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「つくばフォーラム2015」 開催報告

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「つくばフォーラム2015」 開催報告
つくばフォーラム
講演概要
展示概要
「つくばフォーラム2015」
開催報告
しんぷく
まさあき † 1 おおぐし
新福 正明
いくたろう†1 い が り
/大串 幾太郎
あ
き
こ †2
/猪狩 亜紀子
†1
NTTアクセスサービスシステム研究所 /
†2
NTT-ATテクノコミュニケーションズ
₂₀₁₅年の「つくばフォーラム」は,
構想」を発表しました.それは「過
プなどから116団体(表)が参加し,
₁₀月₁₅~₁₆日 の ₂ 日 間 に わ た り,
去から現在のネットワーク技術や知
最新の研究開発や技術動向の紹介,
「NetroSphere構 想 を 支 え, 進 化 す
見を統合し,ありふれた部品を自由
展示が行われました.
るアクセスネットワーク」をテーマ
自在に組み合わせて,さまざまな事
に 開 催 さ れ ま し た. こ こ で は, 本
業者のニーズに寄り添う,普遍的な
フォーラムの講演や展示などの開催
存在」という意味が込められてお
概要について紹介します.
り, 今 回 の「 つ く ば フ ォ ー ラ ム
講演概要
基調講演Ⅰ,基調講演Ⅱは初日に
2015」は「NetroSphere構想を支え,
つくば国際会議場において開催され
進化するアクセスネットワーク」を
ました.国際会議場大ホールをメイ
テ ー マ と し て 開 催 さ れ ま し た.
ン 会 場 と し, さ ら にNTTア ク セ ス
NTT は 2015 年 2 月の NTT R&D
NTTアクセスサービスシステム研
サ ー ビ ス シ ス テ ム 研 究 所(AS研 )
フォーラムにおいて「NetroSphere
究所に加え,共催団体,NTTグルー
会場にも中継され,多数のお客さま
開催にあたって
表 つくばフォーラム2₀1₅出展社一覧
■NTTグループ
NTT東日本㈱
㈱NTT東日本 ‐ 南関東
㈱NTTエムイー
NTTインフラネット㈱
アイレック技建㈱
NTTレンタル・エンジニアリング㈱
NTTブロードバンドプラットフォーム㈱
NTT西日本㈱
㈱NTTフィールドテクノ
NTTコミュニケーションズ㈱
NTTエレクトロニクス㈱
NTTアドバンステクノロジ㈱
日本カーソリューションズ㈱
■一般社団法人 情報通信エン
ジニアリング協会(ITEA)
㈱エクシオテック
㈱協和エクシオ
日本コムシス㈱
㈱ミライト
㈱TOSYS
NDS㈱
シーキューブ㈱
北陸電話工事㈱
日本電通㈱
㈱ミライト・テクノロジーズ
㈱ソルコム
四国通建㈱
西部電気工業㈱
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㈱SYSKEN
大和電設工業㈱
㈱TTK
㈱つうけん
■通信電線線材協会
㈱アイチコーポレーション
㈱浅羽製作所
㈱OCC
岡野電線㈱
㈱カンドー
協栄線材㈱
JFE建材㈱
㈱ジャパンリーコム
㈱正電社
昭和電線ケーブルシステム㈱
㈱スズキ技研
㈱須田製作所
住電オプコム㈱
スリーエム ジャパン㈱
住友電気工業㈱
㈱成和技研
泉州電業㈱
大電㈱
大東電材㈱
㈱タダノ
通信興業㈱
東神電気㈱
㈱トーツー創研
SEIオプティフロンティア㈱
NTT技術ジャーナル 2016.2
西日本電線㈱
日本コンクリート工業㈱
日本製線㈱
日本通信電材㈱
㈱白山製作所
㈱フジクラ
古河電気工業㈱
マサル工業㈱
ミリケン・ジャパン(同)
三菱電線工業㈱
ダイニチ㈱
日立金属㈱
■一般社団法人 情報通信ネッ
トワーク産業協会(CIAJ)
アンリツ㈱
NEC
NECネッツエスアイ㈱
NECマグナスコミュニケーションズ㈱
大井電気㈱
沖電気工業㈱
Viaviソリューションズ㈱
セイコーソリューションズ㈱
㈱ナカヨ
日東工業㈱
㈱日立製作所
富士通㈱
ヘラマンタイトン㈱
丸文㈱
三菱電機㈱
横河電機㈱
横河メータ&インスツルメンツ㈱
㈱朝倉製作所
イワブチ㈱
㈱川口電機製作所
㈱木屋製作所
㈱サンコーシヤ
㈱サンリッツエレクトロニクス
三和電気工業㈱
㈱大栄製作所
㈱タカコム
高千穂産業㈱
㈱寺田電機製作所
東海通信工業㈱
東名通信工業㈱
㈱長村製作所
㈱日辰電機製作所
㈱八光電機製作所
㈱福岡通信工材製作所
㈱三代川製作所
㈱渡辺製作所
全国通信用機器材工業協同組合
■その他
㈱NTEC
㈱サイバー創研
㈱サンレック
原田産業㈱
㈱三喜
E
VENT REPORTS
に聴講していただきました.
