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桐 体験マニュアル
桐 体験マニュアル はじめて桐をお使いになる方へ 「桐9-2012 体験版」をダウンロードしていただき、ありがとうございます。 「桐 体験マニュアル」は初めて桐をお使いになる方に、桐がどのようなデータベースか、どのように利用できるかを体験して いただくための説明書です。 ほんの入り口だけですが、実際に操作しながら桐を紹介していきます。 なお、機能の詳細については桐のヘルプをご覧ください。 C O N T E N T S テンプレートを使って住所録のデータベースを作ってみよう。… 1 1. 表のテンプレートから住所録を作り、データを入力する 2. 住所録のデータをカード形式のフォームで見る 3. 住所録のデータを使ってタックシールに宛名を印刷する 表でデータを操作してみよう。… 12 1. データを探す 2. データを並べ替える 3. データを絞り込む 機能を組み合わせてデータを処理してみよう。… 23 成績表を組別に分けて順位を付け、印刷する テンプレートを使って住所録のデータベースを作って みよう。 桐は表を基本にしたデータベースです。 表にデータを溜め、そのデータを操作(絞り込み・並べ替え、集計など)したり、印刷したりできま す。 Step1では、最初にテンプレートを使って住所録の表を作り、データを入力してみます。 次にカード型フォームを使って入力したデータを表示します。 最後に、レポートのテンプレートを使ってタックシールに宛名を印刷しましょう。 1.表のテンプレートから住所録を作り、データを入力する 最初にテンプレートを使って「住所録」を作ってみましょう。 表 1. 桐を起動する デスクトップの桐のショートカット をクリックします。 2. テンプレートから住所録の表を作る [桐ファイルパレット]の す。 (表)をクリックしてから (新規作成)をクリックしま [表]をクリック [新規作成]をクリック ファイルパレットは桐のフ ァイルを操作するためのツ ールです。 既定では、桐を起動したり ファイルを閉じたときに自 桐ファイルパレット 動的に表示されます。ツー ルバーの をクリックす るとファイルパレットを手 動で表示することができま す。 ファイルパレットの機能の 詳細については、桐のヘル プをご覧ください。 [表の新規作成]画面の[ファイル名]に「住所録」と入力して[作成]ボタンをクリックし ます。 [ファイル名]を入力 [作成]をクリック 1 [テンプレート]の[住所録管理グループ]をクリックし、[個人住所録]を選んで をクリックします。 [テンプレート]で[個人住所録]をクリック 次へすすむ 説明文を読みながら をクリックして[表の新規作成−表(5/5)]画面まですすめます。 [表の新規作成−表(5/5)]画面でスタイルを選択して[完了]ボタンをクリックします。 使いたい表のスタイルを選択 [完了]をクリック 住所録の表が完成しました。 2 3.データを入力する 住所録にデータを入力しましょう。 メニューバーから[行操作]→[行挿入]をクリックして入力モードにします。 隣の項目へカーソルを移動するには、[Tab]キーあるいは[Enter]キーを押します。 次の点に留意して、入力します。 ◎[氏名]欄を入力して次の項目にすすむと[ふりがなを修正します]の小さい画面が表示 されます。自動入力された文字に必要な修正を加えて[OK]ボタンをクリックします。 ◎[性別]欄では、男女のリストが表示されるので(表示されないときは をクリック)、 どちらか選んでください。 ◎[Memo]欄にすすむと表の下に入力欄が表示されます。次の項目に移動すると、入力欄 は自動的に閉じます。 ◎[入力日付]欄と[更新日付]欄は自動的に今日の日付が入力されます。 既定どおり桐をインストー ルした場 合 、 ファイルは 「K3¥DATA」フォルダに 保存されます。 続けてデータを2、3件入力しましょう。 入力を終了するときは、メニューバーから[編集]→[表示]をクリックしてして表示モードに します。 4. 表を保存する 入力を終えたら表を保存して閉じましょう。 画面右上の (閉じる)をクリックします。 をクリックして閉じる この体験ツアーで使用する 桐のファイルの拡張子は次 のとおりです。 