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電力監視/電力制御機能のご紹介
電力監視/電力制御機能のご紹介 2012.09.20 Rev. 3.0 1 もくじ もくじ ..............................................................................................................................................2 ■商標について ..............................................................................................................................3 ■ご注意 ..........................................................................................................................................3 ■本書について ..............................................................................................................................3 ■用語集 ..........................................................................................................................................5 第1章 電力監視/電力制御とは...........................................................................................7 第2章 電力監視機能...............................................................................................................8 2.1 概要 ...........................................................................................................................................8 2.2 使用例 .......................................................................................................................................8 2.2.1 消費電力の統計値を確認したい.........................................................................................8 2.2.2 消費電力を測定したい・測定したデータを保存したい ...............................................14 第3章 電力制御機能(Power Capping) ............................................................................17 3.1 概要 ....................................................................................................................................17 3.2 使用例 ................................................................................................................................20 3.2.1 消費電力を抑えたい.................................................................................................20 3.2.2 電力消費が閾値を超えたらOSをシャットダウンさせたい................................38 3.2.3 定期的に電力制御を解除したい.............................................................................41 3.2.4 サーバ起動時の消費電力を抑えたい.....................................................................42 3.2.5 CPUのコア数を抑えたい.........................................................................................46 第4章 グループ電力自動分配機能.....................................................................................48 4.1 概要 ....................................................................................................................................48 4.2 サーバ単体の電力制御機能との共存について.............................................................48 4.3 電力管理用グループセット.............................................................................................48 4.3.1 電力グループセットの編集.....................................................................................49 4.3.2 電力グループセット表示画面.................................................................................51 付録1 電力監視機能 表示項目一覧.....................................................................................56 付録2 消費電力制御 設定項目一覧.....................................................................................57 付録3 Non-Aggressive Mode / Aggressive Mode比較 .............................................................59 2 ■商標について ESMPRO 、EXPRESSSCOPE は日本電気株式会社の登録商標です。 Microsoft、Windows は米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録 商標または商標です。 インテル、Intel、Xeon は米国およびその他の国におけるインテルコーポレーションまた はその子会社の商標または登録商標です。 ■ご注意 1.本書の内容の一部または全部を無断転載することは禁止されています。 2.本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。 3.弊社の許可無く複製・改変などを行うことはできません。 4.運用した結果の影響については責任を負いかねますのでご了承ください。 ■本書について 本書は、Express5800 サーバに搭載された電力制御機能に関する説明の資料です。電力 制御機能をご利用の際にご参照ください。本書での内容は、ESMPRO、BMC Configuration、 EXPRESSSCOPE エンジン 3 の機能や操作方法について十分に理解されている方を対象に 説明しています。これらに関する操作や不明点については、ユーザーズガイドもしくはオ ンラインヘルプなどを参照してください。 