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ダウンロード
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製品概要
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セットアップ
タ⨨᪉ἲ࡟ࡘ࠸࡚ㄝ᫂ࡋࡲࡍࠋ
アプリケーション開発情報
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製品の取り扱い
ᇶᮏⓗ࡞ྲྀࡾᢅ࠸᪉ἲ࡟ࡘ࠸࡚ㄝ᫂ࡋࡲࡍࠋ
ハードウェア
ࣁ࣮ࢻ࢙࢘࢔࡟ࡘ࠸࡚ㄝ᫂ࡋࡲࡍࠋ
文字コード表
ᩥᏐࢥ࣮ࢻ⾲ࢆグ㍕ࡋ࡚࠸ࡲࡍࠋ
M00006101
Rev. B
ご注意
 本書の内容の一部または全部を無断で転載、複写、複製、改ざんすることは固くお断りします。
 本書の内容については、予告なしに変更することがあります。最新の情報はお問い合わせください。
 本書の内容については、万全を期して作成いたしましたが、万一ご不審な点や誤り、記載もれなど、お気づきの
点がありましたらご連絡ください。
 運用した結果の影響については、上項にかかわらず責任を負いかねますのでご了承ください。
 本製品がお客様により不適切に使用されたり、本書の内容に従わずに取り扱われたり、またはエプソンおよびエ
プソン指定の者以外の第三者により修理・変更されたことなどに起因して生じた損害などにつきましては、責任
を負いかねますのでご了承ください。
 エプソン純正品およびエプソン品質認定品以外のオプションまたは消耗品を装着してトラブルが発生した場合に
は、責任を負いかねますのでご了承ください。
商標に ついて
EPSON、EXCEED YOUR VISION および ESC/POS はセイコーエプソン株式会社の登録商標です。
Microsoft、Windows は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
その他の製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です。
ESC/POS コマンドシステム
エプソンは、独自の POS プリンターコマンドシステム、ESC/POS により業界のイニシアティブをとってきました。
ESC/POS は特許取得済及び特許出願中のものを含む数多くの独自のコマンドを持ち、高い拡張性で多才な POS シス
テムの構築を実現します。
エプソン POS プリンターとディスプレイの全タイプに互換性を持つほか、この独自の制御システムにはフレキシビ
リティもあるため、将来アップグレードが行いやすくなります。その機能と利便性は世界中で評価されています。
電波障害自主規制に ついて
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会 (VCCI) の基準に基づくクラス A 情報技術装置です。この装置
を家庭環境で使用すると電波妨害を引き起こすことがあります。この場合には使用者が適切な対策を講ずるよう要求
されることがあります。
高調波対策ガ イ ド ラ イ ン
本装置は社団法人日本電子工業振興協会の定めた電子計算機及び関連機器の高調波対策ガイドラインを満たしてい
ます。
© Seiko Epson Corporation 2008-2015. All rights reserved.
安全のために
記号の意味
本書では以下の記号が使われています。それぞれの記号の意味をよく理解してから製品を取り扱ってください。
警告
注意
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能性が想定される
内容を示しています。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、次のような被害が想定される内容を示していま
す。
 人が傷害を負う可能性
 物的損害を起こす可能性
 データなどの情報損失を起こす可能性
ご使用上、必ずお守りいただきたいことを記載しています。この表示を無視して誤った取り扱い
をすると、製品の故障や動作不良の原因になる可能性があります。
補足説明や知っておいていただきたいことを記載しています。
警告事項
警告
 感電の危険を避けるため、雷が発生している間は、本製品の設置およびケーブル類の取り付け
作業を行わないでください。
 ぬれた手で電源プラグを抜き差ししないでください。
感電のおそれがあります。
 電源コードの取り扱いには注意してください。
誤った取り扱いをすると火災・感電のおそれがあります。
 電源コードを加工しない。
 電源コードの上に重いものを乗せない。
 無理に曲げたり、ねじったり、引っ張ったりしない。
 熱器具の近くに配線しない。
 電源プラグはホコリなどの異物が付着したまま差し込まない。
 電源プラグは刃の根元まで確実に差し込む。
 必ず指定されている電源をお使いください。
他の電源を使うと、火災のおそれがあります。
 電源コードのたこ足配線はしないでください。
火災のおそれがあります。電源は家庭用電源コンセント(交流 100 ボルト)から直接取ってく
ださい。
 煙が出る、変な臭いや音がするなど異常状態のまま使用しないでください。
そのまま使用すると、火災の原因となります。すぐに電源コードを抜いて、販売店またはサー
ビスセンターにご相談ください。
 お客様による修理は危険ですから絶対におやめください。
 分解や改造はしないでください。
けがや火災のおそれがあります。
 本製品の内部に異物を入れたり、落としたりしないでください。
火災・感電のおそれがあります。
3
警告
 万一、水などの液体が内部に入った場合は、電源コードを抜いて、販売店またはサービスセン
ターにご相談ください。
そのまま使用すると、火災の原因となります。
 本製品の内部や周囲で可燃性ガスのスプレーを使用しないでください。
ガスが滞留して引火による火災などの原因となるおそれがあります。
 本書で指示した以外の機器を接続しないでください。
故障・火災等を起こすおそれがあります。
 湿気やホコリの多い場所に置かないでください。
故障や火災・感電のおそれがあります。
注意事項
注意
 不安定な場所(ぐらついた台の上や傾いた場所など)に置かないでください。
落ちたり、倒れたりして、けがをするおそれがあります。
 本製品の上に乗ったり、重いものを置いたりしないでください。
倒れたり、壊れたりしてけがをするおそれがあります。
 本製品には蛍光表示管が内蔵されています。落としたり、ぶつけたりしないでください。
衝撃が加わると割れるおそれがあります。
 シロキサンを含むシリコン系ガス ( シリコン接着剤、シリコンオイル、シリコンパウダーなど
)、 および悪性ガス ( 硝酸、硫化水素、アンモニア、塩素など ) の雰囲気中で使用しないでく
ださい。
メカニカルスイッチなどのメカ接点部が、絶縁皮膜の付着または酸化により、短時間で接点障
害を起こす場合があります。
使用制限
本製品を航空機・列車・船舶・自動車などの運行に直接関わる装置・防災防犯装置・各種安全装置など機能・精度な
どにおいて高い信頼性・安全性が必要とされる用途に使用される場合は、これらのシステム全体の信頼性および安全
維持のためにフェールセーフ設計や冗長設計の措置を講じるなど、システム全体の安全設計にご配慮いただいた上で
当社製品をご使用いただくようお願いいたします。
本製品は、航空宇宙機器、幹線通信機器、原子力制御機器、医療機器など、きわめて高い信頼性・安全性が必要とさ
れる用途への使用を意図しておりませんので、これらの用途には本製品の適合性をお客様において十分ご確認のう
え、ご判断ください。
4
電波障害自主規制について
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会 (VCCI) の基準に基づくクラス A 情報技術装置です。この装
置を家庭環境で使用すると電波妨害を引き起こすことがあります。この場合には使用者が適切な対策を講ずるよう要
求されることがあります。
モジュラータイプコネクターについて
本製品は、カスタマーディスプレイ専用コネクターとして、モジュラータイプコネクターを使用しています。ここは
決して LAN や一般公衆回線などを接続しないでください。
本書について
本書の目的
本書は、POS システムの開発、設計、設置、またはプリンターアプリケーションの開発、設計に必要なすべての情
報を開発技術者に提供することを、その目的としています。
本書の構成
本書は次のように構成されています。
第1章
製品概要
第2章
セットアップ
第3章
アプリケーション開発情報
第4章
製品の取り扱い
付録 A
ハードウェア
付録 B
文字コード表
5
もくじ
■ 安全のために............................................................ 3
■ ディップスイッチの設定 ...................................42
記号の意味 .................................3
警告事項 ...................................3
注意事項 ...................................4
■ DM-D500 の動作確認............................................44
セルフテスト.............................. 44
■ 使用制限 .................................................................... 4
■ 電波障害自主規制について................................. 5
■ モジュラータイプコネクターについて .......... 5
アプリケーション開発情報.........47
■ 本書について............................................................ 5
■ カスタマーディスプレイの制御方法.............47
本書の目的 .................................5
本書の構成 .................................5
■ もくじ ......................................................................... 6
機能比較.................................. 47
ドライバーの選択.......................... 49
OPOS ADK.................................. 50
EPSON Advanced Printer Driver Ver.4....... 52
ESC/POS コマンド .......................... 53
ダウンロード.............................. 55
製品概要...............................................7
■ グラフィックの登録と呼び出し......................56
■ 製品の概要 ................................................................ 7
特長 .......................................7
■ 製品情報 .................................................................... 9
各部名称 ...................................9
オプション ................................11
■ システム構成.......................................................... 12
接続パターン ..............................12
TM プリンターとオプションの接続............14
■ 製品仕様 .................................................................. 15
仕様 ......................................15
寸法図 ....................................16
■ オプション .............................................................. 17
DP-501 ....................................17
DP-502 ....................................18
AC アダプター (PS-180) .....................20
電源コード (AC-170)........................21
OI-C01 ....................................22
EPSON OPOS ADK............................