■基調講演Ⅰ
千歳科学技術大学 理事長 伊澤
達夫氏が,「通信用光ファイバの黎
明期」と題して講演を行いました
(写真 1 ).
冒頭で,光ファイバの製造法であ
るVAD(Vapor-phase Axial Dep­o­si­
写真 1 基調講演Ⅰ
写真 2 基調講演Ⅱ
古河電気工業,住友電気工業,フジ
法と呼ばれている製法であると述べ
モデル主体の営業から, 光コラボ
クラの 4 社で受賞したことについて
ました.しかし実際の実験は容易で
レーションモデルを含むアライアン
触 れ,VAD法 が 現 在 で も 世 界 の 光
はなく,多孔質母材の形状制御,原
ス ビ ジ ネ ス(B2B2Xモ デ ル ) や ビ
ファイバ生産量の約60%を占めてお
料利用効率の向上,バーナの寿命向
ジネス市場へ大胆にシフトして大き
り,主要な生産法であると述べまし
上,多孔質母材の透明化などが代表
く営業戦略の転換を行ったことにつ
た.
的課題であり,装置類の試作改良を
いて具体的な目標と取り組み状況を
紹介しました.
tion) 法 がIEEEマ イ ル ス ト ー ン に
認 定 さ れ,2015年 5 月21日 にNTT,
最初に,日本における光ファイバ
毎日行う中ついに研究中止を命令さ
研究が始められる前の状況について
れてしまい,最後の決断として透明
次に,ビジネス営業の強化に向け
説明しました.ノーベル賞を受賞し
化する際のガスを思い切って高価な
いろいろな自治体と包括連携協定を
たチャールズ ・ カオが1965年,不純
ヘリウムガスにしたことで透明化に
締結しICT利用環境の充実を図って
物の少ないガラスをつくることがで
成功したと説明しました.1978年に
地方創生へ貢献していることについ
きれば通信に使える光ファイバが実
はミニプラントによる量産技術の改
て述べ,実際の事例として熊本市の
現できると予測して,低損失光ファ
良に着手, その後は電線メーカに
防災ハザードマップと京都府和束町
イバの可能性について発表し,その
よってさらなる技術改良が加えら
の茶源郷行政情報配信システムにつ
後1970年には高純度のガラス製法を
れ,VAD法 は 通 信 用 光 フ ァ イ バ の
いて映像を上映しながら紹介しまし
保有していたコーニング社が世界で
主要な製法となり, 認知されるに
た.また,公衆フリーWi-Fiの展開
初めて低損失光ファイバの実現に成
至ったのは多くの関係者の支援のお
状況,新たなアクセスポイントなど
功したことについて紹介しました.
かげであると感謝を表した講演は,
の技術トライアル,成長ビジネスの
研究への情熱が感じられる貴重な内
展開について説明し,売上拡大に向
の状況を振り返りながらNTTにお
容でした.
けた取り組みを示しました.
ける光ファイバ研究について説明し
■基調講演Ⅱ
次 に,1970〜80年 のNTT研 究 所
ました.当時の茨城通研は研究費や
設備系としては現在,ユーザの利
熊 本 敏 彦NTT西 日 本 代 表 取 締
便性に寄与する設備づくり,効率的
研究スペースが不足していたため,
役副社長が,「NTT西日本グループ
な業務運営体制,新技術などによる
研究費獲得のために光ファイバ母材
の取り組み」と題して講演を行いま
コストコントロールについて取り組
の模型をつくって直訴したり,部長
した(写真 2 ).