本書に掲載されている画面イメージ上に記載されている名称は、すべて架空のものです。 実在する品名、団体名、個人名とは一切関係ありません。また、画面イメージ上の設定値 は例であり、設定値についての動作保証を行うものではありません。 3 本書中の記号について 本文中では次の 3 種類の記号を使用しています。それぞれの意味を示します。 ソフトウェアや装置を取り扱う上で守らなければならない事柄や特に注意すべき点 を示します。 ソフトウェアや装置を取り扱う上で確認しておく必要がある点を示します。 知っておくと役に立つ情報や、便利なことなどを示します。 4 ■用語集 本書で用いる用語です。 Table 1 用語 用語 IPMI 説明 Intelligent Platform Management Interface の略です。システムや OS に依 存することなく、サーバーを管理するための標準インターフェイス仕 様です。 BMC Baseboard Management Controller の略です。システムの状態や OS に依 存することなく、システムのハードウェアの監視、通知を行う管理用 コントローラです。 BMC Configuration BMC の設定を行うためのツールです。Windows、Linux の OS 上から 操作するものと、装置起動時に操作可能なサーバ内蔵 ROM 版があり ます。 ESMPRO/SM ESMPRO/ServerManager の略です。 管理サーバ ESMPRO/SM をインストールするサーバです。サーバの管理に利用さ れます。パソコンの利用や、管理対象サーバ自身を管理サーバとして 利用することも可能です。 管理対象サーバ ESMPRO/SM が管理するサーバです。 EXPRESSSCOPE エンジン 3 Express5800 サーバ向けの管理用コントローラです。一部の最新サーバ に搭載されており、さまざまな機能を提供します。IPMI に準拠した BMC の機能を包含しています。 CPU スロットリング サーバの負荷状況に応じて、CPU の動作周波数を制限する機能です。 メモリスロットリング サーバの負荷状況に応じて、メモリの帯域幅を制限する機能です。 Intel® Node Manager CPU の消費電力を監視し、設定された消費電力目標にしたがってシス テムの消費電力を制御する電力管理ポリシーエンジンです。 Non-Aggressive Mode CPU スロットリング機能を用いて電力消費を抑える機能です。(旧名 称 Non-Critical Power Capping) Aggressive Mode CPU スロットリング機能とメモリスロットリング機能を用いて電力 消費を抑える機能です。(旧名称 Critical Power Capping) Safe Power Capping サーバの電力消費量が測定不能な状態に陥った際でも電力制御を行 う機能です。 Boot Time Configuration サーバ起動時の消費電力の抑止や、CPU のコア数を変更する機能で す。 5 各コンポーネントの接続図を、以下に示します。 Figure 1 コンポーネント接続図 管理対象サーバ自身が管理サーバをかねる場合もあります。 LAN につながっている端末からブラウザで、ESMPRO/SM または BMC に接続することが出来 ます。 6 第1章 電力監視/電力制御とは 近年、例えばデータセンターなど一箇所で多数のサーバを運用/管理する際、高集積化に 伴って、電力設備に対する制約が厳しく、また環境負荷の軽減に対する関心の高まりから、 サーバの管理に対する要求が高まっています。 NEC ではこのような状況に対して、Express5800 シリーズのサーバで電力監視機能や、 電力制御機能を拡充しております。 電力監視機能では、消費電力に関する統計情報(最大電力[W]、最小電力[W]、平均電力 [W]等)の収集や、定期的にサーバ内部のセンサを読み込むことで消費電力の測定などが可 能です。 電力制御機能では、本体装置(管理対象サーバ)の総消費電力を、設定した消費電力に収ま るよう制御しつつ、運用継続を実現します。限られた電力を有効的に利用したい場合、過 剰な電力を発生させずにシステム運用を継続する場合に有効です。 例えば、あらかじめ管理対象サーバに対し、抑制したい電力上限値を設定します。ここ で、サーバの負荷が上がって消費電力が増加、設定値に近づいた場合に自律的に省電力モ ードに移行させる、設定値を超えた場合に通報を行う、などが可能になります。 7 第2章 電力監視機能 2.1 概要 本機能では、ESMPPO/SM 等のソフトウェアが EXPRESSSCOPE エンジン 3 と連携し て、 ・ 消費電力に関する統計情報(最大電力[W]、最小電力[W]、平均電力[W]等)の表示 ・ 消費電力の測定および測定データのファイル出力 などが可能です。 2.2 使用例 以降では具体的な操作例を説明します。 2.2.1 消費電力の統計値を確認したい 操作方法 [ESMPRO/SM の場合] ESMPRO/SM 上、対象サーバを指定した状態で、 「リモート制御」タブ中の、電力管理 - ECO 設定 8 - 消費電力制御 を選択します。 Figure 2 消費電力 現在値(W)と共に以下統計情報が表示されます。 ・ 最大電力(W) ・ 最小電力(W) ・ 平均電力(W) 操作方法 [BMC Configuration の場合] BMC Configuration には、OS 上から操作する ONLINE 版と OS 起動前に操作できる OFFLINE 版がありますが、機能は基本的に同一です。本書では ONLINE(Windows)版で の手順を説明します。 まず、BMC Configuration を実行します。 9 Figure 3 BMC Configuration 「BMC コンフィグレーション設定」を押下し、 「ECO」タブをクリックします。 10 Figure 4 ECO タブ 「ECO 情報表示」を押下すると以下のような統計値が表示されます。 11 Figure 5 ECO 情報 12 操作方法 [EXPRESSSCOPE エンジン 3 Web コンソールの場合] 当該サーバの EXPRESSSCOPE エンジン 3 の Web コンソールを開き、 「設定」タブの BMC - ECO をクリックすると ESMPRO/SM と同様の情報が表示されます。 Figure 6 Web コンソール 各項目については巻末の「付録1 電力監視機能 表示項目一覧」を参照してください。 これらはリセットボタンを押すことにより、リセットできます。 ・ 最大電力(W) ・ 最小電力(W) ・ 平均電力(W) 13 2.2.2 消費電力を測定したい・測定したデータを保存したい ESMPPO/SM、EXPRESSSCOPE エンジン 3 Web コンソールでは、サーバの電力消費 量を測定することが可能です。 操作方法 [ESMPRO/SM の場合] 「リモート制御」タブ中の、電力管理 - 電力測定 を選択します。 Figure 7 電力測定 「測定開始」ボタンをクリックすると、消費電力の測定が開始され、同時に測定値グラ フを表示することが可能になります。測定値グラフは「測定開始」から「測定値グラフ」 をクリックした時点までのデータを表示します。 14 Figure 8 測定値 測定期間は 5 分~7 日(デフォルトは 5 分)、測定間隔は 5~60 秒(デフォルトは 5 秒) の範囲で指定できます。 測定したデータから、現在値(W)と共に以下統計情報を計算、表示します。 ・ 測定期間 ・ 最大電力(W) ・ 最小電力(W) ・ 平均電力(W) ・ 測定回数 ・ 測定累計時間 ・ Power Threshold(Pa) 1 ・ Power Threshold(Pn) 2 なお、最大電力(W)、最小電力(W)、平均電力(W)、測定累計時間、測定回数は、「前回の 測定値を引き継ぐ」を選択することで、前回の測定データと合算することが可能です。 ESMPRO/SM で測定した消費電力データは CSV 形式で出力することができます。画面 上部の「測定データのダウンロード」をクリックしてください。 1 2 Aggressive Mode で設定される電力閾値 Non-Aggressive Mode で設定される電力閾値 15 出力された CSV ファイルの文字コードは UTF-8 となるため、Microsoft Office Excel 等で読み込む場合は文字コードを SJIS 等に変換する必要があります。 そのままの状態で Microsoft Office Excel 2003 から開くには、まず[ファイル] – [新規作成]で空白のブック等を開き、[データ] - [外部データの取り込み] – [デ ータの取り込み]で、CSV ファイルを指定、開きます。ウィサードにて、[カ ンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ (D)]にチェック、次の画面で[カンマ]などにチェックを入れた状態で[完了]を 押下します。 操作方法 [EXPRESSSCOPE エンジン 3 Web コンソールの場合] 「システム」タブ中の、構成情報 - 電力 を選択します。 