Comments
Description
Transcript
特集2006年度調査報告
ニ ュ ー ス レ タ ー 明治大学史 Vol.2 31. MAR.2007 C e n t e r f o r t he History of M e i ji U n i v e r s i t y N e w s l e t t er 布施辰治関係資料調査のようす( 2006 年 8 月 1 日~ 2 日) 特集 ニュース・ヘッドライン 2006 年度調査報告 Ⅰ岸本辰雄と明治法律学校関係/Ⅱ三木武夫関係/Ⅲ 人権派弁護士関係/Ⅳ安藤正楽関係/Ⅴ畑耕一関係/ 特 集 2 0 06 年 度 調 査 報 告 2006 年度に実施されたおもな調査をご Ⅵ武石益則関係/Ⅶ森川直秀関係/Ⅷ光妙寺三郎・井 紹介します。センターでは明治大学史に 上正一関係/Ⅸ学内関係 関するさまざまな調査・資料収集を行っ センター業務記録 2006 年 7 月~12 月 新聞・雑誌等掲載記事一覧 新刊案内 大学史紀要第 11 号 安藤正楽研究 事務室報告第 28 集 大学史活動 ています。活動で蓄積した資料は、展覧 会や各種成果物等に活用します。 特集 2006 年度調査報告 Ⅰ 岸本辰雄と 明治法律学校関係 ③岸本辰雄関係資料調査 〈 2006 年 5 月 22 日 ①岸本辰雄及び島根県下明治法律学校関係 (月)~ 24 日(水)・鳥取市 歴史博物館(鳥取市 資料調査〈2006 年 3 月 5 日(日)出雲市立図 上町)、鳥取県立博物館等(鳥取市東町)〉 書情報センター(島根県出雲市大津町)〉 創立者関係貴重資料の複製・撮影と鳥取藩政 この調査では岸本辰雄の島根や鳥取など郷土 資料の調査を実施しました。また展示協力を行 や周辺地域での活動内容、そして明治法律学校 った鳥取市歴史博物館「日本初の女性弁護士 卒業生が設立運営に関与した地方法律学校のよ 中田正子」展への貸出資料の返却確認もあわせ うすを知ることを目的としました。方法として て実施しました。 は図書情報センター所蔵「山陰新聞」(明治 22 (阿部 裕樹) 年分・マイクロ・フィルム)の閲覧を行いまし た。なおこの調査に関する岸本関係資料は④の ④鳥取藩池田家関係資料調査 〈2006 年 9 月 1 日 調査と併せて『大学史紀要』第 11 号にて紹介 (金)す みだ郷 土文化 資料館 (向島 2-3-5) 、池田 家跡地 しています(鈴木「岸本辰雄と郷土」)。詳し (東向島 3-26~29 くは同誌をご覧下さい。 5-3-2)、16 日(土)すみだ郷土文化 資料館〉 (鈴木 現在民家)、 9 日(土)弘福 寺(向島 秀幸) *カッコ内は調査者 鳥取藩池田家は岸本のかつての主家です。こ の調査では同家が明治 5 年に東京南葛飾郡寺島 ②島根県下明治期法律学校等調査〈2006 年 4 月 村に構えた邸宅・久松閣跡地や、鳥取藩関係者 15 日(土)~ 17 日(月)、場所は①と同様〉 の墓所等に関する調査を行いました。 明治期になっても、両者は有形無形の関係で ①の調査に続き、島根県における明治法律学 結ばれていました。岸本は明治法律学校の経営 校と地方法律学校関係記事(明治 21~24 年)に 資金をかつての主君・池田輝知に求め、池田は ついて拾い出す作業を行いました。初期明治法 律学校を卒業した校友たちは、当時の法律学習 熱にも後押しされ、各人の任地や郷里周辺など、 全国各地で多くの法律学校を作り、運営に関わ りました。今回中心に調査した博審学校・松江 法学講談会・松江法律学校などもそのうちの一 つです。センターではこれらの地方法律学校の 発掘作業を続けています。この調査については 明治大学広報部『M-style』VOL.6 にて紹介しま した(鈴木「大学史の散歩道 76 久松閣跡地 学校を発掘す これを拠出します。 る(その 12)松江の法律教育―博審学校・松江 久松閣は鳥取出身学生のための寄宿舎の役割 法学講談会など―」)。 も果たしており、他方で岸本はその運営にも関 (鈴木 秀幸) 与しました。 (鈴木 2 秀幸) ニュースレター 明治大学史 vol.2(2007 年3 月31 日) Ⅱ 三木武夫関係 生活を探る上で貴重な資料が数多く含まれてい ①三木武夫関係資料調査〈2006 年 6 月 23 日 ました。あわせて徳島県立博物館および同文書 ( 金 ) ~ 24 日 ( 土 )・ 前 田和 正 家( 徳 島県 阿 波 館所蔵資料を調査し、徳島県下地域資料の残存 市・日新酒類代表取締役社長)、長尾啓太郎家(同 状況について把握しました。 徳島市)〉 (鈴木秀幸・村松玄太) Ⅲ 人権派弁護士関係 ①布施辰治関係資料調査〈2006 年 8 月 1 日 (火)石巻文化センター、 2 日(水)石巻市蛇田、 布施辰治生家、顕彰碑巡見〉 明治大学では野にあって、個人の尊厳獲得を 目指して活動した「人権派弁護士」を数多く世 に送り出しました。センターでは 2006 年度から 長尾啓太郎氏と「徳島新聞」の取材を受ける 「人権派弁護士研究会」(研究代表・山泉進法 学部教授)を組織し、これらユニークな法曹の 2004 年に三木睦子氏から三木武夫元首相の資 共同研究を開始しました。 料を受けたことを契機として、センターでは継 今回はそのうちの一人である布施辰治(1880- 続的に調査を実施しています。今回は三木の郷 1953)について、 里・阿波市土成町にて縁者の校友大野利夫氏に 郷里の宮城県石 聞き取り調査を行ったのち、校友前田和正家所 巻市にて調査を 蔵の古新聞類を閲しました。翌日は明治大学雄 実施しました。 弁部で三木の上級生だった長尾新九郎が残した 布施は明治末 アルバムなど多くの資料を令息啓太郎家にて閲 年から大正期に 覧・撮影しました。なお本調査の模様は 6 月 24 日付の『徳島新聞』に掲載されました。 かけて、官憲の弾 (渡辺隆喜・村松玄太) 布 施 辰 治 圧にあいながら数多くの労働争議の弁護にあ たりました。戦後も三鷹・松川事件など、労働 ②三木武夫生家関係資料受贈・徳島県立図書 事件の救護活動に関わっています。また朝鮮独 館・文書館調査〈2006 年 12 月 8 日(金)三木 立運動の指導者たちを弁護したことでも知られ、 武夫生家(徳島県阿波市土成町)、 9 日(土)徳島 2004 年、韓国政府から日本人としてはじめて建 県立図書館・同文書館(徳島市八万町)〉 国勲章を追贈されています。著書も多く、2007 年度にセンター編による『布施辰治著作集』 三木生家に残された関係資料の追加寄贈を受 (ゆまに書房刊)が刊行される予定です。 けました。内容は文書 700 点(段ボール約 80 調査では石巻文化センターに収蔵されている 箱)・写真パネル約 40 点・書幅類約 20 点です。 布施関係資料を閲したのち、庄司捷彦氏(弁護 大審院長・明治大学学長をつとめた横田秀雄の 士・布施辰治顕彰会)、今野眞氏(北上川と歩 書幅や選挙関係資料など、三木の地元での政治 んだ先人を顕彰する会)のお話をうかがいまし 3 特集 2006 年度調査報告 た。翌日は布施の生家跡や顕彰碑などを巡見し 事件の弁護活動を行いました。とくに社会主義 ました。 者や労働運動の指導者の弁護などで大きな活躍 なお、研究会の組織や資料調査の模様は各紙 を見せています。戦後は布施とともに三鷹・松 地方版に掲載されました。詳しくは本誌後掲の 川事件の弁護にあたりました。独特なリズムで 「新聞雑誌等掲載記事一覧」をご覧ください。 つづられる文章には読者も多く、著作のアンソ ロジーが『地震・憲兵・火事・巡査』と題され なお調査参加者は渡辺隆喜・山泉進・村上一 て岩波文庫に収録されています。 博・佐藤喜代治・飯澤文夫・鈴木秀幸・木村厚 21 日は山崎と交流のあった社会主義者厳穴赤 子・阿部裕樹でした。 (阿部 羽一の生家や墓所を調査した後、山崎生家当主 裕樹) 山崎勝氏と同氏妹米子氏から聞き取りと、周辺 ②布施辰治等関係資料調査〈2006 年 11 月 24 日 故地を巡見しました。また、山崎が弁護士事務 ( 金 ) 吉 野 作 造 記念 館 ・ 古 川 図書 館 郷 土 資 料 室 所を構えた諏訪市にて図書館所蔵資料の調査を (以上 大崎市古川)、 25 日( 土)石巻文化セ ンタ 実施し、弁護士事務所跡、裁判所跡などを巡見 ー(石 巻市南浜町)、 26 日( 日)石巻市図書 館郷 しました。