味 深 い 活 動 に つ い て は一 生 懸 命 に 取 り組 も う と す る 傾 向 が み られ る 。 しか し、 自 分 と 教 師 、 自 分 と 友 達 だ け に と ど ま り、 学 級 と い う集 団 の 中 の 一 人 で あ る と い う 自 覚 が もて て い な い 。 「自 分 だ け 楽 し け れ ば よ い 」 と い う考 え もみ られ トラ ブ ル も多 い 。 低 学 年 の 保 護 者 対 象 に 、 就 学 前 と 現 在 の 友 達 関 係 や 遊 び に っ い て 実 態 調 査 した と こ ろ 、 何 ら か の 形 で 友 達 と遊 ん で い る と答 え た 割 合 は 予 想 外 に 多 か っ た 。 しか し、 遊 び の 内 容 を 見 る と 、 公 園 の 遊 具 、 自転 車 乗 り 、 テ レ ビ ゲ ー ム 、 ブ ロ ッ ク な ど個 々 の 遊 び が 中 心 で あ り 、 集 団 で 入 と か か わ り な が ら遊 ぶ 経 験 は少 な い こ とが 分 か っ た 。 ま た 異 年 齢 で 遊 ぶ と い う経 験 も 少 な い 結 果 で あ っ た 。 こ れ は 、 近 年 の 少 子 化 の 影 響 や 家 の 中 で の 遊 び を 好 む 子 ど も が 増 加 し て い る影 響 で あ ろ う と思 わ れ る 。 家 庭 や 地 域 社 会 に お い て 子 ど もの 人 間 関 係 が 希 薄 化 し、 み ん な で や っ て み る 楽 し さ を 十 分 に 味 わ わ な い ま ま小 学 校 に 入 学 して く る こ と が 少 な く な い と推 察 さ れ る 。 こ の よ うな 実 態 を 踏 ま え 、 小 学 校 の ス タ ー トに あ た る 低 学 年 児 童 は 、 楽 しい と 感 じ る 経 験 を 積 み 重 ね る こ と に よ っ て 、 自 分 な り の 思 い や 願 い を た く さ ん も っ で あ ろ う と考 え た 。 ま た 、 集 団 活 動 の 経 験 の 少 な い 低 学 年 児 童 に 、 体 験 を 通 し て 「み ん な で や っ て み る 」 楽 し さ や 喜 び を 味 わ わ せ る こ と が 重 要 で あ り、 楽 し い 集 団 活 動 を 通 して 、 集 団 の 中 で 自 分 の よ さ を 発 揮 し 、 一 人 一 人 が 輝 くだ ろ う と 考 え た 。 そ こ で 、 一 人 一 人 の 思 い や 願 い が 大 切 に さ れ る温 か な 人 間 関 係 の 中 で 、 「み ん な で や っ て み る 」 と い う楽 し さ 、 成 就 感 を 味 わ わ せ る こ と が で き る と考 え 、 本 主 題 を 設 定 し た 。 〈研究 の視点〉 <視 点1> 「み ん な で や っ て み る 」 と い う 楽 し さ を 味 わ わ せ るた あの 工 夫 <視 点2> 一 人 一 人 の思 いを 認 め、 生 か す た め の工 夫 ① 集 団 活 動 との 出会 い と広 が り ① 友 達 の 意 見(話)を ② 子 ど もの や りた い活 動 の 積 み重 ね ② 互 いの良 さを 気 付 か せ るた め の工 夫 ③ 活 動 の 見 通 し を もっ た め の 工 夫 ③ 一4一 コーナ 聞 く工 夫 一 2研 究 の構 想 図 〔実 態 調 査 で 分 か っ た 〔児 童 の 実 態 〕 就 学前 の集 団遊 び の実 態 ・興 味 ・関 心 が 高 い 。 ・何 事 に 対 して も や る気 が あ り意 欲 的 で あ る ・集 団 で 行 う遊 び の 経 験 が 少 な い 。 ・TVゲ ー ム 、 カ ー ド遊 び な ど 、1対1で 。 ・自 己 中 心 的 に 行 動 し、 集 団 に な じみ に く い す る遊 び が 多 い 。 ・保 護 者 の 仕 事 の 事 情 等 に よ り 、 友 達 と の 遊 傾 向 の子 が増 え て い る。 ・話 合 い や 活 動 の 体 験 が 少 な く、 失 敗 を 恐 れ び の 経 験 が 少 な い ま ま 就 学 す る子 も い る 。 て い る。 〔低 学 年 分 科 会 研究 主 題 〕 み ん なで や って み よ う!∼ "み ん な で や っ て み よ う!"と 一 人 一 人 が 輝 く学 級 活 動 ∼ " 一 人 一 人 が 輝 く"と は… は … ☆ 子 ど もた ちが そ れ ぞ れ を受 け入 れ、 活 躍 を 認 め る学 級 集 団 にな る。 ① 集 団 で 行 うこ と の楽 しさが 分 か る。 ① 自分 の よ さ、 他 人 の よ さが 分 か る。 ② 自 分 た ちで や る こ との 楽 しさが 分 か る。 ② 集 団 の中 で 、 一 人 一 人 が 認 あ られ る。 ③ 活 動 に お い て 、 互 い の か か わ りが 生 ま れ る 。 〔目 指 す 児 童 像 〕 ・集 団 活 動 の 経 験 を 通 し て 、 ま た や り た い 、 も っ と 知 り た い 、 も っ と楽 し くや り た い と い う気 持 ち が もて る 子 。 ・一 人 一 人 の 思 い を 認 め 、 受 け 入 れ ら れ る 思 い や り を も っ た 子 。 〔研 究 の 仮説 〕 学 級 に お い て、 集 団 で の話 合 い や活 動 を数 多 く行 い、 楽 しさや面 白 さの経 験 を積 み重 ね るこ とに よ っ て 、 みん な で や る こ との楽 しさ や大 切 さ が分 か り、 ま た 自分 の よ さや 他 人 の よ さを 認 あ合 う集 団 活 動 が 展 開 さ れ る で あ ろ う。 i ① ② ③ 〔研 究 の 方 法 〕 実 態 調 査(対 象:保 護 者589名 「就 学 前 の遊 び につ いて 」) 一 人 一 人 が 輝 く学 級 活 動 に す る た め の支 援 及 び具 体 的 な手 だ て の検 討 検証授業 〔研 究 の ま と め 〕 ・研 究 結 果 の考 察 ・視点 に基 づ いた仮 説 の検 証 一5一 ・研 究 報 告 書 の作 成 ・研 究 発 表 3研 究の内容 集 団活動 との 出 ム い と 広が り 出会 い 驚 き ・期 待 感(す ご い 、 お も し ろ い 、 ま た や り た い) く り返 し 体験 自 分 た ち も(で)や りた い ↓ み ん な で や って み る(快 ま た や りた い も っ と 楽 し く や り た い(深 い 体 験) も っ と 知 り た い(広 ま り) が り) 学 級 集 団 の 状 況 に応 じた 出 会 い の 例 学級の中で ホ ップ(集 団 活 動 の広 が り) ス タ ー ト(集 団 活 動 の は じま り) ・休 み 時 間 に ク ラ ス み ん な で 遊 ぼ う 。 ・自分 の 得 意 技 を 紹 介 し よ う 。 ・休 み 時 間 、 み ん な で 遊 ぶ 日 を 決 め よ う 。 ・誕 生 会 を し よ う 。 ・雨 の 休 み 時 間 、 み ん な で 教 室 で 遊 ぼ う 。 ・ク ラ ス 開 き の 会 を し よ う。 ・ ク ラ ス の 歌 を 決 め よ う 。(替 ・帰 り の 会 で 。ク ラ ス の キ ャ ッチ フ レ ー ズ を 作 ろ う 。 ・ク ラ ス の シ ンボ ル マ ー ク を 作 ろ う 。 「あ り が と う と 言 い た い こ と 」 え 歌) を 発 表 し よ う。 ・帰 り の 会 で 、 今 日 一 日 良 か っ た こ と を 発 ・ク ラ ス の 旗 を 作 ろ う 。 表 しよ う。 ・班 の 友 達 の 良 い と こ ろ を み っ け よ う 。 会 」 を 開 い て 、 お 家 の 人 に見 て も らお う。 ・2-1の 名 人 大 会 を し よ う。 ・ 自 分 を よ く知 っ て も ら う た め に 自 己 紹 介 ・ス ラ イ ム 大 会 を し よ う。 ・め ざ せ 新 記 録 。 空 き 缶 積 み 大 会 。 ・「こ ん な こ と が で き る よ う に な り ま し た を しよ う。 ・名 刺 交 換 ゲ ー ム を し よ う 。 ・友 達 を 誘 え る お ま じ な い を 覚 え よ う 。 ・帰 り の 会 で 、 三 人 の 友 達 と じ ゃ ん け ん し ・お 掃 除 バ ス タ ー ズ 。 よ う。 ・朝 、 ク イ ズ を し よ う 。 ・お 誕 生 日 の 同 じ 月 の 人 と 、 一 緒 に 給 食 を ・仮 装 大 会 を し よ う 。 ・隣 の 学 校 の 友 達 に 手 紙 を 出 そ う 。 食 べ よ う。 ・給 食 の 時 間 楽 し か っ た 話 を し よ う 。 ・6年 ・係 り の 紹 介 を し よ う 。 一6一 ・給 食 の 方 に お 礼 の 手 紙 を 書 こ う 。 生 を 送 る会 の 言 葉 を 考 え よ う 。 垂 國 ・1年 ・ワ ン ツー タイ ム 1、2年 ー ム な ど) ・集 会 委 員 会 が 集 会 で ゲ ー ム を 月 一 回 生 に よ る交 流 遊 び(1∼2単 時 間)(週 ・ワ ン ツー ラ ン ド 位 行 う。 一 回20分 休 み) 学 習 発 表 会 で お 店(輪 投 げ コーナ ー、迷 路 コ ー ナ ー な ど)を1、2年 鋼 合 同 の グル ー プで出す。 ・子 ど も ま つ り(4、5、6年 生 がお店 を ・お 楽 し み 会 を 学 年 合 同 で す る 。 出 す 。) ・な か よ し清 掃 。 な か よ し給 食 。 ・休 み 時 間 の 遊 び か ら 、 か か わ り を 広 ・朝 自 習 に ゲ ー ム や 読 み 聞 か せ 。 ・ ブ ロ ッ ク活 動(異 生 を 迎 え る 会(ゲ げ る。 学 年 交 流) 休 み 時 間 や 朝 自 習 時 に遊 ん だ り 、 遊 ば せ て も ら う。 ・交 流 給 食(異 学 年 ・同 学 年) ・2年 生 が1年 生 の学 校 探 検 を 案 内 す る。 ・た て わ り活 動(っ く って 遊 ぼ う、 全 校 遠 学 級 活 動 コー ナー 足) ・ ロ ン グ集 会 に縦 割 り班 で ゲ ー ム 大 会 を す ・活 動 の 紹 介 、 写 真 な ど 。 る。 そ の班 で 、 仲 良 くな る た め に 中 休 み に 遊 ぶ。 ・1 、2年 生 で 、遠 足 に 行 く 。2年 生 が1 年 生 の世 話 をす る。 事 前 に グ ル ー プ で 顔 を合 わ せ 、 遊 ぶ 。 ス テ ッ プ(集 団 活 動 の 深 ま り1) ジ ャ ン プ(集 団 活 動 の 深 ま り2) ・大 水 遊 び 大 会 を し よ う 。 ・学 校 の 中 で100人 ・ク ラ スの 良 い と ころ を紹 介 す る ポ ス タ ー を 作 ろ う。 ・2年1組 オ リ ジ ナ ル ゲ ー ム を つ く ろ う。 (握 手 ・名 前) ・2年1組 を デ コ レー シ ョ ン し よ う。 ・ク ラ ス 内 ク ラ ブ を 作 ろ う。 ・ も ち よ り ビ ン ゴ大 会 。 ・ク ラ ス の 劇 を 作 ろ う 。 ・ リ サ イ ク ル シ ョ ッ プ 大 会(バ ザ ー) ・ク ラ ス の プ ロ モ ー シ ョ ン ビ デ オ を作 ろ う。 ・カ ラ オ ケ 大 会 を し よ う。 ・2年 ・二 人 三 脚 大 会 を し よ う 。 ・友 達 を コ ー デ ィ ネ イ ト し よ う 。 ・学 校 の 中 に 自 分 の 木 を 決 め よ う 。 ・ タ イ ム カ プ セ ル を っ く ろ う。 ・2年1組 の 人 と 挨 拶 し よ う。 そ う じ隊 を し よ う。 ・係 を 中 心 に 、 工 作 を っ く っ て 遊 ぼ う 。 ・給 食 の 時 間 、 外(屋 上)で 食 べ よ う。 ・友 だ ち 自 慢 大 会 を し よ う 。 ・本 を 順 番 に 読 む 。 読 み 聞 か せ 。 一7一 生 の 主 張! 4実 践 事例 議 題 名 「お 誕 生 日 会 に 何 を す る か み ん な で 決 め よ う 」(1年) 〈活 動 の概要 〉 【事 前 の 活 動 】 10月 の お 楽 し み 会 の 後 、 振 り返 り カ ー ドを 書 い た 。 子 ど も か ら出 さ れ た 「こ の つ ぎ や っ て み た い こ と」 の 中 か ら、 今 ま で に や った こ と の な い ゲ ー ム を 紹 介 す る こ と に した 。 … 〈 出 会 い 〉 他 に も み ん な で 楽 しあ る ゲ ー ム は な い か 探 偵 団 に な って 、 他 学 年 に 調 査 に 行 った 。 や っ た こ と の な い ゲ ー ム は 説 明 した り、 や っ て み た り した 。 … 〈 出 会 い〉 調 べ た ゲ ー ム や や っ て み た い ゲ ー ム を カ ー ドに記 入 して 学 級 活 動 コ ー ナ ー に貼 った 。 司 会 グ ル ー プ と 教 師 と の 間 で 事 前 の 話 合 い の 時 間 を も ち 、 「話 合 い 進 め 方 カ ー ド 」 を も と に 話 合 い の 流 れ を 確 認 した 。 【話 合 い 活 動 】 に ク ラス 全 員 で 歌 を 歌 。た.司 会 グ ル ー プ は学 級 会 グ 。ズ の ペ ン,蟻 雛 ダ ン トを 使 い 、 役 割 を は っ き り さ せ た 。 司 会 グ ル ー プ が 友 達 か ら 認 め られ る よ う、 ま た 他 の 子 もや っ て み た い と意 欲 や 自信 が も て 轟 話 合 い 活 動 を み ん な で 楽 し くや ろ う と い う意 欲 を も た せ る た め 凝 る よ う に 「話 合 い 進 め 方 カ ー ド」 を 用 意 し た 。 話 合 う 申 で 友 達 の 意 見 を 最 後 ま で 聞 こ う と い う姿 勢 を も た せ る た あ に 「聞 き上 手 カ ー 慧 ド」 を 掲 示 し 、 自 分 で 確 認 で き る よ う に し た 。 驚 鍬 声 舗. 授 業 の 前 半 に教 師 が 調 べ て き た集 団 活 動 を ビデ オ や 写 真 な どで 紹 介 し た 。 … 〈 出 会 い〉 教 師 が 紹 介 し た 活 動 と学 級 活 動 コ ー ナ ー に 貼 っ て あ っ た カ ー ドの 中 か ら 「み ん な が 楽 し あ る 」 こ と を め あ て に話 合 っ た 。賛 成 、反 対 の 意 見 が 出 る と黒 板 書 記 が 賛 成 マ ー クや 反 対 マ ー ク を 黒 板 に 付 け て い った。 話 合 い の 結 果 、 「お ば け や し き 」、 「ゲ ー ム 大 会 」、 「キ ッ ク ベ ー ス 」 決 ま っ た 。 【事 後 の 活 動 】 ク ラ ス の 全 員 が 準 備 の 係 を 分 担 し た 。 係 分 担 を 決 め る 時 、 「お ば け や し き 」 は 準 備 に 時 間 が か か る こ と に 気 付 い て 次 回 の お 楽 し み 会 に や る こ と に な り 、 「ゲ ー ム 大 会 」 の ゲ ー ム も一 っ に 絞 っ た 。 5ま とめ 魯 ・出 会 い を 積 み 重 ね る こ と に よ り 、 子 ど も た ち が 期 待 感 を も ち 拳を (1)研 究 の 成 果 「や っ て み た い 」 と い う 意 欲 が 育 っ て き た 。 ・学 級 会 で 話 し 合 え ば 楽 し い こ と が で き た り 、 自 分 た ち 学 級 が よ く な っ た り す る こ と が 分 か り 、 み ん な で 話 し 合 う大 切 さ が 分 か って き た 。 ・司 会 グ ル ー プ(司 会 ・副 司 会 ・書 記)と の教 師 との事前 の打 ち 合 わ せ や 、 話 合 い活 動 の 最 中 に教 師 が 援 助 す る こ と に よ っ て 、 一 年 生 な りに 役 割 を 果 たす こ とが で きた 。 (2吟 後 の 課 題 ・教 師 の 話 を 聞 く態 度 は少 しず つ 育 って きて い る 。 しか し、子 ど も同 士 が 聞 き合 い 、 認 め 合 う活 動 は ま だ 不 十 分 で あ る た め 、話 を 聞 く態 度 を 身 につ け る手 だ て を工 夫 して い く必 要 が あ る 。 ・お誕 生 日会 や お 楽 しみ 会 な ど の 目 的 に応 じた 集 団 活 動 との 「出 会 い 」 の さ せ 方 を 工 夫 して い く 。 -8一 皿 中学 年 分 科 会 分 科 会 主 題 自 分 た ち で つ くる 1主 心 は ず む学 級 活 動 題設定 の理由 中学 年 の 児 童 は、 好 奇 心 旺 盛 で 人 間 関 係 も広 が り集 団 活 動 の お も しろ さ に も気 付 いて くる と言 わ れて い る。 しか し、 自己 表 現 が 苦 手 な児 童 や 、 自己 中心 的 な言 動 を す る児 童 も見 られ る。 ま た、 困 難 な物 事 に対 す る粘 り強 さ や実 践 力 が 不 十 分 で あ り、 自分 の 思 いや考 え を伝 え る のが 児 童 もい る。 ア ンケ ー ト(資 料1)の 結果 か ら も、 中学 年 の 児 童 は、 集 会活 動 や係 活動 は楽 しみ だ が、 議 題 を出 す こと に積 極 的 で あ る とい う実 態 が 見 られ た 。与 え られ た 課題 を 実 践 して い くこ とに は意 欲 的 だが 、新 た に 自分 の願 い を もち、 自分 た ち で 実現 し よ う とす る意 識 が 低 く、人 任 せ に した りあ き らめ て しま う傾 向が あ る。 この こと は、 児 童 の集 団 へ の所 属意 識 の低 さ、 自治 的 な 活動 の 体験 不 足 や 自信 の な さが原 因 で あ る と考 え られ る。 以 上 の よ うな実 態 を踏 ま え本 分 科 会 で は、『自分 た ち でっ くる心 はず む 学 級 活 動 』 とい う研 究 主 題 を 設 定 し、 「自分 た ち の力 で よ りよ い学 級 を つ くろ う とす る子 」 「自他 を 認 め、 お 互 い に協 力 し合 お うとす る子 」 を 目指 す 児 童 像 と した 。 児童 が 「自分 た ち で っ く る」 と い う意 識 を もっ たあ に は、 自発 的 ・自治 的 な活 動 の体 験 を 積 み重 ね て い く こ とが必 要 で あ り、 そ の た あ に は次 の よ うな こ とが 大 切 で あ る と考 え た 。 ・児 童 が 自分 た ち の学 級 生 活 を よ り良 く しよ う とす る意 識 を もち 、 議 題 を 見 っ け出 そ うとす る こと 。 ・認 め合 い協 力 し合 い な が ら児 童 一 人 一 人 の思 い を学 級 全 体 で 受 け止 め 生 か し、議 題 を解 決 して い くこと。 ・児 童 に活 動 へ の意 欲 と 自信 を も た せ るた め に、 教 師 が 児 童 の 変 容 を 見 逃 さず 、 よ さや 次 へ の課 題 に気 付 か せ る適 切 な助 言 を して い く こ と。 児 童 の気 付 きを生 か し、教 師 の適 切 な助 言 を工 夫 す れ ば、 児 童 が 自分 た ちの 力 で っ く り上 げ て きた とい う 成 就 感 や満 足 感 を味 わ い 、学 級 へ の所 属 感 が高 ま る 「心 はず む学 級 活 動 」 に な る ので は な いか と考 え た 。 よ って 『児 童 の気 付 きを大 切 に し、生 か す た あ の指 導 の工 夫 』 と 「意 欲 と 自信 を もたせ る た め の適 切 な 助 言 の 工 夫 」 に つ い て視 点 を あ て研 究 を す す め る こ とに した。 (資 料1)学 級 活 動 ア ンケ ー ト 集計 結果 平 成12年9月3。4年212名 % oo % go 口 ぜんぜん % oo 懇 あ まり % 60 ■ ときどき % ⑳ % o 羅 いつ も こ のク ラ ス は よいと こ ろが あ り ま す か 友 達 の よいと ころ を 見 つけ よう と し て い ま す か 友 達 の 意見 を 聞 い て考 え が 変 わ った こ と が あ ジ ま す か 一9一 友 達 の 意見 で なる ほ と 思 う こと は あ り ま す か 実践すること み んな が な に かを や る と き に き ょう カ で き ま す か 掌 級 会 で き ま った こと を 旦 く や り た い で す か 司 会 グ ル ープ にな る こと が 待 ち 遠 し い で すか 考えを昌す こと 係活勤は楽し みですか ク ラ ス の集 会 活 動 は 楽 し み てす か 話 合 い 活 勤 で意 見 を 言 い た い と 思 う こと が あ り ま す か 話合いは楽しみですか ク ラ ス のみ ん な で や ジ た い こと が あ り ま す か こ の ク ラ スで 直 し た い と こ ろ が あ ﹂ ます か ぎ だ い を ]]し た い と 思 う こ と は あ グ ます か ぎ だ い を ]]し た こ と が あ り ます か 係 活 郵 て 新 し い ア イ デ ァ を ]]し た こと が あ り ます か 労 級 の 箕 会 の ア イ デ ア を 忌 い つい た こと が あ グ ます か 議 題を出す こと 友達 を認 め る こ と 2研 究構 想図 「 「 中学年分科会研究主 題 児童 の実態 自分 た ち で つ くる 一一 一. ・素 直 で 行 動 的 一 ・好 奇 心 が 旺 盛 学 級 活動 く 自分 た ち でiつ ・自 己 表 現 力 に 差 が あ 『 替 驚 る ・あ き ら め が 早 い く 灘 熱 た み ん な の1た み られ る ・自 分 で 考 え て 、 行 動 こと るii心 __出 ・自 己 中 心 的 な 言 動 が は ず む 、 属 騰 自 信 りす る・)Il 〔翫 思いや考えをみんな、言 舌、合 凹 す る こ とが 苦 手 ・友 達 と の か か わ り が ・ 自 分 の 役 割1い 轡 苦手 \ 心 はず む 〉 ノ る繰 __副 ・ 自 主 性 を も1る)Il足 つこと 営誓憲 感 を感 、 活 動 の仕 方 や 解 決 の 方 法 を考 えllじ 牒 る 臨 感 や 満 感を味 わ 票 、とをみんなで協力して実iiう 帳 す る)lI , 階 農翫 次への意欲につなげ、)] 一, ・お互 い に認 め合 う支 持 的 風土 を もっ学 級 集 団 L' i r 目 指 す 児 童 像 ・自分 た ち の力 で よ り よ い学 級 を っ く ろ う とす る子 .● 自他 を認 め・ お互 い に励 しあ お う とす る子J i r 研 「 究 仮 説 児 童 の 気 付 き を大 切 に し、 教 師 の 適 切 な 助 言 を 工 夫 す れ ば、 児 童 の学 級 へ の 所 属 感 は 高 ま り、 意 欲 と 自信 を 、も って 体 験 を 積 み 重 ね 、 「自分 た ち でっ くる 心 はず む学 級 活 動 」 を展 開 して い くだ ろ う。 