グラフ下の Aggressive Mode は、PowerThreshold(Pa)の閾値 Non-Aggressive Mode は、PowerThreshold(Pn)の閾値を示します。 Figure 9 電力グラフ EXPRESSSCOPE エンジン 3 では常に消費電力データを採取しているため、過去 24 時 間のグラフと過去 10 分間のグラフが常に表示されます。 またダウンロードボタンを押すことによって、消費電力データを csv 形式にてダウンロー ドすることができます。なお、AC-OFF/ON、BMC リセット、FW アップデートを行うと、 EXPRESSSCOPE エンジン 3 内部に保持された消費電力データは消去されます。 16 第3章 電力制御機能(Power Capping) 3.1 概要 電力制御機能は、ESMPRO/SM もしくは BMC Configuration と呼ばれるソフトウェア にて設定を行い、EXPRESSSCOPE エンジン 3 が Intel® Node Manager と連携すること で実現されています。 本機能には特に、 ・ 2段階の制御(Non-Aggressive Mode、Aggressive Mode)が可能であり、柔軟な電力制 御ポリシーが設定可能 ・ 電力制御機能を定期的に解除することが可能 ・ 電力消費量が設定値を超えた場合にイベント通報することが可能 ・ サーバの電力消費量が測定不能な状態に陥った際でも電力制御を行うことが可能(Safe Power Capping) ・ サーバ起動時の消費電力を抑えることが可能 (Boot Time Configuration) ・ CPU Socket 当たりの動作可能なコア数を変更することが可能 (Boot Time Configuration) という特長があります。 Non-Aggressive Mode で設定される電力閾値 Power Threshold(Pn)を超えた場合には、 システム利用効率をあまり下げない程度に消費電力を抑えようとします。 Aggressive Mode で設定される電力閾値 Power Threshold(Pa)を超えた場合には、積極 的に消費電力を抑えるように制御を行います。 電 力 制 御 機 能 の 設 定 は 、 ESMPRO/SM や BMC Configuration ( も し く は EXPRESSSCOPE エンジン 3 の Web コンソール/コマンドラインインターフェース)から 行います。Intel® Node Manager は、EXPRESSSCOPE エンジン 3 を介して電力制御機能 のパラメータを受け、クロックの周波数またはデューティーサイクルを低下させて消費電 力を抑える技術である CPU スロットリング、およびメモリスロットリング等の機能によっ て電力制御を行います。ただし、装置によってはサポートしていない場合があります。 17 以下表は各ツールで設定できる電力管理機能機能一覧です。詳細は各ツールのユーザー ズガイドまたはヘルプを参照してください。 Table 2 電力管理機能機能一覧 ESMPRO/SM Ver.5 BMC Configuration BMC(EXPRESSSCOPE Engine3) Web コンソール / コマンドラインインターフェース Non-Aggressive Mode ○ ○ ○1 Aggressive Mode ○ ○ ○ Safe Power Capping ○ ○ ○ Boot Time Configuration1 ○ ○ ○ なお、ESMPRO/SM または BMC(EXPRESSSCOPE Engine3) Web コンソールでは消費 電力や CPU スロットリングの状況などをタイムリーに表示させることが可能です。 以下は、一例として電力制御機能を設定した場合の電力消費量推移と CPU スロットリン グ率を示すグラフです。ESMPRO/SM 上、対象サーバを指定した状態で、 「リモート制御」 タブ中の、電力管理 - ECO 設定 - 消費電力制御 を選択します。 電力および CPU スロットリング欄の「グラフ」ボタンをクリックすることでポップアップ 表示され、5 秒おきにデータを測定、最新の 60 秒間の測定値をグラフ化します。 1 項目が表示されていないサーバは未対応です。 18 本例では、Power Threshold(Pn):70[W]、Power Threshold(Pa): 75[W]という設定を行っ ております。詳細は使用例で説明します。 電力制御機能:設定なし 電力制御機能:設定あり Power Threshold(Pn) 70[W] Power Threshold(Pa) 75[W] 75[W] 70[W] Figure 10 Figure 12 電力統計値 1 CPU スロットリング統計値 1 Figure 11 Figure 13 電力統計値 2 CPU スロットリング統計値 2 電力制御機能を設定した場合は、設定しない場合に比べ、消費電力が設定値付近(70~ 75[W])で抑制され、その間、電力抑制を示す CPU スロットリング率が上昇していることが わかります。 この電力制御機能は一定の期間における消費電力の平均値を制御します。よ って電力上限を保障するものではないことをあらかじめご了承ください。 また、以上の統計値は「リモート制御」タブ中の、電力管理 - ECO 設定 - 消費 電力制御 にて確認できます。項目詳細は、巻末の「付録1 電力監視機能 表示項目一覧」 を参照ください。 19 3.2 使用例 以降では具体的にどのような状況で活用できるのか、設定例を挙げながら説明します。 管理対象サーバが本機能をサポートしていない場合は、設定画面は表示され ません。EXPRESSSCOPE エンジン 3 コマンドラインインターフェースの場合 は show コマンドにおいてパラメータが表示されません。 なお、実際の消費電力量はサーバの HW 構成等に依存します。電力制御機能を設定する 際は、実際の消費電力をご確認の上、行ってください。確認方法については、第 2 章 電 力監視機能をご参照ください。 本機能で設定できる項目の一覧は巻末の「付録2 消費電力制御 設定項目一覧」にあり ますので、必要に応じてご参照ください。 3.2.1 消費電力を抑えたい Non-Aggressive Mode 、Aggressive Mode という 2 段階の設定が可能なことによって柔 軟な電力制御が行えることが本機能の特長の一つです。以下ではその設定例を説明いたし ます。 3.2.1.1 システム利用効率をあまり下げずに運用したい(電力制御:弱) システムのパフォーマンスをあまり下げずに、電力の制御を行いたい場合の設定が可能 です。電力制御は弱くなりますが、システムの効率を重視するため、パフォーマンスをあ まり犠牲にすることなく運用できます。 20 設定方法 [ESMPRO/SM の場合] ESMPRO/SM 上、対象サーバを指定した状態で、 「リモート制御」タブ中の、電力管理 - ECO 設定 - 消費電力制御 Figure 14 消費電力制御 1 右下の「編集」をクリックすると次の画面が表示されます。 21 を選択します。 Figure 15 消費電力制御 2 Non-Aggressive Mode を「有効」にしてください。 こ の 設 定 は Non-Aggressive Mode で 電 力 消 費 量 を 抑 制 し ま す 。 例 え ば 、 Power Threshold(Pn)を 100[W]と設定した場合は、サーバの消費電力が 100[W]を超えた場合に Non-Aggressive Mode での電力抑制が有効になります。 なお、消費電力が Power Threshold(Pn)に到達した場合にその旨のイベントを発行し、 それを通報することが可能です。 電力消費量が閾値を超えた場合に発行するイベントの他、Intel® Node Manager に状態変化等が発生している場合に、その旨のイベントを通報させることも可 能です。イベント詳細および設定方法については「3.2.1.5 イベント通報」を参 照ください。 なお、状況によっては一瞬閾値を越えたが、すぐに閾値以下に戻った場合など、通報は 不要というケースも考えられます。そのような場合に、閾値を超えてからどのくらい時間 が経過した場合に通報させるかという設定[Correction Time Limit (1~600 秒) 1 ]を行いま 1 装置によって設定可能範囲は変動します。 22 す。 「有 Non-Aggressive Mode 、Aggressive Mode の初期設定は「無効」になっています。 効」にチェックを入れることで、Power Threshold や Correction Time Limit の設定欄が表 示されますので、ここで値を入力します。画面下の「適用」を押下することで設定が適用 されます。 以下は本電力制御設定を示す概念図です(Correction Time Limit を 10[秒]で設定した場 合)。 