EPSON OPOS ADK for .NET...................
EPSON Advanced Printer Driver Ver.4.......
ESC/POS...................................
56
56
56
56
製品の取り扱い ...............................57
■ 取り扱い上の注意.................................................57
■ 表示部の向きの変更 ............................................57
ハードウェア....................................59
■ インターフェイス信号線ブロック図.............59
■ シリアル通信のデータの流れ ..........................60
スタンドアローン接続...................... 60
パススルー接続............................ 61
Y 接続 .................................... 62
■ コネクター ..............................................................63
セットアップ................................... 23
DM-D500( 接続コネクター ).................. 63
DP-501(DM-D スタンド).................... 64
■ セットアップの流れ ............................................ 23
■ 設置方法の選択 ..................................................... 24
■ 設置上の注意.......................................................... 25
■ 設置 ........................................................................... 27
DP-501 への取り付け........................27
DP-502 への取り付け(TM-H6000IV/TM-U675)...33
DP-502 への取り付け(TM-U950)..............39
6
文字コード表....................................67
■ 文字コード表..........................................................67
第 1 章 製品概要
製品概要
本章では、製品の特長および仕様について説明しています。
製品の概要
本製品は、漢字やグラフィックを表示できるカスタマーディスプレイです。設置用のオプションを使って、システム
に取り付けたり、台の上に置いたりします。
1
オプションの DP-501( 専用スタンド )
を使い、台の上に設置
オプションの DP-502
(TM プリンター用 DM-D 支柱
ユニット ) を使って、TM プリンターに取り付け
特長
DM-500 には以下の特長があります。
表示
 256 × 64 ドットマトリクス表示です。漢字、お店のロゴなど多彩な表現が可能です。
漢字、ひらがな :16 桁 x 4 行 ( 文字サイズ 16 x16 ドット )
英数、カナ
:32 桁 x 4 行 ( 文字サイズ 8 x16 ドット時 )
 蛍光表示管を採用しています。そのため、広い角度で見やすく、明るいところでも暗いところでも良く見えます。
また、蛍光表示管は長寿命です。
(同じドットを長時間連続点灯すると、輝度低下の原因になりますので避けてく
ださい)
 表示色は緑で、輝度を調整することができます。
 NV メモリーにグラフィックを登録し、表示できます。
設置
 オプションの DP-501( 専用スタンド ) に取り付け、台の上に単独で設置できます。
 オプションのDP-502(TMプリンター用DM-D支柱ユニット)を使い、TMプリンターに取り付けることができま
す。
( 詳細は、14 ページ「TM プリンターとオプションの接続」を参照してください )
7
インターフェイス
 DM-D500 の接続コネクターは、RS-232 準拠のモジュラージャックです。
TM プリンターの DM-D コネクターに接続できます。
 専用スタンドの DP-501 と組み合わせると、コンピューターと TM プリンターにシリアル接続が可能です。また、
TM プリンターと電源を共用できます。
 コンピューターの 1 つのシリアルポートで、DM-D500(DP-501 使用 )、
エプソンの TM プリンター、
キャッシュ
ドロアーを制御可能です。
ソフトウェア
 EPSON OPOS ADK( 以降 OPOS)、EPSON OPOS ADK for .NET( 以降 OPOS for .NET)、および EPSON
Advanced Printer Driver Ver.4 ( 以降 APD4) (Windows ドライバー ) を用意しています。
 ESC/POS コマンドで制御可能です。そのため、Windows 以外の OS 環境でも使用できます。
互換性
 DM-D10X/20X シリーズから、アプリケーションの変更をすることなく置き換えが可能です。
OPOS および OPOS for .NET の場合、キャラクターモードを 2x20 モードにします。
APD4 の場合、20x2 ドライバーを使用します。
ESC/POS コマンド制御の場合、DM-D500 を 20 桁 2 行モードに設定します。
8
第 1 章 製品概要
製品情報
各部名称
DM-D500
ディップスイッチ
( 表示部の裏 )
画面
1
電源スイッチ(表示部の下)
OFF
ON
モジュラーケーブル
接続コネクター
9
DM-D500+DP-501
プレート
DM-D500
DP-501
電源コネクター
コンピューター接続コネクター
( シリアル )
DM-D500+DP-502
DM-D500
DP-502
DM-D500 のケーブル
(プリンターへ接続)
10
DM-D500 の接続コネクター
DM-D コネクター
JP2
JP1
電源延長ケーブル接続コネクター
プリンター接続コネクター
( シリアル )
第 1 章 製品概要
オプション
DM-D500 用オプションとして、以下のものが用意されています。
型番
品名
用途
DP-105
支柱ユニット
DM-D500 の支柱の長さを延長します。DP-501(DM-D スタンド ) と組み
合わせて使用します。
DP-501
DM-D スタンド
DM-D500 を独立したディスプレイとして使用する際、使用します。
DP-502
TM プリンター用
DM-D 支柱ユニット
DM-D500 本体を TM プリンターに取り付ける場合に使用します。
PS-180
AC アダプター
AC アダプターです。別途電源コードが必要です。
AC-170
電源コード
PS-180 用の電源コードです。PS-180 に接続して使用します。
OI-C01
シリアルケーブル
コンピューター、TM プリンター、DP-501 を接続する場合に使用します。
11
1
システム構成
接続パターン
お客様のシステムや同時に使用する TM プリンターの種類に応じて、接続パターンを選べます。
スタンドアローン接続
スタンドアローン接続は、DP-501 とコンピューターをシリアルケーブルで接続します。
ࢥࣥࣆ࣮ࣗࢱ࣮
DM-D500+DP-501
ࢩࣜ࢔ࣝ
36
$&
パススルー接続
コンピューターとシリアル接続した DP-501 に、シリアルインターフェイスの TM プリンターを 接続します。TM
プリンターの電源は、DP-501 から電源延長ケーブルを経由して供給されます。
ࢥࣥࣆ࣮ࣗࢱ࣮
70ࣉࣜࣥࢱ࣮
DM-D500+DP-501
36
$&
㟁※ᘏ㛗ࢣ࣮ࣈࣝ
ࢩࣜ࢔ࣝ
12
ࢩࣜ࢔ࣝ
第 1 章 製品概要
Y 接続
DM-D500 のケーブルを TM プリンターの DM-D コネクターに接続し、TM プリンターとコンピュー ターをシリ
アルケーブルで接続します。電源は、TM プリンターから供給されます。
ࢥࣥࣆ࣮ࣗࢱ࣮
TMࣉࣜࣥࢱ࣮
DM-D500+DP-502
1
ࢩࣜ࢔ࣝ
36
$&
シリアル (USB 制御 )
DM-D500 のケーブルを TM プリンター (UB-U01III または UB-U02III 装着 ) の DM-D コネクターに接続し、
TM プリンターとコンピューターを USB ケーブルで接続します。電源は、TM プリンターから供給されます。
ࢥࣥࣆ࣮ࣗࢱ࣮
TMࣉࣜࣥࢱ࣮
USB
UB-U01III/
UB-U02III
36
$&
DM-D500+DP-501
13
TM プリンターとオプションの接続
DP-501
DP-501 と組み合わせ可能な TM プリンターは以下のとおりです。
機種
TM-T70
TM-T90
TM-L90
TM-T88IV シリーズ
TM-U220 シリーズ
TM-U295
TM-J2100/J2000
TM-H6000IV
TM-U675
TM-U950
TM-U590
TM-H5000II
TM-T285
イ ンタ ー
フ ェ イス
接続パタ ー ン
スタ ン ド アロー ン接続
パスス ルー接続
Y 接続
シリアル
○
○
×
パラレル
○
×
×
USB
○
×
○
○
×
×
シリアル
○
○
×
パラレル
○
×
×
USB
○
×
○
シリアル
○
○
×
パラレル
○
×
×
USB
○
×
○
シリアル
○
○
×
Ethernet/
無線 LAN
DP-502
DP-502 と組み合わせ可能な TM プリンターは以下のとおりです。
機種
TM-J2100/J2000
TM-H6000IV
TM-U675
TM-U950
TM-U590
14
イ ンタ ー
フ ェ イス
接続パタ ー ン
スタ ン ド アロー ン接続
パスス ルー接続
Y 接続
シリアル
×
×
○