翌 22 日は、諏訪市図書館で補充の調 土資料室(石巻市羽黒町)〉 査をした後で富士見町に移り、同町図書館で資 料調査をし、山崎と交流のあった小池伊一郎の 生地を巡見、縁者の方から各種の貴重な情報を 24 日は吉野作造記念館を見学し、明治文化研 得ました。 究についての尾佐竹猛と吉野作造の共通認識を (山泉進・飯澤文夫) 確認するとともに、同館研究紀要を閲覧して、 吉野のヨーロッパ留学時代の事跡と人的な交流 (とくに佐々木惣一)について知見を深めまし ④明治法律学校・明治大学出身弁護士等関係 た。また市立図書館郷土資料室において古川市 資料調査〈2006 年 9 月 14 日(木)静岡県立 史など郷土資料を閲覧しました。 図書館(静岡市駿河区)、15 日(金)静岡大 学人文学部橋本誠一研究室〉 翌 25 日は石巻文化センターにおいて、布施関 係文書のうち、2 件の裁判関係資料を撮影、明 治大学図書館および中村正也氏が未所蔵の個人 14 日は静岡県立図書館において、静岡県弁護 史のバックナンバー数点を複写しました。最終 会史や評伝類を閲覧し、明治法律学校出身代言 日は石巻の明治期代言人・代言舎および裁判所 人・弁護士に関わる記事を収集しました。翌日 関係記事を検索しました。 は静岡大学人文学部の橋本誠一教授の研究室を (村上 一博) 訪問し、橋本氏が『在野「法曹」と地域社会』 (法律文化社、2005 年 3 月刊)において検討さ ③山崎今朝弥関係資料調査〈2007 年 3 月 21 日 れた鈴木信雄弁護士関係資料について説明を受 ( 水)赤 羽一 生家等 (塩尻 市)、 山崎今 朝弥 生家 けました。また氏からはすべての資料の借用を 等 (岡谷 市) 、諏訪 市図書 館、山 崎弁護 士事 務所 快諾されました。 跡地等 (以上諏訪市) 、22 日 (木)諏訪市図 書館 (村上 ( 諏訪市 )、 富士見 町図書 館、小 池千鳥 氏宅 、小 池伊一郎墓地(以上諏訪郡富士見町〉 山崎(1877-1954)は布施とともに、数多くの 4 一博) ニュースレター 明治大学史 vol.2(2007 年3 月31 日) Ⅳ 安藤正楽関係 安藤正楽関係資料補足調査 〈 2006 年 8 月 8 畑耕一(1896-1957)は大正から戦前期にか (火 )・ 9(水)四 国中央市立 暁雨館(四 国中央市 けて、小説家、評論家、劇作家、ジャーナリ 土居 町)、 10 日(水 )愛媛県 立図書館( 松山市堀 ストと幅広く活躍した人物です。1925 年には 之内)〉 本学講師、1927 年からは教授として教壇に立 ちました。大学におい 2000 年度から実施している共同研究プロジ ては文科復活運動に関 ェクトの最終調査です。安藤(1866-1953)は わり、「若 人明治の 明治法律学校を卒業後、郷里の愛媛と東京を 歌」(1928 年)をはじ 往復しながら政治家・文人・非戦思想家とし めとする大学応援歌を て活動しました。かたわら歴史論や考古学に 作詞しました。 関する多数の手稿を著します。また書画や漢 1997 年には未亡人畑 詩、短歌などでも多くの作品を残しました。 愛子氏から同氏の著作 センターでは安藤正楽研究会(代表・玉井崇 等が本学図書館へ寄贈さ 夫文学部教授)を組織し、膨大な資料群の整 れています。2005 年には 理を進めながら調査をしていました。 畑の甥にあたる渡邊白蘭氏を訪ね、同氏所蔵 安藤宛書簡類を暁雨館で二日間にわたって閲 の畑関係資料を拝見しました。 畑 耕 一 (渡邊白蘭氏提供) 今回は、22、23 日に広島市立中央図書館広 島資料室所蔵の畑関係資料を調査しました。 内訳は図書 30 点、雑誌 120 点、原稿 150 点、 色紙・短冊 10 点、写真他 30 点です。24 日は 広島県立図書館にて「中国新聞」「朝日新 聞」広島版などの訃報、追悼記事、郷土文学 雑誌等を閲覧調査しました。 この調査については大学史紀要第 11 号にて 紹介しました(飯澤「応援歌の作詞者畑耕 覧・撮影した後、愛媛県立図書館にて、補足的 一」)。 