ノ i r 研 視 点1児 究 の 視 童 自身 の 気 付 きを 大 切 に し、 生 か す た め の 指導 の 工 夫 点 視 点2意 手 だ て(1)議 題 を広 げ よ う とす る態 度 を 育 て る た め の 指導 の 工 夫 を す る。 ② 議 題 へ の個 の思 い を学 級 全 体 で 受 け 止 め 、 生 か す た め の指 導 の工 夫 をす る。 欲 と 自信 を もたせ る た め の適 切 な助 言 の 工夫 手 だ て(1)実 態 を 把 握 し、 時 機 を得 た助 言 をす る。 ② よ さや 課 題 に気 付 か せ る助 言 の 観 点 を 明 ら か に し、 効 果 的 な 助 言 の 工 夫 を す る。 L 」 ' 研 究 の 方 法 「 ・ア ンケ ー ト調 査 を して 、 その 結 果 を 分 析 す る。 ・議 題 を 出 した り・ 共 有 化 した りす る過 程 へ の か か わ りや そ の たが や しを行 い .・ 〔 、 議 題 の出 方 を分 析 す る。 実 践 記 録 を 集 め 、 個 人 や 学級 の 変 容 を分 析 し、 効 果 的 な助 言 の 観 点 を 明 らか にす る。 i 研 究 の 一10一 ま と め 」 「 ノ 3研 究 の 視 点 視 点1児 童 自身 の気 づ き を大 切 に し、生 か す た め の工 夫 手 だ て(1)議 題 を 広 げ よ う と す る態 度 を 育 て る 議 題 に で き る 範 囲 ○学級 目標 を達成す るための活動 ○自治的範囲 の枠 墜 題を広げる1 学一 級学活級動m や学 校 の生活 の充 実 と 向 上 に 関 す る こ と一 (係活動の充実) 自 学級 活 動(2) 一日常 の生 活や 学習 への適 応及 び 分 健康 や安 全 に関 す る こと、 た C級 目標 に せ ま る) C具 体 化 、見 直 し C時 間 と場 所 の 保 障 ○ 自主 的 活 動 の 保 障 ち で ¢養題 を 見 っ け る時 と場 を設 け る) ○ 学 級 全 体 で話 し合 う ○ グ ル ー プ で話 し合 う ○ 個 人で 考 え る ○ 相 談 係 等 をつ くり、 悩 み事 を棺 談 し、 み ん な で話 し合 う こ と が あれ ば学 級 会 へ 議 題 を (学級 の 外 との か か わ り) ○ 他 学 年 、 他 学級 等 と交 流 す る。 ○ 交 流 を 通 して 自分 た ちの ク ラ ス の 課題を見っける。 ○他校の実践例を探す (イ ン ター ネ ・ ソ ト、小 学 生 新 聞 、本等) *た だ し、 他 学 級 に か か わ る こ と に つ いて は、 他 学 級 の 担 任 等 と の 連 絡 を 密 に す る。 出 そ う ∀ 個 か ら学 級 全 体 へ 吊 日'ま た は 疋 期 がや し 1 II (学 級 活 動 に いか した い こ とを 取 り 入れ る) (体験 か ら) C日 常 的 な子 ど も の発 言 やっ ぶ や き か ら ・「み ん な に 知 らせ よ う一 ・一ど う した いの 一 と問 い返 す 。 ○複 数 の子 ど も の共 通 体 験か ら 。過 去 の学 級 活 動 の 体験 ・グ ラ ブ活 動 ・委 員 会 活 動 ・異 学 年 交 流(た て わ り班 活 動 等) ・地 域 の 行事(児 童 館 の活 動 、子 ど も会 の 行 事 等) ○ 全員 参 加 の楽 しい 活 動 を教 師 が 企 画 して 体 験 す る。 (客 教科 ・領域 と の 関 連) ○ 発 表 や 紹 介 を す る時 間 や場 所 の設 定 を す る。 (朝 の 会 、 帰 りの 会 、 新 聞 、 自 由 に使 え る コ ー ナ ー) ・楽 しい こ と ・み ん な に 広 め た い こ と ・お 知 らせ(係 、 当 番 、個 入 等) C青 報 か ら) ○ 学 級 会 が で き る回 数 ・日時 を 知 らせ る。 ○学級活動の記録か ら ○ 教 師 が 学 級 で 起 こ った 出 来 事 を 知 らせ る。 ・新 聞 に して 配 った り、 貼 った りす る。 ・朝 の 会 、 帰 りの 会 で 知 らせ る。 ○ 教 師 が 他 学 級 、 他 校 等 の学 級 活 動 の 様 子 を 紹 介 す る, (写 真 、 ビデ オ 、話 等) ・掲 示 物 、 議 題 例 、 集 会 や 係 活 動 の 様 子 (議題 を 出す) (学 期 始 め に 集 め る場 合) ・に 集 め る 易 口 ・議 題 ポ ス トに 入 れ る場 合 ・議 題 提 案 コ ー ナ ー を つ く り、 目 由 に 貼 る ・朝 の 会 や帰 りの 会 で 発 表 す る ・司 会 グル ー プ が 集 め る 手 だ て② llた ・ア ン ケ ー トを と る ・学 級 活 動 で 話L合 う 議 題 へ の 個 の 思 い を 学 級 全 体 で 受 け止 あ 、 生 か す たがや し 議題を共有化す る 学 一学級級活や動111 学 校 の 生 活 の充 実 と向 上 に関 す る こ とご か ○過 去 の実 践 の経 験 か ら ・た の しか っ た な ・ま た や り た い な 集 団 す ・提 案 理 由 を 、 学 級 全 体 に と って よ り価 値 の あ る もの に 深 め る。 ○ 議 題 と して選 定 さ れ な か っ た もの を 生 か す 。 ・朝 や帰 りの 会 で 話 し合 う ・代 表 委 員 会 に出 す ・学 級 活 動 ② で 話 し合 う ・先 生 に 相 談 す る (み ん な で 議 題 を 決 定 す る と きの よ り ど こ ろ と な る こ と) ○ 日常 的 な子 ど もの思 い ・や りた い な ・相 談 した い な , り 言 題 の 侵口 の 亡 →担当者 ・掲 示 す る ○ 時 や場 ・朝 の 会 、 帰 りの 会 で 知 らせ る ・学 級 会 係 ○ だ れか ・提 案 者 ・司 会 グ ルー プ ・日直 議 題 を決 め る方 法 ・学 級 活 動(1)の 話 し合 い ○ いつ ・朝 の 会 、帰 りの 会 ○ だれが ・学 級 全 員 議 題 案 を生 か す ○ 議 題 案 を選 定 す る ・学 級 全 体 に関 わ る もの を 選 ぶ ・い くっ か の 議 題 案 を 統 合 して 、 生 か 個 へ ・係 に ま か せ る ○ 複 数 の 又 は 全員 の共 通 体験 か ら ・今 度 は学 級 で や りた い な ・こ ん な方 法 を知 って る よ ○ お互 い を認 め合 う学 級 風 土 ・み ん な に楽 しか った こ と を知 らせ た い な ・仲良 くな り た い な ・楽 しい思 い を一 緒 に味 わ い た い な ○教 育 課 程 全 般 で培 わ れ た も の ・教 科 等 の学 習 内容 か ら ・教 科 等 の学 習 方 法 か ら ▽ 学 級 全 員 に よ る 議 題 決 定 視 点2意 手 だ て(11実 欲 と 自信 を も たせ る ため の 適 切 な助 言 の 工 夫 態 を は把 握 し、 時 機 を得 た 助 言 をす る 手 だて(21よ さや 課 題 に 気 付 か せ る助 言 の 観 点 を 明 らか に し、 効 果 的 な 助 言 の工 夫 を す る。 〔 £実 態 を 把 握 す る ア 、 活 動 の 観 察 記 録 ・授 業 記 録 イ 、 ア ン ケ ー ト(意 ① よ さ に気 付 か せ る ため の 賞 賛 の 観 点 ア、 友 達 の よ さ を認 め る イ、 友 達 の思 い や考 え を大 切 に し生 か す ウ、 提 案 理 由 を大 切 に し生 かす エ、 創 意 工 夫 の あ る オ、 進 行 や運 営 に役 立 っ カ、 問 題 点 に気 付 き、 解 決 しよ う と す る 識 調 査 ・実 態 調 査) ウ 、 作 文 一C年O組 につ い て一 エ 、 学 級 会 の 感 想 ・カ ー ド オ 、 日常 の 児 童 の つ ぶ や き や会 話 、 生 活 の様 子 ②時 機 を 得 た 助 言 をす る ア、適切な助言の時機 ・初 め て 見 ら れ た 一芽 一 と な る 発 言(っ キ、 これ か らの課 題 に っ な が る ぶ や き)、 行 動 、 態 度 が あ っ た時 ・芽 を 生 か そ う とす る 発 言(つ ぶ や き)。 態 度 ・行 動 が あ っ た時 ・課 題 や 問 題 点 に改 善 や 向 上 が認 め られ た時 。課 題 や 問 題 を子 ど も が受 け 入れ られ る時 イ、 適 切 な 助 言 の方 法 ・賞 賛 を 中 心 と した助 言 をす る ・授 業 記 録 を も と に 具 体 的 な事 実 を紹 介 して ほ め る ・場 面 の 巻 き戻 しを して課 題 に気 付 か せ る 一11一 1以 上 の よ うな 発 言(っ ぶ や き)、 行動 、 態度1 ②課 題 に 気 付 か せ る た め の助 言 の観 点 ア、 決 ま った こ と や あ い ま い な こ と の 確 認 す る イ 、次 は 何 を す る か の確 認 と意 欲 づ け を す る ウ 、 創意 工夫 を刺 激 す る エ 、 問 題点 に 気 付 か せ 、 解決 方 法 を 考 え さ せ る 1 4実 践 事 例 指導 手 だて 実践例 (1)議題 を 広 げ よ 学 級 活 動 の様 子 が ク ラス み ん な に伝 わ る よ うな環 境 を 作 る こ とで 自分 た ち の学 級 うとす る態 度 作 りに関 心 が 高 ま った 。 .,.,., 学級 目標 の指 導 の工 夫 教室環境 ・壁面掲示例 学校 目標 学年 目標 月 ごとの掲示 を 話 し合 う 中 で 、 お 願 い や 、 や り た い こ と が 見 え て き た 。 体化 ・係活 動 の充 実 ニ運 動 会 、 音 楽 会 、 や っ た 事 の な い ゲ ー ム 大 会 、 小 動 物 を 飼 う か ど うか 。 創 意工 夫 が広 が るよ うな活 動 を取 り入 れ 、 自主 的 な 活 動 の場 や 、 機 会 の 保 障 を す る。 (例)ハ ・情 報 か ら の た がや し ム ス タ ーの名 前 を決 め よ う。 係 の 発表 を した い。 他 校 で の 集 会 活動 の写 真 や ビデ オ に関 心 を 示 し、 自分 た ち もや って み た い とい うっ ぶ や き け に な り、 新 しい こ とに挑 戦 す る意 欲 が で て き た。 ② 議 題 へ の 個 の 学 級 全 員 に よ る議 題 を 決 あ て い く学 級 会 を もっ た。 個 の思 い を大 切 に し、 (例)た くさん 出 され た集 会 を実 行 す るに は ど うす る か 。 の思 い を受 け止 め 、 み ん な が鵬 す諜 から 議 題 に す る 。 とに反 対 して い る雄 指 導 の工 夫 方 法 を 話 し合 っ た 。 ・学 級 会 で の議 ボ ード 生 かす た め の 他 体で受 け止 め ⋮ 生 か す た め の 指 導 の 工 夫 思 い を学 級 全 学 級 活 動 の見 通 し(時 間 、数 、場)を 考 え なが ら進 あ て い った 。 係 の表示 が 増 え た。 また アイ デ ィア を生 み 出す き っか 学 級活 動 児 童 自 自 身 の 気 づ き を 大 切 に し (例)ミ 発表会 一 そ の他 議 女員 A 日直 スピーチ 議 題 箱 議題ノー寿新 聞 ヲ ラス遊び一 ・学 級 目標 の 具 学 級 目 標 に 近 づ く た め に 、 一 人 一 人 が で き る こ と や み ん な で で き る こ と 当番 視 点 1 を育 て る た め 校 (例)「 ク ラ スの 合 い言 葉 の2番 を 作 ろ う」 題 の選定 ・学級 活 動 ② で とい う議題 案 に対 し 「2番 は作 りた くな い。 