パラレル
×
×
×
USB
×
×
○
第 1 章 製品概要
製品仕様
仕様
仕様概要
表示方式
蛍光表示管表示
表示ドット数
256(W) x 64(H) ドット
最大 32 桁 x 4 行(フォント A 使用時)
最大 42 桁 x 8 行(フォント B 使用時)
表示文字数
1
最大 16 桁 x 4 行(漢字、ひらがな使用時)
最大 20 桁 x 2 行(DM-D10x/20x 互換モード時)
表示色
グリーン (505 nm)
輝度
最大 300 cd/m2(ドライバーおよび ESC/POS コマンドで調整可能)
英数字:95 文字
国際文字:37 文字
文字種
グラフィック文字 128 文字 x 12 ページ ( ユーザー定義 2 ページ含む )
漢字 (JIS 第 1 水準、第 2 水準 )
フォント A :8 x 16 ドット
文字構成 ( デバイスフォント )
フォント B :5 x 7 ドット
漢字
:16 x 16 ドット
フォント A :4.4 x 8.8 mm
文字サイズ
フォント B :3.3 x 4.4 mm
漢字
インターフェイス
:8.8 x 8.8 mm
規格
RS-232 準拠
コネクター
RJ-45
期待寿命
30,000 時間 ( 蛍光表示管の輝度が初期値から半減するまでの時間。同じドッ
トを長時間連続点灯すると、輝度低下の原因になるため避けて
ください。)
定格電圧
DC 11.4 ~ 48V
消費電力
約 6W
ケース色
エプソンクールホワイト
チルト角度
最大 48°(4 段階 5 ポジション)
水平回転角度
最大 90°(左右各 45°)
電源
TM プリンターに接続:
TM プリンターより供給
DP-501(DM-D スタンド)に接続:
電源 PS-180 から供給
VCCI ClassA
EMC 規格
温度
環境仕様
湿度
動作時
5 ~ 40 ℃
保存時 -10 ~ 50 ℃
動作時
30 ~ 85%(非結露)
保存時
30 ~ 90%(非結露)
本体 DM-D500
質量
:460g
オプション DP-501 :440g
オプション DP-502 :264g
付属品
設置マニュアル
保証書
15
寸法図
外形寸法
51 mm
213 mm
DM-D500
83 mm
48q
表示寸法
140.6
0.55
0.55
35.0
⴫␜㗔ၞ256X64 ࠼࠶࠻
㧔න૏㧦mm㧕
16
第 1 章 製品概要
オプション
DP-501
DP-501 は、DM-D500 をカウンターに置くための専用台です。コンピューターおよび TM プリンターとシリアル
接続するためのコネクターがあります。AC アダプターを接続して、TM プリンターにも電源を供給することができ
ます。
DM-D スタンドのコネクター仕様については、64 ページ「DP-501(DM-D スタンド)
」を参照してください。
1
同梱品
DP-501 には以下の部品が同梱されています。
DM-D スタンド
電源延長ケーブル
マニュアル
RS-232 コネクター取り付けネジ
(ミリタイプ)(4 本)
寸法
DP-501
(DM-D スタンド)
65 mm
200 mm
118 mm
電源延長ケーブル
1000r20 mm
17
DP-502
DP-502 は、DM-D500 を TM プリンターに取り付けるための支柱ユニットです。取り付けることができる TM プ
リンターについては、14 ページ「TM プリンターとオプションの接続」を参照してください。
同梱品
DP-502 には以下の部品が同梱されています。接続形態により、使用しない部品があります。
支柱 C
取り付け板 B
取り付け板 A
支柱 B ( 延長用 )
ゴム足 ( 小 )
ゴム足(大)
ゴム足 ( 角 )
ストッパー
ゴム足 ( 小 ) 固定ネジ
木製台固定用ネジ
18
取り付け板 B 固定ネジ
樹脂部品固定用ネジ
板金部品固定用ネジ
ストッパー
固定用ネジ
固定用テープ
角度固定用ネジ
第 1 章 製品概要
寸法
DP-502
1
260 mm
78 mm
164 mm
19
AC アダプター(PS-180)
136
68
32
න૏㧦㨙㨙
仕様概要
電気的特性
入力条件
入力電圧 ( 定格 ):AC 90 ~ 264 V (AC 100 V -10% ~ AC 230 V +15%)
周波数 ( 定格 ):50/60 Hz ± 3 Hz
消費電力 ( 定格 ):100 VA
出力条件
出力電圧 ( 定格 ):DC 24 V ± 5%
出力電流 ( 定格 ):2.0 A
出力電力 ( 定格 ):48 VA
出力ピーク電流:4.5 A
ケース仕様
寸法 (H × W × D)
68 × 136 × 32 mm ( 突起部を除く )
質量
約 0.4 kg ( 電源コードを除く )
色
黒 ( マット )
適合規格
電気用品安全法
材質
臭素処理された PBBE, PBB などの材質は使用していません。
交流ケーブル選択
下記の条件を満足する電源コードを使用してください。
 安全基準製品
 P.E 端子を持つプラグ
アース接続
安全のためのアース線を使用してください。
20
第 1 章 製品概要
電源コード (AC-170)
1
仕様概要
定格
7 A 125 V
耐トラッキング性
レベル I
差し込みプラグ
キャブタイヤコード
コードコネクターボディ
定格
7 A 125 V
色
黒
定格
7 A 300 V
色
黒
定格
7 A 300 V
色
黒
適合規格
電気用品安全法
21
OI-C01
2000r50 mm
D-Sub 25 ピン (オス)
D-Sub 9 ピン (メス)
ケーブルの結線
OI-C01 の結線は以下のとおりです ( 記載されていない信号は未接続。)
22
NC 1
RXD 2
TXD 3
DTR 4
SG 5
DSR 6
RTS 7
CTS 8
RI 9
ࡈ࡟࡯ࡓ
1 Shell
2 TXD
3 RXD
4 RTS
5 CTS
6 DSR
7 GND
20 DTR
25 RESET
ࠪ࡯࡞࠼
13
25
1
14
ࡈ࡟࡯ࡓ
第 2 章 セッ ト アッ プ
セットアップ
本章では、カスタマーディスプレイの設置方法について説明します。
セットアップの流れ
設置方法の選択
設置(DP-501 のジャ ンパー設定)
ディ ッ プス イッ チの設定
2
DM-D500 の動作確認
23
設置方法の選択
DM- D500 は使用方法により、オプション、接続パターンが変化します。ここでは、使用するオプションと接続パ
ターンを決定します。(オプション、接続パターンの詳細は 1 章を参照してください)
DP-501 に取り付けてカウンターに置く
DP-501 に DM-D500 を取り付けて、カウンターに置きます。
(27 ページ「DP-501 への取り付け」を参照してください。)
DP-502 を使って TM プリンターに取り付ける
DP-502 を取り付けることができる TM プリンターの場合に選択できます。接続パターンは Y 接続のみです。
 TM-H6000 シリーズ /TM-U675
(33 ページ「DP-502 への取り付け(TM-H6000IV/TM-U675)」を参照してください)
 TM-U950
(39 ページ「DP-502 への取り付け(TM-U950)」を参照してください)
24
第 2 章 セッ ト アッ プ
設置上の注意
DM-D500 を取り扱う際は、以下の点にご注意ください。
 高温や多湿、温度差の激しいところには置かないでください。
 ゴミやホコリの多い場所への設置は避けてください。
 不安定な場所や振動の多いところへの設置は避けてください。
 ケーブルの取り付け、取り外しを行う時は、必ずカスタマーディスプレイおよびシステムの電源スイッチが切れ
ていることを確認してください。
 DM-D500 には蛍光表示管が内蔵されているため、落としたり、ぶつけたりしないように取り扱いには十分注意
してください。
 製品を取り扱う時に、モジュラーケーブルを持って持ち上げないでください。またモジュラーケーブルを引っ張
らないでください。
TM プリンターのシリアルナンバーの確認
DM-D500 を TM プリンターに接続してご使用になる場合は、TM プリンターの背面または底面に貼られている銘
板のシリアルナンバーをご確認ください。TM プリンターのシリアルナンバーが以下に示す番号に該当する場合は、
そのまま接続してお使いいただくことができます。シリアルナンバーが以下に示す番号に該当しない場合は、DMD500 をそのまま接続することはできません。TM プリンターのシリアルナンバーが以下に該当しない場合は購入
元へお問い合わせください。
下表に掲載されていない TM プリンターの機種やモデルは、そのまま DM-D500 を接続してお使いいただくことが
できます。
プ リ ンタ ー
モデ ル
シ リ ア ル NO.
TM-H5000
-
TM-H5000II
001
AR30 010001 ~
011
AR40 040001 ~
該当なし (*1)
プ リ ンタ ー
TM-U590
091
161
181
ART0 010001 ~
111
ARU0 003001 ~
AR50 040001 ~
ARY0 003001 ~
ARY0 510001 ~
141
AR60 040001 ~
AR60 510001 ~
041
101
131
AR50 510001 ~
031
シ リ ア ル NO.
ARU0 510001 ~
AR40 530001 ~
021
モデ ル
BUV0 000001 ~
BUV0 510001 ~
001
BMQ0 020001 ~
AR70 040001 ~
011
BMR0 020001 ~
AR70 510001 ~
021
BMS0 020001 ~
BFX0 000001 ~
031
BMT0 020001 ~
BFX0 510001 ~
041
BV40 020001 ~
BKS0 000001 ~
061
BX50 020001 ~
BKS0 510001 ~
071
B7R0 020001 ~
001
BMK0 020001 ~
011
BML0 020001 ~
BNV0 000001 ~
BNV0 510001 ~
TM-H6000
TM-U675
25
2
プ リ ンタ ー
モデ ル
201
TM-H5000II
211
シ リ ア ル NO.