ESMPRO/SM では、上述の画面右下の「概念図」ボタンを押すと、以下のような図がポ ップアップされ、現在どのような設定になっているかを確認することができます。 Figure 16 概念図 設定方法 [BMC Configuration の場合] まず、BMC Configuration を実行し、BMC コンフィグレーション設定」を押下、 「ECO」 タブをクリックすると設定欄が表示されます。 23 Figure 17 BMC コンフィグレーション 設定値などを入力後、「適用」を押下すると設定内容が反映されます。 24 設定方法 [EXPRESSSCOPE エンジン 3 Web コンソールの場合] まず、当該サーバの EXPRESSSCOPE エンジン 3 の Web コンソールを開き、 「設定」タ ブの BMC - ECO をクリックします。 表示された画面下の「編集」ボタンを押すと、各種設定が可能になります。 Figure 18 ECO 設定 Non-Aggressive Mode を「有効」にし、ESMPRO/SM での設定方法と同様、Power Threshold(Pn)や Correction Time Limit を設定してください。 設定値入力後、「適用」を押下すると設定内容が反映されます。 25 設定方法 [EXPRESSSCOPE エンジン 3 コマンドラインインターフェースの場合] まず、当該サーバの EXPRESSSCOPE エンジン 3 のコマンドラインインターフェースに ログインし、コマンドプロンプトから以下のコマンドを入力して、デフォルトターゲット を/admin1/system1 に移動します。 -> cd /admin1/system1 以下のように set コマンドで oemnec_NonAggressiveMode のプロパティを enabled に設 定することで NonAggressive Mode を「有効」にしてください。 -> set oemnec_NonAggressiveMode=enabled ESMPRO/SM での設定方法と同様、Power Threshold(Pn)や Correction Time Limit を 設定するために、set コマンドで oemnec_NonAggressiveModeCapvalue や oemnec_NonAggressiveModeCorrectionTimeLimit などを設定してください。set コマン ド実行後、設定内容がすぐに反映されます。 -> set oemnec_NonAggressiveModeCapvalue=400 -> set oemnec_NonAggressiveModeCorrectionTimeLimit=6 各コマンドの詳細は EXPRESSSCOPE エンジン 3 ユーザーズガイドをご参照ください。 26 3.2.1.2 消費電力を設定値近辺でとにかく抑えたい(電力制御:強) ある上限以上には電力を消費させたくないという場合の設定です。 設定方法 [ESMPRO/SM の場合] ESMPRO/SM 上、対象サーバを指定した状態で、 「リモート制御」タブ中の、電力管理 - ECO 設定 - 消費電力制御 を選択し、右 下の「編集」をクリックします。 表示された画面中、Aggressive Mode を「有効」にしてください。この設定は Aggressive Mode で電力消費量を抑制します。例えば、Power Threshold(Pa)を 100[W]と設定した場 合は、サーバの消費電力が 100[W]を超えた場合に、Non-Aggressive Mode よりさらに強い 制御である Aggressive Mode での電力抑制が有効になります。 なお、消費電力が Power Threshold(Pa)に到達した場合にその旨のイベントを発行し、そ れを通報することが可能です。詳細は 3.2.1.5 を参照ください。 状況によっては一瞬閾値を越えたが、すぐに閾値以下に戻った場合など、通報は不要と いうケースも考えられます。そのような場合に、閾値を超えてからどのくらい時間が経過 した場合に通報させるかという設定[Correction Time Limit (1~600 秒) 1 ]を行います。 Aggressive Mode の初期設定は「無効」になっています。 「有効」にチェックを入れるこ とで、Power Threshold(Pa)や Correction Time Limit の設定欄が表示されますので、ここ で値を入力します。画面下の「適用」を押下することで設定が適用されます。 1 装置によって設定可能な範囲は変動します。 27 以下は本電力制御設定を示す概念図です(Correction Time Limit を 6[秒]で設定した場合)。 Figure 19 概念図 設定方法 [BMC Configuration の場合] まず、BMC Configuration を実行、 「BMC コンフィグレーション設定」を押下し、 「ECO」 タ ブをクリッ クすると設 定欄が表示 されます。 Aggressive Mode を「 有効」にし 、 ESMPRO/SM での設定方法と同様、Power Threshold(Pa)や Correction Time Limit を設 定してください。 設定値入力後、「適用」を押下すると設定内容が反映されます。 設定方法 [EXPRESSSCOPE エンジン 3 Web コンソールの場合] まず、当該サーバの EXPRESSSCOPE エンジン 3 の Web コンソールを開き、 「設定」タ ブの BMC - ECO をクリックします。 28 表示された画面下の「編集」ボタンを押すと、各種設定が可能になります。 Figure 20 ECO 設定 Aggressive Mode を 「 有 効 」 に し 、 ESMPRO/SM で の 設 定 方 法 と 同 様 、 Power Threshold(Pa)や Correction Time Limit を設定してください。 設定値入力後、「適用」を押下すると設定内容が反映されます。 設定方法 [EXPRESSSCOPE エンジン 3 コマンドラインインターフェースの場合] まず、当該サーバの EXPRESSSCOPE エンジン 3 のコマンドラインインターフェースに ログインし、コマンドプロンプトから以下のコマンドを入力して、デフォルトターゲット を/admin1/system1 に移動します。 -> cd /admin1/system1 以下のように set コマンドで oemnec_AggressiveMode のプロパティを enabled に設定す ることで Aggressive Mode を「有効」にしてください。 29 -> set oemnec_AggressiveMode=enabled ESMPRO/SM での設定方法と同様、Power Threshold(Pa)や Correction Time Limit を 設定するために、set コマンドで oemnec_AggressiveModeCapvalue や oemnec_ AggressiveModeCorrectionTimeLimit などを設定してください。set コマンド実行後、設定内容がすぐに反映されます。 -> set oemnec_AggressiveModeCapvalue=300 -> set oemnec_AggressiveModeCorrectionTimeLimit=6 各コマンドの詳細は EXPRESSSCOPE エンジン 3 ユーザーズガイドをご参照ください。 3.2.1.3 システム利用効率をあまり下げずに運用したいが消費電力の上限は設 定したい(電力制御:弱→強) システムのパフォーマンスをあまり下げずに電力の制御を行いたい、というポリシーを 採用したいが、それでもある上限以上には電力を消費させたくないという場合の設定です。 このケースは、「システム利用効率をあまり下げずに運用したい(電力制御:弱)」で説 明したNon-Aggressive Modeと「消費電力を設定値近辺でとにかく抑えたい(電力制御:強)」 のAggressive Modeの設定を併用することによって可能になります。 それぞれの項で説明したように、Non-Aggressive Mode と Aggressive Mode を「有効」 にします。Non-Aggressive Mode で設定した値を超えた場合には Non-Aggressive mode で 電力を抑制しますが、抑制しきれず Aggressive Mode で設定した値を超えた場合に Aggressive mode で消費電力を強く抑制します。 例えば、Power Threshold(Pn)を 100[W]、Power Threshold(Pa)を 120[W]と設定した場 合、サーバの消費電力が 100[W]を超えた場合に、Non-Aggressive mode で電力抑制が開始 されますが、消費電力が上がり続けて 120[W]を超えてしまった場合にはさらに強い制御で ある Aggressive mode での電力抑制が開始されます。 