」 の話 し合 い とい う、 少 数 の 児 童 の 思 いを 受 け止 め、 配 慮 しなが ら話 合 い を進 め る こと に した 。 児 童 に任 せ るこ とはで きな いが、児 童 に と っ て解 決 した い切 実 な問 題 を、児 童 の司会 で 、 教 師 の意 見 も交 え なが ら、話 し合 った 。 〈 ク ラス の合 い言 葉 ○研究の成果 と サ ン コ ー ル〉 (例)お か わ りの ル ー ル を決 め よ う ◆ 今 後 の課 題 ○ 学 級 目標 を意 識 して 、 み ん な の こと を考 え る よ う にな った 。 ○ 自分 の気 付 きを友 達 に広 め、 友 達 の気 付 きを 自分 に受 け入 れ るよ うに な った 。 ○ 体 験 の積 み重 ね に よ り、議 題 へ の関 心 が 高 ま り、 自分 た ちで 問題 を解 決 して い こう とす る意識 が 育 っ た。 ○ 助 言 を工 夫 す る こ とで 、 助 け合 う意 見 が多 くな り、 自分 た ちで 話 し合 いを進 め られ る よ うに な った 。 一12一 手だて 指導 実践例 (1)実 態 を 把 握 し 賞 賛 を 中 心 に学 級 やA児 に助 言 を した。 視 点 時 機 を得 た助 助言 をする ・感想 か ら児 童の思 2 (例)A児 の 変容 言 をす る 第14回 「私 も ○ や △ を 見 習 っ て 勇 気 を も っ て 言 っ て み た い な 』 。賞賛 を中心 と した A児 の 感 想 を紹 介 し、友 達 の頑 張 る姿 を 見 て 自分 も頑 張 ろ う と い う気 持 ち に な いを知 る 意 ・「芽 」 を 取 り上 げ 欲 て ほめ る れ た こ との素 晴 ら しさを ほ め 、励 ます 。 他 に も同 じよ うな 気 持 ち の 変 化 が 見 ら れ る児童 を 名前 を挙 げ て紹 介 し、 今 後 へ の 期 待 の 気持 ちを伝 え る。 第15回A児 が 初 めて学 級 会 で発 言 す る 終 末 の 話 でA児 が 自分 の思 い を実 現 させ 学 級 会 で 初 め て 意 見 を 言 え た こ と、 発 w と 言 す る た め に前 も って 学級 会 カー ドの裏 面 に 自分 の意 見 を 整 理 して 書 い て い た こ とを 系 して ほ め る 自 A]「 今 日 は私 も言 え て よか った です 。今 度 もま た言 って み た い で す 。 今 度 の 学 級 会 も言 え る よ うに して お きた い です 。 今 日 は本 当 に楽 しか った 。や った 一! 信 を ・「芽 を生 か す 行 動 」 持 を取 り ヒげ て ほ め る (Vサ イ ン)』 A児 は第16回 学 級 会以 降 も引 き続 き発 言 す るよ う に な っ た 。 周 囲 の 児 童 に はA た 児 や その 発 言 の 少 ない 友達 を 応援 す る気 持 ち が育 っ て き た 。 ま た一 線 の よ う な学 級 に と って 初 あて 見 られ た 「芽 」とな る行 動 を ほあ た こ とによ り、学 級 会 カー ドに意 見 コ ー ナ ー を作 ろ うと い う意 識 が強 ま った り、 以 下 のB児 の よ う に 自分 もや って み よ うとす る児童 も出 て きた り した 。(B児 の 感想 も紹 介 して ほ め た) せ 圖 る 『ま たAさ ん が 自由 帳 に意 見 を書 いて い ま した 。 私 も言 う前 に前 も って 書 け た ら い い な と 思 い ま し た 。 「Aさ ん す ご い!」 』 た め ② よ さ や 課 題 を 教 師 の 終 末 の 助 言 の 観 点 を 明 らか に す る こ と で 、 分 か り や す い 助 言 が 可 能 と な っ 気 づ か せ る 観 た 。 ま た 、 振 り返 りの 時 に 学 級 会 の 場 面 を 巻 き戻 し て 、 具 体 的 な 話 の 助 言 を す 適 切 な 助 言 の 点 を 明 らか に る こ と に よ り効 果 的 な 指 導 が で き た 。 ・決 ま った こ と とあ い まい な こ と の 確 ん が両方 順番 にや れ に 集 中 し 、 サ ッ カ ー に っ い て は 決 ま っ た こ と の 確 認 に 取 り 上 げ られ な か っ た 。 T「 サ ッ カ ー は ど う な っ た の 。」C「 認 T「 ・問 題 点 に気づ か せ、 せる ・創 意 工 夫 を 刺 激 す 工 ス ケ ッ ト とサ ッ カ ー の 両 方 の 意 見 が 出 た と きDさ ば い い と い う意 見 を 出 し た 。 み ん な は賛 成 し、 決 定 さ れ た が 、 バ ス ケ ッ トの 話 解 決方法を考 え さ の (例)バ する る 夫 C「 バ ス ケ ッ トの 次 に や る 。」 ど こ に か い て あ る の?」 あ っ 、 書 い て な い 。」C「 今 度 は ち ゃ ん と書 こ う」 決 ま った こ とを落 とさ ず に記 録 に残 す ことの大 切 さ に気 づ いて い った 。 マ グ ネ ッ トの 色 を 使 っ て チ ー ム の ゼ ッ ケ ンの 色 を 表 す 工 夫 を し た 黒 板 記 録 を 賞 賛 し た 。 創 意 工 夫 を 賞 賛 す る こ と で 、 他 の 児 童 に も新 た な 工 夫 を し よ う と す る 動 き が 見 ら れ た 。 次 の 学 級 会 で は 、 色 を 使 っ た 書 き 分 け を し て い く工 夫 を 考 え 。次 は何 をす る の か の確認 出 した 。 T「 こ の 続 き は ど うす る の 」C「 次 の 学 級 会 で 話 し合 う」 ○ 振 り返 りに よ って次 へ の意 欲 が高 ま り、新 た な課 題 に気 づ き、 これ を評 価 す る こ と で 自分 自 身 へ の 自信 に っ な が って い った 。 ◆ 議 題 を 出 す こ とへ の 関心 が高 ま る と、議 題 は多 くでて くるが 、限 られ た時 間 の 中 で 選 定 して い く工 夫 が 必 要 に な った 。 ◆ 一 人 一 人 の気 付 きや 個 を生 か す た め の適 切 な助 言 につ いて 更 に研 究 を深 め る 。 ◆ 話 合 い の進 め方 や 決 め方 に っ いて は、 これ か ら も体 験 を積 み重 ね て そ の学 級 に あ っ た 方 法 を 見 っ け て い く こ とを課 題 とす る。 一13一 IV学 級 活 動 高 学年 分 科 会 分 科 会 主 題 認 め 合 い 、 み ん な で つ 1主 く る 学 級 活 動 題 設 定 の理 由 高 学 年 分 科 会 で は 、 学 級 生 活 の 核 と な る 集 団 の 、 よ り望 ま し い か か わ り合 い の 中 か ら、 子 ど も た ち の 「豊 か な 人 間 性 」 と 「集 団 の 申 で 自 分 ら し さ を 発 揮 し な が ら主 体 的 に 生 き る 力 」 を 育 て て い き た い と考 え 、 目指 す 児 童 像 を 次 の よ う に設 定 し た 。 ○ 自分 た ち で 行動 し、考 え 、高 あ 合 って い く ことが で き る児童 。 ○ 友 だ ち や学 級 全体 の こ とを考 え な が ら、進 ん で行 動 した り、意 見 を言 った りす る こ とが で き る児 童 。 そ し て 、 「高 あ 合 う学 級 集 団 」 を 最 終 目標 に 置 き 、 次 の 視 点 で 取 り 組 む こ と に し た 。 匝 コ ー 人 一 人 が 尊 重 さ れ る温 か い 学 級 づ く りを す る 。 匝]よ り よ く生 活 す る た あ の 課 題 を 見 つ け 、 み ん な の も の に す る 。 趣]課 題 を 解 決 して い くた め の 方 法 を 探 る. 特 に[癒]に っ い て は 、 学 級 集 団 と し て の 実 態 を 的 確 に と らえ 、 段 階 的 に 手 立 て を 行 っ て い け ば 、 集 団 と して の 高 ま り を 促 す こ とが で き る だ ろ う と考 え 、 本 主 題 を 設 定 し た 。 2研 究構想図 時 別活動部研究主題i 望 ま しい 集 団 活 動 を 通 して 、 児 童 の 自主 的 ・実 践 的 な態 度 を 育 て る指 導 の 工夫 コ }子ど もた ち の願 い1 研究仮説 ◎ も っと うま くかか わ りた い ◎ 自信 を もち た い 二 一 人一 人が尊 重 され 居 場 所 が ほ しい 、認 め 合 え る学 級 の 中 で 、 よ り よ く生 活 す ◎ 友 達 の気 持 ち を知 りた い るた め の 課 題 を 見 付 け 、 学 級 集 ◎ 楽 しみ を 自分 で 見 付 け た い 団 の 実 態 に即 した手 立 て を 行 っ て い け ば 、 主 体 的 に学 級 活 動 に 児童 の実 態調 査 か ら 取 り組 む 集 団(児 ろ う。 一14一 童)に なるだ 視 点1「 一一人 一 人 が 尊 重 さ れ 、 認 め 合 え る 学 級 」 つ く りの 工 夫 日常 の学 校 生 活 の 中 で、 個 の居 場 所 の 広 が りを求 め られ る よ う な手 立 て を工 夫 して い く。 ○ 友 達 との か か わ りや め あ て を も った活 動 を 通 し、 自 分 の居 場 所 を確 認 しな が ら広 げ て い くよ うにす る。 ① 振 り返 りの場 。自分 の 活 動 を 自分 自身 で振 り返 る ① 振 り返 り ② 承 認 され る場 ・友 達 か ら、 自分 の活 動 を認 め られ る ③ 共 感 し合 う場 ・友 達 と同 じ思 い を通 わ せ る ②承認 ○ 一 人 一 人 が 楽 しい と思 え る よ うな学 級 づ くりをす る。 → 児 童 へ の意 識 調 査 を行 う ○ 仲 間 意 識 を育 て る コ ミュニ ケ ー シ ョ ン活 動 を 意 図 的 に取 り入 れ る。 ↓ 研 視 点2「 究 よ りよ く生 活 す る ため の課 題 を見 付 け る」 指 導 の工 夫 学 習 や 学校 生 活 、 社 会 生 活 との つ なが りを考 え させ 、 学 級 での 生 活 を よ り豊 か に しよ う と す る 意 欲 や 態 度 を 育 て る。 の 学習活動 視 点 学校生活 日常 生 活 ○ 考 え を 具 体 的 に表 現 す る場 づ くり 一 「一一 〇 集 団 で実 践 的 に表 現 す る場 づ く り ・個 人 → 日記 、 ス ピー チ、 議 題 箱 な ど ・集 会 活 動→ 個 性 を 生 か した分担 活 動 IL-i翌 :撫:雛 縞 騰 一 茎ど 魯:雪 謡繍 灘 蒲動 V 視 点3「 学 級 集 団 の 状 況 に即 した手 立 て」 の工 夫 集 団 の状 況 を 客観 的 に把 握 し、 段 階 に即 した指 導 を計 画 的 に行 って い く。 ○ 学 級 集 団 の 状況 を3段 階 に 分 け、 そ れ ぞ れ の段 階 に お け る 「期 待 す る児 童像」 を設定 す る。 ☆学級 集団の段階 ☆ 学級 の段 階 に お け る期 待 す る児 童 像 ① 安心 で きる学級集団 ・安 心 して学 級 に い る こ との で き る子 ・ク ラ スの一 員 だ と感 じ られ る子 ・役割 意 識 が もて る子 ・自 分 の 考 え が もて る子 ・友 達 の 意 見 が 聞 く とが で き る子 ③ 高あ合 う学級 集団 ②認め合 う学級集団 ・協力 して活 動 で きるf ・相 手 を尊 重 して 活 動 で き ・ク ラ スの 一 一員 と し て 貢 るiF 献 で き る子1・ 学級全体 を考 えて行 動 で ・進 ん で 役 割 を 果 た せ るiき る子 子 ・自分 の 考 え を 表 現 で き る子 ・友 達 の意 見 を 受 け 容 れ る こ との で き る 子 旨 創造性 や工 夫 を生 か して 役 割 を果 た せ る 子 ・相 手 の立 場 や 気 持 ち を 考 え な が ら表 現 で き る子 ・友 達 の よ さを 取 り入 れ 、 1生 かせる子 ○ 学 級 集 団 の状 況 に即 した手 立 て を工 夫 し、 段 階 別 「話 合 い 活動 の 手立 て 表」 を 作成 す る。 一15一 3話 し合 い 活 動 の 手 だ て 表 ① 安 心 で き る学 級 集 団 ②認あ合 う学級集団 ③高 め合 う学級 集団 ・み ん な で 行 う こ とが 楽 し い ・自分 た ち の想 い が実 現 す る ・自分 た ち の創 意工 夫 が 生 か と思 え る活 動 意 欲 づ け 喜 びが 味 わ え る活 動 ・学 級 会 コ ー ナ ー の 設 置 さ れ る活 動 ・学 級 活 動 カ レ ン ダ ー の 工 夫 ・役 割 分 担 の 明確 化 ・朝 の 会 や帰 りの会 の工 夫 内 議 題 ・み ん な が 仲 良 く な る こ と ・ ク ラ ス を 楽 し くす る こ と ・ク ラ ス を も っ と よ く し た い こと ・児童 会 との か か わ りの 中 で 積 極 的 な投 げ か け 容 ・困 っ て い る こ と 収 集 ・議 題 ポ ス ト ・意 見 文 ・提 案 用 紙 ・朝 の 会 や 帰 り の 会 ・司 会 グル ー プ輪 番 制 ・学 級 会 カ レ ン ダ ー の]二夫 ・司 会 グ ル ー プ に よ る ア ンケ ー ・学 級 会 カ ー ドの 作 成 ・学 級 会 カ ー ドの 工 夫 ト ・学 級 会 を 開 くま で の 独 自の ・話 を最 後 ま で聞 く態 度 ・司 会 進 行 を助 け る発言 ・そ の 場 に 応 じ た ル ー ル の 修 ・相 手 を 否定 しな い工 夫 ・指 名 の工 夫 ・時 間 配 分 を意 識 した進 行 ・意 見 を ま とめ な が ら進 あ て ・少 数 意 見 を大 切 にす る工 夫 ・目的 に 応 じた 座席 の工 夫 ・ハ ン ドサ イ ン ・名 前 シ ー ル ・話 合 い の ポ イ ン トを 考 え た い く進 行 ・効 率 的 な 進 行 ・い くつ か の考 え を 並 べ 比 較 司会グループ ・ス ピ ー チ ・議 題 の 予 告 ・必 要 に応 じて随 時 広報活動 1能 1・ ノ ヒ 」' 度 司 会 ル 方 話 表 法 意 ・議 題 に つ い て 自 分 な り の 意 態 度 合 ド ・小 グ ル ー プ に よ る討 議 ・意 見 の 表現 を うな が す掲 示 児 振 り い ・う なず く 意見が言え る ・相 手 の 立 場 や 考 え を 理 解 す ・拍 手 す る ・友 達 の よか った 意 見 や 態度 り返 る ・友 達 か ら、 自分 の活 動 を認 を 見 付 け られ る ・友 達 の 進 行 の よ さを 見 付 け め られ る ・自分 に 対 す る終 末 の助 言 に られ る ・発 言 内 容 へ の 賞賛 提 案 理 由 に 基 づ く発言 創 意 工 夫 の あ る発 言 進 行 や 運 営 に 役立 っ発 言 ・友 達 に 対 す る終 末 の助 言 に 助 賛 同す る ・計 画委 員会 へ の賞 賛 ・発 言 者 へ の賞 賛 ・グ ル ー プ 意 見 へ の 賞 賛 ・聞 く態 度 へ の 賞 賛 ・周 りの 意 見 を 聞 く態 度 へ の ・友 達 と同 じ思 い を通 わせ る ・友 達 の よ さを 確 認 し合 う活 馳塁' 践 活 動 の振 り返 り 1国 社 ・算 道 検討 した意見を提案 あ る話 し方 ヒ ・1っ の 意 見 の 修 正 して い く '・複 数 の 意 見 を 合 成 し て い く る ・自分 の 活 動 を 自分 自身 で振 ・友 達 の よ さを 自分 な りに取 り入 れ る ・修 正 や 合 成 で きた 意 見 の 発 言者 や協力者への賞賛 ・今 後 の 課 題 に っ なが る発 言 へ の 賞賛 問 題 点 に 気 づ く発 言 賞賛 活動 等 との 係わり ・聞 き手 が 納 得 で き る論 拠 の や 話 し方 仁」 他教科 ・意 見 を 共 有 す る グ ル ー プ で の発表 ・聞 き手 に分 か りや す い 説 明 童 返 実 ・グ ル ー プ で 共 有 化 し た 意 見 ・反 対 意 見 も 含 め て 、 自 由 に 喜ぶ り 検 討 で き る カー ド ・自分 の 意 思 を 表 現 す る ・相 手 の 話 を 聞 く ・意 見 が 受 け 入 れ られ る 受 容 カー ド 見 を書 くカ ー ド ・友 達 の 意 見 を メ モ で きる カ ー 見 現 正 動 ・友 達 ど う しで 磨 き あ え る活 動 ・一 人 一 役 ・効 率 の よい 役 割 分 担 ・個 性 を 生 か した 役 割 分 担 ・ル ー ルを 作 る ・自 分 た ち に あ っ た ル ー ル の ・ア イ デ ア や オ リ ジ ナ リ テ ィ ー ・記 録 ・振 り 返 り 工夫 ・主 体 的 な 取 り組 み ・表 示 ・あ り が と う カ ー ド を 生 か した 活 動 ・次 へ っ な が る 振 り返 り ・聞 く ・話 す の 活 動 ・発 表 活 動 ・討 論 活 動 ・調 査 活 動 ・資 料 の 作 成 や ま とめ 方 ・相 手の 立 場 に立 った 行 動 ・資 料 を も と に に発 表 しあ う ・責 任 感 一16一 ・よ り よ く し よ う と す る 態 度 4実 践事例 本 分 科 会 の研 究 主 題 に お け る[麺]に つ い て は、 学 習 お よび 学級 生活 の 中 で ・ 温 か い学 級 づ くりを 心 が け る ・ ま た、 視 点2に つ いて は教 科 ・領 域 等 の 指 導 との 関連 を考 え な が ら日常 の場 面 に応 じて 学 級 、 グ ル ー プ お よ び 個 別 に指 導 して い く。 本分 科 会 で は 、[麺]「 学 級 集 団 の 状 況 に即 した 手 立 て」 に重 点 を お いて 、 授 業 研 究 を 行 っ て き た。 以 トは、 学 級 集団 の状 況 の違 う2ク ラス で同 じ議 題 で 学 級 活 動 を 展 開 し た場 合 の 実 践 事 例 を紹 介 す る こ と に す る。 実 践 事 例1「 ㊦ 安 心 で き る学 級 集 団 」 の 段 階 の クラ ス 実 践 事 例2「 ②認め合う学級集団」の段階の クラス ・や や 幼 い感 もあ る が 、活 発 で 元 気 な子 が 多 い。 お と な し ・明 る く穏 や か な 児 童 が 多 い ・学 習 や 当 番 活動 に は 真 面 目に 取 り組 む が 、主 体 的 な活 動 い が 、 し っ か り し て い る 子 も少 な く な い ・司 会 グル ー プ は輪 番 に して い る が 、 ま だ話 合 いの 進 め 方 に は物 足 りな さを 感 じる時 が あ る ・話 合 い に進 ん で 参 加 す る児 童 は5∼6人 と少 な く、 考 え の指 導 が 不 十 分 な の で 、活 発 な話 合 い に な って い な い ・係 活 動 に は意 欲 的 で あ る が 、停 滞 気 味 の係 に は ア ドバ イ た り進 ん で 意 見 を言 った りす る こ とが 苦 手 な 児童 が 多 い ・係 活 動 に は ほ とん どの 子 が 意 欲 的 に取 り組 む ス を して い る 学 級 の 実 態 課 題 「 オ リ ン ・ 「何 で も オ リ ン ピ ッ ク 」 の め あ て(み ピ あ あ て ッ ク の 団 ん な が 楽 し め る) に あ った団 体 種 目 を決 あ る こ とが で きる ・自 分 の考 え を も って話 合 い に参 加 す る こ とが で き る 体 種 目 ・ 「5の2オ を 決 め よ う 」 リ ン ピ ッ ク 」 の め あ て(み ん な協 力 、 だ れ で も金 メ ダ ル)を 達 成 で き る よ うな団 体 種 目 を決 め る こ と ができる ・友 達 の意 見 を聞 き なが ら、 自分 の考 え を も うて 話 合 い に 参 加 す る ことが で き る ・司 会 グル ー プ→ 事 前 に学 級 会 カ ー ドを作 成 → 打 ち 合 せ を行 い 、話 合 い の柱 に た て る ・学 級 全 体 → 自分 の意 見 を学 級 会 カ ー ドに書 く 事 前 ○ 児童への手立て 態 ル 1 話 ★ 児童 の変容 ○ 相手を否定 しない工夫 度 ★ 反 対 意 見 が続 い た が 、教 師 の 指 導 に よ り、解 決 した ○ 司会進行 を助 ける発言 司 ○指名 の工夫 ○ 時間配分 を意識 した進行 ★ 名 簿 を 使 って 、 発 言 数 の 少 な い人 か ら指 名 して い った ル ・司会 グ ル ー プ→ 種 目 ア ンケ ー トの作 成 と集 計 → 見 通 しが もて る学 級 会 カ ー ドの 工 夫 ・学 級 全 体 → ふ さ わ しい種 目を学 級 会 カー ドに 書 く ○ 少数 意見を大切 にす る工夫 会 ★ 一 人 一 人 の 意 見 を カ ー ドで 掲 示 して いた ★ 賛 成 、反 対 意 見 が混 合 しそ うに な った時 「反 対 意 見 は後 で … 」 とい う発 言 が あ り、進 行 を ス ムー ズに した ★ 「まだ意 見 を言 って い な い 人 か ら指 して い いで す か」 と 全 体 へ 呼 びか け た ★ 「あ と5分 」 の 書記 の 声 に 、 「拍 手 の 大 き い も の か ら2 っ 決 あ ます 」 と採決 に うっ った ○ 話 合 いの ポ イ ン トを 考 え た カ ー ド ★ 意 思 表 示 の サ イ ンを出 したの で 全 体 の場 が 盛 り上 が った ★ 学 級 会 カ ー ドに 日程 表 と枠 を 書 いて お い た ○ 議 題 にっ いて の 自分 な りの意 見 を書 くカ ー ド ○ い くっ か の考 え を 並 べ 検 討 で き る カ ー ド 法 ★ 事前 に意 見 を 書 くこ とで 、意 見 が言 い やす か った ★ ア ン ケ ー トを 集 計 した 種 目を 事 前 に掲 示 す る こ と で 、比 ★ 振 り返 り に も使 え た 較 検 討 しやす い よ う に した 表 方 ○ ハ ン ドサ イ ン 意 ○ 小 グ ル ー プ に よ る討 議 ○ 聞 き手 に分 か りや す い説 明 や 話 し方 ★ 意 見 が出 な い と き、近 くの人 と話 し合 う こ と で話 合 いが ★ 理 由 を述 べて 、 自分 の 意 見 を言 っ た 活 発 化 した ○ 聞 き手 が 納 得 で き る論 拠 のあ る話 し方 ○ 意 見 の表 現 を うな が す掲 示 見 ★ 「意 見 の言 い方 」 の掲 示 物 に基 づ い て 、意 見 が言 え た 言え た ★1融 膿 ε 欝 焚 郷 講 自縫 身磐 慧彪 態 ○ 自分 の意思 を表現 す る A 「コ ○ 自分 の意思 を表現す る ★ ハ ン ドサ イ ンを用 い る こ とで 、 全員 が意 思 を 表示 で き た ★ 同 じ意 見 ・賛 成 の時 は 、〈 拍 手〉 とい う形 で 全 員 が 自分 の意 志 を 表現 で き た ○ 自 由 に意 見 が 言 え る ○ 自 由 に意 見 が言 え る ★ 反 対 意 見 も含 め 、 多 くの 児 童 が 意 見 を 言 え た ★ ほぼ全員 が意見 を言 えた ○ 意 見 の修 正 ・合成 現 度 皿 又 容 い ★ 「パ ラ パ ラ 」 と 「お は ロ ッ ク 」 は 一 緒 に や る と い い な ど 合成 した意見が言えた ○ 相手 の意 見 も聞 く ○相手の立場や考 えを理 解す る ★ 反 対 意 見 で も、 途 中 で じゃ ます る こ とな く、 最後 まで 聞 ★ 一 緒 に した らい い と い う意 見 や 日 にち を ず ら して や った けた らい い とい う改 善意 見 が 多 く見 られ た ○ 意 見 が受 け入 れ られ る ★ 説 明 に 困 っ て い る女 子 に 「ガ ン バ レ」 と 応 援 。 