プ リ ンタ ー
B430 000001 ~
モデ ル
シ リ ア ル NO.
021
BMM0 020001 ~
B430 510001 ~
TM-U675
061
BX30 020001 ~
B5X0 000001 ~
TM-T285
001
2XT0 010001 ~
B5X0 510001 ~
TM-J8000
011
AQS0 010001 ~
*1:TM-H5000 をご使用の場合は購入元へお問い合わせください。
DM-D500 が使用可能な TM プリンターには、RS-232 コネクター部に左図のマーキングか右図の刻印があります。
()
26
45
()
()
45
()
第 2 章 セッ ト アッ プ
設置
DP-501 への取り付け
DM- D500 を、DP-501 に取り付けます。
用意するもの
接続パターンに応じて、以下の中から必要なものを用意してください。支柱を長くする場合は、延長用支柱 (DP105) を使用してください。これらはすべてオプションとなっています。
<DM-D スタンド (DP-501) >
2
DM-D スタンド
電源延長ケーブル
< 延長用支柱 (DP-105)>
プレート
RS-232C コネクター取り付けネジ
( ミリタイプ )
<AC アダプター (PS-180)>
固定用テープ
<電源コード (AC-170) >
延長用支柱
電源コード
<シリアルケーブル (OI-C01) >
(パススルー接続の場合、2 本必要です)
27
DM- D スタンドのコネクター
DM- D スタンドのコネクターは以下のとおりです。
コンピューター接続コネクター (RS-232)
DM-D コネクター
AC アダプター接続コネクター
プリンター接続コネクター (RS-232)
電源延長ケーブル接続コネクター
DM-D スタンド内部のシリアルコネクターには、インチタイプの取り付けネジ ( 六角ナット ) が装
着されています。ミリタイプの取り付けネジが必要な時は、付属品のミリタイプと交換してくだ
さい。インチタイプとミリタイプの区別は下図のように溝があるかないかで判断できます。
溝 ( 1本以上 )
インチタイプ
ミリタイプ
シリアルコネクター取り付けネジ
ジャンパーの設定
DM- D スタンドのジャンパーは以下のように設定してください。
(Y 接続の場合 DM-D スタンドのコネクターを使
用しないため、どちらに設定されていてもかまいません)
JP1
1-2
2-3
JP2
1-2
2-3
内容
TM プリンターと本機の両方を接続して使用する場合に設定しま
す。
パススルー接続の場合の場合こちらに設定します。(初期値)
TM プリンターを接続せず、スタンドアローン接続で使用する場
合に設定します。
スタンドアローン接続の場合こちらに設定します。
JP2
28
JP1
第 2 章 セッ ト アッ プ
取り付け方法
ケーブルの取り付け、取り外しを行う時は、必ずカスタマーディスプレイおよびシステムの電源
が切れていることを確認してください。
1
DM-D500 の接続ケーブルを DM-D スタンドに通します。
表示部の支柱の高さを延長する時は、表示部に延長用支柱 (DP- 105) を取り付けます。
延長用支柱 (DP-105)
を使用する場合
2
2
DM-D スタンドに表示部 ( または延長用支柱 ) を差し込みます。
DM-D スタンドに表示部 ( または延長用支柱 ) が「カチッ」とはまるようにしてください。
29
3
DM-D500 の接続コネクターを DM-D スタンド内部の DM-D コネクターに接続します。
Y 接続の場合はプリンターの DM-D コネクターに接続し、手順 9 にお進みください。プリンターに DM-D
コネクターが 2 個付いている場合は、インターフェイス側のコネクターに接続します。
スタンドに接続
プリンターに接続
30
第 2 章 セッ ト アッ プ
4
コンピューターと DM-D スタンドを接続します。
インターフェイスケーブルの一方を DM-D スタンド内部のコンピューター接続コネクターに、もう一方をコ
ンピューターのシリアルコネクターに差し込みます。コネクター両端のネジを締めて固定してください。
コンピューター
5
プリンターと DM-D スタンドを接続します。
スタンドアローン接続の場合は、手順 6 にお進みください。プリンターと接続する場合は、インターフェイ
スケーブルの一方を DM- D スタンド内部のプリンター接続コネクターに、もう一方をプリンターのコネク
ターに差し込みます。コネクター両端のネジを締めて固定してください。
プリンター
6
電源延長ケーブルを接続します。
電源延長ケーブルを使わない場合は、手順 7 にお進みください。電源延長ケーブルの一方を、矢印のある面
を上側にして DM-D スタンド内部の電源延長ケーブル接続コネクター (POWER OUT の表示 ) に、もう一方
をプリンターの電源コネクターに接続します。
電源延長ケーブル接続コネクター
電源延長ケーブル
31
2
7
ACアダプターのDCケーブルコネクターの矢印がある面を上側にしてDM-Dスタンド内
部の AC アダプター接続コネクター (POWER IN の表示 ) に接続します。
 AC アダプターには、オプションの PS-180 をご使用ください。
 AC アダプターの DC ケーブルコネクターの取り付け、
および取り外しは、
必ず AC アダプターの電
源プラグがコンセントから外れた状態で行ってください。
 AC アダプターの DC ケーブルを取り外す時は、コネクター部分を持って取り外してください。
ケーブル部分を引っ張ると、ケーブルの破損の原因となります。
AC アダプター接続コネクター
DC ケーブル
8
9
ジャンパーの設定をします。
(28 ページ「ジャンパーの設定」を参照してください)
接続ケーブルがクロスしないように整えます。また DM-D500 のモジュラーケーブルも、
DM-D スタンド内におさまるようにまとめます。
DM- D スタンドにセットします。
10 矢印の順番に従って、プレートを
この時プレートが DM- D スタンドのフックによって固定されるまでプレートを押し込みます。
11 延長用支柱を使用している場合は、倒れるのを防ぐため、プレートの四隅に固定用テープ
を貼って、設置位置に取り付けます。
12 AC アダプターの電源プラグをコンセントに差し込みます。
32
第 2 章 セッ ト アッ プ
DP-502 への取り付け
(TM-H6000IV/TM-U675)
DM-D500 を DP-502 を使って直接 TM- H6000IV/TM-U675 へ取り付けます。TM-H6000IV/TM- U675 へ
は、左右どちらでも DM-D500 を取り付けることが可能です。取り付け後は、表示部の位置を自由に移動させるこ
とができます。
必要部品
DM-D500 を TM-H6000IV/TM-U675 に取り付ける場合、以下の部品を使用します。
これらの部品は、DP-502 のパッケージに付属しています。コンピューターに TM プリンターを接続するためには、
USB ケーブル / シリアルケーブルと電源、電源コードが必要になります。
ストッパー
ゴム足 ( 小 ) 固定ネジ
支柱 C
ストッパー
固定用ネジ
角度固定用ネジ
ゴム足 ( 小 )
支柱 B ( 延長用 )
2
取り付け板 B
取り付け板 B 固定ネジ
取り付け板 A
33
取り付け方法
ケーブルの取り付け、取り外しを行う時は、必ずカスタマーディスプレイおよびシステムの電源
が切れていることを確認してください。
1
DM-D500 の接続ケーブルを支柱 C に通し、表示部を支柱 C に差し込みます。
延長用の支柱 B を使用する時は、支柱 C に支柱 B が「カチッ」とはまるように取り付けてください。
支柱 B( 延長用 ) を使用する場合
2
34
プリンターへゴム足を取り付けます。
第 2 章 セッ ト アッ プ
3
プリンターへ取り付け板 B を取り付けます。
4
DM-D500 の接続ケーブルを取り付け板 A の穴に通し、取り付け板 A の裏で固定します。
2
35
5
6
36
DM-D500 の接続コネクターを、プリンターの DM-D コネクターに接続します。
プリンターに DM-D コネクターが 2 個付いている場合は、インターフェイス側のコネクターに接続します。
ストッパーを使って、プリンターへ取り付け板 A を取り付けます。ストッパーを取り付け
る時は、ストッパーの突起が取り付け板 B の穴に入るように取り付けてください。取り
付け板 A は左右どちらにも取り付け可能です。(下図はプリンターの右に取り付けた場合 )
第 2 章 セッ ト アッ プ
7
取り付け板 A は水平回転機構により、
表示部を見やすい位置に自由に移動させることがで
きます。また表示部の位置を固定したい場合は、以下の 4 種類の位置で固定することが
できます。取り付け板 A を固定したい位置に合わせ、角度固定ネジで固定します。
2
表示部の設置位置によっては、プリンターのカバーが開かなくなることがあります。DM-D500 の
位置を設定する時は、プリンターのカバーが開くことを確認してください。
カバー
37
8
9
38
余ったケーブルを支柱の中へ入れて処理し、支柱を取り付け板 A へ差し込みます。
プリンターの電源ケーブルを接続し、抜け防止のため、以下のようにケーブルを取り付け
板 B のツメに掛けます。
第 2 章 セッ ト アッ プ
DP-502 への取り付け
(TM-U950)
DM-D500 を DP-502 を使って直接 TM-U950 へ取り付けます。
必要部品
DM-D500 を TM-U950 に取り付ける場合、以下の部品を使用します。これらの部品は、DP-502 のパッケージ
に付属しています。
板金部品固定用ネジ
ゴム足 ( 角 )
2
支柱 C
支柱 B ( 延長用 )
取り付け板 A
取り付け方法
ケーブルの取り付け、取り外しを行う時は、必ずカスタマーディスプレイおよびシステムの電源
が切れていることを確認してください。
1
DM-D500 の接続ケーブルを支柱 C に通し、表示部を支柱 C に差し込みます。
延長用の支柱 B を使用する時は、支柱 C に支柱 B が「カチッ」とはまるように取り付けてください。
支柱 B( 延長用 ) を使用する場合
39
40
2
プリンターへゴム足を取り付けます。
3
DM-D500 の接続ケーブルを取り付け板 A の穴に通し、取り付け板 A の裏で固定します。
第 2 章 セッ ト アッ プ
4
DM-D500 の接続コネクターを、TM プリンターの DM-D コネクターへ接続します。
プリンターに DM-D コネクターが 2 個付いている場合は、インターフェイス側のコネクターに接続します。
2
5
ケーブルの長さを調整し、取り付け板 A をプリンターへネジで固定します。
6
余ったケーブルを支柱の中へ入れて処理し、支柱を取り付け板 A へ差し込みます。
41
ディップスイッチの設定
DM-D500 にはディップスイッチが 2 つあります。ディップスイッチの設定は、次に電源を入れた時に読み込まれ
ます。
スタンドアローン接続の場合、通信条件 ( 通信データ長、パリティー、通信速度 ) は、コンピューターと同じ条件に
設定してください。
パススルー接続の場合、通信条件 ( 通信データ長、パリティー、通信速度 ) は、コンピューター、プリンターもすべ
て同じ条件に 設定してください。
Y 接続の場合、コンピューター、プリンターと本製品の、シリアル通信設定を合わせてください。また、ディップ
スイッチ 2-1 を ON にしてください。
シリアル (USB 制御 ) の場合、通信速度を 19200 bps に設定してください。また、ディップスイッチ 2-1 を ON
にしてください。
ディップスイッチにより設定できる機能は以下のとおりです。
ディ ッ プス イッ チ 1
DSW1 No.