表 : tbl フォーム : wfm 「保存しますか?」のメッセージが表示されます。[はい]ボタンをクリックしてください。 レポート : rpt Windowsの既定では拡張 子は表示されません。 ファイルパレットやエクス プローラで拡張子を表示す るには、マイドキュメント あるいはエクスプローラの [ツール]メニューから[フ ォルダオプション]画面を 表示し、 [表示]タブの[登 録されている拡張子は表示 しない]をOFFにします。 3 2.住所録のデータをカード形式のフォームで見る フォームのテンプレートから住所録のカードを作って、表に入力したデータを見てみましょう。 フォーム カード形式の住所録 1. フォームのテンプレートから住所録を選ぶ [桐ファイルパレット]の します。 (フォーム)をクリックしてから (新規作成)をクリック [フォーム]をクリック [新規作成]をクリック 桐ファイルパレット [フォームの新規作成]画面の[ファイル名]に「住所録」と入力して[作成]ボタンをクリ ックします。 [ファイル名]を入力 [作成]をクリック 4 [テンプレート]の[住所録管理グループ]をクリックし、[個人住所録カード]を選んで[完 了]ボタンをクリックします。 [テンプレート]の[個人住所録カード]をクリック [完了]をクリック 2. 表を選ぶ [フォームで使用する参照表を選択]画面で「住所録.tbl」を選んで[OK]ボタンをクリック します。 「住所録.tbl」をクリック [OK]をクリック 3. 住所録フォームが完成 フォームの定義画面が表示されます。 ツールバーの (編集へ)をクリックしてフォーム編集画面に切り替えます。 フォームの定義画面を表示 するとフォームのガイドが 表示されます。これはフォ ームを定義するときに利用 すると便利ですが、ここで は使わないので無視する か、まわりの白い背景をク リックして一時的に消して ください。 [フォーム編集へ]画面の「編集用に表を開き直しますか?」のメッセージに[はい]をクリッ クします。 5 4. フォームでデータを確認 住所録のカードが表示されます。表で入力したデータを確認してください。 画面下部の / (レコードジャンプ)を操作すると、前後のレコードを表示で きます。 閉じるときはここをクリック ここをクリックして前後のレコードを表示 (閉じる)をクリックしてフォームを閉じます。 6 3.住所録のデータを使ってタックシールに宛名を印刷する レポート 最後にデータを印刷してみましょう。 レポートのテンプレートから「タックシール」を選び、住所録データを使って宛名を印刷します。 宛名を印刷した タックシール 1. レポートのテンプレートからタックシールを選ぶ [桐ファイルパレット]の します。 (レポート)をクリックしてから (新規作成)をクリック [レポート]をクリック [新規作成]をクリック 新規作成画面の[ファイル名]に「タックシール」と入力して[作成]ボタンをクリックしま す。 [ファイル名]を入力 [作成]をクリック 7 [テンプレート]の[タックシール]を選んで をクリックします。 [タックシール]をクリック 次へすすむ [タックシールテンプレート(1/6)]画面の[メーカー]でタックシールのメーカー名を選び、 [用紙一覧]から型番を選びます。 ここでは「A-ONE」の「28382」を選んで をクリックします。 「A-ONE」を選択 「28382」を選択 次へすすむ [タックシールテンプレート(2/6)]画面の[宛先形式]でどちらかを選んで ックします。次のフォントの指定画面もそのまま をクリックします。 [タックシールテンプレート をクリ [宛先形式]を選択 (2/6) ]画面の[バーコー ドを印刷する]にチェック マークを入れると、タック シールに郵便番号バーコー 郵便番号バーコードを印刷 するときはここをチェック ドが印刷されます。チェッ クマークをON/OFFして、 画面左のサンプルイメージ を確認してください。 次へすすむ 8 2.表を選ぶ [タックシールテンプレート(4/6)]画面の[表ファイル名]で ックします。 (表ファイル名)をクリ をクリック [表の選択]画面で「住所録.tbl」を選び[OK]ボタンをクリックし、元の画面に戻ります。 元の画面で をクリックして次の画面にすすみます。 「住所録.tbl」を選択 [OK]をクリック 3. 