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p5 - 奈良県
5 子育て環境と出生率 (1)女性の就業率と合計特殊出生率(全国) (3)子育て中の妻の不安感・負担感(奈良県) (2) 年齢階層別未婚率及び有配偶出生率の推移 ○1992年からの20年間で、全体的に女性の就業率が上昇し、合計特殊出生率が低下したことで、やや右下 に移動しているが、依然、 がある(弱い相関。東京都・沖縄県を 除く)。 女性の就業率と合計特殊出生率は、正の相関 1992(平成4)年 2012(平成24)年 約半数が、子育ての「心理的・精神的な不安・負担」を感じており、「金 ①未婚率 未婚率は、1975年頃から、特に25~29歳、20~24歳の女性で急激な上昇 特に25~29歳、20~24歳の女性で急激な上昇が見られる。未婚 未婚率 特に25~29歳、20~24歳の女性で急激な上昇 にのぼる。 銭的・経済的な不安・負担」を感じている割合は、約7割 率は、男女ともに、1975年から一貫して上昇してきたが、2005年からの5年間は上昇が減速。 ○6歳未満の子どもがいる夫婦の妻の (図3) ②2005年頃までは、晩婚化により、25~29歳の女性の未婚率が上昇したことが、少子化の要因 晩婚化により、25~29歳の女性の未婚率が上昇したことが、少子化の要因 0% 20% 40% 60% 80% 100% と考えられる。 ③有配偶出生率 有配偶出生率の推移では、1990年を底に緩やかな上昇傾向 1990年を底に緩やかな上昇傾向にあり、2010年は1980年の水 有配偶出生率 1990年を底に緩やかな上昇傾向 まったくそう感じる 準に回復している。(図4) どちらかといえばそう感じる 心理的・精神的 13.3 32.7 33.9 16.3 3.8 どちらかといえばそう感じない 【図3】 まったくそう感じない 無回答 金銭的・経済的 24.8 44.8 19.6 7.4 3.4 ※6歳未満の子どもがいる 夫婦の妻 平成25年度奈良県子育て実態調査 (4)夫の家事・育児遂行と今後子どもを持つ予定の有無(全国) 総務省統計局:就業構造基本調査 厚生労働省:人口動態統計 (1) 合計特殊出生率と未婚率、有配偶出生率の相関関係 合計特殊出生率と未婚率、有配偶出生率の相関関係 (2)女性の出産前後の就労継続の状況(奈良県) ○第1子の妊娠時に就労している妻の割合は約6割だが、第1子が1歳になった時には約2割に低下し、無職 ①合計特殊出生率と未婚率は、負の相関があるが強くはない(図1)。相関は20代女性と30代男 が約7割となっている。すなわち、 している。 働く女性の約6割が第1子を機に退職 性で比較的強くなっている。 ②合計特殊出生率と有配偶出生率は相関が強い 合計特殊出生率と有配偶出生率は相関が強い(図2)。 合計特殊出生率と有配偶出生率は相関が強い 1.1 合計特殊出生率と未婚率(20 合計特殊出生率と未婚率(20~ 20~49歳女)の相関図 49歳女)の相関図 (都道府県・2010 2010年) 年) (都道府県・ 2010 31.5 17.7 娠時 【図1】 第1子妊 2.0 有職59.8% 1.8 第1子1 歳時 12.6 0% 1.0 2.0 0.7 無職36.6% 有職者 約6割減 合 0.1 計 1.6 特 殊 66.7 出 1.4 生 率 1.2 5.6 有職23.7% 奈良県 夫が家事や育児に積極的に関わっている家庭ほど、子どもを持つことへの妻の意欲が高くなる傾向 合計特殊出生率と有配偶出生率(20 合計特殊出生率と有配偶出生率(20~ (20~49歳女 49歳女) 歳女)の相関図 年) (都道府県・2010年) 20103.7 35.9(都道府県・2010 1.8 0.8 1.1 3.6 合 計 1.6 特 殊 出 1.4 生 率 1.2 【図2】 6.1 3.4 ○「子どもがいない妻」「子どもが1人いる妻」のいずれも、夫が家事を「ほとんどしない」場合よりも、「よくす る」場合の方が、今後子どもを持とうと考える割合が高い。 ○「子どもが1人いる妻」の今後子どもを持つことへの意欲について、夫の家事の関わり度よりも、育児の関 わり度の方が影響を与えている。 ○ 。 9.5 無職66.8% 奈良県 20% 40% 60% 80% 100% 1.0 30 32 34 36 38 正規職員 未婚率(女)% 自営業主 40 65 70 75 80 85 90 95 100 105 110 115 120 42 パート・アルバイト 派遣・嘱託・契約社員 有配偶出生率 家族従業者・内職 無職・家事 平成25年度奈良県子育て実態調査 第5回(H25)全国家庭動向調査(国立社会保障・人口問題研究所) ※40歳未満の妻について集計