機能
ON
OFF
データ受信エラー
無視
“ ? ” 表示
OFF
1-2
ハンドシェイク
XON/XOFF (*1)
DTR/DSR(*2)
OFF
1-3
データ長
7 ビット
8 ビット
OFF
1-4
パリティーの有無
パリティー有り
パリティー無し
OFF
1-5
パリティーの選択
偶数
奇数
OFF
1-1
1-6
ON
1-7
通信速度の切り替え 「転送速度の切り替え」参照
1-8
OFF
ON
(*1) 「XON/XOFF」は、スタンドアローン接続の場合のみ有効です。
(*2) OPOS および APD4 では、初期設定「DTR/DSR」で使用します。
転送速度の切 り 替 え
SW1-6
42
初期設定
SW1-7
SW1-8
転送速度 (bps)
ON
ON
ON
2400
OFF
ON
ON
4800
ON
OFF
ON
9600(初期設定)
OFF
OFF
ON
19200
ON
ON
OFF
38400
OFF
ON
OFF
57600
ON
OFF
OFF
115200
第 2 章 セッ ト アッ プ
ディ ッ プス イッ チ 2
DSW2 No.
機能
ON
OFF
初期設定
2-1
Y 接続設定
有効
無効
OFF
2-2
セルフテスト実行 (*1)
する
しない
OFF
2-3
20 桁 2 行モード設定 (*2)
20 桁 2 行モード
256  64 モード
OFF
2-4
機器選択初期値設定 (*3)
プリンター選択
ディスプレイ選択
2-5
アドレス 0(*4)
2-6
アドレス 1(*4)
2-7
2-8
OFF
アドレス 2(*4)
ディスプレイ番号 (1 ~ 7) をアドレス
0 ~ 2 の 3 ビットで示します。
( ただし、すべて OFF の場合、ディス
プレイ番号無しとします。)
OFF
システム予約 (*5)

OFF
OFF 固定
OFF
OFF
(*1) 電源投入時にセルフテストを実行するかどうか、設定します。セルフテストの詳細については、「セルフテスト」をご覧くだ
さい。
(*2) OPOS および APD4 では、初期設定「256x64 モード」で使用します。
「20 桁 2 行モード」を選択すると、本機を DM-D105/
106/205/206 の代替として使用することができます。この場合、グラフィック表示や DM-D500 独自の機能は使用できませ
ん。「256x64 モード」を選択すると、グラフィック表示や DM-D500 独自の機能が使用可能になります。
(*3) OPOS および APD4 では、初期設定「ディスプレイ選択」で使用します。「プリンター選択」を選択すると、データが TM プ
リンターに出力されますが、本機には表示されません。「ディスプレイ選択」を選択すると、データが本機に表示されます
が、TM プリンターからは出力されません。機器の選択は、ESC/POS コマンドで変更することが可能です。
(*4) OPOS および APD4 では、初期設定で使用します。
(*5) OFF の設定を変更しないでください。
ディップスイッチの設定方法
ディップスイッチのカバーを外す時は、DM-D500 の電源を切ってください。電源を入れたまま取
り外すと、ショートし本製品を故障させるおそれがあります。
1
2
DM-D500 の電源を切ります。
ディップスイッチカバーを取り外します。
DSW1
DSW2
ディップスイッチカバー
3
4
5
ディップスイッチを切り替えます。
ディップスイッチカバーを取り付けます。
ディップスイッチ変更後、電源を入れます。
43
2
DM-D500の動作確認
セルフテスト
DM-D500 にはセルフテスト機能が内蔵されています。DM-D500 が正常動作するか確認できます。
セルフテストの設定は、ディップスイッチで設定できます。
セルフテストの確認項目
セルフテストでは、以下の項目を確認できます。
 本製品のファームウェアのバージョン
 ディップスイッチの設定内容
 搭載文字の表示
 輝度変化、点滅
セルフテストの実行
セルフテストは以下の手順で行います。
1
2
3
DM-D500 の電源を切ります。
ディップスイッチ 2 の SW2-2 を ON にし、DM-D500 の電源を入れます。
セルフテストが実行されます。
セルフテストが正常に終了すると、データ受信待機状態になります。
セ ルフ テ スト の詳細
セルフテストでは、以下が行われます。
1
2
3
44
画面のすべての表示素子を点灯します。
斜め線を表示し、1 ドットごとスライドします。
ROM のバージョンを表示します。
ROM(ブートシステム、ファームウェア)のバージョンを表示します。
4
ディップスイッチの設定を表示します。
5
搭載文字を表示します。
転送速度、データ長、パリティー設定(偶数:Even,奇数:Odd、無し:None)をそれぞれ 3 秒ずつ表示します。
メッセージ表示後、文字コード表(67 ページ「文字コード表」を参照)の 0 ページ (20 H ~ FF H) と 1
ページ (80 H ~ FF H) を縦スクロールで表示します。
第 2 章 セッ ト アッ プ
6
文字の点滅
7
輝度の変化
8
時刻の表示
メッセージが点滅します(1 点滅/秒)。この間、下行は横スクロールで表示します。
メッセージを輝度 20%、40%、60%、100% でそれぞれ表示します(各 1 秒)。
画面右下に時刻を 12:34:00 から表示開始し、上の行にメッセージを横スクロールで表示します。
2
45
46
第 3 章 アプ リ ケーショ ン開発
アプリケーション開発情報
本章では、カスタマーディスプレイ用ドライバーおよび ESC/POS コマンドの紹介と入手方法、グラフィックデー
タの登録と表示について説明しています。
カスタマーディスプレイの制御方法
カスタマーディスプレイの制御は、ドライバーまたは ESC/POS コマンドにより行います。DM-D500 で使用可
能なドライバーは、以下のとおりです。
 EPSON OPOS ADK (OPOS)
 EPSON OPOS ADK for .NET (OPOS for .NET)
 EPSON Advanced Printer Driver Ver.4 (APD4)
機能比較
制御方法により、使用環境と使用できる機能が異なります。
3
使用環境比較
機能
OPOS /OPOS for
.NET
APD4
ESC/POS
.NET 対応
○
○
○
共有プリンター
×
○
×
47
機能比較
OPOS /
OPOS for .NET
機能
48
APD4
ESC/POS
DM-D500 のステータス取得
×
×
○
マーキー表示
○
△
△
テレタイプ表示
○
△
△
点滅
○
○
○
反転表示
○
○
○
グラフィックの表示
○
○
○
DM-D10X/20X 互換
○
○
○
カウンター ( 日付・時刻 ) 表示
△
○
○
輝度調整
○
○
○
外字登録
○
△
○
マクロ処理
○
○
○
OPOS / OPOS for .NET
:△ お客様にて、ESC/POS コマンドを使用して、アルゴリズム設計を含めたプロ
グラミングが必要です。
APD4
:△ お客様にて、ESC/POS コマンドを使用して、アルゴリズム設計を含めたプロ
グラミングが必要です。
ESC/POS
:○ コマンド実装
;△ お客様にて、アルゴリズム設計を含めてプログラミングが必要です。
第 3 章 アプ リ ケーショ ン開発
ドライバーの選択
EPSON Advanced Printer Driver (APD4) または、OPOS ADK ドライバーを選択してください。
ドライバーの動作環境については、各ドライバーのインストールマニュアルを参照してください。
OPOS と APD4 を同一の環境にインストールすることはできません。
新規のアプリケーションを開発する場合
 ネットワーク経由で別のコンピューターに接続されている DM-D500 に表示する場合や、市販のアプリケーショ
ンから簡単に表示する場合は、APD4 を選択してください。
 今後のシステムの拡張性を確保するためには、OPOS ADK の使用を推奨します。OPOS ドライバーは、さまざ
まな POS 周辺機器用に用意されており、POS 業界標準となっています。効率的な POS システム構築ができ、
開発工数削減,アプリケーション資産の有効活用ができます。
既存のアプリケーションで OPOS ADK を使用している
OPOS ADK を使用してください。
OPOS ADK でサポートしていない機能も、ESC/POS コマンドを組み合わせることで、すべての機能
が使用できます。OPOS ADK の DIRECT I/O 機能を使用することにより、ESC/POS コマンドを送信す