みを進めていると述べました.また
会議室を占領して実験室に改造した
ま ず,NTT西 日 本 グ ル ー プ の 変
災害対策については,これまで 3 年
り,他研究部のスペースを借用した
遷,フォーメーション,市場につい
間ハード面の強化を中心に取り組ん
りと研究環境を整えた経緯について
て紹介し,新成長戦略として光サー
できたが,今後はソフト面の強化を
語りました.研究室に与えられた任
ビス900万契約の早期達成に向けて
中心に進めていくと説明し,具体的
務は日本独自の技術を開発すること
引き続き取り組みを進めたいと語り
な事例をあげて取り組み状況を紹介
であり, 目標を量産技術の開発に
ました.なかなか光サービスのお客
しました.人材育成についてはその
絞っていろいろな予備実験を進め,
さま数を増やすことが難しくなって
重要性について説明し,分野別のス
最終的に落ち着いたのが今日VAD
いる中,2015年 2 月より従来のB2C
キルアップの施策について具体的事
NTT技術ジャーナル 2016.2
85
写真 ₃ グローバルセッション
写真 ₄ ワークショップ(左から岡崎プロジェクトマネージャ,佐々木プロジェクトマネー
ジャ,原田プロジェクトマネージャ,藤本プロジェクトマネージャ)
例を紹介しました.
最後に,2016年 5 月に三重県で開
略「新たなステージをめざして2.0」
試験システム ・ 浸水検知の技術開発
催される伊勢志摩サミットについて
の基本的な考え方と持続的な成長に
がターニングポイントとなったこと
触 れ,NTT西 日 本 と し て で き る 限
向 け た 取 り 組 み に つ い て 説 明 し,
について説明しました.また最近の
りの支援をしながらビジネスチャン
NetroSphere構 想 の め ざ す 世 界 観
アクセス網技術として,世界最高密
スをつかみたいと意欲を示した貴重
は,これからのネットワークが “つ
度の2000心光ケーブル,透明光ファ
な講演内容でした.
なぐ” から空気のように “活用さ
イバ,無電柱化推進における直接埋
■グローバルセッション
れるリソース” になることである
設用ケーブルについて紹介しまし
初日の午後,AS研会場においてグ
と述べ,NetroSphere構想の実現に
た.今後の展開としてアクセスネッ
ローバルセッションが開催されまし
向けた技術開発について方向性を述
トワーク ・ 基盤設備の将来ビジョン
た.海外キャリア 4 社による,各国
べました.またNetroSphere構想の
を説明し,来年のつくばフォーラム
に お け る 最 新 のFTTH(Fiber To
具現化に向けた取り組みとして主な
に向けたコミットメントとして①新
The Home)の展開状況などをテーマ
要素技術である①サーバ系の
設備管理方式(つくばカーの導入),
にした講演を行いました.講演後に
MAGONIA,②トランスポート系の
②アクセスネットワークの変革,③
はQ&Aコ ー ナ ー を 設 け, 世 界 の
MSF(Multi Service Fabric),③ア
全支店へ訪問し現場の意見を伺う,
FTTH展開に関する知見を深められ
ク セ ス 系 のFlexible Access System
と決意を表しました.
る貴重な機会となりました(写真 ₃ )
.
Architecture,④オペレーション系
■ワークショップ ₃
の OaaS(Operation as a Service)
ワークショップ
NTTアク セスサー ビスシ ス テ ム
について紹介し,それを支える基盤
研究所アクセスオペレーションプロ
技術の重要性やR&Dの変革に向け
ジェクト原田英昭プロジェクトマ
たオープンイノベーションの取り組
ネージャが「業務を効率化し価値を
で は,NTTネ ッ ト ワ ー ク 基 盤 技 術
みについて語りました.
創出するオペレーション技術」と題
研究所,およびAS研の 4 名のプロ
■ワークショップ ₂
し て 講 演 を 行 い ま し た. ま ず,
2 日目に行われたワークショップ
ジェクトマネージャが講演を行いま
NTTア ク セスサー ビスシス テム
NetroSphere構想におけるオペレー
した(写真 ₄ ).