なお同様に、消費電力がPower Threshold(Pn)およびPower Threshold(Pa)に到達した場 合にその旨のイベントを発行し、それを通報することが可能です。詳細は「付加設定:イ ベント通報」を参照ください。 Non-Aggressive ModeおよびAggressive Modeの設定方法については、「システム利用効 率をあまり下げずに運用したい(電力制御:弱)」および「消費電力を設定値近辺でとに かく抑えたい(電力制御:強)」を参照ください。 30 以下は本電力制御設定を示す概念図です(Correction Time Limit をどちらも 10[秒]で設 定した場合)。 Figure 21 概念図 3.2.1.4 電力消費を設定値近辺でとにかく抑え、電力超過の継続時間に応じて 2 段階の通知を受け取りたい(電力制御:強) ある上限以上には電力を消費させたくないのと同時に、電力超過の継続時間に応じて 2 段階の通知を受け取りたい場合の設定です。 「システム利用効率をあまり下げずに運用したいが消費電力の上限は設定したい(電力 制御:弱→強)」で説明したNon-Aggressive ModeとAggressive Modeの設定を併用する ことによって可能になります。 Non-Aggressive ModeとAggressive Modeを「有効」にし、Power Thresholdをどちらも 同じ値、例えば 100[W]に設定、Correction Time LimitをNon-Aggressive Mode: 10[秒]、 Aggressive Mode: 20[秒]に設定したとします。この場合、消費電力が 100[W]を超えると Aggressive modeで電力を抑制しますが、100[W]を超えてからの 10 秒間で消費電力を 31 100[W]以下に制限できなかった場合はNon-Aggressive Modeを超えた旨の通報、超えてか らの 20 秒間で消費電力を 100[W]以下に制限できなかった場合にはAggressive Modeを超 えた旨の通報を行うことが可能です。通報設定については「付加設定:イベント通報」を 参照ください。 Non-Aggressive ModeおよびAggressive Modeの設定方法については、「システム利用効 率をあまり下げずに運用したい(電力制御:弱)」および「消費電力を設定値近辺でとに かく抑えたい(電力制御:強)」を参照ください。 以下は本電力制御設定を示す概念図です。 Figure 22 32 概念図 3.2.1.5 付加設定:イベント通報 電力制御機能に関連した通報内容として、以下を用意しています。 (1) 該サーバの消費電力が、Aggressive Modeで設定した閾値(Power Threshold(Pa) ) を超えた場合 [ イベント内容 ] 項目: マネージメントエンジン 種類: 異常 詳細: 電力が上限値(危険レベル)を上回り回復しない 電力監視ドメイン: システム全体 ポリシー ID: 1h (2) 該サーバの消費電力が、Non-Aggressive Modeで設定した閾値(Power Threshold(Pn)) を超えた場合 [ イベント内容 ] 項目: マネージメントエンジン 種類: 異常 詳細: 電力が上限値(警告レベル)を上回り回復しない 電力監視ドメイン: システム全体 ポリシー ID: 2h 33 (3) Intel® Node Managerの状態変化[異常レベル]が発生した場合 [ イベント内容 ] 項目: マネージメントエンジン 種類: 発生 詳細: マネージメントエンジンの状態変化を検出した ※ さらに以下のような詳細情報を出力します。 「ファームウェアイメージの異常を検出した」 「フラッシュ ROM 消去エラー」 「フラッシュ ROM の異常を検出した」 「内部エラー」 「BMC インタフェースエラー(コールドリセット時)」 「コンフィグレーションエラー」 「フラッシュ ROM ファイルシステムエラー」 (4) Intel® Node Managerの状態変化[情報レベル]が発生した場合 [ イベント内容 ] 項目: マネージメントエンジン 種類: 発生 詳細: マネージメントエンジンの状態変化を検出した ※ さらに以下のような詳細情報を出力します。 「強制リカバリモードに遷移した」 「フラッシュ ROM 更新指示を検出した」 (5) Intel® Node Managerの運転状態が変化した場合 [ イベント内容 ] 項目: マイクロコントローラ/コプロセッサ 種類: 発生 詳細: ランニング状態になった もしくは、電源 OFF 状態になった 34 次にこれら情報を通報させるための設定ですが、通報には (1) メール通報 (2) SNMP 通報 があり、必要に応じてそれぞれ設定を行います。詳細は各ユーザーズガイドもしくはオ ンラインヘルプを参照ください。各イベントを通報するかどうかの設定に関してはどちら もほぼ同一なので、以下では(1)メール通報の設定について説明します。 設定方法 [ESMPRO/SM の場合] まず、ESMPRO 上に登録済みの当該サーバを選択し、 「設定」タブ中の「BMC 設定」- 「通 報」-「メール通報」をクリックします。ここで、通報:有効をチェック、通報先などを設 定すると「通報レベル設定」欄にて「通報レベル」を選択できるようになります。イベン ト毎に通報対象にする/しないを選択したい場合は「個別設定」を指定し、設定を行って ください。 35 設定方法 [BMC Configuration の場合] 「BMC コンフィグレーション設定」を押下後、「メール通報」をクリックします。ここ で、通報:有効をチェック、通報先などを設定します。 ESMPRO/SM と同様、「通報レベル設定」が可能です。 設定方法 [EXPRESSSCOPE エンジンの Web コンソールの場合] 「設定」タブ中の「通報」-「メール通報」をクリックします。ここで、通報:有効をチ ェック、通報先などを設定します。 以下画面で ESMPRO/SM と同様、「通報レベル設定」が可能です。 (5) Intel® Node Manager の運転状態 が変化した場合 に通報を受け取りたい場合はここを チェック。 (1) 消費電力が、Aggressive Mode で 設 定 し た 閾 値 ( Power Threshold (Pa))を超えた場合 に通報を受け取りたい場合はここを チェック。 (2) 消費電力が、Non-Aggressive Mode で設定した閾値(Power Threshold(Pn) )を超えた場合 に通報を受け取りたい場合はここを チェック。 (3) Intel® Node Manager の状態変化 [異常レベル]が発生した場合 に通報を受け取りたい場合は ここをチェック。 (4) Intel® Node Manager の状態変化 [情報レベル]が発生した場合 に通報を受け取りたい場合は ここをチェック。 Figure 23 通報レベル設定 36 3.2.1.6 付加設定:Safe Power Capping サーバの電力消費量が測定不能な状態に陥った際でも電力制御を行う機能が備わってい ます(Safe Power Capping)。 ON の場合、サーバの電力消費量が測定不能な状態に陥った場合、電力制御を適当な値に セットし、電力消費を抑えます。 OFF の場合、上記動作を行いません(default)。 管理対象サーバが本機能をサポートしていない場合は、設定画面は表示され ません。EXPRESSSCOPE エンジン 3 コマンドラインインターフェースの場合 は show コマンドにおいてパラメータが表示されません。 設定方法 [ESMPRO/SM の場合] ESMPRO/SM 上、対象サーバを指定した状態で、 「リモート制御」タブ中の、電力管理 - ECO 設定 - 消費電力制御 を選択し、 右下の「編集」をクリックすると表示される画面の下部に Safe Power Capping のチェック ボックスが表示されます。初期設定は「無効」です。必要に応じて「有効」にチェックを 入れてください。画面下の「適用」を押下することで設定が適用されます。 設定方法 [BMC Configuration の場合] まず、BMC Configuration を実行、 「BMC コンフィグレーション設定」を押下し、 「ECO」 タブをクリックすると設定欄が表示されます。必要に応じて「有効」にチェックを入れて ください。設定値入力後、「適用」を押下すると設定内容が反映されます。 設定方法 [EXPRESSSCOPE エンジン 3 Web コンソールの場合] まず、当該サーバの EXPRESSSCOPE エンジン 3 の Web コンソールを開き、 「設定」タ ブの BMC - ECO をクリックします。表示された画面下の「編集」ボタンを押し、表示 された画面下部の Safe Power Capping – Power Reading timeout にて有効にチェックを入 れ、適用を押下してください。 