ることができます。
既存のアプリケーションで APD4 を使用している
APD4 を使用してください。
49
3
OPOS ADK
OPOS ドライバーは、POS 周辺機器用 OCX コントロールドライバーの標準規格です。アプリケーション側からは
カスタマーディスプレイを含む POS 用周辺機器を独自のコマンドで制御する必要がなくなるため、開発工数を削減
して効率的にシステム開発ができます。また、OPOS 対応のデバイスの置き換えが容易になります。
OPOS ADK には以下の特長があります。
 .NET 環境で利用できる OPOS for .NET を用意しています。
 Unicode 環境からもデバイスフォントの使用ができます。
 マルチタスクには対応していません。
 DM-D500 のステータスは取得できません。
 DM-D10X/20X との互換性 (2x20) があります。
 Characterモードでは、プロパティのScreenmodeListで2x20カナ/4x32カンジ/3x32カンジ/2x32カンジ/8x42カナ
を選択できます。
 グラフィックモード (1 画面だけ ) では、グラフィック ( 白黒 2 色 ) を表示できます。
 複数のビューポートを管理でき、エリアごとに表示をさせることができます。
(Character モードは 4 つまで使用
できます)
 表示文字数とグラフィックや漢字を使用するかどうかはプロパティで切り替えます。
 カスタマーディスプレイの表示に便利なマーキースクロール(特定のメッセージを繰り返し表示)やテレタイプ(タ
イプライターの印字のように、1 文字ずつ表示する ) 表示ができます。
OPOS を使用するには
OPOS を使ったプログラムを開発するために、以下のものが用意されています。
 エプソン が提供している OPOS ドライバーおよびマニュアル
パッケージには、ドライバー、マニュアル、サンプルプログラムが入っています。
(アプリケーション開発ガイド GraphicDisplay(DM-D500)。また、アプリケーション開発ガイド LineDisplay
(DM-D110/DM-D120/DM-D210)も併用してご覧ください)
 OPOS 技術協議会発行の Application Programmer's Guide
50
第 3 章 アプ リ ケーショ ン開発
OPOS の機能
詳細は、OPOS のマニュアルを参照してください。
表示に関する機能
ウィンドウの範囲指定・解除
テレタイプモードの指定・解除
スクロールモードの指定 (水平方向 / 垂直方向 / 双方向 )
表示画面の点滅の設定・解除
輝度設定
反転文字の指定・解除
表示位置に関する機能
任意位置へ表示
クリアに関する機能
表示画面のクリア
機器に関する機能
チェックヘルスの実行
表示文字
表示文字の指定 ( 数字 / 英字 /ASCII/ ひらがな / 漢字 /
UNICODE)
3
ウィンドウの指定
ウィンドウを作成する
ウィンドウの画面モードを指定する
ウィンドウを選択する
ウィンドウを削除する
ビットマップの表示に関するコマンド
ビットマップを登録・表示
文字装飾に関するコマンド
文字のアンダーラインを指定する
文字の強調表示を指定する
文字の反転表示を指定する
表示レイアウトに関するコマンド
行ピッチを指定する
51
EPSON Advanced Printer Driver Ver.4
EPSON Advanced Printer Driver Ver.4 は、カスタマーディスプレイの表示機能などを追加した Windows プリ
ンタードライバーです。ドライバーは Windows の「プリンターと FAX」にインストールされます。プリンターに
印刷するのと同様、アプリケーションから印刷の操作をすると、カスタマーディスプレイに表示します。
以下の特長があります。
 .NET 環境からも APD4 の「True Type フォントの置き換え」機能を利用することにより表示できます。Unicode
環境からもデバイスフォントの使用ができます。
 共有プリンターに対応しており、ネットワーク経由で別のコンピューターに接続されている DM-D500 に表示さ
せる ことができます。
 マルチタスク環境で DM-D500 を占有することはできません。
 DM-D500 のステータスは取得できません。
 DM-D10X/20X 互換ドライバーを用意しています。
 表示文字数、グラフィックの表示、漢字の使用などで、複数のドライバーを用意しています。用途に応じたドラ
イバーをインストールしてお使いください。同時に複数のドライバーをインストール可能ですが、同時に複数の
ドライバーから表示させることはできません。
 APD4 はアプリケーションからの表示命令がある都度、ドライバーの表示行をクリアしてから文字を表示します。
 グラフィックドライバーでは、グラフィック(点灯 / 消灯)、TrueType フォントの表示ができます。
( 表示範囲: 256 x 64 ドット )
 コントロールフォントにより、アプリケーションからカスタマーディスプレイを制御できます。
APD4 を使用するには
エプソンが提供しているドライバーおよびマニュアルを使用してください。
(弊社ホームページよりダウンロードできます)
Windows ドライバー(EPSON Advanced Printer Driver Ver.4)
パッケージ内に、以下のドライバー、マニュアル、サンプルプログラムがあります。
 ドライバー:
EPSON Advanced Printer Driver Ver.4
 マニュアル:
Advanced Printer Driver Ver.4 設定ガイド カスタマディスプレイ編
 サンプルプログラム:
カスタマーディスプレイを制御する基本 / 応用サンプルプログラム
APD4 の機能
APD4 はドライバーから DM-D500 を制御するためにコントロールフォントを用意しています。コントロールフォ
ントでは以下のことができます。詳細は、マニュアル(APD4 設定ガイド カスタマーディスプレイ編)を参照して
ください。
コントロールフォントを使った機能
表示画面のクリア
表示行のクリア
表示画面の点滅
カウンター時刻の表示
反転文字
52
第 3 章 アプ リ ケーショ ン開発
ESC/POS コマンド
ESC/POS コマンドは、エプソン 独自のプリンターコマンドシステムです。カスタマーディスプレイのすべての機
能を直接制御できますが、ドライバーを使用するのに比べて、カスタマーディスプレイの詳細仕様やコマンドの組み
合わせなど、より詳細な知識が必要です。
スタンドアローン接続の場合、DM-D500 の情報(ファームウェアバージョン、機種名)を取得できます。
ESC/POS コマンドを使用するには
ESC/POS コマンドを使用するには、弊社との機密保持契約を結んだ上で、DM-D500 製品仕様書を入手する必要
があります。詳しくは、販売元までお問い合わせください。
ESC/POS コマンドの機能
詳細は、DM-D500 製品仕様書を参照してください。
表示に関するコマンド
ウィンドウの範囲指定・解除
オーバーライトモードの指定
スクロールモードの指定
3
カーソル表示の指定・解除
表示画面の点滅の設定・解除
カウンター(時刻)の設定と表示
輝度設定
反転文字の指定・解除
ピリオド , コンマ , アナウンシエーター表示の指定
(DM-D20x エミュレーションモード時)
カーソルの表示位置に関するコマンド
表示位置の移動
ホームポジションへの表示位置の移動
同一行端への表示位置の移動
ボトムポジションへの表示位置の移動
任意位置への表示位置の移動
クリアに関するコマンド
表示画面のクリア
表示位置行のクリア
機器に関するコマンド
周辺機器の選択
ディスプレイの初期化
アナウンシエーター点灯/消灯の指定
ディスプレイの選択
53
ディスプレイ情報の送信
DTR 信号によるステータス確認
セルフテスト実行
文字に関するコマンド
ダウンロード文字セットの指定・解除
ダウンロード文字定義
ダウンロード文字の消去
国際文字の選択
文字コードテーブルの選択
マクロに関するコマンド
マクロ処理内容の定義開始および終了
マクロ処理の実行
ユーザー NV メモリーの編集に関するコマンド
指定レコードにデータを格納する
指定レコードの格納データを送信する
使用容量(使用領域のバイト数)を送信する
残容量(未使用領域のバイト数)を送信する
格納レコードのキーコード一覧を送信する
NV メモリー全領域を一括消去する
ウィンドウの指定に関するコマンド
ウィンドウを抹消する