研究所光アクセス網プロジェクト
ションの主要な役割は, バーチャ
■ワークショップ ₁
佐々木清治プロジェクトマネージャ
ル ・ リアルレイヤをシームレスに一
NTTネ ッ ト ワ ー ク 基盤技術 研究
が「業務を効率化し価値を創出する
元管理できること,素材を組み合わ
所ネットワーク方式SEプロジェク
オペレーション技術」と題して講演
せ て 新 サ ー ビ ス を 創 出 す る こ と,
ト岡崎義勝プロジェクトマネージャ
を 行 い ま し た.NTTが こ こ10年 驚
サービス事業者との連携を効率的に
が「NetroSphere構想実現に向けた
異的なスピードでFTTHを普及させ
実現する仕組みを提供できること,
技術開発の取り組み」と題して講演
た背景として,創設コストを約 3 割
と述べました.また,現在研究所で
し ま し た. 最 初 に,NTTグ ル ー プ
削減したことや,光ファイバケーブ
取り組んでいる 5 つの将来オペレー
が2015年 5 月に公表した中期経営戦
ル,光クロージャ,構内 ・ 宅内配線,
ションの方向性の中から,
ワンストッ
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NTT技術ジャーナル 2016.2
E
VENT REPORTS
写真 ₅ メイン会場
企画展示
コーナー
写真 ₆ 屋外展示会場
アクセスシステム・オペレーション技術
新サービスを創出する統合アクセス基盤技術(光・無線)や効率的なネットワーク運用を支えるオペレーション
技術を中心に紹介します.
コーナーⅡ
アクセスネットワーク・基盤技術
ネットワーク運用力強化に向けた保守運用技術や光の特性を最大限に生かす線路基盤アーキテクチャを中心
に,時代を超えて安心なインフラとして社会を支え続けるアクセスネットワーク・基盤技術を紹介します.
コーナーⅢ
展示概要
NTT R&Dを支えてきたこれまでの貢献とNetroSphere構想
企画展示コーナーでは,NTT R&Dにより世界的に貢献した光ファイバ製造技術 VAD法 および無線LAN
の研究開発を振り返りながら紹介します.
また,今後のR&Dの核となるNetroSphere構想および,実現に向けた関連技術について紹介します.
コーナーⅠ
写真 ₇ NTT展示コーナー
AS研 か ら の 出 展 に と ど ま ら ず,
共催団体およびNTTグループ各社
の最新の技術に関する展示が行われ
ました(写真 ₅ , ₆ ).
■NTTアクセスサービスシステム研
究所
技術ごとに展示を 4 つのコーナー
に分け,AS研の研究開発成果を幅
広く展示しました(図).お薦め展
示にはおすすめマークを掲載し,来
モデルネットワーク
NTTのサービス提供の基盤となる現状のアクセスネットワーク技術の全体像を,NTTビルからお客さま宅までの
一連の流れで分かりやすく紹介します.
図 NTT展示概要
場者へ分かりやすく展示しました
(写真 ₇ ).
(1) 企画展示コーナー
「NTT R&Dを支えてきたこれまで
の貢献とNetroSphere構想」と題し,
プオペレーションと強くかかわる統
アナログ電話からインターネットア
NTTのR&Dにより世界的に貢献した
合コントロール技術,オペレータの
クセスに変わった過去10年間の歴史
2 つの技術 “VAD法” “無線LAN”
作 業 負 担 軽 減にかかわるナビゲー
について説明しました.現在のアク
を 振 り返りな がら 紹 介 し,今 後 の
ション技術について説明し,現在取
セスシステム技術の取り組みとして
NetroSphere構想の実現に向けた新
り組んでいるアノテーション技術に
は,増大するトラフィックやモバイ
たな技術について展示しました.
ついてはデモ映像を紹介しました.
ル系ネットワークへの対応について
(2) コーナーⅠ
■ワークショップ ₄
述べました.最後に,新たな領域へ
「アクセスシステム ・ オペレーショ
NTTア ク セ ス サ ー ビスシス テム
の 取 り 組 み と し て,Emergingサ ー
ン技術」と題し,新サービスを創出
研究所光アクセスサービスプロジェ
ビ ス ・ Emergingネ ッ ト ワ ー ク に 向
する統合アクセス基盤技術(光 ・ 無
クト藤本幸洋プロジェクトマネー
けてやるべきことや,部品としての
線)や,効率的なネットワーク運用
ジャが「多様化するサービスに向け
技術の利用におけるビジネスチャン
を支えるオペレーション技術を中心
たアクセスシステム技術」と題して
スの可能性について紹介しました.