印刷する項目を選ぶ [タックシールテンプレート(5/6) ]画面でフィールド名に対応する表の項目名を指定します。 [項目]をクリックすると が表示されるので、それをクリックして一覧から選択します。す べての項目を指定し、 をクリックします。 画面左のサンプルイメージ フィールド名に対応 する項目を指定 を参考にして項目を指定し てください。 次へすすむ 9 4. タックシール印刷用ファイルが完成 [タックシールテンプレート(6/6)]画面で[完了]ボタンをクリックします。 [完了]をクリック 5. プレビュー画面を表示 プレビュー画面が表示されます。ツールバーの (ズームイン) 、 ックして印刷イメージを確認してください。 (印刷)をクリックすると印刷することができます。 (ズームアウト)をクリ ツールバーの (閉じる)をクリックしてプレビュー画面を閉じます。 10 6. レポートを保存して閉じる レポートの定義画面が表示されます。文字の位置などを変更するときは、この定義画面で修正し ます。 画面右上の (閉じる)をクリックすると「保存しますか?」のメッセージが表示されます。 [はい]ボタンをクリックし、レポートを保存して閉じます。 をクリック して閉じる まとめ Step1 では、テンプレートを使って表、フォーム、レポートを作ってみました。 [桐ファイルパレット]で作成したファイルを確認してみましょう。 ・表 : をクリック … 住所録.tbl、ZIPK3.tbl(自動生成) ・フォーム: をクリック … 住所録.wfm ・レポート: をクリック … タックシール.rpt 表のテンプレートには、住所録のほかに名刺管理、販売管理、成績管理などを用意していま す。 表のテンプレートとフォームのテンプレートは連動しているので、テンプレートから作成した 表ファイルは、テンプレートから作成するフォームでそのまま利用することができます。 レポートのテンプレートでは、はがき・封筒・タックシールの宛名印刷のほかに、請求書・ 納品書など市販の伝票を型番から選んで印刷できるように用意しています。 11 表でデータを操作してみよう。 桐のデータ操作は簡単です。ワープロ感覚でデータを見ながら操作することができます。 データを五十音順に並べ替える、東京都在住の女性を絞り込む、クラスごとに分けて成績の良い順 に番号を振るなど簡単に処理できます。 使用するファイルとファイルの開き方について Step2では、桐がインストールされているフォルダ内「K3¥KIRIV9¥Sample¥例題¥表ツアー」 に保存されているサンプルファイルを使用して操作します。 サンプルファイルは以下の操作で開きます。 1.[桐ファイルパレット]で (表)をクリックします。 2. 現 在 の フ ォ ル ダ の をクリックしてサンプルファイルのフォルダの一 覧 を表 示 し、 「K3¥KIRIV9¥Sample¥例題¥表ツアー」を選びます。 [表]をクリック をクリックしてフォルダの 一覧を表示 現在のフォルダ サンプルファイルの フォルダ一覧 「表ツアー」をクリック 3. ファイルを選び、 (開く)をクリックして開きます。 Step2では、操作に応じて以下のファイルを使用します。 ・JUSHO.tbl…… 住所録の表 ・試験1年.tbl…… 1年A組とB組の試験結果の表 ファイルを選んでから をクリック 現在のフォルダ JUSHO.tblと 試験1年.tblを使用 フォルダ内のファイル一覧 12 1.データを探す 京都在住者を探す 住所録から「京都」に住んでいる人を探します。 検索 1. 表を開く 「JUSHO.tbl」を開きます。 2.[住所]項目で「京都」を検索する [住所]の項目名欄をクリックして選択し、ツールバーの (検索)をクリックします。 [住所]をクリックして をクリック [検索:値]画面の[値]に「京都」と入力して[先頭一致]をクリックし、 [先頭から]ボタ ンをクリックします。 「京都」と入力し [先頭一致]を選ばずに[値 [先頭一致]をクリック を含む]で実行すると「東 京都」も検索されます。 「東 京都」に「京都」が含まれ ているからです。検索方法 [先頭から]をクリック を使い分けて検索してくだ さい。 2行目の京都の住所にカーソルが移動し、検索継続の小さい画面が表示されます。 [次へ]をクリックすると 次の京都在住者にカーソ ルが移動する 最初に検索された値 検索が終了すると、「条件を満たすレコードはありません」のメッセージが表示されます。[OK] ボタンをクリックしてメッセージを閉じ、検索継続の画面も閉じます。 3. 表を閉じる 画面右上の (閉じる)をクリックして表を閉じます。 13 2.データを並べ替える 五十音順に並べる 名前を「あいうえお順」に並べ替えるには、[ふりがな]の項目を昇順に並べ替えます。 1. 表を開く 「試験1年.tbl」を開きます。 2.[ふりがな]を五十音順に並べ替える [ふりがな]の項目名欄をクリックして選択し、そのままマウスの右ボタンを押してメニューか ら[昇順で並べ替え]をクリックします。 [ふりがな]をクリックし 右ボタンを押して [昇順で並べ替え]をクリック 解除するときは をクリック 五十音順に並びました。 3.並べ替えを解除する ツールバーの (解除)をクリックして並べ替えを解除します。 14 成績のよい順に並べる 成績のよい生徒から順番に並べるには、[合計]の項目を降順に並べ替えます。 1.[合計]を点数の高い順に並べ替える [合計]の項目名欄をクリックして選択し、そのままマウスの右ボタンを押してメニューから [降順で並べ替え]をクリックします。 [合計]をクリックし 右ボタンを押して [降順で並べ替え]をクリック 合計点の高い順に並びました。 2. 並べ替えを解除する ツールバーの (解除)をクリックして並べ替えを解除します。 15 登録済みの条件を使っていろいろな並べ替えをする 「試験1年.tbl」にはサンプルとして、並べ替えの条件がいくつか登録されています。 それらを実行してどのような並べ替えができるか見てみましょう。 1. 並べ替え条件を選択して並べ替える メニューバーから[行操作]→[並べ替え]を選んで[並べ替え条件]画面を表示します。 (作成済みの条件から、使用する条件を選びます)をクリックします。 をクリック [条件名]から条件をクリックして選び、 [選択]ボタンをクリックします。 登録済みの条件から 使いたい条件を選択 [選択]をクリック [並べ替え条件]画面の[整列項目]と[整列順]を確認します。 項目が上にあるほうが優先順位が高くなります。 [実行]ボタンをクリックして並べ替えます。 並べ替えの条件内容を確認 [実行]をクリック 16 結果を確認してください。 並べ替え条件名の「並べ替 え:組別合計点と英語得点 順」では、組ごとに分けて 合計点の高い順に並べてい ます。ただし、合計点が同 じ場合は、英語の点数のよ いほうが順位が高くなりま す。 2.並べ替えを解除する ツールバーの (解除)をクリックして並べ替えを解除します。 3. 表を閉じる 画面右上の (閉じる)をクリックして表を閉じます。 17 3.データを絞り込む 「絞り込み」はデータから必要なものだけをピックアップする機能です。東京在住の人だけにDMを 送ったり、メンバーの中に女性は何人いるのか把握するなどの作業が簡単にできます。 行を選択して絞り込む 目で確認して必要なレコードを選択して絞り込みます。レコード数が少ないときや簡単にデータが見 つけられるときはこの操作が簡単です。 1. 表を開く 「JUSHO.tbl」を開きます。 2. 絞り込む行を選択して絞り込む 表の上から4行目の行番号をクリックしてレコードを選びます。そのままマウスの右ボタンを押 してメニューを表示し、[絞り込み-選択行]をクリックします。 複数の行を選択するには以 下の操作をします。 ・連続した行を選択する [Shift]キーを押しな がら選択する先頭行と 最終行の行番号をクリ 行番号をクリックし ックします。 ・ランダムに行を選択する [Ctrl]キーを押しなが ら行番号をクリックし ていきます。 右ボタンを押して [絞り込み-選択行]をクリック 「田村 俊子」さんだけが表示されました。 絞り込んだレコードは、 Step1で作成したタックシー ルの宛名印刷などに利用で きます。データを絞り込ん でから、メニューバーから [ファイル]→[印刷]→ 3. 絞り込みを解除する ツールバーの (解除)をクリックして絞り込みを解除します。 [レポート]をクリックし、 [レポートの選択]画面で 「タックシール.rpt」を選ぶ と、絞り込んだデータだけ 印刷することができます。 ※「タックシール.rpt」は 「K3¥Data」フォルダに保 存されているので、 [フォル ダの場所]で変更する必要 があります。 