さ ら に 、 ★ 反 対 意 見 で も意 見 は 意 見 と して 受 け入 れ て 、 聞 く こ とが 「つ ま り… … とい うわ け で す ね 」 と助 け る発 言 が 見 ら れ た で きた 児 ○ 自分に対す る終末の助言に喜ぶ 振 童 ★ 「自 分 の 意 見 に 賛 成 して くれ て うれ しか った 」 ○ 友達 の よ か った 意 見 や 態 度 が 見 っ け られ る ★ 「今 まで1度 も言 わ な か った 子 が 進 ん で 発 表 で きて す ご い と思 った 」 「司会 の進 め 方 が よ か った 」 な ど り ○発言内容 への賞 賛 返 助 ○ 計画委員会への賞賛 ★みんなが意見を言えた ★ 司 会 グ ル ー フ が が ん ば っ て くれ た ○ 発 占 者へ の 賞 賛 ★ いつ もよ り発 表 した 人 が 増 え た り 言 ★ ハ ン ドサ イ ンを 使 い、 多 くの 人 が 意 思 表 示 が で きた ★ 発 想 の 良 い意 見 を出 した人 に 「ネ ー ミン グ賞 」 授 与 一17一 ○計画委員会への賞賛 ★ 事 前 に 集 計 し、 カー ドを 作 って 工夫 した ○発言者への賞 賛 ★ 発 言 者 を 助 け る発 言 が 多 く見 られ た 〈考察〉 実践 事 例1「 安心 で きる学 級集 団」 の段階 の クラス 実 践 事 例2「 認 め合 う学 級 集 団 」 の段 階 の ク ラス あ らか じ め 学 級 会 カ ー ドに 自 分 の 考 え を 書 み ん な が よ さ を 発 揮 して 金 メ ダ ル を 獲 得 で い て お く こ と で 、 自 分 か ら進 ん で 手 を 上 げ 発 き る団 体 種 目 の 選 定 が 話 し合 い の 中 心 に な っ 表 す る 子 ど も が 増 え た 。 カ ー ドに 書 い て あ る た 。 互 い の 意 見 を 否 定 し合 う の で な く、 一 自分 ことで 、 安 心 して考 え が言 え た のか も しれ な が 主 張 す る 種 目 に 賛 同 して も ら う た め 、 聞 き い 。 ま た 、 進 ん で 発 表 す る子 ど も も、 自 分 と 手 が 納 得 で き る 論 拠 の あ る 発 言 が 少 しず っ で 同 じ考 え が 発 表 さ れ る と、 ハ ン ドサ イ ン で 自 き る よ う に な っ て き た。 こ の こ と は 、 一 人 一 分 の 意 思 を 表 現 で き る よ う に な って き た 。 一 司 人 が 自 分 な り に ク ラ ス に か か わ ろ う、 貢 献 し 会 グ ル ー プ と事 前 に 議 事 進 行 に っ い て 打 ち 合 よ う とす る 気 持 ち の 表 れ だ と 考 え て い る 。 ま わ せ を 行 う こ とで 、 教 師 だ け で な く司 会 グ ル ー た 、 話 し合 い 活 動 の 手 立 て 表 に 基 づ い て プ も学 級 会 の 流 れ が 見 え て 、 安 心 し て 話 し 合 言 の 型 」 を 掲 示 し た り し た こ と 、 話 し合 い の い に 臨 あ た と思 う。 ポ イ ン トを 考 え た 学 習 カ ー ドを 活 用 し た り し 団体 種 目の ネ ー ミ ングや 、今 ま で行 っ た こ 「発 た と も有 効 だ っ た 。 との な い ユ ニ ー クな競 技 内容 を発 表 して い る 司 会 グ ル ー プ の 進 め 方 、 活 発 な 話 し合 い の 姿 一 に 、子 ど もた ちの意 欲 が感 じられ た こ とが た め の手 立 て な ど今 後 の課 題 は た くさ ん あ る う れ しか っ た 。 司 会 グ ル ー プ の 進 め 方 、 話 し が 、 さ ら に 学 級 と一 人 一 人 が 高 ま っ て い か れ 合 い の 仕 方 な ど 今 後 の 課 題 は た く さん あ る が、 る よ う、 子 ど も た ち と 共 に 学 ん で い き た い 。 互 い を 認 め 合 い 、 尊 重 し て い く雰 囲 気 の あ る 学 級 に して い き た い 。 5ま とめ (1)研 視 点1「 究 の成果 一 人 一 人 が 尊 重 さ れ 、 認 め 合 え る 学 級 」 っ く りの た め の 工 夫 「友 達 の 意 見 は 最 後 ま で 聞 く」、 「相 手 の よ さ を 見 っ け る」 な ど を 日 常 的 に 意 識 し て 生 活 を 積 み 重 ね て い く う ち に 、 学 級 全 体 が 相 手 を 受 け 入 れ る 雰 囲 気 に な り、 一 人 一 人 が 所 属 感 を も ち 自分 な り に学 級 の た め に寄 与 し よ う と す る 姿 勢 が 見 え て き た 。 視 点2「 よ り よ く生 活 す る た め の 課 題 を み っ け る 」 た め の 工 勾 意 見 交 換 す る場 や 自 己 表 現 す る場 を 多 く設 定 し た こ と に よ り 、 自 他 を 深 く見 っ め 、 さ ら に 学 級 や 学 校 、 地 域 へ と視 野 が 広 が り、 自分 た ち の 課 題 を 見 っ け る 態 度 が 育 っ て き た 。 視 点3「 学 級 集 団 の状 況 に即 した手 立 て」 具 体 的 に ク ラ ス の 実 態 を 把 握 し、 そ れ に 即 し た 手 立 て を と る こ と に よ り 、 話 合 い の ル ー ル や 流 れ な ど が 分 か り 、 見 通 しを も っ て 自分 た ち で 解 決 し よ う と す る 意 欲 が 出 て き た 。 (2)今 後 の課 題 ・ さ ら に 実 践 を 積 み 重 ね 、 「話 し 合 い 活 動 の 手 だ て 表 」 を 改 訂 し 、 い っ そ う 児 童 の 実 態 に 則 した もの に な るよ う改善 を図 る。 ・児 童 が 主 体 的 に 活 動 し 、 よ り 大 き な 達 成 感 や 充 実 感 を 味 わ う こ と が で き る よ う 、 終 末 の 助 言 な どの教 師 の か か わ りを工 夫 す る。 一18一 VI児 童会 活動 分 科 会 分科 会主 題 自発 的 、 自治 的 な児 童 会 活 動 を展 開 す る 指 導 の工 夫 1主 題 設 定 の理 由 代 表 委 員 会 を は じめ児 童 会 活 動 は、 児 童 が 自分 た ちの学 校 生 活 に を充 実 、 向上 させ よ うとす る意 図 の も と に 自 発 的 、 自治 的 に 学 校 生 活 に 関 す る諸 問 題 の 解 決 を め ざ し て い く も の で あ る 。 こ の ね ら い を 達 成 す る た あ に は 、 児 童 会 活 動 に お い て 異 学 年 の 児 童 が 互 い に 協 力 して 自 分 た ち の 生 活 の 向 上 を あ ざ し て い く活 動 が 必 要 で あ る 。 ま た 、 代 表 委 員 を 含 あ 、 全 校 の 児 童 が 児 童 会 活 動 に 関 心 を も ち 、 学 校 生 活 を よ り よ く楽 し く して い くた め に 進 ん で 参 加 して い く こ と が 重 要 で あ る。 しか し実 際 に は 代 表 委 員 を 中 心 と す る一 部 の 児 童 の 活 動 に と ど ま る こ と が 多 い 。 ま た 、 代 表 委 員 会 の 活 動 も子 ど も た ち が 自 ら参 加 し た い よ う な 魅 力 あ る 活 動 に な っ て い な い の が 現 状 で あ る 。 例 え ば 、 児 童 会 活 動 の 役 割 が 学 校 行 事 へ の 支 援 活 動 が 中 心 と な り、 そ の 内 容 も固 定 化 ・画 一 化 を 見 せ て い る場 合 もあ る 。 既 存 の 活 動 の 内 容 を 変 え て い く に も、 新 規 の 活 動 を 創 造 し て い くに も、 限 ら れ た 活 動 時 間 の 中 で は 、 子 ど も た ち に と っ て 充 足 感 の 得 られ る も の に な り得 て い な い こ と も あ る 。 そ の こ と が 、 子 ど も た ち に と っ て 児 童 会 を 身 近 か で な い も の に して い る の で はな いか と考 え た 。 本 分 科 会 が行 な った 実 態調 査 か ら、次 の こ とが分 か った。 〈実態調査 の結果〉 活動内 容 ・運 動 会 ス ロ ー ガ ンな ど の 学 校 行 事 を 支 援 し た り、 一 年 生 を 迎 え る 会 な ど の 児 童 会 集 会 活 動 に取 り組 む こ と が 多 い が 、 学 校 生 活 に 関 す る 諸 問 題 に っ い て 話 し合 う こ と が 少 ない。 代 表委員児童 の意 識 ・代 表 委 員 を や っ て よ か っ た こ と と して 、 み ん な の 役 に 立 て た(貢 献)、 み ん な の 前 で 話 せ る よ う に な っ た(表 現 力 の 向 上)、 自 分 た ち の こ と を 自 分 た ち で 決 あ ら れ る よ う に な っ た(自 己 決 定)が あ る こ とが分 か った。 ・半 数 を 越 え る 児 童 が 意 欲 的 に 参 加 し て い るが 、 自 主 的 な 判 断 や 主 張 が で き る 児 童 は 少 ない。 他 の児童意識 ・代 表 委 員 会 で 話 し合 っ て ほ しい こ と に 気 付 か な い 。 ・代 表 委 員 会 の 活 動 内 容 へ の 理 解 が 低 い 。 そ こ で 、 私 た ち は 、 限 られ た 時 間 の 中 で 子 ど も の 思 い や 願 い 、 考 え を で き る だ け代 表 委 員 会 活 動 に 生 か す シ ス テ ム の 考 案 と 、 代 表 委 員 会 の ね ら い や 方 法 な ど を も っ と分 か っ て も ら う た め の 広 報 活 動 の 工 夫 な ど を 通 して 、 そ の 活 動 を 活 性 化 し 、 子 ど も た ち に と っ て 魅 力 的 な もの に し て い く た め の 指 導 法 の 工 夫 を 研 究 す る こ と に した 。 一19一 2研 究構想図 分科会研究主題 自発 的 、 自治 的 な児童 会 活 動 を展 開 す る指 導 法 の工 夫 〆 一 児童会活動における児童の実態 一 目指す児童像 〆 ・行 事 や 集 会 に 比 べ 、 学 、 ▼ ・学 校 生 活 の 充 実 や 向 上 校生活 の諸 問 題 に関す _研 る議 題 が 少 な い 。 ・責 任 感 を も っ て 活 動 し 究仮説 ミ のために進 んで 活動 で 児童 の考 えや願 いを活動 に生 か き る子 ・互 い の よ さ を 認 め 合 え し 、 認 め 合 え る よ う環 境 を 整 え て い るが 、 自主 的 な判 一 断 や 主 張 は 不 足 して い 一 る こ とで 、 自 発 的 、 自 治 的 な児 る子 ・学 校 生 活 の 中 で 課 題 を 童 会 活 動 と な るで あ ろ う。 る 。 ・活 動 へ の 理 解 と 期 待 が 見 付 け られ る 子 ノ ・学 校 全 体 の た め の 役 割 高 い とは いえ な いなか 、 を 引 き受 け ら れ る 子 積 極 的 に 考 え て い る児 童 もい る。 ▼ ㌧ ㌧ ノ 研 究 の視 点1(活 ノ 動 内 容) 児 童 の考 え や願 い を生 か した活 動 を 創 る工 夫 ・児 童 の 声 を 把 握 し生 か す 事 前 、 事 後 の ア ン ケ ー ト ・軽 重 を っ け た 活 動 内 容 慣 例 的 な 活 動 と新 し い 活 動 の 組 合 せ 年 間計 画 の見 直 し \ / 研 究 の視 点2(活 研 究 の視 点3(広 動 過 程) 認 め 合 うた め の広 報 活 動 と評 価 の工 夫 シ ス テ ム化 さ れ た 活 動 過 程 を 創 る工 夫 ・広 報 活 動(画 ・教 師 の 指 導 過 程 を シ ス テ ム 化 し た モ デ 像 を 取 り 入 れ て) 代 表 委 員 会 だ よ り(児 童 か ら児 童 へ) ル案の作成 ・児 童 に 活 動 の 手 順 や 見 通 し を 理 解 さ せ 報 活 動 と評 価) → 特 別 活 動 部 報 告(教 師 か ら教 師 へ) 学 校 だ よ り(学 校 か ら地 域 、保 護 者 へ) ・評 価 ラ ベ ル シ ー ル を 用 い た 全 児 童 の 感 る た め の代 表 委 員 会 手 帳 の 作 成 や 掲 示 想 の集 約 物 の活 用 教 師 か らの賞 賛 とね ぎ ら い 校 長 か らの賞 賛 とね ぎ らい 一20一 3研 究内容 視 点1の 内 容 と して 年 間 活 動 計 画(試 案)、 視 点2の 内 容 と し て 代 表 委 員 会 手 帳 、 視 点3の 内 容 と して ラ ベ ル シ ー ル を 紹 介 す る 。 そ し て 具 体 的 な 実 践 と して 、 次 の ペ ー ジ の モ デ ル 案 に 基 づ い た 小 池 ま っ りの 様 子 を 紹 介 す る 。 視 点1児 童 の 考 え や 願 い を 生 か した 活 動 を 創 る工 夫 … 年 間 活 動 計 画(試 提→提案 代表 委児童の活動 オ 計→計画 実→実践 反→反省 9101112{123月 067 4 ・ リエ ン テ ー シ ョ ン 案) ア ンケ ー ト(代 表 委 か ら各 学 級 へ)調 →調査 ・ ア ・ ・'年生 を 迎 え る 会 実 一 運動 会 スローガ ン 提 反 ア i提 一 実 反1 ア1 学 校生活の諸問題 計 ア 1提1 ア2調 提2 ユ ア3 言十 調2 実 一 反 ○ ○ ○ まつ り ア 六年聞 を送 る会 提 一T-一 実反 一 計 麺 一 年 間 の活 動 を ア ふ り返 って ・運 動 会 ス ロ ー ガ ンの よ う な 慣 例 的 な も の は 、 短 期 間 で 取 り組 む が 、 ア ンケ ー トを 通 して 各 学 級 か らの 意 見 の 吸 い 上 げ 方 等 を 学 ぶ 機 会 と す る 。 ・学 校 生 活 の 諸 問 題 は 情 報 の 収 集 に 時 間 を か け た り 、 児 童 に 意 識 づ く り を した り す る 必 要 が あ る の で 、4月 よ り取 り組 む 。5月 以 降 の 代 表 委 員 会 で は、代 表委 員 会手 帳等 を 用 い る こ とで 時 間 を 節 約 し、 学 校 生 活 の 諸 問 題 に っ い て も取 り上 げ ら れ る よ う に し て お く 。(議 題 の 複 線 化) ・年 度 の 初 め は 、 代 表 委 担 当 教 員 が 児 童 会 活 動 を 積 極 的 に 指 導 して い くが 、 少 し ず っ 児 童 が 、 自 発 的 、 自 治 的 に 活 動 で き る よ う に 支 援 し て い く。 視 点21シ ス テ ム 化 さ れ た 活 動 過 程 を 創 る 工 夫1視 …代表委員会手帳の活用 点3認 め 合 うた め の 広 報 活 動 と評 価 の工 夫 … ラベ ル シー ル の活 用 *市 販 さ れ て い る ラ ベ ル シ ー ル で ワ ン タ ッ チ で 貼 れ る の で 、 掲 示 物 を 速 く作 る 利 便 性 が あ る 。 麟 雛 敷 頻綿 〆瓢 メ ヨ'・'多 ー ぎ'冨 傍 ・内 容 は、 手 帳 の 使 い方 、代 表 委 員 会 活 動 の 紹 介、 司 会 台 本 、年 間 予定 表 、 メ モ欄 で 約24べ 一 ジ。 ・オ リエ テ ー シ ョ ンの特 に 、手 帳 を 使 い な が ら時 ・ラベ ル シー ル は、 集 会 活 動 後 に 児 童 の 感 想 を 手 短 に ま とめ る こ と に有 効 で あ った 。 しか し人 数 の 多 い 学 間 を節 約 した り、気 づ い た こと を メ モ を し た り 、 司 校 で は、 か え って 整 理 が 煩 雑 に な り一 一 一 考 を要 す る。 会 児 重 が 参 考 に した り、利 用 価 値 が あ った 。 一21一 視 点2 シ ス テ ム 化 さ れ た 活 動 過 程 を 創 る工 夫 … モ デ ル 案 小 池 祭 リ を 成 功 さ せ よ う(10月) 【手帳】 は代表委員会手帳 【学】 は学級 【 委】 は委員会 児 童 の 活 動 児童 会 担 当者 の支 援 (代表委児璽へのはた らきか`っ 代 表 委 員会(話 え る (運 営 委 員 会 ・代表 委 員会)(意 a月 ・才 リ ユ テ ー シ ョ ン(児 童 会 の め あ て 意 義 の 理 解)を 実 現 す る ・年 間 活 動 言.-LEIaiを配 布 し、10月 第1回 に 報 告 す る) 学 級 。委 員 会(所 ・自 己紹 介 をす る 属 臭 団) 広 報 と評 価 「観点3) 見 を 吸 い上 げ る) 代 表委 員 会 【学】 ・掲 示 物 を見 た り、 代 表 、 1 代 表 メ ンバ ー を銃 ろ う f年間 活動 計 画 の 見通 ._○ まっ;,を 実 樋 す る こ と に 勉 れ て お くご(日 し合 い)(伝 ノ.委 しを も と う1 ・年 間 活 動 計 画 表 を 提 示 し、 ・ 【手帳 】 を読 み合 う の報 告 を聞 い て 、 年 間 の 見通 し もつ ・代 表 委 員 会 だ よ り ・委 員 会 情 ・児 童 会 軍 間 活 動 計 画 表 代表委員会の報告をす る 時 、 会 場) 6月 ・'Oて 〉こ:終り ..の 昨 年 の 様 了 を 窺 ら せ 、 家 年 度 の 見 通 しを も た せ る, ぐVTR、 宜 貞 等 で) 第3回 代表委員会 ICOOま っ:,に 取 り組 もう1>【 ・昨 年 度 の 様 二 を 矩 り、7月 か ら 取 り組 む こ とを 予定 して お く ・昨 年 度 か らの 引 き 継 ぎ で、 一お 店 形 式.で 7月 。児 童 会 の め あ てi年 第4回 か ら6年 まで な か よ く しよ う.を 達 成 す る た め の 一(:)OC:ま っ り であ る ことを 却 ら せる ・め あ て に そ り._申 ・代 表 委 報 告 三 で7をY{る 月 か ら取 り組 む こ と を伝え る 員 長 も出席)、L ,【 学 】 ・ ℃CCま っ り.の 意 つ り一 を'義 や ね らい を 矢Cる と'のよ う な内 容 ・店 の 種 類 や 数 を 検 討 して ・ 「OCOま っ;,の キ 申 ッチ フ レー ズ 1を 決 め よ う (店 の種 類 や 数 な と')お にす れ は 、 ソチ フ レ ー スで ・代 表 委 貝 会 だ よ り や った こと を 却 る。 代 表 委 員 会(委 00Cま 学 】 ・7月 か ら取 り組 む こ と ・企 画 会 職 員会議 に提 案 (概 略) ・代 表委 員 会 だ よ:) く 【委 】 ・委 員 会 と し て 、 協 力 で め あ て を 達 成 で き るか 話 し合 う。 きることはな いか考 えて あるか助言する お く 臨時運営委 ・1学 期 口 に 配 布 しな いで 、2月 期 旦 々 に ア ン7一 トを 配 布 す る こと をflb_6C して お く 1キ申 ッチ フ レー ズを 決 あ よ`ll ・代 表 委 で 出 され た 意 見 を もと に 運 営 委 が キ 苧 ッチ フ レー ズ を作 る ・キ 申 ・ ノチ フ レ ーズ を も とに し た ア ンY一 トを 作 成 す る ・労 級 だ よ り 臨時運営委 1出会 いふれあ いザ☆○○○まつ り1> 2学 期 9月1日 ・1学 期 に作 成 して お い 【学 】 。めあ て を 達 成 す る た め に、 と の よ う な 店 に し た た ア ンケ ー トを学 級 に 配 いか 話 し合 ・ って お く ○ ○○ まつ り.に つ い て 執 筆 覧 布する1 第5回 代表委員会(委 員長 も出席)く 2週 目 ・わ か らな い こ とわ 困 ・ った こ と が あ っ た ら、 担 当 者 や=r%tfH11に 桐談 す る 一 人 一 人 の ア イ デ アを も っ て、 楽 しいOCOま ・ア ン ケー トに学 級 の意 見 を つ りに しよ う よ う伝 え て お く ・店 の 内容 が だ ぶ ら な い る 〈 報 に書 い て お く ・企 画 会 送 き ス ター ・代 表 委 員 報 告 で 、 話 し合 う た こ とを 伝 え る。 目(前 日 まで) 【堂】 ・店 や 場所 の 讃 整 の 必 要 な 学級 は 、 話 し合 って お く ・PRの 役 劃 分 担 を して お く 役割 分 担 をす るTV放 送 〉 るめ 目∼10月1週 職員 会譲 に提 案 (睾ヨ案) 〉 ・委 員 会 で 協 刀 で き る こと を決 3∼4週 ・代 表 委 員 会 だ よ り ・委 員 会 情 報 代 表 委 に も って く る ・使 い た い 場所 を謂 整 す る。 ・PRの 方法 を決 め る 等 ・進 備 やPRの と を話 し合 い 、 委 員 会 情 ・委 員 会 で 話 し合 った こと を よ うに講 整す る。 マ.ノブTV放 【委】 ・委 員会 で 協 刀 で き る こ 集 約 して 、 代 表 委 に もっ て く ポ ス ター 【委 】 ・協 刀 で き る こ と を 委 員 評価例 。協 刀 して 取 り組 ん で い る ・PRの=夫 を して い る 。低 堂 年 の こ と を よ く考 えて いる 会で実行す る 1各 堂 級 ・各 委 員 会 で話 し合 っ た こ と(店 の 周 意 、PR等)を ・各 担 当 でPRす る や って お く(准 備 期 間)1 ・各 ク ラ ス ・委 員 会 の 様 ヱ を デ ジ カ メ で撮 っ て お くc ・-.i lR]プTV放 送 切 運営委 ・-QCOま 10月2週 目 。後 期 代 表 委 の メ ンノ・一 に前 期 の メ ン バ ーの 活 躍 を 伝 え る 、 。