カレントウィンドウの画面モードを指定する
カレントウィンドウを選択する
表示位置を移動する
ユーザー設定に関するコマンド
ユーザー設定モードへ移行する
ユーザー設定モードを終了する
メモリースイッチの値を設定する
メモリースイッチの値を送信する
ユーザー定義ページのコピー
作業領域の文字コードページへのカラム形式によるデータの定義
作業領域の文字コードページへのラスター形式によるデータの定義
作業領域の文字コードページのデータを抹消
NV ビットイメージを定義する
ビットイメージの表示に関するコマンド
NV ビットイメージを表示する
ダウンロードビットイメージを定義する
ダウンロードビットイメージを表示する
ビットイメージを表示する(ラスター形式のデータ指定)
ビットイメージを表示する(カラム形式のデータ指定)
文字装飾に関するコマンド
文字サイズを指定する
文字の強調表示を指定する
文字の反転表示を指定する
54
第 3 章 アプ リ ケーショ ン開発
文字フォントを指定する
漢字モードを指定または解除する
漢字コード体系の選択
カラム形式による外字データの定義
ラスター形式による外字データの定義
外字データの抹消
表示レイアウトに関するコマンド
行ピッチを指定する
指定領域を対象とした表示画面の移動を実行する
文字間を指定する
ディスプレイのカスタマイズに関するコマンド
作業領域の設定値を保存領域へセーブする
保存領域の設定値を作業領域へロードする
初期化処理における作業領域の設定値を指定する
ダウンロード
各種ソフトウェアとマニュアルは、下記エプソン販売ホームページからダウンロードできます。
3
http://www.epson.jp/dl-sd
OPOS Application Programming Guide は、下記 OPOS 協議会ホームページからダウンロードできます。
http://www.microsoft.com/japan/business/industry/retail/opos/download.mspx
55
グラフィックの登録と呼び出し
DM-D500 には、お店のロゴなどのグラフィックを登録し、呼び出して表示できます。用意していただくグラフィッ
クデータは、画面サイズ(256 × 64 ドット)を考慮してください。
EPSON OPOS ADK
OPOS に同梱されている電子ロゴ登録ユーティリティーで登録します。データの呼び出しはアプリケーションから
行えます。テキストモードのビューポートでは、グラフィックを表示できません。
EPSON OPOS ADK for .NET
電子ロゴ登録ユーティリティーで登録します。データの呼び出しはアプリケーションから行えます。テキストモード
のビューポートでは、グラフィックを表示できません。
EPSON Advanced Printer Driver Ver.4
APD4 には電子ロゴ登録ユーティリティーが組み込まれています。データの呼び出しはアプリケーションから行え
ます。テキストドライバーでは、グラフィックを表示できません。
ESC/POS
ESC/POS コマンドで直接登録するか、電子ロゴ登録ユーティリティーをお使いください。データは、ESC/POS
コマンドで表示します。
56
第 4 章 製品の取 り 扱い
製品の取り扱い
本章では、製品の基本的な取り扱い方法について説明しています。
取り扱い上の注意
DM-D500 を取り扱う際は、以下の点にご注意ください。
 高温や多湿、温度差の激しいところには置かないでください。
 ゴミやホコリの多い場所への設置は避けてください。
 不安定な場所や振動の多いところへの設置は避けてください。
 DM-D500 には蛍光表示管が内蔵されているため、落としたり、ぶつけたりしないように取り扱いには十分注意
してください。
表示部の向きの変更
支柱を手で押さえながら表示部を動かすと、表示部の向きや角度を変えられます。軽く操作するだけで動くため、動
きが止まったらそれ以上動かさないでください。表示部の動作可能範囲は以下のとおりです。
表示部は、水平回転角度がストッパーにより制限されています。無理な力を加え、ストッパーに
よる制限を超えて表示灯を回転させると破損の原因になります。
チルト
最大角度 48
(4 段階、5 ポジション)
水平回転
4
DP-502、DP-105 接続時
:最大角度 330
DP-501 接続時
:最大角度 90
57
カスタマーディスプレイのクリーニング
本製品、および接続しているシステムの電源を切ってください。乾いた布や固く絞った布で本製品の汚れを拭き取り
ます。
アルコール、ベンジン、シンナー、その他の溶剤は使用しないでください。使用すると、損傷し
たり、プラスチックの部品が破損したりする可能性があります。
58
付録 A ハー ド ウェ ア
ハードウェア
本章では、製品のハードウェアについて説明しています。
インターフェイス信号線ブロック図
DM-D500 および DM-D スタンド ( オプション:DP-501) のインターフェイス信号配線ブロック図は以下のとお
りです。
⾲♧㒊
⾲♧㒊 CPU
ࣞ࣋ࣝࢩࣇࢱ
DSW2-1 ࡟ࡼࡾ
᥋⥆ษࡾ᭰࠼
4
RS-232 ࢣ࣮ࣈࣝࡢࢥࢿࢡࢱ࣮
Modular-8
TXD
DSR
DTR
RXD
DM-D ࢫࢱࣥࢻ
DM-D ࢥࢿࢡࢱ࣮
Modular-8
TXD (3)
DTR (20)
DSR (6)
RTS (4)
TXD (2)
JP1
JP1, JP2 ࡟ࡼࡾ JP2
᥋⥆ษࡾ᭰࠼
3 2 1 3 2
1
RXD (2)
DSR (6)
DTR (4)
RESET (25)
RESET (9)
ࣉࣜࣥࢱ࣮᥋⥆ࢥࢿࢡࢱ࣮
D-Sub 9 ࣆࣥ㸦࢜ࢫ㸧
ࢥࣥࣆ࣮ࣗࢱ࣮᥋⥆ࢥࢿࢡࢱ࣮
D-Sub 25 ࣆࣥ㸦࣓ࢫ㸧
RXD (3)
59
シリアル通信のデータの流れ
スタンドアローン接続
スタンドアローン接続では、コンピューターのシリアルポートにカスタマーディスプレイを直接接続します。プリン
ターはコンピューターの別ポートへ接続します。スタンドアローン接続時のデータの流れは以下のとおりです。
DM-Dࢫࢱࣥࢻ
ࢥࣥࣆ࣮ࣗࢱ࣮
DM-D500
㸦⾲♧㒊㸧
ࢥࣥࣆ࣮ࣗࢱ࣮࠿ࡽࡢ㏦ಙࢹ࣮ࢱ
ࢥࣥࣆ࣮ࣗࢱ࣮࡬ࡢ㏦ಙࢹ࣮ࢱ
㟁※
 スタンドアローン接続では、ホストコンピューターからのデータはカスタマーディスプレイに送られ、カスタマー
ディスプレイからのデータはホストへ送られます。(DM-D スタンドのジャンパーJP1 および JP2 を 2-3 選択時 )
 ESC/POS の周辺機器コマンドによりディスプレイ選択時、ユーザー設定コマンド群を使用する時のみ有効です。
 コンピューターとカスタマーディスプレイの通信条件は、同じ設定にしてください。
 DM-D500 からコンピューターへの送信データは、送信しないようになっています ( 初期設定 )。またドライバー
でも使用しません。この機能を使用するには、ESC/POS コマンドで制御します。
60
付録 A ハー ド ウェ ア
パススルー接続
パススルー接続では、コンピューターの1つのシリアルポートから DM-D スタンドを経由して、カスタマーディス
プレイ、プリンターとドロアーを制御することができます。DM-D スタンドを通したパススルー接続時のデータの
流れは以下のとおりです。
DM-Dࢫࢱࣥࢻ
ࢥࣥࣆ࣮ࣗࢱ࣮
DM-D500
㸦⾲♧㒊㸧
ࢥࣥࣆ࣮ࣗࢱ࣮࠿ࡽࡢ㏦ಙࢹ࣮ࢱ
ࣉࣜࣥࢱ࣮
ࣉࣜࣥࢱ࣮࠿ࡽࢥࣥࣆ࣮ࣗࢱ࡬ࡢ㏦ಙࢹ࣮ࢱ
ࣉࣜࣥࢱ࣮࡬ࡢ㏦ಙࢹ࣮ࢱ
㟁※

パススルー接続では、コンピューターからのデータは表示部の受信バッファーに格納した後、順次処理を行って
プリンター用データのみプリンターへ送信します。また、プリンターからの送信データは表示部を通らずに、コ
ンピューターへ直接送信されます。
 カスタマーディスプレイ用データとプリンター用データは周辺機器選択コマンドによって区別されます。
 コンピューター、プリンターおよびカスタマーディスプレイの通信条件は、すべて同じ設定にしてください。
61
4
Y 接続
Y 接続では、コンピューターのシリアル /USB ポートからプリンターを経由して、カスタマーディスプレイやキャッ
シュドロアーに接続する方法です。Y 接続時のデータの流れは以下のとおりです。
ࢥࣥࣆ࣮ࣗࢱ࣮
ࢥࣥࣆ࣮ࣗࢱ࣮࠿ࡽࡢ㏦ಙࢹ࣮ࢱ
ࣉࣜࣥࢱ࣮࠿ࡽࢥࣥࣆ࣮ࣗࢱ࣮࡬ࡢ㏦ಙࢹ࣮ࢱ
ࣉࣜࣥࢱ࣮
DM-D500
㸦⾲♧㒊㸧
㟁※

Y 接続では、コンピューターからのデータはプリンターに送られるとともに、同じデータがカスタマーディスプ
レイへも送られます。
 カスタマーディスプレイ用データとプリンター用データは ESC/POS の周辺機器コマンドによって識別されま
す。