設定方法 [EXPRESSSCOPE エンジン 3 コマンドラインインターフェースの場合] 37 まず、当該サーバの EXPRESSSCOPE エンジン 3 のコマンドラインインターフェースに ロ グ イ ン し 、 cd コ マ ン ド で /admin1/system1 に 移 動 し た 後 、 set コ マ ン ド で oemnec_SafePowerCapping のプロパティを enabled に設定します。set コマンド実行後、 設定内容がすぐに反映されます。 -> cd /admin1/system1 -> set oemnec_SafePowerCapping=enabled 各コマンドの詳細は EXPRESSSCOPE エンジン 3 ユーザーズガイドをご参照ください。 3.2.2 電力消費が閾値を超えたらOSをシャットダウンさせたい 電力制御閾値が設定されたサーバは、その閾値を超えないよう消費電力が制御されます が、なんらかの原因により Aggressive Mode で設定される電力閾値 Power Threshold(Pa) 閾値を越えた状態がしばらく続くことがあります。この場合に OS をシャットダウンさせる 機能を備えています。 設定方法 [ESMPRO/SM の場合] ESMPRO/SM 上、対象サーバを指定した状態で、 「リモート制御」タブ中の、電力管理 - ECO 設定 - 消費電力制御 を選択し、 Aggressive Mode 欄の「Shutdown System」を「有効」にし、適用を押下します。 38 Figure 24 Exception Action 本設定によって、Power Threshold(Pa)で指定した値以上に電力を消費した期間 [秒] が Correction time limit で指定した値を超えた場合にシャットダウンを行います。 本機能を有効にし、Power Threshold(Pa)で指定した値がサーバの立ち上げに必 要な電力に満たない場合、立ち上げ中にシャットダウンを行うことがありま す。その場合は、EXPRESSSCOPE エンジン 3 Web コンソールまたはコマ ンドラインインターフェースから、設定を解除してください。 本機能を有効にしている場合には、立ち上げ不可とならないよう Power Threshold(Pa)を十分大きな値に設定してください。 設定方法 [BMC Configuration の場合] 「BMC コンフィグレーション設定」を押下し、 「ECO」タブをクリックすると設定欄が 表示されます。 Aggressive Mode 欄の「Shutdown System」にチェックを入れ、適用を押下します。 39 設定方法 [EXPRESSSCOPE エンジン 3 Web コンソールの場合] 「設定」タブの BMC - ECO をクリックします。表示された画面下の「編集」ボタン を押すと、各種設定が可能になります。 Aggressive Mode 欄の 「Shutdown System」 を有効にし、適用を押下します。 設定方法 [EXPRESSSCOPE エンジン 3 コマンドラインインターフェースの場合] まず、当該サーバの EXPRESSSCOPE エンジン 3 のコマンドラインインターフェースに ロ グ イ ン し 、 cd コ マ ン ド で /admin1/system1 に 移 動 し た 後 、 set コ マ ン ド で oemnec_ExceptionAction_Shutdown_Enable のプロパティを enabled に設定します。set コマンド実行後、設定内容がすぐに反映されます。 -> cd /admin1/system1 -> set oemnec_ExceptionAction_Shutdown_Enable=enabled 各コマンドの詳細は EXPRESSSCOPE エンジン 3 ユーザーズガイドをご参照ください。 40 3.2.3 定期的に電力制御を解除したい 夜間電力を有効に使いたい、ある時間帯だけサーバのパフォーマンスを上げたいなど、 設定した電力制御ポリシーを一時的に無効にする機能を備えています。 管理対象サーバが本機能をサポートしていない場合は、設定画面は表示され ません。EXPRESSSCOPE エンジン 3 コマンドラインインターフェースの場合 は show コマンドにおいてパラメータが表示されません。 [設定方法] ESMPRO/SM 上、対象サーバを指定した状態で、 「リモート制御」タブ中の、電力管理 - ECO 設定 - Suspend Periods 設定 を選 択します。 スケジュールは最大 5 つまで登録出来ます。 画面上部の「スケジュールの追加」リンクを押すか、登録する時間をマウスでドラッグ &ドロップして、スケジュールを追加してください。 この場合、水曜日の3~9時 間での間、電力制御ポリシー を解除する。 Figure 25 Suspend Periods 設定 41 以上で選択された時間帯は設定した電力制御が無効になります。 定期的に電力制御機能を解除する機能(Suspend Periods 設定)は、ESMPRO/SM からのみ可能です。 3.2.4 サーバ起動時の消費電力を抑えたい サーバ起動時の性能を下げて、消費電力を抑える機能を備えています。 装置構成にもよりますが一例として、電力制御機能をサポートする装置 1 にて起動時の消 費電力の最適化設定を行った場合の電力グラフをFigure 27 に示します。消費電力を抑えつ つ、起動にかかる時間はあまり変わっていないことが分かります。 なお、 「Boot Time Configuration」が無効の場合は、性能・動作を優先してサーバを起動 します。 管理対象サーバが本機能をサポートしていない場合は、設定画面は表示され ません。EXPRESSSCOPE エンジン 3 コマンドラインインターフェースの場合 は show コマンドにおいてパラメータが表示されません。 設定方法 [ESMPRO/SM の場合] ESMPRO/SM 上、対象サーバを指定した状態で、 「リモート制御」タブ中の、電力管理 - ECO 設定 - 消費電力制御 を選択し、 「Boot Time Configuration」を「有効」、 「Performance Mode」を消費電力量の最適化にし、適用 を押下します。 1 NEC Express5800/R120d-2M(CPU:インテル® Xeon® プロセッサー E5-2650×2、メモリ:DDR3-1333 32GB× 24、HDD×3) 42 Figure 26 Performance Mode 本設定によって、OS 起動時の電力消費を抑制することができます。 43 通常の起動時 Figure 27 消費電力量の最適化設定時 サーバ起動時の電力グラフ例 設定方法 [BMC Configuration の場合] まず、BMC Configuration を実行し、BMC コンフィグレーション設定」を押下、 「ECO」 タブをクリックすると設定欄が表示されます。 ESMPRO/SM での設定方法と同様、 「Boot Time Configuration」を「有効」 、 「Performance Mode」を消費電力量の最適化にし、適用を押下します。 設定方法 [EXPRESSSCOPE エンジン 3 Web コンソールの場合] まず、当該サーバの EXPRESSSCOPE エンジン 3 の Web コンソールを開き、 「設定」タ ブの BMC - ECO をクリックします。 44 表示された画面下の「編集」ボタンを押すと、各種設定が可能になります。 「Boot Time Configuration」を「有効」、「Performance Mode」を消費電力量の最適化 にし、適用を押下します。 設定方法 [EXPRESSSCOPE エンジン 3 コマンドラインインターフェースの場合] まず、当該サーバの EXPRESSSCOPE エンジン 3 のコマンドラインインターフェースに ログインし、cd コマンドで/admin1/system1 に移動した後、set コマンドで oemnec_BootTimeConfig のプロパティを enabled に設定します。その後、show コマンド で表示される oemnec_BootPerformanceOptimized のプロパティを disabled に設定します。 set コマンド実行後には、設定内容がすぐに反映されます。 -> cd /admin1/system1 -> set oemnec_BootTimeConfig=enabled -> set oemnec_BootPerformanceOptimized=disabled 各コマンドの詳細は EXPRESSSCOPE エンジン 3 ユーザーズガイドをご参照ください。 45 3.2.5 CPUのコア数を抑えたい サーバ起動時に CPU のコアを disable にし、通常より少ない CPU コア数で OS を立ち 上げる機能を備えています。 設定可能な範囲は、0 ~ 最大 CPU コア数-1 となります。 本設定を OS 立ち上げ中に行った場合は、次回サーバ起動時に有効となります。 また、本設定は OS 立ち上げ後も継続してコアが disable となります。 BIOS 設定にも同じ設定が存在しますが、有効コア数が少ない設定が優先されます。 