な地誌類調査、そして柚山俊夫氏(元愛媛県史 (飯澤 編纂委員)から地域資料の残存状況等について 文夫) Ⅵ 武石益則関係 お話をうかがいました。 武石益則墓所調査〈2006 年 10 月 14 日(土)武 なおこれまでの成果は『大学史紀要第 11 号』 石墓所(今治市大三島町野々江)〉 にて安藤正楽特集を組み、報告しました。 (玉井崇夫・山泉進・村松玄太) 武石益則(1921-1945)は 1943 年に明治大学 を繰り上げ卒業となって応召、1945 年にフィリ Ⅴ 畑耕一関係 ピンで戦死した学徒兵です。ニュースレター第 畑耕一関係資料調査 〈 2006 年 8 月 22 日 1 号で既報の通り、2006 年度第 1 回企画展「明 ( 火) ・23 日 (水 )広島 市立 中央 図書 館、 24 日 大生と学徒兵」(7 月 1 日~8 月 19 日)では富 (木)広島県立図書館〉 樫直子氏から寄贈された武石関係資料にスポッ 5 特集 2006 年度調査報告 トを当てました。 創立者たちの知友で、ともにフランスに留学し 展示終了後、1973年に建てられた武石墓所の て法律を学び、司法官として活躍するかたわら、 調査を行い 創立期の明治法律学校に出講していました。光 ました。し 妙寺は周防、井上は長門の武士の家の出で、い まなみ街道 ずれも山口にゆかりの深い人物です。 の中間地 調査では、山口県立図書館および山口県文書 点・大三島 館に収蔵される県庁伝来旧藩記録(毛利家文書 野々江の小 目録)「諸文庫仮目録」小川五郎収集文庫や各 高い丘に墓所はあります。墓誌には次のように 種自治体史などから両名に関係の深い資料の閲 刻まれていました。 覧・複写を行ないました。 老 父 万 (渡辺 涙 児益則接戦死報 老父今日断腸感 応召出陣有遺文 尊重其意送余生 隆喜) Ⅸ 学内資料関係 当センターでは従来から「地方」「校友」を (鈴木秀幸・村松玄太) 調査の主要な柱に掲げていました。いままでご 紹介してきた調査は学外卒業生を中心としたも Ⅶ 森川直秀関係 のです。 森川直秀家関係資料調査 〈 2006年 10月 26日 他方で近 (木)森川直秀家(鎌倉市)〉 年強く叫ば れているよ 森川氏(元東洋刃物会長)は1919年に香川県 うになって に生まれ、旧制香川県立三豊中学校を卒業後、 きた情報公 明治大学予科をへて、1944年に同法学部を卒業 開や非現用 しました。ご令嬢岩間みどり氏のご案内で森川 文書一括管理 資料室内部。移管された資料を保管する 氏から戦中の予科・法科特別研究室の様子・教 の潮流への対 員・学生などとの交遊について貴重なお話をう 応も進め、学内資料の調査・収集を積極的に行 かがうことができました。 っています。 また森川氏より当時の貴重な写真が多数含ま 2006 年度は、広報部・財務課・教育研究シス れたアルバムや、いままで執筆した多数のエッ テム課・学生課・入試事務室・商学部事務室・ セイ類、また同氏友人の呉鐸根氏作の絵画「白 図書館庶務課等から多数の資料が移管されまし 鳥の思索」等を受贈しました。 た。必要な資料を選別後、目録を作成して保存 (鈴木秀幸・村松玄太) し、将来の利用に備えています。 (大学史資料センター事務室) Ⅷ 光妙寺三郎・井上正一等関係 情報・資料のご提供について(お願い) 光妙寺三郎・井上正一等関係資料調査〈2006 年 12 月 7(木)~ 9 日(土)山口県立 山口図書館、 明治大学史に関する資料をひろく収集しております。資 山口県文書館(山口市後河原)〉 料をお持ちの方や、各種大学史に関してご存じのことが あれば、どのようなことでも結構ですので、センター事務 室(03-3296-4329・4085)までお気軽に御連絡ください。 