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汽水湖に生きる
広報ろっかしょ Rokkasho 伝えたい、六ヶ所の風景。 汽水湖に生きる Jun.2014 No.351 尾駮沼の湖面を吹き抜ける強い風の中、フトイがひたすら立っている。 さざなみ 細波や潮風を受けると、線状の茎は緑の波となってさざめく。 広く根を張った群落でたくましく、茎をしならせ立っている。 発行日/ 2014 年6月1日 発行/六ヶ所村 編集/情報政策課 〒 039-3212 青森県上北郡六ヶ所村大字尾駮字野附 475 番地 TEL 0175-72-2111 ㈹ FAX 0175-72-2259 村のホームページ http://www.rokkasho.jp/ 1 1_ 尾駮沼の波打ち際に群落をつくるフトイ(カヤツリグサ科) 。晴れ た日は濃緑の茎を輝かせ、そよ風になびいている 2_ 海水と淡水が混 じる汽水湖の湿地に稀に自生するヒメキンポウゲ(キンポウゲ科) 。絶 滅が危惧される植物だが、けなげに群落を保持している。村の豊かな 自然が残した貴重な財産である(8月撮影) 3_ 5~6月、浜辺や汽 水湖の岸辺で白い小さな花をいっぱいつけたハマハタザオ(アブラナ はたざお さや 科)の群落が見られる。花が終わった後、旗竿のような莢が数本重なっ て伸びる形から「浜旗竿」の名が付いた(山上睦さん〈(公財)環境科 学技術研究所〉) 2 3