管理対象サーバが本機能をサポートしていない場合は、設定画面は表示されま せん。EXPRESSSCOPE エンジン 3 コマンドラインインターフェースの場合は show コマンドにおいてパラメータが表示されません。 設定方法 [ESMPRO/SM の場合] ESMPRO/SM 上、対象サーバを指定した状態で、 「リモート制御」タブ中の、電力管理 - ECO 設定 - 消費電力制御 を選択し、 「Boot Time Configuration」を「有効」、 「Disable CPU Cores」に Disable にしたいコアの数を入 力し、適用を押下します。 設定方法 [BMC Configuration の場合] まず、BMC Configuration を実行し、BMC コンフィグレーション設定」を押下、 「ECO」 タブをクリックすると設定欄が表示されます。 ESMPRO/SM での設定方法と同様、「Boot Time Configuration」にチェックを入れ、 「Disable CPU Cores」を Disable にしたいコアの数を入力し、適用を押下します。 設定方法 [EXPRESSSCOPE エンジン 3 Web コンソールの場合] まず、当該サーバの EXPRESSSCOPE エンジン 3 の Web コンソールを開き、 「設定」タ ブの BMC - ECO をクリックします。 表示された画面下の「編集」ボタンを押すと、各種設定が可能になります。 46 「Boot Time Configuration」を「有効」、「Disable CPU Cores」を Disable にしたいコ アの数を入力し、適用を押下します。 設定方法 [EXPRESSSCOPE エンジン 3 コマンドラインインターフェースの場合] まず、当該サーバの EXPRESSSCOPE エンジン 3 のコマンドラインインターフェースに ログインし、cd コマンドで/admin1/system1 に移動した後、set コマンドで oemnec_BootTimeConfig のプロパティを enabled に設定します。その後、show コマンド で表示される oemnec_ProcessorCoreDisable のプロパティを oemnec_ProcessorCoreDisableMax を超えない範囲に設定します。 -> cd /admin1/system1 -> set oemnec_BootTimeConfig=enabled -> set oemnec_ProcessorCoreDisable=1 各コマンドの詳細は EXPRESSSCOPE エンジン 3 ユーザーズガイドをご参照ください。 47 第4章 グループ電力自動分配機能 4.1 概要 ESMPRO/Server Manager(Version 5.54 以降)を用いると、グループ内のサーバに対して 電力の自動分配を行うことができます。 グループ電力自動分配機能とは、電力グループに対して割当電力と電力分配のサーバの 優先順位を設定し、グループとしての消費電力の合計値が割当電力を超えないように各サ ーバの電力制御(Power Capping)をコントロールする機能のことです。 グループ内のサーバの消費電力合計値が割当電力値を上回った場合には、優先順位の低 いサーバから順次電力制御(Power Capping)を行い、グループとしての電力値を抑える様に 働きます。逆に、グループ内のサーバの消費電力合計値が割当電力値の 90%を下回った場 合、優先度の高いサーバから順次電力制御を開放していきます。 本機能を用いるには、次節に記載する「電力管理用グループセット」を利用します。 4.2 サーバ単体の電力制御機能との共存について グループ電力自動分配機能は、第3章に記載のサーバ単体での電力制御機能との共存が 可能であり、より低い値で電力制御が行われます。グループ電力自動分配機能で設定され ている値については、Figure 36 に記載の画面の「分配」の列で確認できます。 なお、Aggressive Mode の Shutdown 機能や、Aggressive Mode/Non-Aggressive Mode の 通報機能も有効である為、Aggressive Mode で設定した電力値を Correction Time Limit で指定した期間下回らなければ、装置の Shutdown や通報の送信を行うことも可能です。 4.3 電力管理用グループセット Version 5.53 以前の ESMPRO/SM では、サーバは一つのグループセットで作成された一 つのグループにのみ所属可能でしたが、Version 5.54 以降の ESMPRO/SM では、既存概念 のグループセットに加えて、電力を管理する為のグループセットで作成されたグループに も所属することが可能となりました。ただし、一つのグループセットで複数のグループに 所属することは従来通り出来ません。 なお、電力グループセットに所属できる装置は、Intel® Node Manager を搭載した装置に 限ります。 48 既存グループ 電力グループ Figure 28 電力グループ 4.3.1 電力グループセットの編集 電力グループセットに対して、新規グループの追加や削除、グループ間のサーバの移動 を行う画面です。表示の切り替えは、下図のプルダウンメニューで「グループセットの編 集」を選択します。 Figure 29 グループセット編集画面 49 4.3.1.1 Default Group 初期状態では、Intel® Node Manager を搭載したサーバは「Default Group」に所属しま す。ただし、 「マネージメントコントローラ管理」を有効として管理対象に登録する必要が あります。既に管理対象に登録されているサーバの設定の変更は以下の手順で行って下さ い。 1. 4.3.2項のプルダウンメニューで「グループ」または「電力グループ」を選択。 2. サーバを選択し、「接続設定タブ」→「接続設定」で表示される画面で「マネージメン トコントローラ管理」を有効にし、接続チェックを実行する。 4.3.1.2 新規電力グループの作成 電力グループセットに新規に電力グループを作成する場合は、「新規グループ作成」ボタ ンを押下します。変更を反映するには「適用」ボタンを押下して下さい。なお、電力グル ープの配下に電力グループを作成することはできません。 Figure 30 新規電力グループの作成 4.3.1.3 コンポーネントの移動 電力グループセット内のグループ間でサーバを移動する場合、移動させたいサーバのチ ェックボックスを選択後に「コンポーネントの移動」ボタンを押下してください。新しく 開いたウィンドウで、移動先のグループを選択します。 変更を反映するには「適用」ボタンを押下して下さい。 50 Figure 31 コンポーネントの移動 4.3.1.4 グループの削除 電力グループセット内のグループを削除する場合、「グループの削除」ボタンを押下して 下さい。ただしグループ内にサーバが一台でも存在する場合は削除出来ません。サーバを 別グループに移動後に削除を行って下さい。 変更を反映するには「適用」ボタンを押下して下さい。 4.3.1.5 コンポーネントの削除 電力グループセットからサーバを削除するには、従来のグループセット表示画面で所属 グループを選択し、一覧画面右端の「削除」ボタンを押下して下さい。 削除の際、ESMPRO/SM はサーバのグループ電力自動分配を無効に設定しま す。BMC との通信ができない場合は強制的に削除するかを確認するダイアロ グが表示されます。強制的に削除した場合、サーバに電力制御が設定された ままとなり、以降サーバの性能が十分に出なくなる可能性があるので注意し て下さい。 4.3.2 電力グループセット表示画面 電力グループセットの表示画面について解説します。 4.3.2.1 電力グループセット表示の切り替え 既存の「グループセット」と「電力グループセット」の表示の切り替えは、ESMPRO/SM 51 の画面左上のプルダウンメニューで行います。以下の図の様に、電力グループを選択する と自動電力分配機能の画面が表示されます。 ただし、プルダウンメニュー変更後は「root」グループが選択されていますが、root グル ープに対しては自動電力分配機能の設定は行えません。 Figure 32 グループセット表示切り替え 52 4.3.2.2 自動電力分配設定 具体的な例を用いて自動電力分配設定画面について説明します。 前述の様に、 「root」グループに対しては自動電力分配機能の設定は行えません。 「Default Group」または電力グループセット編集画面で新たに作成した電力グループを選 択して下さい。 Figure 33 自動電力分配設定表示画面(無効時) 初期状態では、電力グループの自動電力分配設定は無効となっています。設定画面に遷 移するには、 「編集」ボタンを押下して下さい。編集画面では、グループ行の「分配」列の プルダウンメニューで有効を選ぶと、グループに対する割当電力値を入力可能となります。 53 Figure 34 自動電力分配の有効無効切り替え 電力自動分配機能の優先順位は、サーバの行にマウスを乗せると表示されるアイコンをド ラッグ&ドロップすることで変更可能です。