 通信条件は、プリンターと同じ設定にしてください。
また、電源を入れる時には、カスタマーディスプレイの電源をプリンターの電源より先に入れてください。
62
付録 A ハー ド ウェ ア
コネクター
DM-D500( 接続コネクター)
信号配置
ピ ン番号
信号名
信号方向
信号機能
1
FG
-
保安用接地
2
TXD
出力
(1) Y 接続またはパススルー接続時(*1)
プリンターへの送信データ
(2) スタンドアローン接続時
ホストへの送信データ
3
RXD
入力
ホストコンピューターからの受信データ
4
DSR
入力
ホストコンピューター / プリンターがデータを受信できるか否かを示します。
(1) パススルー接続時 (*1)
[MARK] プリンターが受信不可
[SPACE] プリンターが受信可能
(2) スタンドアローン接続時
[MARK] ホストコンピューターが受信不可
[SPACE] ホストコンピューターが受信可能
5
DTR
出力
カスタマーディスプレイが受信できるか否かを示します。(*2)
[MARK]ディスプレイが受信不可
次の場合に MARK 状態となります。
(1) 電源投入時の初期設定処理中
(2) セルフテスト実行中
(3) 受信バッファーの残容量が 128 バイト以下になった時 ( 以下はパススルー
接続時のみ )
(4) プリンターが選択時に DSR が MARK 状態となった時
[SPACE]ディスプレイが受信可能
次の場合に SPACE 状態になります。
(1) 電源投入時の初期設定終了時
(2) セルフテスト終了時
(3) 受信バッファーの残容量が 128 バイト以下になった後 256 バイト以上に 回
復した時
6
SG
-
信号 GND
7
PS
-
電源供給端子
8
PG
-
電源用帰線
(*1) パススルー接続およびスタンドアローン接続については 1 章を参照してください。
(*2) ESC/POS のステータス確認コマンドにより、DTR 信号を MARK 状態にした場合、受信可否を示す信号機能とは違う状態
となります。
63
4
DP-501
(DM-D スタンド)
DM-D スタンドのコネクターは以下のとおりです。
コンピューター接続コネクター
DM-D コネクター
電源コネクター
プリンター接続コネクター
電源延長ケーブル接続コネクター
コンピューター接続コネクター
コンピューターへ接続するためのコネクターです。
信号配置
ピ ン番号
信号名
信号方向
信号機能
1
FG
-
保安用接地
2
TXD
出力
(1) パススルー接続および Y 接続時プリンターからホストへの送信データ
(2) スタンドアローン接続時ディスプレイからホストへの送信データ
3
RXD
入力
ホストからの受信データ(ホスト→ディスプレイ)
4(*1)
RTS
出力
DTR と同じ信号です。
6(*2)
DSR
入力
ホストがデータを受信できるかを示します。
[SPACE] ホストが受信可能
[MARK] ホストが受信不可能
7
GND
-
信号 GND
20(*1)
DTR
出力
ディスプレイが受信できるか否かを示します。(*2)
[MARK] ディスプレイが受信不可
次の場合に MARK 状態となります。
(1) 電源投入時の初期設定処理中
(2) セルフテスト実行中
(3) 受信バッファーの残容量が 128 バイト以下になった時
(4) プリンターが選択時に DSR が MARK 状態となった時
[SPACE] ディスプレイが受信可能
次の場合に SPACE 状態となります。
(1) 電源投入時の初期設定終了時
(2) セルフテスト終了時
(3) 受信バッファーの残容量が 128 バイト以下になった後 256 バイト以上 に
回復した時
25
RESET
入力
プリンターへのリセット信号
(*1)RTS 端子と DTR 端子を同時に使用せず、必ず一方のみを使用します。同時に使用した場合、本機が内蔵する RS-232 ドライ
バーを破損することがあります。
(*2) 本信号は、直接プリンター接続コネクターの DTR 端子に接続されます。
64
付録 A ハー ド ウェ ア
プリンター接続コネクター
プリンターへ接続するためのコネクターです。
信号配置
ピ ン番号
信号名
信号方向
信号機能
2
RXD
入力
プリンターからの受信データ ( プリンター→ホスト )
3
TXD
出力
プリンターへの送信データ(ディスプレイ→プリンター)
4
DTR
出力
ホストがデータを受信できるか否かを示します。
[SPACE] ホストが受信可能
[MARK]
ホストが受信不可能
5
GND
-
信号 GND
6
DSR
入力
プリンターからの受信レディ状態入力信号
[SPACE] プリンターがデータ受信可能
データが準備できた時点で送信
[MARK]
プリンターがデータ受信不可能
データが準備できても送信しない
9
RESET
出力
プリンターへのリセット信号(ホスト→プリンター)
4
65
電源コネクター ( 電源延長ケーブル接続コネクター)
電源コネクターは、DM-D スタンドのベース部に AC アダプター用と、プリンターへの電源供給用の 2 つあります。
2
SHELL
1
3
信号配置
ピ ン番号
66
信号名
信号方向
信号機能
1
+24V
-
電源供給
2
GND
-
グランド
3
NC
-
未使用
SHELL
FG
-
保安用接地
付録 B 文字コ ー ド表
文字コード表
文字コー ド表
ページ 0 (PC437:USA,Standard Europe)
(国際文字セット:アメリカ選択時)
4
ページ 0 表示文字一覧表 (00H ~ 7FH)
注 1) 文字コードの 00H(16 進 ) ~ 7FH(16 進 ) までは、各ページ共通です。
注 2) 00H ~ 7FH までのコードのうち国際文字セットの選択により表示される文字が変化する
コードがあります。
67
ページ 0 表示文字一覧表 (80H ~ FFH)
68
付録 B 文字コ ー ド表
ページ 1 ( カタカナ )
4
ページ 1 表示文字一覧表 (80H ~ FFH)
69
ページ 2 (PC850:Multilingual)
ページ 2 表示文字一覧表 (80H ~ FFH)
70
付録 B 文字コ ー ド表
ページ 3 (PC860:Portuguese)
4
ページ 3 表示文字一覧表 (80H ~ FFH)
71
ページ 4 (PC863:Canadian-French)
ページ 4 表示文字一覧表 (80H ~ FFH)
72
付録 B 文字コ ー ド表
ページ 5 (PC865:Nordic)
4
ページ 5 表示文字一覧表 (80H ~ FFH)
73
ページ 16 (WPC1252)
ページ 16 表示文字一覧表 (80H ~ FFH)
74
付録 B 文字コ ー ド表
ページ 17 (PC866: Cyrillic 2)
4
ページ 17 表示文字一覧表 (80H ~ FFH)
75
ページ 18 (PC852: Latin 2)
ページ 18 表示文字一覧表 (80H ~ FFH)
76
付録 B 文字コ ー ド表
ページ 19 (PC858: Euro)
4
ページ 19 表示文字一覧表 (80H ~ FFH)
77
ページ 254 (Space)
ページ 254 表示文字一覧表 (80H ~ FFH)
78
付録 B 文字コ ー ド表
ページ 255 (Space)
4
ページ 255 表示文字一覧表 (80H ~ FFH)
79
国際文字セット
コマンドにより以下に記載するコードによる表示内容を変えることができます。国際文字セット選択コマンドについ
ては、ESC/POS コマンドを参照してください。
ASCII code (Hex)
Country
23
24
40
U.S.A
#
$
@
[
\
]
^
`
{
|
}
~
France
#
$
à
°
ç
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Germany
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Japan
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Latin America
#
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Korea
#
$
@
[
W
]
^
`
{
|
}
~
5B 5C 5D 5E
60
7B 7C 7D 7E
国際文字セットコマンドによる表示文字選択内容一覧
80
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