光妙寺(1849-1893)、井上(1850-1936)は 6 ニュースレター 明治大学史 vol.2(2007 年3 月31 日) センター業務記録(2006 年 7 月~12 月) 7月 1(土)「 明大 生と学徒兵 」展開始( ~ 8 月 22 日) 4(火)セ ンタ ー利用要綱 等に関する 小委員会開 催 広報部 「明大生と 学徒兵」展 取材 5(水)三 木武 夫研究会打 合せ開催 7(金)学 生課 尾形豪秀氏 から競走部 Tシャツ受 贈 8(土)廣 瀬富 士男氏,「 明大生と学 徒兵」展示 見学のため 来室 阿部 室員,宮城 浩蔵関係資 料調査(~ 9日 天童 市) 10(月)宮 城浩蔵写真 展開始(~ 15 日 天 童市立図書 館) 13(木)『 全国大学史 資料協議会 東日本部 会 20 年 史』(仮称 )打合せ出 席 全国 大学史資料 協議会東日 本部会幹事 会・研究会 出席 15(土)安 藤正楽研究 会開催 20(木)専 門職制に関 する勉強会 出席 阿部 室員,渋谷 定輔・布施 辰治関係資 料調査(富 士見市立図 書館) 校友 鎌田智氏か ら絵画(三 輪正巳氏画 ・数寄屋橋 校舎)受贈 21(金)富 樫直子氏ほ か2名,明 大生と学徒 兵展見学の ため来室 22(土)阿 部室員,渋 谷定輔・布 施辰治関係 資料調査 24(月)長 沼研究調査 員,阿部室 員,尾佐竹 猛関係資料 調査(ゆま に書房) 27(木)入 試事務室か ら資料移管 明治 大学人権派 弁護士研究 会開催 31(月)安 達峰一郎記 念館安達尚 宏氏から安 藤正楽関係 資料受贈 「明 大生と学徒 兵」展につ いて毎日新 聞「キャン パる」欄学 生記者取材 のため来室 8月 1(火)センター運営委員,夏季合同合宿調査(~2日 宮城県石巻市) 4 (金) 飯澤委員から朝日新聞宮城県版受贈 8(火)山 泉委 員,玉井研 究調査員, 村松室員安 藤 正楽関係資料調査(~10 日) 17(木)鈴 木事務長, 博物館職員 へ大学史に ついて講義 (28 日も同様 ) 22(火)「明大生 と学徒兵」 展示資料撮 影作業 飯澤 委員,畑耕 一関係資料 調査(~ 24 日・広 島県広島市 ) 23(水)追 手門学院 法人事務局 長胸永等 氏,同次長 吉田浩幸 氏,同初 等・中等事 務部次長 木村敏興氏 ,大学史 展 示見 学等のため 来室 29(火)藤 田研究調査 員,村松室 員,安藤正 楽関係資料 調査(東京 大学史料編 纂所) 30(水)夏 季集中資料 整理(~ 31 日) 9月 1(金)鈴木事 務長,鳥取藩池田家関係資料調査(東京都墨田区向島 16 日も同様) 2(土)村 松室 員,阿部室 員,水谷光 壮関係資料 調査(千葉 県香取市) 4(月)夏 季集 中資料整理 (~5日) 全大 史協 20 年史打合 せ(京都大 学大学文書 館助教授西 山伸氏,村 松室員) 常葉 学園附属橘 小学校教員 田原弘之氏 から明法雑 誌掲載のノ ルマントン 号事件につ いて問合せ 6(水)リバティタワー23 階展示「絵画で見る明治大学とその周辺」展示品等 準備 9(土)鈴木事務長,鳥取池田家関係資料調査(墨田区向島弘福寺) 14(木)村上委員,明治法律学校出身代言人・弁護士関係資料調査(~15 日静岡県静岡市) 20(水)富樫直子氏 から武石益 則関係資料 受贈 21(木)早 稲田大学大 学史資料セ ンター研究 調査員望月 雅士氏ほか 2名,セン ター視察の ため来室 『全 国大学史資 料協議会東 日本部 会 20 年史 』(仮称) 打合せ出席 22(金)日 本戦没学 生記念会副 理事長岡 安茂祐氏, 東京大空 襲・戦災 資料センタ ー山辺昌 彦氏,学徒 兵展につ い て来 室 10 月 2(月)大 学史 資料センタ ー運営委員 会開催 6(金)三 木武 夫研究会事 前打合せ テレ ビ朝日「ゲ ットスポー ツ」デスク から競走部 について問 合せ 7 センター業務記録 12(木)全 国大学史資 料協議会全 国大会・研 究会(~ 13 日 広島 県東広島市 広島大学 )出席 14(土)第 1回社会人 向大学史講 座(吉田委 員「明大発 「座頭市物 語」を繋ぐ 」) 鈴木 委員,村松 室員,校友 武石益則墓 所関係資料 調査(愛媛 県今治市大 三島町) 第 3 回明治大学 人権派弁護 士研究会開 催 15(日)ホ ームカミン グデー関係 業務(大学 史展示室ツ アー等) 16(月)校 友課を通し て校友鈴木 恵一氏から 同氏の札幌 オリンピッ ク選手宣誓 文色紙受贈 19(木)三 輪正巳氏か ら記念館絵 画(紫紺賞 受賞作品) 受贈 20(金)富 樫直子家へ 企画展借用 写真返送 21(土)第 2回社会人 向大学史講 座(渡辺所 長「憲政史 と民衆」) 25(水)大 学史資料セ ンター利用 要綱制定 26(木)鈴 木事務長, 村松室員, 森川直秀家 関係資料調 査(鎌倉市 西鎌倉 森 川直秀家) 27(金)愛 媛県立土居 高等学校校 長矢野由久 氏,同和教 育展示への 安藤正楽関 係展示のた め,来室 11 月 2(木)教 育 研究システ ム課長菅野 直行氏か ら記念館絵 画及び, 「法学会誌 」(1950 年) ,鈴木万美 『国際法講 義』 受贈 4(土)第 3回 社会人向大 学史講座( 長沼研究調 査員「尾佐 竹猛の文化 史研究」) 11(土)第 4回社会人 向大学史講 座(村上委 員「裁判官 としての尾 佐竹猛」) 13(月)渡 辺所長から 校友会初代 新潟支部長 稲川次郎次 関係資料受 贈 15(水)文 学部兼任講 師牛米努氏 ,史料学講 義見学のた め来室 16(木)政 治経済学部 専任講師高 橋信勝氏, アッペール 『経済学講 義』閲覧に ついて連絡 17(金)広 報部から『 経済界』等 明治大学関 係記事掲載 雑誌移管 18(土)学 習院大学兼 任講師桑尾 光太郎氏, 大学史資料 の廃棄につ いて調査の ため来室 20(月)名 誉教授浅田 毅衛氏,同 北島忠男氏 ,同田中政 男氏,商学 部百年史編 纂のため来 室 21(火)千 葉大学生米 村志朗氏か ら韓国ウリ 同窓会につ いて問合せ 24(金)校 友川田明義 氏から明治 大学関係カ ード等受贈 25(土)村 上委員,尾 佐竹猛布施 辰治等関係 資料調査( ~26 日 吉野 作造記念館 ,古川市立 図書館,石 巻文化セ ンタ ー,石巻市 立図書館) 28(火)㈱ 東京スタデ オ,大学史 展示室壁面 工事下見の ため来室 体育 課から『体 育会誌』使 用写真につ いて問合せ 文学 部事務長米 山志郎氏, 資料公開に ついて来室 29(水)文 学部史料学 講座受講生 へ大学史展 示室案内等 業務 12 月 1(金)全 国大 学史資料協 議会東日本 部会幹事会 ・研究会出 席(文京ふ るさと歴史 館) 4(月)大 学史 資料センタ ー運営委員 会開催 甲南 大学法学部 教授黒田忠 史氏,短期 大学史につ いて問合せ のため来室 明高 中校長吉田 善明氏,鵜 澤総明関係 資料につい て,問合せ 5(火)中 央大学図書館情報資料課から「大学史紀要」について問合せ 6(水)短期大学事務室から短期大学の成立について問合せ 7(木)芝 浦工 業大学広報 課長山之内 義治氏,同 課福川敏機 氏,年史編 纂と目録作 成,展示等 について来 室 渡辺所 長,光妙寺 三郎・井上 正一等関係 資料調査( ~9日 山 口県立図書 館・文書館 ) 8(金)鈴 木事 務長・村松 室員、三木 武夫生家関 係資料受入 下見作業( 阿波市土成 町) 9(土)明 治大 学人権派弁 護士研究会 開催 鈴木 事務長・村 松室員,三 木武夫関係 資料調査( 徳島県立図 書館・同文 書館) 11(月)広 報部を通し て校友沢木 泰昭氏か ら 1964 年就職説明 会写真寄贈 12(火)立 命館大学百 年史編纂室 から自校史 教育につい て問合せ 14(木)木 村礎関係資 料移送(葛 飾区立郷土 と天文の博 物館保管分 ) 三木 武夫研究会 事前打合せ 開催 16(土)社 会人向大学 史講座(山 岸智子政治 経済学部助 教授 家族 から見た尾 佐竹猛) 18(月)職 場研修(埼 玉県和光市 租税大学校 租税史料室 )実施 20(水)三木武夫生家関係資料受贈 21(木)木村冨貴子家から木村礎関係資料受贈 学生部尾形豪秀氏から箱根駅伝出場選手サイン入り幟受贈 8 ニュースレター 明治大学史 vol.2(2007 年3 月31 日) 新聞・雑誌等掲載記事一覧 1 執筆記事 (1) 『明治』関係 「目 で見る 明 治大 学 の 歩み 25 お 茶 の水 界 隈」『 明 治』 第 3 0 号 200 6 年 4 月 「同 