設定を反映するには適用ボタンを押下して下 さい。 Figure 35 自動電力分配設定変更 54 グループ自動電力分配機能が有効に設定されると、割当電力値を平均電力値の合計が上 回った場合に、優先順位の低いサーバから自動的に電力制御が有効になります。 Figure 36 自動電力分配設定表示画面(有効時) 電力制御が有効なサーバの「割当」の列には、設定されている電力値が表示されます。 なお、本値は最小構成における待機電力値を用いているため、装置構成によっては表示さ れている値まで電力が下がらない場合もあります。 55 付録1 電力監視機能 表示項目一覧 電力監視機能において表示される項目の意味は以下のとおりです。 Table 3 表示項目一覧 項目名 最大構成 *1 意味 購入時に構成可能な最大構成を表示します。 動作電力 システム高負荷時の電力を表示します。 待機電力 電源オンのみの待機時電力を表示します。 最小構成 *1 動作電力 購入時に構成可能な最小構成を表示します。 システム高負荷時の電力を表示します。 待機電力 電源オンのみの待機時電力を表示します。 現在値 管理対象サーバの消費電力を表示します。 現在の消費電力です。 最大値 単位時間あたりの最大消費電力です。 最小値 単位時間あたりの最小消費電力です。 平均値 単位時間あたりの消費電力平均値です。 電力 CPU スロットリング *2 現在値 管理対象サーバの CPU スロットリング率を表示します。 現在の CPU スロットリング率です。 最大値 単位時間あたりの最大 CPU スロットリング率です。 最小値 単位時間あたりの最小 CPU スロットリング率です。 平均値 単位時間あたりの CPU スロットリング率平均値です。 メモリスロットリング *2 *3 現在値 管理対象サーバのメモリスロットリングを表示します。 現在のメモリスロットリング率です。 最大値 単位時間あたりの最大メモリスロットリング率です。 最小値 単位時間あたりの最小メモリスロットリング率です。 平均値 単位時間あたりの負荷メモリスロットリング率平均値です。 リセット 各統計値をリセットします。 *1: 表示している数値は参考値であり、装置の構成などにより異なる場合があります。 *2: クロックの周波数またはデューティーサイクルを低下させ、消費電力を抑える技術です。 *3: 装置によってはサポートしていない場合があります。サポートしていない場合は、表示されません。 56 付録2 消費電力制御 設定項目一覧 以下は ESMPRO/SM 上、 「リモート制御」タブ中の、電力管理 - ECO 設定 - 消 費電力制御にて設定できる項目の一覧です。 Table 4 設定項目一覧 項目名 Aggressive Mode Aggressive Mode *1 Power Threshold(Pa) Correction time limit Shutdown System Non-Aggressive Mode Non-Aggressive Mode *1 Power Threshold(Pn) Correction time limit Safe Power Capping Safe Power Capping(Power Reading Timeout) Boot Time Configuration Boot Time Configuration Performance Mode Disable CPU Cores 意味 デフォルト値 Aggressive Mode の設定です。 Aggressive Mode の有効/無効を設定しま す。 しきい値を設定します。設定可能な値は、 (XXX ~ 最大構成動作電力)です。 *2 *3 消費電力がしきい値を越えた時に、通報やシ ャットダウンを実行するまでの制限時間を設 定します。 *2 *4 消費電力が Correction time limit で指定した時 間を越えた場合に、シャットダウンする機能 の有効/無効を設定します。 *2 Non-Aggressive Mode の設定です。 Non-Aggressive Mode の有効/無効を設定し ます。 しきい値を設定します。設定可能な値は、(最 小構成待機電力 ~ YYY)です。 *5 *6 消費電力がしきい値を越えた時に、通報を実 行するまでの制限時間を設定します。 *5 *7 Safe Power Capping の設定です。 電源から電力が読めない場合の電力制御の有 効/無効を設定します。 Boot Time Configuration の設定です。 サーバ起動時の電力制御の有効/無効を設定 します。 サーバ起動時に性能・動作を優先させるか、 消費電力量の最適化を行うかを選択します。 *8 サ ー バ 起 動 時 に socket あ た り の コ ア を Disable する数を選択します。設定は、OS 立 ち上げ後も継続します。*8 無効 最大構成動作電力 2(秒)または 6 秒 無効 無効 Power Threshold(Pa) – 10(W)と最小構成待 機電力+ 10(W)を比較 して大きい方 10(秒) 無効 変更なし 変更なし 変更なし *1: 本体装置の総消費電力を、設定した消費電力に収まるよう制御しつつ、運用継続を実現する機能です。限られた電 力を有効的に利用したい場合、過剰な電力を発生させずにシステム運用を継続する場合に有効な機能となります。 *2: Aggressive Mode が "有効" の場合にのみ設定できます。 *3: XXX は、"最小構成待機電力" または "Power Threshold(Pn)" で設定した値です。 57 *4: ここで設定した秒数以上、"Power Threshold(Pa)"で設定したワット値を超えた場合に、通報やシャットダウンを行 います。 *5: Non-Aggressive Mode が "有効" の場合にのみ設定できます。 *6: YYY は、"最大構成動作電力" または " Power Threshold(Pa)"です。 *7: ここで設定した秒数以上、"Power Threshold(Pn)"で設定したワット値を超えた場合に、通報を行います。 *8: Boot Time Configuration が "有効" の場合にのみ設定できます。 58 付録3 Non-Aggressive Mode / Aggressive Mode比較 電力制御機能をサポートする装置 1 にて、CPUとメモリに負荷 2 をかけた状態で、 Non-Aggressive Mode と Aggressive Mode をそれぞれ設定し、どの程度消費電力に差分 が出るかを比較しました。各設定を変更した場合の電力グラフを以下に示します。 Non-Aggressive Mode と 無効設定時 Aggressive Mode の両方設定時 Non-Aggressive Mode 設定時 Figure 28 Aggressive Mode 設定時 電力制御設定比較例 まず、Aggressive Mode、Non-Aggressive Mode が両方無効の状態で負荷をかけたとこ ろ、最大で約 360[W]の電力を消費していました(-7~-10 分)。この状態で Non-Aggressive Mode を 200[W]に設定したところ、消費電力量は最大で約 250[W]となり、大きく抑えられ ました(-5~-7 分)。しかし、Non-Aggressive Mode は CPU のクロック変更のみで電力を制 御するため、設定した値である 200[W]までは抑えられていません。 次に、Non-Aggressive Mode の設定値はそのままで、Aggressive Mode を 220[W]に設 定したところ、設定した値である約 220[W]に抑えられました(-3~-5 分)。これは、 Aggressive Mode はさらなる CPU のクロック変更に加えて CPU 及びメモリのスロットリ ングを行うことで(一部機種を除く)、より強力に電力を制御するためです。 1 NEC Express5800/R120d-2M(CPU:インテル® Xeon® プロセッサー E5-2650×2、メモリ:DDR3-1333 32GB× 24、HDD×3) 2 浮動小数点演算、メモリ領域の確保・アクセス・開放などを繰り返し行った。 59 最後に、Non-Aggressive Mode を無効に設定し、Aggressive Mode を 200[W]に設定した ところ、消費電力量は約 200[W]に抑えられました(0~-3 分)。 以上より、Non-Aggressive Mode よりも Aggressive Mode の方がより強力に消費電力を 抑えられることが分かります。 今回の結果は一例であり、装置の構成によっては結果が異なることがありま す。 60 Revision History 1.0 1.5 2.0 3.0 2011/09/06 2011/09/09 2012/03/14 2012/09/20 新規作成 構成変更 構成変更 グループ自動電力分解機能に関する記載を追記 61