18 東京在住者を表示する 絞り込む項目を選び、値を指定して絞り込みます。 絞り込み [住所]項目で「東京」を絞り込む [住所]の項目欄をクリックして選択し、ツールバーの (絞り込み)をクリックします。 [住所]をクリックし をクリック [絞り込み:値]画面の[値]で「東京」と入力して[実行]ボタンをクリックして絞り込み ます。 「東京」と入力 [実行]をクリック 東京都在住の4人が表示されました。 このまま次の操作にすすみます。 19 さらに女性だけを表示する 東京都在住者の中から女性を絞り込みます。 [性別]項目で「女性」を絞り込む [性別]の項目欄をクリックして選択し、ツールバーの (絞り込み)をクリックします。 [性別]をクリックし をクリック [絞り込み:値]画面の[値]の (値集合の一覧)をクリックし、[値集合]画面で「女 性」を選んで[OK]ボタンをクリックします。 [絞り込み:値]画面の[実行]ボタンをクリックして絞り込みます。 をクリックし 「女性」をクリックし [OK]をクリック 東京都在住の女性だけが表示されました。 このまま次の操作にすすみます。 20 東京都在住の男性だけを表示する 女性だけに絞り込まれた状態で、違う絞り込みをしてみましょう。 補集合 1. 補集合を使って絞り込む ツールバーの (絞り込み(補集合))をクリックします。 東京に住んでいる「男性」だけが表示されました。この機能を「絞り込み−補集合」といい、な かなか便利な機能です。 絞り込み-補集合は をクリック 「絞り込み−補集合」は、ひ とつ前の絞り込み状態(こ こでは「東京在住者」 )を基 準に、現在絞り込まれてい ないレコードを表示します。 2. 絞り込みを解除する 絞り込まれた状態を1段ずつ解除するには、ツールバーの (解除)をクリックします。 一気にすべて解除して基本状態に戻すには、メニューバーから[行操作]→[すべて解除]をク リックします。 一段ずつ解除は をクリック 一気に絞り込みを解除 3. 表を閉じる 画面右上の (閉じる)をクリックして表を閉じます。 21 まとめ 絞り込みや並べ替えを使うと、表のデータをさまざまな角度から見ることができます。 Step2では以下の機能を使用して操作しました。 ・値を指定して検索する(検索:値) ・項目を選択して昇順で並べ替える(昇順で並べ替え) ・項目を選択して降順で並べ替える(降順で並べ替え) ・昇順・降順、辞書順・辞書逆順で並べ替える(並べ替え条件) ・レコードを選択して絞り込む(絞り込み−選択行) ・値を指定して絞り込む(絞り込み−値) ・現在絞り込まれていないレコードを表示する(絞り込み−補集合) ・解除 ・すべて解除 22 1.成績表を組別に順位を付けて印刷する 機能を組み合わせてデータを処理してみよう。 成績表を組別に分けて順位を付け、印刷する Step2で使った並べ替えと絞り込みのほかに、置換も使ってデータを処理してみましょう。 「試験1年」の表に組別順位と学年順位を付け、その結果を一覧表で印刷します。 サンプルファイルにすでに条件が登録されているので、その条件も利用して操作します。細かい設定 方法は省きますので「こんな風に使うんだ」と感じてください。 「試験1年.tbl」を開いてください。 A組で成績の順位を付ける A組で成績の順位を付けるには、 「A組を絞り込む → 成績のよい順に並べ替える → 順位を付ける」と いう手順で操作します。 1.A組を絞り込む [組]の項目の「A」をクリックして選択します。 そのままマウスの右ボタンを押して、メニューから[絞り込み]→[同一値]をクリックしてA 組を絞り込みます。 「絞り込み−同一値」は、マ 「A」をクリック ウスで選択したセルの値と 同じ値だけを絞り込む機能 です。たとえば男子だけを 絞り込みたい場合は、[性 別]の項目の「男子」の値 右ボタンを押して [絞り込み]をクリック があるセルをクリックして、 右メニューから[絞り込み] →[同一値]をクリックし ます。マウスで簡単に操作 できる便利な機能です。 [同一値]をクリック 23 2. 成績のよい順に並べ替える [合計]の項目名欄をクリックして選択し、そのままマウスの右ボタンを押してメニューから [降順で並べ替え]をクリックします。 [合計]をクリックし 右ボタンを押して [降順で並べ替え]をクリック 3. 