26 明 治 大 学復 興 計画 」 同 第 3 1 号 2 00 6 年 7 月 「同 27 創 立 者 の胸 像」 同 第 3 2 号 2 00 6 年 10 月 「同 28 描 か れ た校舎 」 同 第 3 3 号 200 7 年 1 月 (2) 『明治大学広報』関係 「岸 本 辰雄 先 生の 郷 里 鳥取 で 明大 のイベ ン ト開 催」 『明 治 大 学広 報』 第 56 9 号 2 00 6 年 3 月 1 日 「日 本 初の 女 性弁 護 士 「 中田 正 子」 展 開催 鳥取 で」同 第 5 70 号 20 06 年 4 月 1 日 「明 大 卒「 人権 派」 弁 護 士再 評 価へ 布 施辰 治 らの調 査 開 始 大 学 史資 料 セン ター」 同 第 575 号 2 00 6 年 9 月 1 日 (3) 『M-style』関係 飯 澤文 夫「 大 学 史の 散 歩 道 72 明大 図 書 館の 揺 籃 ―地 域 開放 、社 会連 携に 始る ― 」『 M-s tyle』 VO L.2 20 06 年 5 月 20 日 吉 田悦 志「 同 73 〈 孤〉に 徹す る〈 個〉 が 、輝くとき ∼平 出 修・ 古賀 政 男 そして植 村 直己 」 同 VO L.3 2 006 年 6 月 2 0 日 渡 辺隆 喜「 同 74 渡 辺 嵩 蔵と松 下村 塾 ― 近代 化 と維 新 期 海外 留 学生 」 同 VO L.4 2 00 6 年 7 月 1 0 日 山 泉進 「 同 75 和泉 キ ャン パ スの二 本 の ヒマラヤ 杉」 同 V OL.5 200 6 年 9 月 20 日 鈴木 秀 幸「 同 76 学校 を 発掘 する ( その 1 2) 松江 の 法律 教 育 ―博 審 学校 ・ 松江 法 学講 談 会 など ― 」同 V OL.6 2 006 年 10 月 20 日 別 府昭 郎「 同 77 明 治 大 学の 「設 立ノ 趣 旨」 を読 む」 同 VOL. 7 200 6 年 1 1 月 20 日 村 上一 博「 同 78 一 瀬 勇 三郎 「法 曹 界 の乃 木 将軍 」と称 えられ た控訴 院 長」 同 VOL.8 200 7 年 1 月 15 日 2 紹介記事 (1) 「岸本辰雄と明治大学 鳥取出身士族の挑戦」展関係(鳥取市歴史博物館との共催 2006 年 3 月 4 日~24 日) 渡辺 隆 喜「 岸 本辰 雄 と明治 大 学 鳥 取 出身 士 族の 挑 戦 ①「 権利 自 由」 「独 立 自治 」『 日 本海 新 聞』2 00 6 年 3 月 2 日 伊藤 康 晴「お うち だに 通 信 明 治 大学 の 創 立者 岸本 辰 雄 の周 辺」 『市 報 とっとり』 第 9 34 号 、2 006 年 3 月 1 日 「岸 本 辰雄 と明大 の 歴 史 きょう か ら展示 会」 『産 経 新 聞( 地方 版) 』2 006 年 3 月 4 日 「近 代 開い た郷土 士 族を 顕 彰 鳥 取 で明 大 創立 の 岸 本辰 雄 展」『 山 陰 中央 新 報』 200 6 年 3 月 6 日 「ふ るさと人国 記 明治 大 学の 創 設 者・ 岸本 辰 雄」 『産 経 新聞 』20 06 年 3 月 7 日 「岸本辰 雄と明 治大 学展 鳥取市 歴史博 物館 「法学 の父」 顕彰 直筆 の手紙 など 120 点 紹介」『 日本 海新聞』 3 月 9 日 「岸 本 辰雄 と明治 大 学 展 鳥 取 法 曹 界に残 した功 績紹 介」 『読 売 新 聞( 地方 版 )』2 00 6 年 3 月 1 0 日 伊 藤康 晴 「み ゅー じあ む 便り 岸本 辰 雄 と明治 大 学 鳥 取 出 身 士族 の 挑 戦 主 従 関 係超 えた学 徒」 『 朝日 新 聞( 地 方 版)』 20 06 年 3 月 10 日 明治 大 学 校友 会 鳥取 県 支 部・ 岸本 辰 雄 先生 顕 彰碑 建 設 実行 委 員会 編 『岸 本 辰雄 と明 治大 学 鳥 取 出 身士 族 の挑 戦 』20 06 年 (2) 資料協力「日本初の女性弁護士 中田正子」展関係(同 2006 