反 省 の ア ン ケ ー トを 学 級 に 配布す る 進備 第6回 代表委員会 懸 く ・ア ンケ ー トに営 級 の 意 見 を 集 つ.,の 反 省 を して 、 央年に竺かそ う 【学 】 事 前 か ら薯 後 の 取 り 組 み を 反 省 す る こ とを 却 る ・ラ ベ ル シ ー トに 一 言 感 想 愚㌧ OCCま 【学】]一 〆 つ り一 の 反 智 ア ン ケー トを 作 成 す る 当 日 。子 と も達 のrr琴 動 を 見 守 る. 一等 【μ 】rOOOま つ:,一 の 反 省 を 話 し合 って お く 。委 員会 の 様 ヱ を報 告 で き る よ 委】委員会の様ヱ を 委 員会情 報 に 書 いて お く う に して お く 〉 ・反 省 の 結 異 を学 級 に配 布 す る 一22一 ・代 表委 員 会 だ よ り ・委 員 会 情 報 ・ラ ベ ル シ ー ト ・デ ジ カ メ 約 して代 表 に も ・ って く る E【 を書 く ・デ ジ カ メ 撮影 や 芦 か け 【学 】 反 省 の 結 異 を 却 る の 写 真 の提 六 司 4実 践事 例 活 動 名 「小 池 ま つ り を 成 功 さ せ よ う」(全 校 児 童 集 会) 本 校 で は 、 学 校 週5日 学 期 に1回 制 の 完 全 実施 を踏 ま え 、集 会 の 回 数 や 時 数 が 減 る傾 向 が あ る 。現 在 は ず っ 児 童 会 主 催 の 全 校 児 童 集 会 を 実 施 し て い る 。 「小 池 ま つ り 」 は 代 表 委 員 会 で 計 画 し実 施 す る 集 会 の 中 で 、 児 童 の 創 意 工 夫 が 生 か せ る もの で 、 ど の 児 童 も た い へ ん 楽 し み に し て い る 。 毎 年 、 集 会 の 内 容 は 、 お 店 形 式 の 希 望 が 多 く、 と もす れ ば 児 童 会 の め あ て を 忘 れ 、 自 分 た ち だ け が 楽 しん で 集 会 が 終 わ り が ち で あ る 。 今 年 度 は 例 年 に も増 して 、4月 よ り準 備 を 始 め た り 、 ア ン ケ ー トを 使 っ て 各 学 級 の 考 え を 吸 い 上 げ た り して 、 児 童 会 が 積 極 的 に 取 り組 む こ とを 代 表 委 員 に意 識 づ け た。 (視 点1)児 4、5月 童 の 考 え を 生 か した 活 動 を 創 る 工 夫 は 学 校 行 事 の 支 援 的 な 活 動(運 動 会 ス ロ ー ガ ン)を 中 心 に 行 い 、6月 に 学 級 か ら議 題 を 把 握 し、 生 か す こ と を 実 施 し た 。 代 表 委 員 会 の 議 題 を 複 線 化 し、 同 じ く6月 か ら10月 実 施 の 全 校 児 童 集 会 に 向 け て 提 起 し て お い た 。 本 校 児 童 会 の あ あ て 「1年 か ら6年 よ う 」 を 達 成 す る た め の 集 会 活 動 で あ る こ と を 強 調 し、7月 ま で なか よ く し の 代 表 委 員 会 で ア ン ケ ー トの 内 容 や キ ャ ッ チ フ レー ズ に っ い て 話 し 合 っ た 。 め あ て 達 成 の た あ に ど の よ うな 内 容 に す れ ば よ い の か ア ン ケ ー トを 実 施 し 、 全 校 児 童 の 考 え を 吸 い 上 げ る よ う に し た 。 そ の 結 果 、 異 学 年 交 流 を 意 識 し た キ ャ ッチ フ レー ズ が 考 え られ 、 学 級 内 の 協 力 が 得 られ 全 校 児 童 の 交 流 が 深 ま る よ う 出 し 物 が 工 夫 され た 。 (視 点2)シ ス テム 化 さ れ た活 動 過 程 を創 る工 夫 児 童 向 け の 「代 表 委 員 会 手 帳 」 は 、10月 の 後 期 代 表 委 員 会 の オ リエ ン テ ー シ ョ ン用 に 用 意 し た の で 、 「小 池 ま っ り 」 の 活 動 に は 直 接 役 立 っ こ と は な か っ た 。 しか し 教 師 向 け の モ デ ル 案 を 事 前 に 作 成 して お い た の で 、 活 動 の 見 通 しが 立 て や す く児 童 へ の 支 援 ・助 言 ・励 ま しを 適 切 に 行 う こ とが で き た。 (視 点3)認 め 合 う た め の 広 報 活 動 ・評 価 の 工 夫 活 動 の 様 子 を 全 校 児 童 に 知 らせ る た め 、 ペ ア学 級 を 通 じて 代 表 委 員 会 報 告 や 委 員 会 情 報 を 配 布 す る よ う に し た 。 「小 池 ま つ り」 で 、 委 員 会 で も協 力 で き る こ と が な い か 呼 び か け て お い た。 広 く知 らせ る こ と で 、 児 童 が 準 備 やPRも 積 極 的 に取 り組 ん で い る と き、 教 師 側 も賞 賛 の 声 か け や デ ジ カ メ撮 影 な ど意 識 的 に行 うこ とが で きた 。 (実 践 を 通 し て) 定 例 の 代 表 委 員 会 は 、 年 間11回 で 計 画 さ れ て い る 。 旧 メ ン バ ー の 代 表 委 員 で 「1年 生 を 迎 え る会 」 を 実 施 す る の と 平 行 して 、 第1回 目 の 代 表 委 員 会 を 開 い て い る 。 そ こ で 、 新 メ ンバ ー に 児 童 会 の 意 義 や 進 め 方 を 指 導 す る た め 、 オ リエ ン テ ー シ ョ ンを 実 施 して い る 。「運 動 会 の ス ロ ー ガ ン」 も学 校 行 事 の 支 援 的 な も の で あ る が 、 各 学 級 か らの 意 見 の 吸 い上 げ 方 、 代 表 委 員 会 の 役 割 分 担 の 方 法 を 身 に 付 け さ せ る機 会 と して 実 施 して い る 。「小 池 ま っ り」の 取 り組 み を6月 か ら 10月 と い う長 い スパ ン に し た の で 、 児 童 の 自 発 的 ・自 治 的 活 動 に つ な が っ た 。 ま た 学 級 。委 員 会 と 代 表 委 員 会 を 結 ぶ こ と も無 理 な く で き た 。 児 童 の 生 活 の 実 態 か ら、 休 憩 時 や 放 課 後 な ど 頻 繁 に 活 動 を 行 わ せ る こ と は難 し い 。 児 童 会 の 活 動 内 容 も限 られ くる が 、 そ の 中 で 「や って よ か っ た 」 と い う満 足 感 が 得 ら れ て い た 。1'年 間 を 見 通 し た 活 動 内 容 や 時 期 を 考 慮 して い く こ と が 重 要 で あ る と言 え る 。 来 年 度 は 、 「代 表 委 員 会 手 帳 」 も年 度 初 め か ら有 効 に 利 用 し て い き た い 。 一23一 VI研 1研 究 の ま とめ と今 後 の課 題 究 の ま とめ 特 別 活 動 の 目標 に 迫 る た め 、 特 別 活 動 部 会 で は 、 現 代 の 子 ど も た ち の 人 間 関 係 の 実 態 に 着 目 し た 。 す な わ ち 、 子 ど も た ち の 人 間 関 係 が 家 庭 や 地 域 に お い て 希 薄 化 して お り、 こ の こ と が 入 学 後 の 集 団 生 活 に さ ま ざ ま な 影 響 を 与 え て い る と 考 え ら れ る こ と か ら、 自 ら を 律 し、 他 と協 調 し、 思 い や る心 な ど を 育 て る集 団 活 動 に つ い て 、 低 学 年 か ら発 達 段 階 に 応 じて 継 続 的 、 発 展 的 に 指 導 す る方 法 を 工 夫 し た 。 低 学 年 か ら、 子 ど も達 の 生 活 基 盤 で あ る 学 級 生 活 に お け る身 近 な 問 題 を 協 力 し て 解 決 し て い く と い う体 験 を 積 み 重 ね る こ とで 、 問 題 解 決 の 仕 方 、 集 団 活 動 の 進 め 方 等 を 自 ら身 に 付 け 、 高 学 年 で は 、 学 校 全 体 を 視 野 に 入 れ 、 異 学 年 児 童 で 協 力 し て 問 題 解 決 を 進 め る こ と が で き る よ う に した い と 考 え 、 学 級 活 動 及 び 児 童 会 活 動 に っ い て 研 究 し た 結 果 、 特 に 重 要 な 点 と具 体 的 な 手 だ て を 以 下 に ま と め た 。 (1)入 門 期 か ら、 楽 しい 集 団 活 動 と の 出 会 い の 場 を 設 定 し、 集 団 の 一 員 と して の 自 覚 と 実 践 的 な 態 度 を 育 成 して い く こ とが 重 要 で あ る 。 集 団 活 動 の 体 験 が 少 な い 第1学 年 の児 童 に と って、 や って み た い活 動 を直 ち に見 い 出 す こ と は 難 し い と考 え る。 み ん な で や っ て み た い 、 も っ と楽 し く や り た い と い う意 欲 を も っ た め に は 、 楽 し い 集 団 活 動 と 出 会 う場 や 機 会 を 意 図 的 に 設 定 し、 共 に 活 動 す る こ と の 楽 し さ に 気 付 く よ う工 夫 し た 。 ② す べ て の 子 ど も に 集 団 に お け る 話 し合 い の 進 め 方 が 分 か る よ う 工 夫 し、 自 分 た ち で 話 し合 い を 進 め 、 運 営 し て い る と い う 気 持 ち を 育 て る こ とが 重 要 で あ る 。 低 学 年 で は 、 話 し合 い 活 動 を み ん な で 進 め よ う と す る 意 欲 を も た せ る た め 、 ク ラ ス 全 員 で テ ー マ 曲 を 歌 っ た り、 学 級 会 グ ッ ズ を 工 夫 して 、 役 割 が 互 い に は っ き り す る よ う に し た り 、 「話 し 合 い 進 あ 方 カ ー ド」 を 作 成 し、 み ん な が 自 信 を も っ て 司 会 等 の 役 割 を も て る よ う に し た 。 ま た 、 振 り返 り の 時 間 を 必 ず 設 定 した 。 こ の よ う な 手 だ て を 、 中 学 年 、 高 学 年 へ と発 達 段 階 に 応 じ て 工 夫 す る と と も に 、 教 師 の 支 援 も工 夫 し た 。 児 童 会 活 動 に お い て は 「代 表 委 員 会 手 帳 」 を 工 夫 し、 異 学 年 児 童 が 協 力 して 進 め ら れ る よ う に し た 。 (3)集 団 生 活 を よ り よ くす る た め の 生 活 上 の 問 題 に 、 子 ど も 自 ら 気 付 く よ う 工 夫 し、 学 級 や 学 校 生 活 の 充 実 と 向 上 を 目 指 して 取 り組 む 態 度 を 育 て る こ と が 重 要 で あ る 。 集 団 生 活 を よ り よ く す る た め の 問 題 に気 付 き 、 自 ら議 題 を 広 げ よ う と す る 態 度 を 育 て る た め 、 議 題 に で き る 範 囲 を 示 し な が ら、 体 験 や 各 教 科 等 の 学 習 、 情 報 等 か ら、 子 ど も た ち の 興 味 や 関 心 を 耕 し、 議 題 を 見 い 出 す 場 や 機 会 を 設 定 し た 。 児 童 会 活 動 で は 、 ア ン ケ ー トを 工 夫 し、 全 学 級 、 全 校 児 童 の 考 え を 広 く確 実 に把 握 で き る よ う に し た 。 2今 後 の課 題 話 し合 い の 進 め 方 や 決 め 方 に つ い て 、 今 後 も実 践 を 積 み 重 ね 、 学 級 の 実 態 に 合 っ た 方 法 を さ ら に 検 討 す る。 一24一