順位を付ける メニューバーから[編集]→[置換]→[条件名]をクリックして[置換:置換条件]画面を 表示します。 [編集]をクリック [置換]をクリックし [条件名]をクリック 24 (作成済みの条件から、使用する条件を選びます)をクリックし、条件名から「置換:合 計点組別順位付け」を選んで[選択]ボタンをクリックします。 をクリック 「置換:合計点組別順 位付け」を選択 [選択]をクリック [置換:置換条件]画面で[実行]ボタンをクリックします。 [実行]をクリック [クラス順位]に合計点の高い順に番号が振られました。 クラス順位を元のように空 欄に戻すときは、置換条件 の「置換:クラス順位クリ ア」を選択し、実行してく ださい。 A組のクラス順位 4. 絞り込みを解除する ツールバーの (解除)をクリックして絞り込みを解除します。 25 B組で成績の順位を付ける B組もA組と同様に操作して、成績のよい順に並べ替えて順位を付けます。 A組で順位を付けた操作を参考に、以下の手順で操作してください。 1.B組を絞り込む 2.合計点の高い順に並べ替える 3.順位を付ける クラス順位を元のように空 欄に戻すときは、置換条件 の「置換:クラス順位クリ ア」を選択し、実行してく ださい。 B組のクラス順位 4.絞り込みを解除する 26 学年順位を付ける 組別に順位を出す操作をしました。では、A組B組を含めた学年の順位を付けるにはどうしたらよ いでしょう? 以下の手順になりますので、ご自分で操作してください。 1. 合計点の高い順に並べ替える 2.[置換:置換条件]画面で、条件名の「置換:合計点学年順位付け」を選ん で実行する 学年順位を元のように空欄 に戻すときは、置換条件の 「置換:学年順位クリア」を 選択し、実行してください。 A組、B組を含めた学年の順位 3.絞り込みを解除する 27 結果を一覧表形式で印刷する 学年順位と組別順位が入ったので、結果を一覧表の形式で印刷してみましょう。 一覧表印刷は現在の表の状態をそのまま印刷する機能です。 ここでもすでに登録されている条件を使って印刷してみます。 現在の表の状態(基本状態)は、組別に番号順(性別、五十音順)に並んでいますが、組別に成績 のよい順に並べ替えてから印刷してみましょう。 1. 組別に成績のよい順に並べ替える メニューバーから[行操作]→[並べ替え]を選んで[並べ替え条件]画面を表示します。 (作成済みの条件から、使用する条件を選びます)をクリックし、[条件名]から「並べ替 え:組別合計点順の登録例」を選んで[選択]ボタンをクリックします。 [実行]ボタンをクリックします。 [クラス順位]に合計点の高い順にデータが並びました。 2. 現在の表の状態を印刷する メニューバーから[ファイル]→[印刷]→[一覧表]をクリックします。 [ファイル]をクリック [印刷]をクリック [一覧表]をクリック 28 一覧表印刷条件画面の[条件名]で「一覧表印刷:クラス順位の印刷(縦)」をクリックして 選び、[プレビュー]ボタンをクリックします。 「一覧表印刷:クラス順位の 印刷(縦)」をクリック [プレビュー]をクリック プレビュー画面が表示されます。 ツールバーの (ズームイン)、 (ズームアウト)をクリックして印刷イメージを確認して ください。 (印刷)をクリックすると印刷することができます。 3. プレビュー画面を閉じる ツールバーの (閉じる)をクリックして編集画面に戻ります。 4. 表を閉じる 画面右上の (閉じる)をクリックして表を閉じます。 29 学年順位で並べ替えて印刷するとき 並べ替え条件で「並べ替え:学年合計点順」を選んで実行し、一覧表印刷条件で「一 覧表印刷:学年順位の印刷(縦)」を選びます。 生徒の番号順で印刷するとき 並べ替えを解除して基本状態に戻し、一覧表印刷条件で「一覧表印刷:データ一覧 (縦)」を選びます。 まとめ 「置換」は表の中のデータを別の値に置き換える機能です。数値データの計算のほか、 文字列データや日時データなどを使った計算もできます。 置換は、そのとき表示されているすべての行が処理の対象になります。一部の行だけを 置換する場合は、組ごとに絞り込んだように、あらかじめ対象を絞り込んでから処理し ます。 ここでは、すでに登録されている条件を使いました。順番を付けるために、計算式に関 数「#順位」を使用しています。 30