年 4 月 15 日~5 月 21 日) 「県 ゆか り の日 本 初女 性 弁 護士 中田 正 子 さん 資料 展 示 鳥 取 で 1 5 日か ら」『 読 売新 聞( 地 方 版)』 200 6 年 4 月 9 日 奥村 寧 子「 みゅ ーじあむ 便り 日本 初 の 女性 弁 護 士中 田 正子 法 服など 資 料で回 顧」 『朝 日 新聞 ( 地方 版) 』20 06 年 4 月 1 4 日 「女 性 弁護 士 偉 業 たたえる 鳥 取市 歴 史 博物 館 中田 正 子展 始 まる 」『 山 陰中 央 新聞 』2 006 年 4 月 1 6 日 「初 の 女性 弁 護士 ・中 田 正 子さん 偉 業 しの び回 顧 展 鳥 取」 『日 本 海 新聞 』20 06 年 4 月 17 日 「初 の 女性 弁 護士 生 涯紹 介」 『読 売 新 聞( 地方 版) 』2 006 年 4 月 1 9 日 鈴 木秀 幸「 概 観・ 明 治 大学 の 女 子教 育」 『 鳥取 市 歴 史博 物 館 平 成 1 8 年度 展 覧 会 日 本 初の 女 性 弁護 士 中田 正 子』 (展 示 図 録) 、2 006 年 所 収 (3) センター主催第1回企画展「明大生と学徒兵」展(明治大学博物館特別展示室 2006 年 7 月 1 日~8 月 18 日) 「キ ャン パる 「 戦 時下 の 大 学」 展示 」『 毎 日新 聞』 (夕 刊 )20 06 年 8 月 11 日 (4) 三木武夫関係資料調査 「三 木 元 首 相 関 連 の資 料 元 徳 島 市 長 長尾 さん 宅に 現 存 渡米 時 記 事 や フィル ム など 母 校 ・ 明大 が 調 査 」『 徳 島 新 聞』 200 6 年 6 月 25 日 (5) 布施辰治関係資料調査 「布 施辰 治 の功 績に光を 朝 鮮独 立運 動家 弁 護活 動に尽 力 来月 、出身 地石 巻を訪 問」『 河 北新 報』20 06 年 7 月 17 日 「布 施 辰治 (石 巻 出身 ) の生 涯 再評 価 」『 石巻 か ほく』 200 6 年 7 月 27 日 「朝 鮮 独 立 運 動 小 作 争 議に 尽 力 布 施弁 護 士 の 活 動 〝 追 跡 〟 明 大 研 究 会 出 身 地・ 石 巻 で調 査 膨 大 な資 料に 驚 き」 『石 巻 かほく 』20 06 年 8 月 4 日 「明 治 大学 教 授 ら石 巻に 人権 派 弁 護士 布 施辰 治 の足 跡 たどる 」『 石 巻日 日 新聞 』20 06 年 8 月 3 日 「布施 辰治 再評 価へ 戦 前中 心に活 躍 、人 権派 弁護 士 研究 者ら、出身 の石 巻訪 問」『 朝日 新聞( 地 方版) 』200 6 年 8 月 3 日 9 新 刊 案 内 大学史紀要第 11 号 安藤正楽研究 (A5 判並製 334 頁 頒価 800 円) 明治法律学校卒業後、愛媛で活躍し た政治家・文人・反戦思想家安藤正 楽(1866-1953)。全人的活動とその 周辺をたどり、「駿台学」の一系譜 を照らし出す。 〈目 次〉 生活環境とその生涯/学問と思想/年譜・書誌 ほか 大学史資料センター事務室報告第 28集 大学史活動 特集 (B5 判並製 143 頁 頒価 500 円) 新たな大学史資料の利用 大学史活動を通して蓄積された資料をどのように利用していく べきか。展示や情報公開など多彩な活用の実践報告。 〈目 次〉 大学史活動としての戦争展/企画展「明大生と学徒兵」記 録/企画展へのコメント/資料公開・研究 ほか 各誌の購入につきましては、大学史資料センター事務室(03-3296-4329・4085)までお問合せください。 ニュースレター 明治大学史 発 行 日 編集・発行 住 所 電 話 E-m a i l Vol.2 2007年3月31 日 明治大学史資料センター事務室 101-8301 千代田区神田駿河台 1-1 03-3296-4329・4085 FAX 03-3296-4086 [email protected] 10 URL http://www.meiji.ac.jp/history/