に展示しました.特に,アノテーショ
講演を行いました.最初に,アクセ
ン技術(UI Navi),広域 ・ 多分岐化
スサービスとシステム技術変遷とし
を実現するWDM/TDM-PONシステ
てFTTHのサービスが2000年を境に
ム,人と地域をつなぐPON長延化 ・
NTT技術ジャーナル 2016.2
87
に向けた取り組みを紹介しました.
アクセスネットワークの実現に向け
■通信電線線材協会
た共有の場として充実したイベント
光およびメタルケーブルと関連機
となりました.
器を含めた所外系設備全体にかかわ
る技術 ・ 製品について,進化するア
クセスネットワークを実現するため
写真 ₈ 出展社イベント
謝 辞
本フォーラムの開催にあたり,共
の取り組み状況を紹介しました.
催としてご協力いただきました一般
■一般社団法人 情報通信ネット
社団法人情報通信エンジニアリング
ワーク産業協会(CIAJ)
協会,通信電線線材協会,一般社団
全国通信用機器材工業協同組合
法人 情報通信ネットワーク産業協
屋 外 設 置ONU技 術, 基 地 局 機 能 分
(全通協)とともに,安心 ・ 安全で
会の皆様に厚くお礼申し上げます.
離に向けたモバイルフロントホール
豊かな社会の実現をめざして,ライ
技術,TZ-403D加入者系ディジタル
フラインである通信ネットワークを
無線システムについては,お薦め展
支えるさまざまな関連製品 ・ ソ
示として紹介しました.
リューションを紹介しました.
(3) コーナーⅡ
「アクセスネットワーク ・ 基盤技術」
■NTTグループ
出 展 し たNTTグ ル ー プ 各 社 は,
と題して,ネットワーク運用力強化
企業のお客さまのビジネスモデルの
に向けた保守運用技術や光の特性を
変革をサポートするとともに,個人
最大限に活かす線路基盤アーキテク
のお客さまの多様なライフスタイル
チャを中心に,時代を超えて安心な
の創造をサポートしていくための最
インフラとして社会を支え続けるア
新技術や,新たなステージに向けた
クセスネットワーク ・ 基盤技術につ
取り組みなどを紹介しました.
いて展示しました.特に,人的コス
■出展社イベント
トを削減する基盤設備の点検診断技
AS研メイン会場と屋外会場にて
術,世界最高密度を誇る光ファイバ
出展社によるデモンストレーション
ケーブ ル の開 発( 超 多 心 高 密 度 光
や技術セミナを実施し,多くの方に
ケーブル)
,透明光ファイバについて
ご覧いただきました(写真 ₈ ).
は,お薦め展示として紹介しました.
(4) コーナーⅢ
開催結果の総括
アクセスネットワーク技術の全体
像 を,NTTビ ル 内 か ら お 客 さ ま 宅
会期 2 日目の朝は小雨がぱらつく
までの基本的な設備について一連の
空模様となりましたが,初日は快晴
流れで分かりやすく紹介する,モデ
に恵まれ,約9400名の方にご参加い
ルネットワークを展示しました.
ただき,また海外からも多くのお客
■一般社団法人 情報通信エンジニ
さまをお迎えして無事にフォーラム
アリング協会(ITEA)
を開催することができました.AS
これまで培った技術 ・ ノウハウの
研の最新の研究開発および今後の動
継 承, 光 ア ク セ ス 設 備 の 構 築 ・ 維
向をはじめ,出展各社のさまざまな
持 ・ 開通工事を主体に,品質の向上
展示に高い関心が寄せられました.
や効率化および大規模災害時の迅速
共催団体をはじめとした参加企業の
な設備復旧などと安心 ・ 安全 ・ 信頼
皆様方との連携 ・ 共創によって
される情報通信インフラ設備の実現
NetroSphere構想を支え,進化する
88
NTT技術ジャーナル 2016.2
(左から)猪狩 亜紀子/ 新福 正明/
大串 幾太郎
これからのネットワークの役割は つなぐ
を超えて, 守る 育む 創り出す など,
さまざまな営みへと活用されるリソースと
なることをめざして変革していくためには,
社会および関連する産業界の方々との連携
が欠かせません.今後も本フォーラムが良
き交流の場となり,アクセスネットワーク
の発展に貢献できるよう,事務局一同,努
力していきます.
◆問い合わせ先
NTTアクセスサービスシステム研究所
企画担当
TEL ₀2₉-₈₆₈-₆₀₄₀
FAX ₀2₉-₈₆₈-₆₀₃₇
E-mail tforum2₀1₅ lab.ntt.co.jp
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